JP2024013249A - 剥離補助テープおよび基板製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】多様な部品供給テープに正確に貼付することができる剥離補助テープおよび基板製造方法を提供する。【解決手段】剥離補助テープ40は、部品Dを収容する収容部13cを有するベーステープ13aと、収容部13cを覆うカバーテープ13bを有する部品供給テープ13に貼付される。剥離補助テープ40は、カバーテープ13bに貼り付く粘着部40aと、粘着部40aがカバーテープ13bに貼り付いた状態で部品供給テープの先端13eよりも先行する非粘着部40bと、粘着部40aと非粘着部40bを識別可能なマーク(境界40c)を有する。【選択図】図5

Description

本発明は、部品実装装置に部品を供給する部品供給テープのカバーテープの剥離を補助する剥離補助テープおよび基板製造方法に関する。
部品実装装置に部品を供給する部品供給装置として、部品を収容部に収容する部品供給テープをピッチ送りすることにより、部品取出し位置に部品を位置させるテープフィーダが多用されている(例えば、特許文献1)。特許文献1には、部品供給テープに貼付されて収容部を覆うカバーテープを剥離して、収容部の部品を露呈させるテープ剥離機構を部品取出し位置の上流に備えるテープフィーダが開示されている。また、特許文献1には、カバーテープに貼付することでテープ剥離機構によるカバーテープの剥離を補助する剥離補助テープが開示されている。この剥離補助テープは、部品供給テープの先端から所定の長さだけ剥離補助テープの先端部がはみ出すようにカバーテープの上面に粘着剤で貼付される。そしてテープ剥離機構は、剥離補助テープの先端部を捕捉して部品供給テープからカバーテープを剥離させる。
国際公開第2018/235897号
ところで、特許文献1を含む従来技術では、カバーテープに剥離補助テープを貼付することでカバーテープの剥離が容易に実現できるものの、幅が狭い部品供給テープのカバーテープに正確に剥離補助テープを貼付することは難しく、また、粘着剤がカバーテープからはみ出すとテープ剥離機構に不具合が発生するおそれがあるなどの問題点があった。そのため、多様な部品供給テープに剥離補助テープを正確に貼付するためには更なる改善の余地があった。
そこで本発明は、多様な部品供給テープに正確に貼付することができる剥離補助テープおよび基板製造方法を提供することを目的とする。
本発明の剥離補助テープは、部品を収容する収容部を有するベーステープと、前記ベーステープに貼付されると共に前記収容部を覆うカバーテープを有する部品供給テープに貼付される剥離補助テープであって、前記カバーテープに貼り付く粘着部と、前記粘着部が前記カバーテープに貼り付いた状態で、前記部品供給テープの先端よりも先行する非粘着部と、前記粘着部と前記非粘着部を識別可能なマークを有する。
本発明の基板製造方法は、部品を収容する収容部を有するベーステープと、前記ベーステープに貼付されると共に前記収容部を覆うカバーテープを有する部品供給テープを用いて部品供給装置から部品実装装置に前記部品を供給して基板に実装する基板製造方法であって、前記カバーテープに貼り付く粘着部と、非粘着部と、前記粘着部と前記非粘着部を識別可能なマークを有する剥離補助テープを、前記マークに基づいて前記非粘着部が部品供給テープの先端よりも先行するように前記部品供給テープの前記カバーテープに貼付し、前記剥離補助テープが貼付された前記部品供給テープを前記剥離補助テープ側から前記部品供給装置に供給し、前記部品供給装置は、前記剥離補助テープが貼付された前記部品供給テープから前記剥離補助テープを捕捉して前記カバーテープを剥離して前記部品実装装置へ前記部品を供給し、供給された前記部品を前記部品実装装置が前記基板に実装する。
本発明によれば、多様な部品供給テープに正確に貼付することができる。
