JP2024002240A - スポーツ用具部材及びそれを用いたゴルフクラブシャフト - Google Patents

スポーツ用具部材及びそれを用いたゴルフクラブシャフト Download PDF

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Abstract

【課題】 生産性を損ねずに、品質に優れた膜厚の大きいトップコートクリア層を備えたスポーツ用具部材を提供する。【解決手段】 表面の少なくとも一部に、装飾部2が形成されたスポーツ用具部材1であって、装飾部2は、複数の粒状塗膜21aが分散配置されることで表面が凹凸をなす粒状塗膜部21と、粒状塗膜部21を被覆するトップコートクリア層22とを含む。装飾部2の正面視において、粒状塗膜の1つの平均面積は0.03~3mm2の範囲である。トップコートクリア層22の膜厚Tは、15~100μm である。【選択図】 図2

Description

本発明は、スポーツ用具部材及びそれを用いたゴルフクラブシャフトに関する。
ゴルフクラブシャフト、ゴルフクラブヘッド、各種ラケットフレーム、バット、釣り竿等のスポーツ用具部材には、表面に、塗膜を含む装飾部を備える。装飾部は、スポーツ用具部材の意匠性を高め、その商品価値を高める。関連する技術として、下記特許文献1がある。
特開2007-282654号公報
ところで、装飾部の最外層には、一般に、意匠性を高めるために透明な塗料の硬化物であるトップコートクリア層が形成される。近年では、スポーツ用具部材の意匠性や高級感をさらに高めるために、トップコートクリア層の膜厚をより大きくしたいというニーズがある。
しかしながら、トップコートクリア層の膜厚を大きくすることについては、いくつかの課題がある。例えば、大きい膜厚を得るために、多量のクリア塗料を一度の工程で塗ると、塗った直後からクリア塗料の垂れ等が発生し、塗膜品質が低下する。逆に、クリア塗料を複数回に分けて塗ると、工程数が増え、スポーツ用具部材の生産性が低下する。
本発明は、以上のような実情に鑑み案出なされたもので、生産性を損ねずに、品質に優れた膜厚の大きいトップコートクリア層を備えたスポーツ用具部材を提供することを主たる目的としている。
本発明は、表面の少なくとも一部に、装飾部が形成されたスポーツ用具部材であって、前記装飾部は、複数の粒状塗膜が分散配置されることで表面が凹凸をなす粒状塗膜部と、前記粒状塗膜部を被覆するトップコートクリア層とを含み、前記装飾部の正面視において、前記粒状塗膜の1つの平均面積は0.03~3mmの範囲であり、前記トップコートクリア層の膜厚は、15~100μm である、スポーツ用具部材である。
本発明は、上記の構成を採用したことにより、生産性を損ねずに、品質に優れた膜厚の大きいトップコートクリア層を備えたスポーツ用具部材を提供することができる。
本発明の一実施形態のスポーツ用具部材の正面図である。 本発明の一実施形態のスポーツ用具部材の部分断面図である。 図1の表面の部分拡大写真である。 装飾部から抽出した単位領域を示す平面図である。 本発明の他の実施形態の管状体の部分断面図である。
以下、本発明の実施の一形態が図面に基づき説明される。
図面は、本発明の理解を助けるために、誇張表現や、実際の構造の寸法比とは異なる表現が含まれていることが理解されなければならない。また、複数の実施形態がある場合、明細書を通して、同一又は共通する要素については同一の符号が付されており、重複する説明が省略される。さらに、実施形態及び図面に表された具体的な構成は、本発明の内容理解のためのものであって、本発明は、図示されている具体的な構成に限定されるものではない。
図1は、本実施形態のスポーツ用具部材1の部分正面図、図2はその表面部分の断面図、図3は、図1の要部拡大写真である。本実施形態では、スポーツ用具部材1が、ゴルフクラブシャフトである場合が説明される。他の例では、スポーツ用具部材1は、ゴルフクラブヘッド、各種のラケットフレーム、バット、釣り竿等の部材として実施され得る。とりわけ、本発明は、管状体に好適に実施され得る。
