JP2024008234A - 給湯器 - Google Patents

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Abstract

【課題】コントローラの収納ケースの防滴性を高める。【解決手段】給湯器1の筐体2内に、燃焼室と、バーナを制御するコントローラ65とが収容され、コントローラ65は、電装基板66と、電装基板66を収納して筐体2内に縦置きされ、前面が開口する箱状の収納ケース67と、収納ケース67の上面に上部が取り付けられて収納ケース67の開口を閉塞するカバー68とを含んでなる。そして、収納ケース67の上面に、カバー68の上部に設けられた切り込み83が係止可能な係止部72が設けられると共に、係止部72の下方に位置して開口以外の面に向かって下り傾斜する排水溝73が設けられている。【選択図】図8

Description

本開示は、電装基板を含むコントローラを備えた給湯器に関する。
給湯器は、バーナ及び熱交換器を収容する燃焼室と、バーナ等を制御するコントローラ等を筐体に収容している。筐体は、箱本体と、箱本体の前面を閉塞するフロントカバーとを備えている。コントローラは、例えば特許文献1に開示されるように、箱本体内で縦置きされる箱形の収納ケースに電装基板を収納してなる。収納ケースは、フロントカバーを取り外した状態で電装基板にアクセスできるように、前面に開口部が形成されている。
収納ケースには、開口部による防滴性の低下を防止するために、防滴カバーが設けられている。防滴カバーは、開口部を前方から覆って上下方向に延びるメインカバーと、メインカバーの上端から後方へ折曲されるサブカバーとからなる。収納ケースの上面には、水平孔を備えたカバー取付部が左右方向に複数設けられている。サブカバーの後端縁には、カバー取付部が嵌合すると共に、水平孔へ差し込み可能な突出部を備えた取付部位が、左右方向に複数設けられている。サブカバーは、各取付部位を各カバー取付部へ取り付けた状態で前下がり傾斜姿勢となる。よって、サブカバー上に落下した水滴は、メインカバーの前側に排出される。
特許第6451479号公報
特許文献1の基板収納構造では、サブカバー上を流れる水がカバー取付部に付着すると、その水は毛細管現象によってカバー取付部を伝って収納ケースの上面に流れ落ちる。収納ケースの上面に、樹脂成形時に必要な金型の抜き勾配が前下がり傾斜で形成されていると、収納ケースの前面に水が流れ落ちる。よって、流れ落ちた水滴が開口部を介して収納ケース内部に浸入すると、電装基板をショート等させるおそれがある。
そこで、本開示は、コントローラの防滴性を高めることができる給湯器を提供することを目的としたものである。
上記目的を達成するために、本開示は、筐体内に、バーナ及び熱交換器を有する燃焼室と、バーナを制御するコントローラとが収容され、
コントローラが、電装基板と、電装基板を収納して筐体内に縦置きされ、上面及び下面を除く一面が開口する箱状の収納ケースと、収納ケースの上面に上部が取り付けられて開口を閉塞するカバーとを含んでなる給湯器であって、
収納ケースの上面に、カバーの上部に設けられた被係止部が係止可能な係止部が設けられると共に、係止部の下方に位置して開口以外の面に向かって下り傾斜する排水部が設けられていることを特徴とする。
本開示の別の態様は、上記構成において、係止部は、収納ケースの上面から上方へ突出する門型の突起であり、
被係止部は、係止部が貫通可能な切り込みであり、切り込みの両端に、切り込みを貫通した係止部の両端が嵌合する穴が連設されていることを特徴とする。
本開示によれば、カバー上に落下して係止部に付着した水滴が、毛細管現象によって収納ケースとカバーとの間に流れ込むことがあっても、水滴は、排水部によって収納ケースの開口と反対側に流れて落下し、開口から収納ケースの内部に流れ込むことがなくなる。よって、コントローラの防滴性を高めることができる。
本開示の別の態様によれば、上記効果に加えて、カバーを収納ケースへ簡単に着脱可能となる。また、カバーを取り付けた状態では切り込みが閉じるため、水滴が収納ケースとカバーとの間に浸入しにくくなる。