本発明の一実施の形態の部品実装装置の構成を示す説明図 本発明の一実施の形態の部品供給装置の要部の構成を示す説明図 本発明の一実施の形態の部品供給装置のテープ剥離部の要部の構成を示す拡大図 (a)(b)本発明の一実施の形態の部品供給装置の動作説明図 本発明の一実施の形態の剥離補助テープが貼付された部品供給テープの(a)平面図(b)側面断面図 (a)(b)(c)本発明の一実施の形態の剥離補助テープを部品供給テープに貼付する工程説明図 (a)本発明の一実施の形態の剥離補助テープ連続体の構成を示す説明図(b)本発明の一実施の形態の剥離補助テープ連続体から切り出された剥離補助テープの平面図(c)本発明の一実施の形態の剥離補助テープ連続体から切り出された剥離補助テープの側面図 (a)(b)(c)本発明の一実施の形態の剥離補助テープ連続体の他の実施例の構成を示す説明図 本発明の一実施の形態の基板製造方法のフロー図
以下に図面を用いて、本発明の一実施の形態を詳細に説明する。以下で述べる構成、形状等は説明のための例示であって、部品実装装置、部品供給装置、部品供給テープ、剥離補助テープの仕様に応じ、適宜変更が可能である。以下では、全ての図面において対応する要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。図1、及び後述する一部では、水平面内で互いに直交する2軸として、基板搬送方向のX軸(図1における紙面垂直方向)、基板搬送方向に直交するY軸(図1における左右方向)が示される。また、図1、及び後述する一部では、水平面と直交するZ軸(図1における上下方向)が示される。
まず図1を参照して、部品実装装置1の構成を説明する。部品実装装置1は、部品供給装置20から供給された部品を基板4に搭載して実装基板を製造する機能を有する。基台2の中央には、基板搬送部3がX軸に沿って配置されている。基板搬送部3は、上流から搬送された基板4を、実装作業位置に搬入して位置決めして保持する。また、基板搬送部3は、部品実装作業が完了した基板4を下流に搬出する。
基板搬送部3の側方(Y軸の前方向)には、部品供給部5が配置されている。部品供給部5には、フィーダベース10とリール保持部11を備える台車12が装着される。フィーダベース10の上部には、複数の部品供給装置20がX軸に沿って配置される。リール保持部11には、部品を収容する収容部を有する部品供給テープ13を巻回して収納する複数のリール14がX軸に沿って載置される。部品供給装置20は、リール14から引き出された部品供給テープ13を内部で搬送し、部品供給テープ13に格納された部品を作業ヘッド6によって吸着される部品取出位置Pに供給する。
図1において、基台2の上方には、下部に部品を吸着する吸着ノズル7を有する作業ヘッド6が配置されている。作業ヘッド6は、部品実装装置1が備える制御部8によって制御されるヘッド移動機構(図示省略)によって、X軸方向およびY軸方向に移動する。作業ヘッド6は、吸着ノズル7をZ軸方向に昇降移動させる機能を有している。作業ヘッド6は、部品供給装置20が部品取出位置Pに供給する部品を吸着ノズル7で吸着して取出し、基板搬送部3の実装作業位置に保持されている基板4に実装する。基板搬送部3、ヘッド移動機構、作業ヘッド6の動作は、部品実装装置1が備える制御部8によって制御される。
部品実装装置1の前方で作業者が作業する位置には、作業者が操作するタッチパネル9が設置されている。タッチパネル9は、その表示部に各種情報を表示し、また表示部に表示される操作ボタンなどを使って作業者がデータ入力や部品実装装置1の操作を行う操作・入力部である。
図1において、部品供給装置20は、後述する部品供給装置20の各部を制御する部品供給制御部21を備えている。部品供給部5に装着された台車12に配置された部品供給装置20の部品供給制御部21、タッチパネル9は、部品実装装置1の制御部8と有線または無線により接続されており、各種情報や指令の送受信を相互に行う。部品供給装置20の上面には、部品供給制御部21に接続された操作パネル22が配置されている。操作パネル22には、操作スイッチやランプなどが配置されており、操作スイッチにより作業者からの指令を受け付け、ランプにより作業者に対して各種の情報を報知する。
