JP2024018231A - 船舶 - Google Patents

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亨尚 渡部
Michihisa Watanabe
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Abstract

【課題】デッドスペースを減少させることができる船舶を提供する。【解決手段】船舶は、船体と、船体上に載置されて、船体の船首尾方向に延びる円筒形状をなす円筒タンクと、船体上で円筒タンクを上方及び船体の船幅方向両側から覆うタンクカバーと、円筒タンクの頂部から突出するように設けられて、上面がタンクカバーの内面と間隔をあけて配置された浮き上がり防止部と、を備える。【選択図】図2

Description

本開示は、船舶に関する。
特許文献1には、液化ガス用のタンクを搭載した船舶が開示されている。この船舶では、タンクの船幅方向両側にブラケットが固定されている一方で、船体側にこのブラケットを下方から支持する支持台を設けている。さらに、特許文献1の船舶は、タンクの上下方向の動きを規制するべく、支持台上に、ブラケットを上方から抑えるアッパーストッパを備えている。
特開平9-133297号公報
特許文献1に記載されている船舶のように液化ガス用のタンクを搭載した船舶では、船級規則によってタンクの浮き上がりを防止する部材の設置が要求されている。しかしながら、特許文献1のようにタンク外にブラケットを設けて、ブラケットをアッパーストッパによって上方から抑えるような構造では、タンクとタンクカバー等の船体構造との間に大きなスペースが必要になり、大きなデッドスペースが生じてしまうという課題がある。
本開示は、上記課題を解決するためになされたものであって、デッドスペースを減少させることができる船舶を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本開示に係る船舶は、船体と、前記船体上に載置されて、前記船体の船首尾方向に延びる円筒形状をなす円筒タンクと、前記船体上で前記円筒タンクを上方及び前記船体の船幅方向両側から覆うタンクカバーと、前記円筒タンクの頂部から突出するように設けられて、上面が前記タンクカバーの内面と間隔をあけて配置された浮き上がり防止部と、を備える。
本開示の船舶によれば、デッドスペースを減少させることができる。
本開示の実施形態に係る船舶の全体構成を示す平面図である。 本開示の実施形態に係る円筒タンクを示す、船首尾方向に直交する上下方向の縦断面図である。 本開示の実施形態に係る円筒タンクの斜視図である。 本開示の実施形態に係る貨物搭載区画の内部を船幅方向から見た側面図である。 本開示の実施形態に係る第一吊り上げピースの斜視図である。 本開示の実施形態に係る取り付け枠及び浮き上がり防止部を示す斜視図である。 本開示の実施形態に係る第一サドル及び第一緩衝ブロックの船幅方向中央部を示す、船首尾方向に直交する上下方向の縦断面図である。 本開示の実施形態に係る第一サドルを示す、船幅方向に直交する上下方向の縦断面図である。 本開示の実施形態に係るガイドを船幅方向から見た側面図である。
(船舶)
以下、本開示の実施形態に係る船舶1について、図1から図9を参照して説明する。
図1、図2に示すように、船舶1は、液化天然ガス等の液化ガスを貯留・運搬する。船舶1は、船体2と、円筒タンク10と、サドル20と、ガイド30と、ジャッキ40と、断熱材50と、浮き上がり防止部60と、タンクカバー70と、を備える。
以下では、船舶1の船首尾方向Daを単に「船首尾方向Da」と称し、船舶1の船幅方向Dwを単に「船幅方向Dw」と称する。船首尾方向Da及び船幅方向Dwは、ともに上下方向と略垂直に交差している。船首尾方向Daと船幅方向Dwとは、互いに直交している。
(船体)
船体2は、一対の舷側3と、船底4と、上甲板5と、を有している。一対の舷側3と、船底4と、上甲板5とは、船体2の外殻をなしている。舷側3は、左右の舷側3をそれぞれ形成する一対の舷側外板を備える。船底4は、これら舷側3を接続する船底外板を備える。これら一対の舷側3及び船底4により、船体2の外殻は、船首尾方向Daに直交する断面において、U字状をなしている。上甲板5は、外部に露出する全通甲板である。船体2には、船尾2b側の上甲板5上に、居住区を有する上部構造6が形成されている。
