JP2024025945A - 加工性と高温強度が優れるFe-Cr-Ni系合金 - Google Patents

加工性と高温強度が優れるFe-Cr-Ni系合金 Download PDF

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Abstract

【課題】優れた加工性と高温特性を有するFe-Cr-Ni系合金を提供する。【解決手段】質量%でC:0.03~0.08%、Si:0.10~0.50%、Mn:0.20~1.20%、P:0.001~0.040%、S:0.0001~0.0030%、Ni:35.5~45.5%、Cr:23.5~26.0%、Mo:0.30~1.50%、Cu:0.01~0.30%、Al:0.010~0.150%、Ti:0.10%以下、B:0.0005~0.0050%、Co:0.02~0.30%、Nb:0.45~0.60%およびN:0.15~0.30%、残部がFeおよび不可避的不純物からなり、常温引張試験の0.2%耐力が400MPa以下、伸びが40.0%以上、1100°Fでの高温引張試験の0.2%耐力が140MPa以上、伸びが50.0%以上であるFe-Cr-Ni系合金。【選択図】図1

Description

本発明は、優れた高温強度が要求される反応塔の構造材として使用されるようなFe-Cr-Ni系合金に関するものである。具体的には、合金製造時の成分を最適化することにより、常温、高温での優れた耐力と伸びの両立を実現する技術に関するものである。
近年、太陽光発電によるクリーンエネルギーが注目されている。特に、二酸化炭素を放出しない点で、地球温暖化を防ぐために、その注目度は年々増す一方である。太陽光発電設備を製造する際に、発電素子の原料としては、粗シリコンを原料として精製されたポリシリコンが使用されることが多い。このポリシリコンを精製するための反応塔内部は、反応ガスの圧力が100MPa以上の高圧力であり、なおかつ、1100°F以上の高温度となり、非常に苛酷な環境となる。反応塔に利用される素材は、成形するために優れた加工性が有することや耐食性に優れるのみでなく、高温強度に優れていなければならない。高温強度が不足していると反応塔の耐用寿命が短くなり、生産性が大きく低下する。このような特性を満足するために好適なFe-Cr-Ni系合金が求められている。
しかしながら、高温強度を高くしていくと常温強度も高くなり、反応塔を製造する際の材料加工が難しくなる問題がある。また、上記反応ガスは塩素を含む腐食性ガスであるため優れた耐食性も必要であり、これら問題を解決した加工性と高温強度が優れたFe-Cr-Ni系合金が求められている。
高温強度に着目した先行技術として、特許文献1では、耐高温酸化性、高温クリープ強度および高温引張強度に優れたフェライト系ステンレス鋼が開示されているが、請求項に高温伸びに関する規定値がなくかつ実施例に記載の高温引張強度の降伏強度の値も低い。
また、特許文献2では、組織安定性と高温強度に優れたNi基合金およびNi基合金材の製造方法が開示されているが、Ni基合金はMoやWといった高価な元素を添加する必要があり、コスト増となる。
さらに、特許文献3では、合金製造時の成分と析出物または晶出物を制御し、高いクリープ破断特性を実現したFe-Cr-Ni系合金が提案されているが、常温強度や結晶粒度、高温0.2%耐力、高温伸びに関してなんら記述がされておらず、加工性を考慮した合金ではない。
特開2016-079437号公報 特開2008-297579号公報 特許第6675846号公報
本発明は、従来技術による上記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、優れた加工性と高温特性を持ったFe-Cr-Ni系合金を提供することである。
上記課題を解決するために、本発明者らは鋭意研究を重ねた。まず、電解鉄、Cr、Mo、Niなどの原料を秤量して、高周波誘導炉で溶解した。坩堝はマグネシアであり、溶解量は20kgである。この際、Niなど各元素の濃度を種々変化させて、測定に供することを目的とした。溶解後、鋳型に鋳込み、その後厚さ20mmに鍛造、1300℃で20~60min焼鈍した。
常温引張試験は焼鈍板をASTM E8に準拠した丸棒試験片を作製し、ASTM E8に規定されている引張試験を実施し、0.2%耐力と伸びを評価した。
