JP2023533098A - スクレーパーモジュールの着脱可能アタッチメント - Google Patents
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Abstract
本発明は、コンベアベルト(12)を有するコンベアシステム(10)のスクレーパーシステム、及びスクレーパーモジュール(24)をスクレーパーシステム(20)に取り付ける方法に関する。スクレーパーシステム(20)は、システムキャリア(22)及びコンベアベルト(12)と接触する複数のスクレーパーモジュール(24)を含む。スクレーパーモジュール(24)は、システムキャリア(22)上でシステムキャリアと平行に延びるモジュールキャリア(30)に取り付けられる。モジュールキャリア(30)は、システムキャリア22を横切る方向においてクランプ力を加えるクランプアセンブリによってシステムキャリア(22)に着脱可能に取り付けられる。クランプアセンブリは、システムキャリアと平行に伸長して、くさび作用によりクランプ力を加えるクランプロッド(50)を有する。
Description
本発明は、コンベアベルトを有するコンベアシステム用のスクレーパーシステム、そのようなスクレーパーシステム用のモジュールキャリア、及びスクレーパーモジュールをスクレーパーシステムに取り付ける方法に関する。
スクレーパーシステムの使用は、非常に広範囲の搬送物を搬送するために使用されるコンベアベルトで知られている。走行中のコンベアベルトにスクレーパーエレメントが接触することにより、コンベアベルトに付着している搬送物が掻き落とされる。既知のスクレーパーシステムは、スクレーパー要素を備えた複数のスクレーパーモジュールと、コンベアベルトの走行方向に対して横方向に延びるシステムキャリアとを有する。
スクレーパーシステム及びスクレーパーモジュールの様々なタイプ及びデザインが知られている。例えば、DE102017114931A1には、トリッパープーリーによって形成された高速で走行するベルトコンベアの曲り領域に配置するためのスクレーパーシステムが示されている。弾性材料で作られたスクレーピングブロックは、ベルトコンベアの走行方向に対して横方向に(横切るように)配置され、ばねで取り付けられたシステムキャリアに交換可能な方法で互いに隣り合って固定されている。
DE102013006821A1には、コンベアのリターン領域用のモジュールから構成されるベルトスクレーパシステムが記載されている。システムキャリアは、コンベアベルトの走行方向に対して横切るように配置されている。複数のスクレーピングモジュールが、システムキャリアに隣り合わせに取り付けられている。スクレ―ピングモジュールは、それぞれ、剥離方式でベルトと接触するスクレ―ピング(掻き取り)薄板を保持する。
スクレーパーシステムは、定期的にメンテナンスが必要である。特に、スクレーパーモジュールに取り付けられたスクレーピングエレメント、例えばスクレーピング薄板又はスクレーピングブロックは、定期的に交換及び置き換えが必要である。
EP0270142B1には、複数のスクレーパー要素を有するコンベアベルト用のスクレーパーが記載されており、複数のスクレーパー要素は、それぞれスクレ―ピングブレードを有し、コンベアベルトの長手方向に対して横切る方向に伸長すると共にスクレーパー要素の自由端(エッジ)がコンベアベルトの下面に押し付けられるようにベルトコンベアのフレームに取り付けられた長尺キャリア上に互いに隣り合って配置されている。スクレーパー要素は、二つのグループに分けられ、U字形の断面を有する二つの棒状のロッド要素上に配置される。ロッド要素は、矩形断面を有するキャリア上に配置される。その端部において、それらはキャリアの突出ピンが係合する開口部を有する。それぞれの場合の反対側の端部には、フランジを有し、ネジ接続によってボルトで固定される。
US2015/0360880A1は、細長いキャリアに簡単な方法で接続され、キャリアから取り外すことができる取り外し可能なスクレーパーアセンブリを有するコンベアベルト用のスクレーピング装置に関する。当該アセンブリは、アングルストラット(山形鋼支材)に取り付けられたスクレーパーブレードを含む。アングルストラットをキャリアのレセプタクルにクランプするように取り付ける一対のクランプは、固定機構として機能する。
US3342312には、複数の個別のスプレーピングブレードアセンブリを有するコンベアベルト用のスクレーピング装置が開示されている。チューブが、コンベアベルトを横切るように配置されている。L字型の断面をなすホルダーが、Cクリップによってチューブに回転可能かつスライド可能に取り付けられている。
スクレーパーシステム、このためのモジュールキャリアセグメント、及びスクレーパーモジュールを簡単な方法で交換し得るようにスクレーパーモジュールをスクレーパーシステムに取り付ける方法を提案することを、目的とみなすことができる。
この目的は、第1の態様によれば、請求項1に係るスクレーパーシステム及び請求項12に係るスクレーパーモジュールの取付け方法によって達成される。本発明の第2の態様によれば、この目的は、請求項13に係るスクレーパーシステム及び請求項14に係るモジュールキャリアセグメントによって達成される。従属請求項は、本発明の有利な実施形態に言及している。
