JP6927369B1 - 乗り物用シート - Google Patents

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Abstract

【課題】剛性の向上と軽量化を実現した乗り物用シートを提供する。【解決手段】本発明に係る乗り物用シート1は、背もたれ部の幅方向両端側に配置された左右一対のサイドフレーム7と、左右一対のサイドフレーム7に架設された連結パネル9と、を有して構成されるシートバックフレーム5を背もたれ部の骨格として備えたものであって、連結パネル9は、幅方向の中央部に位置する薄板部9aと、薄板部9aの幅方向両端から外方に延在してサイドフレーム7と接合して薄板部9aよりも板厚が厚い厚板部9bと、を有し、厚板部9bは、薄板部9aとの境界部9cが幅方向に傾斜するように設けられていることを特徴とするものである。【選択図】 図1

Description

本発明は、乗り物用シートに関し、特に、背もたれ部の骨格の剛性向上と軽量化を図った乗り物用シートに関する。
自動車に用いられる乗り物用シートにおいては、剛性の向上と軽量化とが求められている。
一般に、乗り物用シートを軽量化する場合、シート骨格を構成する部品の薄肉化や縮小化を行い、各部品に用いられる素材を鋼板から軽量な樹脂に変更する等がされてきた。しかしながら、部品の板厚を薄くするほど乗り物用シートの剛性は低下してしまう。また、部品の素材を樹脂に変更するとコストが大幅アップする。そのため、コストの上昇を抑えつつ、シート骨格の剛性向上と軽量化を両立するために、これまでに様々な工夫がなされてた。
例えば、特許文献1には、背もたれ部として、双方のサイドフレームの下端を車両幅方向に架橋するロアメンバーフレームを有して構成されたシートバックフレームを骨格として備え、ロアメンバーフレームには、樹脂により形成されて車両幅方向に沿って伸びる長尺上の腰部支持部材が配置された車両用シートが開示されている。そして、特許文献1に開示された車両用シートによれば、軽量な樹脂素材を使用してロアメンバーフレームを補強することが可能となるため、シートバックフレームの剛性を確保した状態で、同時に軽量化が実現できるとされている。
特開2016−175527号公報
しかしながら、特許文献1に開示された車両用シートにおいては、ロアアームメンバーフレームの車両幅方向の長さは規定されているものの、形状や板厚については規定されておらず、形状や板厚によっては十分な剛性の確保と軽量化の両立が困難であった。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、背もたれ部の骨格について剛性を向上し、又は、剛性を確保しつつ軽量化を達成した乗り物用シートを提供することを目的とする。
(1)本発明に係る乗り物用シートは、背もたれ部の幅方向の両端側に配置された左右一対のサイドフレームと、該左右一対のサイドフレームに架設された連結パネルと、を有して構成されるシートバックフレームを前記背もたれ部の骨格として備えたものであって、
前記連結パネルは、幅方向の中央部に位置する薄板部と、該薄板部の幅方向両端から外方に延在して前記シートバックフレームと接合され、前記薄板部よりも板厚が厚い厚板部と、を有し、該厚板部は、前記薄板部との境界部が幅方向に傾斜するように設けられていることを特徴とするものである。
(2)上記(1)に記載のものにおいて、
前記連結パネルの薄板部は、上辺部及び/又は下辺部に凹部が形成されていることを特徴とするものである。
(3)上記(1)又は(2)に記載のものにおいて、
前記連結パネルの薄板部は、開孔部が形成されていることを特徴とするものである。
本発明においては、背もたれ部の幅方向両端側に配置された左右一対のサイドフレームと、該左右一対のサイドフレームに架設された連結パネルと、を有して構成されるシートバックフレームを前記背もたれ部の骨格として備えたものであって、前記連結パネルは、幅方向の中央部に位置する薄板部と、該薄板部の幅方向両端から外方に延在して前記サイドフレームと接合して前記薄板部よりも板厚が厚い厚板部と、を有し、該厚板部は、前記薄板部との境界部が幅方向に傾斜するように設けられていることにより、前記シートバックフレームの剛性が向上し、乗り心地性能の向上や衝突性能の向上を効果的に得ることができ、シートバックフレームの剛性を確保しつつ乗り物用シート全体の軽量化に寄与することができる。
