JP2024048795A - 縦胴縁支持構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】外周梁に取り付けられ、外装材用の縦胴縁を支持するガセットプレートの施工性を向上することを目的とする。
【解決手段】縦胴縁支持構造は、スラブ40を支持する外周梁30と、スラブ40よりも下側に配置されるとともに、外周梁30の材軸方向に間隔を空けて配置され、外周梁30から室外側へそれぞれ延出する複数のガセットプレート50A,50Bと、スラブ40よりも下側に配置され、複数のガセットプレート50A,50Bに支持される中間受け梁60と、中間受け梁60に設けられるとともに、中間受け梁60の材軸方向に間隔を空けて配置される複数の外側ブラケット64と、外側ブラケット64に取り付けられ、外装パネル80を支持する複数の縦胴縁70と、を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、縦胴縁支持構造に関する。
外壁の縦胴縁を支持する支持構造が知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、梁材の上片に取り付けられ、梁材上に打設されるコンクリートの流れを止める流れ止め金具が知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開2016-094787号公報 特開平4-097054号公報
一般に、外装材を支持する複数の縦胴縁は、外周梁に取り付けられた複数のガセットプレートにそれぞれ支持される。この場合、縦胴縁の数に応じて、複数のガセットプレートを外周梁に取り付ける必要があるため、ガセットプレートの施工に手間がかかる。
本発明は、上記の事実を考慮し、外周梁に取り付けられ、外装材用の縦胴縁を支持するガセットプレートの施工性を向上することを目的とする。
請求項1に記載の縦胴縁支持構造は、外周柱に架設され、スラブを支持する外周梁と、前記スラブよりも下側に配置されるとともに、前記外周梁の材軸方向に間隔を空けて配置され、該外周梁又は前記外周柱から室外側へ延出する複数のガセットプレートと、前記スラブよりも下側に配置され、複数の前記ガセットプレートに支持される中間受け梁と、前記中間受け梁に設けられるとともに、該中間受け梁の材軸方向に間隔を空けて配置される複数のブラケットと、前記ブラケットに取り付けられ、外装材を支持する複数の縦胴縁と、を備える。
請求項1に係る縦胴縁支持構造によれば、外周梁は、外周柱に架設され、スラブを支持する。この外周梁又は外周柱から、複数のガセットプレートが室外側へ延出する。複数のガセットプレートは、スラブよりも下側に配置されるとともに、外周梁の材軸方向に間隔を空けて配置される。これらのガセットプレートによって、中間受け梁が支持される。
中間受け梁は、スラブよりも下側に配置される。この中間受け梁には、複数のブラケットが設けられる。複数のブラケットは、中間受け梁の材軸方向に間隔を空けて配置される。これらのブラケットに、外装材を支持する縦胴縁が取り付けられる。
このように本発明では、縦胴縁を支持する複数のブラケットが設けられた中間受け梁を複数のガセットプレートで支持することにより、ガセットプレートの数を縦胴縁の数よりも少なくすることができる。したがって、外周梁に対するガセットプレートの取付作業が低減されるため、ガセットプレートの施工性が向上する。
また、本発明では、外周梁又は外周柱に複数のガセットプレートを介して中間受け梁を取り付ける際に、外周梁又は外周柱の施工誤差等を吸収することができる。したがって、複数の縦胴縁の施工精度を高めることができる。
さらに、中間受け梁によって隣り合うガセットプレートが連結されるため、中間受け梁がガセットプレートの振れ止め材として機能する。したがって、地震時におけるガセットプレートの振れを抑制することができる。また、中間受け梁とは別に、ガセットプレートの振れ止め材を設ける必要がないため、コストを削減することができる。
