JP2024065461A - 車載装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両の停車中に携帯端末を適切に操作することを可能とする車載装置を提供すること。【解決手段】実施形態に係る車載装置10は、車両から車両情報を取得する車両情報取得部23と、車両情報に基づいて車両が停車中であるか否かを判定する判定部27と、車両の周辺状況を認識する周辺状況認識部26と、車両が走行中であるときは、車両に持ち込まれた携帯端末100の操作を禁止し、車両が停車中であるときは、周辺状況に基づいて、携帯端末100の操作を許容する携帯端末制御部28と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、携帯端末の操作の可否を制御する車載装置に関する。
一般に、ドライバ(運転者)が車両の走行中に、スマートフォンなどの携帯端末を操作することは禁止されている。一方、例えば赤信号で停車中における該操作は禁止されてはいない。特許文献1には、携帯端末が備えるカメラで撮影された画像データに基づき、ドライバが携帯端末を注視している場合には、ドライバに対して注意喚起する指令を出力する技術が開示されている。
特許第6265146号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術は、携帯電話を注視していると判定された場合にはドライバに注意喚起するものであり、携帯電話の操作の可否を制御するものではない。このため、従来の技術では、例えば、車両が赤信号で停車中に携帯端末を操作している間に、気がつくと青信号になっていた場合などが想定され、車両の停車中に携帯端末を適切に操作する点で改善の余地があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、車両の停車中に携帯端末を適切に操作することを可能とする車載装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る車載装置は、車両から車両情報を取得する車両情報取得部と、前記車両情報に基づいて前記車両が停車中であるか否かを判定する判定部と、前記車両の周辺状況を認識する周辺状況認識部と、前記車両が走行中であるときは、前記車両に持ち込まれた携帯端末の操作を禁止し、前記車両が停車中であるときは、前記周辺状況に基づいて、前記携帯端末の操作を許容する携帯端末制御部と、を備えることを特徴とする。
また、本発明に係る車載装置の制御方法は、車両から車両情報を取得するステップと、前記車両情報に基づいて前記車両が停車中であるか否かを判定するステップと、前記車両の周辺状況を認識するステップと、前記車両が走行中であるときは前記車両に持ち込まれた携帯端末の操作を禁止し、前記車両が停車中であるときは、前記周辺状況に基づいて、前記携帯端末の操作を許容するステップと、を車載装置に実行させることを特徴とする。
本発明によれば、車両の停車中に携帯端末の適切な操作を実現することができる。
図1は、本実施形態に係る車載装置の構成例を示すブロック図である。 図2は、車両が走行または停車する道路の交差点を示す平面図である。 図3は、本実施形態に係る車載装置における携帯端末の操作の可否を制御する処理の流れを示すフローチャートである。 図4は、自車両の前方に止まった車両の後部を撮影した画像の一例を示す図である。
以下に、本発明に係る車載装置について実施形態を図面に基づいて説明する。なお、本発明は、以下の実施形態の記載に限定されるものではない。また、以下の実施形態における構成要素には、当業者が置換可能、且つ、容易なもの、或いは実質的に同一のものが含まれる。さらに、以下に記載した実施形態における構成要素は、本発明の要旨を逸脱しない範囲で構成の種々の省略、置換又は変更を行うことができる。以下の実施形態では、本発明に係る車載装置の実施形態を例示する上で、必要となる構成要素を説明し、その他の構成要素を省略する。
図1は、本実施形態に係る車載装置の構成例を示すブロック図である。車載装置10は、車両に持ち込まれたスマートフォンなどの携帯端末100と通信可能に構成され、携帯端末100の操作の可否を制御する。より詳しくは、車載装置10は車両の周辺状況を認識し、この周辺状況に応じて携帯端末100の操作の可否を制御する。車載装置10は、車両が走行中の場合には、ドライバが携帯端末100を操作することを禁止する。また、車載装置10は、車両が停車中に、上記周辺状況が所定の操作許容条件を満たした(例えば車両用信号機が赤信号)場合、ドライバが携帯端末100を操作することを許容し、該操作許容条件を満たさなくなった(例えば車両用信号機が赤信号から青信号に変化した)場合には、ドライバが携帯端末100を操作することを禁止する。この構成において、携帯端末100には、車載装置10で制御できるように制御信号を受けて、該携帯端末100自体の操作を規制するアプリケーションがインストールされていることが望ましい。
