JP2024007098A - スライド扉の非常解錠装置 - Google Patents

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拓也 佐藤
Takuya Sato
純次 藤田
Junji Fujita
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【課題】ボルト挿通孔と施錠用挿通孔の位置が倉庫奥行き方向に対してずれているオフセットに影響を受けることなく、取付を容易にし、非常時の解錠をスムーズに行えるスライド扉の非常解錠装置を提供する。【解決手段】倉庫の開口部2の側部に設けられた貫通孔1bを挿通し、庫外側の他端にねじ部を有する操作軸10と、開口部の側部に配置され、開口部の側部に設けられた凹所に係脱可能に嵌挿する回転止め突部と操作軸が挿通される操作軸挿通孔25と第1の施錠用挿通孔26とを有する錠受け金具20と、操作軸挿通孔を挿通した操作軸のねじ部に螺合するねじ受け部材30と、開口部を閉塞した状態で、スライド扉3に取り付けられた掛け金具40と錠受け金具に錠止する施錠器具50と、を具備し、上記操作軸挿通孔を、スライド扉が開口部を閉塞する外側の一端に開放部25aを有し、開放部からスライド扉側の他端に向かって勾配を有する傾斜溝にて形成する。【選択図】 図5

Description

この発明は、スライド扉の非常解錠装置に関するもので、更に詳細には、例えば冷蔵庫や貯蔵庫等の倉庫の開口部を開閉するスライド扉の非常解錠装置に関するものである。
従来、冷蔵庫や貯蔵庫等の倉庫の開口部を開閉するスライド扉には、盗難等の防止のために、スライド扉の先端部に取り付けられる掛け金具と、開口部の側部に配置され、倉庫内部から貫通するボルト部材によって締結・固定される錠受け金具の各々に設けられた施錠用挿通孔に施錠器具を錠止して施錠されている。
また、この種の倉庫では、作業者が誤って庫内に閉じ込められる危険があることから、非常時には、ボルト部材を緩めることで錠受け金具を取り外して倉庫の開口部を閉塞するスライド扉を庫内側から開放可能とする非常開放装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の非常開放装置においては、倉庫の開口部の側部に配置される第1金具(以下に、錠受け金具という)に、倉庫内部から貫通するボルト部材が挿通されると共に、スライド扉が開口部を閉塞する方向に開放部を有する切欠き溝にて形成されるボルト挿通孔を設け、錠受け金具の切欠き溝に挿通されたボルト部材のねじ部に螺合するナットが設けられた第2金具を、位置決め部材を介して錠受け金具と共に開口部の側部に位置決めする構造が開示されている。なお、開口部を閉塞した状態で、スライド扉の先端部に取り付けられた掛け金具と錠受け金具の各々に設けられた施錠用挿通孔に施錠器具を錠止して施錠されている。
特許文献1に記載の非常開放装置によれば、非常時に、ボルト部材のねじ部と第2金具のナットとの螺合を緩めてボルト部材を庫内側に移動した後、庫外側に押すことによって位置決め部材が外れて第2金具及び錠受け金具を開口部の側部から外すことができる。この状態で、スライド扉を開放方向へスライドさせると、切欠き溝に挿通されたボルト部材は切欠き溝の開放部から外部に離脱し、スライド扉が開放方向へ移動する。
特許第4644398号公報
しかしながら、特許文献1に記載の非常開放装置においては、ボルト部材が挿通されるボルト挿通孔が、スライド扉が開口部を閉塞する方向、換言すると水平方向に開放部を有する切欠き溝にて形成されるため、ボルト挿通孔と施錠用挿通孔の位置が倉庫奥行き方向に対してずれているオフセットの場合、解錠時に錠受け金具が回動し、ボルト挿通孔が傾斜してしまうことで、解錠がスムーズに行われない虞がある。この問題を解決するためオフセットがないように錠受け金具を設計しようとすると、施錠器具が錠止される施錠用挿通孔は、スライド扉側の掛け金具との関係で形状・寸法に許容範囲を設けざるを得ず、錠受け金具自体の形状や寸法等に制限が加わる虞がある。また、オフセットがないように、ボルト部材と施錠用挿通孔を一直線にして真横に長孔を切り欠くと衝撃に弱くなり、扉を力強く引いた場合、施錠していてもボルト部材とナットの螺合を緩めることなく、錠受け金具が外れる虞がある。
