JP2008004477A - 燃料電池 - Google Patents

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Abstract

【課題】シール性能の低下を抑制した燃料電池を提供する。
【解決手段】電解質膜2とカソードセパレータ6との間に設けられ、空気をシールする圧縮ガスケット11と、電解質膜2とアノードセパレータ5との間に設けられ、水素をシールする圧縮ガスケット10と、を備え、圧縮ガスケット11と電解質膜2を挟んで対向し、かつ水素導入マニホールド20と水素流路7とを連通する連通路25に隣接する圧縮ガスケット10に連通路25へ向けて突出する枝部30bを備える。
【選択図】図3

Description

本発明は燃料電池に関するものである。
固体高分子型燃料電池(以下、燃料電池とする)は一般的に、表面に各々燃料ガス及び酸化剤ガスの流路を設けたアノードセパレータ及びカソードセパレータ、電極−電解質膜接合体(MEA)のセル部材からなる単位セルを複数枚積層する事によって構成されている。
単位セル、または隣接する単位セル間には、燃料ガス、酸化剤ガス及び冷却水が燃料電池からリークしないように、ゴム製などの圧縮ガスケットでシールする。
例えば燃料ガスを単位セルの発電部に導入するためのマニホールドから発電部へ供給する箇所には、圧縮ガスケットは設けられていないが、MEAを挟んで対向する箇所には、酸化剤ガスのリークを防止するために圧縮ガスケットが設けられている。このような場合には、圧縮ガスケットの反力によってMEAが変形するため、圧縮ガスケットを十分に圧縮することが出来ず、圧縮ガスケットの潰れ代が目減りし、圧縮ガスケットによる酸化剤ガスのシール性が悪くなる。また、これによって圧縮ガスケットの劣化に対する余裕代が減少してシール寿命が低下する。一方、この目減り分を見込んで潰れ代を大きめに確保すると圧縮ガスケット部の高さを高くする必要があり、それに伴い単位セルの積層方向への厚さが厚くなり、燃料電池が大型化する等の問題が生じる。
このため、可能な限り単位セルの積層方向における圧縮ガスケットの配置を一致させて反力を相殺し、MEAの変形を抑制するとともに、圧縮ガスケットを設けた個所とMEAを挟んで対向する圧縮ガスケットが設けられない箇所に対しては、リブなどを設けてMEAの変形を抑制している。
また、圧縮ガスケットに枝部を持たせて、単位セルの積層方向へ一致させた圧縮ガスケットが、単位セルの積層方向と交差する方向へずれた場合にもMEAの変形を防止可能にするものが、特許文献1に開示されている。
特開2003−217616号公報
しかし、上記の発明では、圧縮ガスケットが、MEAを挟んだ位置で、圧縮ガスケットまたはその枝部とは対向しない場合には、MEAの変形量が大きくなり、圧縮ガスケットの潰れ代が少なくなり、ガスのシール性能が低下する、といった問題点がある。
また、潰れ代を確保するために圧縮ガスケットの厚さを厚くすると、単位セル積層方向における燃料電池の厚さが厚くなり、燃料電池が大型になる、といった問題点がある。
本発明ではこのような問題点を解決するために発明されたもので、MEAの変形を抑制し、圧縮ガスケットによる、例えば燃料ガスなどのシール性能を保持し、単位セルの積層方向における燃料電池の厚さが大きくなることを防止することを目的とする。
本発明では、電解質膜と、電解質膜に向かい合う面にガス流路を有する一対のセパレータと、ガス流路にガスを導入する導入マニホールドと、ガス流路から発電に使用されなかったガスを排出する排出マニホールドと、ガス流路と、導入マニホールドまたは排出マニホールドと、を連通する連通路と、電解質膜と、一対のセパレータとの間にそれぞれ配設し、ガスをシールする圧縮ガスケットと、電解質膜とセパレータとの間でガスをシールする第1の圧縮ガスケットと電解質膜を挟んで対向し、かつ連通路に隣接する第2の圧縮ガスケットから連通路へ突出した突出部と、を備える。そして、突出部と、電解質膜を挟んで対向する第1の圧縮ガスケットと、によって電解質膜の一部を挟持する。
