JP2024056570A - 車両用シート - Google Patents
車両用シート Download PDFInfo
- Publication number
- JP2024056570A JP2024056570A JP2022163572A JP2022163572A JP2024056570A JP 2024056570 A JP2024056570 A JP 2024056570A JP 2022163572 A JP2022163572 A JP 2022163572A JP 2022163572 A JP2022163572 A JP 2022163572A JP 2024056570 A JP2024056570 A JP 2024056570A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- frame
- skeletal
- seat
- skeletal member
- joined
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000003780 insertion Methods 0.000 claims abstract description 247
- 230000037431 insertion Effects 0.000 claims abstract description 247
- 210000000689 upper leg Anatomy 0.000 claims description 10
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 6
- 238000005452 bending Methods 0.000 claims description 5
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 claims 2
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 22
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 22
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 description 10
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 9
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 6
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical compound [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 description 1
- XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N aluminium Chemical compound [Al] XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 229910052742 iron Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 239000007769 metal material Substances 0.000 description 1
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
- Seats For Vehicles (AREA)
Abstract
【課題】シートバックフレームにおいて、同じ骨格部材を用いて当該シートバックフレームのサイズを調整可能な車両用シートを得る。【解決手段】骨格部材同士の相対的な移動により同じ差し込み方向でL型フレーム26に対してL型フレーム28が差し込まれるため、例えば、L型フレーム28による差し込み量によって、L型フレーム26、L型フレーム28の端末における出代54、56の寸法を調整することができる。これにより、シートバックフレーム22においてシート幅方向に沿った外形寸法(W1、W2)を調整することが可能となる。【選択図】図9
Description
本発明は、車両用シートに関する。
下記特許文献1には、自動車用リヤシートのシートバックフレームに関する技術が開示されている。この先行技術では、シートバックフレームが、シート幅方向の左右に離間して配置された左右のサイドフレームと、左右のサイドフレームの上端部同士を連結する上部フレームと、左右のサイドフレームの下端部同士を連結する下部フレームと、上部フレームと下部フレームを連結する連結フレームと、を備えており、連結フレームの長手方向の両端は、上部フレーム、下部フレームにおけるシート幅方向の中央部にそれぞれ連結されている。
ところで、上記先行技術では、左右のサイドフレームと下部フレームは、下部フレームに対して左右のサイドフレームの下端が当接した(突き当てた)状態で溶接部を介して互いに連結されている。このように、一方のフレームに対して他方のフレームを突き当てた状態で互いに溶接する構造では、フレームの長さが予め決められるため、フレーム枠の大きさが制限される。このため、サイズの異なるフレーム枠を検討する場合、フレーム枠に対応する大きさのフレーム(骨格部材)が必要となる。
本発明は上記事実を考慮し、シートバックフレームにおいて、同じ骨格部材を用いて当該シートバックフレームのサイズを調整可能な車両用シートを得ることを目的とする。
請求項1に記載の発明に係る車両用シートは、各々中空構造とされた複数の骨格部材を組み合わせて接合することで構成されたシートバックフレームを備え、前記シートバックフレームは、前記複数の骨格部材のうち、第1骨格部材における長手方向の一端部において第2骨格部材における長手方向の一端部が相対的な移動により差し込まれ互いに接合された第1差込部と、前記第1骨格部材における長手方向の他端部において前記第1差込部における差し込み方向と同じ方向に第3骨格部材における長手方向の一端部が相対的な移動により差し込まれ互いに接合された第2差込部と、を含んで構成されている。
請求項1に記載の発明に係る車両用シートでは、各々中空構造とされた複数の骨格部材を組み合わせて接合(溶接等)することで構成されたシートバックフレームを備えており、当該シートバックフレームは、第1差込部及び第2差込部を含んで構成されている。
第1差込部では、複数の骨格部材のうち、第1骨格部材における長手方向の一端部において第2骨格部材における長手方向の一端部が相対的な移動により差し込まれ、この状態で第1骨格部材と第2骨格部材は互いに接合されている。
一方、第2差込部では、第1骨格部材における長手方向の他端部において当該第1差込部における差し込み方向と同じ方向に第3骨格部材における長手方向の一端部が相対的な移動により差し込まれ、この状態で第1骨格部材と第2骨格部材は互いに接合されている。
本発明では、第1差込部及び第2差込部において、骨格部材同士の相対的な移動により一方の骨格部材に対して他方の骨格部材が差し込まれた状態で第1骨格部材と第2骨格部材は互いに接合されている。つまり、本発明では、第1骨格部材と第2骨格部材は、骨格部材の長手方向の端部同士が当該骨格部材の径方向にラップした状態で接合される。
このため、比較例として、一方の骨格部材に対して他方の骨格部材を突き当てた状態で互いに溶接する場合と比較して、本発明では、第1骨格部材と第2骨格部材が接合される接合部において、接合強度を向上させることが可能となる。
また、本発明では、骨格部材同士の相対的な移動により同じ差し込み方向で一方の骨格部材に対して他方の骨格部材が差し込まれるため、骨格部材による差し込み位置及び差し込み量によって、骨格部材の端末における出代の寸法を調整することができる。これにより、本発明では、シートバックフレームの外形寸法を調整することが可能となる。
さらに、本発明では、骨格部材同士の相対的な移動により同じ差し込み方向で一方の骨格部材に対して他方の骨格部材が差し込まれるため、例えば、第1骨格部材における長手方向の一端部と他端部とで差し込み方向が異なる場合と比較して、作業性がよい。
なお、骨格部材の形状については、円筒状(いわゆる丸パイプ)でもよいし、角筒状(いわゆる角パイプ)でもよい。
請求項2に記載の発明に係る車両用シートは、請求項1に記載の発明に係る車両用シートにおいて、前記差し込み方向は、シート幅方向とされる。
請求項2に記載の発明に係る車両用シートでは、差し込み方向は、シート幅方向とされるため、シートバックフレームにおけるシート幅方向において、骨格部材の端末における出代の寸法を調整することができる。したがって、本発明では、シートバックフレームにおけるシート幅方向の寸法を調整することが可能となる。
請求項3に記載の発明に係る車両用シートは、請求項1に記載の発明に係る車両用シートにおいて、前記差し込み方向は、シート上下方向とされる。
請求項3に記載の発明に係る車両用シートでは、差し込み方向は、シート上下方向とされるため、シートバックフレームにおけるシート上下方向において、骨格部材の端末における出代の寸法を調整することができる。したがって、本発明では、シートバックフレームにおけるシート上下方向の寸法を調整することが可能となる。
請求項4に記載の発明に係る車両用シートは、請求項1に記載の発明に係る車両用シートにおいて、前記第1骨格部材は、正面視又は背面視で略L字状を成している。
請求項4に記載の発明に係る車両用シートでは、第1骨格部材が、正面視又は背面視で略L字状を成すことによって、例えば、シートバックフレームにおける車両幅方向の外側かつシート上下方向の下端部において接合部(溶接部)をなくすことができる。
一般に、シートバックフレームにおける車両幅方向の外側かつシート上下方向の下端部には、車体側に固定させる車両締結部材が取り付けられる。このため、当該車両用締結部材が取り付けられる部位では高い強度が必要とされる。
比較例として、一方の骨格部材に対して他方の骨格部材を突き当てた状態で互いに溶接する構造の場合、接合強度が低いと溶接部で破断する場合がある。これに対して、本発明では、車両締結部材が取り付けられる部位において、接合部が存在しない構成とすることが可能であるため、車両締結部材が取り付けられる部位において接合部の破断を防止することができる。
請求項5に記載の発明に係る車両用シートは、請求項4に記載の発明に係る車両用シートにおいて、前記第1骨格部材は、曲げ加工により形成されている。
請求項5に記載の発明に係る車両用シートでは、第1骨格部材は、曲げ加工により形成されることによって、シートバックフレームの一部を構成する、シート上下方向に沿って配置された縦部材とシート幅方向に沿って配置された横部材の2部材を第1骨格部材で形成することができる。
請求項6に記載の発明に係る車両用シートは、請求項4に記載の発明に係る車両用シートにおいて、前記第2骨格部材と前記第3骨格部材が一体に形成された第4骨格部材は、前記第1骨格部材とで正面視で略矩形状を成す矩形部を形成している。
請求項6に記載の発明に係る車両用シートでは、例えば、第1骨格部材が正面視で略L字状を成している場合、第2骨格部材と第3骨格部材が一体に形成された第4骨格部材は、正面視で略逆L字状を成している。
ここで、シートバックフレームにおける車両幅方向の内側かつシート上下方向の下端部には、シートバックを可倒させるセンタヒンジ部が取り付けられる。比較例として、一方の骨格部材に対して他方の骨格部材を突き当てた状態で互いに溶接する構造と比較して、本発明では、第1差込部及び第2差込部において、骨格部材同士の相対的な移動により一方の骨格部材に対して他方の骨格部材が差し込まれて互いに接合されるため、センタヒンジ部が取り付けられる部位において接合強度を向上させることが可能となる。
なお、ここでの「略逆L字状」とは、略L字状を成す骨格部材をシート幅方向の軸線を中心に反転させかつシート上下方向の軸線を中心に反転させた状態という意味である。
請求項7に記載の発明に係る車両用シートは、請求項6に記載の発明に係る車両用シートにおいて、前記矩形部内には、第5骨格部材がシート上下方向に沿って配設されている。
請求項7に記載の発明に係る車両用シートでは、矩形部内において第5骨格部材がシート上下方向に沿って配設されることによって、シートバックフレーム自体の剛性を向上させることができる。
請求項8に記載の発明に係る車両用シートは、請求項4に記載の発明に係る車両用シートにおいて、前記第2骨格部材における長手方向の他端部と前記第3骨格部材における長手方向の他端部は一方に対して他方を突き当てた状態で接合されている。
請求項8に記載の発明に係る車両用シートでは、第2骨格部材における長手方向の一端部は第1骨格部材における長手方向の一端部と接合されると共に、第3骨格部材における長手方向の一端部は第1骨格部材における長手方向の他端部と接合され、第2骨格部材における長手方向の他端部と第3骨格部材における長手方向の他端部は一方に対して他方を突き当てた状態で接合されている。
つまり、本発明では、シートバックフレームにおいて、高い強度を必要とする部位とそれ以外の部位とに分け、高い強度を必要とする部位以外の部位では、一方に対して他方を突き当てた状態で骨格部材同士を接合してもよい。
これにより、本発明では、第2骨格部材と第3骨格部材を突き当てた突き当て部において角隅部を形成することができ、他の部品との干渉を回避することができる。
