JP2024018066A - 内燃機関の冷却システム - Google Patents

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Toru Sawada
翔太 國井
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Abstract

【課題】内燃機関を自動停止しても冷却水と潤滑油の温度差を小さくできる内燃機関の冷却システムを提供する。【解決手段】内燃機関の冷却システムは、自動停止及び自動再始動が可能な内燃機関と、前記内燃機関の駆動中に駆動し前記内燃機関に冷却水を循環させるとともに、前記内燃機関の自動停止に応じ駆動を停止する電動ポンプと、前記冷却水の温度を取得する水温取得手段と、前記内燃機関に循環する潤滑油の温度を取得する油温取得手段と、前記電動ポンプの運転を制御する制御装置とを備え、前記制御装置は、前記内燃機関の自動停止中に、前記冷却水と前記潤滑油の温度差が予め定められた第1温度以上となった場合に、前記電動ポンプの運転を開始する。【選択図】 図3

Description

本開示は、内燃機関の冷却システムに関する。
特許文献1には、内燃機関の過給機を冷却する冷却水の循環経路に介装され、冷却水を圧送する電動ポンプと、アイドリングストップによる内燃機関停止状態とアイドリングストップによらない内燃機関停止状態とを検出する検出部と、検出部の検出結果に応じて内燃機関停止状態における電動ポンプの仕事量を制御する制御部と、を備えた内燃機関の冷却システムが開示されている。かかる内燃機関の冷却システムは、アイドリングステップによる内燃機関停止状態での仕事量をアイドリングストップによらない内燃機関停止状態での仕事量よりも小さくする。
特開2017-31871号公報
ところで、内燃機関を停止すると、潤滑油の温度は冷却水の温度に比べ緩慢に低下する。そのため、内燃機関を停止すると、冷却水と潤滑油の温度差が大きくなる。この冷却水と潤滑油との温度差は、様々な制御に影響を及ぼす。例えば、冷却水の温度に基づいて内燃機関のフリクショントルクを算出する際、内燃機関を再始動する際に冷却水の温度に基づいて内燃機関のフリクショントルクを算出しても実際のフリクショントルクと大きなズレがある。
上述の事情に鑑みて、本発明の少なくとも一実施形態は、内燃機関を自動停止しても冷却水と潤滑油の温度差を小さくできる内燃機関の冷却システムを提供することを目的とする。
(1)本発明の少なくとも一実施形態に係る内燃機関の冷却システムは、自動停止及び自動再始動が可能な内燃機関と、前記内燃機関の駆動中に駆動し前記内燃機関に冷却水を循環させるとともに、前記内燃機関の自動停止に応じ駆動を停止する電動ポンプと、前記冷却水の温度を取得する水温取得手段と、前記内燃機関に循環する潤滑油の温度を取得する油温取得手段と、前記電動ポンプの運転を制御する制御装置とを備え、前記制御装置は、前記内燃機関の自動停止中に、前記冷却水と前記潤滑油の温度差が予め定められた第1温度以上となった場合に、前記電動ポンプの運転を開始する。
上記(1)の構成によれば、内燃機関の自動停止中に、冷却水と潤滑油の温度差が予め定められた第1温度以上となった場合に、電動ポンプの運転を開始するので、冷却水と潤滑油との間で熱交換が行われ、冷却水と潤滑油の温度差を第1温度未満とすることができる。これにより、内燃機関を自動停止しても冷却水と潤滑油の温度差を小さくできる。
(2)幾つかの実施形態では、上記(1)の構成において、前記制御装置は、前記内燃機関の自動停止中に、前記冷却水と前記潤滑油の温度差が前記第1温度以上、かつ前記冷却水の温度が予め定められた第2温度未満となった場合に、前記電動ポンプの運転を開始する。
上記(2)の構成によれば、内燃機関の自動停止中に、冷却水と潤滑油の温度差が第1温度以上、かつ冷却水の温度が予め定められた第2温度未満となった場合に、電動ポンプの運転を開始するので、冷却水と潤滑油との間の熱交換が促進され、冷却水の温度を第2温度以上に維持できる。
(3)幾つかの実施形態では、上記(1)又は(2)の構成において、前記内燃機関の再始動を予測する予測部を有し、前記制御装置は、前記冷却水と前記潤滑油の温度差が前記第1温度以上、かつ前記内燃機関の再始動が予測された場合に、前記電動ポンプの運転を開始する。
上記(3)の構成によれば、冷却水と潤滑油の温度差が第1温度以上、かつ内燃機関の再始動が予測された場合に、電動ポンプの運転を開始するので、内燃機関の再始動前に冷却水と潤滑油との間で熱交換を行い、冷却水と潤滑油の温度差を小さくすることができる。