本発明者らは、スクレーパーシステムの保守作業を実施すること、特に、危険な接触領域に入らなければならない場合に摩耗部品を交換することが困難であり、又、それ故に、例えば足場などの設置やより長い操業の中断が必要であるという考えから出発した。したがって、ベルト領域の外側から、理想的にはシュート内又はベルトコンベアの下で作業を行う必要なく、スクレーパーモジュールのメンテナンス作業を実行できる可能性が特に重要である。
したがって、本発明者らは、スクレーパーモジュールの交換プロセスを簡素化し、ベルトコンベアの直下の領域で費やされる時間を最小限に抑えるか完全に回避することさえできる、スクレーパーモジュールのための容易に交換可能なアタッチメントを提案する。
本発明によるスクレーパーシステムは、好ましくはコンベアベルトの走行方向に対して横切る方向に延びるシステムキャリアを備える。システムキャリアは、例えば、円形又は矩形の断面を有するロッド(棒)又はチューブ(筒)として具現化することができる。それは、好ましくは、例えばベルトフレームワークに、静止した方法で(不動に)両側に取り付けられる。システムキャリアは、固定されているか、あるいは特にばねで取り付けられた方法で移動可能であるように配置することができる。
本発明によるスクレーパーシステムは、さらに、複数のスクレーパーモジュールを有する。これらは、コンベアベルトと接触するために設けられ、この目的のために、好ましくは、スクレーパー(掻き取り)要素を有し、それは、例えば、エッジ、薄板、スクレーパーブロック、又は異なるタイプのスクレーパー要素であり得る。スクレーパーモジュールは、コンベアベルトに対するスクレーパーシステムのタイプと配置に応じて、様々な構成を有することができる。例えば、スクレーパーモジュールは、互いに対して移動可能な一つ又は複数の要素と、その間に配置されたヒンジ、ばね等を有することができる。同様に、スクレーパーモジュールは、例えば、好ましくは柔軟な材料で作られたブロック要素であってもよい。
本発明の第1の態様によれば、スクレーパーモジュールは、システムキャリアと平行にシステムキャリア上に延在し、そこに着脱自在に取り付けられるモジュールキャリアに取り付けられる。モジュールキャリアをシステムキャリアに取り付けるために、本発明によれば、システムキャリアに対して横切る方向に作用するクランプ力を加えるクランプアセンブリが提供される。クランプアセンブリは、システムキャリアと平行に延在し、好ましくは楔作用によってクランプ力が加えられるクランプロッドを備える。或は代わりに、クランプ力は、他の手段によって、例えば、ばね作用によって、例えば、一つ又は複数のばねクリップによって、又は、圧力媒体によって、例えば、油圧又は空気圧によって、例えば、一つ又は複数の圧力シリンダ、圧力パッド、又は類似のものによって生成することもできる。
したがって、本発明によるスクレーパーシステムは、本発明の第1の態様に従って、平行に配列され、好ましくは長尺に(細長く)形成された三つの要素としてのシステムキャリア、モジュールキャリア、及びクランプロッドによって特徴付けられる。好ましい実施形態では、これら三つの要素は、コンベアベルトの幅全体に亘って少なくとも実質的に延在し、側面からの取り扱いを可能にし、それによってコンベアベルトの下の領域に入る必要性を最小化又は回避する。
モジュールキャリアは、クランプ作用によってシステムキャリアに取り付けられ、クランプ力又はその少なくとも一つの成分がシステムキャリアを横切る方向に作用する。クランプは、モジュールキャリアが好ましくはシステムキャリアに固定されて維持されるようにシステムキャリアに対してモジュールキャリアを少なくとも摩擦的係合による接続をもたらし、スクレーパーシステムの動作中にスクレーパーモジュールとコンベアベルトとの接触により生じる力を受け止めることができる。システムキャリアへのモジュールキャリアの取り付けは、必要に応じてポジティブレセプタクルによってサポートすることができるが、側部からの接続の取り外し性(離脱性)を向上させるために、純粋な摩擦係合接続が好ましい。クランプ力は、システムキャリアとモジュールキャリアの少なくとも一つの点に作用する。それは、好ましくは、モジュールキャリア及び/又はシステムキャリアの全長に亘って作用し、又は、システムキャリアの長手方向において互いに離れた少なくとも幾つかのクランプ点で作用する。したがって、継続的に恒久性のある接続が達成され得る。
クランプ力は、好ましくは、くさび作用によってすなわちくさび方向又は挿入方向と呼ぶことができる第1方向においてクランプロッドに作用することによって適用され、そこから逸脱しクランプ方向と呼ぶことができるシステムキャリアを横切る方向に沿う第2方向において、クランプ力を生成する。くさび方向は、例えば、システムキャリアの長手方向に平行に整列されることができ、好ましくは、これを横切る方向に整列される。くさび作用は、クランプロッド又はクランプロッドに配置された一つ又はそれ以上のくさび要素のくさび形状に起因し、追加的に又は代替的に、くさび作用は、例えばシステムキャリアに固定して取り付けられ得る別個のくさび要素又はくさび表面によってもたらされることができる。
モジュールキャリア上のスクレーパーモジュールと、クランプロッドによって好ましくはくさび作用によって保持するクランプアセンブリとを有するこのようなスクレーパーシステムは、簡単に接続でき又簡単に取り外すことができる接続で保持され得るシステムキャリアへのスクレーパーモジュールの接続を達成することが可能であるため、非常に有利であることが証明されている。クランプロッドを使用することにより、スクレーパーシステムは、側部のみから、好ましくは片側のみからのアクセスで、接続の確立及び/又は解除をするのに十分であるように具現化することができる。
