JP2023517151A - 非線形的な欠点スコアリングスキームを使用した作業者の行動の品質管理のためのシステムおよび方法 - Google Patents

Abstract

作業者の行動の品質管理のためのシステムおよび方法が開示される。システムおよび方法は、複数の違反を複数の配送地点に関連付けるデータセットを受信することであって、複数の違反における各違反は、配送地点に関連付けられ、違反は、１つまたは複数の違反カテゴリに体系付けられる、受信することと、現在の作業者の行動を反映する違反のサブセットを取得するためにデータセットをフィルタリングすることと、違反カテゴリごとに、違反カテゴリに関連付けられたフィルタリングされたデータセットから、第１の違反を識別することであって、第１の違反は、最高のペナルティに関連付けられる、識別することと、違反カテゴリごとに識別された第１の違反に基づいて、評価を判定することと、違反に責任のある配送作業者に関連付けられた遠隔デバイスに評価を送信することとのために構成され得る。

Description

本開示は、一般に、非線形的な欠点スコアリングスキームを使用して作業者の行動を品質管理するためのコンピュータ化された方法およびシステムに関する。特に、本開示の実施形態は、特定のガイドラインを遵守するように作業者を動機付けるために、作業者のグループに対する評価を生成するために非線形的な欠点スコアリングスキームを使用する発明的な非従来型システムに関する。

今日の超競争世界では、企業は絶えず市場シェアを求めて競争している。顧客エクスペリエンスは、市場シェアの維持および拡大に大きな役割を果たす。しかしながら、肯定的な顧客エクスペリエンスを構築することは困難であり、満足した顧客が自分のエクスペリエンスを示すためにレビューまたは評価を残すことはあまりないので、肯定的な顧客エクスペリエンスを測定可能な成功に変換することはさらに困難である。一方で、不満を持った顧客は、しばしば発言したり、ソーシャルメディアに不満を表明したり、不当に好ましくないレビューを残したりするので、否定的な顧客エクスペリエンスは、評判や優れた評価を損なうことが相対的にはるかに容易である。

そのため、多くの会社は、顧客との対話のためのガイドラインを策定している。ガイドラインは、顧客に直面する作業者が、割り当てられたタスクを体系的に実行するのを助け、会社が顧客の大部分に対して一貫したエクスペリエンスを確保することを助ける。出荷会社は、たとえば、受取人に荷物を配送する方法、受取人が存在する場合に受取人とやり取りして荷物を直接受け取る方法、および受取人が存在しない場合に行うべきことに関するガイドラインを有する。

しかしながら、ガイドラインの単なる普及は、作業者からのコンプライアンスを保証するには不十分である。コンプライアンスを推進するための従来のアプローチには、たとえば、憤慨した顧客から個別のフィードバックを受け取り、責任のある作業者に是正措置を講じることと、作業者が実施しなければならない行動のリストを実施し、リストの遵守に関する定期的なレビューを保持することを含んでいる。しかしながら、そのようなアプローチは、レビューし、作業者にフィードバックを提供するために多くの時間を必要とする。

作業者のコンプライアンスおよび作業者の行動の品質管理を保証するための現在の電子システムも不十分である。複数のソース（たとえば、顧客フィードバック、チェックリスト）からのコンプライアンスデータを統合しようとする試みは、幅広い入力スペクトルのために困難なままである。たとえば、顧客フィードバックは、ガイドラインによって網羅されていない項目を含む、顧客の満足に達していないものを備え得る。さらに、不遵守を作業者に知らせる定期的なレビューは、作業者が次のレビューまで同じ違反を繰り返すことを依然として可能にし、作業者にかつて憤慨していた同じ顧客によるさらなる不満のリスクを冒す。

既存の電子システムはまた、レビューサイクルの途中で変更することができず、異なるシナリオ（たとえば、作業者のパフォーマンス測定基準が、異なるパラメータに基づいてどのように変化するか、顧客エクスペリエンス測定基準が、異なるパラメータに基づいてどのように変化するか）などのシミュレーションを可能にしない所定のパラメータセット（たとえば、異なる違反の相対的な重要性、検討期間）で動作するように構成される。

したがって、個々の作業者にタイムリーなフィードバックを提供する作業者の行動の品質管理のための改善された方法およびシステム、ならびに管理者が品質管理パラメータを管理するための柔軟なツールが必要とされている。

