JP2024049292A - 乗物用シート - Google Patents

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和也 河田
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Abstract

【課題】振動体が適切な位置に配置された乗物用シートを提供する。【解決手段】乗物用シートSは、骨格をなすフレームFと、フレームFに設けられ、乗員の荷重を受け止める受圧部材15と、受圧部材15を覆うバックパッド40と、を備え、バックパッド40には、振動を発生させる少なくとも1つの振動体60が設けられており、振動体60は、振動体60の少なくとも一部が、乗物用シートSの正面視又は乗物用シートSの上面視にて、受圧部材15と重ならない位置に配置されている。【選択図】図3

Description

本発明は、乗物用シートに係り、特に、振動体を備えた乗物用シートに関する。
従来、車両用シートのシートバック又はシートクッション上に振動体を配置する技術が知られている(例えば特許文献1参照)。センサ等から取得した信号を基に振動体を振動させることにより、例えば他の車両や障害物等の接近を乗員に通知することができる。
国際公開第2019/044826号
しかしながら、従来は振動体を適切な位置に配置することついては十分に考慮されておらず、着座者に対して最適な位置に振動体を配置することが求められていた。例えばシートフレーム、パッドの形状、受圧部材の位置関係に基づく最適化が求められていた。
また、別の課題として、振動体による振動を着座者に対してより適切に伝える工夫が必要とされていた。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、振動体が適切な位置に配置された乗物用シートを提供することにある。
前記課題は、本発明の乗物用シートによれば、乗物用シートであって、骨格をなすフレームと、該フレームに設けられ、乗員の荷重を受け止める受圧部材と、該受圧部材を覆うパッド部材と、を備え、前記パッド部材には、振動を発生させる少なくとも1つの振動体が設けられており、前記振動体は、前記振動体の少なくとも一部が、前記乗物用シートの正面視又は前記乗物用シートの上面視にて、前記受圧部材と重ならない位置に配置されることより解決される。
上記のように構成された本発明の乗物用シートによれば、振動体の一部が、正面視又は上面視にて受圧部材と重ならない位置に配置されるため、乗員が着座した際、乗員がパッド部材に沈み込む際に振動体が妨げになることとがない。そのため、振動体が適切な位置に配置された乗物用シートを提供することができる。
また、上記の構成において、前記受圧部材は前記フレームにおいて所定の範囲で移動可能に設けられており、前記振動体は、前記所定の範囲外に配置されるとよい。
振動体が、受圧部材の移動可能な範囲より外に配置されることで、振動体は受圧部材が干渉することがなく、違和感の増加を抑制できる。
また、上記の構成において、前記受圧部材には開口部が形成されており、前記振動体は、前記乗物用シートの正面視又は前記乗物用シートの上面視にて前記開口部と重なる位置に配置されるとよい。
振動体を開口部と重ねて配置することで、着座者に与える違和感を抑制することができる。
また、上記の構成において、前記パッド部材には、前記パッド部材の変形を吸収する貫通孔が形成されており、前記振動体は、シート幅方向において、前記貫通孔と重なる位置に配置されるとよい。
振動体を貫通孔とシート幅方向において重なる位置に配置することで、振動体よるパッド部材の変形を吸収することができる。
また、上記の構成において、前記パッド部材には、シート幅方向に延びる横吊り込み溝が形成されており、前記振動体は、前記横吊り込み溝より下方又は前方に配置されることを特徴とする請求項1に記載の乗物用シート。
振動体が横吊り込み溝より下方又は前方に配置されることで、横吊り込み溝の影響を抑制しつつ、着座する乗員(着座者)に与える違和感を抑制することができる。
また、上記の構成において、前記パッド部材には、シート上下方向又はシート前後方向に延びる縦吊り込み溝が形成されており、前記振動体は、シート幅方向において前記縦吊り込み溝より内側に配置されるとよい。
振動体が縦吊り込み溝より内側に配置されることで、縦吊り込み溝の影響を抑制しつつ、着座者に与える違和感を抑制することができる。
また、上記の構成において、前記パッド部材には、着座面において前記振動体を収納する収納凹部と、前記着座面の反対側の面において前記収納凹部と対応する位置に凸部が形成されているとよい。
前記着座面の反対側の面に凸部を形成することで、収納凹部によるパッド部材の剛性低下を抑制しつつ、受圧部材に対する位置決めも容易にすることができる。
また、上記の構成において、前記パッド部材には、複数の前記振動体が設けられており、前記パッド部材には、複数の前記振動体毎に形成される前記凸部を連結する連結部が設けられているとよい。
凸部を連結する連結部が設けられることにより、収納凹部によるパッド部材の剛性低下をより抑制することができる。
また、上記の構成において、前記乗員に向けて空気を送り出すブロアを備え、前記振動体は、前記ブロアの開口部、前記ブロアのダクト、又は前記ブロアの取付部材を避けた位置に配置されるとよい。
振動体がブロアの開口部等を避けた位置に配置されることで、ブロアから送出される空気への影響を抑制することができる。
また、上記の構成において前記乗物用シートは、前記乗員の背部を支持するシートバックと、前記乗員の臀部を支持するシートクッションと、前記乗員の頭部を支持するヘッドレストと、前記パッド部材を覆う表皮と、を備え、前記フレームは、前記シートバックの骨格をなすシートバックフレームと、前記シートクッションの骨格をなすシートクッションフレームとを有するよい。
上記のように構成された本発明の乗物用シートによれば、振動体の一部が、正面視又は上面視にて受圧部材と重ならない位置に配置されるため、乗員が着座した際、乗員がパッド部材に沈み込む際に振動体が妨げになることとがない。そのため、振動体が適切な位置に配置された乗物用シートを提供することができる。
振動体が、受圧部材の移動可能な範囲より外に配置されることで、振動体は受圧部材が干渉することがなく、違和感の増加を抑制できる。
振動体を開口部と重ねて配置することで、着座者に与える違和感を抑制することができる。
また、振動体を貫通孔とシート幅方向において重なる位置に配置することで、振動体よるパッド部材の変形を吸収することができる。
また、振動体が横吊り込み溝より下方又は前方に配置されることで、横吊り込み溝の影響を抑制しつつ、着座する乗員(着座者)に与える違和感を抑制することができる。
また、振動体が縦吊り込み溝より内側に配置されることで、縦吊り込み溝の影響を抑制しつつ、着座者に与える違和感を抑制することができる。
また、着座面の反対側の面に凸部を形成することで、収納凹部によるパッド部材の剛性低下を抑制しつつ、受圧部材に対する位置決めも容易にすることができる。
また、凸部を連結する連結部が設けられることにより、収納凹部によるパッド部材の剛性低下をより抑制することができる。
振動体がブロアの開口部等を避けた位置に配置されることで、ブロアから送出される空気への影響を抑制することができる。
