JP2024030777A - 車両用アンダーカバー - Google Patents
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Abstract
【課題】車両外部への音漏れを低減する。【解決手段】車両用アンダーカバー20は、サスペンションメンバー14の下側に取り付けられる。車両用アンダーカバー20は、車体10の下側を覆うカバー本体21と、カバー本体21から上方へ突出する遮音壁30とを備えている。また、遮音壁30が、枠状のサスペンションメンバー14の内側に配置されている。そして、遮音壁30の上端が、サスペンションメンバー14の下面よりも上側に位置している。【選択図】図1
Description
この発明は、車両用アンダーカバーに関するものである。
車両における車体の下側には、合成樹脂製のエンジンアンダーカバーが取り付けられている(例えば特許文献1)。走行時の車両は、エンジンが稼働することによるエンジン音が発生することから、エンジン音の低減が求められている。
特許文献1のエンジンアンダーカバーは、エンジン音がエンジンアンダーカバーを通って下側へ漏れることを防止できるものの、エンジン音が車体とエンジンアンダーカバーとの間から、水平方向へ漏れるおそれがある。
本発明は、従来の技術に係る前記課題に鑑み、これらを好適に解決するべく提案されたものであって、車両から漏れる騒音を低減できる車両用アンダーカバーを提供することを目的とする。
本発明に係る車両用アンダーカバーの第1態様は、
サスペンションメンバーの下側に取り付けられる車両用アンダーカバーであって、
車体の下側を覆うカバー本体と、
前記カバー本体から上方へ突出する遮音壁と、を備えていることを要旨とする。
サスペンションメンバーの下側に取り付けられる車両用アンダーカバーであって、
車体の下側を覆うカバー本体と、
前記カバー本体から上方へ突出する遮音壁と、を備えていることを要旨とする。
本発明に係る車両用アンダーカバーの第2態様は、前記第1態様において、
前記遮音壁が、枠状の前記サスペンションメンバーの内側に配置されていてもよい。
前記遮音壁が、枠状の前記サスペンションメンバーの内側に配置されていてもよい。
本発明に係る車両用アンダーカバーの第3態様は、前記第1態様又は前記第2態様において、
前記遮音壁の上端が、前記サスペンションメンバーの下面よりも上側に位置していてもよい。
前記遮音壁の上端が、前記サスペンションメンバーの下面よりも上側に位置していてもよい。
本発明に係る車両用アンダーカバーの第4態様は、前記第1態様、前記第2態様及び前記第3態様の何れか1つにおいて、
前記カバー本体における前記遮音壁の内側に設けられたソリッド状板体の遮音部と、
前記カバー本体における前記遮音壁の外側に設けられた多孔質の吸音部と、を備えていてもよい。
前記カバー本体における前記遮音壁の内側に設けられたソリッド状板体の遮音部と、
前記カバー本体における前記遮音壁の外側に設けられた多孔質の吸音部と、を備えていてもよい。
本発明に係る車両用アンダーカバーの第5態様は、前記第1態様、前記第2態様、前記第3態様及び前記第4態様の何れか1つにおいて、
前記遮音壁を内側から支える補強部を備えていてもよい。
前記遮音壁を内側から支える補強部を備えていてもよい。
本発明に係る車両用アンダーカバーの第6態様は、前記第1態様、前記第2態様、前記第3態様、前記第4態様及び前記第5態様の何れか1つにおいて、
多孔質の吸音材を備えていてもよい。
この場合、前記第5態様の補強部の上に配置するようにしてもよい。
多孔質の吸音材を備えていてもよい。
この場合、前記第5態様の補強部の上に配置するようにしてもよい。
本発明に係る車両用アンダーカバーによれば、車両から漏れる騒音を低減できる。
次に、本発明に係る車両用アンダーカバーにつき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照して以下に説明する。
(第1実施形態)
図3に示すように、第1実施形態に係る車両用アンダーカバー20は、自動車などの車両における車体10の下部に設置されたサスペンションメンバー14の下側に取り付けられるものである。また、車両用アンダーカバー20は、左右の車輪12,12の間に配置されている。サスペンションメンバー14は、車両における車体10と車輪12をつないで、路面より受ける衝撃や振動を車室に伝わらないようにするサスペンションの骨格となるパーツである。サスペンションメンバー14は、枠状である。具体的には、第1実施形態のサスペンションメンバー14は、車前後方向に延びる2本の第1部材14a,14aを、車幅方向に延びる2本の第2部材14b,14bで接続して構成されている(図2参照)。図3に示すように、サスペンションメンバー14において、左右の第1部材14a,14a及び前後の第2部材14b,14bに囲われる開口部分14c(図2参照)が、パワーユニット16の下側に位置するようになっている。