(4)幾つかの実施形態では、上記(1)又は(2)の構成において、前記制御装置は、前記電動ポンプの運転を開始した後に、前記冷却水と前記潤滑油の温度差が小さくならない場合に、前記電動ポンプの出力を大きくする。
上記(4)の構成によれば、電動ポンプの運転を開始した後に、冷却水と潤滑油の温度差が小さくならない場合に、電動ポンプの出力を大きくするので、冷却水と潤滑油との間の熱交換が促進され、冷却水と潤滑油の温度差を小さくできる。
(5)幾つかの実施形態では、上記(1)又は(2)の構成において、前記冷却水の循環経路に介装されたラジエータと、前記ラジエータによる前記冷却水の放熱を抑制する放熱抑制手段と、を有し、前記制御装置は、前記内燃機関の自動停止中に、前記ラジエータによる前記冷却水の放熱を抑制するように前記放熱抑制手段を制御する。
上記(5)の構成によれば、内燃機関の自動停止中に、ラジエータによる放熱を放熱抑制手段が抑制するので、冷却水が冷えにくくなり、冷却水と潤滑油の温度差を小さくできる。
本発明の少なくとも一実施形態によれば、内燃機関を自動停止しても冷却水と潤滑油の温度差を小さくできる。
実施形態1に係る内燃機関が搭載された車両を示す模式図である。 図1に示した内燃機関を冷却するための冷却システムの機械構成を示すブロック図である。 図2に示した冷却システムの制御構成を示すブロック図である。 図3に示した制御装置の制御内容を示すタイムチャートである。 実施形態2に係る内燃機関の冷却システムの制御構成を示すブロック図である。 図5に示した制御装置の制御内容を示すタイムチャートである。 実施形態3に係る内燃機関の冷却システムの機械構成を示すブロック図である。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態について説明する。ただし、実施形態として記載されている又は図面に示されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は、本発明の範囲をこれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
[実施形態1]
図1は、実施形態1に係る内燃機関が搭載された車両を示す模式図である。図2は、図1に示した内燃機関を冷却するための冷却システムの機械構成を示すブロック図であり、図3は、図2に示した冷却システムの制御構成を示すブロック図である。図4は、図3に示した制御装置の制御内容を示すタイムチャートである。
図1に示すように、実施形態に係る内燃機関10が搭載される車両1は、内燃機関10及び走行用モータ12,14を動力源とするハイブリッド車両(HV)であるが、これに限定されるものではなく、信号待ち等で一時停車した場合に内燃機関が自動停止となるアイドリングストップ機能を搭載したエンジン車両であってもよい。車両1は、内燃機関10によって駆動される発電機16と、発電機16で発電された電気を充電する走行用バッテリ18とを備えている。かかる車両1は、走行用バッテリ18から供給された電気によって走行用モータ12,14が駆動輪20,22を駆動するEV走行モード、発電機16から供給された電気によって走行用モータ12,14が駆動輪20,22を駆動するシリーズ走行モード、又は内燃機関10が駆動輪20を駆動するとともに走行用モータ12、14により駆動輪20,22の駆動をアシスト可能なパラレル走行モードのいずれかから一つの選択が可能である。図1に示す車両1は、四輪駆動のハイブリッド車両であるが、これに限定されるものではなく、二輪駆動のハイブリッド車両であってもよい。
図2に示すように、実施形態に係る内燃機関10は、内燃機関10を冷却するための冷却システム24を備えている。冷却システム24は、内燃機関10を冷却するための冷却回路26と、冷却回路26に冷却水を循環させるための電動ポンプ(EWP)28と、電動ポンプ28の出力を制御する制御装置(HVECU)30と、を備えている。
冷却回路26には、少なくとも、内燃機関10を構成するシリンダブロック32及びシリンダヘッド34に設けられたウォータジャケット(流路)36、及びラジエータ38が配置されるが、更に、オイルクーラ40及びEGRクーラ42が配置されてもよい。ラジエータ38と対向する位置にはラジエータファン44が配置され、ラジエータファン44の出力は制御装置30によって制御される。電動ポンプ28は、補機バッテリ(図示せず)から供給される電気によって駆動されるポンプであって、内燃機関10の駆動と別個独立して運転可能である。電動ポンプ28は、通常は内燃機関10が駆動しているときに駆動され、内燃機関10が停止すると停止するように制御される。
