JP2024050029A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】クリーニングローラが再利用できるかを適切に判定する。【解決手段】画像形成装置の制御装置は、読出処理(S2)と、印刷処理(S4)と、算出処理(S6,7)と、記憶処理(S9)と、を実行する。読出処理は、ドラムメモリに記憶されたクリーニングローラの劣化パラメータを読み出す(S2)。印刷処理は、ドラムカートリッジを用いて、受信した印刷ジョブの印刷を実行する(S4)。算出処理は、印刷処理を実行した場合に、連続印刷枚数、1頁当たりの印刷カバレッジ、印刷速度、シート印刷面、シートの種類、温度および湿度、の少なくとも1つと、印刷した印刷枚数と、に基づいて劣化パラメータの変化量を算出し(S6)、変化量に基づいてドラムメモリから読み出した劣化パラメータを更新する(S7)。記憶処理(S9)は、算出した劣化パラメータをドラムメモリに記憶させる。【選択図】図3
Description
本開示は、クリーニングローラを有するドラムカートリッジを装着可能な画像形成装置、および、ドラムカートリッジに使用されるクリーニングローラの再利用判定方法に関する。
従来、画像形成装置のドラムカートリッジに使用されている部品の再利用判定方法が知られている(特許文献1参照)。この再判定方法では、ドラムカートリッジのメモリに各部品の寿命情報が記憶され、メモリに記憶された情報から各部品の寿命を判定する。
感光体ドラムをクリーニングするクリーニングローラにおいても、再利用することが求められている。しかしながら、クリーニングローラにおいては、印刷設定や印刷環境などにより劣化の度合いが変化するため、再利用できるかを適切に判定することが難しかった。
そこで、本開示は、クリーニングローラが再利用できるかを適切に判定することを目的とする。
上述した課題を解決するため、本開示に係る第1態様の画像形成装置は、装置本体と、ドラムカートリッジと、制御装置と、を備える。ドラムカートリッジは、装置本体に対して着脱可能である。ドラムカートリッジは、感光体ドラムと、感光体ドラムと接触し、感光体ドラム上に付着した付着物を回収するクリーニングローラと、ドラムメモリと、を有する。
制御装置は、読出処理と、印刷処理と、算出処理と、記憶処理と、を実行する。読出処理は、ドラムメモリに記憶されたクリーニングローラの劣化パラメータを読み出す。印刷処理は、ドラムカートリッジを用いて、受信した印刷ジョブの印刷を実行する。算出処理は、印刷処理を実行した場合に、連続印刷枚数、1頁当たりの印刷カバレッジ、印刷速度、シート印刷面、シートの種類、温度および湿度、の少なくとも1つと、印刷した印刷枚数と、に基づいて劣化パラメータの変化量を算出し、変化量に基づいてドラムメモリから読み出した劣化パラメータを更新する。記憶処理は、算出した劣化パラメータをドラムメモリに記憶させる。
制御装置は、読出処理と、印刷処理と、算出処理と、記憶処理と、を実行する。読出処理は、ドラムメモリに記憶されたクリーニングローラの劣化パラメータを読み出す。印刷処理は、ドラムカートリッジを用いて、受信した印刷ジョブの印刷を実行する。算出処理は、印刷処理を実行した場合に、連続印刷枚数、1頁当たりの印刷カバレッジ、印刷速度、シート印刷面、シートの種類、温度および湿度、の少なくとも1つと、印刷した印刷枚数と、に基づいて劣化パラメータの変化量を算出し、変化量に基づいてドラムメモリから読み出した劣化パラメータを更新する。記憶処理は、算出した劣化パラメータをドラムメモリに記憶させる。
算出した劣化パラメータをドラムメモリに記憶させることで、クリーニングローラが再利用できるかを適切に判定することができる。
また、第2態様の画像形成装置は、第1態様の画像形成装置において、制御装置は、クリーニングローラが回収した付着物を感光体ドラム上に吐き出す吐出処理を実行可能であってもよい。制御装置は、受信した印刷ジョブの印刷枚数が予め定められた吐出基準枚数以下の場合、印刷ジョブが終了するごとに吐出処理を実行してもよい。制御装置は、受信した印刷ジョブの印刷枚数が吐出基準枚数より多い場合、吐出基準枚数の印刷をするごとに、吐出処理を実行してもよい。制御装置は、算出処理において、前回吐出処理を実行した後から次の吐出処理までの印刷枚数である連続印刷枚数が所定枚数以下である場合よりも、所定枚数より多い場合の方が、印刷1枚当たりの変化量を大きくしてもよい。
連続印刷枚数が所定枚数以下の場合よりも、所定枚数より多い場合の方が、印刷1枚当たりの変化量を大きくすることで、クリーニングローラの劣化パラメータを適切に算出することができる。
また、第3態様の画像形成装置は、第2態様の画像形成装置において、制御装置は、算出処理を予め定められた算出基準枚数ごとに実行してもよい。制御装置は、算出処理において、連続印刷枚数が所定枚数以下である場合、算出基準枚数に第1連続係数を乗じた値を変化量の算出に使用してもよい。制御装置は、算出処理において、連続印刷枚数が所定枚数より多い場合、算出基準枚数に第1連続係数より大きな第2連続係数を乗じた値を変化量の算出に使用してもよい。
また、第4態様の画像形成装置は、第1態様の画像形成装置において、制御装置は、算出処理において、シートの印刷可能範囲のドット数に対して、シートにトナーが載るドット数の割合である印刷カバレッジが所定カバレッジ以下である場合よりも、所定カバレッジより多い場合の方が、印刷1枚当たりの変化量を大きくしてもよい。
印刷カバレッジが所定カバレッジ以下である場合よりも、所定カバレッジより多い場合の方が、印刷1枚当たりの変化量を大きくすることで、クリーニングローラの劣化パラメータを適切に算出することができる。
また、第5態様の画像形成装置は、第4態様の画像形成装置において、制御装置は、算出処理を予め定められた算出基準枚数ごとに実行してもよい。制御装置は、算出処理において、印刷カバレッジが所定カバレッジ以下である場合、算出基準枚数に第1カバレッジ係数を乗じた値を変化量の算出に使用してもよい。制御装置は、算出処理において、印刷カバレッジが所定カバレッジより多い場合、算出基準枚数に第1カバレッジ係数より大きな第2カバレッジ係数を乗じた値を変化量の算出に使用してもよい。
また、第6態様の画像形成装置は、第1態様の画像形成装置において、制御装置は、算出処理において、印刷速度が所定速度である場合よりも、所定速度より遅い場合の方が、印刷1枚当たりの変化量を小さくしてもよい。
印刷速度が所定速度である場合よりも、所定速度より遅い場合の方が、印刷1枚当たりの変化量を小さくすることで、クリーニングローラの劣化パラメータを適切に算出することができる。
また、第7態様の画像形成装置は、第6態様の画像形成装置において、制御装置は、算出処理を予め定められた算出基準枚数ごとに実行してもよい。制御装置は、算出処理において、印刷速度が所定速度である場合、算出基準枚数に第1速度係数を乗じた値を変化量の算出に使用してもよい。制御装置は、算出処理において、印刷速度が所定速度より遅い場合、算出基準枚数に第1速度係数より小さな第2速度係数を乗じた値を変化量の算出に使用してもよい。
また、第8態様の画像形成装置は、第6態様または第7態様の画像形成装置において、制御装置は、通常モードで印刷する場合に印刷速度を所定速度とし、静音モードで印刷する場合に印刷速度を所定速度より遅くしてもよい。
また、第9態様の画像形成装置は、第1態様の画像形成装置において、画像形成装置は、シートの第1面と、第1面の反対側の面である第2面と、の両面に印刷可能であってもよい。制御装置は、算出処理において、第1面と第2面の両面に印刷する場合に、第1面を印刷する場合よりも、第2面を印刷する場合の方が、印刷1枚当たりの変化量を大きくしてもよい。
第1面と第2面の両面に印刷する場合に、第1面を印刷する場合よりも、第2面を印刷する場合の方が、印刷1枚当たりの変化量を大きくすることで、クリーニングローラの劣化パラメータを適切に算出することができる。