本発明によると、第1の圧縮ガスケットと電解質膜を挟んで対向し、かつ連通路と隣接する箇所に第2の圧縮ガスケットから連通路へ突出する突出部を備え、第1の圧縮ガスケットと突出部とによって、電解質膜の一部を挟持することで、第1の圧縮ガスケットの反力による電解質膜の変形を抑制することで、第1の圧縮ガスケット潰れ代を確保し、ガスのシール性能を保持し、燃料電池を小型にすることができる。
本発明の第1実施形態の単位セル1を図1の概略構成図を用いて説明する。図1は単位セルの一部を示す断面図である。なお、図1においては説明のためガス拡散層とアノードセパレータ4、カソードセパレータ5との間に隙間を設けている。燃料電池は単位セル1を複数枚積層して構成する。
単位セル1は、固体高分子電解質膜(以下、電解質膜とする)2と、単位セル1の発電反応面となる電解質膜2の両主面に設けたガス拡散層(以下、GDLとする)3と、GDL3を設けていない電解質膜2の両主面に設けた樹脂プレート4と、一方のGDL3に水素を供給する水素流路7を有するアノードセパレータ(セパレータ)5と、もう一方のGDL2に空気を供給する空気流路8を有するカソードセパレータ(セパレータ)6と、を備える。アノードセパレータ5と樹脂プレート4との間には、単位セル1の外部への水素のリークを防止し、水素をシールする圧縮ガスケット(第2の圧縮ガスケット)10を備え、またカソードセパレータ6との間には、単位セル1の外部への空気のリークを防止し、空気をシールする圧縮ガスケット(第1の圧縮ガスケット)11を備える。
電解質膜2は、例えばナフィオン(登録商標)などによって構成する。
GDL3は、例えばカーボンペーパなどで構成され、電解質膜2と接する側に例えば白金などの触媒を有する触媒層(図示せず)を備える。なお、以下において、GDL3を設けた領域を発電反応領域12(44)とする。
樹脂プレート4は、発電反応領域12よりも外側の電解質膜2を挟持し、GDL3よりも剛性の高い樹脂で構成される。
アノードセパレータ5について図2を用いて説明する。図2は電解質膜2から見た正面図の一部である。図2においては発電反応領域12に設ける水素流路7は省略する。
アノードセパレータ5は、例えばカーボングラファイトなどで構成するカーボンセパレータである。
アノードセパレータ5は、水素流路7へ単位セル1の外部から水素を導入する水素導入マニホールド(導入マニホールド)20と、空気流路8へ単位セル1の外部から空気を導入する空気導入マニホールド(導入マニホールド)21と、単位セル1を冷却する冷却水が流れる冷却水導入マニホールド22と、を備える。また、図示しないが、水素流路7から単位セル1の発電で使用されなかった水素を単位セル1の外部へ排出する水素排出マニホールド(排出マニホールド)と、空気流路8から単位セル1の外部へ単位セル1の発電反応に使用されなかった空気を排出する空気排出マニホールド(排出マニホールド)と、冷却水を単位セル1の外部へ排出する冷却水排出マニホールドと、を備える。
また、水素導入マニホールド20と水素流路7とを連通する連通部(連通路)25には、複数のリブ26を備える。また詳しくは図示しないが、水素流路7と水素排出マニホールドとを連通する連通部(連通路)にも、複数のリブを備える。なお、リブ26によって、水素流路7へ供給される水素の流れを整流することができる。
ここで、アノードセパレータ5のリブ26近傍の圧縮ガスケット10について図2、図3(a)、図3(b)を用いて説明する。図3(a)は図2におけるA領域の部分拡大図であり、図3(b)は図3(a)のB方向から見た図である。