船体2には、上部構造6よりも船首2a側に、貨物搭載区画7(ホールド)が複数形成されている。これら複数の貨物搭載区画7は、船首尾方向Daに並んで設けられている。貨物搭載区画7は、上甲板5に対して下方の船底4に向けて凹み、上方に開口している。複数の貨物搭載区画7には、それぞれ円筒タンク10が一つずつ収容されている。
(円筒タンク)
図2から図4に示すように、円筒タンク10は、いわゆる円筒形状のタンクであって、船首尾方向Daに延びるように配置されている。円筒タンク10は、タンク隔壁11と、リング12と、タンクリブ13と、取り付けフランジ14と、吊り上げピース15と、取り付け枠16と、を有する。
(タンク隔壁)
タンク隔壁11は、円筒部11aと、鏡板部11bと、を有する。円筒部11aは、船首尾方向Daに延びる円筒形状に形成されている。鏡板部11bは、円筒部11aの船首尾方向Da両側の開口を塞ぐように形成されている。鏡板部11bは、円筒部11aの船首尾方向Da両外側に張り出すドーム状に形成されている。
以下では、円筒部11aの周方向を単に「周方向」と称し、円筒部11aの径方向を単に「径方向」と称する。
(リング及びタンクリブ)
リング12及びタンクリブ13は、タンク隔壁11が受ける外力に対する強度を向上させる補強材として機能する。リング12及びタンクリブ13は、それぞれタンク隔壁11の内側に複数設けられている。これら複数のリング12及びタンクリブ13は、船首尾方向Daに間隔をあけて設けられている。
タンクリブ13は、円筒部11aの内周面から径方向内側に向かって延びている。タンクリブ13は、円筒部11aの径方向に延びる板状に形成されるとともに、円筒部11aの周方向全周にわたって連続する円環状をなしている。リング12は、タンクリブ13の内周縁から船首尾方向Daに延びる円筒形状をなしている。タンク隔壁11の中心線を含む断面視で、これらリング12及びタンクリブ13はT字状をなしている。
リング12及びタンクリブ13の船首尾方向Daの位置は、後述するサドル20の船首尾方向Daの位置と対応する位置とされている。ここで、サドル20と対応する位置とは、サドル20の反力に対して、リング12及びタンクリブ13を設けることでタンク隔壁11を補強可能な範囲を意味しており、例えば、船首尾方向Daにおけるリング12及びタンクリブ13の位置が、船首尾方向Daにおけるサドル20の位置と完全一致する場合に加えて、僅かにずれている場合も含まれる。
(取り付けフランジ)
図3に示すように、取り付けフランジ14は、船体2に対して船首尾方向Daに円筒タンク10を位置決めするための部材である。取り付けフランジ14は、船幅方向Dwに間隔をあけて配置された複数のサドル20のうち、一つのサドル20(後述する第一サドル20a)に対応する位置に設けられている。取り付けフランジ14は、タンク隔壁11の円筒部11aの外面から径方向外側に突出するとともに、タンクリブ13に沿って円筒部11aの周方向に延びる円弧状をなしている。
(吊り上げピース)
吊り上げピース15は、主に円筒タンク10を船体2へ搭載する際に、円筒タンク10をクレーン等により吊り上げるための部材である。本実施形態では、船首尾方向Daの同一位置で背合わせとなるように設けられた二つの吊り上げピース15の組を、船首尾方向Daに間隔をあけて二組設けている。図3から図5に示すように、吊り上げピース15は、本体プレート17と、リブ18と、を有する。
本体プレート17は、タンク隔壁11の円筒部11aから径方向外側に張り出している。本実施形態の本体プレート17は、円筒部11aの中心と上下方向で同一位置に設けられるとともに、円筒部11aの船幅方向Dwの両外側に設けられている。つまり、本体プレート17は、タンク隔壁11の船幅方向Dwの側部のうち上下方向中間部に設けられている。本体プレート17は、円筒部11aの周方向(言い換えれば、上下方向)及び径方向に延びる板状をなしている。本体プレート17は、船首尾方向Daで円筒部11aの補強された箇所、すなわち、船首尾方向Daでタンクリブ13の形成されている位置に設けられている。
図5に示すように、船首尾方向Daに間隔をあけて設けられた二組の吊り上げピース15のうち、一方の組の吊り上げピース15(以下、「第一吊り上げピース15a」と称する。)の本体プレート17の船首尾方向Daの位置は、円筒部11aの取り付けフランジ14の船首尾方向Daの位置と同一位置とされている。第一吊り上げピース15aの二つの本体プレート17は、取り付けフランジ14と一体に連続して形成されている。第一吊り上げピース15aの本体プレート17は、取り付けフランジ14よりも径方向外側に張り出す外周部を備えており、この外周部の下縁が船幅方向Dwに延びている。
