(第1実施例)
(システムの概要:図1)
図1に示す管理システム2は、店舗(実店舗、ネット店舗)において、ユーザに付与する報酬を管理するためのシステムである。詳しく言うと、管理システム2は、店舗で商品又はサービスを購入したユーザが、SNS(Social Network Service)に当該店舗又は購入商品に関係する投稿(口コミ投稿、レビュー投稿)を行った場合等に、そのユーザにポイント等の報酬を付与するためのシステムである。図1に示すように、本実施例の管理システム2は、管理サーバ10と、店舗端末60と、ユーザ端末100と、SNSサーバ200とを備える。管理サーバ10、店舗端末60、ユーザ端末100、SNSサーバ200はいずれもインターネット4に接続されている。管理サーバ10、店舗端末60、ユーザ端末100、SNSサーバ200は、インターネット4を介して相互に通信可能である。
SNSサーバ200は、所定のソーシャルネットワークサービスを提供するサーバである。SNSサーバ200は、SNS会員となっているユーザが投稿した画像やコメント等のコンテンツを、他のユーザ等が閲覧できるようにウェブページ等に掲載するサービス等を提供する。図1では1個のSNSサーバ200のみが示されているが、SNSの種類ごとに異なる複数個のSNSサーバ200が備えられていてもよい。
ユーザ端末100は、例えばユーザUが携帯するスマートフォン、タブレット端末、ノートPC、デスクトップPC等である。図1では1個のユーザ端末100のみが示されているが、実際には管理システム2は、システムを利用するユーザに応じた複数個のユーザ端末100を備えている。ユーザ端末100のメモリ(図示省略)には、OSプログラム、ブラウザアプリケーションプログラム、各SNSのSNSアプリケーションプログラム、ユーザ用報酬管理アプリケーションプログラム等の各種プログラムが記憶されている。以下本明細書ではアプリケーションプログラムのことを単に「アプリ」と呼ぶ場合がある。SNSアプリはSNSサーバ200によって提供されるアプリである。ユーザ端末100は、ブラウザアプリ又はSNSアプリに従ってSNSサーバ200にアクセスすることができる。ユーザUは、ユーザ端末100を介して、SNSサーバ200にコンテンツを投稿することができる。ユーザ用報酬管理アプリは、報酬管理サービスを提供するサービス事業者(即ち管理サーバ10の設置者)によって提供されるアプリである。ユーザ用報酬管理アプリは、ユーザ側(即ち報酬の付与を受ける側)に特化したアプリである。ユーザ端末100は、ブラウザアプリ又はユーザ用報酬管理アプリに従って管理サーバ10にアクセスすることができる。ユーザUは、管理サーバ10にアクセスすることにより、自身が会員登録をしている店舗の会員ページ等を閲覧することができる。
店舗端末60は、報酬管理サービスの提供を受ける店舗(実店舗、ネット店舗)に設置されているコンピュータである。店舗端末60は、デスクトップPC、ノートPCなどのコンピュータである。店舗の係員等は、店舗端末60を介して管理サーバ10にアクセスし、報酬管理に関する諸設定を行ったり、報酬管理の進捗状況を監視したりすることができる。店舗端末60は、操作部62と、表示部64と、通信I/F66と、制御部70とを備える。操作部62は、キーボードとマウスを備える。店舗端末60の利用者(店舗の係員、管理者等)は、操作部62を操作して様々な指示を店舗端末60に入力することができる。表示部64は、様々な情報を表示するためのディスプレイである。通信I/F66はインターネット4を介して他のデバイスと通信を実行するためのI/Fである。
制御部70は、CPU72とメモリ74とを備える。CPU72は、メモリ74に記憶されているプログラム80に従って様々な処理を実行する。メモリ74は、ROM、RAM等によって構成される。メモリ74は、プログラム80を記憶している。プログラム80は、OSプログラム、ブラウザアプリ、店舗用報酬管理アプリ等の各種プログラム等を含む。店舗用報酬管理アプリは、報酬管理サービスを提供するサービス事業者(即ち管理サーバ10の設置者)によって提供されるアプリである。店舗用報酬管理アプリは、店舗側(即ち報酬を付与する側)に特化したアプリである。店舗端末60は、ブラウザアプリ又は店舗用報酬管理アプリに従って管理サーバ10にアクセスし、報酬管理に関する諸設定を行ったり、報酬管理の進捗状況を監視したりすることができる。
(管理サーバ10の構成;図1、図2)
管理サーバ10の構成について詳しく説明する。管理サーバ10は、報酬管理サービスを提供するサービス事業者によって設けられるサーバである。管理サーバ10は、店舗を利用するユーザに付与する報酬を管理する。店舗がネット店舗(ECサイト)である場合、管理サーバ10は、ECサイト用のサーバとしての機能を兼ねていてもよい。管理サーバ10は、通信I/F(インターフェース)16と、制御部20とを備える。
