JP2024057418A - ボールねじ - Google Patents

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Abstract

【課題】ボールねじのトルクを増大させることなく良好な封止性能を有し、ボールねじの防塵性能と潤滑剤保持性能を併せ持ったボールねじを提供する。【解決手段】ナット30の少なくとも軸方向一端部には、ねじ軸20とナット30との間の径方向隙間を封止する封止部材40が設けられる。封止部材40は、ねじ軸20のねじ溝21と対向する螺旋状のリップ部42を有するリング状部材41と、リング状部材41の周方向の一部に設けられ、ねじ軸20のねじ溝21に弾性的に押圧されてねじ溝21に嵌合する摺接部46と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、ボールねじに関し、特に、射出成型機、プレス機、工作機械などに適用可能なボールねじに関する。
従来、回転運動を直線運動に変換するボールねじは、一般的に、外周面に螺旋状のねじ溝が形成されたねじ軸と、内周面に螺旋状のねじ溝が形成されたナットとを備え、ねじ軸及びナットの両ねじ溝間には、ねじ軸またはナットの回転運動に伴って転動する多数のボールが装填されている。
例えば、工作機械で使用されるボールねじは、ナット内に切削屑などの粉塵が侵入するとボールの転がり運動が阻害されるため、ナット内に粉塵が侵入することを防止する必要がある。また、例えば射出成型機で使用されるボールねじは、グリース潤滑される場合が多く、グリースをナット内部に保持する機能が求められる。
特許文献1には、ねじ軸のねじ溝に沿った螺旋型防塵リップ部を持つ円筒状ワイパーシールをナットの端部に装着し、シール外周面をリング状ガータースプリングで押圧して螺旋型防塵リップ部をねじ溝に全面接触させてナット内への粉塵の侵入防止と潤滑剤保持を図ったボールねじが記載されている。
特開2007-255662号公報
しかしながら、特許文献1に記載のボールねじは、ねじ軸のねじ溝に沿ったシールの螺旋型防塵リップ部が、ねじ軸のねじ溝の全周に接触するため摩擦力が大きく、ボールねじのトルクが増大すると共に発熱が生じ、ボールねじの位置決め精度に悪影響を与える虞がある。また、ガータースプリングのばね力は一定のため、ガータースプリングのばね力が弱いと、シールが膨潤したときにシールとねじ溝の間に隙間ができてシール性が低下する虞がある。またガータースプリングのばね力が強いと、螺旋型防塵リップ部が強い力でねじ溝に接触してトルク増大や発熱の原因となる。
本発明は、前述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、ボールねじのトルクを増大させることなく良好な封止性能を有し、防塵性能と潤滑剤保持性能を併せ持ったボールねじを提供することにある。
本発明の上記目的は、下記の構成により達成される。
[1] 外周面に螺旋状のねじ溝が形成されたねじ軸と、内周面に螺旋状のねじ溝が形成されたナットと、前記ねじ軸のねじ溝と前記ナットのねじ溝とで形成される負荷軌道を転動する複数のボールとを備えるボールねじであって、
前記ナットの少なくとも軸方向一端部に設けられて、前記ねじ軸と前記ナットとの間の径方向隙間を封止する封止部材を備え、
前記封止部材は、前記ねじ軸のねじ溝と対向する螺旋状のリップ部を内周面に有するリング状部材と、前記リング状部材の周方向の一部に設けられ、前記ねじ軸のねじ溝に弾性的に押圧されて前記ねじ溝に嵌合する摺接部と、を備える、ボールねじ。
本発明のボールねじによれば、ボールねじのトルクを増大させることなく、ねじ軸とナットとの間の径方向隙間を封止して、防塵性能及び潤滑剤保持性能を併せ持つことができる。
