JP2023519023A - 分割サイクル内燃エンジンを備えるエンジン・システム - Google Patents

分割サイクル内燃エンジンを備えるエンジン・システム Download PDF

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Abstract

エンジン・システムに分割サイクル内燃エンジンが備えられ、前記分割サイクル内燃エンジンは、エンジン・ブロックと、複数の膨張シリンダと、前記エンジン・ブロックの第1の部分によって支持され、かつ前記膨張シリンダによって作動される回転駆動シャフトとを有する膨張セクションと、を有し;前記エンジンが、さらに、体積圧縮機を有する圧縮セクションを有し;前記エンジン・システムが、さらに、前記膨張シリンダ(16b)から排気ガスを排出する排気ライン(4)と、圧縮された空気を前記体積圧縮機(12)から前記膨張シリンダ(16b)へ渡す少なくとも1つの通路(13,14)と、前記排気ライン(4)から前記通路(13,14)へ熱を引き渡すといった位置において前記エンジン(2)と結合される熱交換器(55)を備える。

Description

関連出願の相互参照
本件特許出願は、2019年12月9日に出願されたイタリア特許出願第102019000023358号の優先権を主張するものであり、当該出願の開示のすべては、参照によりこれに援用される。
本発明は、分割サイクル内燃エンジンが備えられたエンジン・システムに関する。
周知のとおり、分割サイクル・エンジンは、酸化をもたらす空気の圧縮に専用化された少なくとも1つの圧縮シリンダと、サイクル毎に圧縮空気のチャージを燃料噴射とともに受け取るように1つ以上の吸気バルブを通して圧縮シリンダと連通する少なくとも1つの燃焼シリンダまたは膨張シリンダと、を包含する。膨張シリンダは、基本的に2ストローク・エンジンに似た形で作用するように空気/燃料混合気の燃焼と、機械的なエネルギを生成する燃焼ガスの膨張と、前記ガスの排出とに専用化されており、一方においてはこれが圧縮シリンダを駆動する。
膨張シリンダと圧縮シリンダは、概して直列に配され、すなわちそれらは、同一の回転シャフトに沿って互いに整列される位置に配される。
このタイプのエンジンに関しては多くの研究が行われて来ており、数年にわたりいくつかのプロトタイプも建造され、それらは、主としてエネルギ生成の分野における使用をねらいとしているが、自動車産業における応用に対するニーズもまた存在する。この産業においては、すでに広まっている車両のエンジン・コンパートメント内の利用可能な空間およびレイアウトと互換性のある解決策が必要とされている。
特に、エンジンによって生み出される廃熱からのエネルギの再生を可能にする効率的な解決策が必要とされている。
さらにまた、パフォーマンスの向上および/または消費および汚染物質の放出を抑えるためにこのエンジンを分割サイクル・エンジンで置き換えることが可能となるような、同時にエンジン・コンパートメント内のそのほかの構成要素に対して行われる変更を抑えるため、より一般的には、この車両取り付けから生じるコストを抑えるためにも比較的コンパクトな、すでに存在している4ストローク・エンジンの取り付けのために車両内においてすでに利用可能な空間に匹敵することが可能な寸法を有する解決策も必要とされている。
さらにまた、通常の車両用の4ストローク・エンジンを製造するためにすでに標準的に使用されているテクノロジおよびナレッジを可能な限り使用し、かつエンジン自体の種々のデバイス、アクセサリ、ダクト、構成要素等の修正を可能な限り少なくする製造が可能な分割サイクル・エンジンが必要とされている。
したがって、本発明は、上に論じられている必要性を単純かつ経済的な態様で充足する分割サイクル内燃エンジンが備えられたエンジン・システムを提供することを目的とする。
本発明によれば、請求項1に定義されているとおりの分割サイクル内燃エンジンが備えられたエンジン・システムが提供される。
本発明は、次に挙げる添付図面を参照した非限定的な例を用いて提供される以下の好ましい実施態様の詳細な説明の閲読により、もっとも良好に理解されることになるであろう。
本発明の好ましい実施態様に従った分割サイクル内燃エンジンが備えられたエンジン・システムを示した図である。 より高い明瞭性のために部品が取り除かれた図1の図に示されている分割サイクル・エンジンを示した斜視図である。 図2の分割サイクル・エンジンを略図的な部品とともに単純化した態様で示した背面図である。 図2の分割サイクル・エンジンを略図的な部品とともに単純化した態様で示した側面図である。 図4の切断線V-Vに従った断面図である。 図4の切断線VI-VIに従った断面図である。
