JP2024034401A - 作業機 - Google Patents

作業機 Download PDF

Info

Publication number
JP2024034401A
JP2024034401A JP2022138610A JP2022138610A JP2024034401A JP 2024034401 A JP2024034401 A JP 2024034401A JP 2022138610 A JP2022138610 A JP 2022138610A JP 2022138610 A JP2022138610 A JP 2022138610A JP 2024034401 A JP2024034401 A JP 2024034401A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fence
right direction
auxiliary
extension support
auxiliary extension
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2022138610A
Other languages
English (en)
Inventor
祐一 豊嶋
正英 今吉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koki Holdings Co Ltd
Original Assignee
Koki Holdings Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Koki Holdings Co Ltd filed Critical Koki Holdings Co Ltd
Priority to JP2022138610A priority Critical patent/JP2024034401A/ja
Publication of JP2024034401A publication Critical patent/JP2024034401A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Jigs For Machine Tools (AREA)
  • Sawing (AREA)

Abstract

Figure 2024034401000001
【課題】切断性能を向上する。
【解決手段】卓上丸鋸10のフェンスユニット60では、サブフェンス64を初期位置から左右方向外側へ移動させることで、フェンスユニット60が左右方向外側に伸長される。サブフェンス64は、補助伸長支持部64Eを有しており、補助伸長支持部64Eは、フェンス62の左右方向外側に配置されている。すなわち、上下方向において、補助伸長支持部64Eが、フェンス62と重なる位置に配置されている。そして、補助伸長支持部64Eの補助伸長支持面64Fが、フェンス62の支持面62Aと面一に配置されている。よって、加工材Wにおけるフェンス62よりも左右方向外側へ突出する部分を、サブフェンス64の補助支持面64Aや補助伸長支持面64Fによって支持しながら、加工材Wに対する切断加工を施すことができる。したがって、卓上丸鋸10の切断性能を向上することができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、作業機に関するものである。
下記特許文献1に記載の卓上丸鋸(作業機)では、切断部が、上下方向に揺動可能にベースに連結されている。ベースの上面には、右フェンス及び左フェンスが設けられている。切断加工時には、ベースに載置した加工材を右フェンス及び左フェンスに前側から押付けて、右フェンス及び左フェンスによって加工材を支持する。そして、切断部の丸鋸刃を回転させ、切断部をベースに対して揺動させることで、加工材に対して切断加工を施す。
ここで、卓上丸鋸では、補助フェンスを右フェンス(左フェンス)の上側に設けて、当該補助フェンスが右フェンス(左フェンス)に左右方向に移動可能に連結されているものもある。これにより、フェンスにおける補助フェンスを含む左右方向の支持長さを長くすることができる。よって、長尺状の加工材に対する支持性能を向上することができると共に、作業機の切断性能を向上することができる。
特開2018-140598号公報
しかしながら、補助フェンスを有する卓上丸鋸においても、例えば、上下方向の寸法が小さい加工材を切断するときには、補助フェンスによって当該加工材を支持することができなくなる。このため、補助フェンスを有する卓上丸鋸においても、切断性能を向上するという点において改善の余地がある。
本発明は、上記事実を考慮して、切断性能を向上することができる作業機を提供することを目的とする。
