JP2024068245A - 重荷重用空気入りタイヤ - Google Patents

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Abstract

【課題】 加硫時間の短縮を図りつつ、トレッドに設けた穴の周辺にクラック等が生じることがなく、小石や砂利等の異物がトレッドに設けられた穴の奥まで入り込みにくい、重荷重用空気入りタイヤ2の提供。【解決手段】 このタイヤ2は、ショルダー陸部28sに、その外面からベルト14に向かって延びる複数の穴90を備える。この穴90の開口90aの形状は、曲線のみ又は曲線と直線とで形成された閉じた形状であって、全体が外側に凸で、角がない真円以外の形状であり、穴90は、穴90の開口90aの長軸がショルダー陸部28sの周方向に沿うように設けられ、穴90の長軸寸法は、開口90aから底92に向かって小さくなる。【選択図】図1

Description

本発明は、重荷重用空気入りタイヤに関する。
重荷重用空気入りタイヤのトレッドは、大きなボリュームを有する。特にショルダー部は、ボリュームが大きく熱が伝わりにくい。そのため、重荷重用空気入りタイヤでは、ショルダー部の形成に必要となる加硫時間が加硫反応の律速となる。そこで、ショルダー部に熱伝導体を挿入した状態で加硫を行い、加硫時間の短縮を図ることが提案されている(例えば、特許文献1)。
特許文献1の方法で製造された重荷重用タイヤは、トレッドに穴が形成されている。この穴は、トレッド面側からベルトに向かって延びており、深さ方向に垂直な断面の形状が穴全体においてほぼ同一である。
特開2020-116976号公報
特許文献1の方法によって、重荷重用タイヤを製造する場合、ショルダー部に挿入した熱伝導体を加硫後抜く際にスムーズに抜くことができず、トレッドに設けた穴の周辺にクラック等の欠陥が生じることがあった。
また、特許文献1の重荷重用タイヤに形成された穴は、深さ方向に垂直な断面の形状が穴全体においてほぼ同一であるため、穴に入った小石や砂利等の異物が穴の奥まで入り込みやすく、奥まで入り込んでしまった小石等の異物は穴から排出されにくい、という問題がある。また、穴に入り込んだままの小石等の異物は、クラックの発生原因となることがある。
本発明は、このような実状に鑑みてなされたものであり、製造時に、トレッドに設けた穴の周辺にクラック等が生じることがない重荷重用空気入りタイヤを提供することを目的とする。
また、本発明は、小石や砂利等の異物がトレッドに設けられた穴の奥まで入り込みにくい、重荷重用空気入りタイヤを提供することも目的とする。
本発明者は、ショルダー部に熱伝導体を挿入した状態で加硫を行い、加硫時間の短縮を図る製造方法を採用しつつ、トレッドに設けられる穴の形状を特定の形状とすることにより、上述した目的を達成できることを見出し、本発明を完成するに至った。
本発明に係る重荷重用空気入りタイヤは、一対のビードと、一方のビードと他方のビードとを架け渡すカーカスと、上記カーカスの径方向外側に位置するベルトと、上記ベルトの径方向外側に位置し路面と接触するトレッド面を有するトレッドと、を備え、
上記トレッドには、軸方向に並列した少なくとも3本の周方向溝が刻まれることにより、軸方向に並列した少なくとも4本の陸部が構成され、これら周方向溝のうち、軸方向において最も外側に位置する周方向溝がショルダー周方向溝であり、これら陸部のうち、軸方向において最も外側に位置する陸部がショルダー陸部であり、
上記ショルダー陸部には、その外面から上記ベルトに向かって延びる複数の穴が設けられ、
上記穴の開口の形状は、曲線のみ又は曲線及び直線で形成された閉じた形状であって、全体が外側に凸で、角がない、真円以外の形状であり、
上記穴は、当該穴の開口の長軸が上記ショルダー陸部の周方向に沿うように設けられ、
上記穴の長軸寸法は、開口から底に向かって小さくなる。
好ましくは、この重荷重用空気入りタイヤでは、上記穴の開口の形状は、楕円形状、角丸長方形状、及びこれらに類似する形状のいずれかである。
好ましくは、この重荷重用空気入りタイヤでは、上記穴の深さは、上記ショルダー周方向溝の深さの50%以上100%以下である。
好ましくは、この重荷重用空気入りタイヤでは、上記穴の長軸の方向に沿った断面において、上記穴の壁面と、上記トレッド面とのなす角度は、45°以上80°以下である。
好ましくは、この重荷重用空気入りタイヤでは、上記穴の長軸の方向に沿った断面において、穴の壁面と、上記トレッド面とのなす角度は、穴の開口から穴の底に向かって一定である。
好ましくは、この重荷重用空気入りタイヤでは、上記穴から上記トレッド面の端までの距離は、上記ショルダー陸部の軸方向最大幅の0.12倍以上0.88倍以下である。
好ましくは、この重荷重用空気入りタイヤでは、上記ショルダー陸部におけるタイヤ周方向に沿った上記穴の設置間隔は、ショルダー陸部の幅の1.0倍以上1.5倍以下である。
好ましくは、この重荷重用空気入りタイヤでは、上記穴と上記ベルトとの間隔は、5mm以上15mm以下である。
本発明の重荷重用空気入りタイヤは、ショルダー陸部に所定の形状の複数の穴が設けられている。そのため、上記のタイヤを製造する際には、加硫時間の短縮を図りつつ、穴周辺におけるクラック等の破損の発生を回避することができる。また、上記空気入りタイヤが備える穴には、小石や砂利が入っても穴の奥(穴の底)まで入り込みにくく、また、穴に入った小石や砂利は、穴から排出されやすい。
図1は、本発明の一実施形態に係る重荷重用空気入りタイヤの一部が示された断面図である。 図2は、図1のタイヤのトレッド面が示された展開図である。 図3は、図1のタイヤのトレッドの部分の一部が示された断面図である。 図4は、図1のタイヤのショルダー陸部に設けられた穴を示す斜視図である。 図5は、図4の穴をV-V線で切断した断面図である。 図6は、図4の穴をVI-VI線で切断した断面図である。 図7は、図1のタイヤの製造状況を説明する図である。 図8は、タイヤの製造時における生タイヤとトレッドリングとの関係を説明する図である。 図9(a)は、図8に示されたトレッドリングの構成するセグメントの1つを示す模式図である。図9(b)は、従来のセグメントの1つを示す模式図である。
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて、本発明が詳細に説明される。
図1は、本発明の一実施形態に係る重荷重用空気入りタイヤ2(以下、単に「タイヤ2」と称することがある。)の一部を示す。このタイヤ2は、例えば、トラック、バス等の重荷重車両に装着される。
