JP2024034262A - 通電遮断装置、画像形成装置、および電気機器 - Google Patents

通電遮断装置、画像形成装置、および電気機器 Download PDF

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Abstract

【課題】直流が印加されても、通電を遮断して、装置を安全に停止させることができる通電遮断装置を提供する。【解決手段】通電遮断装置100は、1次側から入力された交流を直流に変換して、2次側から出力する変換回路62と、変換回路62の1次側への通電を制御する通電制御部65と、通電制御部65と直列に設けられた通電遮断部66と、変換回路62の2次側の出力により制御され、通電遮断部66に近接して設けられた発熱体67とを備える。通電遮断部66は、発熱体67によって加熱された際、変換回路62の1次側への通電を遮断する。【選択図】図2

Description

本開示は、通電を遮断する通電遮断装置と、この通電遮断装置を備えた画像形成装置および電気機器に関する。
従来、複写機、プリンタ等の電子写真方式の画像形成装置に用いられる定着装置では、未定着のトナー像が形成された用紙を加圧および加熱することで、トナー像の定着が行われる。定着装置では、用紙を加熱するためのヒータが設けられ、ヒータの制御に異常が生じた場合を想定した対策が施されている(例えば、特許文献1)。
特開2017-90570号公報
従来の定着装置は、定着ベルトと、定着ベルトの外周面に接触する加圧体と、定着ベルトを加熱する熱源と、定着ベルトの温度を検知する温度検知部と、温度検知部の検知結果に基づいて、熱源への電力供給の間欠通電を制御するスイッチング部と、熱源へと供給される電流が所定の電流閾値を超える異常状態の場合に、熱源への通電を遮断する過電流保護部とを備える。
上述した定着装置では、過電流保護部としてヒューズを用いているが、電流閾値を超えた過電流が検知されたときに、自己発熱してヒューズが溶断するだけであって、ヒューズ自体を加熱して、意図的に通電を遮断させることは考慮されていない。
ところで、画像形成装置や電気機器では、様々な環境に設置できるようにすることが求められており、一般的に交流電源に接続されることが多い。このような機器の動作においては、直流(DC)を用いることが好ましい場合もあり、装置内部では、入力された交流(AC)を直流に変換している。しかしながら、人為的なミスによって、直流電源に接続されることも懸念されるので、このような場合に速やかに通電を遮断することが求められている。
本開示は、上記の課題を解決するためになされたものであり、直流が印加されても、通電を遮断して、装置を安全に停止させることができる通電遮断装置、画像形成装置、および電気機器を提供することを目的とする。
本開示に係る通電遮断装置は、1次側から入力された交流を直流に変換して、2次側から出力する変換回路と、前記変換回路の1次側への通電を制御する通電制御部と、前記通電制御部と直列に設けられた通電遮断部と、前記変換回路の2次側の出力により制御され、前記通電遮断部に近接して設けられた発熱体とを備えた通電遮断装置であって、前記通電遮断部は、前記発熱体によって加熱された際、前記変換回路の1次側への通電を遮断することを特徴とする。
本開示に係る通電遮断装置では、前記変換回路の1次側に入力された電圧を検知する電圧検知部を備え、前記通電制御部は、ONとOFFとを切り替え可能とされ、前記通電遮断部は、通常時にONとされ、前記発熱体は、前記電圧検知部によって、前記変換回路の1次側に直流が入力されたことを検知した際、前記通電遮断部を加熱する構成としてもよい。
本開示に係る通電遮断装置では、前記通電遮断部は、ペレット型の温度ヒューズとされている構成としてもよい。
本開示に係る通電遮断装置では、前記通電遮断部と前記発熱体とは、一体的な構造とされている構成としてもよい。
本開示に係る通電遮断装置では、前記通電制御部と前記通電遮断部とは、互いに異なる基板に取り付けられている構成としてもよい。
本開示に係る画像形成装置は、本開示に係る通電遮断装置を備えていることを特徴とする。
本開示に係る電気機器は、本開示に係る通電遮断装置を備えていることを特徴とする。