本発明の第1実施形態に係るボールねじの断面図である。 図1に示すボールねじからねじ軸を削除して示す側面図である。 封止部材の分解斜視図である。 図3に示す封止部材の側面図である。 封止片を示し、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は下面図である。 変形例の封止片を示し、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は下面図である。 他の変形例の封止片を示し、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は下面図である。 さらに他の変形例の封止片を示し、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は下面図である。 本発明の第2実施形態に係るボールねじの上面図である。 図9に示すボールねじのA-A断面図である。 図9に示すボールねじからねじ軸を削除して示す側面図である。 本発明の第3実施形態に係る封止部材の断面図である。
以下、本発明に係るボールねじの各実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1~図4に示すように、本実施形態のボールねじ10は、外周面に螺旋状のねじ溝21を有して軸方向に延びるねじ軸20と、該ねじ軸20のねじ溝21に対応する螺旋状のねじ溝31を内周面に有するナット30と、ねじ軸20とナット30との間の径方向隙間を封止する封止部材40と、を備える。
ねじ軸20のねじ溝21とナット30のねじ溝31とは互いに対向し、両者の間に転動体としての多数のボール26が転動可能に装填されている。ねじ軸20のねじ溝21とナット30のねじ溝31とは、負荷軌道25を形成する。
ナット30は、軸方向一端部側にフランジ部32が形成されると共に、軸方向両端部には、ねじ溝31より大きな内径を有する円形凹部33が、ねじ溝31と同芯に形成されている。フランジ部32は、図示しない機械装置の移動台等に取付ボルト等で固定される。
ナット30には、円形凹部33に開口する位置で、外周面まで径方向に貫通する雌ねじ部34が設けられている。さらに、ナット30には、雌ねじ部34に対してそれぞれ90°離れた位相に、後述する止めネジ11を固定するための雌ねじ35a、35bが形成されている(図2参照)。
円形凹部33には、封止部材40が嵌合装着される。封止部材40は、円形凹部33に半径寸法で0.05mm~0.5mmの微小隙間を介して嵌合することが好ましい。これにより、封止部材40が熱膨張した際にナット外径側に逃げて、該熱膨張による寸法変化を吸収することができる。
また、負荷軌道25の両端部には、循環駒や循環チューブ等によって構成される不図示のボール戻し通路が接続され、該ボール戻し通路と負荷軌道25とでボール26の無限循環通路を形成している。無限循環通路には、所定の量の潤滑剤(例えば、グリース)と共に複数のボール26が装填されている。
封止部材40は、リング状部材41と封止片45とコイルばね12とを備える。リング状部材41は、ねじ軸20のねじ溝21と同じピッチを有し、内周面に設けられ、ねじ軸20のねじ溝21と対向する螺旋状のリップ部42と、周方向の一部に設けられ、径方向に貫通する径方向孔43を備える。螺旋状のリップ部42は、ねじ軸20のねじ溝21と略同じ断面形状を有する螺旋状の突部であり、ねじ溝21に例えば、0.05mm~2mmの隙間を持って非接触で嵌まり込む。
封止片45は、図5も参照して、全体が略円柱状の部材であり、リング状部材41の径方向孔43内を径方向に移動自在に配置される。封止片45は、円柱状の本体部47と、該本体部47から連続形成されてねじ軸20のねじ溝21に嵌合する摺接部46とが一体に設けられている。
ボール26の転動方向から見た摺接部46の先端46aの形状は(図5(a))、ねじ軸20のねじ溝21の断面形状と同じ形状(例えば、ゴシックアーチ形状)になっている。また、ボール26の転動方向と直交する方向から見た摺接部46の先端46aの形状は(図5(b))、ねじ軸20のねじ溝21の曲率と同じ曲率の円弧となっている。即ち、摺接部46は、その先端46aがねじ軸20のねじ溝21に対して隙間なく全面接触する。
