JP2023521644A - メタクリル酸へのタンデムc-4酸化のための改良された安全な方法 - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、メタクリレート、特にメタクリル酸および/またはメチルメタクリレート(MMA)の改善された製造方法に関する。さらに、本発明は、これらの製品を、C-4ベースの原材料、特に原材料としてのイソブチレンまたはtert-ブタノールをベースとするものから、安全かつ効率的に製造するための方法およびこの方法の特定の実施形態に関する。
メチルメタクリレート(MMA)を工業的規模で製造するための周知のいくつかの方法がある。これらの方法のうちの1つは、例えば、シアン化水素酸とアセトンとから、中央中間生成物としての得られたアセトンシアノヒドリン(ACH)を介してMMAを合成する方法である。この方法には、非常に大量の硫酸アンモニウムが生じるという欠点があり、その製造は、非常に高いコストを伴う。ACH以外の原材料ベースを使用する他の方法については、関連する特許文献に記載されており、現在、生産規模で実施されている。これに関連して、今日では、イソブチレンまたはtert-ブタノールなどのC4ベースの原材料も出発材料として使用されており、これらは、いくつかのプロセス工程で所望のMMAまたはメタクリル酸誘導体に変換される。
1)第1の反応工程は、イソブテン、水蒸気および酸素を含有し、イソブテン含有量が3~10体積%であるガス混合物を製造することを含む。その爆発特性に関して、この濃度は、少なくとも5体積%未満で含有される特定のイソブテン混合物については、爆発上限界を上回る。第1の反応器を出た後の得られたガス混合物は、3~10体積%の有機成分を含有する。しかしながら、反応の性質により、イソブテンからメタクロレインへの反応の間に酸素が消費されるため、第1段階の酸化の結果として生じるプロセスガス中の酸素含有率は、酸素中で、混合物が爆発性でないレベルまで減少し、かつ酸素濃度は、8体積%を十分に下回る。メタクロレインからメタクリル酸への反応に十分であるだけでなく、触媒を十分に酸化した状態で維持する、酸素からメタクロレインへの化学量論を達成するためには、このプロセスガスが第2の部分酸化段階で転化され得る前に、酸素含有率が増加させられなければならない。このことは、触媒が経済的な利点をもたらす最適な長寿命を有することを保証するために必要である。酸素/メタクロレイン比が1.5~3.5である場合、これらの条件が満たされることが従来技術において知られている。かなり低い比は、プロセスの安全性にとって有利であるが、触媒の寿命にとって不利である。比較的高い比は、触媒の寿命に関して有利であるが、所定のレベルの燃料が供給された場合には、爆発性の恐れがあるか、または爆発性であるとみなされ得るガス混合物が生成される。これらの爆発性ガス混合物は、通常、9体積%よりも高い酸素含有率を有する。
本発明の課題は、アルキルメタクリレート、特にMMAの新規の製造方法であって、C4構造単位から出発し、かつ特に高い全収率を有する方法を提供することであった。それと同時に、本発明の課題は、長くて、延長された触媒寿命をもたらす高効率の方法を実現することであった。それにより、本方法は、臨界酸素濃度未満、臨界燃料濃度未満、および臨界温度条件未満で完全に運転され得る。
これらの課題は、アルキルメタクリレートおよび任意にメタクリル酸、特にメチルメタクリレート(MMA)の、C4構造単位の原材料から出発する新規な製造方法、特にメタクロレインを中間体として用いる方法を提供することにより解決された。
a.300℃~450℃の温度を有するプロセスガスIを、粗メタクロレインの蒸発区間から生じるプロセスガスVと混合し、それにより、未転化メタクロレイン、任意に酸素含有ガスおよび水を混合して、プロセスガスIIを得ること、
b.結果として生じた200℃~300℃の温度を有するこのプロセスガスIIを、未転化メタクロレインの別の部分を含有する流れVIと混合して、プロセスガスIIIを得ること、および
c.プロセスガスIIIを、反応器2でさらに酸化し、プロセスガスIVを得ること
を特徴とする。