また、第10態様の画像形成装置は、第9態様の画像形成装置において、制御装置は、算出処理を予め定められた算出基準枚数ごとに実行してもよい。制御装置は、算出処理において、第1面への印刷枚数に第1両面係数を乗じた値を変化量の算出に使用してもよい。制御装置は、算出処理において、第1面と第2面の両面に印刷する場合に、第2面への印刷枚数に第1両面係数より大きな第2両面係数を乗じた値を変化量の算出に使用してもよい。
また、第11態様の画像形成装置は、第1態様の画像形成装置において、機外の温度を検知可能な温度センサをさらに備えてもよい。制御装置は、温度センサが検知した温度を取得してもよい。制御装置は、算出処理において、温度が所定温度以上である場合よりも、所定温度より低い温度である場合の方が、印刷1枚当たりの変化量を大きくしてもよい。
温度が所定温度以上である場合よりも、所定温度より低い温度である場合の方が、印刷1枚当たりの変化量を大きくすることで、クリーニングローラの劣化パラメータを適切に算出することができる。
また、第12態様の画像形成装置は、第11態様の画像形成装置において、制御装置は、算出処理を予め定められた算出基準枚数ごとに実行してもよい。制御装置は、算出処理において、温度が所定温度以上である場合、算出基準枚数に第1温度係数を乗じた値を変化量の算出に使用してもよい。制御装置は、算出処理において、温度が所定温度より小さい場合、算出基準枚数に第1温度係数より大きな第2温度係数を乗じた値を変化量の算出に使用してもよい。
また、第13態様の画像形成装置は、第1態様の画像形成装置において、機外の湿度を検知可能な湿度センサをさらに備えてもよい。制御装置は、湿度が第1湿度以上かつ第2湿度未満である場合よりも、第1湿度未満である場合または第2湿度以上である場合の方が、印刷1枚当たりの変化量を大きくしてもよい。
湿度が第1湿度以上かつ第2湿度未満である場合よりも、第1湿度未満である場合または第2湿度以上である場合の方が、印刷1枚当たりの変化量を大きくすることで、クリーニングローラの劣化パラメータを適切に算出することができる。
また、第14態様の画像形成装置は、第13態様の画像形成装置において、制御装置は、算出処理を予め定められた算出基準枚数ごとに実行してもよい。制御装置は、算出処理において、湿度が第1湿度以上かつ第2湿度未満である場合、算出基準枚数に第1湿度係数を乗じた値を変化量の算出に使用してもよい。制御装置は、算出処理において、湿度が第1湿度未満、または、第2湿度以上である場合、算出基準枚数に第1湿度係数より大きな第2湿度係数を乗じた値を変化量の算出に使用してもよい。
また、第15態様の画像形成装置は、第1態様の画像形成装置において、制御装置は、受信した印刷ジョブの情報から印刷するシートの種類が非再生紙か再生紙かを判定してもよい。制御装置は、非再生紙を印刷する場合よりも、再生紙を印刷する場合の方が、印刷1枚当たりの変化量を大きくしてもよい。
非再生紙を印刷する場合よりも、再生紙を印刷する場合の方が、印刷1枚当たりの変化量を大きくすることで、クリーニングローラの劣化パラメータを適切に算出することができる。
また、第16態様の画像形成装置は、第15態様の画像形成装置において、制御装置は、算出処理を予め定められた算出基準枚数ごとに実行してもよい。制御装置は、算出処理において、シートが非再生紙である場合、算出基準枚数に第1紙種係数を乗じた値を変化量の算出に使用してもよい。制御装置は、算出処理において、シートが再生紙である場合、算出基準枚数に第1紙種係数より大きな第2紙種係数を乗じた値を変化量の算出に使用してもよい。
上述した課題を解決するため、本開示に係る第17態様のドラムカートリッジにおけるクリーニングローラの再利用判定方法は、読出処理と、判定処理と、を含む。
ドラムカートリッジは、画像形成装置の装置本体に対して着脱可能である。ドラムカートリッジは、感光体ドラムと、クリーニングローラと、ドラムメモリと、を有する。クリーニングローラは、感光体ドラムと接触し、感光体ドラム上に付着した付着物を回収する。ドラムメモリは、受信した印刷ジョブの印刷処理を実行した場合に、連続印刷枚数、印刷カバレッジ、印刷速度、シート印刷面、シートの種類、温度および湿度、の少なくとも1つと、印刷した印刷枚数と、に基づいて算出されたクリーニングローラの劣化パラメータが記憶されている。
読出処理は、ドラムメモリから劣化パラメータを読み出す。判定処理は、ドラムメモリから読み出した劣化パラメータに基づいて、クリーニングローラが再利用可能であるかを判定する。
ドラムカートリッジは、画像形成装置の装置本体に対して着脱可能である。ドラムカートリッジは、感光体ドラムと、クリーニングローラと、ドラムメモリと、を有する。クリーニングローラは、感光体ドラムと接触し、感光体ドラム上に付着した付着物を回収する。ドラムメモリは、受信した印刷ジョブの印刷処理を実行した場合に、連続印刷枚数、印刷カバレッジ、印刷速度、シート印刷面、シートの種類、温度および湿度、の少なくとも1つと、印刷した印刷枚数と、に基づいて算出されたクリーニングローラの劣化パラメータが記憶されている。
読出処理は、ドラムメモリから劣化パラメータを読み出す。判定処理は、ドラムメモリから読み出した劣化パラメータに基づいて、クリーニングローラが再利用可能であるかを判定する。
ドラムメモリから読み出した劣化パラメータに基づいて、クリーニングローラが再利用可能であるかを判定することで、クリーニングローラが再利用できるかを適切に判定することができる。
また、第18態様の画像形成装置は、第17態様のクリーニングローラの再利用判定方法において、判定処理において、劣化パラメータが閾値を超えていない場合、クリーニングローラの再利用が可能であると判定し、劣化パラメータが閾値を超えている場合、クリーニングローラの再利用が可能でないと判定してもよい。
本開示によれば、クリーニングローラが再利用できるかを適切に判定することができる。
次に、本開示の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
図1に示すように、画像形成装置1は、レーザプリンタである。画像形成装置1は、装置本体10と、カバー11と、供給部20と、画像形成部30と、排出部90と、を備えている。
図1に示すように、画像形成装置1は、レーザプリンタである。画像形成装置1は、装置本体10と、カバー11と、供給部20と、画像形成部30と、排出部90と、を備えている。
装置本体10は、開口10Aを有する。カバー11は、開口10Aを覆う閉位置と、開口10Aを開放する開位置と、の間で移動可能である。カバー11が開位置に位置する状態で、後述するドラムカートリッジ50の着脱が可能となる。
供給部20は、供給トレイ21と、シート供給装置22とを備えている。供給トレイ21は、シートSを収容するトレイである。シート供給装置22は、供給トレイ21内のシートSを画像形成部30に向けて搬送する。
画像形成部30は、4つのLEDユニット40と、4つのドラムカートリッジ50と、ベルトユニット70と、定着装置80とを備えている。
LEDユニット40は、複数のLEDを有する。LEDユニット40は、後述する感光体ドラム51を露光する。
各ドラムカートリッジ50は、後述する現像カートリッジ60のトナー収容室62に収容されるトナーの色が相違する。本実施形態では、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)のトナーが収容されている。以下の説明では、必要があるときには、各色に対応する符号にY,M,C,Kを付して各色のカートリッジが有する各部材を区別することとする。
