JP2024034230A - 画像形成装置、補正チャート及び方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像の光量むらを補正するための改善された仕組みを提供すること。【解決手段】画像形成装置は、感光体及び露光ヘッドを含む画像形成部と、補正チャートの読取画像を用いて前記露光ヘッドの光量むらを補正するための補正データを生成する生成部と、前記補正データに基づいて、前記画像形成部へ入力される画像データを補正する補正部と、を備える。前記露光ヘッドは、各々が前記第1方向に並ぶ発光素子の配列を有する複数の発光チップを含む。前記補正チャートは、前記第1方向に直交する第2方向に並べて配置される複数の領域と、前記第2方向において前記複数の領域の両側にそれぞれ配置される第1及び第2基準マークと、を含む。前記生成部は、前記第1及び第2基準マークの位置に基づいて前記複数の発光チップによりそれぞれ形成された部分領域を判定し、部分領域ごとの濃度の測定結果に基づいて前記補正データを生成する。【選択図】図11

Description

本開示は、画像形成装置、補正チャート及び方法に関する。
電子写真方式の画像形成装置の一種として、レーザ光ではなくLED(例えば、有機EL素子)が発する光で感光ドラムを露光して潜像を形成する、固体露光方式の装置が一般的に知られている。この種の装置の露光ヘッドは、感光ドラムの軸方向と平行に配列される複数の発光素子を含む発光素子群と、発光素子群からの光を感光ドラムの表面上に結像させるロッドレンズアレイとを含む。特許文献1は、固体露光方式の画像形成装置において、発光素子群を各々有する複数の発光チップの間の光量差に起因する画像のむら(光量むら)を、テストチャートの読取結果に基づいて補正する方法を開示している。
特開2018-1679号公報
しかしながら、特許文献1により開示された補正方法では、テストチャートに含まれる、各発光チップに対応する区間の認識精度が十分でなく、光量むらを良好に補正できない場合があった。光量むらが生じる要因には、発光チップ単位の誤差だけでなく、レンズアレイ内のレンズの誤差、及び1つの発光チップ内の回路の個体差などがあり得る。こうした局所的なむらの位置を高精度に捕捉して補正を行うためには、チャートのどの部分が露光ヘッドの各チップのどの部分に対応するのかを正確に認識できることが重要である。
上記課題に鑑み、本発明は、画像の光量むらを補正するための改善された仕組みを提供することを目的とする。
ある観点によれば、感光体、及び画像データに従って前記感光体を露光する露光ヘッドを含む画像形成部と、前記画像形成部に補正チャートの画像を形成させ、形成された当該画像を光学的に読取ることで取得される前記補正チャートの読取画像を用いて、前記露光ヘッドの光量むらを補正するための補正データを生成する生成部と、前記生成部により生成される前記補正データに基づいて、前記画像形成部へ入力される前記画像データを補正する補正部と、を備える画像形成装置が提供される。前記露光ヘッドは、前記感光体の軸方向と平行な第1方向において異なる位置に配置された複数の発光チップを含み、前記複数の発光チップの各々は少なくとも前記第1方向に並ぶ複数の発光素子の配列を含む。前記補正チャートは、前記第1方向に直交する第2方向に並べて配置され、互いに異なる階調を有する複数の領域と、前記第2方向において前記複数の領域の一方の側に配置され、前記複数の発光チップのうちの隣り合う発光チップの境界を示す少なくとも1つの第1基準マークと、前記第2方向において前記複数の領域の他方の側に配置され、前記複数の発光チップのうちの隣り合う発光チップの前記境界を示す少なくとも1つの第2基準マークと、を含む。前記生成部は、前記補正チャートの前記読取画像における前記第1基準マーク及び対応する前記第2基準マークの位置に基づいて、前記複数の領域内の前記複数の発光チップによりそれぞれ形成された部分領域を判定し、判定した部分領域ごとの濃度の測定結果に基づいて、前記補正データを生成する。
本発明によれば、画像の光量むらを補正するための改善された仕組みが提供される。
一実施形態に係る画像形成装置の概略的な構成を示す構成図。 一実施形態に係る感光体及び露光ヘッドの構成についての説明図。 一実施形態に係る露光ヘッドのプリント基板の構成についての説明図。 一実施形態に係る発光チップ及び発光チップ内の発光素子群についての説明図。 一実施形態に係る発光チップの概略的な構成を示す平面図。 一実施形態に係る発光チップの概略的な構成を示す断面図。 階段状に配列された発光素子による多重露光についての説明図。 プリント基板上の発光チップの発光を制御するための制御回路の構成図。 発光チップにおける電流の供給に関連する回路の構成を示すブロック図。 局所的な面積階調を変化させることで光量むらを補正する方法についての説明図。 一実施形態に係る補正チャートの構成についての説明図。 図11の補正チャートを使用して測定される階調-濃度特性曲線の一例を示す説明図。 1つの発光チップの軸方向に沿った光量分布の一例を示す説明図。 異常スポットの光量分布への影響についての説明図。 正常なスポット及び異常スポットの階調-濃度特性曲線を対比的に示す説明図。 一実施形態に係る光量補正部の詳細な構成を示すブロック図。
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
<1.画像形成装置の概略的な構成>
図1は、一実施形態に係る画像形成装置1の概略的な構成の一例を示している。画像形成装置1は、読取部100、作像部103、定着部104及び搬送部105を備える。読取部100は、原稿台に置かれた原稿を光学的に読み取って、読取画像データを生成する。作像部103は、例えば、読取部100によって生成された読取画像データに基づき、或いは、ネットワークを介して外部装置から受信される印刷用画像データに基づき、シートに画像を形成する。
作像部103は、画像形成部101a、101b、101c及び101dを有する。画像形成部101a、101b、101c及び101dは、それぞれ、ブラック、イエロー、マゼンタ及びシアンのトナー像を形成する。画像形成部101a、101b、101c及び101dの構成は同様であり、以下では、総称して画像形成部101ともいう。画像形成部101の感光体102は、画像形成時、図の時計回り方向に回転駆動される。帯電器107は、感光体102を帯電させる。露光ヘッド106は、画像データに従って感光体102を露光して、感光体102の表面上に静電潜像を形成する。現像器108は、感光体102の表面上の静電潜像をトナーで現像して、トナー像を形成する。感光体102の表面上に形成されたトナー像は、転写ベルト111上を搬送されるシートに転写される。4つの感光体102のトナー像を重ねてシートに転写することで、ブラック、イエロー、マゼンタ及びシアンという4つの色成分を含むカラー画像を形成することができる。
搬送部105は、シートの給送及び搬送を制御する。具体的には、搬送部105は、内部格納ユニット109a及び109bと、外部格納ユニット109cと、手差しユニット109dと、のうちの指定されたユニットから画像形成装置1の搬送路にシートを給送する。給送されたシートは、レジストレーションローラ110まで搬送される。レジストレーションローラ110は、各感光体102のトナー像がシートに転写されるように、適切なタイミングでシートを転写ベルト111上へ搬送する。上述したように、シートが転写ベルト111上を搬送されている間に、シートにトナー像が転写される。定着部104は、トナー像が転写されたシートを加熱し及び加圧することによりトナー像をシートに定着させる。トナー像の定着後、シートは排出ローラ112によって画像形成装置1の外部に排出される。転写ベルト111の対向位置には、光学センサ113が配置される。光学センサ113は、画像形成部101によって転写ベルト111上に形成されるテスト画像の色成分間の位置ズレ(色ズレ)の検出のために使用される。色ズレが検出された場合、後述する画像コントローラ800による制御の下で、画像形成部101a、101b、101c及び101dの画像形成位置が、検出された色ズレを補償するように修正される。
なお、ここでは転写ベルト111上のシートに各感光体102からトナー像が直接的に転写される例を説明したが、トナー像は、各感光体102から中間転写体を介して間接的にシートに転写されてもよい。また、ここでは複数の色のトナーを用いてカラー画像を形成する例を説明したが、本開示に係る技術は、単一の色のトナーを用いてモノクロ画像を形成する画像形成装置にも適用可能である。
<2.露光ヘッドの構成例>