図1に示されている概略図を参照するが、参照番号1は、車両(図示せず)、特に自動車または農業機械のエンジン・コンパートメント内に、当該車両を駆動するために取り付けられるべく設計されたエンジン・システムを示す。
システム1は、分割サイクル内燃エンジン2と;エンジン2へ空気を供給するライン3と;エンジン2から排気システムまたは後処理システム(図示せず)へ向かって排気ガスを運ぶライン4と;エンジン2内へ燃料を供給する噴射システム5と;を包含する。さらにまた、システム1は、エンジン2へ供給される空気を圧縮するようにライン3に沿って取り付けられ、かつたとえば、ライン4に沿って配され、エンジン2によって発せられる燃焼ガスにより作動されるタービン7によって駆動される過給圧縮機6と;圧縮機6によって圧縮された空気を冷却するように、ライン3に沿って圧縮機6とエンジン2の間に配される、たとえば、いわゆるインタークーラによって定義される熱交換器8と;を好ましくは包含する。
エンジン2は、圧縮セクション10aと、膨張セクション10bと、からなり;圧縮セクション10aは、ライン3から到来する空気の圧縮に専用化され、特に往復運動するピストン圧縮機によって定義される体積圧縮機12を包含する。圧縮機12は、好ましくは、70バールを超える圧力において動作可能でなければならない。
これに対し、膨張セクション10bは、1つ以上の接続ダクト13および吸気マニフォールド14(図4)を通じて圧縮セクション19aから圧縮された空気を受け取る。セクション10bは、システム5によって供給される燃料も受け取り、かつ膨張セクション10bが基本的に2ストローク・エンジンに似た態様で作用するように空気/燃料混合気の燃焼と、当該燃焼によって生み出されるガスの膨張と、当該ガスの排出と、に専用化されている。セクション10bがこれらの過程に専用化されていることから、有意な温度変化を伴うことなく燃焼が生じ、したがって、4ストローク・エンジンと比較して放出物のレベルが低減される。
図4を参照すると、圧縮機12は、1つ以上の圧縮シリンダ16aを包含している。たとえば、3つのシリンダ16aを備える。各シリンダ16aは、それぞれのライナ17aとそれぞれのピストン18aとを包含し、それらの間において、ライン3の1つ以上の吸気バルブ20a(図1)を通じて空気流を受け取るべく設計された圧縮チャンバ19aを画定する。ピストン18aには、毎サイクルに伴って、圧縮チャンバ19a内へ空気が流れ込む吸気行程と、空気が圧縮され、その後、圧縮チャンバ19aから1つ以上の引き渡しバルブ21a(図1)を通じて対応するダクト13内へ流れ出る圧縮行程と、を実行できるように往復運動が提供される。圧縮機12は、さらに、ピストン18aに前述の往復運動を提供する、特にクランクシャフトによって定義される回転シャフト23aを包含する。
図3を参照すると、膨張セクション10bは、複数の膨張シリンダ(または、燃焼シリンダ)16bを包含している。たとえば、シリンダ16bの排気量は、シリンダ16aのうちの1つの2乃至3倍である。各シリンダ16bは、それぞれのライナ17bとそれぞれのピストン18bとを包含し、それらの間において、1つ以上の吸気バルブ20bを通じてマニフォールド14から、および/またはダクト13から空気を、システム5によって噴射された燃料とともに受け取るべく設計された燃焼チャンバ19bを画定する。ピストン18bは、空気および燃料が燃焼チャンバ19b内へ流れ込んで混合気を形成し、それが、その後に燃焼されたガスの膨張を生み出して機械的なエネルギを発生するために(コントロールされた態様または自然発生的に)着火される膨張行程と;燃焼されたガスが1つ以上の排気バルブ21b(図1)を通じてライン4内へ排出される排気行程と、を有する往復運動を作り出す。
ピストン18bは、クランクシャフトによって定義されシャフト23aに回転を生じさせる回転ドライブ・シャフト23bを作動させる。ここには図示されていない代替実施態様によれば、圧縮機12のシャフト23aが、ジェネレータによって生み出された電流によって電力供給される電気モータによって駆動されるが、一方においては、当該ジェネレータ自体もまた、直接または間接的にドライブ・シャフト23bによって駆動される。