本開示の１つの態様は、作業者の行動の品質管理のためのコンピュータ実装システムに関する。システムは、命令を記憶するメモリと、命令を実行するように構成された少なくとも１つのプロセッサとを備え得る。命令は、複数の違反を複数の配送地点に関連付けるデータセットを受信することであって、複数の違反における各違反は、配送地点に関連付けられ、違反は、１つまたは複数の違反カテゴリに体系付けられる、受信することと、現在の作業者の行動を反映する違反のサブセットを取得するためにデータセットをフィルタリングすることと、違反カテゴリごとに、違反カテゴリに関連付けられたフィルタリングされたデータセットから、第１の違反を識別することであって、第１の違反は、最高のペナルティに関連付けられる、識別することと、違反カテゴリごとに識別された第１の違反に基づいて、評価を判定することと、違反に責任のある配送作業者に関連付けられた遠隔デバイスに評価を送信することとを備え得る。

本開示の別の態様は、作業者の行動の品質管理のためのコンピュータ実装方法に関する。方法は、複数の違反を複数の配送地点に関連付けることに関連するデータセットを受信することであって、複数の違反における各違反が、配送地点に関連付けられ、複数の違反が、１つまたは複数の違反カテゴリに体系化される、受信することと、現在の作業者の行動を反映する違反のサブセットを取得するためにデータセットをフィルタリングすることと、違反カテゴリごとに、違反カテゴリに関連付けられたフィルタリングされたデータセットから、第１の違反を識別することであって、第１の違反は、最高のペナルティに関連付けられる、識別することと、違反カテゴリごとに識別された第１の違反に基づいて、評価を判定することと、複数の違反に責任のある配送作業者に関連付けられた遠隔デバイスに評価を送信することとを備え得る。

本開示のさらに別の態様は、作業者の行動の品質管理のためのコンピュータ実装システムに関する。システムは、モバイルデバイスおよびサーバを備え得る。モバイルデバイスは、画像センサと、第１の命令を記憶する第１のメモリと、第１の命令を実行するように構成された少なくとも１つの第１のプロセッサとを備え得る。第１の命令は、画像センサを介して第１の配送地点に関連付けられた識別子をスキャンすることと、画像センサを介して画像データを生成することであって、画像データは、第１の配送地点に関連付けられた位置データを含むメタデータを備える、生成することと、配送地点への配送の完了を確認するモバイルデバイスとのユーザインタラクションを受信することと、画像データをサーバに送信することとを備え得る。サーバは、命令を記憶する第２のメモリと、第２の命令を実行するように構成された少なくとも１つの第２のプロセッサとを備え得る。第２の命令は、複数の違反を複数の配送地点に関連付けるデータセットを受信することであって、複数の違反の各違反は、配送地点に関連付けられ、複数の違反は、１つまたは複数の違反カテゴリに体系化され、データセットは、第１の違反を、第１の配送地点に関連付けるデータを含む、受信することと、作業者の行動を反映する違反のサブセットを取得するためにデータセットをフィルタリングすることと、違反カテゴリごとに、違反カテゴリに関連付けられたフィルタリングされたデータセットから、第１の違反を識別することであって、第１の違反は、最高のペナルティに関連付けられる、識別することと、違反カテゴリごとに識別された第１の違反に基づいて、評価を判定することと、モバイルデバイスに評価を送信することとを備え得る。

他のシステム、方法、およびコンピュータ可読媒体も、本明細書で説明される。

開示された実施形態と矛盾しない、出荷、伝送、および物流オペレーションを可能にする通信のためのコンピュータ化されたシステムを備えるネットワークの例示的な実施形態を示す概略ブロック図である。 開示された実施形態と矛盾しない、対話型のユーザインターフェース要素とともに、検索要求を満たす１つまたは複数の検索結果を含むサンプル検索結果ページ（ＳＲＰ）を示す図である。 開示された実施形態と矛盾しない、対話型のユーザインターフェース要素とともに、製品および製品に関する情報を含むサンプル単一ディスプレイページ（ＳＤＰ）を示す図である。 開示された実施形態に矛盾しない、対話型のユーザインターフェース要素とともに、仮想ショッピングカート内のアイテムを含むサンプルカートページを示す図である。 開示された実施形態と矛盾しない、対話型のユーザインターフェース要素とともに、購入および出荷に関する情報とともに、仮想ショッピングカートからのアイテムを含むサンプル注文ページを示す図である。 開示された実施形態と矛盾しない、開示されたコンピュータ化されたシステムを利用するように構成された例示的なフルフィルメントセンタの概略図である。 開示された実施形態と矛盾しない、作業者の行動品質管理スキームを実施するためのコンピュータ化されたシステムの例示的な実施形態を示す概略ブロック図である。 開示された実施形態と矛盾しない、作業者の行動品質管理スキームの例示的なコンピュータ化された処理のフローチャートである。 開示された実施形態と矛盾しない、モバイルデバイスに評価を表示するための評価表示ユーザインターフェース（ＵＩ）の例示的な実施形態を示す図である。 開示された実施形態と矛盾しない、配送作業者の評価を管理するための管理ツールＵＩの例示的な実施形態を示す図である。

