JP2024027773A - 構造体 - Google Patents

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Abstract

【課題】外部からの押圧力および押圧力による反力のうちの一方を受ける第1受圧部を備えると共に、押圧力および反力のうちの他方を受ける第2受圧部を備えるまたはその第2受圧部に接続される構造体において、第1受圧部と第2受圧部との相対的な所定の変位範囲でそれ以外の変位範囲よりも絶対値の低い剛性をより適切に実現する。【解決手段】第1受圧部を有する第1支持部と、対の第2、第3支持部と、第2受圧部を有する対の第4、第5支持部と、第1支持部と第2、第3支持部とに接続され対でそれぞれN1個の第1、第2正剛性部と、第2、第3支持部と第4、第5支持部とに接続され対でそれぞれN1個の第3、第4正剛性部と、第1支持部と第4、第5支持部とに接続され対でそれぞれN2個の第1、第2負剛性部と、を有する構造体本体を備える。構造体本体は、平面状部材として形成されている。【選択図】図1

Description

本開示は、構造体に関する。
従来、質量体と、質量体と底部とに接続されるコイルばねと、質量体とフレームとに接続されると共に互いに逆の剛性を有する第1、第2弾性梁と、を備える構造体が提案されている(特許文献1参照)。特許文献1の段落0017には、「運動質量体2の所定の行程範囲内で、質量体2が予め定められた剛性を経験するように構成されており、この所定の剛性は、ゼロ剛性又はほぼゼロの剛性であることが好ましい。」と記載されている。
特許6197251号
特許文献1に開示されたような構造体では、質量体が、質量体と底部とを通る所定方向に振動する際に傾くなどして、質量体の所定方向における変位が安定しない場合、第1、第2弾性梁の剛性が本来の剛性から変化してしまい、所定の変位範囲でそれ以外の変位範囲よりも絶対値の低い剛性を適切に実現できない可能性がある。
本開示の構造体は、外部からの押圧力および押圧力による反力のうちの一方を受ける第1受圧部を備えると共に、押圧力および反力のうちの他方を受ける第2受圧部を備えるまたはその第2受圧部に接続される構造体において、第1受圧部と第2受圧部との相対的な所定の変位範囲でそれ以外の変位範囲よりも絶対値の低い剛性をより適切に実現することを主目的とする。
本開示の構造体は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本開示の構造体は、
外部からの押圧力および前記押圧力による反力のうちの一方を受ける第1受圧部を備えると共に、前記押圧力および前記反力のうちの他方を受ける第2受圧部を備えるまたは前記第2受圧部に接続される構造体であって、
前記第1受圧部を有し且つ少なくとも一部が所定方向に延在する第1支持部と、
前記第1支持部に対して両側に離間しており且つ前記所定方向に延在する対の第2、第3支持部と、
前記第2受圧部に接続され且つ前記第1支持部と前記第2、第3支持部との間に位置し且つ少なくとも一部が前記所定方向に延在する対の第4、第5支持部と、
前記第1支持部と前記第2、第3支持部とに接続され、前記第1受圧部と前記第2受圧部との前記所定方向における相対的な任意の変位範囲で正剛性を有する対でそれぞれN1(N1≧2)個の第1、第2正剛性部と、
前記第2、第3支持部と前記第4、第5支持部とに接続され、前記第1受圧部と前記第2受圧部との前記所定方向における相対的な任意の変位範囲で正剛性を有する対でそれぞれ前記N1個の第3、第4正剛性部と、
前記第1支持部と前記第4、第5支持部とに接続され、前記第1受圧部と前記第2受圧部との前記所定方向における相対的な所定の変位範囲で負剛性を有する対でそれぞれN2(N2≧1)個の第1、第2負剛性部と、
を有する構造体本体を備え、
前記構造体本体は、平面状部材として形成されている、
ことを要旨とする。
本開示の構造体では、第1支持部と第2支持部とN1個の第1正剛性部とによる第1ラーメン構造と、第1支持部と第3支持部とN1個の第2正剛性部とによる第2ラーメン構造と、が対で構成される。また、第2支持部と第4支持部とN1個の第3正剛性部とによる第3ラーメン構造と、第3支持部と第5支持部とN1個の第4正剛性部とによる第4ラーメン構造と、が対で構成される。これらより、第1受圧部が外部からの押圧力および押圧力による反力のうちの一方を受けて第1支持部(第1受圧部)が所定方向に振動する際に、第1支持部(第1受圧部)が所定方向に対して第2支持部側や第3支持部側に傾くのを抑制することができる。また、第2受圧部が外部からの押圧力および押圧力による反力のうちの他方を受けて第4、第5支持部(第2受圧部)が所定方向に振動する際に、第2支持部(第2受圧部)が所定方向に対して第2支持部側や第3支持部側に傾くのを抑制することができる。したがって、第1支持部と第4、第5支持部とに接続された対でそれぞれN2個の第1、第2負剛性部が、第1支持部(第1受圧部)と第4、第5支持部(第2受圧部)との所定方向における相対的な所定の変位範囲で負剛性をより適切に発揮することができる。この結果、第1支持部(第1受圧部)と第4、第5支持部(第2受圧部)との所定方向における相対的な所定の変位範囲でそれ以外の変位範囲よりも絶対値の低い剛性をより適切に実現することができる。
しかも、本開示の構造体では、第1、第2、第3、第4、第5支持部とそれぞれN1個の第1、第2、第3、第4正剛性部とそれぞれN2個の第1、第2負剛性部とを有する構造体本体は、平面状部材として形成されている。これにより、平面状部材として形成されない場合に比して、第1受圧部を有する第1支持部や第2受圧部に接続される第4、第5支持部が、所定方向に振動する際に、これらが構造体本体の延在方向に直交する方向に傾くのを抑制することができる。また、構造体本体の延在方向に直交する方向における長さの短縮を図ることができる。
構造体20を左前側から見た外観斜視図である。 構造体20を右後側から見た外観斜視図である。 構造体20を前側から見た正面図である。 構造体20を右側から見た右側面図である。 構造体20の特性の一例を示す説明図である。 構造体本体121の正面図である。 構造体本体221の正面図である。 構造体本体321の正面図である。 構造体420における構造体本体421と支持部材470との固定前の様子を示す説明図である。 構造体520における構造体本体521と支持部材570との固定前の様子を示す説明図である。 構造体620の外観斜視図である。 構造体620の上面図である。 構造体装置710の外観斜視図である。 構造体装置710の右側面図である。 構造体本体821の正面図である。 構造体本体821について、図15の状態から柱部80,82を第1支持部822の上下延在部27に対して下側に相対移動させたときの様子を示す説明図である。 構造体本体821の特性の一例を示す説明図である。 構造体本体821の特性の一例を示す説明図である。
次に、本開示を実施するための形態を実施例を用いて説明する。
図1は、本開示の一実施例としての構造体20を左前側から見た外観斜視図である。図2は、構造体20を右後側から見た外観斜視図である。図3は、構造体20を前側から見た正面図である。図4は、構造体20を右側から見た右側面図である。なお、左右方向、前後方向、上下方向は、図1~図4に示した通りである。
