JP2024018346A - 床支持ユニット - Google Patents

床支持ユニット Download PDF

Info

Publication number
JP2024018346A
JP2024018346A JP2022121631A JP2022121631A JP2024018346A JP 2024018346 A JP2024018346 A JP 2024018346A JP 2022121631 A JP2022121631 A JP 2022121631A JP 2022121631 A JP2022121631 A JP 2022121631A JP 2024018346 A JP2024018346 A JP 2024018346A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat insulating
insulating member
support unit
floor
bundle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2022121631A
Other languages
English (en)
Inventor
令 熊埜御堂
Rei Kumanomido
宏典 田中
Hironori Tanaka
幸希 夜久
Koki Yaku
美和子 能登谷
Miwako Notoya
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daiwa House Industry Co Ltd
Original Assignee
Daiwa House Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daiwa House Industry Co Ltd filed Critical Daiwa House Industry Co Ltd
Priority to JP2022121631A priority Critical patent/JP2024018346A/ja
Publication of JP2024018346A publication Critical patent/JP2024018346A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Building Environments (AREA)

Abstract

【課題】大引き部材への断熱部材の取り付けが容易な床支持ユニットを提供する。【解決手段】床支持ユニット20は、床パネル17を支持する大引き部材22と、基礎土間12又は地面と大引き部材22との間に設けられ、大引き部材22を支持する柱状の束部材23とを有する。束部材23は、大引き部材22に接合される接合部材を有し、大引き部材22の延出方向に沿って間隔を空けて複数配置されている。延出方向における束部材23の間で大引き部材22に固定される第1断熱部材24と、延出方向において第1断熱部材24と隣接する位置にて、束部材23の接合部材を覆う第2断熱部材25とを、さらに有する。第1断熱部材24のうち、延出方向において第2断熱部材25と対向する部分に設けられた第1係合部24dと、第2断熱部材25のうち、延出方向において第1断熱部材24と対向する部分に設けられた第2係合部27とが係合する。【選択図】図2