ドラムカートリッジ50は、装置本体10に対して着脱可能である。ドラムカートリッジ50は、感光体ドラム51と、帯電器52と、ドラムメモリ53と、クリーニングローラ55と、現像カートリッジ60と、を有する。帯電器52は、感光体ドラム51の表面を帯電可能である。
ドラムメモリ53は、例えば、ICチップなどの情報を記憶する媒体である。ドラムメモリ53は、ドラムカートリッジ50に関する情報を記憶可能である。
クリーニングローラ55は、感光体ドラム51と接触している。クリーニングローラ55は、感光体ドラム51上に付着した、トナーや紙粉などの付着物(以下の説明では、「トナー等」ともいう。)を回収するローラである。
現像カートリッジ60は、ドラムカートリッジ50と共に使用可能である。本実施形態では、現像カートリッジ60は、ドラムカートリッジ50に対して着脱可能である。すなわち、現像カートリッジ60は、ドラムカートリッジ50に装着された状態で装置本体10に装着される。
現像カートリッジ60は、現像ローラ61と、トナー収容室62を有する。現像ローラ61は、感光体ドラム51にトナーを供給する。トナー収容室62は、内部にトナーが収容可能である。
ベルトユニット70は、駆動ローラ71と、従動ローラ72と、ベルトの一例としての搬送ベルト73と、4つの転写ローラ74と、ベルトクリーナ75と、を備えている。
駆動ローラ71および従動ローラ72は、搬送ベルト73を回転させるローラである。駆動ローラ71および従動ローラ72は、搬送ベルト73の内周面に接触する。
搬送ベルト73は、各感光体ドラム51の間でシートSを搬送するベルトである。搬送ベルト73の外周面は、各感光体ドラム51と接触している。転写ローラ74は、感光体ドラム51との間で搬送ベルト73を挟んでいる。
ベルトクリーナ75は、搬送ベルト73上に付着したトナー等を回収する装置である。ベルトクリーナ75は、第1ローラ751と、第2ローラ752と、第3ローラ753と、ブレード754と、トナー収容器755と、を有する。
第1ローラ751は、搬送ベルト73の内側に位置し、搬送ベルト73と接触するローラである。第2ローラ752は、搬送ベルト73の外側に位置し、第1ローラ751との間で搬送ベルト73を挟むローラである。第2ローラ752の搬送ベルト73と接触する部分の移動方向と、搬送ベルト73の第2ローラ752と接触する部分の移動方向は、逆方向となっている。第2ローラ752は、トナーとは逆極性の電圧が印加され、搬送ベルト73上のトナーを回収可能である。
第3ローラ753は、搬送ベルト73の外側に位置し、第2ローラ752に摺接するローラである。第3ローラ753には、トナーとは逆極性の電圧であって、第2ローラ752に印加される電圧より大きな電圧が印加される。これにより、第2ローラ752上のトナー等が第3ローラ753上に移動される。ブレード754は、第2ローラ752に摺接するように設けられ、第2ローラ752上のトナー等を削り取る。トナー収容器755は、ブレード754が削り取ったトナー等を収容する。
定着装置80は、加熱ローラ81と、加圧ローラ82とを備えている。加熱ローラ81は、ハロゲンヒータ81Aを内部に備える。加圧ローラ82は、加熱ローラ81との間でシートSを挟む。
画像形成部30では、まず、感光体ドラム51の表面が、帯電器52により帯電された後、LEDユニット40で露光される。これにより、感光体ドラム51上に静電潜像が形成される。その後、静電潜像に現像ローラ61からトナーが供給されることで、感光体ドラム51上にトナー像が形成される。
次に、搬送ベルト73上に供給されたシートSが感光体ドラム51と転写ローラ74との間を通過することで、感光体ドラム51上に形成されたトナー像がシートS上に転写される。そして、シートSが加熱ローラ81と加圧ローラ82との間を通過することで、シートS上に転写されたトナー像が熱定着される。
排出部90は、定着装置80から排出されたシートSを装置本体10の外に向けて搬送するように構成されている。排出部90は、搬送ローラ91と、排出ローラ92とを備えている。定着装置80から排出されたシートSは、搬送ローラ91により排出ローラ92に搬送され、排出ローラ92によって排出トレイ12に排出される。
図2に示すように、画像形成装置1は、制御装置100と、本体メモリ110と、温度センサ130と、湿度センサ140と、をさらに備える。制御装置100、本体メモリ110、温度センサ130および湿度センサ140は、装置本体10内に位置する。本体メモリ110、温度センサ130および湿度センサ140は、それぞれ制御装置100と電気的に接続されている。
制御装置100は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random access Memory)、ROM(Read only Memory)および入出力回路を備えており、ROM等に記憶されたプログラムやデータに基づいて各種演算処理を行うことによって、画像形成装置1の制御を実行する。また、制御装置100は、ドラムカートリッジ50が装置本体10に装着された場合、ドラムメモリ53と通信可能である。
本体メモリ110は、制御装置100がドラムメモリ53や各センサから取得した情報を記憶する媒体である。
温度センサ130は、機外の温度を検知可能である。制御装置100は、温度センサ130が検知した機外の温度を取得する。
湿度センサ140は、機外の湿度を検知可能である。制御装置100は、湿度センサ140が検知した機外の湿度を取得する。
次に、制御装置100が実行する制御について説明する。
制御装置100は、クリーニングローラ55が回収したトナー等を感光体ドラム51上に吐き出す吐出処理を実行可能である。
ここで、本実施形態では、正帯電性のトナーを使用している。制御装置100は、クリーニングローラ55に、正電位のバイアスと、負電位のバイアスとを印加可能である。
制御装置100は、感光体ドラム51上に付着したトナー等を回収する場合、クリーニングローラ55に負電位のバイアスを印加する。これにより、感光体ドラム51上に付着したトナー等がクリーニングローラ55に回収される。
また、制御装置100は、吐出処理を実行する場合、クリーニングローラ55に正電位のバイアスを印加する。これにより、クリーニングローラ55に回収されたトナー等が感光体ドラム51上に吐き出される。感光体ドラム51上に吐き出されたトナー等は、搬送ベルト73に転写された後、トナー収容器755に回収される。
制御装置100は、感光体ドラム51上に付着したトナー等を回収する場合、クリーニングローラ55に負電位のバイアスを印加する。これにより、感光体ドラム51上に付着したトナー等がクリーニングローラ55に回収される。
また、制御装置100は、吐出処理を実行する場合、クリーニングローラ55に正電位のバイアスを印加する。これにより、クリーニングローラ55に回収されたトナー等が感光体ドラム51上に吐き出される。感光体ドラム51上に吐き出されたトナー等は、搬送ベルト73に転写された後、トナー収容器755に回収される。
制御装置100は、受信した印刷ジョブが終了するごと、または、予め定められた吐出基準枚数ごと、に吐出処理を実行する。本実施形態では、吐出基準枚数は60枚である。すなわち、制御装置100は、60枚ごとに吐出処理を実行する。このため、制御装置100は、受信した印刷ジョブの印刷枚数が60枚数以下の場合、印刷ジョブが終了するごとに吐出処理を実行する。また、制御装置100は、受信した印刷ジョブの印刷枚数が60枚より多い場合、60枚の印刷をするごとに、吐出処理を実行する。
本実施形態では、制御装置100は、クリーニングローラ55の劣化パラメータPAを算出して、ドラムメモリ53に記憶させる。具体的には、制御装置100は、読出処理と、印刷処理と、算出処理と、記憶処理と、を実行する。クリーニングローラ55の劣化パラメータPAとは、クリーニングローラ55の劣化の度合を表す数値である。本実施形態では、劣化パラメータPAは、新品のときにゼロであり、劣化の度合いが進むにつれて大きくなる数値である。
