JP2024023958A - 割賦販売管理装置、割賦販売管理方法、および、割賦販売管理プログラム - Google Patents

割賦販売管理装置、割賦販売管理方法、および、割賦販売管理プログラム Download PDF

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Abstract

Figure 2024023958000001
【課題】個別信用購入あっせん契約の審査が不合格となった場合に、他の割賦販売に関連する契約の審査において、前回審査で用いたデータを自動的に再利用することができる割賦販売管理装置、割賦販売管理方法、および、割賦販売管理プログラムを提供することを課題とする。
【解決】個別信用購入あっせん契約の審査が不合格であった場合、受付情報、および/または、料率パターンマスタに基づいて、個別信用購入あっせん契約以外の割賦販売に関連する契約について、クレジット情報の洗替結果、信用情報機関への信用情報の再照会結果、および/または、支払可能見込額の再計算結果を取得し、受付情報、洗替結果、再照会結果、および/または、再計算結果に基づいて、個別信用購入あっせん契約以外の割賦販売に関連する契約についての審査結果を取得する。
【選択図】図7

Description

本発明は、割賦販売管理装置、割賦販売管理方法、および、割賦販売管理プログラムに関する。
特許文献1には、顧客に対する融資の審査において、融資可能か否かを自動的に判定する構成が開示されている。
特開2007-206982号公報
しかしながら、上記特許文献1記載の発明においては、再審査と判定した場合に、前回審査で用いたデータを自動的に再利用する機能を備えておらず、手作業で再審査する必要があったため、再審査に時間がかかり、審査スピードの改善が求められていたという課題があった。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、個別信用購入あっせん契約の審査が不合格となった場合に、他の割賦販売に関連する契約の審査において、前回審査で用いたデータを自動的に再利用することができる割賦販売管理装置、割賦販売管理方法、および、割賦販売管理プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る割賦販売管理装置は、記憶部と制御部とを備えた割賦販売管理装置であって、前記記憶部は、個別信用購入あっせん契約の申込時における、顧客情報および申込情報を含む受付情報を記憶する受付記憶手段と、各割賦販売に関連する契約について商品または役務毎に設定された料率を含む料率パターンを設定した料率パターンマスタを記憶する料率記憶手段と、を備え、前記制御部は、前記個別信用購入あっせん契約の審査が不合格であった場合、前記受付情報、および/または、前記料率パターンマスタに基づいて、個別信用購入あっせん契約以外の割賦販売に関連する契約について、クレジット情報の洗替結果、信用情報機関への信用情報の再照会結果、および/または、支払可能見込額の再計算結果を取得する計算結果取得手段と、前記受付情報、前記洗替結果、前記再照会結果、および/または、前記再計算結果に基づいて、前記個別信用購入あっせん契約以外の割賦販売に関連する契約についての審査結果を取得する審査結果取得手段と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明に係る割賦販売管理装置において、前記個別信用購入あっせん契約以外の割賦販売に関連する契約は、収納代行契約、保証契約、または、収納保証契約であることを特徴とする。
また、本発明に係る割賦販売管理装置において、前記クレジット情報の前記洗替結果は、前記料率パターンマスタに基づいて、計算されることを特徴とする。
また、本発明に係る割賦販売管理装置において、前記信用情報の前記再照会結果は、前記料率パターンマスタに基づいて、前記信用情報機関に照会されることを特徴とする。
また、本発明に係る割賦販売管理装置において、前記支払可能見込額の前記再計算結果は、前記顧客情報、前記申込情報および前記再照会結果に基づいて、計算されることを特徴とする。
また、本発明に係る割賦販売管理装置において、前記料率は、分割手数料率、販売店手数料率、および/または、遅延損害金料率を含むことを特徴とする。
また、本発明に係る割賦販売管理装置において、前記料率パターンマスタは、更に、次回審査時の料率パターンが設定されていることを特徴とする。