また、例えば、センターヘッドレストを取り付ける場合、シートバックフレームの上端部においてシート幅方向に沿って設けられる上側骨格部材には、センターヘッドレストを保持する保持部材が取り付けられる。当該上側骨格部材に曲げ部が形成された場合、保持部材を取り付けるために当該曲げ部に潰し加工を施す必要が生じる。本発明では、角隅部において上側骨格部材を直線状に形成することができるため、直線部を潰し加工すればよく、曲げ部を潰し加工する場合と比較して加工性がよくなる。
請求項9に記載の発明に係る車両用シートは、請求項1に記載の発明に係る車両用シートにおいて、前記第1骨格部材は、直線状を成している。
請求項9に記載の発明に係る車両用シートでは、第1骨格部材は、直線状を成しているため、第1骨格部材と、第2骨格部材及び第3骨格部材の間でそれぞれ角隅部を形成することができる。
請求項10に記載の発明に係る車両用シートは、請求項9に記載の発明に係る車両用シートにおいて、前記第2骨格部材における長手方向の他端部と前記第3骨格部材における長手方向の他端部を繋いで前記第2骨格部材と前記第3骨格部材が一体に形成された第6骨格部材は、前記第1骨格部材とで正面視で略矩形状を成す矩形部を形成している。
請求項10に記載の発明に係る車両用シートでは、第1骨格部材は直線状を成しており、第2骨格部材における長手方向の他端部と第3骨格部材における長手方向の他端部を繋いで第2骨格部材と第3骨格部材が一体に形成された第6骨格部材は、当該第1骨格部材側を開口とする略U字状を成している。これにより、本発明では、第2骨格部材と第3骨格部材の間で接合部をなくすことができる。
請求項11に記載の発明に係る車両用シートは、請求項10に記載の発明に係る車両用シートにおいて、前記矩形部内には、第7骨格部材がシート上下方向に沿って配設されている。
請求項11に記載の発明に係る車両用シートでは、矩形部内において第7骨格部材がシート上下方向に沿って配設されることによって、シートバックフレーム自体の剛性を向上させることができる。
請求項12に記載の発明に係る車両用シートは、請求項9に記載の発明に係る車両用シートにおいて、前記第2骨格部材における長手方向の他端部と前記第3骨格部材における長手方向の他端部は一方に対して他方を突き当てた状態で互いに接合され、前記第2骨格部材及び前記第3骨格部材と前記第1骨格部材とで正面視で略矩形状を成す矩形部を形成している。
請求項12に記載の発明に係る車両用シートでは、第1骨格部材は直線状を成しており、第2骨格部材における長手方向の一端部は第1骨格部材における長手方向の一端部と接合されると共に、第3骨格部材における長手方向の一端部は第1骨格部材における長手方向の他端部と接合される。
さらに、本発明では、第2骨格部材における長手方向の他端部と第3骨格部材における長手方向の他端部は一方に対して他方を突き当てた状態で接合され、第2骨格部材及び第3骨格部材と第1骨格部材とで正面視で略矩形状を成す矩形部を形成している。
つまり、本発明では、シートバックフレームにおいて、高い強度を必要とする部位とそれ以外の部位とに分け、高い強度を必要とする部位以外の部位では、一方に対して他方を突き当てた状態で骨格部材同士を接合してもよい。これにより、本発明では、角隅部を形成することができ、角隅部周りの部品との干渉を回避することができる。
請求項13に記載の発明に係る車両用シートは、各々中空構造とされた複数の骨格部材を組み合わせて接合することで構成されたシートバックフレームを備え、前記シートバックフレームは、前記複数の骨格部材の一部を構成する第1骨格部材と、前記複数の骨格部材の少なくとも他の一部を構成し、前記第1骨格部材に対して接合され当該第1骨格部材とで正面視で略矩形状を成す矩形部を形成する第2骨格部材と、前記第1骨格部材における長手方向の一端部において前記第2骨格部材における長手方向の一端部が相対的な移動により差し込まれ互いに接合された第1差込部と、前記第1骨格部材における長手方向の他端部において前記第1差込部における差し込み方向と同じ方向に前記第2骨格部材における長手方向の他端部が相対的な移動により差し込まれ互いに接合された第2差込部と、を含んで構成されている。
請求項13に記載の発明に係る車両用シートでは、各々中空構造とされた複数の骨格部材を組み合わせて接合することで構成されたシートバックフレームを備えており、当該シートバックフレームは、第1骨格部材と、第2骨格部材と、第1差込部と、第2差込部と、を含んで構成されている。
当該第1骨格部材及び第2骨格部材は、複数の骨格部材の一部をそれぞれ構成しており、第2骨格部材は、第1骨格部材に対して接合され、第1骨格部材及び第2骨格部材によって正面視で略矩形状を成す矩形部が形成される。
当該第1差込部は、第1骨格部材における長手方向の一端部において第2骨格部材における長手方向の一端部が相対的な移動により差し込まれ互いに接合されている。また、当該第2差込部は、第1骨格部材における長手方向の他端部において第1差込部における差し込み方向と同じ方向に第2骨格部材における長手方向の他端部が相対的な移動により差し込まれ互いに接合されている。
本発明では、第1差込部及び第2差込部において、骨格部材同士の相対的な移動により一方の骨格部材に対して他方の骨格部材が差し込まれて互いに接合されている。つまり、本発明では、第1骨格部材と第2骨格部材は、骨格部材の長手方向の端部同士が当該骨格部材の径方向にラップした状態で接合される。
このため、比較例として、一方の骨格部材に対して他方の骨格部材を突き当てた状態で互いに溶接する場合と比較して、本発明では、第1骨格部材と第2骨格部材が接合される接合部において、接合強度を向上させることが可能となる。
また、本発明では、骨格部材同士の相対的な移動により同じ差し込み方向で一方の骨格部材に対して他方の骨格部材が差し込まれる。このため、本発明では、差し込み位置及び差し込み量によって、骨格部材の端末における出代の寸法を調整することができ、これにより、シートバックフレームの外形寸法を調整することが可能となる。
さらに、本発明では、骨格部材同士の相対的な移動により同じ差し込み方向で一方の骨格部材に対して他方の骨格部材が差し込まれるため、例えば、第1骨格部材における長手方向の一端部と他端部とで差し込み方向が異なる場合と比較して、作業性がよい。
請求項14に記載の発明に係る車両用シートは、請求項13に記載の発明に係る車両用シートにおいて、前記シートバックフレームは、前記シートバックフレームの上端部においてシート幅方向に沿って設けられ、着座乗員の頭部を支持するヘッドレストを保持する保持部材が取り付けられる上側骨格部材と、前記シートバックフレームの下端部においてシート幅方向に沿って設けられ、着座乗員の大腿部及び腰部を支持するシートクッションに対してシートバックを回動させるヒンジ部が取り付けられる下側骨格部材と、前記シートバックフレームにおける車両幅方向の外側においてシート高さ方向に沿って設けられ、車体側に固定させる車両締結部が取り付けられる外側骨格部材と、前記シートバックフレームにおける車両幅方向の内側においてシート高さ方向に沿って設けられ、シートバックを可倒させるセンタヒンジ部が取り付けられる内側骨格部材と、を含んで構成され、前記第1骨格部材は正面視で略L字状を成して配置され、当該第1骨格部材によって前記外側骨格部材及び前記下側骨格部材が形成され、前記第2骨格部材は正面視で略逆L字状を成して配置され、当該第2骨格部材によって前記上側骨格部材及び前記内側骨格部材が形成されている。
請求項14に記載の発明に係る車両用シートでは、シートバックフレームは、上側骨格部材と、下側骨格部材と、外側骨格部材と、内側骨格部材と、を含んで構成されている。
上側骨格部材は、シートバックフレームの上端部においてシート幅方向に沿って設けられており、当該上側骨格部材には、着座乗員の頭部を支持するヘッドレストを保持する保持部材が取り付けられる。下側骨格部材は、シートバックフレームの下端部においてシート幅方向に沿って設けられており、当該下側骨格部材には、着座乗員の大腿部及び腰部を支持するシートクッションに対してシートバックを回動させるヒンジ部が取り付けられる。
外側骨格部材は、シートバックフレームにおける車両幅方向の外側においてシート高さ方向に沿って設けられており、当該外側骨格部材には、車体側に固定させる車両締結部材が取り付けられる。内側骨格部材は、シートバックフレームにおける車両幅方向の内側においてシート高さ方向に沿って設けられており、当該内側骨格部材には、シートバックを可倒させるセンタヒンジ部が取り付けられる。
ここで、本発明では、第1骨格部材は正面視で略L字状を成して配置されており、当該第1骨格部材によって外側骨格部材及び下側骨格部材が形成されている。また、第2骨格部材は正面視で略逆L字状を成して配置されており、当該第2骨格部材によって上側骨格部材及び内側骨格部材を形成されている。つまり、本発明では、2本の骨格部材によって、シートバックフレームの外形が形成されている。
本来であれば、4本の骨格部材によってシートバックフレームの外形が形成されるが、本発明では、2本の骨格部材によってシートバックフレームの外形が形成されることによって、骨格部材同士の接合箇所が減るため、その分作業性が良くなる。
また、第1骨格部材と第2骨格部材とで同じ骨格部材を使用可能であり、第1骨格部材と第2骨格部材が異なる形状で形成された場合と比較して、コストダウンを図ることが可能であり、また、管理がし易くなる。
請求項15に記載の発明に係る車両用シートは、請求項14に記載の発明に係る車両用シートにおいて、前記第1差込部は、前記外側骨格部材における長手方向の一端部においてシート幅方向沿って形成された第1孔部、第1凹部に対して前記上側骨格部材における長手方向の一端部が差し込まれて互いに接合され、前記第2差込部は、前記内側骨格部材における長手方向の一端部においてシート幅方向沿って形成された第2孔部、第2凹部に対して前記下側骨格部材における長手方向の一端部が差し込まれて互いに接合されている。
請求項15に記載の発明に係る車両用シートでは、外側骨格部材における長手方向の一端部に第1孔部、第1凹部がシート幅方向沿って形成され、第1差込部は、当該第1孔部、第1凹部に対して、上側骨格部材における長手方向の一端部が差し込まれて互いに接合されている。
また、内側骨格部材における長手方向の一端部に第2孔部、第2凹部がシート幅方向沿って形成され、第2差込部は、当該第2孔部、第2凹部に対して、下側骨格部材における長手方向の一端部が差し込まれて互いに接合されている。
ここで、例えば、外側骨格部材における長手方向の一端部に第1孔部が形成された場合、上側骨格部材における長手方向の一端部は当該第1孔部に対して差し込まれることになる。このため、外側骨格部材の外形寸法を上側骨格部材の外形寸法よりも大きくすることで外側骨格部材に形成された第1孔部に対する上側骨格部材の差し込みを可能にしてもよいが、上側骨格部材における長手方向の一端部において、スウェージング加工等により第1孔部に対して差し込み可能とすることで、外側骨格部材と上側骨格部材の外形寸法が同じであっても適用可能となる。
請求項16に記載の発明に係る車両用シートは、各々中空構造とされた複数の骨格部材を組み合わせて接合することで構成されたシートバックフレームを備え、前記シートバックフレームは、前記複数の骨格部材の一部を構成する第1骨格部材と、前記複数の骨格部材の他の一部を構成し、長手方向の一端部が前記第1骨格部材に接合された第2骨格部材と、前記複数の骨格部材の他の一部を構成し、長手方向の一端部が前記第1骨格部材に接合され当該第1骨格部材及び前記第2骨格部材とで正面視で略矩形状を成す矩形部を形成する第3骨格部材と、前記第1骨格部材における長手方向の一端部において前記第2骨格部材における長手方向の一端部が相対的な移動により差し込まれ互いに接合された第1差込部と、前記第1骨格部材における長手方向の他端部において前記第1差込部における差し込み方向と同じ方向に前記第3骨格部材における長手方向の一端部が相対的な移動により差し込まれ互いに接合された第2差込部と、を含んで構成されている。
請求項16に記載の発明に係る車両用シートでは、各々中空構造とされた複数の骨格部材を組み合わせて接合することで構成されたシートバックフレームを備えており、当該シートバックフレームは、第1骨格部材と、第2骨格部材と、第3骨格部材と、第1差込部と、第2差込部と、を含んで構成されている。
当該第1骨格部材、第2骨格部材及び第3骨格部材は、複数の骨格部材の一部をそれぞれ構成しており、第2骨格部材における長手方向の一端部が第1骨格部材における長手方向の一端部に接合され、第3骨格部材における長手方向の一端部が第1骨格部材における長手方向の他端部に接合されて、第1骨格部材、第2骨格部材及び第3骨格部材によって正面視で略矩形状を成す矩形部が形成される。
当該第1差込部は、第1骨格部材における長手方向の一端部において第2骨格部材における長手方向の一端部が相対的な移動により差し込まれ互いに接合されている。また、当該第2差込部は、第1骨格部材における長手方向の他端部において第1差込部における差し込み方向と同じ方向に第3骨格部材における長手方向の一端部が相対的な移動により差し込まれ互いに接合されている。
本発明では、第1差込部及び第2差込部において、骨格部材同士の相対的な移動により一方の骨格部材に対して他方の骨格部材が差し込まれて互いに接合されている。つまり、本発明では、第1骨格部材と第2骨格部材又は第3骨格部材は、骨格部材の長手方向の端部同士が当該骨格部材の径方向にラップした状態で接合される。
このため、比較例として、一方の骨格部材に対して他方の骨格部材を突き当てた状態で互いに溶接する場合と比較して、本発明では、第1骨格部材と第2骨格部材が接合される接合部において、接合強度を向上させることが可能となる。
