JP2024006758A - フレーム車の前部構造およびブレーキアクチュエータの交換方法 - Google Patents

フレーム車の前部構造およびブレーキアクチュエータの交換方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ブレーキアクチュエータを交換しやすくすることが可能なフレーム車の前部構造を提供する。【解決手段】フレーム車100の前部構造50は、車両前後方向に延びる左右一対のサイドレール11Lおよび11Rと、車幅方向に延びてサイドレール11Lおよび11Rを連結するクロスメンバ12aおよび12bと、クロスメンバ12aおよび12bの間に配置される走行用のモータ2と、クロスメンバ12bに対して車両後方側に配置されるとともに、サイドレール11Rに対して車幅方向内側に配置されるブレーキアクチュエータ6とを備え、モータ2が取り外された場合には、クロスメンバ12aおよび12bの間の空間から作業者がブレーキアクチュエータ6にアクセス可能に構成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、フレーム車の前部構造およびブレーキアクチュエータの交換方法に関する。
従来、マスタシリンダとホイールブレーキとの間に配置され、ホイールブレーキに供給される油圧を制御するブレーキアクチュエータが知られている(たとえば、特許文献1参照)。このブレーキアクチュエータは、エンジンルーム内に配置され、エプロンサイドメンバとダッシュクロスメンバとが接合された角部に取り付けられている。
特開2001-180467号公報
ここで、上記のようなブレーキアクチュエータがフレーム車に搭載される場合には、作業者によるブレーキアクチュエータの交換作業が行いやすいことが望ましい。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、本発明の目的は、ブレーキアクチュエータを交換しやすくすることが可能なフレーム車の前部構造およびブレーキアクチュエータの交換方法を提供することである。
本発明によるフレーム車の前部構造は、車両前後方向に延びる左右一対のサイドレールと、車幅方向に延びてサイドレールを連結する第1クロスメンバと、第1クロスメンバに対して車両後方側に配置され、車幅方向に延びてサイドレールを連結する第2クロスメンバとを備えるものである。フレーム車の前部構造は、第1クロスメンバおよび第2クロスメンバの間に配置される走行用の動力源と、第2クロスメンバに対して車両後方側に配置されるとともに、サイドレールに対して車幅方向内側に配置されるブレーキアクチュエータとを備え、動力源が取り外された場合には、第1クロスメンバおよび第2クロスメンバの間の空間から作業者がブレーキアクチュエータにアクセス可能に構成されている。
このように構成することによって、動力源が取り外された後に、第1クロスメンバおよび第2クロスメンバの間の空間に作業者が侵入してブレーキアクチュエータにアクセスすることにより、ブレーキアクチュエータを交換しやすくすることができる。
上記フレーム車の前部構造において、ブレーキアクチュエータが締結部材を用いて取り付けられる取付部と、第2クロスメンバの後面に連結され、取付部を支持する第1支持部と、サイドレールの内側面に連結され、取付部を支持する第2支持部とを備え、動力源が取り外された場合には、第1クロスメンバおよび第2クロスメンバの間の空間から作業者が締結部材にアクセス可能に構成されていてもよい。
この場合において、マスタシリンダからブレーキアクチュエータに向かう流路に配置され、第2支持部に取り付けられる配管継手を備え、配管継手の一方端部には、マスタシリンダから延びる第1配管が接続され、配管継手の他方端部には、ブレーキアクチュエータから車両後方側に延びる第2配管が接続され、動力源が取り外された場合には、第2配管と配管継手との第1接続部に、第1クロスメンバおよび第2クロスメンバの間の空間から作業者がアクセス可能に構成されていてもよい。