本発明の一実施形態に係る乗物用シートを示す斜視図である。 乗物用シートのフレームとパッドを示す分解斜視図である。 シートバックフレームを示す正面図であり、振動体の位置を示す図である。 シートクッションフレームを示す上面図であり、振動体の位置を示す図である。 表皮を外した状態の乗物用シートを示す正面図である。 表皮を外した状態の乗物用シートを示す上面図である。 バックパッドの背面を示す図である。 クッションパッドの底面を示す図である。 図5のA-A線に沿った断面図である。 図9の部分Bを拡大して示す図であり、振動体の収容状態を示す図である。 振動体の収容状態の別例を示す図である。 振動体の背面に凸部を備える乗物用シートの断面図である。 背面に凸部が形成されたバック用パッド部材の背面図である。 振動体の収納状態の別例を示す図である。 振動体の収納状態の別例を示す図である。 振動体の収納状態の別例を示す図である。 シートバックにおける振動体の取り付け位置の例を示す図である。 シートバックにおける振動体の取り付け位置の例を示す図である。 シートバックにおける振動体の取り付け位置の例を示す図である。 シートバックにおける振動体の取り付け位置の例を示す図である。 ブロアを有するシートバックにおける振動体の取り付け位置の例を示す図である。 ブロアを有するシートバックにおける振動体の取り付け位置の例を示す図である。 シートバックにおける振動体の取り付け位置の例を示す図である。 シートバックにおける振動体の取り付け位置の例を示す図である。 ブロアを有するシートバックにおける振動体の取り付け位置の例を示す図である。 ブロアを有するシートバックにおける振動体の取り付け位置の例を示す図である。 シートクッションにおける振動体の取り付け位置の例を示す図である。 シートクッションにおける振動体の取り付け位置の例を示す図である。 シートクッションにおける振動体の取り付け位置の例を示す図である。 シートクッションにおける振動体の取り付け位置の例を示す図である。 シートクッションにおける振動体の取り付け位置の例を示す図である。 ブロアを有するシートクッションにおける振動体の取り付け位置の例を示す図である。 ブロアを有するシートクッションにおける振動体の取り付け位置の例を示す図である。 シートクッションにおける振動体の取り付け位置の例を示す図である。 シートクッションにおける振動体の取り付け位置の例を示す図である。
以下、本発明の一実施形態(本実施形態)に係る乗物用シートの構成について図面を参照しながら説明する。ただし、以下に説明する実施形態は、本発明の理解を容易にするための一例であり、本発明を限定するものではない。すなわち、本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることは勿論である。
なお、以下では、乗物用シートの一例として車両用シートを挙げ、その構成例について説明することとする。ただし、本発明は、自動車・鉄道など車輪を有する地上走行用乗物に搭載される車両用シートに限定されるものではなく、地上以外を移動する航空機や船舶などに搭載されるシートであってもよい。また、通常の椅子又はソファーに適用されてもよい。
また、以下の説明において、「前後方向」とは、乗物用シートの前後方向であり、車両走行時の進行方向と一致する方向である。また、「シート幅方向」とは、乗物用シートの幅方向であり、乗物用シートに着座した乗員(着座者)から見た左右方向と一致する方向である。また、「上下方向」とは、乗物用シートの上下方向であり、車両が水平面を走行しているときには鉛直方向と一致する方向である。
また、以下の説明において、「シート幅方向」、「シート上下方向」、「シート前後方向」のように各種方向に「シート」を付して記載する場合には、乗物用シートに対する方向を示し、「車両内側」、「車両外側」のように「車両」を付して記載する場合には、車両に対する方向を示すものとする。
また、以下に説明する乗物用シート各部の形状、位置及び姿勢等については、特に断る場合を除き、乗物用シートが後述する着座状態にあるケースを想定して説明することとする。
<乗物用シートS>
本実施形態に係る乗物用シートSの基本構成について、図1を参照しながら説明する。図1は、乗物用シートSの斜視図であり、図1中乗物用シートSの一部については、図示の都合上、表皮6を外した構成にて図示している。
乗物用シートSは、車両の床上に載置され、車両の乗員(以下、着座者と称する場合もある)が着座するシートである。本実施形態において、乗物用シートSは、車両の前席に相当するフロントシートとして利用される。ただし、これに限定されるものではなく、乗物用シートSは、後部座席のシートとしても利用可能であり、また、前後方向に三列のシートを備える車両において二列目のミドルシートや三列目のリアシートとしても利用可能である。
乗物用シートSは、図1に示すように、着座者の背部を支える背もたれ部分となるシートバック1、着座者の臀部を支える着座部分となるシートクッション2、及び、シートバック1の上部に配され、着座者の頭部を支えるヘッドレスト3を主な構成要素とする。なお、シートバック1、シートクッション2及びヘッドレスト3を纏めてシート本体Shと称する場合がある。
シートバック1とシートクッション2とはリクライニング機構5を挟み込むように連結されている。リクライニング機構5により、シートバック1は、シートクッション2に対して回動可能となっており、その傾斜角度が調整可能になっている。
ヘッドレスト3からはヘッドレストピラー31が下方に延びており、シートバック1の上端部と接続している。
また、乗物用シートSの下部には、レール装置4が設置されている。レール装置4により、乗物用シートSは、シート本体Shが前後方向にスライド移動可能な状態で車体フロアに取り付けられる。レール装置4は、車体フロア上に固定されるロアレール4aと、ロアレール4aに対してスライド移動可能なアッパレール4bとから構成される。
<シートフレームF>
乗物用シートSの骨格を形成すシートフレームFの基本的な構成について、図2を用いて説明する。図2は、乗物用シートSのシートフレームFとパッド部材Pとを示す分解斜視図である。図3は、シートバックフレーム10を示す正面図、図4は、シートクッションフレーム20を示す上面図である。
乗物用シートSの中には、図2に示すように、シートフレームFが設けられている。シートフレームFは、シートバック1の骨格を形成するシートバックフレーム10と、シートクッション2の骨格を形成するシートクッションフレーム20と、ヘッドレスト3の骨格を形成するヘッドレストフレーム30とから構成される。
<シートバックフレーム10>
シートバックフレーム10は、図2及び図3に示すように、シートバックフレーム10は全体として方形枠状に形成されており、シートバックフレーム10は、左右に配置される一対のバックサイドフレーム11,11と、アッパフレーム12と、ロアフレーム13とを備える。
一対のバックサイドフレーム11,11は、上述したようにシートバックフレーム10の左右に配置され、基本的に左右対称の構成とされた部材である。一対のバックサイドフレーム11,11は、シート上下方向に延出して設けられている。一対のバックサイドフレーム11,11それぞれのシート前後方向の幅が、シート上方側からシート下方に向かうに従って拡幅するように形成されている。シート前方側の周縁部とシート後方側の周縁部がシート前方側に凸となるよう曲線状に形成されている。
アッパフレーム12はパイプを逆U字状に折り曲げることにより形成された部材であり、一対のバックサイドフレーム11,11の間に配置され、一対のバックサイドフレーム11,11の上端を連結している。バックサイドフレーム11,11と連結するアッパフレーム12の部分には、それら連結する連結フレーム16が設けられている。