本実施形態では、『車両』は、主として自動車であるが、自動二輪車や自転車を含む。車載装置10は、例えば、車両に搭載されたナビゲーションシステムの機能として実装することができる。車載装置10は、図1に示すように、カメラ11と、GPS(Global Positioning System)受信部12と、CAN(Controller Area Network)インターフェース部13と、地図情報記憶部14と、通信部15と、制御部20とを有する。
カメラ11は、車両(自車両ともいう)の周辺(特に前方)の車外映像を撮影する。カメラ11は、車両の周辺として、例えば、道路に設置された信号機(車両用信号機および歩行者用信号機を含む)や、電車の踏切、自車両の前を走行する他の車両などを撮影可能である。カメラ11は、エンジンが始動してから停止するまでの間、つまり車両が動作している間は、車外映像を常時撮影する。車外映像は、例えば毎秒30フレームの画像から構成される動画像である。カメラ11は、撮影した車外映像を制御部20の画像取得部21へ出力する。
GPS受信部12は、図示しないGPS衛星からGPS信号を受信するGPS受信機などで構成される。GPS受信部12は、受信したGPS信号を制御部20の位置情報取得部22へ出力する。
CANインターフェース部13は、CANを介して各種車両情報を取得するためのインターフェースである。車両情報には、例えば、車両の車速情報や、ブレーキ操作情報、シフトギア情報、ハザードランプ操作情報などが含まれている。車速情報は、CANインターフェース部13を介して、制御部20の車両情報取得部23へ出力される。
地図情報記憶部14は、地図情報を記憶する。地図情報は、例えば、交差点や路肩を含む道路地図である。地図情報には、交差点における信号機の設置位置や、駐車場における駐車区画を示す情報を含んでもよい。地図情報記憶部14は、記憶している地図情報を制御部20の地図情報取得部24へ出力する。地図情報記憶部14は、通信機能を介して地図情報を取得する外部サーバ等の記憶装置であってもよい。
通信部15は、通信ユニットである。通信部15は、インターネット、携帯電話回線、近距離無線通信などいずれの方法で通信を行ってもよい。通信部15は、制御部20の通信制御部25によって制御され、例えば車両に持ち込まれた携帯端末100と通信をして、携帯端末100を制御する制御信号を送信する。
制御部20は、例えば、CPU(Central Processing Unit)などで構成された演算処理装置である。制御部20は、図示しない記憶部に記憶されているプログラムに含まれる命令を実行する。制御部20は、バス40にそれぞれ接続された、画像取得部21と、位置情報取得部22と、車両情報取得部23と、地図情報取得部24と、通信制御部25と、周辺状況認識部26と、判定部27と、携帯端末制御部28とを有する。
画像取得部21は、車両の周辺を撮影した画像データを取得する。画像取得部21は、例えば、道路に設置された信号機や、自車両の前を走行する他の車両などを含み、カメラ11が出力した車両周辺の画像データを取得する。
位置情報取得部22は、車両の現在位置を示す現在位置情報を取得する。本実施形態では、位置情報取得部22は、GPS受信部12が取得したGPS信号に基づいて、車両の現在位置情報を取得する。
車両情報取得部23は、CANインターフェース部13から種々の車両情報を取得する。車両情報取得部23は、例えば、車両の車速情報、ブレーキ操作情報、シフトギア情報、ハザードランプ操作情報などを含む車両情報を取得する。
地図情報取得部24は、地図情報記憶部14から地図情報を取得する。より詳しくは、地図情報取得部24は、位置情報取得部22が取得した車両の現在位置情報に基づいて、車両の現在位置の地図情報を取得する。
通信制御部25は、通信部15による通信を制御する。通信制御部25は、例えば、近距離無線通信などにより、車両に持ち込まれた携帯端末100と通信をして、携帯端末100を制御する制御信号を送信する。