本発明の1又はそれ以上の実施形態は、加工材が載置されるベースと、モータと、前記モータの駆動によって回転して前記加工材を切断する鋸刃と、を有する切断部と、前記ベースに対して前記切断部を上下方向に揺動可能に支持する揺動支持部と、前記ベースに設けられ、左右方向に延在されると共に、前記加工材を後側から支持する支持面を有するフェンスと、前記フェンスの上側に設けられ、前記フェンスに左右方向に移動可能に支持された補助フェンスと、を備え、前記補助フェンスには、少なくとも一部が前記フェンスの前記支持面と上下方向で同じ位置にある補助伸長支持部が設けられており、前記補助伸長支持部は、前記支持面と面一に配置された補助伸長支持面を有している作業機である。
本発明の1又はそれ以上の実施形態は、前記フェンスの左右方向外側端部には、切欠部が形成されており、前記補助伸長支持部が、前記補助フェンスの左右方向外側端部から下側へ延出されて、前記切欠部に配置されている作業機である。
本発明の1又はそれ以上の実施形態は、前記切欠部によって、前記フェンスの左右方向外側端面が、正面視で、上側へ向かうに従い左右方向内側へ傾斜している作業機である。
本発明の1又はそれ以上の実施形態は、前記補助伸長支持部の左右方向外側端面が、正面視で、上下方向に延在しており、前記補助伸長支持部の左右方向内側端面が、正面視で、上側へ向かうに従い左右方向内側へ傾斜している作業機である。
本発明の1又はそれ以上の実施形態は、前記補助伸長支持部の下端部が、前記ベースの上側に隣接配置されている作業機ある。
本発明の1又はそれ以上の実施形態は、前記補助フェンスは、前記フェンスよりも左右方向外側へ突出しており、前記補助伸長支持部が、前記補助フェンスの左右方向外側端部から下側へ延出されて、前記フェンスの左右方向外側に配置されている作業機である。
本発明の1又はそれ以上の実施形態は、前記補助フェンスは、前記フェンスに左右方向に移動可能に支持された補助フェンス本体と、前記補助フェンスの左右方向外側端部を構成し、前記補助伸長支持部を有すると共に、前記補助フェンス本体に左右方向に移動可能に支持された可動フェンス部と、を含んで構成されている作業機である。
本発明の1又はそれ以上の実施形態は、前記補助伸長支持部によって前記補助フェンスの左右方向の移動が規制される作業機である。
本発明の1又はそれ以上の実施形態は、前記補助伸長支持部によって前記補助フェンスの左右方向内側への移動が規制される作業機である。
本発明の1又はそれ以上の実施形態は、前記補助伸長支持部と前記フェンスとが当接することによって、前記補助フェンスの左右方向の移動が規制される作業機である。
本発明の1又はそれ以上の実施形態は、前記ベースは、ベース本体と、回転可能なターンテーブルと、を有し、前記フェンスは前記ベース本体に設けられる作業機である。
本発明の1又はそれ以上の実施形態は、前記補助フェンスは、前記ベースの上面の左右方向端部の位置から、左右方向外側へ突出しない位置に位置することが可能に構成されている作業機である。
本発明の1又はそれ以上の実施形態によれば、切断性能を向上することができる。
本実施形態に係る卓上丸鋸を示す前側から見た正面図である。 図1に示される左側のフェンスユニットの左側から見た断面図(図1の2-2線断面図)である。 図1に示される左側のフェンスユニットのサブフェンスが伸長位置に移動した状態を示す正面図である。 (A)は、図1に示されるフェンスユニットの変形例1を示す正面図であり、(B)は、(A)のサブフェンスが伸長位置に移動した状態を示す正面図である。 (A)は、図1に示されるフェンスユニットの変形例2を示す正面図であり、(B)は、(A)のサブフェンス本体が伸長位置に移動し且つ可動フェンス部が左側へ移動した状態を示す正面図である。 (A)は、図5(A)に示されるサブフェンス本体と可動フェンス部との連結状態を示す上側から見た断面図(図5(A)の6A-6A線断面図)であり、(B)は、図5(B)に示されるサブフェンス本体と可動フェンス部との連結状態を示す上側から見た断面図(図5(B)の6B-6B線断面図)である。
以下、図面を用いて、本実施形態に係る作業機としての卓上丸鋸10について説明する。なお、図面に適宜示される矢印UP、矢印FR、矢印LHは、それぞれ卓上丸鋸10の上側、前側、左側を示している。以下の説明において、上下、前後、左右の方向を用いて説明するときには、特に断りのない限り、卓上丸鋸10の上下方向、前後方向、左右方向を示すものとする。
図1~図3に示されるように、卓上丸鋸10は、加工材Wに切断加工を施す装置として構成されている。卓上丸鋸10は、ベース20と、丸鋸本体30と、左右一対のフェンスユニット60と、を含んで構成されている。以下、卓上丸鋸10の各構成について説明する。
(ベース20について)