また、本体プレート17の上部には、船首尾方向Daに貫通する挿通孔17aが形成されている。この挿通孔17aには、円筒タンク10を吊り上げるためのワイヤ等が挿通可能となっている。
リブ18は、本体プレート17の強度を向上させる補強材である。リブ18は、本体プレート17の船首尾方向Da両側又は片側に設けられている。このリブ18により本体プレート17の厚さ方向の強度が向上されている。リブ18は、船首尾方向Da及び船幅方向Dwに延在し、本体プレート17及び円筒部11aにそれぞれ固定されている。本実施形態のリブ18は、本体プレート17及び円筒部11aと略垂直に交差し、上下方向から見て三角形状をなしている。また、本実施形態のリブ18は、挿通孔17aよりも下方に位置している。
図4、図6に示すように、取り付け枠16は、浮き上がり防止部60を装着して位置決めするために設けられている。取り付け枠16は、円筒タンク10の頂部10aの外面に設けられ、上方から見て矩形枠状に形成されている。本実施形態では、船首尾方向Daに離間して二つの取り付け枠16が設けられている。これら二つの取り付け枠16は、船首尾方向Daで後述するサドル20と対応する位置に形成されている。つまり、これら二つの取り付け枠16は、船首尾方向Daで円筒タンク10の複数のタンクリブ13と対応する位置に形成されている。ここで、円筒タンク10の頂部10aとは、円筒タンク10の外面のうち最も上方に位置する部分であり、本実施形態では、円筒タンク10の上半部の中央の位置となる。
(サドル)
図2、図4に示すように、サドル20は、船体2の貨物搭載区画7内に配置され、円筒タンク10を下方から支持する。サドル20は、船首尾方向Daに間隔をあけて複数設けられている。本実施形態では、一つの円筒タンク10を、二つのサドル20によって支持している。以下では、一対のサドル20のうち船首尾方向Da一方側(例えば船首2a側)に位置するサドル20を「第一サドル20a」と称し、船首尾方向Da他方側(例えば船尾2b側)に位置するサドル20を「第二サドル20b」と称する。
第一サドル20a及び第二サドル20bは、それぞれ支持壁部21と、緩衝ブロック22と、位置決めフランジ23と、平行壁部24と、基部25と、を有する。
支持壁部21は、円筒タンク10の円筒部11aの下半部の外面に沿って周方向に延びている。つまり、支持壁部21は、船首尾方向Daから見て、下方に向かって凹む円弧状に形成されている。支持壁部21は、その径方向内側に円筒部11aの外面と向かい合うように形成された支持面26を有している。
緩衝ブロック22は、支持面26と、円筒部11aとの間に挟み込まれるように配置され、緩衝材として機能している。また、緩衝ブロック22は、断熱材の機能も有する。緩衝ブロック22は、支持壁部21と同様に、円筒タンク10のタンク隔壁11の外面に沿って周方向に延びる円弧状に形成されている。緩衝ブロック22は、円筒タンク10の下半部の外面に当接している。緩衝ブロック22は、例えば、木材等により形成することができる。以下では、第一サドル20aに設けられる緩衝ブロック22を「第一緩衝ブロック22a」と称し、第二サドル20bに設けられる緩衝ブロック22を「第二緩衝ブロック22b」と称する。
図7に示すように、緩衝ブロック22は、支持壁部21に対して周方向に位置決めするための位置決め凸部27を有している。位置決め凸部27は、例えば、緩衝ブロック22支持壁部21側を向く面から径方向外側に向かって突出している。これに対し、上述した支持壁部21には、位置決め凸部27を挿入可能な位置決め凹部28が形成されている。そして、緩衝ブロック22の位置決め凸部27が位置決め凹部28に挿入され、支持壁部21に対する緩衝ブロック22の周方向への変位が規制されている。
図8に示すように、緩衝ブロック22のうち第一緩衝ブロック22aには、円筒部11aに当接する面に、周方向に延びる溝22cが形成されている。この第一緩衝ブロック22aの溝22cには、上述した円筒タンク10の取り付けフランジ14が挿入されている。このように第一緩衝ブロック22aの溝22cに取り付けフランジ14が挿入されることによって、円筒部11aに対して第一緩衝ブロック22aの船首尾方向Daへの変位が規制される。なお、第二緩衝ブロック22bは、第一緩衝ブロック22aのような溝22cが形成されておらず、円筒部11aの外面に対して船首尾方向Daに摺動可能に当接している(図示略)。