アノードセパレータ5に設けた圧縮ガスケット10は、単位セル1から水素がリークしないように、アノードセパレータ5の外周に沿って設けた外周部30と、空気および冷却水が水素流路7へリークしないように、または水素が空気導入マニホールド21、冷却水導入マニホールド22、空気排出マニホールド、冷却水排出マニホールドへリークしないように各マニホールドの周囲に設けた分離部31と、から構成する。これによって、単位セル1の外部への水素のリークを防止し、水素と空気、または冷却水との混合を防止することができる。
外周部30は、アノードセパレータ5に当接する平板状の台座部30dと、樹脂プレート4に当接する突部(シール部)30aと、を備え、さらにアノードセパレータ5の連通部25に連接する箇所において、圧縮ガスケット10の外周部30は、リブ26の方向へ突出する枝部(突出部)30bを備える。また、分離部31も外周部30と同様に台座部(図示せず)と突部(シール部、図示せず)とを備える。
枝部30bは、リブ26の方向へ向かうにつれて高さが高くなり、枝部30bの先端部30cの高さは突部30aよりも高い。これによって単位セル1としてアノードセパレータ5などを積層した場合に、詳しくは後述するカソードセパレータ6の圧縮ガスケット11の分離部43の反力に対する先端部30cの抗力を大きくし、先端部30cにおける電解質膜2の挟持力を大きくし、電解質膜2の変形を抑制することができる。また、枝部30bの先端部30cとなるにつれて、枝部30bの幅を広くしても良く、これにより先端部30cにおける電解質膜2の挟持力を大きくし、電解質膜2の変形を抑制することができる。枝部30bの先端部30cが外周部30の台座部30dの幅と一致するように、つまり台座部30dの端部と一致するように、枝部30bを配置する。端部30cを台座部30dの幅よりも小さくしても良い。
カソードセパレータ6について図4を用いて説明する。図4は電解質膜2から見た正面図の一部である。図4においては発電反応領域44に設ける空気流路8は省略する。
カソードセパレータ6は、例えばカーボングラファイトなどで構成するカーボンセパレータである。
カソードセパレータ6は、空気流路8へ単位セル1の外部から空気を導入する空気導入マニホールド21と、水素流路7へ単位セル1の外部から水素を導入する水素導入マニホールド20と、単位セル1を冷却する冷却水が流れる冷却水導入マニホールド22と、を備える。また、図示しないが、空気流路8から単位セル1の発電で使用されなかった空気を単位セル1の外部へ排出する空気排出マニホールドと、水素流路7から単位セル1の外部へ単位セル1の発電反応に使用されなかった水素を排出する水素排出マニホールドと、冷却水を単位セル1の外部へ排出する冷却水排出マニホールドと、を備える。
また、空気導入マニホールド21と空気流路8とを連通する連通部(連通路)40には、複数のリブ41を備える。また詳しくは図示しないが、空気流路8と空気排出マニホールドとを連通する連通部にも、複数のリブを備える。なお、リブ41によって空気流路8へ供給される空気の流れを整流することができる。
ここで、アノードセパレータ5のリブ26近傍と電解質膜2を挟んで対峙する箇所のカソードセパレータ6の圧縮ガスケット11について図4、図5(a)、図5(b)を用いて説明する。図5(a)は図4におけるA領域の部分拡大図であり、図5(b)は図5(a)のB方向から見た図である。
カソードセパレータ6に設けた圧縮ガスケット11は、単位セル1から空気がリークしないように、カソードセパレータ6の外周に沿って設けた外周部42と、水素および冷却水が空気流路8へリークしないように、または空気が水素導入マニホールド20、冷却水導入マニホールド22、水素排出マニホールド、冷却水排出マニホールドへリークしないように各マニホールドの周囲に設けた分離部43と、から構成する。これによって、単位セル1の外部への空気のリークを防止し、空気と水素、または冷却水との混合を防止することができる。
