JP2024048593A - 基板処理方法、基板処理装置及びコンピュータ記憶媒体 - Google Patents

基板処理方法、基板処理装置及びコンピュータ記憶媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】基板の裏面の凹凸に起因する露光処理時の不良を抑制する。【解決手段】基板に対してレジストパターンを形成するための一連の処理を行う基板処理方法であって、前記一連の処理と共に行われる露光処理前に、前記基板の裏面を平坦化させるための平坦化膜を形成する工程と、前記露光処理後に、前記平坦化膜を除去する工程と、を含む。【選択図】図8

Description

本開示は、基板処理方法、基板処理装置及びコンピュータ記憶媒体に関する。
特許文献1には、基板の裏面を保持する基板保持部に保持された基板の裏面に接触させて、基板裏面の研磨処理及び洗浄処理を行う研磨洗浄機構であって、基板の裏面を研磨する研磨部材と、基板の裏面を洗浄する洗浄部材と、を有するものが開示されている。
特開2015-119161号公報
本開示にかかる技術は、基板の裏面の凹凸に起因する露光処理時の不良を抑制する。
本開示の一態様は、基板に対してレジストパターンを形成するための一連の処理を行う基板処理方法であって、前記一連の処理と共に行われる露光処理前
に、前記基板の裏面を平坦化させるための平坦化膜を形成する工程と、前記露光処理後に、前記平坦化膜を除去する工程と、を含む。
本開示によれば、基板の裏面の凹凸に起因する露光処理時の不良を抑制する。
本実施形態にかかる基板処理装置としての塗布現像装置の内部構成の概略を示す説明図である。 塗布現像装置の正面側の内部構成の概略を示す図である。 塗布現像装置の背面側の内部構成の概略を示す図である。 平坦化膜形成/除去モジュールの構成の概略を示す縦断面図である。 平坦化膜形成/除去モジュールの構成の概略を示す横断面図である。 搬送アーム、回動機構及び搬送機構の斜視図である。 ウェハを保持した搬送アームの側面図である。 図1等の塗布現像装置を用いたウェハ処理の主な工程を示すフローチャートである。 第2実施形態にかかる基板処理装置としての塗布現像装置の正面側の内部構成の概略を示す図である。 図9の塗布現像装置が有する平坦化膜形成/除去モジュールの構成の概略を示す縦断面図である。 図9の塗布現像装置が有する平坦化膜形成/除去モジュールの構成の概略を示す横断面図である。 第3実施形態にかかる基板処理装置としての塗布現像装置の正面側の内部構成の概略を示す図である。 図12の塗布現像装置を用いたウェハ処理の主な工程を示すフローチャートである。
半導体デバイス等の製造プロセスにおけるフォトリソグラフィー処理では、半導体ウェハ(以下、「ウェハ」という。)等の基板上に種々の処理が順次行われ、所定のレジストパターンが形成される。例えば、基板上にレジスト液を供給しレジスト膜を形成するレジスト塗布処理、レジスト膜を露光する露光処理、露光されたレジスト膜に現像液を供給して現像する現像処理等が行われ、所定のレジストパターンが形成される。
上述の露光処理は、露光装置内のチャックによって基板の裏面を吸着した状態で、所定の波長を有する光を照射することにより、行われる。また、露光処理の際に、基板の裏面が凹凸を有していることがある。例えば、露光装置への搬入前に、基板の裏面に異物が付着したり傷が生じたりすることにより、上記凹凸は形成される。このように露光処理の際に基板の裏面が凹凸を有していると、チャックによって保持された基板の表(おもて)面が平坦にならず、露光処理においてデフォーカスやオーバレイ不良等の不良が生じてしまうことがある。そのため、従来、露光装置に搬入される前に、基板裏面に押し当てたブラシを移動させることで異物を除去する洗浄処理や、基板裏面に研磨パッドを押し当てて研磨する研磨処理等が行われている。
しかし、上述のようにブラシを用いた洗浄処理や研磨パッドを用いた研磨処理が行われても、基板裏面には凹凸が残ることがある。例えば、洗浄処理による異物の除去性が不十分である場合や、研磨パッドにより基板に傷がついてしまう研磨条件の場合においては、基板裏面に凹凸が残ることがある。すなわち、従来の手法では、基板の裏面の凹凸に起因する露光処理時の不良について改善の余地がある。
そこで、本開示にかかる技術は、基板の裏面の凹凸に起因する、露光処理時の不良(例えばデフォーカスやオーバレイ不良等)を抑制する。
以下、本実施形態にかかる基板処理方法及び基板処理装置を、図面を参照しながら説明する。なお、本明細書において、実質的に同一の機能構成を有する要素においては、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
(第1実施形態)
<塗布現像装置>
図1は、本実施形態にかかる基板処理装置としての塗布現像装置の内部構成の概略を示す説明図である。図2及び図3はそれぞれ、塗布現像装置の正面側と背面側の内部構成の概略を示す図である。
塗布現像装置1は、図1に示すように、複数枚のウェハWを収容した容器としてのカセットCが搬入出されるカセットステーション2と、ウェハWに枚葉で所定の処理を施す各種処理モジュールを複数備えた処理ステーション3と、を有する。また、塗布現像装置1は、処理ステーション3のY方向正側に隣接して設けられ露光装置4との間でウェハWを枚葉で受け渡すインターフェイスステーション5を有する。上述のカセットステーション2と処理ステーション3とインターフェイスステーション5とは一体に接続されている。
カセットステーション2は、例えばカセット搬入出部10とウェハ搬送部11に分かれている。
例えばカセット搬入出部10は、塗布現像装置1のY方向負側(図1の左側)の端部に設けられている。カセット搬入出部10には、カセット載置台12が設けられている。カセット載置台12上には、複数、例えば4つの載置板13が設けられている。載置板13は、水平方向のX方向(図1の上下方向)に一列に並べて設けられている。これらの載置板13には、塗布現像装置1の外部に対してカセットCを搬入出する際に、カセットCを載置することができる。
ウェハ搬送部11には、ウェハWを搬送する搬送モジュール20が設けられている。搬送モジュール20は、X方向に延びる搬送路21を移動自在に構成されている。搬送モジュール20は、上下方向及び鉛直軸周り(θ方向)にも移動自在であり、各載置板13上のカセットCと、後述する処理ステーション3の第3のブロックG3の受け渡しモジュールとの間でウェハWを枚葉で搬送できる。
処理ステーション3には、各種モジュールを備えた複数の、例えば4つのブロックG1、G2、G3、G4が設けられている。
第1のブロックG1には、図2に示すように、複数の液処理モジュール、例えば現像モジュール30、レジスト塗布モジュール、平坦化膜形成/除去モジュール32が下からこの順に配置されている。
レジスト塗布モジュール31は、ウェハW上にレジスト液を塗布してレジスト膜を形成する。