読出処理は、ドラムメモリ53に記憶されたクリーニングローラ55の劣化パラメータPAを読み出す処理である。制御装置100は、画像形成装置1の電源がONされたと判定した場合、または、カバー11が閉じられたと判定した場合、ドラムカートリッジ50が交換された可能性があるため、読出処理を実行する。
印刷処理は、ドラムカートリッジ50を用いて、受信した印刷ジョブの印刷を実行する処理である。制御装置100は、印刷ジョブを受信した場合に、印刷ジョブが終了するまで印刷処理を実行する。
算出処理は、劣化パラメータPAの変化量ΔPAに基づいてドラムメモリ53から読み出した劣化パラメータPAを更新する処理である。本実施形態では、算出処理は、ドラムメモリ53から読み出した劣化パラメータPAに変化量ΔPAを加算して劣化パラメータPAを更新する処理である(PA=PA+ΔPA)。制御装置100は、印刷処理を実行した場合に、劣化パラメータPAの変化量ΔPAを、連続印刷枚数、1頁当たりの印刷カバレッジ、印刷速度、シート印刷面、シートSの種類、温度および湿度、の少なくとも1つと、印刷した印刷枚数と、に基づいて算出する。
制御装置100は、更新した劣化パラメータPAを本体メモリ110に記憶させる。制御装置100は、算出処理を予め定められた算出基準枚数ごとに実行する。本実施形態では、算出基準枚数は1枚である。すなわち、本実施形態では、制御装置100は、1枚ごとに劣化パラメータPAの変化量ΔPAを算出して劣化パラメータPAを更新する。
本実施形態では、変化量ΔPAは、連続印刷枚数に基づいて取得する連続係数R、1頁当たりの印刷カバレッジに基づいて取得するカバレッジ係数C、印刷速度に基づいて取得する速度係数F、シート印刷面に基づいて取得する両面係数P、シートの種類に基づいて取得する紙種係数M、温度に基づいて取得する温度係数T、および、湿度に基づいて取得する湿度係数Hを合計した値と、算出基準枚数と、を乗じて算出される(ΔPA=(F+P+T+H+M+C+R)×1)。
記憶処理は、算出した劣化パラメータPAをドラムメモリ53に記憶させる処理である。制御装置100は、印刷ジョブが終了するごとに、本体メモリ110に記憶された劣化パラメータPAをドラムメモリ53に記憶させる。
制御装置100は、所定速度の一例としての通常の印刷速度(以下の説明では、「第1速度」という。)と、通常の印刷速度の半分の印刷速度(以下の説明では、「第2速度」という。)と、通常の印刷速度の1/3の速度(以下の説明では、「第3速度」という。)と、の3つの印刷速度で印刷可能である。本実施形態では、制御装置100は、通常モードで印刷する場合に印刷速度を第1速度とする。制御装置100は、静音モードで印刷する場合に、印刷速度を所定速度より遅い第2速度とする。また、制御装置100は、超静音モードで印刷する場合に、第3速度とする。静音モードでは、印刷時の音を通常モードの印刷時よりも小さくできる。超静音モードでは、印刷時の音を静音モードの印刷時よりも小さくできる。
制御装置100は、算出処理において、印刷速度が所定速度である場合よりも、所定速度より遅い場合の方が、印刷1枚当たりの変化量ΔPAを小さくする。
具体的には、制御装置100は、算出処理において、算出基準枚数に速度係数Fを乗じた値を変化量ΔPAの算出に使用する(算出基準枚数×F)。制御装置100は、印刷速度が第1速度である場合、算出基準枚数に第1速度係数F1を乗じた値を変化量の算出に使用する(算出基準枚数×F1)。制御装置100は、算出処理において、印刷速度が第2速度である場合、算出基準枚数に第1速度係数F1より小さな第2速度係数F2を乗じた値を変化量の算出に使用する(算出基準枚数×F2)。制御装置100は、算出処理において、印刷速度が第3速度である場合、算出基準枚数に第2速度係数F2より小さな第3速度係数F3を乗じた値を変化量ΔPAの算出に使用する(算出基準枚数×F3)。
本実施形態では、図4(b)に示すように、制御装置100は、印刷速度が第1速度である場合、速度係数Fを1.0とする(F=1.0)。制御装置100は、印刷速度が第2速度である場合、速度係数Fを0.9とする(F=0.9)。制御装置100は、印刷速度が第3速度である場合、速度係数Fを0.8とする(F=0.8)。
画像形成装置1は、シートSの第1面と、第1面の反対側の面である第2面と、の両面に印刷可能である(以下の説明では、「両面印刷」という。)。制御装置100は、算出処理において、両面印刷する場合に、第1面を印刷する場合よりも、第2面を印刷する場合の方が、印刷1枚当たりの変化量ΔPAを大きくする。
具体的には、制御装置100は、算出処理において、算出基準枚数に両面係数Pを乗じた値を変化量ΔPAの算出に使用する(算出基準枚数×P)。制御装置100は、第1面への印刷枚数としての算出基準枚数に第1両面係数P1を乗じた値を変化量ΔPAの算出に使用する(算出基準枚数×P1)。制御装置100は、算出処理において、第1面と第2面の両面に印刷する場合に、第2面への印刷枚数としての算出基準枚数に第1両面係数P1より大きな第2両面係数P2を乗じた値を変化量ΔPAの算出に使用する(算出基準枚数×P2)。
本実施形態では、図5(b)に示すように、制御装置100は、第1面のみ印刷する片面印刷である場合、両面係数Pを1.0とする。制御装置100は、両面印刷における第1面の印刷である場合、両面係数Pを1.0とする。制御装置100は、両面印刷における第2面の印刷である場合、両面係数Pを1.2とする。
制御装置100は、算出処理において、機外の温度が所定温度以上である場合よりも、所定温度より低い温度である場合の方が、印刷1枚当たりの変化量ΔPAを大きくする。なお、本実施形態では、制御装置100は、所定枚数における印刷開始時の機外の温度を取得している。
具体的には、制御装置100は、算出処理において、算出基準枚数に温度係数Tを乗じた値を変化量ΔPAの算出に使用する(算出基準枚数×T)。制御装置100は、機外の温度が所定温度以上である場合、算出基準枚数に第1温度係数T1を乗じた値を変化量ΔPAの算出に使用する(算出基準枚数×T1)。制御装置100は、機外の温度が所定温度より小さい場合、算出基準枚数に第1温度係数T1より大きな第2温度係数T2を乗じた値を変化量ΔPAの算出に使用する(算出基準枚数×T2)。
本実施形態では、図6(b)に示すように、制御装置100は、機外の温度が15℃以上である場合、温度係数Tを1.0とする。制御装置100は、機外の温度が10℃以上15℃未満である場合、温度係数Tを1.5とする。制御装置100は、機外の温度が10℃未満である場合、温度係数Tを2.0とする。
制御装置100は、機外の湿度が第1湿度以上かつ第2湿度未満である場合よりも、第1湿度未満である場合または第2湿度以上である場合の方が、印刷1枚当たりの変化量ΔPAを大きくする。なお、本実施形態では、制御装置100は、所定枚数における印刷開始時の機外の湿度を取得している。
具体的には、制御装置100は、算出処理において、算出基準枚数に湿度係数Hを乗じた値を変化量ΔPAの算出に使用する(算出基準枚数×H)。制御装置100は、機外の湿度が第1湿度以上かつ第2湿度未満である場合、算出基準枚数に第1湿度係数H1を乗じた値を変化量ΔPAの算出に使用する(算出基準枚数×H1)。制御装置100は、機外の湿度が第1湿度未満、または、第2湿度以上である場合、算出基準枚数に第1湿度係数H1より大きな第2湿度係数H2を乗じた値を変化量ΔPAの算出に使用する(算出基準枚数×H2)。
本実施形態では、図7(b)に示すように、制御装置100は、機外の湿度が20%未満である場合、湿度係数Hを1.5とする。制御装置100は、機外の湿度が20%以上30%℃未満である場合、湿度係数Hを1.2とする。制御装置100は、機外の湿度が30%以上60%℃未満である場合、湿度係数Hを1.0とする。制御装置100は、機外の湿度が60%以上80%℃未満である場合、湿度係数Hを1.5とする。制御装置100は、機外の湿度が80%以上である場合、湿度係数Hを2.0とする。
