JP2024061877A - 偏心揺動型歯車装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ホロー部を拡大可能な偏心揺動型歯車装置を提供する。
【解決手段】偏心揺動型歯車装置100は、内歯歯車16と、外歯歯車14と、外歯歯車14を揺動させる偏心体と、外歯歯車14の軸方向側部に配置されるキャリヤと、キャリヤの中心からオフセットした位置でキャリヤに連結され外歯歯車を貫通する複数の内ピン32と、を備えた偏心揺動型歯車装置である。内ピン32のピッチ円直径Dpと外歯歯車14の歯先直径Deとの比(ピッチ円直径Dp/歯先直径De)が、0.77~0.85で、内ピン32の直径Dqと外歯歯車14の歯先直径Deとの比(内ピン直径Dq/歯先直径De)が、0.06~0.10で、内ピン32のピッチ円周に占める内ピン32の割合である内ピン占有率が、0.25以上である。
【選択図】図4
【解決手段】偏心揺動型歯車装置100は、内歯歯車16と、外歯歯車14と、外歯歯車14を揺動させる偏心体と、外歯歯車14の軸方向側部に配置されるキャリヤと、キャリヤの中心からオフセットした位置でキャリヤに連結され外歯歯車を貫通する複数の内ピン32と、を備えた偏心揺動型歯車装置である。内ピン32のピッチ円直径Dpと外歯歯車14の歯先直径Deとの比(ピッチ円直径Dp/歯先直径De)が、0.77~0.85で、内ピン32の直径Dqと外歯歯車14の歯先直径Deとの比(内ピン直径Dq/歯先直径De)が、0.06~0.10で、内ピン32のピッチ円周に占める内ピン32の割合である内ピン占有率が、0.25以上である。
【選択図】図4
Description
本発明は、偏心揺動型歯車装置に関する。
入力軸に入力された回転を減速する偏心揺動型減速機が知られている。本出願人は、特許文献1により、入力軸が回転することによって揺動する外歯歯車と、外歯歯車が内接噛合する内歯歯車とを備えた偏心揺動型減速機を開示した。この入力軸は、大径の中空部を有するホローシャフトである。
減速機では、電気ケーブルや空気を送るためのパイプなど(以下、「配線」という)が、ホロー部に通される。余裕をもって配線を通過させるために、ホロー部は大きいことが望ましい。しかし、減速機の外径が一定の条件でホロー部を拡大すると、減速機の強度が低下する可能性がある。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたもので、ホロー部を拡大可能な偏心揺動型歯車装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の偏心揺動型歯車装置は、内歯歯車と、外歯歯車と、外歯歯車を揺動させる偏心体と、外歯歯車の軸方向側部に配置されるキャリヤと、キャリヤの中心からオフセットした位置でキャリヤに連結され外歯歯車を貫通する複数の内ピンと、を備えた偏心揺動型歯車装置であって、内ピンのピッチ円直径と外歯歯車の歯先直径との比(ピッチ円直径/歯先直径)が、0.77~0.85で、内ピンの直径と外歯歯車の歯先直径との比(内ピン直径/歯先直径)が、0.06~0.10で、内ピンのピッチ円周に占める内ピンの割合である内ピン占有率が、0.25以上である。
なお、以上の構成要素の任意の組み合わせや、本発明の構成要素や表現を方法、システムなどの間で相互に置換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、ホロー部を拡大可能な偏心揺動型歯車装置を提供できる。