また、本発明では、骨格部材同士の相対的な移動により同じ差し込み方向で一方の骨格部材に対して他方の骨格部材が差し込まれる。このため、本発明では、差し込み位置及び差し込み量によって、骨格部材の端末における出代の寸法を調整することができ、これにより、シートバックフレームの外形寸法を調整することが可能となる。
さらに、本発明では、骨格部材同士の相対的な移動により同じ差し込み方向で一方の骨格部材に対して他方の骨格部材が差し込まれるため、例えば、第1骨格部材における長手方向の一端部と他端部とで差し込み方向が異なる場合と比較して、作業性がよい。
請求項17に記載の発明に係る車両用シートは、請求項16に記載の発明に係る車両用シートにおいて、前記シートバックフレームは、前記シートバックフレームの上端部においてシート幅方向に沿って設けられ、着座乗員の頭部を支持するヘッドレストを保持する保持部材が取り付けられる上側骨格部材と、前記シートバックフレームの下端部においてシート幅方向に沿って設けられ、着座乗員の大腿部及び腰部を支持するシートクッションに対してシートバックを回動させるヒンジ部が取り付けられる下側骨格部材と、前記シートバックフレームにおける車両幅方向の外側においてシート高さ方向に沿って設けられ、車体側に固定させる車両締結部材が取り付けられる外側骨格部材と、前記シートバックフレームにおける車両幅方向の内側においてシート高さ方向に沿って設けられ、シートバックを可倒させるセンタヒンジ部が取り付けられる内側骨格部材と、を含んで構成され、前記第1骨格部材は正面視で略L字状を成して配置され、当該第1骨格部材によって前記外側骨格部材及び前記下側骨格部材が形成され、前記第2骨格部材はシート幅方向に沿って略直線状に配置され、当該第2骨格部材によって上側骨格部材が形成されると共に、前記第3骨格部材はシート上下方向に沿って略直線状に配置され、当該第3骨格部材によって内側骨格部材が形成されている。
請求項17に記載の発明に係る車両用シートでは、シートバックフレームは、上側骨格部材と、下側骨格部材と、外側骨格部材と、内側骨格部材と、を含んで構成されている。
上側骨格部材は、シートバックフレームの上端部においてシート幅方向に沿って設けられており、当該上側骨格部材には、着座乗員の頭部を支持するヘッドレストを保持する保持部材が取り付けられる。下側骨格部材は、シートバックフレームの下端部においてシート幅方向に沿って設けられており、当該下側骨格部材には、着座乗員の大腿部及び腰部を支持するシートクッションに対してシートバックを回動させるヒンジ部が取り付けられる。
外側骨格部材は、シートバックフレームにおける車両幅方向の外側においてシート高さ方向に沿って設けられており、当該外側骨格部材には、車体側に固定させる車両締結部材が取り付けられる。内側骨格部材は、シートバックフレームにおける車両幅方向の内側においてシート高さ方向に沿って設けられており、当該内側骨格部材には、シートバックを可倒させるセンタヒンジ部が取り付けられる。
ここで、第1骨格部材は正面視で略L字状を成して配置されており、当該第1骨格部材によって外側骨格部材及び下側骨格部材が形成されている。また、第2骨格部材はシート幅方向に沿って略直線状に配置されており、当該第2骨格部材によって上側骨格部材が形成されている。さらに、第3骨格部材はシート上下方向に沿って略直線状に配置されており、当該第3骨格部材によって内側骨格部材が形成されている。つまり、本発明では、3本の骨格部材によって、シートバックフレームの外形が形成されている。
本来であれば、4本の骨格部材によってシートバックフレームの外形が形成されるが、本発明では、3本の骨格部材によってシートバックフレームの外形が形成されることによって、骨格部材同士の接合部の箇所減るため、その分作業性が良くなる。
また、第2骨格部材と第3骨格部材とで同じ骨格部材を使用可能であり、第2骨格部材と第3骨格部材が異なる形状で形成された場合と比較して、コストダウンを図ることが可能であり、また、管理がし易くなる。
請求項18に記載の発明に係る車両用シートは、請求項17に記載の発明に係る車両用シートにおいて、前記第1差込部は、前記外側骨格部材における長手方向の一端部においてシート幅方向沿って形成された第1孔部、第1凹部に対して前記上側骨格部材における長手方向の一端部が差し込まれて互いに接合され、前記第2差込部は、前記内側骨格部材における長手方向の一端部においてシート幅方向沿って形成された第2孔部、第2凹部に対して前記下側骨格部材における長手方向の一端部が差し込まれて互いに接合されている。
請求項18に記載の発明に係る車両用シートでは、外側骨格部材における長手方向の一端部に第1孔部、第1凹部がシート幅方向沿って形成され、第1差込部は、当該第1孔部、第1凹部に対して、上側骨格部材における長手方向の一端部が差し込まれて互いに接合されている。また、内側骨格部材における長手方向の一端部に第2孔部、第2凹部が形成され、第2差込部は、当該第2孔部、第2凹部に対して、下側骨格部材における長手方向の一端部が差し込まれて互いに接合されている。
以上説明したように、本発明に係る車両用シートは、シートバックフレームにおいて、同じ骨格部材を用いて当該シートバックフレームのサイズを調整できる、という優れた効果を有する。
以下、図面を用いて、本発明の実施の形態に係る車両用シートとしてのリヤシート10について説明する。なお、各図に適宜示される矢印FR、矢印RH、矢印UPは、リヤシート10の前方向、右方向、上方向をそれぞれ示している。また、本実施形態では、リヤシート10の前後左右上下の方向は、当該リヤシート10が搭載された車両(自動車)の前後左右上下の方向と一致している。以下、単に前後左右上下の方向を用いて説明する場合、シート前後方向の前後、シート幅方向の左右、シート上下方向の上下を示すものとする。
[第1実施形態]
<車両用シートの構成>
まず、本実施の形態に係る車両用シートに適用されたリヤシートの構成について説明する。
<車両用シートの構成>
まず、本実施の形態に係る車両用シートに適用されたリヤシートの構成について説明する。
図1には、リヤシート10のシートバック12の骨格を示すシートバックフレーム14の正面図が示されている。図1に示されるように、本実施形態では、例えば、当該リヤシート10は、2列目又は3列目のシートとされており、3人掛けのシートとされている。また、リヤシート10は、右側に設けられた右側リヤシート10Aと、左側に設けられた左側リヤシート10Bと、に大別されている。
右側リヤシート10Aは、着座乗員の大腿部及び腰部を支持する図示しないシートクッションと、図示しない車体側、或いは当該シートクッションの後端側に設けられ着座乗員の上体を支持する右側シートバック12Aと、を備えている。そして、左側リヤシート10Bも右側リヤシート10Aと同様に、着座乗員の大腿部及び腰部を支持するシートクッションと、当該シートクッションの後端側に設けられ着座乗員の上体を支持する左側シートバック12Bと、を備えている。
当該右側シートバック12A及び左側シートバック12Bは、シート左右方向(車両幅方向)に隣接して設けられており、シート幅方向に沿った軸線回りに互いに独立して回動可能とされている。なお、本実施形態では、右側シートバック12Aと左側シートバック12Bとの車両幅方向の寸法比が、例えば、60:40に設定されている。
右側シートバック12Aの右側上端部には、右側ヘッドレスト16が昇降可能に連結されており、左側シートバック12Bの上端部には、左側ヘッドレスト18が昇降可能に連結されている。さらに、右側シートバック12Aの左側上端部には、右側ヘッドレスト16と左側ヘッドレスト18の間に配置されるセンターヘッドレスト20が昇降可能に連結される。
(シートバック)
ここで、右側シートバック12Aの構成について説明を行う。なお、左側シートバック12Bについては、右側シートバック12Aと略同じ構成であるため、右側シートバック12Aと同じ内容については同じ符号を付して説明を割愛する。後述する変形例、第2実施形態等においても同様である。
ここで、右側シートバック12Aの構成について説明を行う。なお、左側シートバック12Bについては、右側シートバック12Aと略同じ構成であるため、右側シートバック12Aと同じ内容については同じ符号を付して説明を割愛する。後述する変形例、第2実施形態等においても同様である。
右側シートバック12Aは、当該右側シートバック12Aの外縁部を構成し枠状を成す右側シートバックフレーム(以下、単に「シートバックフレーム」と称する)22と、シートバックフレーム22の背面に取り付けられた板状のシートバックパネル24と、を備えている。シートバックパネル24は、例えば、板金がプレス成形されて形成されたものであり、溶接等の手段によってシートバックフレーム22の背面に取り付けられている。
(シートバックフレーム)
本実施形態では、当該シートバックフレーム22は、略矩形状を成しており、シートバックフレーム22の上部を構成するアッパ部(第2骨格部材、上側骨格部材)22Aと、シートバックフレーム22の下部を構成するロア部(第1骨格部材、下側骨格部材)22Bと、シートバックフレーム22において車両幅方向の外側を構成する外側サイド部(第1骨格部材、外側骨格部材)22Cと、シートバックフレーム22において車両幅方向の内側を構成する内側サイド部(第3骨格部材、内側骨格部材)22Dと、を含んで構成されている。なお、本実施形態における右側シートバック12Aでは、外側サイド部22Cと内側サイド部22Dの間に、補強部材(骨格部材、第7骨格部材)22Eがさらに設けられている。
本実施形態では、当該シートバックフレーム22は、略矩形状を成しており、シートバックフレーム22の上部を構成するアッパ部(第2骨格部材、上側骨格部材)22Aと、シートバックフレーム22の下部を構成するロア部(第1骨格部材、下側骨格部材)22Bと、シートバックフレーム22において車両幅方向の外側を構成する外側サイド部(第1骨格部材、外側骨格部材)22Cと、シートバックフレーム22において車両幅方向の内側を構成する内側サイド部(第3骨格部材、内側骨格部材)22Dと、を含んで構成されている。なお、本実施形態における右側シートバック12Aでは、外側サイド部22Cと内側サイド部22Dの間に、補強部材(骨格部材、第7骨格部材)22Eがさらに設けられている。
ここで、本実施形態では、シートバックフレーム22は、正面視で略L字状を成すL型フレーム(第1骨格部材、外側骨格部材、下側骨格部材)26と、正面視で略逆L字状を成すL型フレーム(第2骨格部材、第3骨格部材、上側骨格部材、内側骨格部材)28を含んで構成されており、L型フレーム26、28は曲げ加工によりそれぞれ形成されている。
L型フレーム28は、L型フレーム26に対して接合されており(後述する)、L型フレーム26及びL型フレーム28によって正面視で略矩形状を成す矩形部29が形成される。なお、L型フレーム28は、L字状を成すフレームをシート幅方向の軸線を中心かつシート上下方向の軸線を中心に反転させた状態で配置されることによって逆L字状を成している。
そして、L型フレーム26によってシートバックフレーム22における外側サイド部22C及びロア部22Bが構成され、L型フレーム28によってシートバックフレーム22におけるアッパ部22A及び内側サイド部22Dが構成されている。
L型フレーム26、28、及び補強部材22Eは、それぞれ鉄やアルミニウム等の金属材料で形成されており、中空構造とされた丸パイプが用いられている。なお、L型フレーム26、28、及び補強部材22Eは、丸パイプに限らず、角パイプ等が用いられてもよい。
L型フレーム26の一方側は、シートバックフレーム14における車両幅方向の外側においてシート高さ方向に沿って設けられた外側サイド部22Cであり、当該外側サイド部22Cの上端部22C1には、図示しない車体側に固定させるためのロック用のブラケット(車両締結部材)34が取り付けられている。
また、L型フレーム26の他方側は、シートバックフレーム22の下端においてシート幅方向に沿って設けられたロア部22Bであり、当該ロア部22Bと外側サイド部22Cの交差部21には、図示しないシートクッションに対して右側シートバック12Aを回動させるためのヒンジ用のヒンジピン27が設けられたブラケット31が取り付けられている。なお、当該ブラケット31は必ずしも必要ではなく、ヒンジピン27が直接交差部21に対して溶接されてもよい。また、交差部21には蝶番等のヒンジブラケットが取り付けられてもよい。
一方、L型フレーム28の一方側は、シートバックフレーム22の上端部においてシート幅方向に沿って設けられたアッパ部22Aであり、当該アッパ部22Aには、着座乗員の頭部を支持する右側ヘッドレスト16、センターヘッドレスト20を保持する一対の保持部材30、32がそれぞれ取り付けられている。
また、L型フレーム28の他方側は、シートバックフレーム14における車両幅方向の内側においてシート高さ方向に沿って設けられた内側サイド部22Dであり、当該内側サイド部22Dの下端部22D1には、右側シートバック12Aを可倒させるセンタヒンジ部36が取り付けられている。
また、L型フレーム26及びL型フレーム28によって形成された矩形部29内には補強部材22Eがシート上下方向に沿って配設されており、補強部材22Eの長手方向の両端がアッパ部22A及びロア部22Bに対して突き当てられた状態でそれぞれ溶接されている。
(差込部)
ところで、図2には、図1に示すシートバックフレーム14が簡略化された正面図が示されている。
ところで、図2には、図1に示すシートバックフレーム14が簡略化された正面図が示されている。
図2に示されるように、本実施形態では、シートバックフレーム22のL型フレーム26における外側サイド部22Cの上端部22C1とL型フレーム28におけるアッパ部22Aの長手方向の一端部22A1が差込部(第1差込部)38で接合されている。
