JP2024060488A - 記録装置 - Google Patents

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基之 田口
Motoyuki Taguchi
雅史 伊藤
Masafumi Ito
圭佑 有田
Keisuke Arita
翔 高橋
Sho Takahashi
健人 玉利
Kento Tamari
亮汰 古松
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Abstract

【課題】 シートの搬送路に応じて適切に重ねの制御を実行することができる記録装置を提供する。【解決手段】 本発明の記録装置は、シートを給送する第1ローラと、前記第1ローラで給送されたシートを搬送方向に搬送する第2ローラと、前記第2ローラで搬送されたシートの上側に記録を行う記録手段と、前記記録手段で記録されたシートが通過する第1搬送路および前記第1搬送路に対し前記記録手段から離れる側に分岐する第2搬送路と、前記記録手段で記録されている第1シートに、第2シートの先端を重ねて搬送する制御手段と、を備える記録装置において、前記制御手段は、前記第2シートを前記第2搬送路に搬送する場合、前記第2シートの先端を前記第1シートの下方に重ねる第1搬送制御を実行し、前記第2シートを前記第1搬送路に搬送する場合、前記第2シートの先端を前記第1シートの上方に重ねる第2搬送制御を実行することを特徴とする。【選択図】 図9

Description

本発明は、連続して搬送されたシートに画像を記録する記録装置に関する。
記録装置は、連続して搬送されたシートに画像を記録することができる。特許文献1には、先行して給送された先行シートに、後続する後続シートを重ねて搬送することによって生産性を高める技術が開示されている。この記録装置では、記録部の上流側に第1ローラ対さらにその上流側に第2ローラ対が設けられ、先行シートを第1ローラ対で搬送しているときに後続シートを第2ローラ対で供給することができる。第1ローラ対と第2ローラ対の間には、シートの搬送方向を変更する変更機構を備えている。そのため後続シートは、変更機構によって先行シートの上方または下方に重ねることができる。
特開2017-177368号公報
しかし、特許文献1には、記録部の下流側に複数の搬送路を有する構成は開示されていない。すなわち、搬送方向において記録部の下流側に先行シートおよび後続シートを搬送する場合、シートの搬送路によっては重ねる方向に制約が生じることがある。本発明は、シートの搬送路に応じて適切に重ねの制御をすることができる記録装置を提供することである。
本発明の記録装置は、シートを給送する第1ローラと、前記第1ローラで給送されたシートを搬送方向に搬送する第2ローラと、前記第2ローラで搬送されたシートの上側に記録を行う記録手段と、前記記録手段で記録されたシートが通過する第1搬送路および前記第1搬送路に対し前記記録手段から離れる側に分岐する第2搬送路と、前記記録手段で記録されている第1シートに、前記第1ローラで給送された第2シートの先端を重ねて搬送する制御手段と、を備える記録装置において、前記制御手段は、前記第2シートを前記第2搬送路に搬送する場合、前記第2シートの先端を前記第1シートの下方に重ねる第1搬送制御を実行し、前記第2シートを前記第1搬送路に搬送する場合、前記第2シートの先端を前記第1シートの上方に重ねる第2搬送制御を実行することを特徴とする。
本発明によれば、シートの搬送路に応じて適切に重ねの制御をすることができる記録装置を提供することができる。
記録装置の外観図である。 記録部の上流側の搬送路を説明するための図である。 記録部の下流側の搬送路を説明するための図である。 反転路および循環路について説明するための図である。 制御部のブロック図である。 第1重ね連送制御について説明をするための図である。 第2重ね連送制御について説明をするための図である。 切替機構について説明をするための図である。 両面記録における切替機構の状態と連送制御の関係を示す図である。 両面記録のフローチャートである。 両面記録のフローチャートである。 片面記録における切替機構の状態と連送制御の関係を示す図である。 片面記録のフローチャートである。
以下に図面を参照して本発明の実施形態を説明する。ただし、実施形態に記載されている構成部品の寸法や材質や形状やそれらの相対配置等は、発明が適用される装置の構成や各種条件等により適宜変更され得るものであり、この発明の範囲を以下の実施形態に限定する趣旨ではない。
〔第1の実施形態〕
<記録装置>
図1から5を用いて本発明の記録装置について説明をする。図1は記録装置の外観図である。図2は記録装置の記録部の上流側の搬送路を説明するための図である。図3は、記録装置の記録部より下流側の搬送路を説明するための図である。図4は、反転路および循環路について説明するための図である。図5は記録装置を制御する制御部のブロック図である。なお、図における矢印X、Y、Zは、それぞれ記録装置1の幅方向、奥行方向、高さ方向を示している。
ここで、図1を用いて記録装置について説明をする。図1(A)は、正面側から見た斜視図で、図1(B)は側面側から見た斜視図である。記録装置1はおおむね立方体または直方体形状を有している。記録装置1は、画像の記録されたシートを積載する積載部として、上面の積載部63、背面の積載部64を備えている。記録装置1は記録するシートを収容する第1収容部20Aを前面の下方に備えている。ユーザは前面から給送カセット24aを本体2から引き出して、シートPをセットすることができる。また、本体2の下にはオプションとして追加できる第2収容部20Bを備えている。ユーザは給送カセット24bを本体2から引き出してシートPをセットすることができる。また、第2収容部20Bは、複数段積み重ねることで記録装置1のシート収容量、種類およびサイズを増やすことができる。
