JP2024008513A - 燃料電池 - Google Patents

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Abstract

【課題】燃料電池において異種の流体が流通する領域を隔てるシールに不良が生じたとしても効果的にこれらの流通領域の連通を抑制又は回避する技術を提供する。【解決手段】燃料極、空気極及び電解質を有する発電部4と、発電部4を支持するフレーム10と、発電部4とフレーム10とを挟む一対のセパレータ20、40と、を含むセル2を備える燃料電池1を提供する。セル2は、燃料ガスの流通のための燃料ガス流通領域FRと、酸化剤ガスの流通のための酸化剤ガス流通領域ORと、冷媒の流通のための冷媒流通領域CRと、これらの流通領域のうち互いに隣接する2つの異なる流通領域の間に延在してこの2つの異なる流通領域を相互に隔離する2以上のシールライン50、54aと、2以上のシールライン50、54aによって2つの異なる流通領域と隔離され、燃料電池1の外部に連通する1以上の排出路60と、を備える。【選択図】図1A

Description

本明細書が開示する技術は、燃料電池に関する。
燃料電池は、多数のセルを積層したスタックとして構成されている。例えば、高分子型燃料電池のセルは、フレームなどによって支持された発電部としての膜電極複合体(MEA)がセパレータで挟持されて構成されている。セパレータは、接着剤などによって、フレーム等に接合されている。
セルにおいては、発電部を挟持するセパレータによって、燃料極に燃料ガスを流通させる燃料ガス流通領域、空気極に酸化剤ガスを流通させる酸化剤ガス流通領域、及びセル周囲に冷媒を流通させる冷媒流通領域が形成されている。これらの各流体流通領域は、セパレータ及びフレームに形成されたマニホールドと流路とから構成されている。
例えば、セパレータの燃料極に対向する側では、燃料極に燃料ガスのみを供給するために、燃料ガスマニホールドと燃料ガス流路を含む燃料ガス流通領域が、酸化剤ガスマニホールド及び冷媒マニホールドとの間がシールされて隔離されている(特許文献1)。
特開2011-129367号公報
こうしたシールは、接着剤などで形成されているが、燃料ガス流通領域と冷媒マニホールドとが隣接する部位で、燃料ガスと冷媒との差圧が生じることなどにより、シールに部分的な変形や剥離が生じる場合がある。かかる変形等によりシール不良が生じた場合には、その不良部位を介して燃料ガス流通領域と冷媒流通領域とが連通して、より高い圧力の燃料ガス流通領域からより低い圧力の冷媒流通領域へ、燃料ガスが流入してしまう可能性がある。かかる流入を予め回避又は抑制することが要請される。
本明細書は、燃料電池において異種の流体流通領域を隔てるシールに不良が生じたとしても効果的に異種の流体流通領域の連通を抑制又は回避する技術を提供する。
本明細書が開示する技術は、燃料電池に具現化される。この燃料電池は、燃料極、空気極及び電解質を有する発電部と、発電部を支持するフレームと、発電部とフレームとを挟む一対のセパレータと、を含むセルを備える。セルは、燃料ガスの流通のための燃料ガス流通領域と、酸化剤ガスの流通のための酸化剤ガス流通領域と、冷媒の流通のための冷媒流通領域と、を備えている。セルは、これらの流通領域のうち互いに隣接する異なる2つの流通領域の間を延在して2つの異なる流通領域を相互に隔離する2以上のシールラインを備えている。セルは、また、2以上のシールラインによって異なる2つの流通領域と隔離され、燃料電池の外部と連通する1以上の排出路を備える。
本明細書に開示される燃料電池によれば、1以上の排出路は、隣接する異なる2つの流通領域からシールラインによって隔離されて外部と連通する。排出路と隣接する一方又は双方の流通領域との間のシールラインでシール不良が発生したとき、排出路が燃料電池の外部に連通していることによって差圧が生じる。この差圧により、シール不良で排出路と連通した流通領域の流体は排出路に流入しそのまま燃料電池の外部に排出される。このため、シール不良が発生しても、2つの異なる流通領域が相互に連通することが回避又は抑制され、異種流体が混合してしまったり隣接する他の流通領域に循環したりすることが回避又は抑制される。
