JP2024035912A - 処理装置、処理プログラム及び処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】各種の業務の一元管理を可能とし、かつ各業界に特化した業務管理を実現すること。【解決手段】ユーザの属する業種における一連業務の遂行のための複数の業務事項を選択し、前記ユーザの属する業種における複数の職種の業務にまたがるように、前記複数の業務事項から業務事項群を生成し、前記ユーザの業務状況に対応させて、前記複数の業務事項のいずれか又は前記業務事項を実行するための情報を前記ユーザに対して表示する。【選択図】 図1A

Description

本開示は、業務管理に係る処理装置、処理プログラム及び処理方法に関する。
従来より、業務管理システムは、管理対象とする業務に特化した機能を多数備え、業務管理システムの一例として、多くの業界において共通化されて使用されている。例えば、特許文献1には、従業者又は管理者が使用する端末と、会議室の予約・会議実績データを記録する会議予約・実績表を管理する会議管理サーバと、会議及び現地業務に係るデータを管理するデータ管理サーバとを備え、これらがネットワークを介して接続された業務時間管理システムであって、前記端末は、前記会議管理サーバにアクセスし前記会議予約・実績表を入手し、データを入力・編集可能に表示手段に表示し、データが確定した前記会議予約・実績表を前記会議管理サーバに送信し、またデータが確定した会議実績データを前記データ管理サーバに送信する会議管理手段と、現地業務に係るデータが記録された現地業務実績表を作成し、データを入力・編集可能に表示手段に表示し、データが確定した現地業務実績データを前記データ管理サーバに送信する現地業務管理手段と、を備え、前記データ管理サーバは、前記端末の要求に対応し、前記会議実績データ及び/又は現地業務実績データを編集し、編集したデータを前記端末に返信するデータ管理手段を備えることを特徴とする業務時間管理システムが記載されている。
特許文献1に開示されている業務時間管理システムにおいては、総務又は人事関連の業務に特化しており、様々な業界で使用が可能となっているが、総務又は人事以外の部署が管理する業務には対応していない。このため、総務又は人事以外の業務管理を行う場合には、他のシステム導入や当該他のシステムの管理者が必要となり、費用負担も増大する。また、特許文献1に開示されている業務時間管理システムは、様々な業界で使用が可能となるように汎用性に優れるものの、各業界の特有の事情を考慮した業務管理は困難であった。
特開2022-94719号公報
本開示は、上述した背景からなされたものであり、各種の業務の一元管理を可能とし、かつ各業界に特化した業務管理を実現する処理装置、処理プログラム及び処理方法を提供する。
本開示の一態様によれば、「少なくとも一つのプロセッサを具備する処理装置であって、前記少なくとも一つのプロセッサは、ユーザの属する業種における一連業務の遂行のための複数の業務事項を選択し、前記ユーザの属する業種における複数の職種の業務にまたがるように、前記複数の業務事項から業務事項群を生成し、前記ユーザの業務状況に対応させて、前記複数の業務事項のいずれか又は前記業務事項を実行するための情報を前記ユーザに対して表示する、ための処理を実行するように構成された処理装置。」が提供される。
本開示の一態様によれば、「少なくとも一つのプロセッサを具備するコンピュータにおいて前記少なくとも一つのプロセッサを、ユーザの属する業種における一連業務の遂行のための複数の業務事項を選択し、前記ユーザの属する業種における複数の職種の業務にまたがるように、前記複数の業務事項から業務事項群を生成し、前記ユーザの業務状況に対応させて、前記複数の業務事項のいずれか又は前記業務事項を実行するための情報を前記ユーザに対して表示する、ように機能させる処理プログラム。」が提供される。
本開示の一態様によれば、「少なくとも一つのプロセッサを具備するコンピュータにおいて前記少なくとも一つのプロセッサにより実行される処理方法であって、ユーザの属する業種における一連業務の遂行のための複数の業務事項を選択する段階と、前記ユーザの属する業種における複数の職種の業務にまたがるように、前記複数の業務事項から業務事項群を生成する段階と、前記ユーザの業務状況に対応させて、前記複数の業務事項のいずれか又は前記業務事項を実行するための情報を前記ユーザに対して表示する段階と、を含む処理方法。」が提供される。
本開示によれば、各種の業務の一元管理を可能とし、かつ各業界に特化した業務管理を実現する処理装置、処理プログラム及び処理方法を提供することができる。
なお、上記効果は説明の便宜のための例示的なものであるにすぎず、限定的なものではない。上記効果に加えて、又は上記効果に代えて、本開示中に記載されたいかなる効果や当業者であれば明らかな効果を奏することも可能である。
図1Aは、本開示の実施形態に係る処理システム1に係る業務管理処理の概要を概略的に示す図である。 図1Bは、本開示の実施形態に係る処理システム1において設定された標準業務事項群の概要を概略的に示す図である。 図2は、本開示の実施形態に係る処理システム1の構成を概略的に示す概念図である。 図3は、本開示の実施形態に係る端末装置100の構成の例を示すブロック図である。 図4は、本開示の実施形態に係るサーバ装置200の構成の例を示すブロック図である。 図5は、本開示の実施形態に係るサーバ装置200に記憶される案件管理テーブルを概念的に示す図である。 図6Aは、本開示の実施形態に係る端末装置100とサーバ装置200との間で実行される処理シーケンスを示す図である。 図6Bは、本開示の実施形態に係る端末装置100に出力される画面の例を示す図である。 図6Cは、本開示の実施形態に係る端末装置100に出力される画面の例を示す図である。 図6Dは、本開示の実施形態に係る端末装置100に出力される画面の例を示す図である。 図7Aは、本開示の実施形態に係る端末装置100とサーバ装置200との間で実行される処理シーケンスを示す図である。 図7Bは、本開示の実施形態に係る端末装置100とサーバ装置200との間で実行される処理シーケンスを示す図である。 図8Aは、本開示の実施形態に係る端末装置100とサーバ装置200との間で実行される処理シーケンスを示す図である。 図8Bは、本開示の実施形態に係る端末装置100とサーバ装置200との間で実行される処理シーケンスを示す図である。 図8Cは、本開示の実施形態に係る端末装置100とサーバ装置200との間で実行される処理シーケンスにおける情報の一例の概要を概略的に示す図である。 図9Aは、本開示の実施形態に係るサーバ装置200において実行される処理フローを示す図である。 図9Bは、本開示の実施形態に係るサーバ装置200において実行される処理フローを示す図である。 図9Cは、本開示の実施形態に係るサーバ装置200において実行される処理フローを示す図である。
添付図面を参照して本開示の実施形態を説明する。なお、図面における共通する構成要素には同一の参照符号が付されている。
1.本開示に係る処理システム1の概要
本開示に係る処理システム1は、一例としては、ユーザである企業の属する業種(業界)における一連業務の遂行のための複数の業務事項を管理するために用いられる。特に、処理システム1は、例えば、作業現場業務、当該作業現場業務の管理業務、及び会計報告業務といった複数の職種の業務にまたがるように構成された業務事項群を実行する場合に好適に用いられる。具体的には、処理システム1は、ユーザの業種に特化した業務事項群を生成し、当該ユーザの業務状況に対応させて、当該業務事項群を構成する各業務事項及び当該業務事項を実行するための情報を当該ユーザが使用する端末装置のディスプレイに表示する。また、当該ディスプレイの表示に際して、処理システム1は、当該複数の職種のそれぞれに対応した業務事項を選択し、各職種で利用される端末装置のディスプレイに当該選択した業務事項及び当該業務事項を実行するための情報を表示する。
図1Aは、本開示の実施形態に係る処理システム1に係る業務管理処理の概要を概略的に示す図である。具体的には、ユーザである企業が所有する管理者端末装置、作業現場用端末装置、及び経理用端末装置を使用して、当該ユーザ一連業務を遂行する場合が示されている。図1によれば、処理システム1を構成する処理装置であるサーバ装置は、管理者端末装置、作業現場用端末装置、及び経理用端末装置に対して、各種の業務事項を実行するための情報を送信する。一方で、ユーザ側の装置である管理者端末装置、作業現場用端末装置、及び経理用端末装置は、実行した業務事項の報告及び業務事項の実行による成果物に関する情報等をサーバ装置に送信する。
より具体的に、処理システム1を構成するサーバ装置は、管理者端末装置に対して、スケジュール管理の業務事項に係る作業者情報及び案件情報を送信する。これに対して、サーバ装置は、管理者端末装置において実行されたスケジュール管理の業務事項の成果物であるスケジュール管理情報を管理者端末装置から受信する。また、サーバ装置は、作業現場用端末装置に対して、作業現場にて処理すべき業務事項に係る案件情報を送信する。これに対して、サーバ装置は、作業現場において実行された業務事項の成果物である作業報告及び見積書を管理者端末装置から受信する。更に、サーバ装置は、経理用端末装置に対して、経理担当者が処理すべき業務事項に係る案件情報を送信する。これに対して、サーバ装置は、経理用端末装置において実行された業務事項の成果物である経理報告を管理者端末装置から受信する。
そして、本開示に係る処理システム1は、上述したユーザの業界に特化した業務事項群を容易に生成する場合に好適に用いられる。特に、ユーザの業界における業務事項が多数存在する場合に、好適に用いられる。
図1Bは、本開示の実施形態に係る処理システム1において設定された標準業務事項群の概要を概略的に示す図である。具体的には、ユーザである企業の業種に対応させ、当該業種の特有の業務事項を含めるように、当該業種毎に標準業務事項群があらかじめ設定されている。ここで、当該標準業務事項群は、人事、マーケティング、経理、技術、製造等の職種の業務にまたがるように構成されている。このため、ユーザである企業の業種が選択されると、ユーザが属する業種における一連業務の遂行するための業務事項群が簡単に生成されることになる。
