JP2024051999A - 鋼管部材の連結構造および鋼管部材の連結方法 - Google Patents

鋼管部材の連結構造および鋼管部材の連結方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2024051999A
JP2024051999A JP2022158425A JP2022158425A JP2024051999A JP 2024051999 A JP2024051999 A JP 2024051999A JP 2022158425 A JP2022158425 A JP 2022158425A JP 2022158425 A JP2022158425 A JP 2022158425A JP 2024051999 A JP2024051999 A JP 2024051999A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
steel pipe
pipe member
members
connecting member
joint
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2022158425A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7381025B1 (ja
Inventor
勤伍 内藤
浩行 内藤
研二 平田
秀彰 坂井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yunitec Corp
Original Assignee
Yunitec Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yunitec Corp filed Critical Yunitec Corp
Priority to JP2022158425A priority Critical patent/JP7381025B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7381025B1 publication Critical patent/JP7381025B1/ja
Publication of JP2024051999A publication Critical patent/JP2024051999A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Joining Of Building Structures In Genera (AREA)
  • Mutual Connection Of Rods And Tubes (AREA)

Abstract

Figure 2024051999000001
【課題】現場での溶接作業を不要とする、鋼管部材の連結構造および鋼管部材の連結方法を提供する。
【解決手段】第1継手部材と第2継手部材とを有する第1連結部材と、第1連結部材に対して着脱可能に構成される複数の第2連結部材と、を備え、第1継手部材は、第1固定端部と第1連結端部と第1溝とを有し、第2継手部材は、第2固定端部と第2連結端部と第2溝とを有し、第2連結部材は、第1溝に挿入されて係合する第1凸部と、第2溝に挿入されて係合する第2凸部と、第1凸部および第2凸部を第1方向につなぐ係合接続部とを有し、複数の第2連結部材を第1連結部材に装着した状態において、或る第2連結部材の連結コーナー部と、他の第2連結部材の連結コーナー部とを締結部材で締結することによって、第1鋼管部材および第2鋼管部材を連結させる。
【選択図】図5

Description

この発明は、鋼管部材の連結構造および鋼管部材の連結方法に関する。
柱などに用いられる鋼管部材を上下方向に連結(接合)する構造として、例えば特許文献1に示すように、上鋼管部材の端部と下鋼管部材の端部とを工事現場で溶接して連結する溶接継手構造が広く用いられている。
特開平4-327397号公報
特許文献1に示される溶接継手構造では、工事現場における屋外作業(以下、単に屋外作業という)による溶接を必要とする。そのため、天候の影響を受けて工期が長くなること、熟練した溶接工を必要とすること、溶接品質が安定しないこと、溶接部に対する超音波探傷試験等の現場検査を必要とすることなどの課題を有する。
また、近年、地球温暖化を防止するために、工事現場においても、温室効果ガスとして働く二酸化炭素の排出量を削減することが求められている。溶接作業では、二酸化炭素がシールドガスとして用いられるともに、溶接自体に多量の電気を消費する。化石燃料を用いた発電では、多くの二酸化炭素が排出される。屋外における溶接作業は、工場などの屋内における溶接作業よりも溶接時間が長くなるため、二酸化炭素の排出量が多くなるという課題を有する。
そこで、この発明の課題は、屋外での溶接作業を不要とする、鋼管部材の連結構造および鋼管部材の連結方法を提供することである。
上記課題を解決するため、この発明の一態様に係る鋼管部材の連結構造は、
第1方向に延在する第1鋼管部材の第1側端部に固定される第1継手部材と、前記第1鋼管部材に対向配置されて前記第1方向に延在する第2鋼管部材の第2側端部に固定される第2継手部材とを有する第1連結部材と、
前記第1連結部材に対して着脱可能に構成される複数の第2連結部材と、を備え、
前記第1継手部材は、前記第1側端部に固定される第1固定端部と、前記第1固定端部に対して前記第1方向における反対側に位置して前記第1方向に直交する第2方向の外向きに突出する第1連結端部と、前記第1固定端部と前記第1連結端部との間の外側面に設けられて周方向に沿って延在する第1溝とを有し、
前記第2継手部材は、前記第2側端部に固定される第2固定端部と、前記第2固定端部に対して前記第1方向における反対側に位置して前記第2方向の外向きに突出する第2連結端部と、前記第2固定端部と前記第2連結端部との間の外側面に設けられて周方向に沿って延在する第2溝とを有し、
前記第2連結部材は、前記第1連結端部および前記第2連結端部を対面させた対面状態において、前記第1溝に挿入されて係合する第1凸部と、前記第2溝に挿入されて係合する第2凸部と、前記第1凸部および前記第2凸部を前記第1方向につなぐ係合接続部とを有し、
前記複数の前記第2連結部材を前記第1連結部材に装着した装着状態において、或る前記第2連結部材の連結コーナー部と、前記或る前記第2連結部材の隣に位置する他の前記第2連結部材の前記連結コーナー部とを締結部材で締結することによって、前記第1鋼管部材および前記第2鋼管部材を連結させることを特徴とする。
この発明によれば、複数の第2連結部材を第1連結部材に装着して連結コーナー部を締結部材で締結することによって第1鋼管部材および第2鋼管部材を連結できるので、屋外での溶接作業が不要になり、安定した高品質な連結が得られ、二酸化炭素の排出量を削減できる。
この発明の第1実施形態に係る鋼管部材の連結構造を説明する模式的平面図である。 図1に示した鋼管部材の連結構造を説明する模式的断面図である。 図1に示した連結構造における第2継手部材を説明する要部平面図である。 図3に示した第2継手部材を説明する要部断面図である。 図1に示した連結構造における第2連結部材を説明する要部平面図である。 図5に示した第2連結部材を説明する要部断面図である。 第2実施形態に係る連結構造における第2連結部材を説明する模式的平面図である。 第3実施形態に係る連結構造における第2連結部材の要部を説明する平面図である。 第4実施形態に係る連結構造における第2連結部材を説明する模式的平面図である。 この発明に係る鋼管部材の連結方法を説明するフローチャートである。 エレクションピースを用いた鋼管部材の仮固定を説明する模式的平面図である。 図11に示した仮固定の要部を説明する模式的側面図である。 変形例に係る締結部材のロック固定を説明する模式的断面図である。
