JP2024064079A - 電池 - Google Patents

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Abstract

【課題】高い入出力を安定して実現する電池を提供すること。【解決手段】本開示にかかる電池1は、集電体と、集電体に塗布された多孔質材と、活物質とを有し、活物質は、金属添加剤と、無機添加剤とを有し、金属添加剤は、亜鉛、亜鉛化合物の少なくともどちらか一つであり、無機添加剤は、酸化ビスマスと酸化インジウムの少なくともどちらか一つであり、多孔質材は、亜鉛又は亜鉛化合物を被覆した導電性を有する多孔質カーボンを含むものである。【選択図】図1

Description

本開示は、電池に関する。
特許文献1には、多孔質カーボンと、金属亜鉛を有する活物質とを、集電体上に塗布してなる亜鉛負極を備える電池が開示されている。
特開平6-187977号公報
亜鉛は、安価で高エネルギー密度を有していることから注目されており、亜鉛負極を備える電池の実用化が試みられている。一方、亜鉛負極を備える電池は、析出と溶解による電池反応が行われる。これにより、亜鉛は、樹枝状の結晶成長、即ちデンドライト伸長をとる。したがって、亜鉛負極の表面は凸部を多く含むため、亜鉛負極における内部短絡が発生しやすい。
特許文献1には、多孔質カーボンを用いて、亜鉛負極の表面に生じた空孔内における亜鉛錯イオンの飽和を早めさせることにより、酸化亜鉛と水酸化亜鉛の溶解を抑制する構造が開示されている。しかしながら、溶解と析出による電池反応に対するデンドライト伸長の発生については、抑制が不十分である。したがって、特許文献1に開示される亜鉛負極を用いた電池は、大電流が入出力されると短絡が生じやすく、また、サイクル特性が良好でないという課題を有する。
このように、亜鉛負極、及び亜鉛負極を備える電池における性能の向上には、多くの検討の余地が残されている。
本開示は、このような課題を解決するためになされたものであり、高い入出力を安定して実現する電池を提供することを目的とする。
本開示にかかる電池は、集電体と、集電体に塗布された多孔質材と、活物質とを有し、前記活物質は、金属添加剤と、無機添加剤とを有し、前記金属添加剤は、亜鉛、亜鉛化合物の少なくともどちらか一つであり、前記無機添加剤は、酸化ビスマスと酸化インジウムの少なくともどちらか一つであり、前記多孔質材は、亜鉛又は亜鉛化合物を被覆した導電性を有する多孔質カーボンを含むものである。
上述のように、表面に亜鉛層を備える導電性の多孔質カーボンを用いて多孔質材を形成し、金属亜鉛と無機添加剤を添加した負極を形成することにより、亜鉛負極の溶解と析出の反応を防ぐことが可能となり、高い入出力を安定して実現する電池を得ることができる。
本開示により、高い入出力を安定して実現する電池を提供することができる。
実施の形態1にかかる電池の略図である。
<実施の形態1>
以下、図面を参照して本開示の実施の形態について説明する。図1は、本実施の形態にかかる電池の略図を示している。図1(a)に示されるように、電池1は、負極集電体10、負極活物質20、正極集電体30、正極活物質40、セパレータ50、電解液60を備える。図1(b)は、負極集電体10の表面近傍を拡大した図である。図1(b)に示されるように、負極集電体10の表面には、金属添加剤110、多孔質材120、無機添加剤130、バインダ140が形成されており、これらを総じて負極活物質20と称する。図1(c)は、多孔質材120を拡大した図である。図1(c)に示されるように、多孔質材120は、多孔質カーボン121及び亜鉛層122を備える。
負極集電体10には、金属箔やパンチングメタルが使用でき、導電性や加工性から、銅、銅及びスズ、ニッケル及びステンレス、鉄合金などを用いることができる。また、負極集電体10上にめっきが施されていてもよい。
負極活物質20に含まれる金属添加剤110は、金属亜鉛または亜鉛化合物、例えば酸化亜鉛が好ましい。多孔質材120は、比表面積が高い材料が好ましく、例えば導電性を有する多孔質カーボンなどが挙げられる。無機添加剤130は、酸化ビスマス(Bi)又は酸化インジウム(In)が好ましく、どちらか一つ、或いは両方含んでもよい。バインダ140は、スチレンブタジェンゴム(SBR)やポリテトラフルオロエチレン(PTFE)樹脂などが挙げられる。
正極集電体30、正極活物質40については、特に限定されないが、例として、正極集電体30は、ニッケル水酸化物或いはマンガン酸化物など、正極活物質40は、ニッケル、ニッケルめっき、或いは多孔質ニッケルなどが挙げられる。
セパレータ50は、不織布などの微多孔膜が挙げられる。電解液60は、アルカリ水溶液が挙げられ、水溶液中に酸化亜鉛を含ませてもよい。酸化亜鉛を含ませることにより、反応中の電解液60において、水素や酸素が発生することを抑制でき、内圧の急激な上昇などを抑えることができる。また、アルカリ水溶液は、水酸化カリウム水溶液が好ましく、水酸化カリウム水溶液中に、水酸化ナトリウムや、水酸化リチウムなどが添加されていてもよい。
多孔質材120に備えられた多孔質カーボン121は、活性炭、黒鉛、ハードカーボンなどが挙げられる。特に、活性炭はとりわけ比表面積が高いため好ましい。亜鉛層122は、多孔質カーボン121の表面、及び孔部に被覆しており、亜鉛層122の厚さは、10nm未満であることが好ましい。ただし、多孔質カーボン121の表面を完全に覆う必要はなく、亜鉛層122に欠け、割れ、抜けが生じていても十分に動作し得る。また、亜鉛層122は、金属亜鉛に限定されず、亜鉛化合物、例えば酸化亜鉛などを含んでいてもよい。