より具体的に、業種Aについては、人事に関する業務事項a1、マーケティングに関する業務事項a2、経理に関する業務事項a3、技術に関する業務事項a4、及び製造に関する業務事項a5が設定されており、これらの業務事項a1~a5によって業務事項群が構成されている。技術職や製造職が存在しないような業種Bについては、人事に関する業務事項b1、マーケティングに関する業務事項b2、及び経理に関する業務事項b3が設定されている。また、技術職が存在しないような業種Cについては、人事に関する業務事項c1、マーケティングに関する業務事項c2、経理に関する業務事項c3、及び製造に関する業務事項c5が設定されている。更に、製造職が存在しないような業種Dについては、人事に関する業務事項d1、マーケティングに関する業務事項d2、経理に関する業務事項d3、及び技術に関する業務事項d5が設定されている。すなわち、業種のそれぞれに対して、当該業種の職種に対する業務事項が設定されており、設置された業務事項から各業種の業務事項群が構成されている。そして、各業種の業務事項群によって、処理システム1における標準業務事項群が構成されている。なお、各職種における業務事項の数量は1つに限定されず、業種に応じて複数存在してもよい。
本開示において、「業種」とは事業の種類を意味するに過ぎず、企業や個人事業主が携わる産業の分野を示す。「業種」の一例としては、農林・水産、林業、漁業、鉱業、建設業、食品に関する製造業、機械に関する製造業、電気に関する製造業、化学に関する製造業、金融・保険業、不動産業、医療、サービス業等がある。しかしながら、これらに限定されることはなく、更に細かい分野によってわけることも可能であり、各業界動向に合わせて業種の追加及び削除を可能である。
本開示において、「職種」とは一般的な仕事の種類を意味するにすぎない。図1Bにおいては、「職種」の一例として人事、マーケティング、経理、技術、及び製造が挙げられているが、これらに限定されることはない。例えば、営業、開発、施工管理、アシスタント等も含まれる。当然のことながら、業種によって職種の内容及び数量も異なっている。また、更に細かい職種を設定することも可能であり、各業界動向に合わせて職種の追加及び削除を可能である。
本開示において、「業務事項」とは一般的な仕事又は作業を意味するにすぎず、各職種に対して割り当てられるものである。一方、本開示において、「一連業務」とは、各業種に属するユーザ(企業又は個人事業主)が事業継続する上で行う必要がある業務全般であり、各職種の業務事項を実行することによってユーザの事業を成立させるような業務事項の束を意味するにすぎない。すなわち、一連業務を構成する各業務事項が互いに関連したり、又は連続的に実行されることが必須ではなく、「一連業務」はユーザの事業成立のための業務事項の集まりである。また、「一連業務」は各業界動向に合わせて内容が変わることもある。
本開示において、「業務事項群」とは複数の業務事項の単なる集まりを意味するにすぎない。このため、「業務事項群」は、「一連業務」と実質的に同様の内容を意味するが、「一連業務」とは異なり、ユーザの事業成立のために業務事項が集まったものに限定されない。一方、本開示において、「標準業務事項群」とは、各業種に設定された一連業務としての「業務事項群」の集まりを意味するにすぎない。すなわち、「標準業務事項群」とは、各業種の一連業務の集まりの概念である。
なお、本開示においては、各装置につけられた呼称は、各装置を互いに区別するために用いられているに過ぎず、各装置の機能に応じては他の呼称がなされてもよい。
また、本開示において、「第1」や「第2」等の記載がなされていたとしても、これらが付された二つの要素のみに限定されることを意味するわけではない。当然に、「第3」、「第4」及びそれ以上の複数の要素が含まれてもよい。
2.処理システム1の構成
図2は、本開示の実施形態に係る処理システム1の構成を概略的に示す概念図である。図2によると、ユーザである企業の各種業務や所属する人を管理する管理者が使用する第1端末装置(管理者端末装置)100-1、実際の作業現場にて業務を行う現場作業者が使用する第2端末装置(作業現場用端末装置)100-2、ユーザである企業における経理部門の経理担当者が使用する第3端末装置(経理用端末装置)100-3、及びこれらの端末装置に各種の情報等を送信し且つこれらの端末装置から業務の成果等を受信するサーバ装置200が、互いにネットワーク300を通じて通信可能に接続されている。当該ネットワークは、無線、有線又はそれらの組み合わせにより構成される。
なお、図2の例では、第1端末装置100-1、第2端末装置100-2及び第3端末装置100-3は、それぞれ1台しか記載されていないが、当然2台以上の各装置を含むことが可能である。また、サーバ装置200は単一のものとして記載されているが、サーバ装置200の各構成要素及び処理を複数のサーバ装置やクラウドサーバ装置に分配することも可能である。
また、図2の例では、第1端末装置100-1、第2端末装置100-2及び第3端末装置100-3を互いに区別して記載しているが、これらを総称して端末装置100と記載する場合がある。ただし、このような場合であったとしても、各端末装置をただ単に総称しているに過ぎず、第1端末装置100-1、第2端末装置100-2及び第3端末装置100-3が同じ処理・構成をしていることを意味するわけではない。
3.端末装置100の構成
図3は、本開示の実施形態に係る端末装置100の構成の例を示すブロック図である。端末装置100は、図3に示す構成要素の全てを備える必要はなく、一部を省略した構成をとることも可能であるし、他の構成要素を加えることも可能である。
端末装置100は、典型的には、スマートフォンに代表される無線通信可能な端末装置が挙げられるが、当然当該装置のみには限られない。例えば、端末装置としては、フィーチャーフォン、携帯情報端末、PDA、ラップトップパソコン、デスクトップパソコン、携帯型ゲーム機、据え置き型ゲーム機など、本開示に係るプログラムを実行可能な装置であれば、いずれでも好適に適用することが可能である。また、上記のとおり、端末装置100には、第1端末装置(管理者端末装置)100-1、第2端末装置(作業現場用端末装置)100-2及び第3端末装置(経理用端末装置)100-3があるが、これらの端末装置が常に同種又は同じ端末装置である必要はなく、互いに異なる種類の端末装置であってもよい。また、上記のとおり、処理システム1において第1端末装置100-1、第2端末装置100-2及び第3端末装置100-3は、それぞれ複数の端末装置を含むことが可能であるが、各端末装置内において同種の端末装置である必要はなく、それぞれ異なる種類の端末装置であってもよい。
図3によると、端末装置100は、出力インターフェイス111、プロセッサ112、RAM、ROM、又は不揮発性メモリ(場合によっては、HDD)等を含むメモリ113、通信処理回路及びアンテナを含む通信インターフェイス114、タッチセンサ及びハードキーを含む入力インターフェイス115を含む。そして、これらの各構成要素が制御ライン及びデータラインを介して互いに電気的に接続される。
出力インターフェイス111は、プロセッサ112の指示に応じて、別途接続されたカメラで撮影される画像や、本開示に係るプログラムを実行することによって出力される各種表示を、ディスプレイやプリンタ等の機器に出力する出力部として機能する。なお、このようなディスプレイは、例えば液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ又は電子ペーパー等から構成される。
プロセッサ112は、CPU(マイクロコンピュータ:マイコン)から構成され、メモリ113に記憶された各種プログラムに基づいて、接続された他の構成要素を制御する制御部として機能する。具体的には、プロセッサ112は、本開示に係るアプリケーションを実行するためのプログラムやOSを実行するためのプログラムをメモリ113から読み出して実行する。本開示においては、プロセッサ112は、特に、図6A、図7A、図7B、図8A、及び図8Bの処理シーケンスで記載された各処理等を実行する(処理の詳細は、各図の説明の際に詳細に説明する)。なお、プロセッサ112は、単一のCPUで構成されても良いが、複数のCPUやGPUを組み合わせて構成しても良い。
メモリ113は、ROM、RAM、不揮発性メモリ、HDD等から構成され、記憶部として機能する。ROMは、本開示に係るアプリケーションやOSを実行するための指示命令をプログラムとして記憶する。RAMは、ROMに記憶されたプログラムがプロセッサ112により処理されている間、データの書き込み及び読み込みをするために用いられる。不揮発性メモリは、当該プログラムの実行によってデータの書き込み及び読み込みが実行されるメモリであって、ここに書き込まれたデータは、当該プログラムの実行が終了した後でも保存される。本開示においては、メモリ113は、特に、図6A、図7A、図7B、図8A、及び図8Bの処理シーケンスで記載された各処理等を実行するプログラムを記憶する(処理の詳細は、各図の説明の際に詳細に説明する)。
通信インターフェイス114は、通信処理回路及びアンテナを介して、遠隔に設置されたサーバ装置200や他の端末装置との間で情報の送受信をする通信部として機能する。通信処理回路は、処理システム1において用いられるプログラムや各種情報等を処理の進行に応じて、サーバ装置200や他の端末装置から情報を送受信するための処理をする。本開示においては、特に、端末装置100が第1端末装置(管理者端末装置)100-1として機能する場合は、管理者が行った業務に関する情報(例えば、スケジュール管理情報等)、当該業務の成果情報、及び報告情報等がサーバ装置200に送信され、管理者が行うべき業務に関する情報(例えば、作業者情報、案件情報、顧客情報等)がサーバ装置200から受信される。また、端末装置100が第2端末装置(作業現場用端末装置)100-2として機能する場合は、現場作業者が行った業務に関する情報、当該業務の成果情報(例えば、見積書)、及び報告情報(例えば、作業報告)等がサーバ装置200に送信され、現場作業者が行うべき業務に関する情報(例えば、案件情報等)がサーバ装置200から受信される。更に、端末装置100が第3端末装置(経理用端末装置)100-3として機能する場合は、会計担当者が行った業務に関する情報、当該業務の成果情報(例えば、会計書)、及び報告情報(例えば、経理報告)等がサーバ装置200に送信され、会計担当者が行うべき業務に関する情報(例えば、案件情報等)がサーバ装置200から受信される。
通信処理回路は、LTE方式に代表されるような広帯域の無線通信方式に基づいて処理されるが、IEEE802.11に代表されるような無線LANやBluetooth(登録商標)のような狭帯域の無線通信に関する方式や非接触無線通信に関する方式に基づいて処理することも可能である。また、無線通信に代えて、又は加えて、有線通信を用いることも可能である。
入力インターフェイス115は、タッチパネルやハードキー等から構成され、本開示に係るプログラムの実行に係る指示入力や、様々な情報を登録するための操作入力等を受け付ける入力部として機能する。タッチパネルは、出力インターフェイス111を被覆するように配置され、出力インターフェイス111からディスプレイに出力される画像データに対応する位置座標の情報を、プロセッサ112に送信する。タッチパネル方式としては、抵抗膜方式、静電容量結合方式、超音波表面弾性波方式など、公知の方式を利用することができる。本開示においては、タッチパネルは、指示体により出力インターフェイス111に表示された各アイコン等に対するスワイプ操作やタップ操作を検出する。なお、本開示では端末装置100に備えられる入力インターフェイス115を用いたが、例えばマウスのような、プロセッサ112等を備える本体に無線又は有線で接続された入力インターフェイス115を用いることも可能である。