図1及び2に示されるように、スポーツ用具部材1は、表面の少なくとも一部に装飾部2が形成されている。装飾部2は、スポーツ用具部材1の本体3を被覆している。
本体3は、例えば、金属、樹脂、繊維強化プラスチック等の複合体で形成された部材である。本実施形態の本体3は、図2において、軸方向a及び径方向bを規定する管状体である。本体3の表面の少なくとも一部には、装飾部2が形成されている。装飾部2は、外部から肉眼で視認されるもので、本体3の外観を向上させるのに役立つ。
図2に示されるように、装飾部2は、塗膜を含んで構成され、粒状塗膜部21と、トップコートクリア層22とを含む。本実施形態の装飾部2は、さらに、粒状塗膜部21の内側に下地塗膜層23を備えるが、この下地塗膜層23は、省略されても良い。以下、各塗膜について説明する。
[下地塗膜層]
下地塗膜層23は、本体3の上に塗装された塗料の硬化物である。本実施形態の下地塗膜層23は、本体3側の第1下地層23aと、その径方向bの外側に配された第2下地層23bとを含む2層構造である。
第1下地層23aは、本体3の表面に接するように形成されている。第1下地層23aは、本体3の表面の微細な凹凸を埋め、これを平滑化するのに役立つ。第1下地層23aは、例えば、吹付け塗装又はシゴキ塗装によって施工され、実質的に一定の膜厚で軸方向aに延びている。第1下地層23aの膜厚は、特に制限されるものでないが、例えば、5~15μmが望ましい。
第2下地層23bは、第1下地層23aに接するように形成されている。本実施形態において、第2下地層23bは、第1下地層23aを完全に被覆するように形成されている。このため、装飾部2を表面から肉眼で観察したときに、第1下地層23aは、外部からは見えない。第2下地層23bも、例えば、吹付け塗装又はシゴキ塗装によって施工され、実質的に一定の膜厚で軸方向aに延びている。第2下地層23bの膜厚も、特に制限されるものでないが、例えば、5~15μmが望ましい。
本実施形態において、第2下地層23bは有色塗料で形成されている。本実施形態では、この第2下地層23bの色彩が、装飾部2の色彩を支配する基本色を構成する。これについては、後述する。
[粒状塗膜部]
本実施形態の粒状塗膜部21は、下地塗膜層23の上に形成された塗料の硬化物である。他の態様では、粒状塗膜部21は、本体3の表面に直接形成されても良い。特に制限されるものではないが、本実施形態の粒状塗膜21aは、下地塗膜層23とは異なる色を有する。
粒状塗膜部21は、図1及び図3に示されるように、複数の粒状塗膜21aが装飾部2の平面方向に分散して配置された領域ないし部分であり、全体として斑状模様を構成する。図1に示されるように、複数の粒状塗膜21aの輪郭形状や大きさは様々であり、これらがランダムに分散配置されている。
また、図2から明らかなように、粒状塗膜部21では、それぞれの粒状塗膜21aが下地塗膜層23から突出(凸部)し、かつ、粒状塗膜21a、21aの間には下地塗膜層23に至る隙間(凹部)が形成される。したがって、粒状塗膜部21は、下地塗膜層23の上に凹凸表面を提供する。なお、下地塗膜層23が形成されていない場合、粒状塗膜部21は、本体3の上に凹凸表面を提供する。
装飾部2の正面視において、粒状塗膜21aの1つの平均面積は0.03~3mmの範囲とされる。本明細書にいて、粒状塗膜21aの1つの平均面積は次のようにして求められる。図4に示されるように、装飾部2の表面を撮像し、そこから任意に10mm×10mmの正方形の単位領域Aが抽出される。次に、この単位領域Aに含まれる、全ての粒状塗膜21aの個数Nと、全ての粒状塗膜21aの合計表面積Sとが求められる。そして、粒状塗膜21aの1つの平均面積(mm)は、全ての粒状塗膜21aの合計表面積Sと、全ての粒状塗膜21aの個数Nとの比S/Nとして求められる。好ましい態様では、単位領域Aに含まれる粒状塗膜21aの60%以上は、1個あたりの表面積が0.03~3mmの範囲とされる。