通信I/F16は、インターネット4を介して他のデバイスと通信を実行するためのI/Fである。制御部20は、CPU22とメモリ24とを備える。CPU22は、メモリ24に記憶されているプログラム30に従って様々な処理を実行する。メモリ24は、ROM、RAM等によって構成される。メモリ24は、プログラム30、ユーザデータベース32、キーワード管理テーブル34を記憶している。プログラム30は、OSプログラム、報酬管理アプリ等の各種プログラムを含む。報酬管理アプリは、管理サーバ10の設置者が管理サーバ10のために作成したプログラムであって、管理サーバ10に、ユーザへ付与する報酬を管理するための具体的な処理(図3、図4等)を実行させるためのプログラムである。
ユーザデータベース32は店舗の会員であるユーザの情報を含む。図2はユーザデータベース32の一例を示す。図2に示すように、ユーザデータベース32は、複数のユーザに対応する複数個のユーザ情報40a~40dを含む。図2の例ではユーザデータベース32が4個のユーザ情報40a~40dのみを含む様子が示されているが、実際にはユーザデータベース32はシステムを利用するユーザ数に応じたユーザ情報を含んでいる。
各ユーザ情報40a~40dは、ユーザID、ユーザ名、SNSアカウント、電話番号、メールアドレス、ポイント数が対応付けられた組合せ情報である。ユーザIDは、ユーザの会員登録の際にユーザに付与される識別情報である。ユーザ名は、会員登録の際にユーザが申請した会員名である。会員登録は、各ユーザがユーザ端末100を介して管理サーバ10にアクセスし、必要事項を入力することによって行うことができる。会員登録が済むと、ユーザは自身のユーザ端末100を介して管理サーバ10にアクセスし、会員用マイページの閲覧等が可能となる。SNSアカウントは、ユーザが既に利用しているSNSサービスのアカウント名である。SNSアカウントは、会員登録の際にユーザが自身のSNSアカウントとの連携を希望する場合に取得される。自身のSNSアカウントとの連携を希望しないユーザのSNSアカウントは取得されない。電話番号、メールアドレスは、会員登録の際にユーザから通知されたユーザの連絡先である。ポイント数は、当該ユーザが現在所持しているポイントの数を示す。ポイントは店舗での決済に利用することができる。各ユーザ情報40a~40dは、ユーザが会員登録を行ったタイミングで新たに生成され、ユーザデータベース32に記憶される。ただし、各ユーザ情報40a~40d中のポイント数の値は、ポイントが増減する毎に更新される。なお、図2の各ユーザ情報40a~40dに含まれる情報はあくまで一例であり、実際には上記以外の情報が対応付けられていてもよい。
例えば、ユーザ情報40aには、ユーザID「UID1」、ユーザ名「Annie」、SNSアカウント「Annie123」、電話番号「xxx-xxxx」、メールアドレス「abc@xxx.com」、ポイント数「5000」、の各情報が対応付けられている。すなわち、ユーザ情報40aは以下のことを示す。ユーザ名「Annie」のユーザにユーザID「UID1」が割り当てられている。SNSアカウントは「Annie123」であり、電話番号は「xxx-xxxx」であり、メールアドレスは「abc@xxx.com」である。ユーザ名「Annie」のユーザは現在5000ポイントを所持している。
同様に、ユーザ情報40bは以下のことを示す。ユーザ名「Bob」のユーザにユーザID「UID2」が割り当てられている。SNSアカウントは未取得(「-」)であり、電話番号は「yyy-yyyy」であり、メールアドレスは「def@xxx.com」である。ユーザ名「Bob」のユーザは現在300ポイントを所持している。
キーワード管理テーブル34は、後述のキーワード出力処理(図3)において、ユーザに対して付与されるSNS投稿用のキーワードを管理するためのテーブルである。図2はキーワード管理テーブル34の一例を示す。図2に示すように、キーワード管理テーブル34は、生成されたキーワードに対応する複数個のキーワード情報50a~50cを含む。図2の例ではキーワード管理テーブル34が3個のキーワード情報50a~50cのみを含む様子が示されているが、実際にはキーワード管理テーブル34は生成されたキーワードの数に応じたキーワード情報を含んでいる。
各キーワード情報50a~50cは、キーワード、ユーザID、ユーザ名、有効期限、報酬、付与日時が対応付けられた組合せ情報である。キーワードは、後述のキーワード出力処理(図3)において、ユーザに対して付与されるユニークな文字列(又は文字列群)を示す。ユーザは、キーワードを含むSNS投稿を行うことを条件にポイント等の報酬を受け取ることができる。本実施例では、キーワードは、3個のハッシュタグの組合せで構成される1組の文字列群である。キーワードは生成される毎に異なるユニークな情報である。1組のキーワードに含まれる3個のハッシュタグの内容が共通する場合であっても、それらの記載順序が異なる場合は異なる1組のキーワードと扱われる。変形例では、1組のキーワードに含まれる3個のハッシュタグの内容が共通する場合、それらの記載順序が異なっても(順不同であっても)同じキーワードと扱われてもよい。キーワードを構成する3個のハッシュタグは、いずれも店舗や購入商品に関するものである。変形例では、3個のハッシュタグは店舗や購入商品とは無関係であってもよい。