以下、本発明を好適な実施形態をもとに各図面を参照しながら説明する。実施形態および変形例では、同一または同等の構成要素、部材には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また、各図面における部材の寸法は、理解を容易にするために適宜拡大、縮小して示される。また、各図面において実施形態を説明する上で重要ではない部材の一部は省略して表示する。
また、第1、第2などの序数を含む用語は多様な構成要素を説明するために用いられるが、この用語は一つの構成要素を他の構成要素から区別する目的でのみ用いられ、この用語によって構成要素が限定されるものではない。
[実施形態]
以下、図面を参照して、本開示の実施形態に係る偏心揺動型歯車装置100の構成を説明する。図1は、本実施形態の偏心揺動型歯車装置100を概略的に示す側面断面図である。図2は、図1のA-A線断面図である。偏心揺動型歯車装置100の用途に限定はないが、この例の偏心揺動型歯車装置100は多関節ロボットの関節に使用できる。
以下、図面を参照して、本開示の実施形態に係る偏心揺動型歯車装置100の構成を説明する。図1は、本実施形態の偏心揺動型歯車装置100を概略的に示す側面断面図である。図2は、図1のA-A線断面図である。偏心揺動型歯車装置100の用途に限定はないが、この例の偏心揺動型歯車装置100は多関節ロボットの関節に使用できる。
偏心揺動型歯車装置100の全体構成を説明する。偏心揺動型歯車装置100は、主に、入力軸12と、外歯歯車14と、内歯歯車16と、キャリヤ18、20と、ケーシング22と、主軸受24、26と、偏心軸受30と、内ピン32と、入力軸軸受33、34とを主に備える。
以下、内歯歯車16の中心軸線Laに沿った方向を「軸方向」といい、その中心軸線Laを中心とする円の円周方向、半径方向をそれぞれ「周方向」、「径方向」とする。また、以下、便宜的に、軸方向の一方側(図中右側)を入力側といい、他方側(図中左側)を反入力側という。このような方向の表記は、偏心揺動型歯車装置100の使用姿勢を制限するものではなく、偏心揺動型歯車装置100は、任意の姿勢で使用されうる。
キャリヤ18、20は、外歯歯車14の反入力側に配置される第1キャリヤ18と、外歯歯車14の入力側に配置される第2キャリヤ20とを含む。主軸受24、26は、外歯歯車14の反入力側に配置される第1主軸受24と、外歯歯車14の入力側に配置される第2主軸受26とを含む。入力軸軸受33、34は、外歯歯車14の反入力側に配置される第1入力軸軸受33と、外歯歯車14の入力側に配置される第2入力軸軸受34とを含む。
本実施形態の偏心揺動型歯車装置100は、入力軸(偏心体軸)12が内歯歯車16の中心軸線Laと同軸線上に設けられるセンタークランクタイプである。偏心揺動型歯車装置100は、中央部に軸方向に貫通するホロー部Hを有する。ホロー部Hは、入力軸12に設けられる。
ケーシング22は、偏心揺動型歯車装置100の外殻を構成する。キャリヤ18、20は、ケーシング22の内側に配置され、ケーシング22と相対回転する。入力軸12は、中心にホロー部Hを有する中空円筒状を有する。例えば、入力軸12の入力側の端部に歯車やプーリなどの動力伝達部材がボルトなどの連結具により連結され、ホロー部Hからオフセットして配置されたモータの回転が伝達される。
入力軸12は、複数の偏心部12aを有し、外歯歯車14を揺動させる偏心体として機能する。この例では、入力軸12は、位相が180°ずれた2つの偏心部12aを有する。入力軸12の両端部は、入力軸軸受33、34を介してキャリヤ18、20に支持される。なお、偏心部12aの数は、2つに限られず、1つまたは3つ以上であってもよい。
入力軸軸受33、34の構成に制限はないが、この例の第1入力軸軸受33の転動体はボール(球体)であり、第2入力軸軸受34の転動体はころ(円筒体)である。