図1は、タイヤ2の回転軸を含む平面に沿った、このタイヤ2の断面(子午線断面ともいう)の一部を示す。この図1において、左右方向はタイヤ2の軸方向であり、上下方向はタイヤ2の径方向である。この図1の紙面に対して垂直な方向は、タイヤ2の周方向である。この図1において、一点鎖線CLはタイヤ2の赤道面を表す。
図1において、タイヤ2はリムRに組み込まれている。このリムRは正規リムである。タイヤ2の内部には空気が充填され、タイヤ2の内圧が正規内圧に調整されている。このタイヤ2には、荷重はかけられていない。
本発明においては、タイヤ2をリムR(正規リム)に組み込み、タイヤ2の内圧が正規内圧に調整され、このタイヤ2に荷重がかけられていない状態は、正規状態と称される。本発明では、特に言及がない限り、タイヤ2及びタイヤ2の各部材の寸法及び角度は、正規状態で測定される。
正規リムにタイヤを組んだ状態で測定できない、タイヤの子午線断面における各部の寸法及び角度は、回転軸を含む平面に沿ってタイヤを切断することにより得られる、タイヤの断面において、左右のビード間の距離を、正規リムに組んだタイヤにおけるビード間の距離に一致させて、測定される。
本明細書において正規リムとは、タイヤ2が依拠する規格において定められたリムを意味する。JATMA規格における「標準リム」、TRA規格における「Design Rim」、及びETRTO規格における「Measuring Rim」は、正規リムである。
本明細書において正規内圧とは、タイヤ2が依拠する規格において定められた内圧を意味する。JATMA規格における「最高空気圧」、TRA規格における「TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES」に掲載された「最大値」、及びETRTO規格における「INFLATION PRESSURE」は、正規内圧である。
本明細書において正規荷重とは、タイヤ2が依拠する規格において定められた荷重を意味する。JATMA規格における「最高負荷能力」、TRA規格における「TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES」に掲載された「最大値」、及びETRTO規格における「LOAD CAPACITY」は、正規荷重である。
図1において、軸方向に延びる実線BBLはビードベースラインである。このビードベースラインは、リムR(正規リム)のリム径(JATMA等参照)を規定する線である。
このタイヤ2は、トレッド4、一対のサイドウォール6、一対のビード8、一対のチェーファー10、カーカス12、ベルト14、クッション層16、インナーライナー18、一対のスチール補強層20、及び一対の繊維補強層22を備える。
トレッド4は、その外面5、すなわちトレッド面5において路面と接触する。符号PCは、トレッド面5と赤道面との交点である。この交点PCは、タイヤ2の赤道である。
このトレッド4は、ベース部24と、このベース部24の径方向外側に位置するキャップ部26とを備える。ベース部24は、接着性が考慮された低発熱性の架橋ゴムからなる。キャップ部26は、耐摩耗性及びグリップ性能が考慮された架橋ゴムからなる。キャップ部26は、ベース部24全体を覆う。
このタイヤ2では、少なくとも3本の周方向溝28がトレッド4に刻まれる。これにより、このトレッド4には少なくとも4本の陸部30が構成される。このタイヤ2では、少なくとも4本の周方向溝28がトレッド4に刻まれ、これによりこのトレッド4に少なくとも5本の陸部30が構成されてもよい。
図1に示されたタイヤ2では、3本の周方向溝28がトレッド4に刻まれ、このトレッド4に4本の陸部30が構成されている。
それぞれのサイドウォール6は、トレッド4の端に連なる。サイドウォール6は、トレッド4の端から径方向内向きに延びる。サイドウォール6は、架橋ゴムからなる。
それぞれのビード8は、サイドウォール6よりも径方向内側に位置する。ビード8は、コア32と、エイペックス34とを備える。
コア32は、周方向に延びる。コア32は、巻き回されたスチール製のワイヤを含む。
エイペックス34は、コア32の径方向外側に位置する。エイペックス34は、コア32から径方向外向きに延びる。エイペックス34は、内側エイペックス34uと外側エイペックス34sとを備える。内側エイペックス34u及び外側エイペックス34sは架橋ゴムからなる。外側エイペックス34sは内側エイペックス34uに比して軟質である。
それぞれのチェーファー10は、ビード8の軸方向外側に位置する。このチェーファー10は、サイドウォール6よりも径方向内側に位置する。チェーファー10は、リムRと接触する。チェーファー10は、架橋ゴムからなる。
カーカス12は、トレッド4、サイドウォール6及びチェーファー10の内側に位置する。カーカス12は、一方のビード8と他方のビード8とを架け渡す。カーカス12は、少なくとも1枚のカーカスプライ50を備える。このタイヤ2のカーカス12は、1枚のカーカスプライ50からなる。
図1に示されるように、このタイヤ2では、カーカスプライ50はそれぞれのコア32の周りにて軸方向内側から外側に向かって折り返される。このカーカスプライ50は、一方のコア32と他方のコア32とを架け渡す本体部50aと、この本体部50aに連なりそれぞれのコア32の周りにて軸方向内側から外側に向かって折り返される一対の折り返し部50bとを有する。このタイヤ2では、折り返し部50bの端54は、径方向において、内側エイペックス34uの外端46よりも内側に位置するのが好ましい。
カーカスプライ50は並列された多数のカーカスコードを含む。これらカーカスコードは、トッピングゴムで覆われる。それぞれのカーカスコードは、赤道面と交差する。このタイヤ2では、カーカスコードが赤道面に対してなす角度は70°以上90°以下である。このカーカス12は、ラジアル構造を有する。このタイヤ2では、カーカスコードの材質はスチールである。有機繊維からなるコードが、カーカスコードとして用いられてもよい。
図1において、符号PCはビードベースラインからカーカス12の内面までの径方向距離が最大になる位置である。このタイヤ2では、この位置PCは赤道面上に位置する。
ベルト14は、トレッド4の径方向内側に位置する。このベルト14は、カーカス12(本体部50a)の径方向外側に位置する。
このタイヤ2では、ベルト14は4枚のベルトプライ42からなる。このタイヤ2では、ベルト14を構成するベルトプライ42の枚数に特に制限はない。このベルト14の構成は、タイヤ2の仕様が考慮され適宜決められる。
図示されていないが、それぞれのベルトプライ42は並列された多数のベルトコードとトッピングゴムとからなる。それぞれのベルトコードは、赤道面に対して傾斜する。このタイヤ2では、径方向において最も内側に位置するベルトプライ42Aでは、ベルトコードが赤道面に対してなす角度は40°以上60°以下の範囲で設定される。このベルトプライ42Aの径方向外側に位置するベルトプライ42B、ベルトプライ42C及びベルトプライ42Dでは、ベルトコードが赤道面に対してなす角度は15°以上25°以下の範囲で設定される。