制御装置30は、演算装置、命令や情報を格納するレジスタ、及び周辺回路等から構成されるプロセッサ(図示せず)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等のメモリ(図示せず)、及び入力インタフェース(図示せず)によって構成される。
図3に示すように、制御装置30には、内燃機関10の駆動中又は自動停止を判断するための駆動停止判断手段48、冷却水の温度を取得するための水温取得手段50、及び内燃機関10に循環する潤滑油の温度を取得するための油温取得手段52が設けられている。駆動停止判断手段48は、例えば、制御装置30に接続されたエンジン制御装置(エンジンECU)56によって構成され、例えば、内燃機関10の回転数、エンジン制御装置56からの内燃機関10のインジェクタへの燃料噴射指令や点火プラグへの点火指令によって判断される。水温取得手段50及び油温取得手段52は、例えば、制御装置30にそれぞれ接続された温度センサ58,60によって構成される。
図4に示すように、実施形態1に係る内燃機関10の冷却システム24Aでは、制御装置30Aは、内燃機関10の自動停止中に、冷却水と潤滑油の温度差Tが予め定められた第1温度T1以上となった場合に、電動ポンプ28の運転を開始するように構成されている。
車両1において、内燃機関10が自動停止となるのは、シリーズ走行モード又はパラレル走行モード(以下「エンジン走行モード」という)からEV走行モードに切り替わった時や、エンジン走行モード中にコーストストップやアイドルストップが作動したときである。内燃機関10が自動停止すると、電動ポンプ28の運転が停止する。内燃機関10が停止すると、冷却水の温度が低下し、冷却水と潤滑油の温度差Tが徐々に大きくなる。そして、第1温度T1以上となった場合に、電動ポンプ28の運転を開始する。
上記内燃機関10の冷却システム24Aによれば、内燃機関10の自動停止中に、冷却水と潤滑油の温度差Tが予め定められた第1温度T1以上となった場合に、電動ポンプ28の運転を開始するので、冷却水と潤滑油との間で熱交換が行われる。これにより、内燃機関10の自動停止を終了(駆動を再開)するときの冷却水と潤滑油の温度差Tを小さくすることができる。
また、図4に示すように、内燃機関10の自動停止中に、冷却水と潤滑油の温度差Tが予め定められた第1温度T1以上、かつ冷却水の温度WTが予め定められた第2温度T2未満となった場合に、電動ポンプ28の運転を開始するようにしてもよい。
第2温度T2は、例えば、内燃機関10のフリクショントルクの算出が必要となる温度であり、例えば、内燃機関10の暖機運転が必要となる温度である。
図4を基に、エンジン走行モードからEV走行モードに切り替わった際の内燃機関10の冷却システム24Aについて説明する。エンジン走行モード中(時刻t0以前)は電動ポンプ28は駆動されており、時刻t0でEV走行モードに切り替わり、内燃機関10が自動停止することで電動ポンプ28も停止する。内燃機関10が停止すると冷却水及び潤滑油の温度が低下するが、潤滑油の温度は冷却水の温度に比べ緩慢に低下するため、冷却水と潤滑油の温度差Tが徐々に大きくなる。時刻t1で冷却水と潤滑油の温度差Tが第1温度T1以上となるが、冷却水の温度WTが第2温度T2以上であるため、電動ポンプ28は停止したままである。そして、時刻t2で冷却水の温度WTが第2温度T2未満に低下すると、電動ポンプ28の運転を開始する。電動ポンプ28の運転を開始した後、時刻t3で内燃機関10が再始動するが、この時には冷却水と潤滑油との熱交換により時刻t2に比べ冷却水と潤滑油の温度差Tが小さくなる。なお、時刻t2からt3までの間の電動ポンプ28の出力は、冷却水と潤滑油との熱交換できるものであれば良く、内燃機関10の冷却を目的とする時刻t3以降よりも小さくてもよい。
上記内燃機関10の冷却システム24Aによれば、内燃機関10が自動停止し電動ポンプ28の運転が停止することで、冷却水と潤滑油の温度差Tが第1温度T1以上となっても、冷却水の温度WTが第2温度T2以上の場合は電動ポンプ28の運転を開始しない。これにより、冷却水と潤滑油の温度差Tが大きくても、冷却水の温度WTが大きい場合は電動ポンプ28の運転を開始しないので、電動ポンプ28により消費される電力を低減することができる。一方、冷却水と潤滑油の温度差Tが大きく冷却水の温度WTが小さい場合は電動ポンプ28の運転を開始するので、冷却水と潤滑油の温度差Tを小さくすることができ、冷却水の温度に基づいて内燃機関10のフリクショントルクを算出する際に、精度よくフリクショントルクの算出を行うことができる。