また、特許文献1に記載の非常開放装置においては、錠受け金具の開口部側への位置決めが錠受け金具と第2金具を連結する位置決め部材によって行われるため、構成部材が多くなる上、錠受け金具と第2金具に加工を施す必要があり、錠受け金具の位置決め・取付に手間を要する懸念がある。また、非常時に、ボルト部材のねじ部と第2金具のナットとの螺合を緩めてボルト部材を庫内側に移動した後、庫外側に押すことによって位置決め部材を外して解錠するため、解錠がスムーズに行われない虞がある。
この発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、錠受け金具に設けられたボルト挿通孔と施錠用挿通孔の位置が倉庫奥行き方向に対してずれているオフセットに影響を受けることなく、倉庫の開口部の側部への取付を容易にし、非常時の解錠をスムーズに行えるようにしたスライド扉の非常解錠装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、この発明に係るスライド扉の非常解錠装置は、冷蔵庫、貯蔵庫等の倉庫の開口部の開閉を行うスライド扉の非常解錠装置であって、 上記倉庫の上記開口部の側部に設けられた貫通孔を挿通し、庫内側の一端に操作部材が固着され、庫外側の他端にねじ部を有する操作軸と、 上記倉庫の上記開口部の側部に配置され、上記開口部の上記側部に設けられた凹所に係脱可能に嵌挿する位置決め兼用の回転止め突部と、上記操作軸が挿通される操作軸挿通孔と、第1の施錠用挿入孔とを有する錠受け金具と、 上記操作軸挿通孔を挿通した上記操作軸の上記ねじ部に螺合するねじ受け部材と、 上記開口部を閉塞した状態で、上記スライド扉に取り付けられた掛け金具に設けられた第2の施錠用挿通孔と上記錠受け金具の上記第1の施錠用挿通孔に錠止する施錠器具と、を具備し、 上記操作軸挿通孔は、上記スライド扉が上記開口部を閉塞する外側の一端に開放部を有し、上記開放部から上記スライド扉側の他端に向かって勾配を有する傾斜溝にて形成されている、ことを特徴とする(請求項1)。
このように構成することにより、解錠時に操作部材による操作軸の回動によって操作軸とねじ受け部材との螺合が緩められると共に、操作軸の回動に伴ってねじ受け部材を介して錠受け金具が回動することで、操作軸挿通孔がスライド扉方向に近づき、解錠がスムーズになる。
この発明において、上記操作軸の庫内側のねじ部にナットが螺合され、上記ナットの外周部に固着される上記操作部材に、上記ナットから突出する上記操作軸の端部を収容する凹部が設けられているのが好ましい(請求項2)。
このように構成することにより、操作部材をねじの締付方向に回動することで、操作軸のねじ部に螺合するねじ部を有するねじ受け部材とナットに固着される操作部材とで錠受け金具を締結・固定する。また、解錠時には、操作部材をねじの締付方向と逆の弛緩方向に回動することで、ねじ受け部材と操作部材との間隔が広がり、凹所に嵌挿された回転止め突部が凹所から外れる。この際、ナットに螺合する操作軸の庫内側端部がナットから突出するが操作部材に設けられた凹部内に収容されるので、操作部材の回動のみによって錠受け金具の取付と取外しを行うことができる。
また、この発明において、上記操作軸挿通孔は、上記錠受け金具の上下対称位置に対称の傾斜方向に設けられているのが好ましい(請求項3)。
このように構成することにより、同一形状の錠受け金具を左右のいずれかに開閉するスライド扉の双方に適用することができる。
加えて、この発明において、上記錠受け金具は、上記回転止め突部と上記操作軸挿通孔を有する内側片と、上記第1の施錠用挿通孔を有する外側片と、上記内側片と上記外側片の上記スライド扉側端部同士を連結する連結片とで構成され、上記ねじ受け部材は、解錠時の上記操作軸の回動による回動に伴って上記連結片に係合可能な板状部材にて形成されているのが好ましい(請求項4)。この場合、上記回転止め突部と上記操作軸挿通孔は、上記内側片の上下対称位置に設けられ、上記操作軸挿通孔は対称の傾斜方向に設けられているのが好ましい(請求項5)。