以下、図面を参照しながら、この発明に係る鋼管部材1,2の連結構造10の実施の形態を説明する。なお、以下の説明では、必要に応じて特定の方向あるいは位置を示す用語(例えば、「上」、「下」、「右」、「左」、「前」、「後」を含む用語)を用いるが、それらの用語の使用は、図面を参照した本開示の理解を容易にするためであって、それらの用語の意味によって本開示の技術的範囲が限定されるものではない。また、以下の説明は、単なる例示に過ぎず、本開示、その適用物、あるいは、その用途を制限することを意図するものではない。さらに、図面は模式的なものであり、各部材や部分の寸法比率などは、現実のものとは必ずしも合致するものではない。
〔第1実施形態〕
図1から図6を参照しながら、第1実施形態に係る鋼管部材1,2の連結構造10を説明する。
図1は、この発明の第1実施形態に係る鋼管部材1,2の連結構造を説明する模式的平面図である。図2は、図1に示した鋼管部材1,2の連結構造10を説明する模式的断面図である。図3は、図1に示した連結構造10における第2継手部材4を説明する要部平面図である。図4は、図3に示した第2継手部材4を説明する要部断面図である。図5は、図1に示した連結構造10における第2連結部材5を説明する要部平面図である。図6は、図5に示した第2連結部材5を説明する要部断面図である。
工事現場において第1鋼管部材1の端部および第2鋼管部材2の端部を突き合わせて鋼管部材1,2を第1方向(例えば、長手方向、上下方向)に順次連結(接合)することで建造物の柱を構築する場合において、この発明に係る連結構造10を適用する実施の形態を説明する。
図1から図6に示すように、連結構造10は、第1連結部材7と、複数の(例えば4個の)第2連結部材5と、を備える。第1連結部材7は、連結構造10の内側に位置して、第1継手部材3および第2継手部材4を有する。複数の第2連結部材5は、連結構造10の外側に位置して、第1連結部材7に対して着脱可能に構成される。第1連結部材7および第2連結部材5は、例えば、第1鋼管部材1および第2鋼管部材2と同じ材質であり、鋼材からなる。
図2において、第1鋼管部材1は、柱の上側部分に対応して第1方向(長手方向、上下方向)に延びる中空の角形鋼管であり、第2鋼管部材2は、柱の下側部分に対応して第1方向(長手方向、上下方向)に延びる中空の角形鋼管である。工事現場では、第2鋼管部材2は、第1方向(長手方向、上下方向)において第1鋼管部材1の下側に対向配置される。第1鋼管部材1および第2鋼管部材2は、第1方向(長手方向、上下方向)に対して直交する第2方向(例えば、長手直交方向、左右方向)の断面が同じ形状および同じ寸法を有する。第1鋼管部材1および第2鋼管部材2は、直線状の柱辺部および湾曲形状の柱コーナー部を有する多角形断面形状を有し、例えば、4つの柱辺部および4つの柱コーナー部を有する大略四角形断面形状を有する。なお、第1鋼管部材1および第2鋼管部材2の概略断面形状は、正方形や長方形の四角形に限らず、三角形、五角形、六角形、七角形、八角形などであってもよい。
第1連結部材7は、直線状に延在する内側辺部と、内側辺部に連なるとともに湾曲形状を有する内側コーナー部とを有する。第1連結部材7は、第1継手部材3および第2継手部材4の連結によって構成される。
第1継手部材3は、第1鋼管部材1の下端に位置する第1側端部1aの内側面に対して、例えば全周に形成される溶接部8によって固定される。第2継手部材4は、第2鋼管部材2の上端に位置する第2側端部2aの内側面に対して、例えば全周に形成される溶接部8によって固定される。なお、後述するように、溶接部8を形成するための溶接作業は、天候の影響を受ける屋外ではなくて、天候の影響を受けない屋内において行われる。
第1継手部材3は、第1鋼管部材1の第1側端部1aでの第2方向(長手直交方向、左右方向)の断面形状に対応した多角形断面形状を有する。第1継手部材3は、第1方向(長手方向、上下方向)の断面が、外側に向けて開口するU字形状を有する。第1継手部材3は、第1固定端部3cと、第1中央部3dと、第1連結端部3eとを有する。
第1固定端部3cは、第1鋼管部材1の第1側端部1aの側に位置する。第1固定端部3cは、第2方向(長手直交方向、左右方向)の外向きに突出した形状を有するが、第1固定端部3cの外側面は、第1鋼管部材1の外側面と面一になるように構成される。第1固定端部3cの上端部は、第1鋼管部材1の第1側端部1aとの溶接に使用される。第1連結端部3eは、第1固定端部3cに対して第1方向(長手方向、上下方向)における反対側に位置して第2方向の外向きに突出する。第1中央部3dは、第1固定端部3cと第1連結端部3eとを第1方向(長手方向、上下方向)につなぐように第1継手部材3の第1方向(長手方向、上下方向)の中央に位置する。第1中央部3dは、第1固定端部3cと第1連結端部3eとの間の外側面に設けられて周方向に沿って延在する第1溝3fを有する。
例えば、第1継手部材3は、複数の第1継手要素から構成されて、例えば4個の第1継手要素がステーを介して連結される。第1継手要素は、直線状の第1継手辺部およびテーパー形状の第1継手コーナー部を有する。第1継手コーナー部におけるテーパー形状の継手端面は、例えば、第1継手辺部に対して45度の角度をなす。したがって、第1継手要素は、直線状に延在する第1継手辺部と、第1継手辺部に連なるとともにテーパー形状の継手端面を有する第1継手コーナー部とを有する。或る第1継手要素と、或る第1継手要素の隣に位置する第1継手要素とは、それぞれの第1継手コーナー部の継手端面が当接する状態で、内側に配設されるステーを介して連結される。第1継手コーナー部にはネジ穴が形成されているとともに、ステーには貫通穴が形成されている。締結部材としての連結ボルトによって、或る第1継手要素の第1継手コーナー部と、隣に位置する第1継手要素の第1継手コーナー部とは、ステーを介してボルト止めで連結される。第1継手部材3は、複数の第1継手要素からなる構成は、後述する第2継手部材4の構成と同様である。
第2継手部材4は、第2鋼管部材2の第2側端部2aでの第2方向(長手直交方向、左右方向)の断面形状に対応した多角形断面形状を有する。第2継手部材4は、第1方向(長手方向、上下方向)の断面が、外側に向けて開口するU字形状を有する。第2継手部材4は、第2固定端部4cと、第2中央部4dと、第2連結端部4eとを有する。
第2固定端部4cは、第2鋼管部材2の第2側端部2aの側に位置する。第2固定端部4cは、第2方向(長手直交方向、左右方向)の外向きに突出した形状を有するが、第2固定端部4cの外側面は、第2鋼管部材2の外側面と面一になるように構成される。第2固定端部4cの下端部は、第2鋼管部材2の第2側端部2aとの溶接に使用される。第2連結端部4eは、第2固定端部4cに対して第1方向(長手方向、上下方向)における反対側に位置して第2方向の外向きに突出する。第2中央部4dは、第2固定端部4cと第2連結端部4eとを第1方向(長手方向、上下方向)につなぐように第2継手部材4の第1方向(長手方向、上下方向)の中央に位置する。第2中央部4dは、第2固定端部4cと第2連結端部4eとの間の外側面に設けられて周方向に沿って延在する第2溝4fを有する。