制御装置100は、受信した印刷ジョブの情報から印刷するシートSの種類が非再生紙か再生紙かを判定する。ユーザは、再生紙に印刷をする場合には、印刷ジョブの入力時にシートの種類として再生紙を入力可能である。制御装置100は、印刷ジョブの情報にシートの種類が再生紙である入力がされていた場合、再生紙であると判定する。制御装置100は、印刷ジョブの情報にシートの種類が再生紙である入力がされていない場合、非再生紙であると判定する。制御装置100は、非再生紙を印刷する場合よりも、再生紙を印刷する場合の方が、印刷1枚当たりの変化量ΔPAを大きくする。
具体的には、制御装置100は、算出処理において、算出基準枚数に紙種係数Mを乗じた値を変化量ΔPAの算出に使用する(算出基準枚数×M)。制御装置100は、シートSが非再生紙である場合、算出基準枚数に第1紙種係数M1を乗じた値を変化量ΔPAの算出に使用する(算出基準枚数×M1)。制御装置100は、算出処理において、シートSが再生紙である場合、算出基準枚数に第1紙種係数M1より大きな第2紙種係数M2を乗じた値を変化量ΔPAの算出に使用する(算出基準枚数×M2)。
本実施形態では、図8(b)に示すように、制御装置100は、シートSが非再生紙である場合、紙種係数Mを1.0とする。制御装置100は、シートSが再生紙である場合、紙種係数Mを1.5とする。
制御装置100は、算出処理において、印刷カバレッジが所定カバレッジ以下である場合よりも、所定カバレッジより多い場合の方が、印刷1枚当たりの変化量ΔPAを大きくする。印刷カバレッジとは、シートSの印刷可能範囲のドット数に対して、シートSにトナーが載るドット数の割合である。すなわち、印刷カバレッジが大きいほど、シートSに載るトナーの量が増える。印刷カバレッジが小さいほど、シートSに載るトナーの量が減る。
具体的には、制御装置100は、算出処理において、算出基準枚数にカバレッジ係数Cを乗じた値を変化量ΔPAの算出に使用する(算出基準枚数×C)。制御装置100は、印刷カバレッジが所定カバレッジ以下である場合、算出基準枚数に第1カバレッジ係数C1を乗じた値を変化量ΔPAの算出に使用する(算出基準枚数×C1)。制御装置100は、算出処理において、印刷カバレッジが所定カバレッジより多い場合、算出基準枚数に第1カバレッジ係数C1より大きな第2カバレッジ係数C2を乗じた値を変化量ΔPAの算出に使用する(算出基準枚数×C2)。
本実施形態では、図9(b)に示すように、制御装置100は、印刷カバレッジが1%未満である場合、カバレッジ係数Cを0.9とする。制御装置100は、印刷カバレッジが1%以上25%未満である場合、カバレッジ係数Cを1.0とする。制御装置100は、印刷カバレッジが1%以上25%未満である場合、カバレッジ係数Cを1.0とする。制御装置100は、印刷カバレッジが25%以上75%未満である場合、カバレッジ係数Cを1.1とする。制御装置100は、印刷カバレッジが75%以上である場合、カバレッジ係数Cを1.5とする。
制御装置100は、算出処理において、連続印刷枚数が所定枚数以下である場合よりも、所定枚数より多い場合の方が、印刷1枚当たりの変化量ΔPAを大きくする。本実施形態では、前述したように、制御装置100は、印刷ジョブが61枚以上である場合には、60枚ごとに吐出処理を実行する。このため、連続印刷枚数は、前回吐出処理を実行した後から次の吐出処理までの印刷枚数である。すなわち、本実施形態では、連続印刷枚数の上限は60枚である。
具体的には、制御装置100は、算出処理において、算出基準枚数に連続係数Rを乗じた値を変化量ΔPAの算出に使用する(算出基準枚数×R)。制御装置100は、連続印刷枚数が所定枚数以下である場合、算出基準枚数に第1連続係数R1を乗じた値を変化量ΔPAの算出に使用する(算出基準枚数×R1)。制御装置100は、連続印刷枚数が所定枚数より多い場合、算出基準枚数に第1連続係数R1より大きな第2連続係数R2を乗じた値を変化量ΔPAの算出に使用する(算出基準枚数×R2)。
本実施形態では、図10(b)に示すように、制御装置100は、連続印刷枚数が1~10枚である場合、連続係数Rを1.0とする。制御装置100は、連続印刷枚数が11~30枚である場合、連続係数Rを1.2とする。制御装置100は、連続印刷枚数が31~60枚である場合、連続係数Rを1.5とする。
次に、ドラムカートリッジ50に使用されているクリーニングローラ55の再利用判定方法について説明する。再利用の判定は、例えば、回収されたドラムカートリッジ50を再利用するリサイクル工場などで行う。再利用の判定は、例えば、リサイクル判定用の専用装置や、リサイクル工場において作業する作業員が判定する。
ドラムカートリッジ50におけるクリーニングローラ55の再利用判定方法は、読出処理と、判定処理と、を含む。
読出処理は、ドラムメモリ53から劣化パラメータPAを読み出す処理である。
判定処理は、ドラムメモリ53から読み出した劣化パラメータに基づいて、クリーニングローラ55が再利用可能であるかを判定する処理である。
具体的には、判定処理において、劣化パラメータPAが閾値を超えていない場合、クリーニングローラ55の再利用が可能であると判定する。判定処理において、劣化パラメータPAが閾値を超えている場合、クリーニングローラ55の再利用が可能でないと判定する。
次に、図3のフローチャートを参照して、本実施形態において制御装置100が実行する劣化パラメータ算出処理の一例について説明する。前述したように、本実施形態では、算出所定枚数は1枚であるため、印刷1枚ごとに劣化パラメータPAの変化量ΔPAを算出する。
図3に示すように、制御装置100は、電源がONされたか、または、カバー11が閉じられたかを判定する(S1)。
ステップS1において、制御装置100は、電源ONまたはカバー11が閉じられたと判定した場合(S1,Yes)、ドラムメモリ53からクリーニングローラ55の劣化パラメータPAを読み込み、本体メモリ110に記憶させる(S2)。
ステップS2の後、制御装置100は、印刷ジョブを受信したかを判定する(S3)。
ステップS3において、制御装置100は、印刷ジョブを受信したと判定した場合(S3,Yes)、1枚の印刷を実行する(S4)。ステップS3において、制御装置100は、印刷ジョブを受信したと判定しない場合(S3,No)、印刷ジョブを受信するまで待つ。
ステップS4の後、制御装置100は、1枚の印刷における速度係数F、両面係数P、温度係数T、湿度係数H、紙種係数M、カバレッジ係数C、連続係数Rを取得する(S5)。
ステップS5の後、制御装置100は、1枚の印刷における劣化パラメータPAの変化量ΔPAを算出する(ΔPA=1枚×(F+P+T+H+M+C+R))(S6)。
ステップS6の後、制御装置100は、劣化パラメータPAに、劣化パラメータPAの変化量ΔPAを加算して本体メモリ110に記憶させる(PA=PA+ΔPA)(S7)。
ステップS7の後、制御装置100は、印刷ジョブが終了したかを判定する(S8)。
ステップS8において、制御装置100は、印刷ジョブが終了したと判定しなかった場合(S7,No)、ステップS4に戻る。
ステップS8において、制御装置100は、印刷ジョブが終了したと判定した場合(S7,Yes)、本体メモリ110に記憶された劣化パラメータPAをドラムメモリ53に記憶させる(S9)。
次に、図4(a),(b)を参照して、本実施形態において制御装置100が実行する速度係数F算出処理の一例について説明する。
図4(a)に示すように、制御装置100は、所定枚数の印刷時における印刷速度を取得する(S21)。
図4(a)に示すように、制御装置100は、所定枚数の印刷時における印刷速度を取得する(S21)。