図1に示されるように、ベース20は、卓上丸鋸10の下端部を構成し、加工材Wを載置する台として構成されている。ベース20は、ベース本体22及びターンテーブル24を有している。ベース本体22は、上下方向を厚み方向とする略平盤状に形成されており、ベース本体22の左右方向中央部には、上側へ開放された凹部22Aが形成されている。
ターンテーブル24は、前後方向に延在されている。ターンテーブル24の前後方向中間部が、ベース本体22の凹部22A内に収容され、上下方向を軸方向としてベース本体22に回転可能に支持されている。ターンテーブル24の上面は、ベース本体22の上面と面一に配置されている。
(丸鋸本体30について)
丸鋸本体30は、揺動支持部としての支持機構32と、切断部としてのヘッド部50と、を含んで構成されている。
支持機構32は、上下方向に延在された支持柱34を有している。支持柱34は、ターンテーブル24の後端部に連結されて、ターンテーブル24から上側へ延出している。支持柱34は、上側へ向かうに従い右側へ傾斜しており、支持柱34の上端部が、支持柱34の下端部に対して右側にずれた位置に配置されている。
支持柱34の上端部には、スライド機構36が設けられており、スライド機構36は、支持柱34の上端部から前側へ延出している。スライド機構36には、ヒンジベース38が前後方向にスライド可能に連結されている。ヒンジベース38は、ヘッド部50を揺動可能に支持するためのヒンジ軸40を有している。ヒンジ軸40は、左右方向を軸方向する略円柱状に形成されている。そして、ヘッド部50の後端部が、ヒンジ軸40に揺動可能に支持されている。
ヘッド部50の上端部には、左側へ突出したモータ収容部50Aが設けられており、モータ収容部50A内には、モータ52が収容されている。ヘッド部50の前端部には、ハンドル部50Bが形成されており、ハンドル部50Bには、図示しないトリガが操作可能に設けられている。また、ハンドル部50B内には、図示しないスイッチが設けられており、トリガが操作されたときには、スイッチがオンされる構成になっている。スイッチ及びモータ52は、図示しないコントローラに電気的に接続されている。これにより、トリガの引き操作時には、コントローラによってモータ52が駆動する。
ヘッド部50には、鋸刃54が設けられている。鋸刃54は、左右方向を板厚方向とする略円板状に形成されている。鋸刃54の中央部は、ヘッド部50に設けられた伝達機構(図示省略)に固定されており、伝達機構は、モータ52の駆動力を鋸刃54に伝達して、鋸刃54を自身の軸線回りに回転させる機構部として構成されている。なお、鋸刃54は、保護カバー56によって覆われており、鋸刃54による切断加工時には、保護カバー56が鋸刃54の軸線回りに回転して、鋸刃54の下端部が露出されるようになっている。
(フェンスユニット60について)
図1~図3に示されるように、フェンスユニット60は、ベース20の左右両側部の上側にそれぞれ設けられている。具体的には、フェンスユニット60は、下側へ揺動されるヘッド部50の鋸刃54の左右方向外側にそれぞれ設けられている。左側のフェンスユニット60と右側のフェンスユニット60とは、左右方向内側の形状及び左右方向の寸法を除いて、左右対称に構成されている。このため、以下、左側のフェンスユニット60を用いて、フェンスユニット60の構成について説明する。
フェンスユニット60は、フェンスユニット60の下部を構成するフェンス62と、フェンスユニット60の上部を構成する補助フェンスとしてのサブフェンス64と、を含んで構成されている。フェンス62は、左右方向に延在されると共に、下側へ開放された略矩形箱状に形成されている。フェンス62は、ベース20の左部の上面に載置され、ベース20に固定されている。フェンス62の前面は、支持面62Aとして構成されており、支持面62Aは、前後方向に対して直交する面に沿って配置されている。加工材Wに対する切断加工時には、加工材Wをベース20の上面(載置面)に載置し、加工材Wを支持面62Aに前側から押し当てて、加工材Wをフェンス62によって支持するようになっている(図2参照)。
図2に示されるように、フェンス62の上壁には、下側へ突出し且つ上側へ開放された凹状のレール溝62Bが形成されており、レール溝62Bは、左右方向に延在されると共に、左右方向に貫通している。フェンス62の左端側部分の後壁には、前後方向を軸方向とする固定ボルト66が螺合されている。固定ボルト66の前端部は、レール溝62B内に配置されている。固定ボルト66の後端部は、フェンス62の後側に配置されており、固定ボルト66の後端部には、ノブ66Aが相対回転不能に設けられている。
図1及び図3に示されるように、フェンス62の左端部には、切欠部62Cが形成されており、切欠部62Cによって、フェンス62の左端部が、正面視で右側(左右方向内側)に抉られている。具体的には、フェンス62の左右方向外側端面62Dが、正面視で、上側へ向かうに従い左右方向内側へ傾斜している。フェンス62の左右方向外側端は、ベース20の上面の左右方向外側端よりも若干左右方向内側に位置している。