このプロセスは、再循環されたメタクロレインの単離と、メタクロレイン自体、およびアセトン、アセトアルデヒドなどのプロセス固有の副生成物の非臨界濃度または関連する濃度を調整するための調節とを含む。以下において、本方法は、特に再循環メタクロレインの単離の観点から、簡潔にかつ当該技術水準による例として記載されている。
0.5~4重量%のアセトアルデヒド
1~8重量%のアセトン
1~5重量%のアクロレイン
0.05~0.4重量%のブタン-2,3-ジオン
0.2~1.5重量%のMMA
1~5重量%の水
1~5重量%のメタクリル酸
0.1~3重量%の酢酸
70~95重量%のメタクロレイン
(2)反応器2:第2の触媒、塩浴反応器、メタクロレインからメタクリル酸への第2段階の酸化の性能を含む。
(3)混合点1
COおよびCO2に加えて、主にメタクロレイン、メタクリル酸および酢酸からなるプロセスガスの反応段階1は、320℃~420℃の温度、5体積%未満の酸素含有率で反応器チューブを出る。このガスは、流入してくる再循環メタクロレインのガス流を加熱する。混合点1は、典型的にはパイプおよびスパージャ-ノズルの組み合わせの配列である。
(4)混合点2
プロセスガスIIをプロセス流VIと混合する、プロセスにおける混合装置または区間である。COおよびCO2に加えて、主にメタクロレイン、再循環メタクロレイン、メタクリル酸および酢酸からなる、混合点1後のガスを、200℃~300℃の温度および10体積%未満の酸素含有率で混合する。このガスは、プロセス流VIからエアロゾルとして供給される流入してくる再循環メタクロレイン流の一部を加熱して蒸発させる。混合点2は、典型的には、パイプおよびスパージャ-ノズルの組み合わせの配列である。
(5)再循環メタクロレインタンク:短時間の貯蔵、任意の冷却、および中間バッファ、上流混合点1および2。
(6)再循環メタクロレイン蒸発器
(7)排出
任意に、直接的に循環メタクロレイン蒸発器区間、またはガス状混合物を混合点1へ送るパイプのいずれかにおける1つ以上の排出点。ここで、不連続または連続的に、水または高沸点物画分は、物理的なファウリングおよび残留物を制御するために、装置から除去される。残留物は、テレフタル酸、または同様の化合物、ならびにラジカル禁止剤およびメタクリル酸の一部を含有し得る。
COおよびCO2に加えて、主にメタクロレイン、メタクリル酸および酢酸からなる、プロセスガスの反応段階1は、320℃~420℃の温度および5体積%未満の酸素含有率で反応器チューブを出る。
COおよびCO2に加えて、主にメタクロレイン、メタクリル酸および酢酸からなる、混合点1からのガスを、200℃~300℃の温度および10体積%未満の酸素含有率で混合する。
COおよびCO2に加えて、主にメタクロレイン、メタクリル酸および酢酸からなる、混合点2からのガスを、200℃~300℃の温度および10体積%未満の酸素含有率で混合する。
COおよびCO2に加えて、主にメタクリル酸、未反応のメタクロレインおよび酢酸からなる、プロセスガスの反応段階2は、250℃~350℃の温度、8体積%未満の酸素含有率で反応器チューブを出る。
ガス状窒素含有流は、蒸発したメタクロレインを、すべての揮発性有機化合物ならびに(蒸気としての)水および酸素とともに含有する。
液相は、未反応のメタクロレインを、混合点2の前に、-20℃~20℃の温度範囲にある他のすべての単離された有機化合物とともに含有する。混合点2の直前に、パイプの一部がプロセス流IIと接触し、したがってノズル出口前に液化されたメタクロレインは、150℃未満の温度に加熱される。
実施例1:
原材料としてのイソブチレン、酸素、水を、1:2:1.5のモル比で含む供給ガスを、第1の反応器に供給し、その温度は、反応器入口圧力1.2バール(ゲージ)で350℃に制御され、1000hr-1の時間空間速度を得て、それにより、反応を、米国特許出願公開第2007/0010394号明細書に基づいて製造されたモリブデン成分の酸化物の触媒を用いてシェル・チューブ反応器中で実施した。