高温引張試験は焼鈍板をASTM E8に準拠した丸棒試験片を作製し、これをASTM E21に規定されている1100°F での高温引張試験を実施し、0.2%耐力、伸びを評価した。
結晶粒度測定は焼鈍板から5mm×20mm×15mmの試験片を切り出し、鍛伸方向に垂直断面の表面に鏡面研磨を施した状態で光学顕微鏡を用いてASTM E112に規定されている顕微鏡試験を実施し、平均結晶粒径を測定した。
NbN、NbC、TiN、TiCの炭窒化物個数測定及びNbN、NbC、TiN、TiC、M23C6の析出物分布測定は、上記焼鈍鈑の板厚1/4位置から5mm×10mm×10mmの試験片を切り出し、鍛伸方向に垂直断面の表面に鏡面研磨を施した状態でSEM-EDSを用いて観察と組成分析を行った。
硬さ試験は焼鈍板表面から20mm×50mm×50mmの試験片切り出して表面を320番手まで研磨し、ASTM E10に規定されている超硬合金球でのブリネル硬さ試験を実施し、硬さを測定した。
このようにして、適正な合金成分範囲を決定することで適正な加工性と高温強度を確保する合金を決定するに至った。
本発明のFe-Cr-Ni系合金は質量%でC:0.03~0.08%、Si:0.10~0.50%、Mn:0.20~1.20%、P:0.001~0.040%、S:0.0001~0.0030%、Ni:35.5~45.5%、Cr:23.5~26.0%、Mo:0.30~1.50%、Cu:0.01~0.30%、Al:0.010~0.150%、Ti:0.10%以下、B:0.0005~0.0050%、Co:0.02~0.30%、Nb:0.45~0.60%およびN:0.15~0.30%を含有し、残部がFeおよび不可避的不純物からなり、ASTM E8に規定されている常温引張試験の0.2%耐力の値が400MPa以下、伸びが40.0%以上を満たし、ASTM E21に規定されている1100°F での高温引張試験の0.2%耐力の値が140MPa以上、伸びが50.0%以上、ASTM E112に規定されている顕微鏡試験の平均結晶粒度が-3~6を満たし、長径が0.5~5μmのNbN、NbC、TiN、TiCの1種または2種以上をこれらの合計で任意の断面において平均20~180個/mmを必ず含み、また、長径が5μm超のNbN、NbC、TiN、TiCの1種または2種以上を含む場合においてこれらの合計で任意の断面において平均5.0個/mm以下であることを特徴とするFe-Cr-Ni系合金である。
本発明においては、各成分の質量%で0.120≦Nb×N+Nb×C+Ti×N+Ti×C≦0.150に調整してなることを特徴とする。
本発明においては、該Fe-Cr-Ni系合金に、各成分の質量%で0.0020%≦B+P≦0.0400%に調整し、長径が0.5~5μmのNbN、NbC、TiN、TiC、M23C6の1種または2種以上をこれらの合計で任意の断面において粒界に析出する析出物の割合が個数比率で10~30%であることを特徴とする。
本発明において、ASTM E10に規定されているブリネル硬度の超硬合金球での硬さ試験の値が130~210であることを特徴とする。
本発明の析出物個数測定で観察された代表的なNbC析出物を示す電子顕微鏡写真である。 実施例における発明例17の粒界析出物と粒内析出物を示す電子顕微鏡写真である。青い点が粒界に析出、赤い点が粒内に析出している析出物である。
本発明は、Fe-Cr-Ni系合金の加工性と高温特性を向上させるため、質量%でC:0.03~0.08%、Si:0.10~0.50%、Mn:0.20~1.20%、P:0.001~0.040%、S:0.0001~0.0030%、Ni:35.5~45.5%、Cr:23.5~26.0%、Mo:0.30~1.50%、Cu:0.01~0.30%、Al:0.01~0.15%、Ti:0.10%以下、B:0.0005~0.0050%、Co:0.02~0.30%、Nb:0.45~0.60%およびN:0.15~0.30%を含有し、残部がFeおよび不可避的不純物からなるFe-Cr-Ni系合金である。この範囲に規定した理由を説明する。
C:0.03~0.08%
Cは合金の室温及び高温の0.2%耐力を確保するために必要な元素であり、0.03%未満では必要な強度を得ることができない。一方、0.08%を超えると、NbCやTiCの個数が増加して、室温0.2%耐力が高くなり過ぎてしまう。よって、Cの含有量は0.03~0.08%と定めた。好ましくは0.035~0.075%で、より好ましくは0.04~0.07%ある。