図3に示すように、第1実施形態に係る車両用アンダーカバー20は、自動車などの車両における車体10の下部に設置されたサスペンションメンバー14の下側に取り付けられるものである。また、車両用アンダーカバー20は、左右の車輪12,12の間に配置されている。サスペンションメンバー14は、車両における車体10と車輪12をつないで、路面より受ける衝撃や振動を車室に伝わらないようにするサスペンションの骨格となるパーツである。サスペンションメンバー14は、枠状である。具体的には、第1実施形態のサスペンションメンバー14は、車前後方向に延びる2本の第1部材14a,14aを、車幅方向に延びる2本の第2部材14b,14bで接続して構成されている(図2参照)。図3に示すように、サスペンションメンバー14において、左右の第1部材14a,14a及び前後の第2部材14b,14bに囲われる開口部分14c(図2参照)が、パワーユニット16の下側に位置するようになっている。
図3に示すように、車両用アンダーカバー20は、パワーユニットルーム15の下側に配置される。パワーユニットルーム15には、エンジンやモータやコンプレッサなどの駆動時に音が発生するパワーユニット16が設置される。第1実施形態のパワーユニット16は、シリンダーブロックの下側にエンジンオイルを溜めるオイルパン(図示せず)を有するエンジンを例示している。なお、車両用アンダーカバー20は、特にエンジンが設置されたエンジンルーム(パワーユニットルーム15に相当)の下側に取り付けるものを、エンジンアンダーカバーと呼ぶ場合がある。
図1~図4に示すように、車両用アンダーカバー20は、板状に形成されている。車両用アンダーカバー20は、車体10の下側を覆うカバー本体21と、カバー本体21から上方へ突出する遮音壁30とを備えている(図3参照)。また、第1実施形態の車両用アンダーカバー20は、車両用アンダーカバー20の縁部のそれぞれに設けられた吸音部22と、左右の吸音部22の間に設けられた遮音部24とを備えている。更に、車両用アンダーカバー20は、吸音部22を支持する支持部26を備えている。
図1~図3に示すように、車両用アンダーカバー20は、車両用アンダーカバー20を車体10に取り付けるための取付部28を備えている。取付部28は、カバー本体21から上方へ突出するように形成されている(図3参照)。ここで、取付部28は、カバー本体21における合成樹脂からなる樹脂部分(遮音部24や支持部26など)に設けられる。第1実施形態の取付部28は、カバー本体21の樹脂部分(遮音壁30、遮音部24及び支持部26)の成形と合わせて形成された合成樹脂成形部である。第1実施形態では、取付部28に設けられた孔に、ボルトやリベットなどの締結部材を通して、車両用アンダーカバー20をサスペンションメンバー14に取り付けている。車両用アンダーカバー20は、サスペンションメンバー14の直下に位置するカバー本体21の上面と、サスペンションメンバー14の下面との間に隙間があいている(図3及び図4参照)。なお、第1実施形態の車両用アンダーカバー20は、カバー本体21の前縁部21aが立ち上がって前側の第2部材14bの下側に配置され、前縁部21aと前縁部21aよりも後側部分とを繋ぐ立ち壁21bによって、カバー本体21とサスペンションメンバー14との間の前側が塞がっている。
図2に示すように、遮音壁30は、枠状のサスペンションメンバー14の内側に配置されている。第1実施形態の遮音壁30は、サスペンションメンバー14の内縁に沿って配置されている。遮音壁30は、水平方向において、サスペンションメンバー14から若干離して配置しても(図3参照)、サスペンションメンバー14に接するように配置しても、何れであってもよい。より具体的には、遮音壁30は、前後に延びる第1部材14aの内縁に沿って前後方向に延びる部分と、左右に延びる後側の第2部材14bの内縁に沿って左右方向に延びる部分とが一つに繋がっている(図2参照)。なお、第1実施形態では、前側の第2部材14bの内縁に沿って配置された遮音壁30を有していないが、前側の第2部材14bの内縁に沿って遮音壁30を設けて、サスペンションメンバー14の内側全周に亘って遮音壁30を配置するようにしてもよい。
図3に示すように、遮音壁30の上端が、サスペンションメンバー14の下面よりも上側に位置するようにするとよい。遮音壁30が、サスペンションメンバー14の開口部分14cの内側に差し込まれている。遮音壁30は、合成樹脂の板状体である。第1実施形態の遮音壁30は、カバー本体21の樹脂部分(取付部28、遮音部24及び支持部26)の成形と合わせて形成された合成樹脂成形部である。また、第1実施形態では、カバー本体21の樹脂部分(取付部28、遮音部24、支持部26及び遮音壁30)がソリッドの合成樹脂で形成されている。