図1~図4に示すように、実施例の構造体20は、全体として、構造体20の左右方向における中心を通り且つ前後方向および上下方向に延在する平面P(図3参照)に対して鏡像(左右対称)となるように形成されており、構造体本体21と、構造体本体21を支持する支持部材(相対変位抑制部かつ第6支持部)70とを備える。構造体本体21は、例えば、樹脂材料やゴム材料の射出成形、ブロー成形、押出し成形、3D印刷や、金属材料の鋳造、鍛造、プレス、切削、押出し成形、3D印刷などにより一体成形された一体成形部材として構成されている。支持部材70は、構造体本体21と同様に、一体成形部材として構成されている。
構造体本体21は、全体として厚み(前後方向における長さ)が略一定で且つ前側から見て外形が略矩形状の平面状部材として形成されており、第1支持部22と、第2支持部30と、第3支持部32と、第4支持部40と、第5支持部45と、2個の第1梁部(第1正剛性部)50a,50bと、2個の第2梁部(第2正剛性部)52a,52bと、2個の第3梁部(第3正剛性部)54a,54bと、2個の第4梁部(第4正剛性部)56a,56bと、1個の第5梁部(第1負剛性部)60と、1個の第6梁部(第2負剛性部)62とを備える。
第1支持部22は、構造体本体21の左右方向における中央部に位置しており、上下延在部23と、上側左右延在部24と、下側左右延在部26とを有する。上下延在部23は、平面Pに沿って上下方向に延在している。上側左右延在部24は、上下延在部23の上端部から左右方向に対象に延在している。上側左右延在部24の上端面25は、平坦面として形成されている。下側左右延在部26は、上下延在部23の下端部から左右方向に対象に延在している。
第2、第3支持部30,32は、対に形成されており、それぞれ、第1支持部22の上下延在部23に対して左側、右側に同一距離だけ離間しており且つ上下方向に延在している。第2、第3支持部30,32の上端部は、第1支持部22の上側左右延在部24と左右方向において対向している。第2、第3支持部30,32の下端部は、第1支持部22の下側左右延在部26と左右方向において対向している。
第4、第5支持部40,45は、対に形成されており、それぞれ、第1支持部22の上下延在部23と第2、第3支持部30,32との左右方向における間に位置している。第4、第5支持部40,45は、それぞれ、上下延在部(第1、第2柱部)41,46と、左右延在部(第3、第4柱部)42,47とを有する。上下延在部41,46は、それぞれ、上下延在部23から左側、右側に同一距離だけ離間しており且つ上側左右延在部24と下側左右延在部26との上下方向における間に位置しており、上下方向に延在している。この上下延在部41,46は、それぞれ、上側左右延在部24および下側左右延在部26と上下方向に見て重なっている。そして、上下延在部41の左端面は、上側左右延在部24の左端面および下側左右延在部26の左端面と面一になっており、上下延在部46の右端面は、上側左右延在部24の右端面および下側左右延在部26の右端面と面一になっている。上下延在部41,46は、共に、背面側で支持部材70と固定されている。左右延在部42,47は、それぞれ、上下延在部41,46の上端部から左側、右側(第2、第3支持部30,32側)に向かって第2、第3支持部30,32から同一距離だけ離間した位置まで延在している。上下延在部41および左右延在部42の上端面は、第2支持部30側から上下延在部23側に向かうにつれて下側に傾斜するように形成されており、上下延在部46および左右延在部47の上端面は、第3支持部32側から上下延在部23側に向かうにつれて下側に傾斜するように形成されている。左右延在部42の左端部(第2支持部30側の端部)には、上側に延在する上側張出部42aが形成されており、左右延在部47の右端部(第3支持部32側の端部)には、上側に延在する上側張出部47aが形成されている。
2個の第1梁部(第1正剛性部)50a,50bと2個の第2梁部(第2正剛性部)52a,52bとは、対に形成されており、それぞれ左右方向に直線状に延在している。第1梁部50aは、第1支持部22の上側左右延在部24の左端部と第2支持部30の上端部とに接続されている。第1梁部50bは、第1支持部22の下側左右延在部26の左端部と第2支持部30の下端部とに接続されている。第2梁部52aは、上側左右延在部24の右端部と第3支持部32の上端部とに接続されている。第2梁部52bは、下側左右延在部26の右端部と第3支持部32の下端部とに接続されている。
2個の第3梁部(第3正剛性部)54a,54bと2個の第4梁部(第4正剛性部)56a,56bとは、対に形成されており、それぞれ左右方向に直線状に延在している。2個の第3梁部54a,54bは、上下方向に間隔をおいて並んで配置されており、上下延在部41の左端部と第2支持部30とに接続されている。2個の第4梁部56a,56bは、上下方向に間隔をおいて並んで配置されており、上下延在部46の右端部と第3支持部32とに接続されている。
2個の第1梁部50a,50bと2個の第2梁部52a,52bと2個の第3梁部54a,54bと2個の第4梁部56a,56bとは、左右方向(延在方向)における長さが同一に形成されている。また、2個の第1梁部50a,50bと2個の第3梁部54a,54bとは、上下方向に見て完全に重なっており、2個の第2梁部52a,52bと2個の第4梁部56a,56bとは、上下方向に見て完全に重なっている。これにより、第1支持部22と第2支持部30と2個の第1梁部50a,50bとによる第1ラーメン構造と、第1支持部22と第3支持部32と2個の第2梁部52a,52bとによる第2ラーメン構造と、が左右方向において対で構成されると共に、第2支持部30と第4支持部40と2個の第3梁部54a,54bとによる第3ラーメン構造と、第3支持部32と第5支持部45と2個の第4梁部56a,56bとによる第4ラーメン構造と、が左右方向において対で構成される。
第5、第6梁部(第1、第2負剛性部)60,62は、対に形成されており、それぞれ、第1支持部22の上下延在部23における上側左右延在部24との境界付近と第4、第5支持部40,45の左右延在部42,47の上側張出部42a,47aの上端部とに接続されている。この第5、第6梁部60,62は、それぞれ、上下延在部23側から上側張出部42a,47a側に向かうにつれて斜め下側にサイン波状に延在している。第5梁部60は、2個の第1梁部50a,50bおよび2個の第3梁部54a,54bと上下方向に見て一部が重なっており、第6梁部62は、2個の第2梁部52a,52bおよび2個の第4梁部56a,56bと上下方向に見て一部が重なっている。上述の上下延在部41および左右延在部42の上端面は、第2支持部30側から上下延在部23側に向かうにつれて、下側(第5梁部60側と反対側)に傾斜するように形成されている。また、上下延在部46および左右延在部47の上端面は、第3支持部32側から上下延在部23側に向かうにつれて下側(第6梁部62側とは反対側)に傾斜するように形成されている。
支持部材(相対変位抑制部かつ第6支持部)70は、基部71と、凸部(第1、第2凸部)72a,72bと、台座部73とを有する。基部71は、構造体本体21の背面側で上下方向に延在している。凸部72a,72bは、基部71の上端部における左端部、右端部から前側に対で延在している。支持部材70は、凸部72a,72bの前端面が第4、第5支持部40,45の上下延在部41,46の後端面に当接した状態で、ボルトおよびナットなどの締結部材により上下延在部41,46に固定されている。これにより、第4、第5支持部40,45が支持部材70を介して連結されるから、支持部材70により、第4、第5支持部40,45に相対変位が生じるのを抑制することができる。台座部73は、基部71の下端部から前側に向かって構造体本体21の前端面と同一またはそれよりも若干前側の位置まで延在している。台座部73の下端面74は、平坦面として形成されている。