また、シートバックフレーム22のL型フレーム26におけるロア部22Bの長手方向の一端部22B1とL型フレーム28における内側サイド部22Dの下端部22D1が差込部(第2差込部)39で接合されている。
例えば、図3に示されるように、差込部38では、L型フレーム26における外側サイド部22Cの上端部22C1には、孔部(第1孔部)40が貫通している。一方、L型フレーム28におけるアッパ部22Aの長手方向の一端部22A1には、潰し加工が施された潰し部23が形成されており、L型フレーム28の他の部位における外径寸法よりも小さくなるように形成され、孔部40内へ差し込み(挿入)可能とされている。なお、ここでは、潰し加工が施された例について説明したが、これに限るものではなく、スウェージング加工、潰し面が当接するいわゆる完全潰し加工が施されてもよい。
そして、L型フレーム26とL型フレーム28を相対移動させ(後述する)、図5(A)に示されるように、L型フレーム26における外側サイド部22Cの上端部22C1に形成された孔部40に対して、L型フレーム28におけるアッパ部22Aの潰し部23が差し込まれる。L型フレーム26の孔部40に対してL型フレーム28の潰し部23が差し込まれた状態で、L型フレーム26とL型フレーム28は、図5(B)に示されるように、溶接部42、44を介して互いに接合される。
なお、溶接部42、44は、潰し部23に設けられるが、潰し部23の長さによっては、溶接部44は潰し加工によって形成されたテーパ部28Aを含むようにして設けられてもよい。
また、図4に示されるように、差込部39では、L型フレーム28における内側サイド部22Dの下端部22D1には、孔部(第2孔部)46が貫通している。一方、L型フレーム26におけるロア部22Bの長手方向の一端部22B1には、潰し加工が施された潰し部23が形成されており、L型フレーム26の他の部位における外径寸法よりも小さくなるように形成され、孔部46内へ挿入可能とされている。
そして、L型フレーム26とL型フレーム28を相対移動させ、L型フレーム28における内側サイド部22Dの下端部22D1に形成された孔部46に対して、L型フレーム26におけるロア部22Bの潰し部23が差し込まれた状態で、L型フレーム26とL型フレーム28は、図示しない溶接部を介して互いに接合される。
ここで、本実施形態では、図2に示されるように、差込部38、40におけるL型フレーム26とL型フレーム28の差し込み方向は、シート幅方向(矢印A方向)に沿った同じ方向としている。
例えば、差込部38では、L型フレーム26の外側サイド部22Cに形成された孔部40に対してL型フレーム28のアッパ部22Aの潰し部23が挿入され、第2差込部39では、L型フレーム28における内側サイド部22Dに形成された孔部46に対してL型フレーム26のロア部22Bの潰し部23が挿入されるように、L型フレーム26に対してL型フレーム28を移動させる。なお、L型フレーム28に対してL型フレーム26を移動させてもよいのは勿論のことである。
上記の実施形態では、例えば、図5(B)に示されるように、第1差込部38において、L型フレーム26の外側サイド部22Cの上端部22C1には孔部40が貫通しているが、必ずしも孔部40である必要はなく、第1差込部38の変形例1として、図6に示されるように、穴部48が形成されてもよい。
この場合、図5(B)に示されるように、L型フレーム26に対して孔部40が形成された場合と比較すると溶接箇所は減るものの、図6に示されるように、L型フレーム28のアッパ部22Aの潰し部23を当該穴部48内に挿入させたとき、潰し部23の先端がL型フレーム26の内周壁26Aに当接するとその移動が規制されるため、L型フレーム26に対してL型フレーム28を位置決めしやすい。
さらに、以上の実施形態では、第1差込部38において、L型フレーム26に対して径方向に沿って形成された孔部40又は穴部48が形成された例について説明したが、本実施形態では、これに限るものではない。
例えば、第1差込部38の変形例2として、図7に示されるように、L型フレーム26に対して外径の一部を切り欠く切欠き部(凹部)50が形成され、当該切欠き部50に対して、図8に示されるように、L型フレーム28のアッパ部22Aの潰し部23が差し込まれた(嵌め込まれた)状態で、L型フレーム26とL型フレーム28が溶接部52を介して互いに接合されるように設定されてもよい。
このように、L型フレーム26の外径の一部を切り欠くことで差し込み(嵌め込み)可能な部位を形成することで、例えば、L型フレーム26の外径寸法よりもL型フレーム28の外径寸法が大きい場合であっても潰し加工を施すことなく差し込みが可能となる。
なお、以上の実施形態では、差込部38側について説明したが、差込部39でも適用可能である。
<車両用シートの作用及び効果>
次に、本実施の形態に係る車両用シートが適用されたリヤシートの作用及び効果について説明する。
次に、本実施の形態に係る車両用シートが適用されたリヤシートの作用及び効果について説明する。
図2に示されるように、本実施形態では、L型フレーム26、L型フレーム28、差込部38及び差込部39を含んで構成されており、L型フレーム26とL型フレーム28は互いに接合され、L型フレーム26及びL型フレーム28によって正面視で略矩形状を成す矩形部29が形成される。
当該差込部38では、L型フレーム26における外側サイド部22Cの上端部22C1においてL型フレーム28におけるアッパ部22Aの潰し部23が相対的な移動により差し込まれた状態で、L型フレーム26とL型フレーム28は互いに接合されている。
また、当該差込部39では、L型フレーム26におけるロア部22Bの潰し部23において差込部38における差し込み方向と同じ方向にL型フレーム28における内側サイド部22Dの下端部22D1が相対的な移動により差し込まれた状態で、L型フレーム26とL型フレーム28は互いに接合されている。
本実施形態では、差込部38及び差込部39において、L型フレーム26、28同士の相対的な移動によりL型フレーム26に対してL型フレーム28が差し込まれた状態で互いに接合されている。つまり、本実施形態では、L型フレーム26とL型フレーム28は、L型フレーム26及びL型フレーム28の長手方向の端部同士がL型フレーム26、28の径方向にラップした状態で接合される。
このため、比較例として、図30に示されるように、一方の骨格部材400に対して他方の骨格部材402を突き当てた状態で互いに溶接する構造とは異なり、本実施形態では、図2に示されるL型フレーム26とL型フレーム28が接合される溶接部42、44(図5(B)参照)において、接合強度を向上させることが可能となる。
また、本実施形態では、図9(A)、(B)に示されるように、骨格部材同士の相対的な移動により同じ差し込み方向でL型フレーム26に対してL型フレーム28が差し込まれるため、例えば、L型フレーム28による差し込み量によって、L型フレーム26、L型フレーム28の端末における出代54、56の寸法を調整することができる。
これにより、シートバックフレーム22においてシート幅方向に沿った外形寸法(W1、W2)を調整することが可能となる。
以上のように、本実施形態では、L型フレーム26、28同士の相対的な移動により同じ差し込み方向(矢印A方向)でL型フレーム26に対してL型フレーム28が差し込まれる。このため、図示はしないが、例えば、L型フレーム26における長手方向の一端部(外側サイド部22Cの上端部22C1)と他端部(ロア部22Bの潰し部23)とで差し込み方向が異なる場合と比較して、L型フレーム26の長手方向の両端部において、一度に差し込みが可能であるため、作業性がよい。
さらに、本実施形態では、L型フレーム26、28が、曲げ加工により略L字状を成すことによって、シートバックフレーム14における車両幅方向の外側かつシート上下方向の下端部において接合部をなくすことができる。
ここで、図1に示されるように、シートバックフレーム14における車両幅方向の外側かつシート上下方向の下端部には、ヒンジピン27が取り付けられる。当該ヒンジピン27が取り付けられる部位では高い強度が必要とされるが、比較例では、図30に示されるように、一方の骨格部材400に対して他方の骨格部材402を突き当てた状態で互いに溶接する構造の場合、接合強度が低いと溶接部で破断する場合がある。
これに対して、本実施形態では、図2に示されるように、ヒンジピン27が取り付けられる交差部21において、接合部が存在しない構成とすることが可能であるため、当該ヒンジピン27が取り付けられる交差部21における接合部の破断を防止することができる。
また、本実施形態では、図5(A)、(B)に示されるように、例えば、差込部38における溶接部42、44では、L型フレーム26、28の長手方向に沿って溶接箇所が2カ所となっている。比較例として、図30に示されるように、骨格部材400に対して骨格部材402を突き当てた場合、突き当てた部位404が溶接面となり溶接される。
これに対して、本実施形態では、図5(A)、(B)、L型フレーム26に対してL型フレーム28が差し込まれる差込部38において、溶接箇所が2カ所設けられているため、溶接面が複数設けられることになる。したがって、本実施形態では、その分、溶接長を増やすことができ、差込部38において、L型フレーム26、28同士の溶接強度(接合強度)を向上させることが可能となる。なお、ここでは、差込部38について説明したが、差込部39においても当該差込部38と略同様の効果が得られる。
さらに、本実施形態では、図2に示されるように、L型フレーム26及びL型フレーム28によって形成された矩形部29内には補強部材22Eがシート上下方向に沿って配設されている。これにより、シートバックフレーム22自体の剛性を向上させることができる。
<第1実施形態の変形例>
(変形例1)
第1実施形態では、図2に示されるように、差込部38、40におけるL型フレーム26とL型フレーム28の差し込み方向は、シート幅方向(矢印A)の同じ方向としているが、L型フレーム26とL型フレーム28の差し込み方向が同じであればよいため、差し込み方向はこれに限るものではない。
(変形例1)
第1実施形態では、図2に示されるように、差込部38、40におけるL型フレーム26とL型フレーム28の差し込み方向は、シート幅方向(矢印A)の同じ方向としているが、L型フレーム26とL型フレーム28の差し込み方向が同じであればよいため、差し込み方向はこれに限るものではない。
例えば、変形例1として、図10に示されるように、差込部58、60におけるL型フレーム26とL型フレーム28の差し込み方向が、シート上下方向(矢印B)となるように設定されてもよい。この場合、差込部58では、L型フレーム28におけるアッパ部22Aの長手方向の一端部22A1には、孔部(第1孔部)62が貫通している。一方、L型フレーム26におけるロア部22Bの長手方向の一端部22B1には、孔部(第2孔部)64が貫通している。
これにより、変形例1では、図11(A)、(B)に示されるように、差し込み量によって、L型フレーム26、L型フレーム28の端末における出代66、68の寸法を調整することができる。これにより、シートバックフレーム22においてシート上下方向に沿った外形寸法(H1、H2)を調整することが可能となる。本実施形態では、シートバックフレーム22において、シート上下方向に差込部58、差込部60の位置が異なる場合でも出代66、68の寸法を調整することで対応可能となる。
なお、図示はしないが、差込部58、60において、L型フレーム26に形成された孔部64、L型フレーム28に形成された孔部62の位置を変えることによって、シートバックフレーム22におけるシート幅方向の寸法も調整することができる。
ここで、第1実施形態では、補強部材22Eの長手方向の両端がL型フレーム28及びL型フレーム26に対して突き当てられた状態でそれぞれ溶接されている。これに対して、変形例1では、L型フレーム26のロア部22Bにおいて補強部材22Eの下端部22E1が対応する位置に貫通孔70を設け、当該貫通孔70内に補強部材22Eの下端部22E1が挿入可能とされ、出代68の寸法に合わせて出代72の寸法を調整可能とする。
(変形例2)
上記変形例1では、図11(A)、(B)に示されるように、差込部58、60において、L型フレーム28におけるアッパ部22Aの長手方向の一端部22A1には、孔部62が貫通し、L型フレーム26におけるロア部22Bの長手方向の一端部22B1には、孔部64が貫通しているが、これに限るものではない。
上記変形例1では、図11(A)、(B)に示されるように、差込部58、60において、L型フレーム28におけるアッパ部22Aの長手方向の一端部22A1には、孔部62が貫通し、L型フレーム26におけるロア部22Bの長手方向の一端部22B1には、孔部64が貫通しているが、これに限るものではない。
例えば、変形例2として、図12(A)、(B)に示されるように、L型フレーム74の外形寸法がL型フレーム76の外形寸法よりも大きく形成され、差込部78において、L型フレーム76がL型フレーム74内へ挿入可能とすることによって、シートバックフレーム22におけるシート上下方向の寸法を調整可能としてもよい。なお、差込部80では、L型フレーム74に孔部82が形成されている。
ここで、図13には、差込部78における正面図が示されており、L型フレーム76の先端部にスウェージング部84が形成されている。変形例2では、スウェージング加工によって形成されたテーパ部84AとL型フレーム74の先端との間に溶接部86が設けられる。
(変形例3)