図2(A)及び図2(B)は、感光体102及び露光ヘッド106を示している。露光ヘッド106は、発光素子群201と、発光素子群201が実装されるプリント基板202と、ロッドレンズアレイ203と、ロッドレンズアレイ203をプリント基板202に取付けるハウジング204と、を有する。感光体102は、円筒状の形状を有する。露光ヘッド106は、その長手方向が感光体102の軸方向D1と平行となり、ロッドレンズアレイ203が取付けられた面が感光体102の表面に対向するように配置される。感光体102が周方向D2に回転している間に、露光ヘッド106の発光素子群201は光を射出し、ロッドレンズアレイ203がその光を感光体102の表面上に集光する。
図3(A)及び図3(B)は、プリント基板202の構成の一例を示している。なお、図3(A)は、コネクタ305が実装されている面を示し、図3(B)は、発光素子群201が実装されている面(コネクタ305が実装されている面とは反対側の面)を示している。図4は、発光チップ400、及び発光チップ400内の発光素子602の配列を概略的に示している。本実施形態において、発光素子群201は、20個の発光チップ400-1~400-20に含まれる発光素子から構成される。発光チップ400-1~400-20は、軸方向D1に沿って千鳥状に配列される。より具体的には、nが奇数である場合の10個の発光チップ400-nが1ラインを、nが偶数である場合の別の10個の発光チップ400-nが別の1ラインをなし、2つのラインの周方向D2における位置は異なる。本明細書では、前者のラインの発光チップ400を奇数番目の発光チップ400、後者のラインの発光チップ400を偶数番目の発光チップ400ともいう。また、発光チップ400-1~400-20を総称して発光チップ400ともいう。プリント基板202の各発光チップ400は、コネクタ305を介して、画像コントローラ800(図8)に接続される。なお、以下では、説明の便宜上、軸方向D1に沿って並ぶ発光チップ400-1~400-20の枝番の小さい側を「左」、枝番の大きい側を「右」と称することがある。例えば、発光チップ400-1は左端の発光チップ400、発光チップ400-20は右端の発光チップである。
各発光チップ400の発光素子配列は、軸方向D1にN列(Nは2以上の整数)及び周方向D2にM行(Mは2以上の整数)からなる二次元配列である。例示的な実施形態において、N=748、M=4であってよく、この場合、各発光チップ400は計2992(=748×4)個の発光素子602を有する。20個の発光チップ400からなる発光素子群201の全体では、軸方向D1に14960個の発光素子が並ぶことになる。軸方向D1において隣接する発光素子602のピッチは、1200dpiの解像度に対応する約21.16μmであってよい。この場合、発光素子群201の全体の軸方向D1における長さは約316mm(形成可能な画像の最大幅)、各発光チップ400の軸方向D1における長さは約15.8mmとなる。各列のM個の発光素子は、4800dpiの解像度に対応する約5μmのピッチで軸方向D1にシフトされ、階段状に配置される。図4には、上下2つの発光素子のうちの下の発光素子が左へシフトされる例を示しているが、下の発光素子が右へシフトされてもよい。さらに、図4に示したように、奇数番目の発光チップ400の右端列の発光素子と、偶数番目の発光チップ400の左端列の発光素子とが、軸方向D1において重複するように配置されてもよい。同様に、奇数番目の発光チップ400の左端列の発光素子と、偶数番目の発光チップ400の右端列の発光素子とが、軸方向D1において重複するように配置されてもよい。これら発光チップ400の発光素子配列の間の間隔Lyは、例えば約105μmであってよい。このように軸方向D1において発光素子配列の配置を重複させておくことで、実装のばらつきに起因して露光可能な範囲に隙間ができる事態を回避することができる。こうした重複配置が採用される場合、通常は、重複する列のうちの一方の発光素子のみが、画像データに従って発光し得る実効的な発光素子として使用される。他方の列の発光素子は、画像データに関わらず使用されなくてよい。なお、軸方向D1において重複して配置される列の数又は発光素子の数は、上述した例(1列4画素)に限定されず、任意の数であってよい。
図5は、発光チップ400の概略的な構成を示す平面図である。各発光チップ400の複数の発光素子602は、例えば、シリコン基板である発光基板402の上に形成される。また、発光基板402には、複数の発光素子602を駆動するための回路部406が設けられる。複数のパッド408は、画像コントローラ800と通信するための信号線や、電源に接続するための電源線や、グラウンドに接続するためのグラウンド線を回路部406へ接続するために使用される。信号線や、電源線や、グラウンド線は、例えば、金でできたワイヤであってよい。
図6は、図5のA-A線での断面の一部を示している。発光基板402上には複数の下部電極504が形成される。下部電極504の上には発光層506が設けられ、発光層506の上には上部電極508が設けられる。上部電極508は、複数の下部電極504に対する1つの共通電極である。下部電極504と上部電極508との間に電圧が印加されると、下部電極504から上部電極508に電流が流れることで発光層506が発光する。したがって、1つの下部電極504と、当該下部電極504に対応する発光層506及び上部電極508の部分領域が1つの発光素子602を構成する。図中のdxは、隣接する2つの下部電極504の間の間隔である。dzは、下部電極504と上部電極508との間の間隔である。dzに対してdxを大きくすることで、隣接する下部電極504の間のリーク電流を抑え、発光すべきでない発光素子602が誤って発光することを防止することができる。
本実施形態では、各発光素子602は有機EL(Electro-Luminescence)素子として構成されるものとする。例えば、発光層506に有機EL膜を使用することができる。他の実施形態において、発光層506に無機EL膜を使用することで、各発光素子602が無機EL素子として構成されてもよい。概して、各発光素子602は任意の種類のLED(Light-Emitting Diode)であってよい。
上部電極508は、発光層506の発光波長を透過させるように、例えば、酸化インジウム錫(ITO)などの透明電極で構成される。図6の例では、上部電極508の全体が発光層506の発光波長を透過させているが、必ずしも上部電極508の全体が発光波長を透過させなくてもよい。具体的には、各発光素子602からの光が通過する部分領域が発光波長を透過させればよい。
なお、図6では、1つの連続的な発光層506が形成されているが、下部電極504の幅と同等の幅を各々有する複数の発光層506が下部電極504の上にそれぞれ形成されてもよい。また、図6では、上部電極508が複数の下部電極504に対する1つの共通電極として形成されているが、下部電極504の幅と同等の幅を各々有する複数の上部電極508が下部電極504のそれぞれに対応して形成されてもよい。また、各発光チップ400の下部電極504のうち第1の複数の下部電極504が第1の発光層506により覆われ、第2の複数の下部電極504が第2の発光層506により覆われてもよい。同様に、各発光チップ400の下部電極504のうち第1の複数の下部電極504に対応して第1の上部電極508が共通に形成され、第2の複数の下部電極504に対応して第2の上部電極508が共通に形成されてもよい。これらのような構成においても、1つの下部電極504と、当該下部電極504に対応する発光層506及び上部電極508の領域が1つの発光素子602を構成する。
<3.多重露光>
発光素子602として有機EL素子を用いることで、装置の小型化及び低コスト化が容易となる反面、単一の有機EL素子が発することのできる光量は、所望の濃度の画像を形成するためには不十分となることがある。そこで、本実施形態では、感光体102の周方向に並ぶ複数の発光素子602を逐次的に発光させることで感光体102上の各画素領域(スポット領域)を多重的に露光する多重露光技術を取り入れる。
図7は、階段状に配列された発光素子による多重露光についての説明図である。上述したように、本実施形態において、発光素子配列の各列のM個の発光素子602は一定のピッチで階段状に配列され得る。ここでは、M=4である場合の発光素子の配置の例が部分的に示されている。図中のRj_m(j={1,2,...,N}、m={0,1,2,3})は、軸方向に左からj列目、周方向に下からm行目の発光素子602を表す。図中のW1は軸方向における発光素子602の幅、W2は周方向における発光素子602の幅を表す。d1は軸方向において隣り合う発光素子602の間の間隔、d2は周方向において隣り合う発光素子602の間の間隔を表す。d1及びd2は、上述した電極間距離dxを2つの座標軸に分けて表したものであり、いずれも上部電極と下部電極との間の間隔dzより広くなるように決定される。発光素子602の軸方向の最小のピッチd3は、上述したように、約5μm(4800dpi相当)であってよい。