シャフト23aおよび23bは、それぞれの、互いに空間的に離されて明確に区別され、特に平行であるとする軸41aおよび41b周りに回転する。ピストン18aおよび8bは、それぞれの軸42aおよび42bに沿って摺動し、それらが、好ましくは、それらの間にたとえば、0°から30°までの範囲の角度Aを形成するように互いに関して傾斜されている。同時に、エンジン2は、圧縮機12が統合されたエンジン・ブロック43を包含する。言い換えると、図5および6によれば、エンジン・ブロック43は、2つの部分43aおよび43bを包含し;部分43aは、圧縮シリンダ16aを収容し、かつシャフト23aを支持し、部分43bは、膨張シリンダ16bを収容し、かつシャフト23bを支持する。より詳細に述べれば、図6から、部分43aおよび43bが、ライナ17aおよび17bをそれぞれ収容し、かつシャフト23aおよび23bとそれぞれのピストン18aおよび18bを接続するコンロッドのシャンクの通過を可能にするような中空部であることが明らかになる。
シリンダ16aは、シリンダ16aと一直線上にない;実際、部分43aは、軸41bおよび42bと直交する方向44に沿って部分43bの脇に配される。ここに示されている具体的な例においては、エンジン・ブロック43が、単一の(キャスティングによって製造される)モノリシックな部品を定義する。ここには図示されていない変形によれば、部分43aおよび43bが、それぞれ明確に区別され、互いに固定される、キャスティングによって製造された部品を定義することが可能である。
図5によれば、シャフト23aおよび23bが、それぞれのシート44aおよび44bと係合するそれぞれのメイン・ベアリングを介して回転可能な態様でエンジン・ブロック43に結合される。部分43aおよび43bは、シート44aおよび44bの上側部分を定義する。ここに示されている特定の例においては、エンジン2が、さらに、ここには図示されていない周知の態様でエンジン・ブロック43に固定されてシート44aおよび44bの下側部分を定義する下側エンジン・ブロック45を包含し、好ましくはそれが、(キャスティングによって製造される)モノリシックな部品によって定義される。
図3を参照すると、エンジン2は、さらに、シャフト23bからシャフト23aへ動きを伝達する機械式のトランスミッション48、たとえばギア式トランスミッションを包含する。トランスミッション48は、特に、エンジン2の後端のエリア内の適切なハウジング内においてエンジン・ブロック43の外側に配される(これにおいて、『前端』は、外部の冷却空気を運び入れるファン49が一般的に取り付けられる端部を意味し、それに対して『後端』は、ここには図示されていないフライホイールが一般的にマウントされる端部を意味する)。ここには図示されていない変形によれば、トランスミッション48が、反対側の位置、すなわちシャフト23aおよび23bの前端にマウントされる。
エンジン2は、さらに、2つのシリンダ・ヘッド50aおよび50bを包含し、これらは、図3に略図的に示されているが、互いに明確に区別され、それぞれセクション10aおよび10bの部分であり、ここには図示されていない周知の態様でエンジン・ブロック43に固定される。言い換えると、シリンダ・ヘッド50aは、部分43aに固定され、かつバルブ20aおよび21aを担持し、シリンダ・ヘッド50bは、部分43bに固定され、かつバルブ20bおよび21bを担持する。エンジン・ブロック43の部分43aおよび43b、およびシリンダ・ヘッド50a、50bは、ここには図示されていない、エンジン2の冷却および潤滑を行う適切な内部チャンネルを有する。特に、部分43aおよび43bは、同一の潤滑系によって潤滑されるが、それらが、同一の冷却系を共有すること、または独立した系によって冷却されることも可能である。
略図的な態様で図1および4に示されている本発明の側面によれば、システム1が、熱交換器55を包含し、それが、ライン4から、セクション10aによって圧縮された空気が流れるダクト13および/またはマニフォールド14へ熱を引き渡すといった位置においてエンジン2に固定されている。特に、熱交換器55は、タービン7の下流に配され、適切な分配器56(図2)を通じて圧縮機12から空気を受け取る。熱交換器55は、膨張シリンダ16b内へ導入される空気塊がより高い温度に到達することを可能にするために排気ガスからエネルギを回収することから、『レキュペレータ』とも呼ばれる。
特に、図3によれば、熱交換器55がシリンダ・ヘッド50aの上方に、より詳細に述べれば、方向44と平行なシリンダ・ヘッド50bの脇の位置に配される。熱交換器55は、好ましくはシリンダ・ヘッド50bだけに固定される。