図1~図3に示されるように、サブフェンス64は、左右方向に延在されると共に、後側へ開放された比較的底の浅い略矩形箱形状に形成されている。サブフェンス64は、フェンス62の上側に隣接配置されている。サブフェンス64の前面は、補助支持面64Aとして構成されており、補助支持面64Aは、支持面62Aと面一に配置されている。
図2に示されるように、サブフェンス64の下壁には、レール部64Bが一体に設けられている。レール部64Bは、サブフェンス64の下壁から下側へ突出すると共に、左右方向に延在された略矩形ブロック状に形成されている。なお、レール部64Bの前面及び後面には、所定の肉逃げ部64Cが形成されている。レール部64Bの前後方向の寸法は、フェンス62のレール溝62Bの前後方向の寸法よりも若干小さく設定されており、レール部64Bが、レール溝62B内に左右方向にスライド可能に挿入されている。これにより、サブフェンス64が、フェンス62に左右方向に移動可能に支持されている。具体的には、サブフェンス64が初期位置(図1に示される位置)と、初期位置から左側(左右方向外側)へ移動した伸張位置(図3に示される位置)と、の間を移動するようになっている。
レール部64Bの後面には、サブフェンス64を固定するための固定溝64Dが形成されている。固定溝64Dは、後側へ開放され且つ左右方向に延在された溝状に形成されている。固定溝64D内には、固定ボルト66の前端部が挿入されている。これにより、固定ボルト66の前端部を固定溝64Dの底面に当接させように固定ボルト66をサブフェンス64に締め付けることで、サブフェンス64がフェンス62に固定される。なお、固定溝64Dは左右方向に貫通しておらず、固定ボルト66の前端部が固定溝64Dの左側端部に当接することで、初期位置におけるサブフェンス64の右側への移動が制限され、固定ボルト66の前端部が固定溝64Dの右側端部に当接することで、伸長位置におけるサブフェンス64の左側への移動が制限される。
図1及び図3に示されるように、サブフェンス64の左端部には、下側へ突出した補助伸長支持部64Eが設けられている。補助伸長支持部64Eの前面は、補助伸長支持面64Fとされており、補助伸長支持面64Fは、補助支持面64Aと面一に配置されている。すなわち、補助伸長支持面64Fは、フェンス62の支持面62Aと面一に配置されている。補助伸長支持部64Eは、フェンス62の切欠部62C内に配置され、フェンス62の左右方向外側に位置している。具体的には、補助伸長支持部64Eの左右方向内側端面64Gが、フェンス62の左右方向外側端面62Dに対応して、正面視で上側へ向かうに従い左右方向内側へ傾斜しており、フェンス62の左右方向外側端面62Dの左側に隣接配置されている。補助伸長支持部64Eの左右方向外側端面64Hは、上下方向に延在され、サブフェンス64の左右方向外側端面も構成している。なお、左右方向内側端面64Gは、フェンス62の左右方向外側端面62Dと当接可能に構成されている。従って、サブフェンス64の左右方向の移動(右側のサブフェンス64に関しては左方向の移動であり、左側のサブフェンス64に関しては右方向の移動)が、左右方向内側端面64Gと左右方向外側端面62Dとの接触によって規制される。
また、補助伸長支持部64Eの左右方向内側端面64Gと左右方向外側端面64Hとの下端部同士が接続されている。すなわち、補助伸長支持部64Eは、正面視で下端部を頂部とする略逆三角形状に形成されている。なお、補助伸長支持部64Eの下端部は、所謂ピン角にならないように、左右方向に所定の幅寸法を有している。また、初期位置では、左右方向において、サブフェンス64の左右方向外側端面64Hが、ベース20の上面の左右方向外側端と一致する位置に配置され、サブフェンス64がベース20よりも左右方向外側へ突出しないようになっている。さらに、補助伸長支持部64Eの下端部は、ベース20の上面の上側に隣接配置されている。すなわち、補助伸長支持部64Eの上下寸法が、フェンス62の上下寸法と略一致している。
(作用効果)
次に、本実施の形態の作用及び効果について説明する。
上記のように構成された卓上丸鋸10の切断加工では、加工材Wをフェンス62の前側においてベース20の上面に載置する。そして、加工材Wを後側へ移動して、加工材Wの後面をフェンス62の支持面62Aに押し当てる。これにより、フェンス62によって加工材Wが後側から支持されると共に、ベース20及びフェンス62に対する加工材Wの位置が決定される。作業者によって、ヘッド部50を下側へ揺動させることで、鋸刃54による加工材Wへの切断加工が施される。
