JP2024022891A - ワイヤハーネス、及びプロテクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】電線部材の噛み込みを抑制可能としたワイヤハーネスを提供すること。【解決手段】ワイヤハーネス10は、電線部材20と、電線部材20の端部に固定されるコネクタ30と、電線部材20の延在方向に沿って延びるとともに、横断面形状が開口部44を有したU字状に形成されて電線部材20を収容するプロテクタ本体41と、開口部44を覆うプロテクタカバー42と、プロテクタ本体41にヒンジ部47を介して連結され、開口部44の一部に対して開状態から閉状態まで開閉可能に設けられた蓋43とを備える。コネクタ30は、被保持部31を有し、蓋43は、被保持部31と係合することでコネクタ30を保持する保持部51を有する。保持部51は、蓋43の閉状態においてコネクタ30が電線部材20の延在方向に沿って移動されることで被保持部31と係合可能に構成されている。【選択図】図5

Description

本開示は、ワイヤハーネス、及びプロテクタに関するものである。
従来、ワイヤハーネスとしては、電線部材と、電線部材の端部に固定されるコネクタと、電線部材を収容するとともにコネクタを保持するプロテクタとを備えたものがある。そして、プロテクタとしては、横断面形状が開口部を有したU字状に形成されて電線部材を収容するプロテクタ本体と、プロテクタ本体の開口部を覆うプロテクタカバーとを備えたものがある(例えば、特許文献1参照)。このプロテクタは、プロテクタカバーにコネクタを保持する保持部が設けられている。コネクタは、被保持部を有し、被保持部が保持部に係合することで、プロテクタカバーに保持される。
特開2002-218625号公報
しかしながら、上記のようなワイヤハーネスでは、プロテクタカバーをプロテクタ本体に固定する前に、プロテクタ本体に収容された電線部材がプロテクタカバーに保持されたコネクタまで延びる必要があるため、電線部材に余長が必要であった。よって、プロテクタカバーをプロテクタ本体に固定する際に、電線部材の余長部分がプロテクタ本体とプロテクタカバーとの間で噛み込まれるおそれがあった。なお、プロテクタ本体の底部側にコネクタを保持する保持部を設けることで、電線部材の余長を不要とすることも考えられる。しかし、コネクタによっては、機能上の制約や製造上の制約によって、プロテクタ本体の底部側と対応した部位に被保持部を設けることが困難な場合がある。
本開示の目的は、電線部材の噛み込みを抑制可能としたワイヤハーネス及びプロテクタを提供することにある。
本開示のワイヤハーネスは、電線部材と、前記電線部材の端部に固定されるコネクタと、前記電線部材の延在方向に沿って延びるとともに、横断面形状が開口部を有したU字状に形成されて、前記電線部材を収容するプロテクタ本体と、前記開口部を覆うプロテクタカバーと、前記プロテクタ本体にヒンジ部を介して連結され、前記開口部の一部に対して開状態から閉状態まで開閉可能に設けられた蓋と、を備え、前記コネクタは、被保持部を有し、前記蓋は、前記被保持部と係合することで前記コネクタを保持する保持部を有し、前記保持部は、前記蓋の前記閉状態において前記コネクタが前記電線部材の延在方向に沿って移動されることで前記被保持部と係合可能に構成されている。
本開示のプロテクタは、端部にコネクタが固定された電線部材の延在方向に沿って延びるとともに、横断面形状が開口部を有したU字状に形成されて、前記電線部材を収容するプロテクタ本体と、前記開口部を覆うプロテクタカバーと、前記プロテクタ本体にヒンジ部を介して連結され、前記開口部の一部に対して開状態から閉状態まで開閉可能に設けられた蓋と、を備え、前記蓋は、前記コネクタが有する被保持部と係合することで前記コネクタを保持する保持部を有し、前記保持部は、前記蓋の前記閉状態において前記コネクタが前記電線部材の延在方向に沿って移動されることで前記被保持部と係合可能に構成されている。
本開示のワイヤハーネス及びプロテクタによれば、電線部材の噛み込みを抑制できる。
図1は、一実施形態におけるワイヤハーネスの一部斜視図である。 図2は、一実施形態におけるワイヤハーネスの一部斜視図である。 図3は、一実施形態におけるワイヤハーネスの一部分解斜視図である。 図4は、一実施形態におけるワイヤハーネスの一部分解斜視図である。 図5は、一実施形態におけるワイヤハーネスの一部分解斜視図である。 図6は、図1における6-6線に沿った一部断面図である。 図7は、図1における7-7線に沿った一部断面図である。
