JP2023534215A - 吸引洗浄機器、及び吸引洗浄機器を作動させるための方法 - Google Patents

吸引洗浄機器、及び吸引洗浄機器を作動させるための方法 Download PDF

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Abstract

被洗浄エリア(51)に作用するための作用装置(96)と、吸引流を発生させるための吸引ユニット装置(50)と、液体分離器(52)とを含む吸引洗浄機器であって、前記液体分離器(52)が、周壁(56)を有するチャンバ(54)と、回転軸(70)の周りで回転可能であるように前記チャンバ(54)内に配置される回転子(66)とを有し、前記周壁(56)上に少なくとも1つの液体用出口開口(94)が配置され、前記少なくとも1つの液体用出口開口(94)に流体接続される液体用保持タンク(46)が設けられる、吸引洗浄機器が提供される。【選択図】 図1

Description

本発明は、被洗浄エリアに作用するための作用装置と、吸引流を発生させるための吸引ユニット装置と、液体分離器とを含む吸引洗浄機器に関する。
本発明は、吸引洗浄機器を作動させるための方法にも関する。
この種類の吸引洗浄機器は、特に表面洗浄用に使用される。吸引洗浄機器の構成に応じて、例えばカーペット又は張り布、窓ガラス、或いは硬質の床面を洗浄してもよい。
US 2010/0050368 A1は、ノズルと、ブロワ手段と、洗浄水タンクと、水‐空気分離器とを有する吸引及び洗浄機器を開示する。汚液及び/又は塵埃用のタンクが設けられる。機器を片手で保持するために把手が役立つ。電気及び熱絶縁のためのセラミック素子を備えた加熱手段も設けられる。
US 2018/0103813 A1は、通気機能を有する水吸引機器を開示する。
US 2012/0266408 A1は、回転式分離器を備えた真空洗浄機を開示する。
DE 10 2012 110 765 A1は、液体用の保持容器を有する液体分離器と、保持容器内に通じる、液体‐空気混合物用の少なくとも1つの供給線とを備えていると共に、保持容器内に通じる少なくとも1つの空気用除去線と、保持容器内部に配置され、回転軸の周りで回転可能に装着され、及び流体を駆動するための少なくとも1つの推進器要素を含む回転体とをも備えている吸引洗浄機器を開示する。ドライブが設けられ、回転体はこのドライブにより、液体‐空気混合物とは無関係に回転可能である。
EP 2 808 553 A2はファンホイールを開示する。
US 5,599,401は、汚れの付着した液体を吸引するための方法を開示する。
US 2002/0073504 A1は液体抽出機器を開示する。
WO 2016/054944 A1は、硬質表面用の真空洗浄機を開示する。
WO 2016/054943 A1も同様に、硬質表面を洗浄するための洗浄機器を開示する。
US 2014/0007369 A1は真空洗浄機を開示する。
US 4,776,058は、液体を吸引するための携帯用表面洗浄吸引機器を開示する。
CN 103445717 Aは、表面洗浄用の携帯用吸引ユニットを開示する。
US 2010/0050368 A1 US 2018/0103813 A1 US 2012/0266408 A1 DE 10 2012 110 765 A1 EP 2 808 553 A2 US 5,599,401 US 2002/0073504 A1 WO 2016/054944 A1 WO 2016/054943 A1 US 2014/0007369 A1 US 4,776,058 CN 103445717 A
本発明の目的は、コンパクトな組立てと同時に効果的な洗浄機能を有する、冒頭で記載した種類の吸引洗浄機器を提供することである。
冒頭に記載した吸引洗浄機器の場合、この目的は、本発明によれば、前記液体分離器が、周壁を有するチャンバと、回転軸の周りで回転可能であるように前記チャンバ内に配置される回転子とを有し、前記周壁上に少なくとも1つの液体用出口開口が配置され、前記少なくとも1つの液体用出口開口に流体接続される液体用保持タンクが設けられることで達成される。
従って、前記吸引洗浄機器は、コンパクトなやり方で形成することができ、例えば、手持ち式又は手持ち案内式の吸引洗浄機器として現実化することができる。分離された-「脱気された」-液体を、前記液体分離器から容易に除去し、前記液体用保持タンク内に直接、即ち最小限の流路長で、導入することができる。
前記液体分離器内に前記回転子があることに起因して、(汚濁流体が吸引されると汚れる)液滴が遠心力により前記周壁に押しやられる。その後、この液滴は前記少なくとも1つの出口開口を通して排出することができる。
従って、前記液体用保持タンクは、簡単なやり方で前記吸引洗浄機器上に、特に取り外し可能でもあるように位置決めすることができる。前記液体用保持タンクには、比較的大きい保持容量を設けることができる。
前記液体分離器は、吸引ユニット装置としても容易に使用してもよい。前記回転子は、前記吸引流の発生に必要な負圧をも提供することができる。
前記適切な液体分離器に起因して、激しく発泡する媒体、例えば洗剤添加剤を包含する汚濁流体をも吸引することができる。媒体は空気を含有している。前記液体分離器内で、高レベルの泡沫分解を達成することができる。
前記吸引洗浄機器は、例えば汚濁流体を織物材料から抽出する際に生成されるような異なる体積流量に使用することができる。
前記回転子は、小型でコンパクトな組立てでありながら、例えば毎分30,000回転ほどの高速回転を達成することができる。
コンパクトな組立てを現実化できるため、手持ち式で自足できる吸引洗浄機器をも形成することができる。例えば、この吸引洗浄機器を使用して、布張りされた家具又は車のシートを効果的に洗浄することができる。
前記回転子が前記吸引ユニット装置の一部であり、この回転子が、前記吸引洗浄機器の作動中に、前記吸引流を発生させるための負圧をもたらすように配置及び構成され、特に前記回転子が羽根車として形成されると特に非常に有利である。従って、液体分離器と吸引ユニット装置とは一体的に形成される。前記液体分離器の前記チャンバ内では、前記回転子の回転により、前記(空気含有)汚濁流体を吸引するための前記適切な負圧が生成される。前記回転子は、吸引された二相流の分離、特に、吸引された空気と、汚れを含有している液体との分離をももたらす。汚れを含有している液体は、前記液体用保持タンク内に容易に収集することができる。
同じ理由で、前記液体分離器が、遠心分離器として形成され、前記吸引洗浄機器の作動中に該液体分離器が液滴を径方向で外方に前記周壁へ向けて振り飛ばすよう、前記回転子が配置及び構成されると好都合である。従って、前記少なくとも1つの液体用出口開口に起因して、液体と空気とを容易に分離することができ、対応する汚液は前記チャンバから容易に排出して前記液体用保持タンク内に収容することができる。前記回転子(ファンホイール又は羽根車)は、液滴が径方向で外方に押しやられるように形成される。この目的で、対応する翼が設けられる。通常、前記回転子上の液滴に、周方向における方向成分が与えられることも実現される。径方向は、ここでは径方向と平行な前記回転軸に基づく。周方向は、同様に、径方向及び軸方向に基づく。
特に、以下、
‐前記回転軸が、少なくとも前記周壁の一部領域と平行に配向される、
‐前記チャンバが、少なくとも一部領域において円筒形又は円錐部分形状である、
‐前記チャンバが、少なくとも前記回転軸に対してほぼ回転対称である、
のうちの少なくとも1つが実現される。
従って、コンパクトかつスペース節約的な構造により、分離された(汚れた)液体を排出する効果的な可能性が創り出される。
前記チャンバのほぼ回転対称な形態とは、前記少なくとも1つの液体用出口開口に起因する回転対称性の乱れが前記周壁の一部領域内にあることに基づく。
以下、
‐前記少なくとも1つの液体用出口開口の口の法線が、前記回転軸に対して交差方向に、特に垂直に配向される、
‐前記少なくとも1つの液体用出口開口が溝の形態である、
‐前記少なくとも1つの液体用出口開口又は前記少なくとも1つの液体用出口開口への供給領域が、前記周壁の(回転方向と平行な高さ方向における)高さの少なくとも50%、特に少なくとも70%、及び特に少なくとも80%に亘って延びる、
‐重力方向に対して水平な面を洗浄するための、前記吸引洗浄機器の適正な作動中、前記少なくとも1つの液体用出口開口、及び/又は前記液体用保持タンクが、重力方向に対して前記回転軸の下方、特に完全に下方に在る、
のうちの少なくとも1つも好都合である。
前記少なくとも1つの出口開口の口の法線が前記回転軸に対して交差方向に配向されることに起因して、コンパクトな組立てが生成される。前記液体分離器の前記チャンバから分離された液体を、簡単かつスペース節約的なやり方において、前記液体用保持タンク内に直接、最小限の流路で導入することができる。
前記少なくとも1つの出口開口が溝形の形態であり、特に厳密に1つの出口開口が設けられることに起因して、前記周壁の広い高さ領域に亘って、前記チャンバから液体を排出することができる。
前記少なくとも1つの液体用出口開口又は前記少なくとも1つの液体用出口開口への供給領域が、前記周壁の高さの少なくとも50%、特に少なくとも70%、及び特に少なくとも80%(ならびに、好ましくは少なくとも90%)に亘って延びると好都合である。ここでは、前記高さを前記回転軸と平行に取る。従って、前記周壁の広い幅に亘って、前記液体分離器から液体を排出し、この液体を前記液体用保持タンク内に導入することができる。前記供給領域は、例えば前記出口開口への液体の供給性を向上するために、漏斗形の領域である。
吸引洗浄機器の、特に手持ち式又は手持ち案内式の吸引洗浄機器の例示的実施形態において、前記少なくとも1つの液体用出口開口、及び/又は前記液体用保持タンクは、水平面を洗浄するための適正な作動中、(幾何学的に見て)重力方向に対して前記回転軸の下方、特に完全に下方に在る。従って、この作動モードにおいて、分離された液体の、前記少なくとも1つの液体用出口開口への重力駆動式供給を付加的に達成することができ、前記液体排出が向上する。更に、その際、他の作動モードにとっても、好都合な幾何学条件が利用可能である。ただし、これは、前記吸引洗浄機器をこの仕方でしか作動できないことを意味するのではない。例えば、前記吸引洗浄機器を使用して、鉛直面を、或いは水平面に対して傾斜した面、例えば布張りされた背もたれを洗浄することができる。
一実施形態において、前記少なくとも1つの液体用出口開口は、供給領域に関連付けられ、特に、以下、
‐前記供給領域が、前記少なくとも1つの液体用出口開口に通じる少なくとも1つの流れ領域を有し、特に重力方向に対して水平な面を洗浄する際に、前記流れ領域内の、前記少なくとも1つの出口開口に向かう液体流れが重力により駆動される、
‐前記供給領域では、前記回転軸に対して前記周壁が傾斜している、
‐前記供給領域が漏斗形である、
のうちの少なくとも1つに関連付けられる。
前記供給領域は、前記液体分離器の前記チャンバからの液体排出を向上させることができる。
特に、前記液体分離器から分離された液体の前記排出の重力駆動式支援を達成することができる。