また、長尺状の加工材Wへの切断加工では、加工材Wの長手方向を左右方向と一致させた状態で加工材Wをベース20の上面に載置すると共に、フェンスユニット60のサブフェンス64を用いて加工材Wを支持する。具体的には、フェンスユニット60の固定ボルト66を緩めて、サブフェンス64のフェンス62に対する固定状態を解除する。そして、サブフェンス64を初期位置から左右方向外側へ移動させる。これにより、サブフェンス64によってフェンスユニット60が左右方向外側に伸長される。また、サブフェンス64は、補助伸長支持部64Eを有しており、補助伸長支持部64Eは、フェンス62の左右方向外側に配置されている。すなわち、上下方向において、補助伸長支持部64Eが、フェンス62と重なる位置に配置されている。さらに、補助伸長支持部64Eの前面である補助伸長支持面64Fは、フェンス62の支持面62Aと面一に配置されている。よって、補助伸長支持面64Fが、フェンス62の支持面62Aを左右方向外側に伸長するための面として機能する。その結果、加工材Wにおけるフェンス62よりも左右方向外側へ突出する部分を、サブフェンス64の補助支持面64Aや補助伸長支持面64Fによって支持しながら、加工材Wに対する切断加工を施すことができる。したがって、卓上丸鋸10の切断性能を向上することができる。
すなわち、仮に、サブフェンス64において補助伸長支持部64Eを省略した場合には、フェンスユニット60の上部の領域(サブフェンス64が配置された領域)を、サブフェンス64によって左右方向外側へ伸長することはできるものの、フェンスユニット60の下部の領域(フェンス62が配置された領域)を左右方向外側へ伸長することはできない。このため、例えば、長尺状の加工材Wの上下方向の寸法が、フェンス62の上下方向の寸法よりも小さい場合には、サブフェンス64を初期位置から左右方向外側(伸長位置側)へ移動させても、フェンス62よりも左右方向外側へ突出した加工材Wが、サブフェンス64よりも下側に配置される(図2及び図3の加工材Wを参照)。これにより、サブフェンス64において補助伸長支持部64Eを省略した場合には、加工材Wの左右方向外側部分を、サブフェンス64によって支持することができなくなる。よって、加工材Wの姿勢が不安定になり、卓上丸鋸の切断性能が低下する可能性がある。
これに対して、本実施の形態の卓上丸鋸10では、補助伸長支持部64Eがサブフェンス64に設けられているため、サブフェンス64を初期位置から左側へ移動させることで、フェンスユニット60の下部の領域も左右方向外側へ伸長することができる。このため、加工材Wのベース20への載置状態において、加工材Wがフェンス62より上側へ突出しない場合でも、サブフェンス64を初期位置から伸長位置側へ移動させることで、フェンス62よりも左右方向外側へ突出した加工材Wを、サブフェンス64の補助伸長支持面64Fによって支持することができる。その結果、切断加工時における加工材Wの姿勢が不安定になることを抑制できる。したがって、卓上丸鋸10の切断性能を向上することができる。
また、フェンス62の左右方向外側端部には、切欠部62Cが形成されており、サブフェンス64の補助伸長支持部64Eが、サブフェンス64の左右方向外側端部から下側へ延出されて、切欠部62Cに配置されている。このため、左右方向におけるフェンスユニット60の体格の大型化を抑制しつつ、補助伸長支持部64Eをフェンス62の左右方向外側に配置することができる。特に、本実施の形態では、サブフェンス64の左右方向外側端面が、ベース20の上面よりも左右方向外側へ突出しない位置に配置されている。このため、左右方向における卓上丸鋸10の体格の大型化を抑制しつつ、卓上丸鋸10の切断性能を向上することができる。
また、切欠部62Cによって、フェンス62の左右方向外側端面62Dが、正面視で、上側へ向かうに従い左右方向内側へ傾斜している。このため、フェンス62の下端部における左右方向の寸法を確保しつつ、フェンス62の左右方向外側に補助伸長支持部64Eを配置することができる。これにより、フェンス62の加工材Wに対する支持性能を維持しつつ、補助伸長支持部64Eによってフェンス62の支持面62Aを左右方向に伸長することができる。すなわち、フェンス62では、加工材Wの寸法にかかわらず、フェンス62における支持面62Aの下端部が、加工材Wを後側から支持するため、支持面62Aの下端部の左右長さを長くすることが望ましい。そして、本実施の形態では、正面視で、フェンス62の左右方向外側端面62Dを上側へ向かうに従い左右方向内側へ傾斜しているため、支持面62Aの下端部の左右方向の長さを、切欠部62Cを省略したフェンス62と略同じにすることができる。したがって、フェンス62の加工材Wに対する支持性能を維持しつつ、フェンス62の左右方向外側に補助伸長支持部64Eを配置することができる。