また、本発明に係る割賦販売管理装置において、前記料率パターンマスタは、更に、前記信用情報機関に対する照会区分が設定されていることを特徴とする。
また、本発明に係る割賦販売管理方法は、記憶部と制御部とを備えた割賦販売管理装置に実行させるための割賦販売管理方法であって、前記記憶部は、個別信用購入あっせん契約の申込時における、顧客情報および申込情報を含む受付情報を記憶する受付記憶手段と、各割賦販売に関連する契約について商品または役務毎に設定された料率を含む料率パターンを設定した料率パターンマスタを記憶する料率記憶手段と、を備え、前記制御部で実行させる、前記個別信用購入あっせん契約の審査が不合格であった場合、前記受付情報、および/または、前記料率パターンマスタに基づいて、個別信用購入あっせん契約以外の割賦販売に関連する契約について、クレジット情報の洗替結果、信用情報機関への信用情報の再照会結果、および/または、支払可能見込額の再計算結果を取得する計算結果取得ステップと、前記受付情報、前記洗替結果、前記再照会結果、および/または、前記再計算結果に基づいて、前記個別信用購入あっせん契約以外の割賦販売に関連する契約についての審査結果を取得する審査結果取得ステップと、を含むことを特徴とする。
また、本発明に係る割賦販売管理プログラムは、記憶部と制御部とを備えた割賦販売管理装置に実行させるための割賦販売管理プログラムであって、前記記憶部は、個別信用購入あっせん契約の申込時における、顧客情報および申込情報を含む受付情報を記憶する受付記憶手段と、各割賦販売に関連する契約について商品または役務毎に設定された料率を含む料率パターンを設定した料率パターンマスタを記憶する料率記憶手段と、を備え、前記制御部において、前記個別信用購入あっせん契約の審査が不合格であった場合、前記受付情報、および/または、前記料率パターンマスタに基づいて、個別信用購入あっせん契約以外の割賦販売に関連する契約について、クレジット情報の洗替結果、信用情報機関への信用情報の再照会結果、および/または、支払可能見込額の再計算結果を取得する計算結果取得ステップと、前記受付情報、前記洗替結果、前記再照会結果、および/または、前記再計算結果に基づいて、前記個別信用購入あっせん契約以外の割賦販売に関連する契約についての審査結果を取得する審査結果取得ステップと、を実行させることを特徴とする。
本発明によれば、割賦販売に関連する契約の再審査時に、候補表示された料率パターンを選択することで、自動で処理を行うことができるという効果を奏する。また、本発明によれば、候補表示として料率パターンマスタに設定された次回審査時料率パターンを表示することができるため、データの再利用、および、処理の自動化ができ、候補表示用のマスタ設定が簡易となるという効果を奏する。また、本発明によれば、割賦販売に関連する契約の再審査を行う場合、別事業の申込であっても、同一の受付申込画面を利用することができるという効果を奏する。また、本発明によれば、割賦販売に関連する契約の再審査を行う場合、前回の審査で登録した情報を再利用できるという効果を奏する。また、本発明によれば、割賦販売に関連する契約の再審査を行う場合、マスタ設定により提案された別事業の設定を選択することにより、再利用不可の情報についても、自動で入力処理を行うことができるという効果を奏する。すなわち、本発明によれば、信販会社にとっての主事業である個別信用購入あっせん契約の申込に対する審査がNGとなった場合に、替わりに収益を上げること望まれる別事業での再審査において、審査スピードを改善することができるという効果を奏する。また、本発明によれば、割賦販売における複数事業の再審査時の自動処理をナビゲートすることができるという効果を奏する。また、本発明によれば、販売店において、顧客の待ち時間を最小限にすることで、顧客の購買意欲を損ねることがないため、機会損失を防ぎ、成約率の向上および成約件数の増加をさせることができるという効果を奏する。また、本発明によれば、信販会社において、事務省力化だけでなく速度向上により、単位時間当たりの受付件数を上げることでの取引件数の増加だけでなく、他商品への誘導による顧客囲い込みも可能とするという効果を奏する。