4.サーバ装置200の構成
図4は、本開示の実施形態に係るサーバ装置200の構成の例を示すブロック図である。サーバ装置200は、図4に示す構成要素の全てを備える必要はなく、一部を省略した構成をとることも可能であるし、他の構成要素を加えることも可能である。また、サーバ装置200は図4に図示するものを単一の筐体に備える必要はなく、サーバ装置200の各構成要素及び処理を複数のサーバ装置やクラウドサーバ装置に分配することも可能である。
図4によると、サーバ装置200は、RAM、ROM、及び不揮発性メモリ、HDD等を含むメモリ211、CPU等から構成されるプロセッサ212、入出力インターフェイス213及び通信インターフェイス214を含む。そして、これらの各構成要素が制御ライン及びデータラインを介して互いに電気的に接続される。
メモリ211は、RAM、ROM、不揮発性メモリ、HDDを含み、記憶部として機能する。ROMは、本開示に係るアプリケーションやOSを実行するための指示命令をプログラムとして記憶する。このようなプログラムは、プロセッサ212によってロードされ実行される。RAMは、ROMに記憶されたプログラムがプロセッサ212によって処理されている間、データの書き込み及び読み込みを実行するために用いられる。不揮発性メモリは、当該プログラムの実行によってデータの書き込み及び読み込みが実行されるメモリであって、ここに書き込まれたデータは、当該プログラムの実行が終了した後でも保存される。
本開示において、メモリ211は、「ユーザの属する業種における一連業務の遂行のための複数の業務事項を選択する処理」、「当該ユーザの属する業種における複数の職種の業務にまたがるように、当該複数の業務事項から業務事項群を生成する処理」、「当該ユーザの業務状況に対応させて、当該複数の業務事項のいずれか又は当該業務事項を実行するための情報を当該ユーザに対して表示するする処理」等のためのプログラムを記憶する。また、メモリ211は、サーバ装置200の使用が許可された各ユーザに関する情報、各ユーザの属する業種の一般情報並びにトレンド情報、及び各ユーザが設定する業務事項群に関する情報を記憶する。
プロセッサ212は、CPU(マイクロコンピュータ:マイコン)から構成され、メモリ211に記憶された各種プログラムに基づいて、接続された他の構成要素を制御するための制御部として機能する。具体的には、プロセッサ212は、本開示に係るアプリケーションを実行するためのプログラムやOSを実行するためのプログラムをメモリ211から読み出して実行する。本開示においては、プロセッサ212は、特に、「ユーザの属する業種における一連業務の遂行のための複数の業務事項を選択する処理」、「当該ユーザの属する業種における複数の職種の業務にまたがるように、当該複数の業務事項から業務事項群を生成する処理」、「当該ユーザの業務状況に対応させて、当該複数の業務事項のいずれか又は当該業務事項を実行するための情報を当該ユーザに対して表示するする処理」等を実行する。なお、プロセッサ212は、単一のCPUで構成されても良いが、複数のCPUで構成しても良い。
入出力インターフェイス213は、プロセッサ212の指示に応じて、本開示に係るプログラムを実行することによって端末装置100から受信する業務に関する各種の情報をディスプレイやプリンタ等の機器に出力する出力部として機能する。なお、このようなディスプレイは、例えば液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ又は電子ペーパー等から構成される。また、入出力インターフェイス213は、本開示に係るプログラムの実行に係る指示入力や、様々な情報を登録するための操作入力等を受け付ける入力部として機能する。例えば、マウス及びキーボードが、無線又は有線で接続される。なお、入出力インターフェイス213の構成はこれに限られず、タッチパネルや他のハードキー等を用いてもよい。タッチパネル方式としては、抵抗膜方式、静電容量結合方式、超音波表面弾性波方式など、公知の方式を利用することができる。
通信インターフェイス214は、通信処理回路及びアンテナを介して、遠隔に設置された端末装置100や他のサーバ装置との間で情報の送受信をする通信部として機能する。通信処理回路は、処理システム1において用いられるプログラムや各種情報等を処理の進行に応じて、端末装置100や他のサーバ装置から情報を送受信するための処理をする。本開示においては、特に、通信インターフェイス214を介して、サーバ装置200の使用が許可されたユーザに関する情報、及び業務に関する各種の情報等が、サーバ装置200と端末装置100との間で送受信される。
通信処理回路は、LTE方式に代表されるような広帯域の無線通信方式に基づいて処理されるが、IEEE802.11に代表されるような無線LANやBluetooth(登録商標)のような狭帯域の無線通信に関する方式や非接触無線通信に関する方式に基づいて処理することも可能である。また、無線通信に代えて、又は加えて、有線通信を用いることも可能である。
なお、入出力インターフェイス213及び通信インターフェイス214は、同一規格の装置を使用する場合には共通のインターフェイスとして構成してもよい。例えば、入出力インターフェイス213が無線通信を行う接続装置とする場合には、通信インターフェイス214に入出力インターフェイス213を含めるようにしてもよい。
5.サーバ装置200のメモリ211に記憶される情報
図5は、本開示の実施形態に係るサーバ装置200のメモリ211に記憶される案件管理テーブルを概念的に示す図である。当該案件管理テーブルは、例えば、「案件No」、「顧客情報」、「仕事概要」、「現場担当」、「機材情報」、「仕入先情報」、及び「現場情報」から構成されている。なお、図5に示される案件管理テーブルを構成する情報である各項目は例示に過ぎず、ユーザの属する業種によってその内容は当然に異なる。
図5に示すように、本開示の実施形態に係るサーバ装置200においては、案件Noが「10001」の案件について、顧客情報として「甲」に関する情報が格納され、仕事概要として「X施工」に関する情報が格納され、現場担当して「Z1」に関する情報が格納され、機材情報として「機器A」及び「材料B」が格納され、仕入先情報として「機器A」に対して「仕入先C」、「材料B」に対して「仕入先D」が格納され、現場情報として「写真(前)」及び「写真(後)」が格納されている。また、案件Noが「10002」の案件について、顧客情報として「乙」に関する情報が格納され、仕事概要として「Y修理」に関する情報が格納され、現場担当として「Z2」に関する情報が格納され、機材情報として「部品E」及び「部品F」が格納され、仕入先情報として「部品E」及び「部品F」に対して「仕入先G」が格納され、現場情報として「写真(前)」及び「写真(後)」が格納されている。
「案件No」とは、ユーザが顧客から受注する案件ごとに付される通し番号である。「顧客情報」とは、案件の受注先である顧客に関する情報である。図5においては、「甲」又は「乙」と記載されているが、氏名以外にも住所、電話番号、メールアドレスが含まれてもよい。
「仕事概要」とは、顧客から受注した案件の業務内容に関する情報である。図5においては「X施工」又は「Y修理」と記載されているが、施工又は修理のより具体的な作業内容や作業期間が含まれてもよい。
「現場担当」とは、仕事概要として記憶された業務内容を作業現場において実際に実行する担当者に関する情報である。図5においては「Z1」又は「Z2」と記載されているが、各担当者の氏名以外に社員番号、メールアドレス、電話番号等の他の内容が含まれてもよい。
「機材情報」とは、受注した案件の業務を完了させる上で必要となる機材に関する情報である。図5においては、「機器A」、「材料B」、「部品E」又は「部品F」と記載されているが、各機材の売値、買値、寸法、取扱い情報等が含まれてもよい。
「仕入先情報」とは、必要となる機材の購入先に関する情報である。図5においては、「仕入先C」、「仕入先D」又は「仕入先G」と記載されているが、個人名、社名、以外にも住所、電話番号、メールアドレスが含まれてもよい。
「現場情報」とは、実際の業務を遂行する現場に関する情報である。図5においては、写真に関する情報のみが記載されているが、現場の住所、寸法などの情報が含まれてもよい。ここで、写真(前)とは施工又は修理前の写真であり、写真(後)とは施工又は修理後の写真である。
図5に示す案件管理テーブルにおいて、各案件Noに含まれる各種の情報は互いに紐づけされており、格納されている各情報は業務遂行の各場面において適宜利用することが可能になっている。すなわち、職種の異なる担当者は、使用する端末装置100を介してサーバ装置200にアクセスすることで、受注した案件に関する各情報を利用し、各自の業務を実行に役立てることが可能である。換言すると、職種の異なる担当者は、自身が入力して格納した情報以外についても、業務遂行の際に簡単に抽出して利用することが可能になっている。
6.処理システム1により実行される処理シーケンス
(A)ユーザ側の初期設定に係る処理
図6Aは、本開示の実施形態に係る端末装置100とサーバ装置200との間で実行される処理シーケンスを示す図である。具体的に、図6Aは、ユーザの業務事項群を生成するための初期設定を行う際に、端末装置100とサーバ装置200との間で実行される処理シーケンスを示す図である。また、図6B、図6C、及び図6Dは、本開示の実施形態に係る端末装置100に出力される画面の例を示す図である。以下において、各図面を参照しつつ、処理の流れ及び各装置に送信される情報について説明する。
図6Aに示すように、サーバ装置200のプロセッサ212は、ユーザの属する業種における一連業務を遂行するための業務事項群をユーザ側で選択して生成できるようにするための初期設定情報を、メモリ211から読み出す(S11)。ここで、初期設定情報とは、図6B~Dに示すような業種の選択、業務の選択、及び部署・担当者の登録の処理をユーザ側において可能とする情報を含んでいる。なお、ユーザ側からサーバ装置200を管理するサービス提供事業者側に、サービス提供を受ける旨の連絡や契約締結が完了した後に、サーバ装置200において所定の初期入力等が行われることにより、上記S11の処理が実行されてもよい。また、第1端末装置100-1からサーバ装置200に対して、初期設定情報の送信の依頼に関する通知がなされることにより、上記S11の処理が実行されてもよい。その後、サーバ装置200のプロセッサ212は、読出した初期設定情報を通信インターフェイス214を介して第1端末装置100-1に送信し(T11)、当該初期設定情報を第1端末装置100-1のディスプレイで出力可能にする処理を実行する。