上記フレーム車の前部構造において、ブレーキアクチュエータからホイールブレーキに向かう第3配管は、ブレーキアクチュエータの上部から上方に延びるように設けられ、動力源が取り外された場合には、第3配管とブレーキアクチュエータとの第2接続部に、第1クロスメンバおよび第2クロスメンバの間の空間から作業者がアクセス可能に構成されていてもよい。
上記フレーム車の前部構造において、動力源は、モータを含み、モータを駆動させる電力を蓄えるバッテリは、第2クロスメンバの車両後方側に配置され、バッテリを冷却するための冷却配管は、ブレーキアクチュエータの車幅方向内側に配置されていてもよい。
本発明によるブレーキアクチュエータの交換方法は、フレーム車に設けられたブレーキアクチュエータの交換方法である。フレーム車は、車両前後方向に延びる左右一対のサイドレールと、車幅方向に延びてサイドレールを連結する第1クロスメンバと、第1クロスメンバに対して車両後方側に配置され、車幅方向に延びてサイドレールを連結する第2クロスメンバと、第1クロスメンバおよび第2クロスメンバの間に配置される走行用の動力源と、第2クロスメンバに対して車両後方側に配置されるとともに、サイドレールに対して車幅方向内側に配置されるブレーキアクチュエータとを備える。ブレーキアクチュエータの交換方法は、動力源を取り外すステップと、第1クロスメンバおよび第2クロスメンバの間の空間に作業者が侵入するステップと、第1クロスメンバおよび第2クロスメンバの間の空間に侵入した作業者がブレーキアクチュエータにアクセスするステップとを備える。
このように構成することによって、動力源が取り外された後に、第1クロスメンバおよび第2クロスメンバの間の空間に作業者が侵入してブレーキアクチュエータにアクセスすることにより、ブレーキアクチュエータを交換しやすくすることができる。
本発明のフレーム車の前部構造およびブレーキアクチュエータの交換方法によれば、ブレーキアクチュエータを交換しやすくすることができる。
本実施形態によるフレーム車の概略を模式的に示した平面図である。 図1のフレーム車のフレーム骨格を示した斜視図である。 図2のフレーム骨格に取り付けられたブレーキアクチュエータを拡大して示した図である。 図3のブレーキアクチュエータを下側から見た図である。 フレーム骨格からモータが取り外された後に、クロスメンバの間の空間に作業者が侵入した状態を示した図である。 フレアナットレンチを用いてブレーキアクチュエータから配管が取り外されるときを示した図であって、図5の作業者によって目視される一例を示した図である。 フレアナットレンチを用いて配管継手から配管が取り外されるときを示した図である。
以下、本発明の一実施形態を説明する。
まず、図1を参照して、本発明の一実施形態による前部構造50が適用されるフレーム車100の概略について説明する。なお、図1などにおいて、X1方向側が車両前方側であり、X2方向側が車両後方側であり、Y1方向側が左側であり、Y2方向側が右側である。
フレーム車100は、フレーム骨格1およびキャビン(図示省略)を備え、フレーム骨格1にキャビンが載せられている。たとえば、キャビンがフレーム骨格1上に全体的に設けられており、フレーム車100ではエンジンフードやキャブチルト機構が設けられていない。また、フレーム車100は、図1に示すように、モータ2と、バッテリ3と、ラジエータ4を含む冷却装置と、ステアリングギヤ5を含む操舵装置と、ブレーキアクチュエータ6を含むブレーキ装置とを備えている。なお、モータ2は、本発明の「動力源」の一例である。
モータ2は、車両走行用の駆動力を出力するために設けられている。バッテリ3は、充放電可能であり、モータ2を駆動させるための電力を蓄えるように構成されている。冷却装置は、モータ2およびバッテリ3を冷却するために設けられている。冷却装置は、ポンプ(図示省略)によって冷却媒体を、ラジエータ4とモータ2およびバッテリ3との間で循環させるように構成されている。ラジエータ4は、冷却媒体を外気との熱交換によって冷却するために設けられている。操舵装置は、左前輪7FLおよび右前輪7FRの舵角を調整するために設けられている。