また、かかる燃料電池は、接着不良や使用中の異常に影響を受けやすい接着剤層で形成したシールラインを備える場合に有用である。
第1の実施形態のセルを燃料極側のセパレータからみた平面図であって、燃料極側の側面におけるシールライン及び排出路のパターンを透視する図である。 図1Aにおける1B-1B断面を示す図である。 セルを空気極側のセパレータからみた平面図であって空気極側にあるシールライン及び排出路のパターンを透視する図(a)とセルの燃料極側のセパレータからみた平面図であってセル間にあるシールライン及び排出路のパターンを示す図(b)である。 セルにおける燃料ガス流通領域のシールラインのシール不良発生時の状態を示す図(a)と、冷媒流通領域のシールラインのシール不良発生時の状態を示す図(b)である。 第2の実施形態のセルを燃料極側のセパレータからみた平面図であって、燃料極側の側面にあるシールライン及び排出路のパターンを透視する図である。 、図4Aにおける4B-4B断面を示す図であり。 セルにおける燃料ガス流通領域のシールライン及び冷媒流通領域のシールラインのシール不良発生時の状態を示す図である。 セルにおける排出路等の他の態様を示す図(a)~図(c)である。
本開示の一実施形態において、2以上のシールラインは、燃料ガス流通領域と冷媒流通領域との間をシールして相互に隔離するように構成されていてもよい。こうすることで、燃料ガスが冷媒に混入し、燃料ガスが冷媒とともに流通したり蓄積したりすることが回避又は抑制される。
本開示の一実施形態において、2以上のシールラインは、3つのシールラインを有し、1以上の排出路は、3つのシールラインによって異なる2つの流通領域とそれぞれ隔離されるとともに相互に隔離された2つの排出路を有するようにしてもよい。こうすることで、隣接する異なる2つの流通領域は、それぞれ排出路を備えることができ、異なる2つの流通領域を流通する流体を、それぞれ外部に排出できる。また、この実施形態において、2つの排出路は、異なる2つの流通領域を流通する流体に関連付けられた燃料電池の外部ユニットに接続されるようにしてもよい。こうすることで、燃料電池から排出された流体を、関連付けられた外部ユニットで処理することができる。
本開示の一実施形態において、2以上のシールラインは、燃料ガス流通領域と冷媒流通領域との間を相互に隔離する3つのシールラインを有し、1以上の排出路は、3つのシールラインによって燃料ガス流通領域と冷媒流通領域とそれぞれ隔離されるとともに相互に隔離された2つの排出路を有し、燃料ガス流通領域と隔離される一方の排出路は燃料電池の外部の燃料ガス循環又は排出系に接続され、冷媒流通領域と隔離される他方の排出路は燃料電池の外部の冷媒循環又は排出系に接続されるようにしてもよい。こうすることで、燃料ガスは、燃料ガス循環又は排出系で適切に処理され、冷媒は、冷媒循環又は排出系で回収再利用など適切に処理される。
本明細書において、燃料電池としては、特に限定するものではないが、例えば、固体高分子型燃料電池(PEFC)であることが好適な場合がある。本明細書において、燃料電池は、通常、セルが積層された積層体(スタック)の形態を少なくとも有している。なお、積層形態は特に限定されない。燃料電池は、必要に応じて、筐体(スタックケース)に収容されている。また、燃料電池システムは、燃料電池のほか、燃料ガス、酸化剤ガス、冷媒などの循環排出系を備えている。こうした循環排出系は、公知の各種構成を適宜採用して構成される。
以下、本開示の燃料電池の実施形態について、適宜図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1~図3は第1の実施形態に関する。第1の実施形態は、2つの異なる流体流通領域の間に2つのシールラインを有し、これらのシールラインで隔離された1つの排出路を備える2シールライン/1排出路によるシール構造に関する。図1Aは、セルの燃料極側セパレータからみた平面図を示し、図1Bは、図1A中の1B-1B断面図を示す。図2は、セルの他のシールライン及び排出路を示し、図3には、セルの燃料極側における燃料量ガスの流通時における作用を示す。