次に、図2、図3を参照して、部品供給装置20(テープフィーダ)の構成を説明する。部品供給装置20は基板4に部品を実装する部品実装装置1に装着して用いられ、部品実装装置1の作業ヘッド6による部品取出位置Pに部品供給テープ13に収容された部品を供給する機能を有する。
図2において、本体部20aは部品供給装置20の外形を形成するフレーム部である。本体部20aの内部には、テープ搬送方向の上流に開口したテープ投入口23aから下流に開口したテープ排出口23cまで連通し、部品供給テープ13を搬送するためのテープ搬送路23が形成されている。部品供給テープ13は、部品Dを収容する凹部である収容部13cが設けられたベーステープ13aの上面を、カバーテープ13bによって封止した構成となっている(図5(a)参照)。なお、収容部13cは、エンボス部やポケットと呼称される場合もある。
テープ搬送路23の中間部は、斜め上方向に設けられた傾斜部23bとなっている。テープ搬送路23における下流には、本体部20aの上面に位置して部品取出位置Pが設けられている。部品取出位置Pの周囲において、テープ搬送路23はカバー部材27によって上方を覆われており、テープ搬送路23に沿って搬送される部品供給テープ13はカバー部材27によって上面側をガイドされる。
図2において、テープ搬送路23において部品取出位置Pの下方には、第1のスプロケット24Aおよび第1の駆動機構25Aより成る第1のテープ搬送手段26Aが配置されている。テープ搬送路23においてテープ投入口23aの下流の近傍には、第2のスプロケット24Bおよび第2の駆動機構25Bより成る第2のテープ搬送手段26Bが配置されている。第1のスプロケット24A、第2のスプロケット24Bは、ベーステープ13aに形成された送り孔13d(図5(a)参照)に係合する送りピンを外周に備えている。
図2において、第1の駆動機構25A、第2の駆動機構25Bは駆動源であるモータを備え、モータの回転をギヤなどの駆動伝達機構を介して第1のスプロケット24A、第2のスプロケット24Bに伝達する機能を有している。部品供給制御部21によって第1の駆動機構25A、第2の駆動機構25Bを制御することにより、第1のテープ搬送手段26A、第2のテープ搬送手段26Bは、部品供給テープ13をテープ搬送路23に沿って搬送する。
このテープ搬送において、第2のテープ搬送手段26Bはテープ投入口23aから挿入された部品供給テープ13をテープ搬送路23に沿って下流に送る機能を有している。第1のテープ搬送手段26Aは、上流から送られた部品供給テープ13のベーステープ13aに第1のスプロケット24Aを係合させることにより、ベーステープ13aの下面側に設けられた収容部13cを部品取出位置Pに送る機能を有している。
図2において、テープ搬送路23において、部品取出位置Pの上流の斜め下方には、1対のテープ送りローラ28a、28bより成る引き込み部28および引き込み部28を駆動するローラ駆動機構29が配置されている。ローラ駆動機構29は駆動源であるモータを備え、モータの回転をギヤなどの駆動伝達機構を介してテープ送りローラ28a、28bに伝達する機能を有している。
部品供給制御部21によってローラ駆動機構29を制御することにより、引き込み部28は部品供給テープ13のベーステープ13aから剥離されたカバーテープ13bをテープ送りローラ28a、28bの間に挟んで引き込む(図4(a))。引き込まれたカバーテープ13bは、部品供給テープ13から離れるテープ送り方向に送られて、本体部20a内に設けられたカバーテープ回収部31内に収容される(図4(b))。すなわち引き込み部28およびローラ駆動機構29は、部品供給テープ13から剥離されたカバーテープ13bを部品供給テープ13から離れるテープ送り方向に送るカバーテープ剥離機構30を構成する。