また、図1に示すように、リング状部材41の軸方向幅bは、ねじ軸20のねじ溝21の軸方向幅Lの1.2倍以上(b≧1.2L)であり、さらに封止片45の径φaの1.25倍以上(b≧1.25a)とするのがよい。これにより、封止部材40によって安定した封止性能が得られる。
封止片45は、エンジニアリングプラスチックなどの合成樹脂製や黄銅などの鋼材よりも柔らかい金属製とすることが好ましい。
このようなリング状部材41をナット30に組み付ける際には、ナット30の円形凹部33に嵌合配置した後、リング状部材41を円形凹部33内で回転させて、リング状部材41の径方向孔43とナット30の雌ねじ部34とを同心に配置する。そして、ナット30の雌ねじ35a、35bに止めネジ11を螺合してリング状部材41をナット30に固定する。止めネジ11は、ナット30に対するリング状部材41の周方向位置を規定すると共に、リング状部材41の径方向移動を拘束してリング状部材41とねじ軸20とが接触することを防止する。
そして、封止片45の摺接部46をねじ軸20のねじ溝21に嵌合させながら封止片45をリング状部材41の径方向孔43に挿入し、さらに弾性部材であるコイルばね12を径方向孔43に挿入して、ナット30の雌ねじ部34に螺合させた雄ねじ13でコイルばね12を圧縮する。
これにより、封止片45の摺接部46は、コイルばね12の弾性力により弾性的に押圧されてねじ軸20のねじ溝21に接触して嵌合し、ねじ軸20とナット30との間の径方向隙間が、封止片45により封止される。封止片45のねじ溝21に対する押圧力は、雄ねじ13によるコイルばね12の圧縮量を調整することで変更することができる。換言すれば、雄ねじ13によりボールねじ10のトルクをコントロールすることができる。
このようにして組立てられたボールねじ10は、ねじ軸20(又はナット30)の回転に伴ってボール26が無限循環路を循環し、負荷軌道25を転動するボール26が潤滑剤で潤滑されながらナット30(又はねじ軸20)をねじ軸20の軸方向に直線往復移動させる。
その際、封止片45の摺接部46が、ねじ軸20のねじ溝21の全面に亘って摺接しているので、外部からナット30内への異物の侵入が防止される。また、ナット30からの潤滑剤の漏れが防止され、長期間に亘って潤滑剤がナット30の内部に保持される。
図6は、変形例の封止片を示す。本変形例の封止片45は、略半円板状の摺接部46が円柱状の本体部47の径方向略中央部から突出して略T字形に形成されている。本変形例の封止片45によれば、摺接部46の先端46aとねじ軸20のねじ溝21との接触面積を低減することで摩擦抵抗が少なくなり、ボールねじ10のトルクを小さくできる。
図7は、他の変形例の封止片を示す。本変形例の封止片45は、略矩形状に形成された本体部47の両端部から略半円板状の摺接部46が、ボール26の転動方向に二又状に分かれて突出形成されている。これにより、ねじ軸20のねじ溝21は、2つの摺接部46によりボール26の転動方向の2箇所で封止されるので、封止性能がさらに向上する。また、摺接部46の先端46aとねじ軸20のねじ溝21との接触面積が低減し、摩擦抵抗が少なくなってボールねじ10のトルクを小さくできる。この場合、リング状部材41の径方向孔43の形状も略矩形状に形成される。
図8は、さらに他の変形例の封止片を示す。本変形例の封止片45は、略矩形状に形成された本体部47の略中央部から略半円板状の摺接部46が突出形成されて略T字形に形成されている。本変形例の封止片45においても、摺接部46の先端46aとねじ軸20のねじ溝21との接触面積が低減し、摩擦抵抗が少なくなってボールねじ10のトルクを小さくできる。