その際、前記供給領域の前記周壁が前記回転軸に対して傾斜していると特に有利である。その際、例えば、前記チャンバはその周壁が円錐台である。
その際、特に、前記供給領域は、前記少なくとも1つの液体用出口開口と整列する漏斗を形成する。
有利には、前記チャンバに関連付けられると共に前記回転子の回転運動を駆動するドライブモータが設けられ、前記ドライブモータは特に電気モータである。このことにより、前記回転子をファンホイールとして回転させることが容易になり、一方で、前記(空気含有)汚濁流体の吸引に必要な負圧が達成され、他方で、液滴の遠心分離が可能になる。
前記チャンバ内に突出すると共に前記作用装置に流体接続される中央管が設けられ、前記中央管により空気含有汚濁流体が前記チャンバ内に導入されると有利である。前記空気含有汚濁流体を、前記中央管によって前記回転子に直接供給し、前記回転子によって外方に押しやることができる。従って、一方で、吸引流を効果的に発生させることができ、他方で、遠心分離を効果的に達成することができる。
特に、以下、
‐前記中央管が前記回転軸と同軸に位置決めされる、
‐前記回転子が、前記中央管に接触する、特に前記中央管に端面で又は端面の領域で接触する、或いは、前記中央管から特に1mm未満の幅の間隙だけ離間する、
‐前記回転子が中央領域を有し、前記空気含有汚濁流体が前記中央管によってこの中央領域に供給され、前記中央領域にて又はこの中央領域に隣接して径方向の偏向が生じる、
‐前記チャンバ内で前記中央管の周囲に環状スペースが形成される、
‐前記チャンバが、空気含有汚濁流体用の入口開口を有し、前記入口開口が前記中央管上に形成される、
‐前記空気含有汚濁流体が前記回転子に供給される際の、前記中央管の内径の前記回転子の外径に対する比率が、0.1~0.5の間の範囲内、特に0.25~0.35の間の範囲内にあり、例えば約0.3である、
のうちの少なくとも1つが実現される。
前記中央管と前記回転軸とが同軸に整列することにより構造体がコンパクトになる。前記適切な吸引流を効果的に発生させることができる。前記空気含有汚濁流体は前記チャンバ内に効果的に導入することができる。
前記回転子が前記中央管に対して直接対向する配置であることにより、一方で、前記吸引流を発生させるための負圧を前記中央管に効果的に加えることが可能になる。他方で、前記空気含有汚濁流体を前記回転子内に効果的に導入することができ、遠心分離器を効果的に形成することができる。ここで、前記回転子は(例えばラビリンスシールによって)前記中央管に直接接触することができ、或いは、前記回転子と前記中央管との間に、特に1mm未満の幅の「小さめの」間隙を設けることができる。
その際、同じ理由で、前記回転子が中央領域を有し、前記中央領域にて又は前記中央領域に隣接して径方向の偏向が(通常は前記周方向における偏向も)生じると好都合である。
前記チャンバ内で前記中央管の周囲に環状スペースが形成されると特に非常に有利である。前記環状スペースの、液滴の量が最小限である適当な領域にて(乾燥)空気を分離させ、これに応じて空気と液体とを分離させる前記液体分離器を現実化することができる。
これに応じて、前記中央管上の、空気含有汚濁流体用の前記入口開口によって、前記空気含有汚濁流体は前記チャンバ内に導入される。
(前記空気含有汚濁流体が前記中央管によって供給される前記回転子の前記中央領域に対応する)前記中央管の内径と、前記回転子の外径との上述の比率により、特に抽出機器の洗浄効果が効果的になることが示された。前記液体分離器内で、泡沫を効果的に分解することができる。例えば織物材料のスプレー抽出洗浄では、異なる体積流量が存在していても洗浄結果が最適化される。ここで、前記吸引洗浄機器の組立てがコンパクトであっても、前記チャンバ内での前記回転子の高回転速度を達成することができる。
前記回転子に空気供給装置が関連付けられ、この空気供給装置によって、前記回転子に疑似空気が供給可能であり、特に、吸引された汚濁流体とは無関係に、前記チャンバから前記回転子の中央領域に空気が供給可能であると有利であることが判った。例えば織物材料を洗浄する際に、前記作用装置上の吸引開口が封鎖されるという問題が生じることがある。前記空気供給装置が無ければ、これにより体積流量が遮られるであろう。前記体積流量を維持するために、前記空気供給装置により、前記中央管によって疑似空気が前記回転子に導入されることが可能になる。このことにより、作動性が向上し、洗浄結果が向上する。吸引開口の一時的な封鎖を克服することができる。
その際、特に、以下、
‐前記空気供給装置が、前記中央管と前記回転子との間に1つ以上の間隙を含む、
‐前記空気供給装置が、前記中央管の、前記チャンバの内部への1つ以上の開口を含む、
‐前記中央管上に少なくとも1つの疑似空気弁が配置される、
のうちの少なくとも1つが実現される。
いずれの場合も、これらの措置の1つ又はこれらの措置の2つ以上の組み合わせにより、前記チャンバから空気を前記中央管内に導入し、体積流量を適宜維持することが可能になる。
前記少なくとも1つの間隙の対応する幅は、0mm超であり、好ましくは3mm未満である。例えば、この間隙の幅は、0.5mm~2mmの間の範囲内にあり、特に好ましくは約1mmである。
少なくとも1つの疑似空気弁が設けられる場合、或る圧力差が存在していれば疑似空気弁は規定のやり方で開放する。
前記少なくとも1つの間隙、前記少なくとも1つの開口又は前記少なくとも1つの疑似空気弁は、前記液体分離器の作動中、特に、少量の液体を包含する前記チャンバの領域内へと向けられる。
前記チャンバから-乾燥-空気を除去するために、前記チャンバに少なくとも1つのディップ管が関連付けられ、前記少なくとも1つのディップ管上に少なくとも1つの空気用出口開口が形成されると有利である。前記少なくとも1つの空気用出口開口によって、前記チャンバから空気を除去することができる。少なくとも1つのディップ管を提供することにより、前記少なくとも1つのディップ管の前記出口開口は、前記チャンバ内に、特に中央管の周囲の環状スペース内に、前記出口開口への液体衝突が最小限になるような仕方で位置決めすることができる。
特に、以下、
‐前記少なくとも1つのディップ管が、前記回転軸と平行に又は交差方向に配向される、
‐前記少なくとも1つのディップ管が、空気含有汚濁流体を前記チャンバ内に導入する中央管と平行に及び/又はこの中央管から離間して配向される、
‐前記少なくとも1つのディップ管の端面が、前記中央管の端面から離間する、及び/又は前記回転子から離間する、
‐前記少なくとも1つのディップ管が、(前記チャンバの内部の長さに対して)前記中央管よりも短い長さを有する、
‐前記少なくとも1つの空気用出口開口が、前記周壁から離間する、
‐前記少なくとも1つのディップ管が、前記周壁に適合する円形セグメント形の画定壁を有する、
‐前記吸引洗浄機器の適正な作動中、前記少なくとも1つのディップ管が、重力方向に対して前記回転軸の上方に位置決めされる、
‐前記少なくとも1つのディップ管が、一端面にカラーの形態の延長部を有し、この延長部は特に縁が鋭い、
のうちの少なくとも1つが実現される。
言及した前記措置により、-乾燥-空気を前記チャンバから効果的に除去することが可能になる。特に、前記少なくとも1つのディップ管は、液滴量が最小限であるという好都合な流れ条件である前記チャンバ内の領域内へと突出する。
前記少なくとも1つのディップ管の前記端面上のカラー形の延長部は、特に縁が鋭く、特に円盤のやり方で形成される。この延長部により、前記カラーから水滴が滴下することが可能になり、従って、前記少なくとも1つのディップ管に水滴が入り込むことが効果的に防止される。
一例示的実施形態において、前記少なくとも1つのディップ管は前記作用装置に流体接続され、前記作用装置は少なくとも1つの空気用出口開口を有する。これにより、被洗浄エリア上へ空気を送風することが可能になる。このことは、例えば満水時に有利である。結果として、前記少なくとも1つのディップ管に入り込んだ液体は、被洗浄エリア上へ再び排出される。
前記少なくとも1つのディップ管によって提供される空気が、前記吸引洗浄機器の別の領域にある前記作用装置によって環境に解放されないことも可能である。
一実施形態において、前記チャンバは、第1端部カバーを有すると共に第2端部カバーを有し、これらの端部カバー間に前記周壁が在る。前記第1端部カバー及び前記第2端部カバーは、前記チャンバの内部を閉鎖する。
特に、以下、
‐前記第1端部カバーが、前記作用装置の方を向くように位置決めされる、
‐中央管が前記第1端部カバーを通って前記回転子の方へ走る、或いは、前記中央管が前記第1端部カバー上に位置する、
‐前記チャンバから空気を除去するために、少なくとも1つのディップ管が前記第1端部カバーを通って走る、或いは、前記少なくとも1つのディップ管が前記第1端部カバー上に位置する、
‐前記第1端部カバーが、前記回転軸に対して交差方向に、特に垂直に配向される、
のうちの少なくとも1つが好都合である。
上述した措置により、前記吸引洗浄機器の構造がコンパクトになる。前記液体分離器にとって必要なスペースを最小限にすることができる。前記第1端部カバーを使用して、前記中央管、及び/又は前記少なくとも1つのディップ管を保持することができる。(例えば、原則として、前記少なくとも1つのディップ管が、前記周壁を通過する又は前記周壁上で保持されることも可能である)。
更に、以下、
‐前記回転子が、前記第2端部カバーに隣接しており、特に、前記第1端部カバーによりも前記第2端部カバーに近い、
‐前記回転軸の延長部に関して、前記第2端部カバーの後方にドライブモータが配置され、特に、このドライブモータが前記第2端部カバーに接続される、
‐前記第2端部カバー上に、前記回転子用の回転軸受が配置される、
‐前記第2端部カバーが、前記回転軸に対して交差方向に、特に垂直に配向される、
のうちの少なくとも1つが好都合である。
上述の措置により、前記吸引洗浄機器の構造がコンパクトになる。前記吸引洗浄機器上の対応する構成要素にとって必要なスペースが最小限になる。
冒頭で述べた目的は、本発明によれば、前記作用装置と前記液体分離器との間にフィルタが配置されるという点で更に解決される。
対応する吸引洗浄機器を効果的に使用して、織物材料、例えばカーペットを洗浄することができる。特に、前記吸引洗浄機器は、スプレー抽出装置の一部としての抽出機器として形成される。
前記フィルタは特に、粗汚れフィルタとして、特に糸くずフィルタとして形成される。糸くず(綿埃)は、織物材料から剥離した繊維である。
上流に前記フィルタがあることにより、前記チャンバに粗汚れが進入しないようにされる。このことにより、前記液体分離器の効果的な作動モードが得られる。
特に、前記フィルタは、前記液体分離器のチャンバの上流に配置される。このことにより、前記液体分離器に糸くずが進入しないようにされる。
同じ理由で、空気含有汚濁流体の流れ方向に関して、前記空気含有汚濁流体をチャンバ内に導入する中央管の上流に、前記フィルタが配置されると有利である。