周辺状況認識部26は、車両の周辺状況を認識する。周辺状況認識部26は、車両の停車中に、該車両の周辺がどのような状況になっているかを認識する。具体的には、周辺状況認識部26は、例えば、車両が交差点手前に設けられた停止線の手前で停車している場合における周囲の車両用信号機や歩行者用信号機の色や、踏切の手前で停車している場合における該踏切の開閉動作、道路を走行する先行車両の動作、自車両の現在位置が停車可能な位置であるか否かなど、に関する周辺状況を認識する。
周辺状況認識部26は、画像認識部30および現在位置認識部31の少なくとも一方を備える構成とする。本実施形態では、周辺状況認識部26は、画像認識部30および現在位置認識部31をいずれも備える。画像認識部30は、車両の周辺が撮影された撮影画像を認識する。すなわち、画像認識部30は、画像取得部21により取得された撮影データに基づき、車両周辺に存在する所定の対象物を検出し、検出した対象物の状態を認識する処理を実行する。画像認識部30は、車両が停車した際に該車両周辺の撮像データに対して既存の画像認識処理を実行して、車両周辺に所定の対象物(例えば信号機)が存在すること、また、その対象物の状態(例えば信号機の色)の変化などを認識する。
現在位置認識部31は、自車両の周辺の地図情報とともに該自車両の現在位置を認識する。現在位置認識部31は、位置情報取得部22が取得した自車両の現在位置情報と、地図情報取得部24が取得した自車両の現在位置の地図情報とに基づき、自車両の停車位置(例えば路肩や駐車場、店舗のドライブスルーなど)に関する状況を認識する。この場合、現在位置認識部31は、車両情報取得部23から車両情報の変化(例えば、ブレーキ操作の解除、シフトギアの変化)に関する情報を加えて周辺状況を認識してもよい。
周辺状況認識部26は、上記した画像認識部30および現在位置認識部31がそれぞれ独立して動作しても良いが、画像認識部30および現在位置認識部31が協同して動作する構成とすることが好ましい。すなわち、周辺状況認識部26は、車両が停車した場合に、自車両の現在位置情報、該現在位置の地図情報に加え、車両周辺の画像情報に基づき、車両の周辺状況を認識してもよい。
判定部27は、車両情報に基づき、車両が停車しているか否かを判定する。ここで、停車とは、少なくとも車両の速度が所定時間以上ゼロとなっており、かつ、サイドブレーキまたはフットブレーキが操作されている状態をいう。
携帯端末制御部28は、携帯端末100の操作の可否を制御する。携帯端末制御部28は、車両情報に基づき、車両が走行していると判定された場合には、ドライバが携帯端末100を操作することを一切禁止する。また、携帯端末制御部28は、車両情報に基づき、車両が停車していると判定された場合には、周辺状況に応じて、ドライバが携帯端末100を操作することを許容する。より詳しくは、携帯端末制御部28は、周辺状況が所定の操作許容条件を満たしている場合には、ドライバが携帯端末100を操作することを許容し、所定の操作許容条件を満たしていない場合には、ドライバが携帯端末100を操作することを禁止する。操作を禁止する態様としては、携帯端末100の表示部に表示されるアイコンに対するタッチ操作を不能としてもよいし、表示部に特定の画面(例えばメーカロゴマークが表示されたロゴマーク画面など)を表示することで操作を不能としてもよい。
次に、周辺状況の操作許容条件について、交差点に設置された信号機を例に説明する。図2は、車両が走行または停車する道路の交差点を示す平面図である。図2に示すように、交差点54は、車両50が走行する直進方向Xに沿って延びる走行路55と、この直進方向と交差する交差方向Yに沿って延びる交差路56とが交差する地点である。この交差点54には、走行路55の直進方向Xの前方に車両用信号機60が設置され、交差路56に車両用信号機61が設置され、交差路56に沿って走行路55を横断するための歩行者用信号機62がそれぞれ設置されている。車両用信号機60は、青信号60Bと黄色信号60Yと赤信号60Rとを備える。同様に、車両用信号機61も、青信号61Bと黄色信号61Yと赤信号61Rとを備える。また、歩行者用信号機62は、青信号62Bと赤信号62Rとを備える。この図2の例では、走行路55における対向車線の車両用信号機、走行路55に沿って交差路56を横断するための歩行者用信号機については、説明の便宜上、図示を省略している。
まず、車両50が走行している場合には、上記したように、携帯端末制御部28は、ドライバによる携帯端末100の操作を一切禁止する。このため、直進方向Xの車両用信号機60の青信号60Bまたは黄色信号60Yが点灯している場合には、車両50が走行しているため、携帯端末制御部28は、ドライバによる携帯端末100の操作を禁止する。この青信号には、例えば、複数の走行レーン(直進専用レーンや右折専用レーンなど)を有する道路において、走行レーンごとに設定された青色の矢印式信号を含んでもよい。