実施例の構造体20では、第1支持部22と、対の第2支持部30および第3支持部32と、対の第4支持部40および第5支持部45と、対の2個の第1梁部50a,50bおよび2個の第2梁部52a,52bと、対の2個の第3梁部54a,54bおよび2個の第4梁部56a,56bと、対の第5梁部60および第6梁部62と、を有する平面状部材として形成されている。これにより、平面状部材として形成されない場合に比して、構造体本体21の延在方向に直交する方向(前後方向)における構造体本体21の長さの短縮を図ることができる。また、実施例の構造体20では、2個の第1梁部50a,50bおよび2個の第3梁部54a,54bと第5梁部60とが上下方向に見て一部が重なっていると共に2個の第2梁部52a,52bおよび2個の第4梁部56a,56bと第6梁部62とが上下方向に見て一部が重なっている。これにより、2個の第1梁部50a,50bおよび2個の第3梁部54a,54bと第5梁部60とが上下方向に見て重ならないと共に2個の第2梁部52a,52bおよび2個の第4梁部56a,56bと第6梁部62とが上下方向に見て重ならないものに比して、左右方向における構造体本体21の長さの短縮を図ることができる。
実施例の構造体20では、第1支持部22(特に、上側左右延在部24)が、外部から上下方向の押圧力および押圧力による反力のうちの一方を受ける第1受圧部として機能する。また、支持部材70(特に、台座部73)が、外部から上下方向の押圧力および押圧力による反力のうちの他方を受ける第2受圧部として機能し、第4、第5支持部40,45が第2受圧部に接続されている。例えば、構造体20が図1~図4の向きに配置され、支持部材70の台座部73がベース部材により支持されると共に構造体本体21の第1支持部22の上側左右延在部24がマウント部材を支持し、マウント部材が上下方向に振動する場合、第1支持部22(第1受圧部)が外部から上下方向の押圧力(下向きの荷重)を受け、支持部材70(第2受圧部)がその押圧力の反力を受ける。また、構造体20が図1~図4の向きとは上下逆向きに配置され、構造体本体21の第1支持部22の上側左右延在部24がベース部材により支持されると共に支持部材70の台座部73がマウント部材を支持し、マウント部材が上下方向に振動する場合、支持部材70(第2受圧部)が外部から上下方向の押圧力(下向きの荷重)を受け、第1支持部22(第1受圧部)がその押圧力の反力を受ける。
次に、実施例の構造体20の動作について説明する。上述の前者の場合、具体的には、構造体20が図1~図4の向きに配置され、支持部材70の台座部73がベース部材により支持されると共に構造体本体21の第1支持部22の上側左右延在部24がマウント部材を支持し、マウント部材が上下方向に振動する場合について説明する。この場合、構造体20の第1支持部22に外部から下向きの荷重が作用すると、第1支持部22が下側に移動するのに伴って、2個の第1梁部50a,50bおよび2個の第2梁部52a,52bが対で変形すると共に第5梁部60および第6梁部62が対で変形する。そして、2個の第1梁部50a,50bおよび2個の第2梁部52a,52bの変形に伴う第2支持部30および第3支持部32の上下方向の移動に伴って2個の第3梁部54a,54bおよび2個の第4梁部56a,56bが対で変形する。これらのとき、2個の第1梁部50a,50bおよび2個の第2梁部52a,52bと2個の第3梁部54a,54bおよび2個の第4梁部56a,56bとは、第1支持部22(第1受圧部)と第4、第5支持部40,45および支持部材70(第2受圧部)との上下方向における相対的な任意の変位範囲で正剛性を有する。また、第5、第6梁部60,62は、第1支持部22と第4、第5支持部40,45および支持部材70との上下方向における相対的な所定の変位範囲で負剛性を有すると共にそれ以外の変位範囲で正剛性を有する。なお、第4、第5支持部40,45および支持部材70が上下方向に変位しない場合、第1支持部22と第4、第5支持部40,45および支持部材70との上下方向における相対的な変位は、第1支持部22の初期位置からの変位として考えることができる。
実施例の構造体20では、第1支持部22と第4、第5支持部40,45とは、2個の第1梁部50a,50bおよび2個の第2梁部52a,52b、第2支持部30および第3支持部32、2個の第3梁部54a,54bおよび2個の第4梁部56a,56bを介した第1経路と、第5梁部60および第6梁部62を介した第2経路と、で並列に接続されている。そして、構造体20(構造体本体21)の剛性は、2個の第1梁部50a,50bおよび2個の第2梁部52a,52bと、2個の第3梁部54a,54bおよび2個の第4梁部56a,56bと、第5梁部60および第6梁部62と、の剛性の和により定まる。これにより、構造体20では、第1支持部22の所定の変位範囲でそれ以外の変位範囲よりも絶対値が十分に低い剛性(例えば、略ゼロ剛性)が実現される。
詳細には、実施例の構造体20では、上述したように、第1ラーメン構造と第2ラーメン構造とが左右方向において対で構成されると共に第3ラーメン構造と第4ラーメン構造とが左右方向において対で構成されることにより、第1支持部22が上下方向に振動するときに、構造体20に左右方向の力が発生するのを抑制し、第1支持部22が左右方向に傾くのを抑制することができる。また、構造体本体21が平面状部材として形成されていることにより、第1支持部22が上下方向に振動するときに、構造体20に構造体本体21の延在方向に直交する方向(前後方向)の力が発生するのを抑制し、第1支持部22が前後方向に傾くのを抑制することができる。これらより、構造体20では、第1支持部22に上下方向の移動だけを許容する(左右方向や前後方向の傾き(移動)を十分に抑制する)ことができるから、第5、第6梁部60,62が、第1支持部22の所定の変位範囲でより適切に負剛性を発揮することができる。この結果、構造体20は、第1支持部22の所定の変位範囲でそれ以外の変位範囲よりも絶対値が十分に低い剛性(例えば、略ゼロ剛性)をより適切に実現することができる。
また、実施例の構造体20では、上下延在部41および左右延在部42の上端面は、第2支持部30側から上下延在部23側に向かうにつれて、下側(第5梁部60側とは反対側)に傾斜するように形成されており、上下延在部46および左右延在部47の上端面は、第3支持部32側から上下延在部23側に向かうにつれて下側(第6梁部62側とは反対側)に傾斜するように形成されている。これにより、第4、第5支持部40,45の強度を確保しつつ、第1支持部22が下側に移動するのに伴って第5、第6梁部60,62が対で変形する際に、第5、第6梁部60,62が上下延在部41,46および左右延在部42,47の上端面に接触するのを抑制することができる。後者の結果、第5、第6梁部60,62の可動範囲ひいては上下方向における第1支持部22の可動範囲をより大きくすることができる。
図5は、支持部材70がベース部材により支持されると共に構造体本体21の第1支持部22がマウント部材を支持する場合の、実施例の構造体20の特性の一例を示す説明図である。図中、縦軸は、構造体20からベース部材に作用する反力[N]であり、横軸は、第1支持部22の初期位置からの変位(上下方向における移動量)[mm]である。また、図中、破線は、構造体20の理論値であり、実線は、構造体20の解析値である。図5の解析値から、構造体20について、第1支持部22の所定の変位範囲(略2mm~略9mmの範囲)でそれ以外の変位範囲よりも絶対値が十分に低い剛性(例えば、略ゼロ剛性)を適切に実現できていることが分かる。