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
本開示のワイヤハーネスは、
[1]電線部材と、前記電線部材の端部に固定されるコネクタと、前記電線部材の延在方向に沿って延びるとともに、横断面形状が開口部を有したU字状に形成されて、前記電線部材を収容するプロテクタ本体と、前記開口部を覆うプロテクタカバーと、前記プロテクタ本体にヒンジ部を介して連結され、前記開口部の一部に対して開状態から閉状態まで開閉可能に設けられた蓋と、を備え、前記コネクタは、被保持部を有し、前記蓋は、前記被保持部と係合することで前記コネクタを保持する保持部を有し、前記保持部は、前記蓋の前記閉状態において前記コネクタが前記電線部材の延在方向に沿って移動されることで前記被保持部と係合可能に構成されている。
同構成によれば、コネクタは、蓋の閉状態において、電線部材の延在方向に沿って移動されることで被保持部が蓋の保持部に係合されて保持される。よって、プロテクタカバーをプロテクタ本体に固定する前に、電線部材をプロテクタ本体に収容しておくことができる。言い換えると、プロテクタカバーをプロテクタ本体に固定する前に、電線部材がプロテクタ本体からはみ出していない状態とすることができる。よって、プロテクタカバーをプロテクタ本体に固定する際に、電線部材がプロテクタ本体とプロテクタカバーとの間で噛み込まれることが防止される。また、コネクタの被保持部はプロテクタ本体の開口部側に設けられることになる。よって、例えば、外部コネクタとのロック部が被保持部と反対側に設けられるコネクタであって、ロック部をプロテクタ本体の底部側と対応した部位に配置したいコネクタを採用することが可能となる。
[2]上記[1]において、前記蓋は、爪を有し、前記プロテクタ本体は、前記蓋の前記閉状態において前記爪が係止される係止部を有していてもよい。
同構成によれば、蓋は、爪を有し、プロテクタ本体は、蓋の閉状態において爪が係止される係止部を有するため、蓋を閉状態で維持することができる。よって、例えば、蓋の閉状態において、コネクタの被保持部を蓋の保持部に係合させる際に、蓋の開動作が抑制される。よって、例えば、組み付け性が良好となる。
[3]上記[2]において、前記プロテクタカバーは、前記開口部を覆った状態で、前記閉状態の前記蓋をも覆うことで前記蓋の開動作を抑制してもよい。
同構成によれば、プロテクタカバーは、開口部を覆った状態で、閉状態の蓋をも覆うことで蓋の開動作を抑制するため、蓋の開動作がより抑制される。よって、例えば、コネクタがプロテクタ本体に対して外れてしまうことが防止される。
[4]上記[1]から[3]のいずれか1つにおいて、前記プロテクタカバーは、前記開口部を覆った状態で、前記蓋の開閉方向と交差する方向に前記蓋と係合可能で、前記蓋の開閉方向と交差する方向の前記蓋の移動を抑制する抑制部を有していてもよい。
同構成によれば、プロテクタカバーは、蓋の開閉方向と交差する方向の蓋の移動を抑制する抑制部を有するため、蓋の開閉方向と交差する方向の蓋のがたつきが抑えられる。よって、コネクタのがたつきが抑えられる。
[5]上記[4]において、前記蓋は、角孔を有し、前記抑制部は、前記角孔に嵌まる突起であってもよい。
同構成によれば、抑制部は、蓋の角孔に嵌まる突起であるため、蓋の開閉方向と交差する方向の蓋のがたつきが良好に抑えられる。よって、コネクタのがたつきが良好に抑えられる。
[6]上記[5]において、前記突起は、前記角孔を貫通して前記コネクタに当接可能で、前記コネクタと当接することで前記コネクタの移動を抑制してもよい。
同構成によれば、突起は、角孔を貫通してコネクタに当接可能で、コネクタと当接することでコネクタの移動を抑制するため、コネクタのがたつきがより抑えられる。
[7]上記[6]において、前記プロテクタ本体は、前記突起の先端と対向する位置で、前記コネクタを支持可能な支持部を有していてもよい。
同構成によれば、プロテクタ本体は、突起の先端と対向する位置で、コネクタを支持可能な支持部を有するため、コネクタが支持部と突起とに挟まれた状態となり、コネクタのがたつきがより抑えられる。
本開示のプロテクタは、