第1端末装置100-1において、通信インターフェイス114を介して初期設定情報が受信されると、第1端末装置100-1のプロセッサ112は、当該初期設定情報に基づいた管理者の入力処理によって設定情報を生成する(S12)。具体的には、第1端末装置100-1において初期設定情報が受信されると、管理者による第1端末装置100-1の操作に対応して、初期設定情報に含まれる業種の選択情報、業務の選択情報、及び部署・担当者の登録情報が、第1端末装置100-1のディスプレイに表示される。そして、管理者による第1端末装置100-1の操作に対応して、第1端末装置100-1のプロセッサ112は、業種の選択、業務の選択、及び部署・担当者の登録に関する設定情報を生成する。
より詳細には、第1端末装置100-1において、通信インターフェイス114を介して初期設定情報が受信されると、先ず、業種一覧情報が第1端末装置100-1のディスプレイに出力される。ここで、業種一覧情報とは、図6Bに示すように、管理者が業種を選択するための情報であって、サーバ装置200側で設定された複数の業種のなかから該当する1つの業種を選択して決定するための情報である。特に、図6Bにおいては、業種選択のボタンが押下されることにより、複数の業種(農林・水産からサービス業までの職種)が表示されることよっていずれかが選択可能となり、決定ボタンの押下によって業種を決定することができる。
次に、図6Bに示す画面から業種が選択されると、選択された業種に対応した業務事項選択情報が第1端末装置100-1のディスプレイに出力される。すなわち、業種が選択されると、初期設定情報に含まれる標準業務事項群から、選択された業種に特化した業務一覧及び業務事項が出力される。ここで、業務事項選択情報とは、図6Cに示すように、管理者が一連業務の遂行のために業務及びより詳細な業務事項を選択するための情報であって、サーバ装置200側で標準的に設定した業務及び業務事項を更に選択するための情報である。特に、図6Cにおいては、業務Aに対して業務事項A1~A3が設定され、業務Bに対して業務事項B1~B5が設定され、業務Cに対して業務事項C1~C2が設定されている。また、各業務及び業務事項にはチェックボックスが併設されており、当該チェックボックスにチェックが入れられ、決定ボタンの押下によって、ユーザの業種に最適な業務及び業務事項を選択することが可能になる。なお、業務事項を選択する画面としては、業務事項のみを表示してもよい。
次に、図6Cに示す画面から業務及び業務事項が選択されると、部署及び担当者を登録するための部署・担当者登録情報が第1端末装置100-1のディスプレイに出力される。部署・担当者登録情報とは、図6Dに示すように、ユーザにおける一連業務の遂行のため業務事項を実行する担当者、その所属部署、及び当該担当者のメールアドレスを登録するための情報である。管理者による第1端末装置100-1の操作により、部署、担当者及びメールアドレスが入力され、登録ボタンが押下されることにより登録情報の生成が完了する。また、ここまでの選択・入力操作が完了すると、業種の選択、業務の選択、及び部署・担当者の登録に関する情報から構成される設定情報が生成されることになる。
第1端末装置100-1のプロセッサ112は、生成した設定情報を通信インターフェイス114を介してサーバ装置200に送信する(T12)。サーバ装置200において、通信インターフェイス214を介して設定情報が受信されると、サーバ装置200のプロセッサ212は、当該設定情報に基づいて初期設定を実行する(S13)。具体的に、サーバ装置200のプロセッサ212は、設定情報をメモリ211に記憶するとともに、ユーザ側へ提供する業務事項群を設定してメモリ211に記憶する。
その後、サーバ装置200のプロセッサ212は、設定情報に含まれる担当者に関する登録情報に基づいて、各担当者(管理者、現場作業者、会計担当者)の端末装置100に対して、初期設定が完了した旨の設定完了通知を通信インターフェイス214を介して送信する(T13、T14、T15)。これにより、各端末装置100の使用者である各担当者は、業務管理に関するサービスが開始されことを確認することができ、各業務の実行が可能になる。
以上のように、ユーザの属する業種における一連業務を遂行するために、業務事項を初期段階で設定することになるが、業種の選択を行うだけで、業種毎にあらかじめ設定された標準業務事項群から、ユーザの業種に特化した業務事項群が簡単に抽出されて表示される。また、表示された業務事項群(すなわち、業務及び業務事項の選択の情報)について、各業務及び業務事項をユーザの希望に合わせて選択するだけで、業務事項群の最適化を簡単に行うことができる。このため、ユーザの属する業種における一連業務を遂行するために重要となる最適化された業務事項群を、簡単な処理プロセスを経てるだけで提供することができる。
なお、上述した本開示の実施形態においては、業種の選択、業務の選択、及び部署・担当者の登録に関する情報をまとめて設定情報としてサーバ装置200に送信していたが、設定情報の送信形態はこれに限定されない。例えば、サーバ装置200による初期設定情報の送信を3段階に分け、管理者による業種の選択が完了すると業務及び業務事項の選択をするための情報が第1端末装置100-1に送信され、当該業務及び業務事項の選択が完了すると部署・担当者の登録をするための情報が第1端末装置100-1に送信されるようにしてもよい。
また、上述した本開示の実施形態においては、ユーザ側の初期設定の担当者を現場作業者の管理者としていたが、これに限定されない。例えば、システム導入を担当する情報部門等の担当者や、総務担当等であってもよく、この場合には更に別の端末装置がサーバ装置200と通信可能に接続されることになる。
更に、上述した本開示の実施形態においては、業種の選択を行うことによって標準作業事項群からユーザの業種に特化した業務事項群が選択されていたが、業種選択を行わずに、業務事項群を選択できるようにしてもよい。すなわち、図6Bに示す選択画面が表示されることなく、図6Cの画面が最初に表示されるようにしてもよい。このような場合には、最初に表示されるが業務及び業務事項が種々の業界に対応できるように設定されている。
(B)ユーザ側における業務実行及び業務管理の処理
図7A及び図7Bは、本開示の実施形態に係る端末装置100とサーバ装置200との間で実行される処理シーケンスを示す図である。具体的に、図7A及び図7Bは、ユーザ側において実際の業務実行及び業務管理を行う際に、端末装置100とサーバ装置200との間で実行される処理シーケンスを示す図である。以下において、各図面を参照しつつ、処理の流れ及び各装置に提供される情報について説明する。
図7Aに示すように、第1端末装置100-1のプロセッサ112は、入力インターフェイス115を介して管理者の操作入力を受け付け、受注した案件に対する割当情報を生成する(S21)。当該割当情報には、一例として、作業担当者情報、顧客情報、及び仕事概要が含まれる。具体的には、現場作業者を管理する管理者が、受注した案件に適した現場作業者を選択した場合に、当該選択された現場作業者に関する情報が入力インターフェイス115を介して入力されるとともに、受注した案件に係る顧客情報及び仕事概要も合わせて入力され、第1端末装置100-1のプロセッサ112は、当該入力情報から割当情報を生成する。その後、第1端末装置100-1のプロセッサ112は、生成した割当情報をサーバ装置200に通信インターフェイス114を介して送信する(T21)。
割当情報がサーバ装置200において受信されると、サーバ装置200のプロセッサ212は、受信した割当情報をメモリ211の案件管理テーブルに記憶する(S22)。そして、サーバ装置200のプロセッサ212は、受信した割当情報に基づいて現場作業者を判定して割当通知を生成し、当該現場作業者が使用する第2端末装置100-2に当該割当通知を送信する(T22)。ここで、割当通知には、顧客情報及び仕事概要が含まれており、第2端末装置100-2を操作する現場作業者は、自身に案件が割当られたことを認識することが可能であり、第2端末装置100-2に表示される顧客情報及び仕事概要によって業務内容を把握することができる。
次に、現場作業者が作業現場において実際の作業を行った後、現場作業者は業務報告を管理者に対して行うことになる。この場合に、第2端末装置100-2のプロセッサ112は、入力インターフェイス115を介して現場作業者の操作入力を受け付けて作業情報を生成する(S23)。ここで、作業情報とは、例えば、作業開始情報、作業終了情報、作業進捗、その他の問題に関する情報等が含まれている。なお、本実施の形態において、作業の遅れが生じており、当該作業情報に遅れに関する情報が含まれている場合を想定する。その後、第2端末装置100-2のプロセッサ112は、生成した作業情報をサーバ装置200に通信インターフェイス114を介して送信する(T23)。
作業情報がサーバ装置200において受信されると、サーバ装置200のプロセッサ212は、受信した作業情報をメモリ211の案件管理テーブルに記憶する(S24)。具体的に、サーバ装置200のプロセッサ212は、図5における仕事概要や現場情報を更新し、最新の作業状況を記憶する。そして、サーバ装置200のプロセッサ212は、受信した作業情報に基づいて作業報告通知を生成し、現場作業者の管理者が使用する第1端末装置100-1に当該作業報告通知を送信する(T24)。ここで、作業報告通知には、作業開始情報、作業終了情報、作業進捗、その他の問題に関する情報が含まれており、第1端末装置100-1を操作する管理者は、各現場作業者の業務状況及び問題事項を把握するとともに、複数の現場作業において実施されている現場業務全体の進捗も把握することができる。
次に、第1端末装置100-1のプロセッサ112は、入力インターフェイス115を介して管理者の操作入力を受け付け、スケジュール更新情報を生成する(S25)。具体的には、第1端末装置100-1に表示される作業報告に基づいて、管理者が現場作業の遅れを把握してスケジュールの再設定を行う入力処理を行った場合に、第1端末装置100-1のプロセッサ112は、当該入力処理に基づいて、現在の作業現場のスケジュールや今後に実際される他の案件のスケジュールを再設定するためスケジュール更新情報を生成する。このため、スケジュール更新情報には、現在進行中の業務に係る作業現場のスケジュールのみならず、同一の現場作業者又は他の現場作業者に係る全スケジュールの設定情報が含まれる。また、スケジュール更新情報には、現場担当の変更に関する情報も含まれてもよい。その後、第1端末装置100-1のプロセッサ112は、生成したスケジュール更新情報をサーバ装置200に通信インターフェイス114を介して送信する(T25)。