位置決めフランジ23は、支持壁部21に対する緩衝ブロック22の船首尾方向Daへの変位を規制する。位置決めフランジ23は、支持壁部21の船首尾方向Da両側の二つの縁部に沿ってそれぞれ形成され、支持壁部21から径方向内側に延びている。本実施形態の位置決めフランジ23は、緩衝ブロック22を船首尾方向Daの両側面にそれぞれ当接している。なお、第一サドル20aの位置決めフランジ23について説明したが、第二サドル20bも同様に位置決めフランジ23を備えており、第二サドル20bの支持壁部21に対し第二緩衝ブロック22bの船首尾方向Daへの変位が規制されている(図示略)。なお、第二サドル20b側の位置決めフランジ23は、円筒タンク10側に設けられてもよい。この場合、位置決めフランジ23は円筒タンク10のタンク隔壁11の外面から下方に突出し、第二緩衝ブロック22bは支持面26に対して摺動可能となる。
図2に示すように、平行壁部24は、後述するガイド30及びジャッキ40が載置される場所であり、支持壁部21の船幅方向Dwの両端部(言い換えれば支持壁部21の上端部)から船幅方向Dwの外側に向かって延びている。つまり、平行壁部24は、船幅方向Dwに離間して一対設けられている。本実施形態の平行壁部24は、船首尾方向Da及び船幅方向Dwに延在する平面を有しており、船幅方向Dwの両外側で船体2に接続されている。
基部25は、上述した支持壁部21、平行壁部24と船体2とを接続している。より具体的には、基部25は、貨物搭載区画7を区画する船体2の壁面から延びて支持壁部21及び平行壁部24を支持している。なお、本実施形態では、基部25が、船首尾方向Daと垂直な方向に延びる平板状に形成されている場合を一例として示しているが、この形状に限られない。
(ガイド及びジャッキ)
図2、図9に示すように、ガイド30及びジャッキ40は、上述したサドル20の平行壁部24上に設置されている。ガイド30は、吊り上げピース15を下方から支持している。ジャッキ40は、ガイド30と平行壁部24との間に設けられて、ガイド30の上下方向位置を調整可能とされている。
ガイド30は、例えば、上下方向に延びるブロック状に形成されている。ガイド30は、その上面に形成された上方に向けて開口するスリット31を有している。スリット31は、ガイド30の上面に形成された開口から下方に延びている。このスリット31には、吊り上げピース15の本体プレート17が上方から挿入可能とされている。より具体的には、吊り上げピース15の本体プレート17のうち、円筒タンク10から遠い側である外周部がスリット31に挿入可能となっている。本体プレート17の外周部をスリット31へ挿入すると、本体プレート17の外周部の下縁がスリットの底部に突き当たり、本体プレート17がガイド30によって下方から支持される状態となる。また、スリット31は、吊り上げピース15の本体プレート17を船首尾方向Da両側から挟み込む。このようにガイド30に吊り上げピース15の本体プレート17を挿入することで、円筒タンク10の船首尾方向Daにおける設置位置が規定される。
(断熱材)
断熱材50は、外部から円筒タンク10への入熱を抑制する。断熱材50は、円筒タンク10のタンク隔壁11を外周側から覆っており、所定の厚さを有している。断熱材50としては、例えば、ウレタンフォーム等を用いることができる。
(浮き上がり防止部)
浮き上がり防止部60は、貨物搭載区画7が浸水した場合に、円筒タンク10の浮力により円筒タンク10が所定以上浮き上がることを防止する。
図2、図3、図6に示すように、浮き上がり防止部60は、円筒タンク10の頂部10aから上方に突出するように円筒タンク10に装着されている。浮き上がり防止部60は、船首尾方向Daに間隔をあけて複数(本実施形態では、2個)設けられている。これら複数の浮き上がり防止部60を上述した取り付け枠16にそれぞれ嵌め込むことで、浮き上がり防止部60が円筒タンク10の頂部10aに装着される。これにより、浮き上がり防止部60が円筒タンク10の頂部10aから突出するように設けられ、円筒タンク10に対する浮き上がり防止部60の周方向への変位、及び船首尾方向Daへの変位が規制される。
浮き上がり防止部60の上面63は、タンクカバー70の内面72と間隔をあけて配置されている。より詳細には、浮き上がり防止部60の上面63は、タンクカバー70と上下方向に僅かな隙間を空けて配置されている。本実施形態では、浮き上がり防止部60の上面63は、タンクカバー70の補強材である後述する骨70bの下面と僅かな隙間をあけて配置されている。