図1及び図2に示すように、吸音部22は、カバー本体21における遮音壁30の外側に設けられている。また、吸音部22は、車両用アンダーカバー20における車輪12の近傍に配置される。吸音部22は、パワーユニット16の直下から外れた位置に配置するとよい(図3参照)。第1実施形態の車両用アンダーカバー20は、サスペンションメンバー14における左右の第1部材14a,14aの下側に配置された吸音部22を備えている。このように、車両用アンダーカバー20は、サスペンションメンバー14における左右の第1部材14a,14aの内縁よりも車幅方向外側に配置された吸音部22を備えているとよい。吸音部22は、車両用アンダーカバー20の外表面(路面側)に露出するよう構成されている。
吸音部22は、多孔質の板状体で構成される。吸音部22を構成する多孔質材料としては、例えば、繊維体や発泡体などを用いることができる。吸音部22は、多孔質材料に由来する特性によって、吸音や断熱などの所要の機能を発揮するものである。吸音部22を構成する繊維体としては、ポリエステル繊維、ポリオレフィン繊維、アラミド繊維、ガラス繊維、セルロース繊維、ナイロン繊維、ビニロン繊維、レーヨン繊維などからなる不織布や織布などを用いることができる。また、吸音部22を構成する発泡体としては、ポリウレタン系、ポリオレフィン系、ポリスチレン系などの発泡体を用いることができる。なお、吸音部22は、吸音性の観点から通気性を有する多孔質材料が好ましい。
多孔質の板状体は、1層で構成してもよいが、2層以上で構成してもよい。例えば、多孔質の板状体は、吸音部22に求められる主機能(第1実施形態では吸音)を担保するための第1層と、第1層に重ねて配置されて、吸音部22に付加する補助機能(第1実施形態では撥水)を担保するための第2層とを含む複層構造にすることができる。この場合、第2層を第1層よりも密度を高く設定したり、第2層をシリコーン樹脂やフッ素樹脂などの撥水材料を付与することで撥水性を確保したりするなどができる。このように、吸音部22において車両外側となる第2層に撥水性を付与することで、吸音部22に水が浸入したり、吸音部22に雪が付いたり、吸音部22に着氷したりすることを防止できるので好ましい。
図1及び図2に示すように、遮音部24は、カバー本体21における遮音壁30の内側に設けられている。図3に示すように、遮音部24は、パワーユニット16の下側に配置される。第1実施形態では、パワーユニット16の直下が遮音部24で覆われるようになっている。遮音部24は、ソリッド状板体であり、換言すると、ソリッドの合成樹脂の板状体である。ここで、ソリッドとは、発泡体や不織布などの繊維体のような多孔質と異なり、多数の気泡や多数の空隙や多数の孔を有していない密な状態をいう。遮音部24は、吸音部22と比べて密度が高い。また、遮音部24は、吸音部22と比べて通気性が低い、又は通気性がないことが、遮音性向上の観点から好ましい。
第1実施形態のカバー本体21は、吸音部22を除いて、合成樹脂の射出成形等による成形品である。合成樹脂としては、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン(ABS)、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリアミド(PA)などの熱可塑性樹脂が好適に用いられる。
図1及び図2に示すように、支持部26は、支持部26で形成される開口を塞ぐ吸音部22の前後左右の縁部を支持する部分である。支持部26は、遮音部24と同様に、ソリッド合成樹脂である。なお、第1実施形態の支持部26は、遮音部24の成形と合わせて形成された合成樹脂成形部である。また、支持部26は、吸音部22よりも剛性を高く設定するとよい。第1実施形態では、前後方向に延びる支持部26が、下方へ開口する樋形状(凹形状)に形成されており(図3参照)、その形状によって撓み難くなっている。また、左右方向に延びる支持部26が、上方へ突出するリブを有する断面「T」字形状に形成されており(図4参照)、その形状によって撓み難くなっている。第1実施形態において、左右方向に延びる支持部26は、遮音壁30に繋がっており(図1及び図2参照)、支持部26のリブ形状が遮音壁30を外側から支えている。
車両用アンダーカバー20は、遮音部24、支持部26、取付部28及び遮音壁30を一体成形した成形品に、吸音部22を取り付けたり、吸音部22をセットした成形型において、遮音部24、支持部26、取付部28及び遮音壁30を形成するインサート成形を行ったりするなど、様々な方法で製造可能である。