このタイヤ2では、4枚のベルトプライ42のうち、ベルトプライ42Aとベルトプライ42Cとの間に位置するベルトプライ42Bが最大の軸方向幅を有する。径方向において最も外側に位置するベルトプライ42Dが、最小の軸方向幅を有する(図3参照)。
このタイヤ2では、ベルトコードの材質はスチールである。有機繊維からなるコードが、ベルトコードとして用いられてもよい。
それぞれのクッション層16は、ベルト14の端の部分、すなわち、ベルト14の端部において、このベルト14とカーカス12との間に位置する。クッション層16は、架橋ゴムからなる。
インナーライナー18は、カーカス12の内側に位置する。インナーライナー18は、タイヤ2の内面を構成する。このインナーライナー18は、空気遮蔽性に優れた架橋ゴムからなる。インナーライナー18は、タイヤ2の内圧を保持する。
トレッド4は、架橋ゴムからなる。トレッド4はその外面5において路面と接触する。トレッド4の外面5はトレッド面である。
図2は、トレッド面5の展開図を示す。この図2において、左右方向はこのタイヤ2の軸方向であり、上下方向はこのタイヤ2の周方向である。この図2の紙面に対して垂直な方向は、このタイヤ2の径方向である。
図3は、図1のトレッドの部分の一部を示す。この図3において、左右方向はタイヤ2の軸方向であり、上下方向はタイヤ2の径方向である。この図3の紙面に対して垂直な方向は、タイヤ2の周方向である。
このタイヤ2では、トレッド4に、少なくとも3本の周方向溝28が刻まれる。これにより、このトレッド4には、少なくとも4本の陸部30が構成される。
図1~3において、符号PEはトレッド面5の端である。なお、タイヤ2において、外観上、トレッド面5の端PEが識別不能な場合には、正規状態のタイヤ2に正規荷重を負荷して、キャンバー角を0゜としトレッド4を平面に接触させて得られる接地面の軸方向外側端がトレッド面5の端PEとして定められる。
図2において、両矢印WTはトレッド面5の幅である。このトレッド面5の幅WT(以下、トレッド面幅WT)は、トレッド面5に沿って計測される一方のトレッド面5の端PEから他方のトレッド面5の端PEまでの距離で表される。また、図2において、両矢印GCはセンター周方向溝28cの幅であり、両矢印GSはショルダー周方向溝28sの幅である。図2において両矢印で示される寸法は、トレッド面5の展開図に基づいて測定される。
このタイヤ2では、トレッド4は周方向に延びる少なくとも3本の陸部30を備える。これら陸部30は、周方向に延びる。これら陸部30は、軸方向に並列する。図2に示されたトレッド4は、4本の陸部30を備える。
4本の陸部30のうち、軸方向において最も外側に位置する陸部30、すなわち、トレッド面5の端PEを含む陸部30がショルダー陸部30sである。軸方向においてショルダー陸部30sよりも内側に位置する陸部30がミドル陸部30mである。
このタイヤ2は、2本のミドル陸部30mを含んでいるが、軸方向においてショルダー陸部30sよりも内側に位置するミドル陸部の本数は、1本であってもよいし、3本以上であってもよい。
このタイヤ2では、一の陸部30とこの一の陸部30の隣に位置する他の陸部30との間は溝である。この溝は、周方向に連続して延びる周方向溝28である。このトレッド4は、周方向に延びる少なくとも3本の陸部30を備え、一の陸部30とこの一の陸部30の隣に位置する陸部30との間は周方向溝28である。
図2に示されたトレッド4には、3本の周方向溝28が刻まれる。
これら3本の周方向溝28のうち、軸方向において外側に位置する周方向溝がショルダー周方向溝28sである。軸方向においてショルダー周方向溝28sの内側に位置する周方向溝が、センター周方向溝28cである。このタイヤ2では、センター周方向溝28cは、赤道面上に位置する。
このトレッド4には、一本のセンター周方向溝28cと、一対のショルダー周方向溝28sとが刻まれる。
なお、センター周方向溝28cとショルダー周方向溝28sとの間に別の周方向溝が存在してもよい。この場合、センター周方向溝28cとショルダー周方向溝28sとの間に位置する周方向溝はミドル周方向溝とも称される。
また、タイヤ2においては、周方向溝として、赤道面上に位置する周方向溝が含まれていなくてもよい。
このタイヤ2では、トレッド4に構成された陸部30のうち、少なくとも1本の陸部30は周方向に並ぶ多数のブロック35を備える。
図2に示されるように、このタイヤ2では、トレッド4を構成する2本のミドル陸部30mがそれぞれ、多数のブロック35を備える。
上記多数のブロックは、全ての陸部30が備えていてもよく、ショルダー陸部30sのみが備えていてもよい。
更に、複数本のミドル陸部を備えるタイヤでは、一部のミドル陸部30mにのみ多数のブロック35が構成されてもよく、一部のミドル陸部及びショルダー陸部に多数のブロック35が構成されてもよい。
多数のブロック35を備える陸部30は、タイヤ2の仕様等が考慮され適宜決められる。
このタイヤ2は、トレッド4の柔軟性確保の観点から、陸部30にサイプ(図示せず)を設けられてもよい。
トレッド4に設けられたサイプは、トレッド4の柔軟性確保に貢献する。
このタイヤ2では、一のブロック35とこの一のブロック35の隣に位置する他のブロック35との間は溝である。この溝は、横溝36と称される。図2に示されるように、このトレッド4には、多数の横溝36が刻まれる。それぞれの横溝36は周方向溝28と連結する。
このタイヤ2では、ミドル陸部30mに横溝36が刻まれる。
横溝36と周方向溝28との連結位置においては、周方向溝28の壁に横溝36の口が設けられる。この図2において、符号M1は横溝36の一方の壁と周方向溝28の壁との境界である。符号M2は、横溝36の他方の壁と周方向溝28の壁との境界である。この境界M1と境界M2との間の部分が、周方向溝28の壁に設けられた横溝36の口に相当する。
このタイヤ2では、ショルダー陸部30sにも横溝36が設けられてもよい。この場合、トレッド4には、トレッド面5の端PEの部分、すなわち、トレッド4の端部とショルダー周方向溝28sとを架け渡す横溝が刻まれる。
このタイヤ2では、横溝36の幅は周方向溝28の幅の30%以上90%以下程度が好ましい。また、横溝36の深さは、3mm以上20mm以下が好ましい。
図1~3に示されるように、このタイヤ2では、周方向溝28は多数の突起38を備える。これら突起38は、周方向溝28に沿って間隔をあけて配置される。図1に示されるように、突起38は周方向溝28の底面から外向きに突出する。突起38は、溝28の幅方向中心に位置する。