スケジュール更新情報がサーバ装置200において受信されると、サーバ装置200のプロセッサ212は、受信したスケジュール更新情報をメモリ211の案件管理テーブルに記憶する(S26)。具体的に、サーバ装置200のプロセッサ212は、図5における仕事概要に含まれる作業日程を更新し、最新のスケジュール情報をメモリ211に記憶する。そして、サーバ装置200のプロセッサ212は、受信したスケジュール更新情報に基づいて更新通知を生成し、現場作業者が使用する第2端末装置100-2に当該更新通知を送信する(T26)。ここで、更新通知には、仕事概要や現場担当の項目について更新された情報(作業期間又は担当者)が含まれている。このため、第2端末装置100-2を操作する現場作業者は、自身に案件の変更点や新たに割当てられた案件を認識することが可能であり、第2端末装置100-2に表示される更新通知によって自身の今後の業務内容を把握することができる。
その後、現場作業者が作業現場において実際の作業を完了させた後、現場作業者は完了を管理者に対して行うことになる。この場合に、図7Bに示すように、第2端末装置100-2のプロセッサ112は、入力インターフェイス115を介して現場作業者の操作入力を受け付けて作業完了情報を生成する(S31)。ここで、作業完了情報とは、例えば、作業開始情報、作業終了情報、作業完了後の写真、その他の作業完了に関する情報等が含まれている。その後、第2端末装置100-2のプロセッサ112は、生成した作業完了情報をサーバ装置200に通信インターフェイス114を介して送信する(T31)。
作業完了情報がサーバ装置200において受信されると、サーバ装置200のプロセッサ212は、受信した作業完了情報をメモリ211の案件管理テーブルに記憶する(S32)。具体的に、サーバ装置200のプロセッサ212は、図5における仕事概要や現場情報を更新し、業務完了後の情報を記憶する。そして、サーバ装置200のプロセッサ212は、受信した作業完了情報に基づいて作業完了通知を生成し、現場作業者の管理者が使用する第1端末装置100-1に当該作業報告通知を送信するとともに(T32)、会計担当者が使用する第3端末装置100-3に当該作業報告通知を送信する(T33)。ここで、作業完了通知には、作業開始情報、作業終了情報、作業完了後の写真、その他の作業完了に関する情報等が含まれており、第1端末装置100-1を操作する管理者は、各現場作業者の業務状況、及び複数の現場作業者に係る業務全体の進捗も把握することができる。また、第3端末装置100-3を操作する会計担当者は、現場作業者からの直接の連絡がなくとも作業完了を把握することができ、当該作業に関わる会計処理を開始することも可能になる。
次に、第3端末装置100-3のプロセッサ112は、入力インターフェイス115を介して会計担当者の操作入力を受け付け、会計処理情報を生成する(S33)。具体的には、第3端末装置100-3に表示される作業完了通知により、会計担当者が会計処理を行える期間であることを把握して所定の会計処理を第3端末装置100-3の入力インターフェイス115を介して行った場合、第3端末装置100-3のプロセッサ112は、当該会計処理に基づいて、完了した案件に係る顧客への請求に関する請求書情報、案件の収支に関する収支情報、売掛金及び買掛金に関する振替伝票情報等を生成して、これらの情報を含む会計処理情報を生成する。その後、第3端末装置100-3のプロセッサ112は、生成した会計処理情報をサーバ装置200に通信インターフェイス114を介して送信する(T34)。なお、会計担当者が第3端末装置100-3上において行う会計処理は、サーバ装置200が提供する処理サービス内で実際されているものに限られず、会計専用の処理サービス(会計ソフトウエア)における処理が含まれてもよい。この場合には、会計専用の処理サービスを利用した情報をサーバ装置200が提供する処理サービス内に取り込むように、サーバ装置200のプロセッサ212が連携処理を行ってもよい。
会計処理情報がサーバ装置200において受信されると、サーバ装置200のプロセッサ212は、受信した会計処理情報をメモリ211の案件管理テーブルに記憶する(S34)。具体的に、サーバ装置200のプロセッサ212は、図5における仕事概要又は図示しない会計情報の項目を更新し、案件情報として会計情報を記憶する。そして、サーバ装置200のプロセッサ212は、受信した会計処理情報に基づいて会計処理が完了した旨の会計処理通知を生成し、現場作業者の管理者が使用する第1端末装置100-1に当該会計処理通知を送信するとともに(T35)、現場作業者が使用する第2端末装置100-2に当該会計処理通知を送信する(T36)。ここで、会計処理通知には、顧客への請求に関する請求書情報、案件の収支に関する収支情報、売掛金及び買掛金に関する振替伝票情報等含まれており、第1端末装置100-1を操作する管理者及び第2端末装置100-2を操作する現場作業者は、顧客に対する費用請求が可能となるだけでなく、案件による収支を把握することができる。すなわち、現場作業者は、現場作業の効率や今後も利益につながる案件であるかを把握することができる。
なお、本開示の実施形態において、作業完了通知(T32)を受信した第1端末装置100-1では特段の処理がなされていなかったが、作業完了通知を受けて更なるスケジュール変更処理が行われてもよい。すなわち、T32の後に、図7AにおけるS25、T25、S26、T26に係る処理が実行されてもよい。
以上のように、本開示の実施形態においては、サーバ装置200のみを介して職種の異なる管理者、現場作業者、及び会計担当者が、各種情報を共有することが可能となり、ユーザ側で設定した業務事項群の各業務事項を実行することが可能となっている。すなわち、各職種に対応した業務管理ツールを導入することなく、サーバ装置200から提供される1つの業務管理ツールのみよって、ユーザの属する一連業務を実行することが可能になっている。
(C)ユーザ側における業務実行、業務管理、情報流用の処理
図8A及び図8Bは、本開示の実施形態に係る端末装置100とサーバ装置200との間で実行される処理シーケンスを示す図である。また、図8Cは、本開示の実施形態に係る端末装置100とサーバ装置200との間で実行される処理シーケンスにおける情報の一例の概要を概略的に示す図である。具体的に、図8A及び図8Bは、一例として、ユーザ側において実際の業務実行及び業務管理を行う際に、一度記憶した情報を再度利用することを説明するための処理シーケンスを示す図であり、図7A及び図7Bに示す業務実行及び業務管理の場合とは詳細部分で異なっている。特に、図7Aにおいては、現場作業者が第2端末装置100-2を操作して案件に関する業務管理の入力を行い、第2端末装置100-2からサーバ装置200に対して各種の情報が送信される場合が想定されている。以下において、各図面を参照しつつ、処理の流れ、各装置に提供される情報、及び情報の流用について説明する。
図8Aに示すように、第2端末装置100-2のプロセッサ112は、入力インターフェイス115を介して現場作業者の操作入力を受け付け、受注した案件に対する「案件情報」を生成する(S41)。当該案件情報には、一例として「顧客情報」及び「仕事概要」が含まれている。具体的には、現場作業者が案件に係る依頼を受領した場合に(図8C:依頼受領)、現場作業者が案件作成の業務処理を行うこと、当該受注した案件に関する顧客及び仕事内容に係る詳細情報が入力インターフェイス115を介して入力される。そして、第2端末装置100-2のプロセッサ112は、当該入力情報から「顧客情報」及び「仕事概要」を生成するとともに、「顧客情報」及び「仕事概要」が紐づけられて、受注した案件に係る「案件情報」が構成される。なお、現場作業者が案件に係る依頼を直接受領しているため、担当者に係る情報は当該現場作業者として入力されており、当該案件情報には、担当者として当該現場作業者に係る情報も含まれている。
その後、第2端末装置100-2のプロセッサ112は、生成した案件情報(顧客情報及び仕事概要)をサーバ装置200に通信インターフェイス114を介して送信する(T41)。案件情報がサーバ装置200において受信されると、サーバ装置200のプロセッサ212は、受信した案件情報をメモリ211の案件管理テーブルに記憶する(S42)。具体的には、サーバ装置200のプロセッサ212は、「顧客情報」、「仕事概要」、及び「担当者に係る情報」等をメモリ211の案件管理テーブルに格納する。なお、「顧客情報」、「仕事概要」、及び「担当者に係る情報」等が紐づけされずにサーバ装置200で受信された場合には、サーバ装置200のプロセッサ212は、これらの情報の紐づけを行ってもよい。
次に、作業現場において実際の作業である現地調査を現場作業者が完了させた後(S61:現地調査)、現場作業者は現地調査に関する報告業務を実施することになる。この場合に、図8Aに示すように、第2端末装置100-2のプロセッサ112は、通信インターフェイス114を介してサーバ装置200から受信する「案件情報」(T42)と、入力インターフェイス115を介して現場作業者の操作入力とを受け付けて「現地情報」を生成する(S43)。具体的に、第2端末装置100-2のプロセッサ112は、サーバ装置200から受信した「案件情報」から「顧客情報」及び「仕事概要」を流用するとともに、現場作業者の操作入力情報として「写真(前)」から「現地情報」を生成する(図8C:現地調査)。この際、現地情報に含まれる「顧客情報」及び「仕事概要」については、サーバ装置200から受信して流用されるため、現場作業者の再度の操作入力が不要となり、現場作業者の業務効率を向上することができる。
なお、サーバ装置200から第2端末装置100-2に対して「案件情報」が送信されるタイミングは、例えば、現場作業者による第2端末装置100-2の操作よって「現地情報」の作成処理を行う旨の通知がサーバ装置200に送信された場合に、サーバ装置200において当該通知を受信したことを契機にしてもよい。また、サーバ装置200のメモリ211に情報送信の条件が登録されており、所定の条件を満たした場合に、サーバ装置200から第2端末装置100-2に対して「案件情報」が送信されてもよい。すなわち、第2端末装置100-2のプロセッサ112が「現地情報」を生成する前(現場作業者の操作入力情報として「写真(前)」を入力する前であれば、いずれのタイミングであってもよい。
その後、第2端末装置100-2のプロセッサ112は、生成した「現地情報」をサーバ装置200に通信インターフェイス114を介して送信する(T43)。「現地情報」がサーバ装置200において受信されると、サーバ装置200のプロセッサ212は、受信した「現地情報」をメモリ211の案件管理テーブルに記憶する(S44)。具体的には、サーバ装置200のプロセッサ212は、「顧客情報」、「仕事概要」、及び「写真(前)」をメモリ211の案件管理テーブルに格納し、各種情報の更新を行う。ここで、サーバ装置200のプロセッサ212は、メモリ211へ記憶処理の際に各情報の紐づけ処理を行い、その後において各情報を関連付けて引き出せるようにしている。
