JP2024058576A - 画像読取装置およびプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】画像データの一層の高品質化および該画像データの取得の一層の高速化の双方を比較的簡便に実現する画像読取装置及びコンピュータを画像読取装置の各手段として機能させるためのプログラムを提供する。【解決手段】画像読取を行う画像読取部310と、前記画像読取に際して対象を移動させるための読取系駆動部313と、前記画像読取部310を駆動するための信号を生成する信号生成手段とを備え、読取系駆動部313により前記対象を移動させながら前記信号生成手段により生成された信号に基づいて画像読取部310により前記画像読取を行って画像データを取得する画像読取装置300であって、読取系駆動部313は、前記対象が所定の駆動速度プロファイルに従う速度で変化するように前記対象を移動させ、信号生成手段は、前記駆動速度プロファイルに基づいて、前記対象の移動距離が等間隔となるタイミングで信号を生成する。【選択図】図2

Description

本発明は、主に画像読取装置に関する。
スキャナ等に代表される画像読取装置のなかには、スキャナユニットを移動させるスキャナモータの回転速度が等速状態の間に加え、加速状態または減速状態の間、即ち該回転速度の変化している間においても画像読取を行うものがある(特許文献1参照)。このような画像読取によれば、画像データの高品質化および該画像データの取得の高速化の双方に有利となりうる。
特開平5-284284号公報
しかしながら、特許文献1の構成では、スキャナモータの回転速度の変化が非線形の場合には該変化中における画像読取の精度が低下してしまう可能性があった。
本発明は、発明者による上記課題の認識を契機として為されたものであり、画像データの一層の高品質化および該画像データの取得の一層の高速化の双方を比較的簡便に実現することを例示的目的とする。
本発明の一つの側面は画像読取装置にかかり、前記画像読取装置は、
画像読取を行う画像読取手段と、前記画像読取に際して対象を移動させるための駆動手段と、前記画像読取手段を駆動するための信号を生成する信号生成手段とを備え、前記駆動手段により前記対象を移動させながら前記信号生成手段により生成された信号に基づいて前記画像読取手段により前記画像読取を行って画像データを取得する画像読取装置であって、
前記駆動手段は、前記対象が所定の駆動速度プロファイルに従う速度で変化するように前記対象を移動させ、
前記信号生成手段は、前記駆動速度プロファイルに基づいて、前記対象の移動距離が等間隔となるタイミングで信号を生成する
ことを特徴とする。
本発明によれば、画像データを高品質化し且つ該画像データの取得を高速化することができる。
実施形態に係る複合機の斜視図。 実施形態に係る複合機のシステム構成例を示すブロック図。 駆動部の構成例を示すブロック図。 画像読取を実行可能な検出システムの構成例を示すブロック図。 モータ制御部の制御信号の波形の一例を示すタイミングチャート。 エンコーダのエンコーダ信号の波形の一例を示すタイミングチャート。 モータの回転量を計測する際の論理を示す図。 画像読取の際の各信号の波形を示すタイミングチャート。 モータの回転速度の変化の態様を説明するためのタイミングチャート。 モータの回転量を示すタイミングチャート。 モータが加速状態のときの時間に対する移動対象の位置を示すグラフ。 モータが減速状態のときの時間に対する移動対象の位置を示すグラフ。 エンコーダ位置/読取位置の関係を示す図。 CISにおける蓄積時間を示す図。 加速状態における信号SHの状態を示すタイミングチャート。 減速状態における信号SHの状態を示すタイミングチャート。 加速読みが不要な場合の画像読取のタイミングチャート。
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものでない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
図1は、実施形態に係る複合機(Multi‐functiоn Peripheral(MFP))300の斜視図である。複合機300には、画像読取部310と、記録媒体に画像の記録を行うプリントヘッド316(図2参照)とが備えられる。
図2は、複合機300のシステム構成例を示すブロック図である。複合機300は、原稿から画像を読み取るスキャナ機能、紙材等の記録媒体に対して記録を行うプリント機能等の多様な機能を備えるものとする。本実施形態においては、複合機300は、制御基板301、画像読取部310、プリント部315、操作パネル320および電源供給部340を備える。
詳細については後述とするが、スキャナ機能は、原稿搭載台での読取りの機能と、ADF(Automatic Document Feeder)による読取りの機能とを含むものとする。
制御基板301は、制御IC(集積回路)302、システムバス303、ROM304およびRAM305を含む。制御IC302は、MPU(マイクロプロセッサユニット)306、読取画像処理部307、記録画像処理部308および画像符号化部309を含み、システムバス303を介して他の要素と通信しながらシステム全体の駆動制御を行う。ROM304は、MPU306の演算処理に用いられるプログラムコード、初期値データ、テーブルデータなど、複合機300の機能を実現するのに必要な情報を格納する。RAM305は、ワークメモリとして機能し、例えば計算バッファ、画像メモリ等として使用されうる。