外周部42は、カソードセパレータ6に当接する台座部42bと、樹脂プレート4に当接する突部(シール部)42aと、を備え、さらに詳しくは図示しないが、アノードセパレータ5と同様にカソードセパレータ6の連通部40に隣接する箇所には枝部(突出部)を備える。また、分離部43も外周部42と同様に台座部43bと突部(シール部)43aとを備える。
単位セル1においては、圧縮ガスケット10と圧縮ガスケット11とは、電解質膜2を挟んで対向するように配置されており、主に突部30a、42a、43aが圧縮され、水素または空気をシールする。
また、連通部25においてはリブ26を設けることで、電解質膜2を挟んで対向する突部43aを圧縮し、空気をシールする。しかし、リブ26を設けていない箇所、特に連通部25に隣接する圧縮ガスケット10、例えば分離部43の近傍においては、圧縮ガスケット11の突部43aによる反力によって電解質膜2が連通部25へ変形し、圧縮ガスケット11の潰れ代が低減する。そのため空気のシール性能が低下する。
この実施形態では、圧縮ガスケット11の突部43aと電解質膜2を挟んで対向し、かつ連通部25に隣接する箇所において、連通部25へ突出する枝部30bを設けることで、枝部30bと突部43aとによって電解質膜2を挟持し、図6に示すように圧縮ガスケット11の突部43aの反力による電解質膜2の変形を抑制する。これによって、水素または空気のリークを防止する。図6は図2、4における領域Aの断面図である。また、この実施形態では、枝部30bの先端部30cを突部30aよりも高くすることで、電解質膜2の変形をさらに防止することができる。
なお、この実施形態では、リブ26と隣接する外周部30に枝部30bを設けたが、連通部25の反対側に位置する箇所の分離部31に連通部25へ向けて突出する枝部を設けても良い。
ここでは、水素導入マニホールド20と水素流路7とを連通する連通部25において説明を行ったが、その他の連通部においても同様である。
なお、この実施形態では、GDL3を設けた領域を発電反応領域12とし、発電反応領域12よりも外側の電解質膜2に樹脂プレート14を設けたが、樹脂プレート14を設けなくともよい。また、GDL3を電解質膜2の両主面全体に設けても良い。この場合にも圧縮ガスケット10、11によってGDL3が潰されるので、GDL3を介して水素、または空気が単位セル1の外部へリークするのを防止することができる。
単位セル1を冷却するための冷却水は、アノードセパレータ5の水素流路7を設けた面の背面側と、カソードセパレータ6の空気流路8を設けた面の背面側と、にそれぞれ冷却水流路(図示せず)を設ける。そして、冷却水流路と、冷却水導入マニホールド22と冷却水排出マニホールドと、を連通して、冷却水流路に冷却水を導入、排出することで単位セル1を冷却する。冷却水流路と冷却水導入マニホールド22、または冷却水排出マニホールドとを連通する連通路にも、連通路へ突出した枝部を有する圧縮ガスケットを用いることが望ましい。
本発明の第1実施形態の効果について説明する。
本発明を用いない場合の単位セルについて図7を用いて説明する。図7は本発明を用いない場合の単位セルにおける、この実施形態の単位セル1の領域Aに該当する箇所の断面図である。なお、図7ではこの実施形態と同じ構成のものについては、同一の符号を付す。
本発明を用いない場合には、この実施形態の枝部30bを有していないので、アノードセパレータ5のリブ26を設けた箇所と電解質膜2を挟んで対峙するカソードセパレータ6の圧縮ガスケット11の突部43aの反力によって、電解質膜2がアノードセパレータ5の方へ変形する。
