JP2024030950A - 水素吸蔵合金およびその製造方法 - Google Patents

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彰利 藤澤
Akitoshi Fujisawa
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Abstract

Figure 2024030950000001
【課題】従来技術に対して、水素吸蔵量を大きく低下させることなく、コスト低減可能な水素吸蔵合金を提供する。
【解決手段】La:15~30質量%、Ce:5~15質量%、Pr:0~0.05質量%、Nd:0.01~0.15質量%、Sm:0~0.05質量%、Co:5~15質量%、Mn:2~8質量%、Al:0~0.05質量%、Fe:0質量%以上3.00質量%未満、Cu:0質量%以上3.00質量%未満、P:0質量%以上3.00質量%未満、C:0質量%以上3.00質量%未満、および残部:Niおよび不可避不純物からなり、且つ下記式(1)および(2)を満たす水素吸蔵合金。
4.5<B/A<5.5 ・・・(1)
0.10<[Fe]+[Cu]+[P]+[C]<3.00 ・・・(2)
【選択図】図1

Description

本開示は水素吸蔵合金およびその製造方法に関する。
水素を2次エネルギーとするエネルギー供給社会を構築するために、水素貯蔵方法の開発が行われている。水素貯蔵方法として、高圧水素もしくは液体水素として貯蔵する方法、又は有機ハイドライドもしくは水素吸蔵合金(MH)を用いる方法等が考えられる。中でも安全性と体積充填効率に優れるMHを用いる貯蔵法が注目されている。
MHは、高い水素吸蔵量を有することが求められる。MHは一般的に、不純物が少ない方が好ましい。例えば特許文献1には、金属不純物の総量を1000wtppm超(すなわち0.10質量%超)にすると、水素吸蔵合金の水素吸蔵量が著しく低下することが開示されている。具体的には、金属不純物の総量を0.10質量%以下にした実施例では、水素吸蔵量が7.5wt%以上であったのに対し、0.10質量%超にした比較例では水素吸蔵量が3.0wt%以下となり、水素吸蔵量が40%以下に低下している。また、非金属不純物(S、C、N)が特に水素吸蔵能を低下させるため、それぞれの含有量を100wtppm以下にすべきことが開示されている。
特開2011-21276号
MHは、通常純金属等を用いて製造され得る。しかし、純金属は高コストである。さらに近年、環太平洋地域でのステンレス鋼の需要増加等の要因で、純Ni等のコストが増大している。コスト低減のためには、純金属に代えてリサイクル材を用いること等によりMHを製造することが考えられる。しかしながら、リサイクル材を用いると不純物量が増大してしまい、その結果、例えば特許文献1に開示されるように、著しく水素吸蔵量が低下するおそれがある。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、その目的の1つは、従来技術に対して、水素吸蔵量を大きく低下させることなく、コスト低減可能な水素吸蔵合金、およびその製造方法を提供することである。
本発明の態様1は、
La:15~30質量%、
Ce:5~15質量%、
Pr:0~0.05質量%、
Nd:0.01~0.15質量%、
Sm:0~0.05質量%、
Co:5~15質量%、
Mn:2~8質量%、
Al:0~0.05質量%、
Fe:0質量%以上3.00質量%未満、
Cu:0質量%以上3.00質量%未満、
P :0質量%以上3.00質量%未満、
C :0質量%以上3.00質量%未満、および
残部:Niおよび不可避不純物からなり、且つ下記式(1)および(2)を満たす水素吸蔵合金である。

4.5<B/A<5.5 ・・・(1)
0.10<[Fe]+[Cu]+[P]+[C]<3.00 ・・・(2)

式(1)中のAは、前記水素吸蔵合金中に含まれるLa、Ce、Pr、NdおよびSmの合計モル数であり、Bは、前記水素吸蔵合金中に含まれるNi、Co、MnおよびAlの合計モル数である。
式(2)中の[Fe]、[Cu]、[P]および[C]は、それぞれ、質量%で示したFe、Cu、PおよびCの含有量を示す。
本発明の態様2は、
下記式(3)を満たす、態様1に記載の水素吸蔵合金である。