[8]端部にコネクタが固定された電線部材の延在方向に沿って延びるとともに、横断面形状が開口部を有したU字状に形成されて、前記電線部材を収容するプロテクタ本体と、前記開口部を覆うプロテクタカバーと、前記プロテクタ本体にヒンジ部を介して連結され、前記開口部の一部に対して開状態から閉状態まで開閉可能に設けられた蓋と、を備え、前記蓋は、前記コネクタが有する被保持部と係合することで前記コネクタを保持する保持部を有し、前記保持部は、前記蓋の前記閉状態において前記コネクタが前記電線部材の延在方向に沿って移動されることで前記被保持部と係合可能に構成されている。
同構成によれば、コネクタは、蓋の閉状態において、電線部材の延在方向に沿って移動されることで被保持部が蓋の保持部に係合されて保持される。よって、プロテクタカバーをプロテクタ本体に固定する前に、電線部材をプロテクタ本体に収容しておくことができる。言い換えると、プロテクタカバーをプロテクタ本体に固定する前に、電線部材がプロテクタ本体からはみ出していない状態とすることができる。よって、プロテクタカバーをプロテクタ本体に固定する際に、電線部材がプロテクタ本体とプロテクタカバーとの間で噛み込まれることが防止される。また、コネクタの被保持部はプロテクタ本体の開口部側に設けられることになる。よって、例えば、外部コネクタとのロック部が被保持部と反対側に設けられるコネクタであって、ロック部をプロテクタ本体の底部側と対応した部位に配置したいコネクタを採用することが可能となる。
[本開示の実施形態の詳細]
本開示のワイヤハーネスの具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。各図面では、説明の便宜上、構成の一部を誇張又は簡略化して示す場合がある。また、各部分の寸法比率については各図面で異なる場合がある。本明細書における「平行」や「直交」や「真円」は、厳密に平行や直交や真円の場合のみでなく、本実施形態における作用効果を奏する範囲内で概ね平行や直交や真円の場合も含まれる。なお、本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
(ワイヤハーネス10の構成)
図1~図3に示すように、ワイヤハーネス10は、電線部材20と、コネクタ30と、プロテクタ40とを備える。
(電線部材20の構成)
電線部材20は、複数本の電線を有する。電線部材20は、例えば、複数本の電線がテープ巻きされることで束ねられて構成されている。なお、本実施形態の電線部材20は、途中で分岐している。
(コネクタ30の構成)
図3に示すように、コネクタ30は、電線部材20の端部に固定される。コネクタ30は、四角筒状に形成されている。コネクタ30は、内部に図示しない複数の端子を有し、複数の端子には、電線部材20における複数の電線がそれぞれ接続されている。
図3及び図6に示すように、コネクタ30は、被保持部31を有する。本実施形態の被保持部31は、四角筒状のコネクタ30における上面から突出している。被保持部31は、電線部材20が接続される側であってコネクタ30の基端側に開口した収容部32を有するとともに、内部に係止爪33(図6参照)を有する。
また、図2に示すように、コネクタ30は、ロック部34を有する。本実施形態のロック部34は、四角筒状のコネクタ30における下面から突出している。すなわち、ロック部34は、コネクタ30において被保持部31とは反対側に設けられている。ロック部34は、コネクタ30に嵌合される図示しない外部コネクタと係合することで外部コネクタをロックするためのものである。
(プロテクタ40の構成)
プロテクタ40は、プロテクタ本体41と、プロテクタカバー42と、蓋43とを備える。
(プロテクタ本体41の構成)
図3に示すように、プロテクタ本体41は、電線部材20の延在方向に沿って延びるとともに、横断面形状が開口部44を有したU字状に形成されている。そして、プロテクタ本体41は、電線部材20を収容する。また、プロテクタ本体41は、開口部44から外側に突出する被嵌着部45を有する。被嵌着部45は、プロテクタ本体41の延在方向の複数箇所に設けられている。なお、本実施形態のプロテクタ本体41は、分岐している電線部材20に応じた形状であって、途中で分岐している。そして、本実施形態では、プロテクタ本体41において、上記したコネクタ30が配置される側の部位について説明する。
(プロテクタカバー42の構成)
プロテクタカバー42は、電線部材20の延在方向に沿って延びるとともに、プロテクタ本体41の開口部44の全体に対応した板状に形成されている。そして、プロテクタカバー42は、プロテクタ本体41の開口部44を覆う。プロテクタカバー42は、被嵌着部45と対応した位置に嵌着部46を有する。プロテクタカバー42は、嵌着部46が被嵌着部45に嵌まることでプロテクタ本体41に取り付けられる。