給湯器の正面図である。 フロントカバーを取り外した給湯器の正面図である。 図1のA-A線断面図である。 フロントカバー及び箱本体の左右の側板、背板、樹脂シートを省略して筐体内部を左後方から見た斜視図である。 フロントカバー及び箱本体の左右の側板、背板、樹脂シートを省略して筐体内部を右後方から見た斜視図である。 フロントカバー及び箱本体の左右の側板、背板、樹脂シートを省略して筐体内部を右前方から見た斜視図である。 図2のB-B線拡大断面図である。 コントローラの前方からの分解斜視図である。 コントローラの後方からの分解斜視図である。 カバーの上板の係止部分の拡大斜視図である。 図2のC-C線部分の拡大断面図である。
以下、本開示の実施の形態を図面に基づいて説明する。
(給湯器の全体構成の説明)
図1は、給湯器の一例を示す正面図である。図2は、フロントカバーを取り外した状態の正面図である。図3は、図1のA-A線断面図である。
給湯器1は、縦長箱状の筐体2を有する。筐体2は、箱本体3とフロントカバー4とを備えている。箱本体3は、前面を開口して前後に深底となっている。フロントカバー4は、箱本体3に前方からネジ止めされて前面を閉塞する。フロントカバー4の上部には、後述する上ケーシング19の前側に設けられた円筒状の排気口37が貫通している。
箱本体3は、天板5及び底板6、左右の側板7A,7B及び背板8を備えている。底板6には、外部の水道管に接続するための水入口9と、外部の給湯栓に接続するための湯出口10と、外部の浴槽に接続するための風呂戻り口11と風呂往き口12とが設けられている。底板6の中央部には、外部のガス配管に接続するためのガス入口13と、後述する中和器55に接続される排水口14とが設けられている。背板8の上下には、壁面等へ設置するための取付板15,15が設けられている。
箱本体3内の奥側には、燃焼室16が設けられている。燃焼室16は、上下方向に連通する下ケーシング17と中ケーシング18と上ケーシング19とを備えている。
下ケーシング17には、複数のバーナユニット20,20・・が収容されている。各バーナユニット20は、前後方向に延びる扁平なバーナ21を左右方向に複数並設してなる。バーナ21の数は、バーナユニット20毎に異なっている。
下ケーシング17の下面には、図4に示すように、燃焼ファン22が連結されている。燃焼ファン22は、後面側に設けたファンモータ23により、前後方向を軸として回転する。燃焼ファン22は、バーナユニット20に燃焼用空気を供給する。
下ケーシング17の前側には、ガス分配ユニット25が設けられている。ガス分配ユニット25は、複数の電磁弁を備えて、各電磁弁の開閉により燃焼させるバーナユニット20を切替可能となっている。バーナユニット20の上流端には、元弁及び比例弁を備えたガス配管26が接続されている。ガス配管26は、ガス入口13に接続されている。
中ケーシング18には、給湯一次熱交換器27及び風呂熱交換器28が収容されている。給湯一次熱交換器27は、左右方向に所定間隔をおいて配設される複数のフィン29,29・・と、各フィン29を蛇行状に上下二段で貫通する給湯側伝熱管30とを備えている。風呂熱交換器28は、各フィン29と、上下段の給湯側伝熱管30の間で各フィン29を蛇行状に貫通する風呂側伝熱管31とを備えている。すなわち、給湯器1は、1つの中ケーシング18内に経路が異なる給湯一次熱交換器27と風呂熱交換器28とが併設されて共通のバーナユニット20によって加熱される1缶2水路型となっている。
上ケーシング19には、給湯二次熱交換器32が収容されている。給湯二次熱交換器32は、蛇行状に形成される複数の吸熱管33,33・・を収容している。各吸熱管33は、図4に示すように、両端が上ケーシング19の左側面へ前後に設けた入側ヘッダ34と出側ヘッダ35とに接続されて、入側端部同士と出側端部同士とが互いに連通している。
上ケーシング19は、中ケーシング18と後部同士で連通している。上ケーシング19は、前下がり傾斜姿勢で支持されて、前側には、前後に扁平なドレン受け36が設けられている。ドレン受け36の前側に排気口37が前向きに連結されている。
水入口9には、給水管40が接続されている。給水管40は、燃焼室16の左側で上方に引き回され、上ケーシング19の入側ヘッダ34に接続されている。
出側ヘッダ35には、中継管41が接続されている。中継管41は、図5にも示すように、燃焼室16の左側から中ケーシング18の後方を通って中ケーシング18の右側へ回り込んでいる。そして、中継管41は、中ケーシング18の右側で前方へ引き回されて、給湯一次熱交換器27の給湯側伝熱管30の下段の上流端に接続されている。