これに対して、車両50が交差点54手前に設けられた停止線の手前で停車した場合、携帯端末制御部28は、認識された周辺状況が所定の操作許容条件を満たしているか否かを判定する。図2の例では、携帯端末制御部28は、画像認識部30により、車両50の直進方向Xにおける車両用信号機60の赤信号60Rが点灯し、かつ交差方向Yの車両用信号機61の青信号61Bまたは歩行者用信号機62の青信号62Bが点灯している場合には、操作許容条件を満たしていると判定する。そして、携帯端末制御部28は、ドライバによる携帯端末100の操作を許容する。これにより、ドライバは、車両が赤信号で停車している場合に、携帯端末100を適切に操作可能とすることができる。さらに、携帯端末制御部28は、画像認識部30により、直進方向Xの車両用信号機60の青信号60Bまたは黄色信号60Yの点灯、交差方向Yの車両用信号機61の黄色信号61Yまたは赤信号61Rの点灯、および交差方向Yの歩行者用信号機62の赤信号62Rの点灯または青信号62Bの点滅の少なくともいずれか一つの状態を満たす場合には、操作許容条件を満たしていないと判定する。このため、携帯端末制御部28は、ドライバによる携帯端末100の操作を禁止する。これにより、例えば、ドライバが携帯端末100の操作に夢中となって、信号機への注意が低下することを防止し、交通の流れを阻害することを防止できる。
図2では、周辺状況の操作許容条件について、交差点に設置された信号機を例に説明したが、周辺状況の操作許容条件はこれに限るものではない。例えば、工事などの渋滞(混雑)によって自車両が停車した場合、画像認識部30は、画像情報に基づき、自車両よりも前方に停車した車両51(他車両)のブレーキランプ70(図4参照)を認識してもよい。この場合、携帯端末制御部28は、このブレーキランプ70が点灯し、かつ前方の車両51が停止している間は、操作許容条件を満たしていると判定する。そして、携帯端末制御部28は、ドライバによる携帯端末100の操作を許容する。一方、画像認識部30が、上記車両51の発進、または該車両51のブレーキランプ70の点灯から消灯への変化を認識した場合、携帯端末制御部28は、操作許容条件を満たしていないと判定する。このため、携帯端末制御部28は、ドライバによる携帯端末100の操作を禁止する。この構成によっても、自車両の発進の遅延や不注意を防止しつつ、車両が停車中に、携帯端末100を適切に操作可能とすることができる。この場合、前方の車両51のブレーキランプ70の点灯や消灯については、所定時間(例えば2秒)以上連続することを条件とするが好ましい。これにより、操作許容条件を満たすか否かの判定が頻繁に切り替わることを防止できる。
また、例えば、踏切にて電車が通過するのを待つために、踏切の手前で車両が停車している場合には、画像認識部30は、画像情報に基づき、踏切のランプ(不図示)を認識してもよい。この場合、携帯端末制御部28は、この踏切のランプが点滅している間は、操作許容条件を満たしていると判定し、画像認識部30が、踏切のランプの消灯を認識した場合、携帯端末制御部28は、操作許容条件を満たしていないと判定してもよい。この構成によっても、自車両の発進の遅延や不注意を防止しつつ、車両が停車中に、携帯端末100を適切に操作可能とすることができる。
また、現在位置認識部31により、車両の周辺状況を認識してもよい。現在位置認識部31により、例えば、路肩や駐車場などで停車したことが認識された場合、携帯端末制御部28は、車両情報が変化することなく、この位置に停車している間は、操作許容条件を満たしていると判定する。そして、携帯端末制御部28は、ドライバによる携帯端末100の操作を許容する。一方、現在位置認識部31は、車両情報取得部23を介して、車両情報が変化した(例えばシフトギアがパーキングからドライブへ変更、ハザードランプの消灯、サイドブレーキまたはフットブレーキの解除)ことを認識した場合、携帯端末制御部28は操作許容条件を満たしていない判定し、携帯端末制御部28は、ドライバによる携帯端末100の操作を禁止する。これにより、ドライバは、車両が所定の場所に停車している場合に、携帯端末100を適切に操作可能とすることができる。
現在位置認識部31により、車両の周辺状況を認識する場合、車両の停車により、携帯端末100を操作可能とする場所は、例えば、高速道路での料金所や駐車場の料金所、駐車場の入り口、ドライブスルー、駅前に設定された所定の停車可能場所、サファリパークなどの園内(停車して写真撮影のため)などであってもよい。