その後、343℃の温度を有する生じたプロセスガスIであって、次の通り:4.8体積%のメタクロレイン、0.74モル%のCO、0.21モル%のメタクリル酸、0.21モル%の酢酸、0.12モル%のアセトン、0.21モル%のアセトアルデヒド、0.04モル%のアクロレイン、0.03モル%のホルムアルデヒド、0.03モル%のアクリル酸、250ppmのイソブテンおよび3.5体積%の酸素を含む、プロセスガスIが得られた。イソブチレンの転化率は99.6%であり、メタクロレインの収率は79.6%であった。次に、80℃の温度で、蒸発後にメタクロレインを部分的に再循環させたプロセスガスVであって、次の通り:1.2モル%のメタクロレイン、0.03モル%のメタクリル酸、0.09モル%のアセトン、0.05モル%のアセトアルデヒド、0.04モル%のアクロレインを含有する1.41モル%の燃料、17モル%の酸素および13モル%の水を含むプロセスガスVを、プロセスガスIと1:0.8の体積流量比で混合し、245℃の温度を有するプロセスガスIIが得られた。85重量%のメタクロレイン、2.5重量%のメタクリル酸、4.5重量%のアセトン、3.5重量%のアセトアルデヒド、3重量%のアクロレイン、1重量%の水、200ppmの禁止剤を含有する粗メタクロレインを、7.5モル%の酸素を含有するガスとともに、50℃の温度で二相ノズルによりプロセスガスIIに噴射した。得られたプロセスガスIIIは、メタクロレイン、酸素および水を、1:2.73:4.1のモル比で有し、合計で4.48モル%の燃料を含有し、この燃料は、3.44モル%のメタクロレインおよび0.41モル%のCO、0.12モル%のメタクリル酸、0.12モル%の酢酸、0.15モル%のアセトン、0.15モル%のアセトアルデヒド、0.06モル%のアクロレイン、0.02モル%のホルムアルデヒドおよび0.01モル%のアクリル酸で構成されていた。次に、プロセスガスIIIを、第2の反応器に通し、この反応器には、米国特許出願公開第2007/0010394号明細書に基づいて製造されたリンモリブデン酸塩の混合物の触媒が充填されており、1000h-1の時間空間速度で、300℃で反応を実施した。メタクロレインの転化率は80%であった。プロセスフローを図1に示す。
空気と再循環ガスとの比を調整することにより、反応器2中のメタクロレインと酸素とのモル比を、実施例1よりも低い1:2.5にしたことを除いて、実施例1と同様にして反応を実施した。この実施例2では、80℃の温度で、蒸発後にメタクロレインを部分的に再循環させたプロセスガスVであって、次の通り:1.21モル%のメタクロレイン、0.03モル%のメタクリル酸、0.10モル%のアセトン、0.05モル%のアセトアルデヒド、0.05モル%のアクロレインを含有する1.44モル%の燃料、16.7モル%の酸素および13モル%の水を含むプロセスガスVを、プロセスガスIと混合し、245℃の温度を有するプロセスガスIIが得られた。85重量%のメタクロレイン、2.5重量%のメタクリル酸、4.5重量%のアセトン、3.5重量%のアセトアルデヒド、3重量%のアクロレイン、1重量%の水、200ppmの禁止剤を含有する粗メタクロレインを、6.5モル%の酸素を含有するガスとともに、50℃の温度で二相ノズルによりプロセスガスIIに噴射した。得られたプロセスガスIIIは、メタクロレイン、酸素および水を、1:2.5:4.1のモル比で有し、合計で4.38モル%の燃料を含有し、この燃料は、3.34モル%のメタクロレインおよび0.41モル%のCO、0.12モル%のメタクリル酸、0.12モル%の酢酸、0.15モル%のアセトン、0.15モル%のアセトアルデヒド、0.06モル%のアクロレイン、0.02モル%のホルムアルデヒドおよび0.01モル%のアクリル酸で構成されていた。次に、プロセスガスIIIを、反応器2に通し、この反応器には、米国特許出願公開第2007/0010394号明細書に基づいて製造されたリンモリブデン酸塩の混合物の触媒が充填されており、1,000h-1の時間空間速度で、300℃で反応を実施した。メタクロレインの転化率は80%であった。プロセスフローを図1に示す。