なお、上記実施形態においては内燃機関10の自動停止中に、冷却水と潤滑油の温度差Tが第1温度T1以上、かつ冷却水の温度WTが予め定められた第2温度T2未満となった場合に、電動ポンプ28の運転を開始するものとしたが、冷却水の温度WTが大きいほど第1温度T1が大きくなるように設定し、内燃機関10の自動停止中に、冷却水と潤滑油の温度差Tが第1温度T1以上となった場合に、電動ポンプ28の運転を開始するものとしてもよい。このようにすることで、冷却水の温度WTが小さい場合は電動ポンプ28の運転が開始され難く、冷却水の温度WTが大きい場合は電動ポンプ28の運転が開始され易くすることができ、上記実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、制御装置30Aは、電動ポンプ28の運転を開始した後に冷却水と潤滑油の温度差が小さくならない場合は、電動ポンプ28の出力が大きくなるように構成されている。
「電動ポンプ28の出力」は、例えば、電動ポンプ28の回転数であり、電動ポンプ28の回転数が増えると電動ポンプの出力が大きくなる。電動ポンプ28は、例えば、パルス幅変調(PWM(Pulse Width Modulation)制御によって制御されるが、これに限定されるものではない。
すなわち、電動ポンプ28の運転を開始した後に、冷却水と潤滑油の温度差Tが小さくならない場合は、電動ポンプ28の出力を大きくすることで、冷却水と潤滑油との間の熱交換が促進され冷却水と潤滑油の温度差Tを小さくできる。
[実施形態2]
図5は、実施形態2に係る内燃機関の冷却システムの制御構成を示すブロック図である。図6は、図5に示した制御装置の制御内容を示すタイムチャートである。
図5に示すように、実施形態2に係る内燃機関10の冷却システム24Bでは、制御装置30Bは、内燃機関10の再始動を予測する予測部62を有し、図6に示すように、冷却水と潤滑油の温度差Tが第1温度T1以上、かつ内燃機関10の再始動が予測された場合に、電動ポンプ28の運転を開始するように構成されている。この点を除いて、実施形態1に係る内燃機関10の冷却システム24Aと同じである。
予測部62は、例えば、車両1において、走行用バッテリ18の充電率(SOC(State Of Charge))が予め定められたSOC以下であるか否かを判断し、EV走行中に走行用バッテリ18のSOCが予め定められたSOC以下になると、内燃機関10を再始動する。また、予測部62は、例えば、コーストストップやアイドリングストップの機能が搭載された車両において、ブレーキ油圧が予め定められた油圧以下であるか否かを判断し、コーストストップ又はアイドリングストップ中にブレーキ油圧が予め定められた油圧以下になると、内燃機関10を再始動する。
図6を基に、エンジン走行モードからEV走行モードに切り替わった際の内燃機関10の冷却システム24Bについて説明する。本実施形態においては、時刻t1までは既に説明した図4と同様のため、説明を省略する。また、本実施形態においては、冷却水の温度WTが予め定められた第2温度T2未満とならなくとも電動ポンプ28を駆動するものとする。時刻t1で冷却水と潤滑油の温度差Tが第1温度T1以上となるが、予測部62により内燃機関10の再始動が予測されていないため、電動ポンプ28は停止したままである。そして、時刻t4で内燃機関10の再始動が予測されると、電動ポンプ28の運転を開始する。すなわち、冷却水と潤滑油の温度差Tが第1温度T1以上の場合は、時刻t3で内燃機関10が再始動される前に電動ポンプ28の運転を開始する。
実施形態2に係る内燃機関10の冷却システム24Bによれば、冷却水と潤滑油の温度差Tが第1温度T1以上、かつ内燃機関10の再始動が予測された場合に、電動ポンプ28の運転を開始するので、冷却水と潤滑油の温度差Tが大きくなっても内燃機関10の再始動が予測されない場合は電動ポンプ28の運転を開始しないので、電動ポンプ28により消費される電力を低減することができる。一方、冷却水と潤滑油の温度差Tが大きく内燃機関10の再始動が予測される場合は、電動ポンプ28の運転を開始するので、内燃機関10が再始動する前に冷却水と潤滑油の温度差Tを小さくすることができる。
[実施形態3]
図7は、実施形態3に係る内燃機関の冷却システムの機械構成を示すブロック図である。