次に、作業現場において顧客から見積依頼を現場作業者が受領した後(S62:見積依頼)、現場作業者は見積書の作成業務を実施することになる。この場合に、図8Aに示すように、第2端末装置100-2のプロセッサ112は、通信インターフェイス114を介してサーバ装置200から受信する「顧客情報」(T44)と、入力インターフェイス115を介して現場作業者の操作入力とを受け付けて「見積情報」を生成する(S45)。具体的に、第2端末装置100-2のプロセッサ112は、サーバ装置200から受信した「顧客情報」を流用するとともに、現場作業者の操作入力情報としての「機器A」の情報及び「材料B」の情報(すなわち、機材情報)から見積情報を生成する(図8C:見積)。この際、「顧客情報」については、サーバ装置200から受信して流用されるため、現場作業者の再度の操作入力が不要となり、現場作業者の業務効率を向上することができる。
なお、サーバ装置200から第2端末装置100-2に対して「顧客情報」が送信されるタイミングは、上述した「現地情報」が送信されるタイミングと同様であって、第2端末装置100-2のプロセッサ112が「見積情報」を生成する前(現場作業者の操作入力情報として「機器A」及び「材料B」を入力する前)であれば、いずれのタイミングであってもよい。
その後、第2端末装置100-2のプロセッサ112は、生成した「見積情報」をサーバ装置200に通信インターフェイス114を介して送信する(T45)。「見積情報」がサーバ装置200において受信されると、サーバ装置200のプロセッサ212は、受信した「見積情報」をメモリ211の案件管理テーブルに記憶する(S46)。具体的には、サーバ装置200のプロセッサ212は、「顧客情報」、及び「機材情報」をメモリ211の案件管理テーブルに格納し、各種情報の更新を行う。ここで、サーバ装置200のプロセッサ212は、メモリ211へ記憶処理の際に各情報の紐づけ処理を行い、その後において各情報を関連付けて引き出せるようにしている。
次に、見積に関する顧客からの承認が得られた後(S63:見積承認)、現場作業者は機器発注書の作成業務を実施することになる。この場合に、図8Aに示すように、第2端末装置100-2のプロセッサ112は、通信インターフェイス114を介してサーバ装置200から受信する「機器情報」(T46)と、入力インターフェイス115を介して現場作業者の操作入力とを受け付けて「発注情報」を生成する(S47)。具体的に、第2端末装置100-2のプロセッサ112は、サーバ装置200から受信した「機材情報」を流用して「機器A買」の情報及び「材料B買」の情報を抽出する。また、第2端末装置100-2のプロセッサ112は、現場作業者の操作入力情報としての「仕入先情報」(すなわち、「仕入先C」、「仕入先D」)と、抽出した「機器A買」及び「材料B買」の情報とから「発注情報」を生成する(図8C:発注)。この際、「機材情報」については、サーバ装置200から受信して流用されるため、現場作業者は「仕入先情報」を入力する際に、「材料A買」又は「材料B買」を仕入先に合わせて選択するだけでよく、「機材情報」の再度の操作入力が不要となり、現場作業者の業務効率を向上することができる。
なお、サーバ装置200から第2端末装置100-2に対して「機材情報」が送信されるタイミングは、上述した「現地情報」が送信されるタイミングと同様であって、第2端末装置100-2のプロセッサ112が「機材情報」を生成する前(現場作業者の操作入力情報として「仕入先C」、「仕入先D」を入力する前)であれば、いずれのタイミングであってもよい。
その後、第2端末装置100-2のプロセッサ112は、生成した「発注情報」をサーバ装置200に通信インターフェイス114を介して送信する(T47)。「発注情報」がサーバ装置200において受信されると、サーバ装置200のプロセッサ212は、受信した「発注情報」をメモリ211の案件管理テーブルに記憶する(S48)。具体的には、サーバ装置200のプロセッサ212は、「機材情報」及び「発注先情報」をメモリ211の案件管理テーブルに格納し、各種情報の更新を行う。ここで、サーバ装置200のプロセッサ212は、メモリ211へ記憶処理の際に各情報の紐づけ処理を行い、その後において各情報を関連付けて引き出せるようにしている。
次に、現場作業者等による現地工事が完了した後(S64:現地工事)、現場作業者は現地工事完了に関する報告書の作成業務を実施することになる。この場合に、図8Aに示すように、第2端末装置100-2のプロセッサ112は、通信インターフェイス114を介してサーバ装置200から受信する「顧客情報」及び当該顧客情報に紐づいた情報(T48)と、入力インターフェイス115を介して現場作業者の操作入力とを受け付けて「報告書情報」を生成する(S49)。具体的に、第2端末装置100-2のプロセッサ112は、サーバ装置200から受信した「顧客情報」を流用し、当該顧客情報に紐づけられた「写真(前)」を流用する。また、第2端末装置100-2のプロセッサ112は、当該顧客情報に紐づけられた「機器A」及び「材料B」から「機器A売」の情報及び「材料B売」の情報を抽出する。そして、第2端末装置100-2のプロセッサ112は、これらの情報と、現場作業者の操作入力情報としての「写真(後)」及び「コメント」に係る情報とから「報告書情報」を生成する(図8C:工事)。この際、機材情報については、サーバ装置200から受信した「顧客情報」の流用に合わせ、紐づけられた情報として「材料A売」又は「材料B売」として自動的に表示されるため、現場作業者の入力する際には「機材情報」の再度の操作入力が不要となり、現場作業者の業務効率を向上することができる。また、「写真(前)」についても、サーバ装置200から受信した「顧客情報」の流用に合わせ、紐づけられた情報として自動的に表示されるため、現場作業者の入力する際には「写真(前)」の再度の入力が不要となり、現場作業者の業務効率を向上することができる。
なお、サーバ装置200から第2端末装置100-2に対して「報告書情報」が送信されるタイミングは、上述した「現地情報」が送信されるタイミングと同様であって、第2端末装置100-2のプロセッサ112が「報告書情報」を生成する前(現場作業者の操作入力情報として「写真(前)」、「コメント」を入力する前)であれば、いずれのタイミングであってもよい。
その後、第2端末装置100-2のプロセッサ112は、生成した「報告書情報」をサーバ装置200に通信インターフェイス114を介して送信する(T49)。「報告書情報」がサーバ装置200において受信されると、サーバ装置200のプロセッサ212は、受信した「報告書情報」をメモリ211の案件管理テーブルに記憶する(S50)。具体的には、サーバ装置200のプロセッサ212は、「顧客情報」、「写真(後)」、「コメント」をメモリ211の案件管理テーブルに格納し、各種情報の更新を行う。ここで、サーバ装置200のプロセッサ212は、メモリ211へ記憶処理の際に各情報の紐づけ処理を行い、その後において各情報を関連付けて引き出せるようにしている。
次に、請求書に関する顧客からの要求あった後(S65:請求書要求)、現場作業者は現地工事に関する請求書の作成業務を実施することになる。この場合に、図8Aに示すように、第2端末装置100-2のプロセッサ112は、通信インターフェイス114を介してサーバ装置200から受信する「顧客情報」及び当該顧客情報に紐づいた情報(T50)から「請求書情報」を生成する(S51)。具体的に、第2端末装置100-2のプロセッサ112は、サーバ装置200から受信した「顧客情報」を流用し、当該顧客情報に紐づけられた「機器A」及び「材料B」から「機器A売」の情報及び「材料B売」の情報を抽出する。そして、第2端末装置100-2のプロセッサ112は、これらの情報から「請求書情報」を生成する(図8C:請求)。この際、機材情報については、サーバ装置200から受信した「顧客情報」の流用に合わせ、紐づけられた情報として「材料A売」又は「材料B売」として自動的に表示されるため、現場作業者の入力する際には「機材情報」の再度の操作入力が不要となり、業務効率を向上することができる。特に、当該請求書の作成業務においては、各情報を流用するだけで請求書が発行できることになり、現場作業者の業務効率を大幅に改善することができる。
なお、サーバ装置200から第2端末装置100-2に対して「請求書情報」が送信されるタイミングは、上述した「現地情報」が送信されるタイミングと同様であって、第2端末装置100-2のプロセッサ112が「請求書情報」を生成する前(現場作業者が請求書を作成する前)であれば、いずれのタイミングであってもよい。
その後、第2端末装置100-2のプロセッサ112は、生成した「請求書情報」をサーバ装置200に通信インターフェイス114を介して送信する(T51)。「請求書情報」がサーバ装置200において受信されると、サーバ装置200のプロセッサ212は、受信した「請求書情報」をメモリ211の案件管理テーブルに記憶する(S52)。ここで、「請求書情報」については、新たな情報が含まれているわけではないため、新たな情報の紐づけ等は実施されず、請求書に関する情報としてメモリ211に記憶されることになる。
次に、管理者が現地工事の完了を確認した後、管理者は完了案件に関する収支管理の報告書の作成業務を実施することになる。この場合に、図8Bに示すように、第1端末装置100-1のプロセッサ112は、通信インターフェイス114を介してサーバ装置200から受信する「機材情報」(T71)から「収支情報」を生成する(S71)。具体的に、第1端末装置100-1のプロセッサ112は、サーバ装置200から受信した「機材情報」を流用し、当該機材情報に含まれる「機器A売」、「材料B売」、「機器A買」、及び「材料B買」の情報を抽出する。そして、第1端末装置100-1のプロセッサ112は、「機器A売」及び「材料B売」から「売上情報」を生成し、「機器A買」及び「材料B買」から「費用情報」を生成し、「売上情報」及び「費用情報」から「収支情報」を構成させる(図8C:収支管理)。この際、機材情報については、サーバ装置200から受信した「機材情報」の流用に合わせ、「機器A売」、「材料B売」、「機器A買」、及び「材料B買」は自動的に表示されるとともに、「売上情報」及び「費用情報」が自動計算されることになる。このため、「機器情報」を入力していなかった管理者であっても、収支管理の報告書を作成する際に、「機材情報」の再度の操作入力が不要となり、業務効率を向上することができる。特に、当該報告書の作成業務においては、各情報を流用するだけで報告書が発行できることになり、管理者の業務効率を大幅に改善することができる。
なお、サーバ装置200から第1端末装置100-1に対して「機材情報」が送信されるタイミングは、上述した「現地情報」が送信されるタイミングと同様であって、第1端末装置100-1のプロセッサ112が「収支情報」を生成する前(管理者が報告書を作成する前)であれば、いずれのタイミングであってもよい。