ブレーキ装置は、マスタシリンダ(図示省略)と、各車輪(左前輪7FL、右前輪7FR、左後輪7RLおよび右後輪7RR)に配置されたホイールブレーキ(図示省略)と、マスタシリンダおよびホイールブレーキの間に配置されたブレーキアクチュエータ6とを含んでいる。マスタシリンダは、制動時にブレーキアクチュエータ6に油圧を供給するように構成されている。ブレーキアクチュエータ6は、制動時に各ホイールブレーキに供給される油圧を制御するために設けられている。各ホイールブレーキは、たとえばディスクブレーキまたはドラムブレーキであり、供給される油圧に応じて制動力を発生させるように構成されている。
フレーム骨格1は、サイドレール11Lおよび11Rと、クロスメンバ12a~12eとを含んでいる。サイドレール11Lおよび11Rは、車両前後方向(X1およびX2方向)に延びるように形成され、左右一対に設けられている。サイドレール11Lおよび11Rは車幅方向(Y1およびY2方向)において対向するように配置されており、サイドレール11Lが車幅方向の一方側(左側)に配置され、サイドレール11Rが車幅方向の他方側(右側)に配置されている。クロスメンバ12a~12eは、車幅方向に延びるように形成され、サイドレール11Lおよび11Rを連結するように構成されている。クロスメンバ12a~12eは、車両前後方向に間隔を隔てて配置されている。クロスメンバ12aおよび12bが車両前方側に配置され、クロスメンバ12c~12eが車両後方側に配置されている。なお、クロスメンバ12aおよび12bは、それぞれ、本発明の「第1クロスメンバ」および「第2クロスメンバ」の一例である。
ここで、フレーム車100の前部構造50は、サイドレール11L、11R、クロスメンバ12a、12b、モータ2およびブレーキアクチュエータ6などを備えている。クロスメンバ12aは、最も車両前方側に配置されるクロスメンバであり、クロスメンバ12bは、車両前方側から二番目に配置されるクロスメンバである。すなわち、クロスメンバ12bは、クロスメンバ12aに対して車両後方側に配置されている。モータ2は、平面的に見た場合に、クロスメンバ12aおよび12bの間に配置されている。
また、ラジエータ4は、平面的に見た場合に、モータ2よりも車両前方側に配置されている。ステアリングギヤ5は、平面的に見た場合に、モータ2よりも車両後方側に配置されている。バッテリ3は、平面的に見た場合に、車両前後方向における中央部の大部分に設けられている。このため、バッテリ3は、クロスメンバ12bの車両後方側に配置されている。バッテリ3には、冷却装置の冷却媒体の通路である冷却配管41(図6参照)が接続されている。冷却配管41は、バッテリ3を冷却するために設けられ、ブレーキアクチュエータ6の車幅方向内側に配置されている。
-ブレーキアクチュエータ-
次に、図2~図4を参照して、本実施形態の前部構造50におけるブレーキアクチュエータ6の構造について説明する。
ブレーキアクチュエータ6は、図2に示すように、クロスメンバ12bの後面(車両後方側の面)およびサイドレール11Rの内側面に取り付けられている。このため、ブレーキアクチュエータ6は、クロスメンバ12bに対して車両後方側に配置されるとともに、サイドレール11Rに対して車幅方向内側に配置されている。したがって、モータ2(図1参照)が取り外された場合には、クロスメンバ12aおよび12bの間の空間から作業者W(図5参照)がブレーキアクチュエータ6にアクセス可能になっている。
ブレーキアクチュエータ6は、図3に示すように、ブラケット8を用いてフレーム骨格1に取り付けられている。ブラケット8は、ブレーキアクチュエータ6が取り付けられる取付部81と、取付部81を支持する支持部82~84とを有する。なお、支持部82および83は、本発明の「第1支持部」の一例であり、支持部84は、本発明の「第2支持部」の一例である。