浮き上がり防止部60は、円筒タンク10の外側に設けられた断熱材50よりも外周側(言い換えれば、上方)に突出している。浮き上がり防止部60は、中実のブロックであり、例えばフェノール樹脂等の樹脂材料や、木材等により形成することができる。本実施形態では、浮き上がり防止部60の上下方向の寸法が、浮き上がり防止部60の船首尾方向Da及び船幅方向Dwの寸法よりも小さい場合を示しているが、浮き上がり防止部60の上面63の大きさや上下方向の寸法等は、上面63に作用する面圧や、浮き上がり防止部60を形成する材料の圧縮破壊強度等を考慮して決定される。
浮き上がり防止部60の上面63は、タンクカバー70の骨70bの下面に沿う形状に形成されている。本実施形態で例示する浮き上がり防止部60の上面63は、船首尾方向Da及び船幅方向Dwに延在する平面状に形成されている。本実施形態では、浮き上がり防止部60が直方体に形成されている場合を一例として示しているが、この形状に限られない。
(タンクカバー)
図2に示すように、タンクカバー70は、貨物搭載区画7の開口を上方から閉塞すると共に、上甲板5よりも上方に配置される円筒タンク10の上半部を覆うドーム状をなしている。つまり、タンクカバー70は、円筒タンク10を少なくとも上方及び船体2の船幅方向Dw両側から覆っている。本実施形態のタンクカバー70の船幅方向Dwの中央部(以下、カバー中央部71と称する。)は、船首尾方向Da及び船幅方向Dwに延在している。このカバー中央部71の下方に、上述した浮き上がり防止部60が配置されている。
タンクカバー70は、例えば金属材料等により形成することができる。本実施形態のタンクカバー70は、板状に形成されたカバー本体70aと、カバー本体70aを補強する骨70bとを備えている。骨70bは、船幅方向Dwに延びて、船幅方向Dwの一方側の上甲板5から船幅方向Dwの他方側の上甲板5に至るように形成されている。さらに、上記の船幅方向Dwに延びる骨70bは、船首尾方向Daに間隔をあけて複数設けられている。また、本実施形態の骨70bは、船首尾方向Daで少なくとも浮き上がり防止部60と同一位置に設けられている。言い換えれば、少なくとも浮き上がり防止部60の上方には骨70bが配置される。
(作用効果)
本実施形態の船舶1によれば、以下の作用効果が発揮される。
本実施形態では、船舶1は、円筒タンク10と、タンクカバー70と、浮き上がり防止部60と、を備える。円筒タンク10は、船体2上に載置されて、船体2の船首尾方向Daに延びる円筒形状をなしている。タンクカバー70は、船体2上で円筒タンク10を上方及び船体2の船幅方向Dw両側から覆っている。浮き上がり防止部60は、円筒タンク10の頂部10aから突出するように設けられて、上面63がタンクカバー70の内面72と間隔をあけて配置されている。
これにより、例えば船体2が浸水して円筒タンク10が浮上しようとしても、タンク隔壁11や断熱材50よりも先に浮き上がり防止部60がタンクカバー70に突き当たるため、それ以上の円筒タンク10の浮き上がりを防止できる。よって、円筒タンク10の頂部10aとタンクカバー70との間に浮き上がり防止部60を設置可能な程度のスペースを設けるだけでよいため、例えば、円筒タンク10の上半部の船幅方向Dw両側に浮き上がり防止するためのストッパを設ける場合と比較して、タンクカバー70と円筒タンク10との距離を小さくすることができる。したがって、円筒タンク10とタンクカバー70との間のデッドスペースを減少させることができる。
また、デッドスペースが減少する分、タンクカバー70を小型化すれば、船体2の重量を減少させることができ、船舶1の推進性能を向上させることができる。また、タンクカバー70を小型化することで、製造コストを削減するとともに、船舶1の小型化を図ることができる。
一方で、タンクカバー70を小型化しない場合には、デッドスペースが減少することで、より大型の円筒タンク10を積載することができる。したがって、船舶1を大型化せずに、より多くのガスを貯留したり、運搬したりすることができる。
本実施形態では、浮き上がり防止部60は、船首尾方向Daに間隔をあけて複数設けられている。
これにより、船舶1は、船首尾方向Daで偏りなく、円筒タンク10の浮上を防止することができる。言い換えれば、円筒タンク10の船首尾方向Da片側だけが浮上することを防止することができる。そのため、円筒タンク10の姿勢が不安定になることを抑制できる。
さらに、船舶1は、円筒タンク10が受けるタンクカバー70からの反力を複数の浮き上がり防止部60で分散させることができる。これにより、浮き上がり防止部60の1個あたりにかかるタンクカバー70からの反力を減少させることができる。よって、浮き上がり防止部60の信頼性を向上できる。
