JP2024023918A - 受付システム、制御方法、及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】施設でサービスの利用の受付を行う際に、サービスの利用者からサービス提供者に対し、事前の質問の回答を容易に提供できる技術を提供する。【解決手段】 受付システム4000は、受付装置2000及び携帯端末3000を有する。携帯端末3000は、問診票データ10をエンコードしてコードデータ20を生成し、コードデータ20をディスプレイ装置3060に表示させる。受付装置2000は、コードデータ20を読み取ることで問診票データ10を取得し、取得した問診票データ10を用いて受付処理を行う。【選択図】図1

Description

本発明は施設における受付処理に関する。
病院などの施設を利用する際に、受付において、問診票の提出を求められることがある。ここでいう問診票とは、事前の質問に対する回答が記入された書類である。
このような問診票の提出を容易にするための技術が開発されている。例えば特許文献1には、在宅医療や在宅介護のサービスにおいて、業者が患者の家を訪問して問診票を回収し、回収した問診票を OCR で読み取って、問診票の記載内容を医療機関等にメールで送信する技術が開示されている。
また、特許文献2は、或る医療システムから他の医療システムへ問診票の内容を伝達する際に問診票をコード化する技術を開示している。
特開2003-058642号公報 特開2014-211717号公報
特許文献1と2の技術はいずれも、施設を訪れてサービスを受ける場合に受付で問診票を提出するというケースは想定していない。本願発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的の一つは、施設でサービスの利用の受付を行う際に、サービスの利用者からサービス提供者に対し、事前の質問の回答を容易に提供できる技術を提供することである。
本発明の受付システムは、携帯端末と受付装置を含む。
携帯端末は、1)質問に対する回答を表す問診票データをエンコードしてコードデータを生成する生成部と、2)コードデータを携帯端末から制御可能な第1ディスプレイ装置に表示させる表示制御部と、を有する。
受付装置は、1)コードデータを読み取ることで問診票データを取得する読取部と、2)取得した問診票データを用いて受付処理を行う受付処理部と、を有する。
前記受付処理は、前記取得した問診票データを記憶装置に格納する処理を含み、
前記受付装置の前記受付処理部は、前記取得した問診票データを、人が当該問診票データの内容を直接的には把握できない態様で、当該受付装置から制御可能な第2ディスプレイ装置に表示させる。
本発明の受付装置は、本発明の受付システムが有する携帯端末である。
本発明の携帯端末は、本発明の受付システムが有する受付装置である。
本発明の制御方法は、携帯端末と受付装置を含む受付システムの制御方法である。当該制御方法は、1)携帯端末が、質問に対する回答を表す問診票データをエンコードしてコードデータを生成する生成ステップと、2)携帯端末が、コードデータを携帯端末から制御可能な第1ディスプレイ装置に表示させる表示制御ステップと、3)受付装置が、コードデータを読み取ることで問診票データを取得する読取ステップと、4)受付装置が、取得した問診票データを用いて受付処理を行う受付処理ステップと、を有し、
前記受付処理は、前記取得した問診票データを記憶装置に格納する処理を含み、
前記受付装置が、前記取得した問診票データを、人が当該問診票データの内容を直接的には把握できない態様で、当該受付装置から制御可能な第2ディスプレイ装置に表示させる表示ステップをさらに有する。
本発明の第2の制御方法は、携帯端末によって実行される。当該制御方法は、1)質問に対する回答を表す問診票データをエンコードしてコードデータを生成する生成ステップと、2)コードデータを携帯端末から制御可能な第1ディスプレイ装置に表示させる表示制御ステップと、を有する。
本発明の第3の制御方法は、受付装置によって実行される。当該制御方法は、1)携帯端末のディスプレイ装置に表示されたコードデータを読み取ることで問診票データを取得する読取ステップと、2)取得した問診票データを用いて受付処理を行う受付処理ステップと、を有する。コードデータは、問診票データがエンコードされたデータである。
本発明のプログラムは、
受付装置を実現するコンピュータに、
携帯端末のディスプレイ装置に表示されたコードデータを読み取ることで問診票データを取得する読取ステップと、
前記取得した問診票データを用いて受付処理を行う受付処理ステップと、を実行させ、
前記コードデータは、前記問診票データがエンコードされたデータであり、
前記受付処理は、前記取得した問診票データを記憶装置に格納する処理を含み、
さらに、前記コンピュータに、前記取得した問診票データを、人が当該問診票データの内容を直接的には把握できない態様で、当該受付装置から制御可能な第2ディスプレイ装置に表示させる表示ステップを実行させる。
本発明の第2のプログラムは、本発明の第3の制御方法が有する各ステップを受付装置に実行させる。
本発明によれば、施設でサービスの利用の受付を行う際に、サービスの利用者からサービス提供者に対し、事前の質問の回答を容易に提供できる技術が提供される。
実施形態1の受付システムの概要を説明するための図である。 実施形態1の受付システムの機能構成を例示する図である。 受付装置を実現するための計算機を例示する図である。 携帯端末を実現する計算機のハードウエア構成を例示する図である。 実施形態1の受付システムによって実行される処理の流れを例示するフローチャートである。 受付システムを利用する流れをより具体的に例示する図である。 受付装置の実現形態を例示する図である。 利用者端末のハードウエア構成を例示する図である。 計算機の正面の外観を例示する図である。 問診票データを生成するための入力画面を例示する図である。 人がその内容を直接的に把握可能な態様で出力される出力情報を例示する図である。 コード化された出力情報が利用者端末のディスプレイ装置に表示されるケースを例示する図である。 実施形態2の受付システムの機能構成を例示するブロック図である。 利用者端末のディスプレイ装置に表示されるエラー情報を例示する図である。 実施形態2の受付装置によって実行される処理に流れを例示するフローチャートである。 実施形態3の受付システムの機能構成を例示するブロック図である。 第2コードデータを例示する図である。 実施形態3の受付装置によって実行される処理の流れを例示するフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。尚、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。また各ブロック図において、特に説明がない限り、各ブロックは、ハードウエア単位の構成ではなく機能単位の構成を表している。
[実施形態1]
<概要>
図1は、本実施形態の受付システム4000の概要を説明するための図である。なお、図1は、受付システム4000に対する理解を容易にするための例示であり、受付システム4000の機能は図1に表されているものに限定されない。
受付システム4000は、診療、介護、又は施術などのサービスを提供する施設において、サービス利用者の受付処理を実現するシステムである。なお、以下では説明を容易にするため、サービスを提供する施設として主に病院を例示し、サービスを受ける人として主に患者を例示している。しかしながら、サービスを提供する施設は病院に限定されない。例えば、サービスとして介護を扱う場合、サービスを提供する施設を介護施設とし、サービスを受ける人を被介護者とすることができる。その他にも例えば、サービスとして施術を扱う場合、サービスを提供する施設を整骨院、マッサージ店、又は美容院などといった施術を行う施設とし、サービスを受ける人を被施術者とすることができる。
受付システム4000は、受付装置2000及び携帯端末3000を有する。受付装置2000は、問診票データ10を取得し、問診票データ10を利用して受付処理を行う。問診票データ10は、診療等の前に事前に与えられた質問に対する答えが含まれるデータである。そのため、問診票データは、回答データとも表現できる。例えば病院であれば、現在の病状や過去の病歴などに関する質問に対する答えが含まれる。
受付装置2000を用いて実現される受付処理は、問診票データ10を利用する任意の受付処理である。例えばこのような受付処理は、病院において初診や再初診を受け付ける処理である。ここで、病院における再初診とは、その病院を過去に受診したことがあるものの以前とは別の疾病で受診するために問診票の提出が必要となる受診や、その病院を過去に受診してから一定期間が経過したために問診票の提出が必要となる受診などを意味する。
携帯端末3000は、受付装置2000へ問診票データ10を提供するために利用される。ただし、携帯端末3000は、問診票データ10を直接受付装置2000へ提供する代わりに、問診票データ10をエンコードしたデータであるコードデータ20を受付装置2000へ提供する。そのために、携帯端末3000は、問診票データ10をエンコードしてコードデータ20を生成する。そして、携帯端末3000は、コードデータ20をディスプレイ装置3060に表示させる。ディスプレイ装置3060は、携帯端末3000から制御可能な任意のディスプレイ装置(例えば、携帯端末3000に備え付けられているディスプレイ装置)である。