Description

本発明は、住宅等の建物の床支持ユニットに係り、特に、住宅等の建物の床組に用いられる大引き部材の断熱に関係する床支持ユニットに関する。
現在、住宅等の建物の床組においては、基礎土間の上に束を介して大引き部材が設けられている。例えば、基礎上の土台と大引き部材に根太を配置して、根太上に断熱材及び床板が、この順で設けられている。また、根太を設けることなく、土台及び大引き部材上に、断熱材及び床板が、この順で設けられることもある。
大引き部材は、基礎土間に面しており、基礎土間の直上にある床下空間を換気する目的から外気と接する。このため、大引き部材の断熱についても検討されている。
特許文献1には、床下換気式の住宅等の建物の1階床下部分における鋼製又は木製大引き部材の露出部に断熱材を施工するに当たり、発泡プラスチック系断熱材を用いて断面形状が上方に開口するコの字形で材長方向に樋状に成形した被覆材を大引き部材の下方から外挿し装着すると共に、帯状のコの字形留め金具を上方から外挿して被覆材を装着状態に保持する大引きの断熱構造が記載されている。
特開2006-45996号公報
特許文献1の大引き部材の断熱構造は、上述のように、大引き部材に対して、樋状に成形した被覆材を大引き部材の下方から外挿し装着すると共に、帯状のコの字形留め金具を上方から外挿して被覆材を装着している。このように、特許文献1の断熱構造では、大引き部材に被覆材を取付けるのに手間を要する。
そこで、本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、大引き部材への断熱部材の取り付けが容易な床支持ユニットを提供することである。
上記の課題は、本発明の床支持ユニットによれば、床パネルを支持する大引き部材と、基礎土間又は地面と大引き部材との間に設けられ、大引き部材を支持する柱状の束部材とを有し、束部材は、大引き部材に接合される接合部材を有し、大引き部材の延出方向に沿って間隔を空けて複数配置されており、延出方向における束部材の間で大引き部材に固定される第1断熱部材と、延出方向において第1断熱部材と隣接する位置にて、束部材の接合部材を覆う第2断熱部材とを、さらに有し、第1断熱部材のうち、延出方向において第2断熱部材と対向する部分に設けられた第1係合部と、第2断熱部材のうち、延出方向において第1断熱部材と対向する部分に設けられた第2係合部とが係合する、ことにより解決される。
上記のように構成された本発明の床支持ユニットでは、大引き部材に断熱部材を容易に取り付けることができる。
また、上記の床支持ユニットにおいて、第2断熱部材は、複数の断熱片で構成されており、各断熱片が第2係合部を有し、各断熱片の第2係合部が第1断熱部材の第1係合部に係合すると、好適である。
上記の構成によれば、大引き部材に断熱部材を更に容易に取り付けることができる。
また、上記の床支持ユニットにおいて、束部材は支柱を有し、複数の断熱片は、支柱を挟み込んだ状態で配置されると、より好適である。
上記の構成によれば、大引き部材の延出方向の全域に断熱部材を設けることができる。
また、上記の床支持ユニットにおいて、第1断熱部材は、所定の長さの長辺を有する直方体形状の部材であると、さらに好適である。
上記の構成によれば、大引き部材の延出方向の全域に断熱部材を設けることができる。
また、第1係合部と第2係合部とが係合した状態では、第1断熱部材の、第2断熱部材と対向する部分と、第2断熱部材の、第1断熱部材と対向する部分とが当接すると、さらに好適である。
上記の構成によれば、大引き部材の延出方向において第1断熱部材と第2断熱部材とを隙間なく配置することができる。
また、第1係合部は、凹部又は凸部を有し、第2係合部は、第1係合部の凹部と係合する凸部又は第1係合部の凸部と係合する凹部を有すると、さらに好適である。
上記の構成によれば、第1断熱部材と第2断熱部材とを係合しやすい。
また、接合部材は、四角形のプレートで構成され、第2断熱部材は、プレートを覆うと、さらに好適である。
上記の構成によれば、大引き部材の延出方向の全域に断熱部材を設けることができる。
本発明の床支持ユニットによれば、大引き部材に断熱部材を容易に取り付けることができる。
本発明の実施形態の床支持ユニットが適用される形態の一例を示す模式的斜視図である。 本発明の実施形態の床支持ユニットの一例を示す模式的斜視図である。 本発明の実施形態の床支持ユニットの第2断熱部材の一例を示す模式図である。 (a)は本発明の実施形態の床支持ユニットの第1断熱部材と第2断熱部材との係合を示す模式的平面図であり、(b)は本発明の実施形態の床支持ユニットの第1断熱部材と第2断熱部材との係合を示す模式的側面図である。 本発明の実施形態の床支持ユニットの組み立ての一工程を示す模式的斜視図である。 本発明の実施形態の床支持ユニットの組み立ての一工程を示す模式的斜視図である。 本発明の実施形態の床支持ユニットの組み立ての一工程を示す模式的斜視図である。
<<本発明の一つの実施形態に係る床支持ユニットについて>>
以下、本発明の一つの実施形態(以下、本実施形態)について、添付の図面を参照しながら説明する。
なお、図面では、説明を分かり易くするために幾分簡略化及び模式化して各部材を図示している。また、図中に示す各部材のサイズ(寸法)及び部材間の間隔等についても、実際のものとは異なっている。
また、本明細書において、「平行」、「水平」及び「直交」は、本発明の技術分野において一般的に許容される誤差の範囲を含み、「平行」、「水平」及び「直交」は基準に対して数度(例えば、2~3°)未満の範囲内でずれている状態も含むものとする。
以下、住宅等の建物の床組に用いられる床支持ユニットについて説明する。
図1は本発明の実施形態の床支持ユニットが適用される形態の一例を示す模式的斜視図である。図2は本発明の実施形態の床支持ユニットの一例を示す模式的斜視図である。図2は床支持ユニット20の上下を反転させて示している。
建物には、完成した建物、建設中のものも、補修又は改修中のものも含まれる。
図1に示すように基礎10は、平板状の基礎土間12と、基礎土間12に対して垂直に立ち上がった立上り部13とを有する。基礎10は、例えば、鉄筋コンクリートで構成されている。
立上り部13は、基礎土間12に対して側面視で矩形の開口14が立上り部13と隣り合って形成されるように設けられている。
立上り部13のうち、第1の方向Dに延在する立上り部13は、第1の方向Dと直交する第2の方向Dにおいて間隔を空けて複数配置されており、隣り合う2つの立上り部13の間に、床支持ユニット20が配置されている。
また、第1の方向Dに延在する2つの立上り部13の上端に位置する表面13aに、それぞれ第1の方向Dに延在する土台15が設けられている。