例えば、図3に示すように、第2継手部材4は、複数の第2継手要素4xから構成されて、例えば4個の第2継手要素4xがステー14を介して連結固定される。第2継手要素4xは、直線状の第2継手辺部4aおよびテーパー形状の第2継手コーナー部4bを有する。第2継手コーナー部4bにおけるテーパー形状の継手端面4mは、例えば、第2継手辺部4aに対して45度の角度をなす。したがって、第2継手要素4xは、直線状に延在する第2継手辺部4aと、第2継手辺部4aに連なるとともにテーパー形状の継手端面4mを有する第2継手コーナー部4bとを有する。或る第2継手要素4xと、或る第2継手要素4xの隣に位置する第2継手要素4xとは、それぞれの第2継手コーナー部4bの継手端面4mが当接する状態で、内側に配設されるステー14を介して連結固定される。第2継手コーナー部4bにはネジ穴4pが形成されているとともに、ステー14には貫通穴14nが形成されている。締結部材としての連結ボルト17によって、或る第2継手要素4xの第2継手コーナー部4bと、隣に位置する第2継手要素4xの第2継手コーナー部4bとは、ステー14を介したボルト止めで連結される。
図2に示すように、第2継手部材4は、内側面において、ガイド部6をさらに有する。ガイド部6は、上方に位置する第1鋼管部材1に固定された第1継手部材3を第2継手部材4に対してガイドする。これにより、下方の第2鋼管部材2に対する、上方の第1鋼管部材1の位置決めが容易になる。ガイド部6は、図1に示すように、第1方向(長手方向、上下方向)に延在する板形状を有して、第2継手部材4の内側面に固定される。ガイド部6は、例えば溶接によって固定される。ガイド部6は、図1に示すように、第2継手部材4のコーナー部付近に配設される。例えば、第2継手部材4の第2継手コーナー部4bの付近のそれぞれに対して2個のガイド部6が離間して配設され、合計8個のガイド部6が配設される。
ガイド部6の外側上部は、上部が下部よりも大きく開口するように斜めに切り欠かれた傾斜部6aを有する。ガイド部6の傾斜部6aは、第1継手部材3を第2継手部材4に対して位置決めするときに、第1継手部材3の内側面に摺接して第1継手部材3を所定の位置に案内することを容易にする。
第1継手部材3および第2継手部材4が第2連結部材5によって連結される場合、第1連結端部3eおよび第2連結端部4eが対面する対面状態にあるとともに、第1連結端部3eおよび第2連結端部4eが実質的に当接する当接状態になる。第1連結端部3eおよび第2連結端部4eの対面によって、外側に向けて突出するとともに周方向に沿って延在する、断面が台形状の係合凸部7eが形成される。係合凸部7eは、内側から外側に向けて先細であるテーパー凸面7hを有する。
図1および図2に示すように、複数の第2連結部材5は、連結構造10の外側に位置して、第1連結部材7の形状に対応して配設される。複数の第2連結部材5として、例えば4個の第2連結部材5が配設される。第2連結部材5のそれぞれは、装着方向Fにおいて、第1連結部材7に対して着脱可能であるように構成され、言い換えると、第1連結部材7に装着したり、第1連結部材7から取り外したりすることができるように構成される。第2連結部材5に対して係合状態にある第1連結部材7から第2連結部材5を引き出すための引っ掛かり部(例えば凹部)を第2連結部材5の外側面に配設することもできる。
図1に示すように、第2連結部材5は、第1連結部材7での第2方向(長手直交方向、左右方向)の断面形状に対応した形状を有する。第2連結部材5は、第1連結部材7に対応する直線状の連結辺部5aと、テーパー形状の連結コーナー部5bとを有する。図5に示すように、連結コーナー部5bは、テーパー形状の連結端面5mを有し、連結端面5mは、例えば、連結辺部5aに対して45度の角度をなす。したがって、第2連結部材5は、直線状に延在する連結辺部5aと、連結辺部5aに連なるとともにテーパー形状の連結端面5mを有する連結コーナー部5bとを有する。
図2に示すように、第2連結部材5は、第1方向(長手方向、上下方向)の断面が、内側に向けて開口するU字形状を有する。第2連結部材5は、第1凸部5cと、係合接続部5dと、第2凸部5eとを有する。第1凸部5cは、第1鋼管部材1の第1側端部1aの側に位置する。第1凸部5cは、第2方向(長手直交方向、左右方向)の内側に突出した凸形状を有する。第2凸部5eは、第2鋼管部材2の第2側端部2aの側に位置する。第2凸部5eは、第2方向(長手直交方向、左右方向)の内側に突出した凸形状を有する。係合接続部5dは、第1凸部5cと第2凸部5eとを第1方向(長手方向、上下方向)につなぐように第2連結部材5の第1方向(長手方向、上下方向)の中央に位置する。
第2連結部材5の外側面は、第1固定端部3cの外側面および第2固定端部4cの外側面と面一になるように構成される。したがって、第1鋼管部材1、第1継手部材3、第2連結部材5、第2継手部材4および第2鋼管部材2の各外側面が面一になるように構成される。好ましくは、第2連結部材5の厚みは、第1鋼管部材1および第2鋼管部材2の厚みに対して同じ厚みかそれ以上の厚みである。厚みを同じ厚みにすることにより、建築基準法で要求される所定の強度を確保できる。また、厚みをそれ以上の厚みにすることにより、厚みが異なる様々な鋼管部材1,2にも対応でき、第2連結部材5の標準化が可能になる。
第2連結部材5は、内側に突出する第1凸部5cと、第1方向(長手方向、上下方向)に延在する係合接続部5dと、内側に突出する第2凸部5eによって形成される係合凹部5fとを有する。係合凹部5fは、対面状態にある第1連結端部3eおよび第2連結端部4eによって構成される係合凸部7eに対して装着方向Fに着脱可能に係合する着脱係合部として働く。係合凹部5fは、第1連結部材7の台形状に突出する係合凸部7eにおける第2方向(長手直交方向、左右方向)の輪郭形状に沿って延在する、断面が台形状に凹んだ溝である。
断面が台形状の係合凹部5fは、対面状態にある第1連結端部3eおよび第2連結端部4eによって形成される断面が台形状の係合凸部7eに係合するように構成されている。係合凹部5fは、外側から内側に向けて末広がりであるテーパー凹面5hを有する。係合凹部5fのテーパー凹面5hは、係合凸部7eのテーパー凸面7hと係合して、テーパー凹面5hおよびテーパー凸面7hが干渉するように構成される。これにより、第2連結部材5が第1連結部材7から抜け出にくくなる。
複数の第2連結部材5のそれぞれは、図1に示す装着方向Fから、あるいは、図2の第2方向(長手直交方向、左右方向)から、第1連結部材7に装着される。
図5に示すように、或る第2連結部材5の連結コーナー部5bの連結端面5mは、或る第2連結部材5の隣に位置する他の第2連結部材5(以下、単に他の第2連結部材5という。)の連結コーナー部5bの連結端面5mに対向配置される。第2連結部材5の連結コーナー部5bには貫通穴5nが形成されている。締結部材としての連結ボルト17および連結ナット18によって、或る第2連結部材5の連結コーナー部5bと、他の第2連結部材5の連結コーナー部5bとは、ボルト止めで連結される。
連結ボルト17および連結ナット18による締結の進行に従って、或る第2連結部材5の連結端面5mと、他の第2連結部材5の連結端面5mとが近づく。それとともに、或る第2連結部材5と他の第2連結部材5とを内向きに移動させる内向き移動力が作用する。第2連結部材5が内向きに移動するほどテーパー凹面5hおよびテーパー凸面7hの係合面積が増加する。したがって、第1連結部材7に対する第2連結部材5の係合度合いが大きくなり、第2連結部材5が第1連結部材7に対してより強固に連結する。