図1A及び図1Bに示すように、燃料電池(PEFC)1のセル2は、発電部4の外周縁を支持するフレーム10、燃料極側セパレータ20、空気極側セパレータ40を備えている。セパレータ20、40は、発電部4及びフレーム10を挟んで一体化している。例えば、このセル2を積層したスタックを備える燃料電池1が構成され、さらに、所定の筐体に収容された燃料電池1に燃料ガス、酸化剤ガスをそれぞれ循環排出等するガス循環排出系(図示せず)と、冷媒を循環排出等する冷媒循環排出系(図示せず)などを備えて全体として、燃料電池システムなどとして構成される。
発電部4は、イオン伝導性を有する高分子膜を電解質として用い、電解質を介して燃料極及び空気極とを一体化した膜電極複合体(MEA)として形成されている。発電部4は、その燃料極に供給される燃料ガスとしての水素ガスと、空気極に酸化剤ガスとして供給される空気と、による電気化学反応により発電するようになっている。
フレーム10は、発電部4の外周を囲繞して支持する。フレーム10は、特に限定するものではないが、例えば、フェノール樹脂、エポキシ樹脂などの熱硬化性樹脂、PVDFなどの熱可塑性樹脂、エチレン-プロピレンゴムなどのゴムや熱可塑性エラストマーなどの公知のこの種のフレームのための材料を適宜用いることができる。
フレーム10は、中央に発電部4を備えるとともに、その長手方向の両側のエッジ領域E1、E2には、いずれも貫通孔として、燃料ガス用のマニホールドH1,H2、酸化剤ガス用のマニホールドO1,O2、及び冷媒用のマニホールドC1、C2を備えている。マニホールドH1,H2には、図示しない燃料ガス循環排出系から燃料ガスが供給され循環されるようになっている。マニホールドO1,O2には、図示しない酸化剤ガス循環排出系から酸化剤ガスが供給され循環されるようになっている。マニホールドC1、C2には図示しない冷媒循環排出系から冷媒が供給され循環されるようになっている。
セパレータ20、40は、それぞれ、フレーム10とほぼ同等の外形形状を有する長方形状を有している。セパレータ20、40は、いずれも、マニホールドH1,H2、マニホールドO1,O2、及びマニホールドC1、C2を備えている。
さらに、セパレータ20、40の発電部4に対向する側面20a、40aには、それぞれ、マニホールドH1、H2及びマニホールドO1、O2と連通して、燃料ガス及び酸化剤ガスをそれぞれ燃料極及び空気極に流通させるためのガス流路22、42が形成されている。これらのガス流路22、42は、発電部4に対応して形成されている。さらに、セパレータ20、40の隣接する他のセル2に対応する側面20b、40bには、マニホールドC1、C2と連通してそれぞれ冷媒をセル2間に流通させるための冷媒流路44が形成されている。こうした流路は、特に限定するものではないが、例えば、セパレータ20、40が波状ないしコルゲート形状に成形されることで形成されている。
セパレータ20、40は、特に限定するものではないが、金属板を成形した金属セパレータであってもよいし、カーボンなどの導電性材料と樹脂とを混合・成形した樹脂製セパレータであってもよい。金属セパレータは、鋼板、ステンレス鋼板、アルミニウム板、メッキ処理鋼板、チタン鋼板又は炭素膜を有するチタン鋼板など公知の金属セパレータ材料から適宜選択された材料で形成されている。
次に、セル2において燃料ガスを燃料極に流通させるためのシール構造について、図1等を参照しつつ説明する。なお、図1Aは、平面図ではあるが、セパレータ20の燃料極に対向する側面20aにあるシールライン及び排出路のパタ-ンを透視して明示している。
図1A及び図1Bに示すように、セパレータ20の発電部4に対向する側面20aとフレーム10及び発電部4(以下、フレーム10等ともいう。)との間には、マニホールドH1、H2と発電部4とを囲んでシールして燃料ガス流通領域(以下、単に、燃料ガス領域という。)FRを形成するシールライン50が形成されている。さらに、同じ側面20aとフレーム10等との間には、マニホールドO1、O2を囲んで酸化剤ガス流通領域(以下、単に、酸化剤ガス領域という。)ORを形成するシールライン52a、52bと、マニホールドC1、C2を囲んで冷媒流通領域(以下、単に、冷媒領域という。)CRを形成するシールライン54a、54bと、が形成されている。