受付装置2000は、ディスプレイ装置3060に表示されたコードデータ20を読み取ることにより、問診票データ10を取得する。例えばディスプレイ装置3060に表示されるコードデータ20が QR コード(登録商標)である場合、受付装置2000は、QR コード(登録商標)リーダを利用してコードデータ20の読み取り及びデコードを行うことで、問診票データ10を取得する。
ここで、受付装置2000及び携帯端末3000を利用する人物は、サービスの提供を受ける人物に限定されない。例えば病院であれば、患者が子供である場合において、その患者の親が受付装置2000及び携帯端末3000を利用するケースが考えられる。以下、受付装置2000や携帯端末3000を利用する人物を「利用者」と呼ぶ。
<作用効果の一例>
本実施形態の受付装置2000によれば、問診票データ10がエンコードされたコードデータ20が携帯端末3000によって表示され、そのコードデータ20を受付装置2000で読み取るという方法で、携帯端末3000から受付装置2000に対して問診票データ10が提供される。これにより、病院などといった施設を訪れてサービスを受ける際に、サービスの提供者に対し、問診票データ10(すなわち、質問に対する回答が含まれるデータ)を容易に提供して、受付処理をスムーズに行うことができる。
さらには、携帯端末3000によって表示されたコードデータ20を受付装置2000に読み取らせる方法によれば、サービス利用者のプライバシーを保護することが容易であるという利点もある。まず、この方法によれば、問診票データ10を周囲から視認可能な態様で表示することなく、受付を完了することができる。たとえ周囲の人にコードデータ20を見られたとしても、周囲の人は問診票データ10の内容を把握することができない。そのため、周囲の人に問診に対する回答を見られてしまうという心配がない。さらに、携帯端末3000から受付装置2000に対してネットワークを介して問診票データ10を送信するといった方法とは異なり、第3者に問診票データ10が盗み取られてしまう心配もない。
また、ネットワークのセキュリティの高さは一般の人には理解しにくいなどといった理由から、問診票のようなプライベートな情報がネットワークを介して送信されることそのものに対して抵抗を持つ人も少なくない。そのため、ネットワークを介して問診票データ10を送信するという方法では、サービスの利用をためらう人が少なくないと予想される。
この点、携帯端末3000によって表示されたコードデータ20を受付装置2000に読み取らせる方法は、他の人に問診票を読み取られてしまう心配がないことが、一般の人の目から見ても分かりやすい。そのため、ネットワークを介して問診票データ10を送信する方法と比較し、サービスの利用をためらう人が少なく、サービスが普及しやすくなるという利点がある。
以下、本実施形態についてさらに詳細を述べる。
<機能構成の例>
図2は、実施形態1の受付システム4000の機能構成を例示する図である。受付システム4000は、受付装置2000及び携帯端末3000を有する。受付装置2000は、読取部2020及び受付処理部2040を有する。読取部2020は、ディスプレイ装置3060に表示されているコードデータ20を読み取ることで、問診票データ10を取得する。受付処理部2040は、取得した問診票データ10を利用して、受付処理を実行する。
携帯端末3000は、エンコード部3020及び表示制御部3040を有する。エンコード部3020は、問診票データ10をエンコードしてコードデータ20を生成する。表示制御部3040は、コードデータ20をディスプレイ装置3060に表示させる。
<受付装置2000のハードウエア構成の例>
受付装置2000の各機能構成部は、各機能構成部を実現するハードウエア(例:ハードワイヤードされた電子回路など)で実現されてもよいし、ハードウエアとソフトウエアとの組み合わせ(例:電子回路とそれを制御するプログラムの組み合わせなど)で実現されてもよい。以下、受付装置2000の各機能構成部がハードウエアとソフトウエアとの組み合わせで実現される場合について、さらに説明する。
図3は、受付装置2000を実現するための計算機1000を例示する図である。計算機1000は、任意の計算機である。例えば計算機1000は、PC(Personal Computer)やサーバマシンなどといった、据え置き型の計算機である。その他にも例えば、計算機1000は、スマートフォンやタブレット端末などといった可搬型の計算機である。
計算機1000は、受付装置2000を実現するために設計された専用の計算機であってもよいし、汎用の計算機であってもよい。後者の場合、例えば、計算機1000に対して所定のアプリケーション30をインストールすることによって、計算機1000が受付装置2000として機能するようになる。アプリケーション30は、受付装置2000の各機能構成部を実現するためのプログラムモジュールを含むプログラムで実現されるアプリケーションである。
計算機1000は、バス1020、プロセッサ1040、メモリ1060、ストレージデバイス1080、入出力インタフェース1100、及びネットワークインタフェース1120を有する。バス1020は、プロセッサ1040、メモリ1060、ストレージデバイス1080、入出力インタフェース1100、及びネットワークインタフェース1120が、相互にデータを送受信するためのデータ伝送路である。ただし、プロセッサ1040などを互いに接続する方法は、バス接続に限定されない。
プロセッサ1040は、CPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)などの種々のプロセッサである。メモリ1060は、RAM(Random Access Memory)などを用いて実現される主記憶装置である。ストレージデバイス1080は、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)、メモリカード、又は ROM(Read Only Memory)などを用いて実現される補助記憶装置である。
入出力インタフェース1100は、計算機1000と入出力デバイスとを接続するためのインタフェースである。例えば入出力インタフェース1100には、キーボードなどの入力装置や、ディスプレイ装置などの出力装置が接続される。
ネットワークインタフェース1120は、計算機1000を通信網に接続するためのインタフェースである。この通信網は、例えば LAN(Local Area Network)や WAN(Wide Area Network)である。
ストレージデバイス1080は、受付装置2000の各機能構成部を実現するプログラムモジュールを記憶している。例えば図3の例では、前述したアプリケーション30が格納されている。プロセッサ1040は、これら各プログラムモジュールをメモリ1060に読み出して実行することで、各プログラムモジュールに対応する機能を実現する。
<携帯端末3000のハードウエア構成の例>
携帯端末3000の各機能構成部は、各機能構成部を実現するハードウエア(例:ハードワイヤードされた電子回路など)で実現されてもよいし、ハードウエアとソフトウエアとの組み合わせ(例:電子回路とそれを制御するプログラムの組み合わせなど)で実現されてもよい。
携帯端末3000は、スマートフォンやタブレット端末などといった任意の可搬型の計算機で実現される。携帯端末3000を実現する計算機は、携帯端末3000を実現するために設計された専用の計算機であってもよいし、汎用の計算機であってもよい。後者の場合、例えば、汎用の計算機に対して所定のアプリケーション40をインストールすることによって、その計算機が携帯端末3000として機能するようになる。アプリケーション40は、携帯端末3000の各機能構成部を実現するためのプログラムモジュールを含むプログラムで実現されるアプリケーションである。
図4は、携帯端末3000を実現する計算機のハードウエア構成を例示する図である。図4の計算機5000が有する各ハードウエア要素の機能は、図3の計算機1000が有する各ハードウエア要素の機能と同様である。ただし、ストレージデバイス5080には、携帯端末3000の各機能構成部を実現するためのプログラムモジュールが格納される。図4の例では、アプリケーション40が格納されている。
<処理の流れ>
図5は、実施形態1の受付システム4000によって実行される処理の流れを例示するフローチャートである。エンコード部3020は、問診票データ10をエンコードしてコードデータ20を生成する(S102)。表示制御部3040は、コードデータ20をディスプレイ装置3060に表示させる(S104)。読取部2020は、コードデータ20を読み取ることで問診票データ10を得る(S106)。受付処理部2040は、問診票データ10を利用して受付処理を行う(S108)。
図6は、受付システム4000を利用する流れをより具体的に例示する図である。まず、携帯端末3000は、問診票データ10を生成するために必要な患者に関する情報の入力を受け付ける(S202)。携帯端末3000は、入力された情報を用いて問診票データ10を生成する(S204)。携帯端末3000は、受付装置2000からアクセス可能な記憶装置に問診票データ10を格納する(S206)。例えば患者は、病院に行く前に、事前に問診票データ10を生成しておくことができる。