図2に示されるように、突起38は、横溝36と周方向溝28との連結位置に位置する。
このタイヤ2では、トレッド4に刻まれた全ての周方向溝28に突起38が設けられる。突起38は、センター周方向溝28cのみに突起38が設けられてもよく、ショルダー周方向溝28sのみに突起38が設けられてもよい。なお、このタイヤ2の横溝36には突起は設けられない。
このタイヤ2では、周方向溝28に設けられた突起38が、周方向溝28に入り込もうとする小石等に対する障害物として機能する。
図2に示されるように、このタイヤ2の周方向溝28はジグザグに延びるジグザグ周方向溝である。このタイヤ2では、センター周方向溝28cは周方向にジグザグ状に連続して延びる。ショルダー周方向溝28sは、周方向にジグザグ状に連続して延びる。
周方向溝28は、軸方向において、一方側に凸なジグザグ頂点40aと、他方側に凸なジグザグ頂点40bとを有する。この周方向溝28では、ジグザグ頂点40aとジグザグ頂点40bとは周方向に交互に配置される。この周方向溝28は、ジグザグに屈曲しながら、周方向に連続して延在する。
周方向溝28は、周方向に連続して延在するので、濡れた路面において、トレッド4と路面との間に存在する水膜を周方向に円滑に案内できる。この周方向溝28は、ジグザグに屈曲しているので、軸方向のエッジ成分として機能し、濡れた路面でのトラクション性能の向上に貢献できる。この観点から、このタイヤ2では、周方向溝28はジグザグに延びるジグザグ周方向溝であるのが好ましい。
図2に示されるように、横溝36はセンター周方向溝28cのジグザグ頂点40aとショルダー周方向溝28sのジグザグ頂点40b、又は、センター周方向溝28cのジグザグ頂点40bとショルダー周方向溝28sのジグザグ頂点40aを架け渡す。
このタイヤ2では、横溝36は、周方向溝28のジグザグ頂点40a、又はジグザグ頂点40bにおいてこの周方向溝28と連結する。周方向溝28のジグザグ頂点40a、40bは、ジグザグ周方向溝28の折れ曲がりにおける外側の縁に構成される。横溝36は、ジグザグ周方向溝28の折れ曲がりの外側においてこのジグザグ周方向溝28と連結する。
このタイヤ2では、横溝36は、隣り合う周方向溝28間の距離が短い部分に配置される。この横溝36は、その長さが短くなるように構成される。
このタイヤ2では、横溝36の長手方向は、タイヤ2の軸方向に対して傾いている。横溝36の長手方向は、タイヤ2の軸方向と一致していてもよい。
このタイヤ2では、排水性及びトラクション性能への貢献の観点から、センター周方向溝28cの幅GCは、トレッド幅WTの2%以上10%以下程度が好ましい。センター周方向溝28cの深さDCは、13mm以上25mm以下が好ましい。
このタイヤ2では、排水性及びトラクション性能への貢献の観点から、ショルダー周方向溝28sの幅GSは、トレッド幅WTの2%以上10%以下程度が好ましい。ショルダー周方向溝28sの深さDSは、13以上25mm以下が好ましい。
このタイヤ2では、ショルダー陸部30sに穴90が設けられる。図1~3に示されるように、この穴90は、トレッド面5の一部をなしているショルダー陸部30sの外面からベルト14に向かって延びる。径方向において、穴90はベルト14と重複する。この穴90の底92は、ベルト14の径方向外側に位置する。図2において、符号HCはショルダー陸部30sに設けられた穴90の開口90aの中心である。この図2において、III-III線は穴90の中心HCを通り軸方向に延びる直線である。図3には、タイヤ2を図2のIII-III線で切断した断面一部が示されている。
穴90の形状については、後に詳述する。
前述したように、このタイヤ2のトレッド4はベース部24とキャップ部26とを備える。このトレッド4には、ベース部24とキャップ部26との境界が含まれる。図3に示されるように、このタイヤ2では、ショルダー陸部30sにおいて、穴90の底92はこの境界よりも径方向外側に位置する。
図2において、両矢印WS1は、ショルダー陸部30sの軸方向最大幅である。両矢印WS2は、ショルダー陸部30sの軸方向最小幅である。ショルダー周方向溝28sはジグザグ周方向溝であるため、ショルダー陸部30sの軸方向寸法は、ショルダー周方向溝28sに沿って変化する。
このショルダー陸部30sにおいては、ショルダー周方向溝28sの軸方向外側の縁と、トレッド面5の端PEとの距離が最大値になる部分が、軸方向最大幅となる部分である。また、ショルダー陸部30sにおいては、ショルダー周方向溝28sの軸方向外側の縁と、トレッド面5の端PEとの距離が最小値になる部分が、軸方向最小幅となる部分である。
タイヤ2では、軸方向最大幅WS1と軸方向最小幅WS2との平均値がショルダー陸部30sの幅WSである。
タイヤ2において、穴90は複数設けられ、これらの穴はタイヤ周方向に沿って等間隔に設けられていることが好ましい。
図2において、両矢印WLは、タイヤ周方向に沿って隣接する2つの穴90のトレッド面5に沿った離間距離である。離間距離WLは、隣接する穴90の中心間距離である。
タイヤ2では、隣接する穴90の離間距離WLは、ショルダー陸部30sの幅WSの1.0倍以上1.5倍以下であることが好ましい。
離間距離WLが幅WSの1.0倍未満では、穴90に力が加わった際に、タイヤ周方向に隣接する穴90同士を繋ぐようなクラックが入りやすくなる。また、離間距離WLが幅WSの1.5倍を超えると、穴90同士の離間距離が大きく、タイヤ製造時にタイヤ周方向に隣接する2つの穴の中間付近のショルダー部に、熱が伝わりにくくなる。
図2において、両矢印WHは、穴90の開口90aの中心HCからトレッド面5の端PEまでの軸方向距離である。
タイヤ2では、穴90からトレッド面5の端PEまでの距離WHは、ショルダー陸部30sの軸方向最大幅WS1の0.12倍以上0.88倍以下であることが好ましい。
穴90の形成位置をトレッド面5の端PEから一定距離離れた位置とすることで、ショルダー陸部30sにおける穴90より軸方向外側の領域の剛性を確保し、穴90に噛み込んだ突起物に横力がかかっても穴90の形状がタイヤ幅方向に変化しにくくなる。
一方、WH/WS1が0.12未満では、穴90より軸方向外側の領域の剛性が弱くなり、穴90が小石等を噛んだ状態で横力がかかるとリブテアが起こり易い。WH/WS1が0.88を超えると、タイヤ2の製造時に、加硫時間を短縮するというそもそもの目的が達成されにくくなる。