また、車両が停車した場合であっても、例えば、救急車などの緊急車両を先に通過させるために一時的に停車した場合や、前方の車両が路上駐車もしくはハザードランプを点滅させて停車しており、自車両が車線変更や追い越しが出来ないために一時的に停車した場合には、携帯端末制御部28は操作許容条件を満たしていない判定し、携帯端末制御部28は、ドライバによる携帯端末100の操作を禁止する。これらは、車両が一時的に停車しただけであって、すぐに車両を発進させることが推定されるためである。一時停止線で自車両が停車した場合、信号のない交差点などでウインカーを出して曲がるタイミングを停車して待っている場合、狭い道などで道を譲るために停車した場合についても、同様に、携帯端末制御部28は操作許容条件を満たしていない判定し、携帯端末制御部28は、ドライバによる携帯端末100の操作を禁止する。
次に、車載装置10における処理の流れについて説明する。図3は、本実施形態に係る車載装置における携帯端末の操作の可否を制御する処理の流れを示すフローチャートである。図4は、自車両の前方に止まった車両の後部を撮影した画像の一例を示す図である。
図3の処理は、車両のエンジンが駆動している間、所定間隔(例えば1秒間)で繰り返し実行されてもよい。車載装置10の制御部20は、CANインターフェース部13から種々の車両情報を取得する(ステップS11)。より詳しくは、制御部20は、車両情報取得部23により、車両の車速情報、フットブレーキ操作情報、シフトギア情報、ハザードランプ操作情報などを含む車両情報を取得する。
制御部20は、取得した車両情報に基づき、車両が停車しているか否かを判定する(ステップS12)。より詳しくは、制御部20は、判定部27により、車両が停車している、すなわち車両の速度が所定時間(例えば20秒)以上ゼロとなっており、かつ、フットブレーキが操作されている状態にあるか否かを判定する。この判定において、車両が停車していない場合(ステップS12;No)には、処理はステップS19に進む。
一方、車両が停車している場合(ステップS12;Yes)には、制御部20は、車両の周辺の画像情報を取得する(ステップS13)。より詳しくは、制御部20は、画像取得部21により、車両の周辺を撮影した画像情報を取得する。この周辺の画像情報としては、例えば、道路に設置された信号機(車両用信号機および歩行者用信号機を含む)や、電車の踏切、自車両の前を走行する他の車両などの画像情報を取得する。
制御部20は、車両の現在位置情報を取得する(ステップS14)。より詳しくは、制御部20は、位置情報取得部22により、GPS信号に基づいて、車両の現在位置情報を取得する。
制御部20は、車両の現在位置に対応する地図情報を取得する(ステップS15)。より詳しくは、制御部20は、地図情報記憶部14により、車両の現在位置情報に基づいて、車両の現在位置の地図情報を取得する。
制御部20は、取得した画像情報、現在位置情報および地図情報に基づき、車両の周辺状況を認識する(ステップS16)。より詳しくは、制御部20は、画像認識部30(周辺状況認識部26)により、画像情報に基づき、車両周辺に存在する所定の対象物を検出し、検出した対象物の状態を認識する処理を実行する。具体的には、図4に示すように、画像認識部30は、撮影された車両前方(周辺)の画像情報に基づき、自車両よりも前方に停車した車両51のブレーキランプ70を検出し、このブレーキランプ70の状態(点灯状態または消灯状態)および前方の車両51の停車状態を認識する。また、図2に示すように、画像認識部30は、撮影された車両周辺の交差点54の画像情報に基づき、交差点54に設置された車両用信号機60、61および歩行者用信号機62を検出し、これら車両用信号機60、61および歩行者用信号機62の点灯状態を認識してもよい。
また、制御部20は、現在位置認識部31(周辺状況認識部26)により、自車両の現在位置情報と、自車両の現在位置の地図情報とに基づき、自車両の停車位置(例えば、駐車場)に関する状況を認識することもできる。
次に、制御部20は、周辺状況が所定の操作許容条件を満たすか否かを判定する(ステップS17)。この操作許容条件は、車両50が停車した周辺状況に応じて規定されている。具体的には、図4に示すように、自車両よりも前方に停車した車両51のブレーキランプ70の状態および前方の車両51の停車状態が認識された場合、制御部20は、携帯端末制御部28により、ブレーキランプ70が点灯し、かつ前方の車両51が停止している間は、操作許容条件を満たしていると判定し、ブレーキランプ70が点灯から消灯へ変化する、または前方の車両51が発進すると、操作許容条件を満たしていないと判定する。