アッパフレーム12と、一対のバックサイドフレーム11,11とは、それらの一部が重なった部分(重なり部17)を溶接することにより連結ししている。以下、溶接された部分を溶接部18と称する。
アッパフレーム12には、ヘッドレスト3のヘッドレストピラー31が挿通される一対のヘッドレストホルダ14が設けられている。ヘッドレストホルダ14は、ヘッドレスト3の保持強度を維持し、がたつきを抑制するために強度の高い金属製の部材として形成される。なお、ヘッドレストホルダ14は金属製に限らず樹脂製であってもよい。
また、左側に配置されるバックサイドフレーム11の下端には、アクチュエータ33がアクチュエータ取付部34を介して取り付けられている。アクチュエータ33を用いてリクライニング機構5を駆動させることができる。
シートバックフレーム10には、バック用の受圧部材15が設けられている。バック用の受圧部材15はランバとも呼ばれ、着座者の荷重を受け止める部材である。受圧部材15は、着座者から荷重がかかったとき、シートバックフレーム10において所定の範囲で移動可能に設けられている。
図3に示すバック用の受圧部材15は、ワイヤ部材151と、着座者の荷重を主に受け止める板状に形成された板状部材152と、から構成されている。バック用の受圧部材15は、その上端部15aが連結フレーム16の上部取付部16aに固定され、下端部がロアフレーム13に固定されることにより取り付けられている。
受圧部材15の板状部材152は、ワイヤ部材151により弾性的に支持されており、例えば図3に示す移動可能範囲R内において、前後方向又は左右方向に移動可能となっている。
図3に示すように、板状部材152には、シート幅方向に長尺な開口部15bが複数形成されている。また、板状部材152の両側部には、シート幅方向において外側に延びる第1側部153及び第2側部154が設けられている。第1側部153は、板状部材152の側部において中央に位置し、左右方向(シート幅方向)に延びる複数のリブにより構成されている。言い換えれば、第1側部153は、複数のリブにより櫛状に形成されている。第2側部154は、板状部材152の側部において下側に位置しており、シート幅方向において外方に延びるように設けられている。
<シートクッションフレーム20>
シートクッションフレーム20は、図2及び図4に示すように、乗物用シートSの上面視で方形枠状に形成され、左右には、一対のクッションサイドフレーム21,21が設けられている。一対のクッションサイドフレーム21,21は、基本的に左右対称の構成とされた部材であり、シート前後方向に延出して設けられている。
また、シートクッションフレーム20は、一対のクッションサイドフレーム21,21を前側で接続する前側接続フレーム22と、後側で接続する後側接続フレーム23とを有する。前側接続フレーム22及び後側接続フレーム23は丸パイプにより構成されている。また、更に前側接続フレーム22の前方には板状のパンフレーム24が設けられている。
また、図2及び図4に示すように、シートクッションフレーム20には前側接続フレーム22と、後側接続フレーム23の間を橋渡して配置されるクッション用の受圧部材25が設けられている。クッション用の受圧部材25により着座者の臀部を下方から支持することが可能になっている。
図4に示すクッション用の受圧部材25は、ワイヤ部材251と板状部材252とから構成されている。ワイヤ部材251は、前端部及び後端部がフック状に形成されており、前側接続フレーム22及び後側接続フレーム23に掛けることで、クッション用の受圧部材25の板状部材252を弾性的に支持している。
クッション用の受圧部材25の板状部材252には、後方に向かって下方に傾斜する傾斜部25aが形成されている。また、板状部材252には、図4に示すように複数の開口部25bが形成されている。
また、シートクッションフレーム20の右側に配置されるクッションサイドフレーム21には、シートスイッチユニット26が設けられている。シートスイッチユニット26は、左側に配置されてもよい。乗員は、シートスイッチユニット26のボタン等を押下することにより、リクライニング機構に設けられたアクチュエータ33を駆動させて、シートバック1の後傾角度を調整することができる。また、レール装置4に設けられたアクチュエータ(不図示)を駆動させてシート本体Shの前後位置を調整することができる。
<ヘッドレストフレーム30>
ヘッドレストフレーム30は、上述したように、ヘッドレスト3の骨格をなす部材である。ヘッドレストフレーム30は、正面視で逆U字状に形成されており、下方に延びるヘッドレストピラー31を、ヘッドレストホルダ14に挿入することで、シートバック1の上端部に取り付けることができる。
<パッド部材P>
図2及び図5、図6を用いて、パッド部材Pについて説明する。パッド部材Pは、シートバックフレーム10に装着されるバックパッド40と、シートクッションフレーム20に装着されるクッションパッド50と、ヘッドレストフレーム30に装着されるヘッドレスト用のパッド部材であるヘッドレストパッド32とからなる。
バックパッド40は、バック用の受圧部材15を覆うように設けられている。
また、クッションパッド50は、クッション用の受圧部材25を覆うように設けられている。
バックパッド40、クッションパッド50、ヘッドレストパッド32は、それぞれ表皮6により覆われている。
パッド部材Pは、例えばウレタン発泡材を用いて、発泡成型により成型されたウレタン基材であり、表皮6は、例えばクロス、合成皮革又は本革等からなる。
<バックパッド40>
バックパッド40には、図5に示すように、シート幅方向に延びる第1横吊り込み溝41と、上下方向に延びる第1縦吊り込み溝42とが形成されている。第1横吊り込み溝41は、本願発明の横吊り込み溝に相当し、第1縦吊り込み溝42は、本願発明の縦吊り込み溝に相当する。
第1横吊り込み溝41は、第1縦吊り込み溝42の上端を連結している。第1縦吊り込み溝42は、シートバック1の本体部1aと土手部1bとの間に配置されている。
<パッド貫通孔43>
第1縦吊り込み溝42の一部には、第1縦吊り込み溝42に沿ったパッド貫通孔43が形成されている。パッド貫通孔43を形成することでバックパッド40の変形が容易になる。また、パッド貫通孔43により、後述する振動体60によるバックパッド40の変形を吸収することができる。
また、乗物用シートSに空気を送出するブロア35が設けられている場合、バックパッド40に、ダクト36を挿通するダクト用貫通孔38が形成されてもよい。
<収納凹部44>
図6及び図9に示すように、バックパッド40の着座面40aには、バック側の振動体60を収納する収納凹部44が形成されている。収納凹部44に振動体60を挿入することで、振動体60を取り付けることができる。
収納凹部44に、振動体60が挿入された後、振動体60上にはスラブ45が配置され、収納凹部44が塞がれる。スラブ45は固定用テープ46により固定される。
図7及び図9に示すように、収納凹部44の底面にはハーネス孔47が形成されており、振動体60から延びるハーネス65を通すことで、バックパッド40の背面40bにハーネス65を引き込むことができる。
<振動体60>
振動体60は、着座した乗員に対して振動を与える装置である。本実施形態では、二つの振動体60が、バックパッド40に配置されている。振動体60は、クッション側にも二つ配置されている(以下、クッション側の振動体61)。バック側の振動体60とクッション側の振動体61とは同一の機構を有する。