タイヤ2では、1つのショルダー陸部30sに対して、1又は複数の穴が設けられている。ここで、1つのショルダー陸部30sに設けられた全ての穴90の開口面積の総和の割合は、1つのショルダー陸部30sのトレッド面(穴90の開口90aが形成された部分も含む)の面積に対して、0.15%以上5%以下であることが好ましい。穴90の開口面積の総和がショルダー陸部30sのトレッド面の面積の5%より大きくなると、穴90に小石や砂利等の異物が入り込む確率が高まる。一方、穴90の開口面積の総和がショルダー陸部30sのトレッド面の面積の0.15%より小さくなると、本発明の目的の1つである加硫時間を短縮する効果が弱まる。
図3において、両矢印DBは、穴90とベルト14との間隔である。タイヤ2において、穴90とベルト14との間隔DBとは、穴90の底92とベルト14との最短距離である。
タイヤ2では、穴90とベルト14との間隔DBが5mm以上10mm以下であることが好ましい。
間隔DBが5mm未満では、穴90とベルト14との間の加硫ゴムによって変形を吸収することができず、穴90の底92や、ベルト14の端部を起点とするクラックが発生することがある。一方、間隔DBが10mmを超えると、タイヤ2の最も加熱しにくい部分(ショルダー部付近)に、短時間で充分は熱を伝わらない場合がある。
図4には、ショルダー陸部30sに設けられた穴90の斜視図が示される。
図5は、図4の穴をV-V線で切断した断面図である。図6は、図4の穴をVI-VI線で切断した断面図である。
図5において、両矢印DHは穴90の深さである。穴90の深さDHは、図5において穴90の縁を結ぶ線分と穴90の底92との最短距離である。
穴90の開口90aの形状は、二本の平行な直線を一対の半円で繋いだ角丸長方形状である。穴90は、開口90aの長軸97がタイヤ2の周方向に沿うように設けられている。
穴90に開口90aの長軸97とは、開口の外周上の2点を結ぶ最も長い線分である。穴90の開口90aの中心HCとは、前述した長軸97の中点である。穴90に開口90aの短軸98とは、中心HCを通り、長軸97に垂直な開口の周上の2点を結ぶ線分である。
このタイヤ2において、穴90の開口90aの形状は、曲線のみ又は曲線と直線とで形成された閉じた形状であって、全体が外側に凸で、角がない真円以外の形状あればよい。ここで、角がないとは、直線同士がつながった部分がないことを意味する。上述の開口90aの形状は、外周がなめらかに結ばれた形状である。そのため、開口90aの周縁においてクラック等が発生しにくい。
タイヤ2に設けられる穴の開口の形状としては、例えば、楕円形、角丸長方形、オーバル形、卵形、これらに類似した形状等が挙げられる。
具体的には、例えば、楕円形及び楕円形に類似した形状には、数学的に定義される楕円形以外に、当該楕円形の外周の一部を、なめらかにつながった状態を維持しながら、外側へ拡大又は内側へ縮小してなる形状が含まれる。
また、例えば、角丸長方形には、長方形の角を1/4円弧に置き換えた形状や、二本の平行な直線を一対の半円で繋いだ形状が含まれる。更に、角丸長方形に類似した形状には、長方形の角を1/4円弧以外の円弧で置き換えた形状や、二本の平行な直線を半円以外の2つ円弧でつないだ形状等が含まれる。
穴90の長軸97の方向に沿った断面(V-V線断面)の断面形状は、図5に示したように、穴90の開口90aから底92に向かって、長軸方向(図5中、左右方向)の寸法が徐々に小さくなる、略逆三角形である。
一方、穴90の短軸98の方向に沿った断面(VI-VI断面)の断面形状は、図6に示したように、穴90の開口90aから底92に向かって、短軸方向(図6中、左右方向)の寸法がほぼ一定である。
穴90の長軸97の方向に沿った断面において、穴90の壁面93とトレッド面5とのなす角度θは、45°以上80°以下が好ましい。この場合、タイヤ2の製造において、加硫後、モールド102(セグメント114)からタイヤを外す際に、トレッドに設けられた穴の周辺にクラック等のダメージが発生しにくくなる。
これに対して、角度θが80°より大きい場合は、加硫後、モールド102からタイヤを外す際に、セグメント114の移動方向と突起94の壁面とのなす角度が大きく、突起94がトレッドに引っかかりやすいため、トレッドに設けられた穴の周辺にクラック等のダメージが生じるおそれがある。また、角度θが45°未満では、穴90の深さが浅くなり過ぎたり、穴90の開口90aの面積が大きくなり過ぎたりすることがある。
穴90の壁面93とトレッド面5とのなす角度θは、図5に示される穴90の長軸97の方向に沿った断面において、穴90の縁を結ぶ線分と穴90の壁面93がなす角度である。
穴の壁面93とトレッド面5とのなす角度θは、穴90の長軸97の方向に沿った断面のCT画像を取得し、得られた画像に基づいて算出すればよい。
また、穴の壁面93とトレッド面5とのなす角度θは、下記の方法で測定してもよい。
まず、穴90に、シリコーン樹脂等の型取り用樹脂を流し込み、樹脂を硬化させて穴90の形状を型取る。その後、型取られた樹脂成形体を穴90から取り出し、得られた樹脂成形体の形状に基づいて測定してもよい。
穴90の上記角度θは、穴90の開口90aから底92に向かって一定であることが好ましい。この場合、タイヤ2の製造において、加硫後、モールド102(セグメント114)からタイヤを外す際に、セグメント114が有する突起をスムーズに抜くことができる。
図5において、両矢印DLは穴90の長軸97の長さである。
穴90の長軸97の長さDLは、3mm以上10mm以下が好ましい。この理由は、3mmより短い場合、タイヤ2の製造時に穴に挿入する突起(図7中、94参照)の強度が、長軸方向及び短軸方向の両方向ともに弱く、突起を抜く際に、当該突起が曲がってしまいやすい。10mmより長いと、穴90の開口が大きすぎるため大型の石が入り込みやすくなり、穴90を起点とした大きなダメージに繋がりやすい。
一方、穴90の短軸98の長さは、長軸97の長さDLよりも短ければよい。
タイヤ2では、穴90の開口90aの長軸97が、ショルダー陸部30sの周方向に沿うように設けられている。
ここで、穴90の開口90aの長軸97が周方向に沿うとは、両者が厳密に一致している必要はなく、穴90を径方向内側に向かって視た際に、開口90aの長軸97の方向と、ショルダー陸部30sの周方向とのなす角度が10°以下であればよい。長軸97の方向と、ショルダー陸部30sの周方向とのなす角度は、5°以下が好ましい。
図3において、両矢印DCはセンター周方向溝28cの深さである。この深さDCは、センター周方向溝28cの縁を結ぶ線分とセンター周方向溝28cの底との最短距離である。
また、両矢印DSは、ショルダー周方向溝28sの深さである。この深さDSは、ショルダー周方向溝28sの縁を結ぶ線分とショルダー周方向溝28sの底との最短距離である。