また、図2に示すように、交差点54に設置された車両用信号機60、61および歩行者用信号機62の点灯状態が認識された場合、制御部20は、携帯端末制御部28により、車両50の直進方向Xにおける車両用信号機60の赤信号60Rが点灯し、かつ交差方向Yの車両用信号機61の青信号61Bまたは歩行者用信号機62の青信号62Bが点灯している状態では、操作許容条件を満たしていると判定する。一方、制御部20は、携帯端末制御部28により、車両50の直進方向Xの車両用信号機60の青信号60Bまたは黄色信号60Yの点灯、交差方向Yの車両用信号機61の黄色信号61Yまたは赤信号61Rの点灯、および交差方向Yの歩行者用信号機62の赤信号62Rの点灯または青信号62Bの点滅の少なくともいずれか一つを満たす場合には、操作許容条件を満たしていないと判定する。
さらには、車両50が、例えば、路肩や駐車場などで停車したことが認識された場合、制御部20は、携帯端末制御部28により、車両情報が変化することなく、この位置に停車している間は、操作許容条件を満たしていると判定する。一方、制御部20は、携帯端末制御部28により、車両情報が変化した(例えばシフトギアがパーキングからドライブへ変更、ハザードランプの消灯、サイドブレーキまたはフットブレーキの解除)場合には、操作許容条件を満たしていない判定する。
ステップS17の判定において、周辺状況が所定の操作許容条件を満たしている場合(ステップS17;Yes)には、制御部20は、携帯端末制御部28により、ドライバによる携帯端末100の操作を許容する(ステップS18)。すなわち、車両50が停車し、かつ、周辺状況が所定の操作許容条件を満たしている場合に限って、ドライバは携帯端末100の操作を行うことができる。
一方、周辺状況が所定の操作許容条件を満たしていない場合(ステップS17;No)には、制御部20は、携帯端末制御部28により、ドライバによる携帯端末100の操作を禁止(ステップS19)して、処理を終了する。すなわち、車両50が停車していたとしても、周辺状況が所定の操作許容条件を満たしていない場合には、ドライバは携帯端末100の操作を行うことができない。このため、交差点54における信号待ちの間に、携帯端末100の操作をしていたとしても、例えば、交差方向Yの歩行者用信号機62の青信号62Bが点滅し始めると、携帯端末100の操作が禁止される。これにより、信号の変化に気づくのが遅くなることを防止し、車両50の発進の遅れ、ひいては交通の流れの阻害を防止することができる。
上述したように、本実施形態に係る車載装置10は、車両50から車両情報を取得する車両情報取得部23と、車両情報に基づいて車両50が停車中であるか否かを判定する判定部27と、車両50の周辺状況を認識する周辺状況認識部26と、車両50が走行中であるときは、車両50に持ち込まれた携帯端末100の操作を禁止し、車両50が停車中であるときは、周辺状況に基づいて、携帯端末100の操作を許容する携帯端末制御部28と、を備えるため、停車している車両50において、携帯端末100の適切な操作を実現することができる。
また、本実施形態に係る車載装置10において、周辺状況認識部26は、車両50の周辺が撮影された撮影画像を認識する画像認識部30、および自車両50の周辺の地図情報とともに該自車両50の現在位置を認識する現在位置認識部31の少なくとも一方を備えるため、車両50の周辺状況を的確に認識することができる。従って、周辺状況に応じて、携帯端末100の操作に許容または禁止を判定することができ、停車している車両50において、携帯端末100の適切な操作を実現することができる。
また、本実施形態に係る車載装置10において、携帯端末制御部28は、画像認識部30が認識した撮影画像に基づき、車両50の直進方向Xにおける車両用信号機60が赤信号60Rの場合で、かつ直進方向Xに交差する交差方向Yの車両用信号機61が青信号61Bまたは歩行者用信号機62が青信号62Bの場合には、携帯端末100の操作を許容し、直進方向Xの車両用信号機60が青信号60Bまたは黄色信号60Yの場合、交差方向Yの車両用信号機61が黄色信号61Yまたは赤信号61Rの場合、および交差方向Yの歩行者用信号機62が赤信号62Rまたは青信号62Bの点滅状態の場合の少なくともいずれか一つを満たす場合には、携帯端末100の操作を禁止する。この構成によれば、例えば、ドライバが携帯端末100の操作に夢中となって、各信号機への注意が低下することを防止し、交通の流れを阻害することを防止できる。