給湯側伝熱管30の上段の下流端には、出湯管42が接続されている。出湯管42は、図6にも示すように、中ケーシング18の右側面から中ケーシング18の前方へ回り込み、中ケーシング18の前方を横切って中ケーシング18の左側へ移動する。そして、出湯管42は、図4に示すように、中ケーシング18の左前方で下方向に屈曲し、下方へ直線状に引き回された後、湯出口10に接続されている。出湯管42の直線部43は、バイパス管44を介して給水管40に接続されている。
風呂戻り口11には、風呂戻り管45が接続されている。風呂戻り管45は、図4~6に示すように、ポンプ46を介して燃焼室16の右側を上方へ引き回される。そして、風呂戻り管45は、中ケーシング18の前方を横切って中ケーシング18の左側に回り込み、風呂熱交換器28の風呂側伝熱管31の上流端に接続される。風呂戻り管45は、落とし込み管47を介して出湯管42と接続されている。
風呂往き口12には、風呂往き管48が接続されている。風呂往き管48は、燃焼室16の右側を上方へ引き回された後、中ケーシング18の右側で風呂側伝熱管31の下流端に接続されている。
燃焼室16の周囲には、樹脂シート50が巻回されている。樹脂シート50は、図1,2及び図7に示すように、下ケーシング17と中ケーシング18とに跨がって燃焼室16の周囲に巻回される帯状体である。樹脂シート50は、各配管の外側で左右の側板7A,7B、背板8の内面に沿って巻回されることで、燃焼室16と非接触となっている。
樹脂シート50には、幅方向に往復して蛇行しながら長手方向に延びる連続状の導電パターン51が、長手方向の全長に亘って印刷されている。導電パターン51の両端は、後述する電装基板66へ電気的に接続されて、過熱防止装置を形成している。この過熱防止装置は、下ケーシング17又は中ケーシング18の異常過熱によってひび割れや穴あき等が生じて燃焼排気が噴出すると、樹脂シート50の溶融と共に導電パターン51が破断して抵抗値が急増又は無限大となることで、その抵抗値の変化を検知した電装基板66が燃料ガスの供給を停止してバーナユニット20を消火させるものである。
燃焼室16の前側には、中和器55が配置されている。中和器55は、正面視が矩形状の箱体で、内部には図示しない中和剤が充填されている。中和器55の上面には、上ケーシング19の前側底面及びドレン受け36に接続されるドレン排出管56,56が接続されている。中和器55の下面には、排水口14と接続される排水管57が接続されている。
中和器55の上部は、図3に示すように、中ケーシング18及び上ケーシング19から下向きに固定されたブラケット金具58に、側面視L字状の取付金具59を介して固定されている。中和器55の下部は、ガス分配ユニット25の前側で下ケーシング17に固定されて左右方向に延びる固定バー60に固定されている。
中和器55の下方には、コントローラ65が配置されている。コントローラ65は、電装基板66と、収納ケース67と、カバー68とを含んでなる。コントローラ65の詳細については後述する。
(給湯器の動作説明)
給湯器1において、通常の給湯は以下の如くなされる。
湯出口10に接続された外部配管の給湯栓が開栓されて器具内に通水され、その通水を給水管40に設けた給湯水量センサで検知すると、コントローラ65は、燃焼ファン22を所定時間回転させて、燃焼室16内に貯留している燃焼排気を排出させる(プリパージ)。その後、ガス配管26の元弁及びガス分配ユニット25の電磁弁を開弁させ、比例弁を所定開度で開弁させて、バーナユニット20へガスを供給すると共に、イグナイタを作動させてバーナユニット20に点火する。
これにより、給水管40から供給される水は、給湯二次熱交換器32の吸熱管33を流れる際にバーナユニット20の燃焼排気と熱交換して潜熱を回収する。このとき発生したドレンは、ドレン排出管56を介して中和器55に回収され、中和剤で中和された後、排水管57から器具外部へ排出される。
そして、給湯二次熱交換器32を通過した湯水は、中継管41を介して給湯一次熱交換器32に流れ、給湯側伝熱管30を流れる際にバーナユニット20の燃焼排気と熱交換して顕熱を回収する。こうして加熱された湯は、出湯管42及び外部配管を通って給湯栓から出湯される。
コントローラ65の電装基板66は、出湯管42に設けた出口温度サーミスタによって、給湯一次熱交換器27直後から出湯される湯の温度である出口温度を監視し、バイパス管44に設けた分配弁を駆動させて、出口温度が、給湯一次熱交換器27でのドレンの発生や過熱を防止できる温度範囲内に維持されるようにバイパス管44への流量(バイパス率)を制御する。
