JP2024041402A - スポイト容器 - Google Patents
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Abstract
【課題】待機時にスポイト管の上端開口を確実に封止する。【解決手段】容器本体Wと、内キャップ50と、スポイト管60と、外キャップ10と、作動部材30と、操作部材40と、を備え、内キャップおよび作動部材のうち、いずれか一方には、上下方向に延び、スポイト管の上端開口に連通する作動空間Sの隔壁の一部をなす摺動筒部33が設けられるとともに、いずれか他方には、作動部材が内キャップに対して上下動するのに伴い、摺動筒部の内周面、若しくは外周面を摺動して作動空間を拡縮するピストン80が設けられ、作動部材の作動頂壁32は、スポイト管の上端開口を上方から覆い、作動頂壁の下面と、スポイト管の上端開口と、の間には、作動頂壁の下面により下方に押し付けられ、スポイト管の上端開口を封止するシール材101が設けられ、シール材は、作動部材を形成する材質より軟らかい材質で形成されている。【選択図】図1
Description
本発明は、スポイト容器に関する。
従来から、特許文献1に示されるように、スポイト管を有するスポイト容器が用いられている。特許文献1の構成では、外キャップ(蓋カバー)を容器本体に対して回転させると、外キャップが容器本体に対して上昇するとともに、スポイト管に内容物が吸い上げられる。その後、操作部(押釦)を外キャップに対して押下することで、内容物を吐出させることができる。
特許文献1のスポイト容器では、待機時にスポイト管の上端開口を確実に封止することに改善の余地があった。
本発明は、待機時にスポイト管の上端開口を確実に封止することができるスポイト容器を提供する。
本発明の一態様に係るスポイト容器は、内容物を収容する有底筒状の容器本体と、前記容器本体の口部に着脱可能に外装され、容器軸回りの回転に伴い前記口部に着脱される内キャップと、前記内キャップから下方に向けて延び、下端開口が前記容器本体内に位置するスポイト管と、前記内キャップに、所定量以上の容器軸回りの回転が規制された状態で、容器軸回りに回転可能に外装された外キャップと、前記外キャップ内に設けられ、前記外キャップに対する容器軸回りの回転が規制されるとともに、前記内キャップに対して容器軸回りに回転することで前記内キャップに対して上下動する作動部材と、前記作動部材に取付けられ、前記作動部材との間に、前記スポイト管の上端開口に連通する拡縮空間を画成する操作部材と、を備え、前記内キャップおよび前記作動部材のうちのいずれか一方には、上下方向に延び、前記スポイト管の上端開口に連通する作動空間の隔壁の一部をなす摺動筒部が設けられるとともに、前記内キャップおよび前記作動部材のうちのいずれか他方には、前記作動部材が前記内キャップに対して上下動するのに伴い、前記摺動筒部の内周面、若しくは外周面を摺動して前記作動空間を拡縮するピストンが設けられ、前記作動部材は、作動頂壁および作動周壁を有する有頂筒状に形成され、前記作動頂壁は、前記スポイト管の上端開口を上方から覆い、前記作動頂壁の下面と、前記スポイト管の上端開口と、の間には、前記作動頂壁の下面により下方に押し付けられ、前記スポイト管の上端開口を封止するシール材が設けられ、前記シール材は、前記作動部材を形成する材質より軟らかい材質で形成されている。
上記態様によれば、容器本体に対して外キャップを容器軸回り沿う緩み側に回転させると、所定量の範囲内で外キャップが内キャップに対して回転する。このとき、外キャップに対する回転が規制された作動部材も、内キャップに対して容器軸回り沿う緩み側に回転することで上昇する。これにより、作動頂壁の下面がシール材から上方に離反し、スポイト管の上端開口が開放され、また、ピストンおよび摺動筒部が互いに摺接し、作動空間の容積の増大に伴って作動空間内が負圧となる。したがって、作動空間に連通しているスポイト管内も負圧となり、スポイト管の下端開口から容器本体の内容物を吸い上げることができる。この際、作動空間の容積の増大量は、ピストンおよび摺動筒部の相対的な上下方向の変位量に基づいて決まるため、外キャップを内キャップに対して所定量回転させる操作により、スポイト管内に略定量の内容物を吸い上げることができる。
その後、外キャップの回転をさらに継続すると、外キャップおよび内キャップが一体に容器本体に対して回転することとなり、内キャップが容器本体の口部から離脱され、スポイト管が容器本体内から引き出される。そして、操作部材を操作して拡縮空間の容積を縮小させると、拡縮空間の空気が、作動空間を通してスポイト管の上端開口に流入することで、スポイト管内に保持されていた内容物が、スポイト管の下端開口から吐出される。