(蓋43の構成)
図3~図5に示すように、蓋43は、プロテクタ本体41の開口部44の一部に対応した板状に形成されている。蓋43は、コネクタ30が配置される位置と対応した位置に配置されている。そして、蓋43は、プロテクタ本体41にヒンジ部47を介して連結され、開口部44の一部に対して開状態(図3参照)から閉状態(図4参照)まで開閉可能に設けられている。ヒンジ部47は、可撓性を有するように薄肉に形成された薄肉部であって、プロテクタ本体41と蓋43とを連結している。すなわち、プロテクタ本体41と蓋43とは、樹脂材よりなり、薄肉部であるヒンジ部47を介して連結された一体成形品である。
図2、図3及び図7に示すように、蓋43は、爪48を有する。爪48は、蓋43においてヒンジ部47とは反対側に設けられている。また、プロテクタ本体41は、蓋43の閉状態において爪48が係止される係止部49(図2及び図7参照)を有する。すなわち、爪48は、蓋43の閉状態においてプロテクタ本体41の係止部49に係止されて、蓋43の閉状態を維持する。
また、図3~図6に示すように、蓋43は、角孔50を有する。角孔50は、板状の蓋43を貫通している。角孔50は、四角形の孔である。角孔50は、プロテクタ本体41の延在方向に沿った辺を有する四角形の孔である。
また、図4及び図6に示すように、蓋43は、コネクタ30の被保持部31と係合することでコネクタ30を保持する保持部51を有する。保持部51は、蓋43において、プロテクタ本体41の延在方向の端部に向かう方向に延びている。保持部51は、被保持部31の収容部32に挿入可能な板状に形成されている。また、保持部51は、収容部32に収容された状態で、収容部32内の係止爪33(図6参照)に係止される係止孔52を有する。
言い換えると、コネクタ30の被保持部31は、蓋43の閉状態においてコネクタ30が電線部材20の延在方向であってプロテクタ本体41の延在方向に沿って移動されることで保持部51と係合可能に構成されている。
すなわち、図4から図5に示すように、コネクタ30は、蓋43の閉状態において、電線部材20の延在方向に沿ってプロテクタ本体41の奥方向に移動されることで被保持部31が蓋43の保持部51に係合されて保持される。
また、プロテクタカバー42は、プロテクタ本体41に組み付けられた状態、すなわち開口部44を覆った状態で、閉状態の蓋43をも覆うことで蓋43の開動作を抑制するように構成されている。
また、図6及び図7に示すように、プロテクタカバー42は、開口部44を覆った状態で、蓋43の開閉方向と交差する方向に蓋43と係合可能で、蓋43の開閉方向と交差する方向の蓋43の移動を抑制する抑制部としての突起53を有する。突起53は、蓋43の角孔50に嵌まるように形成されている。本実施形態の突起53は、四角筒状に形成されている。
また、突起53は、角孔50を貫通してコネクタ30に当接可能で、コネクタ30と当接することでコネクタ30の移動を抑制するように構成されている。詳しくは、突起53の先端は、コネクタ30の上面に当接可能とされ、コネクタ30が上方に移動しようとしてもコネクタ30と当接することでコネクタ30の上方への移動を抑制するように構成されている。なお、図6及び図7では、コネクタ30の内部の断面をまとめて模式的に図示している。
また、図6に示すように、プロテクタ本体41は、突起53の先端と対向する位置で、コネクタ30を支持可能な支持部54を有する。支持部54は、プロテクタ本体41の底部から開口部44側に突出し、コネクタ30の下面を支持可能とされている。これにより、コネクタ30は、支持部54と突起53とに挟まれた状態とされている。
次に、上記のように構成されたワイヤハーネス10の作用について説明する。
図3に示すように、ワイヤハーネス10は、プロテクタカバー42をプロテクタ本体41に固定する前であって、蓋43の開状態で、まず電線部材20がプロテクタ本体41に収容される。
そして、次に、図4に示すように、蓋43が閉状態とされる。
そして、次に、図5に示すように、コネクタ30が電線部材20の延在方向に沿って移動されることで、コネクタ30の被保持部31が蓋43の保持部51に係合されて保持される。なお、このとき、電線部材20が撓んでプロテクタ本体41からはみ出すおそれがあるが、その場合、はみ出した電線部材20を押し込むことで、電線部材20をプロテクタ本体41からはみ出していない状態とすることができる。