第1実施形態では、図2に示されるように、シートバックフレーム22は、正面視で略L字状を成すL型フレーム(第1骨格部材)26と、正面視で略逆L字状を成すL型フレーム(第2骨格部材)28を含んで構成され、シートバックフレーム14における車両幅方向の外側かつ上端部に差込部38が設けられ、シートバックフレーム14における車両幅方向の内側かつ下端部に差込部39が設けられているが、これに限るものではない。
第1実施形態では、図2に示されるように、シートバックフレーム22は、正面視で略L字状を成すL型フレーム(第1骨格部材)26と、正面視で略逆L字状を成すL型フレーム(第2骨格部材)28を含んで構成され、シートバックフレーム14における車両幅方向の外側かつ上端部に差込部38が設けられ、シートバックフレーム14における車両幅方向の内側かつ下端部に差込部39が設けられているが、これに限るものではない。
例えば、変形例3として、図14に示されるように、正面視で略逆L字状を成すL型フレーム(第1骨格部材)88と、正面視で略逆L字状を成すL型フレーム(第2骨格部材)90を含んで構成されてもよい。なお、L型フレーム88は、L字状を成すフレームをシート幅方向の軸線を中心に反転させた状態で配置されることによって逆L字状を成し、L型フレーム90は、L字状を成すフレームをシート上下方向の軸線を中心に反転させた状態で配置されることによって逆L字状を成している。この場合、L型フレーム88によって外側サイド部22C及びアッパ部22Aが形成され、L型フレーム28によって内側サイド部22D及びロア部22Bが形成される。
そして、変形例3では、シートバックフレーム14における車両幅方向の内側かつ上端部に差込部92が設けられ、シートバックフレーム14における車両幅方向の外側かつ下端部に差込部94が設けられる。また、差込部92、94におけるL型フレーム88とL型フレーム90の差し込み方向は、シート幅方向(矢印A)となるように設定される。
以上のような構成により、変形例3では、シートバックフレーム14における車両幅方向の内側かつ上端部及びシートバックフレーム14における車両幅方向の外側かつ下端部に角隅部95を形成することができる。これにより、変形例3では、角隅部95周りの他の部品との干渉を回避することができる。
また、図1に示されるように、センターヘッドレスト20を取り付けるためアッパ部22Aには保持部材32が取り付けられている。図示はしないが、フレームに曲げ部が形成された場合、保持部材32を取り付けるために当該曲げ部に潰し加工を施す必要が生じる。変形例3では、図14に示されるように、角隅部95において、アッパ部22Aを直線状に形成することができるため、直線部を潰し加工すればよく、曲げ部を潰し加工する場合と比較して加工性がよくなる。
(変形例4)
変形例4として、図15に示されるように、正面視で略逆L字状を成すL型フレーム(第1骨格部材)88と正面視で略逆L字状を成すL型フレーム(第2骨格部材)90における差込部92、94において、L型フレーム88とL型フレーム90の差し込み方向が、シート上下方向(矢印B)となるように設定されてもよい。
変形例4として、図15に示されるように、正面視で略逆L字状を成すL型フレーム(第1骨格部材)88と正面視で略逆L字状を成すL型フレーム(第2骨格部材)90における差込部92、94において、L型フレーム88とL型フレーム90の差し込み方向が、シート上下方向(矢印B)となるように設定されてもよい。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態に係る車両用シートに適用されたシートバックフレームについて説明する。なお、第2実施形態において、第1実施形態のシートバックフレームと同様の構成については、第1実施形態と同じ符号を付与して説明を適宜省略する。
次に、第2実施形態に係る車両用シートに適用されたシートバックフレームについて説明する。なお、第2実施形態において、第1実施形態のシートバックフレームと同様の構成については、第1実施形態と同じ符号を付与して説明を適宜省略する。
図16に示されるように、本実施形態に係る車両用シート100に適用されたシートバックフレーム102の右側シートバック102Aにおけるシートバックフレーム103は、正面視で略L字状を成すL型フレーム104(第1骨格部材、外側骨格部材、下側骨格部材)と、L型フレーム104の長手方向の一端部104Aに接合されたアッパフレーム(第2骨格部材、上側骨格部材)106と、L型フレーム104の長手方向の他端部104Bに接合された内側サイドフレーム(第3骨格部材、内側骨格部材)108と、を含んで構成されている。
すなわち、本実施形態では、シートバックフレーム103には、L型フレーム28(図2参照)に代えて、直線状に形成されたアッパフレーム106及び内側サイドフレーム108が用いられている。このため、本実施形態では、L型フレーム104によってシートバックフレーム103における外側サイド部103C及びロア部103Bが構成され、アッパフレーム106によってシートバックフレーム103におけるアッパ部103A、内側サイドフレーム108によってシートバックフレーム103における内側サイド部103Dがそれぞれ構成されている。
そして、アッパフレーム106の長手方向の一端部106Aは、差込部110において、L型フレーム104の長手方向の一端部104Aに形成された孔部(第1孔部)112内に挿通された状態でL型フレーム104に対して接合される。また、L型フレーム104の長手方向の他端部104Bは、差込部114において、内側サイドフレーム108の下端部に形成された孔部(第2孔部)116内に挿通された状態で内側サイドフレーム108に対して接合される。また、本実施形態では、アッパフレーム106の長手方向の他端部106Bには、内側サイドフレーム108の上端が突き当てられた状態で接合されている(接合部118)。
このように、アッパフレーム106に対して内側サイドフレーム108を突き当てた状態で接合することによって、シートバックフレーム103における車両幅方向の内側かつ上端部には角隅部120が形成される。
<第2実施形態の変形例>
(変形例1)
第2実施形態では、図16に示されるように、シートバックフレーム103において、差込部110、114におけるL型フレーム104に対するアッパフレーム106、内側サイドフレーム108の差し込み方向は、シート幅方向(矢印A)の同じ方向としている。しかしながら、第2実施形態では、第1実施形態と同様に、L型フレーム104に対するアッパフレーム106、内側サイドフレーム108の差し込み方向が同じであればよいため、差し込み方向はこれに限るものではない。
(変形例1)
第2実施形態では、図16に示されるように、シートバックフレーム103において、差込部110、114におけるL型フレーム104に対するアッパフレーム106、内側サイドフレーム108の差し込み方向は、シート幅方向(矢印A)の同じ方向としている。しかしながら、第2実施形態では、第1実施形態と同様に、L型フレーム104に対するアッパフレーム106、内側サイドフレーム108の差し込み方向が同じであればよいため、差し込み方向はこれに限るものではない。
例えば、変形例1として、簡単に説明すると、図17に示されるように、L型フレーム104とアッパフレーム106の差込部120におけるL型フレーム104とアッパフレーム106の差し込み方向、及びL型フレーム104と内側サイドフレーム108の差込部122における差し込み方向が、シート上下方向(矢印B)となるように設定されてもよい。これにより、シートバックフレーム103において、シート上下方向に沿った外形寸法を調整することが可能となる。
(変形例2)
第2実施形態では、図16に示されるように、シートバックフレーム103は、正面視で略L字状を成すL型フレーム104、略直線状のアッパフレーム106及び略直線状の内側サイドフレーム108を含んで構成されているが、これに限るものではない。
第2実施形態では、図16に示されるように、シートバックフレーム103は、正面視で略L字状を成すL型フレーム104、略直線状のアッパフレーム106及び略直線状の内側サイドフレーム108を含んで構成されているが、これに限るものではない。
例えば、変形例2として、図18に示されるように、正面視で略逆L字状を成すL型フレーム(第1骨格部材、上側骨格部材、外側骨格部材)124、略直線状の内側サイドフレーム(第2骨格部材、内側骨格部材)108及び略直線状のロアフレーム(第3骨格部材、下側骨格部材)128を含んで構成されてもよい。なお、L型フレーム124は、L字状を成すフレームをシート幅方向の軸線を中心に反転させた状態で配置されることによって逆L字状を成している。
変形例2では、L型フレーム124によってシートバックフレーム103における外側サイド部103C及びアッパ部103Aが形成され、内側サイドフレーム108によってシートバックフレーム103における内側サイド部103D、ロアフレーム128によってシートバックフレーム103におけるロア部103Bがそれぞれ形成されている。
また、変形例2では、シートバックフレーム103における車両幅方向の内側かつ上端部に差込部130が設けられ、シートバックフレーム103における車両幅方向の内側かつ下端部に差込部132が設けられる。そして、差込部130におけるL型フレーム124と内側サイドフレーム108の差し込み方向、及び差込部132におけるロアフレーム128と内側サイドフレーム108の差し込み方向が、シート幅方向(矢印A)となるように設定される。
ここで、L型フレーム124とロアフレーム128を突き当てた状態で接合する。これにより、シートバックフレーム103における車両幅方向の外側かつ下端部に角隅部133を形成することができる。当該角隅部133には、図示はしないが、シートクッションに対して右側シートバックを回動させるヒンジピン(図1参照)が取り付け可能とされている。
このように、シートバックフレーム103における車両幅方向の外側かつ下端部に角隅部133を形成することによって、当該ブラケットを含みブラケット周りの部品との干渉を回避することができる。
(変形例3)
第2実施形態では、図16に示されるように、シートバックフレーム103において、差込部110、114におけるL型フレーム26に対するアッパフレーム106、内側サイドフレーム108の差し込み方向は、シート幅方向(矢印A)の同じ方向としているが、これに限るものではない。
第2実施形態では、図16に示されるように、シートバックフレーム103において、差込部110、114におけるL型フレーム26に対するアッパフレーム106、内側サイドフレーム108の差し込み方向は、シート幅方向(矢印A)の同じ方向としているが、これに限るものではない。
変形例3として、図19に示されるように、差込部134、136をロアフレーム128側に設け、差込部134におけるL型フレーム124とロアフレーム128の差し込み方向、及び差込部136における内側サイドフレーム108とロアフレーム128の差し込み方向が、シート上下方向(矢印B)となるように設定されてもよい。
(変形例4)
第2実施形態では、図16に示されるように、シートバックフレーム103は、正面視で略L字状を成すL型フレーム104、略直線状のアッパフレーム106及び略直線状の内側サイドフレーム108を含んで構成されているが、これに限るものではない。
第2実施形態では、図16に示されるように、シートバックフレーム103は、正面視で略L字状を成すL型フレーム104、略直線状のアッパフレーム106及び略直線状の内側サイドフレーム108を含んで構成されているが、これに限るものではない。
変形例4として、図20に示されるように、正面視で略逆L字状を成すL型フレーム(第1骨格部材、上側骨格部材、内側骨格部材)140、略直線状の外側サイドフレーム(第2骨格部材、外側骨格部材)142及び略直線状のロアフレーム(第3骨格部材、下側骨格部材)144を含んで構成されてもよい。なお、L型フレーム140は、L字状を成すフレームをシート幅方向の軸線を中心に反転させかつシート上下方向の軸線を中心に反転させた状態で配置されることによって逆L字状を成している。
このため、変形例4では、L型フレーム140によってシートバックフレーム103におけるアッパ部103A及び内側サイド部103Dが形成され、外側サイドフレーム142によってシートバックフレーム103における外側サイド部103C、ロアフレーム144によってシートバックフレーム103におけるロア部103Bがそれぞれ形成されている。
変形例4では、シートバックフレーム14における車両幅方向の外側かつ下端部に差込部146が設けられ、シートバックフレーム14における車両幅方向の内側かつ下端部に差込部148が設けられる。そして、差込部146における外側サイドフレーム142とロアフレーム128の差し込み方向、及び差込部148におけるL型フレーム140とロアフレーム128の差し込み方向が、シート上下方向(矢印B)となるように設定される。
(変形例5)
変形例5では、図21に示されるように、シートバックフレーム14における車両幅方向の外側かつ上端部に差込部150が設けられ、シートバックフレーム14における車両幅方向の外側かつ下端部に差込部152が設けられる。そして、差込部150における外側サイドフレーム142とL型フレーム140の差し込み方向、及び差込部152における外側サイドフレーム142とロアフレーム128の差し込み方向が、シート上下方向(矢印B)となるように設定されてもよい。
変形例5では、図21に示されるように、シートバックフレーム14における車両幅方向の外側かつ上端部に差込部150が設けられ、シートバックフレーム14における車両幅方向の外側かつ下端部に差込部152が設けられる。そして、差込部150における外側サイドフレーム142とL型フレーム140の差し込み方向、及び差込部152における外側サイドフレーム142とロアフレーム128の差し込み方向が、シート上下方向(矢印B)となるように設定されてもよい。