外歯歯車14は、偏心軸受30を介して対応する偏心部12aに回転自在に支持される。外歯歯車14には、中心孔14cと、複数の内ピン孔14hとが形成されている。中心孔14cは、外歯歯車14の中心に設けられる貫通孔である。複数の内ピン孔14hは、外歯歯車14の中心からオフセットされた位置において同一円周上(ピッチ円上)に設けられる貫通孔である。図2の例では、10個の内ピン孔14hが周方向に36°間隔で配置されている。内ピン孔14hには内ピン32が挿通される。外歯歯車14の外周に形成された歯が、内歯歯車16の歯と噛み合いながら回転することで、外歯歯車14が揺動する。
内歯歯車16は、外歯歯車14と噛み合う。本実施形態の内歯歯車16は、ケーシング22と一体化された内歯歯車本体と、この内歯歯車本体に回転自在に支持される外ピン16p(ピン部材)とで構成されている。外ピン16pは、内歯歯車16の内歯を構成する。内歯歯車16の内歯数(外ピン16pの数)は、外歯歯車14の外歯数よりも僅かだけ(この例では1だけ)多い。
第1キャリヤ18および第2キャリヤ20は、主軸受24、主軸受26を介してケーシング22に回転自在に支持されている。第1キャリヤ18は、第1入力軸軸受33を介して入力軸12を支持する。第2キャリヤ20は、第2入力軸軸受34を介して入力軸12を支持する。
第1キャリヤ18と第2キャリヤ20とは、内ピン32を介して連結される。内ピン32は、外歯歯車14の軸芯から径方向にオフセットした位置において、外歯歯車14の内ピン孔14hを軸方向に貫通する。
キャリヤ18、20とケーシング22の一方は、被減速装置に回転動力を出力する出力部材として機能し、他方は偏心揺動型歯車装置100を支持するための外部部材に固定される被固定部材として機能する。本実施形態において、出力部材は第1キャリヤ18および第2キャリヤ20であり、被固定部材はケーシング22である。
この例では、内ピン32は、第1キャリヤ18の中心(軸心)からオフセットした同一円周上(ピッチ円上)に周方向に36°間隔で10個配置される。図1では、1つの内ピン32を示す。内ピン32は、反入力側が第1キャリヤ18に固定(連結)され、入力側が第2キャリヤ20に固定(連結)される。内ピン32は、第1キャリヤ18と第2キャリヤ20とを連結する。図2の例では、内ピン32は、第1キャリヤ18と一体的に形成されており、入力側が第2キャリヤ20にボルトB2によって固定されている。内ピン32の外周にはスリーブ32sが設けられる。内ピン32は、内ピン孔14hに隙間を有する状態で挿通される。内ピン32は、スリーブ32sを介して内ピン孔14hの一部と当接している。内ピン32は、外歯歯車14の自転を拘束しその揺動のみを許容している。
主軸受24、26は、第1キャリヤ18とケーシング22の間および第2キャリヤ20とケーシング22の間に配置される。主軸受24、26の構成に制限はないが、この例の主軸受24、26は、転動体が球体であるアンギュラ玉軸受けである。主軸受24、26の外輪は、ケーシング22に支持される。第1主軸受24の内輪は、キャリヤ18と一体的に形成されている。第2主軸受26の内輪は、キャリヤ20と一体的に形成されている。
ケーシング22は、キャリヤ18、20を環囲する中空円筒状の部材である。ケーシング22は、径方向外側に張り出す大径部22fを有する。大径部22fには軸方向に貫通するボルト孔22hが設けられている。大径部22fは、外部の相手側部材50に連結される。
ケーシング22と、第1キャリヤ18との間には、主軸受24からの潤滑剤をシールするオイルシール28が設けられている。
以下、本実施形態の特徴構成を説明する。