画像読取部310は、CIS(コンタクトイメージセンサ)30及びCIS31、読取画像補正部312、並びに、読取系駆動部313を含む。CIS30及び31には、公知のイメージセンサが用いられればよく、複数の画素が配列されたCCD/CMOSイメージセンサ等が用いられうる。CIS30は、原稿搭載台での読取りと、ADFによる原稿表面の読取りと、を選択的に実行可能とし、表面CIS30と表現されてもよい。CIS31は、ADFによる原稿裏面の読取りを実行可能とし、裏面CIS31と表現されてもよい。原稿の両面に対して画像読取を行う場合、CIS30及び31の双方が駆動制御の対象となる。
原稿搭載台での読取りにおいては原稿に対してCIS30が走査され、また、ADFでの読取りにおいてはCIS30(及び31)に対して原稿が搬送される。何れの読取りについても、CIS30(及び31)が原稿に対して相対移動することにより画像読取が行われる形となる。
読取系駆動部313は、動力を発生する電動モータを含み、その動力に基づいてCIS30及び31の位置が移動し、CIS30及び31は、それにより原稿から画像を順に読み取って画像信号に変換し、画像データを生成する。このようにして得られた画像データに対して、読取画像補正部312は、シェーディング補正等の補正処理を行うことができ、また、読取画像処理部307は、所定の画像処理を行うことができる。
尚、原稿から読取り可能な画像の概念には、文字、記号、図形、写真等の有形物の他、それらの間に形成されうる空白も含まれ、以下の説明において、其れらはまとめて画像情報と表現され、また、画像情報の取得は画像読取または画像取得と表現されうる。
読取系駆動部313は、CIS30及び31の位置を移動させるためのモータの他、画像読取の実現に必要な他の動力源を含みうる。その例としては、原稿の搬送を行うモータ、原稿が2以上の場合には其れらを分離してピックアップするローラを駆動するためのモータ等、が挙げられる。更に、読取系駆動部313は、CIS30及び31の駆動制御を行うドライバ等、画像読取の実現に必要な他の要素をも含みうる。
画像読取部310の機能を実現するための主な要素は、典型的には複合機300上方部に配置され、その下方部に、記録媒体に対して記録を行うためのプリント部315が配置されうる。プリント部315は、本実施形態では、プリントヘッド316、記録信号出力部317および記録系駆動部318を含み、インクジェット記録方式で記録を行うものとする。
プリントヘッド316には複数のノズルが設けられており、該複数のノズルから個別にインクが吐出可能となっている。記録系駆動部318は、プリントヘッド316を所望の位置に移動させ、その間、記録信号出力部317は、記録画像処理部308による画像処理により得られた画像データに基づいてプリントヘッド316に記録信号を出力する。この記録信号に基づいて、プリントヘッド316は、対応のノズルからインクを吐出することにより記録媒体に対する記録を実行する。
操作パネル320は、表示部321、操作部322および操作パネルIF(インタフェース)部323を含む。表示部321および操作部322は、操作パネルIF部323を介してシステムバス303に接続され、このような構成により、例えば、表示部321への表示対象の画像の出力、操作部322への操作入力の受付け等が可能となっている。
追加的に、制御基板301は、音声出力部325、通信接続部327、外部IF(インタフェース)部331、不揮発性記憶装置333および無線LANモジュール334を更に含む。音声出力部325は、例えば、音声データを信号に変換し、外部音源であるスピーカ326を介して音声メッセージを出力することができる。通信接続部327は、例えば、通信網328や電話機329に接続され、音声データおよび符号化データの入出力を行うことができる。尚、符号化データは、画像符号化部309により画像データと相互に変換可能である。
外部IF部331は、例えばUSB規格など、所定の規格に準拠する外部接続手段として構成され、これにより、パーソナルコンピュータなどの外部機器332が複合機300に接続可能となっている。不揮発記憶装置333には、典型的にはフラッシュメモリなどが用いられ、複合機300が非活性状態においてもワークデータや画像データ等を記憶することができる。無線LANモジュール334は、外部のアクセスポイントからの画像データの入出力を行うことができる。電源供給部340は、制御基板301、画像読取部310、プリント部315、操作パネル320等、複合機300の個々の要素に対して其の機能を実現するのに必要な電力を供給する。
このような複合機300の機能の一部が以下に例示される。
‐スキャン動作
画像読取部310のCIS30及び31により読み取られた画像情報に対して、先ず、読取画像補正部312によるシェーディング補正等の画像処理が行われる。画像情報は、読取画像処理部307により画像データとしてRAM305に展開された後、画像符号化部309により、例えばJPEG形式に圧縮されて符号化される。該符号化されたデータは、外部IF部331を介して外部機器332に出力される。スキャン動作では、このようにして、CIS30及び31により読み取られた画像情報の画像データが取得されうる。
‐コピー動作
画像読取部310のCIS30及び31により読み取られた画像情報に対して、先ず、読取画像補正部312によるシェーディング補正等の画像処理が行われる。画像情報は、読取画像処理部307により画像データとしてRAM305に展開された後、画像符号化部309により、例えばJPEG形式に圧縮されて符号化され、例えばRAM305に一時的に保存される。該画像データは、記録画像処理部308に順に送出されてプリントデータに変換される。プリントデータは、記録信号出力部317を介してプリントヘッド316に出力され、それにより、記録媒体に対する記録が行われる。コピー動作では、このようにして、CIS30及び31により読み取られた画像情報が記録媒体に記録され、複製されうる。