図7の例のように各列の4個の発光素子が階段状に配列されることで、それら4個の発光素子のうちの隣り合うどの2つの発光素子も、軸方向において部分的に重複する範囲を占める。そして、入力画像データの各画素位置に対応する列の4個の発光素子が感光体102が回転している間に逐次的に発光することにより、各画素位置に対応するスポットが感光体102の表面上に形成される。図7の例では、入力画像データのi番目のラインの左端の画素値が発光オンを示している場合、発光素子R1_1、R1_2、R1_3、R1_4が感光体102の表面上のラインLにそれぞれ対向するタイミングで逐次的に発光する。その結果、ラインLの左端のスポット領域が多重的に露光され、対応するスポットSPが形成される。同様に、入力画像データのi番目のラインの左からj番目の画素値が発光オンを示している場合、発光素子Rj_1、Rj_2、Rj_3、Rj_4が感光体102の表面上のラインLにそれぞれ対向するタイミングで逐次的に発光する。その結果、ラインLの左からj番目のスポット領域が多重的に露光され、対応するスポットSPが形成される。周方向の発光素子のピッチを約21.16μm、シートの搬送速度を200mm/sとすると、各ラインが1つの発光素子Rj_mにより露光される周期(ライン周期)は、約105.8μsであり得る。このように、20個の発光チップ400の各列の4個の発光素子が適切なタイミングで逐次的に発光することで、感光体102の表面上に、一定のスポット間隔を有し互いに部分的に重複する一連のスポットからなる、滑らかな静電潜像のラインが形成され得る。そして、そうしたラインが周方向に連続的に形成される結果として、2次元の静電潜像が生み出される。
なお、以下の説明において、M個の発光素子602の発光による多重露光の結果として静電潜像のスポットが形成されるスポット領域を"露光ドット"、発光素子602が発光しないためにスポットが形成されないスポット領域を"非露光ドット"ともいう。
<4.制御回路の構成>
図8は、プリント基板202上の発光チップ400の発光を制御するための制御回路の構成の一例を示している。なお、ここでは、説明の簡明さのために、単一の色成分についての処理を説明するが、実際には、同様の処理が4つの色成分について並列的に行われるものとする。画像コントローラ800は、複数の信号線805~809を介して、プリント基板202上の発光チップ400の各々と接続される。チップセレクト信号線805は、画像データの有効範囲を表すチップセレクト信号CSを搬送する。クロック信号線806は、クロック信号CLKを搬送する。データ信号線807は、画像データDATAを搬送する。同期信号線808は、画像データのライン周期を識別するためのライン同期信号Lsyncを搬送する。通信信号線809は、制御信号CTLを搬送する。
画像データ生成部801は、読取部100又は外部装置から受信される画像データに対して画像処理を行って、プリント基板202上の発光チップ400の発光素子602の発光のオン・オフを制御するための二値のビットマップ形式の画像データを生成する。ここでの画像処理は、例えば、ラスタ変換、及びハーフトーン処理(例えば、ディザリング)を含み得る。ハーフトーン処理後の画像データは、形成すべき画像を構成する画素位置の各々について、対応するM個の発光素子602を発光させるか否かを示すビットの集合である。ある画素位置のビットが「発光」を示す場合、感光体102の表面上の対応するスポット領域は露光ドットとなる。当該ビットが「非発光」を示す場合、対応するスポット領域は非露光ドットとなる。画像データ生成部801は、生成した画像データを、光量補正部802へ出力する。
光量補正部802は、画像データ生成部801から入力される画像データに対し、CPU811により生成される補正データに基づいて、露光ヘッド106の光量むらを補正するための補正処理を行う。そして、光量補正部802は、補正後の画像データをチップデータ変換部803へ出力する。光量補正部802により行われる光量むらの補正について、後に詳しく説明する
チップデータ変換部803は、ライン同期信号Lsyncにより識別される各ライン周期において、光量補正部802から入力される画像データの対応する読出し範囲内の画素値を読出し、読出した画素値を示す画像データをデータ信号線807へ送出する。画像データDATAは、例えば、20個の発光チップ400の発光素子602にそれぞれ対応する画素値のシーケンスである。チップデータ変換部803は、チップセレクト信号CSによって、画像データDATAの各部分をどの発光チップ400が受け取るべきかを指定する。チップデータ変換部803は、個々の信号値の送受信のタイミングを各発光チップ400と同期させるために、クロック信号CLKを生成して各発光チップ400に供給する。
同期信号生成部804は、画像データのラインの区切りを判定し、ライン同期信号Lsyncを生成して、生成したライン同期信号Lsyncを同期信号線808へ供給する。
プリント基板202の格納部810は、各発光チップ400による発光を制御するための制御データを記憶するメモリ又はレジスタである。後に説明するように、格納部810に格納される制御データは、例えば、供給電流量に関する設定値及び後述する補正データを含み得る。
各発光チップ400は、ライン同期信号Lsyncにより識別される各ライン周期において、チップデータ変換部803から入力される光量補正後の画像データに従って発光素子602の各々を駆動する。例えば、各発光チップ400は、チップセレクト信号CSが自チップ向けのデータ受信タイミングを示す場合に、データ信号線807を介して画像データDATAのうちの自チップ向けの部分を受信する。そして、各発光チップ400は、受信した画像データに含まれる画素値に従って、M行N列の発光素子配列の各発光素子602を駆動させる。
CPU811は、画像形成装置1の全体を制御する。例えば、CPU811は、上述した画像データの生成、光量補正、ライン同期信号の生成、及びプリント基板202への画像データの送出を制御する。また、本実施形態において、CPU811は、ユーザインタフェースを介する指示に応答して、補正チャートを用いたキャリブレーションを実行する。具体的には、CPU811は、画像形成部101に補正チャートの画像をシートに形成させる。また、補正チャートの画像が形成されたシートが読取部100にセットされると、CPU811は、当該シート上の補正チャートの画像を、読取部100に光学的に読取らせる。そして、CPU811は、読取りの結果として取得される補正チャートの読取画像を用いて、露光ヘッド106の光量むらを補正するための補正データを生成する。したがって、本実施形態において、CPU811は、補正データを生成する生成部として機能する。CPU811により生成され得る補正データの例について、後に詳しく説明する。
図9は、発光チップ400における電流の供給に関連する回路の構成を示すブロック図である。各発光チップ400は、デジタルアナログ変換器(D/A)901、複数の(図9の例では、5個の)基準電流源902-1~902-5、及び複数の発光素子602を含む。各発光素子602は、当該発光素子602の軸方向の位置に依存して、基準電流源902-1~902-5のいずれか1つから電流を供給される。したがって、各発光チップ400の発光素子602を5つのグループにグループ化することができる。
D/A901は、CPU811によって設定される基準電流の設定値を示すデジタル値をデジタル-アナログ変換して、設定値に応じた電圧を有するアナログ信号を各基準電流源902へ出力する。基準電流の設定値は、上述した格納部810に事前に格納され、CPU811により読出されて、D/A901へ出力される。基準電流源902-1~902-5の各々は、D/A901から入力されるアナログ信号の電圧に応じた基準電流を、対応するグループの発光素子602へ供給する。なお、各発光チップ400に設けられる基準電流源902の数は、上述した例に限定されず、チップ内の配線の長さ又は基準電流源902の駆動能力に依存して任意の数であってよい。
<5.光量むらの補正>
<5-1.光量むらの要因>
固体露光方式の画像形成装置において光量むらを引き起こす要因の例は、次のものを含み得る:
・ロッドレンズアレイにおけるレンズの製造ばらつきに起因する光学的な誤差
・電流源及び回路の個体差に起因する発光素子への供給電流量の誤差
・スポットサイズの変動に起因する濃度の誤差