取付部81は、ブレーキアクチュエータ6を載置可能なように板状に形成されている。取付部81には、ボルト811によってブレーキアクチュエータ6がブッシュを介して取り付けられている。たとえば、図4に示すように、3つのボルト811を用いてブレーキアクチュエータ6が取付部81に取り付けられている。3つのボルト811のうちの1つは、ブレーキアクチュエータ6の底面に配置され、3つのボルト811のうちの2つは、ブレーキアクチュエータ6の後面(車両後方側の面)の下端部付近に配置されている。なお、ボルト811は、本発明の「締結部材」の一例である。
支持部82は、支持部83および84に対して車幅方向内側に配置されている。支持部82の一方端部は、取付部81の下面に接合されている。支持部82の他方端部は、ボルト821によってクロスメンバ12bの後面に連結されている。支持部82の他方端部は、ブレーキアクチュエータ6に対して車幅方向内側に配置されている。
支持部83は、支持部84に対して車両前方側に配置されている。支持部83の一方端部は、取付部81の下面に接合されている。支持部83の他方端部は、ボルト831によってクロスメンバ12bの後面に連結されている。支持部83の他方端部は、ブレーキアクチュエータ6に対して車幅方向外側に配置されている。
支持部84は、板材84aおよび84bが組み付けられることによって形成されている。支持部84の一方端部は、取付部81の下面に接合されている。支持部84の他方端部は、ボルト841によってサイドレール11Rの内側面に連結されている。支持部84の他方端部は、ブレーキアクチュエータ6に対して車幅方向外側に配置され、支持部82の他方端部および支持部83の他方端部に対して車両後方側に配置されている。
ブレーキアクチュエータ6は、各ホイールブレーキに供給する油圧を制御するアクチュエータ本体(図示省略)と、アクチュエータ本体を制御するECU(図示省略)とを含んでいる。ブレーキアクチュエータ6には、図3に示すように、ECUの通信用のワイヤハーネス(図示省略)を接続するためのコネクタ61が設けられている。たとえば、アクチュエータ本体には、マスタシリンダからの2本の流路が接続されるとともに、各ホイールブレーキに向かう4本の流路が接続されている。
マスタシリンダからブレーキアクチュエータ6に向かう2本の流路は、それぞれ、配管91と配管継手92と配管93とによって構成されている。配管91は、マスタシリンダからサイドレール11Rに沿って車両後方に延びるように形成されている。配管継手92は、配管91および93を接続するために設けられている。具体的に、配管継手92の一方端部には、マスタシリンダから延びる配管91が接続され、配管継手92の他方端部には、ブレーキアクチュエータ6の後面から車両後方側に延びる配管93が接続されている。2つの配管継手92は連結板921によって連結され、連結板921がボルト922によって支持部84の中間部に取り付けられている。すなわち、支持部84は、2つの配管継手92を支持する機能も有する。この2つの配管継手92は、ブレーキアクチュエータ6の車両後方側に配置され、ブレーキアクチュエータ6の車幅方向外側に配置されている。なお、配管91および93は、それぞれ、本発明の「第1配管」および「第2配管」の一例である。
ブレーキアクチュエータ6から各ホイールブレーキに向かう4本の流路は、それぞれ、配管94によって構成されている。配管94は、ブレーキアクチュエータ6の上面から上方に延びて各ホイールブレーキに向かうように形成されている。左前輪7FL(図1参照)のホイールブレーキに向かう配管94は、ブレーキアクチュエータ6からクロスメンバ12bに沿って左側に延びた後に、サイドレール11L(図1参照)に沿って車両前方に延びるように形成されている。左後輪7RL(図1参照)のホイールブレーキに向かう配管94は、ブレーキアクチュエータ6からクロスメンバ12bに沿って左側に延びた後に、サイドレール11Lに沿って車両後方に延びるように形成されている。右前輪7FR(図1参照)のホイールブレーキに向かう配管94は、ブレーキアクチュエータ6からサイドレール11Rに沿って車両前方に延びるように形成されている。右後輪7RR(図1参照)のホイールブレーキに向かう配管94は、ブレーキアクチュエータ6からサイドレール11Rに沿って車両後方に延びるように形成されている。なお、配管94は、本発明の「第3配管」の一例である。