記録装置1は、インクタンク7から供給されるインクをシートPに吐出して画像を記録するシリアル型のインクジェット記録装置である。しかし本発明はラインヘッド型のインクジェット記録装置、電子写真方式の記録装置にも適用可能である。なお、「記録」には、文字、図形等有意の情報を形成する場合のみならず、有意無意を問わず、広くシートP上に画像、模様、パターン等を形成するまたは媒体の加工を行う場合も含まれる。また、シートPとしてシート状の紙を想定するが、布、プラスチック・フィルム等であってもよい。
記録装置1の記録部10までの搬送路について図2を用いて説明をする。記録装置1の記録部10までの搬送路は、給送路40、搬送路50、主搬送部30から構成されている。給送路40を含む給送部、搬送路50を含む搬送部、主搬送部30は、シートPを搬送する機構であり、それぞれシートを搬送元から搬送先に搬送する。なお、搬送元から搬送先の方向をシートの搬送方向、搬送元を搬送方向の上流側、搬送先を搬送方向の下流側と呼ぶ場合がある。搬送路50は、少なくとも一部が湾曲している湾曲路50aと、空間搬送路50bとを含む。湾曲路50aは、中間ローラ51と空間搬送路50bの間に配され、給送路40から給送されたシートまたは循環路46から搬送されたシートを記録部10へ搬送するための搬送路である。給送路40から給送されたシートは上側の上面に記録され、循環路から搬送されたシートは上面の反対の下側の下面に記録される。空間搬送路50bは、湾曲路50aと主搬送部30の間に配され、シートの厚み方向に空間を持つ搬送路である。
第1収容部20Aは、給送ローラ23a、給送ローラ23aで給送されたシートを1枚に分離する分離ローラ(23b、23c)を有している。給送ローラ23aは、ピックアップローラとも呼ばれ、駆動源25の駆動力により回転し、第1収容部20Aに積載されたシートPをピックアップできる。なお、駆動源25は、後述の駆動源32、駆動源43、駆動源67a、駆動源67bと同様にモータである。給送カセット24aに収納されたシートPは、給送ローラ23aによって給送路40を経由して、湾曲路50aに給送される。その後、シートPは、中間ローラ51によって搬送されて空間搬送路50bを経由して主搬送部30の主搬送ローラ31へ搬送される。シートPの先端および後端を検知するセンサ52が中間ローラ51の搬送方向の下流側に設けられている。シートPの先端をセンサ52で検知することでシートPが中間ローラ51に到達したことを検知できる。また、シートPの後端をセンサ52で検知することでシートPが中間ローラ51を通過したことを検知できる。センサ52によるシートPの検知結果に基づきシートPの搬送速度などを変更できる。センサ52は、レバーを介してフォトインタラプタの光軸を遮光、受光するレバー式ある。なお、センサ52は、直接シートを検知する光学式でもよい。また、後述するセンサ34、センサ37、センサ59、センサ48も同様である。中間ローラ51の駆動源は給送ローラ23aと異なる駆動源43を使用している。しかし、駆動源25で中間ローラ51と給送ローラ23aを共用してもよい。この場合、中間ローラ51のみ駆動するときは、クラッチ等を用いることで給送ローラ23a側の駆動の切断をできる。
主搬送部30は、空間搬送路50bの下流側で、搬送方向に記録部10をまたぐ形で配されている。主搬送部30は、主搬送ローラ31、中間ローラ35、プラテンを含む。主搬送ローラ31、中間ローラ35は駆動源32の駆動力により回転し、第1収容部20Aから搬送されるシートPを搬送する。主搬送ローラ31は従動ローラ31aによって圧接され、シートPは主搬送ローラ31と従動ローラ31aとのニップ部に挟まれつつ搬送される。同様に、他の駆動ローラも対向側に従動ローラや拍車によってニップ部が形成され、シートPはニップ部に挟まれつつ搬送される。記録部10は、キャリッジ11を搬送方向と交差する交差方向(X方向)に往復移動させる駆動機構を備える。記録部10の記録ヘッド12は、シートを支持するプラテンに対向している。記録部10は、キャリッジ11を移動させながら記録ヘッド12からインクを吐出させることでシートPに画像を記録することができる。キャリッジ11の駆動機構は、キャリッジ11の走査方向の移動を案内するガイドレール、駆動源13(モータ)からの駆動力を伝達して走査方向に移動させるベルト14伝動機構を含む。
シートPに対する画像の記録は、例えば、以下の通りに行うことができる。シートPは、主搬送ローラ31によって間欠的に搬送され、シートPの搬送と記録ヘッド12による画像の記録とが交互に行われる。すなわち、主搬送ローラ31は、画像を形成する行位置にシートPを搬送する。シートPの停止中に、記録ヘッド12からインクを吐出させながら記録ヘッド12をキャリッジ11で移動させる。続いて、主搬送ローラ31は、次の行位置にシートPを搬送する。そして、記録部10は、記録ヘッド12からインクを吐出させながら記録ヘッド12をキャリッジで移動させる。同様の処理を繰り返すことで、シートPの全体に画像の記録を行うことができる。