レンズの製造ばらつきに起因する光学的な誤差は、発光チップ400の長手方向(感光体102の軸方向)のどの位置にも発生する可能性があり、局所的な光量むらを引き起こす。電流源の個体差に起因する供給電流量の誤差は、各基準電流源902から電流を供給される発光素子602のグループ単位で発生し得る。但し、発光素子602の位置に依存して回路上での電流の損失は相違し得ることから、供給電流量の誤差は、1グループ内でも必ずしも一様ではない。スポットサイズの変動は、再現すべき画像の階調値に対する濃度の特性に影響を与える。具体的には、露光ヘッド106からの光の結像面におけるスポットサイズが肥大すると、低階調域では、光量不足のために、同等の階調値に対する印刷画像の濃度がより低くなる。一方、スポットサイズが肥大すると、高階調域では、隣接スポット間のつぶれのために、同じ階調値に対する印刷画像の濃度がより高くなる。スポットサイズの変動の原因は、主に露光ヘッド106の製造時のばらつきである。以下の説明において、サイズの肥大した結像スポットを異常スポットという。異常スポットは、露光ヘッド106の長手方向における局所的な濃度むらを引き起こす。なお、形成される画像の各スポットの濃度は、対応する発光素子による露光の光量と相関することから、本明細書において、光量むら及び濃度むらという用語が互換可能に使用され得る。
<5-2.基本的な補正方法>
光量むらを補正する方法としては、発光チップ400の基準電流源902からの供給電流量を調整する方法、及び、入力画像データを局所的な面積階調を変化させるように補正する方法があり得る。本実施形態は、両者の方法が取り入れられる。2つの補正方法の組合せ方は様々であってよいが、例えば、発光チップ400間の粗い光量むらの補正を前者によって、各発光チップ400内の細かい光量むらの補正を後者によって補正することが考えられ得る。
前者の方法は、格納部810に格納される制御データのうちの供給電流量に関する設定値を書き換えることにより行われ得る。発光チップ400間の光量むらは、例えば、後述する補正チャート200を使用することなく、製品の組立て後の検査段階で測定されてもよい。例えば、全ての発光素子602を発光させた状態で、各発光素子602からの光量が測定され、発光チップ400ごとに最も測定値の低い発光素子602が選択される。そして、それぞれ選択された発光素子602からの光量が発光チップ400をまたいで一定の目標光量となるように、発光チップ400ごとの供給電流量に関する設定値(後述する調整目標値T)が決定される。決定された設定値は、それぞれの発光チップ400の格納部810に書込まれる。すると、その後の画像形成装置1における画像形成の際に、発光チップ400間の光量の相違は凡そ解消され、各発光チップ400内の光量むらを後者の方法で補正すればよいことになる。
以下、光量むらの精細な補正を可能にする後者の方法について、図10を用いて説明する。図10(A)は、補正前の画像データにより表される、ある参照画素位置の周囲の小画像IM1を一例として示している。図中の1つのマスは、1つの画素である。網掛けした画素は、対応するスポット領域が露光ドットであること、即ち対応するM個の発光素子が発光することを表す。白抜きの画素は、対応するスポット領域が非露光ドットであること、即ち対応するM個の発光素子が発光しないことを表す。ここで、小画像の左上の画素を基準として、左からx番目、上からy番目の画素位置を(x,y)と表すものとする。
図10(B)は、補正用マトリクスIM2を一例として示している。補正用マトリクスIM2は、小画像IM1と同じサイズのマトリクス(ビットマップ)であり、図中の1つのマスは1つの要素である。網掛けした要素は、キャリブレーションの結果に基づいて選択される変更画素を表す。補正用マトリクスには、光量の削減用及び光量の増加用の2種類が存在し得るが、補正用マトリクスIM2は、光量の削減用のマトリクスであるものとする。一例として、参照画素位置の光量を最大値に対して4%削減しようとする場合、合計100(=10×10)個の画素のうちの4画素が、変更画素として選択される。図10(B)の例では、画素位置(4,2)、(7,5)、(2,8)及び(8,10)の画素が変更画素として選択されている。変更画素の画素位置は、例えば、公知のブルーノイズマスク法に従って選択されてよい。
補正用マトリクスIM2において選択された変更画素と同じ位置の画素が小画像IM1において露光ドットを示す場合、光量補正部802は、当該画素を非露光ドットへ変更する(即ち、画素値を反転させる)。図10(C)は、小画像IM1を補正用マトリクスIM2を用いて補正した結果の一例を示している。図10(C)の小画像IM3では、小画像IM1において露光ドットであった画素位置(7,5)、(2,8)及び(8,10)の画素が非露光ドットへ変更されている。参照画素位置の光量を増加させようとするケースでは、光量補正部802は、選択された変更画素と同じ位置の画素が小画像IM1において非露光ドットを示す場合に、当該画素を露光ドットへ変更する。光量補正部802は、入力画像データ内で軸方向に参照画素位置の走査を行いながら、キャリブレーションの結果として生成された補正データに基づいて各参照画素位置の周囲の小画像の補正を繰り返す。その結果、軸方向の光量むらの精細な補正が実現され得る。
ここで、仮に光量の増減の割合が大きいとすると、多数の変更画素を選択して画素値を変更することを要する。しかし、そうした変更は、再現すべき画像のドット形状を崩し、画質を劣化させる虞がある。本実施形態では、上述したように、発光チップ400間の粗い光量むらは供給電流量の調整によって補正され、残余の光量むらについてのみ面積階調の変更によって補正されるため、後者による光量の増減の割合は比較的小さく抑制される。したがって、ドット形状の崩れによって画質が劣化する事態を防止することができる。
なお、ここでは小画像のサイズが10×10画素である例を説明したが、本実施形態はかかる例には限定されない。例えば、ブルーノイズマスク法に従って変更画素を選択する場合、小画像のサイズを128×128画素又は256×256画素というより大きいサイズに設定することで、空間周波数をよりランダムに拡散して干渉モアレを顕著に抑制することができる。
<5-3.補正チャートの構成例>
上述した光量むらを効果的に補正するためには、むらが発生している局所的な位置を高精度に捕捉して、軸方向のどの位置でどの程度光量を増減すべきかを正確に決定することが重要である。そこで、本実施形態において、画像形成装置1は、図11に示すような補正チャート200を使用する。
図11を参照すると、補正チャート200は、各々軸方向D1を長手方向とする矩形領域である、複数の帯状領域2101~2106を含む。帯状領域2101~2106は、軸方向D1に直交する周方向D2に並べて配置される。帯状領域2101~2106は、互いに異なる階調を有する画像領域である。帯状領域2101及び2102の階調は、高階調域に属する。帯状領域2103及び2104の階調は、中間階調域に属する。帯状領域2105及び2106の階調は、低階調域に属する。後に詳しく説明するように、帯状領域2103及び2104は、主に各発光チップ400内の発光素子単位の又は発光素子のグループ単位の光量の誤差を測定するために使用され得る。帯状領域2101、2102、2105及び2106は、主に露光ヘッド106からの光の結像面におけるスポットサイズの変動を測定するために使用され得る。
補正チャート200は、周方向D2において帯状領域2101~2106の一方の側(図中上側)に配置される少なくとも1つの第1基準マーク2111-1~2111-19を含む。加えて、補正チャート200は、周方向D2において帯状領域2101~2106の他方の側(図中下側)に配置される少なくとも1つの第2基準マーク2112-1~2112-19を含む。第1基準マーク2111-1~2111-19は、複数の発光チップ400のうちの隣り合う発光チップの境界を示す。第2基準マーク2112-1~2112-19もまた、それら境界を示す。CPU811は、補正チャート200の読取画像に基づいて補正データを生成する際に、読取画像における第1基準マーク2111-pの代表位置、及び対応する第2基準マーク2112-p(p=1,2,...,19)の代表位置を判定する。ここでの代表位置は、マーク形状に依存して、例えば各基準マークの重心、いずれかの頂点、又は軸方向D1における端点の位置であってよい。そして、CPU811は、判定した代表位置の間を結ぶ(図中に破線で示した)線分を境界線として用いて、各帯状領域2101~2106内の、発光チップ400-1~400-20によりそれぞれ形成された部分領域を判定する。CPU811は、このように判定される部分領域ごとに濃度を測定し、当該測定の結果に基づいて後述する補正データを生成する。
第1基準マーク2111-1~2111-19及び第2基準マーク2112-1~2112-19は、各発光チップ400の軸方向D1における少なくとも一端の実効的な発光素子が発光することにより形成され得る。例えば、第1基準マーク2111-1及び第2基準マーク2112-1は、発光チップ400-1の右端の4つの実効的な発光素子602が発光することにより形成され得る。第1基準マーク2111-2及び第2基準マーク2112-2は、発光チップ400-2の右端の4つの実効的な発光素子602が発光することにより形成され得る。このように、各境界に隣接する特定の発光素子602を駆動して第1基準マーク2111-p及び第2基準マーク2112-pのペアを形成させると、それら基準マークの代表位置を結ぶ線分がチップ間の境界に略一致する。例えば、図中の破線2113-1と破線2113-2との間の6つの部分領域は、発光チップ400-2により形成された画像領域である。