ステップS21の後、制御装置100は、印刷速度から速度係数Fを取得する(S22)。本実施形態では、制御装置100は、図4(b)のテーブルに基づいて、印刷速度から速度係数Fを取得する。
次に、図5(a),(b)を参照して、本実施形態において制御装置100が実行する両面係数P算出処理の一例について説明する。
図5(a)に示すように、制御装置100は、印刷が両面印刷であるかを判定する(S31)。
図5(a)に示すように、制御装置100は、印刷が両面印刷であるかを判定する(S31)。
ステップS31において、制御装置100は、印刷が両面印刷であると判定しなかった場合(S31,No)、印刷が片面印刷であるため、両面係数P=1.0とする(S32)。
ステップS31において、制御装置100は、印刷が両面印刷であると判定した場合(S31,Yes)、印刷が第2面の印刷かを判定する(S33)。
ステップS33において、制御装置100は、印刷が両面印刷であると判定しなかった場合(S33,No)、印刷が両面印刷の第1面であるため、両面係数P=1.0とする(S32)。
ステップS33において、制御装置100は、印刷が両面印刷であると判定した場合(S33,Yes)、印刷が両面印刷の第2面であるため、両面係数P=1.2とする(S34)。
次に、図6(a),(b)を参照して、本実施形態において制御装置100が実行する温度係数T算出処理の一例について説明する。
図6(a)に示すように、制御装置100は、温度センサ130から所定枚数の印刷時の機外の温度を取得する(S41)。本実施形態では、制御装置100は、所定枚数の印刷開始時の機外の温度を取得する。
図6(a)に示すように、制御装置100は、温度センサ130から所定枚数の印刷時の機外の温度を取得する(S41)。本実施形態では、制御装置100は、所定枚数の印刷開始時の機外の温度を取得する。
ステップS41の後、制御装置100は、取得した機外の温度から温度係数Tを取得する(S42)。本実施形態では、制御装置100は、図6(b)のテーブルに基づいて、機外の温度から温度係数Tを取得する。
次に、図7(a),(b)を参照して、本実施形態において制御装置100が実行する湿度係数H算出処理の一例について説明する。
図7(a)に示すように、制御装置100は、湿度センサ140から所定枚数の印刷時の機外の湿度を取得する(S51)。本実施形態では、制御装置100は、所定枚数の印刷開始時の機外の湿度を取得する。
図7(a)に示すように、制御装置100は、湿度センサ140から所定枚数の印刷時の機外の湿度を取得する(S51)。本実施形態では、制御装置100は、所定枚数の印刷開始時の機外の湿度を取得する。
ステップS51の後、制御装置100は、取得した機湿度から湿度係数Hを取得する(S52)。本実施形態では、制御装置100は、図7(b)のテーブルに基づいて、機外の湿度から湿度係数Hを取得する。
次に、図8(a),(b)を参照して、本実施形態において制御装置100が実行する紙種係数M算出処理の一例について説明する。
図8(a)に示すように、制御装置100は、印刷ジョブで設定された紙の種類は再生紙であるかを判定する(S61)。本実施形態では、制御装置100は、印刷ジョブの情報で紙の種類を判定することができる。ユーザは、再生紙に印刷をする場合には、印刷ジョブの入力時にシートの種類として再生紙を入力するようになっている。
図8(a)に示すように、制御装置100は、印刷ジョブで設定された紙の種類は再生紙であるかを判定する(S61)。本実施形態では、制御装置100は、印刷ジョブの情報で紙の種類を判定することができる。ユーザは、再生紙に印刷をする場合には、印刷ジョブの入力時にシートの種類として再生紙を入力するようになっている。
ステップS61において、制御装置100は、印刷ジョブで設定された紙の種類は再生紙であると判定した場合(S61,Yes)、図8(b)のテーブルに基づいて、紙種係数Mを1.5とする(S62)。
ステップS61において、制御装置100は、印刷ジョブで設定された紙の種類は再生紙であると判定しなかった場合(S61,No)、図8(b)のテーブルに基づいて、紙種係数Mを1.0とする(S63)。
次に、図9(a),(b)を参照して、本実施形態において制御装置100が実行するカバレッジ係数C算出処理の一例について説明する。
図9(a)に示すように、制御装置100は、1頁当たりの印刷カバレッジ(%)を取得する(S71)。制御装置100は、印刷ジョブから印刷カバレッジを取得することができる。
図9(a)に示すように、制御装置100は、1頁当たりの印刷カバレッジ(%)を取得する(S71)。制御装置100は、印刷ジョブから印刷カバレッジを取得することができる。
ステップS71の後、制御装置100は、取得した印刷カバレッジ(%)から図9(b)のテーブルに基づいて、カバレッジ係数Cを取得する(S72)。
次に、図10(a),(b)を参照して、本実施形態において制御装置100が実行する連続係数R算出処理の一例について説明する。
図10(a)に示すように、制御装置100は、連続印刷枚数を取得する(S81)。
図10(a)に示すように、制御装置100は、連続印刷枚数を取得する(S81)。
ステップS81の後、制御装置100は、連続印刷枚数から図10(b)のテーブルに基づいて、連続係数Rを取得する(S82)。
次に、図11のフローチャートを参照して、クリーニングローラ55の再利用判定方法の一例について説明する。本実施形態では、リサイクル判定用の画像形成装置において制御装置100がリサイクル判定を実行することとする。
図11に示すように、クリーニングローラ55の再利用判定方法において、制御装置100は、ドラムメモリ53から、劣化パラメータPAを読み出す(S91)。
ステップS91の後、制御装置100は、劣化パラメータPAが閾値より大きいかを判定する(S92)。閾値は、ドラムカートリッジ50の種類などにより予め決められた値である。
ステップS92において、制御装置100は、劣化パラメータPAが閾値より大きいと判定した場合(S92,Yes)、クリーニングローラ55の再利用が可能であると判定する。
ステップS92において、制御装置100は、劣化パラメータPAが閾値より大きいと判定しなかった場合(S92,No)、クリーニングローラ55の再利用が可能でないと判定する。
以上によれば、本実施形態において以下のような効果を得ることができる。
本実施形態における画像形成装置1の制御装置100は、印刷処理を実行した場合に、連続印刷枚数、1頁当たりの印刷カバレッジ、印刷速度、シート印刷面、シートの種類、温度および湿度、と、印刷した印刷枚数と、に基づいて、クリーニングローラ55の劣化パラメータPAの変化量ΔPAを算出し、変化量ΔPAに基づいてドラムメモリ53から読み出した劣化パラメータPAを更新する。このため、クリーニングローラ55が再利用できるかを適切に判定することができる。
本実施形態における画像形成装置1の制御装置100は、印刷処理を実行した場合に、連続印刷枚数、1頁当たりの印刷カバレッジ、印刷速度、シート印刷面、シートの種類、温度および湿度、と、印刷した印刷枚数と、に基づいて、クリーニングローラ55の劣化パラメータPAの変化量ΔPAを算出し、変化量ΔPAに基づいてドラムメモリ53から読み出した劣化パラメータPAを更新する。このため、クリーニングローラ55が再利用できるかを適切に判定することができる。
また、制御装置100は、算出処理において、前回吐出処理を実行した後から次の吐出処理までの印刷枚数である連続印刷枚数が所定枚数以下である場合よりも、所定枚数より多い場合の方が、印刷1枚当たりの変化量ΔPAを大きくする。このため、クリーニングローラ55の劣化パラメータPAを適切に算出することができる。
また、制御装置100は、算出処理において、印刷カバレッジが所定カバレッジ以下である場合よりも、所定カバレッジより多い場合の方が、印刷1枚当たりの変化量ΔPAを大きくする。このため、クリーニングローラ55の劣化パラメータPAを適切に算出することができる。