本開示によると、誤って1次側に直流が印加されたことで、通電制御部で通電を制御できなくなった場合に、発熱体によって加熱して通電遮断部を動作させることで、通電を遮断し、装置を安全に停止させることができる。また、通電遮断部を設けて、直流への対策がなされているので、大型で高価なAC/DC両用タイプのリレーを設ける必要がなく、省スペース化、低コスト化を図ることができる。
本開示の実施の形態に係る画像形成装置の概略側面図である。 通電遮断装置の概略を示す回路構成図である。 画像形成装置の概略構成を示す概略構成図である。 通電状態の通電遮断部を示す模式断面図である。 遮断状態の通電遮断部を示す模式断面図である。 一体的な構造とされた通電遮断部および発熱体を示す模式説明図である。 画像形成装置の起動時における通電遮断装置の処理フローを示すフロー図である。
以下、本開示の実施の形態に係る画像形成装置について、図面を参照して説明する。
図1は、本開示の実施の形態に係る画像形成装置の概略側面図である。
本開示の実施の形態に係る画像形成装置1は、画像形成を行う本体部と、上部に設けられた原稿読取部44および原稿搬送部45と、下部に設けられた給紙装置50とを備える。給紙装置50は、装置本体52と、装置本体52に挿入される給紙カセット51とで構成されている。
原稿読取部44は、原稿が載置される原稿載置台43が上面に設けられており、原稿載置台43上の原稿の画像を読み取り、画像データを作成して画像形成装置1に伝達する。原稿搬送部45は、原稿載置台43の上に自動で原稿を搬送する。また、原稿搬送部45は、画像形成装置1に対して回動自在に取り付けられており、回動させて原稿載置台43の上を開放することで、原稿を手置きで載置することができる。
画像形成装置1の本体部には、光走査部11、現像装置12、感光体ドラム13、クリーニング装置14、帯電器15、中間転写ベルト21、定着装置17、排紙トレイ39、および用紙搬送経路R1が設けられており、外部や原稿読取部44から伝達された画像データに応じて、所定の用紙に対して多色および単色の画像を形成する。
画像形成装置1において扱われる画像データは、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各色を用いたカラー画像に応じたものである。従って、現像装置12、感光体ドラム13、帯電器15、クリーニング装置14は、各色に応じた4種類の潜像を形成するようにそれぞれ4個ずつ設けられ、それぞれブラック、シアン、マゼンタ、イエローに設定され、これらによって4つの画像ステーションPa、Pb、Pc、Pdが構成されている。
感光体ドラム13は、画像形成装置1の略中央に配置されている。帯電器15は、感光体ドラム13の表面(周面)を所定の電位に均一に帯電させる。光走査部11は、感光体ドラム13の表面を露光して静電潜像を形成する。現像装置12は、感光体ドラム13の表面の静電潜像を現像して、感光体ドラム13の表面にトナー像を形成する。上述した一連の動作によって、各感光体ドラム13の表面に各色のトナー像が形成される。クリーニング装置14は、現像および画像転写の後に感光体ドラム13の表面の残留トナーを除去および回収する。
中間転写ベルト21は、矢符Cの方向へ周回移動し、中間転写ベルトクリーニング装置25によって残留トナーを除去および回収され、各感光体ドラム13の表面に形成された各色のトナー像が順次転写して重ね合わされて、中間転写ベルト21の表面にカラーのトナー像が形成される。
画像形成装置1は、転写ローラ26aを含む2次転写装置26をさらに備えている。転写ローラ26aは、中間転写ベルト21との間にニップ域が形成されており、用紙搬送経路Sを通じて搬送されて来た用紙をニップ域に挟み込んで搬送する。用紙は、ニップ域を通過する際に、中間転写ベルト21の表面のトナー像が転写される。
画像形成装置1は、給紙カセット51に蓄積された用紙を用いて画像形成を行う。給紙装置50は、光走査部11の下側に設けられている。また、排紙トレイ39は、原稿読取部44の下方に設けられており、画像形成済みの用紙を載置するためのトレイである。
用紙は、ピックアップローラ33により給紙カセット51から引き出されて、S字状の用紙搬送経路R1に供給される。用紙搬送経路R1に沿って、さらに、搬送ローラ35、レジストローラ34、2次転写装置26、定着装置17、および排紙ローラ36が配置されている。
レジストローラ34は、給紙カセット51から搬送されている用紙を一旦保持し、感光体ドラム13上のトナー像の先端と用紙の先端とを合わせるタイミングで用紙を転写ローラ26aに搬送する。搬送ローラ35は、用紙の搬送を促進補助するための小型のローラである。