例えば、CPU811は、キャリブレーションの実行がユーザインタフェースを介して指示されたことに応答して、画像形成部101に補正チャート200の画像をシートに形成させる。ユーザ又はエンジニアは、補正チャート200の画像が形成されたシートを読取部100にセットして、画像の読取りを指示する。読取部100は、補正チャート200の画像を光学的に読取って、読取画像をCPU811へ出力する。この読取画像が、光量むらを補正するための補正データの生成の入力となる。こうした読取動作の最中に、シートの斜行に起因して、傾いた読取画像が取得される可能性がある。本実施形態では、補正チャート200は6つ帯状領域2101~2106を有するため、シートの斜行の影響は、単一の又は少数の帯状領域しか存在しない場合と比較すると、より拡大されることになる。補正チャート200が第1基準マーク2111及び第2基準マーク2112の一方しか有しない場合には、傾いた読取画像において発光チップ間の境界を正確に判定することは困難である。しかし、本実施形態では、補正チャート200が第1基準マーク2111及び第2基準マーク2112の双方を有する。そのため、CPU811は、それら基準マークの位置に基づいて、発光チップ間の境界を正確に判定して、読取画像からそれぞれの部分領域を適切に抽出することができる。
なお、読取部100の読取り解像度が露光ヘッド106により形成される画像の解像度と異なる場合には、CPU811は、両者の解像度の比率に従って画素位置を変換しながら、補正チャート200の読取画像から部分領域を抽出する。例えば、読取り解像度が露光ヘッド106により形成される画像の解像度の4分の1である場合には、読取画像における画素位置のインデックスに4を乗算することで(又は4倍のアップサンプリングを行うことで)、解像度の相違を補償することができる。
<5-4.光量分布の導出>
CPU811は、補正チャート200の読取画像から、基準マークの位置に基づいて各発光チップ400により形成された部分領域を抽出し、抽出した部分領域ごとの画像の濃度を測定する。図12は、1つの発光チップ400により形成された帯状領域2101~2106の部分領域についてそれぞれ測定される平均濃度の値を、横軸に階調値、縦軸に濃度をとる平面にプロットした様子を示している。例えば、点221は帯状領域2101の階調値g1に対する測定された平均濃度の値、点222は帯状領域2102の階調値g2に対する測定された平均濃度の値を表し、点223~点226についても同様である。なお、濃度の値は、読取画像の3次元の信号値を所定の変換式に代入することにより導出され得るが、濃度の値として、イメージセンサから出力される輝度値が代用されてもよい。図12の曲線220は、6個の平均濃度の値から推定される発光チップ400の階調-濃度特性を表し、階調値に依存して濃度の傾きは相違し得る。例えば、点221及び点222の平均濃度値をそれぞれd1及びd2とすると、高階調域における濃度差を階調値の差(即ち、光量差)へ変換するための変換係数kを、次の計算式に従って算出することができる:

k=(d1-d2)/(g1-g2)

同様に、点223及び点224の階調値の差を濃度差で除算することにより、中間階調域における濃度差を階調値の差へ変換するための変換係数を算出することができる。また、点225及び点226の階調値の差を濃度差で除算することにより、低階調域における濃度差を階調値の差へ変換するための変換係数を算出することができる。
さらに、帯状領域2101の部分領域について軸方向に沿って測定される画素位置ごとの濃度に、上の計算式に従って算出される変換係数kを乗算することにより、高階調域についての、発光チップ400の軸方向における光量分布を導出することができる。本実施形態では、CPU811は、高階調域、中間階調域、及び低階調域について、こうした光量分布をそれぞれ導出する。そして、CPU811は、中間階調域の光量分布を用いて、後述する光量補正値A及び光量補正値Bを生成する。また、CPU811は、高階調域及び低階調域の光量分布を用いて、後述する光量補正値Cを生成する。
なお、上述した変換係数の算出に用いる帯状領域のペアの間で、補正チャートの画像データの階調値を相違させる代わりに、発光素子602へ供給される電流量を変化させることで、シートに形成される帯状領域の画像の階調の差が実現されてもよい。
<5-5.補正データの生成>
(1)光量むらの精細な補正(光量補正値A及び光量補正値B)
図13は、前項で説明した手法に従って導出され得る、中間階調域の光量分布の一例を示している。図13の横軸は、1つの発光チップ400における、例えば左端の発光素子を基準とした軸方向の発光素子の位置(画素位置)を表す。縦軸は、光量を表す。光量分布グラフ230は、それぞれの位置について算出される光量(例えば、測定濃度と変換係数との積)を辿るグラフである。図中に破線で示した光量Tは、この発光チップ400の目標光量値である。各画素位置について、光量分布グラフ230が示す光量値と目標光量値Tとの間の差分の比率が、光量むらを補正するための補正値を表すことになる。
図13には、光量分布グラフ230上の5つの点231~235が示されている。これら5つの点は、1つの発光チップ400が有する5つの基準電流源902-1~902-5の代表座標にそれぞれ対応する。例えば、点231は、基準電流源902-1から電流を供給される発光素子602のグループの中心位置に対応し、点232は、基準電流源902-2から電流を供給される発光素子602のグループの中心位置に対応する。CPU811は、補正データを、こうしたグループ単位の補正値(光量補正値A)と、グループ内の素子ごとの残差成分の補正値(光量補正値B)に分けて生成する。概して、同じ基準電流源902から電流を供給される発光素子602の光量のばらつきは小さいことから、このように補正値を分けて生成することで、補正データ全体のデータサイズを抑制することができる。例えば、補正の分解能が1%、あるグループの平均的な補正値が15%、補正値の残差成分が最大3%である場合、グループ単位の補正値を4ビットで示した上で、素子ごとの補正値を1素子当たり2ビットで示すことができる。
なお、CPU811は、補正チャート200の読取画像を用いて導出した光量分布グラフ230に基づいて、光量補正値A及びBが最小となるように、目標光量値Tを更新してもよい。例えば、CPU811は、製品の検査段階で決定された供給電流量の設定値に適用されるべきオフセット値を格納部810に追加的に書込むことにより、目標光量値Tを更新することができる。
(2)異常スポットの影響の除去(スポット補正値C)
図14は、露光ヘッド106の製造時のばらつきに起因する異常スポットの光量分布への影響について概略的に説明するための説明図である。図14の実線の光量分布グラフ240は中間階調域の光量分布の例、破線の光量分布グラフ241は高階調域の光量分布の例、1点鎖線の光量分布グラフ242は低階調域の光量分布の例を示している。ここでは、画素位置z1に異常スポットが存在するものとする。光量分布グラフ240、241及び242は、それぞれ帯状領域2101、2103及び2105の部分領域の濃度の測定結果から導出することができる。スポットが肥大すると、高階調域では隣接スポット間のスポット(露光ドット)のつぶれが濃度の増加を引き起こすため、光量分布グラフ241に濃度の局所的な増加が現れている。一方、低階調域では逆に肥大したスポットの光量不足が濃度の低下を引き起こし、光量分布グラフ242に濃度の局所的な低下が現れている。
図15に、(図12に示したものと同じ)正常なスポットの階調-濃度特性曲線220を実線で、異常スポットの階調-濃度特性曲線250を破線で示す。高階調域に属す階調値g1に対応する濃度は特性曲線220よりも特性曲線250の方が高く、一方で低階調域に属す階調値g5に対応する濃度は特性曲線220よりも特性曲線250の方が低い。中間階調域に属す階調値g3に対する濃度については、特性曲線220と特性曲線250との間の差は略ゼロである。階調値のレンジのうちで、特性曲線220に対する特性曲線250の濃度差が正の方向に最大となる階調値を、実験を通じて決定することができる。補正チャート200の帯状領域2101の階調値は、そのように決定され得る。特性曲線220に対する特性曲線250の濃度差がゼロとなる階調値もまた、実験を通じて決定することができる。補正チャート200の帯状領域2103の階調値は、そのように決定され得る。特性曲線220に対する特性曲線250の濃度差が負の方向に最大となる階調値もまた、実験を通じて決定することができる。補正チャート200の帯状領域2105の階調値は、そのように決定され得る。帯状領域2102、帯状領域2104及び帯状領域2106の階調値は、それぞれ帯状領域2101、帯状領域2103及び帯状領域2105の階調値から一定のオフセットを減算することにより決定され得る。