(変形例6)
変形例6として、図22に示されるように、正面視で略逆L字状を成すL型フレーム(第1骨格部材、下側骨格部材、内側骨格部材)154、略直線状の外側サイドフレーム142及び略直線状のアッパフレーム(第2骨格部材、上側骨格部材)156を含んで構成されてもよい。なお、L型フレーム154は、L字状を成すフレームをシート上下方向の軸線を中心に反転させた状態で配置されることによって逆L字状を成している。
変形例6として、図22に示されるように、正面視で略逆L字状を成すL型フレーム(第1骨格部材、下側骨格部材、内側骨格部材)154、略直線状の外側サイドフレーム142及び略直線状のアッパフレーム(第2骨格部材、上側骨格部材)156を含んで構成されてもよい。なお、L型フレーム154は、L字状を成すフレームをシート上下方向の軸線を中心に反転させた状態で配置されることによって逆L字状を成している。
変形例6では、L型フレーム154によってシートバックフレーム103における内側サイド部103D及びロア部103Bが形成され、アッパフレーム156によってシートバックフレーム103におけるアッパ部103A、外側サイドフレーム142によってシートバックフレーム103における外側サイド部103Cがそれぞれ形成されている。
また、変形例6では、シートバックフレーム103における車両幅方向の外側かつ上端部に差込部158が設けられ、シートバックフレーム103における車両幅方向の内側かつ上端部に差込部160が設けられる。そして、差込部158における外側サイドフレーム142とアッパフレーム156の差し込み方向、及び差込部160におけるL型フレーム154とアッパフレーム156の差し込み方向が、シート上下方向(矢印B)となるように設定される。
(変形例7)
変形例7では、図23に示されるように、シートバックフレーム103における車両幅方向の外側かつ上端部に差込部162が設けられ、シートバックフレーム103における車両幅方向の外側かつ下端部に差込部164が設けられてもよい。そして、差込部162における外側サイドフレーム142とアッパフレーム156の差し込み方向、及び差込部164における外側サイドフレーム142とL型フレーム154の差し込み方向が、シート幅方向(矢印A)となるように設定される。
変形例7では、図23に示されるように、シートバックフレーム103における車両幅方向の外側かつ上端部に差込部162が設けられ、シートバックフレーム103における車両幅方向の外側かつ下端部に差込部164が設けられてもよい。そして、差込部162における外側サイドフレーム142とアッパフレーム156の差し込み方向、及び差込部164における外側サイドフレーム142とL型フレーム154の差し込み方向が、シート幅方向(矢印A)となるように設定される。
[第3実施形態]
次に、第3実施形態に係る車両用シートに適用されたシートバックフレームについて説明する。なお、第3実施形態において、第1実施形態のシートバックフレームと同様の構成については、第1実施形態と同じ符号を付与して説明を適宜省略する。
次に、第3実施形態に係る車両用シートに適用されたシートバックフレームについて説明する。なお、第3実施形態において、第1実施形態のシートバックフレームと同様の構成については、第1実施形態と同じ符号を付与して説明を適宜省略する。
図24に示されるように、本実施形態に係る車両用シート200に適用されたシートバックフレーム202の右側シートバック202Aにおけるシートバックフレーム204は、正面視で略逆U字状を成すU型フレーム(第1骨格部材、上側骨格部材、外側骨格部材、内側骨格部材)206と直線状に形成された直線フレーム(第2骨格部材、下側骨格部材)によって外形が形成されている。
このため、本実施形態では、U型フレーム206によってシートバックフレーム204におけるアッパ部204A、外側サイド部204C、内側サイド部204Dが構成され、直線フレーム208によってシートバックフレーム204におけるロア部204Bがそれぞれ構成されている。
そして、U型フレーム206の長手方向の一端部206Aは、差込部210において、直線フレーム208の長手方向の一端部208Aに形成された孔部212(第1孔部)内に挿通された状態でL型フレーム104に対して接合される。また、U型フレーム206の長手方向の他端部206Bは、差込部214において、直線フレーム208の長手方向の一端部208Aに形成された孔部216(第2孔部)内に挿通された状態でL型フレーム104に対して接合される。
本実施形態では、直線フレーム208の長手方向の両端部(208A、208B)にそれぞれ形成された孔部212、216に対してU型フレーム206の長手方向の両端部(206A、206B)を一度に差し込み可能(差込部210、214)であるため、作業性がよい。
<第3実施形態の変形例>
(変形例1)
第3実施形態では、図24に示されるように、シートバックフレーム204は、U型フレーム206によってシートバックフレーム204におけるアッパ部204A、外側サイド部204C、内側サイド部204Dが構成され、直線フレーム208によってシートバックフレーム204におけるロア部204Bがそれぞれ構成されているが、これに限るものではない。
(変形例1)
第3実施形態では、図24に示されるように、シートバックフレーム204は、U型フレーム206によってシートバックフレーム204におけるアッパ部204A、外側サイド部204C、内側サイド部204Dが構成され、直線フレーム208によってシートバックフレーム204におけるロア部204Bがそれぞれ構成されているが、これに限るものではない。
例えば、変形例1として、図25に示されるように、シートバックフレーム204において、U型フレーム206によってシートバックフレーム204における外側サイド部204C、ロア部204B、内側サイド部204Dが構成され、直線フレーム208によってシートバックフレーム204におけるアッパ部204Aがそれぞれ構成されてもよい。
(変形例2)
また、変形例2として、図26に示されるように、シートバックフレーム204において、U型フレーム206によってシートバックフレーム204におけるアッパ部204A、外側サイド部204C、ロア部204Bが構成され、直線フレーム208によってシートバックフレーム204における内側サイド部204Dがそれぞれ構成されてもよい。
また、変形例2として、図26に示されるように、シートバックフレーム204において、U型フレーム206によってシートバックフレーム204におけるアッパ部204A、外側サイド部204C、ロア部204Bが構成され、直線フレーム208によってシートバックフレーム204における内側サイド部204Dがそれぞれ構成されてもよい。
(変形例3)
さらに、変形例3として、図27に示されるように、シートバックフレーム204において、U型フレーム206によってシートバックフレーム204におけるアッパ部204A、内側サイド部204D、ロア部204Bが構成され、直線フレーム208によってシートバックフレーム204における外側サイド部204Cがそれぞれ構成されてもよい。
さらに、変形例3として、図27に示されるように、シートバックフレーム204において、U型フレーム206によってシートバックフレーム204におけるアッパ部204A、内側サイド部204D、ロア部204Bが構成され、直線フレーム208によってシートバックフレーム204における外側サイド部204Cがそれぞれ構成されてもよい。
(変形例4)
以上の実施形態では、少なくとも1つの骨格部材において、略L字状又は略U字状を成しているが、骨格部材同士の相対的な移動により同じ差し込み方向で一方の骨格部材に対して他方の骨格部材が差し込まれるようになっていればよいため、これに限るものではない。
以上の実施形態では、少なくとも1つの骨格部材において、略L字状又は略U字状を成しているが、骨格部材同士の相対的な移動により同じ差し込み方向で一方の骨格部材に対して他方の骨格部材が差し込まれるようになっていればよいため、これに限るものではない。
例えば、変形例4として、図28に示されるように、シートバックフレーム204が、直線フレーム220、222、224、226を含んで構成されてもよい。シートバックフレーム204において、直線フレーム220によってアッパ部204Aが構成され、直線フレーム222によってロア部204B、直線フレーム224によって外側サイド部204Cがそれぞれ構成され、直線フレーム226によって内側サイド部204Dが構成される。
この場合、例えば、直線フレーム222に対して、直線フレーム220、224、226で構成された部材が相対的に差し込まれる(差込部210、214)。
(変形例5)
なお、図29に示されるように、直線フレーム226に対して、直線フレーム220、222、224で構成された部材が相対的に差し込まれる(差込部210、214)ように設定されてもよい。
なお、図29に示されるように、直線フレーム226に対して、直線フレーム220、222、224で構成された部材が相対的に差し込まれる(差込部210、214)ように設定されてもよい。
以上の実施形態では、車両用シートがリヤシートに適用された例について説明したが、フロントシートに適用されてもよいのは勿論のことである。
その他、本発明は、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更して実施できる。また、本発明の権利範囲が上記各実施形態に限定されないことは勿論である。
<付記>
なお、下記の構成を適宜組み合わせて本発明に係る車両用シートとしてもよい。
なお、下記の構成を適宜組み合わせて本発明に係る車両用シートとしてもよい。
(構成1)
車両用シートは、各々中空構造とされた複数の骨格部材を組み合わせて接合することで構成されたシートバックフレームを備え、前記シートバックフレームは、前記複数の骨格部材のうち、第1骨格部材における長手方向の一端部において第2骨格部材における長手方向の一端部が相対的な移動により差し込まれた状態で互いに接合された第1差込部と、前記第1骨格部材における長手方向の他端部において前記第1差込部における差し込み方向と同じ方向に第3骨格部材における長手方向の一端部が相対的な移動により差し込まれた状態で互いに接合された第2差込部と、を含んで構成されている。
車両用シートは、各々中空構造とされた複数の骨格部材を組み合わせて接合することで構成されたシートバックフレームを備え、前記シートバックフレームは、前記複数の骨格部材のうち、第1骨格部材における長手方向の一端部において第2骨格部材における長手方向の一端部が相対的な移動により差し込まれた状態で互いに接合された第1差込部と、前記第1骨格部材における長手方向の他端部において前記第1差込部における差し込み方向と同じ方向に第3骨格部材における長手方向の一端部が相対的な移動により差し込まれた状態で互いに接合された第2差込部と、を含んで構成されている。
(構成2)
前記差し込み方向は、シート幅方向とされる。
前記差し込み方向は、シート幅方向とされる。
(構成3)
前記差し込み方向は、シート上下方向とされる。
前記差し込み方向は、シート上下方向とされる。
(構成4)
前記第1骨格部材は、正面視又は背面視で略L字状を成している。
前記第1骨格部材は、正面視又は背面視で略L字状を成している。
(構成5)
前記第1骨格部材は、曲げ加工により形成されている。
前記第1骨格部材は、曲げ加工により形成されている。
(構成6)
前記第2骨格部材と前記第3骨格部材が一体に形成された第4骨格部材は、前記第1骨格部材とで正面視で略矩形状を成す矩形部を形成している。
前記第2骨格部材と前記第3骨格部材が一体に形成された第4骨格部材は、前記第1骨格部材とで正面視で略矩形状を成す矩形部を形成している。
(構成7)
前記矩形部内には、第5骨格部材がシート上下方向に沿って配設されている。
前記矩形部内には、第5骨格部材がシート上下方向に沿って配設されている。
(構成8)
前記第2骨格部材における長手方向の他端部と前記第3骨格部材における長手方向の他端部は一方に対して他方を突き当てた状態で接合されている。
前記第2骨格部材における長手方向の他端部と前記第3骨格部材における長手方向の他端部は一方に対して他方を突き当てた状態で接合されている。
(構成9)
前記第1骨格部材は、直線状を成している。
前記第1骨格部材は、直線状を成している。
(構成10)
前記第2骨格部材における長手方向の他端部と前記第3骨格部材における長手方向の他端部を繋いで前記第2骨格部材と前記第3骨格部材が一体に形成された第6骨格部材は、前記第1骨格部材とで正面視で略矩形状を成す矩形部を形成している。
前記第2骨格部材における長手方向の他端部と前記第3骨格部材における長手方向の他端部を繋いで前記第2骨格部材と前記第3骨格部材が一体に形成された第6骨格部材は、前記第1骨格部材とで正面視で略矩形状を成す矩形部を形成している。
(構成11)
前記矩形部内には、第7骨格部材がシート上下方向に沿って配設されている。
前記矩形部内には、第7骨格部材がシート上下方向に沿って配設されている。
(構成12)
前記第2骨格部材における長手方向の他端部と前記第3骨格部材における長手方向の他端部は一方に対して他方を突き当てた状態で互いに接合され、前記第2骨格部材及び前記第3骨格部材と前記第1骨格部材とで正面視で略矩形状を成す矩形部を形成している。
前記第2骨格部材における長手方向の他端部と前記第3骨格部材における長手方向の他端部は一方に対して他方を突き当てた状態で互いに接合され、前記第2骨格部材及び前記第3骨格部材と前記第1骨格部材とで正面視で略矩形状を成す矩形部を形成している。
(構成13)