定着装置17は、未定着のトナー像が形成された用紙を受け取り、加熱ローラ31と加圧ローラ32との間に、用紙を挟み込んで加熱および加圧し、用紙上のトナー像を定着させる。定着装置17には、加熱ローラ31を加熱する加熱部64(後述する図2参照)が設けられている。定着後の用紙は、排紙ローラ36によって排紙トレイ39上に排出される。
また、用紙の表面だけでなく、裏面に画像形成を行う場合は、用紙を排紙ローラ36から反転経路Rrへと逆方向に搬送して、用紙の表裏を反転させ、用紙をレジストローラ34へと再度導き、表面と同様にして裏面に画像形成を行い、用紙を排紙トレイ39へと搬出する。
画像形成装置1は、1次側から入力された交流を直流に変換して、2次側から出力する変換回路62(後述する図2参照)と、変換回路62の1次側への通電を制御する通電制御部65と、通電制御部65と直列に設けられた通電遮断部66とを有する通電遮断装置100を備えている。通電制御部65は、本体部であって、例えば、定着装置17の近傍に設けられた基板に取り付けられている。また、通電遮断部66は、給紙装置50に設けられた基板に取り付けられている。通電制御部65と通電遮断部66とは、配線等によって適宜接続すればよい。
次に、変換回路62、通電制御部65、および通電遮断部66を有する通電遮断装置100について、図2を参照して説明する。
図2は、通電遮断装置の概略を示す回路構成図であって、図3は、画像形成装置の概略構成を示す概略構成図である。
通電遮断装置100は、各部に電力を供給する電源回路と一体に構成されており、電源61と負荷63との間に変換回路62が設けられている。以下では説明のため、変換回路62について、電源61に接続される側を1次側と呼び、負荷63に接続される側を2次側と呼ぶことがある。
電源61は、画像形成装置1の外部に設けられており、コンセント等の端子を介して画像形成装置1に接続される。画像形成装置1に接続される電源61としては、交流電源が想定されており、誤って直流電源が接続された場合については、後述する図6を参照して説明する。負荷63は、画像形成装置1の各部に設けられており、直流によって動作させる部分とされている。
変換回路62は、電流を整流する整流部62aと、電圧を変圧する変圧部62bとを備えている。整流部62aは、例えば、ダイオードなどの電子部品を接続して構成すればよく、一般的な整流回路とされている。変圧部62bは、例えば、コイルなどで構成されている。変換回路62では、整流部62aおよび変圧部62bの機能によって、1次側に入力された交流を直流に変換し、所望する電圧に調整して2次側から出力する。
変換回路62の1次側では、変換回路62と並列にして、電源61に加熱部64が接続されている。加熱部64は、ヒータランプ64aとサーモスタット64bとで構成されている。ヒータランプ64aは、供給された電力によって発熱する。サーモスタット64bは、ヒータランプ64aへの電力供給の間欠通電を制御する。また、加熱部64には、自身の温度を検知するセンサが設けられている。加熱部64については、上述した構成に限らず、発熱する部材として、異なるものを適宜用いてもよい。
電源61と加熱部64との間には、直列に接続された通電制御部65および通電遮断部66が設けられている。通電制御部65は、可動端子65aとコイル65bとで構成されている。可動端子65aは、例えば、バネ等によって付勢されて、接点が離間する(OFF)ように構成されている。そして、コイル65bに電流を流すと、可動端子65aが引き寄せられ、接点が短絡する(ON)。つまり、通電制御部65は、コイル65bに電流を流すかどうかによって、ONとOFFとを切り替え可能な構成とされている。
通電遮断部66は、常時ONとされた温度ヒューズとされている。通電遮断部66の近傍には、発熱体67が設けられている。発熱体67によって加熱されると、通電遮断部66は、OFFになる。なお、通電遮断部66の詳しい構造については、後述する図4Aおよび図4Bを参照して説明する。
上述したように、電源61に対して、加熱部64、通電制御部65、および通電遮断部66が直列に接続されているので、通電制御部65がONであっても、通電遮断部66がOFFになると、加熱部64への通電は遮断される。