実施例の構造体20が図1~図4の向きとは上下逆向きに配置され、構造体本体21の第1支持部22の上側左右延在部24がベース部材により支持されると共に支持部材70の台座部73がマウント部材を支持し、マウント部材が上下方向に振動する場合は、以下の通りである。第1ラーメン構造と第2ラーメン構造とが左右方向において対で構成されると共に第3ラーメン構造と第4ラーメン構造とが左右方向において対で構成されることにより、支持部材70や第4、第5支持部40,45が上下方向に振動するときに、構造体20に左右方向の力が発生するのを抑制し、支持部材70や第4、第5支持部40,45が左右方向に傾くのを抑制することができる。また、構造体本体21が平面状部材として形成されており、かつ、支持部材70の台座部73も構造体本体21の上側に存在することになるから、支持部材70や第4、第5支持部40,45が上下方向に振動するときに、構造体20に構造体本体21の延在方向に直交する方向(前後方向)の力が発生するのを抑制し、支持部材70や第4、第5支持部40,45が前後方向に傾くのを抑制することができる。これらより、構造体20では、第4、第5支持部40,45に上下方向の移動だけを許容する(左右方向や前後方向の傾き(移動)を十分に抑制する)ことができるから、第5、第6梁部60,62が、第4、第5支持部40,45の所定の変位範囲でより適切に負剛性を発揮することができる。この結果、構造体20は、第4、第5支持部40,45の所定の変位範囲でそれ以外の変位範囲よりも絶対値が十分に低い剛性(例えば、略ゼロ剛性)をより適切に実現することができる。
以上説明した実施例の構造体20では、第1支持部22と第2支持部30と2個の第1梁部50a,50bとによる第1ラーメン構造と、第1支持部22と第3支持部32と2個の第2梁部52a,52bとによる第2ラーメン構造と、が左右方向において対で構成されていると共に、第2支持部30と第4支持部40と2個の第3梁部54a,54bとによる第3ラーメン構造と、第3支持部32と第5支持部45と2個の第4梁部56a,56bとによる第4ラーメン構造と、が左右方向において対で構成されている。これにより、第1支持部22が、上下方向に振動するときに左右方向に傾くのを抑制したり、第4、第5支持部40,45が、上下方向に振動するときに左右方向に傾くのを抑制したりすることができる。したがって、第5、第6梁部60,62が、第1支持部22の所定の変位範囲でより適切に負剛性を発揮することができる。この結果、構造体20は、第1支持部22と、支持部材70や第4、第5支持部40,45と、の所定方向における相対的な所定の変位範囲でそれ以外の変位範囲よりも絶対値の低い剛性(例えば、略ゼロ剛性)をより適切に実現することができる。
また、実施例の構造体20では、第1支持部22と、対の第2支持部30および第3支持部32と、対の第4支持部40および第5支持部45と、対の2個の第1梁部50a,50bおよび2個の第2梁部52a,52bと、対の2個の第3梁部54a,54bおよび2個の第4梁部56a,56bと、対の第5梁部60および第6梁部62と、を有する構造体本体21は、平面状部材として形成されている。これにより、平面状部材として形成されない場合に比して、構造体本体21の延在方向に直交する方向(前後方向)における構造体本体21の長さの短縮を図ることができる。また、第1支持部22が、上下方向に振動するときに前後方向に傾くのを抑制したり、第4、第5支持部40,45が、上下方向に振動するときに前後方向に傾くのを抑制したりすることができる。
さらに、実施例の構造体20では、2個の第1梁部50a,50bおよび2個の第3梁部54a,54bと第5梁部60とが上下方向に見て一部が重なっていると共に2個の第2梁部52a,52bおよび2個の第4梁部56a,56bと第6梁部62とが上下方向に見て一部が重なっている。これにより、2個の第1梁部50a,50bおよび2個の第3梁部54a,54bと第5梁部60とが上下方向に見て重ならないと共に2個の第2梁部52a,52bおよび2個の第4梁部56a,56bと第6梁部62とが上下方向に見て重ならないものに比して、左右方向における構造体本体21の長さの短縮を図ることができる。
加えて、実施例の構造体20では、構造体本体21が一体成形される。これにより、構造体本体21の各部間の接合などが不要となるから、こうした接合による影響、例えば、構造体本体21の特性のバラツキなどが生じるのを回避することができる。
実施例では、構造体20の構造体本体21は、第1支持部22と第2支持部30とが2個の第1梁部50a,50bにより接続され、第1支持部22と第3支持部32とが2個の第2梁部52a,52bにより接続され、第2支持部30と第4支持部40とが2個の第3梁部54a,54bにより接続され、第3支持部32と第5支持部45とが2個の第4梁部56a,56bにより接続され、第1支持部22と第4支持部40とが1個の第5梁部60により接続され、第1支持部22と第5支持部45とが1個の第6梁部62により接続されるものとした。しかし、第1梁部(第1正剛性部)の数と第2梁部(第2正剛性部)の数と第3梁部(第3正剛性部)の数と第4梁部(第4正剛性部)の数とは、2個以上でかつ互いに同一であればよい。また、第5梁部(第1負剛性部)の数と第6梁部(第2負剛性部)の数とは、1個以上でかつ互いに同一であればよい。例えば、図6~図8の変形例の構造体本体121,221,321のようにしてもよい。図6~図8は、構造体本体121,221,321の正面図である。
図6の変形例の構造体本体121は、構造体20の構造体本体21に、1個の第1梁部50cおよび1個の第2梁部52cと1個の第3梁部54cおよび1個の第4梁部56cとを加えたものに相当する。第1梁部50cは、第1梁部50bと上下方向に間隔をおいて並んで配置され、第1支持部22の下側左右延在部26の左端部と第2支持部30とに接続されている。第2梁部52cは、第2梁部52bと上下方向に間隔をおいて並んで配置され、第1支持部22の下側左右延在部26の右端部と第3支持部32とに接続されている。第3梁部54cは、2個の第3梁部54a,54bの上下方向における間に配置され、第4支持部40の上下延在部41の左端部と第2支持部30とに接続されている。第4梁部56cは、2個の第4梁部56a,56bの上下方向における間に配置され、第5支持部45の上下延在部46の右端部と第3支持部32とに接続されている。第1梁部50cと第2梁部52cと第3梁部54cと第4梁部56cとは、何れも、左右方向に延在しており、2個の第1梁部50a,50bと2個の第2梁部52a,52bと2個の第3梁部54a,54bと2個の第4梁部56a,56bと長さが同一に形成されている。構造体本体121では、構造体本体21に比して、第1、第2、第3、第4梁部の剛性ひいては構造体本体121の剛性を高くしつつ、応力集中を抑制することができる。
図7の変形例の構造体本体221は、構造体20の構造体本体21に、1個の第5梁部60bおよび1個の第6梁部62bを加えたものに相当する。第5梁部60bは、第5梁部60と上下方向に間隔をおいて並んで配置され、上下延在部23と左右延在部42の上側張出部42aとに接続されている。第6梁部62bは、第6梁部62と上下方向に間隔をおいて並んで配置され、上下延在部23と左右延在部47の上側張出部47aとに接続されている。第5、第6梁部60b,62bは、それぞれ、第5、第6梁部60,62と同一形状に形成されている。構造体本体221では、構造体本体21に比して第5、第6梁部の剛性ひいては構造体本体221の剛性を高くしつつ、応力集中を抑制することができる。