[P]+[C]≧0.1 ・・・(3)

式(3)中の[P]および[C]は、それぞれ、質量%で示したPおよびCの含有量を示す。
本発明の態様3は、
リサイクル材を含む原料を用いることを特徴とする、態様1または2に記載の水素吸蔵合金の製造方法である。
本発明の態様4は、
前記リサイクル材は、二次電池のリサイクル材である、態様3に記載の製造方法である。
本発明の態様5は、
前記二次電池は、リチウムイオン電池である、態様4に記載の製造方法である。
本発明の実施形態によれば、従来技術に対して、水素吸蔵量を大きく低下させることなく、コスト低減可能な水素吸蔵合金、およびその製造方法を提供することが可能である。
図1は、試験No.1~4の水素吸蔵合金の水素吸蔵量測定結果である。 図2は、試験No.1~4の水素吸蔵合金の水素吸蔵速度測定結果である。
本発明者らは、従来技術に対して、水素吸蔵量を大きく低下させることなく、コスト低減可能な水素吸蔵合金を実現するべく、様々な角度から検討した。その結果、特定の組成(MNiB-x-y-zCoMnAl、MはLa、Ce等の特定のランタノイド、4.5<B/A<5.5)の水素吸蔵合金に対して、Fe、Cu、PおよびCという特定の不純物であれば、従来技術において水素吸蔵量を著しく低下させると考えられていた量(0.10質量%超)を含有させても、水素吸蔵量があまり低下しない(例えば、従来技術に対して水素吸蔵量の低下が20%以内である)ことを見出した。また、上記組成の水素吸蔵合金であれば、Fe、Cu、PおよびCを含むリサイクル材を使用することができ、さらに、それらの元素を低減する工程を必要としないため、製造コストを低減できることを見出した。さらに、上記水素吸蔵合金は、上記リサイクル材を使用することができるので、資源循環に貢献できるという利点もある。
以下に、本発明の実施形態が規定する各要件の詳細を示す。
本発明の実施形態に係る水素吸蔵合金は、La:15~30質量%、Ce:5~15質量%、Pr:0~0.05質量%、Nd:0.01~0.15質量%、Sm:0~0.05質量%、Co:5~15質量%、Mn:2~8質量%、Al:0~0.05質量%、Fe:0質量%以上3.00質量%未満、Cu:0質量%以上3.00質量%未満、P:0質量%以上3.00質量%未満、C:0質量%以上3.00質量%未満を含み、残部はNiおよび不可避不純物からなることが好ましい。さらに本発明の実施形態に係る水素吸蔵合金は、下記式(1)および(2)を満たす。

4.5<B/A<5.5 ・・・(1)
0.10<[Fe]+[Cu]+[P]+[C]<3.00 ・・・(2)