その後、携帯端末3000は、問診票データ10を受付装置2000へ提供する旨の入力を受け付ける(S208)。例えばこの入力は、所定の手順でアプリケーション40を操作する入力であり、病院で受付装置2000を利用するタイミングなどで行われる。上記入力に応じ、エンコード部3020は、問診票データ10をエンコードしてコードデータ20を生成する(S210)。ディスプレイ装置3060は、生成されたコードデータ20をディスプレイ装置3060に表示させる(S212)。
読取部2020は、ディスプレイ装置3060に表示されているコードデータ20を読み取る(S214)。この際、利用者は、受付装置2000に設けられたリーダにディスプレイ装置3060をかざす等の方法により、コードデータ20をリーダに読み取らせる。
読取部2020は、コードデータ20をデコードして問診票データ10を取得する(S216)。なお、後述する様に、コードデータ20のデコードはリーダによって行われてもよい。
受付装置2000は、利用者から、その他の情報をさらに取得する(S217)。例えば受付装置2000は、利用者は、保険証や運転免許証などの身分証明書や、その他の証明書(医療費の控除に関する証明書や、又は他の病院からの紹介状など)などの情報を取得する。その他にも例えば、受付装置2000は、利用者の生体情報を取得してもよい。例えば生体情報は、カメラで利用者の顔を撮像することで生成される顔画像などである。なお、受付装置2000がこれらの情報を取得するタイミングは、問診票データ10の提供を受け付けるタイミング(S216)よりも前であってもよい。
証明書等の情報を受付装置2000へ提供する方法には、様々な方法を採用することができる。例えば、利用者は、受付に利用する端末(後述する利用者端末100)に設けられているスキャナに、これらの情報を表す媒体(紙媒体など)をスキャンさせることで、情報の提供を行う。また、これらの情報が病院のサーバ等からアクセス可能な記憶装置に格納されている場合、利用者は、記憶装置から情報を読み出すための識別情報を端末に入力してもよい。
受付処理部2040は、問診票データ10を利用して受付処理を行う(S218)。受付処理部2040は、受付処理の結果を表す出力情報を出力する(S220)。例えば出力情報は、受付処理が完了したことや、受付処理後に利用者が行うべきことなどが示されている情報である。
<受付装置2000の実現形態>
受付装置2000は、利用者によって操作される端末(以下、利用者端末)単体で実現されてもよいし、利用者によって操作される利用者端末とその利用者端末から受信したリクエストに応じて動作するサーバマシンとのペアで実現されてもよい。
図7は、受付装置2000の実現形態を例示する図である。図7の上段では、受付装置2000が利用者端末100単体で実現されている。利用者端末100は、例えば病院に設置される受付機である。
ここで、図7の上段の例において、利用者端末100は、ネットワークを介して、電子カルテデータベース(DB)と接続されている。電子カルテDBには、各患者の電子カルテが記録されている。電子カルテには、患者の識別情報(例えば、診察券番号やマイナンバーなど)に対応づけて、患者に関する種々の情報が記録されている。例えば受付処理により、問診票データ10やその他の情報(証明書等の情報や生体情報など)が、電子カルテDBに格納される。なお、病院以外の施設を対象とする場合、例えば、電子カルテと同様のものとして、利用者の識別情報に対応づけて、利用者に関する種々の情報を示す情報(以下、利用者情報)を扱うことができる。また、電子カルテDBと同様のものとして、利用者情報のデータベースである利用者情報DBを利用できる。
図7の下段では、受付装置2000が利用者端末100とサーバマシン110のペアとして実現されている。利用者端末100は、利用者とサーバマシン110との間のインタフェースとして機能する。すなわち、利用者からの入力を受け付けたら、利用者端末100は、その入力の内容を示すデータをサーバマシン110へ送信する。サーバマシン110は、入力の内容に基づいて処理を行い、その結果を示すデータを利用者端末100へ送信する。
ただし、ユーザ入力に対応する全ての処理がサーバマシン110で行われる必要はなく、一部の処理は利用者端末100で行われてもよい。例えば、コードデータ20をデコードして問診票データ10を得る処理は、利用者端末100で行われてもよい。この場合、サーバマシン110は、利用者端末100から送信された問診票データ10を受信し、その問診票データ10を利用して受付処理を行う。
なお、受付装置2000が利用者端末100とサーバマシン110とのペアとして実現される場合、利用者端末100とサーバマシン110はそれぞれ、前述した図3で例示されるハードウエア構成などで実現することができる。その他にも例えば、利用者端末100は、以下で示すハードウエア構成で実現されてもよい。
<<利用者端末100のハードウエア構成の例>>
図8は、利用者端末100のハードウエア構成を例示する図である。また、図9は、計算機6000の正面の外観を例示する図である。利用者端末100は、計算機6000を用いて実現される。計算機6000が有する各ハードウエア要素の機能は、図3の計算機1000が有する各ハードウエア要素の機能と同様である。ただし、ストレージデバイス6080には、利用者端末100の各機能を実現するためのプログラムモジュールが格納される。
計算機6000には、入出力インタフェース6100を介して、タッチパネルディスプレイ202、スピーカ204、レシートプリンタ206、釣銭機208、カメラ210、マイク212、スキャナ214、磁気カードリーダ216、ICカードリーダ218、カード発行機220、及びA4用紙プリンタ222が接続されている。タッチパネルディスプレイ202は、利用者に提示する画面を表示する機能、及び利用者による入力操作(タッチ操作)を受け付ける機能を有する。スピーカ204は、任意の音声の出力に利用される。レシートプリンタ206は、紙媒体で利用者に情報を提供するために用いられる。例えば、受付処理が完了した利用者に対して受付番号を発行する場合に、受付番号を印字した紙がレシートプリンタ206から出力される。釣銭機208は、現金投入口から投入された現金の格納、及び現金払い戻し口を介した現金の払い出しに利用される。
カメラ210は、利用者を撮像するために利用される。例えば、利用者を撮像することで得られた利用者の顔画像と、利用者から提供された顔写真付きの証明書(運転免許証など)から得られる利用者の顔画像とが一致するか否かの確認を行うことにより、不正な受け付けの防止などを実現できる。マイク212は、利用者から音声入力を受け付けるために利用される。
スキャナ214は、コードデータ20の読み取り(例えば、QR コード(登録商標)の撮像)に利用される。その他にも例えば、スキャナ214は、情報が表示されている媒体(例えば、保険証、運転免許証、パスポート、及びマイナンバーカードなどといった証明書)を撮像して画像を生成するために利用されてもよい。スキャナ214によって得られる画像に対して文字認識処理などの画像解析を行うことにより、種々の情報を得ることができる。
磁気カードリーダ216は、磁気カードから情報を読み取るために利用される。ICカードリーダ218は、ICカードから情報を読み取るために利用される。
カード発行機220は、利用者に対して新規のカード(例えば診察券など)を発行するために利用される。A4用紙プリンタ222は、種々の情報が印字された紙を出力するために利用される。
<問診票データ10の生成>
受付装置2000の利用者は、問診票データ10を作成する(S102、S202~S206)。例えば携帯端末3000は、問診票データ10の生成に必要な情報を入力することができる入力画面を、利用者に提供する。利用者がこの入力画面に必要な情報を入力したことに応じ、携帯端末3000は、入力された情報を用いて問診票データ10を生成する。
図10は、問診票データ10を生成するための入力画面50を例示する図である。入力画面50には、氏名などの個人情報の入力を受け付ける入力エリアや、問診に対する回答の入力を受け付ける入力エリアが含まれる。携帯端末3000は、入力画面50に入力された個人情報や問診への回答が含まれる問診票データ10を生成する。
例えば図10の例の場合、問診票データ10には、選択された項目を特定可能な情報(例えば、質問の番号と選択項目に割り当てられた番号との組み合わせ)が含まれる。さらに、文字列を入力可能な欄に対して入力がある場合、問診票データ10には、入力された文字列も含まれる。
ここで、問診票データ10を生成する機能は、携帯端末3000の外部のサーバ(以下、問診票生成サーバ)によって提供されてもよい。例えば、携帯端末3000において、問診票データ10の生成を開始するための操作を行うと、携帯端末3000が問診票生成サーバにアクセスする。その結果、前述した入力画面50が提供される。ユーザがこの入力画面50に対して入力を行うと、問診票生成サーバによって問診票データ10が生成され、生成された問診票データ10が携帯端末3000に対して送信される。