ユーザIDとユーザ名は、対応するキーワードが付与されたユーザを表すユーザID及びユーザ名である。有効期限は、対応するキーワードの有効期限である。有効期限が徒過したキーワードを含むキーワード情報はキーワード管理テーブル34から自動的に削除されてもよい。報酬は、対応するキーワードを含むSNS投稿が適切に行われた場合に、対応するユーザに付与される予定の報酬を示す。本実施例では報酬は店舗での決済に利用可能なポイントである。他の例では報酬はポイント以外の報酬(例えば、クーポン、特別割引、ノベルティプレゼント等)であってもよい。付与日時は、対応する報酬が実際に付与された日時を示す。他の例では、付与日時は、対応するキーワードを含むSNS投稿が適切に行われた日時であってもよい。なお、図2の各キーワード情報50a~50cに含まれる情報はあくまで一例であり、実際には上記以外の情報が対応付けられていてもよい。
例えば、キーワード情報50aには、キーワード「♯watch ♯nice ♯shop」、ユーザID「UID2」、ユーザ名「Bob」、有効期限「2022/08/31 12:00」、報酬「500」、付与日時「2022/08/25 13:45」、の各情報が対応付けられている。すなわち、キーワード情報50aは以下のことを示す。キーワード「♯watch ♯nice ♯shop」は、ユーザID「UID2」、ユーザ名「Bob」のユーザに対して付与されている。当該キーワードの有効期限は2022年8月31日の12:00である。当該キーワードを含むSNS投稿が適切に行われた場合の報酬は500ポイントである。ユーザ名「Bob」のユーザは、既に2022年8月25日の13:45に報酬の付与を受けている。
同様に、キーワード情報50bは以下のことを示す。キーワード「♯cool ♯store ♯watch」は、ユーザID「UID3」、ユーザ名「Chris」のユーザに対して付与されている。当該キーワードの有効期限は2022年9月10日の12:00である。当該キーワードを含むSNS投稿が適切に行われた場合の報酬は1000ポイントである。ユーザ名「Chris」のユーザは、未だ報酬の付与を受けていない。
(キーワード出力処理;図3)
図3を参照して、管理サーバ10のCPU22が実行するキーワード出力処理について説明する。キーワード出力処理は、所定のキーワード付与条件を満たすユーザに対して、報酬付与の条件となるSNS投稿に含ませるべきキーワードを付与するための処理である。CPU22は、管理サーバ10の電源がオンされている間、メモリ24内の報酬管理アプリに従って、図3のキーワード出力処理を継続して実行している。
S10では、CPU22は、キーワード付与条件が達成されることを監視する。例えば、管理サーバ10が店舗(ネット店舗)のECサイト用サーバを兼ねている場合には、ユーザが商品又はサービスを購入(注文)して決済を完了させることでキーワード付与条件が達成される。また、商品又はサービスの購入後に、ユーザが管理サーバ10にアクセスし、会員用マイページの閲覧を請求する場合にキーワード付与条件が達成されてもよい。また、例えば店舗が実店舗である場合には、ユーザが商品を購入した後に店舗の係員が店舗端末60を介して管理サーバ10にキーワード付与請求を送信し、管理サーバ10が店舗端末60からキーワード付与請求を受信することでキーワード付与条件が達成される。キーワード付与条件が達成されると、CPU22はS10でYESと判断し、S12に進む。
S12では、CPU22は、キーワード付与条件を達成したユーザのユーザID及びユーザ名を特定する。キーワード付与条件を達成したユーザは、商品又はサービスを購入したユーザと言ってもよい。店舗がネット店舗である場合、CPU22は決済時のアカウント情報、会員用マイページのログイン時のアカウント情報等からユーザIDとユーザ名を特定することができる。店舗が実店舗である場合、CPU22は、店舗の係員が操作部62を介してユーザID及びユーザ名を入力したり、店舗の係員がユーザ所有の会員カードに記憶されたユーザID及びユーザ名を所定の読取装置で読み取ったりすること等によって、ユーザID及びユーザ名を特定することができる。例えば、ユーザID「UID1」、ユーザ名「Annie」に対応するユーザが商品を購入した場合、S12では、CPU22は、ユーザID「UID1」とユーザ名「Annie」を特定する(図2の40a参照)。
続くS14では、CPU22は、S12で特定されたユーザIDとユーザ名が示すユーザに付与するためのキーワードを生成する。CPU22は、予め準備されたハッシュタグのリストの中から3個のハッシュタグを選んでユニークな1組のキーワードを生成する。CPU22は、3個のハッシュタグの内容の一部(又は全部)が他のキーワードに含まれるハッシュタグと共通する場合であっても、各ハッシュタグの記載順序が異なる場合は異なる1組のキーワードと扱う。キーワードに用いられるハッシュタグの内容は、店舗や購入商品に関するものである。改変例では、キーワードに用いられるハッシュタグの内容は、店舗や購入商品とは無関係であってもよい。例えば、S14では、CPU22は、キーワード「#stylish #shop #watch」を生成することができる。