本発明の発展形態によれば、クランプ力は少なくとも一つの表面対によって加えられることができ、関与する表面の少なくとも一つは、くさび表面である。表面対に関与する表面の一方は、クランプロッドに設けることができ、他方は、好ましくはシステムキャリアに固定される。くさび面は、挿入方向に対して、例えば、1-45°、好ましくは8-30°、特に好ましくは12-20°の傾斜を有することができ、その経路形状は直線的である必要はなく、傾斜を変化させても湾曲面でも可能である。表面対の両方がくさび面であってもよい。
発展形態によれば、少なくとも一つの保持要素をシステムキャリアに配置することができ、クランプロッドをモジュールキャリアと保持要素との間に配置することができる。システムキャリアの長手方向において離隔した複数の保持要素を設けることが好ましい。保持要素は、好ましくは、例えばネジ接続によって、システムキャリアに直接的に又は間接的に固定して取り付けられる。保持要素は、例えば、システムキャリアに対して横方向(横切る方向)に突出することができ、これにより、クランプアセンブリのためのカウンターベアリングを形成する。保持要素とモジュールキャリアとの間にクランプロッドを導入することにより、モジュールキャリアを固定するためのクランプ力を生成することができる。保持要素は、好ましくはそれぞれの場合において、一つ以上のくさび表面を有する表面対を介して、クランプロッド又はそれに取り付けられた要素にそれぞれ結合することができる。
好ましい実施形態では、少なくとも一つのカウンター(対向)保持要素が、保持要素から離隔してシステムキャリア上に配置されることができ、それにより、モジュールキャリア及びクランプロッドが、保持要素とカウンター保持要素との間に配置される。複数の離隔したカウンター保持要素が、好ましくはシステムキャリアの長手方向に、特に好ましくは対応する保持要素と対になって設けられる。保持要素及びカウンター保持要素は、例えば、クランプロッド及びモジュールキャリアがクランプされるクリップを形成することができる。
発展形態によれば、クランプロッドがシステムキャリアの方向において緊張力を備える接続アセンブリによって作用され得ることを提供することができる。そして、当該緊張力は、クランプ力がくさび作用によってそれを横切る方向に加えられるように、例えば、挿入方向又はくさび方向に作用することができる。接続アセンブリは、好ましくは、例えばネジ接続によって緊張力を徐々に加えることを可能にすることができ、ネジはシステムキャリアを横切る方向に延びることが好ましく、ネジを締めることによって、クランプアセンブリに緊張力をかけることができることが好ましい。
接続アセンブリは、クランプロッドがシステムキャリアの方向に作用することができる一つ又は複数の接続要素を備えることができる。それは、好ましくは、システムキャリアの長手方向に互いに離隔された少なくとも一つの第1接続要素及び一つの第2接続要素を備える。システムキャリアの長手方向に視て、スクレーパーモジュールの少なくとも幾つか好ましくは全てが、第1接続要素及び第2接続要素の間に配置される。接続要素は、特に好ましくは、クランプロッド及び/又はシステムキャリアの端部領域にそれぞれ配置される。すなわち、それらは、側部からできるだけ容易に届くように配置される。
好ましい実施形態では、モジュールキャリア及び/又はクランプロッドが、少なくともシステムキャリアに一点で関節式に接続される、すなわち、少なくとも組み立て又は分解ステップ中に、モジュールキャリア及び/又はクランプロッドがシステムキャリアに対して旋回し得るように接続される、ものを提供することができる。システムキャリア、クランプロッド、及び/又はモジュールキャリアの端部領域において、好ましくはヒンジが設けられ得る。システムキャリア、クランピングロッド、及びモジュールキャリアが、例えば汚染などによって互いに固着している場合でも、旋回することで、それらを取り外す、互いに離脱させることができる。このような取り扱いは、側部から、特にヒンジと反対側から可能である。
モジュールキャリアは、一つの部品として、例えば、コンベアベルトの全幅に亘って延在するように形成することができる。しかしながら、モジュールキャリアは、好ましくは、互いに整列し互いに分離できるように配置された複数のモジュールキャリアセグメントを有する。モジュールキャリアが好ましくはコンベアベルトの全幅に亘って延在し、それ故に取り扱いに有害なかなりの長さを有する可能性があるため、このようなモジュールキャリアセグメントへの分割は有利である。モジュールキャリアを二つのモジュールキャリアセグメントに分割するだけで、長さを半分にすることができ、取り扱いが大幅に簡素化される。モジュールキャリアは、好ましくは、三つ以上のモジュールキャリアセグメントに分割することができる。これは、全域の長さをなすモジュールキャリアを横に引き出すのに十分なスペースがない場合、限られたスペースや狭い通路での作業の際に、特に重要である。
モジュールキャリアセグメントは、例えば、システムキャリアだけで接続することができる。すなわち、モジュールキャリアセグメントは、システムキャリアへのそれぞれの取り付けによってのみ、互いに独立して接続することができる。しかしながら、モジュールキャリアセグメントは、モジュールキャリアを形成するために、システムキャリアとは無関係に、好ましくは直接接続される。