その後、第1端末装置100-1のプロセッサ112は、生成した「収支情報」をサーバ装置200に通信インターフェイス114を介して送信する(T72)。「収支情報」がサーバ装置200において受信されると、サーバ装置200のプロセッサ212は、受信した「収支情報」をメモリ211の案件管理テーブルに記憶する(S72)。具体的には、サーバ装置200のプロセッサ212は、「収支情報」に含まれる「売上情報」及び「費用情報」をメモリ211の案件管理テーブルに格納し、各種情報の更新を行う。ここで、サーバ装置200のプロセッサ212は、メモリ211へ記憶処理の際に各情報の紐づけ処理を行い、その後において各情報を関連付けて引き出せるようにしている。
次に、会計担当者が現地工事の完了を確認した後、会計担当者は完了案件に関する振替伝票の作成業務を実施することになる。この場合に、図8Bに示すように、第3端末装置100-3のプロセッサ112は、通信インターフェイス114を介してサーバ装置200から受信する「機材情報」(T73)から「会計処理情報」を生成する(S73)。具体的に、第3端末装置100-3のプロセッサ112は、サーバ装置200から受信した「機材情報」を流用し、当該機材情報に含まれる「機器A売」、「材料B売」、「機器A買」、及び「材料B買」の情報を「売掛金A」、「売掛金B」、「買掛金A」、及び「買掛金B」として抽出する。そして、第3端末装置100-3のプロセッサ112は、「売掛金A」、「売掛金B」、「買掛金A」、及び「買掛金B」から振替伝票としての「会計処理情報」を構成させる(図8C:会計)。この際、機材情報については、サーバ装置200から受信した「機材情報」の流用に合わせ、「売掛金A」、「売掛金B」、「買掛金A」、及び「買掛金B」は自動的に表示される。このため、「機器情報」を入力していなかった会計担当者であっても、振替伝票を作成する際に、「機材情報」の再度の操作入力が不要となり、業務効率を向上することができる。特に、当該振替伝票の作成業務においては、各情報を流用するだけで振替伝票が発行できることになり、会計担当者の業務効率を大幅に改善することができる。
なお、サーバ装置200から第3端末装置100-3に対して「機材情報」が送信されるタイミングは、上述した「現地情報」が送信されるタイミングと同様であって、第3端末装置100-3のプロセッサ112が「会計処理情報」を生成する前(会計担当者が振替伝票を作成する前)であれば、いずれのタイミングであってもよい。
その後、第3端末装置100-3のプロセッサ112は、生成した「会計処理情報」をサーバ装置200に通信インターフェイス114を介して送信する(T74)。「会計処理情報」がサーバ装置200において受信されると、サーバ装置200のプロセッサ212は、受信した「会計処理情報」をメモリ211の案件管理テーブルに記憶する(S74)。ここで、「会計処理情報」については、新たな情報が含まれているわけではないため、新たな情報の紐づけ等は実施されず、振替伝票に関する情報としてメモリ211に記憶されることになる。
7.サーバ装置200において実行される処理フロー
(A)業界動向への対応
以下、業務事項の追加及び更新について、サーバ装置200において実行される処理フローの一例を具体的に説明する。
図9Aは、本開示の実施形態に係るサーバ装置200において実行される処理フローを示す図である。当該処理フローは、主にサーバ装置200のプロセッサ212がメモリ211に記憶されたプログラムを読み出して実行することにより行われる。特に、図9Aは、本開示の実施形態に係るサーバ装置200において実行される、業界動向(業界トレンド)への業務事項の自動対応処理のフロー図である。
図9Aに示すように、先ず、プロセッサ212は、ユーザの属する業種における業界動向について、追加情報の有無を判断する(S101)。具体的に、プロセッサ212は、新たに追加登録された業界動向がメモリ211に記憶されているか、又は通信インターフェイス214を介して他のデータベースにアクセスして業過動向の追加情報の有無を確認する。例えば、プロセッサ212は、ユーザの属する業界において新しい製品、サービス、及び取引方法、法律、規則、並びにルールの改正等の発表有無を確認する。
次に、プロセッサ212は、業界動向の追加情報があると判断した場合(S101:Yes)、追加情報に対応した未選択業務事項があるか否かを判断する(S102)。ここで、未選択業務事項とは、ユーザが選択して生成された業務事項群に含まれない業務事項のことである。より詳細に、未選択業務事項とは、ユーザの属する業界における新しい製品、サービス、及び取引方法等の追加情報に関連した業務事項であって、ユーザが業務事項群に含めていないものである。
そして、プロセッサ212は、業界動向の追加情報に対応した未選択業務事項が存在する場合(S102:Yes)には、当該未選択業務事項に関する通知を、通信インターフェイス214を介して第1端末装置100-1に送信する(S103)。具体的に、当該通知とは、ユーザによる一連業務遂行のために、新たな業務事項の追加を提案する通知であって、業務事項を追加するための処理の一種でもある。すなわち、当該通知が管理者によって確認されることにより、管理者による第1端末装置100-1の操作によって業務事項群に新たな業務事項の追加につながることになる。また、プロセッサ212は、未選択業務事項が標準業務事項群に含まれていない場合には、該当する業種における業務事項群に当該未選択業務事項を追加するように、メモリ211に記憶された標準業務事項群を更新してもよい。なお、上記S101及びS102において、Noの場合には、本フローは終了する。
これにより、業界内において新たなトレンドが生じたとしても、サーバ装置200から通知があることにより、ユーザ側で業務事項群の再検討を容易に行えることになる。これにより、業界の最新情報に対応した一連業務の遂行が可能になる。
(B)同一業界の他ユーザの使用状況への対応
以下、業務事項の追加及び更新について、サーバ装置200において実行される処理フローの一例を具体的に説明する。
図9Bは、本開示の実施形態に係るサーバ装置200において実行される処理フローを示す図である。当該処理フローは、主にサーバ装置200のプロセッサ212がメモリ211に記憶されたプログラムを読み出して実行することにより行われる。特に、図9Bは、本開示の実施形態に係るサーバ装置200において実行される、ユーザと同業種(同一業界)の他ユーザの使用状況を考慮した業務事項の自動対応処理のフロー図である。
図9Bに示すように、先ず、プロセッサ212は、ユーザの属する業種と同一の業種(同一業界)における他ユーザが設定する業務事項の使用情報を読み出す(S201)。具体的に、プロセッサ212は、メモリ211に記憶されている当該他ユーザの業務事項群の設定状況を読出し、当該業務事項群に含まれる業務事項の使用情報を読み出す。
次に、プロセッサ212は、当該使用情報に対応した未選択業務事項があるか否かを判定する(S202)。具体的に、プロセッサ212は、読出した他ユーザの使用情報に含まれる業務事項と、ユーザが設定する業務事項群に含まれる業務事項とを比較し、他ユーザが設定する業務事項群にユーザが設定していない業務事項群が存在するか否かを判定する。すなわち、プロセッサ212は、同一業界内の他ユーザが設定しているものの、ユーザが設定していない業務事項(未選択業務事項)があるか否かを判定する。
そして、プロセッサ212は、未選択業務事項が存在する場合(S202:Yes)には、当該未選択業務事項に関する通知を、通信インターフェイス214を介して第1端末装置100-1に送信する(S203)。具体的に、当該通知とは、ユーザによる一連業務遂行のために、新たな業務事項の追加を提案する通知であって、業務事項を追加するための処理の一種でもある。すなわち、当該通知が管理者によって確認されることにより、管理者による第1端末装置100-1の操作によって業務事項群に新たな業務事項の追加につながることになる。また、プロセッサ212は、未選択業務事項が標準業務事項群に含まれていない場合には、該当する業種における業務事項群に当該未選択業務事項を追加するように、メモリ211に記憶された標準業務事項群を更新してもよい。なお、上記S202において、Noの場合には、本フローは終了する。
これにより、同一業界において標準的に設定されている業務事項を、未設定である場合であっても、サーバ装置200から通知があることにより、ユーザ側で業務事項群の再検討を容易に行えることになる。これにより、業界に対応した標準的な一連業務の遂行が可能になる。
(C)他業界の他ユーザの使用状況への対応
以下、業務事項の追加及び更新について、サーバ装置200において実行される処理フローの一例を具体的に説明する。
図9Cは、本開示の実施形態に係るサーバ装置200において実行される処理フローを示す図である。当該処理フローは、主にサーバ装置200のプロセッサ212がメモリ211に記憶されたプログラムを読み出して実行することにより行われる。特に、図9Cは、本開示の実施形態に係るサーバ装置200において実行される、ユーザと異業種(他業界)の他ユーザの使用状況を考慮した業務事項の自動対応処理のフロー図である。
図9Cに示すように、先ず、プロセッサ212は、ユーザの属する業種とは異なる業種(業界外)における他ユーザが設定する業務事項の使用情報を読み出す(S301)。具体的に、プロセッサ212は、メモリ211に記憶されている当該他ユーザの業務事項群の設定状況を読出し、当該業務事項群に含まれる業務事項の使用情報を読み出す。
次に、プロセッサ212は、当該使用情報に対応した未選択業務事項があるか否かを判定する(S302)。具体的に、プロセッサ212は、読出した他ユーザの使用情報に含まれる業務事項と、ユーザが設定する業務事項群に含まれる業務事項とを比較し、他ユーザが設定する業務事項群にユーザが設定していない業務事項群が存在するか否かを判定する。すなわち、プロセッサ212は、業界外の他ユーザが設定しているものの、ユーザが設定していない業務事項(未選択業務事項)があるか否かを判定する。
次に、プロセッサ212は、未選択業務事項があると判定した場合(S302:Yes)、当該未選択業務事項がユーザの属する業種において使用可能であるか否かを判定する(S303)。具体的に、プロセッサ212は、標準業務事項群においてユーザの属する業種の業務事項群に未選択業務事項が存在するか否かにより、当該使用可否の判断を行ってもよい。また、プロセッサ212は、各業種において各業務事項群が使用可能であるか否かの判断テーブル等がメモリ211に記憶されている場合に、当該判断テーブルに基づいて当該使用可否の判断を行ってもよい。