現像モジュール30は、露光処理後のレジスト膜に現像液を供給してレジストパターンを形成する。
平坦化膜形成/除去モジュール32は、露光処理前に、ウェハWの裏面を平坦化させるための平坦化膜を形成し、且つ、露光処理後に、平坦化膜を除去する。
これら現像モジュール30、レジスト塗布モジュール31、平坦化膜形成/除去モジュール32では、例えば回転塗布法によりウェハW上に所定の処理液を吐出する。回転塗布法では、例えば吐出ノズルからウェハW上に処理液を吐出すると共に、ウェハWを回転させて、処理液をウェハWの表面に拡散させる。
また、平坦化膜形成/除去モジュール32が形成する平坦化膜は、例えば、SOG(Spin On Glass)膜またはSOC(Spin On Carbon)膜である。上記平坦化膜は、ハードマスク用に用いられる金属含有ハードマスク膜(例えばジルコニアオキサイド膜)であってもよい。
例えば第2のブロックG2には、図3に示すように、ウェハWの加熱や冷却といった熱処理を行う熱処理モジュール40が上下方向と水平方向に並べて設けられている。
例えば第3のブロックG3には、複数の受け渡しモジュール50、51、52、53、54、55、56が下から順に設けられている。また、第4のブロックG4には、複数の受け渡しモジュール60、61、62が下から順に設けられている。
図1に示すように第1のブロックG1~第4のブロックG4に囲まれた領域には、ウェハ搬送領域Dが形成されている。ウェハ搬送領域Dには、例えば搬送モジュール70が配置されている。搬送モジュール70は、例えばY方向、前後方向、θ方向及び上下方向に移動自在な搬送アーム70aを有している。搬送モジュール70は、ウェハ搬送領域D内を移動し、周囲の第1のブロックG1、第2のブロックG2、第3のブロックG3及び第4のブロックG4内の所定のモジュールにウェハWを搬送できる。搬送モジュール70は、例えば図3に示すように上下に複数台配置され、例えば各ブロックG1~G4の同程度の高さの所定のモジュールにウェハWを搬送できる。
また、ウェハ搬送領域Dには、第3のブロックG3と第4のブロックG4との間で直線的にウェハWを搬送するシャトル搬送モジュール80が設けられている。
シャトル搬送モジュール80は、例えば図3のY方向に直線的に移動自在になっている。シャトル搬送モジュール80は、ウェハWを支持した状態でY方向に移動し、第3のブロックG3の受け渡しモジュール52と第4のブロックG4の受け渡しモジュール62との間でウェハWを搬送できる。
図1に示すように第3のブロックG3のX方向正側には、搬送モジュール90が設けられている。搬送モジュール90は、例えば前後方向、θ方向及び上下方向に移動自在な搬送モジュール90aを有している。搬送モジュール90は、ウェハWを支持した状態で上下に移動して、第3のブロックG3内の各受け渡しモジュールにウェハWを搬送できる。
インターフェイスステーション5には、搬送モジュール100と受け渡しモジュール101が設けられている。搬送モジュール100は、例えばY方向、θ方向及び上下方向に移動自在な搬送アーム100aを有している。搬送モジュール100は、例えば搬送アーム100aにウェハWを支持して、第4のブロックG4内の各受け渡しモジュール、受け渡しモジュール101及び露光装置4の間でウェハWを搬送できる。
以上の塗布現像装置1には、制御部Uが設けられている。制御部Uは、例えばCPU等のプロセッサやメモリ等を備えたコンピュータであり、プログラム格納部(図示せず)を有している。このプログラム格納部には、後述のウェハ処理のための指令を含むプログラム等が格納されている。なお、上記プログラムは、コンピュータで読み取り可能な記憶媒体Hに記録されていたものであって、当該記憶媒体Hから制御部Uにインストールされたものであってもよい。また、上記記憶媒体Hは、一時的なものであっても、非一時的なものであってもよい。
<平坦化膜形成/除去モジュール32>
次に、平坦化膜形成/除去モジュール32の構成について説明する。図4及び図5はそれぞれ、平坦化膜形成/除去モジュール32の構成の概略を示す縦断面図及び横断面図である。図6は、後述の搬送アーム、回動機構及び搬送機構の斜視図である。図7は、ウェハWを保持した搬送アームの側面図である。
図4及び図5に示すように、平坦化膜形成/除去モジュール32は、内部を閉鎖可能な処理容器110を有している。処理容器110における、ウェハ搬送領域Dに臨む側面に、ウェハWの搬入出口111が形成され、搬入出口111には、開閉シャッタ112が設けられている。
処理容器110の内部には、当該処理容器110に対するウェハWの搬入出時にウェハWが載置されるウェハ受け渡し台168が設けられている。ウェハ受け渡し台168上には、ウェハWを支持する支持ピン168aが例えば3個設けられている。
また、処理容器110の内部には、搬送アーム160が設けられている。本実施形態において、搬送アーム160は、ウェハ受け渡し台168と後述のスピンチャック120との間でウェハWを搬送する。搬送アーム160は、図6に示すように接近、離隔することができる一対のチャック部161、161を有している。チャック部161は1/4円環状に構成されたフレーム部161aと、このフレーム部161aと一体に形成され、かつフレーム部161aを支持するためのアーム部161bと、を有している。フレーム部161a、161aには、それぞれウェハ挟持部162、162が設けられ、ウェハ挟持部162の側面には、図7に示すようにテーパ溝162aが形成されている。そして一対の離隔したチャック部161、161が相互に接近することによって、ウェハWの周縁部がテーパ溝162a、162aに挿入されてウェハWは支持される。
搬送アーム160は、図6に示すように回動機構163に支持されている。回動機構163は内部にモータ等の駆動部(図示せず)を有する。この回動機構163により、搬送アーム160は、水平軸周り(X軸周り)に回動でき、そのため、搬送アーム160で保持されたウェハWの表裏面を反転させることができる。すなわち、搬送アーム160及び回動機構163は、ウェハWを反転させる反転機構を構成する。また、回動機構163により、搬送アーム160は、水平方向(X方向)に伸縮でき、そのため、搬送アーム160で保持されたウェハWを水平方向(X方向)に移動させることができる。回動機構163の下面にはシャフト164が設けられ、シャフト164の下端部は昇降機構165に接続されている。昇降機構165はその内部にモータ等の駆動部(図示せず)を有する。この昇降機構165により回動機構163及び搬送アーム160は昇降できる。昇降機構165は搬送機構166に支持されている。搬送機構166は内部にモータ等の駆動部(図示せず)を有する。この搬送機構166により、回動機構163及び搬送アーム160は、図5に示すように処理容器110内に水平方向(X方向)に沿って設けられたガイドレール167に沿って移動することができる。そのため、搬送アーム160に支持されたウェハWを、処理容器110内において水平方向(X方向)に沿って、移動させることができる。