モジュールキャリアセグメントは、特にネジ接続などを含む様々な方法で接続することができる。以下でより詳細に説明するように、工具なしで分離できる接続、特にプラグ接続が好ましい。
請求項1に係る本発明の第1の態様の発展形態を構成することができるが、請求項12に示されるように、本発明の独立した態様である独立型を形成する態様は、プラグ接続の手段によって、モジュールキャリアセグメントを結合する好ましい可能性に関連する。
上記のプラグ接続は、特に、モジュールキャリアセグメントのお互いのプラグイン方向の相対移動によって確立及び/又は解放できるように形成することができる。プラグ接続を固定するために、ロック装置を設けることができる。特に、これは、プラグイン方向に対して横切る方向、好ましくは直角に延びるロック要素を備えることができる。ロック要素は、ロックを確立又は無効に(オーバーライド)するために、好ましくはその長手方向に移動可能である。プラグ接続のプラグイン(差し込み)方向は、好ましくはシステムキャリアの長手方向に対して横切る方向、特に好ましくは直角であり、ロック要素は、好ましくはシステムキャリアの長手方向に延び、又、この方向に差し込まれる。
丈夫で容易に確立(取付け)できる接続は、固定装置を有するプラグ接続によって作製することができ、一方で、接続が意図せずに解放されるリスクを最小限に抑えることができる。
ロック要素は、好ましくは、例えば円形又は矩形の断面を有するロッド(棒)又はチューブ(筒)であり得る。ロック要素は、好ましくは、モジュールキャリアセグメントと挿入嵌合(ポジティブフィット)を形成し、例えば、これらに包囲又はカバーされることができる。ポジティブ結合は、好ましくは、モジュールキャリアセグメントがロック要素を部分的に又は好ましくは完全に取り囲むことを提供する。モジュールキャリアセグメントは、特に好ましくはロック要素が係合する長尺ボアを有する。特に、複数のモジュールキャリアセグメントは、互いに後ろに押し込んでロック要素に取り付けることができる。このようなロック要素と前述のプラグ接続との組み合わせが、特に好ましい。
上述のスクレーパーシステムの実施形態に好ましく使用できるモジュールキャリアセグメントは、本発明の別の態様を構成する。上記システムは、好ましくはシステムに堅固に取り付けられ、意図する目的に応じて異なる構成を有することができる一つ以上のスクレーパーモジュールを保持する。モジュールキャリアセグメントは、(システムキャリアの長手方向において)その前後に配置された、好ましくは同一に構成された別のモジュールキャリアセグメントとのプラグ接続を形成するように構成されている。それは、ロック要素を受け入れるための長尺穴を備える。
プラグ接続を形成するために、モジュールキャリアセグメントは、第1端部において、長手方向に対して横切る方向に延びるプラグ要素を有する。反対側の第2端部には、長手方向に対して横切る方向に配置されたプラグ要素用の受入れ開口部があり、プラグ要素をこの横切る方向に挿入して、形状適合(フォームフィッティング)接続を形成することができる。
したがって、このタイプの複数のモジュールキャリアセグメントは、互いの後ろに配置され、それぞれのプラグ接続によって結合され、最後にロック要素を好ましくは整列された長尺穴に差し込むことによってロックされることができる。
本発明の実施形態は、図面を参照して以下により詳細に説明される。
図1は、トリッパープーリー14において曲げられるコンベアベルト12を有するコンベアシステム10を示す。
コンベアシステム10は、複数のスクレーパーモジュール24を有するスクレーパーシステム20を備えている。スクレーパーモジュールは、それぞれ、コンベアベルト12に押し付けられてそれに付着した汚染物等を掻き取る(擦り取る)、ここでは、スクレーパー薄板26の形態をなす、スクレーパー要素を有する。
いわゆるメインスクレーパの形態のスクレーパーシステム20の図示された第1実施形態の場合において、スクレーパー要素(スクレーパー薄板26)は、コンベアベルト12の下側走行部と下方から接触する。
スクレーパーシステム20は、コンベアベルト12の搬送方向に対して横方向(横切る方向)に延びるように配置されたシステムキャリア22を有する。システムキャリア22は、留め具(締結具)16によって、両端においてベルトフレームワークに取り付けられる。
システムキャリア22は、図示された例では、フランジによって互いに固定された二つの外側セグメントと一つの中央セグメントの三つの一直線に整列されたセグメントを有する円形チューブとして形成されている。
図2から、特に図3の分解図から明らかなように、スクレーパーモジュール24が固定されるモジュールキャリア30は、システムキャリア22の上側に取り付けられる。
モジュールキャリア30は、細長い長尺チューブとして形成されている。その断面形状は、例えば図4の断面図から明らかなように、外側が実質的に(四隅が湾曲された)矩形である。内部において、モジュールキャリア30は、円形ロッド(丸棒)がロック要素34として差し込まれる長穴32を有する。
特に図7の拡大図から明白であるように、スクレーパーモジュール24が好ましくはネジ接続によって着脱可能に固定されるベースプレート36は、それぞれ、モジュールキャリア30の上側に、堅固に取り付けられ、好ましくは溶接される。スクレーパーモジュール24は、それぞれ、ネジ接続によってモジュールキャリア30に固定される複数のアングル38を含む。スクレーパーレバー42は、ヒンジ40を介してアングル38に取り付けられ、スクレーパーレバーはスクレーパー薄板26を保持する。ヒンジ40は、それぞれ、バネヒンジとして具現化されているので、スクレーパー薄板26はバネ張力下でベルト12に押し付けられることができる。