本発明者は、偏心揺動型歯車装置について研究し以下の知見を得た。偏心揺動型歯車装置は、産業ロボットや工作機械など多様な用途に使用される。偏心揺動型歯車装置のホロー部には電気ケーブルなどの配線が通される。この配線とホロー部との間の隙間が小さいと、これらが干渉して配線にストレスが加わり損傷を生じるおそれがある。したがって、配線を余裕をもって通過させる観点から、ホロー部直径は大きいことが望ましい。
歯車装置に加わる荷重は、大型の歯車装置では大きく、小型の歯車装置では小さい。このため、ホロー部直径は、歯車装置のサイズとの関係で一般化できる。ケーシング形状のバリエーションの影響を低減する観点から、本明細書では、ホロー部の直径について、外歯歯車の各歯先を通る円の直径(以下、「歯先直径」という)との比(ホロー部直径/歯先直径)によって一般化する。以下、この直径比をホロー部直径比ということがある。
図3、図4を参照して、荷重に対する偏心揺動型歯車装置100の各部の応力を説明する。図3は、外歯歯車14の一部の拡大図である。図4は、各部の寸法を説明する説明図である。図4に、ホロー部直径Dhと、歯先直径Deと、ピッチ円直径Dpとを示す。歯先直径Deは、各歯先14eを通る円の直径である。ピッチ円直径Dpは、各内ピン32の中心を通るピッチ円32dの直径(ピッチ円直径:PCD)である。
本発明者は、本実施形態の偏心揺動型歯車装置100について、ホロー部直径Dhを拡大する観点から実験とシミュレーションとを繰り返し、各部の寸法を変化させたときの影響を検討した。その結果、内ピン32、外歯歯車14の歯底14bと内ピン孔14hとの間の部分14jおよび中心孔14cと内ピン孔14hとの間の部分14kの応力が重要であることを見出した。つまり、これら部分の応力が、産業ロボットや工作機械などの偏心揺動型歯車装置の通常の用途における市場の要求から決定される応力基準を満たすことにより、実用に耐えうる寿命強度を実現できることが判明した。
まず、各部の寸法を変化させたときの影響を説明する。ホロー部直径Dhを拡大すると、外歯歯車14の中心孔14cと内ピン孔14hとの間の部分14kの肉厚が薄くなるため、内ピン32のピッチ円直径Dp(内ピン孔14hのピッチ円直径ということもできる)は大きい方が有利である。一方、ピッチ円直径Dpが大きすぎると、外歯歯車14の歯底14bと内ピン孔14hとの間の部分14jの肉厚が薄くなり、所望強度を満足できないおそれがある。
また、部分14kの肉厚と部分14jの肉厚を確保しながら、ホロー部直径Dhを大きくするためには、内ピン孔直径Drは小さい方が有利である。一方、内ピン孔直径Drを小さくすると内ピン直径Dqも小さくすることとなり、この場合、内ピンの強度を満足できないおそれがある。
また、内ピン直径Dqをできるだけ小さくしつつ、強度を満足するためには、内ピンの数を増やして内ピン1本あたりに負荷される荷重を分散させることが考えられる。複数の内ピン全体での強度を高めるために内ピン占有率Eqを高めてもよい。しかし、内ピン占有率Eqを高めすぎると内ピン間の間隔が小さくなり鍛造成形が難しくなったり、加工の際に工具が内ピンに干渉するなどの製造上の課題が生じるおそれがある。なお、内ピン占有率Eqは、内ピン32のピッチ円14dの円周に占める内ピン32の割合である。
本発明者は、応力基準を満たしつつ、ホロー部直径Dhを拡大するためには、内ピン32のピッチ円直径Dp、内ピン直径Dqおよび内ピン占有率Eqの適正範囲を見出すことが重要であることに着想した。本発明においては、この着想に至ったこと自体が非常に重要であるといえる。
図5~図7を参照して、内ピン32のピッチ円直径Dp、内ピン直径Dqおよび内ピン占有率Eqと各部の応力との関係を説明する。ピッチ円直径Dpおよび内ピン直径Dqは、歯車装置のサイズとの関係で一般化できる。以下、ピッチ円直径Dpおよび内ピン直径Dqを外歯歯車14の歯先直径Deに対する比として扱う。