なお、問診票データ10を生成する機能を携帯端末3000に設ける形態には、患者の個人情報や問診への回答が携帯端末3000の外部に送信されないため、患者のプライバシーを保護しやすいといった利点や、患者の心的負担が少なくなるといった利点がある。一方、問診票データ10を生成する機能を携帯端末3000の外部に設ける形態には、携帯端末3000に変更を加えることなく(アプリケーション40を更新することなく)、問診の問いや回答の選択肢などを柔軟に変更できるという利点がある。
<問診票データ10のエンコード>
エンコード部3020は、問診票データ10をエンコードしてコードデータ20を生成する(S102、S210)。コードデータ20は、ディスプレイ装置に表示可能な形式のデータである。また、コードデータ20は、人が見てもその内容を把握することが難しい形式のコードであることが好ましい。例えばコードデータ20としては、QR コード(登録商標)やバーコードなどといった種類のコードを利用することができる。ここで、データを所望のデータ形式にエンコードする技術には、そのデータ形式に応じた既存の技術を利用することができる。
問診票データ10をエンコードすることで生成されるコードデータ20は、1つであってもよいし、複数であってもよい。後者の場合、例えば、エンコード部3020は、問診票データ10を複数のデータに分割し、分割後の各データをエンコードする。これにより、1つの問診票データ10から複数のコードデータ20が生成される。
エンコード部3020は、問診票データ10が生成されたことに応じてコードデータ20を自動的に生成してもよいし、所定の条件が満たされるまでコードデータ20を生成しなくてもよい。後者の場合、例えばエンコード部3020は、携帯端末3000が所定の入力操作を受け付けたことに応じて、記憶装置から問診票データ10を読み出し、読み出した問診票データ10からコードデータ20を生成する(S208、S210)。
<コードデータ20の表示>
表示制御部3040は、コードデータ20をディスプレイ装置3060に表示させる(S104、S212)。ここで、QR コード(登録商標)などのコードをディスプレイ装置3060に表示させる技術には、既存技術を利用することができる。
なお、表示制御部3040は、エンコード部3020によってコードデータ20が生成されたことに応じて自動的にコードデータ20の表示処理を行ってもよいし、所定の条件が満たされるまでコードデータ20の表示処理を行わなくてもよい。後者の場合、例えば表示制御部3040は、携帯端末3000が所定の入力操作を受け付けたことに応じて、コードデータ20の表示処理を行う。この場合、エンコード部3020は、生成したコードデータ20を記憶装置に格納しておく。そして、表示制御部3040は、携帯端末3000が所定の入力操作を受け付けたことに応じて、この記憶装置からコードデータ20を読み出し、表示処理を行う。
<コードデータ20の読み取り>
読取部2020は、ディスプレイ装置3060に表示されたコードデータ20を読み取り、読み取ったコードデータ20をデコードすることで、問診票データ10を取得する(S106、S108、S214、S216)。ここで、ディスプレイ装置に表示されたコードを読み取る技術、及び読み取ったデータをデコードすることで元のデータ(本発明における問診票データ10)を得る技術には、既存の技術を利用することができる。
ここで、問診票データ10をエンコードすることで生成されたコードデータ20が複数あるとする。この場合、読取部2020は、これら複数のコードデータ20それぞれを読み取る。また、読み取られた複数のコードデータ20それぞれがデコードされる。そして、このデコードにより得られる複数のデータを結合することにより、問診票データ10が得られる。
なお、複数のコードデータ20をデコードすることで得られた複数のデータを結合して問診票データ10を得るためには、データの結合順を把握できる必要がある。そこで例えば、複数のコードデータ20の読み取り(撮像など)が、一度に行われるようにする。この場合、ディスプレイ装置3060上におけるコードデータ20の配置から、コードデータ20の結合順序を把握することができる。例えば、ディスプレイ装置3060において、結合の順位が早いコードデータ20ほど左に配置されるように予め定めておく。これにより、「コードデータ20を左から右に向けて順に結合する」という結合順序を予め定めておくことができる。
その他にも例えば、データの結合順を示す情報(シリアルナンバーなど)を、各コードデータ20に含めておく。この場合、コードデータ20を一度に読み取らなくても、結合順を把握することができる。
<受付処理:S108、S218>
受付処理部2040は、取得した問診票データ10に基づいて、利用者に対応する患者(利用者自身、又は利用者によって代理で受付が行われた患者)の受付処理を行う(S108、S216)。患者の受付処理には、様々な処理が含まれうる。
例えば受付処理部2040は、受付処理として、問診票データ10を記憶装置に格納する処理を行う。こうすることで、医師等が問診票データ10を診察等に利用することができる。例えば問診票データ10は、患者の電子カルテに記録される。前述したように、電子カルテには、患者に関する種々の情報が記録されている。そこで受付処理部2040は、患者に関する情報の1つとして、問診票データ10を追加する。また、受付処理部2040は、問診票データ10と共に、証明書や生体情報などの情報も電子カルテに追加することが好適である。さらに、問診票データ10などが追加された電子カルテが、診察等に利用する端末に送信されるようにしてもよい。
その他にも例えば、受付処理部2040は、問診票データ10の内容に基づいて、患者が受診すべき診療科を決定する。問診票データ10の内容に基づいて受診すべき診療科を決定する具体的な方法には、様々な方法を採用することができる。例えば、複数の問診に対する回答の各組み合わせと、受診すべき診療科の識別情報とを対応付けた情報を、予め記憶装置に記憶させておく。この場合、受付処理部2040は、取得した問診票データ10が示す回答の組み合わせに対応する受診科の識別情報を、上記記憶装置から取得する。ここで取得した識別情報によって特定される診療科が、患者が受診すべき診療科として決定される。
診療科を決定する方法のその他の例として、受付処理部2040の中に、「問診票データ10が入力されたことに応じて、受診すべき診療科の識別情報を出力する」という機能を有する分類器を構築してもよい。この分類器は、例えば、問診票データ10と、その問診票データ10の内容に基づいて医師等が決定した受診すべき診療科の識別情報(すなわち、入力に対する正解データ)とを対応づけた教師データを複数用意し、予め分類器の学習を行っておく。この場合、受付処理部2040は、取得した問診票データ10を分類器に入力する。そして、受付処理部2040は、分類器から出力された識別情報で特定される診療科を、患者が受診すべき診療科として決定する。
ここで、診療科を自動で決定することが難しいケースも考えられる。そこで、受付処理部2040が診療科を決定できなかった場合、患者を有人の受付カウンタに誘導し、そこで患者がスタッフと相談して診療科を決定するという運用をしてもよい。この場合、例えば受付処理部2040は、診療科を決定できなかった利用者について、受付番号を発行する。受付番号は、受付カウンタにおける順番待ちの順位を表す番号である。
なお、診療科を自動で決定できないというケースとしては、以下のようなケースが考えられる。まず、受付処理部2040の中に設けられている分類器が、問診票データ10の入力に応じて、診療科ごとに、患者がその診療科を受診すべき度合い(その診療科が受診すべき診療科である確度)を示す指標値を出力するように構成されているとする。出力された指標値のうちで最大のものが閾値以上である場合、受付処理部2040は、その最大の指標値に対応する診療科を、患者が受診すべき診療科として決定する。一方、最大の指標値が閾値未満である場合、受付処理部2040は、受診すべき診療科を決定できないと判定し、その旨を示す情報を出力する。このような構成の場合、「分類器から出力された最大の指標値が閾値未満である」というケースが、診療科を自動で決定できないというケースに該当する。
なお、診療科を決定できた場合にも受付番号を発行するようにしてもよい。この受付番号は、決定された診療科における順番待ちの順位を表す。
受付処理のその他の例として、受付処理部2040は、受付処理として、患者を診察の待ち行列に加える処理を行ってもよい。なお、受付を行った順に患者を診察の待ち行列に加える具体的な方法には、既存の方法を採用することができる。待ち行列は診療科ごとに設けられていてもよい。この場合、例えば受付処理部2040は、前述した方法で患者が受診すべき診療科を決定し、決定した診療科の待ち行列に対して患者を追加する。
その他にも例えば、受付処理部2040は、患者が初診である場合、受付処理として、電子カルテデータの生成や、診察券の発行を行ってもよい。ここで、初診の患者について、提示された証明書や問診票の内容に基づいて電子カルテデータを生成したり、診察券を発行したりする具体的な方法には、既存の技術を利用することができる。
<受付処理の結果の出力>
受付装置2000は、受付処理部2040による受付処理の結果を表す出力情報を出力することが好適である(S220)。出力情報には、受付処理部2040によって行われた受付処理の内容やその結果に応じた種々の情報を含めることができる。例えば受付処理によって受信すべき診療科が決定された場合、出力情報には、その診療科の名前や、利用者端末100が設置されている場所からその診療科のある場所への道案内などが含められる。その他にも例えば、受付処理によって受付番号が決定された場合、出力情報には、その受付番号が含まれる。その他にも例えば、受付処理が診察券の発行である場合、出力情報として、診察券が出力される。