Si:0.10~0.50%
Siは脱酸剤として添加され、高温での耐酸化性を確保するために必要な元素であり、0.10%未満では十分な効果を得ることができない。一方、0.50%を超えて高いと、オーステナイト相の安定性が低下し、必要な高温0.2%耐力が得られないため、0.10~0.50%と定めた。好ましくは、0.12~0.45%で、より好ましくは0.13~0.40%ある。
Mn:0.20~1.20%
Mnは脱酸剤として添加され、オーステナイト相を安定化する元素であり、0.20%未満では十分な効果を得ることができない。一方、1.20%を超えて高いとオーステナイト相の安定性が低下し、必要な高温0.2%耐力が得られないため、0.20~1.20%と定めた。好ましくは、0.35~1.10%で、より好ましくは0.50~1.00%ある。
P:0.001~0.040%
Pは、本願発明で重要な元素で鋼中に不可避的に混入する不純物元素であり、含有量が多いと粒界に偏析して高温伸びを低下させる元素である。このため、その上限は厳しく限定する必要がある。本発明では、Pは0.040%以下に制限する。含有量の好ましい上限は0.030%、より好ましい上限は0.020%である。Pの含有量の下限は0%に近いほど好ましいが、発明例1を根拠として0.001%を挙げる。
S:0.0001~0.0030%
Sは、本願発明で重要な元素で、硫化物を形成し、靭性を低下させる。そのためS含有量は極力少ない方が良く、上限値は0.0030%が望ましい。好ましくは0.0015%以下で、より好ましくは0.0010%ある。但しSは僅かの含有でも溶融時の湯の流動性を大きく高めることから溶接性を良好にする元素でもある。これよりSは特に限定しないが、良好な溶接性を得る点から0.0001%以上含有することが好ましい。なおSはAl、Siの添加により脱硫を行うことで、本発明の範囲に調整する。
Ni:35.5~45.5%
Niはオーステナイト相を安定化させ高温0.2%耐力を維持するための重要な元素である。35.5%未満ではその効果が得られず、45.5%を超えると原料コストが高くなる。そのため、35.5~45.5%と定めた。好ましくは、36.0~44.0%で、より好ましくは37.0~40.0%である。
Cr:23.5~26.0%
Crは耐食性を向上させる元素かつ高温で緻密な酸化皮膜を形成し、母材の高温0.2%耐力を維持させる効果がある。23.5%未満ではその効果が得られない。一方、26.0%を超えるとオーステナイト相の安定性が低下し、必要な高温0.2%耐力が得られない。そのため、23.5~26.0%と定めた。好ましくは24.0~25.5%で、より好ましくは24.5~25.4%である。
Mo:0.30~1.50%
Moは耐食性を向上させる元素かつ粒界強化の効果があり、高温0.2%耐力を確保するのに必要な元素である。0.30%未満ではその効果が得られない。一方、1.50%を超えると、σ相が析出して高温伸びが低下する。そのため、0.30~1.50%と定めた。好ましくは、0.35~1.30%で、より好ましくは0.40~1.00%である。
Cu:0.01~0.30%
Cuはオーステナイト相を安定化させ、室温伸びを向上させる元素であり、本発明合金に必須な元素である。その効果を得るためには0.01%以上含有させる必要がある。一方で、Cuの含有量が多くなると高温0.2%耐力が低下する。従って、Cuの含有量の上限は0.30%とする。好ましくは0.02~0.25%で、より好ましくは0.03~0.20%である。
Al:0.010~0.150%
Alは、圧延後の酸化皮膜をより緻密にするために、有用な元素である。この観点で、0.010%の添加は必要である。さらに、脱酸剤としても有効な元素である。0.010%未満では十分な効果が得られず、酸化物系介在物が増加し、十分な高温0.2%耐力を得られない。また、0.150%を超えると、Nと結合しAl窒化物を形成するため、高温0.2%耐力が低下する。そのため、0.010~0.150%と定めた。好ましくは0.015~0.130%で、より好ましくは0.020~0.100%である。
Ti:0.10%以下
