JP2024025137A - 研削盤及び研削方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ワークの両端面それぞれにおける取り代を別々に調整可能な研削盤及び研削方法を提供する。【解決手段】研削盤1は、軸方向における第1砥石30及び第2砥石40それぞれの位置を制御するコントローラ50を備える。コントローラ50は、センタ離間距離取得部53bと、目標移動量決定部53dと、駆動部53eとを有する。センタ離間距離取得部53bは、軸方向におけるマスターワークMのセンタ位置PmcとワークWのセンタ位置Pwcとのセンタ離間距離ΔCを取得する。目標移動量決定部53dは、軸方向において第1砥石30を第1移動開始位置からマスターワークMまで移動させたときの第1基準移動量Dm1をセンタ離間距離ΔCに基づいて補正することによって第1目標移動量Ew1を決定する。目標移動量決定部53dは、軸方向において第2砥石40を第2移動開始位置からマスターワークMまで移動させたときの第2基準移動量Dm2をセンタ離間距離ΔCに基づいて補正することによって第2目標移動量Ew2を決定する。【選択図】図8

Description

本開示は、研削盤及び研削方法に関する。
従来、回転するキャリアの外周に配置されたワークの両端面を一対の砥石で研削する研削盤が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平06-312342号公報
例えば、セラミックパッケージにおいて、表面に配列された金属部材と両端面それぞれとの間隔を所定範囲に収めることが求められる場合、両端面それぞれにおける取り代を別々に調整する必要がある。
しかしながら、従来の研削盤では、ワークの両端面それぞれにおける取り代を別々に調整することができない。
本開示は、ワークの両端面それぞれにおける取り代を別々に調整可能な研削盤及び研削方法を提供することを目的とする。
本開示に係る研削盤は、キャリアと、第1砥石と、第2砥石と、コントローラとを備える。キャリアは、マスターワーク及び未加工のワークを外周に保持しながら軸心を中心として回転可能である。第1砥石は、第1移動開始位置からマスターワーク又は未加工のワークに向かって軸心に平行な軸方向に移動可能である。第2砥石は、軸方向においてキャリアを基準として第1移動開始位置と反対側の第2移動開始位置からマスターワーク又は未加工のワークに向かって軸方向に移動可能である。コントローラは、軸方向における第1砥石及び第2砥石それぞれの位置を制御する。コントローラは、センタ離間距離取得部と、目標移動量決定部と、駆動部とを有する。センタ離間距離取得部は、軸方向におけるマスターワークのセンタ位置と未加工のワークのセンタ位置とのセンタ離間距離を取得する。目標移動量決定部は、軸方向において第1砥石を第1移動開始位置からマスターワークまで移動させたときの第1基準移動量をセンタ離間距離に基づいて補正することによって第1目標移動量を決定する。目標移動量決定部は、軸方向において第2砥石を第2移動開始位置からマスターワークまで移動させたときの第2基準移動量をセンタ離間距離に基づいて補正することによって第2目標移動量を決定する。駆動部は、第1砥石を第1移動開始位置から第1目標移動量だけ未加工のワークに向かって移動させ、かつ、第2砥石を第2移動開始位置から第2目標移動量だけ未加工のワークに向かって移動させることによって、未加工のワークの両端面を第1砥石及び第2砥石で研削する。
本開示によれば、ワークの両端面それぞれにおける取り代を別々に調整可能な研削盤及び研削方法を提供することができる。
実施形態に係る研削盤の側面図 実施形態に係る研削盤の上面図 実施形態に係るマスターワークの表面の一例を示す模式図 実施形態に係るワークの表面の一例を示す模式図 図1の部分拡大図 実施形態に係るコントローラの構成を示すブロック図 実施形態に係るマスターワークの撮像画像の一例を示す模式図 実施形態に係るワークの撮像画像の一例を示す模式図 実施形態に係る研削方法を説明するためのフローチャート 実施形態に係る研削方法を説明するための模式図 実施形態に係る研削方法を説明するための模式図
(研削盤1)
図1は、本実施形態に係る研削盤1の側面図である。図2は、本実施形態に係る研削盤1の上面図である。図3は、マスターワークMの表面の一例を示す模式図である。図4は、ワークWの表面の一例を示す模式図である。
図1及び図2に示すように、研削盤1は、キャリア10、撮像装置20、第1砥石30、第2砥石40及びコントローラ50を備える。
研削盤1は、いわゆる両頭平面研削盤である。研削盤1は、マスターワークMを利用してワークWの両端面を研削する。