シールライン50、52a、52b、54a、54bは、発電部4とセパレータ20の発電部4に対向する側面20a、20bにおいてガス又は冷媒が遮断できる程度にセパレータ20とフレーム10とにシール部として形成されていればよい。特に限定するものではないが、例えば、図1Bに示すように、セパレータ20がフレーム10側に屈曲されて当該部分が接着剤層によりフレーム10に固定されることでシールラインが形成されている。こうした接着剤としては、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、シリコーン樹脂などが挙げられる。このほか、接着剤層は、EPDM、NBR、フッ素ゴム、シリコーンゴム、フロロシリコーンゴム、ブチルゴム、天然ゴム、スチレンゴム、クロロプレーン、アクリルゴムなどの種々の弾性シール材料など公知のシール材料から適宜選択されて形成されてもよい。
図1Aに示すように、燃料ガス流通FRと冷媒領域CRとが隣接する個所においては、2本のシールライン50、54aがおおむね並行してこれらの領域の間に延在している。また、冷媒領域CRと酸化剤ガス領域ORとが隣接する個所においては、2本のシールライン54a、52aがおおむね並行してこれらの領域の間に延在している。同様に、燃料ガス領域FRと酸化剤ガス領域ORとが隣接する個所においては、2本のシールライン50、52aがおおむね並行してこれらの領域の間に延在している。
さらに、図1A及び図1Bに示すように、セル2は、排出路60を備えている。排出路60は、並行して延在するシールライン50、54aとの間(以下、シールライン50/54a間とも称する。)及びシールライン50/52a間に、外部に連通するように形成されている。また、排出路60は、排出路60を挟むように存在する2つのシールライン50、54a及びシールライン50、52aによって隣接する流通領域と隔離されている。
図1Aに示すように、外部に連通する排出路60は、燃料ガス領域FRと冷媒領域CR及び酸化剤ガス領域ORとの間にわたって、サブ排出路60a、60b、60c、60dが連通して形成されている。サブ排出路60a、60bは、燃料ガス領域FRと冷媒領域CRとの間であってシールライン50/54a間に形成されている。サブ排出路60cは、冷媒領域CRと酸化剤ガス領域ORの間であってシールライン54a/52a間に形成されている。サブ排出路60dは、燃料ガス領域FRと酸化剤ガス領域ORとの間であってシールライン50/52a間に形成されている。
サブ排出路60a、60c、60dは、それぞれセル2の端縁に端部を有しており、これらの端部においてそれぞれセル2の外部に向けて開口し、開口部62a、62c、62dを有している。サブ排出路60a~60dは、相互に連通しているため、排出路60全体が外部に連通している。
排出路60は、例えば、図1Bに示すように、セパレータ20が屈曲されて凹凸形状に成形されることにより、シールライン50等とともにフレーム10から立ち上がり状のリブとして形成されている。
以上のセル2におけるシール構造について、エッジ領域E1について説明したが、他方のエッジ領域E2においても、同様の態様で、シールライン50、52b、54b及び排出路60が形成されている。
なお、図2(a)に、セパレータ40の空気極側の側面40aのシールラインパターンを示し、図2(b)に、セパレータ20、40間におけるシールラインパターンを示す。例えば、図2(a)に示すように、セパレータ40の側面40aとフレーム10等との間には、セパレータ20の燃料極側の側面20aに準じて、マニホールドO1、O2と発電部4とを囲んでシールして酸化剤ガス領域ORを形成するシールライン70、マニホールドH1、H2を囲んで燃料ガス領域FRを形成するシールライン72a、72b、及びマニホールドC1、C2を囲んで冷媒領域CRを形成するシールライン74a、74bが形成され、さらに、排出路80が形成されている。
さらに、例えば、図2(b)に示すように、セパレータ20、40間には、マニホールドC1、C2と発電部4に対向する冷媒流路44とを囲んでシールして冷媒領域CRを形成するシールライン90、マニホールドH1、H2を囲んで燃料ガス領域FRを形成するシールライン92a、92bと、マニホールドO1、O2を囲んで酸化剤ガス領域ORを形成するシールライン94a、94bと、が形成され、さらに、排出路100が形成されている。