また、補助伸長支持部64Eの左右方向外側端面64Hが、正面視で、上下方向に延在しており、補助伸長支持部64Eの左右方向内側端面64Gが、正面視で、上側へ向かうに従い左右方向内側へ傾斜している。すなわち、補助伸長支持部64Eの左右方向の寸法が、下側へ向かうに従い小さくなるように設定されている。このため、補助伸長支持部64Eの基端部(上端部)の強度を確保しつつ、補助伸長支持部64Eを切欠部62C内に配置することができる。
また、補助伸長支持部64Eの下端部が、ベース20の上側に隣接配置されている。これにより、補助伸長支持部64Eの上下方向の寸法を、フェンス62の上下方向の寸法に略一致させることができる。よって、フェンス62よりも左右方向外側へ突出する長尺状の加工材Wを、サブフェンス64によって効果的に支持することができる。
また、サブフェンス64の左右方向内側端面64Gがフェンス62の左右方向外側端面62Dと当接可能に構成されている。従って、サブフェンス64の左右方向の移動が補助伸長支持部64Eによって規制される。すなわち、補助伸長支持部64Eがサブフェンス64の移動規制に寄与する。従来であればサブフェンス64の左右方向の移動、特に左右方向内側への移動は、何らかの手段で規制しなければならなかったが、本実施の形態によれば補助伸長支持部64Eがその機能を兼ねるため、従来必要とされた規制手段が不要となり、構造の簡素化や、必要となる部品点数を減らせるなどの効果が期待できる。
(フェンスユニット60の変形例1について)
次に、図4(A)及び(B)を用いてフェンスユニット60の変形例1について説明する。なお、図4(A)及び(B)では、本実施の形態のフェンスユニット60と同様に構成されている部材に同一の符号を付している。
この図に示されるように、フェンスユニット60の変形例1では、フェンス62において、切欠部62Cが省略されており、フェンス62の左右方向外側端面62Dが、正面視で上下方向に直線状に延在されている。また、サブフェンス64は、本実施の形態と比べて、左右方向外側へ延びており、サブフェンス64の左右方向外側端部がベース20(ベース本体22)の上面よりも左右方向外側へ突出している。サブフェンス64の補助伸長支持部64Eは、サブフェンス64の左右方向外側端部から下側へ延出されると共に、正面視で略矩形状に形成されており、補助伸長支持部64Eの左右方向の寸法が、一定に設定されている。
そして、変形例1においても、補助伸長支持部64Eの補助伸長支持面64Fがフェンス62の支持面62Aに対して左右方向外側に配置されており、サブフェンス64を初期位置から左右方向外側へ移動させることで、補助伸長支持面64Fが、フェンス62の支持面62Aを左右方向外側へ伸張する面として機能する。これにより、変形例1においても、本実施の形態と同様に、加工材Wにおけるフェンス62の左右方向外側へ突出した部分を、補助伸長支持面64Fによって支持することができる。したがって、卓上丸鋸10の切断性能を向上することができる。
また、変形例1では、フェンス62において切欠部62Cが省略されているため、既存のフェンス62を用いることができる。すなわち、既存の卓上丸鋸において、サブフェンス64を追加することで、卓上丸鋸10の切断性能を向上することができる。
(フェンスユニット60の変形例2について)
次に、図5及び図6を用いてフェンスユニット60の変形例2について説明する。なお、図5及び図6では、本実施の形態のフェンスユニット60と同様に構成されている部材に同一の符号を付している。
この図に示されるように、フェンスユニット60の変形例2では、変形例1と同様に、フェンス62において、切欠部62Cが省略されており、フェンス62の左右方向外側端面62Dが、正面視で上下方向に直線状に延在されている。
サブフェンス64は、変形例1と同様に、本実施の形態と比べて、左右方向外側へ延びており、サブフェンス64の左右方向外側端部がベース20(ベース本体22)の上面よりも左右方向外側へ突出している。サブフェンス64は、左右方向に2分割されている。具体的には、サブフェンス64は、フェンス62に移動可能に連結された補助フェンス本体としてのサブフェンス本体70と、サブフェンス64の左右方向外側端部を構成する可動フェンス部72と、を含んで構成されている。
サブフェンス本体70は、本実施の形態のサブフェンス64に対して補助伸長支持部64Eを省略した構造と同様の構造を有している。サブフェンス本体70の左右方向外側端部には、後述するスライド軸74を支持するための上下一対の支持孔70A(図6(A)及び(B)参照)が左右方向に貫通形成されている。また、サブフェンス本体70の左右方向外側端部には、上側の支持孔70Aの後側において、前後方向を軸方向とする固定ボルト76(図6(A)及び(B)参照)が螺合されている。固定ボルト76の前端部は、支持孔70A内に配置されている。固定ボルト76の後端部は、サブフェンス本体70の後側に配置されており、固定ボルト76の後端部には、ノブ76Aが相対回転不能に設けられている。