‐ファクシミリ送信動作
画像読取部310のCIS30及び31により読み取られた画像情報に対して、先ず、読取画像補正部312によるシェーディング補正等の画像処理が行われる。画像情報は、読取画像処理部307により画像データとしてRAM305に展開された後、画像符号化部309により、例えばMR(モデファイド・リード)形式に圧縮されて符号化され、例えばRAM305に一時的に保存される。通信接続部327は、ファクシミリ通信を開始するための信号の送受信を行い、その後、この画像データの送信を開始する。該画像データの送信は、完了までの間、CIS30及び31による画像読取、並びに、それに伴う画像データの符号化および一時保存を行いながら継続される。ファクシミリ送信動作では、このようにして、所望の画像データをファクシミリにより通信対象に対して送信可能である。
‐ファクシミリ受信動作
例えば通信網328からの受信に応答して、通信接続部327は、ファクシミリ通信を開始するための信号の送受信を行い、その後、画像データの受信を開始する。画像データは、画像符号化部309にて復調された後、RAM305に展開される。該画像データは、記録画像処理部308に順に送出されてプリントデータに変換される。プリントデータは、記録信号出力部317を介してプリントヘッド316に出力され、それにより、記録媒体に対する記録が行われる。ファクシミリ受信動作では、このようにして、任意の画像データをファクシミリにより通信対象から受信可能である。
‐プリント動作
外部機器332から発信され外部IF部331を介して受け取った印刷ジョブは、MPU306により処理され、該ジョブに含まれる指示コマンド、パラメータ等に基づいて、画像符号化部309により画像データとしてRAM305に展開される。該画像データは、記録画像処理部308に順に送出されてプリントデータに変換される。プリントデータは、記録信号出力部317を介してプリントヘッド316に出力され、それにより、記録媒体に対する記録が行われる。プリント動作では、このようにして、任意の画像情報が記録媒体に記録され、印刷物として生成されうる。
図3は、画像読取および原稿搬送を実行するための駆動部DRの構成例を示すブロック図である。即ち、駆動部DRの概念には、前述の読取系駆動部313および記録系駆動部318が包含される。
駆動部DRは、駆動制御部400、モータドライバ410及び440、モータ420及び450、並びに、エンコーダ430及び460を含む。モータドライバ410、モータ420およびエンコーダ430は、画像読取の機能に対応して設けられ、それぞれ、画像読取ユニット系モータドライバ410、画像読取ユニット系モータ420および画像読取ユニット系エンコーダ430とも示されうる。また、モータドライバ440、モータ450およびエンコーダ460は、原稿搬送の機能に対応して設けられ、それぞれ、原稿搬送系モータドライバ440、原稿搬送系モータ450、原稿搬送系エンコーダ460とも示されうる。
駆動制御部400は、画像読取の機能に対応する要素として、モータ制御部401、エンコーダ入力部402、サーボ制御部406、及び、位置速度検出部407を含む。これらは、それぞれ、画像読取ユニット系モータ制御部401、画像読取ユニット系エンコーダ入力部402、画像読取ユニット系サーボ制御部406、及び、画像読取ユニット系位置速度検出部407とも示されうる。
また、駆動制御部400は、原稿搬送の機能に対応する要素として、モータ制御部404、エンコーダ入力部405、サーボ制御部408、及び、位置速度検出部409を更に含む。これらは、それぞれ、原稿搬送系モータ制御部404、原稿搬送系エンコーダ入力部405、原稿搬送系サーボ制御部408、及び、原稿搬送系位置速度検出部409とも示されうる。
このような構成により、駆動制御部400は、PWM(パルス幅変調)信号を生成し、個々のモータの回転速度を制御する。例えば、画像読取においては、モータドライバ410は、PWM信号に基づく電流をモータ420に提供して動力(回転)を発生させる。モータ420にはDCモータが典型的に用いられ、その動力は、ギヤ、ベルト等の動力伝達機構を介して後段の要素に伝達される。エンコーダ430は、モータ420の同軸上に配置されたロータリエンコーダとし、モータ420の回転方向および回転量を検出する。
上述の画像読取同様に、モータドライバ440、モータ450およびエンコーダ460の其々は原稿搬送において対応の機能を実現する。
また、画像読取において(原稿搬送においても同様であるが)、モータ420の駆動制御に際してサーボ制御が行われる。即ち、エンコーダ入力部402はエンコーダ430からの検出信号であるエンコーダ信号に基づいて信号を生成し、それにより、位置速度検出部407は、モータ420の回転方向、回転量および回転速度を検出する。尚、モータ420の回転量は、ここでは移動対象(ここではCIS30又は31)の位置に対応する。
サーボ制御部406は、位置速度検出部407による上記検出の結果と目標値とを比較し、該比較の結果に基づいて、モータ420の制御が所望の態様になるように補正用の信号を生成する(典型的にはPID制御によるフィードバック制御が行われる。)。モータ制御部401は、サーボ制御部406からの信号に基づいてPWM信号を生成する。