その後、外キャップの回転をさらに継続すると、外キャップおよび内キャップが一体に容器本体に対して回転することとなり、内キャップが容器本体の口部から離脱され、スポイト管が容器本体内から引き出される。そして、操作部材を操作して拡縮空間の容積を縮小させると、拡縮空間の空気が、作動空間を通してスポイト管の上端開口に流入することで、スポイト管内に保持されていた内容物が、スポイト管の下端開口から吐出される。
作動頂壁の下面と、スポイト管の上端開口と、の間に、作動頂壁の下面により下方に押し付けられ、スポイト管の上端開口を封止するシール材が設けられ、シール材が、作動部材を形成する材質より軟らかい材質で形成されているので、シール材を圧縮変形させた状態で、スポイト管の上端開口を封止することが可能になり、待機時にスポイト管の上端開口を確実に封止することができる。
シール材が、作動頂壁の下面により下方に押し付けられることにより、スポイト管の上端開口が封止されているので、例えば、作動頂壁に下方に向けて突出したシール筒を設け、シール筒をスポイト管の上端開口部内に嵌合することにより、スポイト管の上端開口を封止する場合と比べて、容器本体内にスポイト管を差し込みつつ、内キャップを口部に装着するときに、拡縮空間、および作動空間の内圧が上昇するのを抑えることができる。すなわち、シール筒には粘性のある内容物が付着しやすいところ、容器本体内にスポイト管を差し込みつつ、内キャップを口部に装着する過程において、シール筒がスポイト管の上端開口部に到達する前から、内容物がスポイト管の上端開口部を塞いでしまうことで、拡縮空間、および作動空間の内圧が上昇しやすくなる。そして、拡縮空間内、および作動空間内が加圧された状態で、前述のように作動部材を内キャップに対して上昇させると、スポイト管内に吸い上げられる容器本体内の内容物の量が規定量より少なくなる。
前記摺動筒部は、前記作動頂壁の下面に形成され、前記ピストンは、前記内キャップに設けられ、前記シール材は、前記ピストンと一体に形成されてもよい。
シール材が、ピストンと一体に形成されているので、部品点数の増大を防ぎつつ、待機時にスポイト管の上端開口を確実に封止することができる。
本発明の上記態様によれば、待機時にスポイト管の上端開口を確実に封止することができる。
以下、本実施形態のスポイト容器について図面に基づいて説明する。
図1に示すように、スポイト容器1は、容器本体Wと、外キャップ10と、パッキン20と、作動部材30と、操作部材40と、内キャップ50と、スポイト管60と、しごき筒部材70と、ピストン80と、摺動部材90と、を備えている。
図1に示すように、スポイト容器1は、容器本体Wと、外キャップ10と、パッキン20と、作動部材30と、操作部材40と、内キャップ50と、スポイト管60と、しごき筒部材70と、ピストン80と、摺動部材90と、を備えている。
容器本体Wは有底筒状に形成され、容器本体Wに内容物が収容される。容器本体Wの口部W1の外周面に雄ねじ部が形成されている。
内容物としては、例えば薬液、および液体化粧料等が挙げられる。本実施形態におけるスポイト容器1の構成部品は、樹脂材料により形成されている。本実施形態のスポイト容器1は、例えばコイルスプリング等の金属製の部材を有していない。
内容物としては、例えば薬液、および液体化粧料等が挙げられる。本実施形態におけるスポイト容器1の構成部品は、樹脂材料により形成されている。本実施形態のスポイト容器1は、例えばコイルスプリング等の金属製の部材を有していない。
外キャップ10、パッキン20、作動部材30、操作部材40、内キャップ50、スポイト管60、ピストン80、および摺動部材90は、容器本体Wに着脱可能に装着されたスポイトアセンブリ1aを構成している。
(方向定義)
容器本体Wおよびスポイト管60それぞれの中心軸線は、共通の軸線上に位置している。以下、この軸線を容器軸Oといい、容器軸Oに沿う方向を上下方向といい、上下方向に沿って、容器本体Wの口部W1側を上側、容器本体Wの底部側を下側という。上下方向から見て容器軸Oに交差する方向を径方向といい、上下方向から見て容器軸O回りに周回する方向を周方向という。
周方向に沿う一方側を「緩み側X」という場合がある。作動部材30を内キャップ50に対して緩み側Xに回転させると、作動部材30が内キャップ50に対して上昇し、内キャップ50を口部W1に対して緩み側Xに回転させると、内キャップ50が口部W1に対して上昇する。
周方向に沿う他方側を「締込側Y」という場合がある。作動部材30を内キャップ50に対して締込側Yに回転させると、作動部材30が内キャップ50に対して下降し、内キャップ50を口部W1に対して締込側Yに回転させると、内キャップ50が口部W1に対して下降する。
容器本体Wおよびスポイト管60それぞれの中心軸線は、共通の軸線上に位置している。以下、この軸線を容器軸Oといい、容器軸Oに沿う方向を上下方向といい、上下方向に沿って、容器本体Wの口部W1側を上側、容器本体Wの底部側を下側という。上下方向から見て容器軸Oに交差する方向を径方向といい、上下方向から見て容器軸O回りに周回する方向を周方向という。