また、電装基板66は、出湯管42に設けた出湯温度サーミスタによって出湯温度を監視し、出湯温度が外部の給湯リモコン又は風呂リモコンによって指示された設定温度となるように、ガス分配ユニット25の各電磁弁の開閉制御と比例弁の開度調整とを行うと共に、燃焼ファン22の回転数制御によって空気量を連続的に変化させる。
給湯栓を閉じると、給湯水量センサからの信号停止を確認した電装基板66は、元弁及びガス分配ユニット25の電磁弁を閉じてバーナユニット20を消火させ、所定時間燃焼ファン22を回転させる(ポストパージ)。
一方、給湯リモコン又は風呂リモコンの自動スイッチを押すと、電装基板66は、落とし込み管47に設けた落とし込み水電磁弁を開弁して給湯一次熱交換器27及び給湯二次熱交換器32に通水させてバーナユニット20を燃焼させる。出湯管42からの湯は、落とし込み管47及び風呂戻り管45を通って外部の浴槽に供給される。落とし込み管47に設けた風呂水量センサで検出した水量が設定水量に達すると、電装基板66は、落とし込み水電磁弁を閉じて通水を停止し、バーナユニット20を消火させる。
次に、電装基板66は、ポンプ46を作動させて、風呂熱交換器28と浴槽との間で湯を循環させる。このとき、電装基板66は、風呂戻り管45及び風呂往き管48に設けたサーミスタで循環する湯の温度を監視し、設定温度からの低下を確認すると、給湯時と同様にバーナユニット20を点火すると共に、燃焼ファン22によって燃焼用空気を供給する。よって、風呂熱交換器28と浴槽との間を循環する風呂循環水は、風呂側伝熱管31を流れる際にバーナユニット20の燃焼排気と熱交換されて設定温度まで加熱される。設定温度に達すると、電装基板66は、バーナユニット20の燃焼を停止させ、ポンプ46を停止させる。
(コントローラの説明)
コントローラ65の収納ケース67は、図8及び図9に示すように、前面を開口して正面視が横長矩形状となる樹脂製である。後側の内底面が電装基板66の保持部となっている。収納ケース67の上面には、左右一対の取付片69,69が上向きに形成されている。各取付片69には、小孔70が貫通形成されている。
取付片69,69の左右外側には、左右一対のカバー取付部71,71が設けられている。カバー取付部71,71は、上面を平坦として前後方向へ延びる突条である。但し、各カバー取付部71の後端には、正面視が門型の突起となる係止部72がそれぞれ上向きに突設されている。また、各カバー取付部71の上面には、前後方向の中央部から後方へ向かうに従って下り傾斜する排水溝73が形成されている。排水溝73は、係止部72の下方を潜ってカバー取付部71の後端まで形成されている。
収納ケース67の下面には、左右一対の支持部74,74が形成されている。各支持部74は、収納ケース67の下面から下向きに延びるブロック状である。各支持部74の下面には、下方へ向かって先細りとなる円錐状の係止突起75がそれぞれ形成されている。箱本体3の底板6には、係止突起75,75に対応する一対の透孔76,76が形成されている。
収納ケース67の下面で左側の支持部74よりも左側には、突起77(図2)が下向きに形成されている。収納ケース67の下面には、電装基板66に接続されるケーブルを係止させるための複数のフック78,78・・が形成されている。
電装基板66は、正面視が横長矩形状のプリント基板の前面に、マイコンやメモリ等の各種制御部品を実装してなり、収納ケース67の内底面に前方から嵌合されて位置決めされる。
カバー68は、樹脂製のシート状で、上板80と前板81とを有する側面視逆L字状となっている。上板80は、収納ケース67の上面よりも前後左右に一回り大きい帯状である。上板80の後端には、左右の取付片69,69が嵌合する左右一対の切欠部82,82が形成されている。
切欠部82,82の左右外側には、左右一対の切り込み83,83が形成されている。切り込み83,83は、カバー取付部71,71の係止部72,72に対応して左右方向に延びている。各切り込み83の左右両端には、正方形状の角穴84,84が形成されている。角穴84は、係止部72の両端が挿通可能な大きさとなっている。
前板81は、上板80の前端から下向きに連設されて、収納ケース67の前面を覆う正面視横長矩形状となっている。前板81の左下の角部には、後方へ折り曲げられる折り曲げ片85が形成されている。折り曲げ片85には、係止孔86が形成されている。係止孔86は、収納ケース67の下面に設けた突起77に対応している。