続くS16では、CPU22は、S12で特定されたユーザID及びユーザ名と、S14で生成されたキーワードを含むキーワード情報をメモリ24内のキーワード管理テーブル34(図2参照)に記憶させる。S16では、まず、CPU22は、S12で特定されたユーザID及びユーザ名と、S14で生成されたキーワードに、キーワードの有効期限と、付与されるべき報酬を組み合わせてキーワード情報(図2の50a~50c参照)を生成する。生成されるキーワードの有効期限と、付与される報酬(ポイント数)は、店舗の係員によって事前に設定されている。そして、CPU22は、生成されたキーワード情報をキーワード管理テーブル34に新たに記憶させる。この時点では、報酬は未付与であるため付与日時は記録されない(「-」表示)。例えば、S16では、CPU22は、S12で特定されたユーザID「UID1」及びユーザ名「Annie」と、S14で生成されたキーワード「#stylish #shop #watch」に、有効期限「2022/8/31 12:00」、報酬「500」を対応付けてキーワード情報50c(図2)を生成し、生成したキーワード情報50cをキーワード管理テーブル34に新たに記憶させることができる。
続くS18では、CPU22は、S14で生成されたキーワードを出力する。具体的には、S18では、CPU22は、キーワードを含むメッセージをS12で特定されたユーザID及びユーザ名が示すユーザに対して送信する。例えば、S18では、CPU22は、ユーザデータベース32(図2)を参照してユーザID及びユーザ名に対応するメールアドレスを特定し、特定されたメールアドレス宛にキーワードを含むメッセージ(電子メール)を送信する。他の例では、CPU22は、ユーザデータベース32を参照して電話番号を特定し、その電話番号宛にキーワードを含むSMS(Short Message Service)メッセージを送信してもよい。さらに他の例では、CPU22は、ユーザデータベース32を参照してユーザID及びユーザ名に対応するSNSアカウントを特定し、そのSNSアカウント宛にキーワードを含むメッセージを送信してもよい。S18で送信されるメッセージには、キーワードのほかに、報酬付与条件や報酬内容等の説明も含まれている。
S18におけるキーワードの出力方法はメッセージ送信に限られない。例えば、店舗がネット店舗である場合、CPU22は、商品又はサービスの決済後にユーザ端末100に表示させる決済完了画面等にキーワードと報酬付与条件や報酬内容等を含ませるようにしてもよい。他の例では、商品又はサービスの購入後に、ユーザが管理サーバ10にアクセスし、会員用マイページの閲覧を請求する場合、CPU22は、会員用マイページにキーワードと報酬付与条件や報酬内容等を含ませるようにしてもよい。ユーザ端末100にユーザ用の報酬管理アプリがインストールされている場合では、CPU22は、ユーザ端末100に、キーワードと報酬付与条件や報酬内容等を含むプッシュ通知を送信するようにしてもよい。
S18を終えると、CPU22は、再びS10の監視に戻る。再びキーワード付与条件が達成されると(S10でYES)、CPU22はS12~S18の処理を再度実行する。
S18で出力されたキーワードを取得(即ちキーワードを含むメッセージを受信)したユーザは、自身のユーザ端末100を用いてSNSサーバ200にアクセスし、当該キーワードを含むSNS投稿を行うことができる。当該キーワードを含むSNSは報酬付与の条件である。商品や店舗等の口コミ(レビュー)に関係する投稿を行うことが報酬付与の条件であってもよい。
(報酬付与処理;図4)
続いて、図4を参照して、CPU22が実行する報酬付与処理について説明する。報酬付与処理は、生成されたキーワードを含むSNS投稿が検出される場合に、キーワードが付与されたユーザに対して報酬を付与するための処理である。CPU22は、管理サーバ10の電源がオンされている間、メモリ24内の報酬管理アプリに従って、図3のキーワード出力処理と並行して図4の報酬付与処理を継続して実行している。
S30では、CPU22は、所定の巡回タイミングが到来することを監視する。巡回タイミングは、例えば、1時間ごと、30分ごと、のように予め定められている。巡回タイミングが到来する場合、CPU22は、S30でYESと判断する。また、巡回タイミングが到来する前であっても、店舗の係員は、店舗端末60の操作部62に巡回指示を入力することができる。その場合、店舗端末60は、管理サーバ10に巡回指示を送信する。CPU22は、店舗端末60から巡回指示を受信すると、CPU22はS30でYESと判断する。CPU22は、S30でYESと判断すると、S32に進む。