スクレーパーモジュール24が固定されたモジュールキャリア30は、図3に示すように、システムキャリア22から取り外し可能である。モジュールキャリア30は、別個のクランプロッド50による取り外し可能なクランプ接続を介して、システムキャリア22に取り付けられる。
この目的のために、それぞれフロント保持要素46及びリアカウンター保持要素48を有するクリップ44が、システムキャリア22の上側に取り付けられる。モジュールホルダー30は、保持要素46とカウンター保持要素48の間においてクリップ44内にクランプロッド50によって堅固に固定される。この目的のために、クランプロッド50は、その長さに亘って等間隔で配置された複数のくさび要素52を有する。
システムキャリア22へのモジュールキャリア30の取り付けは、図4及び図5に示されている。図4では、スクレーパーモジュール24を備えたモジュールキャリア30、くさび要素52を備えたクランプロッド50、及びクリップ44を備えたシステムキャリア22が、先ず個別に離れた要素として示されている。図5では、それらから形成されたクランプアセンブリが示されており、そこでは、モジュールキャリア30が、保持要素46とカウンター保持要素48の間のクリップ44内に受け入れられ、クランプロッド50によって固定(クランプ)されている。
クランプロッド50のくさび要素52は、図示の実施形態の場合、示された例では約15°のくさび角を形成する外側くさび表面54を有する。くさび表面54は、保持要素46の内側と対になる面を形成する(図5を参照)。クランプロッド50が、くさび又は挿入方向においてシステムキャリア22に作用するとき(図5の緊張力F)、くさび表面54と保持要素46との間の表面対は、モジュールキャリア30にクランプ力をもたらし、モジュールキャリアはクリップ44内にクランプされ、摩擦係合方式で保持される。
挿入方向においてクランプロッド50に作用する緊張力Fは、ネジ56a及びナット56bを有する接続アセンブリによって加えられる。二つのネジ56aが、クランプロッド50の両端の領域において互いに間隔をあけて配置され、そこ(両端の領域)でより広い形状を有するクランプロッドを貫通する。ナット56bを締めることにより、緊張力Fがクランプロッド50に加えられ、この緊張力によって、クランプ保持装置が緊張させられる。
モジュールキャリア30は、特に図3から明らかなように、システムキャリア22の右側に示されている端部において、ヒンジ58によってシステムキャリア22に取り付けられており、クランプ接続が解除されると、モジュールキャリアはシステムキャリアに対して旋回することができる。ヒンジ58は、モジュールキャリアのロック要素34とシステムキャリア22との間に取り付けられている。図示されるように、モジュールキャリア30は、モジュールキャリア30がシステムキャリア22から離される旋回外側位置(図3及び図4)と、モジュールキャリア30がシステムキャリアに平行にシステムキャリア22上に直接配置される作動位置(図2、図5)との間で、旋回(枢動)することができる。したがって、側部からの操作によって、コンベアベルト12の下方領域で作業を行う必要なく、モジュールキャリア30をシステムキャリア22から簡単に取り外すことが可能である。
モジュールキャリア30は、図示の実施形態では一つの部品ではなく、ロック要素34に押し込まれ個々に直線的に配列されるモジュールキャリアセグメント30a,30b,30cから構成される。
モジュールキャリアセグメント30a,30b,30cは、それぞれ、確実なプラグ接続によって相互接続される。図7から明らかなように、モジュールキャリアセグメント30b,30cは、それぞれピン60を有し、ピンの長手方向は、システムキャリア22及びロック要素34の長手方向に対して垂直に方向付けされている。ピン60は、モジュールキャリアセグメント30bの一端部において突出するタングに取り付けられ、そのタングは、それぞれのモジュールキャリアセグメント30b,30cのベースプレート36の一部である。これに対応して、モジュールキャリアセグメント30a,30bは、それぞれの隣接する端部においてボア62を有し、そのボアの貫通方向は、同様に上記長手方向に対して垂直に方向付けられる。
モジュールキャリアセグメント30a,30b,30cを互いに結合するために、モジュールキャリアセグメント30b,30cのピン60が次に続くモジュールキャリアセグメント30a,30bのボア62に係合するように、これらは合致させて一直線に配置される。プラグイン(差し込み)方向は、いずれの場合も、長手方向に対して垂直に方向付けられる。このように、モジュールキャリアセグメント30a,30b,30cの相互のプラグ接続が確立される。
続いて、モジュールキャリアセグメント30a,30b,30cの長尺ボア32を通して、ロック要素34を、長手方向にすなわちそれぞれのピン60の差し込み方向に対して横切る方向に、ボア62に差し込むことによって、プラグ接続が固定される。