Tiは窒化物、炭化物を形成し高温0.2%耐力を確保するため、有用であるので添加しても構わない。0.10%を超えての添加は、窒化物または炭化物の個数が増加して、本願発明の範囲を超えてしまう。そのため、0.10%以下の添加に抑えるべきである。好ましくは0.07%以下で、より好ましくは0.05%以下である。
B:0.0005~0.0050%
Bは粒界に偏析する元素であり、高温で粒界強度を高める効果があり、高温0.2%耐力を確保するために重要な元素である。0.0005%未満ではその効果が得られず、0.0050%を超えると高温伸びが低下する。そのため、0.0005~0.0050%と定めた。好ましくは、0.0010~0.0045%で、より好ましくは0.0015~0.0040%である。
Co:0.02~0.30%
Coは室温での強度を変化させずに、高温0.2%耐力のみを向上する有用な元素であり、本発明合金に必須な元素である。0.02%未満ではその効果が得られず、0.30%を超えて添加すると高温伸びが低下する。また、原料コストが高くなる。そのため0.02~0.30%と定めた。好ましくは0.03~0.28%で、より好ましくは0.04~0.25%である。
Nb:0.45~0.60%
Nbは窒化物、炭化物を形成し、高温0.2%耐力を確保するため、有用である。0.45%未満では、その効果が得られない。しかしながら、0.60%を超えての添加は、窒化物または炭化物の個数が増加して、高温0.2%耐力が低下する。そのため、0.45~0.60%と定めた。好ましくは、0.47~0.58%で、より好ましくは0.50~0.56%である。
N:0.15~0.30%
Nは耐食性を向上させる元素かつNbおよびTiとの窒化物を形成するために有用な元素である。0.15%未満では十分な効果が得られず、必要な室温0.2%耐力および高温0.2%耐力を得られない。一方、0.30%を超えると、窒化物または炭化物の個数が増加して、本願発明の範囲を超え室温0.2%耐力が高くなり過ぎてしまう。そのため、0.15~0.30%と定めた。好ましくは、0.17~0.28%で、より好ましくは0.20~0.25%ある。
上記の成分範囲を満たすことでASTM E8に規定されている常温引張試験の0.2%耐力の値が400MPa以下を満たすことができる。400MPaを超えると加工性が悪く、反応塔を製作することが厳しい。好ましくは390MPa以下で、より好ましくは380MPa以下である。
また、上記の成分範囲を満たすことでASTM E8に規定されている常温引張試験の伸びの値が40.0%以上を満たすことができる。40.0%未満だと加工性が悪く、反応塔の製作に適さない。好ましくは42.0%以上で、より好ましくは43.0%以上である。
また、上記の成分範囲を満たすことでASTM E21で規定されている1100°Fでの高温引張試験の0.2%耐力が140MPa以上を満たすことができる。140MPa未満だと上記の高温環境下で割れが発生するため合金の使用に適さない。好ましくは150MPa以上で、より好ましくは160MPa以上である。
また、上記の成分範囲を満たすことでASTM E21で規定されている高温引張試験の伸びが50.0%以上を満たすことができる。50.0%未満だと上記の高温環境下で割れが発生するため合金の使用に適さない。好ましくは55.0%以上で、より好ましくは60.0%以上である。
また、上記成分を満たすことでASTM E112に規定されている顕微鏡試験の平均結晶粒度が-3~6を満たすことができる。-3未満だと結晶粒が粗大で高温0.2%耐力が低下する。6を超えると常温0.2%耐力が高くなり、加工性が悪いため、反応塔の製作に適さない。好ましくは-2~5でより好ましくは-1~4である。
また、上記の成分範囲を満たすことで長径が0.5~5μmのNbN、NbC、TiN、TiCの1種または2種以上をこれらの合計で任意の断面において平均20~180個/mmを必ず含み、また、長径が5μm超のNbN、NbC、TiN、TiCの1種または2種以上を含む場合においてこれらの合計で任意の断面において平均5.0個/mm以下であることを示すようになる。