例えば、或る第2連結部材5の連結端面5mと、他の第2連結部材5の連結端面5mとは、パッキン9を介して対向配置される。言い換えると、或る第2連結部材5の連結コーナー部5bと、他の第2連結部材5の連結コーナー部5bとは、パッキン9を挟んで、連結される。また、パッキン9には貫通穴が形成されている。これにより、連結端面5m同士の隙間に雨水が入り込むことを阻止することによって、第2連結部材5の連結端面5mが錆びることを防止できる。
図5および図6に示すように、第2連結部材5の連結コーナー部5bの外側面の側には、収容凹部5gが形成されている。収容凹部5gは、連結状態にある連結ボルト17のヘッド部および連結ナット18を収容するように構成されている。これにより、連結ボルト17および連結ナット18が連結コーナー部5bの外側面からはみ出ることを防止できる。なお、連結ボルト17のヘッド部および連結ナット18は、締結部材17,18の端部である。
したがって、複数の第2連結部材5を第1連結部材7に装着して連結コーナー部5bを締結部材17,18で締結することによって第1鋼管部材1および第2鋼管部材2を連結できるので、屋外での溶接作業が不要になり、安定した高品質な連結が得られ、二酸化炭素の排出量を削減できる。
〔第2実施形態〕
図7を参照しながら、第2実施形態に係る連結構造10を説明する。図7は、第2実施形態に係る連結構造10における第2連結部材5を説明する模式的平面図である。
第2実施形態に係る連結構造10では、第2連結部材5が複数の第2連結要素25を締結部材17,18で締結することによって構成されることを特徴としており、その他の構成は上記第1実施形態と同じである。したがって、上記第1実施形態との相違点を中心に説明する。
第2連結部材5が長尺である場合(言い換えると、鋼管部材1,2の第2方向のサイズが大きい場合)、第2連結部材5の第2方向(長手直交方向、左右方向)の中央部分が外向きに僅かに撓むことによって、第1連結部材7に対する第2連結部材5の係合力が低下する。
そこで、図7に示すように、第2連結部材5は、例えば2つの第2連結要素25,25から構成される。2つの第2連結要素25,25は、第2方向(長手直交方向、左右方向)に延在して、例えば、一方の第2連結要素25および他方の第2連結要素25が、第2方向(長手直交方向、左右方向)において対称であるように構成されている。
第2連結要素25は、連結端面5mの反対側において、中間連結面25rを有する。中間連結面25rは、連結辺部5aに直交する面に対して僅かに傾斜しているテーパー面である。中間連結面25rは、例えば、外側の連結辺部5aに対して91度~95度くらいの鈍角で傾斜している。一方の第2連結要素25の中間連結面25rと他方の第2連結要素25の中間連結面25rとを対向させると、内側対向部分25aでは両者が当接するとともに、外側対向部分25bでは両者が離間している。これにより、対向する2つの中間連結面25r,25rの間には、大略三角形の楔状空隙25wが形成される。
第2連結要素25は、中間連結面25rの側において、収容凹部25gおよび貫通穴25nを有する。収容凹部25gは、締結部材17,18としての、連結ボルト17のヘッド部と連結ナット18とを収容するように構成されている。なお、連結ボルト17のヘッド部と連結ナット18とは、締結部材17,18の端部として働く。貫通穴25nは、連結ボルト17のネジ軸を挿通するように構成されている。2つの中間連結面25r,25rを対向させて、連結ボルト17および連結ナット18で一方の第2連結要素25と他方の第2連結要素25とが外れない程度に軽く連結した状態で、2つの第2連結要素25,25が保持される。
第2連結部材5を第1連結部材7に装着し、或る第2連結部材5の連結コーナー部5bと、他の第2連結部材5の連結コーナー部5bとは、連結ボルト17および連結ナット18で締結される。その後、連結ボルト17および連結ナット18によって、2つの第2連結要素25,25を締結する要素締結を進行させる。これによって、第2連結要素25の内側対向部分25aを内向きに付勢する内向き付勢力が作用する。内向き付勢力によって、第2連結要素25の内側対向部分25aでの係合、すなわち第2連結部材5の中央部分での係合が維持される。これにより、第2連結部材5が長尺であっても、第1連結部材7に対する第2連結部材5の係合力低下を防止できる。
〔第3実施形態〕
図8を参照しながら、第3実施形態に係る連結構造10を説明する。図8は、第3実施形態に係る連結構造10における第2連結部材5の要部を説明する平面図である。
第3実施形態に係る連結構造10では、第2連結部材5における連結コーナー部5bの構成が上記第1実施形態と相違しており、その他の構成は上記第1実施形態と同じである。したがって、上記第1実施形態との相違点を中心に説明する。
図8に示すように、或る第2連結部材5は、一方の連結コーナー部5bにおいて、短手方向に延在する連結端面5mを有する。一方の連結コーナー部5bにおける連結端面5mは、ネジ穴5pを有する。ネジ穴5pは、連結端面5mと直交する方向に延在する。或る第2連結部材5の連結端面5mの外側部分には、切欠傾斜部5tが形成されている。
他の第2連結部材5は、他方の連結コーナー部5bにおいて、長手方向に延在する連結端面5mを有する。他方の連結コーナー部5bの連結端面5mの外側部分には、突出傾斜部5sが形成されている。切欠傾斜部5tの傾斜面と突出傾斜部5sの傾斜面とは、締結の進行中において摺接しながら係合するように構成される。他方の連結コーナー部5bにおける連結端面5mの反対側には、収容凹部5gが形成される。収容凹部5gと連結端面5mとは、貫通穴5nによって連通している。
或る第2連結部材5と他の第2連結部材5とが第1連結部材7に装着される。或る第2連結部材5と他の第2連結部材5とは、連結ボルト17がネジ穴5pと螺合することによって締結される。すなわち、締結部材としての連結ボルト17によって、或る第2連結部材5と他の第2連結部材5とは、ボルト止めで連結される。連結ボルト17による締結の進行に従って、或る第2連結部材5の連結端面5mと、他の第2連結部材5の連結端面5mとが近づく。それとともに、切欠傾斜部5tと突出傾斜部5sとが、締結の進行中において摺接しながら係合するとき、或る第2連結部材5と他の第2連結部材5とを内向きに移動させる部材移動力が作用する。第2連結部材5が内向きに移動するほどテーパー凹面5hおよびテーパー凸面7hの係合面積が増加する。したがって、第1連結部材7に対する第2連結部材5の係合度合いが大きくなり、第2連結部材5が第1連結部材7に対して強固に連結する。
〔第4実施形態〕
図9を参照しながら、第4実施形態に係る連結構造10を説明する。図9は、第4実施形態に係る連結構造10における第2連結部材5を説明する模式的平面図である。
第4実施形態に係る連結構造10では、第2連結部材5における連結コーナー部5bの構成が上記第1実施形態と相違しており、その他の構成は上記第1実施形態と同じである。したがって、上記第1実施形態との相違点を中心に説明する。
図9に示すように、或る第2連結部材5は、一方の連結コーナー部5bにおいて、テーパー状に延在して内側に突出する連結端面5mを有する。例えば、連結端面5mは、連結辺部5aに対して、45度の角度をなす。一方の連結コーナー部5bにおける連結端面5mは、ネジ穴5pを有する。ネジ穴5pは、連結辺部5aに対して、直交する方向に延在する。
他の第2連結部材5は、他方の連結コーナー部5bにおいて、テーパー状に延在して外側に突出する連結端面5mを有する。他方の連結コーナー部5bにおける連結端面5mの反対側には、収容凹部5gが形成される。収容凹部5gと連結端面5mとは、貫通穴5nによって連通している。