マスターワークMは、ワークWに対して所望の研削加工を施した後の目標形状を有する。従って、マスターワークMは、研削加工する必要のない寸法を有する。本実施形態では、マスターワークMとして、ワークWを所望の設計寸法通りに研削した加工済みワークが用いられる。ただし、マスターワークMとしては、加工済みワークと同一形状の模造品を用いてもよい。
図3に示すように、マスターワークMは、表面Sm、第1端面Tm1及び第2端面Tm2を有する。表面Smには、ビア孔Vmに充填されたビア導体Cmが複数配列されている。マスターワークMにおけるビア導体Cmの配置は、後述するワークWにおけるビア導体Cwの配置と同じである。本実施形態では、ビア導体Cmが2列に並んでいるが、ビア導体Cmの位置及び数は適宜変更可能である。
複数のビア導体Cmのうち第1端面Tm1側のビア導体Cmと第1端面Tm1との間隔aは、既定の値である。複数のビア導体Cmのうち第2端面Tm2側のビア導体Cmと第2端面Tm2との間隔bは、既定の値である。間隔a及び間隔bは、互いに同じ値であってもよいし、異なる値であってもよい。本実施形態において、間隔a,bそれぞれは、軸方向におけるビア導体Cmの中心を基準としているが、ビア導体Cmの他の部位を基準としてもよい。
マスターワークMとして加工済みワークと同一形状の模造品を用いる場合には、ビア導体Cmに代えて、ビア導体Cmと同一形状のマークが表面Smに印刷されていてもよい。
ワークWは、未加工の被加工部材である。本実施形態では、ワークWとして、セラミックパッケージが想定されている。ただし、ワークWは、砥石によって研削可能な材料によって構成される部材であればよい。
図4に示すように、ワークWは、表面Sw、第1端面Tw1及び第2端面Tw2を有する。表面Swには、ビア孔Vwに充填されたビア導体Cwが複数配列されている。
複数のビア導体Cwのうち第1端面Tw1側のビア導体Cwと第1端面Tw1との間隔Aは、通常、ワークごとに異なる値である。複数のビア導体Cwのうち第2端面Tw2側のビア導体Cwと第2端面Tw2との間隔Bは、通常、ワークごとに異なる値である。ワークWにおける間隔Aは、第1端面Tw1における取り代分だけ、マスターワークMにおける間隔aより大きい。ワークWにおける間隔Bは、第2端面Tw2における取り代分だけ、マスターワークMにおける間隔bより大きい。本実施形態において、間隔A,Bそれぞれは、軸方向におけるビア導体Cwの中心を基準としているが、ビア導体Cwの他の部位を基準としてもよい。
[キャリア10]
キャリア10は、円板11、第1保持部12及び第2保持部13を有する。
円板11は、略真円状に形成された板状部材である。円板11は、軸心A0(「所定の軸心」の一例)を中心とする周方向に回転可能である。円板11は、図示しない駆動モータによって回転駆動される。円板11の外周には、第1保持部12が配置される第1凹部11aと、第2保持部13が配置される第2凹部11bとが形成されている。
第1保持部12は、円板11の外周に形成された第1凹部11aに配置される。第2保持部13は、円板11の外周に形成された第2凹部11bに配置される。第1保持部12及び第2保持部13は、周方向において180度ずれた位置に配置される。ただし、保持部の数及び位置は適宜変更可能である。
図1及び図2では、第1保持部12にマスターワークMが保持され、第2保持部13にワークWが保持されている。
ここで、図5は、図1に示された第2保持部13の拡大図である。本実施形態では、第2保持部13が第1保持部12と同じ構成を有しているため、以下、第2保持部13の構成について説明する。
第2保持部13は、固定クランプ部61、基準部62、可動クランプ部63及び付勢部材64によって構成される。
固定クランプ部61は、円板11の外周に固定される。固定クランプ部61は、ネジなどによって円板11に固定することができる。固定クランプ部61は、係止部61a及び載置面61bを有する。係止部61aには、周方向におけるワークWの一端部が挿入される。載置面61bには、ワークWが載置される。
基準部62は、固定クランプ部61上に配置される。図2に示すように、基準部62は、ノッチ62aを有する。ノッチ62aは、後述する基準位置Ps(図6及び図7参照)を決めるために用いられる。ノッチ62aは、撮像装置20の撮像範囲内に配置される。本実施形態において、基準部62は、固定クランプ部61に固定されているが、撮像装置20に対して動かないよう固定されていればよく、固定クランプ部61以外の部材(例えば、撮像装置20)に固定されていてもよい。また、本実施形態において、基準部62は、薄板状の部材であるが、基準部62の形状及び素材などは特に限られない。
可動クランプ部63は、円板11の支持部11cに取り付けられる。可動クランプ部63は、支持部11cを貫通する軸部11dを中心として揺動可能である。軸部11dは、軸心A0に平行な軸方向に沿って配置される。可動クランプ部63は、付勢部材64によって固定クランプ部61側に付勢されている。付勢部材64は、円板11及び可動クランプ部63に連結される。付勢部材64としては、バネなどの弾性部材を用いることができる。