一実施形態において、前記作用装置から前記液体分離器のチャンバまでの空気含有汚濁流体用の流路は、偏向領域を有し、前記フィルタは前記偏向領域に配置される。このことにより、スペース活用が最適化される。前記吸引洗浄機器はコンパクトにすることができ、例えば手持ち式又は手持ち案内式機器として形成することができる。その結果、粗汚れが効果的に濾過される。
一実施形態において、前記フィルタは、前記吸引洗浄機器から取り外し可能であるように配置され、特に、ハウジング外面から取り外すことができる。その後、操作者は、前記糸くずフィルタを容易に洗浄することができる。
前記フィルタ、特に前記糸くずフィルタは篩として形成され、これに応じて、この篩により例えば一般的な寸法の糸くずが通過することはできない。
前記吸引洗浄機器の作動中、前記チャンバ内で泡沫が分解される回転速度で前記回転子が作動すると特に非常に有利である。更に、前記回転子の回転速度に関して言えば、前記回転子の「自動」洗浄が実施されるような仕方で、即ち前記回転子上に汚れが定着できないような仕方で前記吸引洗浄機器が作動すると有利である。
特定の用途に応じて、前記吸引洗浄機器の作動中、前記回転子が、毎分1,000回転~毎分100,000回転の間の範囲内の回転速度を有し、特に毎分10,000回転~毎分50,000回転の間の範囲内の回転速度を有し、特に毎分25,000回転~毎分30,000回転の間の範囲内の回転速度を有すると有利であると判った。特に、織物材料を洗浄するための抽出機器を、毎分25,000回転~毎分30,000回転の間の範囲内の速度で効果的に現実化することができる。
特に、織物材料の洗浄にとって、前記回転子の外径が、20mm~150mmの間の範囲内に在り、特に40mm~80mmの間の範囲内に在り、特に66mm~70mmの間の範囲内に在ると有利であるということも判った。
前記少なくとも1つの液体用出口開口は、少なくとも画定壁にて縁が鋭いと特に非常に有利である。このことにより、前記液体用保持タンク内への効果的な液滴排出を達成することが可能になる。
一例示的実施形態において、前記少なくとも1つの液体用出口開口は、少なくとも一方の側に鋭角の楔を備えた楔形であり、特に、前記回転子の回転方向を向く側で鋭い楔形である。この回転方向において、液滴が前記楔形の側の方へ押しやられる。その後、前記液体用保持タンク内への効果的な液滴除去を達成することができる。
前記作用装置は、前記吸引洗浄機器の使用に応じて別様に形成される。前記作用装置は、以下、
‐液体用ワイパ、
‐例えば織物材料で被覆される洗浄ローラ、
‐吸引ノズル、
‐織物材料用のディップ縁、
‐空気含有汚濁流体用の少なくとも1つの吸引開口、及び前記液体分離器に通じる少なくとも1つの流路、
‐少なくとも1つの空気用出口開口、及び前記液体分離器に通じる少なくとも1つの流路、
のうちの少なくとも1つを含むことができる。
例えば液体用ワイパが窓用洗浄機用に使用される。前記ワイパは、被洗浄窓表面に前記吸引洗浄機器を適用するために使用される。
例えば洗浄ローラが床洗浄機器において使用される。床洗浄機器は、特に、立位の操作者により手持ちで案内される。この場合、特に、前記洗浄ローラが真空にされることが実現される。
これに応じて、(空気含有)汚濁流体を、吸引ノズルによって吸引することができる。
洗浄効果の向上を達成するために、前記織物材料を、織物材料用のディップ縁によって或る程度梳くことができる。
前記少なくとも1つの吸引開口は、例えばワイパ上で洗浄ローラの上方に配置される、或いは吸引ノズル内に一体化される。吸引開口によって、前記空気含有汚濁流体を吸引し、この流体を、前記少なくとも1つの流路を介して前記液体分離器に供給することができる。
特に織物材料用の抽出機器の一実施形態において、前記作用装置上に少なくとも1つの空気用出口開口が配置される。このことにより、前記作用装置にて、別の乾燥空気を前記被洗浄エリア上へ送風することが可能になる。このことは、例えば満水時に有利なことがある。従って、満水時に逃散する液体を、前記被洗浄エリア上へ排出することができる。
電気エネルギーを供給するためのバッテリ装置、特に再充電可能なバッテリ装置(アキュムレータ装置)が設けられると有利である。このことにより、前記吸引洗浄機器を自律的に作動させることが可能になる。原則として、前記吸引洗浄機器が電源接続を有することも可能である。
一実施形態において、把手開口を有するハウジングが設けられ、前記把手開口を画定する、特にこの把手開口を前記ハウジングの底面に対して画定するウェブ上に、前記バッテリ装置が配置される。このことにより、スペースの使用が最適化されたコンパクトな実施形態が得られる。更に、作動性の最適化を達成することができる。前記吸引洗浄機器は或る程度バランスをとることができる結果、操作者が前記吸引洗浄機器を保持するために必要な労力が最小限になる。
一実施形態において、前記回転子用ドライブモータが、前記チャンバに続き、特に前記チャンバに直接続き、前記バッテリ装置が、前記ドライブモータに続き、特に前記ドライブモータに直接続く。このことにより、これらの構成要素を前記ハウジング内にスペース節約的なやり方で収納することが可能になる。これに関連して、「直接」続くとは、前記構成要素が互いに直接続く、特に、これらの構成要素間の間隔が最大でも2cmであることを意味する。
ハウジングに底面が設けられ、前記底面上に前記液体用保持タンクが取り外し可能に位置すれば、コンパクトな構造が得られる。このことにより、スペースの使用が最適化される。前記液体分離器からの液体を、前記保持タンク内に簡単なやり方で導入することができる。前記液体用保持タンクは、大きい保持容量で現実化することができる。液体が、保持タンクにより収容されるようにするために前記液体分離器の前記チャンバから前記保持タンクまで流れねばならない距離を最小限にすることができる。
一実施形態において、前記液体用保持タンクは、第1領域と、前記第1領域に続く第2領域と、前記第2領域に続く第3領域とを有し、前記少なくとも1つの液体用出口開口から前記第2領域を介して液体が導入される。特に、前記第2領域上に、前記液体分離器の前記チャンバに連結するためのノズルが位置する。従って、前記液体用保持タンクは、前記吸引洗浄機器のハウジング形状に最適に適合させることができ、一方で、前記チャンバから前記保持タンクへの(汚れた)液体の排出能力が最適化され、他方で、前記保持タンクは、高い液体用保持容量で現実化することができる。
特に、その際、前記第1領域と前記第3領域とが各々、前記第2領域を超える高さを有し、特に、前記液体用保持タンクの断面がC形又はU形であると好都合である。
前記吸引洗浄機器に液体用保持タンクが取り付けられる際、前記第3領域は、有利にはドライブモータに対向するように位置決めされる。前記第1領域は、前記作用装置の方を向くように位置決めされる。
前記吸引洗浄機器は、特に手持ち式又は手持ち案内式の吸引洗浄機器として形成される。前記吸引洗浄機器は、本発明による形態によりコンパクトなやり方で形成できる結果、手持ち式又は手持ち案内式の装置として同様に使用することができる。例えば、織物材料を含む家具、例えば車のシートを効果的に洗浄することができる。例えば、背もたれ及び同様のものをも、効果的に洗浄することができる。
一実施形態において、前記吸引洗浄機器は、織物材料用の抽出機器又はスプレー抽出機器として形成され、特に、抽出機器又はスプレー抽出機器は手持ち式である。織物材料用のスプレー抽出機器では、前記織物材料上へ洗浄液(通常は水と界面活性剤ベースの洗剤添加剤)が噴霧される。その後、対応する汚濁流体が前記抽出機器によって抽出される。前記汚濁流体は空気を含有しており、その際、前記液体分離器によって気液分離が行われる。ここで、前記吸引洗浄機器は、前記織物材料に噴霧するための前記スプレー装置を含むことができ、或いは、この吸引洗浄機器は、スプレー抽出装置の、別になった部分、つまり、それによって前記抽出(抽出による前記汚濁流体の除去)が行われる部分とすることができる。
本発明によれば、吸引洗浄機器、特に本発明による吸引洗浄機器を作動させるための方法であって、空気含有汚濁流体を前記液体分離器のチャンバ内に吸引する負圧が液体分離器の回転子により発生し、前記液体分離器が、前記回転回転子を介して遠心分離器として作用し、分離された液体が少なくとも1つの液体用出口開口によって液体用保持タンクに排出され、この出口開口が前記チャンバの周壁上に配置される、方法が提供される。
本発明による前記方法は、本発明による前記吸引洗浄機器に関連して既に説明した利点を有する。特に、本発明による前記吸引洗浄機器は、本発明による前記方法を用いて作動させることができ、或いは、本発明による前記方法は、本発明による前記吸引洗浄機器上で実行することができる。
吸引された空気含有汚濁流体が、前記液体分離器に進入する前にフィルタ、例えば糸くずフィルタを通過させられると特に非常に有利である。このことは、織物材料、例えばカーペット又は張り布を洗浄する特に効果的な仕方である。粗汚れ、例えば糸くずが、前記液体分離器の前記チャンバ内へ入り込まないようにされる。
乾燥空気が前記チャンバから少なくとも1つのディップ管によって排出され、特に前記少なくとも1つのディップ管が、少量の液体が存在するという好都合な流れ条件である前記チャンバの領域内へと突出することも有利である。
好適な実施形態の以下の記載は、図面と合わせると、本発明を、より詳細に説明するように働く。
本発明による吸引洗浄機器の例示的実施形態の斜視図。 図1による吸引洗浄機器の側面図。 図1による吸引洗浄機器の断面図。 図3による領域Aの拡大図。 図2による線5‐5に沿った断面図。 図2による線6‐6に沿った断面図。 図1による吸引洗浄機器の、作用装置、液体分離器、及び液体用保持タンクを付した図3による断面図における部分図。 図7による液体分離器の、図7による方向Bにおける正面図。 図8による液体分離器の、図8による方向Cにおける図。 図8による液体分離器の、図8による方向Dにおける側面図。 図8による液体分離器の、線11‐11に沿った部分断面図。 液体分離器の、図11の断面図と同様の断面図における、別の例示的実施形態。 液体分離器の更なる例示的実施形態の断面図。 液体分離器の更なる例示的実施形態の、図5による断面図と同様の断面図。 液体分離器の更なる例示的実施形態の、図12による図と同様の断面図。 本発明による吸引洗浄機器の第2の例示的実施形態。 本発明による吸引洗浄機器の第3の例示的実施形態。
本発明による吸引洗浄機器10の第1の例示的実施形態(図1~図15)は、織物材料、特に織物カバー、例えばカーペットを洗浄するための抽出機器である。
通常、この目的で、織物材料上へ洗浄液が噴霧される。ここで、洗浄液は特に、例えば界面活性剤ベースの洗浄剤を水に加えた混合物である。
吸引洗浄機器10がスプレー抽出機器であり、吸引洗浄機器上にスプレー装置が配置されてもよい(図面には示さず)。
洗浄液が、吸引洗浄機器10とは別にされて被洗浄織物表面上へ噴霧されることも可能である。
吸引洗浄装置10はハウジング12を含む。ハウジング12内にハウジング内部14が形成され、ハウジング内部は吸引洗浄装置10の機能部品を有する。
ハウジング12は、第1ハウジング壁16と、対向する第2ハウジング壁18とを有する(図1及び図2)。第1ハウジング壁16と第2ハウジング壁18とは、第1中間壁20及び第2中間壁22によって互いに接続される。