或る第2連結部材5の一方の連結コーナー部5bにおける連結端面5mと、他の第2連結部材5の他方の連結コーナー部5bにおける連結端面5mとは、締結の進行中において摺接しながら係合するように構成される。
或る第2連結部材5と他の第2連結部材5とが第1連結部材7に装着される。或る第2連結部材5と他の第2連結部材5とは、連結ボルト17がネジ穴5pと螺合することによって締結される。すなわち、締結部材としての連結ボルト17によって、或る第2連結部材5と他の第2連結部材5とは、ボルト止めで連結される。連結ボルト17による締結の進行に従って、或る第2連結部材5の連結端面5mと、他の第2連結部材5の連結端面5mとが近づく。それとともに、或る第2連結部材5の連結端面5mと、他の第2連結部材5の連結端面5mとが、締結の進行中において摺接しながら係合するとき、或る第2連結部材5と他の第2連結部材5とを内向きに移動させる部材移動力が作用する。第2連結部材5が内向きに移動するほどテーパー凹面5hおよびテーパー凸面7hの係合面積が増加する。したがって、第1連結部材7に対する第2連結部材5の係合度合いが大きくなり、第2連結部材5が第1連結部材7に対してより強固に連結する。
〔鋼管部材の連結方法〕
図10、図11および図12を参照しながら、この発明に係る鋼管部材1,2の連結方法を説明する。図10は、この発明に係る鋼管部材1,2の連結方法を説明するフローチャートである。図11は、エレクションピース11,12を用いた鋼管部材1,2の仮固定を説明する模式的平面図である。図12は、図11に示した仮固定の要部を説明する模式的側面図である。
図10に示すように、ステップS1では、連結構造10による第1鋼管部材1および第2鋼管部材2の連結工程が開始される。
ステップS3では、第2連結部材5の係合凹部5fが第1連結部材7の係合凸部7eに係合することによって、第1連結部材7と複数の第2連結部材5とを着脱可能に一体化させる一体化工程が行われる。
ステップS5では、第2連結部材5および第1連結部材7の一体化物を、互いに対向する第1鋼管部材1および第2鋼管部材2の間にセットするセッティング工程が行われる。第1連結部材7の一方を構成する第1継手部材3の第1固定端部3cが第1鋼管部材1の第1側端部1aに対面し、第1連結部材7の他方を構成する第2継手部材4の第2固定端部4cが第2鋼管部材2の第2側端部2aに対面するように一体化物がセットされる。このとき、第1鋼管部材1と第2鋼管部材2とが、非常に正確に第1方向(長手方向、上下方向)に延在するように、高精度に位置決めされる。
ステップS7では、第1エレクションピース11および第2エレクションピース12を用いた第1鋼管部材1および第2鋼管部材2の仮固定工程が行われる。ここで、図11および図12を参照しながら、仮固定工程について説明する。
図11よび図12に示すように、第1エレクションピース11および第2エレクションピース12のそれぞれが、高精度に位置決めされた状態にある第1鋼管部材1および第2鋼管部材2に対して、例えば溶接で固定される。第1エレクションピース11および第2エレクションピース12は、第1方向(長手方向、上下方向)に延在する板形状を有する。第1エレクションピース11および第2エレクションピース12は、第1鋼管部材1および第2鋼管部材2の各側面部から垂直に突出するとともに、非常に正確に第1方向(長手方向、上下方向)に延在するように配設される。第1エレクションピース11および第2エレクションピース12のそれぞれには、複数のボルト挿通孔が形成される。ボルト挿通孔は、第1エレクションピース11および第2エレクションピース12の板厚方向を貫通するように形成される。
第1エレクションピース11および第2エレクションピース12のそれぞれは、一対のスプライスプレート13,13で挟持されて、ボルト挿通孔に挿通される仮ボルト15と、仮ボルト15に螺合する仮ナット16とによってボルト止めされる。第1エレクションピース11の外側には第1フランジ11aが配設され、第2エレクションピース12の外側には第2フランジ12aが配設される。第1フランジ11aおよび第2フランジ12aは、連結ボルト17および連結ナット18によってボルト止めされる。これらのボルト止めによって、第1エレクションピース11および第2エレクションピース12は、一体的に仮固定される。仮ボルト15および連結ボルト17には、例えば高力ボルトが使用される。
図10に示すステップS9では、上記の仮固定状態で、第1連結部材7の第1継手部材3を第1鋼管部材1に溶接で固定するとともに、第1連結部材7の第2継手部材4を第2鋼管部材2に溶接で固定するという固定工程が行われる。このとき、第1継手部材3の第1固定端部3cと第1鋼管部材1の第1側端部1aとの間で溶接部8が形成されるとともに、第2継手部材4の第2固定端部4cと第2鋼管部材2の第2側端部2aとの間で溶接部8が形成される。これにより、連結構造10を介して高精度に位置決めされた第1鋼管部材1および第2鋼管部材2は、非常に正確に第1方向(長手方向、上下方向)に延在する。
なお、ステップS3からステップS9のいずれかのステップにおいて、第1連結部材7の各辺に対する各第2連結部材5の対応関係が直ちに分かるように、対応関係の目印となるマーキングを第2連結部材5に付すマーキング作業が行われる。これにより、第2連結部材5を第1連結部材7の正しい所定の位置に着脱可能になる。
ステップS11では、第1鋼管部材1および第2鋼管部材2を一体的に連結した連結構造10において、全ての第2連結部材5を第1連結部材7から取り外して展開する展開工程が行われる。
ステップS13では、展開された第1鋼管部材1と第2鋼管部材2と全ての第2連結部材5とを工事現場に運搬して、工事現場においてこれらを組み立てる組立工程が行われる。組立工程は、例えば、上方に位置する第1鋼管部材1と下方に位置する第2鋼管部材2とを第1方向(長手方向、上下方向)に立設させる立設工程と、この状態で全ての第2連結部材5を第1連結部材7に装着する装着工程を含む。
ステップS15では、第1エレクションピース11および第2エレクションピース12を用いた鋼管部材1,2の仮固定工程が行われる。ステップS15の仮固定工程は、マーキングを付した第1鋼管部材1および第2鋼管部材2を連結構造10によって一体的に連結したステップS9の状態に戻す(言い換えると、一体的な連結状態を再現する)ことを目的としている。したがって、ステップS7の仮固定工程のうち、スプライスプレート13で挟持された第1エレクションピース11および第2エレクションピース12のボルト止めによる仮固定工程が行われる。
ステップS17では、第1鋼管部材1および第2鋼管部材2を仮固定した状態で、マーキングを付した全ての第2連結部材5を、対応する第1連結部材7に装着して連結コーナー部5bを締結部材17,18で締結することによって第2連結部材5および第1連結部材7を連結させる装着連結工程が行われる。
ステップS19では、仮固定に使用したスプライスプレート13のボルト止めを解除し、その後、第1エレクションピース11および第2エレクションピース12のそれぞれを第1鋼管部材1および第2鋼管部材2から溶断などによって切り離して除去する除去工程が行われる。
ステップS21では、連結構造10による第1鋼管部材1および第2鋼管部材2の連結工程を終了する。
上記一連の工程において、少なくともステップS9の固定工程における溶接作業が、屋内において行われる。屋外での溶接作業が行われないので、安定した高品質な連結が得られ、二酸化炭素の排出量を削減できる。上記一連の工程において、好ましくはステップS3からステップS11での全ての工程が、屋内において行われる。これにより、屋外での溶接作業よりも、安定した高品質な連結が得られ、二酸化炭素の排出量を削減できる。また、非常に正確に第1方向(長手方向、上下方向)に延在して垂直度の高い柱を立設できる。