次に、シートPが通過する搬送路について説明をする。主搬送ローラ31によって搬送されたシートPは記録部10で記録され、主搬送ローラ31の搬送方向における下流側の排出路61aまたは排出路61bへと搬送される。分岐部70Aは、切替機構71が配され、シートを排出路61aと排出路61bとに分岐する。排出路61bは、排出路61aに対して記録ヘッド12から離れる側である。切替機構71のフラッパは、第1位置(図3(A))と第2位置(図3(B))とに移動することができる。切替機構71は、シートPを搬送するローラとは異なる駆動源を有し、フラッパで搬送路を選択する構成である。切替機構71のフラッパが第1位置にある場合、記録部10から搬送されたシートPは、排出路61aを経由して上面の積載部63へ排出される(図3(A))。上面の積載部63においてシートPは、記録部10で記録された上側の面が上下を反転して下側を向けて排出される(フェイスダウン排出)。切替機構71のフラッパが第2位置にある場合、記録部10から搬送されたシートPは、排出路61bを経由して背面の積載部64へ排出される(図3(B))。背面の積載部64において、シートPは、記録部10で記録された面が上側を向けて排出される(フェイスアップ排出)。一方、分岐部70Bは、切替機構73が配され、排出路61bからのシートを反転路67と背面の積載部64とに分岐する。背面の積載部64は、反転路67に対し記録ヘッド12から離れる側である。切替機構73は、シートを搬送するローラとは異なる駆動源を有し、フラッパで搬送路の選択する構成である。フラッパが第1位置のとき、シートPは反転路67へ搬送され、フラッパが第2位置のとき(図3(B))、シートPは背面の積載部64へ搬送される。
図4を用いて、シートが通過する搬送路である反転路67と循環路46について説明をする。反転路67は排出路61bと接続し、反転路67は、循環路46と接続する。循環路46は、給送路40に接続する。第1面に記録されたシートの反対側の第2面に記録する両面記録の場合、シートPは、反転路67に搬送された後に、搬送方向を反転して、循環路46に搬送される。図4(A)は、切替機構71のフラッパが第2位置で、切替機構73のフラッパが第1位置のときである。記録部10で第1面に記録されたシートPは、切替機構71(第2位置)、切替機構73(第1位置)を経由して、反転路67へ搬送される。このとき、第2排出ローラ66と反転ローラ68は、それぞれ駆動部67aによってCW方向に回転される。反転路67に搬送されたシートPの後端が切替機構73を通過したことをセンサ59で検知された後、シートPは、搬送方向を反転して循環路46に搬送される。反転ローラ38および第2排出ローラ66がCCW方向に回転することで反転路67に搬送されたシートPは搬送方向を反転できる(図4(B))。このとき循環路46内の循環ローラ47は、駆動源67aによって、反転ローラ38と同一方向(CCW)に回転する。循環路46に搬送されたシートPはセンサ48で搬送方向の先端を検知された後、必要に応じてその場で待機し、第1収容部20Aからの給送路40と湾曲路50aの間の合流点G1へ搬送される。その後シートPは、再度湾曲路50a、空間搬送路50bを通過して主搬送部30へ搬送され、第1面の反対の第2面に記録がされる。さらにシートPは、切替機構71および切替機構73により任意の積載部へ排出される。
制御部100は記録装置1の各機構部の動作を制御する制御回路である。制御部100のCPU101は記録装置1全体を制御する。コントローラ102は、CPU101を補助して、各種センサ105の検出結果に応じて、各種モータ107や記録ヘッド12の駆動を行う。ROM103には各種のデータや、CPU101の制御プログラム等が記憶されている。EEPROM104には各種のデータ等が格納される。CPU101による各制御は、外部のPCから記録命令を受けた際のジョブ(画像データ、シートサイズ、枚数など)情報をもとに実行される。制御判断手段111は、コントローラ102に格納され、第1シートの下方に第2シートを重ねる第1重ね連送制御、第1シートの上方に第2シートを重ねる第2重ね連送制御のどちらを選択するかを判断する。切替制御手段112は、切替機構(71、73)の切替制御を実行する。なお、ROM103及びEEPROM104は、他の記憶デバイスを採用してもよい。ドライバ108は各種モータ107を駆動する。各種モータ107には、例えば、駆動源13、駆動源25、駆動源32、駆動源43、駆動源67(a,b)が含まれる。ドライバ106は記録ヘッド12を駆動する。各種センサ105には、キャリッジ11の位置を検知するセンサ、シートの搬送路に配されてシートの先端または後端を検出するセンサ52、センサ34、センサ37、センサ48、センサ59などがある。
<シートの搬送制御>
第1収容部20Aから先行して給送されるシートP1(先行シート)に、第1収容部20Aから後続して給送されるシートP2(後続シート)を重ねる場合のシートの動きについて図6、7を用いて説明する。シートを搬送する搬送制御において、連続するシートを重ねる制御を連送制御と特に呼ぶ。図6は、先行シートの下方に後続シートの先端を重ねる第1重ね連送制御であり、図7は、先行シートの上方に後続シートの先端を重ねる第2重ね連送制御である。第1重ね連送制御においてシートを重ねる重ね可能領域53は、湾曲路50a内の中間ローラ51の下流側で、湾曲路50aの点T1までの領域のことである。一方、第2重ね連送制御においてシートを重ねる重ね可能領域54は、重ね可能領域53の下流にある空間搬送路50bであり、主搬送ローラ31の上流側の搬送路が狭くなるまでの点K1までの領域のことである。
まず、第1重ね連送制御で搬送されるシートの動きについて説明する。先行して給送された先行シートP1が記録部10で記録されている際に、予め決められた所定のタイミングで後続する後続シートP2が給送される。その際、先行シートP1の後端と後続シートP2の先端には所定の間隔(シート間隔)を空けて給送される。後続シートP2は、先行シートP1と同期している。後続シートP2の先端がセンサ52に到達したことを検知されると、中間ローラ51は主搬送ローラ31と非同期の連続駆動になる。その結果、後続シートP2の搬送速度は上がる。この際、先行シートP1は、主搬送ローラ31によって画像記録のため間欠搬送されている。先行シートP1の間欠搬送よりも後続シートP2の連続搬送のほうが早いため、シート間隔が小さくなる。先行シートP1の後端が重ね可能領域53にある際、先行シートP1は、その剛度によって湾曲路50aの外側を沿って搬送されている。一方、中間ローラ51のニップ部の搬送方向は、湾曲路の内側に向いている。このため後続シートP2が重ね可能領域53で先行シートP1を追い越すと、後続シートP2は先行シートP1の下方から重なることになる(図6(B))。この結果、記録部10まで搬送されたシートの重なっている部分の順番は上から先行シートP1,後続シートP2の順になる。なお、搬送方向の重なり量については、後続シートP2の主搬送ローラ31への突入タイミングで調整できる。その後、先行シートP1と後続シートP2は、所望の重なり量で、主搬送ローラ31と中間ローラ51によって同期して搬送される。ただし、先行シートと後続シートを重ねない記録データの場合は、この搬送制御を行わない。