次に、セル2における流体の流通の一例としての燃料ガスの流通について図3を参照して説明する。図3(a)及び図3(b)は、図1Bに示す図1Aの1B-1B断面に対応している。なお、燃料電池1においては、排出路60への流体の流入が生じるシール不良が発生したとき、燃料ガス領域FR、酸化剤ガス領域OR、冷媒領域CR及び排出路60には、燃料ガス領域FR>酸化剤ガス領域OR>冷媒領域CR>排出路60という差圧が生じる。
セパレータ20の側面20aとフレーム10との間におけるシールライン50、54aにおいてシール不良が発生していない状況では、燃料ガス領域FR及び冷媒領域CRは、相互に隔離され、これらの異種流体の流通領域は連通せず、異種流体のいかなる混合も発生しない。
一方、図3(a)に示すように、例えば、燃料ガス領域FRと冷媒領域CRとの間において、シールライン50のみにシール不良が発生して燃料ガス領域FRとサブ排出路60aに連通が生じると、互いに連通したこれらの領域の差圧のために、燃料ガスは、排出路60aに流入する。燃料ガスは、開口部62a、62c、62dを介して燃料電池1の外部に排出される。このため、燃料ガス領域FRと冷媒領域CRとの連通は生じない。なお、シールライン54aのみにシール不良が発生して冷媒領域CRと排出路60aとに連通が生じても、差圧のために、冷媒は排出路60aに流入して外部に排出されるのみであり、燃料ガス領域FRと冷媒領域CRとの連通は生じない。
さらに、図3(b)に示すように、燃料ガス領域FRと冷媒領域CRとの間において、シールライン50、54aの双方にシール不良が発生したとき、燃料ガスも冷媒も、差圧によって、排出路60aに流入し、開口部62a、62c、62dを介して外部に排出される。2つのシールライン50、54aにシール不良が発生しても、燃料ガス領域FRと冷媒領域CRとの間には連通は生じない。
こうしたシール構造は、特に、シールラインが接着剤層で形成されている場合に有用である。
なお、以上の説明においては、燃料ガス領域FRと冷媒領域CRとの間について説明したが、酸化剤ガス領域ORと冷媒領域CRとの間のシールライン52a/54a及び排出路60cについても、酸化剤ガス領域ORと燃料ガス領域FRのシールライン52a/50と排出路60dについても、同様の作用効果が生じる。また、セパレータ40の空気極に対向する側面40aにおけるこれらのガス等の流通領域においても、また、セパレータ20、40間におけるこれらのガス等の流通領域についても、同様の作用効果が生じる。
以上のとおり、領域FR、CR、ORのうち2つの異なる領域の間に延在して相互に隔離する2つのシールライン50、54a、52a等と、これらのシールライン50、54a、52a等によって2つの異なる流通領域と隔離されて燃料電池1の外部に連通する排出路60と、を備えることで、シール不良が発生したとしても、隣接する流通領域の連通を回避又は抑制できる。また、燃料ガスの冷媒循環排出系への混入、冷媒循環排出系における循環及び蓄積を効果的に回避できる。
なお、第1の実施形態においては、排出路60は、燃料ガス領域FR、冷媒領域CR及び酸化剤ガス領域ORのうち、隣接する2つの異なる流通領域の間の全てに備えるようにしたが、これに限定するものではない。必要に応じて、排出路を備える領域を変更することができる。例えば、燃料ガス領域FRと冷媒領域CRとの間においてのみ備えるようにしてもよい。
第1の実施形態では、排出路60を構成するサブ排出路60a、60c、60dは、それぞれ外部に連通する開口部62a、62c、62dを備えるものとしたが、これに限定するものではない。開口部62a等から排出される流体の処理等の観点から、排出路60において単一又は2個など開口部を備えるようにしてもよい。
(第2の実施形態)
図4~図6は、第2の実施形態に関する。第2の実施形態は、2つの異なる流体流通領域の間に3つのシールラインを有し、これらのシールラインで相互に隔離された2つの排出路を備える3シールライン/2排出路によるシール構造に関する。図4Aは、セル2を燃料極側セパレータ20から見た平面図を示し、図4Bは、図4Aにおける4B-4B断面を示し、図5には、セル2の燃料極側における燃料ガスの流通時における作用を示す。なお、図4Aは、平面図ではあるが、セパレータ20の燃料極側の側面20aにあるシールライン及び排出路のパタ-ンを透視して明示している。また、以下の説明においては、第1の実施形態と共通する構造については説明を省略するとともに、第1の実施形態と共通する部材について同様の符号を用いて説明する。なお、以下の説明においては、セル2のエッジ領域E1寄りの部分についてのみ説明し、エッジ領域E2については、エッジ領域E1に準ずるものとして説明を省略する。