以下の詳細な説明は、添付の図面を参照する。可能な限り、図面および以下の説明では、同一または同様の部分を参照するために、同一の参照番号が使用される。いくつかの例示的な実施形態が本明細書で説明されるが、変更、適応、および他の実施が可能である。たとえば、置換、追加、または変更が図面に例示された構成要素およびステップに行われてもよく、本明細書に記載された例示的な方法は、開示された方法にステップを置換、並べ替え、削除、または追加することによって変更されてもよい。したがって、以下の詳細な説明は、開示された実施形態および例に限定されない。むしろ、本発明の適切な範囲は、添付の特許請求の範囲によって定義される。

本開示の実施形態は、非線形的な欠点管理スキームを使用して、特定のガイドラインに従うように作業者を動機付けるために、作業者のグループに対する評価を生成するシステムおよび方法に関する。作業者の管理者は、評価を使用して、特定の行動に対して作業者にインセンティブまたはペナルティを与えることができ、したがって、作業者の行動に対する品質管理を確立することができる。

図１Ａを参照すると、出荷、伝送、および物流オペレーションを可能にする通信のためのコンピュータ化されたシステムを備えるシステムの例示的な実施形態を示す概略ブロック図１００が示されている。図１Ａに示すように、システム１００は様々なシステムを含むことができ、そのおのおのは、１つまたは複数のネットワークを介して互いに接続し得る。システムはまた、たとえばケーブルを使用して、直接接続を介して互いに接続され得る。図示されるシステムは、出荷権限技術（ＳＡＴ）システム１０１、外部フロントエンドシステム１０３、内部フロントエンドシステム１０５、輸送システム１０７、モバイルデバイス１０７Ａ、１０７Ｂ、１０７Ｃ、販売者ポータル１０９、出荷および注文追跡（ＳＯＴ）システム１１１、フルフィルメント最適化（ＦＯ）システム１１３、フルフィルメントメッセージングゲートウェイ（ＦＭＧ）１１５、サプライチェーン管理（ＳＣＭ）システム１１７、労働力管理システム１１９、モバイルデバイス１１９Ａ、１１９Ｂ、１１９Ｃ（フルフィルメントセンタ（ＦＣ）２００の内部にあるものとして図示）、第三者フルフィルメントシステム１２１Ａ、１２１Ｂ、１２１Ｃ、フルフィルメントセンタ認証システム（ＦＣ認証）１２３、および労務管理システム（ＬＭＳ）１２５を含む。

ＳＡＴシステム１０１は、いくつかの実施形態では、注文状態および配送状態を監視するコンピュータシステムとして実施され得る。たとえば、ＳＡＴシステム１０１は、注文がその約束配送日（ＰＤＤ）を過ぎているか否かを判定し、新しい注文を開始すること、未配送注文でアイテムを再出荷すること、未発送注文をキャンセルすること、注文顧客とのコンタクトを開始することなどを含む適切な処置を講じ得る。ＳＡＴシステム１０１は、（特定の期間中に出荷された荷物の数のような）出力と、（出荷に使用するために受け取った空のボール箱の数のような）入力とを含む他のデータを監視し得る。また、ＳＡＴシステム１０１は、システム１００内の異なるデバイス間のゲートウェイとして機能し得、外部フロントエンドシステム１０３およびＦＯシステム１１３などのデバイス間の（たとえば、ストアアンドフォワードまたは他の技術を使用する）通信を可能にする。