図4は、画像読取を実行可能な検出システムSYの構成例を示すブロック図である。検出システムSYは、CIS30又は31としての画像読取センサ510、その駆動制御を行うCIS制御部500、及び、AFE(アナログフロントエンド)520を含む。CIS制御部500は、蓄積開始信号生成部501、CIS/AFE駆動信号生成部502、及び、画像データ入力部503を含む。
蓄積開始信号生成部501は、センサ510にて電荷蓄積を開始するための蓄積開始信号(以下「信号SH」。詳細については後述とする。)を生成する。センサ510は、この信号SHに基づいて、光電変換により発生した電荷を蓄積し、その電荷蓄積量に基づく画素信号の群を画像信号として取得する。センサ510の画像読取により得られたアナログ信号である画像信号は、AFE520のAD(アナログデジタル)変換によりデジタル信号に変換される。画像データ入力部503は、該デジタル信号に対して所定の補正処理を行って画像データを生成し、また、駆動信号生成部502は、センサ510及びAFE520の駆動制御のための駆動信号を生成する。
図5は、モータ制御部(ここではモータ制御部401とするが、モータ制御部404についても同様である。)の制御信号の波形の一例を説明するためのタイミングチャートである。図6は、エンコーダ(ここではエンコーダ430とするが、エンコーダ460についても同様である。)のエンコーダ信号の波形の一例を説明するためのタイミングチャートである。
図5に示されるように、モータ制御部401がモータドライバ410に供給する信号は信号ENABLEおよび信号PHASEとする。信号ENABLEは、モータ420を励磁させるための信号であり、H(ハイ)レベルによりモータ420を励磁させ、L(ロー)レベルで該励磁を抑制するものとする。
信号PHASEは、モータ420の回転方向および電流値を設定するためのPWM信号とする。その周期PERIODは、一般に固定されており、例えば25kHz(キロヘルツ)に設定されうる。Duty(或いはDuty比)は、周期PERIODに対する信号PHASEのHレベルの期間の比を示す。例えば、Duty=50%は、モータ420を停止させることを示す。Duty>50%は、モータ420を正方向に回転させること(原稿のスキャン方向(ホーム側からアウェイ側の方向))を示し、Dutyが100%に近づくほど、その回転速度が大きくなることを示す。また、Duty<50%は、モータ420を逆方向に回転させること(原稿のリターン方向(アウェイ側からホーム側の方向))を示し、Dutyが0%に近づくほど、その回転速度が大きくなることを示す。
図6に示されるように、エンコーダ430は、信号ENC_A及びENC_Bの2相の信号を出力する。回転方向が分かるように、信号ENC_Aの位相が信号ENC_Bに対して進んでいる場合には正方向(スキャン方向)となり、信号ENC_Aの位相が信号ENC_Bに対して遅れている場合には逆方向(リターン方向)となる。
即ち、エンコーダ入力部402はエンコーダ430からの検出信号であるエンコーダ信号に基づいて信号を生成し、それにより、位置速度検出部407は、モータ420の回転方向、回転量(移動対象の位置)および回転速度を検出する。エンコーダ信号は、エンコーダ入力部402のノイズフィルタを介して、例えばパルス幅が比較的短いものが除去された後、信号ENC_A及びENC_Bとして位置速度検出部407に入力される。回転量は、信号ENC_A及びENC_Bのエッジ(立上りエッジ(ライズエッジ)または立下りエッジ(フォールエッジ))を計測することにより検出され、また、回転速度は、其れらエッジ間の時間差を計測することにより検出される。
図7は、上述のエンコーダ信号に基づいて回転量を計測する際の論理を示す。本実施形態においては、信号ENC_A及びENC_Bの一方についての立上りエッジ及び立下りエッジの際に信号ENC_A及びENC_Bの他方の信号値に基づいて計測用カウンタをインクリメント(+1)またはデクリメント(-1)する。
例えば、信号ENC_Aの立上りエッジの際に信号ENC_BがLレベルであった場合にはインクリメント(+1)する。また、信号ENC_Aの立下りエッジの際に信号ENC_BがHレベルの場合、信号ENC_Bの立上りエッジの際に信号ENC_AがHレベルの場合、及び、信号ENC_Bの立下りエッジの際に信号ENC_AがLレベルの場合、についても同様とする。
一方、信号ENC_Aの立上りエッジの際に信号ENC_BがHレベルであった場合にはデクリメント(-1)とする。また、信号ENC_Aの立下りエッジの際に信号ENC_BがLレベルの場合、信号ENC_Bの立上りエッジの際に信号ENC_AがLレベルの場合、及び、信号ENC_Bの立下りエッジの際に信号ENC_AがHレベルの場合、についても同様とする。
回転速度は、エッジ間の時間差の逆数を算出することにより検出されうる。例えば、信号ENC_Bの立下りエッジおよび信号ENC_Aの立上りエッジは、エンコーダ430のスリットが1だけ回転したこととなる。そのため、それらの時間をそれぞれT及びTとしたとき(図6参照)、回転速度は1/(T-T)[Slit/sec]と表せる。
図8は、一例としてCIS30による画像読取の際の各信号の波形を示すタイミングチャートである。図中には、CIS30の駆動制御を行うための信号として、電荷蓄積を開始するための信号SHと、電荷蓄積量に応じた信号を転送するためのCLK信号と、電荷蓄積量に基づく画素信号VOUTと、が示される。また、AFE520を駆動するためのクロック信号である信号MCLKと、電荷蓄積量に応じた信号をサンプリングするための信号TSMPと、が図示される。