式(1)中のAは、前記水素吸蔵合金中に含まれるLa、Ce、Pr、NdおよびSmの合計モル数であり、Bは、前記水素吸蔵合金中に含まれるNi、Co、MnおよびAlの合計モル数である。
式(2)中の[Fe]、[Cu]、[P]および[C]は、それぞれ、質量%で示したFe、Cu、PおよびCの含有量を示す。
上記合金により、従来技術に対して水素吸蔵量を大きく低下させることなく、コスト低減できる。また、複数回(例えば25回)水素の吸蔵および放出を繰り返しても、粉化することなく、所定の水素吸蔵量を維持できる。さらに、従来技術と比較して同等の水素吸蔵速度を示すことができる。
[La:15~30質量%、Ce:5~15質量%、Pr:0~0.05質量%、Nd:0.01~0.15質量%、Sm:0~0.05質量%]
LaNi系水素吸蔵合金において、Laは、Ce、Pr、Nd、Smで所定量置換できる。本発明の実施形態において、La以外にCe、Pr、NdおよびSmを上記範囲で含有させることができる。PrおよびSmについては、含んでいても(すなわち0質量%超であっても)、含んでいなくても(すなわち0質量%であっても)よい。以上により、特定の不純物の影響を小さくできる。
[Co:5~15質量%、Mn:2~8質量%、Al:0~0.05質量%]
LaNi系水素吸蔵合金において、Niは、Co、Mn、Alで所定量置換できる。本発明の実施形態において、Ni以外にCo、Mn、Alを上記範囲で含有させることができる。Alについては、含んでいても(すなわち0質量%超であっても)、含んでいなくても(すなわち0質量%であっても)よい。これにより、特定の不純物の影響を小さくできる。
[Fe:0質量%以上3.00質量%未満]
Feは、リサイクル材を使用したとき等に混入し得る不純物であり得る。Fe含有量は好ましくは、0質量%超であり、より好ましくは0.01質量%超であり、さらに好ましくは0.10質量%超である。一方で、Fe含有量の上限は、式(2)を満たすように3.00質量%未満であり、2.00質量%以下または1.00質量%以下であってもよい。
[Cu:0質量%以上3.00質量%未満]
Cuは、リサイクル材を使用したとき等に混入し得る不純物であり得る。Cu含有量は好ましくは、0質量%超であり、より好ましくは0.01質量%超であり、さらに好ましくは0.10質量%超である。一方で、Cu含有量の上限は、式(2)を満たすように3.00質量%未満であり、2.00質量%以下または1.00質量%以下であってもよい。
[P:0質量%以上3.00質量%未満]
Pは、リサイクル材を使用したとき等に混入し得る不純物であり得る。P含有量は好ましくは、0質量%超であり、より好ましくは0.01質量%超であり、さらに好ましくは0.10質量%超である。一方で、P含有量の上限は、式(2)を満たすように3.00質量%未満であり、2.00質量%以下または1.00質量%以下であってもよい。
[C:0質量%以上3.00質量%未満]
Cは、リサイクル材を使用したとき等に混入し得る不純物であり得る。C含有量は好ましくは、0質量%超であり、より好ましくは0.01質量%超であり、さらに好ましくは0.10質量%超である。一方で、C含有量の上限は、式(2)を満たすように3.00質量%未満であり、2.00質量%以下または1.00質量%以下であってもよい。
本発明の実施形態に係る水素吸蔵合金は、上記の成分組成を含み、本発明の1つの実施形態では、残部はニッケルおよび不可避不純物であることが好ましい。不可避不純物として、Sなど、原料、資材、製造設備等の状況によって持ち込まれる元素の混入が許容される。なお、例えば、Fe、Cu、PおよびCのように、通常不可避不純物であり得るが、その組成範囲について上記のように別途規定している元素がある。このため、本明細書において、「不可避不純物」という場合は、別途その組成範囲が規定されている元素を除いた概念である。
[4.5<B/A<5.5 ・・・(1)]
本発明の実施形態に係る水素吸蔵合金は、従来技術に対して水素吸蔵特性を大きく低下させることなくコスト低減するための要件の1つとして、式(1)を満たす必要がある。B/Aが4.5以下または5.5以上となると、水素吸蔵特性が大きく低下するおそれがある。
[0.10<[Fe]+[Cu]+[P]+[C]<3.00 ・・・(2)]
本発明の実施形態に係る水素吸蔵合金は、従来技術に対して水素吸蔵特性を大きく低下させることなくコスト低減するための要件の1つとして、式(2)を満たす必要がある。式(2)の下限値を満たすように、Fe、Cu、PおよびCからなる群から選択されるいずれか1種以上の含有量が0.10質量%超であり、例えば、Fe、Cu、PおよびCからなる群から選択される1種単独、いずれか2種、いずれか3種、または4種全てを所定量含むことにより、式(2)の下限を満たしてもよい。例えば、FeおよびCuのいずれか1種以上の含有量が0.10質量%超であってもよい。式(2)の下限値を下回ると、例えばリサイクル材の使用がかなり制限されるため、従来技術と比較して実質的にコスト低減ができない。一方、式(2)の上限値を上回ると、水素吸蔵特性が大きく低下するおそれがある。
また、従来の水素吸蔵合金では水素吸蔵による膨張を繰り返すことで粉化してしまい、当該粉が、水素吸蔵合金を含む装置中のフィルターに詰まるという問題があった。本発明の実施形態に係る水素吸蔵合金は、式(2)を満たすことにより、水素吸蔵による膨張量が減少し、粉化が抑制され得る。
Fe、Cu、PおよびCのうち、特にPおよびCは、原子半径が比較的小さいため、原子半径が小さい水素を吸蔵する際に悪影響を及ぼし得る。さらに、P等は水素吸蔵合金の製造工程において除去することが困難であり得る。本発明の実施形態に係る水素吸蔵合金はPおよび/またはCを所定量含んでもよく、これにより従来技術に対するコスト低減効果が顕著となる。具体的には、本発明の実施形態は、下記式(3)を満たすことによりコスト低減効果が顕著となる。