振動体60には偏心モータが用いられている。偏心モータに限らず、振動体60にはリニア振動アクチュエータ又は圧電素子が用いられてもよい。振動体60からはハーネス65が延びており、車両に搭載されたECUに接続されている。ECUにより、振動体60の振動する強さや振動するタイミングを制御することが可能となっている。
<クッションパッド50>
クッションパッド50には、図6に示すように、シート幅方向に延びる第2横吊り込み溝51と、前後方向に延びる第2縦吊り込み溝52とが形成されている。第2横吊り込み溝51は、本願発明の横吊り込み溝に相当し、第2縦吊り込み溝52は、本願発明の縦吊り込み溝に相当する。
第2縦吊り込み溝52は、シートクッション2の本体部2aと、その左右に設けられる土手部2bとの間に配置されている。第2横吊り込み溝は、2本の第2縦吊り込み溝52の間を連結するように設けられている。
クッションパッド50の着座面50aには、クッション側の振動体61を収納する収納凹部54が形成されている。振動体61を収納凹部54に挿入することで、振動体61を取り付けることができる。図8及び図10Aに示すように、収納凹部54の底面にはハーネス孔57が形成されており、振動体61から延びるハーネス65を通すことで、クッションパッド50の底面50bにハーネス65を引き込むことができる。
収納凹部54に、振動体61が挿入された後、振動体61上にはスラブ55が配置され、収納凹部44が塞がれる。スラブ55は固定用テープ56により固定される。図8及び図10Aに示すように、収納凹部54の底面にはハーネス孔57が形成されており、振動体61から延びるハーネス65を通すことで、クッションパッド50の底面50bにハーネス65を引き込むことができる。
なお、図10Aに示すクッションパッド50では、収納凹部54の底面にハーネス孔57が形成されていたが、ハーネス孔57の位置はこれに限定されず、図10Bに示す、クッションパッド50’に形成された収納凹部54’のように、側壁にハーネス孔57’を形成して第2横吊り込み溝51に通し、第2横吊り込み溝51の底部から底面50bに通じるハーネス孔57’を形成してもよい。また、ハーネス孔57’は、第2横吊り込み溝51に形成されている吊り込み孔を利用してもよい。
<振動体60,61の位置>
以下、バックパッド40の振動体60と、クッションパッド50の振動体61の配置について図を参照しながら説明する。
従来、乗員に通知するために、車両用シートのシートバック又はシートクッション上に振動体を配置することが行われてきたが、振動体を適切な位置に配置することについては十分に考慮されてこなかった。
本実施形態の乗物用シートSでは、バックパッド40に、振動を発生させる2つの振動体60が設けられている。二つの振動体60は、図3に示すように、その少なくとも一部が、乗物用シートSの正面視にて、受圧部材15と重ならない位置に配置されている。
具体的には、二つの振動体60は、正面視にて、受圧部材15の板状部材152の側方であって、第1側部153の上方に位置する開口部15cと重なる位置に配置されている。
このように配置することで、例えば乗員が着座したときや車両が前突したときに、乗員はクッションパッド50に沈み込むが、その際、振動体60がその沈み込みを妨げることがない。すなわち、沈み込む際、乗員は振動体60を後方に押し込むものの、振動体60の移動が受圧部材15により妨げることが抑制されるため、乗員の沈み込みを妨げることがない。このように受圧部材15の位置を考慮しつつ、振動体60の配置することで、適切な位置に振動体60が配置された乗物用シートSを提供することができる。
また、上述したように受圧部材15は、図3に示す移動可能範囲R(所定の範囲)で移動可能に設けられているが、振動体60は、その移動可能範囲Rの外側に位置するように設けられている。そのため、受圧部材15が移動した場合でも振動体60は、受圧部材15と干渉することがない。このように配置することで、受圧部材15の移動による違和感の増加を抑制できる。
また、図5に示すように、振動体60は、クッションパッド50に形成されたパッド貫通孔43とシート幅方向において重なる位置に配置されている。言い換えれば、振動体60はシート上下方向においてパッド貫通孔43とほぼ同じ高さの位置となるように配置されている。このように配置することで、パッド貫通孔43により、振動体60によるバックパッド40の変形を吸収することができる。
また、図5に示すように、振動体60は、シート幅方向に延びる第1横吊り込み溝41よりも下方に位置するよう配置されている。また、振動体60は、シート上下方向に延びる第1縦吊り込み溝42よりも、シート幅方向において内側に配置されている。言い換えれば、振動体60は、二つの第1縦吊り込み溝42の間に挟まれて配置されている。
このように振動体60を配置することで、例えば、第1横吊り込み溝41及び第1縦吊り込み溝42の影響を抑制しつつ、着座者に与える違和感を抑制できる。
また、乗物用シートSにブロア35が設けられており、シートバック1から空気が送出されるように構成されている場合、図5に示すように、シートバック1の上部にダクト36が配置されいる場合がある。このような場合、振動体60は、クッションパッド50に設けられたダクト36を避けた位置に配置されるとよい。ブロア35から延びるダクト36を避けた位置に配置することで、ブロア35から送出される空気への影響を抑制することができる。
なお、振動体60は、ダクト36だけでなく、ブロア35の開口部やブロア35を取り付けるブロア取付部37(図16A参照)を避けた位置に配置されてもよい。
<凸部48>
また、図11及び図12に示すように、バックパッド40Aの背面40Abにおいて、収納凹部44’と対応する位置に凸部48を形成してもよい。凸部48を設けることで、収納凹部44による剛性の低下を抑制しつつ、背面側から見ても、振動体60の位置が把握できるため、組み付ける際の受圧部材15の位置決めを容易にすることができる。
また、図12に示すように、バックパッド40Aの背面40Abに設けられた二つの凸部48を連結するビード49(連結部)を設けてもよい。ビード49を設けることで、収納凹部44による剛性低下をより抑制することができる。
図11に示すように、クッションパッド50Aの底面50Abにおいて、収納凹部54’と対応する位置に凸部58を形成してもよい。また、凸部58を連結するビード(不図示)を形成してもよい。
次に、シートバックフレーム10と、振動体60との位置関係について図3を参照しつつ説明する。上述したように、シートバックフレーム10のアッパフレーム12の上部には、一対のヘッドレストホルダ14が設けられており、ヘッドレストピラー31を保持することでヘッドレスト3を支持している。シートバック1に設けられる振動体60は、図3に示すようにシート幅方向(左右方向)において、一対のヘッドレストピラー31よりも外側に配置されているとよい。このように配置することで、着座者に与える違和感を抑制することができる。
また、上述したように、バックサイドフレーム11,11の上端部とアッパフレーム12の下端部とが重なり部17において溶接により接続されている。シートバック1の振動体60は、重なり部17と、シート幅方向において重なる位置に配置されているとよい。言い換えれば、振動体60は、重なり部17と略同じ高さに配置されるとよい。
また、振動体60は、重なり部17における溶接部18と、シート幅方向において重なる位置に配置されるとよい。