なお、診療科を決定できなかった場合、例えば出力情報には、有人の受付カウンタへ利用者を誘導する情報を含めることが好適である。具体的には、有人の受付カウンタへ行くことを促すメッセージや、その受付カウンタまでの移動経路が示された地図などを、出力情報に含めるようにする。こうすることで、受付装置2000を利用した自動受付が難しいケースでは、受付処理を病院のスタッフに委譲することで、受付処理をより柔軟に行うことができるようになる。
出力情報の出力方法は様々である。例えば出力情報は、利用者が閲覧可能なディスプレイ装置(例えば図9のタッチパネルディスプレイ202)に表示されたり、プリンタ(例えば図9のレシートプリンが206やA4用紙プリンタ222)によって紙に印字されて出力される。
なお、出力情報は、人が直接的にその内容を把握可能な態様で出力されてもよいし、人がその内容を直接的には把握できない態様で出力されてもよい。前者の場合、例えば、出力情報の内容を表す文字列、記号、又は図形などが出力される。図11は、人がその内容を直接的に把握可能な態様で出力される出力情報を例示する図である。この例において、出力情報は、紙に印字されて出力されている。
一方、人がその内容を直接的には把握できない態様で出力情報が出力される場合、例えば出力情報は、コード化されて出力される。すなわち、受付装置2000は、出力情報をエンコードしてコードを生成し、そのコードをディスプレイ装置や紙媒体などに出力する。図12は、コード化された出力情報が利用者端末100のディスプレイ装置に表示されるケースを例示する図である。利用者は、例えば携帯端末3000を利用してこのコードを読み取ることにより、出力情報の内容を把握する。
例えば出力情報が QR コード(登録商標)として出力される場合、携帯端末3000にインストールされている QR コード(登録商標)を読み取るアプリケーションを利用することで、出力情報を表す QR コード(登録商標)の読み取り及びデコードが行われる。そして、ディスプレイ装置3060に、出力情報の内容が表示される。利用者はディスプレイ装置3060に表示された情報を閲覧することにより、前述した種々の情報を把握することができる。例えば、図12において利用者端末100のディスプレイ装置に表示されているコードを読み取ることにより、図11に例示されている情報がディスプレイ装置3060に表示される。
このように出力情報もコードで表示するようにすると、問診票データ10や出力情報といった利用者の情報を、周囲からその内容を把握可能な態様で出力することなく、受付を完了することができる。そのため、利用者のプライバシーをより強く保護することができる。
ここで、出力情報の出力態様は、予め固定で定められていてもよいし、利用者によって選択可能であってもよい。例えば、利用者端末100は、図12で例示したように、出力情報がエンコードされたコードを、利用者端末100のディスプレイ装置に自動的に表示するとする。この際、図11で例示したような出力情報の内容を利用者端末100のディスプレイ装置に表示させるためのボタン(例えば、「詳細表示」と記載されたボタン)を、コードと共に表示するようにする。利用者がこのボタンを押すと、利用者端末100のディスプレイ装置に、出力情報の内容が表示される。これにより、利用者は、携帯端末3000を操作することなく、利用者端末100のディスプレイ装置で、出力情報の内容を確認することができる。
また、利用者端末100において出力情報の出力を行う前に、「詳細表示」と「コード表示」のように、出力情報の出力態様を選択するボタンを、利用者端末100のディスプレイ装置に表示させてもよい。例えば、「詳細表示」が選択された場合には、図11で例示した態様の出力情報が、利用者端末100のディスプレイ装置に表示される。一方、「コード表示」が選択された場合には、図12で例示した示す態様の出力情報が、利用者端末100のディスプレイ装置に表示される。
このように、出力情報の出力態様を利用者が選択できるようにすることで、受付装置2000が利用者の好みに応じた動作をするようになるため、利用者にとって、受付装置2000の利便性が向上する。
<複数段階の受付について>
総合病院などの大きな病院では、総合受付を行った後、受診する診療科でさらに受付を行うことがある。このように受付が複数段階ある場合、受付システム4000は、これら複数の段階それぞれで利用されてもよい。以下、総合受付と診療科ごとの受付それぞれで受付装置2000が利用されるケースについて例示する。
このケースでは、まず利用者は、総合受付のスペースに設けられた利用者端末100を用いて、総合受付を行う。総合受付の受付装置2000は、問診票データ10、証明書等の情報、及び生体情報などを取得して、電子カルテDBに登録する。また、総合受付の受付装置2000は、診療科の決定を行う。
診療科を決定できた場合、総合受付の受付装置2000は、受診すべき診療科を示す情報を利用者に対して出力する(図11参照)。一方、診療科を決定できなかった場合、総合受付の受付装置2000は、有人の受付カウンタへ利用者を誘導する情報を出力する。
診療科を決定できたケースでは、利用者は、案内された診療科へ移動し、その診療科に設けられている利用者端末100を利用して、診療科の受付を行う。また、有人の受付カウンタで診療科を決めてもらった利用者も同様に、診療科の受付を行う。
例えば診療科受付の受付装置2000は、その診療科に特化した内容の問診票データ10(診療科用の問診票データ10)を受け付ける。利用者は、総合受付の受付装置2000に提供した問診票データ10を生成した方法と同様の方法で、携帯端末3000を用いて、受診する診療科用の問診票データ10を生成する。
診療科用の問診票データ10の生成が終わったら、携帯端末3000は、その問診票データ10をエンコードしてコードデータ20を生成し、そのコードデータ20を診療科受付の受付装置2000に読み取らせる。これにより、受診する診療科用の問診票データ10が、診療科受付の受付装置2000に提供される。
診療科受付の受付装置2000は、取得した問診票データ10を用いて、受付処理を行う。具体的には、提供された問診票データ10を電子カルテDBに格納する処理や、診療科の待ち行列に利用者を加える処理などを行う。
ここで、携帯端末3000を用いて診療科用の問診票データ10を生成する場合、総合受付の受付装置2000は、その生成をサポートする機能を有することが好適である。例えば総合受付の受付装置2000から出力される紙媒体に、携帯端末3000で読み取り可能なコードを含めておく。携帯端末3000がこのコードを読み取ると、携帯端末3000に、受診する診療科用の問診票データ10を生成できる入力画面が表示される。例えばこのコードは、診療科用の問診票データ10を生成する機能を提供する問診票生成サーバへアクセスするためのアクセス情報(URL など)や、携帯端末3000の中に設けられている、診療科用の問診票データ10を生成する機能を呼び出すための情報などをコード化したものである。ここで、携帯端末3000にコードを読み取らせることで問診票データ10を生成するための入力画面を表示させる具体的な方法については、後述する実施形態3で説明する。
<変形例>
受付装置2000と携帯端末3000との間におけるデータの受け渡しは、コードの表示と読み取り以外の方法で実現されてもよい。例えば、受付装置2000と携帯端末3000との間におけるデータの受け渡しは、NFC(Near field communication)等の近距離無線通信を用いて実現してもよい。この点は、後述する他の実施形態についても同様である。
例えば、携帯端末3000から受付装置2000に対する問診票データ10の提供が、NFC によって実現されるとする。この場合、利用者端末100に NFC リーダを設け、携帯端末3000に NFC ライタを設ける。そして、携帯端末3000の NFC ライタを利用者端末100の NFC リーダに近づけることにより、携帯端末3000から利用者端末100へ問診票データ10が送信される。
同様に、受付装置2000から携帯端末3000への出力情報の提供が、NFC によって実現されるとする。この場合、利用者端末100に NFC ライタを設け、携帯端末3000に NFC リーダを設ける。そして、携帯端末3000の NFC リーダを利用者端末100のNFC ライタに近づけることにより、携帯端末3000から受付装置2000へ出力情報が送信される。
[実施形態2]
図13は、実施形態2の受付システム4000の機能構成を例示するブロック図である。なお、実施形態2の携帯端末3000が有する機能構成部はいずれも、実施形態1の携帯端末3000が有するものと同じであるため、図13において携帯端末3000の内部は省略されている。以下で説明する点を除き、実施形態2の受付システム4000は、実施形態1の受付システム4000と同様の機能を有する。