-ブレーキアクチュエータの交換方法-
次に、図5~図7を参照して、本実施形態の前部構造50におけるブレーキアクチュエータ6の交換方法について説明する。このブレーキアクチュエータ6の交換は、モータ2およびステアリングギヤ5を定期交換する際に行われる。
まず、モータ2およびステアリングギヤ5がフレーム骨格1から取り外される。このため、クロスメンバ12aおよび12bの間には、作業者Wが侵入可能な空間が形成される。そして、図5に示すように、フレーム骨格1の下方から、クロスメンバ12aおよび12bの間のモータ2などが位置していた空間に作業者Wが侵入する。この作業者Wは、クロスメンバ12bの後面およびサイドレール11Rの内側面に取り付けられたブレーキアクチュエータ6にアクセス可能である。
具体的には、コネクタ61に接続されたワイヤハーネス(図示省略)、配管94をブレーキアクチュエータ6に接続するフレアナット94a、配管93を配管継手92に接続するフレアナット92a、および、ブレーキアクチュエータ6をブラケット8に取り付けるためのボルト811に対して、クロスメンバ12aおよび12bの間の空間から作業者Wがアクセス可能である。なお、フレアナット92aおよび94aは、それぞれ、本発明の「第1接続部」および「第2接続部」の一例である。
ここで、ブレーキアクチュエータ6の車幅方向内側に冷却配管41が配置されているため、図6に示すように、作業者Wの視界が部分的に遮られるものの、冷却配管41の隙間からブレーキアクチュエータ6を視認することが可能である。そして、クロスメンバ12aおよび12bの間の空間に侵入した作業者Wにより、ブレーキアクチュエータ6の取外作業が行われる。
まず、作業者Wは、コネクタ61からワイヤハーネスを取り外す。次に、作業者Wは、フレアナットレンチ150を用いて4つのフレアナット94aの締結を順に解除する。すなわち、4つの配管94がブレーキアクチュエータ6から順に取り外される。なお、図6のWhは、フレアナットレンチ150を把持する作業者Wの手を示している。
また、作業者Wは、図7に示すように、フレアナットレンチ150を用いて2つのフレアナット92aの締結を順に解除する。すなわち、2つの配管93が配管継手92から順に取り外される。このため、本実施形態では、配管93がブレーキアクチュエータ6とともに取り外される。これは、ブレーキアクチュエータ6がフレーム骨格1に取り付けられた状態では、配管93をブレーキアクチュエータ6に接続するフレアナット93aの締結を解除する作業を行うことが困難なためである。つまり、フレアナット93aの締結を解除するためにフレアナットレンチ150を振る空間の確保が困難なためである。
そして、作業者Wは、治具(図示省略)を用いて3つのボルト811の締結を順に解除する。次に、作業者Wは、ブレーキアクチュエータ6をブラケット8から取り外す。このようにして、ブレーキアクチュエータ6の取外作業が行われる。
その後、クロスメンバ12aおよび12bの間の空間に侵入した作業者Wにより、新しいブレーキアクチュエータ(図示省略)の取付作業が行われる。この取付作業は、取外作業の逆の手順で行われる。
-効果-
本実施形態では、上記のように、クロスメンバ12aおよび12bの間にモータ2が設けられ、クロスメンバ12bの後面およびサイドレール11Rの内側面にブレーキアクチュエータ6が取り付けられることによって、モータ2が取り外された後に、クロスメンバ12aおよび12bの間の空間に作業者Wが侵入してブレーキアクチュエータ6にアクセスすることにより、エンジンフードやキャブチルト機構が設けられていないフレーム車100であっても、ブレーキアクチュエータ6を交換しやすくすることができる。また、ブレーキアクチュエータ6がクラッシャブルゾーンよりも車両後方に配置されるので、車両衝突時にブレーキアクチュエータ6が損傷しにくくすることができる。