可動クランプ部63は、係止部63a及びプッシュ部63bを有する。係止部63aには、周方向におけるワークWの他端部が挿入される。プッシュ部63bは、ワークWをクランプ又はアンクランプする際に作業者によって操作される。
作業者は、ワークWを第2保持部13に保持する場合、プッシュ部63bを押した状態でワークWの一端部を係止部61aに挿入しながらワークWを載置面61bに載置した後、プッシュ部63bを離して係止部63aにワークWの他端部を挿入する。これによって、ワークWは、周方向だけでなく軸方向においても固定される。
作業者は、ワークWを第2保持部13から取り外す場合、プッシュ部63bを押すことによってワークWの他端部を係止部63aから外した後、ワークWを持ってその一端部を係止部61aから抜くことによってワークWを取り外す。
なお、本実施形態では、第2保持部13が最高位置に到達して円板11が一時停止したときに、ワークWの保持作業が行われる。ただし、ワークWの保持作業は、撮像装置20によってワークWが撮像されるまでに行われればよい。
また、本実施形態では、円板11が更に回転して第2保持部13が第1砥石30及び第2砥石40の間を通過した後、第1保持部12が第1砥石30及び第2砥石40の間を通過しているときに、ワークWの取り外し作業が行われる。ただし、ワークWの取り外し作業は、次のワークWの保持作業までに行われればよい。
以上、第2保持部13におけるワークWの保持及び取り外しについて説明したが、第1保持部12におけるマスターワークMの保持及び取り外しも同様に行われる。
ただし、第1保持部12にマスターワークMを保持するのは最初の1回だけであり、第1保持部12からマスターワークMを取り外した後は、第1保持部12にワークWを保持すれば、第1保持部12及び第2保持部13それぞれを用いてワークWの研削を行うことができる。
[撮像装置20]
撮像装置20は、キャリア10に対して固定された位置に配置される。
撮像装置20は、第1保持部12に保持されたマスターワークMの表面Smを撮像する。撮像装置20の撮像範囲は、第1保持部12の基準部62が入るように設定される。撮像装置20は、マスターワークMを撮像した後、その撮像データをコントローラ50に送信する。
撮像装置20は、第2保持部13に保持されたワークWの表面Swを撮像する。撮像装置20の撮像範囲は、第2保持部13の基準部62が入るように設定される。撮像装置20は、ワークWを撮像した後、その撮像データをコントローラ50に送信する。
[第1砥石30及び第2砥石40]
図2に示すように、第1砥石30及び第2砥石40は、軸方向において互いに対向する。軸方向において、第1砥石30と第2砥石40との間にはキャリア10が配置される。
第1砥石30は、軸心A0に平行な軸心A1を中心として回転可能である。第2砥石40は、軸心A0に平行な軸心A2を中心として回転可能である。軸心A1と軸心A2は、互いに同軸上に位置する。第1砥石30及び第2砥石40それぞれは、図示しない駆動モータによって回転駆動される。
第1砥石30は、軸方向に移動可能である。図2において、第1砥石30は、第1移動開始位置に位置している。第1砥石30は、第1保持部12にマスターワークMが保持されている場合、第1移動開始位置からマスターワークMに向かって軸方向に移動する。第1砥石30は、第2保持部13にワークWが保持されている場合、第1移動開始位置からワークWに向かって軸方向に移動する。軸方向における第1砥石30の位置は、図示しないサーボモータによって調整することができる。
第2砥石40は、軸方向に移動可能である。図2において、第2砥石40は、第2移動開始位置に位置している。第2移動開始位置は、軸方向において、キャリア10を基準として第1砥石30の第1移動開始位置と反対側に位置する。第2砥石40は、第1保持部12にマスターワークMが保持されている場合、第2移動開始位置からマスターワークMに向かって軸方向に移動する。第2砥石40は、第2保持部13にワークWが保持されている場合、第2移動開始位置からワークWに向かって軸方向に移動する。軸方向における第2砥石40の位置は、図示しないサーボモータによって調整することができる。
[コントローラ50]
図6は、コントローラ50の構成を示すブロック図である。コントローラ50は、キャリア制御部51、撮像装置制御部52及び砥石制御部53を備える。
〈キャリア制御部51〉
キャリア制御部51は、円板11の駆動モータを制御することによって、円板11の回転速度を調整する。
具体的には、キャリア制御部51は、第1保持部12及び第2保持部13が第1砥石30及び第2砥石40の間に位置する場合、円板11を所定の送り速度で回転させる。キャリア制御部51は、第1保持部12及び第2保持部13が第1砥石30及び第2砥石40の間に位置しない場合、円板11を所定の早送り速度で回転させる。早送り速度は、送り速度より速くてもよい。