車両用アンダーカバー20は、車体10の下側を覆うカバー本体21から上方へ突出する遮音壁30によって、パワーユニット16から発せられる駆動音(例えばエンジンの場合であればエンジン音)を反射して、サスペンションメンバー14とカバー本体21との間からの音漏れを低減できる。特に、遮音壁30を枠状のサスペンションメンバー14の内側に配置することで、サスペンションメンバー14とカバー本体21との間からの音漏れを阻むことができる。しかも、遮音壁30の上端が、サスペンションメンバー14の下面よりも上側に位置するようにすることで、サスペンションメンバー14とカバー本体21との間に立ち塞がる遮音壁30により、車両外部への騒音の漏出を抑えることができる。このように、車両用アンダーカバー20によれば、車両内部で発生する駆動音等の騒音の漏れ出しを抑えて、車両周囲の静粛性を向上できる。
車両用アンダーカバー20は、ソリッド状板体の遮音部24が、多孔質の吸音部22よりも音が透過し難く、多孔質の吸音部22が、ソリッド状板体の遮音部24よりも音を吸収し易い。車両用アンダーカバー20は、ソリッド状板体の遮音部24をパワーユニット16の下側に配置しているので、パワーユニット16から発せられる駆動音(例えばエンジンの場合であればエンジン音)を遮音部24で反射して、駆動音が外部に漏れることを阻むことができる。また、車両用アンダーカバー20は、左右の縁部のそれぞれに設けられた多孔質の吸音部22を備えているので、車両走行時に車輪12から発せられるロードノイズを、車輪12に隣接配置された吸音部22で吸収して抑えることができる。従って、車両用アンダーカバー20によれば、車両内部で発生する駆動音等の騒音及びロードノイズを低減でき、車両周囲の静粛性を向上できる。
車両用アンダーカバー20は、左右の縁部に設けられた左右の吸音部22,22の間に亘ってソリッド状板体の遮音部24が設けられているので、剛性を向上できる。このように、車両用アンダーカバー20の剛性が向上することで、走行時に車両用アンダーカバー20に沿って空気が通ることによる変形や、冠水路走行時に水の重さによる変形などを防止できる。また、吸音部22の範囲を車両用アンダーカバー20の左右の縁部に抑え、ソリッド状板体の遮音部24の範囲を大きくすることで、車両用アンダーカバー20のコストを低減できる。
車両用アンダーカバー20は、吸音部22を支持する支持部26を備えているので、比較的剛性を確保し難い多孔質の吸音部22を変形し難くすることができる。しかも、支持部26を遮音部24と一体成形した成形品とすることで、車両用アンダーカバー20のコストを低減できる。支持部26がソリッドであることで、剛性を向上できる。
(第2実施形態)
図5及び図6に示すように、第2実施形態の車両用アンダーカバー40は、遮音壁30を内側から支える補強部42を備えている点が、第1実施形態と異なっている。補強部42は、上端面が遮音部24側から遮音壁30側へ向かうにつれて上方傾斜する三角形状である(図6参照)。また、第2実施形態の補強部42は、遮音部24及び遮音壁30の成形と合わせて形成された合成樹脂成形部である。なお、第2実施形態において説明しない構成については、第1実施形態の構成を適用できる。
図5及び図6に示すように、第2実施形態の車両用アンダーカバー40は、遮音壁30を内側から支える補強部42を備えている点が、第1実施形態と異なっている。補強部42は、上端面が遮音部24側から遮音壁30側へ向かうにつれて上方傾斜する三角形状である(図6参照)。また、第2実施形態の補強部42は、遮音部24及び遮音壁30の成形と合わせて形成された合成樹脂成形部である。なお、第2実施形態において説明しない構成については、第1実施形態の構成を適用できる。
図5及び図6に示すように、第2実施形態の車両用アンダーカバー40は、遮音部24に重ねて配置された多孔質の吸音材44を備えている。吸音材44は板状である。吸音材44としては、吸音部22と同様に、不織布などの繊維体や発泡体などの多孔質材料を用いることができる。吸音材44は、1種類又は複数種類の材料を組み合わせて、複数層としてもよい。吸音材44は、補強部42における傾斜した上端面に載置されて、吸音材44と遮音部24との間に空間を形成している(図6参照)。
第2実施形態の車両用アンダーカバー40は、第1実施形態と同様の作用効果を奏する。加えて、第2実施形態の車両用アンダーカバー40は、遮音部24に重ねて配置された多孔質の吸音材44を備えていることで、パワーユニット16の発する音を吸音材44で減衰させて、遮音部24を透過する音を低減できる。また、吸音材44を補強部42の上に配置することで、遮音部24から離して吸音材44を配置することができ、遮音部24で反射した音を吸音材44で減衰させて、車両外部に漏れる騒音を低減できる。
(変更例)
前述した事項に限らず、例えば以下のようにしてもよい。なお、本発明は、実施例及び以下の変更例の具体的な記載のみに限定されるものではない。
(1)パワーユニットは、エンジンやモータやコンプレッサなどの単体に限らず、エンジン等の稼働時に音を発する装置や機構などを含んでいてもよい。