本実施形態では、船舶1は、船体2上に設けられ、円筒タンク10を下方から支持するサドル20を備える。浮き上がり防止部60は、船首尾方向Daでサドル20と対応する位置に設けられている。
円筒タンク10のうち船首尾方向Daでサドル20と対応する部分には、サドル20からの反力が直接伝達されることから、円筒タンク10の内側にリング12及びタンクリブ13が形成され、円筒タンク10の他の部分よりも補強されている。本実施形態では、この補強された部分に浮き上がり防止部60を設けることができる。そのため、船舶1は、サドル20用の補強と、浮き上がり防止部60用の補強とを共用することができる。したがって、円筒タンク10の構造が複雑化することを抑制しつつ、浮き上がり防止部60用の補強を行うことができる。
本実施形態では、船舶1は、船首尾方向Daにおける円筒タンク10の設置位置を規定するガイド30を備える。円筒タンク10は、タンク隔壁11と、タンク隔壁11の船幅方向Dwの側部のうち上下方向中間部に設けられ、円筒タンク10を吊り上げるための吊り上げピース15と、を有する。ガイド30は、上方に向けて開口するとともに吊り上げピース15を挿入可能なスリット31を有し、ガイド30に挿入された吊り上げピース15を船首尾方向Da両側から挟み込む。
円筒タンク10を船体2に設置する際、吊り上げピース15を用いて円筒タンク10を吊り上げ、貨物搭載区画7内に円筒タンク10を下す。この際、吊り上げピース15をガイド30のスリット31に挿入することで、船首尾方向Daにおける円筒タンク10の位置決めを行うことができる。これにより、円筒タンク10の船首尾方向Daにおける設置精度が向上される。
また、吊り上げピース15がタンク隔壁11の船幅方向Dwの側部のうち上下方向中間部に設けられているので、タンク隔壁11の上方に吊り上げピース15を設置する場合と比較して、タンクカバー70と円筒タンク10との間のデッドスペースを減少させることができる。
本実施形態では、ガイド30を下方から支持するとともに、ガイド30の上下方向位置を変更可能なジャッキ40を備える。
本実施形態によれば、ジャッキ40によってガイド30の上下方向位置を変更することで、円筒タンク10の上下方向の高さを調整することができる。したがって、円筒タンク10の上下方向における設置精度を向上させることができる。
本実施形態では、第一サドル20aの第一緩衝ブロック22a、第二サドル20bの第二緩衝ブロック22bは、位置決めフランジ23によって船首尾方向Da両側から挟み込まれている。そして、第一緩衝ブロック22aにだけ溝22cが形成され、この溝22cに円筒タンク10の取り付けフランジ14が挿入されている。
これにより、円筒タンク10が第一サドル20aに対して船首尾方向Daに移動することを抑制することができる。一方で、円筒タンク10は、第二サドル20bに対して船首尾方向Daに移動することが許容されているため、円筒タンク10が熱膨張収縮によって船首尾方向Daに変形したとしても、第二サドル20b側に円筒タンク10の熱変形を逃がすことができる。したがって、円筒タンク10にかかる熱応力の発生を抑制することができる。
本実施形態では、サドル20の支持面26には位置決め凹部28が設けられている。また、緩衝ブロック22には位置決め凸部27が設けられている。そして、位置決め凸部27がサドル20の位置決め凹部28に挿入されている。
これにより、緩衝ブロック22が円筒タンク10の周方向に変位することを抑制できる。したがって、船舶1は、緩衝ブロック22を介してサドル20により円筒タンク10を安定的に支持することができる。
本実施形態では、二つの第一吊り上げピース15aが取り付けフランジ14と連続するように一体に形成されている。
これにより、第一吊り上げピース15aにかかる船首尾方向Daの荷重に対する強度を向上させることができる。また、第一吊り上げピース15aを取り付けフランジ14と一体に形成できるため、第一吊り上げピース15aを容易に形成することができる。
本実施形態では、浮き上がり防止部60は、樹脂材料や木材により形成されている。
これにより、浮き上がり防止部60が金属材料で形成される場合と比較して、浮き上がり防止部60が軽量化される。したがって、船舶1全体として軽量化させることができる。さらに、浮き上がり防止部60とタンクカバー70とが接触した時に、火花等が発生することを抑制することができる。
(その他の実施形態)
以上、本開示の実施の形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施の形態に限られるものではなく、本開示の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