このように構成することにより、解錠時に操作部材による操作軸の回動によって操作軸とねじ受け部材との螺合が緩められると共に、操作軸の回動に伴って板状のねじ受け部材が連結片に係合して錠受け金具が回動することで、操作軸挿通孔がスライド扉方向に近づき、解錠がスムーズになる。この場合、上記回転止め突部と上記操作軸挿通孔は、上記内側片の上下対称位置に設けられ、上記操作軸挿通孔は対称の傾斜方向に設けることで、同一形状の錠受け金具を左右のいずれかに開閉するスライド扉の双方に適用することができる。
この発明によれば、上記のように構成されているので、以下のような顕著な効果が得られる。
(1)請求項1,4に記載の発明によれば、解錠時に操作部材による操作軸の回動によって操作軸とねじ受け部材との螺合が緩められると共に、操作軸の回動に伴ってねじ受け部材を介して錠受け金具が回動することで、操作軸挿通孔がスライド扉方向に近づくので、解錠がスムーズになる。したがって、錠受け金具に設けられたボルト挿通孔と施錠用挿通孔の位置が倉庫奥行き方向に対してずれているオフセットに影響を受けることなく、倉庫の開口部の側部への取付を容易にし、非常時の解錠をスムーズに行うことができる。
(2)請求項2に記載の発明によれば、操作部材の回動のみによって錠受け金具の取付と取外しを行うことができるので、錠受け金具の取付と解錠を容易に行うことができる。
(3)請求項3,5に記載の発明によれば、同一形状の錠受け金具を左右のいずれかに開閉するスライド扉の双方に適用することができるので、部材の削減が図れ、錠受け金具の設計に自由度を持たせることができると共に、錠受け金具と施錠器具の配置に自由度を持たせることができる。
この発明に係る非常解錠装置を備える冷蔵庫を示す概略正面図である。 この発明に係る非常解錠装置の施錠時の要部を示す断面図である。 この発明における回転止め突部の嵌挿状態を示す断面図である。 図2のI-I線に沿う要部断面図である。 施錠状態の要部を示す斜視図である。 この発明における錠受け金具の正面図(a)、平面図(b)、左側面図(c)及び右側面図(d)である。 上記錠受け金具の正面、平面及び左側面を表す斜視図(a)及び正面、平面及び右側面を表す斜視図(b)である。 解錠時の操作軸、錠受け金具及びねじ受け部材の状態を示す断面図である。 解錠時の錠受け金具とねじ受け部材の状態を示す正面図である。
以下に、この発明を実施するための形態について、添付図面に基づいて詳細に説明する。ここでは、この発明に係るスライド扉の非常解錠装置をプレハブ式冷蔵庫に適用した場合について説明する。
図1に示すように、スライド扉3は、冷蔵庫1を構成する断熱性の壁パネル1aと床パネル1dに設けられた出入り口用の開口部2の上部に配設される案内レール4上を転動する吊り車輪5によって開口部2を開閉可能に構成されている。なお、案内レール4と吊り車輪5はレールカバー7によって被装されている。スライド扉3は開口部2の閉塞時には戸先下部ストッパ6aに当接し、開口部2の開放時には戸尻下部ストッパ6bに当接する。
開口部2は、壁パネル1aの側方端部に継手部材2bを介在して固定される入口枠2aによって構成されている。なお、開口部2の庫外側の側部における入口枠2aと壁パネル1aとの間には補強部材2dが介在されている。なお、開口部2の側部における壁パネル1a、入口枠2a及び補強部材2dには貫通孔1bが設けられている。
非常解錠装置は、冷蔵庫1の開口部2の側部とスライド扉3の閉塞側端部に設けられており、図2ないし図5に示すように、開口部2の側部に設けられた上記貫通孔1bを挿通する操作軸10と、開口部2の側部に配置され、操作軸10が挿通される操作軸挿通孔25を具備する錠受け金具20と、操作軸挿通孔25を挿通した操作軸10のねじ部11に螺合するねじ受け部材30と、開口部2を閉塞した状態で、スライド扉3に取り付けられた掛け金具40と錠受け金具20に錠止する施錠器具50とで主に構成されている。