周方向に沿う一方側を「緩み側X」という場合がある。作動部材30を内キャップ50に対して緩み側Xに回転させると、作動部材30が内キャップ50に対して上昇し、内キャップ50を口部W1に対して緩み側Xに回転させると、内キャップ50が口部W1に対して上昇する。
周方向に沿う他方側を「締込側Y」という場合がある。作動部材30を内キャップ50に対して締込側Yに回転させると、作動部材30が内キャップ50に対して下降し、内キャップ50を口部W1に対して締込側Yに回転させると、内キャップ50が口部W1に対して下降する。
内キャップ50は、環状の内キャップ頂壁53および内キャップ周壁51を有する有頂筒状に形成され、容器軸Oと同軸に配設されている。内キャップ50は、口部W1に着脱可能に外装され、容器軸O回りの回転に伴い口部W1に着脱される。図示の例では、内キャップ周壁51の内周面に、口部W1の外周面に形成された雄ねじ部に螺合する雌ねじ部が形成されている。
内キャップ頂壁53には、雄ねじ筒54と、保持筒部57と、が形成されている。雄ねじ筒54、および保持筒部57は、容器軸Oと同軸に配設されている。雄ねじ筒54は、内キャップ頂壁53から上方に向けて延び、外周面に雄ねじ部が形成されている。保持筒部57は、内キャップ頂壁53の内周縁部から上方に向けて延びている。保持筒部57の下端部は、内キャップ頂壁53の内周縁部から下方に突出している。
内キャップ周壁51の外周面には、径方向の外側に向けて突出した複数の内規制突起51aが周方向に間隔をあけて形成されている。内規制突起51aは、上下方向に延びる突条状に形成されている。内規制突起51aは、周方向に等間隔をあけて4つ設けられている。
内キャップ周壁51の外周面には、径方向の外側に向けて突出した複数の内規制突起51aが周方向に間隔をあけて形成されている。内規制突起51aは、上下方向に延びる突条状に形成されている。内規制突起51aは、周方向に等間隔をあけて4つ設けられている。
ピストン80は、内キャップ50に設けられている。ピストン80は、環状に形成され、保持筒部57の上端部に外嵌されて固定されている。ピストン80には、径方向の外側に向けて突出する環状の摺接部81が形成されている。
作動部材30は、作動頂壁32および作動周壁31を有する有頂筒状に形成され、容器軸Oと同軸に配設されている。
作動周壁31の内周面に、内キャップ50の雄ねじ筒54の雄ねじ部に螺合する雌ねじ部が形成されている。これにより、作動部材30は、内キャップ50に対して容器軸O回りに回転することで内キャップ50に対して上下動する。
作動頂壁32は、スポイト管60の上端開口を上方から覆っている。作動頂壁32に、シール突起34と、摺動筒部33と、複数の通気孔32aと、固定溝35と、が形成されている。
作動周壁31の内周面に、内キャップ50の雄ねじ筒54の雄ねじ部に螺合する雌ねじ部が形成されている。これにより、作動部材30は、内キャップ50に対して容器軸O回りに回転することで内キャップ50に対して上下動する。
作動頂壁32は、スポイト管60の上端開口を上方から覆っている。作動頂壁32に、シール突起34と、摺動筒部33と、複数の通気孔32aと、固定溝35と、が形成されている。
シール突起34は、作動頂壁32の下面から下方に向けて突出し、周方向に延びる環状に形成され、容器軸Oと同軸に配設されている。シール突起34の径方向の内端部は、スポイト管60の上端部の内周面より径方向の内側に位置し、シール突起34の径方向の外端部は、スポイト管60の上端部の外周面より径方向の外側に位置している。シール突起34は、下方を向く平坦な下端面を有している。シール突起34の下端面における径方向の内端部は、スポイト管60の内周面より径方向の内側に位置し、シール突起34の下端面における径方向の外端部は、スポイト管60の内周面より径方向の外側に位置している。
摺動筒部33は、作動頂壁32の下面から下方に向けて突出し、ピストン80の外周面と、内キャップ50の雄ねじ筒54の内周面と、の間に、差し込まれている。摺動筒部33は、スポイト管60の上端開口に連通する作動空間Sの隔壁の一部をなしている。図示の例では、摺動筒部33における径方向の内側が作動空間Sとなっている。摺動筒部33の内周面に、ピストン80の摺接部81が気密に上下摺動可能に当接している。これにより、作動部材30が内キャップ50に対して上下動するのに伴い、ピストン80の摺接部81が摺動筒部33の内周面を摺動して作動空間Sを拡縮する。作動空間Sは、摺動筒部33内のうち、ピストン80より上方に位置する部分となっている。
通気孔32aは、作動頂壁32を上下方向に貫いて、作動空間Sに開口している。通気孔32aは、シール突起34と、摺動筒部33の内周面と、の間に位置している。