図1は、割賦販売事業の一例を示す図である。 図2は、割賦販売事業の一例を示す図である。 図3は、割賦販売事業の一例を示す図である。 図4は、割賦販売事業の一例を示す図である。 図5は、従来の割賦販売管理の概要を示す図である。 図6は、本実施形態における割賦販売管理の概要を示す図である。 図7は、本実施形態における割賦販売管理装置の構成の一例を示すブロック図である。 図8は、本実施形態における顧客情報の一例を示す図である。 図9は、本実施形態における申込情報の一例を示す図である。 図10は、本実施形態における信用情報照会結果の一例を示す図である。 図11は、本実施形態における支払可能見込情報の一例を示す図である。 図12は、本実施形態における料率パターンマスタの一例を示す図である。 図13は、本実施形態における割賦販売管理装置の処理の一例を示すフローチャートである。 図14は、本実施形態における割賦販売管理処理の一例を示すフロー図である。 図15は、本実施形態における割賦販売管理処理の一例を示すフロー図である。 図16は、本実施形態における割賦販売管理処理の一例を示すフロー図である。 図17は、本実施形態における割賦販売管理処理の一例を示すフロー図である。
本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、本発明は本実施形態により限定されるものではない。
[1.概要]
まず、図1から図6を参照して、本発明の概要を説明する。図1から図4は、割賦販売事業の一例を示す図である。図5は、従来の割賦販売管理の概要を示す図である。図6は、本実施形態における割賦販売管理の概要を示す図である。
消費者が高額の商品を購入する際または高額のサービスを享受する際に、代金の分割支払を可能とする方法としては、顧客が商品等を購入した際に、顧客の代わりに信販会社が販売店に代金を立替払いし、その後、顧客が信販会社に分割支払する、図1に示す個別信用購入あっせん事業、および、顧客が販売店に直接分割支払する販売店の自社割賦がある。
更に、信販会社が行う事業には、収納代行および保証を行う複数の事業形態があり、顧客が商品等を購入した際に、信販会社が販売店から収納手数料を徴収して収納代行を行い、信販会社が販売店に収納金を支払う、図2に示す収納代行事業、顧客が商品等を購入した際に、信販会社が販売店から保証料を徴収して顧客の債務不履行時の保証を行い、顧客が販売店に直接分割支払する、図3に示す保証事業、および、顧客が商品等を購入した際に、信販会社が販売店から保証料を徴収して顧客の債務不履行時の保証を行い、且つ、販売店から収納手数料を徴収して収納代行を行い、信販会社が販売店に収納金を支払う、図4に示す収納保証事業がある。
ここで、図5に示すように、従来の割賦販売に関連する契約の審査においては、初回審査にて、個別信用購入あっせん契約の審査が不合格になった場合、再審査にて、顧客情報等が自動的に再利用されないため、前回審査時と同様に顧客情報および申込情報を手動で入力して、外部信用情報の照会および支払可能見込額の再計算をする必要があった。
そこで、図6に示すように、本実施形態においては、初回審査にて、個別信用購入あっせん契約の審査が不合格になった場合、再審査にて、顧客情報等が自動的に再利用されるため、外部信用情報の照会および支払可能見込額の再計算が迅速に行われ、審査スピードを向上させる仕組みを提供している。
[2.構成]
本実施形態に係る割賦販売管理装置100の構成の一例について、図7から図12を参照して説明する。図7は、本実施形態における割賦販売管理装置100の構成の一例を示すブロック図である。
図7に示すように、割賦販売管理装置100は、市販のデスクトップ型パーソナルコンピュータである。なお、割賦販売管理装置100は、デスクトップ型パーソナルコンピュータのような据置型情報処理装置に限らず、市販されているノート型パーソナルコンピュータ、PDA(Personal Digital Assistants)、スマートフォン、タブレット型パーソナルコンピュータなどの携帯型情報処理装置であってもよい。
割賦販売管理装置100は、制御部102と通信インターフェース部104と記憶部106と入出力インターフェース部108と、を備えている。割賦販売管理装置100が備えている各部は、任意の通信路を介して通信可能に接続されている。
通信インターフェース部104は、ルータ等の通信装置および専用線等の有線または無線の通信回線を介して、割賦販売管理装置100をネットワーク300に通信可能に接続する。通信インターフェース部104は、他の装置と通信回線を介してデータを通信する機能を有する。ここで、ネットワーク300は、割賦販売管理装置100とサーバ200とを相互に通信可能に接続する機能を有し、例えばインターネットやLAN(Local Area Network)等である。