高層ビルや高架橋などの高くそびえる建造物における柱は、上述した連結構造10を用いて構築することができる。これにより、複数の第2連結部材5を第1連結部材7に装着して連結コーナー部5bを締結部材17,18で締結することによって、第1鋼管部材1および第2鋼管部材2を連結できるので、屋外での溶接作業が不要になり、安定した高品質な連結が得られ、二酸化炭素の排出量を削減できる。
この発明の具体的な実施の形態について説明したが、この発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、この発明の範囲内で種々変更して実施することができる。
一例として、この発明に係る連結構造10を、鋼管部材1,2を第1方向(例えば、上下方向)に順次連結(接合)する建造物の柱に適用した場合について説明した。この発明に係る連結構造10は、鋼管部材1,2を第2方向(例えば、左右方向)に順次連結(接合)する建造物の梁にも適用することができる。
上記実施形態では、連結ボルト17と連結ナット18とを用いることによって、および、連結ボルト17とネジ穴4p,5pとを用いることによって、隣に位置する部材や要素を締結することを例示している。これらの締結方法は、例えば、図13に示す態様に変更することもできる。図13は、変形例に係る締結部材のロック固定を説明する模式的断面図である。
図13は、或る部材(要素)5,14,25と、或る部材の隣に位置する他の部材(要素)4x,5,25とを、連結ボルト17によって締結する場合のロック固定を模式的に示している。
連結ボルト17は、ヘッド部17aと、ネジ部17bと、ヘッド部17aおよびネジ部17bの間に配設される係合テーパー凸部17cと、を有する。係合テーパー凸部17cは、ヘッド部17aの側が大径であり、ネジ部17bの側が小径であるように先細に傾斜した円錐台形状を有する。例えば、係合テーパー凸部17cの表面には、微小な凹凸のローレットが形成される。係合テーパー凸部17cは、例えば、ネジ部17bの軸線に対して、1度~15度の角度をなし、好ましくは10度の角度をなす。
或る部材(要素)5,14,25には、収容凹部5gと、貫通穴5n,14n,25nと、係合テーパー凹部19とが配設される。係合テーパー凹部19は、収容凹部5gの側が大径であり、貫通穴5n,14n,25nの側が小径であるように先細に傾斜した円錐台形状を有する。
或る部材(要素)5,14,25と、他の部材(要素)4x,5,25とは、連結ボルト17のネジ部17bがネジ穴4p,5pに螺合することによって締結される。すなわち、締結部材としての連結ボルト17によって、或る部材(要素)5,14,25と、他の部材(要素)4x,5,25とは、ボルト止めで連結される。連結ボルト17による締結の進行に従って、連結ボルト17の係合テーパー凸部17cと、或る部材(要素)5,14,25の係合テーパー凹部19との間での摩擦係合力が増加する。すなわち、係合テーパー凸部17cおよび係合テーパー凹部19が、ロック手段として働き、連結ボルト17の緩みに対する大きな抵抗トルクが、連結ボルト17に与えられる。これにより、連結ボルト17がロック固定され、連結ボルト17の戻り回転による緩みを防止できる。
また、締結部材17,18は、例えば、ダブルナット構造、ハードロック構造および嫌気性接着剤などの各種の公知のロック手段を備えることができる。これにより、連結ボルト17がロック固定され、連結ボルト17の戻り回転による緩みを防止できる。
この発明および実施形態をまとめると、次のようになる。
この発明の第1態様に係る鋼管部材1,2の連結構造10は、
第1方向に延在する第1鋼管部材の第1側端部1aに固定される第1継手部材3と、前記第1鋼管部材1に対向配置されて前記第1方向に延在する第2鋼管部材2の第2側端部2aに固定される第2継手部材4とを有する第1連結部材7と、
前記第1連結部材7に対して着脱可能に構成される複数の第2連結部材5と、を備え、
前記第1継手部材3は、前記第1側端部1aに固定される第1固定端部3cと、前記第1固定端部3cに対して前記第1方向における反対側に位置して前記第1方向に直交する第2方向の外向きに突出する第1連結端部3eと、前記第1固定端部3cと前記第1連結端部3eとの間の外側面に設けられて周方向に沿って延在する第1溝3fとを有し、
前記第2継手部材4は、前記第2側端部2aに固定される第2固定端部4cと、前記第2固定端部4cに対して前記第1方向における反対側に位置して前記第2方向の外向きに突出する第2連結端部4eと、前記第2固定端部4cと前記第2連結端部4eとの間の外側面に設けられて周方向に沿って延在する第2溝4fとを有し、
前記第2連結部材5は、前記第1連結端部3eおよび前記第2連結端部4eを対面させた対面状態において、前記第1溝3fに挿入されて係合する第1凸部5cと、前記第2溝4fに挿入されて係合する第2凸部5eと、前記第1凸部5cおよび前記第2凸部5eを前記第1方向につなぐ係合接続部5dとを有し、
前記複数の前記第2連結部材5を前記第1連結部材7に装着した装着状態において、或る前記第2連結部材5の連結コーナー部5bと、前記或る前記第2連結部材5の隣に位置する他の前記第2連結部材5の前記連結コーナー部5bとを締結部材17,18で締結することによって、前記第1鋼管部材1および前記第2鋼管部材2を連結させることを特徴とする。
上記態様によれば、複数の第2連結部材5を第1連結部材7に装着して連結コーナー部5bを締結部材17,18で締結することによって第1鋼管部材1および第2鋼管部材2を連結できるので、屋外での溶接作業が不要になり、安定した高品質な連結が得られ、二酸化炭素の排出量を削減できる。
また、第2態様に係る連結構造10は、上記第1態様において、
前記対面状態にある前記第1連結端部3eおよび前記第2連結端部4eによって、外側に向けて突出する係合凸部7eを形成し、
前記第2連結部材5は、前記係合凸部7eに係合する係合凹部5fを有する。
上記態様によれば、着脱可能な係合状態を容易に実現できる。
また、第3態様に係る連結構造10は、上記第2態様において、
前記係合凸部7eは、内側から外側に向けて先細であるテーパー凸面7hを有するとともに、前記係合凹部5fは、外側から内側に向けて末広がりであるテーパー凹面5hを有する。
上記態様によれば、確実であり且つ容易な係合を提供できる。
また、第4態様に係る連結構造10は、上記第1態様において、
前記第2連結部材5は、前記連結コーナー部5bにおいて連結端面5mを有し、
前記装着状態では、前記或る前記第2連結部材5の前記連結端面5mと、前記他の前記第2連結部材5の前記連結端面5mとは、対向配置され、
前記締結部材17,18による締結の進行に従って、前記或る前記第2連結部材5の前記連結端面5mと、前記他の前記第2連結部材5の前記連結端面5mとを近づけるとともに、前記第2連結部材5を内向きに移動させる部材移動力が作用する。
上記態様によれば、第1連結部材7に対する第2連結部材5の係合度合いが大きくなり、第2連結部材5が第1連結部材7に対してより強固に連結する。
また、第5態様に係る連結構造10は、上記第4態様において、
前記或る前記第2連結部材5の前記連結端面5mと、前記他の前記第2連結部材5の前記連結端面5mとは、パッキン9を介して対向配置される。
上記態様によれば、連結端面5m同士の隙間に雨水が入り込むことを阻止することによって、第2連結部材5の連結端面5mが錆びることを防止できる。
また、第6態様に係る連結構造10は、上記第1態様において、