以上説明したように、本実施形態のボールねじ10は、ねじ軸20のねじ溝21とリング状部材41の螺旋状のリップ部42は接触しておらず、封止片45の摺接部46だけが、コイルばね12の弾性力によりねじ溝21に接触してねじ軸20のねじ溝21とナット30との間の径方向隙間を封止しているので、封止片45によるボールねじ10のトルク増大を最小限に抑制できる。これにより、ボールねじ10のトルクを増大させることなく、ナット30内に切削屑などの粉塵が侵入することが防止できると共に、潤滑剤をナット30の内部に保持できる。従って、ボールねじ10の防塵性能及び潤滑剤保持性能が向上する。
また、摺接部46とねじ溝21との接触力は、雄ねじ13により調整できるので、ボールねじ10のトルクコントロールが可能となる。さらに、摺接部46が摩耗した場合には、雄ねじ13及びコイルばね12を取り外して封止片45を容易に交換することができ、メンテナンス性が向上する。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態のボールねじについて図9~図11を参照して説明する。
本実施形態のボールねじ10は、ナット30の軸方向両端部に設けられた円形凹部33内に一対の封止部材40が嵌合配置されている。各封止部材40のリング状部材41の軸方向幅bは、第1実施形態のボールねじ10(図1参照)と比較して略2倍の幅寸法を有し、螺旋状のリップ部42が2リード以上に亘ってねじ軸20のねじ溝21に0.05mm~2mmの隙間を介して嵌合する。
また、各リング状部材41には、径方向に貫通する一対の径方向孔43が、異なる軸方向位置に、180°位相を異ならせて形成されている。それぞれの径方向孔43には、摺接部46がねじ軸20のねじ溝21に接触して摺接する封止片45、封止片45をねじ溝21方向に押圧するコイルばね12及び雄ねじ13が配設されている。
本実施形態のボールねじ10は、軸方向片側について2箇所、合計4箇所に設けられた封止片45によって、ねじ軸20とナット30との間の径方向隙間が封止されるので、封止性能がさらに向上する。なお、封止片45の個数は2つに限定されず、それ以上であってもよく、また周方向位相も任意の位相に設定できる。
上述した内容以外のその他の部分については、第1実施形態のボールねじ10と同様であるため、第1実施形態と同一部分には同一符号又は相当符号を付して説明を簡略化又は省略する。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態のボールねじについて、図12を参照して説明する。
本実施形態のボールねじ10の封止部材40では、摺接部46は、弾性変形可能な薄肉部49で接続されてリング状部材41と一体に形成されている。摺接部46は、薄肉部49が弾性変形してねじ軸20のねじ溝21に接触し、ねじ軸20とナット30との間の径方向隙間を封止する。
本実施形態のボールねじ10によれば、封止部材40を一体に形成することで部品点数を削減することができ、製造コストの削減が可能となる。
尚、本発明は、前述した各実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。
以上の通り、本明細書には次の事項が開示されている。
(1) 外周面に螺旋状のねじ溝が形成されたねじ軸と、内周面に螺旋状のねじ溝が形成されたナットと、前記ねじ軸のねじ溝と前記ナットのねじ溝とで形成される負荷軌道を転動する複数のボールとを備えるボールねじであって、
前記ナットの少なくとも軸方向一端部に設けられて、前記ねじ軸と前記ナットとの間の径方向隙間を封止する封止部材を備え、
前記封止部材は、前記ねじ軸のねじ溝と対向する螺旋状のリップ部を内周面に有するリング状部材と、前記リング状部材の周方向の一部に設けられ、前記ねじ軸のねじ溝に弾性的に押圧されて前記ねじ溝に嵌合する摺接部と、を備える、ボールねじ。