記憶部106には、各種のデータベース、テーブル、およびファイルなどが格納される。記憶部106には、OS(Operating System)と協働してCPU(Central Processing Unit)に命令を与えて各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録される。記憶部106として、例えば、RAM(Random Access Memory)・ROM(Read Only Memory)等のメモリ装置、ハードディスクのような固定ディスク装置、フレキシブルディスク、および光ディスク等を用いることができる。記憶部106は、受付ファイル106aと、料率パターンマスタ106bとを備えている。
受付ファイル106aは、個別信用購入あっせん契約の申込時における、受付情報を記憶する。ここで、受付ファイル106aは、個別信用購入あっせん契約の申込時における、顧客情報および申込情報を含む受付情報を記憶していてもよい。ここで、顧客情報は、本人情報および/または保証人情報等を含んでいてもよい。また、申込情報は、クレジット情報等を含んでいてもよい。また、受付ファイル106aは、受付情報に対応する、クレジット情報の洗替結果、信用情報機関への信用情報の照会結果、信用情報機関への信用情報の再照会結果、支払可能見込額を含む支払可能見込情報、支払可能見込額の再計算結果、および/または、割賦販売に関連する契約についての審査結果等を記憶していてもよい。ここで、支払可能見込情報は、収入情報、債務情報、生活維持費情報、および/または、判定結果情報等を記憶していてもよい。
ここで、図8および図9を参照して、本実施形態における受付情報の一例について説明する。図8は、本実施形態における顧客情報の一例を示す図である。図9は、本実施形態における申込情報の一例を示す図である。
図8に示すように、本実施形態における受付情報には、氏名カナ、氏名漢字、生年月日、郵便番号、住所漢字、住所カナ、電話番号1、電話番号2、運転免許証番号、年収、預貯金、その他収入額、債務残高および/もしくは月々支払額等を含む本人情報、ならびに、氏名カナ、氏名漢字、生年月日、郵便番号、住所漢字、住所カナ、電話番号1、電話番号2、運転免許証番号、年収、預貯金額、その他収入額、債務残高、月々支払額および/もしくは続柄等を含む保証人情報等を含む顧客情報を含んでいてもよい。また、図9に示すように、本実施形態における受付情報には、販売店コード、料率パターンコード、クレジット元金(額)、手数料率、分割手数料額(=クレジット元金額×手数料率)、初回支払年月および/またはボーナス月等を含むクレジット情報を含む申込情報を含んでいてもよい。ここで、手数料率は、料率パターンマスタ106bの設定項目であり、分割手数料額は、料率パターンマスタ106bの設定項目から計算される項目であってもよい。
また、図10を参照して、本実施形態における外部信用情報照会結果の一例について説明する。図10は、本実施形態における信用情報照会結果の一例を示す図である。
図10に示すように、本実施形態における外部信用情報照会結果には、照会区分、残債額、年間請求額、異動情報、遅延情報および/または入金情報等を含んでいてもよい。ここで、照会区分は、料率パターンマスタ106bの設定項目であってもよい。
また、図11を参照して、本実施形態における支払可能見込情報の一例について説明する。図11は、本実施形態における支払可能見込情報の一例を示す図である。
図11に示すように、本実施形態における支払可能見込情報には、本人収入、本人預貯金額、配偶者等収入および/もしくは配偶者等預貯金額等を含む収入情報、生活維持費額等を含む生活維持費情報、本人年間請求額および/もしくは配偶者等年間請求額等を含む債務情報、ならびに/または、支払可能見込額、今回申込年払額、支払余力額および/もしくは判定結果等を含む判定情報等を含んでいてもよい。
図7に戻り、料率パターンマスタ106bは、各割賦販売に関連する契約について商品または役務毎に設定された料率を含む料率パターンを設定したマスタである。ここで、料率は、分割手数料率、販売店手数料率、および/または、遅延損害金料率を含んでいてもよい。また、料率パターンマスタ106bは、次回審査時の料率パターンが設定されていてもよい。料率パターンマスタ106bは、信用情報機関に対する照会区分が設定されていてもよい。
ここで、図12を参照して、本実施形態における料率パターンマスタ106bの一例について説明する。図12は、本実施形態における料率パターンマスタ106bの一例を示す図である。