実施形態2の受付装置2000は、エラー検出部2060を有する。エラー検出部2060は、取得した問診票データ10のエラーを検出する。例えばエラー検出部2060は、取得した問診票データ10と、利用者から提示された患者に関する証明書(保険証、運転免許証、パスポート、又はマイナンバーカードなど)から得た情報とを比較することにより、エラーの検出を行う。具体的には、エラー検出部2060は、証明書から読み取られた情報と、問診票データ10とについて、所定の項目の一致・不一致を判定する。例えば所定の項目は、氏名、住所、性別、生年月日、及び年齢などといった個人情報である。内容が一致しない項目を検出したら、エラー検出部2060は、その項目のエラーを検出する。例えば、問診票データ10に含まれる患者の氏名と、患者の保険証から読み取った氏名とが一致しない場合、患者の氏名についてエラーが検出される。
その他にも例えば、エラー検出部2060は、患者の生体情報と問診票データ10とに基づいて、問診票データ10のエラーを検出してもよい。例えばエラー検出部2060は、利用者端末100に設けられたカメラで患者を撮像することで得られた患者の顔写真を解析することで、患者の属性(年齢や性別など)を推測する。そして、エラー検出部2060は、推測した患者の属性と問診票データ10によって示される属性との類似度が低い(類似度が所定値以下である)場合に、エラーを検出する。例えば、顔写真から患者の年齢が20代であると推測されたにもかかわらず、問診票データ10が示す患者の年齢が60代であった場合、問診票データ10について、年齢の記載のエラーを検出する。ここで、生体情報から患者の属性を推測する技術や、属性を比較して類似度を算出する技術には、既存の技術を利用することができる。
本実施形態の受付装置2000によれば、このように問診票データ10と証明書との比較によってエラー検出を行うことにより、患者に関する誤った情報で受付処理が行われることを、効率的に防ぐことができる
上述したエラーの検出を実現するために、実施形態2の受付装置2000は、上述した証明書を読み取る機能をさらに有する。ここで、各種の証明書から情報を読み取る方法は様々である。例えば、利用者端末100に設けられたスキャナ(図9のスキャナ214など)で証明書をスキャンし、得られた画像データに対して文字認識処理を行うことにより、証明書に印字された情報を読み取ることができる。その他にも例えば、証明書に IC チップなどの電子回路が組み込まれている場合、受付装置2000は、その電子回路から情報を読み取ってもよい。前述した種々の証明書を読み取ってその内容を取得する技術には、既存の技術を利用することができる。
ここで、エラーが検出された場合、後述したエラーの訂正が行われないかぎり、受付処理部2040による受付処理を行わないことが好適である。また、エラーが検出された事実やそのエラーの内容を、利用者に対して提示することが好適である。以下、このようなエラーに関する情報を、エラー情報と呼ぶ。エラー情報の出力方法には、実施形態1で説明した出力情報の出力方法と同様の方法を採用することができる。
受付装置2000は、利用者に対し、エラー訂正の機能をさらに提供してもよい。ここで、エラーの原因としては、1)問診票データ10の入力内容に誤りがあるケースや、2)証明書に誤りがあるケースなどが考えられる。前者の場合、問診票データ10の内容を訂正することにより、エラー訂正を行うことができる。後者の場合、例えば、利用者が誤った証明書を提示したケースがありうる。この場合、正しい証明書を受付装置2000に読み取らせることで、エラー訂正を行うことができる。その他にも例えば、証明書は正しかったものの、証明書から正しく情報を読み取れていなかったケースがありうる。この場合、同じ証明書を再度受付装置2000に読み取らせることで、エラーを訂正できる可能性がある。
そこで例えば、受付装置2000は、エラー情報に加え、利用者が行いたい処理(問診票データ10の訂正や証明書の再読み取りなど)を利用者に選択させるための出力を行ってもよい。図14は、利用者端末100のディスプレイ装置に表示されるエラー情報を例示する図である。図14のエラー画面60には、「問診票データ10と保険証で氏名が一致しない」というエラーの内容を表すメッセージが表示されている。また、エラーが検出された氏名について、問診票データ10と保険証それぞれから得られた情報が表示されている。さらに、このエラーへの対処の選択肢として、問診票データ10の訂正、保険証の再読み取り、及び受付のキャンセルという3つの選択肢がボタンで表示されている。
問診票データ10の訂正が選択された場合、受付装置2000は、問診票データ10の訂正を行うための入力を受け付ける。例えば利用者端末100のディスプレイ装置に、問診票データ10の訂正を受け付ける入力画面が表示される。例えばこの入力画面は、問診票データ10の内容を示す入力画面である。利用者は、この入力画面に対して入力を行うことにより、問診票データ10の内容を訂正することができる。なお、利用者による訂正を容易にするため、エラーの項目が強調されることが好ましい。例えば、エラーの項目の色を他の色と違うものにしたり、エラーの項目を枠で囲ったりする。また、エラーの項目についてのみ訂正可能とすることが好ましい。
また、プライバシー保護を強化する観点から、エラーが検出された項目のみがディスプレイ装置に表示されるようにしてもよい。例えば前述の例では、氏名の入力を受け付ける入力画面が表示され、その入力画面には問診票データ10のその他の内容を含めないようにする。
証明書の再読み取りが選択された場合、受付装置2000は、再度証明書の読み取りを行う。具体的には、受付装置2000は、利用者端末に設けられたスキャナ等の状態を、証明書を読み取る状態に遷移させる。そして、利用者が証明書をスキャナ等に読み取らせることにより、受付装置2000は、再度証明書の情報を取得する。
エラー訂正が行われたら、エラー検出部2060は、エラー訂正が行われた情報について、再度エラーの検出を試みる。例えば、患者の氏名の訂正が行われた場合、エラー検出部2060は、問診票データ10における患者の氏名と証明書から得られた患者の氏名との一致・不一致を再度判定する。エラー訂正後に行われたエラー検出部2060の処理において、エラーが検出されなかった場合、受付処理部2040は、受付処理を行う。
一方、再度エラーが検出された場合、例えばエラー検出部2060は、再度エラー情報の出力を行う。ただし、エラー検出部2060は、エラーが所定回数以上(例えば2回以上)繰り返し検出された場合、受付装置2000は、受付処理を終了してもよい。この際、受付装置2000は、有人の受付の利用を促す情報を出力することが好適である。
また、受付装置2000は、或る利用者の受付の際、エラー検出部2060によってエラーが検出されたら、その受付が完了したか否かにかかわらず、その利用者について得られた各種の情報(問診票データ10、証明書から得られた情報、及び利用者について得られた生体情報(顔写真など)など)を記憶装置に格納して保存することが好適である。このようにして保存した情報は、例えば、防犯の観点で役立てることができる。
<処理の流れ>
図15は、実施形態2の受付装置2000によって実行される処理に流れを例示するフローチャートである。なお、図15において、携帯端末3000によって実行される処理は省略されている。S106の後、受付装置2000は、証明書の読み取りを行う(S302)。ただし、証明書の読み取りは、問診票データ10の取得よりも先に行われてもよい。
エラー検出部2060は、証明書から得られた情報と問診票データ10とを用いて、エラー検出(エラーが存在するか否かの判定)を行う(S304)。エラーが検出された場合(S304:YES)、受付装置2000は、エラー訂正を受け付ける(S306)。エラー訂正が行われたら、エラー検出部2060により、再度エラー検出が行われる(S304)。
S304においてエラーが検出されたなかったら、受付処理部2040による受付処理が行われる(S108)。
<ハードウエア構成の例>
実施形態3の受付システム4000における各装置のハードウエア構成は、実施形態1の受付システム4000における各装置のハードウエア構成と同様である。ただし、各装置のストレージデバイスには、実施形態3における各装置の機能を実現するためのプログラムモジュールが格納される。
[実施形態3]
図16は、実施形態3の受付システム4000の機能構成を例示するブロック図である。以下で説明する点を除き、実施形態3の受付システム4000は、実施形態1又は2の受付システム4000と同様の機能を有する。
受付システム4000の利用者が、予め問診票を作成しておくことが好ましいことを知らない場合や、問診票の作成を失念しているケースが存在しうる。受付装置2000は、そのようなケースにおいて利用者による問診票の作成をサポートする機能を有していることが好適である。
そこで、実施形態3の受付装置2000は、表示制御部2100を有する。表示制御部2100は、ディスプレイ装置に対して第2コードデータを表示させる。第2コードデータは、携帯端末3000を利用して読み取り可能な態様で表示される。第2コードデータが表示されるディスプレイ装置は、利用者が閲覧可能なディスプレイ装置である。例えばこのディスプレイ装置は、利用者端末100に設けられている。