前記第2連結部材5は、複数の第2連結要素25から構成され、
締結される2つの前記第2連結要素25の間には、当接状態にある内側対向部分25aと、離間状態にある外側対向部分25bとが形成され、
前記複数の前記第2連結要素25を前記締結部材17,18で締結する要素締結の進行に従って、前記第2連結要素25の前記内側対向部分25aを内向きに付勢する内向き付勢力が作用する。
上記態様によれば、第2連結部材5が長尺であっても、第1連結部材7に対する第2連結部材5の係合力低下を防止できる。
また、第7態様に係る連結構造10は、上記第1態様において、
前記第2連結部材5は、前記締結部材17,18の端部を収容する収容凹部5g、25gを有する。
上記態様によれば、連結ボルト17および連結ナット18が連結コーナー部5bの外側面からはみ出ることを防止できる。
また、第8態様に係る連結構造10は、上記第1態様において、
前記第1鋼管部材1または前記第2鋼管部材2のうち、下方に位置するいずれ一方は、上方に位置するいずれか他方をガイドするためのガイド部6を有する。
上記態様によれば、下方に位置する第2鋼管部材2に対する、上方に位置する第1鋼管部材1の位置決めが容易になる。
また、第9態様に係る連結構造10は、上記第1態様において、
前記締結部材17は、ロック手段17cを有する。
上記態様によれば、連結ボルト17がロック固定され、連結ボルト17の戻り回転による緩みを防止できる。
また、第10態様に係る連結構造10は、上記第1態様において、
前記第1鋼管部材1および前記第2鋼管部材2は、中空の角形鋼管または中空の円形鋼管である。
上記態様によれば、第1鋼管部材1および第2鋼管部材2が汎用的な鋼管であるので、連結構造10を様々な建造物に適用できる。
また、第11態様に係る建造物は、第1態様から第10態様の連結構造10を用いて構築される。
上記態様によれば、複数の第2連結部材5を第1連結部材7に装着して連結コーナー部5bを締結部材17,18で締結することによって第1鋼管部材1および第2鋼管部材2を連結できるので、屋外での溶接作業が不要になり、安定した高品質な連結が得られ、二酸化炭素の排出量を削減できる。
また、第12態様に係る、上述した連結構造10を用いる鋼管部材1,2の連結方法は、
前記第1連結部材7および前記第2連結部材5を連結して一体化するステップと、
一体化した前記第1連結部材7および前記第2連結部材5を、互いに対向する前記第1鋼管部材1および前記第2鋼管部材2の間にセットするステップと、
エレクションピース11,12を用いて前記第1鋼管部材1および前記第2鋼管部材2を仮固定するステップと、
前記第1継手部材3を前記第1鋼管部材1に固定するとともに前記第2継手部材4を前記第2鋼管部材2に固定するステップと、
前記第1連結部材7から前記第2連結部材5を取り外すステップと、
前記第1鋼管部材1および前記第2鋼管部材2を現場で組み立てるステップと、
前記エレクションピース11,12を用いて前記第1鋼管部材1および前記第2鋼管部材2を仮固定するステップと、
前記第2連結部材5を前記第1連結部材7に装着するステップと、
前記エレクションピース11,12を除去するステップと、を備える。
上記態様によれば、複数の第2連結部材5を第1連結部材7に装着して連結コーナー部5bを締結部材17,18で締結することによって第1鋼管部材1および第2鋼管部材2を連結できるので、屋外での溶接作業が不要になり、安定した高品質な連結が得られ、二酸化炭素の排出量を削減できる。また、非常に正確に第1方向(長手方向、上下方向)に延在して垂直度の高い柱を立設できる。
1…第1鋼管部材(鋼管部材)
1a…第1側端部
2…第2鋼管部材(鋼管部材)
2a…第2側端部
3…第1継手部材
3c…第1固定端部
3d…第1中央部
3e…第1連結端部
3f…第1溝
4…第2継手部材
4a…第2継手辺部
4b…第2継手コーナー部
4c…第2固定端部
4d…第2中央部
4e…第2連結端部
4f…第2溝
4m…継手端面
4p…ネジ穴
4x…第2継手要素
5…第2連結部材
5a…連結辺部
5b…連結コーナー部
5c…第1凸部
5d…係合接続部
5e…第2凸部
5f…係合凹部
5g…収容凹部
5h…テーパー凹面
5m…連結端面
5n…貫通穴
5p…ネジ穴
5s…突出傾斜部
5t…切欠傾斜部
6…ガイド部
6a…傾斜部
7…第1連結部材
7e…係合凸部
7h…テーパー凸面
8…溶接部
9…パッキン
10…連結構造
11…第1エレクションピース(エレクションピース)
12…第2エレクションピース(エレクションピース)
13…スプライスプレート
14…ステー(部材)
14n…貫通穴
15…仮ボルト
16…仮ナット
17…連結ボルト(締結部材)
17a…ヘッド部(端部)
17b…ネジ部
17c…係合テーパー凸部(ロック手段)
18…連結ナット(締結部材、端部)
19…係合テーパー凹部(ロック手段)
25…第2連結要素
25a…内側対向部分
25b…外側対向部分
25g…収容凹部
25n…貫通穴
25r…中間連結面
25w…楔状空隙
F…装着方向

Claims (12)

  1. 第1方向に延在する第1鋼管部材の第1側端部に固定される第1継手部材と、前記第1鋼管部材に対向配置されて前記第1方向に延在する第2鋼管部材の第2側端部に固定される第2継手部材とを有する第1連結部材と、
    前記第1連結部材に対して着脱可能に構成される複数の第2連結部材と、を備え、
    前記第1継手部材は、前記第1側端部に固定される第1固定端部と、前記第1固定端部に対して前記第1方向における反対側に位置して前記第1方向に直交する第2方向の外向きに突出する第1連結端部と、前記第1固定端部と前記第1連結端部との間の外側面に設けられて周方向に沿って延在する第1溝とを有し、
    前記第2継手部材は、前記第2側端部に固定される第2固定端部と、前記第2固定端部に対して前記第1方向における反対側に位置して前記第2方向の外向きに突出する第2連結端部と、前記第2固定端部と前記第2連結端部との間の外側面に設けられて周方向に沿って延在する第2溝とを有し、
    前記第2連結部材は、前記第1連結端部および前記第2連結端部を対面させた対面状態において、前記第1溝に挿入されて係合する第1凸部と、前記第2溝に挿入されて係合する第2凸部と、前記第1凸部および前記第2凸部を前記第1方向につなぐ係合接続部とを有し、
    前記複数の前記第2連結部材を前記第1連結部材に装着した装着状態において、或る前記第2連結部材の連結コーナー部と、前記或る前記第2連結部材の隣に位置する他の前記第2連結部材の前記連結コーナー部とを締結部材で締結することによって、前記第1鋼管部材および前記第2鋼管部材を連結させることを特徴とする、鋼管部材の連結構造。
  2. 前記対面状態にある前記第1連結端部および前記第2連結端部は、外側に向けて突出する係合凸部を形成し、
    前記第2連結部材は、前記係合凸部に係合する係合凹部を有することを特徴とする、請求項1に記載の鋼管部材の連結構造。
  3. 前記係合凸部は、内側から外側に向けて先細であるテーパー凸面を有するとともに、前記係合凹部は、外側から内側に向けて末広がりであるテーパー凹面を有することを特徴とする、請求項2に記載の鋼管部材の連結構造。
  4. 前記第2連結部材は、前記連結コーナー部において連結端面を有し、
    前記装着状態では、前記或る前記第2連結部材の前記連結端面と、前記他の前記第2連結部材の前記連結端面とは、対向配置され、
    前記締結部材による締結の進行に従って、前記或る前記第2連結部材の前記連結端面と、前記他の前記第2連結部材の前記連結端面とを近づけるとともに、前記第2連結部材を内向きに移動させる部材移動力が作用することを特徴とする、請求項1に記載の鋼管部材の連結構造。