上記に起因するエンジン2およびシステム1の利点は、この分野の当業者に明らかである。第一に、好ましくはシリンダ・ヘッドに直接固定される熱交換器またはレキュペレータ55が、バルブ・コントロール・システムを通じて圧縮シリンダ16aから膨張シリンダ16bへ渡されるすでに圧縮されている空気塊に、より高い温度を獲得させるために排気のエネルギを回収することである。特に、この加熱により、膨張シリンダ16b内への空気塊の導入前におけるさらなる圧力の増加を、圧縮シリンダ16a内の圧縮行程に影響を及ぼすことなく導くこと、および/または膨張シリンダ16b内における燃焼の向上を導くことが可能である。特に、このレイアウトにおいては、熱交換器55および圧縮機12が、可能な限りコンパクトな空気のチャネリングを確保するように配置される。
さらにまた、ドライブ・シャフト23bから圧縮機12のシャフト23aが分離され、かつ間隔が離されるという事実が、圧縮セクション10aの構成要素の設計におけるより大きな自由度を、また専用化された態様で圧縮機12を冷却する可能性を膨張シリンダ16bとは独立に可能にする。より詳細に述べれば、方向44に沿って膨張セクション10bの脇に圧縮セクション10aが配置されるという事実は、自動車産業のエンジン・コンパートメント内において利用可能な空間と互換性のある寸法を伴った極めてコンパクトな解決策を導き、それと同時に、現在の内燃エンジンの製造にすでに使用されているものに類似するテクノロジおよび/または生産ラインを使用した製造を可能にする。
たとえば、既存の(約9リットルの排気量を伴う)6気筒の4ストローク・ディーゼル・エンジンから開始して獲得された6つの膨張シリンダを有する分割サイクル・エンジンに関し、当該分割サイクル・エンジンの6つの膨張シリンダ(16b)が前記4ストローク・エンジンの6つのシリンダと(寸法、位置、構造等の意味において)同じであると仮定していくつかの予備的な研究が実行され;当該分割サイクル・エンジンは、6つの既存のシリンダの脇に単純に圧縮セクション10aを統合するように修正された。特に、150kWの出力を伴う往復運動する体積圧縮機が使用され、それの排気量は3リットルであった。本発明に従ったレイアウトを用いると、修正されたエンジンより35%大きな排気量を伴う『伝統的な』ディーゼル内燃エンジンと類似の出力およびトルクを獲得することが可能であり、しかも有利な消費、重量、寸法、および/または放出物を伴う。
変更は、比較的単純であり、必要となることはわずかである。同時に、分割サイクル・エンジンを製造するために、すでに使用されているものと同じ生産ラインを使用することが可能である。
上に述べられているそのほかの特徴を考慮する限りにおいて、軸42aおよび42bの配置が寸法の最適化を助け;トランスミッション48の後方配置が、ねじれ振動の制限を可能にし;1つの単一部品としてエンジン・ブロック43が製造されるという事実は、1つの単一の動作において部分43aが部分43bとともに、エンジン・ブロックの製造に通常に使用されているものと同じキャスティング・テクノロジを使用して製造されることを可能にする。
さらにまた、上に述べられているとおり、膨張セクション10bの脇とする圧縮セクション10aの配置は、熱交換器55を、全体のシステム1のレイアウトをコンパクトに維持する好都合な位置に配置することを可能にする。
上記に起因してシステム1が、この理由のために、付随する特許請求の範囲の中で示されている保護範囲を超えることなく、変更および変形を受け得ることは明らかである。
特に、圧縮機12を、好ましい例として示されている往復運動式のもの以外の体積圧縮機によって定義することが可能であるが、いずれにしても、エンジン・ブロック43によって支持され、かつそれと統合されるそれ独自の動作シャフトを有する。
シャフト23aへ動きを引き渡すトランスミッション48は、この中に示されているものと異なることが可能であり、たとえばそれが、圧縮機12がエンジン2の前端のエリア内に配されるのであれば、チェーン式トランスミッションまたはコグベルト式トランスミッションを包含することが可能である。
システム1は、圧縮機12のチャンバ19a内へ液状物質を噴射するシステムを有することが可能である;この方法においては、圧縮の間に、空気の温度がそれの沸騰温度を超えることが防止されるように、この物質が蒸発し、相変化に起因して熱を吸収する。
1 システム
2 分割サイクル内燃エンジン、エンジン
3 ライン
4 ライン
5 噴射システム、システム
6 過給圧縮機、圧縮機
7 タービン
8 熱交換器
10a 圧縮セクション、セクション
10b 膨張セクション
12 圧縮機
13 接続ダクト、ダクト
14 マニフォールド、吸気マニフォールド
16a シリンダ、圧縮シリンダ
16b シリンダ、膨張シリンダ
17a ライナ
17b ライナ
18a ピストン
18b ピストン
19a チャンバ、圧縮チャンバ