この実施形態では、カソードセパレータ6の圧縮ガスケット11と電解質膜2を挟んで対向する連通部25に、連通部25と隣接するアノードセパレータ5の圧縮ガスケット10の外周部30から連通部25へ向けて突出する枝部30bを備える。これによって、圧縮ガスケット11の突部43aと、枝部30bと、によって電解質膜2を挟持し、圧縮ガスケット11の反力による電解質膜2の変形を抑制することができる。そのため、圧縮ガスケット11の潰れ代の目減りを低減し、圧縮ガスケット11のシール性能の低下を抑制することができる。また、単位セル1の積層方向における圧縮ガスケット11の高さを低くしても、十分なシール性能を得ることができ、単位セル1を小型にすることができる。
枝部30bの先端部30cを台座部30dの幅と略一致させることで、圧縮ガスケット10の幅を拡大させる必要がなく、圧縮ガスケット10を大きくせずに電解質膜2の変形を抑制することができる。
枝部30bの先端部30cの高さを先端となるにつれて高くすることで、単位セル1として積層した場合に、圧縮ガスケット11の反力に対する先端部30cの抗力を十分に確保することができ、先端部30cにおける電解質膜2の変形を抑制することができる。
枝部30bと突部30aとを同一の部材で構成することで、枝部30bと突部30aとの圧縮特性を同一にすることができ、電解質膜2に係る力を容易に略均一にすることができ、電解質膜2の変形を抑制することができる。
次に本発明の第2実施形態について図8を用いて説明する。
図8は、この実施形態の単位セル50において、第1実施形態の連通部25近傍の断面図である。
この実施形態の電解質膜2とアノードセパレータ5との間に設ける圧縮ガスケット51が、第1実施形態の圧縮ガスケット10と構成が異なるものである。なお、第1実施形態と同様の構成については第1実施形態と同じ符号を付し、ここでの説明は省略する。また、説明のため単位セル50の構成部材間には隙間を設けている。
圧縮ガスケット51は、連通部25に設けたリブ26へ向けて突出する枝部52を備える。枝部52の高さは、圧縮ガスケット51の外周部30の突部30aと同じ高さとする。
なお、枝部52の構成については、水素導入マニホールドと水素流路とを連通させる連通部25について説明したが、これに限られることはなく、例えば水素流路と水素排出マニホールドとを連通する連通部にも同様の構成を用いることができる。
本発明の第2実施形態の効果について説明する。
この実施形態では、圧縮ガスケット51の連通部25へ突出する枝部52の高さを外周部30の突部30aと同じ高さとすることで、電解質膜2の変形を抑制し、圧縮ガスケット50の製造を容易とし、製造コストを抑制することができる。
次に本発明の第3実施形態について図9を用いて説明する。
図9は、この実施形態の単位セル60において、第1実施形態の連通部25近傍の断面図である。また、説明のため単位セル60の構成部材間に隙間を設けている。
この実施形態では、圧縮ガスケット10の台座部30dを樹脂プレート4に当接させ、突部30aをアノードセパレータ5に当接させる。また、圧縮ガスケット11の台座部42b、43bを樹脂プレート4に当接させ、突部42a、43aをカソードセパレータ6に当接させる。
本発明の第3実施形態の効果について説明する。
この実施形態では、圧縮ガスケット10の台座部30dを樹脂プレート4に当接させ、突部30aをアノードセパレータ5に当接させ、圧縮ガスケット11の台座部42b、43bを樹脂プレート4に当接させ、突部42a、43aをカソードセパレータ6に当接させる。これによって、単位セル60を構成した場合に、圧縮ガスケット10と圧縮ガスケット11とが、積層方向とは交差する方向へずれた場合でも、比較的面積が広い台座部42b、43bを樹脂プレート4に当接させるので、電解質膜2の変形を抑制することができる。
また、電解質膜2と比較して、比較的剛性の高いアノードセパレータ5、カソードセパレータ6に突部30a、42a、43aをそれぞれ当接させることで、単位セル60を構成した場合に、圧縮ガスケット10と圧縮ガスケット11とが、積層方向とは交差する方向へずれた場合でも、シール性能を確保し、水素、または空気をリークを抑制することができる。