操作軸10は、図2に示すように、庫内側のねじ部11にナット13が螺合され、ナット13の外周部に固着される操作部材12に、ナット13から突出する操作軸10の端部を収容する凹部12aが設けられている。
錠受け金具20は、開口部2の側部に設けられた凹所1cに係脱可能に嵌挿する位置決め兼用の回転止め突部24と、操作軸10が挿通される操作軸挿通孔25と、第1の施錠用挿通孔26とを有する。操作軸挿通孔25は、スライド扉3が開口部2を閉塞する外側の一端に開放部25aを有し、開放部25aからスライド扉3側の他端に向かって勾配を有する傾斜溝にて形成されている。
また、錠受け金具20は、図6及び図7に示すように、回転止め突部24と操作軸挿通孔25を有する内側片21と、第1の施錠用挿通孔26を有する外側片22と、内側片21と外側片22のスライド扉側端部同士を連結する連結片23とで構成されている。この場合、回転止め突部24は操作軸挿通孔25の上下方向の外方側に位置しており、内側片21に設けられた貫通孔21aに嵌挿され内側から溶接されるピンにて形成されている(図3及び図8参照)。この回転止め突部24と操作軸挿通孔25は、内側片21の上下対称位置に設けられており、操作軸挿通孔25は対称の傾斜方向に設けられている。この場合、上側の操作軸挿通孔25はスライド扉3側の端部に向かって下り勾配を有し、下側の操作軸挿通孔25はスライド扉3側の端部に向かって上り勾配を有する。また、第1の施錠用挿通孔26は、外側片22の上下対称位置に設けられる上下方向に延在する長孔にて形成されている。なお、第1の施錠用挿通孔26は必ずしも上下方向に延在する2つの長孔でなくてもよく、1つの長孔でもよい。また、連結片23の中央上下方向には適宜間隔をおいて取付孔23aが穿設されている。この取付孔23aには、錠受け金具20に被装されるカバー部材27と、スライド扉3が当接するストッパーゴム28とを貫通する固定ねじ29が螺合される。
操作軸挿通孔25を挿通した操作軸10のねじ部11に螺合するねじ受け部材30は、解錠時の操作軸10の緩み方向の回動に伴って錠受け金具20の連結片23に係合可能な板状部材である板ナットにて形成されている。
施錠器具50は、開口部2を閉塞した状態で、スライド扉3に取り付けられた掛け金具40に設けられた第2の施錠用挿通孔44と錠受け金具20の外側片22に設けられた第1の施錠用挿通孔26に錠止する略U形状の錠止部51を有する南京錠にて形成されている。
掛け金具40は、図2及び図5に示すように、スライド扉3の閉塞側端部に固定される固定片41と、ヒンジ部43を介して固定片41に揺動自在に枢着される掛け片42とで構成される蝶番にて形成されており、掛け片42に上下方向に延在する第2の施錠用挿通孔44が設けられている。
上記のように構成される非常解錠装置において、錠受け金具20は、回転止め突部24を開口部2の側部に設けられた凹所1cに対応する位置に配置した状態で、操作部材12をねじの締付方向に回動して、操作軸挿通孔25を挿通した操作軸10のねじ部11にねじ受け部材30を螺合することで、ねじ受け部材30とナット13に固着される操作部材12とで締結・固定される。また、非常時には、操作部材12をねじの締付方向と逆の弛緩方向に回動することで、ねじ受け部材30と操作部材12との間隔が広がり、凹所1cに嵌挿された回転止め突部24が凹所1cから外れる(図8参照)。この際、ナット13に螺合する操作軸10の庫内側端部がナット13から突出するが、操作部材12に設けられた凹部12a内に収容される。したがって、操作部材12の正逆の回動のみで錠受け金具20の取付と取外しを行うことができる。
上記実施形態の非常解錠装置によれば、解錠時に操作部材12による操作軸10の回動によって操作軸10とねじ受け部材30との螺合が緩められると共に、操作軸10の回動に伴ってねじ受け部材30が錠受け金具20に係合して錠受け金具20が回動することで、操作軸挿通孔25がスライド扉方向に近づくので、解錠がスムーズになる。したがって、錠受け金具20に設けられた操作軸挿通孔25と第1の施錠用挿通孔26の位置が倉庫奥行き方向に対してずれているオフセットに影響を受けることなく、冷蔵庫1の開口部2の側部への取付を容易にし、非常時の解錠をスムーズに行うことができる。