図2において、テープ搬送路23の傾斜部23bにおいて、引き込み部28が配置されたテープ送り位置の上流には、テープ検出部32が配置されている。テープ検出部32は透過検出型の光学センサであり、テープ搬送路23に沿って搬送された部品供給テープ13(または、剥離補助テープ)の先端部を検出する。なお、部品供給テープ13(または、剥離補助テープ)が透明な場合は、部品供給テープ13の先端部と機械的に接触可能なドグを設け、部品供給テープ13がドグと接触した際に起こるドグの変移を光学センサで検出することにより、部品供給テープ13(または、剥離補助テープ)の先端部を検出することが可能である。
図3において、部品供給装置20は、テープ搬送路23の傾斜部23bの下方の引き込み部28に対向する位置に、引き込み部28に向けてエアを噴射するエアノズル33を備えている。エアノズル33は、部品供給テープ13の先端よりも先行する後述する剥離補助テープ40の非粘着部40b(図5も参照)を引き込み部28に捕捉させるためにエアを噴射する。エアノズル33は、エア回路34を介してソレノイドバルブ35に接続されている。ソレノイドバルブ35には、エア供給部36からエア回路34を介してエアが供給される。エアノズル33は、非粘着部40bを引き込み部28へ導くアシスト手段として動作する。
部品供給制御部21によって、ソレノイドバルブ35を制御することにより、エア供給部36から供給されるエアを引き込み部28へ向けて任意のタイミングで噴射することができる。本実施の形態では、テープ検出部32の検出結果に基づいて、部品供給制御部21がエアノズル33からエアを噴射するタイミングを制御する。
図3において、引き込み部28が部品供給テープ13の先端にある非粘着部40bを捕捉可能なタイミングで、エアノズル33がエアを非粘着部40bの先端に吹き当てる。これにより、非粘着部40bが引き込み部28に導かれ、一対のテープ送りローラ28a、28bによって捕捉され易くなる。一対のテープ送りローラ28a、28bは、捕捉した非粘着部40bを挟んで巻き上げる。このように、エアノズル33からエアを噴出させることにより、カバーテープ剥離機構30がベーステープ13aからカバーテープ13bをより確実に剥離することができるようになる。
次に、図5を参照して、剥離補助テープ40が貼付された部品供給テープ13について説明する。図5(b)は、図5(a)に示すA-A断面である。部品供給テープ13は、部品Dを収容する収容部13cを有するベーステープ13aと、ベーステープ13aに貼付されると共に収容部13cを覆うカバーテープ13bを有する。ベーステープ13aには、第1のスプロケット24A、第2のスプロケット24Bの送りピンに係合する送り孔13dが形成されている。
部品供給テープ13に貼付される剥離補助テープ40は、PET等の樹脂材料によって形成されている。剥離補助テープ40は、エアノズル33から噴射されるエアによって引き込み部28に導かれ、一対のテープ送りローラ28a、28bによって捕捉され、カバーテープ回収部31に収容されるのに適する弾性力(適度なコシ)を備えている。剥離補助テープ40は矩形に加工されており、剥離補助テープの幅Wはカバーテープの幅と同じか、やや狭い。
図5において、剥離補助テープ40は、カバーテープ13bに貼り付く粘着部40aと、粘着部40aがカバーテープ13bに貼り付いた状態で部品供給テープの先端13eよりも先行する非粘着部40bに区分されている。粘着部40aの裏面には、予め接着剤41が配置(塗布等)されており、粘着部40aは接着剤41によりカバーテープ13bの表面に貼り付く。粘着部40aと接着剤41は半透明である。これにより、剥離補助テープ40を部品供給テープ13に貼り付ける際に、カバーテープ13bの位置を容易に認識することができる。