処理容器110の内部には、図4に示すように基板保持部としてのスピンチャック120が設けられている。スピンチャック120は、ウェハWの裏面を上側に向けてウェハWを水平に保持する。このスピンチャック120は、モータ等の駆動部(図示せず)を有する回転駆動部121により、鉛直軸周りに回転でき、且つ、昇降できる。スピンチャック120の上面には、ウェハWの周縁部を保持する保持ピン(図示せず)がウェハWの周縁部に沿って複数個(例えば8個)設けられている。スピンチャック120は例えば所謂ベルヌーイチャックである。
スピンチャック120の周囲には、図4に示すようにカップ体126が設けられている。カップ体126は、ウェハW上から零れ落ちる等した処理液を回収する。カップ体126の上面には、ウェハWを保持した状態のスピンチャック120が昇降できるようにウェハW及びスピンチャック120よりも大きい開口部が形成されている。カップ体126の底部には、当該カップ体126に回収された処理液を排出するための排液口127が形成されており、この排液口127には排液管128が接続されている。
さらに、処理容器110の内部には、吐出ノズル130、140が設けられている。
吐出ノズル130は、スピンチャック120に保持されたウェハWの裏面に平坦化膜形成用の処理液を吐出する。吐出ノズル130は、供給管131を介して平坦化膜形成用の処理液の供給源132に接続されている。供給管131にはバルブや流量調整部等を含む供給制御群133が介設されている。
吐出ノズル130は、図5に示すようにアーム134を介して移動機構135に接続されている。移動機構135は内部にモータ等の駆動部(図示せず)を有する。この移動機構135により、アーム134は、処理容器110内に水平方向(Y方向)に沿って設けられたガイドレール136に沿って移動自在である。これにより、吐出ノズル130は、カップ体126の一端側(図5では右側)の外側に設けられた待機領域137から他端側に向かって移動できる。また、移動機構135により、アーム134は上下方向に移動できる。これにより、吐出ノズル130の高さを調節できる。なお、待機領域137は、吐出ノズル130を収納できるように構成されていると共に、吐出ノズル130の先端部を洗浄できる洗浄部137aが設けられている。
吐出ノズル140は、スピンチャック120に保持されたウェハWの裏面に平坦化膜を除去する除去液を処理液として吐出する。吐出ノズル140は、供給管141を介して除去液の供給源142に接続されている。供給管141にはバルブや流量調整部等を含む供給制御群143が介設されている。供給源142から供給される除去液は、平坦化膜が金属を含有しない場合、例えば希釈フッ酸であり、平坦化膜が金属を含有する場合、例えば酸系薬液またはアルカリ系薬液である。なお、酸系薬液の具体例としては、SC2(HCl/H/HO)が挙げられ、アルカリ系薬液の具体例としてはSC1(NHOH/H/HO)が挙げられる。
吐出ノズル140は、アーム144を介して移動機構145に接続されている。移動機構145は内部にモータ等の駆動部(図示せず)を有する。この移動機構145により、アーム144は、前述のガイドレール136に沿って移動自在である。これにより、吐出ノズル140は、カップ体126の他端側(図5では左側)の外側に設けられた待機領域146から一端側に向かって移動できる。また、移動機構145により、アーム144は上下方向に移動できる。これにより、吐出ノズル140の高さを調節できる。なお、待機領域146は、吐出ノズル140を収納できるように構成されていると共に、吐出ノズル130の先端部を洗浄できる洗浄部137aが設けられている。
<ウェハ処理>
次に、塗布現像装置1を用いた、レジストパターンを形成するための一連の処理を含むウェハ処理の一例について説明する。図8は、塗布現像装置1を用いた上記ウェハ処理の主な工程を示すフローチャートである。なお、以下の各工程は、露光工程における露光処理を除き、制御部Uの制御により、塗布現像装置1が実行する。
図8に示すように、まず、塗布現像装置1内にウェハWが搬入される(ステップS1)。
具体的には、例えば、まず、塗布現像装置1のカセットステーション2に搬入され載置板13に載置されたカセットCから、搬送モジュール20により、ウェハWが取り出され、処理ステーション3の第3のブロックG3の受け渡しモジュール53に搬送される。
次に、ウェハWの裏面に平坦化膜が形成される(ステップS2)。
具体的には、例えば、ウェハWが、搬送モジュール70によって、第2のブロックG2の熱処理モジュール40に搬送され温度調節処理が施される。その後、ウェハWは、搬送モジュール70によって、第1のブロックG1の平坦化膜形成/除去モジュール32の処理容器110内に、搬入出口111を介して、搬入される。その後、ウェハWは、搬送モジュール70によって、ウェハ受け渡し台168に載置される。次いで、搬送アーム160が、回動機構163によって、ウェハ受け渡し台168の位置まで延伸される。続いて、搬送アーム160の一対の離隔したチャック部161、161が互いに接近され、テーパ溝162a内にウェハWが保持される。
次に、搬送アーム160で保持されたウェハWが、回動機構163によって反転回動され、ウェハWの裏面が上側に向けられる。この状態で、ウェハWが、搬送機構166によって、スピンチャック120の上方に移動される。次いで、スピンチャック120が上昇されると共に、搬送アーム160の一対のチャック部161、161が離隔され、搬送アーム160からスピンチャック120にウェハWが受け渡される。その後、搬送アーム160がスピンチャック120の上方から退避される。また、ウェハWがスピンチャック120により水平に保持される。次いで、スピンチャック120が下降され、ウェハWが所定の位置まで下降される。
次に、ウェハWが回転駆動部121によって回転されると共に、吐出ノズル130がウェハWの中心部上方まで移動される。そして、吐出ノズル130からウェハWの裏面の中心部に平坦化膜形成用の処理液が吐出される。吐出された処理液は、ウェハWの回転により生じる遠心力によってウェハWの裏面上を拡散する。これにより、ウェハWの裏面上に膜表面(ひょうめん)が平坦な平坦化膜が形成される。なお、平坦化膜の表面すなわち平坦化膜形成後のウェハWの裏面は完全に平坦になっている必要はなく、少なくとも平坦化膜形成前のウェハWの裏面の凹凸より小さく且つその後の露光処理時のデフォーカス量及びオーバレイ不良等が許容範囲となる凹凸であれば、平坦化膜形成後のウェハWの裏面は凹凸を有していてもよい。
吐出ノズル130からの処理液の吐出は、所定時間経過後に停止される。その後、吐出ノズル130がウェハWの中心部上方から待機領域137に移動される。処理液の吐出の停止後も、ウェハWの回転は所定時間継続される。これにより、平坦化膜が乾燥する。