また、上記実施形態の非常解錠装置によれば、操作部材12の締付方向の回動によって錠受け金具20を開口部2の側部に締結・固定し、操作部材12の弛緩方向の回動によって錠受け金具20を開口部2の側部から取り外すことができるので、解錠を容易にすることができる。
更には上記実施形態の非常解錠装置においては、回転止め突部24と操作軸挿通孔25は、内側片21の上下対称位置に設けられ、操作軸挿通孔25は対称の傾斜方向に設けられている。また、第1の施錠用挿通孔26は、外側片22の上下対称位置に設けられる上下方向に延在する長孔にて形成されている。したがって、同一形状の錠受け金具20を左右のいずれかに開閉するスライド扉3の双方に適用することができるので、部材の削減が図れ、錠受け金具20の設計に自由度を持たせることができると共に、錠受け金具20と施錠器具50の配置に自由度を持たせることができる。
なお、上記実施形態では、この発明に係る非常解錠装置を冷蔵庫に適用した場合について説明したが、冷蔵庫以外の貯蔵庫やその他の倉庫についても適用できる。
1 冷蔵庫(倉庫)
1b 貫通孔
1c 凹所
2 開口部
3 スライド扉
10 操作軸
11 ねじ部
12 操作部材
12a 凹部
13 ナット
20 錠受け金具
21 内側片
22 外側片
23 連結片
24 位置決め兼用回転止め突部
25 操作軸挿通孔
25a 開放部
26 第1の施錠用挿通孔
30 ねじ受け部材
31 ねじ孔
40 掛け金具
44 第2の施錠用挿通孔
50 施錠器具
51 錠止部

Claims (5)

  1. 冷蔵庫、貯蔵庫等の倉庫の開口部の開閉を行うスライド扉の非常解錠装置であって、
    上記倉庫の上記開口部の側部に設けられた貫通孔を挿通し、庫内側の一端に操作部材が固着され、庫外側の他端にねじ部を有する操作軸と、
    上記倉庫の上記開口部の側部に配置され、上記開口部の上記側部に設けられた凹所に係脱可能に嵌挿する位置決め兼用の回転止め突部と、上記操作軸が挿通される操作軸挿通孔と、第1の施錠用挿入孔とを有する錠受け金具と、
    上記操作軸挿通孔を挿通した上記操作軸の上記ねじ部に螺合するねじ受け部材と、
    上記開口部を閉塞した状態で、上記スライド扉に取り付けられた掛け金具に設けられた第2の施錠用挿通孔と上記錠受け金具の上記第1の施錠用挿通孔に錠止する施錠器具と、を具備し、
    上記操作軸挿通孔は、上記スライド扉が上記開口部を閉塞する外側の一端に開放部を有し、上記開放部から上記スライド扉側の他端に向かって勾配を有する傾斜溝にて形成されている、
    ことを特徴とするスライド扉の非常解錠装置。
  2. 請求項1に記載のスライド扉の非常解錠装置であって、
    上記操作軸の庫内側のねじ部にナットが螺合され、上記ナットの外周部に固着される上記操作部材に、上記ナットから突出する上記操作軸の端部を収容する凹部が設けられている、ことを特徴とするスライド扉の非常解錠装置。
  3. 請求項1に記載のスライド扉の非常解錠装置であって、
    上記操作軸挿通孔は、上記錠受け金具の上下対称位置に対称の傾斜方向に設けられている、ことを特徴とするスライド扉の非常解錠装置。
  4. 請求項1に記載のスライド扉の非常解錠装置であって、
    上記錠受け金具は、上記回転止め突部と上記操作軸挿通孔を有する内側片と、上記第1の施錠用挿通孔を有する外側片と、上記内側片と上記外側片の上記スライド扉側端部同士を連結する連結片とで構成され、上記ねじ受け部材は、解錠時の上記操作軸の回動による回動に伴って上記連結片に係合可能な板状部材にて形成されている、ことを特徴とするスライド扉の非常解錠装置。
  5. 請求項4に記載のスライド扉の非常解錠装置であって、
    上記回転止め突部と上記操作軸挿通孔は、上記内側片の上下対称位置に設けられ、上記操作軸挿通孔は対称の傾斜方向に設けられている、ことを特徴とするスライド扉の非常解錠装置。
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