請求項2に記載の縦胴縁支持構造は、請求項1に記載の縦胴縁支持構造において、前記ブラケットは、前記中間受け梁から室外側へ延出する。
請求項2に係る縦胴縁支持構造によれば、ブラケットは、中間受け梁から室外側へ延出する。これにより、本発明では、例えば、ブラケットが中間受け梁から上側又は下側へ延出する構成と比較して、外周梁から延出するガセットプレートの延出長さを短くすることができる。したがって、地震時に、ガセットプレートの振れを抑制することができる。
請求項3に記載の縦胴縁支持構造は、請求項1に記載の縦胴縁支持構造において、前記外周梁から室外側へ跳ね出す前記スラブの下面に沿って配置されるとともに、複数の前記ガセットプレートに支持されるスラブ用デッキを備え、前記スラブ用デッキには、前記スラブの室外側の端面に沿って配置されるコンクリート止め部が設けられる。
請求項3に係る縦胴縁支持構造によれば、スラブ用デッキは、外周梁から室外側へ跳ね出すスラブの下面に沿って配置される。このスラブ用デッキは、複数のガセットプレートによって支持される。つまり、ガセットプレートは、中間受け梁、及びスラブ用デッキの支持部材に兼用される。したがって、ガセットプレートとは別に、スラブ用デッキの支持部材を設ける必要がないため、コストを削減することができる。
また、スラブ用デッキには、スラブの室外側の端面に沿って配置されるコンクリート止め部が設けられる。これにより、スラブ用デッキ上に打設されたコンクリートが、スラブ用デッキから流れ落ちることが抑制される。したがって、スラブの施工性が向上する。
請求項4に記載の縦胴縁支持構造は、請求項1~請求項3の何れか1項に記載の縦胴縁支持構造において、前記ガセットプレートの数は、前記縦胴縁の数よりも少ない。
請求項4に係る縦胴縁支持構造によれば、ガセットプレートの数は、縦胴縁の数よりも少ない。したがって、外周梁に対するガセットプレートの取付作業が低減されるため、ガセットプレートの施工性が向上する。
以上説明したように、本発明によれば、外周梁に取り付けられ、外装材用の縦胴縁を支持するガセットプレートの施工性を向上するができる。
一実施形態に係る縦胴縁支持構造が適用された構造物を室外側から見た立面図である。 図1の2-2線断面図である。 図1の3-3線断面図である。 図3に示される外周梁、中間受け梁、縦胴縁、及びスラブ用デッキを分解した分解断面図である。 図1の5-5線断面図である。
以下、図面を参照しながら、一実施形態に係る縦胴縁支持構造について説明する。
(縦胴縁支持構造)
図1には、本実施形態に係る縦胴縁支持構造が適用された構造物(建物)10の外周部が示されている。構造物10は、複数階で構成されている。図2に示されるように、構造物10は、外周柱20と、外周梁30と、スラブ40と、中間受け梁60と、外装パネル80とを備えている。
なお、図1では、外装パネル80の図示が省略されている。また、図2では、スラブ40及びスラブ用デッキ42の図示が省略されている。また、各図に適宜示される矢印INは、構造物10の室内側を示し、矢印OUTは、構造物10の室外側を示している。
(外周柱)
外周柱20は、構造物10の外周部に間隔を空けて配置されている。この外周柱20は、角形鋼管によって形成された鉄骨柱(外周鉄骨柱)とされている。また、隣り合う外周柱20には、外周梁30が架設されている。
なお、外周柱20は、角形鋼管に限らず、丸形鋼管やH形鋼によって形成されても良い。また、外周柱20は、鉄骨造に限らず、鉄筋コンクリート造や、鉄骨鉄筋コンクリート造等でも良い。
(外周梁)
外周梁30は、構造物10の外周部に沿って配置されている。また、外周梁30は、外周柱20と図示しない他の外周柱とに、上下方向に間隔を空けて架設されている。これらの外周柱20及び外周梁30によって、外周架構が構成されている。
図3に示されるように、外周梁30は、H形鋼によって形成された鉄骨梁(外周鉄骨梁)とされている。この外周梁30は、上下方向に互いに対向する上側フランジ部32及び下側フランジ部34と、上側フランジ部32及び下側フランジ部34を接続するウェブ部36とを有している。