実施形態3の携帯端末3000は、読取部3080及び問診票生成部3100を有する。読取部3080は、第2コードデータを読み取る。問診票生成部3100は、第2コードデータ80をデコードすることで得られる情報を利用して、問診票データ10の生成に必要な処理を行う。なお、携帯端末3000における第2コードデータ80の読み取り及びデコードはそれぞれ、受付装置2000におけるコードデータ20の読み取り及びデコードと同様に実現することができる。ただし、コードデータ20と第2コードデータ80は、互いに同じ種類のコード(例えば、両者とも QR コード(登録商標))であってもよいし、互いに異なる種類のコード(例えば、一方がバーコードで他方が QR コード(登録商標))であってもよい。
第2コードデータは、利用者による問診票データ10の生成を容易にするために利用される。例えば第2コードデータは、問診票データ10を生成する機能を有する装置(前述した問診票生成サーバ)へアクセスするための情報(以下、アクセス情報)がエンコードされたデータである。例えばアクセス情報は、問診票生成サーバが提供している Web サイトの URL である。問診票生成部3100は、上記第2コードデータをデコードすることで得られたアクセス情報を利用して、問診票生成サーバへアクセスする。
問診票生成部3100が問診票生成サーバへアクセスすると、ディスプレイ装置3060に、問診票データ10を生成するための入力画面50(図10参照)が表示される。利用者がこの入力画面に必要な情報を入力すると、入力された情報が問診票生成サーバへ送信され、問診票データ10が生成される。
図17は、第2コードデータを例示する図である。図17の画面70は、利用者に対し、問診票データ10の提供(コードデータ20の提供)を促す画面である。さらに、画面70には、第2コードデータ80が表示されている。例えば画面70は、図5のS106や図6のS214が実行される前に表示される。
既に問診票データ10を生成している利用者は、ディスプレイ装置3060に表示させたコードデータ20を利用者端末100に読み取らせることで、問診票データ10を受付装置2000に対して提供する。一方、まだ問診票データ10を生成していない利用者は、第2コードデータ80を携帯端末3000で読み取って、問診票データ10の作成を行う。
ここで、利用者が利用者端末100を占有しながら問診票データ10の生成を行うと、他の利用者の受付処理を滞らせてしまう可能性がある。そこで、利用者が問診票データ10の生成を行う場合には、その利用者の受付処理を中断し、受付装置2000の状態を、次の利用者の受付処理を受け付ける状態(以下、初期状態)に遷移させてもよい。受付装置2000の状態を初期状態に遷移させるトリガは任意である。例えば、画面70が表示されてから一定時間が経過したら、受付装置2000は初期状態に遷移する。その他にも例えば、画面70に、受付装置2000を初期状態に遷移させるボタン(例えば、「最初に戻る」などといったボタン)を表示させてもよい。この場合、受付装置2000は、このボタンが押されたことに応じて、初期状態に遷移する。
ここで、第2コードデータ80が表示される前に、前述した保険証などの種々の証明書が、受付装置2000によって読み取られているとする。この場合、第2コードデータ80には、証明書から得られた情報がさらに含まれてもよい。この場合、問診票生成サーバは、証明書から得た情報を携帯端末3000から取得して、問診票データ10に適用することができる。
具体的には、受付装置2000は、アクセス情報及び証明書から得た情報をエンコードして、第2コードデータ80を生成する。利用者が携帯端末3000を利用して第2コードデータ80を読み取ると、携帯端末3000が問診票生成サーバにアクセスするとともに、携帯端末3000から問診票生成サーバに対し、証明書から得た情報が送信される。問診票生成サーバは、問診票データ10を生成するための入力画面50に対し、証明書から得た情報を適用した上で、入力画面50を携帯端末3000へ出力する。こうすることで、利用者が入力すべき情報のうち、証明書から得られた情報については既に入力済みとなっている入力画面50が、携帯端末3000に対して提供される。よって、問診票データ10を生成するために必要な入力の手間が軽減される。なお、証明書の読み取りに誤りがある可能性もあるため、入力画面50において、証明書から適用した情報は、訂正可能となっていることが好ましい。
第2コードデータ80を用いて実現する処理は、問診票生成サーバへのアクセスに限定されない。例えば第2コードデータ80は、携帯端末3000に内蔵されている問診票データ10を生成する機能の起動に利用されてもよい。具体的には、読取部3080が第2コードデータ80を読み取ると、問診票生成部3100は、携帯端末3000に予め設けられている、問診票データ10を生成する機能を起動させる。その結果、問診票データ10を生成するための入力画面50が表示される。このように、第2コードデータ80が読み取られたことを契機として、問診票データ10を生成する機能が起動されるようにすることで、携帯端末3000の操作に不慣れな(特に、アプリケーション40の操作に不慣れな)利用者にとって、携帯端末3000を利用した問診票データ10の生成が容易になる。
ここで、携帯端末によってコードが読み取られたことに応じて、特定のアプリケーションを起動したり、特定のアプリケーションの特定の機能を呼び出したりする具体的な技術には、既存の技術を利用することができる。例えば、第2コードデータ80に、アプリケーション40の実行ファイルの識別情報(実行ファイルの名称など)や、アプリケーション40を起動する際に指定する引数を含めておく。これらの情報を利用することにより、第2コードデータ80を読み取ったことに応じて、アプリケーション40の特定の起動を起動することができる。
ここで、このように問診票データ10を生成する機能を起動するケースにおいても、証明書から得られた情報を第2コードデータ80に含めておいてもよい。この場合、携帯端末3000は、第2コードデータ80からが適用された状態で、問診票データ10を生成するための入力画面が表示されるようにすることが好適である。
<処理の流れ>
図18は、実施形態3の受付装置2000によって実行される処理の流れを例示するフローチャートである。表示制御部2100は、第2コードデータ80をディスプレイ装置に表示させる(S402)。読取部3080は、第2コードデータ80を読み取る(S404)。問診票生成部3100は、第2コードデータ80を利用し、問診票データ10の生成に必要な処理を行う(S406)。
上述の流れで問診票データ10が生成された後は、図5に示すS102以降の処理が行われる。ただし、受付装置2000が複数存在する場合(例えば、病院に利用者端末が複数設置されている場合)、第2コードデータ80を表示させた受付装置2000と、その後に生成された問診票データ10を読み取って受付処理を行う受付装置2000とは、互いに異なるものであってもよい。
<ハードウエア構成の例>
実施形態3の受付システム4000における各装置のハードウエア構成は、実施形態1の受付システム4000における各装置のハードウエア構成と同様である。ただし、各装置のストレージデバイスには、実施形態3における各装置の機能を実現するためのプログラムモジュールが格納される。
以上、図面を参照して本発明の実施形態について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記各実施形態の組み合わせ、又は上記以外の様々な構成を採用することもできる。
上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
1. 携帯端末と受付装置を含む受付システムであって、
前記携帯端末は、
質問に対する回答を表す問診票データをエンコードしてコードデータを生成する生成部と、
前記コードデータを前記携帯端末から制御可能な第1ディスプレイ装置に表示させる表示制御部と、を有し、
前記受付装置は、
前記コードデータを読み取ることで前記問診票データを取得する読取部と、
前記取得した問診票データを用いて受付処理を行う受付処理部と、を有する受付システム。
2. 前記問診票データは、回答として選択された項目を特定可能な情報と、回答として入力された文字列情報とが含まれる、1.に記載の受付システム。
3. 前記受付装置は、前記取得した問診票データの誤りを検出する検出部を有する、1.又は2.に記載の受付システム。
4. 前記受付装置は、前記問診票データに係る人物の証明書の情報を取得し、前記証明書の情報と前記問診票データとを比較することで、前記問診票データの誤りを検出する、3.に記載の受付システム。
5. 前記受付装置は、前記問診票データに係る人物の生体情報を取得し、前記生体情報からその人物の属性を推測し、前記推測した属性と前記問診票データとを比較することで、前記問診票データの誤りを検出する、3.に記載の受付システム。
6. 前記受付装置は、前記問診票データについて検出された誤りを訂正する入力を受け付ける訂正受付部を有する、3.乃至5.いずれか一つに記載の受付システム。
7. 前記受付装置は、前記問診票データの生成に利用される情報がエンコードされた第2コードデータを、前記受付装置から制御可能な第2ディスプレイ装置に表示させる表示制御部を有し、
前記携帯端末は、
前記第2ディスプレイ装置に表示された前記第2コードデータを読み取る読取部と、
前記第2コードデータをデコードすることで得られた情報を利用して、前記問診票データを生成する処理を実行する問診票生成部と、を有する1.乃至6.いずれか一つに記載の受付システム。