(2)サスペンションメンバーの形状は、実施例に限らず、例えば、平面視「U」字状や「コ」字状などの枠状であってもよい。
(3)遮音壁を、サスペンションメンバーの下側に配置してもよい。また、遮音壁を、サスペンションメンバーの外縁に沿って配置してもよい。
(4)遮音壁の上端位置が、サスペンションメンバーの下面と同じ高さであっても、サスペンションメンバーの下面よりも若干低くてもよい。
(5)カバー本体にメンテナンス用の開口部を設け、その開口部を開閉する蓋部を設けてもよい。その場合、蓋部に遮音壁を設けてもよい。
(6)吸音部を省略してもよい。
(7)支持部の形状は、実施例に限らず、例えば、前後方向に延びる支持部がリブ形状であったり、左右方向に延びる支持部が凹形状(樋形状)であったり、平板形状であったり、その他の形状であってもよい。
前述した事項に限らず、例えば以下のようにしてもよい。なお、本発明は、実施例及び以下の変更例の具体的な記載のみに限定されるものではない。
(1)パワーユニットは、エンジンやモータやコンプレッサなどの単体に限らず、エンジン等の稼働時に音を発する装置や機構などを含んでいてもよい。
(2)サスペンションメンバーの形状は、実施例に限らず、例えば、平面視「U」字状や「コ」字状などの枠状であってもよい。
(3)遮音壁を、サスペンションメンバーの下側に配置してもよい。また、遮音壁を、サスペンションメンバーの外縁に沿って配置してもよい。
(4)遮音壁の上端位置が、サスペンションメンバーの下面と同じ高さであっても、サスペンションメンバーの下面よりも若干低くてもよい。
(5)カバー本体にメンテナンス用の開口部を設け、その開口部を開閉する蓋部を設けてもよい。その場合、蓋部に遮音壁を設けてもよい。
(6)吸音部を省略してもよい。
(7)支持部の形状は、実施例に限らず、例えば、前後方向に延びる支持部がリブ形状であったり、左右方向に延びる支持部が凹形状(樋形状)であったり、平板形状であったり、その他の形状であってもよい。
10 車体,14 サスペンションメンバー,16 パワーユニット,
20・40 車両用アンダーカバー,21 カバー本体,22 吸音部,
24 遮音部,26 支持部,30 遮音壁,42 補強部,44 吸音材
20・40 車両用アンダーカバー,21 カバー本体,22 吸音部,
24 遮音部,26 支持部,30 遮音壁,42 補強部,44 吸音材
Claims (6)
- サスペンションメンバーの下側に取り付けられる車両用アンダーカバーであって、
車体の下側を覆うカバー本体と、
前記カバー本体から上方へ突出する遮音壁と、を備えている
ことを特徴とする車両用アンダーカバー。 - 前記遮音壁が、枠状の前記サスペンションメンバーの内側に配置される請求項1記載の車両用アンダーカバー。
- 前記遮音壁の上端が、前記サスペンションメンバーの下面よりも上側に位置する請求項2記載の車両用アンダーカバー。
- 前記カバー本体における前記遮音壁の内側に設けられたソリッド状板体の遮音部と、
前記カバー本体における前記遮音壁の外側に設けられた多孔質の吸音部と、を備えている請求項1記載の車両用アンダーカバー。 - 前記遮音壁を内側から支える補強部を備えている請求項1~4の何れか一項に記載の車両用アンダーカバー。
- 前記補強部の上に配置された多孔質の吸音材を備えている請求項5記載の車両用アンダーカバー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022133899A JP2024030777A (ja) | 2022-08-25 | 2022-08-25 | 車両用アンダーカバー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022133899A JP2024030777A (ja) | 2022-08-25 | 2022-08-25 | 車両用アンダーカバー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2024030777A true JP2024030777A (ja) | 2024-03-07 |
Family
ID=90106150
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2022133899A Pending JP2024030777A (ja) | 2022-08-25 | 2022-08-25 | 車両用アンダーカバー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2024030777A (ja) |
-
2022
- 2022-08-25 JP JP2022133899A patent/JP2024030777A/ja active Pending
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