そして、次に、図1及び図2に示すように、プロテクタカバー42をプロテクタ本体41に固定することで、ワイヤハーネス10の組み付けが完了する。
次に、上記実施形態の効果を以下に記載する。
(1)コネクタ30は、蓋43の閉状態において、電線部材20の延在方向に沿って移動されることで被保持部31が蓋43の保持部51に係合されて保持される。よって、プロテクタカバー42をプロテクタ本体41に固定する前に、電線部材20をプロテクタ本体41に収容しておくことができる。言い換えると、プロテクタカバー42をプロテクタ本体41に固定する前に、電線部材20がプロテクタ本体41からはみ出していない状態とすることができる。よって、プロテクタカバー42をプロテクタ本体41に固定する際に、電線部材20がプロテクタ本体41とプロテクタカバー42との間で噛み込まれることが防止される。また、コネクタ30の被保持部31はプロテクタ本体41の開口部44側に設けられることになる。よって、例えば、本実施形態のように、外部コネクタとのロック部34が被保持部31と反対側に設けられるコネクタ30であって、ロック部34をプロテクタ本体41の底部側と対応した部位に配置したいコネクタ30を採用することが可能となる。例えば、本実施形態のワイヤハーネス10では、図2に示すように、プロテクタ本体41の底部側からコネクタ30のロック部34を視認することが可能となる。
(2)蓋43は、爪48を有し、プロテクタ本体41は、蓋43の閉状態において爪48が係止される係止部49を有するため、蓋43を閉状態で維持することができる。よって、例えば、蓋43の閉状態において、コネクタ30の被保持部31を蓋43の保持部51に係合させる際に、蓋43の開動作が抑制される。よって、例えば、組み付け性が良好となる。
(3)プロテクタカバー42は、開口部44を覆った状態で、閉状態の蓋43をも覆うことで蓋43の開動作を抑制するため、蓋43の開動作がより抑制される。よって、例えば、コネクタ30がプロテクタ本体41に対して外れてしまうことが防止される。
(4)プロテクタカバー42は、蓋43の開閉方向と交差する方向の蓋43の移動を抑制する抑制部としての突起53を有するため、蓋43の開閉方向と交差する方向の蓋43のがたつきが抑えられる。よって、コネクタ30のがたつきが抑えられる。
(5)突起53は、蓋43の角孔50に嵌まるため、蓋43の開閉方向と交差する方向の蓋43のがたつきが良好に抑えられる。よって、コネクタ30のがたつきが良好に抑えられる。
(6)突起53は、角孔50を貫通してコネクタ30に当接可能で、コネクタ30と当接することでコネクタ30の移動を抑制するため、コネクタ30のがたつきがより抑えられる。
(7)プロテクタ本体41は、突起53の先端と対向する位置で、コネクタ30を支持可能な支持部54を有するため、コネクタ30が支持部54と突起53とに挟まれた状態となり、コネクタ30のがたつきがより抑えられる。
本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・上記実施形態では、蓋43は爪48を有し、プロテクタ本体41は係止部49を有するとしたが、これに限定されず、爪48及び係止部49を有していない構成としてもよい。なお、この場合、爪48及び係止部49以外の構成で蓋43の開動作を抑制する必要がある。例えば、上記実施形態のように、プロテクタカバー42等によって蓋43の開動作を抑制する必要がある。
・上記実施形態では、プロテクタカバー42は、開口部44を覆った状態で、閉状態の蓋43をも覆うことで蓋43の開動作を抑制するとしたが、これに限定されず、蓋43の開動作を抑制しない構成としてもよい。
・上記実施形態では、プロテクタカバー42は、蓋43の開閉方向と交差する方向の蓋43の移動を抑制する抑制部としての突起53を有するとしたが、これに限定されず、突起53を有していない構成としてもよい。また、上記実施形態では、蓋43は角孔50を有し、抑制部は蓋43の角孔50に嵌まる突起53であるとしたが、これに限定されず、角孔50を有していない構成としてもよいし、角孔50に嵌まらない抑制部としてもよい。
・上記実施形態では、突起53は、角孔50を貫通してコネクタ30に当接可能でコネクタ30と当接することでコネクタ30の移動を抑制するとしたが、これに限定されず、コネクタ30に当接不能な構成としてもよい。