固定溝35は、作動頂壁32の上面のうち、通気孔32aより径方向の外側に位置する部分に形成され、周方向の全長にわたって連続して延びている。
摺動筒部33は、作動頂壁32の下面から下方に向けて突出し、ピストン80の外周面と、内キャップ50の雄ねじ筒54の内周面と、の間に、差し込まれている。摺動筒部33は、スポイト管60の上端開口に連通する作動空間Sの隔壁の一部をなしている。図示の例では、摺動筒部33における径方向の内側が作動空間Sとなっている。摺動筒部33の内周面に、ピストン80の摺接部81が気密に上下摺動可能に当接している。これにより、作動部材30が内キャップ50に対して上下動するのに伴い、ピストン80の摺接部81が摺動筒部33の内周面を摺動して作動空間Sを拡縮する。作動空間Sは、摺動筒部33内のうち、ピストン80より上方に位置する部分となっている。
通気孔32aは、作動頂壁32を上下方向に貫いて、作動空間Sに開口している。通気孔32aは、シール突起34と、摺動筒部33の内周面と、の間に位置している。
固定溝35は、作動頂壁32の上面のうち、通気孔32aより径方向の外側に位置する部分に形成され、周方向の全長にわたって連続して延びている。
操作部材40は、弾性膜41と、固定部42と、を有し、ゴムあるいはエラストマーなどの軟材質で形成されている。固定部42は、環状に形成され、弾性膜41よりも肉厚に形成されている。固定部42は、作動部材30の固定溝35に嵌合されて固定されている。弾性膜41は、固定部42から上方に膨出し、作動頂壁32の上面を覆っている。
以上より、操作部材40は、作動部材30に取付けられ、作動部材30との間に、スポイト管60の上端開口に連通する拡縮空間Kを画成する。拡縮空間Kは、通気孔32aおよび作動空間Sを通して、スポイト管60の上端開口に連通する。
以上より、操作部材40は、作動部材30に取付けられ、作動部材30との間に、スポイト管60の上端開口に連通する拡縮空間Kを画成する。拡縮空間Kは、通気孔32aおよび作動空間Sを通して、スポイト管60の上端開口に連通する。
スポイト管60は、内キャップ50から下方に向けて延び、下端開口が容器本体W内に位置している。スポイト管60の上端部は、内キャップ50の保持筒部57内に嵌合されている。スポイト管60、および保持筒部57それぞれの上端開口縁は、同じ上下方向の位置に位置している。スポイト管60の上端開口は、作動空間Sおよび拡縮空間Kに連通可能となっている。スポイト管60の上端部に、径方向の外側に向けて突出したフランジ部61が形成されている。フランジ部61の上面に、保持筒部57の下端開口縁が当接している。
しごき筒部材70は、口部W1に固定され、しごき筒部材70内にスポイト管60が挿通されている。しごき筒部材70は、口部W1内に嵌合されている。しごき筒部材70の上端部72は、径方向の外側に向けて突出し、口部W1の上端開口縁に配置されている。しごき筒部材70の内周面と、スポイト管60の外周面と、の間には、径方向の隙間が設けられている。
しごき筒部材70の内周面に、径方向の内側に向けて突出し、スポイト管60の外周面に当接するしごき突片71が形成されている。しごき突片71は、弾性変形可能に形成されている。しごき突片71は、周方向の全長にわたって延びている。しごき突片71には、上下方向に貫く複数の貫通孔73が周方向に間隔をあけて形成されている。
しごき筒部材70の内周面に、径方向の内側に向けて突出し、スポイト管60の外周面に当接するしごき突片71が形成されている。しごき突片71は、弾性変形可能に形成されている。しごき突片71は、周方向の全長にわたって延びている。しごき突片71には、上下方向に貫く複数の貫通孔73が周方向に間隔をあけて形成されている。
パッキン20は、環状に形成され、スポイト管60に外嵌されて固定されている。パッキン20のうち、径方向の内側部分の上面は、スポイト管60のフランジ部61の下面に当接、若しくは近接している。パッキン20のうち、径方向の外側部分は、しごき筒部材70の上端部72の上面と、内キャップ頂壁53の下面と、により上下方向に挟まれて圧縮変形している。パッキン20の径方向の外側部分のうち、上面に凹部が形成され、凹部の直下に位置する下面に突部が形成されている。
外キャップ10は、外キャップ周壁11および外キャップ頂壁12を有する有頂筒状に形成されている。外キャップ10は、容器軸Oと同軸に配設されている。
外キャップ頂壁12は、環状に形成され、操作部材40の固定部42の上面を押圧している。外キャップ頂壁12内に、操作部材40の弾性膜41が挿入されている。
外キャップ周壁11は、作動部材30、および内キャップ50を径方向の外側から囲っている。外キャップ周壁11内に、作動部材30が、上下方向の移動が規制された状態で嵌合されている。