また、制御装置100は、算出処理において、印刷速度が所定速度である場合よりも、所定速度より遅い場合の方が、印刷1枚当たりの変化量ΔPAを小さくする。このため、クリーニングローラ55の劣化パラメータPAを適切に算出することができる。
また、制御装置100は、算出処理において、第1面と第2面の両面に印刷する場合に、第1面を印刷する場合よりも、第2面を印刷する場合の方が、印刷1枚当たりの変化量ΔPAを大きくする。このため、クリーニングローラ55の劣化パラメータPAを適切に算出することができる。
また、制御装置100は、算出処理において、温度が所定温度以上である場合よりも、所定温度より低い温度である場合の方が、印刷1枚当たりの変化量ΔPAを大きくする。このため、クリーニングローラ55の劣化パラメータPAを適切に算出することができる。
また、制御装置100は、湿度が第1湿度以上かつ第2湿度未満である場合よりも、第1湿度未満である場合または第2湿度以上である場合の方が、印刷1枚当たりの変化量ΔPAを大きくする。このため、クリーニングローラ55の劣化パラメータPAを適切に算出することができる。
また、制御装置100は、非再生紙を印刷する場合よりも、再生紙を印刷する場合の方が、印刷1枚当たりの変化量ΔPAを大きくする。このため、クリーニングローラ55の劣化パラメータPAを適切に算出することができる。
また、本実施形態におけるドラムカートリッジ50におけるクリーニングローラ55の再利用判定方法では、ドラムメモリ53から劣化パラメータPAを読み出す読み出処理と、ドラムメモリ53から読み出した劣化パラメータPAに基づいて、クリーニングローラ55が再利用可能であるかを判定する判定処理と、を含む。このため、クリーニングローラ55が再利用可能であるかを判定することで、クリーニングローラ55が再利用できるかを適切に判定することができる。
なお、本開示は前記実施形態に限定されることなく、以下に例示するように様々な形態で利用できる。
上述した実施形態では、劣化パラメータPAは、劣化の度合いが進むにつれて大きくなる数値であったが、劣化の度合いが進むにつれて小さくなる数値であってもよい。
上述した実施形態では、劣化パラメータPAに変化量ΔPAを加算して劣化パラメータPAを更新していたが、変化量ΔPAを減算して劣化パラメータPAを更新してもよい。また、変化量ΔPAに基づいて、劣化パラメータPAを加算および減算以外の算出方法により更新してもよい。
上述した実施形態では、制御装置100は、静音モードで印刷する場合に、印刷速度を通常の印刷速度の半分の印刷速度(第2速度)とし、超静音モードで印刷する場合に、通常の印刷速度の1/3の印刷速度(第3速度)としていたが、これに限定されない。例えば、普通紙に印刷する場合に第1速度とし、厚紙および薄紙に印刷する場合に第2速度とし、特殊紙に印刷する場合に第3速度としてもよい。
上述した実施形態では、制御装置100は、60枚ごとに吐出処理を実行していたが、吐出処理を実行する枚数は、任意に決定できる。
上述した実施形態では、制御装置100は、速度係数F、両面係数P、温度係数T、湿度係数H、紙種係数M、カバレッジ係数Cおよび連続係数Rから劣化パラメータの変化量ΔPAを算出していたが、この構成に限られない。例えば、制御装置100は、速度係数F、両面係数P、温度係数T、湿度係数H、紙種係数M、カバレッジ係数Cおよび連続係数Rの少なくとも1つから劣化パラメータPAの変化量ΔPAを算出してもよい。
上述した実施形態における図4(b)~図10(b)に示すテーブルは、一例であり、各条件などと、各係数の組み合わせは、画像形成装置またはドラムカートリッジの機種や仕様、使用環境などの違いにより適宜変更可能である。
上述した実施形態では、制御装置100は、各係数を図4(b)~図10(b)のテーブルから取得していたが、この構成に限られず、計算式から算出してもよい。
上述した実施形態では、制御装置100は、所定枚数の印刷開始時の機外の温度、機外の湿度を取得していたが、この構成に限られない。制御装置100は、所定枚数の印刷終了時の機外の温度、機外の湿度を取得してもよい。また、制御装置100は、所定枚数の印刷中に、機外の温度、機外の湿度を取得してもよい。また、制御装置100は、所定枚数の印刷前に、機外の温度、機外の湿度を取得してもよい。また、制御装置100は、所定枚数の印刷後に、機外の温度、機外の湿度を取得してもよい。
上述した実施形態では、現像カートリッジ60がドラムカートリッジ50に対して着脱可能であったが、現像カートリッジ60が装置本体10に対して着脱可能であってもよい。また、現像カートリッジとドラムカートリッジが一体のカートリッジであってもよい。
上述した実施形態では、制御装置100は、印刷ジョブが終了するごとに本体メモリ110に記憶された劣化パラメータPAをドラムメモリ53に記憶させていたが、所定枚数の印刷を実行するごとに本体メモリ110に記憶された劣化パラメータPAをドラムメモリ53に記憶させてもよい。
上述した実施形態では、ベルトの一例として、各感光体ドラム51の間でシートSを搬送する搬送ベルト73を例示したが、この構成に限定されない。例えば、ベルトは、各感光体ドラムによって一次転写されたトナー像をシートに転写する二次転写する地点まで搬送する中間転写ベルトであってもよい。
上述した実施形態では、画像形成装置1がレーザプリンタであったが、本開示はこれに限定されず、複写機、複合機などに本開示を適用してもよい。
上述した実施形態および変形例で説明した各要素を、任意に組み合わせて実施してもよい。
1 画像形成装置
10 装置本体
50 ドラムカートリッジ
51 感光体ドラム
53 ドラムメモリ
55 クリーニングローラ
100 制御装置
110 本体メモリ
130 温度センサ
140 湿度センサ
PA 劣化パラメータ
ΔPA 劣化パラメータの変化量
10 装置本体
50 ドラムカートリッジ
51 感光体ドラム
53 ドラムメモリ
55 クリーニングローラ
100 制御装置
110 本体メモリ
130 温度センサ
140 湿度センサ
PA 劣化パラメータ
ΔPA 劣化パラメータの変化量
Claims (18)
- 装置本体と、
前記装置本体に対して着脱可能であって、感光体ドラムと、前記感光体ドラムと接触し、前記感光体ドラム上に付着した付着物を回収するクリーニングローラと、ドラムメモリと、を有するドラムカートリッジと、
制御装置と、を備え、
前記制御装置は、
前記ドラムメモリに記憶された前記クリーニングローラの劣化パラメータを読み出す読出処理と、
前記ドラムカートリッジを用いて、受信した印刷ジョブの印刷を実行する印刷処理と、
前記印刷処理を実行した場合に、連続印刷枚数、1頁当たりの印刷カバレッジ、印刷速度、シート印刷面、シートの種類、温度および湿度、の少なくとも1つと、印刷した印刷枚数と、に基づいて前記劣化パラメータの変化量を算出し、前記変化量に基づいて前記ドラムメモリから読み出した前記劣化パラメータを更新する算出処理と、
算出した前記劣化パラメータを前記ドラムメモリに記憶させる記憶処理と、
を実行することを特徴とする画像形成装置。 - 前記制御装置は、
前記クリーニングローラが回収した付着物を前記感光体ドラム上に吐き出す吐出処理を実行可能であり、
受信した印刷ジョブの印刷枚数が予め定められた吐出基準枚数以下の場合、印刷ジョブが終了するごとに前記吐出処理を実行し、
受信した印刷ジョブの印刷枚数が前記吐出基準枚数より多い場合、前記吐出基準枚数の印刷をするごとに、前記吐出処理を実行し、
前記算出処理において、前回吐出処理を実行した後から次の吐出処理までの印刷枚数である前記連続印刷枚数が所定枚数以下である場合よりも、所定枚数より多い場合の方が、印刷1枚当たりの前記変化量を大きくすることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記制御装置は、
