JP2024014503A - 計量装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】複数の風袋を使用している場合であっても、容易に風袋重量を設定すること。
【解決手段】一実施形態に係る計量装置1は、計量部11と、風袋キーが操作された場合に風袋重量を記憶する記憶部14と、計量部11の計量値から、記憶部14に記憶されている風袋重量を減算する演算部15とを備える。風袋重量は、数字キーを用いて入力された第1風袋重量、登録マスタから取得された第2風袋重量及び計量部11に載荷された風袋の重量である第3風袋重量を含む。新たな第1風袋重量が入力された後又は新たな第2風袋重量が取得された後に、風袋キーが操作されると、演算部15は、記憶部14に記憶されている風袋重量に新たな第1風袋重量又は新たな第2風袋重量を加算して得られた結果値を、記憶部14に記憶させる。
【選択図】図1
【解決手段】一実施形態に係る計量装置1は、計量部11と、風袋キーが操作された場合に風袋重量を記憶する記憶部14と、計量部11の計量値から、記憶部14に記憶されている風袋重量を減算する演算部15とを備える。風袋重量は、数字キーを用いて入力された第1風袋重量、登録マスタから取得された第2風袋重量及び計量部11に載荷された風袋の重量である第3風袋重量を含む。新たな第1風袋重量が入力された後又は新たな第2風袋重量が取得された後に、風袋キーが操作されると、演算部15は、記憶部14に記憶されている風袋重量に新たな第1風袋重量又は新たな第2風袋重量を加算して得られた結果値を、記憶部14に記憶させる。
【選択図】図1
Description
本発明は、計量装置に関する。
従来、大量に持ち込まれる郵便物の総個数を計数するために、計数(カウンティング)仕様の計量装置が使用されている。
ここで、計数対象の郵便物は、段ボール、手提げかご、かご車、パレット等の様々な入れ物(風袋)に入っており、計量装置は、計数を行う際に、秤に載荷されている全ての風袋の重量を風袋重量として設定する必要がある。
しかしながら、従来の計量装置では、実量風袋引き、置数風袋引き及びマスタ風袋引きのいずれか1種類しか使用できず、複数の風袋を組み合わせて計数する場合は、事前に電卓等で計算を行ってから風袋重量を入力したり、計量後に風袋重量を減算したりする等の手間が発生してしまうという問題点があった。
そこで、本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、複数の風袋を使用している場合であっても、容易に風袋重量を設定することができる計量装置を提供することを目的とする。
一実施形態に係る計量装置は、計量部と、風袋キーが操作された場合に風袋重量を記憶する記憶部と、前記計量部の計量値から、前記記憶部に記憶されている前記風袋重量を減算する演算部と、を備え、前記風袋重量は、数字キーを用いて入力された第1風袋重量、登録マスタから取得された第2風袋重量及び前記計量部に載荷された風袋の重量である第3風袋重量を含み、新たな前記第1風袋重量が入力された後又は新たな前記第2風袋重量が取得された後に、前記風袋キーが操作されると、前記演算部は、前記記憶部に記憶されている前記風袋重量に前記新たな第1風袋重量又は前記新たな第2風袋重量を加算して得られた結果を、前記記憶部に記憶させることを要旨とする。
本発明によれば、複数の風袋を使用している場合であっても、容易に風袋重量を設定することができる計量装置を提供できる。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には、同一又は類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、各寸法の比率等は現実のものとは異なることに留意すべきである。したがって、具体的な寸法等は、以下の説明を参酌して判断すべきである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれ得る。本明細書及び図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
(第1実施形態)
以下、図1~図5を参照して、本発明の第1実施形態に係る計量装置1について説明する。
以下、図1~図5を参照して、本発明の第1実施形態に係る計量装置1について説明する。
本実施形態に係る計量装置1は、複数の物品の重量を計量するように構成されている。