いくつかの実施形態では、外部フロントエンドシステム１０３は、外部ユーザが、システム１００内の１つまたは複数のシステムと対話することを可能にするコンピュータシステムとして実施され得る。たとえば、システム１００が、システムの提示を可能にして、ユーザがアイテムに関する注文をすることを可能にする実施形態では、外部フロントエンドシステム１０３は、検索要求を受信し、アイテムページを提示し、決済情報を要請するウェブサーバとして実施され得る。たとえば、外部フロントエンドシステム１０３は、Ａｐａｃｈｅ ＨＴＴＰサーバ、マイクロソフトインターネットインフォメーションサービス（ＩＩＳ）、ＮＧＩＮＸなどのソフトウェアを実行する１つまたは複数のコンピュータとして実施され得る。他の実施形態では、外部フロントエンドシステム１０３は、外部デバイス（たとえば、モバイルデバイス１０２Ａまたはコンピュータ１０２Ｂ）からの要求を受信および処理し、それらの要求に基づいてデータベースおよび他のデータストアから情報を取得し、取得した情報に基づいて、受信した要求に対する応答を提供するように設計されたカスタムウェブサーバソフトウェアを実行し得る。

いくつかの実施形態では、外部フロントエンドシステム１０３は、ウェブキャッシングシステム、データベース、検索システム、または支払システムのうちの１つまたは複数を含み得る。１つの態様では、外部フロントエンドシステム１０３は、これらのシステムのうちの１つまたは複数を備え得、別の態様では、外部フロントエンドシステム１０３は、これらのシステムのうちの１つまたは複数に接続されたインターフェース（たとえば、サーバ間の、データベース間の、または他のネットワークの接続）を備え得る。

図１Ｂ、図１Ｃ、図１Ｄ、および図１Ｅによって例示されるステップの例示的なセットは、外部フロントエンドシステム１０３のいくつかの動作を説明するのに役立つ。外部フロントエンドシステム１０３は、提示および／またはディスプレイのために、システム１００内のシステムまたはデバイスから情報を受け取り得る。たとえば、外部フロントエンドシステム１０３は、検索結果ページ（ＳＲＰ）（たとえば、図１Ｂ）、単一ディテールページ（ＳＤＰ）（たとえば、図１Ｃ）、カードページ（たとえば、図１Ｄ）、または注文ページ（たとえば、図１Ｅ）を含む１つまたは複数のウェブページをホストまたは提供し得る。（たとえば、モバイルデバイス１０２Ａまたはコンピュータ１０２Ｂを使用する）ユーザデバイスは、外部フロントエンドシステム１０３にナビゲートし、サーチボックスに入力することによって、検索を要求し得る。外部フロントエンドシステム１０３は、システム１００における１つまたは複数のシステムからの情報を要求し得る。たとえば、外部フロントエンドシステム１０３は、検索要求を満たす情報を、ＦＯシステム１１３に要求し得る。また、外部フロントエンドシステム１０３は、検索結果に含まれる商品ごとに、約束配送日すなわち「ＰＤＤ」を、（ＦＯシステム１１３から）要求し、受信し得る。ＰＤＤは、いくつかの実施形態では、特定の期間内に、たとえば、その日の終わり（午後１１時５９分）までに注文された場合、製品を含む荷物が、いつユーザの所望の位置に到着するか、または製品がユーザの所望の位置に配送されることを約束される日付かのいずれかの推定値を表すことができる。（ＰＤＤはＦＯシステム１１３に関して以下でさらに説明される。）

外部フロントエンドシステム１０３は、その情報に基づいて、ＳＲＰ（たとえば、図１Ｂ）を準備し得る。ＳＲＰは、検索要求を満たす情報を含み得る。たとえば、これは、検索要求を満たす製品の写真を含み得る。ＳＲＰはまた、各製品についてのそれぞれの価格、または各製品についての強化された配送オプション、ＰＤＤ、重み、サイズ、売出、割引などに関する情報を含み得る。外部フロントエンドシステム１０３は（たとえば、ネットワークを介して）要求元ユーザデバイスにＳＲＰを送信し得る。

その後、ユーザデバイスは、たとえば、ユーザインターフェースをクリックもしくはタップすることによって、または別の入力デバイスを使用して、ＳＲＰで表される製品を選択することによって、ＳＲＰから製品を選択し得る。ユーザデバイスは、選択された製品に関する情報の要求を定式化し、それを外部フロントエンドシステム１０３に送信し得る。それに応じて、外部フロントエンドシステム１０３は、選択された商品に関する情報を要求し得る。たとえば、情報は、それぞれのＳＲＰに、製品について提示されたもの以外の追加情報を含め得る。これは、たとえば、保存可能期間、原産国、重量、サイズ、荷物内のアイテムの数、取扱説明書、または製品に関する他の情報を含むことができる。また、情報は（たとえば、この製品および少なくとも１つの他の製品を購入した顧客のビッグデータおよび／または機械学習分析に基づく）同様の製品に対する推奨、頻繁になされる質問に対する回答、顧客からのレビュー、製造業者情報、写真などを含むことができる。