重なり部17及び溶接部18はフレーム剛性が高くなるため、振動体60を重なり部17又は溶接部18とシート幅方向において重なるように配置することで、振動体60の振動が着座者に伝わりやすくなる。
また、受圧部材15は、その上端部15aが連結フレーム16の上部取付部16aで取り付けられている。振動体60は、上部取付部16aよりもシート幅方向において、内側に位置するように配置されているとよい。言い換えれば、振動体60は、シート幅方向において、二つの上部取付部16aの間に挟まれて配置されているとよい。このように配置することで、例えば、受圧部材15への影響を抑制できる。
また、振動体60は、シート幅方向において、受圧部材15の板状部材152から外方に延びる第1側部153の外端部(以下、受圧部材15の外端部)よりも内側に配置されるとよい。
振動体60を受圧部材15の外端部より内側に配置することで、例えば、受圧部材15への影響を抑制できる。
また、シートバックフレーム10のバックサイドフレーム11の下端には、上述したようにアクチュエータ33がアクチュエータ取付部34を介して取り付けられている。シートバック1の振動体60は、アクチュエータ取付部34よりも上方に配置されるとよい。
このように配置することで、例えば、アクチュエータ33の振動の影響を抑制することができる。
また、振動体60は、ロアフレーム13の前面部13aの左右方向幅内に配置されるとよい。言い換えれば、振動体60は、シート幅方向において、ロアフレーム13の前面部13aの左右端部より内側に配置されるとよい。このように、振動体60を配置することで、受圧部材15の影響を抑制することができる。
また、振動体60は、アッパフレーム12よりも下方に配置されるとよい。下方に配置することで、着座者に与える違和感を抑制することができる。
次に、図4及び図6を用いて、クッションパッド50に配置される振動体61の配置について説明する。
本実施形態の乗物用シートSでは、クッションパッド50に、振動を発生させる2つの振動体61が設けられている。図4に示すように、二つの振動体61は、少なくとも一部が乗物用シートSの上面視にて受圧部材25と重ならない位置に配置されている。すなわち、振動体61は、受圧部材25に形成された開口部25bと上面視で重なるように配置されている。
このように配置することで、例えば乗員が着座した際、乗員の沈み込みを妨げることがなくなる。すなわち、振動体61の下方に開口部25bがあるため、乗員が沈み込むことにより振動体61が押されて移動するが、その移動が受圧部材25により妨げられることが抑制される。このように振動体61を配置することで、適切な位置に振動体61が配置された乗物用シートSを提供することができる。
また、図6に示すように、振動体61は、シート幅方向に延びる第2横吊り込み溝51よりも前方に位置するよう配置されている。また、振動体61は、シート前後方向に延びる第2縦吊り込み溝52よりも、シート幅方向において内側に配置されている。言い換えれば、振動体61は、二つの第2縦吊り込み溝52の間に挟まれて配置されている。
このように振動体61を配置することで、例えば、第2横吊り込み溝51及び第2縦吊り込み溝52の影響を抑制しつつ、着座者に与える違和感を抑制できる。
また、本実施形態のクッションパッド50には形成されていないが、前後方向に延びるパッド貫通孔が形成されている場合、振動体61は、シート幅方向において、パッド貫通孔とシート幅方向において重なる位置に配置されているとよい。パッド貫通孔により振動体61によるクッションパッド50の変形を吸収することができる。
また、図4に示すように、振動体61は、シートクッションフレーム20のパンフレーム24より後方に配置されているとよい。また、振動体61は、パンフレーム24をクッションサイドフレーム21に固定する固定部24aよりも後方に配置されるとさらによい。また、前側接続フレーム22よりも後方に配置されているとよい。
このように、振動体61をクッションパッド50上に配置することで、例えば着座者に与える違和感を抑制することができる。
また、上述したように、シートクッションフレーム20の右側に配置されたクッションサイドフレーム21にはシートスイッチユニット26が設けられている。
振動体61は、シートスイッチユニット26とシート幅方向において重なる位置に配置されるとよい。言い換えれば、振動体61は、シートスイッチユニット26と、シート前後方向において略同じ位置に配置されるとよい。
シートスイッチユニット26が設けられることによりフレーム剛性が高くなることから、振動体61による振動が着座者に伝わりやすくなる。
また、受圧部材25は、図9に示すように、後方に向かって下方に傾斜する傾斜部25aを有する。振動体61は上面視で受圧部材25の傾斜部25aと重なるように配置されるとよい。すなわち、振動体61は傾斜部25aの上方に配置されるとよい。このように振動体61を配置することで、例えば着座者に与える違和感を抑制できる。
<振動体の固定方法の別例>
図10Aに示す振動体61の固定方法では、収納凹部54をクッションパッド50の着座面50aに形成し、振動体61を挿入してスラブ55で蓋をすることにより固定していた。しかしながら、振動体61の固定方法はこれに限定されない。以下、図13Aから図13Cを用いて、振動体60、61の固定方法の別例について説明する。
図13Aに示すように、スラブ55により周囲が覆われた振動体61をクッションパッド50Aの収納凹部54Aに収納し、固定用テープ56を用いて固定してもよい。
また、図13Bに示すように、防水カバー63で覆われた振動体61と、クッションパッド50Bと一体成型することにより、振動体61を固定してもよい。
また、図13Cに示すように、クッションパッド50Cと開閉可能な蓋部64とを一体成型し、振動体61を収納凹部54Cに収納して固定してもよい。また、蓋部64が他の部分よりも高硬度となるように、クッションパッド50Cを成型してもよい。
<振動を適切に付与する処理について>
振動体による振動を適切に着座者(例えば、着座した乗員)に付与することが求められている。適切に振動を付与することにより、着座者の振動を認識することの向上が図られるようになる。
本実施形態の振動体60、61は、車両に搭載されたECUによって、振動するタイミングや作動量が制御されている。また、振動体60以外の機能部品(他の機能部品)もECUにより制御されている。以下、このようなシステムを振動システムと称する。
振動を適切に付与するために、例えば振動体60の作動が必要な場合、及び/又は、振動体60の作動が行われている場合において、振動システムは、他の機能部品の作動を制限する制限手段を備えるとよい。
他の機能部品とは、着座者の周辺に存在する装置で、特にシートに設けられる装置であり、例えば、乗物用シートSに設けられたブロア35等の空調装置、スピーカ等の音声発生装置、マッサージ装置である。他の機能部品は、乗物用シートSの形状を変更するシート形状変更装置、乗物用シートSの位置を変更するシート位置変更装置、車両のウインドウ等の窓を開閉する窓開閉装置であってもよい。
他の機能部品の作動を制限することにより、振動体60,61による振動を適切に着座者に認識させることが可能となる。
なお、他の機能部品の作動を制限するとは、例えば、他の機能部品の作動を禁止することであってもよく、また、他の機能部品の作動速度、作動量又は作動個数を、振動体60,61が作動していないときよりも減らすようにすることであってもよい。