キャリア制御部51は、第1保持部12が最高位置に到達したとき、円板11を一時停止させる。円板11が一時停止している間に、第1保持部12におけるマスターワークMの保持作業が行われる。キャリア制御部51は、第2保持部13が最高位置に到達したとき、円板11を一時停止させる。円板11が一時停止している間に、第2保持部13におけるワークWの保持作業が行われる。
〈撮像装置制御部52〉
撮像装置制御部52は、撮像装置20を制御することによって、マスターワークM及びワークWそれぞれを撮像する。
具体的には、撮像装置制御部52は、第1保持部12が最高位置で一時停止し、第1保持部12にマスターワークMが保持された後、撮像装置20にマスターワークMを撮像させる。続いて、撮像装置制御部52は、第2保持部13が最高位置で一時停止し、第2保持部13にワークWが保持された後、撮像装置20にワークWを撮像させる。撮像装置20の撮像タイミングは、円板11が回転を再開する直前に設定することができる。
撮像装置制御部52は、マスターワークM及びワークWそれぞれの撮像データを撮像装置20から取得して砥石制御部53に出力する。
〈砥石制御部53〉
砥石制御部53は、第1砥石30及び第2砥石40それぞれの駆動モータを制御することによって、第1砥石30及び第2砥石40それぞれの回転速度を調整する。砥石制御部53は、第1砥石30及び第2砥石40それぞれのサーボモータを制御することによって、軸方向における第1砥石30及び第2砥石40それぞれの位置を調整する。
図6に示すように、砥石制御部53は、基準距離取得部53a、センタ離間距離取得部53b、基準移動量取得部53c、目標移動量決定部53d及び駆動部53eを有する。
・基準距離取得部53a
基準距離取得部53aは、マスターワークM及びワークWそれぞれの撮像データに基づいて、マスターワークM及びワークWそれぞれの撮像画像を取得する。図7は、マスターワークMの撮像画像の一例を示す模式図である。図8は、ワークWの撮像画像の一例を示す模式図である。
図7及び図8において、原点位置Prは、軸方向における撮像装置20のカメラ原点位置であり、基準位置Psは、軸方向において基準部62のノッチ62aによって特定される位置である。本実施形態において、基準位置Psは、ノッチ62aの最深部によって特定されているが、最深部以外の部位(例えば、基準部62の一端)によって特定されてもよい。
基準距離取得部53aは、図7に示されたマスターワークMの撮像画像から、距離Zm0,Zm1,Zm2を取得する。距離Zm0は、原点位置Prと基準位置Psとの軸方向における距離である。距離Zm1は、原点位置Prと第1端面Tm1との軸方向における距離である。距離Zm2は、原点位置Prと第2端面Tm2との軸方向における距離である。
基準距離取得部53aは、距離Zm2から距離Zm1を引くことによって、マスターワークMの全幅Wmを算出する。基準距離取得部53aは、距離Zm1と全幅Wmの半分(すなわち、Wm/2)を足すことによって、原点位置PrとマスターワークMのセンタ位置Pmcとの軸方向における距離Zmcを算出する。
基準距離取得部53aは、距離Zm0から距離Zmcを引くことによって、マスター基準距離gmを算出する。マスター基準距離gmは、マスターワークMのセンタ位置Pmcと基準位置Psとの軸方向における距離である。
基準距離取得部53aは、図8に示されたワークWの撮像画像から、距離Zw0,Zw1,Zw2,Zw3,Zw4を取得する。距離Zw0は、原点位置Prと基準位置Psとの軸方向における距離である。距離Zw0は、図7に示した距離Zm0と同じである。距離Zw1は、原点位置Prと第1端面Tw1との軸方向における距離である。距離Zw2は、原点位置Prと第2端面Tw2との軸方向における距離である。距離Zw3は、複数のビア導体Cwのうち第1端面Tw1側のビア導体Cwと原点位置Prとの軸方向における距離である。距離Zw4は、複数のビア導体Cwのうち第2端面Tw2側のビア導体Cwと原点位置Prとの軸方向における距離である。本実施形態において、距離Zw3,Zw4それぞれは、軸方向におけるビア導体Cwの中心を基準としているが、間隔a,bと同様、ビア導体Cwの他の部位を基準としてもよい。
基準距離取得部53aは、距離Zw2から距離Zw1を引くことによって、ワークWの全幅Wwを算出する。基準距離取得部53aは、距離Zw1と全幅Wwの半分(すなわち、Ww/2)を足すことによって、原点位置PrとワークWのセンタ位置Pwcとの軸方向における距離Zwcを算出する。
基準距離取得部53aは、距離Zw0と距離Zwcとの差分であるワーク基準距離gwを算出する。ワーク基準距離gwは、ワークWのセンタ位置Pwcと基準位置Psとの軸方向における距離である。