8. 前記第2コードデータは、前記問診票データを生成する機能を提供するサーバにアクセスするための情報か、又は、前記携帯端末に設けられている前記問診票データの生成を行う機能を呼び出すための情報である、7.に記載の受付システム。
9. 1.乃至8.いずれか一つに記載の受付システムが有する携帯端末。
10. 1.乃至8.いずれか一つに記載の受付システムが有する受付装置。
11. 携帯端末と受付装置を含む受付システムの制御方法であって、
前記携帯端末が、質問に対する回答を表す問診票データをエンコードしてコードデータを生成する生成ステップと、
前記携帯端末が、前記コードデータを前記携帯端末から制御可能な第1ディスプレイ装置に表示させる表示制御ステップと、
前記受付装置が、前記コードデータを読み取ることで前記問診票データを取得する読取ステップと、
前記受付装置が、前記取得した問診票データを用いて受付処理を行う受付処理ステップと、を有する制御方法。
12. 前記問診票データは、回答として選択された項目を特定可能な情報と、回答として入力された文字列情報とが含まれる、11.に記載の制御方法。
13. 前記受付装置が、前記取得した問診票データの誤りを検出する検出ステップを有する、11.又は12.に記載の制御方法。
14. 前記検出ステップにおいて、前記受付装置が、前記問診票データに係る人物の証明書の情報を取得し、前記証明書の情報と前記問診票データとを比較することで、前記問診票データの誤りを検出する、13.に記載の制御方法。
15. 前記検出ステップにおいて、前記受付装置が、前記問診票データに係る人物の生体情報を取得し、前記生体情報からその人物の属性を推測し、前記推測した属性と前記問診票データとを比較することで、前記問診票データの誤りを検出する、13.に記載の制御方法。
16. 前記受付装置が、前記問診票データについて検出された誤りを訂正する入力を受け付ける訂正受付ステップを有する、13.乃至15.いずれか一つに記載の制御方法。
17. 前記受付装置が、前記問診票データの生成に利用される情報がエンコードされた第2コードデータを、前記受付装置から制御可能な第2ディスプレイ装置に表示させる第2表示制御ステップと、
前記携帯端末が、前記第2ディスプレイ装置に表示された前記第2コードデータを読み取る第2読取ステップと、
前記携帯端末が、前記第2コードデータをデコードすることで得られた情報を利用して、前記問診票データを生成する処理を実行する問診票生成ステップと、を有する11.乃至16.いずれか一つに記載の制御方法。
18. 前記第2コードデータは、前記問診票データを生成する機能を提供するサーバにアクセスするための情報か、又は、前記携帯端末に設けられている前記問診票データの生成を行う機能を呼び出すための情報である、17.に記載の制御方法。
19. 携帯端末によって実行される制御方法であって、
質問に対する回答を表す問診票データをエンコードしてコードデータを生成する生成ステップと、
前記コードデータを前記携帯端末から制御可能な第1ディスプレイ装置に表示させる表示制御ステップと、を有する制御方法。
20. 受付装置によって実行される制御方法であって、
携帯端末のディスプレイ装置に表示されたコードデータを読み取ることで問診票データを取得する読取ステップと、
前記取得した問診票データを用いて受付処理を行う受付処理ステップと、を有し、
前記コードデータは、前記問診票データがエンコードされたデータである、制御方法。
21. 携帯端末に19.記載の制御方法の各ステップを実行させるプログラム。
22. 受付装置に20.に記載の制御方法の各ステップを実行させるプログラム。
10 問診票データ
20 コードデータ
30 アプリケーション
40 アプリケーション
50 入力画面
60 エラー画面
70 画面
80 第2コードデータ
100 利用者端末
110 サーバマシン
202 タッチパネルディスプレイ
204 スピーカ
206 レシートプリンタ
208 釣銭機
210 カメラ
212 マイク
214 スキャナ
216 磁気カードリーダ
218 ICカードリーダ
220 カード発行機
222 A4用紙プリンタ
1000、5000、6000 計算機
1020、5020、6020 バス
1040、5040、6040 プロセッサ
1060、5060、6060 メモリ
1080、5080、6080 ストレージデバイス
1100、5100、6100 入出力インタフェース
1120、5120、6120 ネットワークインタフェース
2000 受付装置
2020 読取部
2040 受付処理部
2060 エラー検出部
2100 表示制御部
3000 携帯端末
3020 エンコード部
3040 表示制御部
3060 ディスプレイ装置
3080 読取部
3100 問診票生成部
4000 受付システム

Claims (10)

  1. 携帯端末と受付装置を含む受付システムであって、
    前記携帯端末は、
    質問に対する回答を表す問診票データをエンコードしてコードデータを生成する生成部と、
    前記コードデータを前記携帯端末から制御可能な第1ディスプレイ装置に表示させる表示制御部と、を有し、
    前記受付装置は、
    前記コードデータを読み取ることで前記問診票データを取得する読取部と、
    前記取得した問診票データを用いて受付処理を行う受付処理部と、を有し、
    前記受付処理は、前記取得した問診票データを記憶装置に格納する処理を含み、
    前記受付装置の前記受付処理部は、前記取得した問診票データを、人が当該問診票データの内容を直接的には把握できない態様で、当該受付装置から制御可能な第2ディスプレイ装置に表示させる、
    受付システム。
  2. 前記問診票データは、回答として選択された項目を特定可能な情報と、回答として入力された文字列情報とが含まれる、請求項1に記載の受付システム。
  3. 前記受付装置は、前記問診票データに係る人物の情報を取得し、取得した前記情報と前記問診票データに含まれる前記人物の情報とを比較することで、前記問診票データの誤りを検出する検出部を有する、請求項1又は2に記載の受付システム。
  4. 前記受付装置の前記検出部は、前記問診票データに係る人物の証明書の情報を取得し、前記証明書の情報と前記問診票データとを比較することで、前記問診票データの誤りを検出する、請求項3に記載の受付システム。
  5. 前記受付装置の前記検出部は、前記問診票データに係る人物の生体情報を取得し、前記生体情報からその人物の属性を推測し、前記推測した属性と前記問診票データが示す前記人物の属性とを比較することで、前記問診票データの誤りを検出する、請求項3に記載の受付システム。
  6. 前記受付装置は、前記問診票データについて検出された誤りを訂正する入力を受け付ける訂正受付部を有する、請求項3乃至5いずれか一項に記載の受付システム。
  7. 前記受付装置は、前記問診票データの生成に利用される情報がエンコードされた第2コードデータを、前記受付装置から制御可能な第2ディスプレイ装置に表示させる表示制御部を有し、
    前記携帯端末は、
    前記第2ディスプレイ装置に表示された前記第2コードデータを読み取る読取部と、
    前記第2コードデータをデコードすることで得られた情報を利用して、前記問診票データを生成する処理を実行する問診票生成部と、を有する請求項1乃至6いずれか一項に記載の受付システム。
  8. 前記第2コードデータは、前記問診票データを生成する機能を提供するサーバにアクセスするための情報か、又は、前記携帯端末に設けられている前記問診票データの生成を行う機能を呼び出すための情報である、請求項7に記載の受付システム。
  9. 携帯端末と受付装置を含む受付システムの制御方法であって、
    前記携帯端末が、質問に対する回答を表す問診票データをエンコードしてコードデータを生成する生成ステップと、
    前記携帯端末が、前記コードデータを前記携帯端末から制御可能な第1ディスプレイ装置に表示させる表示制御ステップと、
    前記受付装置が、前記コードデータを読み取ることで前記問診票データを取得する読取ステップと、
    前記受付装置が、前記取得した問診票データを用いて受付処理を行う受付処理ステップと、
    を有し、
    前記受付処理は、前記取得した問診票データを記憶装置に格納する処理を含み、
    前記受付装置が、前記取得した問診票データを、人が当該問診票データの内容を直接的には把握できない態様で、当該受付装置から制御可能な第2ディスプレイ装置に表示させる表示ステップをさらに有する、制御方法。
  10. 受付装置を実現するコンピュータに、
    携帯端末のディスプレイ装置に表示されたコードデータを読み取ることで問診票データを取得する読取ステップと、
    前記取得した問診票データを用いて受付処理を行う受付処理ステップと、を実行させ、
    前記コードデータは、前記問診票データがエンコードされたデータであり、
    前記受付処理は、前記取得した問診票データを記憶装置に格納する処理を含み、
    さらに、前記コンピュータに、前記取得した問診票データを、人が当該問診票データの内容を直接的には把握できない態様で、当該受付装置から制御可能な第2ディスプレイ装置に表示させる表示ステップを実行させる、プログラム。
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