図8の変形例の構造体本体321は、構造体20の構造体本体21に、1個の第1梁部50cおよび1個の第2梁部52cと1個の第3梁部54cおよび1個の第4梁部56cと1個の第5梁部60bおよび1個の第6梁部62bとを加えたものに相当する。1個の第1梁部50cおよび1個の第2梁部52cと1個の第3梁部54cおよび1個の第4梁部56cとは、図6の構造体本体121と同様であり、1個の第5梁部60bおよび1個の第6梁部62bは、図7の構造体本体221と同様である。
実施例では、構造体20は、2個の第1梁部50a,50bおよび2個の第3梁部54a,54bと第5梁部60とが上下方向に見て一部が重なっていると共に2個の第2梁部52a,52bおよび2個の第4梁部56a,56bと第6梁部62とが上下方向に見て一部が重なっているものとした。しかし、2個の第1梁部50a,50bおよび2個の第3梁部54a,54bと第5梁部60とが上下方向に見て重ならないと共に2個の第2梁部52a,52bおよび2個の第4梁部56a,56bと第6梁部62とが上下方向に見て重ならないものとしてもよい。
実施例では、構造体20は、第4支持部40の上下延在部41および左右延在部42の上端面は、第2支持部30側から上下延在部23側に向かうにつれて下側(第5梁部60側とは反対側)に傾斜するように形成され、第5支持部45の上下延在部46および左右延在部47の上端面は、第3支持部32側から上下延在部23側に向かうにつれて下側(第6梁部62側とは反対側)に傾斜するように形成されるものとした。しかし、上下延在部41および左右延在部42の上端面と、上下延在部46および左右延在部47の上端面とは、それぞれ、左右方向に延在するように形成されるものとしてもよい。
実施例では、構造体20において、構造体本体21の第4、第5支持部40,45と支持部材70とは、締結部材により締結されるものとした。しかし、第4、第5支持部40,45と支持部材70とは、溶接などにより接合されるものとしてもよい。
実施例では、構造体20において、支持部材70は、支持部材70の凸部72a,72bの前端面が第4、第5支持部40,45の上下延在部41,46の後端面に当接した状態で、ボルトおよびナットなどの締結部材により上下延在部41,46に固定されるものとした。しかし、これに限定されない。例えば、図9や図10の変形例の構造体420,520のようにしてもよい。図9は、構造体420における構造体本体421と支持部材470との固定前の様子を示す説明図であり、図10は、構造体520における構造体本体521と支持部材570との固定前の様子を示す説明図である。
図9の変形例の構造体420は、構造体本体21および支持部材70が構造体本体421および支持部材470に置き換えられた点で、構造体20とは異なる。構造体本体421は、第4、第5支持部40,45が第4、第5支持部440,445に置き換えられた点で、構造体本体21とは異なる。第4、第5支持部440,445は、上下延在部41,46の背面に凹部41a,46aが形成されている点で、第4、第5支持部40,45とは異なる。凹部41a,46aは、上下延在部41,46の背面から前面側に矩形状で窪むように形成されている。支持部材470は、凸部72a,72bが凹部41a,46aに挿入されて嵌合可能な形状に形成されている点で、支持部材70とは異なる。構造体420では、支持部材470は、凸部72a,72bが凹部41a,46aに挿入されて嵌合した状態で、ボルトおよびナットなどの締結部材により上下延在部41,46に固定される。
このようにして、支持部材470の凸部72a,72bが第4、第5支持部440,445の凹部41a,46aに嵌合していることにより、第1支持部22が振動したり支持部材70および第4、第5支持部440,445が振動したりする際に、構造体20に比して、締結部材に作用する力によって第4、第5支持部440,445と支持部材70とに相対的な位置ズレが生じるのをより抑制することができる。この結果、支持部材470により、第4、第5支持部440,445に相対変位が生じるのをより十分に抑制することができる。
図10の変形例の構造体420は、構造体本体21および支持部材70が構造体本体521および支持部材570A,570Bに置き換えられた点で、構造体20とは異なる。構造体本体521は、第4、第5支持部40,45が第4、第5支持部540,545に置き換えられた点で、構造体本体21とは異なる。第4、第5支持部540,545は、上下延在部41,46に貫通孔41b,46bが形成されている点で、第4、第5支持部40,45とは異なる。貫通孔41b,46bは、上下延在部41,46を前後方向に矩形状で貫通するように形成されている。支持部材570Aは、少なくとも、凸部72a,72bが貫通孔41b,46bの略半分程度(前後方向における長さ)まで挿入されて嵌合可能な形状に形成されている点で、支持部材70とは異なる。支持部材70Bは、少なくとも上端部が、上下方向および左右方向に延在する平面に対して支持部材70Aと鏡面形状となるように形成されている。構造体520では、支持部材570A,570Bは、支持部材570A,570Bのそれぞれの凸部72a,72bが貫通孔41b,46bに背面側、前面側から挿入されて嵌合した状態で、ボルトおよびナットなどの締結部材により互いに締結される(更に上下延在部41,46にも締結される)ことにより、上下延在部41,46に固定される。
このようにして、支持部材570A,570Bのそれぞれの凸部72a,72bが構造体本体521の第4、第5支持部540,545の貫通孔41b,46bに嵌合していることにより、第1支持部22が振動したり支持部材570A,570Bおよび第4、第5支持部540,545が振動したりする際に、構造体20に比して、締結部材に作用する力によって第4、第5支持部540,545と支持部材570A,570Bとに相対的な位置ズレが生じるのをより抑制することができる。この結果、支持部材570A,570Bにより、第4、第5支持部540,545に相対変位が生じるのをより十分に抑制することができる。
実施例では、構造体20の支持部材70は、第4、第5支持部40,45に相対変位が生じるのを抑制する相対変位抑制部としての機能と、第4、第5支持部40,45を支持し且つ第2受圧部を有する第6支持部としての機能と、を備えるものとした。構造体420の支持部材470や、構造体520の支持部材570A,570Bについても同様である。しかし、相対変位抑制部としての機能を有する第1部材と、第6支持部としての機能を有する第2部材とが、別体として構成されるものとしてもよい。例えば、構造体20において、構造体本体21の第4、第5支持部40,45に第1部材(例えば、支持部材70の上半分に相当する部材)が固定され、第1部材に第2部材(例えば、支持部材70の下半分に相当する部材)が固定されるものとしてもよい。