車両用シートは、各々中空構造とされた複数の骨格部材を組み合わせて接合することで構成されたシートバックフレームを備え、前記シートバックフレームは、前記複数の骨格部材の一部を構成する第1骨格部材と、前記複数の骨格部材の少なくとも他の一部を構成し、前記第1骨格部材に対して接合され当該第1骨格部材とで正面視で略矩形状を成す矩形部を形成する第2骨格部材と、前記第1骨格部材における長手方向の一端部において前記第2骨格部材における長手方向の一端部が相対的な移動により差し込まれた状態で互いに接合された第1差込部と、前記第1骨格部材における長手方向の他端部において前記第1差込部における差し込み方向と同じ方向に前記第2骨格部材における長手方向の他端部が相対的な移動により差し込まれた状態で互いに接合された第2差込部と、を含んで構成されている。
車両用シートは、各々中空構造とされた複数の骨格部材を組み合わせて接合することで構成されたシートバックフレームを備え、前記シートバックフレームは、前記複数の骨格部材の一部を構成する第1骨格部材と、前記複数の骨格部材の少なくとも他の一部を構成し、前記第1骨格部材に対して接合され当該第1骨格部材とで正面視で略矩形状を成す矩形部を形成する第2骨格部材と、前記第1骨格部材における長手方向の一端部において前記第2骨格部材における長手方向の一端部が相対的な移動により差し込まれた状態で互いに接合された第1差込部と、前記第1骨格部材における長手方向の他端部において前記第1差込部における差し込み方向と同じ方向に前記第2骨格部材における長手方向の他端部が相対的な移動により差し込まれた状態で互いに接合された第2差込部と、を含んで構成されている。
(構成14)
前記シートバックフレームは、前記シートバックフレームの上端部においてシート幅方向に沿って設けられ、着座乗員の頭部を支持するヘッドレストを保持する保持部材が取り付けられる上側骨格部材と、前記シートバックフレームの下端部においてシート幅方向に沿って設けられ、着座乗員の大腿部及び腰部を支持するシートクッションに対してシートバックを回動させるヒンジ部が取り付けられる下側骨格部材と、前記シートバックフレームにおける車両幅方向の外側においてシート高さ方向に沿って設けられ、車体側に固定させる車両締結部材が取り付けられる外側骨格部材と、前記シートバックフレームにおける車両幅方向の内側においてシート高さ方向に沿って設けられ、シートバックを可倒させるセンタヒンジ部が取り付けられる内側骨格部材と、を含んで構成され、前記第1骨格部材は正面視で略L字状を成して配置され、当該第1骨格部材によって前記外側骨格部材及び前記下側骨格部材が形成され、前記第2骨格部材は正面視で略逆L字状を成して配置され、当該第2骨格部材によって前記上側骨格部材及び前記内側骨格部材を形成されている。
前記シートバックフレームは、前記シートバックフレームの上端部においてシート幅方向に沿って設けられ、着座乗員の頭部を支持するヘッドレストを保持する保持部材が取り付けられる上側骨格部材と、前記シートバックフレームの下端部においてシート幅方向に沿って設けられ、着座乗員の大腿部及び腰部を支持するシートクッションに対してシートバックを回動させるヒンジ部が取り付けられる下側骨格部材と、前記シートバックフレームにおける車両幅方向の外側においてシート高さ方向に沿って設けられ、車体側に固定させる車両締結部材が取り付けられる外側骨格部材と、前記シートバックフレームにおける車両幅方向の内側においてシート高さ方向に沿って設けられ、シートバックを可倒させるセンタヒンジ部が取り付けられる内側骨格部材と、を含んで構成され、前記第1骨格部材は正面視で略L字状を成して配置され、当該第1骨格部材によって前記外側骨格部材及び前記下側骨格部材が形成され、前記第2骨格部材は正面視で略逆L字状を成して配置され、当該第2骨格部材によって前記上側骨格部材及び前記内側骨格部材を形成されている。
(構成15)
前記第1差込部は、前記外側骨格部材における長手方向の一端部においてシート幅方向沿って形成された第1孔部、第1凹部に対して前記上側骨格部材における長手方向の一端部が差し込まれた状態で互いに接合され、前記第2差込部は、前記内側骨格部材における長手方向の一端部においてシート幅方向沿って形成された第2孔部、第2凹部に対して前記下側骨格部材における長手方向の一端部が差し込まれた状態で互いに接合されている。
前記第1差込部は、前記外側骨格部材における長手方向の一端部においてシート幅方向沿って形成された第1孔部、第1凹部に対して前記上側骨格部材における長手方向の一端部が差し込まれた状態で互いに接合され、前記第2差込部は、前記内側骨格部材における長手方向の一端部においてシート幅方向沿って形成された第2孔部、第2凹部に対して前記下側骨格部材における長手方向の一端部が差し込まれた状態で互いに接合されている。
(構成16)
車両用シートは、各々中空構造とされた複数の骨格部材を組み合わせて接合することで構成されたシートバックフレームを備え、前記シートバックフレームは、前記複数の骨格部材の一部を構成する第1骨格部材と、前記複数の骨格部材の他の一部を構成し、長手方向の一端部が前記第1骨格部材に対して接合された第2骨格部材と、前記複数の骨格部材の他の一部を構成し、長手方向の一端部が前記第1骨格部材に接合され当該第1骨格部材及び前記第2骨格部材とで正面視で略矩形状を成す矩形部を形成する第3骨格部材と、前記第1骨格部材における長手方向の一端部において前記第2骨格部材における長手方向の一端部が相対的な移動により差し込まれた状態で互いに接合された第1差込部と、前記第1骨格部材における長手方向の他端部において前記第1差込部における差し込み方向と同じ方向に前記第3骨格部材における長手方向の一端部が相対的な移動により差し込まれた状態で互いに接合された第2差込部と、を含んで構成されている。
車両用シートは、各々中空構造とされた複数の骨格部材を組み合わせて接合することで構成されたシートバックフレームを備え、前記シートバックフレームは、前記複数の骨格部材の一部を構成する第1骨格部材と、前記複数の骨格部材の他の一部を構成し、長手方向の一端部が前記第1骨格部材に対して接合された第2骨格部材と、前記複数の骨格部材の他の一部を構成し、長手方向の一端部が前記第1骨格部材に接合され当該第1骨格部材及び前記第2骨格部材とで正面視で略矩形状を成す矩形部を形成する第3骨格部材と、前記第1骨格部材における長手方向の一端部において前記第2骨格部材における長手方向の一端部が相対的な移動により差し込まれた状態で互いに接合された第1差込部と、前記第1骨格部材における長手方向の他端部において前記第1差込部における差し込み方向と同じ方向に前記第3骨格部材における長手方向の一端部が相対的な移動により差し込まれた状態で互いに接合された第2差込部と、を含んで構成されている。
(構成17)
前記シートバックフレームは、前記シートバックフレームの上端部においてシート幅方向に沿って設けられ、着座乗員の頭部を支持するヘッドレストを保持する保持部材が取り付けられる上側骨格部材と、前記シートバックフレームの下端部においてシート幅方向に沿って設けられ、着座乗員の大腿部及び腰部を支持するシートクッションに対してシートバックを回動させるヒンジ部が取り付けられる下側骨格部材と、前記シートバックフレームにおける車両幅方向の外側においてシート高さ方向に沿って設けられ、車体側に固定させる車両締結部材が取り付けられる外側骨格部材と、前記シートバックフレームにおける車両幅方向の内側においてシート高さ方向に沿って設けられ、シートバックを可倒させるセンタヒンジ部が取り付けられる内側骨格部材と、を含んで構成され、前記第1骨格部材は正面視で略L字状を成して配置され、当該第1骨格部材によって前記外側骨格部材及び前記下側骨格部材が形成され、前記第2骨格部材はシート幅方向に沿って略直線状に配置され、当該第2骨格部材によって上側骨格部材が形成されると共に、前記第3骨格部材はシート上下方向に沿って略直線状に配置され、当該第3骨格部材によって内側骨格部材が形成されている。
前記シートバックフレームは、前記シートバックフレームの上端部においてシート幅方向に沿って設けられ、着座乗員の頭部を支持するヘッドレストを保持する保持部材が取り付けられる上側骨格部材と、前記シートバックフレームの下端部においてシート幅方向に沿って設けられ、着座乗員の大腿部及び腰部を支持するシートクッションに対してシートバックを回動させるヒンジ部が取り付けられる下側骨格部材と、前記シートバックフレームにおける車両幅方向の外側においてシート高さ方向に沿って設けられ、車体側に固定させる車両締結部材が取り付けられる外側骨格部材と、前記シートバックフレームにおける車両幅方向の内側においてシート高さ方向に沿って設けられ、シートバックを可倒させるセンタヒンジ部が取り付けられる内側骨格部材と、を含んで構成され、前記第1骨格部材は正面視で略L字状を成して配置され、当該第1骨格部材によって前記外側骨格部材及び前記下側骨格部材が形成され、前記第2骨格部材はシート幅方向に沿って略直線状に配置され、当該第2骨格部材によって上側骨格部材が形成されると共に、前記第3骨格部材はシート上下方向に沿って略直線状に配置され、当該第3骨格部材によって内側骨格部材が形成されている。
(構成18)
前記第1差込部は、前記外側骨格部材における長手方向の一端部においてシート幅方向沿って形成された第1孔部、第1凹部に対して前記上側骨格部材における長手方向の一端部が差し込まれた状態で互いに接合され、前記第2差込部は、前記内側骨格部材における長手方向の一端部においてシート幅方向沿って形成された第2孔部、第2凹部に対して前記下側骨格部材における長手方向の一端部が差し込まれた状態で互いに接合されている。
前記第1差込部は、前記外側骨格部材における長手方向の一端部においてシート幅方向沿って形成された第1孔部、第1凹部に対して前記上側骨格部材における長手方向の一端部が差し込まれた状態で互いに接合され、前記第2差込部は、前記内側骨格部材における長手方向の一端部においてシート幅方向沿って形成された第2孔部、第2凹部に対して前記下側骨格部材における長手方向の一端部が差し込まれた状態で互いに接合されている。
12 シートバック
14 シートバックフレーム
22 シートバックフレーム
22A アッパ部(上側骨格部材)
22B ロア部(下側骨格部材)
22C 外側サイド部(外側骨格部材)
22D 内側サイド部(内側骨格部材)
22E 補強部材(第7骨格部材)
26 L型フレーム(第1骨格部材、外側骨格部材、下側骨格部材)
27 ヒンジピン(ヒンジ部)
28 L型フレーム(第2骨格部材、第3骨格部材、上側骨格部材、内側骨格部材)
29 矩形部
34 ブラケット(車両締結部材)
36 センタヒンジ部
38 差込部(第1差込部)
39 差込部(第2差込部)
40 孔部(第1孔部)
46 孔部(第2孔部)
48 穴部(第1孔部)
50 切欠き部(第1凹部)
58 差込部(第1差込部)
60 差込部(第2差込部)
62 孔部(第1孔部)
64 孔部(第2孔部)
70 貫通孔
74 L型フレーム(第1骨格部材)
76 L型フレーム(第2骨格部材、第3骨格部材)
78 差込部
80 差込部
82 孔部(第1孔部)
88 L型フレーム(第1骨格部材)
90 L型フレーム(第2骨格部材、第3骨格部材)
92 差込部
94 差込部
100 車両用シート
102 シートバックフレーム
103 シートバックフレーム
103A アッパ部(上側骨格部材)
103B ロア部(下側骨格部材)
103C 外側サイド部(外側骨格部材)
103D 内側サイド部(内側骨格部材)
104 L型フレーム(第1骨格部材、外側骨格部材、下側骨格部材)
106 アッパフレーム(第2骨格部材、上側骨格部材)
108 内側サイドフレーム(第3骨格部材、内側骨格部材)
110 差込部
112 孔部(第1孔部)
114 差込部
116 孔部(第2孔部)
120 差込部
122 差込部
124 L型フレーム(第1骨格部材、上側骨格部材、外側骨格部材)
128 ロアフレーム(第2骨格部材、下側骨格部材)
130 差込部
132 差込部
136 差込部
140 L型フレーム(第1骨格部材、上側骨格部材、内側骨格部材)
142 外側サイドフレーム(第2骨格部材、外側骨格部材)
144 ロアフレーム(第3骨格部材、下側骨格部材)
146 差込部
148 差込部
150 差込部
152 差込部
154 L型フレーム(第1骨格部材、下側骨格部材、内側骨格部材)
156 アッパフレーム(第2骨格部材、上側骨格部材)
158 差込部
160 差込部
162 差込部
164 差込部
200 車両用シート
202 シートバックフレーム
204 シートバックフレーム
204A アッパ部(上側骨格部材)
204B ロア部(下側骨格部材)
204C 外側サイド部(外側骨格部材)
204D 内側サイド部(内側骨格部材)
206 U型フレーム(第1骨格部材)
208 直線フレーム(第2骨格部材)
210 差込部
212 孔部(第1孔部)
214 差込部
216 孔部(第2孔部)
220 直線フレーム(上側骨格部材)
222 直線フレーム(下側骨格部材)
224 直線フレーム(外側骨格部材)
226 直線フレーム(内側骨格部材)
A 矢印(シート幅方向)
B 矢印(シート上下方向)
14 シートバックフレーム
22 シートバックフレーム
22A アッパ部(上側骨格部材)
22B ロア部(下側骨格部材)
22C 外側サイド部(外側骨格部材)
22D 内側サイド部(内側骨格部材)
22E 補強部材(第7骨格部材)
26 L型フレーム(第1骨格部材、外側骨格部材、下側骨格部材)
27 ヒンジピン(ヒンジ部)
28 L型フレーム(第2骨格部材、第3骨格部材、上側骨格部材、内側骨格部材)
29 矩形部
34 ブラケット(車両締結部材)
36 センタヒンジ部