図12に示すように、本実施形態における料率パターンマスタ106bは、販売店コード、料率パターンコード、料率名、次回審査時料率パターンコード、分割手数料率コード、販売店手数料率コード、遅延損害金料率コード、および/または、照会区分等が設定されていてもよい。ここで、料率パターンは、販売店での購入商品またはサービス内容毎に決定されるのが一般的であり、再審査の際に、購入商品またはサービス内容が変わらないことに注目すると、前回審査時の料率パターンから次回審査時の料率パターンを想定することが可能であり、販売店と信販会社との契約により、前回審査時の事業形態と再審査時に申込が行われる事業形態には連続性があり、料率パターンは1つに定まるため、料率パターンマスタに「次回審査時料率パターンコード」を設定することにより、候補設定を可能としている。また、次回審査時料率パターンは、販売店と信販会社との契約により候補は1つに定まるため、複数候補は不要であり、デメリットとならない。なお、料率パターンマスタ106bとは別に、次回審査時料率パターンマスタを作成し、複数の候補を設定してもよく、その場合、次回審査時料率パターンを複数候補の中から選択可能としてもよい。また、分割手数料率は、分割回数(例えば、12回払い等)に応じて料率の値が変わってもよい。
図7に戻り、入出力インターフェース部108には、入力装置112および出力装置114が接続されている。出力装置114には、モニタ(タッチパネルを含む)の他、スピーカやプリンタを用いることができる。入力装置112には、キーボード、マウス、およびマイクの他、マウスと協働してポインティングデバイス機能を実現するモニタを用いることができる。なお、以下では、出力装置114をモニタ114またはプリンタ114とし、入力装置112をキーボード112またはマウス112として記載する場合がある。
制御部102は、割賦販売管理装置100を統括的に制御するCPU等である。制御部102は、OS等の制御プログラム・各種の処理手順等を規定したプログラム・所要データなどを格納するための内部メモリを有し、格納されているこれらのプログラムに基づいて種々の情報処理を実行する。制御部102は、機能概念的に、受付取得部102aと、計算結果取得部102bと、審査結果取得部102cとを備えている。
受付取得部102aは、受付情報を取得する。ここで、受付取得部102aは、受付情報を受付ファイル106aに登録(格納)してもよい。
計算結果取得部102bは、割賦販売に関連する契約について、クレジット情報、信用情報機関への信用情報の照会結果、および/または、支払可能見込額の計算結果を取得する。ここで、計算結果取得部102bは、個別信用購入あっせん契約の審査が不合格であった場合、受付情報、および/または、料率パターンマスタ106bに基づいて、個別信用購入あっせん契約以外の割賦販売に関連する契約について、クレジット情報の洗替結果、信用情報機関への信用情報の再照会結果、および/または、支払可能見込額の再計算結果を取得してもよい。また、個別信用購入あっせん契約以外の割賦販売に関連する契約は、収納代行契約、保証契約、または、収納保証契約であってもよい。また、クレジット情報の洗替結果は、料率パターンマスタ106bに基づいて、計算されてもよい。また、信用情報の再照会結果は、料率パターンマスタ106bに基づいて、信用情報機関に照会されてもよい。また、支払可能見込額の再計算結果は、顧客情報、申込情報および再照会結果に基づいて、計算されてもよい。また、計算結果取得部102bは、取得した情報を(受付情報に紐付けて)受付ファイル106aに格納してもよい。
審査結果取得部102cは、割賦販売に関連する契約についての審査結果を取得する。ここで、審査結果取得部102cは、受付情報、洗替結果、再照会結果、および/または、再計算結果に基づいて、個別信用購入あっせん契約以外の割賦販売に関連する契約についての審査結果を取得してもよい。また、審査結果取得部102cは、審査結果を(受付情報に紐付けて)受付ファイル106aに格納してもよい。
[3.具体例]
本実施形態の具体例について、図13から図17を参照して説明する。
[割賦販売管理処理]
ここで、図13を参照して、本実施形態における割賦販売管理処理の一例について説明する。図13は、本実施形態における割賦販売管理装置100の処理の一例を示すフローチャートである。