S32では、CPU22は、キーワード管理テーブル34(図2)を参照し、有効期限を徒過しておらず、かつ、報酬が未付与のキーワード(以下「有効なキーワード」と呼ぶ)のうちから、1組(1個)のキーワードを特定する。S32で特定されたキーワードを以下「特定のキーワード」と呼ぶ。例えば、S32の時点でメモリ24に図2のキーワード管理テーブル34が記憶されている場合の例を想定する。この場合、キーワード情報50aに対応するキーワード(「♯watch ♯nice ♯shop」)には既に付与日時が対応付けられている。即ちキーワード情報50aに対応するキーワードは既に報酬を付与済みであるため「有効なキーワード」ではない。S32では特定されない。一方、例えばキーワード情報50cに対応するキーワード(「#stylish #shop #watch」)には付与日時が対応付けられていない。即ち報酬は未付与である。キーワード情報50cに対応するキーワードが有効期限を徒過していなければ、キーワード情報50cに対応するキーワード(「#stylish #shop #watch」)は「有効なキーワード」である。その場合、S32においてCPU22はキーワード情報50cに対応するキーワード(「#stylish #shop #watch」)を「特定のキーワード」として特定可能である。
続くS34では、CPU22は、SNSサーバ200にアクセスし、特定のキーワードを含むSNS投稿(以下「特定の投稿」と呼ぶ)を検索する。CPU22は、特定のキーワードを検索キーとしてSNSサーバ200内を検索する。例えば、S32で特定された特定のキーワードが「#stylish #shop #watch」(図2の符号50c参照)である場合、CPU22は、SNSサーバ200にアクセスし、ハッシュタグ群「#stylish #shop #watch」を検索キーとして用い、ハッシュタグ群「#stylish #shop #watch」を含むSNS投稿(特定の投稿)を検索する。ただし上述の検索手法はあくまで一例である。実際には、S34では、CPU22は、任意の検索手法で特定の投稿を検索してもよい。
S36では、CPU22は、特定の投稿が検出されたか否かを判断する。特定のキーワードを付与されたユーザが、特定のキーワードを含む特定のSNS投稿(特定の投稿)を適切に行っていれば、検索の結果として特定の投稿が検出される。その場合、CPU22はS36でYESと判断し、S38に進む。一方、特定のキーワードを付与されたユーザが、特定のキーワードを含むSNS投稿を適切に行っていなければ、検索の結果として特定の投稿は検出されない。その場合、CPU22はS36でNOと判断し、S42に進む。
図5を参照して、検索の対象であるSNS投稿について説明する。図5はSNS投稿を表す投稿表示画面300の一例を示す。図5の例では、投稿表示画面300は、SNSアカウント302と、画像304と、本文306と、ハッシュタグ308とを含む。SNSアカウント302は投稿の主体を示す。画像304は、投稿に関連する静止画又は動画である。画像304は複数の静止画又は動画を含む場合もある。本文306が存在する場合に画像304が省略される場合もある。本文306は、投稿の内容を構成する文章である。画像304が存在する場合に本文306が省略される場合もある。ハッシュタグ308は、所望のキーワードをタグとして用いるために付与される。ハッシュタグは「#(ハッシュマーク)」と、「#」の後に表示された所望のキーワードの組合せである。ハッシュタグは同じキーワードを含む投稿の検索等に用いられる。ハッシュタグ308は省略される場合もある。なお、図5の投稿表示画面300はあくまで一例である。実際には、画像304、本文306、ハッシュタグ308のうちの一つ以上が省略される場合もある。図示していない要素が付加される場合もある。
図5の投稿表示画面300は、SNSアカウント302が「Annie123」のユーザによる投稿の例である。SNSアカウント「Annie123」は、ユーザデータベース32内のユーザ情報40aに含まれている(図2参照)。即ち、図5の投稿表示画面300は、ユーザID「UID1」、ユーザ名「Annie」に対応するユーザによる投稿である。画像304は、店舗で購入した腕時計を実際にユーザが使用している様子を表す静止画である。本文306は、店舗で購入した腕時計の使用感に関する文章を含んでいる。即ち、投稿表示画面300は店舗で購入した腕時計のレビュー投稿である。ハッシュタグ308は「#stylish #shop #watch」の3個のタグを含む。ハッシュタグ「#stylish #shop #watch」は、キーワード管理テーブル34のキーワード情報50cに含まれている(図2参照)。各タグの順序も一致する。キーワード情報50cが示すように、「#stylish #shop #watch」は、ユーザID「UID1」、ユーザ名「Annie」に対応するユーザに付与されたキーワードである。図5の投稿表示画面300が示す投稿は、ユーザID「UID1」、ユーザ名「Annie」に対応するユーザが、付与されたキーワードをハッシュタグ308として適切に含ませた上で、店舗で購入した商品のレビューを行っている投稿(即ち特定の投稿)である。報酬の付与条件を満たす投稿である。