また、基準距離取得部53aは、距離Zw3から距離Zw1及び間隔aを引くことによって、第1端面Tw1側における第1取り代xを算出する。間隔aは、ビア導体Cwと第1端面Tw1との間隔であり、既定の値である。第1取り代xは、第1砥石30によって第1端面Tw1を研削することによって除去する必要のある幅である。
基準距離取得部53aは、距離Zw2から距離Zw4及び間隔bを引くことによって、第2端面Tw2側における第2取り代yを算出する。間隔bは、ビア導体Cwと第2端面Tw2との間隔であり、既定の値である。第2取り代yは、第2砥石40によって第2端面Tw2を研削することによって除去する必要のある幅である。
基準距離取得部53aは、マスター基準距離gm及びワーク基準距離gwをセンタ離間距離取得部53bに出力する。基準距離取得部53aは、第1取り代x及び第2取り代yを駆動部53eに出力する。
・センタ離間距離取得部53b
センタ離間距離取得部53bは、軸方向におけるマスターワークMのセンタ位置PmcとワークWのセンタ位置Pwcとのセンタ離間距離ΔCを取得する。本実施形態において、センタ離間距離取得部53bは、マスター基準距離gmとワーク基準距離gwとに基づいてセンタ離間距離ΔCを取得する。
図7,8に示す例では、マスターワークMのセンタ位置Pmcが、基準位置Psを基準として、ワークWのセンタ位置Pwcの反対側に位置しているので、マスター基準距離gmとワーク基準距離gwとの和がセンタ離間距離ΔCとなる。センタ離間距離取得部53bは、センタ離間距離ΔCを目標移動量決定部53dに出力する。
・基準移動量取得部53c
基準移動量取得部53cは、後述するように駆動部53eが第1砥石30を第1移動開始位置からマスターワークMまで移動させたときの第1基準移動量Dm1を取得する。第1基準移動量Dm1は、第1砥石30を軸方向に移動させるサーボモータの回転量に基づいて取得することができる。基準移動量取得部53cは、第1基準移動量Dm1を目標移動量決定部53dに出力する。
基準移動量取得部53cは、後述するように駆動部53eが第2砥石40を第2移動開始位置からマスターワークMまで移動させたときの第2基準移動量Dm2を取得する。第2基準移動量Dm2は、第2砥石40を軸方向に移動させるサーボモータの回転量に基づいて取得することができる。基準移動量取得部53cは、第2基準移動量Dm2を目標移動量決定部53dに出力する。
・目標移動量決定部53d
目標移動量決定部53dは、センタ離間距離取得部53bからセンタ離間距離ΔCを取得し、基準移動量取得部53cから第1基準移動量Dm1及び第2基準移動量Dm2を取得する。
目標移動量決定部53dは、第1基準移動量Dm1をセンタ離間距離ΔCに基づいて補正することによって第1目標移動量Ew1を決定する。第1目標移動量Ew1は、ワークWを研削する際に、第1砥石30を軸方向に移動させる量である。図7,8に示す例では、ワークWがマスターワークMより第2砥石40側にずれているので、第1基準移動量Dm1にセンタ離間距離ΔCを足すことによって第1目標移動量Ew1が得られる。目標移動量決定部53dは、第1目標移動量Ew1を駆動部53eに出力する。
目標移動量決定部53dは、第2基準移動量Dm2をセンタ離間距離ΔCに基づいて補正することによって第2目標移動量Ew2を決定する。第2目標移動量Ew2は、ワークWを研削する際に、第2砥石40を軸方向に移動させる量である。図7,8に示す例では、ワークWがマスターワークMより第2砥石40側にずれているので、第2基準移動量Dm2からセンタ離間距離ΔCを引くことによって第2目標移動量Ew2が得られる。目標移動量決定部53dは、第2目標移動量Ew2を駆動部53eに出力する。
・駆動部53e
駆動部53eは、第1保持部12に保持されたマスターワークMが第1砥石30及び第2砥石40の間に位置する場合、第1砥石30を第1移動開始位置からマスターワークMまで移動させる。この際、駆動部53eは、第1砥石30がマスターワークMに接触したとき、或いは、第1砥石30がマスターワークMに接触する直前に第1砥石30の移動を停止させる。上述のとおり、基準移動量取得部53cは、第1移動開始位置からマスターワークMまでの第1基準移動量Dm1を取得する。
駆動部53eは、第1保持部12に保持されたマスターワークMが第1砥石30及び第2砥石40の間に位置する場合、第2砥石40を第2移動開始位置からマスターワークMまで移動させる。この際、駆動部53eは、第2砥石40がマスターワークMに接触したとき、或いは、第2砥石40がマスターワークMに接触する直前に第2砥石40の移動を停止させる。上述のとおり、基準移動量取得部53cは、第2移動開始位置からマスターワークMまでの第2基準移動量Dm2を取得する。
駆動部53eは、第2保持部13に保持されたワークWが第1砥石30及び第2砥石40の間に位置する場合、第1砥石30を第1移動開始位置から第1目標移動量Ew1だけワークWに向かって移動させることによって、ワークWの第1端面Tw1を第1砥石30で研削する。