ハウジング12は上面24を有する。この上面24は第1中間壁20上に形成される。
ハウジング12は前面26を有し、この前面も第1中間壁20上に形成される。前面26は鈍角であり、この鈍角は上面24に対して例えば110°ほどである。
ハウジング12は、上面24に対向する底面28を更に有する。底面28は第2中間壁22上に形成される。
更に、ハウジング12は、前面26から離れる方を向く後面30を有する。
ハウジング12上に、吸引洗浄機器10を保持するための把手32が形成される。このことにより、吸引洗浄機器10の手持ち式の作動が可能になる。特に、操作者は吸引洗浄機器10を片手で保持することができる。
ハウジング12上に把手開口34が設けられる。把手開口34は、第1ハウジング壁16及び第2ハウジング壁18を通る連続的な開口である。把手開口34は、ハウジング12の上面24に対して、ハウジング12の第1ウェブ36により画定される。把手開口は、底面28に対してはハウジング12の第2ウェブ38により画定される。後面30に対しては、第1ウェブ36と第2ウェブ38とが第3ウェブ40により接続される。この第3ウェブ40が後面30に対して、把手開口34を画定する。
更に、前面26に対しては、第1ウェブ36と第2ウェブ38との間に、把手開口34を画定する壁42がある。
第1ウェブ36、第2ウェブ38、及び第3ウェブ40は、外方へ向けては対応する壁により閉鎖される。
操作者は、吸引洗浄機器10を片手で、第1ウェブ36にて保持することができる。そうすると、保持している指(特に、対応する持ち手の、親指を除く指)を把手開口34に通すことができる。
第1中間壁20上(上面24上)にスイッチ44が配置される。このスイッチは、特に把手32に関して言えば、吸引洗浄機器10を把手32上で持ち手により保持する操作者が、例えば持ち手の親指によってスイッチ44を操作できるような仕方で配置される。スイッチ44は特に、吸引洗浄機器10の吸引機能を活性化又は非活性化するために使用される。
スイッチ44によって(洗浄液用)スプレー装置も活性化又は非活性化され、スプレー装置は、上で記載したように吸引洗浄機器10上に配置することができ(図面には示さず)、或いは、スプレー装置が吸引洗浄機器とは別にされてもよいということが実現されてもよい。
スプレー装置が別になっている場合、例えば、スプレー装置はスイッチ44を使用して無線で活性化又は非活性化することができる。
ハウジング12上に、取り外し可能な液体用保持タンク46が位置決めされる。
図示する例示的実施形態において、保持タンク46はハウジング12の底面28上に位置する。
保持タンク46はハウジング12から、上面24から底面28への方向に対応する方向48において取り外すことができる。これに応じて、保持タンク46は、方向48に対向する方向において、ハウジング12内に挿入することができる。
保持タンク46は、固定装置によってハウジング12に、解放可能に固定可能である。
吸引洗浄機器10は吸引ユニット装置50を含み、吸引ユニット装置はハウジング内部14に配置される。吸引ユニット装置50は負圧を発生させ、この負圧により吸引流を発生させることができる。被洗浄エリア51への洗浄作用中(図3)、吸引洗浄機器10の作動中に、汚濁流体が吸引される。汚濁流体は空気を含有している。汚濁流体は洗浄液及び汚れを包含する。汚れは特に、洗浄液中に少なくとも部分的に溶解する。(ここで、用語「汚濁流体」とは、例えば被洗浄エリア51に汚れが無いという理由で汚れを含有していない吸引された液体をも意味すると理解される)。
空気含有汚濁流体から空気と液体とを分離するために液体分離器52が設けられる。
吸引ユニット装置50と液体分離器52とは一体的に形成される、即ち、液体分離器52は吸引ユニット装置50として作用する(そして、空気含有汚濁流体を吸引するための負圧を発生させる)、或いは、吸引ユニット装置50は液体分離器52として作用する(そして液体を空気から分離する)。
液体分離器52又は吸引ユニット装置50は、ハウジング内部14に位置決めされたチャンバ54を含む。チャンバ54は周壁56を有する。チャンバ内部58は周壁56により側方で閉鎖される。チャンバ内部58は、端面にて第1端部カバー60及び対向する第2端部カバー62により閉鎖され、第1端部カバー60と第2端部カバー62との間には周壁56が在り、この周壁は第1端部カバー及び第2端部カバーの各々に接続される。
チャンバ54は、軸方向に配向される軸64を有する。
チャンバ54は、ほとんどの部分について、この軸64の周りで回転対称である。
一例示的実施形態(図3及び図5~図11)において、チャンバ54は円筒形である。周壁56は軸64と平行である。
特に、第1端部カバー60と第2端部カバー62とは、互いに平行に、及び軸64に対して交差方向に、好ましくは垂直に配向される。
チャンバ内部58では、回転子66が回転可能に位置決めされる。回転子66は、回転軸受68によって回転軸70の周りで回転可能に装着される。
一例示的実施形態(図3)において、回転軸受68は第2端部カバー62上に配置される。
回転軸70は軸64と同軸である。
その際、同様に、回転軸70は、周壁56と平行に又は第1端部カバー60及び第2端部カバー62に対して交差方向に、特に垂直に配向される。
回転子66の回転運動を駆動するためにドライブモータ72が設けられる。このドライブモータ72は特に電気モータである。
ドライブモータ72はチャンバ54の外側に位置決めされる。特に、ドライブモータはモータハウジング74内に配置され、モータハウジングはハウジング内部14でチャンバ54の後方に配置される。例えば、モータハウジング74は第2端部カバー62に固定される。
図示する実施形態において、ドライブモータ72が回転子66を直接(中間変速機無しで)駆動することが実現される。
特に、ドライブモータ72が、回転子66に直ぐに続く、換言すれば回転子66の後方に直接配置されることが実現される。
これに関連して、「直ぐに」又は「直接」とは、回転軸受68とドライブモータ72との間の間隔が最大でも2cmであることを意味する。
ドライブモータ72には電気エネルギーが、バッテリ装置76によって、特に再充電可能なバッテリ装置76によって供給される。バッテリ装置76は第2ウェブ38内に配置される。
バッテリ装置76は、ドライブモータ72の後に、直ぐに又は直接、続く。ここで、用語「直ぐに」又は「直接」とは、モータハウジング74とバッテリ装置76との間の間隔が最大でも2cmであることを意味すると理解される。
チャンバ54上に中央管78が配置される、或いは、チャンバ54は中央管78を含む。中央管78は、第1端部カバー60を通して案内される、或いは第1端部カバー60上に位置する。空気含有汚濁流体は、中央管78によってチャンバ内部58に導入することができる。
中央管78は、軸64と同軸に、従って回転軸70とも同軸に配置される。中央管は内部80を有する。内部は特に中空円筒形である。
中央管78は回転子66まで延びる。特に、回転子66は領域82によって中央管78に接触する。例えば、領域82に、ラビリンスシールが位置する。
回転子66と中央管88との間に、特に幅が1mm未満の「小さめの」間隙が設置されることも可能である。
一例示的実施形態において、中央管78には端部にカラー84が設けられ、前記カラーに領域82が形成される。
例えば、回転子66は、中央管78の方を向いてカラー84上の対応する環状凹部内に入り込む環状ウェブ86を有する。
汚濁流体は中央管78によって主流れ方向88に導入される。この主流れ方向は軸方向に配向される。
この流れは回転子66にて、軸64の軸方向に対して径方向に(図3に参照符号90を付した二重線矢印で示す)及び周方向に偏向される。
回転子66は、チャンバ内部58において第1端部カバー60から離間する。回転子は、第1端部カバー60によりも第2端部カバー62に近い。回転子には、径方向に対して或る角度で配置される翼92(図5及び図6)が設けられる。
図5及び図6において翼92を付して示す回転子66内では、これらの翼92は直線状である。
原則として、翼92は湾曲した形状に形成されることも可能である。
回転子66は、吸引流用に、換言すれば、空気含有の吸引流体を吸引するために、必要な負圧を発生させる。特に、回転子66は羽根車として形成される。
更に、回転子66は液体分離器52の一部である。回転子66によって液滴が周壁56の方へ外方に押しやられる。
周壁56上に少なくとも1つの液体用出口開口94が配置される。この少なくとも1つの液体用出口開口94を通して、汚れを含有している液体を排出することができる(図5及び図6も対照されたい)。この液体は「脱ガス」される。
少なくとも1つの出口開口94は、軸64に対する周壁56の回転対称性の、一種の乱れである。
チャンバ54は、軸64と平行な高さ方向において高さH(図3)を有する。
例示的実施形態において、出口開口94は、チャンバ内部58におけるチャンバ54のこの高さHの少なくとも50%に亘って、好ましくは少なくとも70%に亘って、好ましくは少なくとも80%に亘って延びる(図9を対照されたい)。
少なくとも1つの出口開口は、複数の個々の開口又は厳密に1つの出口開口とすることができる(図9を対照されたい)。
特に、厳密に1つの液体用出口開口94が設けられる。この液体用出口開口は溝の形態である。
液体分離器52は遠心分離器として形成される。液滴が外方に押しやられ、液滴はチャンバ54の周縁部にある出口開口94によって排出される。
吸引洗浄機器10において、少なくとも1つの出口開口94は、重力方向gに対して水平な面を洗浄するための適正な作動モードに基づき(図3を対照されたい)、幾何学的に見て回転軸70の下方に又は幾何学的に見て重力方向gに対して軸64の下方に位置決めされ、吸引洗浄機器10は、把手32にて保持され、作用装置96によって被洗浄エリア51に作用する。吸引洗浄機器は手持ち式機器として形成される。この場合、把手32は重力方向gに対して、被洗浄エリア51の上方に配向される。
このような作動は、特に、吸引洗浄機器10を使用して織物材料製の床又は座面が洗浄される際に実施される。
吸引洗浄機器10を使用して、鉛直面又は傾斜面、例えば織物材料製の背もたれを洗浄することもできる。
少なくとも1つの出口開口の、その他の配置も可能である。例えば、複数の出口開口が設けられ、その際、すべての出口開口がこれに応じて配置される、或いは、出口開口のうちの一部のみがこれに応じて配置される、或いは、出口開口が、記載したように配置されない。
少なくとも1つの出口開口94は液体用保持タンク46内へと開く。これに応じて、液体用保持タンクは、この保持タンク46がハウジング12上に配置される際に少なくとも1つの出口開口94に対応する入口開口98を有する。
特に、少なくとも1つの液体用出口開口94によって、汚液が入口開口98を介して液体用保持タンク46内に直接押しやられる。
少なくとも1つの出口開口94の口の法線は、回転軸70に対して交差方向に、特に垂直に配向される。
少なくとも1つの出口開口94は画定壁100により画定される(図5及び図6)。画定壁100は周壁56の一部であり、出口開口94は、周壁56上の連続的な切欠きである。