図4A及び図4Bに示すように、セパレータ20の側面20aには、マニホールドH1、H2と発電部4とを囲んでシールして燃料ガス領域FRを形成するシールライン110を備えている。さらに、側面20aには、マニホールドO1、O2をそれぞれ囲んで酸化剤ガス領域ORを形成するシールライン120と、マニホールドC1、C2をそれぞれ囲んで冷媒領域CRを形成するシールライン130と、を備えている。
本実施形態では、セル2は、追加のシールライン140を備えている。シールライン140は、燃料ガス領域FRと、燃料ガス領域FRに隣接する冷媒領域CR及び酸化剤ガス領域ORとの間において,シールライン110に沿って延在している。例えば、図4A及び図4Bに示すように、シールライン140は、具体的には、シールライン110、130の間及びシールライン110、120の間に介在して延在している。
この結果、図4Aに示すように、燃料ガス領域FRと冷媒領域CRとが隣接する個所においては、3本のシールライン110、140、130がおおむね並行してこれらの領域の間に延在している。また、燃料ガス領域FRと酸化剤ガス領域ORとが隣接する個所においても3本のシールライン110、140、120がおおむね並行してこれらの領域の間に延在している。
セル2は、図4A及び図4Bに示すように、2本の排出路150、160を、備えている。排出路150は、追加のシールライン140が形成された範囲において、シールライン110とシールライン140との間に形成されている。排出路160は、少なくとも追加のシールライン140が形成された範囲において、シールライン140と、シールライン130、120の燃料ガス領域FRに隣接する部分130a、120aとの間に形成されている。排出路150は、シールライン110によって隣接する燃料ガス領域FR、から隔離され、排出路160は、シールライン130a、120aによって、冷媒領域CR及び燃料ガス領域FRから、隔離されている。また、排出路150、160は、シールライン140によって相互に隔離されている。
なお、図4Aに示すように、排出路160は、分岐して連通するサブ排出路162を備えている。サブ排出路162は、冷媒領域CRと酸化剤ガス領域ORとの間において分岐してシールライン130の酸化剤ガス領域ORに隣接する一部と、シールライン120の冷媒領域CRに隣接する一部との間に延在している。サブ排出路162は、これらのシールライン130、120の一部によって冷媒領域CR、酸化剤ガス領域ORと隔離されている。
シールライン110、120、130、140及び排出路150、160は、例えば、図4Bに示すように、セパレータ20が屈曲されて凹凸形状に成形されることにより、フレーム10に対してシール部及びリブとして形成されている。
ここで、図4Aに示すように、排出路150、160は、それぞれ単一の開口部150a、160aを有する。これにより、排出路150,160は、それぞれセル2の外部に連通している。開口部150aは、セル2の長尺端縁に到達する一方の端部においてセル2の外部に開口している。排出路150のセル2の短尺端縁近傍に到達する他方の端部においては、封止されている。また、開口部160aは、セル2の長尺端縁に到達する一つの端部においてのみ開口し、セル2の短尺端縁に近傍にまで到達する他の2つの端部は封止されている。
以上のことから、排出路150は、燃料ガス領域FRと隣接するシールライン110によってこの領域FRと隔離されるとともに、シール不良時には燃料ガス専用の排出口として機能する。また、排出路160は、冷媒領域CR及び酸化剤ガス領域ORと隣接するシールライン130、120によってこれらの領域CR、ORと隔離されるとともに、シール不良時には冷媒及び酸化剤ガスの排出路として機能する。