次に、第2重ね連送制御で搬送されるシートの動きについて説明する。先行シートP1が記録部10で記録されている際に、予め決められた所定のシート間隔を空けて後続シートP2が給送される。その際、先行シートP1の後端と後続シートP2の先端には所定の間隔(シート間隔)を空けて給送される。後続シートP2は、先行シートP1と同期している。後続シートP2の先端がセンサ52に到達したことを検知されると、中間ローラ51は主搬送ローラ31と非同期の連続駆動になる。その結果、後続シートP2の搬送速度は上がる。この際、先行シートP1は、画像記録のため間欠搬送されている。先行シートP1の間欠搬送よりも後続シートP2の連続搬送のほうが早いため、シート間隔が小さくなる。先行シートP1の先端が点K1下流のシート後端抑え搬送路55を通過すると、先行シートP1の姿勢が下側に矯正される。このため、先行シートP1の後端が重ね可能領域54にある際、後続シートP2の先端が先行シートP1の後端を追い越すと、後続シートP2は先行シートP1の上方から重なることになる(図7(B))。この結果、記録部10まで搬送されてきたシートの重なっている部分の順番は上から後続シートP2,先行シートP1の順になる。なお、搬送方向の重なり量については、後続シートP2の主搬送ローラ31への突入タイミングで調整できる。その後、先行シートP1と後続シートP2は、所望の重なり量で、主搬送ローラ31と中間ローラ51によって同期して搬送される。ただし、先行シートと後続シートを重ねない記録データの場合は、この制御は行わない。
<切替機構>
図8を用いて、記録部10の下流にある切替機構の動作について切替機構71を例に説明する。図8(A)は第1重ね連送制御の場合で、図8(B)は第2重ね連送制御の場合である。いずれの図においても左から右に時系列に切替機構の動作とシートの搬送方向との関係を示している。
図8(A)の左図は、第1重ね連送制御が実施されて先行シートP1に対して後続シートP2が下方から重なっている状態である。なお、切替機構71の付近では略鉛直の搬送路なので先行シートP1の後端の左側(上方)と、後続シートP2の先端の右側(下方)が重なっていることになる。先行シートP1が後続シートP2と重なった状態のまま、記録部10の下流のセンサ37を通過している状態である。中央図は、センサ37で先行シートP1の先端が検知された後で後続シートP2の先端が切替機構71に到着する前である。切替制御手段112により切替機構71のフラッパを回動させて、フラッパを第1位置から第2位置へ切り替える。この結果、右図のように後続シートP2は、先行シートP1と異なる搬送路(反転路67,排出路61bなど)に搬送される。
図8(B)の左図は、第2重ね連送制御が実施されて先行シートP1に対して後続シートP2が上方から重なっている状態である。なお、切替機構71の付近では略鉛直の搬送路なので先行シートP1が右側(下方)、後続シートP2が左側(上方)で重なっていることになる。先行シートP1が後続シートP2と重なった状態のまま、記録部10の下流のセンサ37を通過した図である。中央図は、センサ37で先行シートP1が検知された後、後続シートP2の先端が切替機構71に到着する前である。切替制御手段112によって切替機構71のフラッパを駆動源により回動させて、フラッパを第2位置から第1位置へ切り替える。この結果、右図のように後続シートP2は、先行シートP1とは異なる搬送路(排出路61a)に搬送される。なお、分岐部70Bにおいても、センサ59の検知結果に基づいて、切替機構73のフラッパを第1位置と第2位置と間で切り替える。
<両面記録の記録モード>
両面記録の際に選択される積載部(上面の積載部63または背面の積載部64)とシートの搬送路に対する記録装置1のモードについて説明をする。図9は、記録装置の記録モード、切替機構の状態、連送制御の関係を示す図である。記録装置1のモードは、切替機構71および切替機構73の状態に基づいている。また各モードの際に制御判断手段111によって選択される重ね連送制御についてあわせて説明する。なお、第1シートは記録部10で記録されているシートで、第2シートは第1シートの次に記録されるシートである。第1収容部20Aからの給送される順番(先行シート、後続シートの順番)とは異なる場合がある。
D1モードは、第1シートを排出路61aによって上面の積載部63にフェイスダウン排出し、第2シートを反転路67に搬送する。反転路67は、排出路61aに対して記録ヘッド12から離れる側である。切替機構71のフラッパは第1位置であり、切替機構73のフラッパは第1位置である。第2シートを反転路67に搬送するため、第1重ね連送制御が選択され、第1シートの下方から第2シートの重ね動作が実行される。図8(A)のように、切替機構71のフラッパが第1位置で第1シートが排出路61aに搬送され、その後、切替機構71のフラッパが第1位置から第2位置に回動する。切替機構73のフラッパが第1位置であることで、第2シートが反転路67に搬送される。