タイヤ2において、穴90の深さDH(図5参照)は、ショルダー周方向溝の深さDSの50%以上100%以下であることが好ましい。
穴90の深さDHが、ショルダー周方向溝の深さDSの50%未満では、タイヤ2の製造時に、加硫時間を短縮するというそもそもの目的が達成されにくくなる。一方、穴90の深さDHが、ショルダー周方向溝の深さDSより深いと、タイヤ2のショルダー陸部30sにちぎれを伴う損傷(リブテアとも称される)が起こり易くなる。また、タイヤ2の製造時に穴に挿入する突起(図7中、94参照)が折れたり、曲がったりするおそれがある。
それぞれのスチール補強層20は、ビード部に位置する。
スチール補強層20は、カーカスプライ50に沿って、コア32の周りにて軸方向内側から外側に向かって折り返される。このタイヤ2では、スチール補強層20の少なくとも一部はカーカスプライ50と接する。
スチール補強層20の内端58は、軸方向において、本体部50aの内側に位置する。この内端58は、径方向において、内側エイペックス34uの外端46とコア32との間に位置する。スチール補強層20の外端60は、軸方向において、折り返し部50bの外側に位置する。この外端60は、径方向において、折り返し部50bの端54と外側エイペックス34sの内端48との間に位置する。スチール補強層20の内端58は、径方向において、スチール補強層20の外端60よりも外側に位置する。
スチール補強層20は、少なくとも1枚のスチールプライを備える。このタイヤ2では、スチール補強層20は1枚のスチールプライからなる。このスチールプライは、並列した多数のスチールコードを含む。これらスチールコードはトッピングゴムで覆われる。
このタイヤ2では、スチール補強層20はビード部の曲げ剛性の向上に寄与する。このタイヤ2では、コア32を支点としたビード部の軸方向外側への大きな曲げ変形が効果的に抑制される。
それぞれの繊維補強層22は、ビード部に位置する。
このタイヤ2では、繊維補強層22の少なくとも一部がスチール補強層20の軸方向外側において径方向に延びる。この繊維補強層22は、ナイロン繊維等からなる並列した多数の繊維コードを含む。
繊維補強層22は、少なくとも内側繊維補強層66と外側繊維補強層68とを備える。このタイヤ2では、繊維補強層22は、内側繊維補強層66及び外側繊維補強層68の2枚のプライで構成される。繊維補強層22は3枚以上プライで構成されていてもよい。
内側繊維補強層66は、スチール補強層20に接する。内側繊維補強層66は、軸方向において、外側からスチール補強層20の外端60を覆う。径方向において、内側繊維補強層66の外端70はスチール補強層20の外端60よりも外側に位置する。内側繊維補強層66の内端72は、軸方向においてコア32よりも内側に位置する。
内側繊維補強層66は並列した多数の繊維コードを含む。
このタイヤ2では、径方向において、内側繊維補強層66の外端70はカーカスプライ50の折り返し部50bの端54よりも外側に位置する。
外側繊維補強層68は、内側繊維補強層66に接する。外側繊維補強層68は、軸方向において、外側から内側繊維補強層66の外端70を覆う。径方向において、外側繊維補強層68の外端76は内側繊維補強層66の外端70よりも外側に位置する。外側繊維補強層68の内端78は、軸方向において内側繊維補強層66の内端72よりも外側に位置し、径方向においてコア32の内側に位置する。
外側繊維補強層68は並列した多数の繊維コードを含む。
このタイヤ2では、繊維補強層22はビード部の剛性に寄与する。この繊維補強層22は、ビード部の耐久性を向上させるだけでなく、空気の充填時における、ビード部の軸方向外向きへの倒れを抑制する。このタイヤ2では、ビード部の軸方向外向きへの倒れが抑えられるので、トレッド4の端の部分(ショルダー部分)の径方向内向きへの移動も抑えられる。
このタイヤ2では、コア32は略六角形の断面形状を有する。このコア32が略矩形の断面形状を有するように、コア32が構成されてもよい。
エイペックス34は、内側エイペックス34uと外側エイペックス34sとを備える。内側エイペックス34uは、コア32よりも径方向外側に位置する。外側エイペックス34sは、内側エイペックス34uよりも径方向外側に位置する。外側エイペックス34sは、内側エイペックス34uと接する。内側エイペックス34uと外側エイペックス34sとの境界は、内側エイペックス34uの外端46と外側エイペックス34sの内端48とを架け渡す。図1に示されたタイヤ2の断面において、この境界は軸方向内向きに湾曲する。
内側エイペックス34uは、コア32から径方向外向きに延びる。図1に示されたタイヤ2の断面において、内側エイペックス34uは径方向外向きに先細りである。
内側エイペックス34uは架橋ゴムからなる。このタイヤ2では、内側エイペックス34uの複素弾性率Euは、40MPa以上65MPa以下の範囲で設定される。この内側エイペックス34uは硬質である。内側エイペックス34uは、ビード部の剛性に寄与する。
本発明において、内側エイペックス34uの複素弾性率Euは、JIS-K6394の規定に準拠し、粘弾性スペクトロメータを用いて下記の条件にて測定される。なお、後述する、外側エイペックス34sの複素弾性率Es及びチェーファー10の複素弾性率Ecも同様にして測定される。
初期歪み=10%
振幅=±1%
周波数=10Hz
変形モード=引張
測定温度=70℃
外側エイペックス34sは、内側エイペックス34uから径方向外向きに延びる。このタイヤ2では、外側エイペックス34sは、内側エイペックス34uの外端46付近において大きな厚さを有する。図1に示されたタイヤ2の断面において、外側エイペックス34sは径方向内向きに先細りであり、径方向外向きに先細りである。
外側エイペックス34sは架橋ゴムからなる。このタイヤ2では、外側エイペックス34sの複素弾性率Esは、3MPa以上5MPa以下の範囲で設定される。この外側エイペックス34sはビード部のしなやかな変形に貢献する。
それぞれのチェーファー10は、主にビード8の軸方向外側に位置する。このチェーファー10は、サイドウォール6よりも径方向内側に位置する。チェーファー10は、リムRのシートS及びフランジFと接触する。このチェーファー10は、軸方向において外側から繊維補強層22を覆う。
チェーファー10は架橋ゴムからなる。このタイヤ2では、チェーファー10の複素弾性率Ecは、7MPa以上14MPa以下の範囲で設定される。このチェーファー10の複素弾性率Ecが7MPa以上に設定されることにより、チェーファー10のはみ出しによるタイヤ2の表面における歪みの発生が防止される。この観点から、このチェーファー10の複素弾性率Ecは9MPa以上が好ましい。このチェーファー10の複素弾性率Ecが14MPa以下に設定されることにより、チェーファー10の硬化による損傷の発生が防止される。この観点から、このチェーファー10の複素弾性率Ecは13MPa以下が好ましい。