外キャップ頂壁12は、環状に形成され、操作部材40の固定部42の上面を押圧している。外キャップ頂壁12内に、操作部材40の弾性膜41が挿入されている。
外キャップ周壁11は、作動部材30、および内キャップ50を径方向の外側から囲っている。外キャップ周壁11内に、作動部材30が、上下方向の移動が規制された状態で嵌合されている。
外キャップ周壁11の内周面に、径方向の内側に向けて突出した複数の外規制突起11aが周方向に間隔をあけて形成されている。外規制突起11aは、上下方向に延びる突条状に形成されている。外規制突起11aは、周方向に等間隔をあけて2つ設けられている。図2に示されるように、2つの外規制突起11aは、内キャップ50の内規制突起51aのうち、周方向の緩み側Xを向く面に当接、若しくは近接している。
これにより、外キャップ10を周方向に沿う緩み側Xに向けて回転させると、外規制突起11aが周方向に沿う緩み側Xに移動し、外キャップ10が内キャップ50に対して回転する。その後、外規制突起11aが、他の内規制突起51aにおける周方向に沿う締込側Yを向く面に突き当たると、内キャップ50に対する外キャップ10の回転移動が規制される。つまり、外キャップ10は、内キャップ50に、所定量以上の容器軸O回りの回転が規制された状態で、容器軸O回りに回転可能に外装されている。
これにより、外キャップ10を周方向に沿う緩み側Xに向けて回転させると、外規制突起11aが周方向に沿う緩み側Xに移動し、外キャップ10が内キャップ50に対して回転する。その後、外規制突起11aが、他の内規制突起51aにおける周方向に沿う締込側Yを向く面に突き当たると、内キャップ50に対する外キャップ10の回転移動が規制される。つまり、外キャップ10は、内キャップ50に、所定量以上の容器軸O回りの回転が規制された状態で、容器軸O回りに回転可能に外装されている。
図1に示されるように、外キャップ周壁11の内周面、および作動周壁31の外周面には、互いが周方向に係合することで、外キャップ10および作動部材30の周方向の相対回転を規制する回り止め突起13が各別に形成されている。回り止め突起13は、外キャップ周壁11の内周面、および作動周壁31の外周面から各別に径方向に突出し、かつ上下方向に延びる突条状に形成されている。回り止め突起13は、外規制突起11aおよび内規制突起51aより上方に設けられている。
摺動部材90は、外キャップ周壁11の内周面と、口部W1の外周面と、の間に設けられている。摺動部材90は、環状に形成され、外キャップ周壁11内に、上下方向の移動が規制された状態で嵌合されている。
ここで、口部W1は、内キャップ周壁51が螺着された上部と、上部より下方に位置し、かつ上部より外径が大きい下部と、を備えている。
摺動部材90は、口部W1の下部に摺動可能に嵌合されている。摺動部材90は、外キャップ10を周方向に回転させる過程において、外キャップ10が内キャップ50に対して回転するときと、外キャップ10が内キャップ50とともに回転するときと、の双方で、口部W1の下部の外周面を摺動する。
摺動部材90は、外キャップ周壁11内に嵌合された環状の硬質部91と、硬質部91よりも軟らかい材質(例えばエラストマー等)で弾性変形可能に形成され、口部W1の外周面に弾性変形した状態で当接した環状の軟質部92と、を備えている。
ここで、口部W1は、内キャップ周壁51が螺着された上部と、上部より下方に位置し、かつ上部より外径が大きい下部と、を備えている。
摺動部材90は、口部W1の下部に摺動可能に嵌合されている。摺動部材90は、外キャップ10を周方向に回転させる過程において、外キャップ10が内キャップ50に対して回転するときと、外キャップ10が内キャップ50とともに回転するときと、の双方で、口部W1の下部の外周面を摺動する。
摺動部材90は、外キャップ周壁11内に嵌合された環状の硬質部91と、硬質部91よりも軟らかい材質(例えばエラストマー等)で弾性変形可能に形成され、口部W1の外周面に弾性変形した状態で当接した環状の軟質部92と、を備えている。
そして、本実施形態では、作動頂壁32の下面と、スポイト管60の上端開口と、の間に、作動頂壁32の下面により下方に押し付けられ、スポイト管60の上端開口を封止するシール材101が設けられている。
シール材101は、作動部材30を形成する材質より軟らかい材質で形成されている。シール材101を形成する材質は、例えばポリプロピレンを主材とするエラストマー等となっている。シール材101を形成する材質の主材は、作動部材30を形成する材質と同じになっている。
シール材101は、ピストン80と一体に形成されている。シール材101は、環状に形成され、ピストン80から径方向の内側に向けて突出している。シール材101の内周面は、上方から下方に向かうに従い径方向の内側に向けて延びている。シール材101は、スポイト管60、および保持筒部57それぞれの上端開口縁に配置されている。シール材101の径方向の内端部に、下方に向けて突出し、スポイト管60の上端部内に嵌合された嵌合突起101aが形成されている。シール材101の上面を、作動頂壁32のシール突起34が押圧している。