上側フランジ部32の上面には、複数のスタッド38が設けられている。複数のスタッド38は、外周梁30の材軸方向に間隔を空けて配置されている。また、複数のスタッド38は、上側フランジ部32の上面から上方へ突出し、スラブ40に埋設されている。これらのスタッド38を介して、外周梁30とスラブ40とがせん断力を伝達可能に接合されている。
なお、スタッド38は、適宜省略可能である。また、外周梁30は、鉄骨造に限らず、鉄筋コンクリート造や、鉄骨鉄筋コンクリート造等でも良い。
(スラブ)
スラブ40は、鉄筋コンクリート造とされており、内部に図示しないスラブ筋が埋設されている。また、スラブ40は、外周梁30と、当該外周梁30と隣り合う図示しない内部梁とに架設されている。このスラブ40は、外周梁30よりも室外側へ跳ね出す跳出し部40Aを有している。
跳出し部40Aは、外周梁30と、後述する中間受け梁60とに架設されたスラブ用デッキ42の上にコンクリートを打設することにより形成されている。このスラブ用デッキ42の下側には、複数のガセットプレート50A,50B(図2参照)が配置されている。
(ガセットプレート)
図2に示されるように、複数のガセットプレート50A,50Bは、中間受け梁60を支持するとともに、スラブ用デッキ42を支持する支持部材である。つまり、複数のガセットプレート50A,50Bは、中間受け梁60、及びスラブ用デッキ42の支持部材に兼用されている。
複数のガセットプレート50A,50Bは、鋼板等によって形成されており、外周梁30の材軸方向に間隔を空けて配置されている。また、複数のガセットプレート50A,50Bは、外周柱20及び外周梁30の室外側(外装パネル80側)にそれぞれ設けられている。これらのガセットプレート50A,50Bの数(枚数)は、縦胴縁70及び外側ブラケット64の数よりも少なくされている。
なお、ガセットプレート50A,50Bの構成は、同様である。そのため、以下では、外周梁30の室外側に設けられたガセットプレート50Aの構成について説明し、外周柱20の室外側に設けられたガセットプレート50Bの構成については説明を省略する。
図3に示されるように、外周梁30の室外側に設けられたガセットプレート50Aは、スラブ40の下側に配置されている。また、ガセットプレート50Aは、厚み方向(外周梁30の材軸方向)から見てL字形状に形成されている。このガセットプレート50Aは、リブ状部52、及び延出部54を有している。
リブ状部52は、外周梁30のウェブ部36における室外側の外面にリブ状に設けられている。また、リブ状部52は、外周梁30の上側フランジ部32と下側フランジ部34とに亘って設けられており、これらの上側フランジ部32、下側フランジ部34、及びウェブ部36に溶接等によって接合されている。
なお、本実施形態では、外周梁30のウェブ部36に対するリブ状部52と反対側に、リブプレート56が設けられている。しかし、リブプレート56は、適宜省略可能である。
ガセットプレート50Aの延出部54は、リブ状部52の上部からスラブ40(スラブ用デッキ42)の下面に沿って室外側へ延出している。この延出部54の延出方向に先端部には、中間受け梁60が接合されている。なお、延出部54の上には、後述するスラブ用デッキ42が設けられている。
(中間受け梁)
中間受け梁60は、複数の縦胴縁70を支持するとともに、複数のガセットプレート50Aを補強する梁材である。つまり、中間受け梁60は、複数の縦胴縁70を支持する支持部材と、複数のガセットプレート50Aを補強する補強部材(振れ止め材)とに兼用されている。
中間受け梁60は、構造物10の外周部に沿って配置されている。より具体的には、中間受け梁60は、外周梁30と外装パネル80との間に、外周梁30の材軸方向に沿って配置されている。また、中間受け梁60は、角形鋼管によって形成された鉄骨梁とされている。この中間受け梁60の室内側(外周梁30側)の内側面には、複数の内側ブラケット62が設けられている。一方、中間受け梁60の室外側(外装パネル80側)の外側面には、複数の外側ブラケット64が設けられている。