床支持ユニット20と、土台15との間の隙間14aに、断熱ボード16が配置され、断熱ボード16上に床パネル17が設けられて床が構成される。断熱ボード16は、例えば、ボードと断熱体とで構成される。
床支持ユニット20は、大引き部材22を、基礎土間12の任意の位置に配置するためのものである。また、床支持ユニット20は、大引き部材22を、地面(図示せず)の任意の位置に配置することもできる。
床支持ユニット20(図2参照)は、床パネル17(図1参照)を支持する大引き部材22と、柱状の束部材23と、第1断熱部材24と、第2断熱部材25とを有する。
大引き部材22は、床パネル17を支持する角柱状の部材であり、所定方向に延在する。大引き部材22の延出方向とは、上述の第1の方向Dと平行な方向である。なお、以下では、大引き部材22の延出方向を、単に「延出方向」と呼ぶこととする。
土台15及び大引き部材22は、例えば、鋼材によって構成されるが、これに限定されず、木材のような鋼材以外の材料によって構成されてもよい。
束部材23は、基礎土間12(図1参照)と大引き部材22との間に設けられ、大引き部材22を支持する部材である。また、大引き部材22を地面(図示せず)の任意の位置に配置する場合、束部材23は、地面と大引き部材22との間に設けられる。
束部材23は、大引き部材22の延出方向に沿って間隔をあけて複数配置されている。束部材23の延出方向における間隔は、特に限定されるものではないが、例えば、910mm(3尺)である。
束部材23は、支柱23aと、プレート23bと、ベースプレート23cとを有し、例えば、鋼材によって構成されている。上述の束部材23の延出方向における間隔は、具体的には、束部材23の支柱23aの延出方向における間隔である。
束部材23のベースプレート23cが基礎土間12上に配置され、束部材23のプレート23bが大引き部材22の裏面22bに、ねじ等により固定される。束部材23のプレート23bは、大引き部材22に接合される接合部材であり、束受とも呼ばれる。
支柱23aは、例えば、軸方向の長さが可変のものである。支柱23aは、例えば、軸方向に延在するねじ部(図示せず)と、ねじ部が内部に挿入される筒部(図示せず)とを有し、支柱23aの軸方向の長さは、例えば、ねじ部を筒部に対して回転させることにより変えることができる。このようにして、束部材23は、基礎土間12に対して垂直な方向の長さを変えることができる。なお、支柱23aの軸方向の長さを変える構造は、特に上述した構造に限定されるものではない。
プレート23b(接合部材)は、大引き部材22を支持する支持部であり、大引き部材22の裏面22bに接合した状態で大引き部材22に固定されている。プレート23bは、例えば、四角形のプレートで構成されている。例えば、第2の方向Dにおける四角形のプレートの辺の長さは、大引き部材22の第2の方向Dにおける長さ(幅)と同じであることが好ましい。
ベースプレート23cは、例えば、円形又は四角形のプレートで構成される。
第1断熱部材24は、大引き部材22を断熱するものであり、大引き部材22の延出方向における束部材23の間で大引き部材22の裏面22bに固定される。大引き部材22の裏面22bは、図1に示す床パネル17が設けられる表面22aの反対側の面である。
大引き部材22の裏面22bに断熱部材を固定するのは、仮に大引き部材22の表面22aに断熱部材を設けようとすると、その分、支柱23aの軸方向の長さが短くなって床下空間の高さが低くなってしまうためである。
第1断熱部材24は、例えば、所定の長さの長辺を有する直方体形状の部材である。これにより、大引き部材の延出方向の全域に断熱部材を設けることができる。また、第1断熱部材24は、その長辺が所定の長さに設計されることで、第1断熱部材24を挟む位置に配置される束部材23の間隔、つまり、大引き部材22に固定される束部材23のピッチを一定の長さに決めるための定規として利用することができる。
なお、第1断熱部材24は、後述の図5に示すように断熱材で構成される断熱体24aと、断熱体24aに貼付けられたシート体24bとを有する構成でもよい。
第2断熱部材25は、束部材23が大引き部材22と接する部分、具体的には、束部材23のプレート23b(接合部材)を断熱するものである。第2断熱部材25は、延出方向において第1断熱部材24と隣接する位置にて、束部材23のプレート23b(接合部材)を覆う。
第2断熱部材25は、第1断熱部材24と係合した状態で束部材23に取り付けられる。詳しくは、第1断熱部材24のうち、延出方向において第2断熱部材25と対向する部分に設けられた第1係合部24d(図4(a)参照)と、第2断熱部材25のうち、延出方向において第1断熱部材24と対向する部分に設けられた第2係合部27(図3参照)とが係合する。これにより、図2に示すように、大引き部材22の裏面22bに第1断熱部材24と第2断熱部材25とが配置され、大引き部材22が断熱される。このことから、大引き部材22が基礎土間12又は地面に面していて外気と接しても、大引き部材22が断熱されていることから、床の断熱性能を向上させることができる。この場合、断熱ボード16の断熱性能としては、一般的な性能のものを用いることができ、断熱性を上げるために断熱ボード16の断熱材を厚くする必要がなくなる。なお、大引き部材22の裏面22bに第1断熱部材24と第2断熱部材25とを配置すること以外は、従来の床組と同じ構成であり、床組の大幅な変更が抑制され、基本的に従来の床組の施工により床を形成できる。
図3は本発明の実施形態の床支持ユニットの第2断熱部材の一例を示す模式図である。
図3に示すように第2断熱部材25は、複数の断熱片26、詳しくは一対の断熱片26によって構成されている。断熱片26は断熱材で構成されている。各断熱片26は、その両側端に第2係合部27を有し、各断熱片26の第2係合部27が、後述の第1断熱部材24の第1係合部24dである溝部24e(図4(a)、(b)参照)に係合する。
具体的には、図3に示す断熱片26は、その先端に四角形の凹部26aを有し、側面26bにリブ型の凸部27aを有する。凸部27aは側面26bの側面26bに沿って延在して配置されている。凸部27aが第2係合部27であり、凹部26aと対をなして所謂「さね(実)」を構成している。
凸部27aの延在方向と直交する方向における断面形状は四角形に限定されるものではなく、三角形でも、半円形でもよく、四角形と円弧とを組み合わせ、凸部27aの先端が円弧である形状でもよい。第1係合部24d(図4(a)、(b)参照)の溝部24eは、凸部27aが係合するため、凸部27aが係合するものであれば、特に限定されるものではない。凸部27aと溝部24eとは、延在方向と直交する方向における断面形状が互いに相似形状であることが好ましいが、互いに合同な形状でもよい。