駆動部53eは、第2保持部13に保持されたワークWが第1砥石30及び第2砥石40の間に位置する場合、第2砥石40を第2移動開始位置から第2目標移動量Ew2だけワークWに向かって移動させることによって、ワークWの第2端面Tw2を第2砥石40で研削する。
このように、第1砥石30を第1目標移動量Ew1だけ移動させ、かつ、第2砥石40を第2目標移動量Ew2だけ移動させることによって、ワークWの両端面が研削される。第1目標移動量Ew1は、マスターワークMとワークWとのセンタ離間距離ΔCに基づいて、マスターワークMの第1基準移動量Dm1を補正することによって得られたものである。第2目標移動量Ew2は、マスターワークMとワークWとのセンタ離間距離ΔCに基づいて、マスターワークMの第2基準移動量Dm2を補正することによって得られたものである。従って、ビア導体Cwと第1端面Tw1との間隔がマスターワークMにおける間隔a(図3参照)となり、かつ、ビア導体Cwと第2端面Tw2との間隔がマスターワークMにおける間隔b(図3参照)となるまでワークWの両端面を研削することができる。従って、本実施形態に係る研削盤1によれば、ワークWの両端面それぞれにおける第1及び第2取り代x、yを別々に調整することができる。
また、駆動部53eは、基準距離取得部53aから取得する第1取り代x及び第2取り代yに基づいて第1砥石30及び第2砥石40の移動速度を調整することによって、第1砥石30及び第2砥石40がワークWに接触するタイミングを合わせることが好ましい。
具体的には、駆動部53eは、第1目標移動量Ew1から第1取り代xを引いた第1前進量Fw1を算出し、第2目標移動量Ew2から第2取り代yを引いた第2前進量Fw2を算出する。そして、駆動部53eは、第1砥石30が第1前進量Fw1を移動するのにかかる時間と第2砥石30が第2前進量Fw2を移動するのにかかる時間とが同等になるように第1砥石30及び第2砥石40それぞれの移動速度を調整する。その結果、第1砥石30がワークWに接触するタイミングを第2砥石40がワークWに接触するタイミングに近づけることができるため、第2保持部13におけるワークWの保持位置が軸方向にずれてしまうことを抑制できる。
(研削方法)
研削盤1によるワークWの研削方法について、図面を参照しながら説明する。図9は、研削方法を説明するためのフローチャートである。
ステップS1において、作業者は、第1保持部12にマスターワークMを保持する。
ステップS2において、撮像装置20は、第1保持部12に保持されたマスターワークMの表面Smを撮像する。
ステップS3において、コントローラ50の基準距離取得部53aは、図7に示したマスターワークMの撮像画像から、マスター基準距離gmを取得する。マスター基準距離gmは、マスターワークMのセンタ位置Pmcを間接的に示す。
ステップS4において、コントローラ50のキャリア制御部51は、円板11を回転させる。
ステップS5において、コントローラ50の駆動部53eは、図10に示すように、マスターワークMが第1砥石30及び第2砥石40の間を通過するとき、第1砥石30を第1移動開始位置からマスターワークMまで移動させるとともに、第2砥石40を第2移動開始位置からマスターワークMまで移動させる。
ステップS6において、コントローラ50の基準移動量取得部53cは、図10に示すように、第1移動開始位置からマスターワークMまでの第1砥石30の第1基準移動量Dm1と、第2移動開始位置からマスターワークMまでの第2砥石40の第2基準移動量Dm2とを取得する。
ステップS7において、作業者は、第1保持部12からマスターワークMを取り外し、第2保持部13にワークWを保持する。
ステップS8において、撮像装置20は、第2保持部13に保持されたワークWの表面Swを撮像する。
ステップS9において、コントローラ50の基準距離取得部53aは、図8に示したワークWの撮像画像から、ワーク基準距離gwと、ワークWの第1端面Tw1側における第1取り代xと、ワークWの第2端面Tw2側における第2取り代yとを取得する。ワーク基準距離gwは、ワークWのセンタ位置Pwcを間接的に示す。
ステップS10において、コントローラ50のセンタ離間距離取得部53bは、マスター基準距離gmとワーク基準距離gwとに基づいてセンタ離間距離ΔCを取得する。センタ離間距離ΔCは、軸方向におけるマスターワークMのセンタ位置PmcとワークWのセンタ位置Pwcとの距離を示す。
ステップS11において、コントローラ50の目標移動量決定部53dは、第1基準移動量Dm1をセンタ離間距離ΔCに基づいて補正することによって第1目標移動量Ew1を決定し、第2基準移動量Dm2をセンタ離間距離ΔCに基づいて補正することによって第2目標移動量Ew2を決定する。