実施例では、構造体20は、構造体本体21と支持部材70とを備えており、図1~図4の向きに配置されて支持部材70の台座部73がベース部材により支持されたり、図1~図4の向きとは上下逆向きに配置されて構造体本体21の第1支持部22の上側左右延在部24がベース部材により支持されたりするものとした。しかし、これに限定されない。図11は、変形例の構造体620の外観斜視図であり、図12は、構造体620の上面図である。図11や図12に示すように、構造体620は、図1~図4の構造体20のうち構造体本体21だけを備える(支持部材70を除いた)。この構造体620では、構造体本体21の第4、第5支持部40,45の上下延在部41,46は、背面側で接続部92を介して壁部90に固定されている。このため、構造体620では、第1支持部22(特に、上側左右延在部24)が、外部から上下方向の押圧力および押圧力による反力のうちの一方を受ける第1受圧部として機能する。また、壁部90が、外部から上下方向の押圧力および押圧力による反力のうちの他方を受ける第2受圧部として機能し、第4、第5支持部40,45が第2受圧部に接続されている。この場合でも、構造体620の構造体本体21については、実施例の構造体20の構造体本体21と同様の効果を奏することができる。
実施例では、構造体20として用いられるものとした。しかし、これに限定されない。図13は、変形例の構造体装置710の外観斜視図であり、図14は、構造体装置710の右側面図である。図13や図14に示すように、構造体装置710は、構造体20と同一構成の2個の構造体20A,20Bと、板状部材94とを備える。2個の構造体20A,20Bは、互いに背面合わせで間隔をおいて配置されている。板状部材94は、構造体20A,20Bのそれぞれの第1支持部22の上側左右延在部24の上端面25とボルトなどの締結部材により固定されている。これにより、構造体装置710では、構造体20A,20Bが板状部材94を介して互いに固定されている。したがって、構造体20A,20Bを有する構造体装置710全体として前後方向の力が生じるのをより十分に抑制することができる。
実施例では、構造体20の構造体本体21は、第1支持部22と第2支持部30と第3支持部32と第4支持部40と第5支持部45と2個の第1梁部50a,50bと2個の第2梁部52a,52bと2個の第3梁部54a,54bと2個の第4梁部56a,56bと1個の第5梁部60と1個の第6梁部62とを備えるものとした。しかし、これに限定されない。図15は、変形例の構造体本体821の正面図である。
図15に示すように、構造体本体821は、第1支持部22が第1支持部822に置き換えられた点や、第4、第5支持部40,45が第4、第5支持部840,845に置き換えられた点、第5、第6梁部60,62の接続が異なる点、柱部80,82と第5、第6梁部60c,62cとが加えられた点で、構造体本体21とは異なる。
第1支持部822は、上下延在部23が上下延在部27に置き換えられた点で、構造体本体21の第1支持部22とは異なる。上下延在部27の左端面および右端面には、対で、上下延在部27の延在方向(上下方向)に間隔をおいて複数の凸部領域27La,27Raが形成されている。各凸部領域27La,27Raには、それぞれ、複数の歯27Lb,27Rbが上下延在部27の延在方向に並んで形成されている。
第4、第5支持部840,845は、それぞれ、左右延在部43,48を更に有する点で、構造体本体21の第4、第5支持部40,45とは異なる。左右延在部43、48は、それぞれ、上下延在部41,46の下端部から左側、右側(第2、第3支持部30,32側)に向かって第2、第3支持部30,32から同一距離だけ離間した位置まで延在している。左右延在部43の左端部(第2支持部30側の端部)には、下側に延在する下側張出部43aが形成されており、左右延在部48の右端部(第3支持部32側の端部)には、下側に延在する下側張出部48aが形成されている。下側張出部43aは、上側張出部42aと上下方向に見て重なっており、下側張出部48aは、上側張出部47aと上下方向にみて重なっている。
柱部80,82は、対に形成されており、それぞれ、第1支持部22の上下延在部27と第4、第5支持部840,845の上下延在部41,46との左右方向における間に位置しており且つ上下方向に延在している。柱部80の右端面(上下延在部27側の端面)には、柱部80の延在方向に間隔をおいて複数の凸部領域80aが形成されている。各凸部領域80aには、それぞれ、複数の複数の歯80bが柱部80の延在方向に並んで形成されている。柱部82の左端面(上下延在部27側の端面)には、柱部82の延在方向に間隔をおいて複数の凸部領域82aが形成されている。各凸部領域82aには、それぞれ、複数の複数の歯82bが柱部82の延在方向に並んで形成されている。
第5,第6梁部60,62は、それぞれ、第1支持部22の上下延在部23と第4、第5支持部40,45の上側張出部42a,47aとに接続されているのに代えて、柱部80,82の上端部と上側張出部42a,47aとに接続されている点で、構造体本体21とは異なる。この第5、第6梁部60,62は、それぞれ、柱部80,82側から上側張出部42a,47a側に向かうにつれて斜め下側にサイン波状に延在している。
第5、第6梁部60c,62cは、対に形成されており、それぞれ、柱部80,82の下端部と第4、第5支持部840,845の左右延在部43,48の下側張出部43a,48aの下端部とに接続されている。この第5、第6梁部60c,62cは、それぞれ、第5、第6梁部60,62と同様に、柱部80,82側から下側張出部43a,48a側に向かうにつれて斜め下側にサイン波状に延在している。
ここで、第1支持部822の上下延在部27の左端面、右端面の各凸部領域27La,27Raの複数の歯27Lb,27Rbと、柱部80,82の各凸部領域80a,82aの複数の歯80b,82bとは、それぞれ、所定力による柱部80,82の上下延在部27に対する下側への相対移動を許容すると共に上側への相対移動を規制するように形成されている。所定力は、第1支持部822が振動時に上側に移動しようとする力に比してある程度大きい力として定められている。すなわち、各凸部領域80a,82aの複数の歯80b,82bと各凸部領域80a,82aの複数の歯80b,82bとが噛合している状態で第1支持部822が振動する際には、第1支持部822(上下延在部27)と柱部80,82とが上下方向に相対移動しないようになっている。
次に、実施例の構造体本体821を使用する前の事前調整について説明する。図16は、構造体本体821について、図15の状態から柱部80,82を第1支持部822の上下延在部27に対して下側に相対移動させたとき(プレストレスをかけたとき)の様子を示す説明図である。このようにして、柱部80,82を上下延在部27に対して下側に相対移動させることにより、2個の第5梁部60,60bおよび2個の第6梁部62,62bの特性、ひいては、構造体本体821の特性を変化させることができる。具体的には、第1支持部822が外部から受ける下向きの荷重と第1支持部822の初期位置からの変位(上下方向における移動量)との関係を変化させることができる。すなわち、上下延在部27の複数の歯27Lb,27Rbと柱部80,82の複数の歯80b,82bとは、2個の第5梁部60,60bおよび2個の第6梁部62,62bにプレストレスを作用させるプレストレス部として機能するのである。
図17および図18は、構造体本体821の特性の一例を示す説明図である。図17(A)、図17(B)、図17(C)は、それぞれ、柱部80,82を第1支持部822の上下延在部27に対して下側に相対移動させる移動量(以下、「プレストレス変位Dps」という)が値0,値Dps1,値Dps2(0<Dps1<Dps2)のときの構造体本体821の特性の一例である。