  5. 前記或る前記第2連結部材の前記連結端面と、前記他の前記第2連結部材の前記連結端面とは、パッキンを介して対向配置されることを特徴とする、請求項4に記載の鋼管部材の連結構造。
  6. 前記第2連結部材は、複数の第2連結要素から構成され、
    締結される2つの前記第2連結要素の間には、当接状態にある内側対向部分と、離間状態にある外側対向部分とが形成され、
    前記複数の前記第2連結要素を前記締結部材で締結する要素締結の進行に従って、前記第2連結要素の前記内側対向部分を内向きに付勢する内向き付勢力が作用することを特徴とする、請求項1に記載の鋼管部材の連結構造。
  7. 前記第2連結部材は、前記締結部材の端部を収容する収容凹部を有することを特徴とする、請求項1に記載の鋼管部材の連結構造。
  8. 前記第1鋼管部材または前記第2鋼管部材のうち、下方に位置するいずれ一方は、上方に位置するいずれか他方をガイドするためのガイド部を有することを特徴とする、請求項1に記載の鋼管部材の連結構造。
  9. 前記締結部材は、ロック手段を有することを特徴とする、請求項1に記載の鋼管部材の連結構造。
  10. 前記第1鋼管部材および前記第2鋼管部材は、中空の角形鋼管または中空の円形鋼管であることを特徴とする、請求項1に記載の鋼管部材の連結構造。
  11. 請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の連結構造を用いて構築されることを特徴とする、建造物。
  12. 請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の連結構造を用いる鋼管部材の連結方法であって、
    前記第1連結部材および前記第2連結部材を連結して一体化するステップと、
    一体化した前記第1連結部材および前記第2連結部材を、互いに対向する前記第1鋼管部材および前記第2鋼管部材の間にセットするステップと、
    エレクションピースを用いて前記第1鋼管部材および前記第2鋼管部材を仮固定するステップと、
    前記第1継手部材を前記第1鋼管部材に固定するとともに前記第2継手部材を前記第2鋼管部材に固定するステップと、
    前記第1連結部材から前記第2連結部材を取り外すステップと、
    前記第1鋼管部材および前記第2鋼管部材を現場で組み立てるステップと、
    前記エレクションピースを用いて前記第1鋼管部材および前記第2鋼管部材を仮固定するステップと、
    前記第2連結部材を前記第1連結部材に装着するステップと、
    前記エレクションピースを除去するステップと、を備えることを特徴とする、鋼管部材の連結方法。
JP2022158425A 2022-09-30 2022-09-30 鋼管部材の連結構造および鋼管部材の連結方法 Active JP7381025B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022158425A JP7381025B1 (ja) 2022-09-30 2022-09-30 鋼管部材の連結構造および鋼管部材の連結方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022158425A JP7381025B1 (ja) 2022-09-30 2022-09-30 鋼管部材の連結構造および鋼管部材の連結方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP7381025B1 JP7381025B1 (ja) 2023-11-15
JP2024051999A true JP2024051999A (ja) 2024-04-11

Family

ID=88729103

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022158425A Active JP7381025B1 (ja) 2022-09-30 2022-09-30 鋼管部材の連結構造および鋼管部材の連結方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7381025B1 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006316911A (ja) 2005-05-13 2006-11-24 Riken Light Metal Ind Co Ltd 帯板材の接合構造
JP2010255201A (ja) 2009-04-21 2010-11-11 Dai Ichi High Frequency Co Ltd 拡径部付鉄筋および鉄筋用継手部材ならびに鉄筋接続方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP7381025B1 (ja) 2023-11-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4858950B2 (ja) 角鋼管柱の梁接合部構造の構築方法
JPH11256687A (ja) 軸組構造及び軸組工法
JP2005126903A (ja) 鋼製柱と梁の接合構造
JP2007132011A (ja) 既存鋼製構造物の補強方法
JP2010053514A (ja) 柱の付替え工法
JP2024051999A (ja) 鋼管部材の連結構造および鋼管部材の連結方法
JP2006348739A (ja) 鋼管柱の柱脚構造及び建方方法
JP7496559B2 (ja) 鋼管部材の連結構造および鋼管部材の連結方法
JPH08144383A (ja) 建築・土木構造用継手およびその構築法
JP2001279665A (ja) 管の継手構造
WO2021245736A1 (ja) 接合金物
JP3252961B2 (ja) 鋼管柱接合に用いる固定部品とボルト部品
JPH10338967A (ja) 鉄骨構造物の柱・梁接合部構造
JP4925151B1 (ja) 木造建物用金具、これを用いた木造建物
JP7432907B1 (ja) 鋼管部材の連結構造および鋼管部材の連結方法
KR20210066225A (ko) 기둥과 보의 접합부 코어
JP2526707B2 (ja) 角形鋼管からなる鉄骨柱と鉄骨梁との接合部構造
JP2766815B2 (ja) 建築・土木構造用継手
JP4935990B2 (ja) 鉄骨構造物及びその構築方法
JPH11148174A (ja) 閉鎖形断面柱と梁の接合構造
JP2007039930A (ja) 構造物の接合構造
JP2004204526A (ja) 閉鎖形断面柱と梁の接合部構造
JP4469300B2 (ja) 接合金物
JPH0454763B2 (ja)
JPH0447049A (ja) 鋼管柱の継柱方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20221018

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20231017

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20231025

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7381025

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150