本実施形態では、計量装置1が、かかる物品として、台車や容器や袋等の風袋に入れられた状態で大量に持ち込まれる郵便物の重量を計量するケースを例に挙げて説明するが、本発明は、かかるケースに限定されず、計量装置1が、他の物品の重量を計量するケースにも適用可能である。
なお、本実施形態において、かかる郵便物の各々の重量がほぼ同じであることを想定している。かかる郵便物としては、例えば、クレジットカードの請求書やダイレクトメール等が想定されている。
図1に示すように、本実施形態に係る計量装置1は、計量部11と、表示部12と、入力部13と、記憶部14と、演算部15と、を備えている。
計量部11は、複数の郵便物(物品)の重量を計量するように構成されている。ここで、複数の郵便物が、風袋に入れられた状態で持ち込まれた場合、計量部11は、そのままの状態で計量を開始し、風袋に入れられた状態の複数の郵便物の重量(以下、郵便物の重量+風袋の重量)を計量するように構成されている。
表示部12は、かかる計量装置1における各種操作を行うための画面(例えば、後述する図2に示す画面等)を表示するように構成されている。
入力部13は、後述する風袋重量の入力等の各種情報の入力を行うように構成されている。
例えば、図1に示すように、入力部13は、0~9までの数値を入力するテンキー(数字キー)、小数点を入力する小数点キー(図1において「.」と記載されているキー)、及び、テンキーによって入力された数値を消去する消去キー(図1において「消」と記載されているキー)によって構成されている。
また、例えば、計量装置1は、図1に示すように、ファンクションキーF1~F4と、現在の計量状態をゼロ点(0g)として設定するゼロ点キー(図1において「ゼロ」と記載されているキー)や、風袋の重量を設定する際に使用される風袋キー(図1において「風袋」と記載されているキー)や、登録されている商品を呼び出す呼出キー(図1において「呼出」と記載されているキー)や、小計キー等を備えていてもよい。
ここで、小計キーは、計数部11によって計数された郵便物の総個数を出力させるキーである。例えば、小計キーは、上述のファンクションキーF1~F4のいずれかであってもよい。
記憶部14は、上述の風袋の重量等の各種情報を記憶するように構成されている。具体的には、記憶部14は、後述する実量風袋引き、置数風袋引き及びマスタ風袋引きを行うために、上述の風袋キー(及び、テンキー)が操作された場合に、風袋の重量を記憶するように構成されている。
演算部15は、計量部11の計量値(郵便物の重量+風袋の重量)から、記憶部14に記憶されている風袋の重量を減算することによって、郵便物の重量を算出するように構成されている。
本実施形態において、演算部15によって計量部11の計量値から風袋の重量を減算することを「風袋引き」と呼ぶものとする。かかる風袋引きとしては、置数風袋引き、マスタ風袋引き及び実量風袋引きの3種類が想定される。
置数風袋引きは、テンキー及び風袋キーを用いて入力された風袋の重量(第1風袋重量)を、計量部11の計量値から減算する風袋引きである。
マスタ風袋引きは、登録マスタから取得した風袋の重量(第2風袋重量)を、計量部11の計量値から減算する風袋引きである。ここで、登録マスタには様々な種類の風袋の重量が登録されている。
実量風袋引きは、実際に空の風袋を計量部11に載せて、計量部11によって計量された風袋の重量(第3風袋重量)を、計量部11の計量値から減算する風袋引きである。
なお、計量装置1が、計数(カウンティング)仕様の計量装置である場合、演算部15は、算出した郵便物の重量を郵便物の単体重量で除算して郵便物の総個数を計数するように構成されている。
ここで、計量部11の計量値から複数の風袋の重量を減算する場合、演算部15は、1番目の風袋の重量について記憶部14に記憶させた後、2番目以降の風袋の重量について順番に記憶部14に加算して記憶させていくように構成されている。
すなわち、新たな第1風袋重量が入力された後又は新たな第2風袋重量が取得された後に、風袋キーが操作されると、演算部15は、記憶部14に記憶されている風袋重量に、かかる新たな第1風袋重量又は新たな第2風袋重量を加算して得られた結果を、記憶部14に記憶させるように構成されている。
また、計量装置1は、上述の第1風袋重量又は第2風袋重量に、テンキーで入力された数字を掛け算させる掛け算キーを備えていてもよい。例えば、かかる掛け算キーは、図2に示す画面内の「×」によって構成されていてもよい。
ここで、演算部15は、上述の掛け算キーを用いた掛け算によって得られた結果を、記憶部14に記憶させるように構成されていてもよい。