図8は、このようにして、モジュールキャリアセグメント30a,30b間に形成された、しっかり固定されたプラグ接続の縦断面を示す。ピン60はボア62に係合している。ロック要素34は、ピンに対して横切る方向に一直線に配置された長尺ボア32に差し込まれる。これにより、モジュールキャリアセグメント30a,30bは、組み立てられて、互いに確実に固定されモジュールキャリア30を形成する。
スクレーパーモジュール24を取り外すために、先ず、両側のネジ56a及びナット56bを用いた接続アセンブリを解除することによって、クランプロッド50が取り外される。これにより、クランプアセンブリが解除され、ロック要素34を有するモジュールキャリア30が、ヒンジ58において自由に移動できるようになる。その後、モジュールキャリア30は、図3に示すように回転させることができる。次に、端部に取り付けられたハンドル64を掴むことによって、モジュールキャリアセグメント30a,30b,30cを長手方向にスライドさせることができる(例えば、図6を参照)。モジュールキャリアセグメント30a,30bがスライドされ、ロック要素34が長尺ボア32から引き抜かれるとすぐに、ピン60とボア62のプラグ接続が解除可能になり、モジュールキャリアセグメント30a,30b,30cは互いに別々に取り外すことができる。
図示された実施形態に対する多くの変更,代替,及び改良が可能である。したがって、クランプロッド50は、例えば、連続的にくさび形の断面を有することができ、又、くさび要素52の異なる数又は配列を選択することができる。個々のクリップ44の代わりに、保持要素46及びカウンター保持要素48は、システムキャリア22の長手方向に伸長するストリップとして形成することもできる。
図9は、第2の代替実施形態のスクレーパーシステム120を示すものであり、図5の第1の実施形態のスクレーパーシステム20の断面図に対応し、付随的に、スクレーパーシステム120の構造も大部分が対応している。一致する要素は同じ符号によって識別される。以下では、実施形態の間での相違点のみを扱う。
第2の実施形態のスクレーパーシステム120においては、クランプロッド150には湾曲要素(半円形要素)152が設けられ、システムキャリア22に取り付けられた保持要素146には、くさび表面154がそれぞれ設けられている。湾曲要素152及びくさび表面154は、第1の実施形態の場合のように、表面対を形成し、それにより、くさび作用によって緊張力Fからクランプ力が生成され、このクランプ力は、保持要素146とカウンター保持要素48との間においてモジュールキャリア30をクランプする。
図10は、第3の代替実施形態のスクレーパーシステム220を示している。ここでも、スクレーパーシステム220の構造は、第1の実施形態によるスクレーパーシステム20の構造にほぼ対応しており、一致する要素は同じ符号によって識別される。
スクレーパーシステム20と比較したスクレーパーシステム220の唯一の違いは、スクレーパーモジュール224の異なる構成である。第3の実施形態においては、これらはスクレーパーブロック226を有する。
スクレーパーシステム220は、例えば、コンベアシステムの予備スクレーパーとして機能することができ、又、トリッパープーリー14の前側の領域でスクレーパーブロック226がコンベアベルト12と接触するように取り付けられることができる。
第1の実施形態の場合のように、スクレーパーブロック226を有するスクレーパーモジュール224は、クランプ保持装置によってシステムキャリア22に固定されたモジュールキャリア30に取り付けられる。
US3342312には、複数の個別のスプレーピングブレードアセンブリを有するコンベアベルト用のスクレーピング装置が開示されている。チューブが、コンベアベルトを横切るように配置されている。L字型の断面をなすホルダーが、Cクリップによってチューブに回転可能かつスライド可能に取り付けられている。
JP2016-199383Aには、コンベアベルトを横切る方向に配置されたラックの溝に配置されたプレートを備えた棒状のゴム体を有するコンベアベルト用のスクレーパーが開示されている。その溝は、側板、加圧板、受け板、底板を含み、加圧板と受け板の間のゴム体は、ボルトとナットで固定されている。
US2010/219045A1には、所望の湾曲形状を達成するために保持溝に保持される弾性的に変形可能なブレードを有するスクレーパーが開示されている。
AU537018B2には、コンベアベルトを横断して延びる長尺な支持フレーム上に配置された複数の洗浄ユニットを有する、コンベアベルトの洗浄装置が開示されている。各洗浄ユニットは、コンベアベルトに押し付けられるスクレーパーチップを備えたプレートを備えている。サポートフレーム、例えば丸いチューブ上において、矩形状バーの形をしたレセプタクルが取り付けられている。幾つかのクリーニングユニットが、ボルトで保持板同士の間に保持されている。
WO2019/025114A1には、コンベアベルトスクレーピング装置が開示されている。支持シャフトは、エンドピースと、複数のスクレーパーセグメントが並べて取り外し可能に取り付けられ得る接続中間ピースを有する。その中間ピースは、互いに隣り合って配置され、互いに及びエンドピースに取り外し可能に接続された少なくとも二つの支持部分を備える。一実施形態では、複数の中空部分が、それぞれ、両方が一緒にねじ止めされる接続要素によって支持部分として接続されている。一実施形態では、スクレーピングセグメントは、長手方向にスライドできるように、ロックボルトによって支持シャフト上にロックされるスライドガイドを有する。隣り合うスライドガイドの接続要素が噛み合うことにより、これらは支持シャフトの長手方向に互いに連結される。