ステップS12において、コントローラ50のキャリア制御部51は、円板11を回転させる。
ステップS13において、コントローラ50の駆動部53eは、図11に示すように、ワークWが第1砥石30及び第2砥石40の間を通過するとき、第1砥石30を第1移動開始位置から第1目標移動量Ew1だけワークWに向かって移動させ、第2砥石40を第2移動開始位置から第2目標移動量Ew2だけワークWに向かって移動させる。これによって、ワークWの両端面が研削されるとともに、ワークWの両端面それぞれにおける第1及び第2取り代x、yが別々に調整される。
ステップS13において、コントローラ50の駆動部53eは、第1砥石30がワークWに接触するタイミングを第2砥石40がワークWに接触するタイミングに近づけることが好ましい。具体的には、駆動部53eは、第1目標移動量Ew1から第1取り代xを引いた第1前進量Fw1と、第2目標移動量Ew2から第2取り代yを引いた第2前進量Fw2とを算出する。駆動部53eは、第1砥石30が第1前進量Fw1を移動するのにかかる時間と第2砥石30が第2前進量Fw2を移動するのにかかる時間とが同等になるように第1砥石30及び第2砥石40それぞれの移動速度を調整する。これによって、第2保持部13におけるワークWの保持位置が軸方向にずれてしまうことを抑制できる。
(実施形態の変形例)
本発明は以上のような実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱することなく種々の変形又は修正が可能である。
[変形例1]
上記実施形態では、ワークWを1つだけ研削する場合について説明したが、第1保持部12及び第2保持部13を交互に使用することによって、引き続きワークWを連続して研削することができる。
[変形例2]
上記実施形態では、ワークWの第1端面Tw1及び第2端面Tw2を研削する場合について説明したが、残りの2つの端面を研削する場合においても、上述したとおりマスターワークMを用いることによって、残りの2つの端面における取り代を別々に調整することができる。
[変形例3]
上記実施形態において、コントローラ50のセンタ離間距離取得部53bは、マスター基準距離gmとワーク基準距離gwとに基づいてセンタ離間距離ΔCを取得することとしたが、これに限られない。例えば、センタ離間距離取得部53bは、マスターワークMにおける距離Zmc(図7参照)とワークWにおける距離Zwc(図8参照)とに基づいてセンタ離間距離ΔCを取得してもよい。
[変形例4]
コントローラ50の砥石制御部53は、研削後のワークWにおける第1取り代xの第1ずれ量Δxと第2取り代yの第2ずれ量Δyとを取得するずれ量取得部をさらに有することが好ましい。第1ずれ量Δxは、ビア導体Cwと研削後の第1端面Tw1との間隔と間隔aとの差分値である。第2ずれ量Δyは、ビア導体Cwと研削後の第2端面Tw2との間隔と間隔bとの差分値である。
第1ずれ量Δx及び第2ずれ量Δyは、研削後のワークW(すなわち、加工済み品)の表面の撮像画像から取得することができる。研削後のワークWの撮像画像は、撮像装置20とは別の撮像装置を用いて取得してもよいし、撮像装置20を用いて取得してもよい。撮像装置20を用いる場合には、第2保持部13に保持されたワークWを第1及び第2砥石30,40で研削した後、第2保持部13に保持された研削後のワークWが撮像装置20の撮像範囲に入るまでキャリア10を回転させて撮像することができる。
この場合、目標移動量決定部53dは、次の未加工のワークWに係る第1目標移動量Ew1を決定する際、第1基準移動量Dm1をセンタ離間距離ΔC及び第1ずれ量Δxに基づいて補正することによって第1目標移動量Ew1を決定する。これによって、第1端面Tw1から第1取り代x分を正確に除去できる。同様に、目標移動量決定部53dは、次の未加工のワークWに係る第2目標移動量Ew2を決定する際、第2基準移動量Dm2をセンタ離間距離ΔC及び第2ずれ量Δyに基づいて補正することによって第2目標移動量Ew2を決定する。これによって、第2端面Tw2から第2取り代y分を正確に除去できる。
1…研削盤、10…キャリア、11…円板、12…第1保持部、13…第2保持部、20…撮像装置、30…第1砥石、40…第2砥石、50…コントローラ、51…キャリア制御部、52…撮像装置制御部、53…砥石制御部、53a…基準距離取得部、53b…センタ離間距離取得部、53c…基準移動量取得部、53d…目標移動量決定部、53e…駆動部、M…マスターワーク、Tm1…第1端面、Tm2…第2端面、W…ワーク、Tw1…第1端面、Tw2…第2端面、Cw…ビア導体

Claims (5)

  1. マスターワーク及び未加工のワークを外周に保持しながら軸心を中心として回転可能なキャリアと、
    第1移動開始位置から前記マスターワーク又は前記未加工のワークに向かって前記軸心に平行な軸方向に移動可能な第1砥石と、