例えば、図4のS32で特定された特定のキーワードが「#stylish #shop #watch」(図2の50c参照)であった場合、S34の検索の結果、CPU22は、図5の投稿表示画面300によって示される内容の特定の投稿を検出することができる。その場合、CPU22はS36でYESと判断する。
S38では、CPU22は、特定のキーワードに対応するユーザ(以下では「特定のユーザ」と呼ぶ)に報酬を付与する。具体的には、CPU22は、まずキーワード管理テーブル34(図2)を参照し、特定のキーワードを含むキーワード情報(以下では「特定のキーワード情報」と呼ぶ)を特定する。CPU22は、特定のキーワード情報に含まれるユーザID(以下では「特定のユーザID」と呼ぶ)と、報酬(以下では「特定の報酬」と呼ぶ)を特定する。続いてCPU22は、ユーザデータベース32を参照し、特定のユーザIDを含むユーザ情報(以下では「特定のユーザ情報」と呼ぶ)を特定する。CPU22は、特定のユーザ情報に含まれるポイント数に、特定の報酬が示すポイント数を加算し、ポイント数の合計値を更新する。これにより、特定の報酬が特定のユーザIDが示すユーザ(即ち特定のユーザ)に付与される。さらにCPU22は、特定のキーワード情報に含まれる付与日時に現在の日時(即ち報酬の付与日時)を記録する。
例えば、特定のキーワードが「#stylish #shop #watch」(図2の50c参照)であった場合、S38では、CPU22は、キーワード管理テーブル34からキーワード情報50c(特定のキーワード情報)を特定する。CPU22は、ユーザID「UID1」(特定のユーザID)と報酬「500」(特定の報酬)を特定する。CPU22は、ユーザID「UID1」を含むユーザ情報40a(特定のユーザ情報)を特定する。CPU22は、ユーザ情報40aに含まれるポイント数に「500」を加算し、合計値を更新する。さらにCPU22は、キーワード情報50cに含まれる付与日時に現在の日時(即ち報酬の付与日時)を記録する。
続くS40では、CPU22は、特定のユーザにメッセージを送信する。送信されるメッセージは、SNS投稿が報酬付与条件を満たしたこと、報酬が付与されたこと等の説明を含む。S40では、CPU22は、特定のユーザ情報に含まれるメールアドレス宛にメッセージ(電子メール)を送信する。他の例では、CPU22は、特定のユーザ情報に含まれる電話番号宛にSMSメッセージを送信してもよい。さらに他の例では、CPU22は、特定のユーザ情報に含まれるSNSアカウント宛にメッセージを送信してもよい。
続くS42では、CPU22は、キーワード管理テーブル34(図2)を参照し、有効なキーワードをすべて特定済みであるか否かを判断する。この時点でキーワード管理テーブル34内の有効なキーワードがまだすべて特定されていない場合、CPU22はS42でNOと判断し、S32に戻る。S32では、CPU22は、未特定の有効なキーワードのうちの1組(1個)を新たに特定のキーワードとして特定する。そして、CPU22はS34移行の各処理を再度実行する。一方、S42の時点でキーワード管理テーブル34内の有効なキーワードをすべて特定済みである場合、CPU22はS42でYESと判断し、S30の監視に戻る。再び所定の巡回タイミングが到来すると(S30でYES)、CPU22はS32~S42の処理を再度実行する。
以上、本実施例の管理システム2について説明した。本実施例では、CPU22は、特定のユーザが商品又はサービスを購入することに伴い、ユニークかつ特定のユーザ情報に対応する特定のキーワードを出力する(図3のS18)。そして、CPU22は、SNSサーバ200において特定のキーワードを含む特定の投稿が行われていることを検出すると(図4のS36でYES)、に、特定のユーザに対して報酬を付与する(S38)。本実施例では、特定のユーザは、特定のキーワードが出力(図3のS18)された後に、SNSにおいて、ユニークな特定のキーワードを含む特定の投稿を行うことができる。即ち、特定のユーザは、購入後や退店後の任意のタイミングで特定の投稿を行うことができる。特定の投稿は例えば商品や店舗等の口コミ(レビュー)に関係する投稿である。特定のキーワードは、特定のユーザに特有のユニークなキーワードである。特定のキーワードは特定のユーザIDに対応している。そのため、特定のユーザ以外の者が特定のキーワードを把握することは非常に難しい。仮に特定のユーザではない者(実際に商品等を購入していない者)が何らかの方法で特定のキーワードを知得し、特定のキーワードを含む投稿を行ったとしても、特定のユーザではない者(実際に商品等を購入していない者)に報酬が付与されることがない。特定のユーザ以外の者が報酬を不正に受領する可能性が抑制される。本実施例の管理システム2によると、実際に商品を購入したユーザに適切に報酬を付与することができる。
本実施例では、報酬は決済に利用可能なポイントである。ポイントは所望の商品又はサービスの決済に利用し得る。ユーザにとって使い勝手が良い。特定のユーザが利用しやすい報酬を付与することができる。