長径が0.5~5μmのNbN、NbC、TiN、TiCの1種または2種以上をこれらの合計で任意の断面において平均20個/mm未満だと焼鈍において結晶粒が粗大化して高温0.2%耐力が満足できず、長径が0.5~5μmのNbN、NbC、TiN、TiCの1種または2種以上をこれらの合計で任意の断面において平均180個/mmを超えることや長径が5μm超のNbN、NbC、TiN、TiCの1種または2種以上を含む場合においてこれらの合計で任意の断面において平均5.0個/mmを超えると炭窒化物がボイドの起点となり高温伸びが低くなる。好ましくは0.5~5μmのNbN、NbC、TiN、TiCの1種または2種以上の析出物が平均30~170個で必ず含み、長径が5μm超のNbN、NbC、TiN、TiCの1種または2種以上の析出物が平均3.0個/mm以下、より好ましくは0.5~5μmのNbN、NbC、TiN、TiCの1種または2種以上の析出物が平均40~160個で必ず含み、長径が5μm超のNbN、NbC、TiN、TiCの1種または2種以上の析出物が平均1.0個/mm以下である。
0.120≦Nb×N+Nb×C+Ti×N+Ti×C≦0.150・・・(式1)
式1は炭窒化物の析出物量の範囲を示している。0.120未満だと炭窒化物の析出が少なく、焼鈍において結晶粒が粗大化して良好な高温0.2%耐力が得られない。0.150を超えると炭窒化物がボイドの起点となり高温伸びが低くなる。好ましくは0.125~0.145で、より好ましくは0.130~0.140である。
0.0020%≦B+P≦0.0400%・・・(式2)
式2は粒界に偏析する元素の良好な添加量の範囲を示している。0.0020%未満だと粒界の偏析量が不足し、粒界が強化されず、良好な高温0.2%耐力が得られない。0.0400%を超えると粒界の偏析量が過多となるため粒界が脆化し、高温伸びが低くなる。好ましくは0.0025%~0.0300%で、より好ましくは0.0030%~0.0200%である。
また、該Fe-Cr-Ni系合金に、長径が0.5~5μmのNbN、NbC、TiN、TiC、M23C6の1種または2種以上をこれらの合計で任意の断面において粒界に析出する析出物の割合が10~30%であることを特徴とする。10%未満だと高温0.2%耐力が得られず、30%を超えると高温伸びを満足しない。好ましくは12~28%で、より好ましくは15~25%である。
また、ASTM E10に規定されているブリネル硬度の超硬合金球での硬さ試験の値が130~210であることを特徴とする。130未満だと高温0.2%耐力が得られず、210を超えると加工性が悪く、反応塔の製作に適さない。好ましくは140~200で、より好ましくは150~190である。
鉄屑、フェロクロム、フェロニッケル、ステンレス屑などを所定の比率に調整した原料を電気炉にて溶解し、AOD(Argon Oxygen Decarburization)炉または、VOD(Vacuum Oxygen Decarburization)炉で二次精錬して表1に示した主々の成分組成に調整した後、連続鋳造して鋼片(スラブ)とした。なお表中に示したC、Sの組成は炭素・硫黄同時分析装置(酸素気流中燃焼-赤外線吸収法)を用いて、Nの組成は、酸素・窒素同時分析装置(不活性ガス-インパルス加熱溶融法)を用いて、また、上記以外の組成は蛍光X線分析を用いて分析した値である。次いで、上記スラブに熱間圧延、1180℃~1300℃で焼鈍を施し、板厚20mmの熱延焼鈍鋼板を得た。
Figure 2024025945000002
常温引張強度の評価は上記熱延焼鈍鋼鈑の圧延方向に垂直な方向に長手が位置するようにASTM E8に準拠した丸棒試験片を作製し、この試験片をASTM E8に規定されている引張試験を実施し、0.2%耐力と伸びを測定した。0.2%耐力が380MPa以下かつ伸びが43.0%以上を満たすものを◎、0.2%耐力が390MPa以下かつ伸びが42.0%以上を満たすものを○、0.2%耐力が400MPa以下かつ伸びが40.0%以上を満たすものを△、0.2%耐力が400MPa以下かつ伸びが40.0%以上を満たさないものを×として評価し、表2に示した。
高温引張強度の評価は、上記熱延焼鈍鋼鈑の圧延方向に垂直な方向に長手が位置するようにASTM E8Mに準拠した丸棒試験片を作製した。この試験片をASTM E21に規定されている1100°F での高温引張試験を実施し、0.2%耐力と引張強度、伸びを測定した。0.2%耐力が160MPa以上かつ伸びが60.0%以上を満たすものを◎、0.2%耐力が150MPa以上かつ伸びが55.0%以上を満たすものを○、0.2%耐力が140MPa以上かつ伸びが50.0%以上を満たすものを△、0.2%耐力が140MPa以上かつ伸びが50.0%以上を満たさないものを×として評価し、表2に示した。