第2断熱部材25を取り付ける手順について説明すると、図3に示すように、2つの断熱片26を、凹部26a同士が対向し、且つ2つの凹部26aの中に束部材23の支柱23aが入るように配置する。すなわち、2つの断熱片26によって支柱23aを挟むように各断熱片26を配置する。また、その過程において、2つの断熱片26を互いに近づけて、第1係合部24dと第2係合部27とを係合する。そして、2つの断熱片26が束部材23の支柱23aを挟み込んだ状態で配置されることで、束部材23のプレート23bが、第2断熱部材25により覆われる。このように、第2断熱部材25を複数の断熱片26で構成することにより、大引き部材22に断熱部材を更に容易に取り付けることができる。また、2つの断熱片26を束部材23の支柱23aを挟み込んだ状態で配置することにより、大引き部材22の延出方向の全域に断熱部材を設けることができる。
図4(a)は本発明の実施形態の床支持ユニットの第1断熱部材と第2断熱部材との係合を示す模式的平面図であり、(b)は本発明の実施形態の床支持ユニットの第1断熱部材と第2断熱部材との係合を示す模式的側面図である。
図4(a)に示すように第1断熱部材24は、端部24cに第1係合部24dが設けられている。第1係合部24dは、例えば、溝部24eで構成される。
第1断熱部材24は、溝部24eが形成された端部24cを、延出方向において束部材23のプレート23bが位置する側に向け、且つ束部材23のプレート23bを避けて配置されている。
束部材23のプレート23bを挟んで対向した2つの第1断熱部材24の端部24cの間に断熱片26を差し込み、第2断熱部材25の凸部27aを第1断熱部材24の溝部24eに係合する。具体的には、溝部24e内に凸部27aが入り込んで嵌合する。これにより、図4(b)に示すように第1断熱部材24に断熱片26が係合され、第1断熱部材24と第2断熱部材25とが係合される。
図4(a)に示すように第1係合部24dと第2係合部27とが係合した状態では、第1断熱部材24の、第2断熱部材25と対向する部分、すなわち、第1断熱部材24の端面24fと、第2断熱部材25の、第1断熱部材24と対向する部分、すなわち、第2断熱部材25の側面26bとが当接している。これにより、大引き部材22の延出方向において第1断熱部材24と第2断熱部材25とを隙間なく配置することができる。
次に、床支持ユニット20の組み立てについて説明する。
図5~図7は本発明の実施形態の床支持ユニット20の組み立てに係る一連の工程を工程順に示す模式的斜視図である。図5~図7において、図2に示す床支持ユニット20と同一構成物には、同一符号を付して、その詳細な説明は省略する。
図5に示すように、第1断熱部材24は、例えば、断熱材で構成される断熱体24aと、断熱体24aに貼り付けられたシート体24bとを有する。断熱体24aとシート体24bとは、大引き部材22の幅と略同じ幅を有し、また、シート体24bの方が、断熱体24aよりも延出方向における長さが長い。また、第1断熱部材24において、断熱体24aの長さは、束部材23の配置間隔に合わせて設定されており、例えば、束部材23のプレート23bの間隔に合わせられている。
第1断熱部材24は、断熱体24aとシート体24bとを有する構成に限定されるものではなく、シート体24bがない断熱体24aだけの構成でもよい。ただし、シート体24bを設ける構成の方が、大引き部材22と第1断熱部材24との密着性が増すため、より好ましい。シート体24bは、面材からなり、例えば、クラフト紙で構成されており、ラミネート成形等により、断熱体24aのうち、大引き部材22と対向する面の全体に貼り付けられている。
図5に示すシート体24bを大引き部材22の裏面22bに向けて、第1断熱部材24を大引き部材22の裏面22bに配置する。このとき、シート体24bが断熱体24aからはみ出た部分に、束部材23のプレート23bが配置される。
図6に示すように束部材23のプレート23bが、シート体24bを挟んで、例えば、ビス29を用いて大引き部材22の裏面22bに接合した状態で大引き部材22に固定される。なお、大引き部材22の裏面22bに対して束部材23のプレート23bを固定する手段は、ビス29に限定されるものではない。
次に、図7に示すように、2つの断熱片26を、凹部26aを対向させ、且つ束部材23の支柱23aを挟んで配置する。そして、2つの断熱片26を近づけて、断熱片26の凸部27aを、第1断熱部材24の溝部24eに係合して、図2に示すように束部材23の支柱23aを囲んで第2断熱部材25を配置する。これにより、第2断熱部材25が、束部材23のプレート23bを覆う。また、延出方向において、第2断熱部材25の側面26bが第1断熱部材24の端面24fと当接する。これにより、第1断熱部材24と第2断熱部材25とが連続し、大引き部材用の断熱構造として一体化する。
以上までに、本発明の床支持ユニットに関する実施形態を説明したが、上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするための一例に過ぎず、本発明を限定するものではない。すなわち、本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得る。また、本発明には、その等価物が含まれることは勿論である。
上述のように、第1係合部24dを溝部24eとし、第2係合部27を凸部27aとしたが、これに限定されるものではない。例えば、第1係合部24dを凸部とし、第2係合部27を凹部としてもよい。ただし、第1係合部24dを凸部とした場合、束部材23のプレート23bの上に重ならないようにする必要があるため、第1係合部24dは溝部24eであることがより好ましい。
第1断熱部材24及び第2断熱部材25は、特に限定されるものではないが、例えば、押出法ポリスチレンフォーム、ビーズ法ポリスチレンフォーム、硬質ウレタンフォーム、ポリエチレンフォーム、フェノールフォーム、ポリイソシアヌレートフォーム、真空断熱材、及びグラスウールボード等が用いられる。
10 基礎
12 基礎土間
13 立上り部
13a、22a 表面
14 開口
14a 隙間
15 土台
16 断熱ボード
17 床パネル
20 床支持ユニット
22 大引き部材
22b 裏面
23 束部材
23a 支柱
23b プレート
23c ベースプレート
24 第1断熱部材
24a 断熱体
24b シート体
24c 端部
24d 第1係合部
24e 溝部
24f 端面
25 第2断熱部材
26 断熱片
26a 凹部
26b 側面
27 第2係合部
27a 凸部
29 ビス
第1の方向
第2の方向