図5~図7において、縦軸は各部の応力を示す。これらの図では、(a)は、内ピン32の応力を、(b)は、外歯歯車14の歯底14bと内ピン孔14hとの間の部分14jの応力を、(c)は、中心孔14cと内ピン孔14hとの間の部分14kの応力の特性線を示す。これらの応力は、歯車装置に所定の試験荷重を加えられたときに各部に生じる応力である。所定の試験荷重は、歯車装置について市場で要求される耐荷重を模して設定された荷重である。また、「基準」は、市場要求から決まる応力の基準レベル(上限レベル)を示している。これらの図では、応力の特性線と基準線との交点における横軸の値は、応力の基準範囲の下限または上限(以下、単に「下限」または「上限」という)である。つまり、横軸の値が下限から上限までの範囲内にあるとき、応力は基準内にあるといえる。
図5は、ピッチ円直径Dpと歯先直径Deとの比(ピッチ円直径Dp/歯先直径De)を変化させた場合の内ピン32、部分14jおよび部分14kの応力の変化を示す。この図の横軸は、ピッチ円直径Dpと歯先直径Deとの比である。
図5に示すように、ピッチ円直径Dpが大きくなるにつれて、内ピン32と部分14kの応力は低下し、部分14jの応力は増加する。この図から、ピッチ円直径Dpと歯先直径Deとの比が0.77~0.85の範囲で、内ピン32、部分14jおよび部分14kの応力が全て基準内となる。部分14kの下限は0.77であり、これは内ピン32の下限より大きく、応力の特性線の傾斜も大きいため、全体の範囲の下限となる。部分14jの上限は0.85であり、これは全体の範囲の上限となる。
図6は、内ピン直径Dqと歯先直径Deとの比(内ピン直径Dq/歯先直径De)を変化させた場合の内ピン32、部分14jおよび部分14kの応力の変化を示す。図6に示すように、内ピン直径Dqが大きくなるにつれて、内ピン32の応力は低下し、部分14jおよび部分14kの応力は増加する。この図から、内ピン直径Dqと歯先直径Deとの比が、0.06~0.10の範囲で、内ピン32、部分14jおよび部分14kの応力が全て基準内となる。内ピン32の下限は0.06であり、これが全体の範囲の下限となる。部分14jの上限は0.10であり、部分14kの上限より小さく、応力の特性線の傾斜も大きいため、全体の範囲の上限となる。
図7は、内ピン占有率Eqを変化させた場合の内ピン32、部分14jおよび部分14kの応力の変化を示す。図6に示すように、内ピン占有率Eqが大きくなるにつれて、内ピン32、部分14jおよび部分14kの応力は低下する。この図から、内ピン占有率Eqが、0.25以上の範囲で、内ピン32、部分14jおよび部分14kの応力が全て基準内となる。内ピン32の下限は0.25であり、これは部分14jおよび部分14kの下限より大きく、応力の特性線の傾斜も大きいため、全体の範囲の下限となる。なお、内ピン32、部分14jおよび部分14kの上限は加工限界によって制限されており、加工技術が向上し加工限界が高まれば上限は高くなる。
これらから、下記の(1)~(3)の条件を全て満たす場合に、偏心揺動型歯車装置100は、通常の用途における市場の要求から決定される応力基準を満たすといえる。
(1)内ピン32のピッチ円直径Dpと外歯歯車14の歯先直径Deとの比(ピッチ円直径Dp/歯先直径De)が、0.77~0.85。
(2)内ピン32の直径Dqと外歯歯車14の歯先直径Deとの比(内ピン32の直径Dq/歯先直径De)が、0.06~0.10。
(3)内ピン32のピッチ円周に占める内ピン32の割合である内ピン占有率Eqが、0.25以上。
(1)内ピン32のピッチ円直径Dpと外歯歯車14の歯先直径Deとの比(ピッチ円直径Dp/歯先直径De)が、0.77~0.85。
(2)内ピン32の直径Dqと外歯歯車14の歯先直径Deとの比(内ピン32の直径Dq/歯先直径De)が、0.06~0.10。