かかる構成によれば、計量部11の計量値に同じ重量の風袋が複数含まれている場合に、同じ風袋の重量の入力操作を複数繰り返すことなく、容易に置数風袋引き及びマスタ風袋引きを実現することができる。
また、テンキーによる新たな第1風袋重量の入力の後に風袋キーを押下する操作を繰り返すことにより、演算部15は、記憶部14に記憶されている風袋重量に、テンキーで順次入力された新たな第1風袋重量を累積加算して得られた結果を、記憶部14に記憶させるように構成されていてもよい。
かかる構成によれば、計量部11の計量値に同じ重量の風袋が複数含まれている場合に、テンキーで順次入力された新たな第1風袋重量を計量部11の計量値から減算することで、容易に置数風袋引きを実現することができる。
以下、図2~図5を参照して、本実施形態に係る計量装置1の動作の一例について説明する。
第1に、図2及び図3を参照して、本実施形態に係る計量装置1において置数風袋引きを実施する際の動作の一例について説明する。
図3に示すように、作業者が、ステップS101において、入力部13のテンキーを用いて、第1風袋重量Aを入力し、ステップS102において、入力部13の風袋キーを操作(押下)すると、ステップS103において、演算部15は、入力された第1風袋重量Aを記憶部14に記憶させる。
その後、作業者が、ステップS104において、入力部13のテンキーを用いて、新たな第1風袋重量Bを入力し、ステップS105において、入力部13の風袋キーを操作(押下)すると、ステップS106において、演算部15は、記憶部14に記憶されている第1風袋重量Aに第1風袋重量Bを加算して得られた結果である加算値(A+B)を、記憶部14に記憶させる。
ここで、ステップS104において、作業者は、上述の第1風袋重量Bを入力する代わりに、登録マスタから第2風袋重量B’を取得してもよい。かかる場合、ステップS106において、演算部15は、記憶部14に記憶されている第1風袋重量Aに第2風袋重量B’を加算して得られた結果である加算値(A+B’)を、記憶部14に記憶させる。
また、ステップS101又はステップS104において、作業者が、例えば、テンキーを用いて「5」と入力し、図2に示す画面内の「×」をタッチし、テンキーを用いて「3」と入力すると、上述の第1風袋重量A又はBは、15kgとなる。
ステップS107において、作業者は、持ち込まれた郵便物を風袋に入れられた状態で計数部11の上に載せる。ここで、計数部11は、上述のように、風袋の重量及び郵便物の重量を含む総重量を計量する。
ステップS108において、演算部15は、ステップS107における計数部11の計量値から、上述の加算値(A+B)を減算することで、郵便物の重量を取得する。
なお、3個以上の風袋が用いられている場合には、ステップS104~ステップS106の動作を繰り返す。
第2に、図2及び図4を参照して、本実施形態に係る計量装置1においてマスタ風袋引きを実施する際の動作の一例について説明する。
図4に示すように、作業者が、ステップS201において、入力部13のテンキーを用いて登録マスタに登録されている所望の風袋コードを入力し、図2に示す画面内の「風袋呼出」をタッチすることで、登録マスタから第2風袋重量Cを取得し、ステップS202において、入力部13の風袋キーを操作(押下)すると、ステップS203において、演算部15は、取得された第2風袋重量Cを記憶部14に記憶させる。
その後、作業者が、ステップS204において、入力部13のテンキーを用いて登録マスタに登録されている所望の風袋コードを入力し、図2に示す画面内の「風袋呼出」をタッチすることで、登録マスタから第2風袋重量Dを取得し、ステップS205において、入力部13の風袋キーを操作(押下)すると、ステップS206において、演算部15は、記憶部14に記憶されている第2風袋重量Cに第2風袋重量Dを加算して得られた結果である加算値(C+D)を、記憶部14に記憶させる。
ここで、ステップS204において、作業者は、上述の第2風袋重量Dを取得する代わりに、テンキーを用いて第1風袋重量D’を入力してもよい。かかる場合、ステップS206において、演算部15は、記憶部14に記憶されている第2風袋重量Cに第1風袋重量D’を加算して得られた結果である加算値(C+D’)を、記憶部14に記憶させる。
また、ステップS201又はステップS204において、作業者が、例えば、登録マスタから第2風袋重量(5kg)を取得し、図2に示す画面内の「×」をタッチし、テンキーを用いて「3」と入力すると、上述の第2風袋重量C又はDは、15kgとなる。