前板81の左右の側縁には、後方への折り返し部87,87が上下方向に形成されている。折り返し部87,87は、収納ケース67の左右の側面を外側から覆う位置に設けられている。
以上の如く構成されたコントローラ65は、収納ケース67が左右一対の取付金具59,59によって固定バー60にネジ止めされる。取付金具59は、中和器55をブラケット金具58に固定するものと同じ形状で、上板部90と中板部91と下板部92とを備えている。上板部90は、上下方向に延びる帯板状で、透孔93が形成されている。中板部91は、上板部90の下端から前方へ延びる帯板状である。上板部90と中板部91の左右の側辺には、補強用の折り返しが形成されている。下板部92は、中板部91の前端から下向きに延びる板状で、ネジ孔94が形成されている。
各取付金具59は、下板部92を取付片69の裏側に位置決めした状態で、前方から取付片69の小孔70を貫通させたネジ95をネジ孔94にねじ込むことで、取付片69に取り付けられる。
取付金具59,59を取り付けて電装基板66を収容した収納ケース67は、左右の支持部74,74の係止突起75,75を底板6の透孔76,76に上方から差し込むことで位置決めされる。この状態で、取付金具59,59の上板部90,90を、固定バー60の前面に位置決めして、前方から透孔93,93を貫通させたネジ96,96を、固定バー60に設けたネジ孔97,97にねじ込むことで、固定バー60に固定される。
そして、収納ケース67の前側上方からカバー68の上板80を、収納ケース67の上面に被せる。このとき、上板80の左右の切り込み83,83を、収納ケース67の左右のカバー取付部71,71の係止部72,72にそれぞれ合わせて、係止部72,72を下方から切り込み83,83に貫通させる。すると、図10に示すように、係止部72,72の両端が切り込み83の両端の角穴84,84に嵌合して切り込み83が閉じ、上板80が係止部72に水平状態で係止される。この状態で前板81は、収納ケース67の前面を前方から覆う。そして、折り曲げ片85の係止孔86に収納ケース67の突起77を貫通係止させると、前板81は、収納ケース67の前面を閉塞した格好で位置決めされる。
よって、筐体2内で結露等で発生した水滴がカバー68の上板80上に落下しても、そのまま上板80の前側或いは後側に流れて前板81の前面或いは収納ケース67の後面を伝って下方へ落下する。また、上板80から突出する係止部72に接触した水滴が、毛細管現象によって切り込み83を通って上板80とカバー取付部71との間に浸入することがあっても、図11に点線で示すように、カバー取付部71の上面に設けた排水溝73によって後方へ流れ、そのまま収納ケース67の後面を伝って下方へ落下する。従って、水滴が収納ケース67の前面から電装基板66側に浸入することが効果的に防止される。
(コントローラに係る発明の効果)
上記形態の給湯器1は、筐体2内に、バーナ21及び給湯一次、二次熱交換器27,32、風呂熱交換器28を有する燃焼室16と、バーナ21を制御するコントローラ65とが収容され、コントローラ65が、電装基板66と、電装基板66を収納して筐体2内に縦置きされ、前面が開口する箱状の収納ケース67と、収納ケース67の上面に上部が取り付けられて収納ケース67の開口を閉塞するカバー68とを含んでなる。
そして、収納ケース67の上面に、カバー68の上部に設けられた切り込み83(被係止部の一例)が係止可能な係止部72が設けられると共に、係止部72の下方に位置して開口以外の面に向かって下り傾斜する排水溝73(排水部の一例)が設けられている。
この構成によれば、カバー68の上板80上に落下して係止部72に付着した水滴が、毛細管現象によってカバー取付部71と上板80との間に流れ込むことがあっても、水滴は、排水溝73によって収納ケース67の後側に流れて後面から落下し、前面の開口から収納ケース67の内部に流れ込むことがなくなる。よって、コントローラ65の防滴性を高めることができる。
係止部72は、収納ケース67の上面から上方へ突出する門型の突起であり、被係止部は、係止部72が貫通可能な切り込み83であり、切り込み83の両端に、切り込み83を貫通した係止部72の両端が嵌合する角穴84(穴の一例)が連設されている。
よって、カバー68を収納ケース67へ簡単に着脱可能となる。また、カバー68を取り付けた状態では切り込み83が閉じるため、水滴がカバー取付部71の上面と上板80との間に浸入しにくくなる。