そして、プロセッサ212は、未選択業務事項が業種内で使用可能と判断した場合(S303:Yes)には、当該未選択業務事項に関する通知を、通信インターフェイス214を介して第1端末装置100-1に送信する(S304)。具体的に、当該通知とは、ユーザによる一連業務遂行のために、新たな業務事項の追加を提案する通知であって、業務事項を追加するための処理の一種でもある。すなわち、当該通知が管理者によって確認されることにより、管理者による第1端末装置100-1の操作によって業務事項群に新たな業務事項の追加につながることになる。また、プロセッサ212は、未選択業務事項が標準業務事項群に含まれていない場合には、該当する業種における業務事項群に当該未選択業務事項を追加するように、メモリ211に記憶された標準業務事項群を更新してもよい。なお、上記S302及びS303において、Noの場合には、本フローは終了する。
これにより、業界外において標準的に設定されている業務事項を、未設定である場合であっても、サーバ装置200から通知があることにより、ユーザ側で業務事項群の再検討を容易に行えることになる。これにより、従来とは異なる視点において一連業務の遂行が可能になる。
8.本開示の実施形態のまとめ
本開示の実施形態に係るサーバ装置200は、少なくとも一つのプロセッサ212を具備する。ここで、プロセッサ212は、ユーザの属する業種における一連業務の遂行のための複数の業務事項を選択し、当該ユーザの属する業種における複数の職種の業務にまたがるように、当該複数の業務事項から業務事項群を生成し、当該ユーザの業務状況に対応させて、当該複数の業務事項のいずれか又は当該業務事項を実行するための情報を当該ユーザに対して表示するための処理を実行するように構成されている。このような構成により、ユーザの職種全体において業務事項群を簡単に設定することが可能となり、ユーザにおける一連業務の遂行及び各種の業務の一元管理が図られつつ、各業界に特化した業務管理が実現される。
また、本開示の実施形態に係るサーバ装置200において、プロセッサ212は、業種毎にあらかじめ設定された標準業務事項群から、選択情報に基づいて、業務事項群を決定するための処理を実行するように構成されてもよい。このような構成により、ユーザが希望する業務事項群と同様の標準的な業務事項群から希望する業務事項を選択して業務事項群を生成することが容易に行える。したがって、一連業務の遂行に必要となる業務事項の選択が簡素化され、各業界に特化した業務管理を容易に開始できる。
また、本開示の実施形態に係るサーバ装置200において、プロセッサ212は、複数の職種に係るそれぞれの端末装置のディスプレイに、当該職種に対応した当該業務事項を選択して出力するための処理を実行するように構成されてもよい。このような構成により、ユーザに複数の職種の担当者が含まれる場合であっても、各担当者は自分の職種に対応した業務事項のみを容易に確認することができ、業務の効率化を図ることができる。
また、本開示の実施形態に係るサーバ装置200において、プロセッサ212は、ユーザの属する業種における業界動向に対応した新しい業務事項を当該業務事項群に追加するための処理を実行するように構成されてもよい。業界内において新たなトレンドが生じたとしても、サーバ装置200から通知があることにより、ユーザ側で業務事項群の再検討を容易に行えることになる。これにより、業界の最新情報に対応した一連業務の遂行が可能になる。
また、本開示の実施形態に係るサーバ装置200において、プロセッサ212は、ユーザの属する業種における他ユーザの使用業務事項を収集し、当該使用業務事項を当該業務事項群に自動的に追加するための処理を実行するように構成されてもよい。同一業界において標準的に設定されている業務事項を、未設定である場合であっても、サーバ装置200から通知があることにより、ユーザ側で業務事項群の再検討を容易に行えることになる。そして、業界に対応した標準的な一連業務の遂行も可能になる。
また、本開示の実施形態に係るサーバ装置200において、プロセッサ212は、ユーザの属する業種とは異なる業種における他ユーザの使用業務事項を収集し、当該ユーザの属する業種において当該使用業務事項が利用可能な場合に、当該業務事項群に自動的に追加するための処理を実行するように構成されてもよい。これにより、業界外において標準的に設定されている業務事項を、未設定である場合であっても、サーバ装置200から通知があることにより、ユーザ側で業務事項群の再検討を容易に行えることになる。そして、従来とは異なる視点において一連業務の遂行が可能になる。
本開示の実施形態に係るサーバ装置200における処理プログラムは、ユーザの属する業種における一連業務の遂行のための複数の業務事項を選択し、当該ユーザの属する業種における複数の職種の業務にまたがるように、当該複数の業務事項から業務事項群を生成し、当該ユーザの業務状況に対応させて、当該複数の業務事項のいずれか又は当該業務事項を実行するための情報を前記ユーザに対して表示するプロセッサ212を機能させる。このような構成により、ユーザの職種全体において業務事項群を簡単に設定することが可能となり、ユーザにおける一連業務の遂行及び各種の業務の一元管理が図られつつ、各業界に特化した業務管理が実現される。
本開示の実施形態に係るサーバ装置200による処理方法は、ユーザの属する業種における一連業務の遂行のための複数の業務事項を選択する段階と、当該ユーザの属する業種における複数の職種の業務にまたがるように、当該複数の業務事項から業務事項群を生成する段階と、当該ユーザの業務状況に対応させて、当該複数の業務事項のいずれか又は当該業務事項を実行するための情報を当該ユーザに対して表示する段階とを含んでいる。このような構成により、ユーザの職種全体において業務事項群を簡単に設定することが可能となり、ユーザにおける一連業務の遂行及び各種の業務の一元管理が図られつつ、各業界に特化した業務管理が実現される。
9.変形例
本明細書で説明される処理及び手順は、本開示において明示的に説明されたものによってのみならず、ソフトウェア、ハードウェア又はこれらの組み合わせによっても実現可能である。具体的には、本明細書で説明された処理及び手順は、集積回路、揮発性メモリ、不揮発性メモリ、磁気ディスク、光ストレージ等の媒体に、当該処理に相当するロジックを実装することによって実現される。また、本明細書で説明される処理及び手順は、それらの処理・手順をコンピュータプログラムとして実装し、端末装置やサーバ装置を含む各種のコンピュータに実行させることが可能である。
本明細書中で説明される処理及び手順が単一の装置、ソフトウェア、コンポーネント、モジュールによって実行される旨が説明されたとしても、そのような処理又は手順は、複数の装置、複数のソフトウェア、複数のコンポーネント、及び/又は、複数のモジュールによって実行されるものとすることができる。また、本明細書中で説明される各種情報が単一のメモリや記憶部に格納される旨が説明されたとしても、そのような情報は、単一の装置に備えられた複数のメモリ又は複数の装置に分散して配置された複数のメモリに分散して格納されるものとすることができる。さらに、本明細書において説明されるソフトウェア及びハードウェアの要素は、それらをより少ない構成要素に統合して、又は、より多い構成要素に分解することによって実現されるものとすることができる。
100 端末装置
200 サーバ装置(処理装置)

Claims (10)

  1. 少なくとも一つのプロセッサを具備する処理装置であって、
    前記少なくとも一つのプロセッサは、
    ユーザの属する業種における一連業務の遂行のための複数の業務事項を選択し、
    前記ユーザの属する業種における複数の職種の業務にまたがるように、前記複数の業務事項から業務事項群を生成し、
    前記ユーザの業務状況に対応させて、前記複数の業務事項のいずれか又は前記業務事項を実行するための情報を前記ユーザに対して表示する、
    ための処理を実行するように構成された処理装置。
  2. 前記少なくとも一つのプロセッサは、
    前記ユーザの属する業種に係る前記ユーザの選択情報を受信すると、業種毎にあらかじめ設定された標準業務事項群から、前記選択情報に基づいて、前記業務事項群を決定するための処理を実行するように構成された請求項1に記載の処理装置。
  3. 前記少なくとも一つのプロセッサは、
    複数の職種に係るそれぞれの端末装置のディスプレイに、前記職種に対応した前記業務事項を選択して出力するための処理を実行するように構成された請求項1に記載の処理装置。
  4. 前記少なくとも一つのプロセッサは、
    前記ユーザの属する業種における業界動向に対応した新しい業務事項を前記業務事項群に追加するための処理を実行するように構成された請求項1に記載の処理装置。
  5. 前記少なくとも一つのプロセッサは、
    前記ユーザの属する業種における他ユーザの使用業務事項を収集し、前記使用業務事項を前記業務事項群に自動的に追加するための処理を実行するように構成された請求項1に記載の処理装置。
  6. 前記少なくとも一つのプロセッサは、
    前記ユーザの属する業種とは異なる業種における他ユーザの使用業務事項を収集し、前記ユーザの属する業種において前記使用業務事項が利用可能な場合に、前記業務事項群に自動的に追加するための処理を実行するように構成された請求項1に記載の処理装置。
  7. 前記少なくとも一つのプロセッサは、
    前記ユーザの属する業種を選択するための業種一覧情報を前記ユーザのディスプレイで出力するための処理を実行するように構成された請求項1に記載の処理装置。
  8. 前記少なくとも一つのプロセッサは、
    前記業務事項群から前記業務事項を選択するための業務事項選択情報を前記ユーザのディスプレイで出力するための処理を実行するように構成された請求項1に記載の処理装置。
  9. 少なくとも一つのプロセッサを具備するコンピュータにおいて前記少なくとも一つのプロセッサを、
    ユーザの属する業種における一連業務の遂行のための複数の業務事項を選択し、
    前記ユーザの属する業種における複数の職種の業務にまたがるように、前記複数の業務事項から業務事項群を生成し、
    前記ユーザの業務状況に対応させて、前記複数の業務事項のいずれか又は前記業務事項を実行するための情報を前記ユーザに対して表示する、
    ように機能させる処理プログラム。
  10. 少なくとも一つのプロセッサを具備するコンピュータにおいて前記少なくとも一つのプロセッサにより実行される処理方法であって、
    ユーザの属する業種における一連業務の遂行のための複数の業務事項を選択する段階と、
    前記ユーザの属する業種における複数の職種の業務にまたがるように、前記複数の業務事項から業務事項群を生成する段階と、
    前記ユーザの業務状況に対応させて、前記複数の業務事項のいずれか又は前記業務事項を実行するための情報を前記ユーザに対して表示する段階と、
    を含む処理方法。

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