平均結晶粒径の評価は、上記熱延焼鈍板を切断して、鏡面研磨し、シュウ酸電解エッチングを0.16mA/mmで施した。この試験片をASTM E112に規定されている顕微鏡試験を比較法にて実施した。-1~4を満たすものを◎、-2~5を満たすものを○、-3~6を満たすものを△、-3~6を満たさないものを×として評価し、表2に示した。
NbN、NbC、TiN、TiCの炭窒化物の評価は、上記熱延焼鈍鋼鈑を切断して、鏡面研磨し、SEM-EDSにより観察と組成分析を行った。倍率10000倍にて、100枚写真を撮影して個数の平均をカウントした。さらに、EDSにより、化学組成を特定した。この倍率では、0.5μmまでの炭窒化物が目視できたので、本発明では0.5μmを下限としている。長径が0.5~5μmの炭窒化物個数が平均40~160個/mmかつ長径が5μm超の炭窒化物の平均個数が0~1.0個/mmを満たすものを◎、長径が0.5~5μmの炭窒化物の平均個数が30~170個/mmかつ長径が5μm超の炭窒化物の平均個数が1.0超~3.0個/mmを満たすものを○、長径が0.5~5μmの炭窒化物の平均個数が20~180個/mmかつ長径が5μm超の炭窒化物の平均個数が3.0超~5.0個/mmを満たすものを△、長径が0.5~5μmの炭窒化物の平均個数が20~180個/mmを満たさない、または長径が5μm超の炭窒化物の平均個数が5.0個/mmを超えるものを×として評価し、表2に示した。
式1の評価は0.130~0.140を満たすものを◎、0.125~0.145を満たすものを○、0.120~0.150を満たすものを△、0.120~0.150を満たさないものを×として評価し、表3に示した。
式2の評価は0.0030%~0.0200%を満たすものを◎、0.0025%~0.0300%を満たすものを○、0.0020%~0.0400%を満たすものを△、0.0020%~0.0400%を満たさないものを×として評価し、表3に示した。
NbN、NbC、TiN、TiC、M23C6の析出物分布の評価は、上記熱延焼鈍鋼鈑を切断して、鏡面研磨し、SEM-EDSにより観察と組成分析を行った。倍率1000倍にて、100枚写真を撮影して平均の分布を測定した。さらに、EDSにより、化学組成を特定した。粒界に析出する析出物の割合が15~25%を満たすものを◎、12~28%を満たすものを○、10~30%を満たすものを△、10~30%を満たさないものを×として評価し、表3に示した。
硬さの評価は、上記熱延焼鈍板を切り出して表面を320番手まで研磨し、ASTM E10に規定されている超硬合金球でのブリネル硬さ試験機を実施した。硬さが150~190を満たすものを◎、140~200を満たすものを○、130~210を満たすものを△、130~210を満たさないものを×として評価し、表3に示した。
総合評価として、請求項1に記載の成分、常温0.2%耐力、常温伸び、高温0.2%耐力、高温伸び、平均結晶粒度、析出物個数の評価が◎、○、△であれば○、1つ以上×があれば×として評価し、表3に示した。
Figure 2024025945000003
Figure 2024025945000004
発明例はいずれも本願発明の範囲を満たしているために、常温強度及び高温強度、結晶粒度、炭窒化物個数を満足した。
試料番号18はSが上限を超えたため、硫化物が多く形成し、高温0.2%耐力と高温伸びが規定値を満足しなかった。
試料番号19はBとPが上限を超えたため、粒界が脆化し、常温伸び、高温0.2%耐力と高温伸びが規定値を満足しなかった。また、式1及び式2の値が上限を超えており、析出物の粒界析出割合が下限を満足しなかった。
試料番号20はNとNbが上限を超えたため、窒化物が多く析出し、常温0.2%耐力、高温伸びと析出物個数、結晶粒度が規定値を満足しなかった。また、式1の値が上限を超えた。
試料番号21はC、Tiが上限を超えたため、炭化物が多く析出し、高温伸びと析出物個数、結晶粒度が規定値を満足しなかった。また、式1の値が上限を超えていた。
試料番号22はCoが下限を満たさなかったため、高温強度が強化されず、高温0.2%耐力、高温伸びが規定値を満足しなかった。