D2モードは、第1シートを反転路67に搬送し、第2シートを排出路61aによって上面の積載部63にフェイスダウン排出する。切替機構71のフラッパは第2位置であり、切替機構73のフラッパは第1位置である。第2シートを上面の積載部63に搬送するため、第2重ね連送制御が選択され、第1シートの上方から第2シートの重ね動作が実行される。図8(B)のように、切替機構71のフラッパが第2位置で第1シートが反転路67に搬送され、その後、切替機構71のフラッパが第2位置から第1位置に回動する。切替機構73のフラッパが第1位置であることで、第2シートが排出路61aに搬送される。積載部が上面の積載部63の場合、記録装置1のモードはD1モードとD2モードを繰り返すことになる。このようにすることで上面の積載部63において、下から先行シートP1,後続シートP2の順で積載される。 D3モードは、第1シートを背面の積載部64にフェイスアップ排出し、第2シートを反転路67に搬送する。背面の積載部64は、反転路67に対し記録ヘッド12から離れる側である。切替機構71のフラッパは第2位置であり、切替機構73のフラッパは第2位置である。第2シートを反転路67に搬送するため、第2重ね連送制御が選択され、第1シートの上方から第2シートの重ね動作が実行される。図8(B)のように、切替機構73のフラッパが第2位置で第1シートが背面の積載部64に排出される。その後、切替機構73のフラッパが第2位置から第1位置に回動する。切替機構73のフラッパが第1位置であることで、第2シートが反転路67に搬送される。
D4モードは、第1シートを反転路67に搬送し、第2シートを背面の積載部64にフェイスアップ排出する。切替機構71のフラッパは第2位置であり、切替機構73のフラッパは第1位置である。第2シートを背面の積載部64に排出するため、第1重ね連送制御が選択され、第1シートの下方から第2シートの重ね動作が実行される。図8(A)のように、切替機構73のフラッパが第1位置で第1シートが反転路67に搬送される。その後切替機構73のフラッパが第1位置から第2位置に回動する。切替機構73のフラッパが第2位置であることで、第2シートが背面の積載部64に排出される。積載部が背面の積載部64の場合は、D3モード、D4モードを繰り返すことになる。このようにすることで背面の積載部64において、下から先行シートP1,後続シートP2の順で積載される。
なお、両面記録の1,2ページ目や最終ページの1ページ前、最終ページなどのように第1シート、第2シートがともに同じ搬送路に搬送される状況においてはその限りではない。
<両面記録のフローチャート>
シートの第1面とその裏の第2面の両面に画像を記録する両面記録について説明をする。図10、11は、両面記録のフローチャートを示す図である。図10は上面の積載部63にシートを排出する場合であり、図11は背面の積載部64にシートを排出する場合である。ここでは、先行シートの第1面、後続シートの第1面、先行シートの第2面、後続シートの第2面の順番での記録を例にする。第2面は、第1面の反対の面である。先行シートは、先に給送されたシートで、後続シートは先行シートの後に給送されたシートである。ただし、フローチャートにおいては先行シートと後続シートの記録順番が逆になることがあるため、記録部10で記録されているシートを第1シート、次に記録部で記録されるシートを第2シートとする。なお、記録の順番はこれに限ったものではない。例えば、(1)先行シートの第2面、(2)後続シートの第2面、(3)先行シートの第1面、(4)後続シートの第1面の順番でも良い。さらに、3枚目のシートの第2面の記録を、(3)と(4)の間に行っても良い。
まず、S21工程において、制御部100が両面記録のジョブを受け取り、両面記録1のフローチャートを開始する。
S22工程において、制御部100は、切替機構および各センサが初期状態であるかを判定する。初期状態でない場合(No)、S23工程において、制御部100は、各センサの初期化をして、D1モードに切り替え、S26工程に進める。初期状態である場合(Yes)、S24工程において制御部100は、選択された積載部が背面の積載部64であるかを判定する。背面の積載部64が選択されている場合(Yes)、S25工程から両面記録2のフローチャートに移行する(図11))。選択された積載部が上面の積載部63の場合、S26工程に移行する。
S26工程において、制御部100は、記録されている第1シートが反転路67に搬送され、次に記録される第2シートが上面の積載部63に排出されるかを判定する。条件を満たす場合(Yes)、S32工程に移行し、条件を満たさない場合(No)、S27工程に移行する。
S27工程において、制御部100は、第1シートおよび第2シートがともに反転路67に搬送されるかを判定する。反転路67に搬送される場合(Yes)、S32工程に移行し、条件を満たさない場合(No)、S28工程に移行する。
S28工程において、制御部100は、D1モードを実行する。この結果、切替機構71のフラッパは第1位置、切替機構73のフラッパは第1位置となる。
S29工程において、制御部100は、第1重ね連送制御を実行する。このため記録ヘッド12によって記録がされている第1シートの後端に対して第2シートの先端が下方から重ねられる。
S30工程において、制御部100は、次に記録する第2シートがあるかを判定する。第2シートがなければ第1シートを排出してフローチャートを終了する。このフローが上面の積載部63への正規の排出処理となる。一方、S30工程で第2シートがある場合、S31工程に移行する。
S31工程において、制御部100は、センサ37で第1シートの先端が検知された後、さらに第1シートを所定量搬送する。その後、S26工程に戻る。S31工程における第2シートは、S26工程に移行すると第1シートとして扱われ、フローチャートが繰り返される。
S32工程において、制御部100は、D2モードを実行する。この結果、切替機構71のフラッパは第2位置および切替機構73のフラッパは第1位置となる。