このタイヤ2では、コア32とリムRのフランジFとの間において、チェーファー10の最小厚さは2.5mm以上6.0mm以下の範囲で設定される。このタイヤ2では、チェーファー10の最小厚さが2.5mm以上に設定されることにより、チェーファー10の硬化による損傷の発生が防止される。チェーファー10の最小厚さが6.0mm以下に設定されることにより、チェーファー10のはみ出しによるタイヤ2の表面における歪みの発生が防止される。
このタイヤ2は、次のようにして製造される。このタイヤ2の製造では、まず、成形機(図示されず)において、トレッド4、サイドウォール6等の部材を組み合わせて、未架橋状態のタイヤ、すなわち、生タイヤが準備される。
このタイヤ2の製造では、図7に示された加硫機100において生タイヤ2rが加硫成形される。この加硫機100は、モールド102とブラダー104とを備える。
モールド102は、その内面にキャビティ面106を備える。このキャビティ面106は、生タイヤ2rの外面に当接し、タイヤ2の外面を形づける。
図7に示されたモールド102は、割モールドである。このモールド102は、構成部材として、トレッドリング108と、一対のサイドプレート110と、一対のビードリング112とを備える。このモールド102では、これら構成部材を組み合わせることにより、前述のキャビティ面106が構成される。図7のモールド102は、これら構成部材が組み合わされた状態、言い換えれば、閉じられた状態にある。
このモールド102では、トレッドリング108はタイヤ2のトレッド4の部分を形作る。このトレッドリング108は、多数のセグメント114で構成される。なお、サイドプレート110はタイヤ2のサイドウォール6の部分を形作り、ビードリング112はタイヤ2のビード8の部分を形作る。
ブラダー104は、モールド102の内側に位置する。ブラダー104は、架橋ゴムからなる。このブラダー104の内部には、スチーム等の加熱媒体が充填される。これにより、ブラダー104は膨張する。図7に示されたブラダー104は、加熱媒体が充填され膨張した状態にある。このブラダー104は、生タイヤ2rの内面に当接し、タイヤ2の内面を形づける。なお、このタイヤ2の製造では、ブラダー104に代えて金属製の剛性中子が用いられてもよい。剛性中子は、トロイダル状の外面を備える。この外面は、空気が充填されその内圧が正規内圧の5%に保持された状態にあるタイヤ2の内面の形状に近似される。
このタイヤ2の製造では、所定の温度に設定されたモールド102に生タイヤ2rは投入される。投入後、モールド102は閉じられる。加熱媒体の充填により膨張したブラダー104が、キャビティ面106に生タイヤ2rを内側から押し付ける。生タイヤ2rは、モールド102内で所定時間加圧及び加熱される。これにより、生タイヤ2rのゴム組成物が架橋し、タイヤ2が得られる。
図1から明らかなように、タイヤ2のトレッド4の部分はサイドウォール6の部分のボリュームよりも大きなボリュームを有する。このタイヤ2では、トレッド4の部分のうち、ショルダー陸部30sの部分が最大の厚さを有する。すなわち、このタイヤ2では、ショルダー陸部30sの部分が特に大きなボリュームを有する。
このタイヤ2の製造では、生タイヤ2rには、モールド102及びブラダー104によって熱が伝えられる。生タイヤ2rには、小さなボリュームを有する部分と、大きなボリュームを有する部分とが混在する。小さなボリュームを有する部分には熱は伝わりやすいが、大きなボリュームを有する部分には熱は伝わりにくい。
熱が伝わりやすい部分を基準に、生タイヤ2rを加圧及び加熱する時間、すなわち加硫時間を設定すると、熱が伝わりにくい部分における、加硫の進行が不十分になることが懸念される。一方、熱が伝わりにくい部分を基準に加硫時間を設定すると、熱が伝わりやすい部分において加硫が過剰に進むことが懸念される。
ところで、環境への配慮から、車両に対しては燃費に関する規制が導入されている。この規制をクリアするために、タイヤにおいては転がり抵抗の低減が強く求められている。
加硫温度を通常よりも低い温度に設定すると、過剰な加硫の進行を抑えることができ、転がり抵抗の低減を図ることができる。しかしこの場合、長い加硫時間が設定されるため、タイヤの生産性が低下することが懸念される。
前述したように、このタイヤ2では、ショルダー陸部30sに穴90が設けられる。このため、図8に示されるように、このタイヤ2のモールド102には、この穴90の形成のための突起94が設けられる。モールド102の構成部材のうち、セグメント114がタイヤ2のトレッド4の部分を形作る。このため、突起94は、セグメント114の、ショルダー陸部30sを形作る部分に設けられる。
図8は、モールドの構成部材であるトレッドリングを説明する図である。
モールド102では、複数のセグメント114が集合してトレッドリング108が構成される。図8に示される例では、トレッドリング108は、8個のセグメント114で構成される。各セグメント114は、それぞれ複数本の突起(図示せず)を有している。
図9(a)は、図8に示されたトレッドリング108の構成するセグメント114の1つを示す模式図である。図9(b)は、従来使用されていたセグメントの1つを示す模式図である。
このタイヤ2の製造では、生タイヤ2rをモールド102内で加圧及び加熱するとき、生タイヤ2rのショルダー陸部30sに対応する部分(以下、ショルダー陸部対応部分96)に、前述の突起94が差し込まれる。
このタイヤ2の製造では、ショルダー陸部対応部分96の深い位置まで、突起94が差し込まれる。これにより、このショルダー陸部対応部分96はその内部からも加熱される。このため、このショルダー陸部対応部分96が最適な加硫状態になるまでの時間が短縮される。特に、このタイヤ2の製造においては、突起94の先端はベルト14に近接させられる。ベルト14はスチールコードを含んでいるので、この近接により生タイヤ2rはより効果的に加熱される。このタイヤ2の製造は、加硫時間の短縮を図ることができる。このタイヤ2は、生産性の向上に寄与する。
このタイヤ2では、ショルダー陸部30sの部分の形成に要する時間が短縮される。この時間の短縮は、熱が伝わりやすい、小さなボリュームを有する部分での、過剰な加硫の進行を抑える。過加硫による損失正接(tanδ)の増大が抑制されるので、このタイヤ2は、耐摩耗性に劣る低発熱性のゴムに依存せずとも、転がり抵抗の低減を図ることができる。
このタイヤ2の製造においては、加硫後、セグメント114が移動して、タイヤがモールドから外される。このとき、ショルダー陸部30sに対応する部分から突起94が抜き取られる。