変換回路62の2次側には、負荷63と並列にして、動作制御部71が接続されている。動作制御部71は、各部に対して指示する信号を出力する。上述した発熱体67は、動作制御部71から出力された信号によって、ONとOFFとを切り替える。また、動作制御部71は、変換回路62の1次側に入力された電圧を検知する電圧検知部72の機能を兼ね備えている。通電遮断装置100は、電圧検知部72が検知した電圧によって、変換回路62の1次側に入力されているのが、交流および直流のいずれであるかを判定する。変換回路62の1次側から電圧検知部72へ入力された電圧を伝える信号や、動作制御部71から発熱体67に指示する信号については、適宜対応する回路を設けて、各部へ伝達する構成とすればよい。
電圧検知部72では、具体的に、電圧の波形に基づくゼロクロス信号が出力されているかどうかを検知している。電源61から交流が供給されると、電圧は周期的に正負が切り替わる波形となる。電圧の正負が切り替わるタイミングで電圧はゼロとなり、この瞬間を検知した信号をゼロクロス信号と称する。ゼロクロス信号が出力されていると、交流が流れていると判定できる。逆に、ゼロクロス信号が出力されない場合は、電圧の正負が切り替わらない状態なので、直流が流れていると判定できる。なお、これに限定されず、ゼロクロス信号以外に基づいて、交流が流れていることを判定する構成としてもよく、電圧ではなく電流の向きに基づいて判定する構成としてもよい。
次に、通電遮断部66の詳細な構造について、図4Aおよび図4Bを参照して説明する。
図4Aは、通電状態の通電遮断部を示す模式断面図であって、図4Bは、遮断状態の通電遮断部を示す模式断面図である。なお、図4Aおよび図4Bでは、図面の見易さを考慮して、ハッチングを省略している。
図4Aおよび図4Bでは、通電遮断部66の一例として、ペレット型の温度ヒューズを示している。通電遮断部66では、金属ケース66cの一方の端部に第1端子66aが取り付けられ、金属ケース66cの他方の端部に第2端子66bが取り付けられている。金属ケース66cの第2端子66b側には、感温ペレット66gが封入されており、温度が所定の動作温度以上になると、感温ペレット66gが軟化溶融または昇華することで、第1端子66aと第2端子66bとの間の導通が遮断される。以下では説明のため、感温ペレット66gが溶融する前であって、第1端子66aと第2端子66bとの間で通電している状態を通電状態(ON)と呼び、感温ペレット66gが溶融した後であって、第1端子66aと第2端子66bとの間の導通が遮断されている状態を遮断状態(OFF)と呼ぶことがある。
金属ケース66cの内部には、感温ペレット66gの他に、第1端子66aの一部と、第1バネ66hと、接点板66eと、第2バネ66iと、当接板66fとが収容されている。第1端子66aは、先端を金属ケース66cの内部に挿入されており、絶縁性の絶縁部材66dを介して金属ケース66cに固定されている。接点板66eは、金属ケース66cの内部に接して導通している。
図4Aに示す通電状態において、接点板66eは、第1端子66aの先端に当接しており、当接板66fは、感温ペレット66gに当接している。第1バネ66hは、一端が絶縁部材66dに当接し、他端が接点板66eに当接している。第2バネ66iは、一端が接点板66eに当接し、他端が当接板66fに当接している。第1バネ66hは、接点板66eを第2端子66b側に押圧するように付勢しているのに対し、第2バネ66iは、接点板66eを第1端子66a側に押圧するように付勢している。ここで、第2バネ66iの付勢力の方が第1バネ66hの付勢力よりも強いため、通電状態において、接点板66eは、第1端子66aの先端に押し当てられている。このように、通電状態では、接点板66eが第1端子66aの先端に当接しているため、接点板66eおよび金属ケース66cを介して、第1端子66aと第2端子66bとの導通が成り立っている。
通電遮断部66が加熱されると、図4Bに示す遮断状態のように、感温ペレット66gが軟化溶融または昇華する。そして、当接板66fを押さえていた感温ペレット66gが無くなるため、圧縮されていた第1バネ66hおよび第2バネ66iが伸びる。その結果、接点板66eが第1端子66a先端から離間し、第1端子66aと第2端子66bとの導通が遮断される。上述したように、通電遮断部66は、動作(溶断)するまで、通電状態を維持し続ける構成とされている。このように、物理的に接点を遮断するペレット型の温度ヒューズを用いることで、通電を遮断する動作での信頼性を高めることができる。