本発明の実施の形態に係る乗り物用シートを説明する斜視図である。 本発明の乗り物用シートにおける連結パネルの具体例を示す図である。 実施例で用いた連結パネルを説明する図である((a)発明例1、(b)従来例1、(c)比較例1、(d)比較例2)。 実施例として、連結パネルの重量と、連結パネルの上角部を荷重入力点としてy方向(車の幅方向外向き)に一定の荷重を入力する試験により得られた荷重入力点のy方向の変位との関係を示す図である。 実施例として、連結パネルの重量と、連結パネルの上角部を荷重入力点としてx方向(前後方向後ろ向き)に一定の荷重を入力する試験により得られた荷重入力点のx方向の変位との関係を示す図である。 実施例で用いた、シートクッションフレームと、サイドフレームに連結パネルが架設されたシートバックフレームと、を備えて構成されるシート骨格を示す図である。
本発明の実施の形態に係る乗り物用シートについて、図1及び図2に基づいて説明する。
なお、以下の説明においては、車両に乗り物用シートが着座可能に設置された状態であることを想定し、「幅方向」、「前後方向」及び「上下方向」等の方向を示す語句は、特に断りがない場合において、車両の幅方向、前後方向及び上下方向等と一致する。さらに、乗り物用シートの各部の姿勢、位置及び他部材との位置関係等についても同様である。
本実施の形態に係る乗り物用シート1は、図1に一例として示すように、クッション部の骨格であるシートクッションフレーム3と、背もたれ部の骨格であるシートバックフレーム5と、を備えたものである。
シートバックフレーム5は、左右一対のサイドフレーム7と、連結パネル9と、を有して構成される。
左右一対のサイドフレーム7は背もたれ部の幅方向両側に配置されたものであり、シートクッションフレーム3の後端部から立設して、上端側がアッパーフレーム11を介して繋っている。
連結パネル9は、左右一対のサイドフレーム7に架設されたものであり、乗り物用シート1においては、サイドフレーム7の上部と下部の2箇所に設けられている。
連結パネル9は、幅方向の中央部に位置する薄板部9aと、薄板部9aの幅方向両端から外方に延在してサイドフレーム7と接合して薄板部9aよりも板厚が厚い厚板部9bと、を有する。そして、厚板部9bは、薄板部9aとの境界部9cが幅方向に傾斜するように設けられている。
薄板部9aの板厚は、特に限定はないが、サイドフレーム7を架設して補剛する機能を有し、かつ軽量化の観点から、0.5mm以上〜1.2mm以下であることが好ましい。
厚板部9bの板厚は、薄板部9aの板厚に対して1.5倍以上3倍以下であることが好ましい。また、サイドフレーム7とアーク溶接等により接合される部位の安定性を確保するため、厚板部9bは、一定の板厚(1mm以上)であることが望ましい。
また、境界部9cの傾斜角度(連結パネル9単体を平面視した場合の縦方向に対する境界部9cの角度、図2(a)中のθ)についても特に制限はないが、15°〜45°の範囲内であることが好ましい。
次に、本実施の形態に係る乗り物用シート1において、背もたれ部の骨格の剛性向上と軽量化を達成することができる理由について、以下に説明する。
一般に、左右一対のサイドフレームに架設される連結パネルは、サイドフレームと接続する両端部における剛性を向上するために板厚を厚くすることが望まれる。その一方で、連結パネルは、軽量化の観点から板厚を薄くすることが望まれる。
そこで、剛性向上と軽量化といった相反する要求を両立すべく、乗り物用シート1の連結パネル9においては、サイドフレーム7と接合される両端部を板厚の厚い厚板部9bとし、中央部を板厚の薄い薄板部9aとした。これにより、サイドフレーム7と接合される両端部における剛性を維持しつつ、連結パネル9を軽量化することができる。
さらに、連結パネル9において、厚板部9bは、薄板部9aとの境界部9cが幅方向に傾斜するように設けられていることで、筋交い構造のように背もたれ部に作用する荷重、特に、幅方向及び斜め方向の荷重を支えることができ、これら荷重によるせん断応力に強い構造となる。そのため、連結パネル9は、均一な板厚の連結パネルや、薄板部と厚板部との境界部が幅方向に垂直な連結パネルと比べて、シートバックフレーム5の剛性を向上させることができる。