少なくとも1つの出口開口94は、画定壁100の適切な形態によって、少なくとも一方の側に鋭い縁を備えて形成される。これにより、液体用保持タンク46内への液体の導入が向上する。
一実施形態において、画定壁100は一方の側が楔要素102として形成される。この領域内で、画定壁100は楔形であり楔先端104を有する。同様に、楔先端は縁が鋭い。楔先端104の楔角度は鋭角である。
図示する例示的実施形態において、この楔角度は40°ほどである。
楔要素102は回転子66の回転方向106(図5及び図6)の方を向く。従って、液体排出の向上が達成される。
一実施形態において、チャンバ54は、少なくとも1つの出口開口94の領域内に接続片108を有する。この接続片108上へ保持タンク46を取り付けることができる。
液体用保持タンク46は、底壁110、側壁112、及びカバー壁114を含む(図1~図6)。
保持タンク46は、ハウジング12に固定される際、カバー壁114及び側壁112によってハウジング12の底面28に押し当てて置かれる。
カバー壁114上には、接続片108の相手要素116が配置される。カバー壁114、従って保持タンク46は相手要素116によって接続片108上へ取り付けることができる。
保持タンク46は長手方向118(図7)に延びる。長手方向は、(保持タンク46がハウジング12上に位置する際)少なくとも軸64又は回転軸70(図7)とほぼ平行である。
長手方向118に関して、保持タンク46は、第1領域120と、第1領域に続く第2領域122と、第2領域に続く第3領域124とを有する。
長手方向118に対して垂直な高さ方向における第1領域120の高さH1は、第2領域122の高さH2よりも高い。第3領域124の高さH3も、第2領域122の高さH2よりも高い。
相手要素116は第2領域122に位置する。
第1領域120は作用装置96の方を向く。
第3領域124はドライブモータ72の方を向く。
図7に示す、回転軸70と平行な(接続片108を包含する)断面において、保持タンク46は少なくともほぼC形又はU形の形態を有する。
相手要素は接続片108上へ取り付けられるように構成される。この相手要素116があるため、回転軸70に対して垂直な、接続片108を包含する断面においても、保持タンク46はC形又はU形の形態を有する(図5及び図6)。
液体用保持タンク46は、記載するような形態であるため、ハウジング12上に最適に位置決めすることができる。このことにより、特に手持ち式の作動が意図される場合、吸引洗浄機器10のスペースの使用が最適化される。保持タンク46には、比較的大きい保持容量を設けることができる。
液体分離器52内では、空気含有汚濁流体の空気が液体から分離される。チャンバ54のチャンバ内部58における中央管78の周囲に環状スペース126が形成される。
チャンバ54は、環状スペース126内に突出する少なくとも1つのディップ管128を有する。ディップ管は、チャンバ54の第1端部カバー60上に配置される、及び/又はこの第1端部カバー60を通って延びる。
少なくとも1つのディップ管128は、チャンバ内部58から(乾燥)空気を排出することのできる空気用出口開口130(図7)を含む。
ここで、一実施形態において、出口開口130は、周壁56から離間し、中央管78から離間し、回転子66から離間する。
図7に示す例示的実施形態において、ディップ管128は軸64又は回転軸70と平行に配向される。
ディップ管128は、その出口開口130に関して、特に好都合な流れ条件である環状スペース126内の領域内に位置決めされるような仕方で配置され形成される。好都合な流れ条件であるこの領域内では、液量は少ない。
図7による例示的実施形態において、出口開口130は、少なくとも1つの出口開口94に関して回転軸70を越えたところに在る環状スペース126の領域内へと向けられる。従って、回転軸70はディップ管128と液体用出口開口94との間に在る。
液体用出口開口94が幾何学的に見て重力方向gに対して回転軸70の下方にある、水平面を洗浄するための、吸引洗浄機器10の適正な作動中、ディップ管128は、幾何学的に見て重力方向gに対して回転軸70の上方に位置決めされる。
他の作動モード、例えば鉛直面又は傾斜面の洗浄も可能である。
ディップ管128の端面132上にカラー134が配置される。カラー134は端面132にて、ディップ管128の、フランジ様の又は円盤形の延長部に相当する。
特に、カラー134はその外周にて縁が鋭い。結果として、液滴が、空気流れに起因してカラー134から滴下することができ、液滴がディップ管128に進入することはできない。
吸引洗浄機器10は空気排出装置136を有し、液体分離器52により少なくとも1つのディップ管128によって提供される、分離された-乾燥-空気が、この空気排出装置によって環境に解放される。
一例示的実施形態(図6)において、(少なくとも1つの)ディップ管128は円形セグメント形の画定壁138を有する。内側画定壁138a及び外側画定壁138bが設けられる(図6)。これらの画定壁の行程は周壁56に続く。換言すれば、これらの画定壁は、特に平行に配向され、例えば約60°の角度範囲内の円形セグメントに亘って延びる。
内側画定壁138aと外側画定壁138bとは、それぞれの丸い壁により互いに接続される。
吸引洗浄機器10は作用装置96によって、被洗浄エリア51に作用する。抽出機器では、被洗浄エリア51は織物表面である。
作用装置96はディップ縁140を含み(図4)、ディップ縁は、織物材料内に入り込んでこの織物材料を梳くことができる。
ここで、ディップ縁140は前面26に設置される。
作用装置96は、空気含有汚濁流体をそれを通して吸引することのできる吸引開口142を更に含む。吸引開口142は中央管78に流体接続され、吸引開口142から中央管78に(少なくとも)1つの流路144が通じる。空気含有汚濁流体は、この流路144を通して液体分離器52内に搬送される。
吸引洗浄機器10はフィルタ146を有する。このフィルタ146は、特に、粗汚れフィルタである。織物材料用の抽出機器では、フィルタは、特に糸くずフィルタであり、織物材料の洗浄中に吸引された糸くず(綿埃)を遮断するように働き、糸くずがチャンバ54に進入しないようにする。糸くずは、ほぐれた織物繊維である。
フィルタ146は、特に、例えば金属材料製又はプラスチック材料製の網により形成される。
これに応じて、フィルタ146は液体分離器52の上流に、中央管78に関係させて配置される。
吸引洗浄機器10の例示的実施形態は、空気含有の流れ流体が方向偏向を受ける偏向領域148(図3)を含む。この偏向領域148は、流路144の端部かつ中央管78の始点に在る。
フィルタ146はこの偏向領域148内に配置される。流路144の端部にフィルタ146の流入口が(直接)接続される。フィルタ146の流出口は中央管78に(直接)接続される。粗汚れに関して言うと、ここでは、流入口は汚濁側に相当し、流出口は洗浄側に相当する。
フィルタ146はハウジング12上でフィルタホルダ150により保持される。
特に、フィルタは、ハウジング12から取り外し可能であり、更に言えば外方に取り外し可能である。
一例示的実施形態において、フィルタ146は第1中間壁20の領域内に、更に言えば前面26に配置される。
フィルタは前へと外方に取り外すことができる(図1を対照されたい)。図1に、取り外し方向を参照符号152により示す。
例えば、操作者がフィルタ146を、ハウジング12上の(前面26の)対応する凹部内に挿入又はこの凹部から取り外すことができるようにする把手要素154が、フィルタホルダ150に設けられる。
フィルタ146を設けることにより、織物材料の洗浄用の吸引洗浄機器10が最適化される。粗汚れ、例えば糸くずが液体分離器52に進入することはできない。
一実施形態において、フィルタ146は水洗い可能にされ、従って再利用可能にされる。
一実施形態において(図4を対照されたい)、吸引開口142の隣に空気用出口開口156が配置される。この出口開口156は、少なくとも1つの流路158によって少なくとも1つのディップ管128に流体接続される。従って、分離された-乾燥-空気を吸引洗浄機器10から除去することができる。出口開口は流路158と共に空気排出装置136を形成する。この空気排出装置はディップ管128に接続される。
その後、乾燥空気が被洗浄エリア51に送出される。
原則として、乾燥空気を液体分離器52から環境に、例えば第1中間壁20を介して解放することも可能である。
スプレー装置に関連付けられる抽出機器としての形態である吸引洗浄機器10は、以下のように機能する。
被洗浄エリア51、即ち織物材料製のエリアに洗浄剤が噴霧される。洗浄剤は、好ましくは、例えば界面活性剤ベースの洗浄添加剤を包含する水である。
対応する湿った表面が、手持ち式吸引洗浄機器10を用いて処理される。操作者は、ディップ縁140が織物材料に入り込むような仕方で吸引洗浄機器10を把手32により保持する。その後、操作者は、被洗浄エリア51に亘って吸引洗浄機器10を移動させ、この被洗浄エリアを或る程度梳く。
水平面、鉛直面、及び傾斜面を洗浄することができる。特に、布張りされた背もたれをも洗浄することができる。この機器は、限られたスペース内、例えば車両内でも使用することができる。
吸引洗浄機器10の作動中、回転子66がチャンバ54内で回転する。従って負圧が創成される。従って、吸引開口142にて吸引流体が被洗浄エリアから吸引される。吸引流体は空気を含有している。吸引流体は、流路144内を中央管78に流れる。
空気含有汚濁流体を、図面に二重線矢印160により示す(図4を対照されたい)。この流体は特に、空気及び液体の(少なくとも)二相混合物である。
空気含有汚れがフィルタ146を流通し、特に糸くずが遮断される。
汚濁流体は、中央管78を介して回転子66に、及びこの回転子から中央領域に流れる。流れ偏向が行われ(例えば図3を対照されたい)、その後、翼92の配置に起因して、方向成分が径方向である流れが(そして周縁方向である流れも)生じる。
液体分離器52は遠心分離器として形成される。遠心力に起因して、液滴が周壁56へと外方に押しやられる。
そこに液体用出口開口94が設置される。
このことにより、汚れを含有している、空気含有率の低い液体を排出して液体用保持タンク46内に導入することが可能になる。
更に、ここで、(汚れた)液体の、保持タンク46内への、重力駆動式のやり方での導入を搬送することができる。(汚れた)液体を波線矢印162により示す(例えば図5を対照されたい)。
特に、液滴が、周壁に沿って出口開口94に通ることができる。
出口開口94は、特に楔要素102により縁が鋭い。このことにより排出が最適化される。
少なくとも1つのディップ管128は、中央管78の周囲の環状スペース126の、液量の少ない領域内へと突出する。
少なくとも1つのディップ管128によって、乾燥空気を排出することができる。
図示する例示的実施形態において、空気排出装置136は出口開口156に通じる。出口開口は吸引開口142に隣接している。
汚れた液体が保持タンク46内に蓄積する。
保持タンク46は、空にして洗浄するためにハウジング12から取り外し可能である。