JP2016-199383Aには、コンベアベルトを横切る方向に配置されたラックの溝に配置されたプレートを備えた棒状のゴム体を有するコンベアベルト用のスクレーパーが開示されている。その溝は、側板、加圧板、受け板、底板を含み、加圧板と受け板の間のゴム体は、ボルトとナットで固定されている。
US2010/219045A1には、所望の湾曲形状を達成するために保持溝に保持される弾性的に変形可能なブレードを有するスクレーパーが開示されている。
AU537018B2には、コンベアベルトを横断して延びる長尺な支持フレーム上に配置された複数の洗浄ユニットを有する、コンベアベルトの洗浄装置が開示されている。各洗浄ユニットは、コンベアベルトに押し付けられるスクレーパーチップを備えたプレートを備えている。サポートフレーム、例えば丸いチューブ上において、矩形状バーの形をしたレセプタクルが取り付けられている。幾つかのクリーニングユニットが、ボルトで保持板同士の間に保持されている。
WO2019/025114A1には、コンベアベルトスクレーピング装置が開示されている。支持シャフトは、エンドピースと、複数のスクレーパーセグメントが並べて取り外し可能に取り付けられ得る接続中間ピースを有する。その中間ピースは、互いに隣り合って配置され、互いに及びエンドピースに取り外し可能に接続された少なくとも二つの支持部分を備える。一実施形態では、複数の中空部分が、それぞれ、両方が一緒にねじ止めされる接続要素によって支持部分として接続されている。一実施形態では、スクレーピングセグメントは、長手方向にスライドできるように、ロックボルトによって支持シャフト上にロックされるスライドガイドを有する。隣り合うスライドガイドの接続要素が噛み合うことにより、これらは支持シャフトの長手方向に互いに連結される。
この目的は、第1の態様によれば、請求項1に係るスクレーパーシステム及び請求項11に係るスクレーパーモジュールの取付け方法によって達成される。本発明の第2の態様によれば、この目的は、請求項12に係るスクレーパーシステム及び請求項14に係るモジュールキャリアセグメントによって達成される。従属請求項は、本発明の有利な実施形態に言及している。
本発明の第1の態様によれば、スクレーパーモジュールは、システムキャリアと平行にシステムキャリア上に延在し、そこに着脱自在に取り付けられるモジュールキャリアに取り付けられる。モジュールキャリアをシステムキャリアに取り付けるために、本発明によれば、システムキャリアに対して横切る方向に作用するクランプ力を加えるクランプアセンブリが提供される。クランプアセンブリは、システムキャリアと平行に延在し、楔作用によってクランプ力が加えられるクランプロッドを備える。
本発明によれば、クランプ力は、くさび作用によってすなわちくさび方向又は挿入方向と呼ぶことができる第1方向においてクランプロッドに作用することによって適用され、そこから逸脱しクランプ方向と呼ぶことができるシステムキャリアを横切る方向に沿う第2方向において、クランプ力を生成する。くさび方向は、例えば、システムキャリアの長手方向に平行に整列されることができ、好ましくは、これを横切る方向に整列される。くさび作用は、クランプロッド又はクランプロッドに配置された一つ又はそれ以上のくさび要素のくさび形状に起因し、追加的に又は代替的に、くさび作用は、例えばシステムキャリアに固定して取り付けられ得る別個のくさび要素又はくさび表面によってもたらされることができる。
モジュールキャリア上のスクレーパーモジュールと、クランプロッドによって、くさび作用によって保持するクランプアセンブリとを有するこのようなスクレーパーシステムは、簡単に接続でき又簡単に取り外すことができる接続で保持され得るシステムキャリアへのスクレーパーモジュールの接続を達成することが可能であるため、非常に有利であることが証明されている。クランプロッドを使用することにより、スクレーパーシステムは、側部のみから、好ましくは片側のみからのアクセスで、接続の確立及び/又は解除をするのに十分であるように具現化することができる。
ロック要素は、例えば円形又は矩形の断面を有するロッド(棒)又はチューブ(筒)である。ロック要素は、好ましくは、モジュールキャリアセグメントと挿入嵌合(ポジティブフィット)を形成し、例えば、これらに包囲又はカバーされることができる。ポジティブ結合は、好ましくは、モジュールキャリアセグメントがロック要素を部分的に又は好ましくは完全に取り囲むことを提供する。モジュールキャリアセグメントは、特に好ましくはロック要素が係合する長尺ボアを有する。特に、複数のモジュールキャリアセグメントは、互いに後ろに押し込んでロック要素に取り付けることができる。このようなロック要素と前述のプラグ接続との組み合わせが、特に好ましい。
Claims (14)
- コンベアベルト(12)を有するコンベアシステム(10)のスクレーパーシステムであって、
システムキャリア(22)と、
前記コンベアベルト(12)に対して横たわる複数のスクレーパーモジュール(24,224)を備え、
前記スクレーパーモジュール(24,224)は、前記システムキャリア(22)上で前記システムキャリアと平行に延びるモジュールキャリア(30)に取り付けられ、
前記モジュールキャリア(30)は、前記システムキャリア(22)を横切る方向にクランプ力を加えるためのクランプアセンブリによって、前記システムキャリア(22)に着脱可能に取り付けられ、