シール材101は、作動部材30を形成する材質より軟らかい材質で形成されている。シール材101を形成する材質は、例えばポリプロピレンを主材とするエラストマー等となっている。シール材101を形成する材質の主材は、作動部材30を形成する材質と同じになっている。
シール材101は、ピストン80と一体に形成されている。シール材101は、環状に形成され、ピストン80から径方向の内側に向けて突出している。シール材101の内周面は、上方から下方に向かうに従い径方向の内側に向けて延びている。シール材101は、スポイト管60、および保持筒部57それぞれの上端開口縁に配置されている。シール材101の径方向の内端部に、下方に向けて突出し、スポイト管60の上端部内に嵌合された嵌合突起101aが形成されている。シール材101の上面を、作動頂壁32のシール突起34が押圧している。
次に、以上のように構成されたスポイト容器1の作用について説明する。
外キャップ10を容器本体Wに対して周方向に沿う緩み側Xに回転させると、外キャップ周壁11の内周面、および作動周壁31の外周面に、互いが周方向に係合する回り止め突起13が各別に形成されているので、外キャップ10とともに作動部材30が容器本体Wに対して回転する。この際、外キャップ10の外規制突起11aが、内キャップ50の内規制突起51aにおける周方向に沿う締込側Yを向く面に突き当たるまでは、外キャップ10は内キャップ50に対して空転する。これにより、外規制突起11aが、内規制突起51aにおける周方向に沿う締込側Yを向く面に突き当たるまでは、外キャップ10、および作動部材30が、内キャップ50に対して回転する。
作動部材30が、内キャップ50に対して緩み側Xに回転すると、作動部材30の作動周壁31が、内キャップ50の雄ねじ筒54に螺着されていることから、図3に示されるように、作動部材30が外キャップ10および操作部材40とともに、内キャップ50に対して上昇する。この際、作動部材30のシール突起34が、シール材101から上方に離反して、スポイト管60の上端開口が開放され、また、作動部材30の摺動筒部33が、ピストン80の摺接部81に摺接しつつ上昇することで、作動空間Sの容積が増大し、作動空間S内が負圧となる。このため、スポイト管60の下端開口から容器本体W内の内容物が吸い上げられる。スポイト管60内に吸い上げられる内容物の量は、ピストン80に対する摺動筒部33の上昇量によって定まる。したがって、スポイト容器1は、略定量の内容物をスポイト管60内に吸い上げることができる。この際、作動周壁31と内キャップ50の雄ねじ筒54との螺着状態、並びに摺動部材90内への口部W1の下部の嵌合状態は維持される。
外規制突起11aを、内規制突起51aにおける周方向に沿う締込側Yを向く面に突き当てた状態からさらに、外キャップ10を、容器本体Wに対して周方向に沿う緩み側Xに向けて回転させると、外キャップ10とともに内キャップ50が回転する。これにより、内キャップ50が、容器本体Wに対して周方向に沿う緩み側Xに向けて回転し、スポイトアセンブリ1aが、容器本体Wから上方に離脱可能となる。そして、スポイトアセンブリ1aを容器本体Wに対して引き上げると、しごき筒部材70の内周面に形成されたしごき突片71が、スポイト管60の外周面に摺接することで、スポイト管60の外周面に付着していた内容物をしごき落とす。
スポイトアセンブリ1aを容器本体Wから取り外した後、例えば外キャップ10を把持しながら操作部材40の弾性膜41を押し込むと、弾性膜41が下方に弾性変形し、拡縮空間Kの容積が小さくなる。その結果、拡縮空間Kの空気が、通気孔32aおよび作動空間Sを通して、スポイト管60の上端開口に流入することで、スポイト管60内に保持されていた内容物が、スポイト管60の下端開口から吐出される。
スポイトアセンブリ1aを容器本体Wに再び装着する際は、外キャップ10を容器本体Wに対して周方向に沿う締込側Yに回転させると、外規制突起11aが、内規制突起51aにおける周方向に沿う緩み側Xを向く面に突き当たるまでは、外キャップ10が内キャップ50に対して空転する。これにより、外規制突起11aが、内規制突起51aにおける周方向に沿う緩み側Xを向く面に突き当たるまでは、外キャップ10、および作動部材30が、内キャップ50に対して回転して下降する。この際、作動空間Sの容積が減少するが、作動頂壁32のシール突起34がシール材101に当接するまでは、作動空間S内の空気がスポイト管60内に流入し、作動空間S、および拡縮空間Kの内圧の上昇が抑えられる。