排出路150の開口部150aは、スタックを収容するスタックケースの外部に設置されている燃料ガス循環排出系の一部である換気装置200に接続され、燃料ガス領域FRからリークした燃料ガスを安全に換気できるようになっている。また、排出路160の開口部160aは、スタックを収容するスタックケースの外部に設置されている冷媒循環排出系の一部である冷媒タンク300に接続され、排出路160に流入した冷媒や酸化剤ガスが、冷媒タンク300に貯留できるようになっている。
なお、第1の実施形態と同様、セル2の空気極側及びセル2間においても、図4Aのシールラインパターン及び排出路のパターンに準じて、図2(a)及び図2(b)に示すように、それぞれ酸化剤ガス領域OR及び冷媒領域CRの連通を抑制又は回避できるシールライン及び排出路が形成されている。
次に、こうしたセル2のシール構造における燃料ガスの流通について図5を参照して説明する。図5に示すように、シールライン110、130の一方又は双方にシール不良が発生したとき、燃料ガスは排出路150に流入し、冷媒は、排出路160に流入する。燃料ガスは、さらに、開口部150aを介して、燃料ガス循環排出系の換気装置200に供給され、冷媒は、開口部160aを介して、冷媒循環排出系の冷媒タンク300に供給される。
こうすることで、燃料ガス領域FRと冷媒領域CRとの連通を回避できる。また、セル2ないしスタックから排出される燃料ガス及び冷媒は、スタックケース外部においてそれぞれ適切に処理される。すなわち、燃料電池1の外部であるがスタックケースの内部に燃料ガスや冷媒が流出し、蓄積すること及び当該蓄積による不都合(スタックケース内の燃料ガス濃度の上昇や冷媒による他部品の腐食や冷媒もれ等)が抑制又は回避されている。また、燃料ガス領域FRのシールライン110及び冷媒領域CRのシールライン130に同時に不良が発生したとしても、燃料ガスと冷媒との混合物が発生しない。
なお、シールライン140は、燃料ガス領域FR等とは接していないため、シールライン110、130にシール不良が発生する状況下においても、シール不良の発生は回避又は抑制されている。したがって、燃料ガスと冷媒との混合物の生成は十分に回避又は抑制されている。
また、燃料ガス領域FRと酸化剤ガス領域ORとが隣接する個所において、シールライン110、120の一方又は双方にシール不良が発生した個所において生じたとき、酸化剤ガス領域ORから酸化剤ガスが排出路160に流入し、燃料ガス領域FRからは燃料ガスが排出路150に流入し、それぞれ排出される。このため、燃料ガス領域FRと酸化剤ガス領域ORの連通及びこれらの流体の混合物の生成も回避又は抑制される。
排出路150、160の開口部150a、160aは、エッジ領域E1につき、単一であるため、セル2ないし燃料電池1からの燃料ガス及び冷媒を燃料ガス循環排出系及び冷媒循環排出系への接続構造を簡素化することができる。
この実施形態では、排出路150は燃料ガスのみを排出する。このため、燃料ガス循環システムの換気ユニットに接続するほか、燃料ガスの循環ユニットに接続することもできる。さらに、排出路150の開口部150aには、シールライン110のシール不良を検知可能に水素センサを備えることもできる。さらにまた、開口部150aには、スタックケースの外部の燃料ガス循環システムの一部としてあるいは独立して、漏れた燃料ガスを吸引可能に吸引機構を備えるようにすることもできる。
この実施形態では、排出路160は冷媒及び/又は酸化剤ガスのみを排出する。スタックケースの外部の冷媒循環系に排出路160からの冷媒及び/又は酸化剤ガスが流入することがあっても、燃料ガスが閉鎖系の冷媒循環システムに蓄積することが回避されている。また、開口部160aには、シールライン130のシール不良を検知可能に冷媒を検出するセンサを備えることができる。
以上説明した第2の実施形態では、燃料ガス領域FR/冷媒領域CR間と、燃料ガス領域FR/酸化剤ガス領域OR間とに、3シールライン/2排出路によるシール構造を備え、酸化剤ガス領域ORと冷媒領域CRとの間には、2シールライン/1排出路によるシール構造を備えるものとしたが、これに限定するものではない。隣接する2つの領域間において、3シールライン/2排出路によるシール構造を適宜備えるようにすることができる。
第2の実施形態では、セパレータ20の側面20aのみならず、セパレータ40の側面40a及びセル2間において同様のシール構造を備えるものとしたがこれに限定するものではない。シール不良リスクに応じて適切なシール構造が選択される。