粒状塗膜部21は、例えば、スプレーガン等を用いた吹付け塗装によって形成され得る。上述のような平均面積を有する粒状塗膜21aを、スプレーガンを用いて形成するために、スプレーガンの塗料吐出量は、例えば、0.3~2.0(g/秒)が望ましく、スプレーガンのエアー吐出圧は、例えば、0.02~0.7MPaが望ましい。また、粒状塗膜21aの占有率などを上述の範囲に調整するために、塗装時において、スプレーガンは、本体3に対して、例えば、30~350(mm/秒)で移動させることが望ましい。さらに、粒状塗膜21aを得るための塗料粘度は、振動式粘度計による測定で、例えば0.005~0.03Pa・s(液温20℃)が望ましい。
各粒状塗膜21aが硬化して粒状塗膜部21が形成されると、研磨工程を経ることなく、その上に、トップコートクリア塗料が塗装される。
[トップコートクリア層]
トップコートクリア層22は、透明なトップコートクリア塗料の硬化物である。本実施形態のトップコートクリア層22は、トップコートクリア塗料が硬化した後、研磨などを経ることなく、そのままの状態でスポーツ用具部材1の表面を構成する。トップコートクリア層22は、例えば、シゴキ塗装、吹付け塗装等によって形成される。本実施形態のトップコートクリア層22は、塗料硬化後に重ね塗りをしない、一度塗りで形成されている。なお、塗膜が一度塗りで形成されたものか否かは、例えば、当該塗膜断面の顕微鏡写真から、トップコートクリア層22内に重ね塗り時に生じがちな塗膜層の界面の有無を調べることにより確認できる。
本実施形態のトップコートクリア層22は、下地塗膜層23及び各粒状塗膜21aと接し、これらの双方を覆うように配されている。換言すると、トップコートクリア層22は、粒状塗膜部21の表面の凹凸に係合するような凹凸内面を備える。
本実施形態のトップコートクリア層22は、例えば、無色透明である。したがって、本実施形態では、装飾部2を外部から肉眼で観察したときに、トップコートクリア層22を通して、下地塗膜層23(より詳細には第2下地層23b)の上に粒状塗膜21aが分散配置された斑状模様が視認され得る(図3参照)。なお、トップコートクリア層22は、前記斑状模様が視認可能な程度に有色透明であっても良い。
トップコートクリア層22の膜厚Tは大きく、本発明では15~100μm の範囲とされる。トップコートクリア層22の膜厚Tは、塗膜厚さ方向(この例では、径方向b)の最大の膜厚として定義される。
[本実施形態の作用]
本実施形態の粒状塗膜部21は、特定の平均面積を有する粒状塗膜21aが分散して配置された凹凸表面を提供する。このような特定形状の凹凸表面は、その上に厚くトップコートクリア塗料が塗られた場合でも、塗料が垂れにくい。したがって、本実施形態のスポーツ用具部材1は、生産性を損ねずに、品質に優れた膜厚が15μm以上のトップコートクリア層22を備え得る。このような垂れをより確実に防ぐために、トップコートクリア塗料の粘度は、振動式粘度計による測定で、例えば0.8~1.2Pa・s(液温20℃)が望ましい。
ここで、粒状塗膜21aの1つの平均面積が0.03mm2未満の場合、個々の粒状塗膜21aが小さくなって、トップコートクリア塗料の垂れを防ぐ硬化が十分に得られない。このような観点では、粒状塗膜21aの1つの平均面積は、好ましくは0.7mm以上とされ、さらに好ましくは1.2mm以上とされる。
逆に、粒状塗膜21aの1つの平均面積は3mm2を超える場合、個々の粒状塗膜21aが大きくなって、やはり、トップコートクリア塗料の垂れを防ぐ硬化が十分に得られない。このような観点では、粒状塗膜21aの1つの平均面積は、好ましくは2.8mm以下とされ、さらに好ましくは2.3mm以下とされる。
また、トップコートクリア塗料の塗装時の垂れをより効果的に防ぐ観点では、粒状塗膜部21の径方向bの膜厚tを特定することが望ましい。例えば、粒状塗膜21aの膜厚tは、好ましくは5μm以上とされ、より好ましくは8μm以上とされ、さらに好ましくは11μm以上とされる。
一方、粒状塗膜21aのそれぞれの膜厚tが大きすぎると、トップコートクリア塗料を凹部深部まで進入させるのが困難になる。このような観点では、粒状塗膜21aのそれぞれの膜厚tは、好ましくは30μm以下とされ、より好ましくは27μm以下とされ、さらに好ましくは24μm以下とされる。