本実施例では、キーワードはハッシュタグを含む。そのため、SNSにおいて特定の投稿を検出する際に無関係な投稿が検出される可能性が低くなる。特定の投稿が適切に検出され得る。
また、キーワードは複数個のハッシュタグの組合せで構成される。そのため、管理サーバ10は、ハッシュタグの組合せを変更することで、多くのユニークなキーワードを生成することができる。
本実施例では、生成された特定のキーワードの出力は、特定のキーワードを含むメッセージを特定のユーザに送信することによって行われる(図3のS18)。特定のユーザに直接特定のキーワードを届けることができる。特定のキーワードが他の者に周知され難い。実際に商品・サービスを購入した特定のユーザに適切に報酬を付与することができる。
本実施例では、生成されたキーワードに有効期限が設けられている。有効期限内に特定の投稿を行ったユーザのみに対して報酬を付与することができる。報酬を適切に付与することができる。
本実施例と請求項の対応関係を説明する。管理サーバ10が「管理装置」の一例である。図3のS18の処理が「出力部」の一例である。図4のS36の処理が「監視部」の一例である。S38の処理が「付与部」の一例である。S36でYESの場合が「特定の場合」の一例である。
(第2実施例)
第2実施例の管理システム2について、第1実施例と異なる点を中心に説明する。本実施例の管理システム2も、その基本的な構成及び管理サーバ10の動作は第1実施例と共通する。本実施例では、報酬付与処理(図4)の一部が第1実施例とは異なる。
本実施例では、CPU22は、特定の投稿が検出された場合、S36でYESと判断し、S50に進む。S50では、CPU22は、店舗端末60の表示部64に所定の確認画面を表示させる。詳しく言うと、S50では、CPU22は、所定の確認画面を表す画面データを生成し、生成した画面データを店舗端末60に送信する。店舗端末60のCPU22は、管理サーバ10から画面データを受信すると、画面データによって表される所定の確認画面を表示部64に表示させる。
図6は、S50で表示部64に表示される確認画面400の一例を示す。確認画面400は、画像402と、OKボタン404と、NGボタン406とを含む。画像402は、検出された特定の投稿を示す投稿表示画面(図5参照)を表す。店舗端末60の操作者(例えば店舗の係員)は、画像402を見ることで特定の投稿の内容が店舗や商品に関する適切な投稿であるか否か(単に特定のキーワードを含ませただけの無関係な投稿でないか)を自分の目で判別することができる。OKボタン404は、特定の投稿を行った特定のユーザに対する報酬の付与を指示するためのボタンである。NGボタン406は、特定の投稿を行った特定のユーザに対する報酬の付与を許可しないボタンである。操作者は、画像402を確認したうえで特定のユーザに対して報酬を付与してよいと考える場合にはOKボタン404を押すことができる。一方、操作者は、画像402を確認したうえで特定のユーザに対して報酬を付与すべきでないと考える場合にはNGボタン406を押すことができる。なお、図6の確認画面400はあくまで一例である。実際には、図示していない要素が付加される場合もある。CPU22は、図4のS50で店舗端末60の表示部64に確認画面を表示させると、S52に進む。
S52では、CPU22は、店舗端末60において、確認画面400(図6)のOKボタン404が押されたか否かを判断する。店舗端末60においてOKボタン404が押される場合、店舗端末60は管理サーバ10にOK信号を送信する。CPU22は、店舗端末60からOK信号を受信すると、S52でYESと判断し、S38に進む。S38以降の処理は第1実施例と同様である。この場合、特定のユーザには特定の報酬が付与される。一方、店舗端末60においてNGボタン406が押される場合、店舗端末60は管理サーバ10にNG信号を送信する。CPU22は、店舗端末60からNG信号を受信すると、S52でNOと判断し、S38とS40をスキップしてS42に進む。S42以降の処理は第1実施例と同様である。
以上、本実施例の管理システム2について説明した。本実施例では、管理サーバ10のCPU22は、特定の投稿が検出される場合に(図4のS36でYES)、特定の投稿を表す画像402を含む確認画面400を店舗端末60の表示部64に表示させ(S50)、店舗端末60においてOKボタン404が押される場合に(S52でYES)、特定のユーザに対して報酬を付与する(S38)。即ち、店舗端末60の操作者(例えば店舗の係員)等が、特定の投稿が商品又はサービスに関する投稿であるか否かを確認した上でOKボタン404を押すことができる。例えば、特定の投稿が単に特定のキーワードを含んだだけの無関係な投稿であってレビューとして有用でない投稿である場合に、管理者の判断で報酬を付与させないようにすることができる。レビューとして有用な投稿を行ったユーザに対して適切に報酬を付与することができる。
本実施例の図4のS50、S52の処理が「入力制御部」の一例である。S36とS52でYESの場合が「特定の場合」の一例である。図6の確認画面400が「確認情報」の一例である。店舗端末60においてOKボタン404が押され、店舗端末60からOK信号が受信されることが「付与指示が入力されること」の一例である。