外部フロントエンドシステム１０３は、受信された製品情報に基づいて、ＳＤＰ（単一ディテールページ）（たとえば、図１Ｃ）を準備し得る。ＳＤＰはまた、「今すぐ購入」ボタン、「カートに追加する」ボタン、数量欄、アイテムの写真などのような他の対話型要素を含み得る。ＳＤＰはさらに、製品を提供する販売者のリストを含み得る。リストは、各販売者が提供する価格に基づいて順序付けられ得、その結果、最低価格で製品を販売することを提案する販売者が、最上位に列挙され得る。リストは、最高ランクの販売者が最上位に列挙され得るように、販売者ランキングに基づいて順序付けられ得る。販売者ランキングは、たとえば、約束されたＰＤＤを満たす販売者の過去の追跡記録を含む複数の要因に基づいて定式化され得る。外部フロントエンドシステム１０３は、ＳＤＰを（たとえば、ネットワークを介して）要求元ユーザデバイスに配送し得る。

要求元ユーザデバイスは、製品情報をリストアップしたＳＤＰを受信し得る。ＳＤＰを受信すると、ユーザデバイスは、その後、ＳＤＰと対話し得る。たとえば、要求元のユーザデバイスのユーザは、ＳＤＰにおける「カートに入れる」ボタンをクリックするか、または他の方法で対話し得る。これにより、ユーザに関連付けられたショッピングカートに製品が追加される。ユーザデバイスはこの要求を送信して、製品をショッピングカートに追加し、外部フロントエンドシステム１０３に送信し得る。

外部フロントエンドシステム１０３は、カートページ（たとえば、図１Ｄ）を生成し得る。いくつかの実施形態では、カートページは、ユーザが仮想「ショッピングカート」に追加した製品をリストアップする。ユーザデバイスは、ＳＲＰ、ＳＤＰ、または他のページ上のアイコンをクリックまたは、または他の方法で対話することによって、カートページを要求し得る。カートページは、いくつかの実施形態では、ユーザがショッピングカートに追加したすべての製品、ならびに各製品の数量、各製品のアイテム当たりの価格、関連付けられた数量に基づく各製品の価格、ＰＤＤに関する情報、配送方法、出荷費用、ショッピングカート内の製品を変更するためのユーザインターフェース要素（たとえば、数量の削除または変更）、他の製品を注文するかまたは製品の定期的な配送を設定するためのオプション、利息支払いを設定するためのオプション、購入を進めるためのユーザインターフェース要素などのカート内の製品に関する情報をリストアップし得る。ユーザデバイスのユーザは、ショッピングカート内の商品の購入を開始するために、ユーザインターフェース要素（たとえば、「今すぐ購入」と書かれたボタン）をクリックするか、または他の方法でユーザインターフェース要素と対話し得る。そうすると、ユーザデバイスは、この要求を送信して、外部フロントエンドシステム１０３へ、この購入を開始させ得る。

外部フロントエンドシステム１０３は、購入を開始する要求の受信に応じて、注文ページ（たとえば、図１Ｅ）を生成し得る。注文ページは、いくつかの実施形態では、ショッピングカートからアイテムを再リストアップし、支払および出荷の情報の入力を要求する。たとえば、注文ページは、ショッピングカート内のアイテムの購入者に関する情報（たとえば、名前、住所、電子メールアドレス、電話番号）、受取人に関する情報（たとえば、名前、住所、電話番号、配送情報）、出荷情報（たとえば、配送および／または集荷の速度／方法）、支払情報（たとえば、クレジットカード、銀行振込、小切手、ストアクレジット）、現金受領を要求するユーザインターフェース要素（たとえば、税務目的用）などを要求するセクションを含み得る。外部フロントエンドシステム１０３は、注文ページをユーザデバイスへ送信し得る。