この構成によれば、ボールねじのトルクを増大させることなく、ねじ軸とナットとの間の径方向隙間を封止して、防塵性能及び潤滑剤保持性能を併せ持つことができる。
(2) 前記リング状部材は、径方向に貫通する少なくとも1つの径方向孔を周方向の一部に備え、
前記径方向孔には、前記摺接部を有する封止片が移動自在に配置され、
前記封止片の摺接部は、前記径方向孔に挿入される弾性部材の弾性力により前記ねじ軸のねじ溝に弾性的に押圧されて前記ねじ溝に嵌合する、(1)に記載のボールねじ。
この構成によれば、封止片を弾性部材の弾性力によりねじ軸のねじ溝に弾性的に押圧してねじ軸とナットとの間の径方向隙間を確実に封止できる。
(3) 前記ナットは、前記リング状部材の前記径方向孔と同心に配置される雌ねじ部を有し、前記弾性部材の弾性力は、前記雌ねじ部に螺合する雄ねじにより調整可能である、(2)に記載のボールねじ。
この構成によれば、雄ねじにより弾性部材の弾性力を調整することで、ボールねじのトルクをコントロールできる。
(4) 前記摺接部は、弾性変形可能な薄肉部で接続されて前記リング状部材と一体に形成される、(1)に記載のボールねじ。
(5) 前記リング状部材の軸方向幅は、前記ねじ軸の前記ねじ溝の軸方向幅の1.2倍以上である、(1)~(4)のいずれかに記載のボールねじ。
この構成によれば、確実にねじ軸とナットとの間の径方向隙間を封止できる。
(6) 前記リング状部材の前記リップ部と前記ねじ軸の前記ねじ溝間の隙間は、0.05~2mmである、(1)~(5)のいずれかに記載のボールねじ。
この構成によれば、リング状部材のリップ部とねじ軸のねじ溝とが接触することがないので、ボールねじのトルクが増大する虞がない。
できる。
10 ボールねじ
12 コイルばね(弾性部材)
13 雄ねじ
20 ねじ軸
21 ねじ溝
25 負荷軌道
26 ボール
30 ナット
31 ねじ溝
34 雌ねじ部
40 封止部材
41 リング状部材
42 リップ部
43 径方向孔
45 封止片
46 摺接部
49 薄肉部
b リング状部材の軸方向幅
L ねじ溝の軸方向幅

Claims (6)

  1. 外周面に螺旋状のねじ溝が形成されたねじ軸と、内周面に螺旋状のねじ溝が形成されたナットと、前記ねじ軸のねじ溝と前記ナットのねじ溝とで形成される負荷軌道を転動する複数のボールとを備えるボールねじであって、
    前記ナットの少なくとも軸方向一端部に設けられて、前記ねじ軸と前記ナットとの間の径方向隙間を封止する封止部材を備え、
    前記封止部材は、前記ねじ軸のねじ溝と対向する螺旋状のリップ部を内周面に有するリング状部材と、前記リング状部材の周方向の一部に設けられ、前記ねじ軸のねじ溝に弾性的に押圧されて前記ねじ溝に嵌合する摺接部と、を備える、ボールねじ。
  2. 前記リング状部材は、径方向に貫通する少なくとも1つの径方向孔を周方向の一部に備え、
    前記径方向孔には、前記摺接部を有する封止片が移動自在に配置され、
    前記封止片の摺接部は、前記径方向孔に挿入される弾性部材の弾性力により前記ねじ軸のねじ溝に弾性的に押圧されて前記ねじ溝に嵌合する、請求項1に記載のボールねじ。
  3. 前記ナットは、前記リング状部材の前記径方向孔と同心に配置される雌ねじ部を有し、前記弾性部材の弾性力は、前記雌ねじ部に螺合する雄ねじにより調整可能である、請求項2に記載のボールねじ。
  4. 前記摺接部は、弾性変形可能な薄肉部で接続されて前記リング状部材と一体に形成される、請求項1に記載のボールねじ。
  5. 前記リング状部材の軸方向幅は、前記ねじ軸の前記ねじ溝の軸方向幅の1.2倍以上である、請求項1~4のいずれか1項に記載のボールねじ。
  6. 前記リング状部材の前記リップ部と前記ねじ軸の前記ねじ溝間の隙間は、0.05~2mmである、請求項1~4のいずれか1項に記載のボールねじ。
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