図5は、一体的な構造とされた通電遮断部および発熱体を示す模式説明図である。
図5では、通電遮断部66と発熱体67とを組み合わせた構造を示している。具体的に、発熱体67は、通電遮断部66の感熱部(例えば、金属ケース66c)に巻き付けられている。このように、発熱体67が通電遮断部66に一体に固定されているので、互いの位置精度に基づく、温度ズレを解消することができる。また、動作済みの通電遮断部66を発熱体67と併せて容易に交換することができる。なお、通電遮断部66および発熱体67は、上述した構造に限定されず、両者を分離させた構造としてもよい。
次に、画像形成装置1を起動した際の通電遮断装置100の動作について、図6を参照して説明する。
図6は、画像形成装置の起動時における通電遮断装置の処理フローを示すフロー図である。
図6に示す処理フローにおいて、処理開始時に画像形成装置1は、停止した状態とされている。画像形成装置1は、電源61を接続していない際に、停止しているだけでなく、電源61に接続している際でも、動作していない状態が所定時間以上経過すると、各部を一時的に停止させたスリープ状態に移行しており、スリープ状態では、通電制御部65をOFFにする。
ステップS001では、通電制御部65をONにする。画像形成装置1は、例えば、起動(動作)する旨の指示を受けた際、通電制御部65をONにして自身を起動させる。上述したように、通電制御部65をONにする際は、コイル65bに流す電流を制御して、可動端子65aを短絡させるように指示すればよい。
ステップS002では、本体起動処理を実施する。本体起動処理では、各部を起動させ、その動作確認等を行う。
ステップS003では、動作制御部71によって、本体が動作中かどうかを判定する。ここでは、画像形成装置1の各部が動作している状態かどうかに基づいて判定する。画像形成装置1では、ユーザの操作等によって指示を受けると、本体を停止させる。また、上述したスリープ状態に移行していると、本体が停止していると判定される。その結果、本体が動作中であると判定された場合(ステップS003:Yes)には、ステップS004へ進む。一方、本体が動作中でないと判定された場合(ステップS003:No)には、ステップS005へ進む。
ステップS004では、通電制御部65をOFFにする。上述したように、通電制御部65をOFFにする際は、コイル65bに流す電流を制御して、可動端子65aを開放させるように指示すればよい。通電制御部65がOFFになると、加熱部64が停止するので、この後は、ステップS010へ進み、動作終了処理を実施する。
ステップS005では、変換回路62の1次側に交流が流れているかどうかを判定する。上述したように、本実施の形態では、ゼロクロス信号が出力されている際、交流が流れていると判定する。その結果、交流が流れている場合(ステップS005:Yes)には、ステップS003へ戻る。つまり、本体が動作している間、交流が流れているかどうかを監視している。一方、交流が流れていない場合(ステップS005:No)には、ステップS006へ進む。
ステップS006では、通電制御部65をOFFにする。ここで、指示した通りに、通電制御部65がOFFになると、加熱部64が停止するので、ステップS004と同様にして、ステップS010へ進んでもよい。しかしながら、変換回路62の1次側に直流が流れており、電圧が高いと、指示した通りに、通電制御部65がOFFにならない場合がある。例えば、開放された接点間にアーク放電が生じ、その際の発熱によって接点が融着し、通電を遮断出来ないといった現象が挙げられる。この際には、処理フローの通りにステップS007へ進めばよい。
ステップS007では、動作制御部71によって、発熱体67をONにする。上述したように、発熱体67をONにして、通電遮断部66が動作温度よりも温められると、通電を遮断するように動作する。そして、通電遮断部66によって、通電が遮断されると、加熱部64が停止する。
ステップS008では、加熱部64の温度が閾値を下回っているかどうかを判定する。上述したように、通電遮断部66が動作すると、加熱部64は停止して温度が下降する。加熱部64の温度が閾値を下回っている場合(ステップS008:Yes)には、ステップS009へ進む。一方、加熱部64の温度が閾値を下回っていない場合(ステップS008:No)には、ステップS007へ戻る。つまり、通電が遮断されていないので、加熱部64が動作しているため、通電遮断部66が動作するまで温めるように、発熱体67での加熱を継続させる。