また、振動体60,61の作動が終了した後、所定時間、他の機能部品の作動を制限状態としてもよい。すなわち、振動体60,61の作動が終了した後でも、所定時間(例えば5秒間、又は10秒間等の短時間)、他の機能部品の作動を制限した状態を継続する。
他の機能部品の作動の制限状態と作動状態とが繰り返し行われることを抑制でき、着座者の違和感を抑制できる。
また、振動システムは、他の機能部品が作動している場合、振動体60,61を、作動量を、他の機能部品が作動していないときよりも大きくする作動量変更手段を備えてもよい。すなわち、他の機能部品が作動している場合は、振動体60,61が振動を大きくしたり、振動する時間を長くしたりすることで、着座者への伝達量を大きくする。
このようにすることで、振動体60,61による振動を適切に着座者に認識させることができる。
振動体60,61の作動量を大きくした場合、他の機能部品の作動が終了した後も、所定時間(例えば、5秒間又は10秒間等の短時間)、振動体60,61の作動を継続させてもよい。作動を継続させることで、振動体60,61の作動状態の変更が繰り返しおこなわれることを抑制でき、着座者の違和感を抑制できる。
次に、図14Aから図23Bを参照して他の実施例を説明する。なお、各図において、点線で振動体60を配置することが可能な位置が示されている。配置される振動体60の数は2つに限定されず、1つでも3つ以上であってもよい。
図14A~図18Bは、バックパッド40に配置される振動体60と、シートバックフレーム10A~10E’との位置関係を示す図である。
なお、図14A~図18Bに示すシートバックフレーム10A~10E’は、受圧部材15A~の構成が異なっており、バックサイドフレーム11、アッパフレーム12、ロアフレーム13の構成は、図3に示すシートバックフレーム10と同様であるため、同一の符号を付すことにより詳細な説明は省略する。
図14Aに示す受圧部材15Aは、ワイヤ部材151Aと、板状部材152Aとから構成されており、ワイヤ部材151Aと板状部材152Aとの両方より乗員の荷重を受け止めている。
振動体60は、図14Aに示す振動体60A~60Abのように、正面視でワイヤ部材151Aの開口と重なる位置に配置されてもよい。また、振動体60は、図14Aに示す振動体60Acのように、ワイヤ部材151Aと、板状部材152Aとの連結部分に配置されてもよい。振動体60は、図14Aに示す振動体60Adのように、板状部材152Aとバックサイドフレーム11との間の開口と正面視で重なる位置に配置されてもよい。
このように配置することで、乗員がパッド部材に沈み込む際に振動体60が妨げになることがない。
図14Bに示すシートバックフレーム10A’の受圧部材15A’は、ワイヤ部材151A’と、板状部材152Aとから構成されており、ワイヤ部材151A’と板状部材152Aとの両方より乗員の荷重を受け止めている。図14Bに示すワイヤ部材151A’は、図14Aに示すワイヤ部材151Aと比較して、構成するワイヤの本数が増加している。
振動体60は、図14Bに示す振動体60Adのように、ワイヤ部材151A’と正面視で重なる位置に配置されてもよい。
また、図14Bに示す振動体60Aeのように、板状部材152Aと正面視で重なる位置に配置されてもよい。
このように、受圧部材15A’と正面視で重なる位置に振動体60を配置することで、振動体60をしっかりと支持することができる。
図15Aに示す受圧部材15Bは、ワイヤ部材151Bと、板状部材152Bとから構成されている。図3に示す受圧部材15と比較して、板状部材152Bの縦方向の長さが短くなり、板状部材152Bを支持するワイヤ部材151Bがその分長くなっている。縦に延びるワイヤ部材151Bは、ワイヤ連結部材により連結されている。また、ワイヤ部材151Bには、シート幅方向に延びるワイヤ補助部材155Bが設けられている。
振動体60は、図15Aに示す振動体60B、60Baのように、正面視でワイヤ部材151Bの開口内に配置されてもよい。また、振動体60Bcのように、ワイヤ部材151Bと正面視で重なって配置されてもよい。また、振動体60Bdのように、ワイヤ連結部材と一部が重なって配置されてもよい。
また、振動体60は、振動体60Beのように、板状部材152の第1側部153Bの外方に配置されてもよい。振動体60は、振動体60Bfのように、第2側部154Bの外方に配置されてもよい。
また、振動体60は、振動体60gのように、板状部材152に形成された開口と一部が重なって配置されてもよい。
図15Bに示す受圧部材15B’は、図15Aに示す受圧部材15Bと比較して、更にもう1本のシート幅方向に延びるワイヤ補助部材155Bが追加されている。
振動体60は、図15Bに示す振動体60Bh,60Biのように、正面視でワイヤ補助部材155Bと重なるように配置されてもよい。
また、振動体60は、振動体60Bjのように、ワイヤ部材151Bと正面視で重なって配置されてもよい。振動体60は、振動体60Bkのように、ワイヤ連結部材156Bと一部が重なって配置されてもよい。
また、振動体60は、振動体60Blのように、板状部材152Bの第1側部153Bと正面視で重なるように配置されてもよい。振動体60は、振動体60Bmのように、第2側部154Bと正面視で重なるように配置されてもよい。また、振動体60は、振動体60Bnのように、板状部材152Bと正面視で重なるように配置されてもよい。このとき、ワイヤ部材151と正面視で重なるとよい。
このように、振動体60を受圧部材15B’と正面視で重なる位置に配置することで、振動体60をしっかりと支持することができる。
図16Aに示す受圧部材15Cは、ワイヤ部材151Cと、板状部材152Cとから構成されている。図3に示す受圧部材15と比較して、さらに、ブロア35が設けられていることが異なる。ブロア35は、ブロア取付部37を介してワイヤ部材151Cに取り付けられている。
振動体60は、図16Aに示す振動体60Cのように、正面視で受圧部材15C及びブロア35と重ならない位置に配置されるとよい。また、振動体60Ccのように、ブロア取付部37を避けて、正面視でワイヤ部材151Cと一部が重なる位置に配置してもよい。
また、振動体60Cdのように、ブロア取付部37を避けて配置されてもよい。
また、振動体60は、振動体60Ceのように、板状部材152Cの第1側部153Cの外方に配置されてもよく、振動体60Bfのように、第2側部154Cの外方に配置されてもよい。
このように配置することで、乗員がバックパッド40に沈み込む際に振動体60が妨げになることがない。
図16Bに示す受圧部材15C’は、図16Aに示す受圧部材15Cと比較して、ブロア取付部37’に取付片37aが設けられていることが異なる。
振動体60は、図16Bに示す振動体60hのように、正面視でブロア35の取付片37aと重なる位置に配置されるとよい。
また、振動体60Ciのように、ブロア取付部37と重なる位置に配置されてもよい。また、振動体60Cjのように、ワイヤ部材151C及びブロア取付部37に重なって配置されてもよい。振動体60Ckのように、一部がブロア取付部37と重なるように配置されてもよい。また、振動体60Clのように、板状部材152Cの第1側部153Cと重なるように配置されてもよく、振動体60Cmのように、第2側部154Cと重なるように配置されてもよい。また、正面視で、板状部材152Cとブロア取付部37との両方と重なって配置されてもよい。
図17Aに示す受圧部材15Dは、ワイヤ部材151Dと、板状部材152Dとから構成されている。ワイヤ部材151Dは、ワイヤ連結部材155Dと連結されている。図3に示す受圧部材15と比較して、板状部材152が縦に長くなり、乗員からの荷重をより広い範囲で受け止めるように構成されている。