その後、外キャップ10をさらに容器本体Wに対して周方向に沿う締込側Yに回転させると、外規制突起11aが、内規制突起51aにおける周方向に沿う緩み側Xを向く面に突き当たり、内キャップ50も容器本体Wに対して周方向に沿う締込側Yに回転し、スポイトアセンブリ1aが容器本体Wに装着される。
以上説明したように、本実施形態のスポイト容器1は、作動頂壁32の下面と、スポイト管60の上端開口と、の間に、作動頂壁32の下面により下方に押し付けられ、スポイト管60の上端開口を封止するシール材101が設けられ、シール材101が、作動部材30を形成する材質より軟らかい材質で形成されているので、シール材101を圧縮変形させた状態で、スポイト管60の上端開口を封止することが可能になり、待機時にスポイト管60の上端開口を確実に封止することができる。
シール材101が、作動頂壁32の下面により下方に押し付けられることにより、スポイト管60の上端開口が封止されているので、例えば、作動頂壁32に下方に向けて突出したシール筒を設け、シール筒をスポイト管60の上端開口部内に嵌合することにより、スポイト管60の上端開口を封止する場合と比べて、容器本体W内にスポイト管60を差し込みつつ、内キャップ50を口部W1に装着するときに、拡縮空間K、および作動空間Sの内圧が上昇するのを抑えることができる。
すなわち、シール筒には粘性のある内容物が付着しやすいところ、容器本体W内にスポイト管60を差し込みつつ、内キャップ50を口部W1に装着する過程において、シール筒がスポイト管60の上端開口部に到達する前から、内容物がスポイト管60の上端開口部を塞いでしまうことで、拡縮空間K、および作動空間Sの内圧が上昇しやすくなる。そして、拡縮空間K内、および作動空間S内が加圧された状態で、前述のように作動部材30を内キャップ50に対して上昇させると、スポイト管60内に吸い上げられる容器本体W内の内容物の量が規定量より少なくなる。
すなわち、シール筒には粘性のある内容物が付着しやすいところ、容器本体W内にスポイト管60を差し込みつつ、内キャップ50を口部W1に装着する過程において、シール筒がスポイト管60の上端開口部に到達する前から、内容物がスポイト管60の上端開口部を塞いでしまうことで、拡縮空間K、および作動空間Sの内圧が上昇しやすくなる。そして、拡縮空間K内、および作動空間S内が加圧された状態で、前述のように作動部材30を内キャップ50に対して上昇させると、スポイト管60内に吸い上げられる容器本体W内の内容物の量が規定量より少なくなる。
シール材101が、ピストン80と一体に形成されているので、部品点数の増大を防ぎつつ、待機時にスポイト管60の上端開口を確実に封止することができる。
次に、本発明の第2実施形態に係るスポイト容器2を、図4を参照しながら説明する。
なお、この第2実施形態においては、第1実施形態における構成要素と同一の部分については同一の符号を付し、その説明を省略し、異なる点についてのみ説明する。
なお、この第2実施形態においては、第1実施形態における構成要素と同一の部分については同一の符号を付し、その説明を省略し、異なる点についてのみ説明する。
本実施形態のスポイト容器2では、シール突起34が、作動頂壁32の下面から下方に向けて突出して周方向に延びる条状に形成されている。シール突起34の下端面は、下方に向けて突の曲面状に形成されている。シール突起34の下端面は、スポイト管60の内周面より径方向の外側で、かつスポイト管60の外周面より径方向の内側に位置している。つまり、シール突起34の下端面は、全域にわたって、スポイト管60の上端開口縁の直上に位置している。
本実施形態のスポイト容器2であっても、第1実施形態のスポイト容器1と同様の作用効果を奏する。
本実施形態のスポイト容器2であっても、第1実施形態のスポイト容器1と同様の作用効果を奏する。
次に、本発明の第3実施形態に係るスポイト容器3を、図5を参照しながら説明する。
なお、この第3実施形態においては、第1実施形態における構成要素と同一の部分については同一の符号を付し、その説明を省略し、異なる点についてのみ説明する。
なお、この第3実施形態においては、第1実施形態における構成要素と同一の部分については同一の符号を付し、その説明を省略し、異なる点についてのみ説明する。
本実施形態のスポイト容器3では、シール突起34の外周面が、シール材101のうち、上面と内周面との接続部分を押圧している。シール突起34の外周面は、下方に向かうに従い径方向の内側に向けて延びるとともに、上下方向に沿う縦断面視で、径方向の外側に向けて突の曲線状を呈する。
本実施形態のスポイト容器3であっても、第1実施形態のスポイト容器1と同様の作用効果を奏する。
本実施形態のスポイト容器3であっても、第1実施形態のスポイト容器1と同様の作用効果を奏する。