なお、上述の粒状塗膜21aの膜厚tは、装飾部2の単位面積に含まれる粒状塗膜21aの50%以上によって満たされれば、期待した効果が奏される。
複数の粒状塗膜21aは、最大の膜厚が互いに異なる複数種類の粒状塗膜21a…を含むことが望ましい。とりわけ、複数種類の粒状塗膜21aがランダムに分散配置されることが望ましい。このような粒状塗膜21aは、塗料の垂れを抑制する他、意匠性を向上させることができる。
さらに、トップコートクリア塗料の塗装時の垂れをより一層効果的に防ぐ観点では、装飾部2の正面視において、装飾部2の単位面積あたりの粒状塗膜21aの占有率は30%~50%であるのが望ましい。ここで、上記「占有率」は、図4に示したように、装飾部2の表面を撮像した任意の10mm×10mmの正方形の単位領域Aにおいて、該単位領域Aの面積Sa(100mm)中に含まれる全ての粒状塗膜21aの合計表面積Sの割合(比S/Sa)である。
上述のように、装飾部2の単位面積あたりの粒状塗膜21aの占有率を規定することにより、粒状塗膜部21の表面凹凸の粗さがさらに最適化され、トップコートクリア塗料の塗装時の垂れがより一層効果的に防止され得る。とりわけ、上記占有率は、より好ましくは17%以上、さらに好ましくは19%以上とされ、好ましくは28%以下、より好ましくは26%以下とされる。
本実施形態の装飾部2は、粒状塗膜21aが下地塗膜層23とは異なる色とされている。したがって、本実施形態の装飾部2は、トップコートクリア層22を通して、下地塗膜層23の上に、それとは異なる色で複数の粒状塗膜21aが分散配置された斑状模様を見て取れる(図3参照)。このような斑状模様は、スポーツ用具部材1の意匠性を向上させる他、塗装時のブツ、ケバ等の外観不良を目立ち難くするのに役立つ。
また、本実施形態のスポーツ用具部材1は、トップコートクリア層22の膜厚が、15μm以上と厚膜であることから、装飾部2の光沢感が増し、スポーツ用具部材1に高級感を提供することができる。また、厚膜のトップコートクリア層22は、粒状塗膜部21及び下地塗膜層23、さらには後述の転写フィルム等の模様部をより効果的に保護することができる。
上述の作用をさらに高めるために、トップコートクリア層22の膜厚Tは、例えば、30μmよりも大きくことが好ましく、より好ましくは35μm以上とされ、さらに好ましくは40μm以上とされる。一方、塗料の垂れをより確実に防ぐ観点では、トップコートクリア層22の膜厚Tは100μm以下が好ましく、より好ましくは80μm以下とされ、さらに好ましくは60μm以下とされる。
上述の各塗膜を構成する塗料は特に制限されるものではないが、例えば、エポキシ、ウレタン、アクリル、アクリルウレタン、フッ素、ラッカー等の合成樹脂塗料が好適である。また、施工環境などを考慮して、水性塗料が用いられても良い。
[他の実施形態]
図5には、本発明の他の実施形態が示される。図5に示されるように、この実施形態では、粒状塗膜部21とトップコートクリア層22との間に、転写フィルム25が配されている。転写フィルム25は、スポーツ用具部材1の製品名、ロゴマーク、模様、その他各種の情報が表示された樹脂フィルムである。この転写フィルム25は、トップコートクリア層22を通して、外部から視認されることで、必要な情報等をユーザに表示することができる。
転写フィルム25は、粒状塗膜部21の上に貼り付けられる。転写フィルム25は、装飾部2の少なくとも一部に配されても良いし、全範囲に亘って配されても良い。転写フィルム25は厚さが小さいフィルムであることにより、粒状塗膜部21の凹凸表面に沿って凹凸をなす。したがって、転写フィルム25が設けられた場合でも、粒状塗膜部21が提供する凹凸表面が、実質的にほぼそのまま転写フィルム25の表面で再現される。したがって、このような凹凸表面を有する転写フィルム25の上にトップコートクリア塗料を塗装した場合でも、上記実施形態と同様、トップコートクリア塗料の垂れが防止される。よって、この実施形態のスポーツ用具部材1においても、生産性を損ねることなく、品質に優れた厚膜のトップコートクリア層22を提供することができる。