Claims (7)

  1. 床パネルを支持する大引き部材と、
    基礎土間又は地面と前記大引き部材との間に設けられ、前記大引き部材を支持する柱状の束部材とを有し、
    前記束部材は、前記大引き部材に接合される接合部材を有し、前記大引き部材の延出方向に沿って間隔を空けて複数配置されており、
    前記延出方向における前記束部材の間で前記大引き部材に固定される第1断熱部材と、
    前記延出方向において前記第1断熱部材と隣接する位置にて、前記束部材の前記接合部材を覆う第2断熱部材とを、さらに有し、
    前記第1断熱部材のうち、前記延出方向において前記第2断熱部材と対向する部分に設けられた第1係合部と、前記第2断熱部材のうち、前記延出方向において前記第1断熱部材と対向する部分に設けられた第2係合部とが係合する、床支持ユニット。
  2. 前記第2断熱部材は、複数の断熱片で構成されており、
    各断熱片が前記第2係合部を有し、各断熱片の前記第2係合部が前記第1断熱部材の前記第1係合部に係合する、請求項1に記載の床支持ユニット。
  3. 前記束部材は支柱を有し、複数の前記断熱片は、前記支柱を挟み込んだ状態で配置される、請求項2に記載の床支持ユニット。
  4. 前記第1断熱部材は、所定の長さの長辺を有する直方体形状の部材である、請求項1~3のいずれか1項に記載の床支持ユニット。
  5. 前記第1係合部と前記第2係合部とが係合した状態では、前記第1断熱部材の、前記第2断熱部材と対向する部分と、前記第2断熱部材の、前記第1断熱部材と対向する部分とが当接する、請求項1~3のいずれか1項に記載の床支持ユニット。
  6. 前記第1係合部は、凹部又は凸部を有し、前記第2係合部は、前記第1係合部の前記凹部と係合する凸部又は前記第1係合部の前記凸部と係合する凹部を有する、請求項1~3のいずれか1項に記載の床支持ユニット。
  7. 前記接合部材は、四角形のプレートで構成され、
    前記第2断熱部材は、前記プレートを覆う、請求項1~3のいずれか1項に記載の床支持ユニット。
JP2022121631A 2022-07-29 2022-07-29 床支持ユニット Pending JP2024018346A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022121631A JP2024018346A (ja) 2022-07-29 2022-07-29 床支持ユニット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022121631A JP2024018346A (ja) 2022-07-29 2022-07-29 床支持ユニット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2024018346A true JP2024018346A (ja) 2024-02-08