S33工程において、制御部100は、第2重ね連送制御を実行する。記録ヘッド12によって記録がされている第1シートの後端に対して第2シートの先端が上方から重ねられる。
S34工程において、制御部100は、次に記録する第2シートがあるかを判定する。第2シートが無ければフローチャートを終了とする。なお、すべてのシートを上面の積載部63へ排出する場合、反転路67に搬送された第1シートは、第2シートと扱われた後に再度第1シートとして記録部10を通過するためS34工程がYesとならない。反転路67に搬送された第1シートは、S26工程に移行すると第2シートという扱いになる。制御部100は、切替機構71のフラッパを第1位置にして上面の積載部63に排出する。S34工程において、第2シートがある場合(No)、S35に移行する。
S35工程において、制御部100は、センサ37で第1シートの先端が検知された後、さらに第1シートを所定量搬送する。その後、S26工程に戻る。S35工程における第2シートは、S26工程に移行すると第1シートとして扱われ、フローチャートが繰り返される。
以上のように、制御部100は、D1モード、D2モードの切替を行い、第1重ね連送制御または第2重ね連送制御を実行する。この結果、シートに記録する際の生産性を向上することができる。
次に、S25工程において背面の積載部両面フローチャートに移行した後のフローチャートについて図11を用いて説明をする。
S41工程において、制御部100は、背面の積載部64に排出する処理を開始する。
S42工程において、制御部100は、D3モードを実行する。この結果、切替機構71のフラッパは第2位置、切替機構73のフラッパは第2位置となる。
S43工程において、制御部100は、記録されている第1シートが反転路67に搬送され、次に記録される第2シートが背面の積載部64に排出されるかを判定する。条件を満たす場合(Yes)、S49工程に移行し、条件を満たさない場合(No)、S44工程に移行する。
S44工程において、制御部100は、第1シートおよび第2シートがともに反転路67に搬送されるかを判定する。反転路67に搬送される場合(Yes)、S49工程に移行し、そうでない場合(No)、S45工程に移行する。
S45工程において、制御部100は、D3モードを実行する。その結果、切替機構71のフラッパは第2位置となり、切替機構73のフラッパは第2位置となる。
S46工程において、制御部100は、第2重ね連送制御を実行する。記録ヘッド12によって記録がされている第1シートの後端に対して第2シートの先端が上方から重ねられる。
S47工程において、制御部100は、次に記録する第2シートがあるかを判定する。第2シートがなければ第1シートを排出してフローチャートを終了する。このフローが背面の積載部64への正規の排出処理となる。一方、S47工程で第2シートがある場合、S48工程に移行する。
S48工程において、制御部100は、センサ59で第1シートの先端が検知された後にさらに第1シートを所定量搬送する。その後、S43工程に戻る。S47工程における第2シートは、S43工程に移行すると第1シートとして扱われ、フローチャートが繰り返される。
S49工程において、制御部100は、D4モードを実行する。その結果、切替機構71のフラッパは第2位置となり、切替機構73のフラッパは第1位置となる。
S50工程において、制御部100は、第1重ね連送制御を実行する。記録ヘッド12によって記録がされている第1シートの後端に対して第2シートの先端が下方から重ねられる。
S51工程において、制御部100は、次に記録する第2シートがあるかを判定する。第2シートが無ければフローチャートを終了とする。なお、すべてのシートを背面の積載部64へ排出する場合、反転路に搬送された第1シートは、第2シートとして扱われた後に再度第1シートとして記録部10を通過するためS51工程がYesとならない。反転路67に搬送された第1シートが第2シートという扱いになる。制御部100は、切替機構71を第2位置、切替機構73を第2位置にして背面の積載部64に排出する。S51工程において、第2シートがある場合(No)、S52工程に移行する。
S52工程において、制御部100は、センサ59で第1シートの先端が検知された後、さらに第1シートを所定量搬送する。その後、S43工程に戻る。S52工程における第2シートは、S43工程で第1シートとして扱われ、フローチャートが繰り返される。
以上のように、制御部は、D3モード、D4モードの切替を行い、第1重ね連送制御または第2重ね連送制御を実行する。この結果、シートに記録する際の生産性を向上することができる。
<片面記録のフローチャート>
ここで、シートの片面だけに記録を行う片面記録について説明する。この場合、切替機構73のフラッパはシートを背面の積載部63へ搬送する第2位置で固定する。なお、片面記録しか行わない記録装置においては、切替機構73がない構成でも良い。片面記録の際の切替機構のフラッパの位置による記録装置1のモードおよび、重ね連送制御について説明する。図12は、記録装置の記録モード、切替機構の状態、搬送制御の関係を示す図である。
S1モードは、シートを上面の積載部63にフェイスダウン排出する。切替機構71のフラッパは第1位置である。なお、切替機構73のフラッパは第2位置である。先行シート(第1シート)の後端に後続シート(第2シート)の先端を重ねたまま上面の積載部63に排出させるために、第1重ね連送制御が選択される。第1重ね連送制御は、記録部10上でのシートの重なっている部分の順番は上から先行シートP1,後続シートP2の順である。フェイスダウン排出で上下が反転するため、積載部では下から先行シートP1,後続シートP2の順になり、記録した順番で重なった状態の排出が可能になる。