また、粘着部40aおよび非粘着部40bのいずれか一方には色が付されている。これにより、粘着部40aと非粘着部40bの間には、色によって認識可能な境界40cが形成される。この例では、粘着部40aが有色の半透明で、非粘着部40bが無色の半透明である。粘着部40aと非粘着部40bの色を異ならせて境界40cを形成することで、剥離補助テープ40を部品供給テープ13に貼り付ける際に、部品供給テープの先端13eと粘着部40aと非粘着部40bの位置を、境界40cによって容易に認識することができる。
図5において、部品供給テープ13の搬送方向に沿った非粘着部の長さLbは、後述するカバーテープ13bの剥離動作において非粘着部40bがテープ送りローラ28a、28bに捕捉されるのに適する長さに設定される。また、部品供給テープ13の搬送方向に沿った粘着部の長さLaは、カバーテープ13bの剥離動作において加わる力により、粘着部40aがカバーテープ13bから剥離しない粘着力が得られる長さに設定される。この例では、粘着部の長さLaを非粘着部の長さLbよりも大きく設定することで、適切にカバーテープ13bの剥離動作が行われる。
次に、図6を参照して、剥離補助テープ40を部品供給テープ13に貼付する方法について説明する。図6(a)において、剥離補助テープ40は、予め幅Wに加工され、接着剤41の表面に剥離紙42が貼り付いた状態で供給されているとする。剥離補助テープ40を部品供給テープ13に貼付する際には、まず、剥離紙42が剥離される。図6(b)において、次いで粘着部40aと非粘着部40bの境界40cが部品供給テープの先端13eと一致し、粘着部40aがカバーテープ13bからはみ出さないように剥離補助テープ40を部品供給テープ13に近づける(矢印f)。
図6(c)において、次いで剥離補助テープ40の粘着部40aが部品供給テープ13のカバーテープ13bに接した状態で適度な圧力を加えることで、接着剤41によって粘着部40aがカバーテープ13bに接着される。このように、粘着部40aおよび非粘着部40bのいずれか一方に付された透過する色によって形成される境界40cは、粘着部40aと非粘着部40bを識別可能なマークである。これによって、剥離補助テープ40を部品供給テープ13に正確に貼付することができ、カバーテープ13bからはみ出した接着剤41がテープ送りローラ28a、28bなどに付着して発生する不具合を防止することができる。
次に、図2~図4を参照して、部品供給テープ13の搬送動作とカバーテープ13bの剥離動作について説明する。搬送動作と剥離動作は、部品供給制御部21によって制御される。図2において、部品供給装置20のテープ投入口23aから剥離補助テープ40が貼付された部品供給テープ13が挿入されると、第2のテープ搬送手段26Bが起動する。第2のテープ搬送手段26Bは、部品供給テープ13をテープ搬送路23に沿って下流にテープ搬送する(図3の矢印a)。図3において、テープ検出部32が搬送された部品供給テープ13の先端部(または非粘着部40b)を検出すると、テープ送りローラ28a、28bが回転を開始する(矢印b、矢印c)。
図4(a)において、テープ検出部32が先端部を検出してから所定の時間後に、エアノズル33から非粘着部40bに向けてエアが噴出される。これにより、非粘着部40bがテープ送りローラ28aに押し付けられる。さらに、部品供給テープ13がテープ搬送路23に沿って搬送される過程において(矢印d)、非粘着部40bがテープ送りローラ28a、28bによって捕捉されてカバーテープ回収部31に導かれる。さらに、非粘着部40bに続いて剥離補助テープ40に貼付されたカバーテープ13bがベーステープ13aから剥離されてカバーテープ回収部31に回収される。
図4(b)において、カバーテープ13bが剥離されたベーステープ13aは、テープ搬送路23に沿って下流へ搬送され、第1のテープ搬送手段26Aによってピッチ送りされる(矢印e)。これによって、露呈された収容部13cの部品Dが順に部品取出位置Pに供給される。このように、部品供給テープ13に貼付された剥離補助テープ40によって、カバーテープ13bの剥離が容易に実現される。なお、ベーステープ13aが第1のテープ搬送手段26Aによってピッチ送りされるようになると、ローラ駆動機構29はピッチ送りに合わせてテープ送りローラ28a、28bを駆動させる。すなわち、第1のテープ搬送手段26Aによってベーステープ13aが送られた量だけ、ローラ28a、28bはカバーテープ13bをカバーテープ回収部31に回収する。