また、本実施形態では、ブラケット8がフレーム骨格1に取り付けられ、ブレーキアクチュエータ6がボルト811によりブラケット8に取り付けられることによって、ボルト811の締結を解除して、ブレーキアクチュエータ6をブラケット8から取り外すことができる。
また、本実施形態では、マスタシリンダからブレーキアクチュエータ6に向かう流路に配管継手92が設けられることによって、フレアナット92aの締結を解除することにより、配管93を配管継手92から取り外すことができる。このため、ブレーキアクチュエータ6を配管93ごと取り外すことができる。すなわち、フレアナット93aの締結を解除しなくても、ブレーキアクチュエータ6を取り外すことができる。
また、本実施形態では、ブレーキアクチュエータ6から各ホイールブレーキに向かう配管94が設けられているが、フレアナット94aの締結を解除することにより、配管94をブレーキアクチュエータ6から取り外すことができる。
また、本実施形態では、ブレーキアクチュエータ6の車幅方向内側に冷却配管41が配置されることによって、冷却配管41の隙間からブレーキアクチュエータ6を視認することができる。
また、本実施形態では、サイドレール11Rに沿って配管91が配索され、サイドレール11R、クロスメンバ12bおよびサイドレール11Lに沿って配管94が配索されることによって、配管形状の単純化を図ることができるので、コストの低減を図ることができる。
-他の実施形態-
なお、今回開示した実施形態は、すべての点で例示であって、限定的な解釈の根拠となるものではない。したがって、本発明の技術的範囲は、上記した実施形態のみによって解釈されるものではなく、特許請求の範囲の記載に基づいて画定される。また、本発明の技術的範囲には、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
たとえば、上記実施形態では、走行用の動力源としてモータ2を示したが、これに限らず、走行用の動力源として、モータとともに内燃機関が設けられていてもよいし、モータに代えて内燃機関が設けられていてもよい。
また、上記実施形態では、ブレーキアクチュエータ6がクロスメンバ12bの後面およびサイドレール11Rの内側面に取り付けられる例を示したが、これに限らず、ブレーキアクチュエータがクロスメンバの後面またはサイドレールの内側面に取り付けられるようにしてもよい。
また、上記実施形態では、配管継手92が設けられる例を示したが、これに限らず、ブレーキアクチュエータから配管を取り外すための作業空間が確保できれば、配管継手が設けられていなくてもよい。
また、上記実施形態では、ホイールブレーキに向かう配管94がブレーキアクチュエータ6の上面から上方に延びるように設けられる例を示したが、これに限らず、ホイールブレーキに向かう配管がブレーキアクチュエータの上面以外(たとえば、側面)から延びるように設けられていてもよい。
また、上記実施形態では、ブレーキアクチュエータ6の車幅方向内側に冷却配管41が配置される例を示したが、これに限らず、ブレーキアクチュエータの車幅方向内側に冷却配管が配置されていなくてもよい。
また、上記実施形態において、モータ2のケース内に、モータ出力を変速する変速機、および、変速機の出力を分配する差動装置が含まれていてもよい。
また、上記実施形態において、ブレーキアクチュエータ6の取外作業の順番は一例であって上記したものに限定されない。
本発明は、フレーム車の前部構造およびブレーキアクチュエータの交換方法に利用可能である。
2 モータ(動力源)
3 バッテリ
6 ブレーキアクチュエータ
11L、11R サイドレール
12a クロスメンバ(第1クロスメンバ)
12b クロスメンバ(第2クロスメンバ)
41 冷却配管
50 前部構造
81 取付部
82、83 支持部(第1支持部)
84 支持部(第2支持部)
91 配管(第1配管)
92 配管継手
92a フレアナット(第1接続部)
93 配管(第2配管)
94 配管(第3配管)
94a フレアナット(第2接続部)
100 フレーム車
811 ボルト(締結部材)

Claims (6)

  1. 車両前後方向に延びる左右一対のサイドレールと、