ウェハWの回転が停止されると、スピンチャック120が上昇され、ウェハWが所定の位置まで上昇される。また、搬送アーム160が延伸されてスピンチャック120の上方に移動される。次いで、スピンチャック120から搬送アーム160にウェハWが受け渡される。
次に、搬送アーム160で保持されたウェハWが、回動機構163によって反転回動され、ウェハWの表面が上側に向けられる。この状態で、ウェハWが、搬送機構166によって、ウェハ受け渡し台168の上方に移動され、ウェハ受け渡し台168に受け渡される。その後、ウェハWが、搬送モジュール70によって、処理容器110から搬出され、第3のブロックG3の受け渡しモジュール53に戻される。また、ウェハWは、搬送モジュール90によって同じ第3のブロックG3の受け渡しモジュール54に搬送される。
本工程でウェハWの裏面に形成される平坦化膜の厚さは、後段の露光処理時において、少なくとも、ウェハWの裏面の、異物や凹凸等の欠陥の大きさより大きければよく、例えば上記欠陥の大きさの2倍以上である。好ましくは、上記平坦化膜の厚さは、上記欠陥の大きさが5倍以上、具体的には、上記欠陥の大きさが100nmの場合は、上記平坦化膜の厚さは、500nm以上である。なお、上記欠陥の大きさの最大値は例えば1μmである。
次に、ウェハWの表面にレジスト膜が形成される(ステップS3)。
具体的には、例えば、ウェハWが、搬送モジュール70によってレジスト塗布モジュール31に搬送され、ウェハWの表面上にレジスト膜が形成される。次いで、ウェハWが、搬送モジュール70によってPAB処理用の熱処理モジュール40に搬送されて、PAB処理が施される。次いで、ウェハWは、搬送モジュール70によって第3のブロックG3の受け渡しモジュール55に搬送される。その後、ウェハWは、搬送モジュール90によって受け渡しモジュール52に搬送され、シャトル搬送モジュール80によって第4のブロックG4の受け渡しモジュール62に搬送される。
次いで、ウェハWに露光処理が施される(ステップS4)
具体的には、例えば、ウェハWが、インターフェイスステーション5の搬送モジュール100によって露光装置4に搬送され、所定のパターンで露光される。その後、ウェハWは、搬送モジュール100によって第4のブロックG4の受け渡しモジュール60に搬送される。
続いて、ウェハW上のレジスト膜が現像される(ステップS5)。
具体的には、ウェハWが、例えば、まず、搬送モジュール70によって、PEB処理用の熱処理モジュール40に搬送されて、PEB処理が施される。次いで、ウェハWが、搬送モジュール70によって現像モジュール30に搬送され、現像処理が施され、レジストパターンがウェハWの表面上に形成される。続いて、ウェハWが、搬送モジュール70によって、ポストベーキング処理用の熱処理モジュール40に搬送され、ポストベーキング処理が施される。その後、ウェハWは、搬送モジュール70によって第3のブロックG3の受け渡しモジュール56に搬送される。
次に、平坦化膜が除去される(ステップS6)。
具体的には、例えば、ステップS2の平坦化膜形成工程と同様に、ウェハWが、搬送モジュール70によって、平坦化膜形成/除去モジュール32の処理容器110内に搬入される。次いで、ウェハWが、搬送アーム160に保持され、回動機構163によって反転回動され、ウェハWの裏面が上側に向けられた後、スピンチャック120に受け渡される。その後、搬送アーム160がスピンチャック120の上方から退避される。また、ウェハWがスピンチャック120により水平に保持される。次いで、スピンチャック120が下降され、ウェハWが所定の位置まで下降される。
次に、ウェハWが回転駆動部121によって回転されると共に、吐出ノズル140がウェハWの中心部上方まで移動される。そして、吐出ノズル140からウェハWの裏面の中心部に除去液が吐出される。吐出された除去液は、ウェハWの回転により生じる遠心力によってウェハWの裏面上を拡散する。これにより、ウェハWの裏面上の略全体に形成された平坦化膜が除去される。吐出ノズル140からの除去液の吐出は、所定時間経過後に停止される。その後、吐出ノズル140がウェハWの中心部上方から待機領域146に移動される。除去液の吐出の停止後も、ウェハWの回転は所定時間継続される。これにより、ウェハWの裏面が乾燥する。なお、除去液のリンス液用の吐出ノズルを平坦化膜形成/除去モジュール32に設け、除去液の吐出終了後、当該吐出ノズルからウェハWの裏面にリンス液を吐出し、除去液を洗い流すようにしてもよい。
ウェハWの回転が停止されると、ウェハWは、ステップS2の平坦化膜形成工程と同様に、搬送アーム160で保持され、回動機構163によって反転回動され、ウェハWの裏面が上側に向けられた後、ウェハ受け渡し台168に受け渡される。その後、ウェハWが、搬送モジュール70によって、処理容器110から搬出され、第3のブロックG3の受け渡しモジュール51に搬送される。
なお、ステップS2の平坦化膜形成工程とステップS3の平坦化膜形成工程とで、用いられる平坦化膜形成/除去モジュール32は同じであってもよいし異なっていてもよい。
そして、ウェハWが塗布現像装置1から搬出される(ステップS7)。
具体的には、ウェハWが、ステップS1とは逆の手順でカセットCに戻される。
これで、塗布現像装置1を用いたウェハ処理が完了する。
このように、上記ウェハ処理では、レジスト膜を形成する工程、現像する工程、平坦化膜を形成する工程及び平坦化膜を除去する工程が、同一の塗布現像装置1を用いて行われる。すなわち、上記の4つの工程が、一度も塗布現像装置1から搬出されずに、当該塗布現像装置1により行われる。
<本実施形態の主な効果>
以上のように、塗布現像装置1は、ウェハWに対してレジストパターンを形成するための一連の処理を行うものであり、制御部Uの制御により、一連の処理と共に行われる露光処理前に、ウェハWの裏面を平坦化させるための平坦化膜を形成する工程を実行する。そのため、平坦化膜形成前においてウェハWの裏面が凹凸を有する場合でも、当該凹凸の大小によらず、当該凹凸が平坦化膜で覆われるため、ウェハWの裏面を平坦にすることができる。したがって、露光処理の際には、ウェハWの裏面が平坦になっているため、露光装置4内のチャックによって保持されたウェハWの表面も平坦にすることができ、その結果、露光処理においてデフォーカスやオーバレイ不良等の不良が生じるのを抑制することができる。すなわち、本実施形態によれば、ウェハWの裏面の凹凸に起因する露光処理時の不良を抑制することができる。
また、露光処理時の不良を抑制することができるため、リワークを行う回数を減らすことができるので、生産性すなわちスループットを改善することができる。なお、リワークとは、ウェハW上のレジストパターンを除去した後に再度ウェハW上にレジストパターンを形成することをいう。