S2モードは、シートを背面の積載部64にフェイスアップ排出する。切替機構71のフラッパは第2位置であり、切替機構73のフラッパは第2位置である。先行シートの後端と後続シートの先端を重ねたまま背面の積載部64に排出させるために、第2重ね連送制御が選択される。第2重ね連送制御は、記録部10上でのシートの重なっている部分の順番は上から後続シートP2,先行シートP1の順である。背面の積載部64において、下から先行シートP1,後続シートP2の順になり、記録した順番で重なった状態の排出が可能になる。
つぎに、片面記録のフローチャートを説明する。S01工程において、制御部100が片面記録のジョブを受け取り、片面記録のフローチャートを開始する。S02工程において、制御部100は、切替機構および各センサが初期状態であるか確認する。初期状態でない場合(No)、S03工程において、制御部100は各センサの初期化をし、S1モードに切り替え、S04工程に進める。S02工程において、初期状態である場合、S04工程に移行する。
S04工程において、制御部100は、積載部が上面の積載部63であるかを判定する。上面の積載部63の場合、S05工程に移行する。S05工程において、制御部100は、S1モードに切り替える。切替機構71のフラッパは第1位置である。S06工程において、制御部100は、シートの連続的な給送を開始する。S07工程において、制御部100は、第1重ね連送制御を実行する。記録ヘッド12によって記録がされている先行シートの後端に後続シートの先端が下方から重ねられる。先行シートは記録ヘッド12によって記録され、上面の積載部63へ排出される。一方、背面の積載部64に排出する場合、S09工程において、制御部100は、S2モードに切り替える。切替機構71のフラッパは第2位置である。S10工程において、制御部100は、シートの連続的な給送を開始する。S11工程において、制御部100は、第2重ね連送制御を実行する。記録ヘッド12によって記録がされている先行シートの後端に後続シートの先端が上方から重ねられる。先行シートは記録ヘッド12によって記録され、背面の積載部64へ排出される。
なお、記録装置として、記録部10の下流に背面の積載部64および分岐部70Bがなく、上面の積載部63,反転路67、循環路46等で構成されている場合もありうる。この場合、シートは上面の積載部63(フェイスダウン排出)のみに排出される。両面記録の場合、記録装置1のモードは、D1モードとD2モードの2モードになる。一方、片面記録の場合は、S1モードのみとなる。片面記録の場合、第1重ね連送制御が選択される。
さらに、記録装置として、記録部の下流に上面の積載部63がなく、背面の積載部64,反転路67、循環路46等で構成されている場合もありうる。この場合、シートは背面の積載部64(フェイスアップ排出)のみ排出される。両面記録の場合、記録装置1のモードは、D3モードとD4モードの2モードになる。一方、片面記録の場合、S2モードのみとなる。片面記録の場合、第2重ね連送制御が選択される。
以上のように、連続して給送されたシートの記録部の下流の搬送路に応じて、第1重ね連送制御または第2重ね連送制御を実行する。この結果、シートに記録する際の生産性を向上することができる。
[本開示の技術的特徴]
本開示は、以下の構成を含む。
〔構成1〕
シートを給送する第1ローラと、
前記第1ローラで給送されたシートを搬送方向に搬送する第2ローラと、
前記第2ローラで搬送されたシートの上側に記録を行う記録手段と、
前記記録手段で記録されたシートが通過する第1搬送路および前記第1搬送路に対し前記記録手段から離れる側に分岐する第2搬送路と、
前記記録手段で記録されている第1シートに、前記第1ローラで給送された第2シートの先端を重ねて搬送する制御手段と、を備える記録装置において、
前記制御手段は、前記第2シートを前記第2搬送路に搬送する場合、前記第2シートの先端を前記第1シートの下方に重ねる第1搬送制御を実行し、前記第2シートを前記第1搬送路に搬送する場合、前記第2シートの先端を前記第1シートの上方に重ねる第2搬送制御を実行することを特徴とする記録装置。
〔構成2〕
前記第1ローラと前記第2ローラの間に湾曲した湾曲路を備え、
前記湾曲路において、前記第2シートの先端が前記第1シートの上方または下方に重ねられることを特徴とする構成1に記載の記録装置。
〔構成3〕
前記湾曲路において、前記第2シートの先端を前記第1シートの上方に重ねる位置と、前記第2シートの先端を前記第1シートの下方に重ねる位置は異なることを特徴とする構成2に記載の記録装置。
〔構成4〕
前記第1搬送路を通過したシートが排出される第1積載部を備え、
前記第1積載部は、前記記録手段で上側に記録されたシートを、下側に向けて積載することを特徴とする構成1ないし3の何れか1項に記載の記録装置。
〔構成5〕
前記第1搬送制御が実行された後に、前記第1シートは、前記第1積載部に排出され、前記第2シートは前記第2搬送路に搬送されることを特徴とする構成4に記載の記録装置。
〔構成6〕
前記第2搬送制御が実行された後に、前記第1シートは前記第2搬送路に搬送され、前記第2シートは前記第1積載部に排出されることを特徴とする構成4または5に記載の記録装置。
〔構成7〕
前記記録手段からのシートを前記第1搬送路または前記第2搬送路に切り替える第1切替機構を備えることを特徴とする構成1ないし6の何れか1項に記載の記録装置。
〔構成8〕
前記第2搬送路を通過したシートが排出される第2積載部を備え、
前記第2積載部は、前記記録手段で上側に記録されたシートを、上側に向けて積載することを特徴とする構成1ないし7の何れか1項に記載の記録装置。
〔構成9〕
シートの搬送方向を反転する反転路を備え、
前記第2搬送路を通過したシートを、前記反転路または前記第2積載部に切り替える第2切替機構を備えることを特徴とする構成8に記載の記録装置。
〔構成10〕