振動体60は、図17Aに示す振動体60Dのように、正面視で受圧部材15Dと重ならない位置に配置されるとよい。また、振動体60Da,60db,60Deのように、受圧部材15Dの側部より外側に配置されてもよい。振動体60Dcのように、振動体60の一部が、ワイヤ部材151Dとワイヤ連結部材156Dとの連結部分と、正面視で重なるように配置されてもよい。
また、振動体60Df,60Dgのように、板状部材152Dの側部に設けられた複数のリブと正面視で重なるように配置されてもよい。
このように配置することで、乗員がバックパッド40に沈み込む際に振動体60が妨げになることがない。
図17Bに示す受圧部材15D’は、図17Aに示す受圧部材15Dと比較して、リブ(第1側部153D’)が増加していることが異なっている。
振動体60は、図17Bに示す振動体60Dhのように、第1側部153D’と重なるように配置されるとよい。また、振動体60は、図17Bに示す振動体60Diのように、第1側部153D’の先端と一部が重なるように配置されてもよい。
また、振動体60は、図17Bに示す振動体60Djのように、ワイヤ部材151Dと正面視で重なるように配置されてもよい。また、振動体60は、図17Bに示す振動体60Dk,60Dl,60Dmのように、板状部材152Dと重なるように配置されてもよい。
このように、振動体60を受圧部材15D’と正面視で重なる位置に配置することで、振動体60をしっかりと支持することができる。
図18Aに示す受圧部材15Eは、ブロア35が取り付けられたブロア取付部37Eと、板状部材152Eとから構成されている。
振動体60は、図18Aに示す振動体60E、60Eaのように、正面視で受圧部材15Eと重ならない位置に配置されるとよい。また、振動体60Eb、60Ecのように、のように、ブロア35と正面視で重ならない位置、すなわちブロア35を避けた位置に配置されるとよい。
図18Bに示す受圧部材15E’は、図18Aに示す受圧部材15Eと比較して、リブの増加していることが異なっている。
振動体60は、図18Bに示す振動体60Edのように、ブロア35と正面視で重なる位置に配置されてよい。
また、振動体60は、図18Bに示す振動体60Ee、60Efのように、一部がブロア取付部37Eと重なる位置に配置されるとよい。
また、振動体60は、図18Bに示す振動体60Egのように、正面視で第1側部153E’と重なるように配置されてよい。
次に、クッションパッド50に配置される振動体61の位置について説明する。図19~図23Bは、クッションパッド50に配置される振動体61と、シートクッションフレーム20’~20D’との位置関係を示す図である。
なお、図19~図23Bに示すシートクッションフレームは、受圧部材25の構成が異なっており、クッションサイドフレーム21,21、前側接続フレーム22、後側接続フレーム23、パンフレーム24、レール装置4の構成は、図4に示すシートクッションフレーム20と同様であるため、同一の符号を付すことにより詳細な説明は省略する。
図19に示す受圧部材25’は、図4に示す受圧部材25と同様に、板状部材から構成されているが、開口部25bが形成されていないことが異なっている。
クッションパッド50に配置される振動体61は、図19に示すように、受圧部材25’と重なるように配置されてもよい。このように配置することで、振動体61をしっかりと支持することができる。
図20Aに示す受圧部材25Aは、パンフレーム24が省略され、一枚の板状部材により構成されていることが図4に示す受圧部材25と異なっている。
振動体61は、図20Aに示す振動体61Aのように、上面視で受圧部材25Aと重ならない位置に配置されるとよい。言い換えれば、振動体61は、開口部25Abと重なる位置に配置されているとよい。
また、振動体61は、図20Aに示す振動体61Aaのように、開口部25Abと一部が重なるように配置されもよい。
振動体61は、図20Aに示す振動体61Abのように、受圧部材25Aの側部と重なるように配置されてもよい。
このように配置することで、例えば乗員がクッションパッド50に沈み込む際に振動体61が妨げになることがない。
図20Bに示す受圧部材25A’は、一枚のパンフレームにより構成されており、図20Aに示す受圧部材25と一部の開口部25Abが塞がれていることが異なっている。
振動体61は、図20Bに示す振動体61Acのように、上面視で受圧部材25A’と重なる位置に配置されるとよい。言い換えれば、振動体61は、開口部25Abと重なる位置に配置されるとよい。
また、振動体61は、図20Bに示す振動体61Ad、61e、61Fのように、受圧部材25A’の本体部と側部との境界部分(折れ曲がり部)と一部が重なるように配置されるとよい。剛性が高くなる部分と上面視で重なるように配置されることで、振動体61をしっかりと支持することができる。
図21Aに示す受圧部材25Bは、ワイヤ部材が省略され、一枚の板状部材により構成されていることが、図4に示す受圧部材25と異なっている。
振動体61は、図21Aに示す振動体61Bのように、上面視で受圧部材25Bと重ならない位置に配置されるとよい。言い換えれば、振動体61は、開口部25Bbと重なる位置に配置されているとよい。
振動体61は、図21Aに示す振動体61Baのように、開口部25Bbと一部が重なる位置に配置されているとよい。また、振動体61Bb,61Bcのように、受圧部材25Bの周囲端部と一部が重なるように配置されてもよい。
このように配置することで、例えば乗員がパッド部材に沈み込む際に振動体61が妨げになることがない。
図21Bに示す受圧部材25B’は、一部の開口部25Bbが塞がれていることが異なっている。
振動体61は、図21Bに示す振動体61Bdのように、上面視で、受圧部材25B’と重なる位置に配置されるとよい。
また、振動体61は、図21Bに示す振動体61Beのように、上面視でクッションサイドフレーム21と重なる位置に配置されてもよい。また、図21Bに示す振動体61Bfのように、パンフレーム24がクッションサイドフレーム21と接続する部分と上面視で重なる位置に配置されてもよい。
また、図21Bに示す振動体61Bgのように、上面視でパンフレーム24と重なる位置に配置されてもよい。
剛性が高い部分と上面視で重なるように配置されることで、振動体61をしっかりと支持することができる。
図22Aに示す受圧部材25Cは、板状部材25Caと、板状部材25Caを支持するSバネ25Ccと、ブロア35と、ブロア35をSバネ25Ccに取り付けるブロア取付部37とにより構成されている。
振動体61は、図22Aに示す振動体61C,61Ca、61Ccのように、上面視で受圧部材25Cと重ならない位置に配置されるとよい。言い換えれば、振動体61は、開口部25Cb、又は、隣り合うSバネ25Ccの間の開口と重なる位置に配置されているとよい。
また、振動体61は、図22Aに示す振動体61Caのように、ブロア35及びブロア取付部37の位置を避けて配置されるとよい。
また、図22Aに示す振動体61Cbのように、振動体61の一部が板状部材25Caと重ならないように配置されるとよい。
このように配置することで、例えば乗員がクッションパッド50に沈み込む際に振動体61が妨げになることがない。
図22Bに示す受圧部材25C’は、図22Aに示す受圧部材25Cと比較して開口部25Cbが塞がれていることが異なっている。