以上、本実施の形態に係る乗り物用シート1によれば、背もたれ部の骨格となるシートバックフレーム5の剛性が向上し、乗り心地性能や衝突性能の向上を効果的に得ることができる。
さらに、本実施の形態に係る乗り物用シート1によれば、シートバックフレーム5について所定の剛性を確保しつつ各部品の板厚を薄くしたり形状を小さくすることができ、乗り物用シート1全体の軽量化に寄与することができる。
なお、本発明に係る乗り物用シートの剛性の向上や軽量化に関する効果は、後述する実施例にて実証した。
本実施の形態に係る乗り物用シート1は、左右一対のサイドフレーム7の下部と上部の双方に架設された連結パネル9を対象とするものであった。
もっとも、本発明に係る乗り物用シートは、他の構造の連結パネルと組み合わせてもよく、下部又は上部のいずれか一方の連結パネルを対象とするものであってもよい。また、シートバックフレームに設けられる連結パネルの個数についても、特に制限はない。
また、本発明において、連結パネルは、薄板部と厚板部との境界部の上下に傾斜している向きは問わず、図2(a)に示すように境界部9cの上端側が幅方向の外側に向かって傾斜(平面視で逆ハの字状)しているものや、図2(b)に示すように境界部13cの上端側が幅方向の内側に向かって傾斜(平面視でハの字状)しているものであってもよい。
また、本発明において、連結パネルの薄板部は、シートバックフレームの剛性向上に対する寄与が小さい。そのため、図2(c)に例示する連結パネル15の薄板部15aのように、上辺部や下辺部が内側に凹んだ凹部15dが形成されたものとすることで、剛性を損わずにさらに軽量化することが可能である。
なお、薄板部15aに形成される凹部15dは、上辺部又は下辺部のいずれか一方でもよい。また、凹部15dの形状は、円弧状や三角形状等、特に限定はなく、また、凹部15dの寸法は、要求される剛性や重量、強度等に応じて適宜設定すればよい。
また、本発明は、シートバックフレームの剛性を確保しつつ軽量化を図るため、図2(c)に示す連結パネル15における凹部15dの代わりに、図2(d)に例示する連結パネル17のように、薄板部17aに開孔部17dが形成されたものであってもよい。そして、薄板部17aに形成される開孔部17dの形状は、三角形状や楕円状等、特に限定はなく、個数や寸法は、要求される剛性や重量、強度等に応じて適宜設定すればよい。
さらに、本発明においては、図2(e)に例示する連結パネル19のように、薄板部19aに凹部19dと開孔部19eの双方が形成されたものであってもよい。
また、本発明において、連結パネルの材質に関して特に限定はないが、複数の鋼板等を溶接接合したテーラードブランク(TWB)を用いることで、連結パネルの幅方向両端側に厚板部を容易に設けることができる。
このように、連結パネルに鋼板を接合したテーラードブランクを用いることで、例えば特許文献1に開示されたロアメンバーフレーム(本発明における連結パネルに相当)のように高価な樹脂等を用いることなく、コストの増加を抑えつつ、背もたれ部の骨格の剛性向上と軽量化を実現できる。
なお、連結パネルにテーラードブランクを用いた場合、薄板部と厚板部との境界部は、薄板部に相当する金属板と厚板部に相当する金属板とを溶接接合した溶接ラインとすればよい。
本発明の作用効果について確認するための実験を行ったので、これについて以下に説明する。
本実施例では、乗り物用シートにおける連結パネル単体の剛性についての基礎的な検討と、連結パネルがサイドフレームに架設されたシート骨格の剛性についての検討を行った結果を示す。
<連結パネルの剛性>
まず、図3(a)に示す連結パネル21の剛性と重量を検討した(発明例1)。
連結パネル21は、複数の鋼板を重ねたテーラードブランクで作製されたものであり、薄板部21aと厚板部21bと有し、薄板部2 1aと厚板部21bとの間には、幅方向に傾斜した境界部21cと、薄板部21aの上辺部及び下辺部には内側に向かって円弧状に凹んだ凹部21dと、が設けられている。
ここで、連結パネル21の寸法については、幅400mm、高さ150mmとした。また、厚板部21bは、上辺の幅を100mm、下辺の幅を40mmとし、凹部21dは、幅を200mm、深さを上側を20mm、下側を80mmとした。