前記クランプアセンブリは、前記システムキャリアと平行に延びて前記クランプ力を加えるクランプロッド(50)を有する、
スクレーパーシステム。 - 前記クランプアセンブリは、前記クランプ力がくさび作用によって加えられるように形成されている、
ことを特徴とする請求項1に記載のスクレーパーシステム。 - 前記クランプロッド(50)は、表面対(54,46;152,154)を介して前記クランプ力を加え、
前記表面対の少なくとも一つの表面(54,154)は、くさび表面である、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載のスクレーパーシステム。 - 少なくとも一つの保持要素(46,146)が、前記システムキャリアに配置され、
前記クランプロッド(50)は、前記モジュールキャリア(30)と前記保持要素(46,146)との間に配置されている、
ことを特徴とする請求項1ないし3いずれか一つに記載のスクレーパーシステム。 - 少なくとも一つのカウンター保持要素(48)が、前記保持要素(46,146)から距離を置いて前記システムキャリア(22)上に配置され、
前記モジュールキャリア(30)及び前記クランプロッド(50)は、前記保持要素(46,146)と前記カウンター保持要素(48)との間に配置されている、
ことを特徴とする請求項4に記載のスクレーパーシステム。 - 前記クランプロッド(50)は、接続アセンブリ(56a,56b)によって、前記システムキャリア(22)の方向に緊張力(F)を作用させられ得る、
ことを特徴とする請求項1ないし5いずれか一つに記載のスクレーパーシステム。 - 前記接続アセンブリは、前記システムキャリア(22)の長手方向において互いに離間した第1接続要素(56a,56b)及び第2接続要素(56a,56b)を有し、
前記スクレーパーモジュール(24,224)は、前記システムキャリア(22)の長手方向に視て、前記第1接続要素と前記第2接続要素との間に配置されている、
ことを特徴とする請求項6に記載のスクレーパーシステム。 - 前記モジュールキャリア(30)及び/又は前記クランプロッド(50)は、前記システムキャリア(22)に対して関節式に接続されている、
ことを特徴とする請求項1ないし7いずれか一つに記載のスクレーパーシステム。 - 前記モジュールキャリア(30)は、互いに分離することができる、整列された複数のモジュールキャリアセグメント(30a,30b,30c)を含む、
ことを特徴とする請求項1ないし8いずれか一つに記載のスクレーパーシステム。 - 前記モジュールキャリアセグメント(30a,30b,30c)は、前記システムキャリア(22)と平行に延びるロック要素(34)に確実に結合されている、
ことを特徴とする請求項9に記載のスクレーパーシステム。 - 前記モジュールキャリアシステム(30a,30b,30c)は、差し込み方向に平行な相対的な動きにより確立及び/又は解除することができるプラグ接続によって、相互接続され、
前記プラグ接続は、前記差し込み方向を横切る方向に延びるロック要素(34)によってロックされる、
ことを特徴とする請求項9又は10に記載のスクレーパーシステム。 - コンベアベルト(12)を有するコンベアシステム(10)のスクレーパーシステム(20,120,220)にスクレーパーモジュール(24,224)を取り付ける取付け方法であって、
前記スクレーパーモジュール(24,224)が、モジュールキャリア(30)に取り付けられ、
前記モジュールキャリア(30)が、前記スクレーパーシステム(20,120,220)のシステムキャリア(22)と平行に配置され、かつ、前記システムキャリア(22)を横切る方向においてクランプ力を加えられることにより前記システムキャリアに取り付けられ、
クランプロッド(50)が、前記システムキャリア(22)に平行に取り付けられ、前記クランプ力が、くさび作用を用いて前記クランプロッド(50)によって加えられる、
取付け方法。 - コンベアベルト(12)を有するコンベアシステム(10)のスクレーパーシステムであって、
システムキャリア(22)と、
前記コンベアベルト(12)に対して横たわる複数のスクレーパーモジュール(24,224)を備え、
前記スクレーパーモジュール(24,224)は、モジュールキャリア(30)上に配置され、
前記モジュールキャリア(30)は、差し込み方向に平行な相互の動きによって確立及び/又は解除され得るプラグ接続によって相互接続された、複数の配列されたモジュールキャリアセグメント(30a,30b,30c)を有し、
前記プラグ接続は、前記差し込み方向を横切る方向に延びるロック要素(34)によってロックされる、
スクレーパーシステム。 - 請求項11又は13に記載のスクレーパーシステム(20,120,220)のためのモジュールキャリアセグメントであって、
少なくとも一つのスクレーパーモジュール(24,224)と、
ロック要素(34)を受け入れるための長尺ボア(32)と、
第1端部において、前記長手方向を横切る方向に伸長するプラグ要素(60)と、
反対側の第2端部において、プラグ要素(60)のための受入れ開口部(62)と、を備え、
前記受入れ開口部(62)は、前記長手方向を横切る方向に配置されている、
モジュールキャリアセグメント。
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