JP7176677B2 - 建物の床断熱構造及び床断熱構造建物の施工方法 - Google Patents
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以下、図1~図8を用いて、本発明に係る建物の床断熱構造及び床断熱構造建物の施工方法の第1実施形態について説明する。
図1には示されるように、本実施形態に係る建物の床断熱構造10を備えた建物12の建物基礎50への配置の一例が示されている。建物12は、建物基礎50上へ配置された複数の建物ユニット14A、14B、14C、14Dが互いに連結されたユニット式建物として構成されている。建物12の内部には、土間、インナガレージ等を形成するための内部空間16が形成されている。このため、内部空間16と平面視で重なる部分には、建物基礎50は形成されていない。また、建物ユニット14の躯体フレーム20の内部空間16と平面視で重なる部分は切断されている。
図3に示されるように、床大梁34の建物上方側の上フランジ46の上面には、上フランジ46に沿って床根太72が配置されている。床根太72の上面には床板74が配置されている。これにより、建物12の居室部内の床部70が形成されている。床板74は、例えば、合板又はパーティクルボード等により構成されており、図示しない締結具によって床大梁34及び床小梁38に締結されている。
独立基礎56の立上部56Bの側面を形成する立上側面部56B1の地盤G(図8参照)上の全面には、第1床断熱材84が立上側面部56B1に密着して配置されている。第1床断熱材84には、例えば、ウレタンフォームが用いられている。ウレタンフォームのような発泡プラスチック系断熱材は形状を安定させることができるため、第1床断熱材84により独立基礎56の立上部56Bの立上側面部56B1を安定して覆うことができる。なお、ここでは、第1床断熱材84は、ウレタンフォームが用いられているとして説明したが、これに限らず、フェノールフォーム、高発泡ポリエチレン、押出し発泡ポリスチレン、ビーズ法ポリスチレン等の発泡プラスチック系断熱材が用いられてもよい。
溝形鋼により構成された床大梁34の溝部には、溝部の内側となる上フランジ46及びウェブ45の第1床断熱材84側の面と溝部に溶接されたブラケット40の全面を覆うように第2床断熱材としての床大梁断熱材86が配置されている。床大梁断熱材86には、例えば、グラスウールが用いられている。グラスウールのような繊維系断熱材は容易に変形させることができるため、床大梁断熱材86を溝部とブラケット40に密着するように取り付けることができる。なお、ここでは、床大梁断熱材86には、グラスウールが用いられているとして説明したが、これに限らず、ロックウール、セルロースファイバ、インシュレーションボード等のグラスウール以外の繊維系断熱材が用いられてもよい。また、床大梁断熱材86には、繊維系断熱材に限らず、発泡プラスチック系断熱材が用いられてもよい。
独立基礎上梁部66の下フランジ42と天端部56Cとの間に形成された隙間空間部62には、第3床断熱材82が下フランジ42と天端部56Cとに密着して隙間空間部62を塞ぐように配置されている。天端部56Cの縁部56C1では、第3床断熱材82は、第1床断熱材84と床大梁断熱材86に上下に挟まれて配置されている。これにより、独立基礎上梁部66の下フランジ42と床下空間54とが遮断されている。第3床断熱材82には、例えば、グラスウールが用いられている。グラスウールのような繊維系断熱材は容易に変形させることができるため、下フランジ42と天端部56Cに密着させた状態で隙間空間部62に配置させることができる。なお、ここでは、第3床断熱材82には、グラスウールが用いられているとして説明したが、これに限らず、ロックウール、セルロースファイバ、インシュレーションボード等のグラスウール以外の繊維系断熱材が用いられてもよい。
次に、図6を用いて、本実施形態の第1変形例について説明する。なお、前述した本実施形態と同一構成部分については、同一番号を付してその説明を省略する。
次に、図7を用いて、本実施形態の第2変形例について説明する。なお、前述した本実施形態と同一構成部分については、同一番号を付してその説明を省略する。
次に、図8を用いて、本実施形態の第3変形例について説明する。なお、前述した本実施形態と同一構成部分については、同一番号を付してその説明を省略する。
次に、図9を用いて、第2実施形態について説明する。なお、前述した第1実施形態と同一構成部分については、同一番号を付してその説明を省略する。
次に、図10を用いて、第3実施形態について説明する。なお、前述した第1実施形態と同一構成部分については、同一番号を付してその説明を省略する。
次に、図11を用いて、本実施形態の第1変形例について説明する。なお、前述した本実施形態と同一構成部分については、同一番号を付してその説明を省略する。
12 建物
20 躯体フレーム
22 外柱
34 床大梁
36 床フレーム
38 床小梁
42 下フランジ
45 ウェブ
46 上フランジ
48 アンカーボルト
54 床下空間
56 独立基礎
56B 立上部
56B1 立上側面部
56C 天端部
56C1 縁部
58 ボルト挿通孔
62 隙間空間部
66 独立基礎上梁部
82 第3床断熱材
84 第1床断熱材
86 床大梁断熱材(第2床断熱材)
92 孔部(孔)
G 床下地盤(地盤)
Claims (4)
- 建物の躯体フレームを構成する外柱の下端部間に架設され、ウェブ、上フランジ及び下フランジを含んで構成された床大梁のうち独立基礎の立上部の天端部の建物上方側に前記天端部の両方の縁部よりも内側にオフセットして配置された独立基礎上梁部と、
前記独立基礎の前記立上部の地盤上の側面を形成する立上側面部に設けられ前記立上側面部の全面を密着して覆う第1床断熱材と、
前記独立基礎上梁部の前記ウェブ及び前記上フランジの前記第1床断熱材側の表面を覆う第2床断熱材と、
前記第1床断熱材と前記第2床断熱材に上下に挟まれるように設けられ、前記下フランジと床下空間とを遮断する第3床断熱材と、
前記第3床断熱材と接触した状態で前記独立基礎上梁部の前記ウェブにおける前記第2床断熱材と反対側の表面を覆う第4床断熱材と、
を含んで構成された建物の床断熱構造。 - 前記第1床断熱材は、発泡プラスチック系断熱材により構成された請求項1に記載の建物の床断熱構造。
- 前記第3床断熱材は、前記天端部を覆うように配置された繊維系断熱材を含んで構成された請求項1又は請求項2に記載の建物の床断熱構造。
- 前記独立基礎上梁部と前記独立基礎上梁部に対向する前記床大梁の間に架け渡された床小梁の表面に、繊維系断熱材又は発泡プラスチック系断熱材が配置された請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の建物の床断熱構造。
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JP2016216897A (ja) | 2015-05-14 | 2016-12-22 | トヨタホーム株式会社 | 建物の断熱構造 |
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