上記実施形態では円筒タンク10が液化天然ガスを貯留する場合について説明したが、これに限られるものではない。円筒タンク10が液化石油ガスや液化炭酸ガス等のその他の液化ガスを貯留してもよい。
上記実施形態では、複数の貨物搭載区画7には、それぞれ円筒タンク10が一つずつ収容されているとしたが、これに限られるものではない。各貨物搭載区画7には、複数の円筒タンク10が設けられてもよい。この場合例えば、円筒タンク10毎に、上述したサドル20と、ガイド30と、ジャッキ40と、断熱材50と、浮き上がり防止部60とが設けられる。
上記実施形態では、船舶1が、円筒タンク10の設置位置を規定するガイド30及びジャッキ40を備えるとしたが、これに限られるものではない。船舶1は、ガイド30及びジャッキ40を備えていなくてもよい。
上記実施形態では、断熱材50が円筒タンク10を外周側から覆っているとしたが、これに限られるものではない。断熱材50によって覆われていない円筒タンク10であってもよい。
上記実施形態では、第一サドル20aの船幅方向Dw中央部に位置決め凹部28が設けられ、第一緩衝ブロック22aの船幅方向Dw中央部に位置決め凸部27が設けられている場合について説明したが、これに限られるものではない。第一サドル20a及び第二サドル20bに位置決め凹部28がそれぞれ設けられ、第一緩衝ブロック22a及び第二緩衝ブロック22bの船幅方向Dw中央部に位置決め凸部27がそれぞれ設けられていてもよい。
上記実施形態では浮き上がり防止部60は、1つの円筒タンク10に船首尾方向Daに離間して2つ設けられているとしたが、これに限られるものではない。浮き上がり防止部60は、1つの円筒タンク10に船首尾方向Daに離間して3つ以上設けたり、1つだけ設けたりしてもよい。
上記実施形態では浮き上がり防止部60は、船首尾方向Daでサドル20と同一位置に設けられる場合について説明したが、これに限られるものではない。例えば、浮き上がり防止部60は、サドル20に対して船首尾方向Daにずれた位置に設けられていてもよい。
上記実施形態では浮き上がり防止部60は、直方体状に形成されているとしたが、これに限られるものではない。浮き上がり防止部60は、例えば、円板状等に形成されていてもよい。
上記実施形態では浮き上がり防止部60は、中実のブロックであるとしたが、これに限られるものではない。浮き上がり防止部60は、例えば、中空のブロックであってもよい。
上記実施形態では、浮き上がり防止部60の上下方向の寸法は、浮き上がり防止部60の船首尾方向Da及び船幅方向Dwの寸法よりも小さいとしたが、これに限られるものではない。浮き上がり防止部60の上下方向の寸法は、浮き上がり防止部60の船首尾方向Da及び船幅方向Dwの寸法よりも大きくてもよい。
上記実施形態では浮き上がり防止部60は、例えばフェノール樹脂等の樹脂材料や木材等により形成されているとしたが、これに限られるものではない。浮き上がり防止部60は、タンクカバー70と同じ材料により形成されてもよく、例えば銅等の金属材料により形成されていてもよい。
上記実施形態では、船舶1がガイド30及びジャッキ40を備える場合について説明したが、これに限られるものではない。船舶1はガイド30及びジャッキ40を備えていなくてもよい。
<付記>
各実施形態に記載の船舶1は、例えば以下のように把握される。
(1)第1の態様に係る船舶1は、船体2と、前記船体2上に載置されて、前記船体2の船首尾方向Daに延びる円筒形状をなす円筒タンク10と、前記船体2上で前記円筒タンク10を上方及び前記船体2の船幅方向Dw両側から覆うタンクカバー70と、前記円筒タンク10の頂部10aから突出するように設けられて、上面63が前記タンクカバー70の内面72と間隔をあけて配置された浮き上がり防止部60と、を備える。
これにより、例えば船体2が浸水して円筒タンク10が浮上しようとしても、円筒タンク10よりも先に浮き上がり防止部60がタンクカバー70に突き当たるため、それ以上の円筒タンク10の浮き上がりを防止できる。よって、円筒タンク10とタンクカバー70との間に浮き上がり防止部60を設置可能な程度のスペースを設けるだけでよいため、円筒タンク10とタンクカバー70との間のデッドスペースを減少させることができる。
(2)第2の態様の船舶1は、(1)の船舶1であって、前記浮き上がり防止部60は、前記船首尾方向Daに間隔をあけて複数設けられていてもよい。
これにより、船舶1は、船首尾方向Daで偏りなく、円筒タンク10の浮上を防止することができる。さらに、船舶1は、円筒タンク10が受けるタンクカバー70からの反力を複数の浮き上がり防止部60で分散させることができる。