19b 燃焼チャンバ
20a バルブ、吸気バルブ
20b バルブ、吸気バルブ
21a 引き渡しバルブ
21b 排気バルブ
23a シャフト、回転シャフト
23b シャフト、ドライブ・シャフト
41a、41b 軸
42a、42b 軸
43 ブロック、エンジン・ブロック
43a 部分
43b 部分
44 方向
44a、44b シート
45 下側エンジン・ブロック
48 トランスミッション
49 ファン
50a シリンダ・ヘッド
50b シリンダ・ヘッド
55 熱交換器、レキュペレータ
56 分配器
A 角度

Claims (10)

  1. エンジン・システム(1)であって、
    - 分割サイクル内燃エンジン(2)であって、
    (a)第1の部分および第2の部分(43b,43a)を包含するエンジン・ブロック(43)と、
    (b)膨張セクション(10b)であって、
    (1)前記第1の部分(43b)内に配される複数の膨張シリンダ(16b)と、
    (2)前記第1の部分(43b)によって支持され、かつ前記膨張シリンダ(16b)によって駆動される回転ドライブ・シャフト(23b)と、
    を包含する膨張セクション(10b)と、
    (c)回転ドリブン・シャフト(23a)を有する体積圧縮機(12)を包含する圧縮セクション(10a)と、
    を包含する分割サイクル内燃エンジン(2)と、
    - 前記膨張シリンダ(16b)から排気および後処理システムへ向けて排気ガスを運ぶための排気ライン(4)と、
    - 圧縮された空気を前記体積圧縮機(12)から前記膨張シリンダ(16b)へ渡すための少なくとも1つの通路(13,14)と、
    を包含し、
    さらに、前記排気ライン(4)から前記通路(13,14)へ熱を引き渡すといった位置において前記エンジン(2)と結合される熱交換器(55)を包含することを特徴とする、
    エンジン・システム(1)。
  2. 前記圧縮セクション(10a)が、前記第2の部分(43a)に固定されるシリンダ・ヘッド(50a)を包含することと、
    前記熱交換器(55)が、前記シリンダ・ヘッド(50a)の上方に配されることと、
    を特徴とする、請求項1に記載のシステム。
  3. 前記膨張セクション(10b)が、前記第1の部分(43b)に固定されるさらなるシリンダ・ヘッド(50b)を包含することと、
    前記熱交換器(55)が、前記さらなるシリンダ・ヘッド(50b)の脇に配されることと、
    を特徴とする、請求項2に記載のシステム。
  4. 前記回転ドリブン・シャフト(23a)は、前記第2の部分(43a)によって支持され、かつ前記回転ドライブ・シャフト(23b)と明確に区別され、かつそれから間隔が離されている、
    請求項1から3のいずれかに記載のシステム。
  5. 前記第1の部分(43b)および前記第2の部分(43a)は、前記回転ドライブ・シャフト(23b)の回転軸(41b)と直交する方向(44)に沿って横並びに配される、
    請求項4に記載のシステム。
  6. 前記回転ドライブ・シャフト(23b)および前記回転ドリブン・シャフト(23a)の前記回転軸(41b,41a)は、互いに平行である、
    請求項5に記載のシステム。
  7. 前記第1および第2の部分(43b,43a)は、モノリシックな部品を形成する、請求項4から6のいずれかに記載のシステム。
  8. 前記エンジンは、さらに、前記回転ドライブ・シャフト(23b)から前記回転ドリブン・シャフト(23a)への動きの引き渡しに適合され、かつ前記エンジンの端部に配される機械式トランスミッション(48)を包含する、
    請求項4から7のいずれかに記載のシステム。
  9. 前記体積圧縮機(12)が、前記第2の部分(43a)内に配される少なくとも1つの圧縮シリンダ(16a)を包含する往復運動する圧縮機であること、
    を特徴とする、請求項4から8のいずれかに記載のシステム。
  10. 前記膨張シリンダ(16b)および前記少なくとも1つの圧縮シリンダ(16a)が、角度(A)を形成するように互いに関して傾斜されたそれぞれの軸(42b,42a)に沿って移動可能なそれぞれのピストン(18b,18a)を包含すること、
    を特徴とする、請求項9に記載のシステム。
JP2022560421A 2019-12-09 2020-12-09 分割サイクル内燃エンジンを備えるエンジン・システム Active JP7493055B2 (ja)

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