ユーザデバイスは注文ページに情報を入力し、その情報を外部フロントエンドシステム１０３に送信するユーザインターフェース要素をクリックするか、または他の方法で対話し得る。そこから、外部フロントエンドシステム１０３は、ショッピングカート内の製品との新しい注文の作成および処理を可能にするために、システム１００内の様々なシステムに情報を送信し得る。

いくつかの実施形態では、外部フロントエンドシステム１０３は、販売者が、注文に関する情報を送受信することを可能にするようにさらに構成され得る。

内部フロントエンドシステム１０５は、いくつかの実施形態では、内部ユーザ（たとえば、システム１００を所有し、運営し、またはリースする団体の従業員）が、システム１００内の１つまたは複数のシステムと対話することを可能にするコンピュータシステムとして実施され得る。たとえば、ネットワーク１０１が、システムの提示を可能にして、ユーザがアイテムを注文することを可能にする実施形態では、内部ユーザが、注文に関する診断および統計情報を見たり、アイテム情報を変更したり、または注文に関する統計をレビューできるようにするウェブサーバとして、内部フロントエンドシステム１０５が実施され得る。たとえば、内部フロントエンドシステム１０５は、アパッチＨＴＴＰサーバ、マイクロソフトインターネットインフォメーションサービス（ＩＩＳ）、ＮＧＩＮＸなどのソフトウェアを実行する１つまたは複数のコンピュータとして実施され得る。他の実施形態では、内部フロントエンドシステム１０５は、システム１００に示されるシステムまたはデバイス（ならびに図示されない他のデバイス）からの要求を受信および処理し、それらの要求に基づいて、データベースおよび他のデータストアから情報を取得し、取得された情報に基づいて、受信された要求への応答を提供するように設計されたカスタムウェブサーバソフトウェアを実行し得る。

いくつかの実施形態では、内部フロントエンドシステム１０５は、ウェブキャッシングシステム、データベース、検索システム、支払システム、分析システム、注文監視システムなどのうちの１つまたは複数を含み得る。１つの態様では、内部フロントエンドシステム１０５は、これらのシステムのうちの１つまたは複数を備え得、別の態様では、内部フロントエンドシステム１０５は、これらのシステムのうちの１つまたは複数に接続されたインターフェース（たとえば、サーバ間の、データベース間の、または他のネットワークの接続）を備え得る。

輸送システム１０７は、いくつかの実施形態では、システム１００内のシステムまたはデバイスと、モバイルデバイス１０７Ａ－１０７Ｃとの間の通信を可能にするコンピュータシステムとして実施され得る。いくつかの実施形態では、輸送システム１０７は、１つまたは複数のモバイルデバイス１０７Ａ－１０７Ｃ（たとえば、モバイル電話、スマートフォン、ＰＤＡなど）から情報を受信し得る。たとえば、いくつかの実施形態では、モバイルデバイス１０７Ａ－１０７Ｃは、配送作業者によって操作されるデバイスを備え得る。配送作業者は、正社員、臨時社員、または交替社員であり得、モバイルデバイス１０７Ａ－１０７Ｃを利用して、ユーザによって注文された製品を含む荷物の配送を行うことができる。たとえば、荷物を配送するために、配送作業者は、どの荷物を配送すべきか、およびそれをどこに配送すべきかを示す通知をモバイルデバイス上で受信し得る。配送位置に到着すると、配送作業者は、荷物を（たとえば、トラックの後ろに、または荷物の箱に）配置し、モバイルデバイスを使用して荷物上の識別子に関連付けられたデータ（たとえば、バーコード、画像、文字列、ＲＦＩＤタグなど）をスキャンまたは他の方法で取り込み、荷物を（たとえば、前扉に置いたままにし、警備員に預けたままにし、受取人に渡すなどによって）配送し得る。いくつかの実施形態では、配送作業者は、荷物の写真を取り込み得る、および／または、モバイルデバイスを使用して署名を取得し得る。モバイルデバイスは、たとえば、時刻、日付、ＧＰＳ位置、写真、配送作業者に関連付けられた識別子、モバイルデバイスに関連付けられた識別子などを含む配送に関する情報を含む情報を、輸送システム１０７に送信し得る。輸送システム１０７は、システム１００内の他のシステムによるアクセスのために、この情報をデータベース（図示せず）に記憶し得る。輸送システム１０７は、いくつかの実施形態では、この情報を使用して、特定の荷物の位置を示す追跡データを準備し、他のシステムに送信し得る。