図13に示すように、受付取得部102aは、個別信用購入あっせん契約の審査(初回審査)が不合格であった場合、ユーザ(例えば、販売店オペレータ等)により入力装置112を介して料率パターンの選択結果を含む再審査要求が入力されたか否かを判定する(ステップSA-1)。
そして、受付取得部102aは、ユーザにより入力装置112を介して再審査要求が入力されなかったと判定した場合(ステップSA-1:No)、処理を終了する。
一方、受付取得部102aは、ユーザにより入力装置112を介して再審査要求が入力されたと判定した場合(ステップSA-1:Yes)、処理をステップSA-2に移行させる。
そして、受付取得部102aは、個別信用購入あっせん契約の申込時における、顧客情報および申込情報を含む受付情報を受付ファイル106aから取得する(ステップSA-2)。
そして、計算結果取得部102bは、再審査要求に含まれる料率パターンの選択結果、および、料率パターンマスタ106bに基づいて、クレジット情報の洗替結果を取得する(ステップSA-3)。
そして、計算結果取得部102bは、受付ファイル106aに記憶された外部信用情報機関への信用情報の照会結果に基づいて、同一照会区分での外部信用情報機関への信用情報の照会が実施済みであるか否かを判定する(ステップSA-4)。
そして、計算結果取得部102bは、同一照会区分での外部信用情報機関への信用情報の照会が実施済みであると判定した場合(ステップSA-4:Yes)、処理をステップSA-6に移行させる。
一方、計算結果取得部102bは、同一照会区分での外部信用情報機関への信用情報の照会が実施済みではないと判定した場合(ステップSA-4:No)、処理をステップSA-5に移行させる。
そして、計算結果取得部102bは、料率パターンマスタ106bに基づいて、外部信用情報機関に信用情報を再照会し、信用情報の再照会結果を取得する(ステップSA-5)。
そして、計算結果取得部102bは、受付情報に含まれる顧客情報および申込情報、ならびに、再照会結果に基づいて、支払可能見込額の再計算結果を取得し、当該支払可能見込額を含む支払可能見込情報を取得する(ステップSA-6)。
そして、審査結果取得部102cは、受付情報、洗替結果、再照会結果、および、支払可能見込情報に基づいて、再審査要求に含まれる料率パターンで特定される割賦販売に関連する契約についての審査結果を取得し(ステップSA-7)、処理を終了する。
ここで、図14から図17を参照して、本実施形態における割賦販売管理処理の具体例について説明する。図14から図17は、本実施形態における割賦販売管理処理の一例を示すフロー図である。
図14の(1)に示すように、本実施形態においては、1回目の審査時に、ユーザにより受付申込画面に受付情報が入力された場合、受付申込画面上で新規審査モードおよび受付No.が選択され、受領した申込情報に基づいて、画面項目が入力される。そして、図14の(2)に示すように、本実施形態においては、受付No.:「100」および枝番:「0」(すなわち、「100-0」)が採番され、顧客情報-本人情報、顧客情報-保証人情報および申込情報が登録され、外部信用情報機関照会結果および支払可能見込情報が取得される。
そして、図15の(3)に示すように、本実施形態においては、ユーザにより「氏名カナ」「氏名漢字」「生年月日」および/または「電話番号」が入力された場合、入力項目から顧客を名寄せすることで受付No.が特定されて、1回目の審査時の情報が受付ファイル106aから取得(再利用)されて枝番が更新(「100-1」が採番)され、料率パターンマスタ106bに設定された次回審査時料率パターン等に基づいて、再審査モードが選択される。そして、図15の(4)に示すように、本実施形態においては、変更確認ダイアログが自動的に起動され、ユーザに料率パターンの変更を行うか否かを選択させ、ユーザにより「いいえ(N)」が選択された場合、自動処理ガイダンスが中断され、ユーザによる手動入力に移行し、ユーザにより「はい(Y)」が選択された場合、処理が続行される。そして、図15の(5)に示すように、本実施形態においては、「選択した料率パターンでクレジット情報を洗替ますか?(Y/N)」とのメッセージダイアログを表示させ、ユーザにより「いいえ(N)」が選択された場合、自動処理ガイダンスが中断され、ユーザによる手動入力に移行し、ユーザにより「はい(Y)」が選択された場合、自動でクレジット情報が洗い替えされ、処理が続行される。