・上記実施形態では、プロテクタ本体41は、突起53の先端と対向する位置で、コネクタ30を支持可能な支持部54を有するとしたが、これに限定されず、支持部54を有していない構成としてもよい。
・上記実施形態では、ヒンジ部47は、薄肉に形成された薄肉部であるとしたが、これに限定されず、他の構成に変更してもよい。例えば、プロテクタ本体41と蓋43とは、ヒンジ部47を介して連結された一体成形品であるとしたが、これに限定されず、別の成形品であってもよい。
・上記実施形態では、コネクタ30の被保持部31は収容部32及び係止爪33を有し、蓋43の保持部51は係止孔52を有する構成としたが、これに限定されず、同様の機能を有する他の構成に変更してもよい。すなわち、蓋43の保持部は、蓋43の閉状態においてコネクタ30が電線部材20の延在方向に沿って移動されることでコネクタ30の被保持部と係合可能に構成されていれば、形状等を変更してもよい。
・上記実施形態では、電線部材20及びプロテクタ40が分岐しているワイヤハーネス10に具体化したが、これに限定されず、電線部材20及びプロテクタ40が分岐していないワイヤハーネス10に具体化してもよい。
10 ワイヤハーネス
20 電線部材
30 コネクタ
31 被保持部
32 収容部
33 係止爪
34 ロック部
40 プロテクタ
41 プロテクタ本体
42 プロテクタカバー
43 蓋
44 開口部
45 被嵌着部
46 嵌着部
47 ヒンジ部
48 爪
49 係止部
50 角孔
51 保持部
52 係止孔
53 突起(抑制部)
54 支持部

Claims (8)

  1. 電線部材と、
    前記電線部材の端部に固定されるコネクタと、
    前記電線部材の延在方向に沿って延びるとともに、横断面形状が開口部を有したU字状に形成されて、前記電線部材を収容するプロテクタ本体と、
    前記開口部を覆うプロテクタカバーと、
    前記プロテクタ本体にヒンジ部を介して連結され、前記開口部の一部に対して開状態から閉状態まで開閉可能に設けられた蓋と、を備え、
    前記コネクタは、被保持部を有し、
    前記蓋は、前記被保持部と係合することで前記コネクタを保持する保持部を有し、
    前記保持部は、前記蓋の前記閉状態において前記コネクタが前記電線部材の延在方向に沿って移動されることで前記被保持部と係合可能に構成されている、
    ワイヤハーネス。
  2. 前記蓋は、爪を有し、
    前記プロテクタ本体は、前記蓋の前記閉状態において前記爪が係止される係止部を有する、
    請求項1に記載のワイヤハーネス。
  3. 前記プロテクタカバーは、前記開口部を覆った状態で、前記閉状態の前記蓋をも覆うことで前記蓋の開動作を抑制する、
    請求項2に記載のワイヤハーネス。
  4. 前記プロテクタカバーは、前記開口部を覆った状態で、前記蓋の開閉方向と交差する方向に前記蓋と係合可能で、前記蓋の開閉方向と交差する方向の前記蓋の移動を抑制する抑制部を有する、
    請求項1に記載のワイヤハーネス。
  5. 前記蓋は、角孔を有し、
    前記抑制部は、前記角孔に嵌まる突起である、
    請求項4に記載のワイヤハーネス。
  6. 前記突起は、前記角孔を貫通して前記コネクタに当接可能であって、前記コネクタと当接することで前記コネクタの移動を抑制する、
    請求項5に記載のワイヤハーネス。
  7. 前記プロテクタ本体は、前記突起の先端と対向する位置で、前記コネクタを支持可能な支持部を有する、
    請求項6に記載のワイヤハーネス。
  8. 端部にコネクタが固定された電線部材の延在方向に沿って延びるとともに、横断面形状が開口部を有したU字状に形成されて、前記電線部材を収容するプロテクタ本体と、
    前記開口部を覆うプロテクタカバーと、
    前記プロテクタ本体にヒンジ部を介して連結され、前記開口部の一部に対して開状態から閉状態まで開閉可能に設けられた蓋と、を備え、
    前記蓋は、前記コネクタが有する被保持部と係合することで前記コネクタを保持する保持部を有し、
    前記保持部は、前記蓋の前記閉状態において前記コネクタが前記電線部材の延在方向に沿って移動されることで前記被保持部と係合可能に構成されている、
    プロテクタ。
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