すべての再循環されたメタクロレインを、メタクロレイン蒸発器によってプロセスガスIに導入することを除いて実施例1と同様に反応を実施し、その結果、次の通り:1.74モル%のメタクロレイン、0.05モル%のメタクリル酸、0.09モル%のアセトン、0.07モル%のアセトアルデヒド、0.06モル%のアクロレイン、16.7モル%の酸素および13.5モル%の水を80℃で含む新しいプロセスガスXIVが得られ、これをプロセスガスIと同じプロセスガスXIと混合し、その結果、240℃でメタクロレイン、酸素および水を1/2.79/4.1の比で有し、かつ合計で4.44モル%の燃料を含有するプロセスガスXIIが得られ、この燃料は、次の通り:3.41モル%のメタクロレインおよび0.40モル%のCO、0.12モル%のメタクリル酸、0.12モル%の酢酸、0.15モル%のアセトン、0.15モル%のアセトアルデヒド、0.06モル%のアクロレイン、0.02モル%のホルムアルデヒドおよび0.01モル%のアクリル酸を含む。また、メタクロレインの転化率は、同様に80%であった。プロセスフローを図4に示す。
Claims (9)
- 第1の反応器でイソブテン、酸素含有ガスおよび水のガス状混合物を反応させてメタクロレイン含有プロセスガスIを得て、第2の反応器で酸素含有ガスおよび水を加えてさらにプロセスガスIを酸化させ、メタクリル酸および未転化メタクロレインを含有するプロセスガスIVを得る、メタクリル酸の製造方法であって、
a.300℃~450℃の温度を有するプロセスガスIを、粗メタクロレインの蒸発区間から生じるプロセスガスVと混合し、それにより、未転化メタクロレイン、酸素含有ガスおよび水を混合して、プロセスガスIIを得ること、
b.得られた200℃~300℃の温度を有するこのプロセスガスIIを、未転化メタクロレインの別の部分を含有する流れVIと混合して、プロセスガスIIIを得ること、および
c.プロセスガスIIIを、第2の反応器でさらに酸化し、プロセスガスIVを得ること
を特徴とする、方法。 - 320℃~400℃の温度を有する第1の反応器を出るプロセスガスIが、2000体積ppm未満のイソブテンおよび2~6体積%のメタクロレインを含有することを特徴とする、請求項1記載の方法。
- プロセスガスVが、30℃~200℃の温度でメタクロレイン蒸発器区間から出ており、2体積%未満の総燃料含有率を有し、プロセスガスVは、さらに、プロセスガスIをプロセスガスVと直接混合する前に、プロセスガスIと間接的に接触することにより任意にさらに加熱されることを特徴とする、請求項1または2記載の方法。
- a.プロセスガスIVを、凝縮させて処理し、その際にこの処理が、不活性ガスから粗メタクリル酸と粗メタクロレインとを分離する形で、少なくとも1つの急冷塔、1つの結晶化工程、1つの吸収工程および脱着工程を含むこと、
b.この粗メタクロレイン流を、100℃未満の温度でプロセスガスIIに部分的に導入して混合し、生じたプロセスガスIIIを得ること
を特徴とする、請求項1および/または請求項3記載の方法。 - プロセスガスVの粗メタクロレインを、追加の空気、不活性ガスおよび水との混合後に、プロセスガスIとの混合によりガス状混合物としてプロセスに部分的に再導入し、流れVI中の再循環メタクロレインの他の部分を、噴霧装置により液体の形でプロセスに再導入することを特徴とする、請求項1から4までのいずれか1項記載の方法。
- プロセスガスIが、メタクロレインとは異なり、7重量%未満、好ましくは0.1~5重量%のC1~C5飽和および不飽和炭化水素化合物と、少なくとも65重量%、好ましくは75~99.9重量%のメタクロレインとを含有することを特徴とする、請求項1から5までのいずれか1項記載の方法。
- 粗メタクロレイン流を、部分的に液体の形で搬送し、噴霧装置によりプロセスガスII中に導入し、窒素を含有するさらなるガス流を使用し、プロセスII中に混合することを特徴とする、請求項3または4記載の方法。
- 再循環された液体メタクロレインおよび/または粗メタクロレインを、安定剤の存在下で60℃未満の温度で貯蔵して搬送することを特徴とする、請求項1から7までのいずれか1項記載の方法。
- プロセスガスIIIが、プロセスガスIIおよび流れVIの混合後、150℃~300℃の温度を有することを特徴とする、請求項1から8までのいずれか1項記載の方法。
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