前記算出処理を予め定められた算出基準枚数ごとに実行し、
前記算出処理において、前記連続印刷枚数が所定枚数以下である場合、前記算出基準枚数に第1連続係数を乗じた値を前記変化量の算出に使用し、
前記算出処理において、前記連続印刷枚数が所定枚数より多い場合、前記算出基準枚数に前記第1連続係数より大きな第2連続係数を乗じた値を前記変化量の算出に使用することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。 - 前記制御装置は、
前記算出処理において、シートの印刷可能範囲のドット数に対して、シートにトナーが載るドット数の割合である印刷カバレッジが所定カバレッジ以下である場合よりも、所定カバレッジより多い場合の方が、印刷1枚当たりの前記変化量を大きくすることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記制御装置は、
前記算出処理を予め定められた算出基準枚数ごとに実行し、
前記算出処理において、前記印刷カバレッジが所定カバレッジ以下である場合、前記算出基準枚数に第1カバレッジ係数を乗じた値を前記変化量の算出に使用し、
前記算出処理において、前記印刷カバレッジが所定カバレッジより多い場合、前記算出基準枚数に前記第1カバレッジ係数より大きな第2カバレッジ係数を乗じた値を前記変化量の算出に使用することを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。 - 前記制御装置は、
前記算出処理において、印刷速度が所定速度である場合よりも、所定速度より遅い場合の方が、印刷1枚当たりの前記変化量を小さくすることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記制御装置は、
前記算出処理を予め定められた算出基準枚数ごとに実行し、
前記算出処理において、前記印刷速度が所定速度である場合、前記算出基準枚数に第1速度係数を乗じた値を前記変化量の算出に使用し、
前記算出処理において、前記印刷速度が所定速度より遅い場合、前記算出基準枚数に前記第1速度係数より小さな第2速度係数を乗じた値を前記変化量の算出に使用することを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。 - 前記制御装置は、
通常モードで印刷する場合に前記印刷速度を所定速度とし、
静音モードで印刷する場合に前記印刷速度を所定速度より遅くすることを特徴とする請求項6または請求項7に記載の画像形成装置。 - 前記画像形成装置は、シートの第1面と、前記第1面の反対側の面である第2面と、の両面に印刷可能であり、
前記制御装置は、
前記算出処理において、前記第1面と前記第2面の両面に印刷する場合に、前記第1面を印刷する場合よりも、前記第2面を印刷する場合の方が、印刷1枚当たりの前記変化量を大きくすることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記制御装置は、
前記算出処理を予め定められた算出基準枚数ごとに実行し、
前記算出処理において、前記第1面への印刷枚数に第1両面係数を乗じた値を前記変化量の算出に使用し、
前記算出処理において、前記第1面と前記第2面の両面に印刷する場合に、前記第2面への印刷枚数に前記第1両面係数より大きな第2両面係数を乗じた値を前記変化量の算出に使用することを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。 - 機外の温度を検知可能な温度センサをさらに備え、
前記制御装置は、
前記温度センサが検知した前記温度を取得し、
前記算出処理において、前記温度が所定温度以上である場合よりも、所定温度より低い温度である場合の方が、印刷1枚当たりの前記変化量を大きくすることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記制御装置は、
前記算出処理を予め定められた算出基準枚数ごとに実行し、
前記算出処理において、前記温度が所定温度以上である場合、前記算出基準枚数に第1温度係数を乗じた値を前記変化量の算出に使用し、
前記算出処理において、前記温度が所定温度より小さい場合、前記算出基準枚数に前記第1温度係数より大きな第2温度係数を乗じた値を前記変化量の算出に使用することを特徴とする請求項11に記載の画像形成装置。 - 機外の湿度を検知可能な湿度センサをさらに備え、
前記制御装置は、
前記湿度が第1湿度以上かつ第2湿度未満である場合よりも、前記第1湿度未満である場合または前記第2湿度以上である場合の方が、印刷1枚当たりの前記変化量を大きくすることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記制御装置は、
前記算出処理を予め定められた算出基準枚数ごとに実行し、
前記算出処理において、前記湿度が第1湿度以上かつ第2湿度未満である場合、前記算出基準枚数に第1湿度係数を乗じた値を前記変化量の算出に使用し、
前記算出処理において、前記湿度が前記第1湿度未満、または、前記第2湿度以上である場合、前記算出基準枚数に前記第1湿度係数より大きな第2湿度係数を乗じた値を前記変化量の算出に使用することを特徴とする請求項13に記載の画像形成装置。 - 前記制御装置は、
受信した印刷ジョブの情報から印刷する前記シートの種類が非再生紙か再生紙かを判定し、
非再生紙を印刷する場合よりも、再生紙を印刷する場合の方が、印刷1枚当たりの前記変化量を大きくすることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記制御装置は、
前記算出処理を予め定められた算出基準枚数ごとに実行し、
前記算出処理において、シートが非再生紙である場合、前記算出基準枚数に第1紙種係数を乗じた値を前記変化量の算出に使用し、
前記算出処理において、シートが再生紙である場合、前記算出基準枚数に前記第1紙種係数より大きな第2紙種係数を乗じた値を前記変化量の算出に使用することを特徴とする請求項15に記載の画像形成装置。 - 画像形成装置の装置本体に対して着脱可能なドラムカートリッジであって、
感光体ドラムと、
前記感光体ドラムと接触し、前記感光体ドラム上に付着した付着物を回収するクリーニングローラと、
受信した印刷ジョブの印刷処理を実行した場合に、連続印刷枚数、印刷カバレッジ、印刷速度、シート印刷面、シートの種類、温度および湿度、の少なくとも1つと、印刷した印刷枚数と、に基づいて算出された前記クリーニングローラの劣化パラメータが記憶されたドラムメモリと、
を有するドラムカートリッジにおけるクリーニングローラの再利用判定方法であって、
前記ドラムメモリから前記劣化パラメータを読み出す読出処理と、
前記ドラムメモリから読み出した前記劣化パラメータに基づいて、前記クリーニングローラが再利用可能であるかを判定する判定処理と、を含むことを特徴とするクリーニングローラの再利用判定方法。 - 前記判定処理において、
前記劣化パラメータが閾値を超えていない場合、前記クリーニングローラの再利用が可能であると判定し、
前記劣化パラメータが閾値を超えている場合、前記クリーニングローラの再利用が可能でないと判定することを特徴とする請求項17に記載のクリーニングローラの再利用判定方法。
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JP2022156601A JP2024050029A (ja) | 2022-09-29 | 2022-09-29 | 画像形成装置 |
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