前記反転路からのシートを前記第1ローラに戻す循環路を備えることを特徴とする構成9に記載の記録装置。
〔構成11〕
前記記録手段で上側に記録されたシートを、上側に向けて積載する第2積載部を備え、
前記第1搬送路は、シートの搬送方向を反転させる反転路であり、
前記第2搬送路は、前記第2積載部に接続することを特徴とする構成1ないし3の何れか1項に記載の記録装置。
〔構成12〕
前記第2搬送制御が実行された後に、前記第1シートは前記第2積載部に排出され、前記第2シートは前記反転路に搬送されることを特徴とする構成11に記載の記録装置。
〔構成13〕
前記第1搬送制御が実行された後に、前記第1シートは前記反転路に搬送され、前記第2シートは前記第2積載部に排出されることを特徴とする構成11または12に記載の記録装置。
〔構成14〕
前記反転路からのシートを前記第1ローラに戻す循環路を備えることを特徴とする構成11ないし13の何れか1項に記載の記録装置。
〔構成15〕
シートを収容するカセットと、
前記カセットからシートをピックアップする第3ローラと、を備えることを特徴とする構成1ないし14の何れか1項に記載の記録装置。
〔構成16〕
前記記録手段は、前記搬送方向と交差する方向に移動しながらインクを吐出する記録ヘッドを有することを特徴とする構成15に記載の記録装置。
12 記録ヘッド
31 主搬送ローラ
51 給送ローラ
61 排出路
64 背面の積載部
100 制御部

Claims (16)

  1. シートを給送する第1ローラと、
    前記第1ローラで給送されたシートを搬送方向に搬送する第2ローラと、
    前記第2ローラで搬送されたシートの上側に記録を行う記録手段と、
    前記記録手段で記録されたシートが通過する第1搬送路および前記第1搬送路に対し前記記録手段から離れる側に分岐する第2搬送路と、
    前記記録手段で記録されている第1シートに、前記第1ローラで給送された第2シートの先端を重ねて搬送する制御手段と、を備える記録装置において、
    前記制御手段は、前記第2シートを前記第2搬送路に搬送する場合、前記第2シートの先端を前記第1シートの下方に重ねる第1搬送制御を実行し、前記第2シートを前記第1搬送路に搬送する場合、前記第2シートの先端を前記第1シートの上方に重ねる第2搬送制御を実行することを特徴とする記録装置。
  2. 前記第1ローラと前記第2ローラの間に湾曲した湾曲路を備え、
    前記湾曲路において、前記第2シートの先端が前記第1シートの上方または下方に重ねられることを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  3. 前記湾曲路において、前記第2シートの先端を前記第1シートの上方に重ねる位置と、前記第2シートの先端を前記第1シートの下方に重ねる位置は異なることを特徴とする請求項2に記載の記録装置。
  4. 前記第1搬送路を通過したシートが排出される第1積載部を備え、
    前記第1積載部は、前記記録手段で上側に記録されたシートを、下側に向けて積載することを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  5. 前記第1搬送制御が実行された後に、前記第1シートは、前記第1積載部に排出され、前記第2シートは前記第2搬送路に搬送されることを特徴とする請求項4に記載の記録装置。
  6. 前記第2搬送制御が実行された後に、前記第1シートは前記第2搬送路に搬送され、前記第2シートは前記第1積載部に排出されることを特徴とする請求項4に記載の記録装置。
  7. 前記記録手段からのシートを前記第1搬送路または前記第2搬送路に切り替える第1切替機構を備えることを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  8. 前記第2搬送路を通過したシートが排出される第2積載部を備え、
    前記第2積載部は、前記記録手段で上側に記録されたシートを、上側に向けて積載することを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  9. シートの搬送方向を反転する反転路を備え、
    前記第2搬送路を通過したシートを、前記反転路または前記第2積載部に切り替える第2切替機構を備えることを特徴とする請求項8に記載の記録装置。
  10. 前記反転路からのシートを前記第1ローラに戻す循環路を備えることを特徴とする請求項9に記載の記録装置。
  11. 前記記録手段で上側に記録されたシートを、上側に向けて積載する第2積載部を備え、
    前記第1搬送路は、シートの搬送方向を反転させる反転路であり、
    前記第2搬送路は、前記第2積載部に接続することを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  12. 前記第2搬送制御が実行された後に、前記第1シートは前記第2積載部に排出され、前記第2シートは前記反転路に搬送されることを特徴とする請求項11に記載の記録装置。
  13. 前記第1搬送制御が実行された後に、前記第1シートは前記反転路に搬送され、前記第2シートは前記第2積載部に排出されることを特徴とする請求項11に記載の記録装置。
  14. 前記反転路からのシートを前記第1ローラに戻す循環路を備えることを特徴とする請求項11に記載の記録装置。
  15. シートを収容するカセットと、
    前記カセットからシートをピックアップする第3ローラと、を備えることを特徴とする請求項1ないし14の何れか1項に記載の記録装置。
  16. 前記記録手段は、前記搬送方向と交差する方向に移動しながらインクを吐出する記録ヘッドを有することを特徴とする請求項15に記載の記録装置。
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