中間階調域の階調を有する帯状領域2103及び2104の部分領域の濃度は、異常スポットの有無にほとんど影響されない。そのため、上述したように、CPU811は、帯状領域2103及び2104の部分領域の濃度の測定結果から得られる光量分布を用いて、発光素子単位の又は発光素子のグループ単位の光量の誤差を測定して、光量補正値A及びBを生成する。一方、帯状領域2101及び2102の部分領域の濃度の測定結果から得られる高階調域の光量分布、並びに帯状領域2105及び2106の部分領域の濃度の測定結果から得られる低階調域の光量分布は、異常スポットの検出のために使用され得る。例えば、CPU811は、高階調域の光量分布における極大値、及び低階調域の光量分布における極小値を調べることで異常スポットを検出する。そして、CPU811は、検出した異常スポットの位置、及び各位置におけるスポットサイズの変動量(所定の基準値との差。スポットズレ量ともいう)を、スポット補正値Cとして生成する。
(3)補正データの格納と更新
ここまでに説明した光量補正値A、光量補正値B及びスポット補正値Cを含む補正データの初期値は、製品の出荷前の検査段階で生成され、各発光チップ400の格納部810に格納され得る。CPU811は、製品の出荷後にキャリブレーションを実行した場合に、その結果として生成される補正データで、各発光チップ400の格納部810に格納されているデータを更新する。
なお、検査段階での補正データの生成は、必ずしも補正チャート200を用いて行われなくてもよい。例えば、発光素子602を1つずつ離散的に発光させ、結像面に配置したCCD(Charged Coupled Device)カメラで光を受光することで、個々の発光素子602の結像スポットのサイズが測定されてもよい。
<5-6.光量補正部の詳細>
本項では、上述した補正データ(光量補正値A、光量補正値B及びスポット補正値C)を用いて画像データを補正する光量補正部802の詳細な構成例について説明する。画像形成装置1が画像形成のためのジョブを実行する際、CPU811は、格納部810から補正データを読出して光量補正部802へ提供する。この補正データと共に、画像データ生成部801により生成されたビットマップ形式の画像データが、光量補正部802へ入力される。図16は、光量補正部802の詳細な構成の一例を示している。図16を参照すると、光量補正部802は、階調判定部1105、階調毎補正部1106、算出部1107、及び画像補正部1109を含む。
光量補正値Aは、各発光チップ400の発光素子602のグループ単位で光量むらを補正するための補正値である。光量補正値Aによって、基準電流源902の個体差に起因する発光素子への供給電流量の誤差が引き起こす光量むらを補正することが可能である。光量補正値Bは、グループ内の発光素子単位の光量むらの残差成分を補正するための補正値である。スポット補正値Cは、異常スポットに起因する光量むらを補正するための補正値である。スポット補正値Cは、検出された異常スポットの位置と各位置におけるスポットズレ量とを示し得る。上述したように、異常スポットの影響は階調値に依存して相違する。そこで、本実施形態では、画像データにおける階調値に依存して、光量を減少させるか又は増加させるかが決定されるものとする。増減量の絶対値は、スポットズレ量から決定される。
階調判定部1105は、入力された画像データに基づいて、各画素位置の階調域を判定する。例えば、階調判定部1105は、各画素位置の画素(着目画素)及び周辺画素を含むパッチ画像に着目し、パッチ画像の面積階調(例えば、画素値の平均)に基づいて、着目画素の階調が低階調域、中間階調域及び高階調域のいずれに属するかを判定する。パッチ画像のサイズは、例えば、ディザマトリクスと同程度であってもよく、又は3×3画素程度であってもよい。階調判定部1105は、過剰な補正を回避するために、補正前の画像データの代わりに、補正後の画像データのフィードバックを受けて、各画素位置の階調域を判定してもよい。例えば、パッチ画像の面積階調が第1閾値より大きい場合には、着目画素の階調域は高階調域に分類される。パッチ画像の面積階調が第1閾値以下であり且つ第2閾値(第1閾値>第2閾値)より大きい場合には、着目画素の階調域は中間階調域に分類される。パッチ画像の面積階調が第2閾値以下である場合には、着目画素の階調域は低階調域に分類される。階調判定部1105は、各画素位置についての階調域の判定結果を階調毎補正部1106へ通知する。
階調毎補正部1106は、高階調域、中間階調域及び低階調域の各々について予め決定される基準光量補正値を保持する補正テーブルを有する。概して、高階調域の基準光量補正値は、負の光量補正値を示し、その符号が負であることは光量を減少させることを意味する。低階調域の基準光量補正値は、正の光量補正値を示し、その符号が正であることは光量を増加させることを意味する。中間階調域の基準光量補正値は、ゼロであってよい。階調毎補正部1106は、スポット補正値Cにより示される異常スポットの画素位置の各々について、階調判定部1105から通知される階調域に対応する基準光量補正値を補正テーブルを参照することにより取得する。次いで、階調毎補正部1106は、取得した基準光量補正値、及びスポット補正値Cにより示されるスポットズレ量に基づいて、光量補正値Dを算出する。例えば、光量補正値Dは、基準光量補正値と、スポットズレ量に対応する係数との積であってよい。光量補正値Dの算出のために、階調毎補正部1106は、スポットズレ量と係数との間の関係を定義する係数テーブル又は関係式を有していてもよい。そして、階調毎補正部1106は、算出した光量補正値Dを画像補正部1109へ出力する。なお、異常スポットが検出されていない画素位置については、光量補正値Dはゼロであってよい。
算出部1107は、各画素位置について、光量補正値A及び光量補正値Bに基づいて、光量補正値Eを算出する。光量補正値Eは、各画素位置に対応する発光素子602が属するグループについて決定された光量補正値Aと、当該発光素子602について決定された光量補正値Bと和であってよい。典型的には、光量補正値Eは、ゼロ又は負の値であり得る。算出部1107は、算出した光量補正値Eを画像補正部1109へ出力する。
画像補正部1109は、階調毎補正部1106から入力される光量補正値D及び算出部1107から入力される光量補正値Eに基づいて、各画素位置における光量の増減率を決定する。また、画像補正部1109は、図10を用いて詳しく説明した方法に従って、各画素位置の周囲の小画像の画像データを補正することにより、各画素位置の面積光量を増減させる。そして、画像補正部1109は、補正後の画像データをチップデータ変換部803へ出力する。
本実施形態では、チップデータ変換部803から各発光チップ400へのデータ出力の前段で、画像データの画素値を変更することにより、光量むらの補正が行われる。したがって、チップデータ変換部803は、光量むらの補正に関わらず、共通的な制御ロジックで画像データを各発光チップ400へ分配することができる。
<6.まとめ>
ここまで、図1~図16を用いて、本開示に係る技術の様々な実施形態について詳細に説明した。上述した実施形態によれば、画像形成装置の露光ヘッドは、感光体の軸方向と平行な第1方向において異なる位置に配置された複数の発光チップを含み、当該複数の発光チップの各々は少なくとも第1方向に並ぶ複数の発光素子の配列を含む。そして、露光ヘッドの光量むらの補正に使用される補正チャートは、第1方向に直交する第2方向に並べて配置される複数の領域、並びに、第2方向において上記複数の領域の一方の側及び他方の側にそれぞれ配置される第1基準マーク及び第2基準マークを含む。これら第1基準マーク及び第2基準マークは、露光ヘッドの複数の発光チップのうちの隣り合う発光チップの境界を示す。したがって、上記画像形成装置は、補正チャートの読取画像に基づいて光量むらを補正するための補正データを生成する際に、読取画像における発光チップ間の境界を第1基準マーク及び対応する第2基準マークの位置に基づいて正確に判定することができる。それにより、局所的な光量むらが各発光チップ内のどの発光素子の位置で発生しているかを高精度に捕捉することが可能となるため、光量むらの補正の性能が改善される。また、上述した実施形態では、部分領域の境界は、第1基準マークの代表位置と対応する第2基準マークの代表位置との間を結ぶ線分に基づいて、簡易な幾何学的演算によって判定され得る。そのため、複雑なアルゴリズムを要することなく、少ない演算コストで部分領域の境界を正確に判定することができる。
また、上述した実施形態では、上記第1及び第2基準マークは、各発光チップの第1方向における少なくとも一端の実効的な発光素子が発光することにより形成され得る。かかる構成によれば、各発光チップの露光範囲の端点(即ち、読取画像から抽出されるべき部分領域の境界位置)を、各基準マークによって直接的に示すことができる。