(変更例の説明)
排水部は、上記形態の排水溝のようにカバー取付部の上面の前後方向の中央部から傾斜させる構造に限らない。カバー取付部の上面全体に亘って傾斜させてもよい。収納ケースの上面にカバー取付部を突設せず、平坦な上面に係止部と排水溝とを設けてもよい。
排水部は、上記形態の排水溝に限らない。例えば、排水部の底面は、平面でなく曲面としてもよい。
係止部は、門型でなく、半円状等であってもよい。係止部の横断面形状は、四角でなく丸形等であってもよい。よって、カバーの切り込みの両端は、角穴に限らず、係止部の横断面形状に合わせて適宜変更できる。
被係止部は、上記形態の切り込みに限らず、係止部の厚みで開口するスリットとしてもよい。
係止部及び被係止部の数は、2つに限らず、カバーの固定が可能であれば、適宜増減して差し支えない。
カバーの折り曲げ片と収納ケースの突起との係止構造は、左右両側に設けてもよいし、省略してもよい。
収納ケースの上面や底面、左右の側面には開口や切欠があってもなくてもよい。
上記形態では、コントローラを左右方向に縦置きして収納ケースの前面を開口させているが、筐体内でのコントローラの設置の向きは、上記形態に限らず、例えば前後方向に縦置きしてもよい。よって、収納ケースの開口が横向きとなる場合は、排水部は、左右方向に傾斜形成される。
コントローラは、左右横長でなく、上下縦長であっても差し支えない。
筐体内での収納ケースの取付は、上記形態の構造に限らない。例えば、収納ケースの上部では、取付金具の数を増減したり、取付金具を省略して収納ケースの取付片を直接固定バーに固定してもよい。収納ケースの下部では、支持部をなくして収納ケースの下面から係止突起のみを突設させてもよい。係止突起によらずに収納ケースの下部を筐体にネジ止めしてもよい。
上記形態では、給湯側にのみ一次熱交換器と二次熱交換器とを設けているが、風呂側にも二次熱交換器を設けてもよい。風呂熱交換器に代えて暖房熱交換器を設けてもよい。
上記形態では、給湯一次熱交換器と風呂熱交換器とを1つのケーシングに併設した1缶2水路型となっているが、本開示は、1缶2水路型の給湯器に限らない。例えば、給湯熱交換器を有する給湯燃焼室と、風呂(或いは暖房等)熱交換器を有する風呂(或いは暖房等)燃焼室とを別個に備えて風呂(或いは暖房等)回路が給湯回路と分離して形成される2缶2水路型の給湯器であっても差し支えない。
但し、風呂用や暖房用の熱交換器を備えず、給湯用の熱交換器のみを備える給湯器であっても、本開示は適用可能である。暖房専用や風呂専用の給湯器でも本開示は適用可能である。
1・・給湯器、2・・筐体、3・・箱本体、4・・フロントカバー、16・・燃焼室、17・・下ケーシング、18・・中ケーシング、19・・上ケーシング、20・・バーナユニット、21・・バーナ、22・・燃焼ファン、26・・ガス配管、27・・給湯一次熱交換器、28・・風呂熱交換器、32・・給湯二次熱交換器、40・・給水管、41・・中継管、42・・出湯管、45・・風呂戻り管、48・・風呂往き管、50・・樹脂シート、55・・中和器、59・・取付金具、65・・コントローラ、66・・電装基板、67・・収納ケース、68・・カバー、69・・取付片、71・・カバー取付部、72・・係止部、73・・排水溝、80・・上板、81・・前板、83・・切り込み、84・・角穴。

Claims (2)

  1. 筐体内に、バーナ及び熱交換器を有する燃焼室と、前記バーナを制御するコントローラとが収容され、
    前記コントローラが、電装基板と、前記電装基板を収納して前記筐体内に縦置きされ、上面及び下面を除く一面が開口する箱状の収納ケースと、前記収納ケースの上面に上部が取り付けられて前記開口を閉塞するカバーとを含んでなる給湯器であって、
    前記収納ケースの上面に、前記カバーの上部に設けられた被係止部が係止可能な係止部が設けられると共に、前記係止部の下方に位置して前記開口以外の面に向かって下り傾斜する排水部が設けられていることを特徴とする給湯器。
  2. 前記係止部は、前記収納ケースの上面から上方へ突出する門型の突起であり、
    前記被係止部は、前記係止部が貫通可能な切り込みであり、前記切り込みの両端に、前記切り込みを貫通した前記係止部の両端が嵌合する穴が連設されていることを特徴とする請求項1に記載の給湯器。
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