ここで、CIS30は複数の画素が行列状に配列されて成り、各行に対して信号SHがHレベルパルスとなるように与えられ、第1行目に対応する信号SHのHレベルパルスが与えられたタイミングで画像読取が開始されるものとする。信号CLKは対応の行の各画素に1つ与えられ、それにより、それまでに該画素にてサンプリングされた信号が信号VOUTとして出力される。信号MCLKは、AFE520の構成によって他の数となりうるが、ここでは単一の画素についてクロック数が4となるように与えられるものとする。また、信号TSMPは、単一の画素に対してHレベルパルスが与えられ、それにより上記サンプリングのタイミングが決定されるものとする。AFE520では、信号TSMPがHレベルの時にサンプリングが行われ、また、Lレベルになった時、即ち矢印で図示されたタイミングで、該サンプリングされた信号が固定(ホールド)される。
尚、他の実施形態として、CIS30は解像度を切換可能に構成されてもよく、その場合には解像度切換用の信号が追加されうる。
図9は、画像読取を行う際のモータ420の回転速度の変化の態様を説明するためのタイミングチャートであり、また、図10は、そのときのモータ420の回転量(移動対象の位置)を示すタイミングチャートである。
一般に、モータ420の回転速度には、停止状態から等速回転の状態に至るまでの間あるいは等速回転の状態から停止状態に至るまでの間、その慣性力に起因して加速または減速の期間が生じうる。そのため、図10の例では、モータ420は、加速状態、等速状態および減速状態を含みうる。モータ420は、加速状態では、回転速度が目標速度になるように徐々に増加するように制御され、等速状態では、回転速度が目標速度を維持するように制御され、また、減速状態では、回転速度が目標速度になるように徐々に減少するように制御される。
尚、以下の説明において、上述の加速状態、等速状態および減速状態は、それぞれ、単に加速、等速および減速と表現される場合がある。
上記目標速度は、図3を参照しながら説明されたサーボ制御部406(モータ450の場合にはサーボ制御部408とする。)により事前に設定され、等速状態では一定値として設定されうるが、加速状態および減速状態においては、所定の加減速特性に従うように設定されうる。この加減速特性は、時間を関数とするものであってもよいが、テーブル値により設定されていてもよい。尚、この加減速特性は、加減速プロファイル或いは単にプロファイルと表現されてもよい。
ここで、モータ420の回転量は回転速度の積分により算出されうる。そのため、加速状態および減速状態のときの特性は、上述の関数またはテーブル値の積分により算出可能である。或いは、該積分による算出結果が事前に所定のメモリに格納されていてもよい。
図11は、画像読取の実行に際してモータ420が加速状態のときの或る行における時間T~T(以下、区別しない場合には時間T等と示す。)および移動対象の位置Y~Y(以下、区別しない場合には位置Y等と示す。)の関係を示すグラフである。同様に、図12は、モータ420が減速状態のときのグラフを示す。
図11(加速状態)について、位置Y等は加速距離未満の距離にて等間隔で示され、それら位置Y等に対応する時間T等が示される。尚、位置Y等は、既知の値にて予め設定されていればよい。同様に、図12(減速状態)について、位置Y等は減速距離未満の距離にて等間隔で示され、それら位置Y等に対応する時間T等が示される。各図において、加速/減速の開始の時間および位置を原点0とし、時間T等は、図11において加速期間に含まれ、又は、図12において減速期間に含まれる。
詳細については後述とするが、位置Y等および時間T等は、予め設定された加速特性または減速特性により表され、原稿上において等間隔となる複数の位置Y等にて信号SHにより画素信号が取得され、画像読取が行われることとなる。
加速特性(図11)は、時間の関数を用いたn次多項式により表され、本例では、
y=a+an―1n―1+an―2n-2+・・・+a
と表されうる(式1)。ここで、a~aは係数であり、また、原点(0,0)を通るためa=0である。
尚、上記nは、2以上の整数とするが、駆動制御の高精度化を目的の一つとして、3以上の整数であるとよく、必要に応じて、その数値は変更されてもよい。
上記(式1)は、位置Y等および時間T等を用いて、
=a +an―1 n-1+an―2 n-2+・・・+a
=a +an―1 n-1+an―2 n-2+・・・+a



=a +an―1 n-1+an―2 n-2+・・・+a
とそれぞれ表されうる(式2)。
ここで、上記(式2)にて係数a等および位置Y等は既知である。よって、高次方程式に対する演算処理に基づいて、時間T等が算出可能となる。同様のことが減速特性(図12)についても云え、このようにして特定される演算式は前述の加減速プロファイルとして用いられうる。
図13を参照しながら、位置Y等を決定するための方法について述べる。図13は、エンコーダ430(又は460)により検出される位置を、信号SHにより画素信号を取得する位置に対応付けて示す図であり、即ち、エンコーダ位置/読取位置の関係を示す図である。
ここで、CIS30(又は31)による1回分の読取対象(行列状に配列された複数の画素の1回分の駆動による読取対象。即ち、信号SHの1回分のHレベルパルス。)を読取ラインとする。読取ラインについて、副走査解像度をSubScanReso[dpi]としたとき、1ラインは1/SubScanReso[inch]となる。エンコーダ位置について、エンコーダ解像度をEncReso[dpi]としたとき、1スリットは1/EncReso[slit]となる。また、1ライン毎の距離はEncReso/SubScanReso[slit]となる。