可動フェンス部72は、上下方向に延在された略矩形ブロック状に形成されている。可動フェンス部72には、上下一対のスライド軸74が設けられており、スライド軸74は、可動フェンス部72から左右方向内側へ突出している。スライド軸74は、サブフェンス本体70の支持孔70Aに左右方向に移動可能に挿入され、支持孔70Aに支持されている。これにより、可動フェンス部72がサブフェンス本体70に左右方向に移動可能に支持されている。また、固定ボルト76の前端部をスライド軸74に当接させるように、固定ボルト76を締め付けることで、可動フェンス部72が、サブフェンス本体70に固定される。
可動フェンス部72の上面は、サブフェンス本体70の上面と面一に配置され、可動フェンスの下面は、フェンス62の下面と略面一となる位置に配置されている。そして、可動フェンス部72の下端部(フェンス62の上面よりも下側に突出した端部)が、補助伸長支持部64Eとして構成されている。
そして、変形例2においても、補助伸長支持部64Eの補助伸長支持面64Fがフェンス62の支持面62Aに対して左右方向外側に配置されており、サブフェンス64のサブフェンス本体70を初期位置から左右方向外側へ移動させることで、補助伸長支持面64Fが、フェンス62の支持面62Aを左右方向外側へ伸張する面として機能する。これにより、変形例2においても、本実施の形態と同様に、加工材Wにおけるフェンス62の左右方向外側へ突出した部分を、補助伸長支持面64Fによって支持することができる。したがって、卓上丸鋸10の切断性能を向上することができる。
また、変形例2では、サブフェンス64が、フェンス62に移動可能に支持されたサブフェンス本体70と、サブフェンス本体70に移動可能に支持された可動フェンス部72と、を含んで構成されており、可動フェンス部72が補助伸長支持部64Eを有している。このため、変形例2では、サブフェンス64の伸長位置において、補助伸長支持部64Eを、本実施の形態と比べて、左右方向外側に配置することができる。したがって、より長尺状の加工材Wの左右方向外側部を、可動フェンス部72の補助伸長支持部64Eによって支持することができる。したがって、卓上丸鋸10の切断性能をより一層向上することができる。
なお、上記変形例2のサブフェンス64の構造を、本実施の形態のサブフェンス64の構造に適用してもよい。すなわち、本実施の形態のサブフェンス64を、左右方向に2分割にして、補助伸長支持部64Eが設けられたサブフェンス64の左右方向外側端部を、フェンス62に連結されたサブフェンス64に、移動可能に連結してもよい。この場合には、サブフェンス64の初期位置において、サブフェンス64がベース20よりも左右方向外側へ突出することを抑制しつつ、伸長位置における補助伸長支持部64Eの位置を、本実施の形態と比べて左右方向外側に配置することができる。
また、本実施の形態では、フェンス62の左右方向外側端面62Dが、正面視で、上側へ向かうに従い左右方向内側へ直線状に傾斜しているが、左右方向外側端面62Dの形状はこれに限らない。例えば、左右方向外側端面62Dを正面視で曲線状に傾斜させてもよい。この場合には、サブフェンス64における補助伸長支持部64Eの左右方向内側端面64Gの形状を、左右方向外側端面62Dの形状に対応する形状に変更してもよい。
10 卓上丸鋸(作業機)
20 ベース
32 支持機構(揺動支持部)
50 ヘッド部(切断部)
54 鋸刃
62 フェンス
62A 支持面
62C 切欠部
62D フェンスの左右方向外側端面
64 サブフェンス(補助フェンス)
64A 補助支持面
64E 補助伸長支持部
64F 補助伸長支持面
64G 補助伸長支持部の左右方向内側端面
64H 補助伸長支持部の左右方向外側端面
70 サブフェンス本体(補助フェンス本体)
72 可動フェンス部

Claims (12)

  1. 加工材が載置されるベースと、
    モータと、前記モータの駆動によって回転して前記加工材を切断する鋸刃と、を有する切断部と、
    前記ベースに対して前記切断部を上下方向に揺動可能に支持する揺動支持部と、
    前記ベースに設けられ、左右方向に延在されると共に、前記加工材を後側から支持する支持面を有するフェンスと、
    前記フェンスの上側に設けられ、前記フェンスに左右方向に移動可能に支持された補助フェンスと、
    を備え、
    前記補助フェンスには、少なくとも一部が前記フェンスの前記支持面と上下方向で同じ位置にある補助伸長支持部が設けられており、前記補助伸長支持部は、前記支持面と面一に配置された補助伸長支持面を有している作業機。
  2. 前記フェンスの左右方向外側端部には、切欠部が形成されており、
    前記補助伸長支持部が、前記補助フェンスの左右方向外側端部から下側へ延出されて、前記切欠部に配置されている請求項1に記載の作業機。