図17(A)、図17(B)、図17(C)中、縦軸は、第1支持部822が外部から受ける下向きの荷重であり、横軸は、第1支持部822の初期位置からの変位である。図17(A)、図17(B)、図17(C)中、第1支持部822の変位(横軸)について、低剛性領域Rqzsは、それ以外の領域(高剛性領域R1,R2)に比して構造体本体821の剛性の絶対値が十分に低くなる領域であり、高剛性領域R1,R2は、それぞれ低剛性領域Rqzsよりも第1支持部822の変位が小さい側、大きい側の領域である。図17(A)、図17(B)、図17(C)中、「Dqzs」は、第1支持部822の変位についての低剛性領域Rqzsの中央値であり、「Fqzs」は、第1支持部822の変位が値Dqzsのときに第1支持部822が受ける荷重(以下、「低剛性中央荷重」という)である。
図18中、左側の縦軸は、第1支持部822が受ける荷重が値0のときの構造体本体821の剛性(以下、「ベース剛性Sb」という)であり、右側の縦軸は、低剛性中央荷重Fqzsであり、横軸は、プレストレス変位Dpsである。
図17(A)、図17(B)、図17(C)および図18から、プレストレス変位Dpsが増加するにつれて、低剛性中央荷重Fqzsが低下し、プレストレス変位Dpsが値Dpsのときに低剛性中央荷重Fqzsが値0になることが分かる。また、図18から、プレストレス変位Dpsが値Dps2lo以上で且つ値Dps2hi以下の領域(Dps2lo<Dps2<Dps2hi)では、ベース剛性Sbが低剛性領域Rqzsの値Sbqzsとなり、プレストレス変位Dpsが値Dps2lo未満の領域では、ベース剛性Sbが高剛性領域R1の値Sb1(Sb1>Sbqzs)となり、プレストレス変位Dpsが値Dps2loよりも大きい領域では、ベース剛性Sbが高剛性領域R2の値Sb2(Sb2>Sbqzs)となることが分かる。これらを踏まえて、種々の用途に応じて適切なプレストレス変位Dpsを定めることにより、構造体本体821をより幅広い用途で使用することができる。
実施例や変形例では、構造体本体21,121,221,321,421,521,821は、それぞれ、一体成形された一体成形部材として構成されるものとした。しかし、これらは、複数部品として成形され、互いに接合されて構成されるものとしてもよい。また、構造体本体21などと支持部材70などとは、一体成形部材として構成されるものとしてもよい。
実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した本開示の主要な要素との対応関係について説明する。実施例では、第1支持部22が「第1支持部」に相当し、第2支持部30が「第2支持部」に相当し、第3支持部32が「第3支持部」に相当し、第4支持部40が「第4支持部」に相当し、第5支持部45が「第5支持部」に相当し、2個の第1梁部50a,50bが「第1正剛性部」に相当し、2個の第2梁部52a,52bが「第2正剛性部」に相当し、2個の第3梁部54a,54bが「第3正剛性部」に相当し、2個の第4梁部56a,56bが「第4正剛性部」に相当し、1個の第5梁部60が「第1負剛性部」に相当し、1個の第6梁部62が「第2負剛性部」に相当する。
なお、実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した本開示の主要な要素との対応関係は、実施例が課題を解決するための手段の欄に記載した本開示を実施するための形態を具体的に説明するための一例であることから、課題を解決するための手段の欄に記載した本開示の要素を限定するものではない。即ち、課題を解決するための手段の欄に記載した本開示についての解釈はその欄の記載に基づいて行なわれるべきものであり、実施例は課題を解決するための手段の欄に記載した本開示の具体的な一例に過ぎないものである。
以上、本開示を実施するための形態について実施例を用いて説明したが、本開示はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本開示の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
[付記]
[1]本開示の構造体は、外部からの押圧力および前記押圧力による反力のうちの一方を受ける第1受圧部と、前記押圧力および前記反力のうちの他方を受ける第2受圧部とを備える構造体であって、前記第1受圧部を有し且つ少なくとも一部が所定方向に延在する第1支持部と、前記第1支持部に対して両側に離間しており且つ前記所定方向に延在する対の第2、第3支持部と、前記第2受圧部を有し且つ前記第1支持部と前記第2、第3支持部との間に位置し且つ少なくとも一部が前記所定方向に延在する対の第4、第5支持部と、前記第1支持部と前記第2、第3支持部とに接続され、前記第1受圧部と前記第2受圧部との前記所定方向における相対的な任意の変位範囲で正剛性を有する対でそれぞれN1(N1≧2)個の第1、第2正剛性部と、前記第2、第3支持部と前記第4、第5支持部とに接続され、前記第1受圧部と前記第2受圧部との前記所定方向における相対的な任意の変位範囲で正剛性を有する対でそれぞれ前記N1個の第3、第4正剛性部と、前記第1支持部と前記第4、第5支持部とに接続され、前記第1受圧部と前記第2受圧部との前記所定方向における相対的な所定の変位範囲で負剛性を有する対でそれぞれN2(N2≧1)個の第1、第2負剛性部と、を有する構造体本体を備え、前記構造体本体は、平面状部材として形成されていることを要旨とする。
本開示の構造体では、第1支持部と第2支持部とN1個の第1正剛性部とによる第1ラーメン構造と、第1支持部と第3支持部とN1個の第2正剛性部とによる第2ラーメン構造と、が対で構成される。また、第2支持部と第4支持部とN1個の第3正剛性部とによる第3ラーメン構造と、第3支持部と第5支持部とN1個の第4正剛性部とによる第4ラーメン構造と、が対で構成される。これらより、第1受圧部が外部からの押圧力および押圧力による反力のうちの一方を受けて第1支持部(第1受圧部)が所定方向に振動する際に、第1支持部(第1受圧部)が所定方向に対して第2支持部側や第3支持部側に傾くのを抑制することができる。また、第2受圧部が外部からの押圧力および押圧力による反力のうちの他方を受けて第4、第5支持部(第2受圧部)が所定方向に振動する際に、第2支持部(第2受圧部)が所定方向に対して第2支持部側や第3支持部側に傾くのを抑制することができる。したがって、第1支持部と第4、第5支持部とに接続された対でそれぞれN2個の第1、第2負剛性部が、第1支持部(第1受圧部)と第4、第5支持部(第2受圧部)との所定方向における相対的な所定の変位範囲で負剛性をより適切に発揮することができる。この結果、第1支持部(第1受圧部)と第4、第5支持部(第2受圧部)との所定方向における相対的な所定の変位範囲でそれ以外の変位範囲よりも絶対値の低い剛性をより適切に実現することができる。
しかも、本開示の構造体では、第1、第2、第3、第4、第5支持部とそれぞれN1個の第1、第2、第3、第4正剛性部とそれぞれN2個の第1、第2負剛性部とを有する構造体本体は、平面状部材として形成されている。これにより、平面状部材として形成されない場合に比して、第1受圧部を有する第1支持部や第2受圧部に接続される第4、第5支持部が、所定方向に振動する際に、これらが構造体本体の延在方向に直交する方向に傾くのを抑制することができる。また、構造体本体の延在方向に直交する方向における長さの短縮を図ることができる。
[2]上述の構造体([1]に記載の構造体)において、前記N1個の前記第1正剛性部と前記N1個の第3正剛性部と前記N2個の前記第1負剛性部とは、前記所定方向に見て一部が重なっており、前記N1個の前記第2正剛性部と前記N1個の第4正剛性部と前記N2個の前記第2負剛性部とは、前記所定方向に見て一部が重なっているものとしてもよい。こうすれば、構造体本体の延在方向のうち所定方向に直交する方向における長さの短縮を図ることができる。