特に、吸引洗浄機器10はバッテリ装置76によってバッテリ駆動される。例えば、バッテリ装置76はアキュムレータ装置である。
織物材料を洗浄するために吸引洗浄機器10を作動させる際、空気の吸入に起因して、及び、場合によっては洗浄剤、例えば界面活性剤ベースの洗浄剤の追加にも起因して、一般に、高レベルの泡沫発達が生じることがある。更に、汚濁流体に関する体積流量が、非常に異なることがある。
更に、吸引開口が比較的小さいことに起因して、小さいスペース内に大きい負圧が広がることができる。
液体分離器52は、チャンバ54内の泡沫を分解するように形成される。出口開口156では、ディップ管128を通して、主として液滴の無い空気が送風される。汚れた液体はチャンバ54から液体用保持タンク46内に、少なくとも1つの出口開口94を通して噴射される。この出口開口は特に、溝として形成される。
吸引洗浄機器10の作動中、回転子66の回転速度は、毎分1,000回転~毎分100,000回転の間の範囲内、好ましくは毎分10,000回転~毎分50,000回転の間の範囲内、特に非常に好ましくは毎分25,000回転~毎分30,000回転の間の範囲内にある。
回転子66の外径D(図6を対照されたい)は、好ましくは20mm~50mmの間の範囲内、特に好ましくは40mm~80mmの間の範囲内、特に好ましくは66mm~70mmの間の範囲内にある。特定の例示的実施形態において、外径Dは68mmである。
チャンバ54内に汚濁流体が進入するための回転子66での入口直径Eは、中央管66により規定される。
回転子66の外径D*に対するこの入口直径Eの比率は、特に0.1~0.5の間の範囲内にある。特定の例示的実施形態において、D*に対するEのこの比率は約0.3である。
例えば高密度の織物材料では、洗浄工程中、基本的に、吸引開口142が閉鎖され、結果として体積流量が遮られるという問題が生じることがある。
本発明によれば、このような問題を回避するために、チャンバ内部58から中央管70にそれを通して疑似空気の供給される空気供給装置164(図11を対照されたい)が設けられる。
その後、これに応じて、疑似空気が回転子66に供給される。
一例示的実施形態において、空気供給装置164は、中央管78の端面で中央管78と回転子66との間に設置された間隙166(図11)を含む。
この間隙166は、中央管78の内部とチャンバ内部58との間に流体接続を提供する。
この間隙166の幅B*(図11を対照されたい)は、特に、0mm超であり3mmに及ぶ。この間隙は対応する疑似空気を提供する。好ましくは、幅B*は0.5mm~2mmの間の範囲内にある。
別法として又は追加として、回転子66に疑似空気を供給するための空気供給装置は、チャンバ内部58に向かう1つ以上の開口168を中央管78上に有してもよい。
別法として又は追加として、規定の疑似空気を流路内へ回転子66までそれを通して導入することのできる1つ以上の疑似空気弁が中央管78上に配置されることも可能である。
図11に、破線の矢印170により疑似空気の流れを示す。
図面に、実線の単線矢印172により、乾燥空気の流れを示す。
吸引洗浄機器10はコンパクトである。このことにより、スペースの使用が最適化される。吸引ユニット装置50と液体分離器52とは一体化される。吸引ユニット50は遠心分離器であり、液体分離器52は、負圧を発生させるためのブロワを含む。
バッテリ装置76は第2ウェブ38内に配置される。
例えば、第1ウェブ36内には制御装置174(図3)が配置される。
特に、吸引洗浄機器10を片手で操作することも可能である。操作者は吸引洗浄機器10を把手32にて片手で保持し、機器は、作用装置96によって被洗浄エリア51にて支持される。
その際、例えば、操作者は、他方の手でスプレー装置を操作することができる。
吸引された空気含有の吸引流体が激しく発泡しても、回転子66によって泡沫を分解することができる。吸引洗浄ユニット10は、非常に異なる体積流量で使用することもできる。コンパクトな組立てを達成できるため、手持ち式機器も現実化可能である。
糸くずフィルタ146は、糸くずがチャンバ内部58に進入してその機能を損なうことがないようにする。
乾燥空気用には別の空気経路があり、前記空気経路は少なくとも1つのディップ管128に接続される。分離された液体用にも別の液体経路があり、前記液体経路は出口開口94に接続される。
作動中、回転子66は比較的高速で回転する。結果として、汚れが振り落とされ、回転子66は「清潔な」ままである。
吸引洗浄機器10の例示的実施形態において、被洗浄エリア上へ乾燥空気が送風される。このことにより構造がコンパクトになる。吸引洗浄機器10の雑音放出が低く抑えられる。
液体分離器52にて満水が生じると、ディップ管128からの液体が被洗浄エリアに再度振り当てられ、管理性が最適化される。
一実施形態において、特に抽出機器として、吸引洗浄機器10は電力消費が90Wほどである。
液体分離器176の別の例示的実施形態は、周壁180を有するチャンバ178を含む。この例示的実施形態を図12において断面図で示す。
チャンバ178は円錐台である。周壁180は、回転軸と同軸である軸182に対して傾斜している。
この場合、円錐台の仮想の先端が、中央管184から離れる方に在る。
周壁180内に、(少なくとも)1つの液体用出口開口184が形成される。この液体用出口開口は、保持タンク46に対応する液体用保持タンクに通じる。
チャンバ178は、周壁180が軸182に対して回転対称であるように形成される(出口開口184を除いて)。
特に、重力方向gに対して水平な面を洗浄するための作動モードに関して、出口開口184は、好ましくは単一の出口開口184が設けられるのであるが、上で吸引洗浄機器10に関連して記載したように、軸182に対して、及び同様に回転軸に対して、幾何学的に見て(重力方向gに対して)この軸182の下方に在る。
軸182に対して或る角度で配置される周壁によって、傾斜平面のやり方の供給領域186が、周壁180により出口開口184の方へ向けて形成される。この供給領域は特に、チャンバ178の、軸182と平行な内側高さの少なくとも80%に亘って延びる。
供給領域186に亘って一種の漏斗が形成され、その際、出口開口184を通して液体を排出することができる。
供給領域186では、重力で駆動される液体が出口開口184に流れることができる。
その他の点では、液体分離器176は、上で液体分離器52を参照して記載したように機能する。
図13において断面図で示し188で表す液体分離器の別の例示的実施形態において、周壁192を備えたチャンバ190が設けられる。チャンバ190は軸194の周りで回転対称であり、軸は、チャンバ190内に配置される回転子の回転軸と同軸である。
チャンバ190は、2つの円錐台を組み合わせた形状を有し、仮想の円錐先端が軸194上でチャンバ190の両側に在る。
周壁192は第1領域196及び第2領域198を有する。これらの領域は、軸194に対して同じ角度で、ただし異なる符号で傾斜しており、チャンバ190の直径が最大である領域内で互いに交わる。
周壁192に、(少なくとも)1つの液体用出口開口200が形成される。適正な作動に基づき、この出口開口200は特に重力方向に対して軸194の下方に在る。
出口開口200は第1領域196から第2領域198への移行部に設置される。
従って、出口開口200への液体用供給領域202が形成され、この供給領域は第1傾斜領域204及び第2傾斜領域206を含む。従って、漏斗が形成され、その際、液体が、重力により駆動され、第1傾斜領域204及び第2傾斜領域206に沿って出口開口200に流れることができる。出口開口200は一種の収集領域に相当する。
その他の点では、液体分離器188は、液体分離器52と同じ仕方で形成され、同じやり方で機能する。
液体分離器の更なる例示的実施形態において、チャンバ210が設けられる。この例示的実施形態を図14において断面図で略示し、208により表す。(乾燥)空気を排出するためのディップ管212がチャンバ210内へと開く。
ここで、ディップ管212は、チャンバ210の軸214に対して交差方向に、例えば垂直に配向され、軸214は、チャンバ210内に配置される回転子の、対応する回転軸と同軸である。
その際、空気はディップ管212によって、軸214に対して交差方向に排出される。
ここで、特に、ディップ管212が、チャンバ210内部の、最少量の液滴の存在する領域内へと開くことが実現される。
その他の点では、液体分離器208は、上で液体分離器52を参照して記載したように機能する。
図15において断面図で示す液体分離器216の別の例示的実施形態は、チャンバ218を含む。(乾燥)空気を排出するための複数のディップ管220、222が、前記チャンバ内へと開く。
図示する実施形態において、ディップ管220、222は、互いに平行に、かつ中央管224と平行に配向される。特に、中央管224はディップ管220とディップ管222との間に在る。
従って、乾燥空気をチャンバ218から多数の場所で(換言すれば少なくとも2つの場所で)排出することができる。
その他の点では、液体分離器216は、上で液体分離器52を参照して記載したように機能する。
液体分離器176及び/又は188及び/又は208及び/又は216の構成要素を互いに組み合わせることもできる。例えば、液体分離器176及び188を参照して記載したような周壁180又は192の漏斗形の形態を、液体分離器208を参照して記載したような、交差方向に配置されたディップ管212と、或いは、液体分離器216を参照して記載したような複数のディップ管220、222と組み合わせることもできる。
例えば、交差方向に配置された複数のディップ管212も設けられてもよい。
吸引ユニット装置50が一体化され、特に、羽根車として形成される回転子66と、好ましくは少なくとも1つの液体用出口開口94とを備えた液体分離器52を、抽出機器以外の吸引洗浄機器内で使用することもできる。液体用出口開口は周壁56上に配置される。
図16は、本発明による吸引機器の第2の例示的実施形態としての窓用洗浄機226を示す。この窓用洗浄機は、作用装置としてのワイパ230を有する。ワイパは、離間する唇状部を含む。唇状部間に吸引開口232が形成される。
この吸引開口232は、本発明による液体分離器、例えば液体分離器52に流体接続される。
窓用洗浄機226の洗浄モードにおいて、ワイパ230が使用されて被洗浄窓から汚濁流体が拭き取られ、この工程中に汚濁流体が吸引される。
吸引された汚濁流体は空気を含有している。
液体分離器52内で、汚れた液体の分離、及び乾燥空気の分離が行われる。汚れた液体は、保持タンク46に対応する保持タンクで収容される。図16において、この保持タンクを参照符号234により表す。
乾燥空気が環境内に解放される。
図17に略示するように、吸引洗浄機器の別の例示的実施形態は床洗浄機器236である。
床洗浄機器は、上に少なくとも1つの洗浄ローラユニット240の配置される洗浄ヘッド238を有する。
洗浄ローラユニットは、例えば織物材料製の、1つ以上の回転式洗浄ローラを含む。床洗浄機器236の作動中、洗浄ローラユニット240は、対応するドライブにより回転駆動される。