本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、その技術的思想の範囲内でなしうるさまざまな変更、改良が含まれることは言うまでもない。
本発明の第1実施形態の単位セルの概略構成図である。 本発明の第1実施形態のアノードセパレータを電解質膜から見た正面図である。 本発明の第1実施形態のアノードセパレータの領域Aの部分拡大図である。 本発明の第1実施形態のカソードセパレータを電解質膜から見た正面図である。 本発明の第1実施形態のカソードセパレータの領域Aの部分拡大図である。 本発明の第1実施形態の領域Aにおける断面図である。 本発明の第1実施形態を用いない場合の断面図である。 本発明の第2実施形態の単位セルの一部を示す断面図である。 本発明の第3実施形態の単位セルの一部を示す断面図である。
符号の説明
1、50、60 単位セル
2 固体高分子電解質膜(電解質膜)
5 アノードセパレータ(セパレータ)
6 カソードセパレータ(セパレータ)
7 水素流路(ガス流路)
8 空気流路(ガス流路)
10、11、51 圧縮ガスケット
20 水素導入マニホールド(導入マニホールド)
21 空気導入マニホールド(導入マニホールド)
25、40 連通部
26、41 リブ
30、42 外周部
30a、42a、43a 突部(シール部)
30b、52 枝部(突出部)
30c 先端部
30d、42b、43b 土台部
31、43 分離部

Claims (8)

  1. 電解質膜と、
    前記電解質膜に向かい合う面にガス流路を有する一対のセパレータと、
    前記ガス流路にガスを導入する導入マニホールドと、
    前記ガス流路から発電に使用されなかった前記ガスを排出する排出マニホールドと、
    前記ガス流路と、前記導入マニホールドまたは前記排出マニホールドと、を連通する連通路と、
    前記電解質膜と、一対の前記セパレータとの間にそれぞれ配設し、前記ガスをシールする圧縮ガスケットと、
    前記電解質膜と前記セパレータとの間で前記ガスをシールする第1の前記圧縮ガスケットと前記電解質膜を挟んで対向し、かつ前記連通路に隣接する第2の前記圧縮ガスケットから前記連通路へ突出した突出部と、を備え、
    前記突出部と、前記電解質膜を挟んで対向する前記第1の前記圧縮ガスケットと、によって前記電解質膜の一部を挟持することを特徴とする燃料電池。
  2. 前記第2の前記圧縮ガスケットは、
    略平板状の台座部と、
    前記台座部に連結し、前記台座部よりも幅が狭いシール部と、を備え、
    前記連通路へ突出する前記突出部の先端が、前記台座部の幅方向の端部と略一致することを特徴とする請求項1に記載の燃料電池。
  3. 前記突出部は、前記先端となるにつれて前記電解質膜を挟持する挟持力が大きくなることを特徴とする請求項2に記載の燃料電池。
  4. 前記突出部は、前記先端となるにつれて幅が広くなることを特徴とする請求項2または3に記載の燃料電池。
  5. 前記台座部は、前記セパレータと当接することを特徴とする請求項2から4のいずれか一つに記載の燃料電池。
  6. 前記シール部は、前記セパレータと当接することを特徴とする請求項2から4のいずれか一つに記載の燃料電池。
  7. 前記連通路は、前記ガスの流れ方向と平行に複数のリブを備え、
    前記突出部は、前記第2の前記圧縮ガスケットと前記リブとの間に設けることを特徴とする請求項1から6のいずれか一つに記載の燃料電池。
  8. 前記第2の前記圧縮ガスケットと前記突出部とは、同一部材であることを特徴とする請求項1から7のいずれか一つに記載の燃料電池。
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