さらに、塗布現像装置1は、制御部Uの制御により、露光処理後に平坦化膜を除去する工程を実行する。すなわち、本実施形態では、塗布現像装置1により処理されたウェハWの裏面には平坦化膜は残っていない。本実施形態と異なり、塗布現像装置1により処理されたウェハWの裏面に平坦化膜が残っていると、当該ウェハWに、成膜処理やエッチング処理等の処理を重ねていったときに平坦化膜が悪影響を及ぼすおそれがある。例えば、平坦化膜がウェットエッチングにより除去されやすいSOG膜の場合、以下のような影響が想定される。すなわち、ウェハWの裏面のSOG膜(平坦膜)の上に成膜処理により所定の膜が形成された後、SOG膜及び所定の膜とは異なる膜を除去するためにウェットエッチングが行われたときに、SOG膜ごと所定の膜が除去されてしまい、上記所定の膜がウェハWに対する異物となることが想定される。それに対し、本実施形態では、上述のように、塗布現像装置1により処理されたウェハWの裏面には平坦化膜は残っていないため、塗布現像装置1により処理されたウェハWに対しさらに処理を重ねていったときに、平坦化膜が悪影響を及ぼすおそれがない。
また、本実施形態では、塗布現像装置1が、制御部Uの制御により、露光処理後のウェハWの表面上のレジスト膜を現像する工程を実行した後に、平坦化膜を除去する工程を行う。したがって、平坦化膜の除去に要する時間が、ウェハWに対する露光処理終了から現像までの時間に影響を及ぼすことがない。ウェハWに対する露光処理終了から現像までの時間は、レジストパターンの状態(例えば寸法等)を決定する重要な要因である。
さらに、本実施形態では、平坦化膜を形成する平坦化膜形成モジュールと平坦化膜を除去する平坦化膜除去モジュールとが一体化され平坦化膜形成/除去モジュール32とされている。具体的には、平坦化膜形成モジュールと平坦化膜除去モジュールとで、処理液を回収するカップ体126を共有している。そして、平坦化膜の形成と平坦化の除去には、この平坦化膜形成/除去モジュール32が用いられ、すなわち、同じモジュールが用いられる。したがって、平坦化膜の形成と平坦化の除去のために塗布現像装置1が大型化するのを抑制することができる。
(第2実施形態)
<塗布現像装置>
図9は、第2実施形態にかかる基板処理装置としての塗布現像装置の正面側の内部構成の概略を示す図である。
図9に示すように、塗布現像装置1Aは、第1実施形態にかかる塗布現像装置1が有する平坦化膜形成/除去モジュール32に代えて、平坦化膜形成/除去モジュール32Aが、第1のブロックG1に設けられている。
平坦化膜形成/除去モジュール32Aは、平坦化膜形成/除去モジュール32と同様、露光処理前に、ウェハWの裏面を平坦化させるための平坦化膜を形成し、且つ、露光処理後に、平坦化膜を除去する。それに加えて、平坦化膜形成/除去モジュール32Aは、露光処理前に平坦化膜を硬化する。すなわち、平坦化膜形成/除去モジュール32Aは、露光処理前に平坦化膜を硬化する硬化モジュールが一体化されている。例えば、平坦化膜形成/除去モジュール32Aは、加熱により平坦化膜を硬化する。
<平坦化膜形成/除去モジュール32A>
次に、平坦化膜形成/除去モジュール32Aの構成について、平坦化膜形成/除去モジュール32との相違点を中心に、説明する。図10及び図11はそれぞれ、平坦化膜形成/除去モジュール32Aの構成の概略を示す縦断面図及び横断面図である。
図10及び図11に示すように、平坦化膜形成/除去モジュール32Aの処理容器110Aの内部には、当該内部を第1の処理室R1と第2の処理室R2とに区画する仕切部材113が設けられている。第1の処理室R1と第2の処理室R2はそれぞれ内部を閉鎖可能である。仕切部材113には、搬送アーム160、回動機構163、搬送機構166が通過することができる通過口154が形成され、通過口154には、開閉シャッタ155が設けられている。
第1の処理室の内部には、ウェハ受け渡し台168、スピンチャック120、カップ体126、吐出ノズル130、140等が設けられている。ウェハ受け渡し台168上には、ウェハWを支持する支持ピン140aが例えば3個設けられている。
また、処理容器110の内部Aに設けられた搬送アーム160Aは、ウェハ受け渡し台168と後述のスピンチャック120との間でウェハWを搬送する他、スピンチャック120と第2の処理室R2との間及び第2の処理室R2との間で、ウェハWを搬送する。
搬送アーム160A及び回動機構163は、搬送機構166により、図11に示すように処理容器110A内に水平方向(X方向)に沿って設けられたガイドレール167に沿って、第1の処理室R1内、第1の処理室R1と第2の処理室R2との間、及び第2の処理室R2内を、移動することができる。そのため、搬送アーム160に支持されたウェハWを、処理容器110内、第1の処理室R1内、第1の処理室R1と第2の処理室R2との間、及び第2の処理室R2内で、水平方向(X方向)に沿って、移動させることができる。
第2の処理室R2の上部には、図10に示すように、ウェハWに形成された平坦化膜を硬化するランプ加熱ユニット171が設けられている。ランプ加熱ユニット171は、光によりウェハWを加熱し平坦化膜を硬化させる。
<ウェハ処理>
次に、塗布現像装置1Aを用いた、レジストパターンを形成するための一連の処理を含むウェハ処理の一例について、第1実施形態にかかる塗布現像装置1を用いた場合との相違点を中心に、説明する。なお、以下のウェハ処理は、露光工程における露光処理を除き、制御部Uの制御により、塗布現像装置1Aが実行する。
塗布現像装置1Aを用いたウェハ処理でも、塗布現像装置1を用いたウェハ処理と同様、まず、塗布現像装置1内にウェハWが搬入され(ステップS1)、ウェハWの裏面に平坦化膜が形成される(ステップS2)。
ただし、塗布現像装置1Aを用いたウェハ処理では、ステップS2で平坦化膜が形成された後、当該平坦化膜が硬化される。
具体的には、例えば、ステップS2において、ウェハWの裏面に平坦化膜が形成され、スピンチャック120から搬送アーム160AにウェハWが受け渡された後、平坦化膜硬化工程において、まず、ウェハWが、搬送機構166によって、第2の処理室R2内に移動される。そして、ウェハWが、回動機構163、昇降機構165及び搬送機構166によって、図10及び図11において破線で示すように、ランプ加熱ユニット171の直下に移動される。その後、ウェハWが、搬送アーム160Aに保持された状態で、ランプ加熱ユニット171により加熱され、平坦化膜が硬化される。
硬化の後、搬送アーム160Aで保持されたウェハWが、搬送機構166によって、第1の処理室R1内に移動される。また、搬送アーム160Aで保持されたウェハWが、回動機構163によって反転回動され、ウェハWの表面が上側に向けられる。この状態で、ウェハWが、搬送機構166によって、ウェハ受け渡し台168の上方に移動され、ウェハ受け渡し台168に受け渡される。次いで、ウェハWが、搬送モジュール70によって、処理容器110Aから搬出され、第3のブロックG3の受け渡しモジュール53に戻される。また、ウェハWは、搬送モジュール90によって同じ第3のブロックG3の受け渡しモジュール54に搬送される。
