JP2013017706A - カート装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】カート装置1は、床面F上を走行可能とされたベース部11と、ベース部11から立設された支持基体21と、支持基体21に支持された天板31と、天板31の後方に設けられ、支持基体21又は天板31に支持された操作ハンドル部41と、支持基体21、天板31又は操作ハンドル部41に設けられるとともに、電子機器Eを支持する電子機器支持部51とを備え、電子機器支持部51は、平面視して、天板31の後方であって操作ハンドル部41より前方且つ操作ハンドル部41の左右方向内方に設けられていることを特徴とする。
【選択図】図1
Description
さらに、カート装置が病院等で用いられる際には、天板上に薬品等の液体を置くことが想定される。その際、天板上に直接電子機器を載置する場合には、液体がこぼれてしまうと該電子機器に薬品がかかって電子機器が壊れてしまうという問題点があった。また、カート装置を移動すると、天板上に載置した物品が電子機器と衝突して、電子機器が壊れてしまうという問題点もあった。
すなわち、本発明に係るカート装置は、床面上を走行可能とされたベース部と、該ベース部から立設された支持基体と、該支持基体に支持された天板と、該天板の後方に設けられ、前記支持基体又は前記天板に支持された操作ハンドル部と、前記支持基体、前記天板又は前記操作ハンドル部から上方に向かって設けられるとともに、電子機器を支持する電子機器支持部とを備え、該電子機器支持部は、平面視して、前記天板の後方であって前記操作ハンドル部より前方且つ前記操作ハンドル部の左右方向内方に設けられていることを特徴とする。
また、執務者は天板の略全面と電子機器を同時に使用することができるため、カート装置の使い勝手を良好とすることができる。
以下、本発明の第一実施形態について、図面を参照して説明する。
執務者は、電子機器支持部51に支持された電子機器Eを使用可能であるとともに、操作ハンドル部41を把持して操作力を与えることで、床面F上でカート装置1を移動させることが可能となっている。
ここで、執務者が操作ハンドル部41と対向するように位置して操作ハンドル部41を押し引きする方向となる図1の紙面左右方向をカート装置1の前後方向とし、操作ハンドル部41を押す側となる紙面右側をカート装置1の「前側」、操作ハンドル部41を引く側となる紙面左側をカート装置1の「後側」と称する。また、平面視して前後方向と直交する方向となる図2の紙面上下方向をカート装置1の左右方向とし、紙面下側をカート装置1の「右側」、紙面上側をカート装置1の「左側」と称する。
以下、各構成の詳細を説明する。
脚杆112、113は、支持基体21の下端より、前方及び後方であって、それぞれ左右方向に延びる4本の脚杆112、113より構成される。
キャスター111は、各脚杆112、113の先端部の下面に、床面Fに直交する垂直軸周りに旋回可能に設けられている。
外側支柱121は、ベース部11の前後方向の略中央よりも後方よりであって、左右方向の略中央に設けられている。
内側支柱122は、外側支柱121に対して上下方向に進退可能に設けられている。また、内側支柱122の内部には図示しないガススプリングが設けられており、天板31の下面に設けられた操作レバー131を操作することによりガススプリングの上下方向の高さを伸縮させる。これにより、内側支柱122は外側支柱121に対して相対的に上下方向に移動するとともに、天板31の高さを昇降可能としている。
なお、本実施形態では、支持基体21は伸縮する構造となっているが、一定の高さに固定された構成であってもよい。
また、図1に示すように、第一ヒンジ部153により、電子機器Eの表面Tを上方に向けた状態で、平面視して、電子機器Eは脚杆113に設けられたキャスター111の後端部よりも前方に配されている。
また、電子機器支持部51に支持された電子機器Eは、平面視して、脚杆113に設けられたキャスター111の後端部よりも前方に配されているため、カート装置1を移動させて壁等に衝突した際でも、キャスター111が壁に当たるのみで、電子機器Eが壁に当たることはない。したがって、電子機器Eが衝突により破損する虞がないため、使用時の安全性を高めることができる。
また、電子機器支持部51の第一ヒンジ部153により、電子機器Eの表面Tを上方に向けるまで位置Gに回動させた場合でも、電子機器Eが後部空間61の内部に配される。したがって、カート装置1を移動させた場合でも、電子機器Eと人及び物が衝突することがないため、電子機器Eが破損する虞がなく、使用時の安全性を高めることができる。
さらに、天板31の上に載置した薬品等の液体がこぼれた場合でも、電子機器Eは電子機器支持部51により天板31の上方に設けられているため、電子機器Eに液体がかかる虞がなく、使用時の安全性を高めることができる。
以下、本発明の第二実施形態に係るカート装置1Sについて説明する。
この実施形態において、前述した実施形態で用いた部材と共通の部材には同一の符号を付して、その説明を省略する。
連結部151Sは、一対のハンドル取付部141の中途部分を、左右方向に互いに連結している。
以下、本発明の第三実施形態に係るカート装置1Tについて説明する。
この実施形態において、前述した実施形態で用いた部材と共通の部材には同一の符号を付して、その説明を省略する。