Family

ID=89807595

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022121631A Pending JP2024018346A (ja) 2022-07-29 2022-07-29 床支持ユニット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2024018346A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101161112B1 (ko) 패널조립구조체
US9909303B2 (en) Building exterior insulation structure
CA2814541A1 (en) Device and method for attachment of insulation
JP6386968B2 (ja) 建物の断熱構造
JP2024018346A (ja) 床支持ユニット
JP2007321532A (ja) 床断熱構造およびその施工方法
JPH10169016A (ja) 建物ユニットの連結構造
JP2011202396A (ja) 鉄骨併用鉄筋コンクリート壁式構造建築物の断熱構造
JP7284676B2 (ja) 床構造
JP5719187B2 (ja) 建物の床断熱構造
JPH10219925A (ja) 熱媒体配管用断熱パネル体
JP5757553B2 (ja) 床下断熱構造
JP2008231741A (ja) 断熱床構造
JP6491534B2 (ja) 建物の断熱構造
JP7116571B2 (ja) 壁パネル
JP7421399B2 (ja) 外壁構造
JP4135153B2 (ja) 鋼製大引き用断熱材および床下の断熱構造
JP2001115574A (ja) 断熱材の支持金具
JP7176677B2 (ja) 建物の床断熱構造及び床断熱構造建物の施工方法
JP7176857B2 (ja) 額縁の取付構造及び建物
JP7141840B2 (ja) 断熱構造、建物及び断熱材の設置方法
JPH11222968A (ja) 建築物
JP2010101052A (ja) 建物の壁構造
JP2602828Y2 (ja) 木造建築の通気防止構造
JP2012219519A (ja) 建築用パネルの接続構造