    車幅方向に延びて前記サイドレールを連結する第1クロスメンバと、
    前記第1クロスメンバに対して車両後方側に配置され、車幅方向に延びて前記サイドレールを連結する第2クロスメンバとを備えるフレーム車の前部構造であって、
    前記第1クロスメンバおよび前記第2クロスメンバの間に配置される走行用の動力源と、
    前記第2クロスメンバに対して車両後方側に配置されるとともに、前記サイドレールに対して車幅方向内側に配置されるブレーキアクチュエータとを備え、
    前記動力源が取り外された場合には、前記第1クロスメンバおよび前記第2クロスメンバの間の空間から作業者が前記ブレーキアクチュエータにアクセス可能に構成されていることを特徴とするフレーム車の前部構造。
  2. 請求項1に記載のフレーム車の前部構造において、
    前記ブレーキアクチュエータが締結部材を用いて取り付けられる取付部と、
    前記第2クロスメンバの後面に連結され、前記取付部を支持する第1支持部と、
    前記サイドレールの内側面に連結され、前記取付部を支持する第2支持部とを備え、
    前記動力源が取り外された場合には、前記第1クロスメンバおよび前記第2クロスメンバの間の空間から作業者が前記締結部材にアクセス可能に構成されていることを特徴とするフレーム車の前部構造。
  3. 請求項2に記載のフレーム車の前部構造において、
    マスタシリンダから前記ブレーキアクチュエータに向かう流路に配置され、前記第2支持部に取り付けられる配管継手を備え、
    前記配管継手の一方端部には、前記マスタシリンダから延びる第1配管が接続され、
    前記配管継手の他方端部には、前記ブレーキアクチュエータから車両後方側に延びる第2配管が接続され、
    前記動力源が取り外された場合には、前記第2配管と前記配管継手との第1接続部に、前記第1クロスメンバおよび前記第2クロスメンバの間の空間から作業者がアクセス可能に構成されていることを特徴とするフレーム車の前部構造。
  4. 請求項1に記載のフレーム車の前部構造において、
    前記ブレーキアクチュエータからホイールブレーキに向かう第3配管は、前記ブレーキアクチュエータの上部から上方に延びるように設けられ、
    前記動力源が取り外された場合には、前記第3配管と前記ブレーキアクチュエータとの第2接続部に、前記第1クロスメンバおよび前記第2クロスメンバの間の空間から作業者がアクセス可能に構成されていることを特徴とするフレーム車の前部構造。
  5. 請求項1~4のいずれか1つに記載のフレーム車の前部構造において、
    前記動力源は、モータを含み、
    前記モータを駆動させる電力を蓄えるバッテリは、前記第2クロスメンバの車両後方側に配置され、
    前記バッテリを冷却するための冷却配管は、前記ブレーキアクチュエータの車幅方向内側に配置されていることを特徴とするフレーム車の前部構造。
  6. フレーム車に設けられたブレーキアクチュエータの交換方法であって、
    前記フレーム車は、車両前後方向に延びる左右一対のサイドレールと、車幅方向に延びて前記サイドレールを連結する第1クロスメンバと、前記第1クロスメンバに対して車両後方側に配置され、車幅方向に延びて前記サイドレールを連結する第2クロスメンバと、前記第1クロスメンバおよび前記第2クロスメンバの間に配置される走行用の動力源と、前記第2クロスメンバに対して車両後方側に配置されるとともに、前記サイドレールに対して車幅方向内側に配置されるブレーキアクチュエータとを備え、
    前記動力源を取り外すステップと、
    前記第1クロスメンバおよび前記第2クロスメンバの間の空間に作業者が侵入するステップと、
    前記第1クロスメンバおよび前記第2クロスメンバの間の空間に侵入した作業者が前記ブレーキアクチュエータにアクセスするステップとを備えることを特徴とするブレーキアクチュエータの交換方法。
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