(3)内ピン32のピッチ円周に占める内ピン32の割合である内ピン占有率Eqが、0.25以上。
内ピン占有率Eqが大きすぎると、隣り合う内ピン孔14hの間の距離が小さくなり、孔加工時の剛性が不足し、加工精度が低下するおそれがある。そこで、本実施形態の内ピン占有率Eqは、0.4未満に設定されている。この場合、加工精度の低下を抑制できる。
歯車装置には、余裕をもって電気ケーブルなどの配線が通過できる大きさのホロー部を有することが市場で求められている。本実施形態の偏心揺動型歯車装置100では、偏心部12aを有する入力軸12は、ホロー部Hを有するホロー構造とされ、上述した構成を採用することにより、ホロー部Hの直径Dhと歯先直径Deとの比(ホロー部直径Dh/歯先直径De)が0.4以上となる大径のホロー部Hを実現した。この場合、配線は余裕をもってホロー部Hを通過でき、市場の要求に対応できる。
偏心揺動型歯車装置においては、減速比が小さくなるほど、偏心部12aの偏心量が大きくなり、内ピン孔14hの直径Drも大きくなる。そのため、減速比が小さいほど、ホロー部Hの直径を大きくするのが困難であった。しかし、上述した構成を採用した本実施形態の偏心揺動型歯車装置100においては、減速比が30以下の場合にも、大径のホロー部H(ホロー部Hの直径Dhと歯先直径Deとの比(ホロー部直径Dh/歯先直径De)が0.4以上となる大径のホロー部H)を実現できた。
以上説明したように、本開示によって、ピッチ円直径Dp、内ピン直径Dqおよび内ピン占有率Eqの3つの指標を最適化すれば、偏心揺動型歯車装置100の通常の用途における市場要求から決まる内ピン応力基準および外歯歯車(14j部分、14k部分)応力基準を満たせることを示した。さらに本開示は、ピッチ円直径Dp、内ピン直径Dqおよび内ピン占有率Eqの3つの指標の最適範囲に到達し、その結果を示した。
このように構成された偏心揺動型歯車装置100の動作を説明する。モータから入力軸12に回転が伝達されると、入力軸12の偏心部12aが入力軸12を通る回転中心線周りに回転し、偏心軸受30を介して外歯歯車14が揺動する。外歯歯車14が揺動すると、外歯歯車14と内歯歯車16の噛合位置が順次ずれる。この結果、入力軸12が一回転する毎に、外歯歯車14と内歯歯車16との歯数差に相当する分、外歯歯車14および内歯歯車16の一方の自転が発生する。本実施形態においては、外歯歯車14が自転し、内ピン32を介して第1キャリヤ18および第2キャリヤ20から減速回転が出力される。
このように構成された偏心揺動型歯車装置100の特徴を説明する。上述の3つの指標の最適範囲を満足することにより、ホロー部Hの直径Dhを拡大できる偏心揺動型歯車装置を提供できる。
以上が実施形態の説明である。
以上が実施形態の説明である。
以上、本発明の実施形態の例について詳細に説明した。前述した実施形態は、いずれも本発明を実施するにあたっての具体例を示したものにすぎない。実施形態の内容は、本発明の技術的範囲を限定するものではなく、請求の範囲に規定された発明の思想を逸脱しない範囲において、構成要素の変更、追加、削除等の多くの設計変更が可能である。前述の実施形態では、このような設計変更が可能な内容に関して、「実施形態の」「実施形態では」等との表記を付して説明しているが、そのような表記のない内容に設計変更が許容されないわけではない。また、図面の断面に付したハッチングは、ハッチングを付した対象の材質を限定するものではない。
以下、変形例について説明する。変形例の図面および説明では、実施形態と同一または同等の構成要素、部材には、同一の符号を付する。実施形態と重複する説明を適宜省略し、実施形態と相違する構成について重点的に説明する。