以上、実施例を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。例えば、以下の変形例を採用してもよい。
(変形例1)図3のS18において、キーワードは、ユーザへのメッセージ送信に限られず、任意の方法で出力されてもよい。例えば、CPU22は、図示しない印刷装置にキーワードを含むデータを送信し、印刷装置にキーワードを印刷させてもよい。即ち、キーワードが表示された紙が出力されてもよい。その場合、印刷装置はレシート印刷用のプリンタであってもよい。キーワードは、レシートに印刷されてユーザに手渡されてもよい。
(変形例2)上記の各実施例では、1組のキーワードは3個のハッシュタグの組合せで構成される。これに限られず、キーワードは1個のハッシュタグのみで構成されていてもよい。さらに他の例では、キーワードは、ハッシュタグではない文字列(地の文に含ませる文字列)であってもよい。ハッシュタグではない複数の文字列の組合せであってもよい。さらに他の例では、キーワードは、投稿中に貼り付けられるURLのパラメータに含ませるべきコード(文字列)であってもよい。この場合、投稿内に店舗紹介用等のURLが貼り付けられているとともに、そのパラメータにキーワードが含まれていれば、特定のキーワードを含む特定の投稿が行われていると言える。
(変形例3)上記の各実施例では、ユーザに付与される報酬は店舗での決済に利用可能なポイントである。これに限られず、報酬は、店舗で利用できるクーポンや、ノベルティグッズとの交換券などであってもよい。また、報酬は、賞金、スタンプラリーにおけるスタンプなどであってもよい。報酬は、ユーザが利用可能な任意の有価物であればよい。
(変形例4)上記の各実施例では、図4のS36において、CPU22は、特定のキーワードを含む投稿が検出される場合に、特定の投稿が検出された(S36でYES)と判断している。これに限られず、S36では、CPU22は、特定のキーワードを含むとともに、特定のユーザIDに対応するSNSアカウント(以下「特定のSNSアカウント」と呼ぶ)による投稿が検出される場合に、特定の投稿が検出された(S36でYES)と判断してもよい。CPU22は、キーワード管理テーブル34(図2)を参照し、特定のキーワードと対応する特定のユーザIDを特定する。次いで、CPU22は、ユーザデータベース32を参照し、特定のユーザIDに対応するSNSアカウント(即ち、特定のSNSアカウント)を特定する。S36では、CPU22は、特定のキーワードを含む投稿が検出される場合に、さらに、当該投稿が特定のSNSアカウントのユーザ(特定のユーザ)によって行われているかを判断し、投稿主体が特定のSNSアカウントである場合に、S36でYESと判断する。この変形例によると、実際に商品又はサービスを購入した特定のユーザに適切に報酬を付与することができる。
(変形例5)第1実施例では、図4のS36において、CPU22は、特定のキーワードを含む投稿が検出される場合に、特定の投稿が検出された(S36でYES)と判断し、投稿内容に関わらず特定のユーザに対して報酬を付与している(S38)。これに限られず、CPU22は、特定の投稿が検出された(S36でYES)場合に、事前に定められた基準に基づいて特定の投稿の内容を評価する。そのうえで、CPU22は、投稿内容が報酬付与に値する内容であると判断される場合に限り、特定のユーザに報酬を付与するようにしてもよい。さらに、CPU22は、報酬を付与する際に、投稿内容の評価に応じて付与する報酬を増減させるようにしてもよい。例えば、CPU22は、高い宣伝効果を発揮し得る投稿内容であると判断する場合、付与する報酬を増加させてもよい。
(変形例6)第2実施例では、CPU22は、特定の投稿が検出された後(図4のS36でYES)、店舗端末60の確認画面400においてOKボタン404が押される場合に(S52でYES)、特定のユーザに対して報酬を付与する(S38)。変形例では、確認画面400(図6)に、特定の投稿の内容に対する評価を入力する評価入力欄がさらに設けられていてもよい。評価入力欄は、評価を表す点数を入力可能な態様であってもよいし、3~5段階の評価のうちからいずれかを選択可能な態様であってもよい。この場合、CPU22は、確認画面400においてOKボタン404が押される場合に(S52でYES)、評価入力欄に入力された評価に応じて、特定のユーザに対して付与する報酬を増減させるようにしてもよい。
(変形例7)上記の各実施例では店舗端末60と管理サーバ10は別個に設けられている。これに限られず、変形例では、管理サーバ10は、実店舗に設置される管理サーバ、ネット店舗(EC店舗)用等の各種店舗用の管理サーバであってもよい。変形例では、店舗端末60が管理サーバ10としての機能を兼ねていてもよい。
また、本明細書又は図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。