よって、読取ラインの位置Y等は、
=1×EncReso/SubScanReso
=2×EncReso/SubScanReso



=N×EncReso/SubScanReso
と表されうる。尚、上述のパラメータは何れも実数であればよく、整数であってもよいし小数であってもよい。
図14は、CIS30における蓄積時間を示す図である。上述のようにして位置Y等および時間T等が決められた後、CIS30における蓄積時間が算出される。各ラインの蓄積時間はライン間における時間T等の時間差で算出され、即ち、第k行の蓄積時間はT-Tk-1と表せる(k=1~Nとする。)。例えば、第1行についてはT-0となり(尚、原点(0,0)を通るため、T=0である。)、第2行についてはT-Tとなる。
このようにして、原稿上にて等間隔となる位置Y等に基づいて時間T等が算出され、其れら時間T等に対応するように信号SHを生成することにより、モータ420の加速状態および減速状態の際においても画像読取を適切に実行可能となる。
図14記載の値は、蓄積開始信号生成部501により上記算出によりライン毎に設定されればよく、蓄積開始信号生成部501には内部クロックを用いたタイマーが典型的に用いられうる。或いは、図14記載の値は、既知の加速/減速特性に基づいて予め算出されていてもよい。他の例として、図14記載の値は、RAM305等のメモリに予め保存され、ライン毎に読み出されてもよいし、このことは、タイマーに基づいて時間の経過と共に実行されてもよい。
図15は、加速状態におけるCIS30(又は31)の駆動制御に用いられうる信号SHの状態を示すタイミングチャートである。同様に、図16は、減速状態のときのタイミングチャートを示す。
加速状態では、図15に示されるように、ライン毎のHレベルパルスの間隔が短くなるように信号SHが生成される。等速状態では、Hレベルパルスの間隔が一定となるになると信号SHが生成される。減速状態では、図16に示されるように、ライン毎のHレベルパルスの間隔が長くなるように信号SHが生成される。即ち、本実施形態によれば、加速状態および減速状態においても、画素信号の取得を等速状態同様の精度/品質で行うことが可能となり、即ち、CIS30(又は31)を加速または減速させながらの画像読取が可能となる。加速状態及び減速状態におけるこのような画像読取は、それぞれ、加速読み及び減速読みとも表現可能であり、それらをまとめて加減速読みとも表現可能である。
尚、本例においては、停止状態においても信号SHのHレベルパルスが供給され、それによりいわゆる信号の空読みが行われ、停止状態にて得られる画素信号は破棄されうる。このときの信号SHは、等速状態同様の周期のHレベルパルスで供給されるものとするが、この態様に限られない。
ここで、前述のとおり、モータ420(又は450)の駆動制御に際してはサーボ制御が行われるが、加速の開始の際および減速の終了の際(回転速度が比較的低い際)には一般に誤差が生じうる。そのため、加速の際には回転速度が基準より高くなってから信号SHを生成して画素信号の取得を開始し、また、減速の際には回転速度が基準より低くなる前に信号SHの生成を抑制して画素信号の取得を終了することも可能である。
また、前述のとおり、CIS30は、画像読取に際して、原稿搭載台での読取りと、ADFによる読取りとを行うことが可能である。そのため、原稿の端まで画像読取の対象となる場合には、CIS30が原稿の枠内に位置する前に加速を開始し且つCIS30が原稿の枠外に位置してから停止するように減速を行うことも可能である。
付随的に、加速読み及び/又は減速読みは、画像読取の方式によっては省略されてもよい。例えば、原稿搭載台での読取りにおいては、CIS30の加速距離を充分に確保可能な場合があるため、CIS30が加速しながら移動している間には加速読みが省略されうる。ADFによる読取りにおいては、一般に複数の原稿について順に画像読取が行われるが、2枚目以降の原稿は実質的に等速状態であるため、最後の原稿の画像読取が完了するまで等速状態が維持され、減速読みが省略されうる。
尚、画像読取の間にメモリの空き容量がなくなった場合、モータ420を減速させて停止させ、CIS30を待機位置に戻し、そして、メモリに空き容量が発生した場合にモータ420を再び加速させて画像読取を再開することができる(スイッチバック処理)。この場合、原稿の途中から画像読取が再開されることにより加速距離/減速距離を確保可能であるため、加減速読みは不要となる。
また、ADFによる読取りにおいては、複数の原稿の画像読取の高速化のため、原稿間の距離は短く設定されうる。ADFを用いて画像読取の間にメモリの空き容量がなくなった場合(空き容量が基準未満となった場合を含む。)、或る原稿の画像読取が完了した後にモータ420を減速させて停止させ、メモリに空き容量が発生してからモータ420を再び加速させる、いわゆるページ間停止が行われうる。この場合、次の原稿の画像読取については充分な加速距離の確保が困難であるため、加速読みを行うことにより該画像読取の効率化が可能となる。一方、画像取得が完了した原稿については、メモリの空き容量がなくなったことに応答してモータ420を減速させることとなるため、減速読みは不要となる。