その後、塗布現像装置1Aを用いたウェハ処理でも、塗布現像装置1を用いたウェハ処理と同様、ウェハWの表面にレジスト膜が形成され(ステップS3)、ウェハWに露光処理が施され(ステップS4)、レジスト膜が現像され(ステップS5)、平坦化膜が除去され(ステップS6)、塗布現像装置1Aから搬出される(ステップS7)。
<本実施形態の主な効果>
以上のように、本実施形態では、塗布現像装置1Aが、制御部Uの制御により、露光処理前に平坦化膜を硬化する工程を実行する。したがって、平坦化膜が、露光装置4のチャックとの擦れにより、破損するのを抑制することができる。
また、本実施形態では、平坦化膜の硬化を加熱により行っている。そのため、硬化するまでの間に平坦化膜を柔らかくし当該平坦化膜の流動性を高くすることができるため、平坦化膜の表面(ひょうめん)をより平坦にすることができる。
<第2実施形態の変形例>
以上の例において、平坦化膜形成/除去モジュール32Aは、露光処理前に平坦化膜を硬化する硬化モジュールが一体化されていた。しかし、上記硬化モジュールと、平坦化膜の形成及び除去を行うモジュールとは別体となっていてもよい。
(第3実施形態)
<塗布現像装置>
図12は、第3実施形態にかかる基板処理装置としての塗布現像装置の正面側の内部構成の概略を示す図である。
図12に示すように、塗布現像装置1Bは、現像モジュール30、レジスト塗布モジュール31及び平坦化膜形成/除去モジュール32に加えて、保護膜形成/除去モジュール33が、第1のブロックG1に設けられている。
保護膜形成/除去モジュール33は、平坦化膜の形成前に、ウェハWの表面に保護膜を形成し、且つ、レジスト塗布前に、保護膜を除去する。
保護膜形成/除去モジュール33が形成する保護膜は、平坦化膜の形成時に処理液がカップ体126に衝突することにより生じるミストから、ウェハWの表面を保護する。保護膜は、例えば有機膜である。保護膜として用いられる有機膜は、例えば、有機溶剤により溶解する膜である。また、保護膜として用いられる有機膜は、所定の剥離液によって溶解することなくウェハWの表面から剥がれる膜、具体的には、所定の剥離液としての水によって溶解することなくウェハWの表面から剥がれるトップコート膜であってもよい。なお、トップコート膜とは、通常、レジストへの液浸液の浸みこみを防ぐためにレジストの上面に塗布される保護膜である。また、液浸液とは、リソグラフィにおける液浸露光に用いられる液体である。
なお、保護膜形成/除去モジュール33の構成は、公知のレジスト塗布モジュール31の構成と略同一であり、少なくとも2つの吐出ノズル(図示せず)を有する。
保護膜形成/除去モジュール33の一の吐出ノズルからは、保護膜形成用の処理液が吐出される。保護膜形成用の処理液は、具体的には、例えば、トップコート膜形成用のトップコート液であり、トップコート液には、アクリル樹脂が含まれている。
保護膜形成/除去モジュール33の一の吐出ノズルからは、保護膜除去用の処理液すなわち除去液が吐出される。例えば、保護膜が有機溶剤により溶解する有機膜である場合、上記除去液として有機溶剤が用いられる。また、保護膜が所定の剥離液によって溶解することなくウェハWの表面から剥がれる膜である場合、上記除去液として有機溶剤が用いられる。具体的には、保護膜が上記トップコート膜である場合、上記除去液として水が用いられる。
また、保護膜形成/除去モジュール33は、平坦化膜形成/除去モジュール32等と同様、例えば回転塗布法によりウェハW上に処理液を吐出する。
<ウェハ処理>
次に、塗布現像装置1Bを用いた、レジストパターンを形成するための一連の処理を含むウェハ処理の一例について、第1実施形態にかかる塗布現像装置1を用いた場合との相違点を中心に、説明する。図13は、塗布現像装置1Bを用いた上記ウェハ処理の主な工程を示すフローチャートである。なお、以下のウェハ処理は、露光工程における露光処理を除き、制御部Uの制御により、塗布現像装置1Bが実行する。
塗布現像装置1Bを用いたウェハ処理では、図13に示すように、塗布現像装置1内にウェハWが搬入された後(ステップS1)、ウェハWの表面に保護膜が形成される(ステップS11)。
ステップS11では、具体的には、例えば、ウェハWが、搬送モジュール70によって、第2のブロックG2の熱処理モジュール40に搬送され温度調節処理が施される。その後、ウェハWは、搬送モジュール70によって保護膜形成/除去モジュール33に搬送される。そして、ウェハWの表面に保護膜が形成される。具体的には、回転するウェハWの表面上に保護膜形成用の処理液が供給され、ウェハWの表面上に保護膜が形成される。
なお、保護膜として、水によって溶解することなくウェハWの表面から剥がれるトップコート膜が形成される場合、保護膜形成前に、ウェハWの表面を親水化する親水化処理がウェハWに施されてもよい。親水化処理は、親水化処理液(例えばオゾン水や過酸化水素水等)を用いたものや、UV照射によるもの等があげられる。
保護膜の形成の後、ウェハWの裏面に平坦化膜が形成され(ステップS2)、次いで、保護膜が除去される(ステップS12)。
具体的には、例えば、ウェハWが、搬送モジュール70によって保護膜形成/除去モジュール33に搬送される。そして、ウェハWの表面上の保護膜が除去される。具体的には、回転するウェハWの表面上に除去液として水(DIW)が吐出され、保護膜としてのトップコート膜が溶解されずに剥離される。
なお、上述のように、保護膜が溶解されずに剥離される場合、ウェハWの表面に、保護膜を溶解する処理液が吐出され、ウェハWの周縁部に残った保護膜が溶解され除去されるようにしてもよい。
また、保護膜の除去後、いずれの処理液の吐出も行わずに、ウェハWを回転させて、ウェハWの表面を乾燥させてもよい。
その後、塗布現像装置1Bを用いたウェハ処理でも、塗布現像装置1を用いたウェハ処理と同様、ウェハWの表面にレジスト膜が形成され(ステップS3)、ウェハWに露光処理が施され(ステップS4)、レジスト膜が現像され(ステップS5)、平坦化膜が除去され(ステップS6)、塗布現像装置1Bから搬出される(ステップS7)。
<本実施形態の主な効果>
以上のように、本実施形態では、塗布現像装置1Bが、制御部Uの制御により、平坦化膜を形成する工程前且つレジスト膜を形成する工程に保護膜を形成する工程と、平坦化膜を形成する工程後且つレジスト膜を形成する工程前に、保護膜を除去する工程と、を実行する。したがって、保護膜形成時に生じる保護膜形成用の処理液のミストにより、ウェハWの表面(具体的にはレジスト塗布前のウェハWの表面)が汚染されるのを抑制することができる。
また、保護膜が溶解されずに剥離されることにより、ウェハWの表面に付着していた異物も除去される。したがって、ウェハWの表面の清浄度を向上させることができる。