また、上述した実施形態では、上記複数の領域は、各発光チップ内の発光素子単位の又は発光素子のグループ単位の光量の誤差を測定するための領域と、光の結像面におけるスポットサイズの変動を測定するための領域とを少なくとも含み得る。これら領域は、感光体の周方向、即ち画像が形成されるシートの搬送方向に並べて配置され得る。このように補正チャートにおいてシートの搬送方向に多くの領域が並べて配置される場合、補正チャートの画像の読取り時のシートのわずかな斜行の影響が比較的大きい境界位置のズレをもたらす虞がある。しかし、上述した実施形態では、上記複数の領域の両側に基準マークが印刷されるため、シートの斜行があったとしても、補正チャートの読取画像における発光チップ間の境界を正確に判定することができる。
例えば、上記複数の領域のうちの2つの領域は、中間階調域に属する異なる階調を有し、それら2つの領域の部分領域の濃度の測定結果に基づいて、各発光チップの第1方向における中間階調域の光量分布が導出され得る。中間階調域の濃度は肥大した結像スポットの有無にほとんど影響されないため、この中間階調域の光量分布を用いて光量の誤差を測定することで、光量むらの精細な補正を可能にする補正データを生成することができる。上記複数の領域のうちの他の2つの領域は、高階調域に属する異なる階調を有し、また別の2つの領域は、低階調域に属する異なる階調を有し得る。そして、それら領域の部分領域の濃度の測定結果に基づいて、各発光チップの第1方向における高階調域の光量分布及び低階調域の光量分布が導出され得る。高階調域及び低階調域の光量分布には、肥大した結像スポットの影響が現れ易い。そのため、これら光量分布を用いて異常スポットを検出してスポットサイズの変動を測定することで、異常スポットに起因する光量むらをも補正可能な補正データを生成することができる。
上記実施形態においては、説明のために具体的な数値を用いたが、これら具体的な数値は例示であり、本発明は実施形態に用いられた具体的な数値に限定されない。具体的には、1つのプリント基板に設けられる発光チップの数は20個に限定されず、1つ以上の任意の数とすることができる。また、各発光チップ400の発光素子配列のサイズは、4行748列に限定されず、他の任意のサイズであってよい。また、発光素子の周方向のピッチ及び軸方向のピッチは、約21.16μm及び約5μmに限定されず、他の任意の値であってよい。
<7.その他の実施形態>
上記実施形態は、1つ以上の機能を実現するプログラムをネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読出して実行する処理の形式でも実現可能である。また、1つ以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
上記実施形態は、少なくとも以下の画像形成装置、補正チャート及び方法を含む。
(項目1)
感光体、及び画像データに従って前記感光体を露光する露光ヘッドを含む画像形成部と、
前記画像形成部に補正チャートの画像を形成させ、形成された当該画像を光学的に読取ることで取得される前記補正チャートの読取画像を用いて、前記露光ヘッドの光量むらを補正するための補正データを生成する生成部と、
前記生成部により生成される前記補正データに基づいて、前記画像形成部へ入力される前記画像データを補正する補正部と、
を備え、
前記露光ヘッドは、前記感光体の軸方向と平行な第1方向において異なる位置に配置された複数の発光チップを含み、前記複数の発光チップの各々は少なくとも前記第1方向に並ぶ複数の発光素子の配列を含み、
前記補正チャートは、
前記第1方向に直交する第2方向に並べて配置され、互いに異なる階調を有する複数の領域と、
前記第2方向において前記複数の領域の一方の側に配置され、前記複数の発光チップのうちの隣り合う発光チップの境界を示す少なくとも1つの第1基準マークと、
前記第2方向において前記複数の領域の他方の側に配置され、前記複数の発光チップのうちの隣り合う発光チップの前記境界を示す少なくとも1つの第2基準マークと、
を含み、
前記生成部は、
前記補正チャートの前記読取画像における前記第1基準マーク及び対応する前記第2基準マークの位置に基づいて、前記複数の領域内の前記複数の発光チップによりそれぞれ形成された部分領域を判定し、
判定した部分領域ごとの濃度の測定結果に基づいて、前記補正データを生成する、
画像形成装置。
(項目2)
前記生成部は、前記第1基準マークの代表位置と対応する前記第2基準マークの代表位置との間を結ぶ線分に基づいて、前記部分領域の境界を判定する、項目1に記載の画像形成装置。
(項目3)
前記第1基準マーク及び前記第2基準マークは、前記複数の発光チップの各々の前記第1方向における少なくとも一端の実効的な発光素子が発光することにより形成される、項目2に記載の画像形成装置。
(項目4)
前記複数の領域は、
各発光チップ内の発光素子単位の又は発光素子のグループ単位の光量の誤差を測定するための少なくとも1つの領域、及び、
前記露光ヘッドからの光の結像面におけるスポットサイズの変動を測定するための少なくとも1つの領域を含む、
項目1~3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
(項目5)
各発光チップ内の発光素子単位の又は発光素子のグループ単位の光量の前記誤差を測定するための前記少なくとも1つの領域は、中間階調域に属する異なる階調を有する2つの領域を含む、項目4に記載の画像形成装置。
(項目6)
前記生成部は、前記中間階調域の前記2つの領域の部分領域の濃度の前記測定結果に基づいて導出される、各発光チップの前記第1方向における前記中間階調域の光量分布を用いて、発光素子単位の又は発光素子のグループ単位の光量の前記誤差を測定する、項目5に記載の画像形成装置。
(項目7)
スポットサイズの前記変動を測定するための前記少なくとも1つの領域は、高階調域に属する異なる階調を有する2つの領域、及び、低階調域に属する異なる階調を有する2つの領域を含む、項目4~6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
(項目8)
前記生成部は、前記高階調域の前記2つの領域及び前記低階調域の前記2つの領域の部分領域の濃度の前記測定結果に基づいて導出される、各発光チップの前記第1方向における前記高階調域及び前記低階調域の光量分布を用いて、スポットサイズの前記変動を測定する、項目7に記載の画像形成装置。
(項目9)
前記画像形成部により形成される前記補正チャートの前記画像を光学的に読取って、前記補正チャートの前記読取画像を生成する読取部、をさらに備える、項目1~8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
(項目10)
画像形成装置の露光ヘッドの光量むらの補正に使用される補正チャートであって、
前記画像形成装置は、
感光体、及び画像データに従って前記感光体を露光する前記露光ヘッド、を含む画像形成部と、
前記画像形成部に前記補正チャートの画像を形成させ、形成された当該画像を光学的に読取ることで取得される前記補正チャートの読取画像を用いて、前記光量むらを補正するための補正データを生成する生成部と、
前記生成部により生成される前記補正データに基づいて、前記画像形成部へ入力される前記画像データを補正する補正部と、
を有し、
前記露光ヘッドは、前記感光体の軸方向と平行な第1方向において異なる位置に配置された複数の発光チップを含み、前記複数の発光チップの各々は少なくとも前記第1方向に並ぶ複数の発光素子の配列を含み、
前記補正チャートは、
前記第1方向に直交する第2方向に並べて配置され、互いに異なる階調を有する複数の領域と、
前記第2方向において前記複数の領域の一方の側に配置され、前記複数の発光チップのうちの隣り合う発光チップの境界を示す少なくとも1つの第1基準マークと、
前記第2方向において前記複数の領域の他方の側に配置され、前記複数の発光チップのうちの隣り合う発光チップの前記境界を示す少なくとも1つの第2基準マークと、
を含む、補正チャート。
(項目11)
感光体、及び画像データに従って前記感光体を露光する露光ヘッドを含む画像形成部を備える画像形成装置において、前記露光ヘッドの光量むらを補正するための方法であって、
前記露光ヘッドは、前記感光体の軸方向と平行な第1方向において異なる位置に配置された複数の発光チップを含み、前記複数の発光チップの各々は少なくとも前記第1方向に並ぶ複数の発光素子の配列を含み、
前記方法は、
前記画像形成部に補正チャートの画像を形成させることと、
形成された当該画像を光学的に読取ることで取得される前記補正チャートの読取画像を用いて、前記露光ヘッドの光量むらを補正するため補正データを生成することと、