[P]+[C]≧0.10 ・・・(3)

式(3)の下限値として0.10質量%超であることがより好ましく、0.12質量%超であることがさらに好ましく、0.15質量%超であることがさらにより好ましい。なお、式(3)の上限値は、例えば式(2)を満たすように3.00質量%未満、2.00質量%以下または1.00質量%以下であってもよい。
本発明の実施形態に係る水素吸蔵合金は、上記のような化学成分組成を有していればよく、その製造方法も特に制限されず、公知の方法で製造することができる。本発明の実施形態に係る水素吸蔵合金の製造方法において、リサイクル材を含む原料を用いることが、コスト低減および地球環境保全の観点で好ましい。より好ましくは、リサイクル材として二次電池を含むことであり、さらに好ましくは、リサイクル材としてリチウムイオン電池を含むことである。これらの電池は、本発明の実施形態の構成元素であるNi、Co、MnおよびAl等を含み得ることに加え、Fe、Cu、PおよびCを含み得る。例えばリチウムイオン電池において、正極材料にNi、Co、Mn、Feおよび/またはP、負極材料にC、正極集電体にAl、負極集電体にCu、電解質塩にPが含まれ得る。従って、これらの電池のリサイクル材は、本発明の実施形態に係る製造方法に好適である。
以下、実施例を挙げて本発明の実施形態をより具体的に説明する。本発明の実施形態は以下の実施例によって制限を受けるものではなく、前述および後述する趣旨に合致し得る範囲で、適宜変更を加えて実施することも可能であり、それらはいずれも本発明の実施形態の技術的範囲に包含される。
リチウムイオン電池を焼却、破砕した後に、還元雰囲気でCo、NiおよびMnを金属化し、その後金属とスラグを分離して回収することにより、表1に示す成分組成のリサイクル合金を得た。表1に示すように、上記分離回収により、例えばLi等は除去できるが、本発明の実施形態に係る特定の不純物(Fe、Cu、PおよびC)は完全に除去することはできず、リサイクル合金中にある程度残留していた。なお、表1において、「<0.01」は、該当の成分が含まれていないか、検出限界以下であったことを示す。
Figure 2024030950000002
所定の希土類元素(La、Ce、Pr、NdおよびSm)および純金属(Ni、Co、Mn)を、所定の割合で配合し、高周波誘導炉等一般的な炉を用いて溶製することにより、試験No.1の水素吸蔵合金を得た。
試験No.2~4の水素吸蔵合金については、純金属のそれぞれ約10質量%、約15質量%および約20質量%をリサイクル合金に代える以外は、試験No.1と同様の方法で得た。具体的には、例えば試験No.2は、試験No.1の純金属(Ni:54.34質量部、Co:9.41質量部、Mn:4.42質量部)の約10質量%(Ni:約5.43質量部、Co:約0.94質量部、Mn:約0.44質量部)を、リサイクル合金約6.81質量部に置き換えて作製した。試験No.1~4の成分組成を表2に示す。なお、表2において、「<0.01」は、該当の成分が含まれていないか、検出限界以下であったことを示す。「-」は、該当の成分が含まれていないか検出限界以下と考えられたために、分析していないことを示す。また、試験No.1のLa~Smの各含有量は、試験No.2~4のLa~Smの各含有量と同等であり、表2には、試験No.1のLa~Smにつき、それらの合計含有量のみ記載した。
Figure 2024030950000003
試験No.1~4の水素吸蔵合金に対して、以下の水素吸蔵特性評価を行った。
各合金100gを容器内に封入し、ゲージ圧0.9MPaG下、-10℃にて、水素を1.5NL/分で導入することで各合金に水素を吸蔵させた後、ゲージ圧0.0MPaG下、80℃にて、各合金から水素を放出させる動作を1サイクルとし、これを25サイクル繰り返した。
図1にサイクル数に対する水素吸蔵量評価結果を示す。従来技術に係る、不純物量が少ない試験No.1の水素吸蔵合金に対して、Fe、Cu、PおよびCの合計不純物量が0.10質量%超(3.00質量%未満)の試験No.2~4は、いずれも20%以内の水素吸蔵量の低下に留まっており、水素吸蔵量が大きく低下しなかった。また、いずれの合金も、粉化することなく、1サイクル目と比較して、2~25サイクル試験後であっても水素吸蔵量を維持できるがわかった。
図2に、1サイクル目の水素吸蔵速度評価結果を示す。いずれの合金も、約5~10分で水素吸蔵量がほぼ飽和しており、例えばFe、Cu、PおよびCの合計不純物量が0.10質量%超(3.00質量%未満)であっても、水素吸蔵速度を維持できることがわかった。