薄板部21aの板厚は0.5mm〜1.2mmの範囲内で変更し、厚板部21bの板厚は、薄板部21aよりも板厚が厚くなるように、0.8mm〜3.0mmの範囲内で変更した。
境界部21cは、傾斜角度(連結パネルの平面視における縦方向に対する境界部の角度)を24°とし、凹部21dは、幅200mm及び深さを上側20mm、下側を80mmとした。ここで、薄板部21a及び厚板部21bそれぞれの板厚、境界部21cの傾斜角度は、いずれも、前述した本発明の好適範囲内とした。
また、比較対象として、図3(b)〜図3(d)に示す連結パネル23、連結パネル25及び連結パネル27についても、剛性と重量を検討した。
図3(b)に示す連結パネル23は、均一な板厚の矩形状平板であり、板厚は0.8mm〜1.2mmの範囲内で変更した(従来例1)。
図3(c)に示す連結パネル25は、均一な板厚であって上辺部及び下辺部に凹部25aが形成されたものである(比較例1)。そして、連結パネル25の板厚は、0.65mm〜1.6mmの範囲内で変更し、凹部25aの形状及び寸法は、連結パネル21の凹部21dと同じとした。
図3(d)に示す連結パネル27は、薄板部27aと厚板部27bを有し、薄板部27aと厚板部27bの境界部27cが平面視で幅方向に傾斜しておらず縦方向に平行であり、薄板部27aに凹部27dが形成されたものである(比較例2)。そして、薄板部27a及び厚板部27bそれぞれの板厚と、凹部27dの形状及び寸法は、連結パネル21と同じとした。
なお、連結パネル23、連結パネル25及び連結パネル27は、いずれも、連結パネル21と同じ材質の590MPa級鋼板とし、幅及び高さについても、連結パネル21と同じものとした。
そして、図4(a)及び図5(a)に示すように、連結パネル21の上角部を荷重入力点とし、幅方向(y方向)外向きの荷重Fy又は幅方向と縦方向(z方向)の斜め方向(yz方向)の荷重Fyzを負荷し、連結パネル21のパネル重量と荷重入力点oにおける変位との関係を得た。ここで、Fy及びFyzは、いずれも、100N一定とした。
さらに、連結パネル23、連結パネル25及び連結パネル27についても、連結パネル21と同様に、上角部の荷重入力点oに荷重Fy又はFyzを負荷し、パネル重量と荷重入力点oにおける変位との関係を得た。
図4及び図5に、荷重入力点oに荷重Fy又はFyzを負荷したときの各連結パネルのパネル重量と荷重入力点oの変位との関係を示す。
従来例1、比較例1、比較例2及び発明例1のいずれにおいても、パネル重量が増すことでy方向及びyz方向の変位はいずれも低減し、連結パネル自体の剛性が高くなることが分かる。
連結パネルの上辺部や下辺部における凹部の有無について比較すると、凹部が形成された比較例1、比較例2及び発明例1においては、凹部の無い従来例1よりも荷重入力点の変位が等しくなる同じ剛性でのパネル重量が低減する結果であった。
薄板部及び厚板部が設けられた比較例2及び発明例1においては、薄板部及び厚板部のない均一な板厚の比較例1よりも、荷重入力点の変位が等しい同じ剛性でのパネル重量が低減する結果であった。
さらに、薄板部と厚板部との境界部の傾斜について比較すると、境界部21cが幅方向に傾斜している発明例1においては、境界部27cが傾斜せず縦方向となる比較例2に比べて、同じパネル重量であっても荷重入力点の変位が小さくなり、剛性が増す結果であった。
<シート骨格の剛性>
次に、本発明に係る連結パネルを用いたシート骨格について、剛性向上による軽量化について検討した。
シート骨格31は、図6に示すように、シートクッションフレーム33と、シートバックフレーム35と、を備えたものである。なお、図6はシート骨格31を背面(後ろ側)から見た図である。
シートバックフレーム35は、シートクッションフレーム33の後端部から立設する左右一対のサイドフレーム37と、左右のサイドフレーム37の上端を繋ぐアッパーフレーム39と、左右のサイドフレーム37の上部と下部をそれぞれ架設する二つの連結パネル41と、を有して構成される。
本実施例では、連結パネル41として、表1に示すように、薄板部41aと厚板部41bの境界部41cが幅方向に傾斜したものを発明例2及び発明例3、薄板部41aの上辺部と下辺部のそれぞれに凹部41dが形成されたものを発明例4、薄板部41aに三角形状の開孔部41eが形成されたものを発明例5とした。