図7を参照して、剥離補助テープ40の供給態様の例について説明する。図7(a)は、剥離補助テープ40を部品供給テープ13のカバーテープ13bの幅に合わせて幅Wにカットする前の剥離補助テープ連続体40Rがロール状に巻かれて供給された例を示している。剥離補助テープ40は、剥離補助テープ連続体40Rの端から長さWの位置Bで剥離補助テープ連続体40Rから切り出される。すなわち、この例では、剥離補助テープ40は、貼付される部品供給テープ13のカバーテープ13bよりも幅が広い状態の剥離補助テープ連続体40Rとして供給される。これによって、カバーテープ13bの幅が異なる多様な部品供給テープ13に対応し、幅Wが異なる剥離補助テープ40を容易に提供することができる。
次に、図8を参照して、剥離補助テープの他の実施例について説明する。図8(a)に示す剥離補助テープ43(剥離補助テープ連続体)は、粘着部43aと非粘着部43bの間に線43cが描かれている。剥離補助テープ43は、線43cが部品供給テープの先端13eと一致するようにカバーテープ13bに貼付される。
図8(b)に示す剥離補助テープ44(剥離補助テープ連続体)は、粘着部44aと非粘着部44bの間に十字44cが連続して描かれている。剥離補助テープ44は、十字44cの交差位置が部品供給テープの先端13eと一致するようにカバーテープ13bに貼付される。すなわち、剥離補助テープ43に描かれた線43cと剥離補助テープ44に描かれた十字44cは、粘着部43a,44aと非粘着部43b,44bとの間に設けられた図形であって、粘着部43a,44aと非粘着部43b,44bを識別可能なマークである。なお、図形は線43cと十字44cに限定されることはなく、点線や丸(〇、●)などであってもよい。
図8(c)に示す剥離補助テープ45(剥離補助テープ連続体)は、粘着部45aと非粘着部45bの間に折り目45cが設けられている。剥離補助テープ45は、折り目45cが部品供給テープの先端13eと一致するようにカバーテープ13bに貼付される。すなわち、粘着部45aおよび非粘着部45bの間に設けられた折り目45cは、粘着部45aと非粘着部45bを識別可能なマークである。なお、剥離補助テープのマーク(境界40c、線43c、十字44c、折り目45c)は上記の例に限定されることはなく、粘着部と非粘着部を識別可能なものであればよい。
次に、図9のフローに沿って、図1、図4、図6、図7を参照しながら、部品供給テープ13を用いて部品供給装置20から部品実装装置1に部品Dを供給して基板4に実装する基板製造方法について説明する。まず、剥離補助テープ連続体40Rから、カバーテープ13bの幅に対応する幅Wの剥離補助テープ40を切り出す(ST1)(図7)。次いで剥離補助テープ40を、マーク(境界40c)に基づいて非粘着部40bが部品供給テープの先端13eよりも先行するように部品供給テープ13のカバーテープ13bに貼付する(ST2)(図6)。
次いで剥離補助テープ40が貼付された部品供給テープ13を、剥離補助テープ40側からテープ投入口23aに挿入して部品供給装置20に供給する(ST3)。部品供給装置20は、剥離補助テープ40が貼付された部品供給テープ13から剥離補助テープ40の非粘着部40bを捕捉してカバーテープ13bを剥離して部品実装装置1へ部品Dを供給する(ST4)(図4)。部品実装装置1は、供給された部品Dを基板4に実装する(ST5)(図1)。