ステップS207において、作業者は、持ち込まれた郵便物を風袋に入れられた状態で計数部11の上に載せる。ここで、計数部11は、上述のように、風袋の重量及び郵便物の重量を含む総重量を計量する。
ステップS208において、演算部15は、ステップS207における計数部11の計量値から、上述の加算値(C+D)を減算することで、郵便物の重量を取得する。
なお、3個以上の風袋が用いられている場合には、ステップS204~ステップS206の動作を繰り返す。
第3に、図2及び図5を参照して、本実施形態に係る計量装置1において実量風袋引きを実施する際の動作の一例について説明する。
図5に示すように、作業者が、ステップS301において、空の風袋を計量部11に載せ、ステップS302において、入力部13の風袋キーを操作(押下)すると、ステップS303において、演算部15は、計量部11によって計量された第3風袋重量Eを記憶部14に記憶させる。
ここで、複数の風袋が用いられている場合には、作業者は、ステップS301において、全ての風袋を計量部11に載せる。
ステップS304において、作業者は、持ち込まれた郵便物を風袋に入れられた状態で計数部11の上に載せる。ここで、計数部11は、上述のように、風袋の重量及び郵便物の重量を含む総重量を計量する。
ステップS305において、演算部15は、ステップS304における計数部11の計量値から、上述の第3風袋重量Eを減算することで、郵便物の重量を取得する。
本実施形態によれば、かご車やパレットや段ボールや手提げかご等の複数の風袋が使用されている状態であっても、それぞれの重量を順に風袋重量として入力することで、全体の風袋重量が正しく設定でき、一度の計量操作で正しく計量を行うことができる。
上述の実施形態を用いて本発明について詳細に説明したが、当業者にとっては、本発明が本明細書中に説明した実施形態に限定されるものではないということは明らかである。本発明は、特許請求の範囲の記載により定まる本発明の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。したがって、本明細書の記載は、例示説明を目的とするものであり、本発明に対して何ら制限的な意味を有するものではない。
1…計量装置
11…計量部
12…表示部
13…入力部
14…記憶部
15…演算部
11…計量部
12…表示部
13…入力部
14…記憶部
15…演算部
Claims (3)
- 計量部と、
風袋キーが操作された場合に風袋重量を記憶する記憶部と、
前記計量部の計量値から、前記記憶部に記憶されている前記風袋重量を減算する演算部と、を備え、
前記風袋重量は、数字キーを用いて入力された第1風袋重量、登録マスタから取得された第2風袋重量及び前記計量部に載荷された風袋の重量である第3風袋重量を含み、
新たな前記第1風袋重量が入力された後又は新たな前記第2風袋重量が取得された後に、前記風袋キーが操作されると、前記演算部は、前記記憶部に記憶されている前記風袋重量に前記新たな第1風袋重量又は前記新たな第2風袋重量を加算して得られた結果を、前記記憶部に記憶させる、計量装置。 - 前記第1風袋重量又は前記第2風袋重量に、前記数字キーで入力された数字を掛け算させる掛け算キーを備え、
前記演算部は、前記掛け算によって得られた結果を、前記記憶部に記憶させる、請求項1に記載の計量装置。 - 前記数字キーによる新たな前記第1風袋重量の入力の後に前記風袋キーを押下する操作を繰り返すことにより、前記演算部は、前記記憶部に記憶されている前記風袋重量に、前記数字キーで順次入力された新たな第1風袋重量を累積加算して得られた結果を、前記記憶部に記憶させる、請求項1又は2に記載の計量装置。
Priority Applications (1)
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JP2022117380A JP2024014503A (ja) | 2022-07-22 | 2022-07-22 | 計量装置 |
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2022
- 2022-07-22 JP JP2022117380A patent/JP2024014503A/ja active Pending
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