試料番号23はNb、Nが下限を満たさなかったため、窒化物が少なく、高温0.2%耐力と析出物個数、結晶粒度、硬さ試験の下限が規定値を満足しなかった。また、式1の値が下限を満足しなかった。
試料番号24はCが下限を満たさなかったため、炭化物が少なく、高温0.2%耐力が規定値を満足しなかった。また、式1の値が下限を満足しなかった。Cuも上限を超えており、硬さ試験の下限を満足しなかった。
試料番号25はCが上限を超え、Cuが下限を満たさなかったため、常温強度が高く、常温0.2%耐力と常温伸びが規定値を満足しなかった。Bも下限を満たさなかったため、高温0.2%耐力が規定値を満足しなかった。また、式2の値が下限を満足せず、硬さ試験値も上限を超えていた。
試料番号26はBが下限を満たさなかったため、粒界が強化されず、高温0.2%耐力が規定値を満足しなかった。また、式2の値が上限を満足せず、析出物の粒界析出割合が低かった。
試料番号27はCとNbが下限を満たさなかったため、炭化物が少なく、高温0.2%耐力と析出物個数、結晶粒度が規定値を満足しなかった。また、式1の値が下限を満足しなかった。
試料番号28はCoが上限を超えたため、高温伸びが規定値を満足しなかった。



Claims (8)

  1. 質量%でC:0.03~0.08%、Si:0.10~0.50%、Mn:0.20~1.20%、P:0.001~0.040%、S:0.0001~0.0030%、Ni:35.5~45.5%、Cr:23.5~26.0%、Mo:0.30~1.50%、Cu:0.01~0.30%、Al:0.010~0.150%、Ti:0.10%以下、B:0.0005~0.0050%、Co:0.02~0.30%、Nb:0.45~0.60%およびN:0.15~0.30%を含有し、残部がFeおよび不可避的不純物からなり、ASTM E8に規定されている常温引張試験の0.2%耐力の値が400MPa以下、伸びが40.0%以上を満たし、ASTM E21に規定されている1100°Fでの高温引張試験の0.2%耐力の値が140MPa以上、伸びが50.0%以上、ASTM E112に規定されている顕微鏡試験の平均結晶粒度が-3~6を満たし、長径が0.5~5μmのNbN、NbC、TiN、TiCの1種または2種以上をこれらの合計で任意の断面において平均20~180個/mmを必ず含み、また、長径が5μm超のNbN、NbC、TiN、TiCの1種または2種以上を含む場合においてこれらの合計で任意の断面において平均5.0個/mm以下であることを特徴とするFe-Cr-Ni系合金。
  2. 各成分の質量%で0.120≦Nb×N+Nb×C+Ti×N+Ti×C≦0.150に調整してなることを特徴とする請求項1に記載のFe-Cr-Ni系合金。
  3. 各成分の質量%で0.0020%≦B+P≦0.0400%に調整し、長径が0.5~5μmのNbN、NbC、TiN、TiC、M23C6の1種または2種以上をこれらの合計で任意の断面において粒界に析出する析出物の割合が個数比率で10~30%であることを特徴とする請求項1に記載のFe-Cr-Ni系合金。
  4. 各成分の質量%で0.0020%≦B+P≦0.0400%に調整し、長径が0.5~5μmのNbN、NbC、TiN、TiC、M23C6の1種または2種以上をこれらの合計で任意の断面において粒界に析出する析出物の割合が個数比率で10~30%であることを特徴とする請求項2に記載のFe-Cr-Ni系合金。
  5. ASTM E10に規定されているブリネル硬度の超硬合金球での硬さ試験の値が130~210であることを特徴とする請求項1に記載のFe-Cr-Ni系合金。
  6. ASTM E10に規定されているブリネル硬度の超硬合金球での硬さ試験の値が130~210であることを特徴とする請求項2に記載のFe-Cr-Ni系合金。
  7. ASTM E10に規定されているブリネル硬度の超硬合金球での硬さ試験の値が130~210であることを特徴とする請求項3に記載のFe-Cr-Ni系合金。
  8. ASTM E10に規定されているブリネル硬度の超硬合金球での硬さ試験の値が130~210であることを特徴とする請求項4に記載のFe-Cr-Ni系合金。


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