なお、本発明の技術的範囲は前記実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、摺動筒部33を内キャップ50に設け、ピストン80を作動部材30に設け、作動部材30が内キャップ50に対して上下動するのに伴い、ピストン80が摺動筒部33の外周面を摺動してもよい。
作動部材30は、シール突起34を有しなくてもよい。
作動部材30は、シール突起34を有しなくてもよい。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記した実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、上記した実施形態や変形例を適宜組み合わせてもよい。
1、2、3 スポイト容器
10 外キャップ
30 作動部材
31 作動周壁
32 作動頂壁
33 摺動筒部
40 操作部材
50 内キャップ
60 スポイト管
80 ピストン
101 シール材
K 拡縮空間
O 容器軸
S 作動空間
W 容器本体
W1 口部
10 外キャップ
30 作動部材
31 作動周壁
32 作動頂壁
33 摺動筒部
40 操作部材
50 内キャップ
60 スポイト管
80 ピストン
101 シール材
K 拡縮空間
O 容器軸
S 作動空間
W 容器本体
W1 口部
Claims (2)
- 内容物を収容する有底筒状の容器本体と、
前記容器本体の口部に着脱可能に外装され、容器軸回りの回転に伴い前記口部に着脱される内キャップと、
前記内キャップから下方に向けて延び、下端開口が前記容器本体内に位置するスポイト管と、
前記内キャップに、所定量以上の容器軸回りの回転が規制された状態で、容器軸回りに回転可能に外装された外キャップと、
前記外キャップ内に設けられ、前記外キャップに対する容器軸回りの回転が規制されるとともに、前記内キャップに対して容器軸回りに回転することで前記内キャップに対して上下動する作動部材と、
前記作動部材に取付けられ、前記作動部材との間に、前記スポイト管の上端開口に連通する拡縮空間を画成する操作部材と、を備え、
前記内キャップおよび前記作動部材のうちのいずれか一方には、上下方向に延び、前記スポイト管の上端開口に連通する作動空間の隔壁の一部をなす摺動筒部が設けられるとともに、前記内キャップおよび前記作動部材のうちのいずれか他方には、前記作動部材が前記内キャップに対して上下動するのに伴い、前記摺動筒部の内周面、若しくは外周面を摺動して前記作動空間を拡縮するピストンが設けられ、
前記作動部材は、作動頂壁および作動周壁を有する有頂筒状に形成され、
前記作動頂壁は、前記スポイト管の上端開口を上方から覆い、
前記作動頂壁の下面と、前記スポイト管の上端開口と、の間には、前記作動頂壁の下面により下方に押し付けられ、前記スポイト管の上端開口を封止するシール材が設けられ、
前記シール材は、前記作動部材を形成する材質より軟らかい材質で形成されている、スポイト容器。 - 前記摺動筒部は、前記作動頂壁の下面に形成され、
前記ピストンは、前記内キャップに設けられ、
前記シール材は、前記ピストンと一体に形成されている、請求項1に記載のスポイト容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022146210A JP2024041402A (ja) | 2022-09-14 | 2022-09-14 | スポイト容器 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2022146210A JP2024041402A (ja) | 2022-09-14 | 2022-09-14 | スポイト容器 |
Publications (1)
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JP2024041402A true JP2024041402A (ja) | 2024-03-27 |
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Family Applications (1)
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JP2022146210A Pending JP2024041402A (ja) | 2022-09-14 | 2022-09-14 | スポイト容器 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2024041402A (ja) |
-
2022
- 2022-09-14 JP JP2022146210A patent/JP2024041402A/ja active Pending
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