振動体61は、図22Bに示す振動体61Cdのように、上面視で、受圧部材25C’の板状部材252C’と重なる位置に配置されるとよい。
また、振動体61は、図22Bに示す振動体61Ceのように、上面視で、Sバネ251C’、ブロア35又はブロア取付部37と重なるように配置されてもよい。
また、振動体61Cfのように、板状部とSバネ251Cとの両方に重なるよう配置されてもよい。
また、振動体61Cgのように、板状部材252C’と一部が重なるように配置されてもよい。
剛性が高い部分と上面視で重なるように配置されることで、振動体61をしっかりと支持することができる。
図23Aに示す受圧部材25Dは、ワイヤ部材251Dと、ワイヤ部材251Dを連結するワイヤ連結部材28と、ワイヤを補強するワイヤ補強部材29により構成されている。
振動体61は、図23Aに示す振動体61D,61Da、61Dbのように、ワイヤ部材で構成された受圧部材25Dと上面視で重ならない位置に配置されるとよい。
また、61Dcのように、一部がパンフレーム24と重なっていてもよい。
このように配置することで、例えば乗員がクッションパッド50に沈み込む際に振動体61が妨げになることがない。
また、図23B示す、振動体61Dd、61De、61Dd、61Dgのように、ワイヤ部材で構成された受圧部材25Dと上面視で重なる位置に配置されてもよい。
また、振動体61De、Dfのように、ワイヤ連結部材28及びワイヤ補強部材29と重なるように配置されてもよい。振動体61Dhのように一部が上側面視でパンフレーム24と前側接続フレーム22と重なるように配置してもよい。
剛性が高い部分と上面視で重なるように配置されることで、振動体61をしっかりと支持することができる。
以上、本実施形態に係る乗物用シートSについて図を用いて説明した。なお、本実施形態では、車両に搭載された乗物用シートSに適用しているが、振動体60、61が設けられるシートは乗物用シートSに限定されない。通常の椅子やソファーであってもよく、着座面を備えるものであれば適用可能である。また、上述したシートバック1に適用した振動体60の配置を、シートクッション2の振動体61に適用してもよく、シートクッション2に適用した振動体61の配置を、シートバック1の振動体60に適用しても構わない。
S 乗物用シート
F シートフレーム
P パッド部材
R 移動可能範囲(所定の範囲)
1 シートバック
1a 本体部
1b 土手部
2 シートクッション
3 ヘッドレスト
4 レール装置
4a ロアレール
4b アッパレール
5 リクライニング機構
6 表皮
10、10A~10E’ シートバックフレーム
11 バックサイドフレーム(サイドフレーム)
12 アッパフレーム
13 ロアフレーム
14 ヘッドレストホルダ
15、15A~15E’ 受圧部材(バック用)
151 ワイヤ部材
152 板状部材
153 第1側部
154 第2側部
155B ワイヤ補助部材
156B、156D ワイヤ連結部材
15a 上端部
15b 開口部
15c 開口部
16 連結フレーム
16a 上部取付部
17 重なり部
18 溶接部
20、20A~20D’ シートクッションフレーム
21 クッションサイドフレーム(サイドフレーム)
22 前側接続フレーム
23 後側接続フレーム
24 パンフレーム
25、25A~25C’ 受圧部材(クッション用)
251 ワイヤ部材
252 板状部材
25a 傾斜部
25b 開口部
251C Sバネ
26 シートスイッチユニット
28 ワイヤ連結部材
29 ワイヤ補強部材
30 ヘッドレストフレーム
31 ヘッドレストピラー
32 ヘッドレストパッド
33 アクチュエータ
34 アクチュエータ取付部
35 ブロア
36 ダクト
37、37’ ブロア取付部
38 ダクト用貫通孔
40、40A バックパッド(パッド部材)
40a、40Aa 着座面
40b、40Ab 背面
41 第1横吊り込み溝
42 第1縦吊り込み溝
43 パッド貫通孔(貫通孔)
44 収納凹部
45 スラブ
46 固定用テープ
47 ハーネス孔
48 凸部
49 ビード(連結部)
50、50’、50A~50C クッションパッド(パッド部材)
50a 着座面
50b 底面
51 第2横吊り込み溝
52 第2縦吊り込み溝
54、54’、54A~54C 収納凹部
55 スラブ
56 固定用テープ
57、57’ ハーネス孔
58 凸部
60 振動体(バック側)
61 振動体(クッション側)
63 防水カバー
64 蓋部
65 ハーネス

Claims (10)

  1. 乗物用シートであって、
    骨格をなすフレームと、
    該フレームに設けられ、乗員の荷重を受け止める受圧部材と、
    該受圧部材を覆うパッド部材と、を備え、
    前記パッド部材には、振動を発生させる少なくとも1つの振動体が設けられており、
    前記振動体は、前記振動体の少なくとも一部が、前記乗物用シートの正面視又は前記乗物用シートの上面視にて、前記受圧部材と重ならない位置に配置されることを特徴とする乗物用シート。
  2. 前記受圧部材は前記フレームにおいて所定の範囲で移動可能に設けられており、
    前記振動体は、前記所定の範囲外に配置されることを特徴とする請求項1に記載の乗物用シート。
  3. 前記受圧部材には開口部が形成されており、
    前記振動体は、前記乗物用シートの正面視又は前記乗物用シートの上面視にて前記開口部と重なる位置に配置されることを特徴とする請求項1に記載の乗物用シート。
  4. 前記パッド部材には、前記パッド部材の変形を吸収する貫通孔が形成されており、
    前記振動体は、シート幅方向において、前記貫通孔と重なる位置に配置されることを特徴とする請求項1に記載の乗物用シート。
  5. 前記パッド部材には、シート幅方向に延びる横吊り込み溝が形成されており、
    前記振動体は、前記横吊り込み溝より下方又は前方に配置されることを特徴とする請求項1に記載の乗物用シート。
  6. 前記パッド部材には、シート上下方向又はシート前後方向に延びる縦吊り込み溝が形成されており、
    前記振動体は、シート幅方向において前記縦吊り込み溝より内側に配置されることを特徴とする請求項1に記載の乗物用シート。
  7. 前記パッド部材には、着座面において前記振動体を収納する収納凹部と、前記着座面の反対側の面において前記収納凹部と対応する位置に凸部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の乗物用シート。
  8. 前記パッド部材には、複数の前記振動体が設けられており、
    前記パッド部材には、複数の前記振動体毎に形成される前記凸部を連結する連結部が設けられていることを特徴とする請求項7に記載の乗物用シート。
  9. 前記乗員に向けて空気を送り出すブロアを備え、
    前記振動体は、前記ブロアの開口部、前記ブロアのダクト、又は前記ブロアの取付部材を避けた位置に配置されることを特徴とする請求項1に記載の乗物用シート。
  10. 前記乗物用シートは、前記乗員の背部を支持するシートバックと、前記乗員の臀部を支持するシートクッションと、前記乗員の頭部を支持するヘッドレストと、前記パッド部材を覆う表皮と、を備え、
    前記フレームは、前記シートバックの骨格をなすシートバックフレームと、前記シートクッションの骨格をなすシートクッションフレームとを有することを特徴とする請求項1に記載の乗物用シート。
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