そして、図16の(6)に示すように、本実施形態においては、同じ受付No.で既に同じ照会区分での照会が行われている場合、「該当の契約形態での信用情報照会は実施済みです。」とのメッセージダイアログを表示させ、処理が続行される。一方、図16の(7)に示すように、本実施形態においては、同じ受付No.であるが、同じ照会区分での照会が行われていない場合、「照会区分が変更されています。信用情報を再照会しますか?(Y/N)」とのメッセージダイアログが表示され、ユーザにより「いいえ(N)」が選択された場合、自動処理ガイダンスが中断され、ユーザによる手動入力に移行し、ユーザにより「はい(Y)」が選択された場合、自動で信用情報照会が実行され、処理が続行される。そして、図16の(8)に示すように、本実施形態においては、「支払可能見込額を再計算しますか?(Y/N)」のメッセージが表示され、ユーザにより「いいえ(N)」が選択された場合、自動処理ガイダンスが中断され、ユーザによる手動入力に移行し、ユーザにより「はい(Y)」が選択された場合、支払可能見込額が自動で再計算され、処理が終了する。
そして、図17の(9)に示すように、本実施形態においては、申込情報および支払可能見込情報が自動更新され、信用情報の再照会がされている場合に、外部信用情報機関照会結果も自動更新される。
このように、本実施形態においては、再審査時に、別事業の申込であっても同一の受付申込画面が利用され、前回の審査で登録された顧客情報については、全て再利用される。また、本実施形態においては、再審査時に、別事業の申込であっても同一の受付申込画面が利用され、前回の審査で登録された申込情報については、料率パターンで決定される料率項目から計算されるクレジット情報以外は再利用され、マスタ設定により提案される別事業の料率パターンに対する選択に基づいて、クレジット情報が自動で再計算される。
また、本実施形態においては、再審査時に、前回の審査で登録された外部信用情報照会結果については、料率パターンで決定される照会区分が前回審査と変わる場合、再度照会が必要で再利用できないため、マスタ設定により提案される別事業の料率パターンに対する選択に基づいて、自動再照会がされる。また、本実施形態においては、再審査時に、前回の審査で登録された支払可能見込情報については、再利用できないため、顧客情報、申込情報および外部信用情報照会結果に基づいて、自動再計算される。
[4.他の実施形態]
本発明は、上述した実施形態以外にも、特許請求の範囲に記載した技術的思想の範囲内において種々の異なる実施形態にて実施されてよいものである。
例えば、実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。
また、本明細書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各処理の登録データや検索条件等のパラメータを含む情報、画面例、データベース構成については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、割賦販売管理装置100に関して、図示の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。
例えば、割賦販売管理装置100が備える処理機能、特に制御部102にて行われる各処理機能については、その全部または任意の一部を、CPUおよび当該CPUにて解釈実行されるプログラムにて実現してもよく、また、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現してもよい。尚、プログラムは、本実施形態で説明した処理を情報処理装置に実行させるためのプログラム化された命令を含む一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されており、必要に応じて割賦販売管理装置100に機械的に読み取られる。すなわち、ROMまたはHDD(Hard Disk Drive)などの記憶部などには、OSと協働してCPUに命令を与え、各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録されている。このコンピュータプログラムは、RAMにロードされることによって実行され、CPUと協働して制御部を構成する。
また、このコンピュータプログラムは、割賦販売管理装置100に対して任意のネットワークを介して接続されたアプリケーションプログラムサーバに記憶されていてもよく、必要に応じてその全部または一部をダウンロードすることも可能である。