38 差込部(第1差込部)
39 差込部(第2差込部)
40 孔部(第1孔部)
46 孔部(第2孔部)
48 穴部(第1孔部)
50 切欠き部(第1凹部)
58 差込部(第1差込部)
60 差込部(第2差込部)
62 孔部(第1孔部)
64 孔部(第2孔部)
70 貫通孔
74 L型フレーム(第1骨格部材)
76 L型フレーム(第2骨格部材、第3骨格部材)
78 差込部
80 差込部
82 孔部(第1孔部)
88 L型フレーム(第1骨格部材)
90 L型フレーム(第2骨格部材、第3骨格部材)
92 差込部
94 差込部
100 車両用シート
102 シートバックフレーム
103 シートバックフレーム
103A アッパ部(上側骨格部材)
103B ロア部(下側骨格部材)
103C 外側サイド部(外側骨格部材)
103D 内側サイド部(内側骨格部材)
104 L型フレーム(第1骨格部材、外側骨格部材、下側骨格部材)
106 アッパフレーム(第2骨格部材、上側骨格部材)
108 内側サイドフレーム(第3骨格部材、内側骨格部材)
110 差込部
112 孔部(第1孔部)
114 差込部
116 孔部(第2孔部)
120 差込部
122 差込部
124 L型フレーム(第1骨格部材、上側骨格部材、外側骨格部材)
128 ロアフレーム(第2骨格部材、下側骨格部材)
130 差込部
132 差込部
136 差込部
140 L型フレーム(第1骨格部材、上側骨格部材、内側骨格部材)
142 外側サイドフレーム(第2骨格部材、外側骨格部材)
144 ロアフレーム(第3骨格部材、下側骨格部材)
146 差込部
148 差込部
150 差込部
152 差込部
154 L型フレーム(第1骨格部材、下側骨格部材、内側骨格部材)
156 アッパフレーム(第2骨格部材、上側骨格部材)
158 差込部
160 差込部
162 差込部
164 差込部
200 車両用シート
202 シートバックフレーム
204 シートバックフレーム
204A アッパ部(上側骨格部材)
204B ロア部(下側骨格部材)
204C 外側サイド部(外側骨格部材)
204D 内側サイド部(内側骨格部材)
206 U型フレーム(第1骨格部材)
208 直線フレーム(第2骨格部材)
210 差込部
212 孔部(第1孔部)
214 差込部
216 孔部(第2孔部)
220 直線フレーム(上側骨格部材)
222 直線フレーム(下側骨格部材)
224 直線フレーム(外側骨格部材)
226 直線フレーム(内側骨格部材)
A 矢印(シート幅方向)
B 矢印(シート上下方向)
Claims (18)
- 各々中空構造とされた複数の骨格部材を組み合わせて接合することで構成されたシートバックフレームを備え、
前記シートバックフレームは、
前記複数の骨格部材のうち、第1骨格部材における長手方向の一端部において第2骨格部材における長手方向の一端部が相対的な移動により差し込まれた状態で互いに接合された第1差込部と、
前記第1骨格部材における長手方向の他端部において前記第1差込部における差し込み方向と同じ方向に第3骨格部材における長手方向の一端部が相対的な移動により差し込まれた状態で互いに接合された第2差込部と、
を含んで構成されている車両用シート。 - 前記差し込み方向は、シート幅方向とされる請求項1に記載の車両用シート。
- 前記差し込み方向は、シート上下方向とされる請求項1に記載の車両用シート。
- 前記第1骨格部材は、正面視又は背面視で略L字状を成している請求項1に記載の車両用シート。
- 前記第1骨格部材は、曲げ加工により形成されている請求項4に記載の車両用シート。
- 前記第2骨格部材と前記第3骨格部材が一体に形成された第4骨格部材は、前記第1骨格部材とで正面視で略矩形状を成す矩形部を形成している請求項4に記載の車両用シート。
- 前記矩形部内には、第5骨格部材がシート上下方向に沿って配設されている請求項6に記載の車両用シート。
- 前記第2骨格部材における長手方向の他端部と前記第3骨格部材における長手方向の他端部は一方に対して他方を突き当てた状態で接合されている請求項4に記載の車両用シート。
- 前記第1骨格部材は、直線状を成している請求項1に記載の車両用シート。
- 前記第2骨格部材における長手方向の他端部と前記第3骨格部材における長手方向の他端部を繋いで前記第2骨格部材と前記第3骨格部材が一体に形成された第6骨格部材は、前記第1骨格部材とで正面視で略矩形状を成す矩形部を形成している請求項9に記載の車両用シート。
- 前記矩形部内には、第7骨格部材がシート上下方向に沿って配設されている請求項10に記載の車両用シート。
- 前記第2骨格部材における長手方向の他端部と前記第3骨格部材における長手方向の他端部は一方に対して他方を突き当てた状態で互いに接合され、前記第2骨格部材及び前記第3骨格部材と前記第1骨格部材とで正面視で略矩形状を成す矩形部を形成している請求項9に記載の車両用シート。
- 各々中空構造とされた複数の骨格部材を組み合わせて接合することで構成されたシートバックフレームを備え、
前記シートバックフレームは、
前記複数の骨格部材の一部を構成する第1骨格部材と、
前記複数の骨格部材の少なくとも他の一部を構成し、前記第1骨格部材に対して接合され当該第1骨格部材とで正面視で略矩形状を成す矩形部を形成する第2骨格部材と、
前記第1骨格部材における長手方向の一端部において前記第2骨格部材における長手方向の一端部が相対的な移動により差し込まれた状態で互いに接合された第1差込部と、
前記第1骨格部材における長手方向の他端部において前記第1差込部における差し込み方向と同じ方向に前記第2骨格部材における長手方向の他端部が相対的な移動により差し込まれた状態で互いに接合された第2差込部と、
を含んで構成されている車両用シート。 - 前記シートバックフレームは、
前記シートバックフレームの上端部においてシート幅方向に沿って設けられ、着座乗員の頭部を支持するヘッドレストを保持する保持部材が取り付けられる上側骨格部材と、
前記シートバックフレームの下端部においてシート幅方向に沿って設けられ、着座乗員の大腿部及び腰部を支持するシートクッションに対してシートバックを回動させるヒンジ部が取り付けられる下側骨格部材と、
前記シートバックフレームにおける車両幅方向の外側においてシート高さ方向に沿って設けられ、車体側に固定させる車両締結部材が取り付けられる外側骨格部材と、
前記シートバックフレームにおける車両幅方向の内側においてシート高さ方向に沿って設けられ、シートバックを可倒させるセンタヒンジ部が取り付けられる内側骨格部材と、
を含んで構成され、
前記第1骨格部材は正面視で略L字状を成して配置され、当該第1骨格部材によって前記外側骨格部材及び前記下側骨格部材が形成され、
前記第2骨格部材は正面視で略逆L字状を成して配置され、当該第2骨格部材によって前記上側骨格部材及び前記内側骨格部材を形成されている請求項13に記載の車両用シート。 - 前記第1差込部は、前記外側骨格部材における長手方向の一端部においてシート幅方向沿って形成された第1孔部、第1凹部に対して前記上側骨格部材における長手方向の一端部が差し込まれた状態で互いに接合され、
前記第2差込部は、前記内側骨格部材における長手方向の一端部においてシート幅方向沿って形成された第2孔部、第2凹部に対して前記下側骨格部材における長手方向の一端部が差し込まれた状態で互いに接合されている請求項14に記載の車両用シート。 - 各々中空構造とされた複数の骨格部材を組み合わせて接合することで構成されたシートバックフレームを備え、
前記シートバックフレームは、
前記複数の骨格部材の一部を構成する第1骨格部材と、
前記複数の骨格部材の他の一部を構成し、長手方向の一端部が前記第1骨格部材に対して接合された第2骨格部材と、
前記複数の骨格部材の他の一部を構成し、長手方向の一端部が前記第1骨格部材に接合され当該第1骨格部材及び前記第2骨格部材とで正面視で略矩形状を成す矩形部を形成する第3骨格部材と、
前記第1骨格部材における長手方向の一端部において前記第2骨格部材における長手方向の一端部が相対的な移動により差し込まれた状態で互いに接合された第1差込部と、
前記第1骨格部材における長手方向の他端部において前記第1差込部における差し込み方向と同じ方向に前記第3骨格部材における長手方向の一端部が相対的な移動により差し込まれた状態で互いに接合された第2差込部と、
を含んで構成されている車両用シート。 - 前記シートバックフレームは、
前記シートバックフレームの上端部においてシート幅方向に沿って設けられ、着座乗員の頭部を支持するヘッドレストを保持する保持部材が取り付けられる上側骨格部材と、
前記シートバックフレームの下端部においてシート幅方向に沿って設けられ、着座乗員の大腿部及び腰部を支持するシートクッションに対してシートバックを回動させるヒンジ部が取り付けられる下側骨格部材と、
前記シートバックフレームにおける車両幅方向の外側においてシート高さ方向に沿って設けられ、車体側に固定させる車両締結部材が取り付けられる外側骨格部材と、
前記シートバックフレームにおける車両幅方向の内側においてシート高さ方向に沿って設けられ、シートバックを可倒させるセンタヒンジ部が取り付けられる内側骨格部材と、
を含んで構成され、
前記第1骨格部材は正面視で略L字状を成して配置され、当該第1骨格部材によって前記外側骨格部材及び前記下側骨格部材が形成され、
前記第2骨格部材はシート幅方向に沿って略直線状に配置され、当該第2骨格部材によって上側骨格部材が形成されると共に、前記第3骨格部材はシート上下方向に沿って略直線状に配置され、当該第3骨格部材によって内側骨格部材が形成されている請求項16に記載の車両用シート。 - 前記第1差込部は、前記外側骨格部材における長手方向の一端部においてシート幅方向沿って形成された第1孔部、第1凹部に対して前記上側骨格部材における長手方向の一端部が差し込まれた状態で互いに接合され、
前記第2差込部は、前記内側骨格部材における長手方向の一端部においてシート幅方向沿って形成された第2孔部、第2凹部に対して前記下側骨格部材における長手方向の一端部が差し込まれた状態で互いに接合されている請求項17に記載の車両用シート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022163572A JP2024056570A (ja) | 2022-10-11 | 2022-10-11 | 車両用シート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022163572A JP2024056570A (ja) | 2022-10-11 | 2022-10-11 | 車両用シート |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2024056570A true JP2024056570A (ja) | 2024-04-23 |
Family
ID=90749065
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2022163572A Pending JP2024056570A (ja) | 2022-10-11 | 2022-10-11 | 車両用シート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2024056570A (ja) |
-
2022
- 2022-10-11 JP JP2022163572A patent/JP2024056570A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP2391526B1 (en) | Seat structures and processes to create seat structures | |
JP4144514B2 (ja) | ヘッドレストの支持構造 | |
JP2005343454A (ja) | 車両用フロント・エンド構造体 | |
JP2015003599A (ja) | 乗物用シート | |
WO2014033965A1 (ja) | 車両用シート及び車両用シートのシートフレーム | |
JP2002120765A (ja) | 車体構造 | |
JP2006051272A (ja) | シートバックフレーム構造 | |
CN110576777B (zh) | 车辆用座椅 | |
JP2024056570A (ja) | 車両用シート | |
JP2016166020A (ja) | 車両用シートのシートフレーム | |
JP2018053599A (ja) | ショベル | |
US10252654B2 (en) | Seat back frame | |
JP2019166892A (ja) | 乗物用シート | |
JP2009202788A (ja) | 車両用シート | |
JP7568893B2 (ja) | 乗り物用シート | |
JP2008006900A (ja) | シートフレームへの部品の固定構造 | |
JP2002315649A (ja) | 車両用シートバックフレーム | |
JP6838415B2 (ja) | 乗物用シート及びその製造方法 | |
JP2019069783A (ja) | 車両用シート | |
JP2023008835A (ja) | 車両用シート | |
JP7472769B2 (ja) | バックフレーム | |
JPH11348701A (ja) | 産業車両の構造材及び産業車両 | |
JP7067283B2 (ja) | 乗物用シート | |
JP5240692B2 (ja) | シートフレーム | |
JP7078657B2 (ja) | シートバックフレーム及び車両用シート |