以上、本発明の実施形態が詳細に説明されたが、本発明は、上記の具体的な発明に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範囲内において、種々変更して実施することができる。
[付記]
本発明は以下の態様を含む。
[本発明1]
表面の少なくとも一部に、装飾部が形成されたスポーツ用具部材であって、
前記装飾部は、複数の粒状塗膜が分散配置されることで表面が凹凸をなす粒状塗膜部と、前記粒状塗膜部を被覆するトップコートクリア層とを含み、
前記装飾部の正面視において、前記粒状塗膜の1つの平均面積は0.03~3mmの範囲であり、
前記トップコートクリア層の膜厚は、15~100μm である、
スポーツ用具部材。
[本発明2]
前記粒状塗膜の膜厚は、5~30μmの範囲である、本発明1に記載のスポーツ用具部材。
[本発明3]
前記複数の粒状塗膜は、最大の膜厚が互いに異なる複数種類の粒状塗膜を含む、本発明1又は2に記載のスポーツ用具部材。
[本発明4]
前記装飾部の正面視において、前記装飾部の単位面積あたりの前記粒状塗膜の占有率が30%~50%である、本発明1ないし3のいずれかに記載のスポーツ用具部材。
[本発明5]
前記トップコートクリア層の膜厚は、30μm よりも大きい、本発明1ないし4のいずれかに記載のスポーツ用具部材。
[本発明6]
前記装飾部は、前記粒状塗膜部の内側に下地塗膜層を備え、前記粒状塗膜は前記下地塗膜層とは異なる色を有する、本発明1ないし5のいずれかに記載のスポーツ用具部材。
[本発明7]
前記粒状塗膜部と前記トップコートクリア層との間に、転写フィルムが配されており、
前記転写フィルムは、前記粒状塗膜部の表面に沿って凹凸をなす、本発明1ないし6のいずれかに記載のスポーツ用具部材。
[本発明8]
前記トップコートクリア層が、一度塗りにより形成されたものである、本発明1ないし7のいずれかに記載のスポーツ用具部材。
[本発明9]
ゴルフクラブシャフトである、本発明1ないし8のいずれかに記載のスポーツ用具部材。
1 スポーツ用具部材
2 装飾部
3 スポーツ用具部材の本体
21 粒状塗膜部
21a 粒状塗膜
22 トップコートクリア層
23 下地塗膜層
25 転写フィルム

Claims (9)

  1. 表面の少なくとも一部に、装飾部が形成されたスポーツ用具部材であって、
    前記装飾部は、複数の粒状塗膜が分散配置されることで表面が凹凸をなす粒状塗膜部と、前記粒状塗膜部を被覆するトップコートクリア層とを含み、
    前記装飾部の正面視において、前記粒状塗膜の1つの平均面積は0.03~3mmの範囲であり、
    前記トップコートクリア層の膜厚は、15~100μm である、
    スポーツ用具部材。
  2. 前記粒状塗膜の膜厚は、5~30μmの範囲である、請求項1に記載のスポーツ用具部材。
  3. 前記複数の粒状塗膜は、最大の膜厚が互いに異なる複数種類の粒状塗膜を含む、請求項1又は2に記載のスポーツ用具部材。
  4. 前記装飾部の正面視において、前記装飾部の単位面積あたりの前記粒状塗膜の占有率が30%~50%である、請求項1又は2に記載のスポーツ用具部材。
  5. 前記トップコートクリア層の膜厚は、30μm よりも大きい、請求項1又は2記載のスポーツ用具部材。
  6. 前記装飾部は、前記粒状塗膜部の内側に下地塗膜層を備え、前記粒状塗膜は前記下地塗膜層とは異なる色を有する、請求項1又は2に記載のスポーツ用具部材。
  7. 前記粒状塗膜部と前記トップコートクリア層との間に、転写フィルムが配されており、
    前記転写フィルムは、前記粒状塗膜部の表面に沿って凹凸をなす、請求項1又は2に記載のスポーツ用具部材。
  8. 前記トップコートクリア層が、一度塗りにより形成されたものである、請求項1又は2に記載のスポーツ用具部材。
  9. ゴルフクラブシャフトである、請求項1又は2に記載のスポーツ用具部材。
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