特に、洗浄液が洗浄ローラユニット240に供給され、或いは、洗浄液が、被洗浄床に直接供給される。通常、洗浄液は真水であり、任意で界面活性剤ベースの洗剤添加剤を包含する。
洗浄ローラユニット240は、被洗浄エリア用の作用装置を形成する。
洗浄ローラユニット240から汚液が抽出される。この目的で、液体分離器52に対応する液体分離器が設けられる。この液体分離器は、例えば、上に洗浄ヘッド238の位置する本体242上に配置される。
空気含有汚濁流体は、洗浄ローラユニット240から1つ以上の流路内を液体分離器52内へ導入される。図17において、空気含有汚濁流体を参照符号244により示す。
液体分離器52で、空気と汚れた液体との分離が行われる。
乾燥空気の解放を、参照符号246を付した矢印により示す。
ここで、液体分離器は、空気含有汚濁流体244を吸引するための吸引ユニット装置をも形成する。
分離された液体が、液体用保持タンク248内に導入される。
特に、床洗浄機器236は手持ち式である。床洗浄機器には、弓型把手252を有する保持装置250が設けられる。立位の操作者は、保持装置52を保持し、被洗浄床に亘って洗浄ヘッド238を案内することができる。
10 吸引洗浄機器
12 ハウジング
14 ハウジング内部
16 第1ハウジング壁
18 第2ハウジング壁
20 第1中間壁
22 第2中間壁
24 上面
26 前面
28 底面
30 後面
32 把手
34 把手開口
36 第1ウェブ
38 第2ウェブ
40 第3ウェブ
42 壁
44 スイッチ
46 液体用保持タンク
48 方向
50 吸引ユニット装置
51 被洗浄エリア
52 液体分離器
54 チャンバ
56 周壁
58 チャンバ内部
60 第1端部カバー
62 第2端部カバー
64 軸
66 回転子
68 回転軸受
70 回転軸
72 ドライブモータ
74 モータハウジング
76 バッテリ装置
78 中央管
80 内部
82 領域
84 カラー
86 環状ウェブ
88 主流れ方向
90 偏向
92 翼
94 液体用出口開口
96 作用装置
98 入口開口
100 画定壁
102 楔要素
104 楔先端
106 回転方向
108 接続片
110 底壁
112 側壁
114 カバー壁
116 相手要素
118 長手方向
120 第1領域
122 第2領域
124 第3領域
126 環状スペース
128 ディップ管
130 出口開口
132 端面
134 カラー
136 空気排出装置
138a 内側画定壁
138b 外側画定壁
140 ディップ縁
142 吸引開口
144 流路
146 フィルタ(粗汚れフィルタ、糸くずフィルタ)
148 偏向領域
150 フィルタホルダ
152 取り外し方向
154 把手要素
156 出口開口
158 流路
160 二重線矢印
162 波線矢印
164 空気供給装置
166 間隙
168 開口
170 矢印
172 乾燥空気流
174 制御装置
176 液体分離器
178 チャンバ
180 周壁
182 軸
184 出口開口
186 供給領域
188 液体分離器
190 チャンバ
192 周壁
194 軸
196 第1領域
198 第2領域
200 出口開口
202 供給領域
204 第1傾斜領域
206 第2傾斜領域
208 液体分離器
210 チャンバ
212 ディップ管
214 軸
216 液体分離器
218 チャンバ
220 ディップ管
222 ディップ管
224 中央管
226 窓用洗浄機
228 作用装置
230 ワイパ
232 入口開口
234 保持タンク
236 床洗浄機器
238 洗浄ヘッド
240 洗浄ローラユニット
242 本体
244 空気含有汚濁流体
246 空気
248 保持タンク
250 保持装置
252 弓型把手

Claims (42)

  1. 被洗浄エリア(51)に作用するための作用装置(96;228;240)と、
    吸引流を発生させるための吸引ユニット装置(50)と、
    液体分離器(52)と
    を含む吸引洗浄機器において、
    前記液体分離器(52)が、周壁(56)を有するチャンバ(54)と、前記チャンバ(54)内に配置されると共に回転軸(70)の周りで回転可能である回転子(66)とを有すること、
    前記周壁(56)上に少なくとも1つの液体用出口開口(94)が配置されること、及び
    前記少なくとも1つの液体用出口開口(94)に流体接続される液体用保持タンク(46)が設けられること
    を特徴とする吸引洗浄機器。
  2. 請求項1に記載の吸引洗浄機器であって、
    前記回転子(66)が、前記吸引ユニット装置(50)の一部であり、前記吸引洗浄機器の作動中に該回転子が前記吸引流を発生させるための負圧をもたらすように配置及び構成され、特に、前記回転子(66)が羽根車として形成されること
    を特徴とする吸引洗浄機器。
  3. 請求項1又は2に記載の吸引洗浄機器であって、
    前記液体分離器(52)が、遠心分離器として形成され、前記吸引洗浄機器の作動中に該液体分離器が液滴を径方向で外方に前記周壁(56)へ向けて振り飛ばすよう、前記回転子(66)が配置及び構成されること
    を特徴とする吸引洗浄機器。
  4. 請求項1~3のいずれかに記載の吸引洗浄機器であって、以下、
    ‐前記回転軸(70)が、少なくとも前記周壁(56)の一部領域と平行に配向される、
    ‐前記チャンバ(54)が、少なくとも一部領域において円筒形又は円錐部分形状である、
    ‐前記チャンバ(54)が、少なくとも前記回転軸(70)に対してほぼ回転対称である、
    のうちの少なくとも1つを特徴とする吸引洗浄機器。
  5. 請求項1~4のいずれかに記載の吸引洗浄機器であって、以下、
    ‐前記少なくとも1つの液体用出口開口(94)の口の法線が、前記回転軸(70)に対して交差方向に、特に垂直に配向される、
    ‐前記少なくとも1つの液体用出口開口(94)が溝の形態である、
    ‐前記少なくとも1つの液体用出口開口(94)又は前記少なくとも1つの液体用出口開口(94;184;200)への供給領域(186;202)が、前記周壁(56;180;192)の高さ(H)の少なくとも50%、特に少なくとも70%、及び特に少なくとも80%に亘って延びる、
    ‐重力方向(g)に対して水平な表面を洗浄するための、前記吸引洗浄機器の適正な作動中、前記少なくとも1つの液体用出口開口(94)及び/又は前記液体用保持タンク(46)が、重力方向(g)に対して前記回転軸(70)の下方、特に完全に下方に在る、
    のうちの少なくとも1つを特徴とする吸引洗浄機器。
  6. 請求項1~5のいずれかに記載の吸引洗浄機器であって、
    前記少なくとも1つの液体用出口開口(184;200)が、供給領域(186;202)に関連付けられ、特に、以下、
    ‐前記供給領域(186;202)が、前記少なくとも1つの液体用出口開口(184;200)に通じる少なくとも1つの流れ領域を有し、特に重力方向(g)に対して水平な表面を洗浄する際に、前記流れ領域内の前記少なくとも1つの出口開口(184;200)に向かう液体流れが重力により駆動される、
    ‐前記供給領域(186;202)では、前記周壁が前記回転軸(182;194)に対して傾斜している、
    ‐前記供給領域(186;202)が漏斗形である、
    のうちの少なくとも1つに関連付けられることを特徴とする吸引洗浄機器。
  7. 請求項1~6のいずれかに記載の吸引洗浄機器であって、
    前記チャンバ(54)に関連付けられると共に前記回転子(66)の回転運動を駆動するドライブモータ(72)を備え、前記ドライブモータ(72)が特に電気モータであること
    を特徴とする吸引洗浄機器。
  8. 請求項1~7のいずれかに記載の吸引洗浄機器であって、
    前記チャンバ(54)内に突出すると共に前記作用装置(96;228;240)に流体接続される中央管(78)を備え、前記中央管(78)により空気含有汚濁流体が前記チャンバ(84)内に導入されること
    を特徴とする吸引洗浄機器。
  9. 請求項8に記載の吸引洗浄機器であって、以下、
    ‐前記中央管(78)が前記回転軸(70)と同軸に位置決めされる、
    ‐前記回転子(66)が、前記中央管(78)に接触する、特に前記中央管(78)の端面又は該端面の領域に接触する、或いは、前記中央管(78)から特に1mm未満の間隙だけ離間する、
    ‐前記回転子(66)が中央領域を有し、前記空気含有汚濁流体が前記中央管(78)によって該中央領域に軸方向に供給され、前記中央領域にて又は該中央領域に隣接して径方向の偏向が生じる、
    ‐前記チャンバ(54)内で前記中央管(78)の周囲に環状スペース(126)が形成される、
    ‐前記チャンバ(54)が、空気含有汚濁流体用の入口開口を有し、前記入口開口が前記中央管(78)上に形成される、
    ‐前記空気含有汚濁流体が前記回転子(66)に供給される際の、前記中央管(78)の内径(E)の前記回転子の外径(D*)に対する比率が、0.1~0.5の間の範囲内、特に0.25~0.35の間の範囲内にある、
    のうちの少なくとも1つを特徴とする吸引洗浄機器。
  10. 請求項8又は9に記載の吸引洗浄機器であって、
    前記回転子(66)に空気供給装置(164)が関連付けられ、該空気供給装置によって前記回転子(66)に疑似空気が供給可能であり、特に、吸引された汚濁流体とは無関係に、前記チャンバ(54)から前記回転子(66)の中央領域に空気が供給可能であること
    を特徴とする吸引洗浄機器。
  11. 請求項10に記載の吸引洗浄機器であって、以下、
    ‐前記空気供給装置(164)が、前記中央管(78)と前記回転子(66)との間に1つ以上の間隙(166)を含む、
    ‐前記空気供給装置(164)が、前記中央管(78)の、前記チャンバ(54)の内部(58)への1つ以上の開口(168)を含む、
    ‐前記中央管(78)上に少なくとも1つの疑似空気弁が配置される、
    のうちの少なくとも1つを特徴とする吸引洗浄機器。
  12. 請求項1~11のいずれかに記載の吸引洗浄機器であって、
    空気、特に乾燥空気を除去するために、前記チャンバ(52)に少なくとも1つのディップ管(128)が関連付けられ、前記少なくとも1つのディップ管(128)上に少なくとも1つの空気用出口開口(130)が形成されること
    を特徴とする吸引洗浄機器。
  13. 請求項12に記載の吸引洗浄機器であって、以下、
    ‐前記少なくとも1つのディップ管(128)が、前記回転軸(70)と平行に又は交差方向に配向される、
    ‐前記少なくとも1つのディップ管(128)が、空気含有汚濁流体を前記チャンバ(54)内に導入する中央管(78)と平行に及び/又は該中央管から離間して配向される、
    ‐前記少なくとも1つのディップ管(128)の端面が、前記中央管(78)の端面から離間する、及び/又は前記回転子(66)から離間する、
    ‐前記少なくとも1つのディップ管(128)が、前記中央管(78)よりも短い長さを有する、