実施形態3に係る内燃機関10の冷却システム24Cは、ラジエータ38による冷却水の放熱を抑制する放熱抑制手段64を有する。制御装置30Cは、内燃機関10の自動停止中に、放熱抑制手段64を制御することで、ラジエータ38による冷却水の放熱を抑制するように構成されている。この点を除いて、実施形態1に係る内燃機関10の冷却システム24A、実施形態2に係る内燃機関10の冷却システム24B、のいずれか一つと同じである。放熱抑制手段64は、例えば、ラジエータ38の車両前方に設けられたシャッタ66により構成される。シャッタ66を閉鎖するとラジエータ38による冷却水の放熱が抑制され、シャッタ66を開放するとラジエータ38による冷却水の放熱が促進される。
また、放熱抑制手段64は、例えば、ラジエータ38をバイパスするバイパス経路68と、ラジエータ38に流れる冷却水の流量とバイパス経路68に流れる冷却水の流量を制御する制御弁72とにより構成される。制御弁72を閉鎖する、若しくは制御弁72の開度を小さくすることでラジエータ38による冷却水の放熱が抑制され、制御弁72を開く、若しくは制御弁72の開度を大きくすることでラジエータ38による冷却水の放熱が促進される。
実施形態3に係る内燃機関10の冷却システム24Cでは、制御装置30Cは、内燃機関10の運転停止中に、冷却水がラジエータ38とオイルクーラ40をバイパスするように、制御弁72,74を制御するように構成されている。
例えば、制御装置30Cは、内燃機関10の自動停止中であって、電動ポンプ28の運転中に冷却水がラジエータ38とオイルクーラ40をバイパスするように、制御弁72、74を制御する。
実施形態3に係る内燃機関10の冷却システム24Cによれば、内燃機関10の自動停止中に放熱抑制手段64を制御することで、ラジエータ38による冷却水の放熱を抑制するので、冷却水が冷えにくくなり、冷却水と潤滑油の温度差Tが大きくなることを抑制できる。
1 車両
10 内燃機関
12,14 走行用モータ
16 発電機
18 走行用バッテリ
20,22 駆動輪
24,24A,24B,24C 冷却システム(内燃機関の冷却システム)
26 冷却回路
28 電動ポンプ(EWP)
30,30A,30B,30C 制御装置(HVECU)
32 シリンダブロック
34 シリンダヘッド
36 ウォータジャケット
38 ラジエータ
40 オイルクーラ
42 EGRクーラ
44 ラジエータファン
46 走行停車判断手段
48 自動停止判断手段
50 水温取得手段
52 油温取得手段
54 車輪速センサ
56 エンジン制御装置(エンジンECU)
58,60 温度センサ
62 予測部
64 放熱抑制手段
66 シャッタ
68,70 バイパス経路
72,74 制御弁


Claims (5)

  1. 自動停止及び自動再始動が可能な内燃機関と、
    前記内燃機関の駆動中に駆動し前記内燃機関に冷却水を循環させるとともに、前記内燃機関の自動停止に応じ駆動を停止する電動ポンプと、
    前記冷却水の温度を取得する水温取得手段と、
    前記内燃機関に循環する潤滑油の温度を取得する油温取得手段と、
    前記電動ポンプの運転を制御する制御装置と
    を備え、
    前記制御装置は、前記内燃機関の自動停止中に、前記冷却水と前記潤滑油の温度差が予め定められた第1温度以上となった場合に、前記電動ポンプの運転を開始する、
    内燃機関の冷却システム。
  2. 前記制御装置は、前記内燃機関の自動停止中に、前記冷却水と前記潤滑油の温度差が前記第1温度以上、かつ前記冷却水の温度が予め定められた第2温度未満となった場合に、前記電動ポンプの運転を開始する、
    請求項1に記載の内燃機関の冷却システム。
  3. 前記内燃機関の再始動を予測する予測部を有し、
    前記制御装置は、前記冷却水と前記潤滑油の温度差が前記第1温度以上、かつ前記内燃機関の再始動が予測された場合に、前記電動ポンプの運転を開始する、
    請求項1又は2に記載の内燃機関の冷却システム。
  4. 前記制御装置は、前記電動ポンプの運転を開始した後に、前記冷却水と前記潤滑油の温度差が小さくならない場合に、前記電動ポンプの出力を大きくする、
    請求項1又は2に記載の内燃機関の冷却システム。
  5. 前記冷却水の循環経路に介装されたラジエータと、
    前記ラジエータによる前記冷却水の放熱を抑制する放熱抑制手段と、を有し、
    前記制御装置は、前記内燃機関の自動停止中に、前記ラジエータによる前記冷却水の放熱を抑制するように前記放熱抑制手段を制御する、
    請求項1又は2に記載の内燃機関の冷却システム。

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