なお、中間受け梁60は、角形鋼管に限らず、例えば、H形鋼やC形鋼等によって形成されても良い。また、中間受け梁60は、鉄骨造に限らず、鉄筋コンクリート造や、鉄骨鉄筋コンクリート造等でも良い。
図2~図4に示されるように、複数の内側ブラケット62は、鋼板等によって形成されており、ガセットプレート50Aの数に応じて、中間受け梁60の材軸方向に間隔を空けて配置されている。また、複数の内側ブラケット62は、中間受け梁60の内側面から室内側へ延出している。これらの内側ブラケット62には、複数のガセットプレート50Aの先端部が、ボルト66及びナット68(図1参照)によって接合(ボルト接合)されている。
なお、複数の内側ブラケット62は、工場やサイトヤードにおいて、中間受け梁60の内側面に溶接等によって接合しても良いし、現場において、中間受け梁60の内側面に溶接等によって接合しても良い。
複数の外側ブラケット64は、鋼板等によって形成されており、縦胴縁70の数に応じて、中間受け梁60の材軸方向に間隔を空けて配置されている。また、複数の外側ブラケット64は、中間受け梁60の外側面から室外側へ延出している。これらの外側ブラケット64には、縦胴縁70が、例えば、ボルト72及びナット74(図2参照)によってそれぞれ取り付けられている。
図3に示されるように、下階の中間受け梁60では、2本の縦胴縁70が外側ブラケット64を介して連結されている。一方、図5に示されるように、上階の中間受け梁60では、1本の縦胴縁70の材軸方向の中間部が外側ブラケット64に取り付けられている。そのため、下階の外側ブラケット64が、上階の外側ブラケット64よりも大きくされている。
なお、外側ブラケット64は、ブラケットの一例である。また、複数の外側ブラケット64は、工場やサイトヤードにおいて、中間受け梁60の外側面に溶接等によって接合しても良いし、現場において、中間受け梁60の外側面に溶接等によって接合しても良い。また、外側ブラケット64は、中間受け梁60から室外側ではなく、中間受け梁60から上側及び下側の少なくとも一方へ延出させても良い。
(縦胴縁)
図2に示されるように、複数の縦胴縁70は、外装パネル80を支持する下地材である。外装パネル80は、例えば、ALC等の外壁パネルによって形成されている。また、外装パネル80は、複数の縦胴縁70の室外側に配置されており、これらの縦胴縁70に支持されている。なお、外装パネル80は、外装材の一例である。
複数の縦胴縁70は、C形鋼によって形成されており、外装パネル80の幅方向に間隔を空けて配置されている。これらの縦胴縁70の室外側の外側面70S2には、図示しないビス等によって外装パネル80が固定されている。
(スラブ用デッキ)
図3及び図5に示されるように、スラブ用デッキ42は、外周梁30から室外側へ跳ね出すスラブ40の跳出し部40A用の型枠である。このスラブ用デッキ42は、フラットデッキや、デッキプレートによって形成される。
スラブ用デッキ42は、外周梁30の上面と中間受け梁60の上面とに架設されている。また、スラブ用デッキ42は、外周梁30と中間受け梁60とを接合する複数のガセットプレート50Aによって下側から支持される。このスラブ用デッキ42には、コンクリート止め部42Tが設けられている。
コンクリート止め部42Tは、スラブ40の室外側の端面40Eを形成する型枠として機能する。このコンクリート止め部42Tは、スラブ用デッキ42の室外側の端部から、縦胴縁70の室内側の内側面70S1に沿って上方へ壁状に延出している。
スラブ用デッキ42の上には、スラブ40用のコンクリートが打設されている。これにより、スラブ40の跳出し部40Aが形成されている。また、コンクリート止め部42Tによって、跳出し部40A(スラブ40)の室外側の端面40Eが形成されている。つまり、跳出し部40A(スラブ40)が形成された状態では、コンクリート止め部42Tが跳出し部40Aの室外側の端面40Eに沿って配置される。