ステップS009では、動作制御部71によって、発熱体67をOFFにする。本実施の形態では、指示に応じてONとOFFとを切り替える発熱体67を用いたが、これに限定されず、PTCヒータなど、自身で温度調整を行う発熱体67を用いてもよい。この際には、ONになっていても、所定の温度を超えないように動作し、安全性が確保されているので、ステップS009を省略してもよい。
ステップS010では、動作終了処理を実施する。本体起動処理では、各部を停止させ、その確認等を行う。ステップS010の後は、処理を終了する。
上述したように、誤って1次側に直流が印加されたことで、通電制御部65で通電を制御できなくなった場合に、発熱体67によって加熱して通電遮断部66を動作させることで、通電を遮断し、装置を安全に停止させることができる。また、通電遮断部66を設けて、直流への対策がなされているので、大型で高価なAC/DC両用タイプのリレーを設ける必要がなく、省スペース化、低コスト化を図ることができる。
また、発熱体67は、電圧検知部72によって、変換回路62の1次側に直流が入力されたことを検知した際、通電遮断部66を加熱する構成とされている。このように、通電遮断部66は、異常時にだけOFFになればよいので、不可逆特性のある簡素な部品を用いることができる。
上述したように、通電制御部65と通電遮断部66とは、互いに異なる基板に取り付けられている。通電制御部65と通電遮断部66と分離して配置でき、設計の自由度を向上させることができる。そのため、発熱体67以外の要因による加熱が生じにくい箇所に、通電遮断部66を配置することで、誤動作を防止することができる。
本実施の形態では、画像形成装置1を挙げて説明したが、これに限定されず、通電遮断装置100は、例えば、ACモータを用いた産業機器や工場設備等の電気機器に取り入れてもよい。
なお、今回開示した実施の形態は全ての点で例示であって、限定的な解釈の根拠となるものではない。従って、本開示の技術的範囲は、上記した実施の形態のみによって解釈されるものではなく、特許請求の範囲の記載に基づいて画定される。また、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内での全ての変更が含まれる。
1 画像形成装置
17 定着装置
61 電源
62 変換回路
63 負荷
64 加熱部
65 通電制御部
66 通電遮断部
67 発熱体
71 動作制御部
72 電圧検知部
100 通電遮断装置

Claims (7)

  1. 1次側から入力された交流を直流に変換して、2次側から出力する変換回路と、
    前記変換回路の1次側への通電を制御する通電制御部と、
    前記通電制御部と直列に設けられた通電遮断部と、
    前記変換回路の2次側の出力により制御され、前記通電遮断部に近接して設けられた発熱体とを備えた通電遮断装置であって、
    前記通電遮断部は、前記発熱体によって加熱された際、前記変換回路の1次側への通電を遮断すること
    を特徴とする通電遮断装置。
  2. 請求項1に記載の通電遮断装置であって、
    前記変換回路の1次側に入力された電圧を検知する電圧検知部を備え、
    前記通電制御部は、ONとOFFとを切り替え可能とされ、
    前記通電遮断部は、通常時にONとされ、
    前記発熱体は、前記電圧検知部によって、前記変換回路の1次側に直流が入力されたことを検知した際、前記通電遮断部を加熱すること
    を特徴とする通電遮断装置。
  3. 請求項2に記載の通電遮断装置であって、
    前記通電遮断部は、ペレット型の温度ヒューズとされていること
    を特徴とする通電遮断装置。
  4. 請求項1に記載の通電遮断装置であって、
    前記通電遮断部と前記発熱体とは、一体的な構造とされていること
    を特徴とする通電遮断装置。
  5. 請求項1に記載の通電遮断装置であって、
    前記通電制御部と前記通電遮断部とは、互いに異なる基板に取り付けられていること
    を特徴とする通電遮断装置。
  6. 請求項1に記載の通電遮断装置を備えた画像形成装置。
  7. 請求項1に記載の通電遮断装置を備えた電気機器。
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