(3)第3の態様の船舶1は、(1)又は(2)の船舶1であって、前記船体2上に設けられ、前記円筒タンク10を下方から支持するサドル20を備え、前記浮き上がり防止部60は、前記船首尾方向Daで前記サドル20と対応する位置に設けられていてもよい。
円筒タンク10のうち船首尾方向Daでサドル20と対応する位置は、円筒タンク10の他の部分(一般部)よりも補強されているため、この補強された部分に浮き上がり防止部60を設けることができる。したがって、船舶1は、サドル20用の補強と、浮き上がり防止部60用の補強とを共用することができる。
(4)第4の態様の船舶1は、(1)から(3)のいずれかの船舶1であって、前記円筒タンク10の設置位置を規定するガイド30を備え、前記円筒タンク10は、タンク隔壁11と、前記タンク隔壁11の前記船幅方向Dwの側部のうち上下方向中間部に設けられ、前記円筒タンク10を吊り上げるための吊り上げピース15と、を有し、ガイド30は、上方に向けて開口するとともに吊り上げピース15を挿入可能なスリット31を有し、ガイド30に挿入された吊り上げピース15を船首尾方向Da両側から挟み込むようにしてもよい。
円筒タンク10を船体2に設置する際、吊り上げピース15を用いて円筒タンク10を吊り上げ、船体2上に円筒タンク10を下すことができる。また、本態様によれば、吊り上げピース15をスリット31に挿入することで、円筒タンク10の船首尾方向Daにおける設置精度を向上させることができる。
(5)第5の態様の船舶1は、(4)の船舶1であって、前記ガイド30を下方から支持するとともに、前記ガイドの上下方向位置を変更可能なジャッキ40を備えてもよい。
本態様によれば、ジャッキ40によってガイド30の上下方向位置を変更することで、円筒タンク10の上下方向の高さを調整することができる。したがって、円筒タンク10の上下方向における設置精度を向上させることができる。
1…船舶 2…船体 2a…船首 2b…船尾 3… 舷側 4…船底 5…上甲板 6…上部構造 7…貨物搭載区画 10…円筒タンク 10a…頂部 11…タンク隔壁 11a…円筒部 11b…鏡板部 12…リング 13…タンクリブ 14…取り付けフランジ 15…吊り上げピース 15a…第一吊り上げピース 16…取り付け枠 17…本体プレート 17a…挿通孔 18…リブ 20…サドル 20a…第一サドル 20b…第二サドル 21…支持壁部 22…緩衝ブロック 22a…第一緩衝ブロック 22b…第二緩衝ブロック 22c…溝 23…位置決めフランジ 24…平行壁部 25…基部 26…支持面 27…位置決め凸部 28…位置決め凹部 30…ガイド 31…スリット 40…ジャッキ 50…断熱材 60…浮き上がり防止部 63…上面 70…タンクカバー 70a…カバー本体 70b…骨 71…カバー中央部 72…内面 Da…船首尾方向 Dw…船幅方向

Claims (5)

  1. 船体と、
    前記船体上に載置されて、前記船体の船首尾方向に延びる円筒形状をなす円筒タンクと、
    前記船体上で前記円筒タンクを上方及び前記船体の船幅方向両側から覆うタンクカバーと、
    前記円筒タンクの頂部から突出するように設けられて、上面が前記タンクカバーの内面と間隔をあけて配置された浮き上がり防止部と、
    を備える船舶。
  2. 前記浮き上がり防止部は、前記船首尾方向に間隔をあけて複数設けられている、請求項1に記載の船舶。
  3. 前記船体上に設けられ、前記円筒タンクを下方から支持するサドルを備え、
    前記浮き上がり防止部は、前記船首尾方向で前記サドルと対応する位置に設けられている、請求項1又は2に記載の船舶。
  4. 前記船首尾方向における前記円筒タンクの設置位置を規定するガイドを備え、
    前記円筒タンクは、
    タンク隔壁と、
    前記タンク隔壁の前記船幅方向の側部のうち上下方向中間部に設けられ、前記円筒タンクを吊り上げるための吊り上げピースと、
    を有し、
    前記ガイドは、上方に向けて開口するとともに前記吊り上げピースを挿入可能なスリットを有し、前記ガイドに挿入された前記吊り上げピースを前記船首尾方向両側から挟み込む、請求項1又は2に記載の船舶。
  5. 前記ガイドを下方から支持するとともに、前記ガイドの上下方向位置を変更可能なジャッキを備える、請求項4に記載の船舶。
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