(縦胴縁支持構造の施工方法)
次に、本実施形態に係る縦胴縁支持構造の施工方法の一例について説明する。
図4には、構造物10の外周部に設置された外周梁30が示されている。外周梁30には、複数のガセットプレート50A,50B(図2参照)が取り付けられている。
この状態で、図示しないクレーン等によって中間受け梁60を吊り上げ、中間受け梁60の複数の内側ブラケット62を外周梁30及び外周柱20のガセットプレート50A,50B(図2参照)にそれぞれボルト接合する。なお、中間受け梁60には、複数の内側ブラケット62及び複数の外側ブラケット64が予め溶接等によって接合されている。
次に、図示しないクレーン等によって縦胴縁70を吊り上げ、縦胴縁70を中間受け梁60の外側ブラケット64にボルト接合する。
次に、外周梁30の上面と中間受け梁60の上面とにスラブ用デッキ42を架設するとともに、複数のガセットプレート50A,50B(図2参照)上にスラブ用デッキ42を載置する。また、外周梁30の室内側には、スラブ40の型枠(図示省略)を適宜設置する。
次に、スラブ用デッキ42上に図示しないスラブ筋を配筋し、スラブ40用のコンクリートを打設する。この際、スラブ用デッキ42のコンクリート止め部42Tが、スラブ40の室外側の端面40Eの型枠(流れ止め)として機能する。これにより、跳出し部40Aを含むスラブ40を形成する。
次に、図3に示されるように、複数の縦胴縁70に外装パネル80を取り付ける。これにより、外装パネル80が、複数の縦胴縁70、中間受け梁60、複数のガセットプレート50Aを介して外周梁30及び外周柱20に支持される。
なお、外装パネル80は、スラブ40の施工の前後に、又はスラブ40の施工と並行して、複数の縦胴縁70に取り付けることができる。また、上記の施工手順は、適宜変更可能である。
(作用及び効果)
次に、本実施形態の作用及び効果について説明する。
図2に示されるように、本実施形態によれば、外周梁30は、外周柱20に架設されており、スラブ40(図3参照)を支持している。この外周梁30又は外周柱20から、複数のガセットプレート50A,50Bが室外側へ延出している。
複数のガセットプレート50A,50Bは、スラブ40(図3参照)よりも下側に配置されるとともに、外周梁30の材軸方向に間隔を空けて配置されている。これらのガセットプレート50A,50Bによって、中間受け梁60が支持されている。
図3に示されるように、中間受け梁60は、スラブ40よりも下側に配置されている。この中間受け梁60には、複数の外側ブラケット64が設けられている。複数の外側ブラケット64は、中間受け梁60の材軸方向に間隔を空けて配置されている。これらの外側ブラケット64に、外装パネル80を支持する縦胴縁70が取り付けられている。
このように本実施形態では、縦胴縁70を支持する複数の外側ブラケット64が設けられた中間受け梁60を複数のガセットプレート50A,50Bで支持することにより、ガセットプレート50A,50Bの数を縦胴縁70の数よりも少なくすることができる。したがって、外周梁30に対するガセットプレート50A,50Bの取付作業が低減されるため、ガセットプレート50A,50Bの施工性が向上する。
また、図2に示されるように、本実施形態では、外周梁30又は外周柱20に複数のガセットプレート50A,50Bを介して中間受け梁60を取り付ける際に、外周梁30又は外周柱20の施工誤差等を吸収することができる。したがって、複数の縦胴縁70の施工精度を高めることができる。
さらに、中間受け梁60によって隣り合うガセットプレート50A,50Bが連結されるため、中間受け梁60がガセットプレート50A,50Bの振れ止め材として機能する。したがって、地震時におけるガセットプレート50A,50Bの振れを抑制することができる。また、中間受け梁60とは別に、ガセットプレート50A,50Bの振れ止め材を設ける必要がないため、コストを削減することができる。