また、本実施形態で説明した処理を実行するためのプログラムを、一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納してもよく、また、プログラム製品として構成することもできる。ここで、この「記録媒体」とは、メモリーカード、USB(Universal Serial Bus)メモリ、SD(Secure Digital)カード、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(登録商標)(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)、CD-ROM(Compact Disk Read Only Memory)、MO(Magneto-Optical disk)、DVD(Digital Versatile Disk)、および、Blu-ray(登録商標) Disc等の任意の「可搬用の物理媒体」を含むものとする。
また、「プログラム」とは、任意の言語または記述方法にて記述されたデータ処理方法であり、ソースコードまたはバイナリコード等の形式を問わない。なお、「プログラム」は必ずしも単一的に構成されるものに限られず、複数のモジュールやライブラリとして分散構成されるものや、OSに代表される別個のプログラムと協働してその機能を達成するものをも含む。なお、本実施形態に示した各装置において記録媒体を読み取るための具体的な構成および読み取り手順ならびに読み取り後のインストール手順等については、周知の構成や手順を用いることができる。
記憶部106に格納される各種のデータベース等は、RAM、ROM等のメモリ装置、ハードディスク等の固定ディスク装置、フレキシブルディスク、および、光ディスク等のストレージ手段であり、各種処理やウェブサイト提供に用いる各種のプログラム、テーブル、データベース、および、ウェブページ用ファイル等を格納する。
また、割賦販売管理装置100は、既知のパーソナルコンピュータまたはワークステーション等の情報処理装置として構成してもよく、また、任意の周辺装置が接続された当該情報処理装置として構成してもよい。また、割賦販売管理装置100は、当該装置に本実施形態で説明した処理を実現させるソフトウェア(プログラムまたはデータ等を含む)を実装することにより実現してもよい。
更に、装置の分散・統合の具体的形態は図示するものに限られず、その全部または一部を、各種の付加等に応じてまたは機能負荷に応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。すなわち、上述した実施形態を任意に組み合わせて実施してもよく、実施形態を選択的に実施してもよい。
本発明は、金融業界において有用である。
100 割賦販売管理装置
102 制御部
102a 受付取得部
102b 計算結果取得部
102c 審査結果取得部
104 通信インターフェース部
106 記憶部
106a 受付ファイル
106b 料率パターンマスタ
108 入出力インターフェース部
112 入力装置
114 出力装置
200 サーバ
300 ネットワーク

Claims (1)

  1. 記憶部と制御部とを備えた割賦販売管理装置であって、
    前記記憶部は、
    個別信用購入あっせん契約の申込時における、顧客情報および申込情報を含む受付情報を記憶する受付記憶手段と、
    各割賦販売に関連する契約について商品もしくは役務毎に設定された料率を含む料率パターン、ならびに、次回審査時の前記料率パターンを設定した料率パターンマスタを記憶する料率記憶手段と、
    を備え、
    前記制御部は、
    前記個別信用購入あっせん契約の審査が不合格であった場合、前記受付情報、および/または、前記料率パターンマスタに基づいて、前記個別信用購入あっせん契約以外の割賦販売に関連する契約について、クレジット情報の洗替結果、信用情報機関への信用情報の再照会結果、および/または、支払可能見込額の再計算結果を取得する計算結果取得手段と、
    前記受付情報、前記洗替結果、前記再照会結果、および/または、前記再計算結果に基づいて、前記個別信用購入あっせん契約以外の割賦販売に関連する契約についての審査結果を取得する審査結果取得手段と、
    を備えたことを特徴とする割賦販売管理装置。
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