ハンドル延設部151Tは、操作ハンドル部41の左右方向の略中央から前方に向かって延設されるとともに、操作ハンドル部41とビス等により固定されている。ここで、ハンドル延設部151Tの前部は、平面視して、操作ハンドル部41より前方であって、天板31より後方の位置に設けられている。
以下、本発明の第四実施形態に係るカート装置1Uについて説明する。
この実施形態において、前述した実施形態で用いた部材と共通の部材には同一の符号を付して、その説明を省略する。
操作ハンドル部41Uは、天板31の後部の左右方向の略中央から後方に突設するハンドル突設部141Uを介して天板31と固定されている。また、操作ハンドル部41Uの左右方向の長さは、天板31の左右方向の長さと略同一である。
電子機器支持部51Uのハンドル固定部151Uは、ハンドル突設部141Uに設けられ、該ハンドル突設部141Uとビス等により固定されている。
以下、本発明の第五実施形態に係るカート装置1Vについて説明する。
この実施形態において、前述した実施形態で用いた部材と共通の部材には同一の符号を付して、その説明を省略する。
操作ハンドル部41Vは、外側支柱121の後部から後方に突設されたハンドル突設部141Vを介して、支持基体21に設けられている。
ハンドル突設部141Vは、外側支柱121の後部から略水平状態で後方に向かう第一ハンドル突設部143Vと、該第一ハンドル突設部143Vの後部より後方に向かうにしたがい上方に形成された第二ハンドル突設部144Vとを備える。
操作ハンドル部41Vは、第二ハンドル突設部144Vの後部に設けられ、該第二ハンドル突設部144Vを中心として左右方向に延設されている。また、操作ハンドル部41Vの左右方向の長さは、天板31の左右方向の長さと略同一である。
以下、本発明の第六実施形態に係るカート装置1Wについて説明する。
この実施形態において、前述した実施形態で用いた部材と共通の部材には同一の符号を付して、その説明を省略する。
挟持部156Wは、側面視して略コの字状に形成され、天板31の後端を上下方向に挟持している。
締付手段151Wは、下方側の挟持部156Wの下面から天板31に対して、上向きの力を加えることにより、挟持部156Wで上下方向から天板31を締め付けて固定している。また、締付手段151Wは、ネジ孔157Wを貫通するネジ158Wと、該ネジ158Wの先端に設けられたネジ受け159Wとを備える。
ネジ158Wは、下方側の挟持部156Wを上下方向に貫通するネジ孔157Wの内部に下方から挿入されるとともに、該上端はネジ受け159Wに当接している。
ネジ受け159Wは、天板31の下面に面して設けられるとともに、ネジ158Wにより上向きの力が加えられている。
一方、締付手段151Wによる締め付けを解除する場合には、ネジ158Wを回して、ネジ受け159Wに対して上向きの力を加えないようにすればよい。
なお、本実施形態では、挟持部156Wは、天板31を挟持する構成としているが、天板31に限られず、支持基体21又は操作ハンドル部41を挟持する構成としてもよい。
また、上述した実施の形態において示した動作手順、あるいは各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
11…ベース部
21…支持基体
31…天板
41、41U、41V…操作ハンドル部
51、51S、51T、51U、51W…電子機器支持部
61、61U、61V…後部空間
156W…挟持部
E…電子機器
F…床面
Claims (5)
- 床面上を走行可能とされたベース部と、
該ベース部から立設された支持基体と、
該支持基体に支持された天板と、
該天板の後方に設けられ、前記支持基体又は前記天板に支持された操作ハンドル部と、
前記支持基体、前記天板又は前記操作ハンドル部から上方に向かって設けられるとともに、電子機器を支持する電子機器支持部とを備え、
該電子機器支持部は、平面視して、前記天板の後方であって前記操作ハンドル部より前方且つ前記操作ハンドル部の左右方向内方に設けられていることを特徴とするカート装置。 - 請求項1に記載のカート装置において、
前記電子機器支持部に支持された前記電子機器は、平面視して前記ベース部の後端より前方に配されていることを特徴とするカート装置。 - 請求項1又は請求項2に記載のカート装置において、
前記電子機器支持部は、前記支持基体、前記天板又は前記操作ハンドル部に対する固定手段として、前記支持基体、前記天板又は前記操作ハンドル部への挟持部を備えていることを特徴とするカート装置。 - 請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載のカート装置において、
前記操作ハンドル部は、前記支持基体又は前記天板から後方に突設する一対のハンドル取付部と、該ハンドル取付部を連結する把持部とを備え、
前記天板の後端、前記一対のハンドル取付部及び前記把持部により形成される後部空間を備えていることを特徴とするカート装置。 - 請求項4に記載のカート装置において、
前記電子機器は、前記後部空間内において、姿勢を変更可能として前記電子機器支持部に支持されていることを特徴とするカート装置。
Priority Applications (1)
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