[変形例]
実施形態の説明では、ケーシング22が一体の部材で構成される例を示したが、ケーシングは、複数の部材で構成されてもよい。
実施形態の説明では、ケーシング22が一体の部材で構成される例を示したが、ケーシングは、複数の部材で構成されてもよい。
実施形態の説明では、外歯歯車14の数が2である例を示したが、外歯歯車の数は、1または3以上であってもよい。
実施形態の説明では、キャリヤ18、20を接続するためのピン部材として、外歯歯車14の駆動力の伝達に寄与する内ピン32を備える例を示した。キャリヤ18、20を接続するためのピン部材として内ピン32とは別に駆動力の伝達に寄与しないキャリヤピンを備えてもよい。
実施形態の説明では、内ピン32が第1キャリヤ18と一体的に形成される例を示したが、内ピン32は、第1キャリヤ18と別体に形成されてボルト等の固定具によって連結されてもよい。
実施形態の説明では、内ピン32の数および内ピン孔14hの数が10である例を示したが、これらの数は9以下または11以上であってもよい。また、内ピン32の数は、内ピン孔14hの数より少なくてもよい。
実施形態の説明では、主軸受24、26の内輪が、キャリヤ18、20と一体的に形成される例を示したが、主軸受の内輪は、キャリヤとは別体であってもよい。
また、本発明は、ホロー部Hを有する偏心揺動型歯車装置に特に有効であるが、これに限定されるものではなく、ホロー部Hを有さない入力軸12を備えた偏心揺動型歯車装置に適用することも可能である。
また、本発明は、ホロー部Hを有する偏心揺動型歯車装置に特に有効であるが、これに限定されるものではなく、ホロー部Hを有さない入力軸12を備えた偏心揺動型歯車装置に適用することも可能である。
上述の各変形例は実施形態と同様の作用・効果を奏する。
上述した実施形態の構成要素と変形例の任意の組み合わせもまた本発明の実施形態として有用である。組み合わせによって生じる新たな実施形態は、組み合わされる実施形態および変形例それぞれの効果をあわせもつ。
12 入力軸、 12a 偏心部、 14 外歯歯車、 14b 歯底、 14c 中心孔、 14d ピッチ円、 14e 歯先、 14h 内ピン孔、 16 内歯歯車、 18 キャリヤ、 18 第1キャリヤ、 20 第2キャリヤ、 22 ケーシング、 24 第1主軸受、 26 第2主軸受、 32 内ピン、 32d ピッチ円、 100 偏心揺動型歯車装置。
Claims (4)
- 内歯歯車と、外歯歯車と、前記外歯歯車を揺動させる偏心体と、前記外歯歯車の軸方向側部に配置されるキャリヤと、前記キャリヤの中心からオフセットした位置で前記キャリヤに連結され前記外歯歯車を貫通する複数の内ピンと、を備えた偏心揺動型歯車装置であって、
前記内ピンのピッチ円直径と前記外歯歯車の歯先直径との比(ピッチ円直径/歯先直径)が、0.77~0.85で、
前記内ピンの直径と前記外歯歯車の前記歯先直径との比(内ピン直径/歯先直径)が、0.06~0.10で、
前記内ピンのピッチ円周に占める前記内ピンの割合である内ピン占有率が、0.25以上であることを特徴とする偏心揺動型歯車装置。 - 前記内ピン占有率が、0.4未満であることを特徴とする請求項1に記載の偏心揺動型歯車装置。
- 前記偏心体を有する偏心体軸はホロー構造とされ、ホロー部直径と前記歯先直径との比(ホロー部直径/歯先直径)が、0.4以上であることを特徴とする請求項1または2に記載の偏心揺動型歯車装置。
- 減速比が30以下であることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の偏心揺動型歯車装置。
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