<第1~第3実施形態の変形例>
以上の例では、平坦化膜を形成する平坦化膜形成モジュールと平坦化膜を除去する平坦化膜除去モジュールとが一体化され、具体的には、両モジュールで処理液を回収するカップ体を共有していた。これに代えて、平坦化膜形成モジュールと平坦化膜除去モジュールとは別体となっていてもよく、具体的には、両モジュールが個別のカップ体を有していてもよい。
また、以上の例では、膜形成用の処理液をウェハWに吐出して平坦化膜及び保護膜を形成していたが、平坦化膜及び保護膜の少なくともいずれか一方を、上記処理液を用いる方法以外の方法、例えば膜形成用の処理ガスを用いる方法で形成してもよい。
以上の例では、レジスト膜を形成する工程、現像する工程、平坦化膜を形成する工程及び平坦化膜を除去する工程が、同一の塗布現像装置を用いて行われていたが、平坦化膜を形成する工程は別の装置を用いて行われてもよい。
また、以上の例では、ウェハWの表裏面を反転させる反転機構が、平坦化膜形成/除去モジュールに設けられていたが、別の位置、例えば第3のブロックG3または第4のブロックG4に設けられていてもよい。
以上の例では、ウェハWの裏面に平坦化膜を形成する前に、ウェハWの表裏面を反転させウェハWの裏面を上側に向けていた。これに代えて、ウェハWの裏面が下側に向いたままの状態で、ウェハWの裏面に平坦化膜を形成してもよい。
以上の例では、平坦化膜を形成する工程後に、レジスト膜を形成する工程を行っていたが、レジスト膜を形成する工程後に、平坦化膜を形成する工程を行ってもよい。
この場合、第3実施形態では、レジスト膜を形成する工程後且つ平坦化膜を形成する工程前に、保護膜を形成する工程を行い、平坦化膜を形成する工程後に、保護膜を除去する工程を行ってもよい。また、形成する保護膜がレジスト膜と同種である場合は、保護膜を除去する工程は省略してもよい。
今回開示された実施形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。上記の実施形態は、添付の請求の範囲及びその主旨を逸脱することなく、様々な形態で省略、置換、変更されてもよい。例えば、上記実施形態の構成要件は任意に組み合わせることができる。当該任意の組み合せからは、組み合わせにかかるそれぞれの構成要件についての作用及び効果が当然に得られるとともに、本明細書の記載から当業者には明らかな他の作用及び他の効果が得られる。
また、本明細書に記載された効果は、あくまで説明的または例示的なものであって限定的ではない。つまり、本開示に係る技術は、上記の効果とともに、又は、上記の効果に代えて、本明細書の記載から当業者には明らかな他の効果を奏しうる。
なお、以下のような構成例も本開示の技術的範囲に属する。
(1)基板に対してレジストパターンを形成するための一連の処理を行う基板処理方法であって、
前記一連の処理と共に行われる露光処理前
に、前記基板の裏面を平坦化させるための平坦化膜を形成する工程と、
前記露光処理後に、前記平坦化膜を除去する工程と、を含む、基板処理方法。
(2)前記平坦化膜を形成する工程は、回転塗布法により前記平坦化膜を形成する、前記(1)に記載の基板処理方法。
(3)前記平坦化膜の厚さは、500nm以上である、前記(1)または(2)に記載の基板処理方法。
(4)前記平坦化膜を除去する工程は、前記基板に除去液を吐出して前記平坦化膜を除去する、前記(1)~(3)のいずれか1に記載の基板処理方法。
(5)前記平坦化膜が金属を含有しない場合、前記除去液は希釈フッ酸であり、
前記平坦化膜が金属を含有する場合、前記除去液は酸系薬液またはアルカリ系薬液である、前記(4)に記載の基板処理方法。
(6)前記露光処理前に、前記基板の表面にレジスト膜を形成する工程をさらに含み、
前記平坦化膜を形成する工程後、前記レジスト膜を形成する工程を行う、前記(1)~(5)のいずれか1に記載の基板処理方法。
(7)前記露光処理前に、前記基板の表面にレジスト膜を形成する工程をさらに含み、
前記レジスト膜を形成する工程後、前記平坦化膜を形成する工程を行う、前記(1)~(5)のいずれか1に記載の基板処理方法。

(8)前記露光処理後の前記基板の表面上の前記レジスト膜を現像する工程をさらに含み、
前記平坦化膜を除去する工程を前記現像する工程後に行う、前記(6)または(7)に記載の基板処理方法。
(9)前記平坦化膜を形成する工程前に前記基板の表面に保護膜を形成する工程と、
前記レジスト膜を形成する工程前に前記保護膜を除去する工程と、を含む、前記(6)に記載の基板処理方法。
(10)前記保護膜を除去する工程は、当該保護膜を前記基板から溶解させることなく剥離させることにより除去する、前記(9)に記載の基板処理方法。
(11)前記露光処理前に、前記平坦化膜を硬化する工程をさらに含む、前記(1)~(10)のいずれか1に記載の基板処理方法。
(12)前記平坦化膜を形成する工程及び前記平坦化膜を除去する工程を、平坦化膜を形成するモジュールと平坦化膜を除去するモジュールとが一体化されたモジュールを用いて行う、前記(1)~(1)のいずれか1に記載の基板処理方法。
(13)前記基板の表面にレジスト膜を形成する工程と、
前記露光処理後の前記基板上の前記レジスト膜を現像する工程と、を含み、
前記レジスト膜を形成する工程、前記現像する工程及び前記平坦化膜を除去する工程を、同一の基板処理装置を用いて行う、前記(1)~(12)のいずれか1に記載の基板処理方法。
(14)前記平坦化膜を形成する工程も前記同一の基板処理装置を用いて行う、前記(13)に記載の基板処理方法。
(15)基板に対してレジストパターンを形成するための一連の処理を行う基板処理装置であって、
前記基板の裏面を平坦化させるための平坦化膜を形成する平坦化膜形成モジュールと、
前記露光処理後に、前記平坦化膜を除去する平坦化膜除去モジュールと、
制御部と、を備え、
前記制御部の制御により、当該基板処理装置が、
前記一連の処理と共に行われる露光処理前に、前記平坦化膜を形成する工程と、
前記露光処理後に、前記平坦化膜を除去する工程と、を実行する、基板処理装置。
(16)前記基板の表面にレジスト膜を形成するレジスト塗布モジュールと、
前記露光処理後の前記基板の表面上の前記レジスト膜を現像する現像モジュールと、をさらに備え、
前記制御部の制御により、当該基板処理装置が、
前記露光処理前に、前記レジスト膜を形成する工程と、
前記露光処理後に、前記レジスト膜を現像する工程と、をさらに実行し、
前記平坦化膜を除去する工程を前記現像する工程後に実行する、前記(15)に記載の基板処理装置。
(17)前記基板の表面にレジスト膜を形成するレジスト塗布モジュールと、
前記基板の表面に保護膜を形成する保護膜形成モジュールと、
前記保護膜を除去する保護膜除去モジュールと、をさらに備え、
前記制御部の制御により、当該基板処理装置が、
前記平坦化膜を形成する工程前に前記保護膜を形成する工程と、
前記平坦化膜を形成する工程後且つ前記レジスト膜を形成する工程前に、前記保護膜を除去する工程と、