各セグメント114は、タイヤ2の径方向(図8中、両矢印の方向)外側に向かって移動し、その結果、突起94が抜き取られる。タイヤ2が備える穴90は、上述した形状を有している。そのため、突起94は、穴90に対応した、長軸寸法が先端に向かって先細る形状を有している。この場合、セグメント114の移動方向α1と、突起94の壁面95の向きα2とは平行に近く、α1とα2とのなす角度は、0°に近い。そのため、突起94をショルダー陸部30sに対応する部分から抜きとる際に、突起94はタイヤ2のショルダー陸部30sに引っかかりにくい。これによって、タイヤ2の製造時に穴90付近におけるクラックの発生を抑制することができる。
一方、従来は、図9(b)に示したような、根元側から先端側に向かって太さがほとんど変化しない突起294を有するセグメント214を用いて、前述の方法と同様の方法でタイヤが製造されることがあった。この場合、複数の突起294のなかには、突起294の壁面295の向きβ2が、セグメント214の移動方向β1と異なる突起294(β1とβ2とのなす角度が比較的大きい突起294)が存在する。従って、セグメント214には、当該セグメント214をタイヤの径方向外側に向かって移動させて、突起294をショルダー陸部に対応する部分から抜きとる際に、タイヤのショルダー陸部に引っかかりやすい突起294が存在する。そのため、従来のセグメント214を用いた場合は、タイヤ製造時に穴の周辺にクラック等のダメージが発生することがあった。
このように、所定の形状の穴90を有するタイヤ2を製造する場合には、この穴90を形状に対応した突起94を有するトレッドリング108(セグメント114)を使用するため、タイヤ製造時に穴の周辺にクラック等のダメージが発生することを回避することができる。
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、加硫時間の短縮を図りつつ、トレッドに設けた穴の周辺にクラック等が生じることがなく、小石や砂利等の異物がトレッドに設けられた穴の奥まで入り込みにくい、重荷重用空気入りタイヤ2が得られる。
今回開示した実施形態はすべての点で例示であって制限的なものではない。本発明の技術的範囲は前述の実施形態に限定されるものではなく、この技術的範囲には特許請求の範囲に記載された構成と均等の範囲内でのすべての変更が含まれる。
以上説明されたショルダー陸部に所定の形状の穴を複数設ける技術は、種々のタイヤにも適用されうる。
2・・・タイヤ
4・・・トレッド
5・・・外面(トレッド面)
6・・・サイドウォール
8・・・ビード
10・・・チェーファー
12・・・カーカス
14・・・ベルト
16・・・クッション層
18・・・インナーライナー
20・・・スチール補強層
22・・・繊維補強層
24・・・ベース部
26・・・キャップ部
28・・・周方向溝
28c・・・センター周方向溝
28s・・・ショルダー周方向溝
30・・・陸部
30m・・・ミドル陸部
30s・・・ショルダー陸部
32・・・コア
34・・・エイペックス
34u・・・内側エイペックス
34s・・・外側エイペックス
35・・・ブロック
36・・・横溝
38・・・突起
40a、40b・・・ジグザグ頂点
42・・・ベルトプライ
42A、42B、42C、42D・・・ベルトプライ
46・・・内側エイペックス34uの外端
48・・・外側エイペックス34sの内端
50・・・カーカスプライ
50a・・・本体部
50b・・・折り返し部
54・・・折り返し部50bの端
58・・・スチール補強層20の内端
60・・・スチール補強層20の外端
66・・・内側繊維補強層
68・・・外側繊維補強層
70・・・内側繊維補強層66の外端
72・・・内側繊維補強層66の内端
76・・・外側繊維補強層68の外端
78・・・外側繊維補強層68の内端
90・・・穴
90a・・・穴の開口
92・・・穴の底
93・・壁面
94・・・突起
96・・・ショルダー陸部対応部分
97・・・長軸
98・・・短軸
100・・・加硫機
102・・・モールド
104・・・ブラダー
106・・・キャビティ面
108・・・トレッドリング
110・・・サイドプレート
112・・・ビードリング
114・・・セグメント

Claims (8)

  1. 一対のビードと、一方のビードと他方のビードとを架け渡すカーカスと、前記カーカスの径方向外側に位置するベルトと、前記ベルトの径方向外側に位置し路面と接触するトレッド面を有するトレッドと、を備え、
    前記トレッドには、軸方向に並列した少なくとも3本の周方向溝が刻まれることにより、軸方向に並列した少なくとも4本の陸部が構成され、これら周方向溝のうち、軸方向において最も外側に位置する周方向溝がショルダー周方向溝であり、これら陸部のうち、軸方向において最も外側に位置する陸部がショルダー陸部であり、
    前記ショルダー陸部には、その外面から前記ベルトに向かって延びる複数の穴が設けられ、
    前記穴の開口の形状は、曲線のみ又は曲線及び直線で形成された閉じた形状であって、全体が外側に凸で、角がない、真円以外の形状であり、
    前記穴は、当該穴の開口の長軸が前記ショルダー陸部の周方向に沿うように設けられ、
    前記穴の長軸寸法は、開口から底に向かって小さくなる、重荷重用空気入りタイヤ。
  2. 前記穴の開口の形状は、楕円形状、角丸長方形状、及びこれらに類似する形状のいずれかである、請求項1に記載の重荷重用空気入りタイヤ。
  3. 前記穴の深さは、前記ショルダー周方向溝の深さの50%以上100%以下である、請求項1又は2に記載の重荷重用空気入りタイヤ。
  4. 前記穴の長軸の方向に沿った断面において、穴の壁面と、前記トレッド面とのなす角度は、45°以上80°以下である、請求項1又は2に記載の重荷重用空気入りタイヤ。
  5. 前記穴の長軸の方向に沿った断面において、穴の壁面と、前記トレッド面とのなす角度は、穴の開口から穴の底に向かって一定である、請求項1又は2に記載の重荷重用空気入りタイヤ。
  6. 前記穴から前記ショルダー陸部の外端までの距離は、前記ショルダー陸部の軸方向最大幅の0.12倍以上0.88倍以下である、請求項1又は2に記載の重荷重用空気入りタイヤ。
  7. 前記ショルダー陸部におけるタイヤ周方向に沿った前記穴の設置間隔は、ショルダー陸部の幅の1.0倍以上1.5倍以下である、請求項1又は2に記載の重荷重用空気入りタイヤ。
  8. 前記穴と前記ベルトとの間隔は、5mm以上15mm以下である、請求項1又は2に記載の重荷重用空気入りタイヤ。
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