本実施形態に係る車載装置10において、携帯端末制御部28は、画像認識部30が前方の他車両51の発進、または該他車両51のブレーキランプ70の点灯から消灯への変化を認識した場合、携帯端末100の操作を禁止するため、車両50の発進の遅延や不注意を防止しつつ、車両50が停車中に、携帯端末100を適切に操作可能とすることができる。
本実施形態に係る車載装置10において、携帯端末制御部28は、現在位置認識部31が自車両50の停車位置および地図情報に基づき、該自車両の路肩への停車、または、駐車場内での駐車を認識した場合、携帯端末100の操作を許容するため、安全な場所に車両50が停車中に、携帯端末100を適切に操作可能とすることができる。
これまで本発明に係る車載装置について説明したが、上述した実施形態以外にも種々の異なる形態にて実施されてよい。図示した車載装置の各構成要素は、機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていなくてもよい。すなわち、各装置の具体的形態は、図示のものに限られず、各装置の処理負担や使用状況などに応じて、その全部または一部を任意の単位で機能的または物理的に分散または統合してもよい。
車載装置の制御部の構成は、例えば、ソフトウェアとして、メモリにロードされたプログラムなどによって現される。上記実施形態では、これらのハードウェアまたはソフトウェアの連携によって実現される機能ブロックとして説明した。すなわち、これらの機能ブロックについては、ハードウェアのみ、ソフトウェアのみ、または、それらの組み合わせによって種々の形で実現できる。
上記した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のものを含む。さらに、上記した構成は適宜組み合わせが可能である。また、本発明の要旨を逸脱しない範囲において構成の種々の省略、置換または変更が可能である。
10 車載装置
11 カメラ
12 GPS受信部
13 CANインターフェース部
14 地図情報記憶部
20 制御部
21 画像取得部
22 位置情報取得部
23 車両情報取得部
24 地図情報取得部
26 周辺状況認識部
27 判定部
28 携帯端末制御部
30 画像認識部
31 現在位置認識部
50 車両(自車両)
51 車両(他車両)
54 交差点
60、61 車両用信号機
60B、61B 青信号
60R、61R 赤信号
60Y、61Y 黄色信号
62 歩行者用信号機
62B 青信号
62R 赤信号
70 ブレーキランプ
100 携帯端末
X 直進方向
Y 交差方向

Claims (5)

  1. 車両から車両情報を取得する車両情報取得部と、
    前記車両情報に基づいて前記車両が停車中であるか否かを判定する判定部と、
    前記車両の周辺状況を認識する周辺状況認識部と、
    前記車両が走行中であるときは、前記車両に持ち込まれた携帯端末の操作を禁止し、前記車両が停車中であるときは、前記周辺状況に基づいて、前記携帯端末の操作を許容する携帯端末制御部と、を備える車載装置。
  2. 前記周辺状況認識部は、前記車両の周辺が撮影された撮影画像を認識する画像認識部、および自車両の周辺の地図情報とともに該自車両の現在位置を認識する現在位置認識部の少なくとも一方を備える請求項1に記載の車載装置。
  3. 前記携帯端末制御部は、前記画像認識部が認識した前記撮影画像に基づき、前記車両の直進方向における車両用信号機が赤信号の場合で、かつ前記直進方向に交差する交差方向の車両用信号機または歩行者用信号機が青信号の場合には、前記携帯端末の操作を許容し、
    前記直進方向の車両用信号機が青信号または黄色信号の場合、前記交差方向の車両用信号機が黄色信号または赤信号の場合、および前記交差方向の歩行者用信号機が赤信号または青信号の点滅状態の場合の少なくともいずれか一つを満たす場合には、前記携帯端末の操作を禁止する請求項2に記載の車載装置。
  4. 前記携帯端末制御部は、前記画像認識部が前方の他車両の発進、または該他車両のブレーキランプの点灯から消灯への変化を認識した場合、前記携帯端末の操作を禁止する請求項2に記載の車載装置。
  5. 前記携帯端末制御部は、前記現在位置認識部が前記自車両の停車位置および前記地図情報に基づき、該自車両の路肩への停車、または、駐車場内での駐車を認識した場合、前記携帯端末の操作を許容する請求項2に記載の車載装置。
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