以上説明した第1及び第2の実施形態では、排出路を、セパレータ20等を屈曲させることでリブを成形するなどして形成したがこれに限定するものではない。例えば、図6(a)及び図6(b)に示すように、シールライン400/410間において、フレーム10に貫通孔10aを形成することで、排出路420を形成してもよい。また、フレーム10の両面に凹部10bを形成することで、排出路430、440を形成してもよい。また、セル2間におけるシールライン500/510間に排出路600を形成する場合には、図6(c)に示すように、セパレータ20、40を凹凸状に成形しつつ溶接することでシールライン500、510を形成するとともに排出路600を形成することができる。
上記の態様では、燃料電池及び燃料電池システムとして説明したが、本明細書の開示によれば、燃料電池を構成するセル、燃料電池における燃料ガス、酸化剤ガス及び冷媒から選択される1種又は2種以上の漏れの抑制方法又は当該漏れの検出方法としても実施できる。
以上、本明細書が開示する技術の具体例を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。本明細書、又は、図面に説明した技術要素は、単独で、あるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時の請求項に記載の組合せに限定されるものではない。本明細書又は図面に例示した技術は、複数の目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
1:燃料電池
2:セル
4:発電部
10:フレーム
20:燃料極側セパレータ
20a:燃料極側セパレータの発電部(燃料極)に対向する側面
40:空気極側セパレータ
40a:空気極側セパレータの発電部(空気極)に対向する側面
50、52a、52b、54a、54b:シールライン
60:排出路
60a~60d:サブ排出路
62a、62c、62d:開口部
110、120、130、140:シールライン
150、160:排出路
150a、160a:開口部
162:サブ排出路
FR:燃料ガス流通領域(燃料ガス領域)
OR:酸化剤ガス流通領域(酸化剤ガス領域)
CR:冷媒流通領域(冷媒領域)

Claims (5)

  1. 燃料電池であって、
    燃料極、空気極及び電解質を有する発電部と、前記発電部を支持するフレームと、前記発電部と前記フレームとを挟む一対のセパレータと、を含むセルを備え、
    前記セルは、燃料ガスの流通のための燃料ガス流通領域と、酸化剤ガスの流通のための酸化剤ガス流通領域と、冷媒の流通のための冷媒流通領域と、これらの流通領域のうち互いに隣接する2つの異なる流通領域の間に延在して前記2つの異なる流通領域を相互に隔離する2以上のシールラインと、前記2以上のシールラインによって前記2つの異なる流通領域と隔離され、前記燃料電池の外部に連通する1以上の排出路と、を備える、燃料電池。
  2. 前記2以上のシールラインは、前記燃料ガス流通領域と前記冷媒流通領域との間を相互に隔離するように構成されている、請求項1に記載の燃料電池。
  3. 前記2以上のシールラインは、3つのシールラインを有し、前記1以上の排出路は、前記3つのシールラインによって前記2つの異なる流通領域と隔離されるとともに相互に隔離された2つの前記排出路を有する、請求項1に記載の燃料電池。
  4. 2つの前記排出路は、それぞれ、前記2つの異なる流通領域を流通する流体に関連付けられた前記燃料電池の外部ユニットに接続される、請求項3に記載の燃料電池。
  5. 前記2以上のシールラインは、前記燃料ガス流通領域と前記冷媒流通領域との間を相互に隔離する3つのシールラインを有し、
    前記1以上の排出路は、前記3つのシールラインによって前記燃料ガス流通領域と前記冷媒流通領域と隔離されるとともに相互に隔離された2つの前記排出路を有し、
    前記燃料ガス流通領域と隔離される一方の前記排出路は前記燃料電池の外部の燃料ガス循環排出系に接続され、前記冷媒流通領域と隔離される他方の前記排出路は前記燃料電池の外部の冷媒循環排出系に接続される、請求項1に記載の燃料電池。
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