[3]この場合の構造体([2]に記載の構造体)において、前記第4、第5支持部は、前記第2受圧部を有し且つ前記所定方向に延在する第1、第2柱部と、前記第1、第2柱部の前記所定方向における端部から前記第2、第3支持部側に延在する第3、第4柱部とを有し、前記第3、第4正剛性部は、前記第2、第3支持部と前記第1、第2柱部とに接続されており、前記第1、第2負剛性部は、前記第1支持部と前記第3、第4柱部の前記第2、第3支持部側の端部とに接続されているものとしてもよい。
[4]この場合の構造体([3]に記載の構造体)において、前記第1、第3柱部の前記第1負剛性部側の端面は、前記第2支持部側から前記第1支持部側に向かうにつれて前記第1負剛性部側とは反対側に傾斜するように形成されており、前記第2、第4柱部の前記第2負剛性部側の端面は、前記第3支持部側から前記第1支持部側に向かうにつれて前記第2負剛性部側とは反対側に傾斜するように形成されているものとしてもよい。こうすれば、第4、第5支持部の強度を確保しつつ、第1支持部が所定方向に移動する際の第1負剛性部と第1、第3柱部との接触や第2負剛性部と第2、第4柱部との接触を抑制することができる。後者の結果、第1、第2負剛性部の可動範囲ひいては所定方向における第1支持部の可動範囲をより大きくすることができる。
[5]上述の構造体([1]~[4]のうちの何れか1つに記載の構造体)において、前記第4、第5支持部に相対変位が生じるのを抑制する相対変位抑制部を更に備えるものとしてもよい。こうすれば、第4、第5支持部に相対変位が生じるのを抑制することができる。
[6]この場合の構造体([5]に記載の構造体)において、前記第4、第5支持部は、第1、第2凹部または第1、第2貫通孔を有し、前記相対変位抑制部は、基部と前記基部から対で延出される第1、第2凸部とを有し、前記第1、第2凸部が前記第1、第2凹部または前記第1、第2貫通孔に嵌合した状態で前記第4、第5支持部に固定されているものとしてもよい。
[7]上述の構造体([1]~[6]のうちの何れか1つに記載の構造体)において、前記第4、第5支持部を支持し且つ前記第2受圧部を有する第6支持部を更に備えるものとしてもよい。
[8]上述の構造体([1]~[7]のうちの何れか1つに記載の構造体)において、それぞれ前記N2個の前記第1、第2負剛性部にプレストレスを作用させるプレストレス部を更に備えるものとしてもよい。こうすれば、第1、第2負剛性部の特性、ひいては、構造体の特性を変化させることができる。
[9]上述の構造体([1]~[8]のうちの何れか1つに記載の構造体)において、前記構造体のうち少なくとも前記構造体本体は、一体成形されているものとしてもよい。
20,20A,20B,420,520,620 構造体、21,121,221,321,421,521,821 構造体本体、22 第1支持部、30 第2支持部、32 第3支持部、40 第4支持部、41a,46a 凹部、41b,46b 貫通孔、45 第5支持部、50a,50b 第1梁部(第1正剛性部)、52a,52b 第2梁部(第21正剛性部)、54a,54b 第3梁部(第3正剛性部)、56a,56b 第4梁部(第4正剛性部)、60 第5梁部(第1負剛性部)、62 第6梁部(第2負剛性部)、70,70A,70B 支持部材(相対変位抑制部かつ第6支持部)。

Claims (9)

  1. 外部からの押圧力および前記押圧力による反力のうちの一方を受ける第1受圧部を備えると共に、前記押圧力および前記反力のうちの他方を受ける第2受圧部を備えるまたは前記第2受圧部に接続される構造体であって、
    前記第1受圧部を有し且つ少なくとも一部が所定方向に延在する第1支持部と、
    前記第1支持部に対して両側に離間しており且つ前記所定方向に延在する対の第2、第3支持部と、
    前記第2受圧部に接続され且つ前記第1支持部と前記第2、第3支持部との間に位置し且つ少なくとも一部が前記所定方向に延在する対の第4、第5支持部と、
    前記第1支持部と前記第2、第3支持部とに接続され、前記第1受圧部と前記第2受圧部との前記所定方向における相対的な任意の変位範囲で正剛性を有する対でそれぞれN1(N1≧2)個の第1、第2正剛性部と、
    前記第2、第3支持部と前記第4、第5支持部とに接続され、前記第1受圧部と前記第2受圧部との前記所定方向における相対的な任意の変位範囲で正剛性を有する対でそれぞれ前記N1個の第3、第4正剛性部と、
    前記第1支持部と前記第4、第5支持部とに接続され、前記第1受圧部と前記第2受圧部との前記所定方向における相対的な所定の変位範囲で負剛性を有する対でそれぞれN2(N2≧1)個の第1、第2負剛性部と、
    を有する構造体本体を備え、
    前記構造体本体は、平面状部材として形成されている、
    構造体。
  2. 請求項1記載の構造体であって、
    前記N1個の前記第1正剛性部と前記N1個の第3正剛性部と前記N2個の前記第1負剛性部とは、前記所定方向に見て一部が重なっており、
    前記N1個の前記第2正剛性部と前記N1個の第4正剛性部と前記N2個の前記第2負剛性部とは、前記所定方向に見て一部が重なっている、
    構造体。
  3. 請求項2記載の構造体であって、
    前記第4、第5支持部は、前記第2受圧部を有し且つ前記所定方向に延在する第1、第2柱部と、前記第1、第2柱部の前記所定方向における端部から前記第2、第3支持部側に延在する第3、第4柱部とを有し、
    前記第3、第4正剛性部は、前記第2、第3支持部と前記第1、第2柱部とに接続されており、
    前記第1、第2負剛性部は、前記第1支持部と前記第3、第4柱部の前記第2、第3支持部側の端部とに接続されている、
    構造体。
  4. 請求項3記載の構造体であって、
    前記第1、第3柱部の前記第1負剛性部側の端面は、前記第2支持部側から前記第1支持部側に向かうにつれて前記第1負剛性部側とは反対側に傾斜するように形成されており、
    前記第2、第4柱部の前記第2負剛性部側の端面は、前記第3支持部側から前記第1支持部側に向かうにつれて前記第2負剛性部側とは反対側に傾斜するように形成されている、
    構造体。
  5. 請求項1記載の構造体であって、
    前記第4、第5支持部に相対変位が生じるのを抑制する相対変位抑制部を更に備える、
    構造体。
  6. 請求項5記載の構造体であって、
    前記第4、第5支持部は、第1、第2凹部または第1、第2貫通孔を有し、
    前記相対変位抑制部は、基部と前記基部から対で延出される第1、第2凸部とを有し、前記第1、第2凸部が前記第1、第2凹部または前記第1、第2貫通孔に嵌合した状態で前記第4、第5支持部に固定されている、
    構造体。
  7. 請求項1記載の構造体であって、
    前記第4、第5支持部を支持し且つ前記第2受圧部を有する第6支持部を更に備える、
    構造体。
  8. 請求項1記載の構造体であって、
    それぞれ前記N2個の前記第1、第2負剛性部にプレストレスを作用させるプレストレス部を更に備える、
    構造体。
  9. 請求項1記載の構造体であって、
    前記構造体のうち少なくとも前記構造体本体は、一体成形されている、
    構造体。
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