上記説明したように、本実施の形態の剥離補助テープ40は、部品Dを収容する収容部13cを有するベーステープ13aと、ベーステープ13aに貼付されると共に収容部13cを覆うカバーテープ13bを有する部品供給テープ13に貼付される剥離補助テープ40であって、カバーテープ13bに貼り付く粘着部40aと、粘着部40aがカバーテープ13bに貼り付いた状態で、部品供給テープの先端13eよりも先行する非粘着部40bと、粘着部40aと非粘着部40bを識別可能なマーク(境界40c)を有する。これによって、剥離補助テープ40を多様な部品供給テープ13に正確に貼付することができる。
なお、上記実施の形態では、エンボス(収容部13c)が設けられた部品供給テープ13(キャリアテープ)を例として説明を行ったが、本技術はエンボスが設けられていない部品供給テープ(例えば、部品Dを収納するパンチ穴が設けられたキャリアテープ)に対しても適用することが可能である。
本発明の剥離補助テープおよび基板製造方法は、多様な部品供給テープに正確に貼付することができるという効果を有し、部品を基板に実装する分野において有用である。
1 部品実装装置
4 基板
13 部品供給テープ
13a ベーステープ
13b カバーテープ
13c 収容部
13e 部品供給テープの先端
20 部品供給装置
40、43~45 剥離補助テープ
40a、43a~45a 粘着部
40b、43b~45b 非粘着部
40c 境界(マーク)
43c 線(マーク)
44c 十字(マーク)
45c 折り目(マーク)
D 部品
La 粘着部の長さ
Lb 非粘着部の長さ
W 剥離補助テープの幅

Claims (9)

  1. 部品を収容する収容部を有するベーステープと、前記ベーステープに貼付されると共に前記収容部を覆うカバーテープを有する部品供給テープに貼付される剥離補助テープであって、
    前記カバーテープに貼り付く粘着部と、
    前記粘着部が前記カバーテープに貼り付いた状態で、前記部品供給テープの先端よりも先行する非粘着部と、
    前記粘着部と前記非粘着部を識別可能なマークを有する剥離補助テープ。
  2. 請求項1に記載の剥離補助テープであって、
    前記マークは、前記粘着部および前記非粘着部のいずれか一方に付された色である剥離補助テープ。
  3. 請求項2に記載の剥離補助テープであって、
    前記色は、透過する色である剥離補助テープ。
  4. 請求項1に記載の剥離補助テープであって、
    前記マークは、前記粘着部と前記非粘着部との間に設けられた図形である剥離補助テープ。
  5. 請求項4に記載の剥離補助テープであって、
    前記図形は、線である剥離補助テープ。
  6. 請求項1に記載の剥離補助テープであって、
    前記マークは、前記粘着部および前記非粘着部の間に設けられた折り目である剥離補助テープ。
  7. 請求項1に記載の剥離補助テープであって、
    前記粘着部と前記非粘着部の前記部品供給テープの搬送方向に沿った長さは、前記粘着部の方が大きい剥離補助テープ。
  8. 請求項1に記載の剥離補助テープであって、
    貼付される前記部品供給テープの前記カバーテープよりも幅が広い状態で供給される剥離補助テープ。
  9. 部品を収容する収容部を有するベーステープと、前記ベーステープに貼付されると共に前記収容部を覆うカバーテープを有する部品供給テープを用いて部品供給装置から部品実装装置に前記部品を供給して基板に実装する基板製造方法であって、
    前記カバーテープに貼り付く粘着部と、非粘着部と、前記粘着部と前記非粘着部を識別可能なマークを有する剥離補助テープを、前記マークに基づいて前記非粘着部が部品供給テープの先端よりも先行するように前記部品供給テープの前記カバーテープに貼付し、
    前記剥離補助テープが貼付された前記部品供給テープを前記剥離補助テープ側から前記部品供給装置に供給し、
    前記部品供給装置は、前記剥離補助テープが貼付された前記部品供給テープから前記剥離補助テープを捕捉して前記カバーテープを剥離して前記部品実装装置へ前記部品を供給し、
    供給された前記部品を前記部品実装装置が前記基板に実装する基板製造方法。
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