図17は、原稿積載台での読取りの際に加速読みが不要な場合における画像読取を開始する際の制御内容を示すタイミングチャートである。本例の場合、画像読取を開始する前にモータ420の加速が完了しており、モータ420の回転速度は略一定の速度(サーボ制御の誤差範囲内)で等速状態となっており、CIS30は、それに対応する蓄積時間の設定で駆動されるものとする。よって、画像読取は、本例では、エンコーダ430(又は460)により検出される位置が画像読取の開始位置となったことに応じて開始されうるが、検出誤差、制御遅延等を考慮して、例えば0.5ライン分だけ早めに開始されてもよい。
ADFによる読取りにおいては一般に減速読みは不要であるため、単一の原稿についての画像読取が完了した時点で、蓄積時間は所定周期に対応する値で設定されればよい。メモリの空き容量が基準以上の間、モータ420の加減速は行われないため、等速状態のまま、原稿積載台での読取り同様に、エンコーダ430の検出結果に基づいて画像読取が開始されうる。尚、メモリの空き容量が基準未満となった場合、モータ420を減速させて停止させ、再び加速する際には加速読みが行われうる。
以上、本実施形態によれば、画像読取にて駆動されるモータは、その加速および減速に際して所定の加減速プロファイルに基づいて制御される。そのため、モータの回転量(移動対象の移動距離)が等間隔となるタイミングは、加減速プロファイルに基づく演算処理により算出ないし特定可能となる。よって、モータが加速状態および減速状態の際にも、等速状態同様の精度/品質で画素信号を取得可能であり、それにより、画像データの高品質化および該画像データの取得の高速化を実現可能となる。
本明細書では、主にモータ420に着目して本実施形態が説明されたが、その内容は他のモータ(例えばモータ450)の制御にも適用可能である。即ち、本実施形態の内容は、画像読取に際して移動対象となる何れの要素、及び、それに付随して駆動対象となる何れの要素にも適用可能である。
また、本明細書では、モータ420の加減速に着目して本実施形態が説明されたが、その内容は、モータ420の回転速度が所定のプロファイルに従って変動する場合にも適用可能である。即ち、該プロファイルは、モータ420の回転速度(移動対象の移動速度)が変動する際に其の変化量を特定可能なものであればよく、その態様に応じて、駆動速度プロファイル、回転速度プロファイル、移動速度プロファイル等とも表現可能である。
(プログラム)
本発明は、上記実施形態の1以上の機能を実現するプログラムをネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、該システム又は装置のコンピュータにおける1以上のプロセッサがプログラムを読み出して実行する処理により実現されてもよい。例えば、本発明は、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によって実現されてもよい。
(その他)
上述の説明においては、インクジェット記録方式を用いた記録機能を備える複合機300を例に挙げて説明したが、記録機能は、上述の態様に限られるものではなく、カラーフィルタ、電子デバイス、光学デバイス、微小構造物等を所定の記録方式で製造するためのものであってもよい。また、複合機300は、前述の加減速読みを実行可能に構成されていればよく、スキャン機能を主機能とする画像読取装置であってもよい。尚、画像読取装置は、専ら原稿搭載台での読取りに対応するように構成されている場合にはスキャナとも表現されうる。更に、複合機300は、スキャン機能を副機能とする他の電気装置であってもよい。
本明細書でいう「記録」は広く解釈されるべきものである。従って、「記録」の態様は、記録媒体上に形成される対象が文字、図形等の有意の情報であるか否かを問わないし、また、人間が視覚で知覚し得るように顕在化したものであるか否かも問わない。
上記「記録」同様、「記録媒体」は広く解釈されるべきものである。従って、「記録媒体」の概念は、一般的に用いられる紙の他、布、プラスチックフィルム、金属板、ガラス、セラミックス、樹脂、木材、皮革等、インクを受容可能な如何なる部材をも含みうる。
また、「インク」は、上記「記録」同様広く解釈されるべきものである。従って、「インク」の概念は、記録媒体上に付与されることによって画像、模様、パターン等を形成する液体の他、記録媒体の加工、インクの処理(例えば、記録媒体に付与されるインク中の色剤の凝固または不溶化)等に供され得る付随的な液体をも含みうる。
実施形態においては、個々の要素をその主機能に基づく表現で命名したが、実施形態で述べられた機能は副機能であってもよく、その表現に厳密に限定されるものではない。また、その表現は同様の表現に置換え可能とする。同様の趣旨で、「部(unit、pоrtiоn)」という表現は、「部品(cоmpоnent)」、「部材(member)」、「構造体(structure)」、「組立体(assembly)」、「手段(means)」等に置換え可能である。或いは、其れらは省略されてもよい。
(実施形態のまとめ)
実施形態の幾つかの特徴および変形例は次のとおりである:
[1]
画像読取を行う画像読取手段と、前記画像読取に際して対象を移動させるための駆動手段と、前記画像読取手段を駆動するための信号を生成する信号生成手段とを備え、前記駆動手段により前記対象を移動させながら前記信号生成手段により生成された信号に基づいて前記画像読取手段により前記画像読取を行って画像データを取得する画像読取装置であって、
前記駆動手段は、前記対象が所定の駆動速度プロファイルに従う速度で変化するように前記対象を移動させ、
前記信号生成手段は、前記駆動速度プロファイルに基づいて、前記対象の移動距離が等間隔となるタイミングで信号を生成する
ことを特徴とする画像読取装置。
[2]