このような構成とすることにより、亜鉛負極を備える電池において問題となるデンドライト伸長を抑制することが可能となり、高い入出力を安定して実現する電池を提供することができる。
以下に実施例を用いて本開示を説明するが、これらに限定されるものではない。
<実施例1>
多孔質材120として、亜鉛とカーボンの重量比が2.8:1である酸化亜鉛複合粉末を作製した。次に、当該粉末、アセチレンブラック(AB)、金属亜鉛粉末、酸化亜鉛粉末(粒径0.75μm)、SBR分散液、界面活性剤を、固形分重量比65:20:0.5:0.5:6:0.1にて混合し、純水を加えて、活物質インクを作製した。当該インクを集電体に塗布し、プレスした後に、スズめっき銅箔を端子として接合し、負極を作製した。
正極には、ニッケル及び水酸化ニッケルが複合化された材料を用いて、負極容量/正極容量がおよそ1.5となるようにし、ニッケル箔を端子として接合し、正極とした。当該正極に、セパレータとして親水性の不織布を包摂し、負極の2枚にて正極を1枚挟むように配置し、本実施例において使用する電池とした。
当該電池を筐体に入れ、電解液として6Mの水酸化カリウム水溶液を滴下し、封止をして単電池を作製した。当該単電池を1Cの充放電サイクルにて活性化した後、表1に示される充放電パターンでサイクル試験を実施した。
ここで、CCは、Constant Current(定電流充放電)の略である。1Cは、本実施例における電池の定格電流を表し、即ち、表1内の20C、3Cは、それぞれ20倍、3倍の電流値を表す。Cutは、動作停止する上限/下限電圧を示す。したがって、本実施例において、電池は、1.85Vに達するまで充電し、1.3Vに達するまで放電を行っている。RESTは、充放電後に放置、安定化のための時間を表す。
Figure 2024064079000002
<実施例2>
固形分重量比を65:10:0.5:0.5:6:0.1とした、即ち、アセチレンブラックの割合を減らした以外は、実施例1と同じである。
<実施例3>
電解液に酸化亜鉛を15wt%程度まで添加(ほぼ飽和)した以外は、実施例1と同じである。
<実施例4>
セパレータとして不織布に親水化ポリプロピレン微多孔膜を重ねた以外は、実施例1と同じである。
<比較例1>
固形分重量比を20:10:65:0.5:6:0.1とした、即ち、金属亜鉛粉末の割合を大幅に増やした負極を使用して、本開示の実施例1と比較した。
<比較例2>
多層カーボンナノチューブ、酸化亜鉛粉末(粒径0.75μm)、酸化ビスマス粉末(粒径50μm)、PTFE分散液の固形分重量比を0.8:24:2:6とした。即ち、比表面積がアセチレンブラックに比べて小さい材料を用い、酸化亜鉛粉末の割合を大幅に増やした負極を使用して、本開示の実施例1と比較した。
<比較例3>
多層カーボンナノチューブを人工鱗片黒鉛に変更した以外は、比較例1と同じである。
実施例1~4及び比較例1~3の内部抵抗比(%)、1サイクル目の20C充電時における到達SOC(state of charge)、初期容量から80%に減衰した時点の到達サイクル数の結果を表2に示す。本実施例において狙いSOCは、1.85Vである。
Figure 2024064079000003
実施例2、3については、実施例1と遜色ない結果であることが分かる。また、実施例4については、内部抵抗の上昇に伴う充電効率の低下は見られるものの、サイクルに伴う減衰があまり見られないことから、動作安定性は高いと言える。
一方、比較例1は、内部抵抗の上昇に伴う充電効率の低下、及びサイクルに伴う減衰が顕著に確認された。したがって、金属亜鉛粉末の割合が過剰に高いと、電池の性能が劣化することが分かる。
また、比較例2、3においては、内部抵抗が高いため、当該単電池を動作させた後、間もなく上限電圧に到達したため、本実施例における狙いSOCに対して数%も充電できなかった。したがって、サイクルを実施できず、実施例1~4に比べて、性能の不利は明確である。
比較例1~3の結果から、亜鉛負極を備える電池において問題となるデンドライト伸長を抑制することによって、高い入出力を安定して実現する電池を提供することができることが分かった。
なお、本開示は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
1 電池
10 負極集電体
20 負極活物質
30 正極集電体
40 正極活物質
50 セパレータ
60 電解液
110 金属添加剤
120 多孔質材
121 多孔質カーボン
122 亜鉛層
130 無機添加剤
140 バインダ

Claims (1)

  1. 集電体と、前記集電体に塗布された多孔質材と、活物質とを有する電池において、
    前記活物質は、金属添加剤と、無機添加剤とを有し、
    前記金属添加剤は、亜鉛、亜鉛化合物の少なくともどちらか一つであり、
    前記無機添加剤は、酸化ビスマスと酸化インジウムの少なくともどちらか一つであり、
    前記多孔質材は、亜鉛又は亜鉛化合物を被覆した導電性を有する多孔質カーボンを含む、
    電池。
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