Claims (5)

  1. La:15~30質量%、
    Ce:5~15質量%、
    Pr:0~0.05質量%、
    Nd:0.01~0.15質量%、
    Sm:0~0.05質量%、
    Co:5~15質量%、
    Mn:2~8質量%、
    Al:0~0.05質量%、
    Fe:0質量%以上3.00質量%未満、
    Cu:0質量%以上3.00質量%未満、
    P :0質量%以上3.00質量%未満、
    C :0質量%以上3.00質量%未満、および
    残部:Niおよび不可避不純物からなり、且つ下記式(1)および(2)を満たす水素吸蔵合金。

    4.5<B/A<5.5 ・・・(1)
    0.10<[Fe]+[Cu]+[P]+[C]<3.00 ・・・(2)

    式(1)中のAは、前記水素吸蔵合金中に含まれるLa、Ce、Pr、NdおよびSmの合計モル数であり、Bは、前記水素吸蔵合金中に含まれるNi、Co、MnおよびAlの合計モル数である。
    式(2)中の[Fe]、[Cu]、[P]および[C]は、それぞれ、質量%で示したFe、Cu、PおよびCの含有量を示す。
  2. 下記式(3)を満たす、請求項1に記載の水素吸蔵合金。

    [P]+[C]≧0.1 ・・・(3)

    式(3)中の[P]および[C]は、それぞれ、質量%で示したPおよびCの含有量を示す。
  3. リサイクル材を含む原料を用いることを特徴とする、請求項1または2に記載の水素吸蔵合金の製造方法。
  4. 前記リサイクル材は、二次電池のリサイクル材である、請求項3に記載の製造方法。
  5. 前記二次電池は、リチウムイオン電池である、請求項4に記載の製造方法。
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