前記信号生成手段が信号を生成するタイミングは、前記対象の移動速度が変化している間と、前記対象の等速状態の間との双方において、前記対象の移動距離が等間隔となるタイミングである
ことを特徴とする[1]に記載の画像読取装置。
[3]
前記駆動速度プロファイルは加減速プロファイルを含み、
前記駆動手段は、前記対象が前記加減速プロファイルに従って加減速するように前記対象を移動させる、
ことを特徴とする[2]に記載の画像読取装置。
[4]
前記画像読取手段は、前記対象が加速した以後かつ等速状態になる前に前記画像読取を開始する
ことを特徴とする[3]に記載の画像読取装置。
[5]
前記画像読取手段は、前記対象が減速した以後かつ停止状態になる前に前記画像読取を終了する
ことを特徴とする[3]に記載の画像読取装置。
[6]
前記加減速プロファイルは、nを2以上の整数とするn次多項式である
ことを特徴とする[3]~[5]の何れか1項に記載の画像読取装置。
[7]
前記加減速プロファイルは、nを3以上の整数とするn次多項式である
ことを特徴とする[3]~[6]の何れか1項に記載の画像読取装置。
[8]
前記画像読取装置はスキャナであり、
前記画像読取手段はイメージセンサであり、
前記対象は前記イメージセンサである
ことを特徴とする[3]~[7]の何れか1項に記載の画像読取装置。
[9]
前記対象の加速中においては、前記画像読取手段は前記画像読取の開始を抑制する
ことを特徴とする[8]に記載の画像読取装置。
[10]
前記画像読取装置はADFであり、
前記画像読取手段は原稿に対して前記画像読取を行い、
前記対象は前記原稿である
ことを特徴とする[3]~[7]の何れか1項に記載の画像読取装置。
[11]
前記原稿は、複数の原稿の1つであり、
前記画像読取手段は、前記駆動手段が前記対象を等速状態に維持している間に前記複数の原稿に対する前記画像読取を完了させる
ことを特徴とする[10]に記載の画像読取装置。
[12]
コンピュータを、[1]~[11]のいずれか1項に記載の画像読取装置の各手段として機能させるためのプログラム。
発明は上記実施形態に制限されるものではなく、発明の精神及び範囲から離脱することなく、様々な変更及び変形が可能である。従って、発明の範囲を公にするために請求項を添付する。
300:複合機(画像読取装置)、30~31:CIS、420:モータ、450:モータ。

Claims (12)

  1. 画像読取を行う画像読取手段と、前記画像読取に際して対象を移動させるための駆動手段と、前記画像読取手段を駆動するための信号を生成する信号生成手段とを備え、前記駆動手段により前記対象を移動させながら前記信号生成手段により生成された信号に基づいて前記画像読取手段により前記画像読取を行って画像データを取得する画像読取装置であって、
    前記駆動手段は、前記対象が所定の駆動速度プロファイルに従う速度で変化するように前記対象を移動させ、
    前記信号生成手段は、前記駆動速度プロファイルに基づいて、前記対象の移動距離が等間隔となるタイミングで信号を生成する
    ことを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記信号生成手段が信号を生成するタイミングは、前記対象の移動速度が変化している間と、前記対象の等速状態の間との双方において、前記対象の移動距離が等間隔となるタイミングである
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 前記駆動速度プロファイルは加減速プロファイルを含み、
    前記駆動手段は、前記対象が前記加減速プロファイルに従って加減速するように前記対象を移動させる、
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像読取装置。
  4. 前記画像読取手段は、前記対象が加速した以後かつ等速状態になる前に前記画像読取を開始する
    ことを特徴とする請求項3に記載の画像読取装置。
  5. 前記画像読取手段は、前記対象が減速した以後かつ停止状態になる前に前記画像読取を終了する
    ことを特徴とする請求項3に記載の画像読取装置。
  6. 前記加減速プロファイルは、nを2以上の整数とするn次多項式である
    ことを特徴とする請求項3に記載の画像読取装置。
  7. 前記加減速プロファイルは、nを3以上の整数とするn次多項式である
    ことを特徴とする請求項3に記載の画像読取装置。
  8. 前記画像読取装置はスキャナであり、
    前記画像読取手段はイメージセンサであり、
    前記対象は前記イメージセンサである
    ことを特徴とする請求項3に記載の画像読取装置。
  9. 前記対象の加速中においては、前記画像読取手段は前記画像読取の開始を抑制する
    ことを特徴とする請求項8に記載の画像読取装置。
  10. 前記画像読取装置はADFであり、
    前記画像読取手段は原稿に対して前記画像読取を行い、
    前記対象は前記原稿である
    ことを特徴とする請求項3に記載の画像読取装置。
  11. 前記原稿は、複数の原稿の1つであり、
    前記画像読取手段は、前記駆動手段が前記対象を等速状態に維持している間に前記複数の原稿に対する前記画像読取を完了させる
    ことを特徴とする請求項10に記載の画像読取装置。
  12. コンピュータを、請求項1乃至11のいずれか1項に記載の画像読取装置の各手段として機能させるためのプログラム。
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