Figure 0006927369
さらに、比較対象として、表1に示すように、矩形状平板であって薄板部や厚板部のない板厚が均一な連結パネルを用いたものを従来例2、薄板部45aと厚板部45bとの境界部45cが幅方向に垂直(縦方向に平行)な連結パネル45を用いたものを比較例3とした。なお、比較例3の連結パネル45と発明例2〜発明例5の連結パネル41は従来例2と同じ幅及び高さとした。
そして、シートクッションフレーム33の下面側を治具43を介して固定し、アッパーフレーム39の上角部の荷重入力点oにy方向(幅方向外向き)に荷重を負荷した。
本実施例では、従来例2における荷重を負荷したときの荷重入力点oの変位に基づいて、従来例2の変位と等しくなるように、比較例3については連結パネル45の厚板部の面積を変更して変位を一致させ、発明例2〜発明例5については連結パネル41の厚板部41b、凹部41d及び開孔部41eの各部の面積を変更して変位を一致させた。
前掲した表1に、比較例3及び発明例2〜発明例5におけるシート骨格一台あたりの連結パネルの軽量化量を示す。ここで、連結パネルの軽量化量は、従来例2におけるパネル重量を基準とし、比較例3及び発明例2〜発明例5における各パネル重量の減少量を百分率で表したものである。
表1に示すように、薄板部と厚板部の境界部が傾斜している発明例2〜発明例5においては、比較例3に比べて、従来例2と同じ剛性であっても、薄板部41aの面積を大きくして厚板部41bの面積を小さくすることができて、連結パネルを軽量化できた。
また、厚板部41bの面積を同じにした場合は、薄板部41aの板厚をより薄くできることがわかった。
境界部41cの上下傾斜の向き(反転)に関しては、発明例2と発明例3とでは、ほぼ同等の軽量化量であった。
凹部41d又は開孔部41eが設けられた発明例4及び発明例5においては、さらに薄板部41aを軽量化することができるために、発明例2及び発明例3に比べてさらに軽量化できた。
1 乗り物用シート
3 シートクッションフレーム
5 シートバックフレーム
7 サイドフレーム
9 連結パネル
9a 薄板部
9b 厚板部
9c 境界部
11 アッパーフレーム
13 連結パネル
13a 薄板部
13b 厚板部
13c 境界部
15 連結パネル
15a 薄板部
15b 厚板部
15c 境界部
15d 凹部
17 連結パネル
17a 薄板部
17b 厚板部
17c 境界部
17d 開孔部
19 連結パネル
19a 薄板部
19b 厚板部
19c 境界部
19d 凹部
19e 開孔部
21 連結パネル
21a 薄板部
21b 厚板部
21c 境界部
21d 凹部
23 連結パネル
25 連結パネル
25a 凹部
27 連結パネル
27a 薄板部
27b 厚板部
27c 境界部
27d 凹部
31 シート骨格
33 シートクッションフレーム
35 シートバックフレーム
37 サイドフレーム
39 アッパーフレーム
41 連結パネル
41a 薄板部
41b 厚板部
41c 境界部
41d 凹部
41e 開孔部
43 治具
45 連結パネル
45a 薄板部
45b 厚板部
45c 境界部

Claims (3)

  1. 背もたれ部の幅方向の両端側に配置された左右一対のサイドフレームと、該左右一対のサイドフレームに架設された連結パネルと、を有して構成されるシートバックフレームを前記背もたれ部の骨格として備えた乗り物用シートであって、
    前記連結パネルは、幅方向の中央部に位置する薄板部と、該薄板部の幅方向両端から外方に延在して前記シートバックフレームと接合され、前記薄板部よりも板厚が厚い厚板部と、を有し、該厚板部は、前記薄板部との境界部が幅方向に傾斜するように設けられていることを特徴とする乗り物用シート。
  2. 前記連結パネルの薄板部は、上辺部及び/又は下辺部に凹部が形成されていることを特徴とする請求項1記載の乗り物用シート。
  3. 前記連結パネルの薄板部は、開孔部が形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の乗り物用シート。
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