  3. 前記切欠部によって、前記フェンスの左右方向外側端面が、正面視で、上側へ向かうに従い左右方向内側へ傾斜している請求項2に記載の作業機。
  4. 前記補助伸長支持部の左右方向外側端面が、正面視で、上下方向に延在しており、前記補助伸長支持部の左右方向内側端面が、正面視で、上側へ向かうに従い左右方向内側へ傾斜している請求項3に記載の作業機。
  5. 前記補助伸長支持部の下端部が、前記ベースの上側に隣接配置されている請求項1~請求項4の何れか1項に記載の作業機。
  6. 前記補助フェンスは、前記フェンスよりも左右方向外側へ突出しており、前記補助伸長支持部が、前記補助フェンスの左右方向外側端部から下側へ延出されて、前記フェンスの左右方向外側に配置されている請求項1に記載の作業機。
  7. 前記補助フェンスは、
    前記フェンスに左右方向に移動可能に支持された補助フェンス本体と、
    前記補助フェンスの左右方向外側端部を構成し、前記補助伸長支持部を有すると共に、前記補助フェンス本体に左右方向に移動可能に支持された可動フェンス部と、
    を含んで構成されている請求項1に記載の作業機。
  8. 前記補助伸長支持部によって前記補助フェンスの左右方向の移動が規制される請求項1に記載の作業機。
  9. 前記補助伸長支持部によって前記補助フェンスの左右方向内側への移動が規制される請求項8に記載の作業機。
  10. 前記補助伸長支持部と前記フェンスとが当接することによって、前記補助フェンスの左右方向の移動が規制される請求項8または請求項9に記載の作業機。
  11. 前記ベースは、ベース本体と、回転可能なターンテーブルと、を有し、
    前記フェンスは前記ベース本体に設けられる請求項1に記載の作業機。
  12. 前記補助フェンスは、前記ベースの上面の左右方向端部の位置から、左右方向外側へ突出しない位置に位置することが可能に構成されている請求項1に記載の作業機。
JP2022138610A 2022-08-31 2022-08-31 作業機 Pending JP2024034401A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022138610A JP2024034401A (ja) 2022-08-31 2022-08-31 作業機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022138610A JP2024034401A (ja) 2022-08-31 2022-08-31 作業機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2024034401A true JP2024034401A (ja) 2024-03-13

Family

ID=90194543

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022138610A Pending JP2024034401A (ja) 2022-08-31 2022-08-31 作業機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2024034401A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8495939B2 (en) Table saws with slidably movable fences
JP3922476B2 (ja) 卓上切断機
JP4600184B2 (ja) ガイド及びこれを備えた携帯用切断工具
JP2003145501A (ja) 左右傾斜式卓上切断機
JP2006068903A (ja) 卓上切断機
CN1951617A (zh) 切断机
CN110114178B (zh) 便携式切断机
JP7420162B2 (ja) 動力工具
JP4672438B2 (ja) 携帯工具のフック
US7971512B2 (en) Cutting devices
JP2005074695A (ja) 卓上スライド切断機
JP2024034401A (ja) 作業機
JP7103002B2 (ja) 切断機
US7174641B2 (en) Cutting tool
JP4209120B2 (ja) 切断機
JP2006069048A (ja) 卓上切断機
JP4529865B2 (ja) 帯のこ盤
JP4138234B2 (ja) 丸鋸盤のテーブルロック装置
JP6724491B2 (ja) 切断機
WO2023171199A1 (ja) 作業機
JP4943962B2 (ja) スライド型切断機
JP2013078864A (ja) 携帯用切断機
JP7127377B2 (ja) 電動工具
JP4626128B2 (ja) 携帯用電気切断機
JP5760602B2 (ja) スライド式卓上切断機