    ‐前記少なくとも1つの空気用出口開口(130)が、前記周壁(56)から離間する、
    ‐前記少なくとも1つのディップ管(128)が、前記周壁(56)に適合する円形セグメント形の画定壁(138a、138b)を有する、
    ‐重力方向(g)に対して水平な表面を洗浄するための、前記吸引洗浄機器の適正な作動中、前記少なくとも1つのディップ管(128)が、重力方向(g)に対して前記回転軸(70)の上方に位置決めされる、
    ‐前記少なくとも1つのディップ管(128)が、一端面にカラーの形態の延長部(134)を有し、該延長部は特に縁が鋭い、
    のうちの少なくとも1つを特徴とする吸引洗浄機器。
  14. 請求項12又は13に記載の吸引洗浄機器であって、
    前記少なくとも1つのディップ管(128)が前記作用装置(96;228;240)に流体接続され、前記作用装置(96;228;240)が少なくとも1つの空気用出口開口(156)を有すること
    を特徴とする吸引洗浄機器。
  15. 請求項1~14のいずれかに記載の吸引洗浄機器であって、
    前記チャンバ(54)が第1端部カバー(60)及び第2端部カバー(62)を有し、該端部カバー間に前記周壁(56)が在ること
    を特徴とする吸引洗浄機器。
  16. 請求項15に記載の吸引洗浄機器であって、以下、
    ‐前記第1端部カバー(60)が、前記作用装置(96;228;240)の方を向くように位置決めされる、
    ‐中央管(78)が前記第1端部カバー(60)を通って前記回転子(66)の方へ走る、或いは、前記中央管(78)が前記第1端部カバー(60)上に位置する、
    ‐前記チャンバ(54)から空気を除去するために、少なくとも1つのディップ管(128)が前記第1端部カバー(60)を通って走る、或いは、前記少なくとも1つのディップ管(128)が前記第1端部カバー(60)上に位置する、
    ‐前記第1端部カバー(60)が、前記回転軸(70)に対して交差方向に、特に垂直に配向される、
    のうちの少なくとも1つを特徴とする吸引洗浄機器。
  17. 請求項15又は16に記載の吸引洗浄機器であって、以下、
    ‐前記回転子(66)が、前記第2端部カバー(62)に隣接しており、特に、前記第1端部カバー(60)によりも前記第2端部カバー(62)に近い、
    ‐前記回転軸(70)の延長部に関して、前記第2端部カバー(62)の後方にドライブモータ(72)が配置され、特に、該ドライブモータが前記第2端部カバー(62)に接続される、
    ‐前記第2端部カバー(62)上に、前記回転子(66)用の回転軸受(82)が配置される、
    ‐前記第2端部カバー(62)が、前記回転軸(70)に対して交差方向に、特に垂直に配向される、
    のうちの少なくとも1つを特徴とする吸引洗浄機器。
  18. 請求項1の前文又は請求項1~17のいずれかに記載の吸引洗浄機器であって、
    前記作用装置(96;228;240)と前記液体分離器(52)との間にフィルタ(146)が配置されること
    を特徴とする吸引洗浄機器。
  19. 請求項18に記載の吸引洗浄機器であって、
    前記フィルタ(146)が、粗汚れフィルタとして、特に糸くずフィルタとして形成されること
    を特徴とする吸引洗浄機器。
  20. 請求項18又は19に記載の吸引洗浄機器であって、
    前記フィルタ(146)が、前記液体分離器(52)のチャンバ(54)の上流に配置されること
    を特徴とする吸引洗浄機器。
  21. 請求項18~20のいずれかに記載の吸引洗浄機器であって、
    空気含有汚濁流体の流れ方向に関して、前記空気含有汚濁流体をチャンバ(54)内に導入する中央管(78)の上流に、前記フィルタ(146)が配置されること
    を特徴とする吸引洗浄機器。
  22. 請求項18~21のいずれかに記載の吸引洗浄機器であって、
    前記作用装置(96;228;240)から前記液体分離器(52)のチャンバ(54)までの空気含有汚濁流体用の流路が、偏向領域(148)を有すること、及び
    前記フィルタ(146)が前記偏向領域(148)に配置されること
    を特徴とする吸引洗浄機器。
  23. 請求項18~22のいずれかに記載の吸引洗浄機器であって、
    前記フィルタ(146)が、前記吸引洗浄機器から取り外し可能であるように配置され、特に、ハウジング外面から取り外すことができること
    を特徴とする吸引洗浄機器。
  24. 請求項1~23のいずれかに記載の吸引洗浄機器であって、前記吸引洗浄機器の作動中、前記チャンバ(54)内で泡沫が分解される回転速度で前記回転子(66)が作動すること
    を特徴とする吸引洗浄機器。
  25. 請求項1~24のいずれかに記載の吸引洗浄機器であって、
    前記吸引洗浄機器の作動中、前記回転子(66)が、毎分1,000回転~毎分100,000回転の間の範囲内の回転速度を有し、特に毎分10,000回転~毎分50,000回転の間の範囲内の回転速度を有し、特に毎分25,000回転~毎分30,000回転の間の範囲内の回転速度を有すること
    を特徴とする吸引洗浄機器。
  26. 請求項1~25のいずれかに記載の吸引洗浄機器であって、
    前記回転子(66)の外径(D*)が、20mm~150mmの間の範囲内に在り、特に40mm~80mmの間の範囲内に在り、特に66mm~70mmの間の範囲内に在ること
    を特徴とする吸引洗浄機器。
  27. 請求項1~26のいずれかに記載の吸引洗浄機器であって、
    前記少なくとも1つの液体用出口開口(94)が、少なくとも画定壁(100)にて縁が鋭いこと
    を特徴とする吸引洗浄機器。
  28. 請求項27に記載の吸引洗浄機器であって、
    前記少なくとも1つの液体用出口開口(94)が、少なくとも一方の側に鋭角の楔を備えた楔形であり、特に、前記回転子(66)の回転方向(106)を向く側で鋭い楔形であること
    を特徴とする吸引洗浄機器。
  29. 請求項1~28のいずれかに記載の吸引洗浄機器であって、前記作用装置が、以下、
    ‐液体用ワイパ(230)、
    ‐例えば織物材料で被覆される洗浄ローラ(240)、
    ‐吸引ノズル(96)、
    ‐織物材料用のディップ縁(140)
    ‐空気含有汚濁流体用の少なくとも1つの吸引開口(142)、及び前記液体分離器(52)に通じる少なくとも1つの流路(144)、
    ‐少なくとも1つの空気用出口開口(156)、及び前記液体分離器(52)に通じる少なくとも1つの流路(158)、
    のうちの少なくとも1つである又はこれらのうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする吸引洗浄機器。
  30. 請求項1~29のいずれかに記載の吸引洗浄機器であって、
    電気エネルギーを供給するためのバッテリ装置(76)、特に再充電可能なバッテリ装置(78)を備えること
    を特徴とする吸引洗浄機器。
  31. 請求項30に記載の吸引洗浄機器であって、
    把手開口(34)を有するハウジング(12)を備え、前記把手開口(34)を画定する、特に該把手開口を前記ハウジング(12)の底面(28)に対して画定するウェブ(38)上に、前記バッテリ装置(76)が配置されること、
    を特徴とする吸引洗浄機器。
  32. 請求項30又は31に記載の吸引洗浄機器であって、
    前記回転子(66)用ドライブモータ(72)が、前記チャンバ(54)に続き、特に前記チャンバ(54)に直接続くこと、及び
    前記バッテリ装置(76)が、前記ドライブモータ(72)に続き、特に前記ドライブモータ(72)に直接続くこと
    を特徴とする吸引洗浄機器。
  33. 請求項1~32のいずれかに記載の吸引洗浄機器であって、
    底面(28)を備えたハウジング(12)を備えること、及び
    前記底面(28)上に前記液体用保持タンク(46)が取り外し可能に位置すること
    を特徴とする吸引洗浄機器。
  34. 請求項1~33のいずれかに記載の吸引洗浄機器であって、
    前記液体用保持タンク(46)が、第1領域(120)と、前記第1領域(120)に続く第2領域(122)と、前記第2領域(122)に続く第3領域(124)とを有し、前記少なくとも1つの液体用出口開口(94)から前記第2領域(122)を介して液体が導入されること
    を特徴とする吸引洗浄機器。
  35. 請求項34に記載の吸引洗浄機器であって、
    前記第1領域(120)と前記第3領域(124)とが各々、前記第2領域(122)を超える高さを有し、特に、前記液体用保持タンク(46)の断面がC形又はU形であること
    を特徴とする吸引洗浄機器。
  36. 請求項34又は35に記載の吸引洗浄機器であって、
    前記吸引洗浄機器に液体用保持タンク(46)が取り付けられる際、前記第3領域(124)が、ドライブモータ(72)に対向するように位置決めされること
    を特徴とする吸引洗浄機器。
  37. 請求項34~36のいずれかに記載の吸引洗浄機器であって、
    前記吸引洗浄機器に液体用保持タンク(46)が取り付けられる際、前記第1領域が、前記作用装置(96)の方を向くように位置決めされること
    を特徴とする吸引洗浄機器。
  38. 請求項1~37のいずれかに記載の吸引洗浄機器であって、
    手持ち式又は手持ち案内式の吸引洗浄機器としての実施形態であること
    を特徴とする吸引洗浄機器。
  39. 請求項1~38のいずれかに記載の吸引洗浄機器であって、
    織物材料用の抽出機器又はスプレー抽出機器として形成され、特に、抽出機器又はスプレー抽出機器が手持ち式であること
    を特徴とする吸引洗浄機器。
  40. 特に請求項1~39のいずれかに記載の吸引洗浄機器を作動させるための方法であって、
    空気含有汚濁流体を前記液体分離器(52)のチャンバ(54)内に吸引する負圧が液体分離器(52)の回転子(66)により発生し、
    前記液体分離器(54)が、前記回転回転子(66)により遠心分離器として作用し、
    分離された液体が、少なくとも1つの液体用出口開口(94)を介して液体用保持タンク(46)に排出され、該出口開口が前記チャンバの周壁(180)上に配置される、
    方法。
  41. 請求項40に記載の方法であって、
    吸引された空気含有汚濁流体が、前記液体分離器(52)に進入する前にフィルタ(146)、特に粗汚れフィルタ、特に糸くずフィルタを通過させられること
    を特徴とする方法。
  42. 請求項40又は41に記載の方法であって、
    乾燥空気が、前記チャンバ(54)から少なくとも1つのディップ管(128)によって排出され、特に、前記少なくとも1つのディップ管(128)が、少量の液体が存在するという好都合な流れ条件である前記チャンバ(54)の領域内へと突出すること
    を特徴とする方法。
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