    前記軸方向において前記キャリアを基準として前記第1移動開始位置と反対側の第2移動開始位置から前記マスターワーク又は前記未加工のワークに向かって前記軸方向に移動可能な第2砥石と、
    前記軸方向における前記第1砥石及び前記第2砥石それぞれの位置を制御するコントローラと、
    を備え、
    前記コントローラは、
    前記軸方向における前記マスターワークのセンタ位置と前記未加工のワークのセンタ位置とのセンタ離間距離を取得するセンタ離間距離取得部と、
    前記軸方向において前記第1砥石を前記第1移動開始位置から前記マスターワークまで移動させたときの第1基準移動量を前記センタ離間距離に基づいて補正することによって第1目標移動量を決定し、前記軸方向において前記第2砥石を前記第2移動開始位置から前記マスターワークまで移動させたときの第2基準移動量を前記センタ離間距離に基づいて補正することによって第2目標移動量を決定する目標移動量決定部と、
    前記第1砥石を前記第1移動開始位置から前記第1目標移動量だけ前記未加工のワークに向かって移動させ、かつ、前記第2砥石を前記第2移動開始位置から前記第2目標移動量だけ前記未加工のワークに向かって移動させることによって、前記未加工のワークの両端面を前記第1砥石及び前記第2砥石で研削する駆動部と、
    を有する、
    研削盤。
  2. 前記キャリアに保持された前記マスターワーク及び前記未加工のワークの表面を撮像可能な撮像装置をさらに備え、
    前記コントローラは、前記マスターワークの撮像画像から、前記マスターワークのセンタ位置と前記キャリアに対して固定された位置に設定される基準位置との前記軸方向におけるマスター基準距離を取得し、前記未加工のワークの撮像画像から、前記未加工のワークのセンタ位置と前記基準位置との前記軸方向におけるワーク基準距離を取得する基準距離取得部を有し、
    前記センタ離間距離取得部は、前記マスター基準距離と前記未加工のワーク基準距離とに基づいて前記センタ離間距離を取得する、
    請求項1に記載の研削盤。
  3. 前記基準距離取得部は、前記未加工のワークの撮像画像から、前記第1砥石によって除去する第1取り代と、前記第2砥石によって除去する第2取り代とを取得し、
    前記駆動部は、前記第1取り代及び前記第2取り代に基づいて前記第1砥石及び前記第2砥石の移動速度を調整することによって、前記第1砥石が前記未加工のワークに接触するタイミングを前記第2砥石が前記未加工のワークに接触するタイミングに近づける、
    請求項1又は2に記載の研削盤。
  4. 前記コントローラは、研削後のワークにおける前記第1取り代の第1ずれ量と前記第2取り代の第2ずれ量とを取得するずれ量取得部をさらに有し、
    前記目標移動量決定部は、次の未加工のワークに係る前記第1目標移動量及び前記第2目標移動量を取得する際、前記センタ離間距離及び前記第1ずれ量に基づいて前記第1基準移動量を補正し、前記センタ離間距離及び前記第2ずれ量に基づいて前記第2基準移動量を補正する、
    請求項1又は2に記載の研削盤。
  5. 軸心を中心として回転可能なキャリアと、前記軸心に平行な軸方向に移動可能な第1砥石と、前記軸方向において前記第1砥石と対向し、前記軸方向に移動可能な第2砥石とを用いた研削方法であって、
    前記キャリアの外周にマスターワークを保持する工程と、
    前記軸方向における前記マスターワークのセンタ位置を取得する工程と、
    前記軸方向において前記第1砥石を第1移動開始位置から前記マスターワークまで移動させたときの第1基準移動量と、前記軸方向において前記第2砥石を、前記軸方向において前記キャリアを基準として前記第1移動開始位置と反対側の第2移動開始位置から前記マスターワークまで移動させたときの第2基準移動量とを取得する工程と、
    前記キャリアの外周に未加工のワークを保持する工程と、
    前記軸方向における前記未加工のワークのセンタ位置を取得する工程と、
    前記軸方向における前記未加工のワークのセンタ位置と前記マスターワークのセンタ位置とのセンタ離間距離を取得する工程と、
    前記第1基準移動量を前記センタ離間距離に基づいて補正することによって第1目標移動量を決定し、前記第2基準移動量を前記センタ離間距離に基づいて補正することによって第2目標移動量を決定する工程と、
    前記第1砥石を前記第1移動開始位置から前記第1目標移動量だけ前記未加工のワークに向かって移動させ、かつ、前記第2砥石を前記第2移動開始位置から前記第2目標移動量だけ前記未加工のワークに向かって移動させることによって、前記未加工のワークの両端面を前記第1砥石及び前記第2砥石で研削する工程と、
    を備える研削方法。
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