前記保護膜を除去する工程後、前記レジスト膜を形成する工程と、をさらに実行する、前記(15)に記載の基板処理装置。
(18)前記保護膜除去モジュールは、前記保護膜を前記基板から溶解させることなく剥離させることにより除去する、前記(17)に記載の基板処理装置。
(19)前記平坦化膜を硬化する硬化モジュールをさらに備え、
前記制御部の制御により、当該基板処理装置が、前記露光処理前に、前記平坦化膜を硬化する工程をさらに実行する、前記(15)~(18)のいずれか1に記載の基板処理装置。
(20)基板に対してレジストパターンを形成するための一連の処理を行う基板処理方法を、基板処理装置によって実行させるように、当該基板処理装置を制御する制御部のコンピュータ上で動作させるプログラムを格納した読み取り可能なコンピュータ記憶媒体であって、
前記基板処理方法は、
前記一連の処理と共に行われる露光処理前に、前記基板の裏面を平坦化させるための平坦化膜を形成する工程と、
前記露光処理後に、前記平坦化膜を除去する工程と、を含む、コンピュータ記憶媒体。
1、1A、1B 塗布現像装置
32、32A 平坦化膜形成/除去モジュール
H 記憶媒体
U 制御部
W ウェハ

Claims (20)

  1. 基板に対してレジストパターンを形成するための一連の処理を行う基板処理方法であって、
    前記一連の処理と共に行われる露光処理前に、前記基板の裏面を平坦化させるための平坦化膜を形成する工程と、
    前記露光処理後に、前記平坦化膜を除去する工程と、を含む、基板処理方法。
  2. 前記平坦化膜を形成する工程は、回転塗布法により前記平坦化膜を形成する、請求項1に記載の基板処理方法。
  3. 前記平坦化膜の厚さは、500nm以上である、請求項1または2に記載の基板処理方法。
  4. 前記平坦化膜を除去する工程は、前記基板に除去液を吐出して前記平坦化膜を除去する、請求項1または2に記載の基板処理方法。
  5. 前記平坦化膜が金属を含有しない場合、前記除去液は希釈フッ酸であり、
    前記平坦化膜が金属を含有する場合、前記除去液は酸系薬液またはアルカリ系薬液である、請求項4に記載の基板処理方法。
  6. 前記露光処理前に、前記基板の表面にレジスト膜を形成する工程をさらに含み、
    前記平坦化膜を形成する工程後、前記レジスト膜を形成する工程を行う、請求項1に記載の基板処理方法。
  7. 前記露光処理前に、前記基板の表面にレジスト膜を形成する工程をさらに含み、
    前記レジスト膜を形成する工程後、前記平坦化膜を形成する工程を行う、請求項1に記載の基板処理方法。
  8. 前記露光処理後の前記基板の表面上の前記レジスト膜を現像する工程をさらに含み、
    前記平坦化膜を除去する工程を前記現像する工程後に行う、請求項6または7に記載の基板処理方法。
  9. 前記平坦化膜を形成する工程前に前記基板の表面に保護膜を形成する工程と、
    前記レジスト膜を形成する工程前に前記保護膜を除去する工程と、を含む、請求項6に記載の基板処理方法。
  10. 前記保護膜を除去する工程は、当該保護膜を前記基板から溶解させることなく剥離させることにより除去する、請求項9に記載の基板処理方法。
  11. 前記露光処理前に、前記平坦化膜を硬化する工程をさらに含む、請求項1または2に記載の基板処理方法。
  12. 前記平坦化膜を形成する工程及び前記平坦化膜を除去する工程を、平坦化膜を形成するモジュールと平坦化膜を除去するモジュールとが一体化されたモジュールを用いて行う、請求項1または2に記載の基板処理方法。
  13. 前記基板の表面にレジスト膜を形成する工程と、
    前記露光処理後の前記基板上の前記レジスト膜を現像する工程と、を含み、
    前記レジスト膜を形成する工程、前記現像する工程及び前記平坦化膜を除去する工程を、同一の基板処理装置を用いて行う、請求項1または2に記載の基板処理方法。
  14. 前記平坦化膜を形成する工程も前記同一の基板処理装置を用いて行う、請求項13に記載の基板処理方法。
  15. 基板に対してレジストパターンを形成するための一連の処理を行う基板処理装置であって、
    前記基板の裏面を平坦化させるための平坦化膜を形成する平坦化膜形成モジュールと、
    前記露光処理後に、前記平坦化膜を除去する平坦化膜除去モジュールと、
    制御部と、を備え、
    前記制御部の制御により、当該基板処理装置が、
    前記一連の処理と共に行われる露光処理前に、前記平坦化膜を形成する工程と、
    前記露光処理後に、前記平坦化膜を除去する工程と、を実行する、基板処理装置。
  16. 前記基板の表面にレジスト膜を形成するレジスト塗布モジュールと、
    前記露光処理後の前記基板の表面上の前記レジスト膜を現像する現像モジュールと、をさらに備え、
    前記制御部の制御により、当該基板処理装置が、
    前記露光処理前に、前記レジスト膜を形成する工程と、
    前記露光処理後に、前記レジスト膜を現像する工程と、をさらに実行し、
    前記平坦化膜を除去する工程を前記現像する工程後に実行する、請求項15に記載の基板処理装置。
  17. 前記基板の表面にレジスト膜を形成するレジスト塗布モジュールと、
    前記基板の表面に保護膜を形成する保護膜形成モジュールと、
    前記保護膜を除去する保護膜除去モジュールと、をさらに備え、
    前記制御部の制御により、当該基板処理装置が、
    前記平坦化膜を形成する工程前に前記保護膜を形成する工程と、
    前記平坦化膜を形成する工程後且つ前記レジスト膜を形成する工程前に、前記保護膜を除去する工程と、
    前記保護膜を除去する工程後、前記レジスト膜を形成する工程と、をさらに実行する、請求項15に記載の基板処理装置。
  18. 前記保護膜除去モジュールは、前記保護膜を前記基板から溶解させることなく剥離させることにより除去する、請求項17に記載の基板処理装置。
  19. 前記平坦化膜を硬化する硬化モジュールをさらに備え、
    前記制御部の制御により、当該基板処理装置が、前記露光処理前に、前記平坦化膜を硬化する工程をさらに実行する、請求項15~18のいずれか1項に記載の基板処理装置。
  20. 基板に対してレジストパターンを形成するための一連の処理を行う基板処理方法を、基板処理装置によって実行させるように、当該基板処理装置を制御する制御部のコンピュータ上で動作させるプログラムを格納した読み取り可能なコンピュータ記憶媒体であって、
    前記基板処理方法は、
    前記一連の処理と共に行われる露光処理前に、前記基板の裏面を平坦化させるための平坦化膜を形成する工程と、
    前記露光処理後に、前記平坦化膜を除去する工程と、を含む、コンピュータ記憶媒体。
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