生成される前記補正データに基づいて、前記画像形成部へ入力される前記画像データを補正することと、
を含み、
前記補正チャートは、
前記第1方向に直交する第2方向に並べて配置され、互いに異なる階調を有する複数の領域と、
前記第2方向において前記複数の領域の一方の側に配置され、前記複数の発光チップのうちの隣り合う発光チップの境界を示す少なくとも1つの第1基準マークと、
前記第2方向において前記複数の領域の他方の側に配置され、前記複数の発光チップのうちの隣り合う発光チップの前記境界を示す少なくとも1つの第2基準マークと、
を含み、
前記補正データを生成することは、
前記補正チャートの前記読取画像における前記第1基準マーク及び対応する前記第2基準マークの位置に基づいて、前記複数の領域内の前記複数の発光チップによりそれぞれ形成された部分領域を判定することと、
判定した部分領域ごとの濃度の測定結果に基づいて、前記補正データを生成することと、
を含む、方法。
発明は上記実施形態に制限されるものではなく、発明の精神及び範囲から離脱することなく、様々な変更及び変形が可能である。従って、発明の範囲を公にするために請求項を添付する。
1:画像形成装置、100:読取部、101(101-a~101-d):画像形成部、102:感光体、106:露光ヘッド、400(400-1~400-20):発光チップ、602:発光素子、802:光量補正部、811:CPU(生成部)、D1:軸方向(第1方向)、D2:周方向(第2方向)、Rj_m:発光素子、

Claims (11)

  1. 感光体、及び画像データに従って前記感光体を露光する露光ヘッドを含む画像形成部と、
    前記画像形成部に補正チャートの画像を形成させ、形成された当該画像を光学的に読取ることで取得される前記補正チャートの読取画像を用いて、前記露光ヘッドの光量むらを補正するための補正データを生成する生成部と、
    前記生成部により生成される前記補正データに基づいて、前記画像形成部へ入力される前記画像データを補正する補正部と、
    を備え、
    前記露光ヘッドは、前記感光体の軸方向と平行な第1方向において異なる位置に配置された複数の発光チップを含み、前記複数の発光チップの各々は少なくとも前記第1方向に並ぶ複数の発光素子の配列を含み、
    前記補正チャートは、
    前記第1方向に直交する第2方向に並べて配置され、互いに異なる階調を有する複数の領域と、
    前記第2方向において前記複数の領域の一方の側に配置され、前記複数の発光チップのうちの隣り合う発光チップの境界を示す少なくとも1つの第1基準マークと、
    前記第2方向において前記複数の領域の他方の側に配置され、前記複数の発光チップのうちの隣り合う発光チップの前記境界を示す少なくとも1つの第2基準マークと、
    を含み、
    前記生成部は、
    前記補正チャートの前記読取画像における前記第1基準マーク及び対応する前記第2基準マークの位置に基づいて、前記複数の領域内の前記複数の発光チップによりそれぞれ形成された部分領域を判定し、
    判定した部分領域ごとの濃度の測定結果に基づいて、前記補正データを生成する、
    画像形成装置。
  2. 前記生成部は、前記第1基準マークの代表位置と対応する前記第2基準マークの代表位置との間を結ぶ線分に基づいて、前記部分領域の境界を判定する、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記第1基準マーク及び前記第2基準マークは、前記複数の発光チップの各々の前記第1方向における少なくとも一端の実効的な発光素子が発光することにより形成される、請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記複数の領域は、
    各発光チップ内の発光素子単位の又は発光素子のグループ単位の光量の誤差を測定するための少なくとも1つの領域、及び、
    前記露光ヘッドからの光の結像面におけるスポットサイズの変動を測定するための少なくとも1つの領域を含む、
    請求項1に記載の画像形成装置。
  5. 各発光チップ内の発光素子単位の又は発光素子のグループ単位の光量の前記誤差を測定するための前記少なくとも1つの領域は、中間階調域に属する異なる階調を有する2つの領域を含む、請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記生成部は、前記中間階調域の前記2つの領域の部分領域の濃度の前記測定結果に基づいて導出される、各発光チップの前記第1方向における前記中間階調域の光量分布を用いて、発光素子単位の又は発光素子のグループ単位の光量の前記誤差を測定する、請求項5に記載の画像形成装置。
  7. スポットサイズの前記変動を測定するための前記少なくとも1つの領域は、高階調域に属する異なる階調を有する2つの領域、及び、低階調域に属する異なる階調を有する2つの領域を含む、請求項4に記載の画像形成装置。
  8. 前記生成部は、前記高階調域の前記2つの領域及び前記低階調域の前記2つの領域の部分領域の濃度の前記測定結果に基づいて導出される、各発光チップの前記第1方向における前記高階調域及び前記低階調域の光量分布を用いて、スポットサイズの前記変動を測定する、請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記画像形成部により形成される前記補正チャートの前記画像を光学的に読取って、前記補正チャートの前記読取画像を生成する読取部、をさらに備える、請求項1に記載の画像形成装置。
  10. 画像形成装置の露光ヘッドの光量むらの補正に使用される補正チャートであって、
    前記画像形成装置は、
    感光体、及び画像データに従って前記感光体を露光する前記露光ヘッド、を含む画像形成部と、
    前記画像形成部に前記補正チャートの画像を形成させ、形成された当該画像を光学的に読取ることで取得される前記補正チャートの読取画像を用いて、前記光量むらを補正するための補正データを生成する生成部と、
    前記生成部により生成される前記補正データに基づいて、前記画像形成部へ入力される前記画像データを補正する補正部と、
    を有し、
    前記露光ヘッドは、前記感光体の軸方向と平行な第1方向において異なる位置に配置された複数の発光チップを含み、前記複数の発光チップの各々は少なくとも前記第1方向に並ぶ複数の発光素子の配列を含み、
    前記補正チャートは、
    前記第1方向に直交する第2方向に並べて配置され、互いに異なる階調を有する複数の領域と、
    前記第2方向において前記複数の領域の一方の側に配置され、前記複数の発光チップのうちの隣り合う発光チップの境界を示す少なくとも1つの第1基準マークと、
    前記第2方向において前記複数の領域の他方の側に配置され、前記複数の発光チップのうちの隣り合う発光チップの前記境界を示す少なくとも1つの第2基準マークと、
    を含む、補正チャート。
  11. 感光体、及び画像データに従って前記感光体を露光する露光ヘッドを含む画像形成部を備える画像形成装置において、前記露光ヘッドの光量むらを補正するための方法であって、
    前記露光ヘッドは、前記感光体の軸方向と平行な第1方向において異なる位置に配置された複数の発光チップを含み、前記複数の発光チップの各々は少なくとも前記第1方向に並ぶ複数の発光素子の配列を含み、
    前記方法は、
    前記画像形成部に補正チャートの画像を形成させることと、
    形成された当該画像を光学的に読取ることで取得される前記補正チャートの読取画像を用いて、前記露光ヘッドの光量むらを補正するため補正データを生成することと、
    生成される前記補正データに基づいて、前記画像形成部へ入力される前記画像データを補正することと、
    を含み、
    前記補正チャートは、
    前記第1方向に直交する第2方向に並べて配置され、互いに異なる階調を有する複数の領域と、
    前記第2方向において前記複数の領域の一方の側に配置され、前記複数の発光チップのうちの隣り合う発光チップの境界を示す少なくとも1つの第1基準マークと、
    前記第2方向において前記複数の領域の他方の側に配置され、前記複数の発光チップのうちの隣り合う発光チップの前記境界を示す少なくとも1つの第2基準マークと、
    を含み、
    前記補正データを生成することは、
    前記補正チャートの前記読取画像における前記第1基準マーク及び対応する前記第2基準マークの位置に基づいて、前記複数の領域内の前記複数の発光チップによりそれぞれ形成された部分領域を判定することと、
    判定した部分領域ごとの濃度の測定結果に基づいて、前記補正データを生成することと、
    を含む、方法。
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