また、外側ブラケット64は、中間受け梁60から室外側へ延出している。これにより、本実施形態では、例えば、外側ブラケット64が中間受け梁60から上側又は下側へ延出する構成と比較して、外周梁30から延出するガセットプレート50A,50Bの延出長さを短くすることができる。したがって、地震時に、ガセットプレート50A,50Bの振れをさらに抑制することができる。
さらに、図3に示されるように、スラブ用デッキ42は、外周梁30から室外側へ跳ね出すスラブ40の下面に沿って配置されている。このスラブ用デッキ42は、複数のガセットプレート50A,50Bによって支持されている。つまり、ガセットプレート50A,50Bは、中間受け梁60、及びスラブ用デッキ42の支持部材に兼用されている。したがって、ガセットプレート50A,50Bとは別に、スラブ用デッキ42の支持部材を設ける必要がないため、コストを削減することができる。
また、スラブ用デッキ42には、スラブ40の室外側の端面40Eに沿って配置されるコンクリート止め部42Tが設けられている。これにより、スラブ用デッキ42上に打設されたスラブ40用のコンクリートが、スラブ用デッキ42から流れ落ちることが抑制される。したがって、スラブ40の施工性が向上する。
(変形例)
次に、上記実施形態の変形例について説明する。
上記実施形態では、外周柱20及び外周梁30にガセットプレート50A,50Bが設けられている。しかし、ガセットプレート50A,50Bは、外周柱20及び外周梁30の少なくとも一方に設けることができる。例えば、隣り合う外周柱20にのみガセットプレート50Bを設けても良いし、外周梁30にのみガセットプレート50Aを設けても良い。
また、上記実施形態では、スラブ40に跳出し部40Aが設けられている。しかし、跳出し部40A及びスラブ用デッキ42は、適宜省略可能である。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明はこうした実施形態に限定されるものでなく、一実施形態及び各種の変形例を適宜組み合わせて用いても良いし、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得ることは勿論である。
20 外周柱
30 外周梁
40 スラブ
40A 跳出し部
40E 端面(スラブの端面)
42 スラブ用デッキ
42T コンクリート止め部
50A ガセットプレート
50B ガセットプレート
60 中間受け梁
64 外側ブラケット(ブラケット)
70 縦胴縁
80 外装パネル(外装材)

Claims (4)

  1. 外周柱に架設され、スラブを支持する外周梁と、
    前記スラブよりも下側に配置されるとともに、前記外周梁の材軸方向に間隔を空けて配置され、該外周梁又は前記外周柱から室外側へ延出する複数のガセットプレートと、
    前記スラブよりも下側に配置され、複数の前記ガセットプレートに支持される中間受け梁と、
    前記中間受け梁に設けられるとともに、該中間受け梁の材軸方向に間隔を空けて配置される複数のブラケットと、
    前記ブラケットに取り付けられ、外装材を支持する複数の縦胴縁と、
    を備える縦胴縁支持構造。
  2. 前記ブラケットは、前記中間受け梁から室外側へ延出する、
    請求項1に記載の縦胴縁支持構造。
  3. 前記外周梁から室外側へ跳ね出す前記スラブの下面に沿って配置されるとともに、複数の前記ガセットプレートに支持されるスラブ用デッキを備え、
    前記スラブ用デッキには、前記スラブの室外側の端面に沿って配置されるコンクリート止め部が設けられる、
    請求項1に記載の縦胴縁支持構造。
  4. 前記ガセットプレートの数は、前記縦胴縁の数よりも少ない、
    請求項1~請求項3の何れか1項に記載の縦胴縁支持構造。
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