いくつかの実施形態では、あるユーザは、１つの種類のモバイルデバイスを使用し得る（たとえば、正社員は、バーコードスキャナ、スタイラス、および他のデバイスなどのカスタムハードウェアとともに、専用のＰＤＡを使用し得る）一方、他のユーザは、他の種類のモバイルデバイスを使用し得る（たとえば、臨時または交替社員は、既製のモバイル電話および／またはスマートフォンを利用し得る）。

いくつかの実施形態では、輸送システム１０７は、ユーザを、おのおののデバイスに関連付け得る。たとえば、輸送システム１０７は、ユーザ（たとえば、ユーザ識別子、従業員識別子、または電話番号）と、モバイルデバイス（たとえば、国際移動体装置識別番号（ＩＭＥＩ）、インターナショナルモバイルサブスクライバアイデンティティ（ＩＭＳＩ）、電話番号、汎用一意識別子（ＵＵＩＤ）、またはグローバル一意識別子（ＧＵＩＤ）によって表される）との間の関連付けを記憶し得る。輸送システム１０７は、この関連付けを、配送上で受信されたデータと併せて使用して、とりわけ、作業者の位置、作業者の有効性、または作業者の速度を決定するために、注文内のデータベースに記憶されたデータを分析し得る。

販売者ポータル１０９は、いくつかの実施形態では、販売者または他の外部エンティティが、システム１００における１つまたは複数のシステムと電子的に通信することを可能にするコンピュータシステムとして実施され得る。たとえば、販売者は、コンピュータシステム（図示せず）を利用して、販売者が販売者ポータル１０９を使用してシステム１００を通して販売したい製品に関する製品情報、注文情報、連絡先情報などをアップロードまたは提供し得る。

出荷および注文追跡システム１１１は、いくつかの実施形態では、（たとえば、デバイス１０２Ａ－１０２Ｂを使用するユーザによって）顧客によって注文された製品を含む荷物の位置に関する情報を受信し、記憶し、転送するコンピュータシステムとして実施され得る。いくつかの実施形態では、出荷および注文追跡システム１１１は、顧客が注文した製品を含む荷物を配送する出荷会社によって運営されるウェブサーバ（図示せず）からの情報を要求または記憶し得る。

いくつかの実施形態では、出荷および注文追跡システム１１１は、システム１００に示されたシステムからの情報を要求し、記憶し得る。たとえば、出荷および注文追跡システム１１１は、輸送システム１０７からの情報を要求し得る。上述したように、輸送システム１０７は、ユーザ（たとえば、配送作業者）、または車両（たとえば、配送車）のうちの１つまたは複数に関連付けられた１つまたは複数のモバイルデバイス１０７Ａ－１０７Ｃ（たとえば、モバイル電話、スマートフォン、ＰＤＡなど）から情報を受信し得る。いくつかの実施形態では、出荷および注文追跡システム１１１は、フルフィルメントセンタ（たとえば、フルフィルメントセンタ２００）内の個々の製品の位置を決定するために、労働力管理システム（ＷＭＳ）１１９からの情報を要求し得る。出荷および注文追跡システム１１１は、輸送システム１０７またはＷＭＳ１１９のうちの１つまたは複数からデータを要求し、それを処理し、要求に応じてそれをデバイス（たとえば、ユーザデバイス１０２Ａおよび１０２Ｂ）に提示し得る。

フルフィルメント最適化（ＦＯ）システム１１３は、いくつかの実施形態では、他のシステム（たとえば、外部フロントエンドシステム１０３および／または出荷および注文追跡システム１１１）からの顧客注文のための情報を記憶するコンピュータシステムとして実施され得る。また、ＦＯシステム１１３は、特定のアイテムがどこに保持されているか、またはどこに格納されているかを記述する情報をも記憶し得る。たとえば、特定のアイテムは、１つのフルフィルメントセンタにのみ格納され得、他の特定のアイテムは、複数のフルフィルメントセンタに格納され得る。さらに他の実施形態では、特定のフルフィルメントセンタは、特定のセットのアイテム（たとえば、生鮮食品または冷凍食品）のみを格納するように設計され得る。ＦＯシステム１１３は、この情報ならびに関連付けられた情報（たとえば、数量、サイズ、受領日、有効期限など）を記憶する。

また、ＦＯシステム１１３は、製品毎に、対応するＰＤＤ（約束配送日）を計算し得る。ＰＤＤは、いくつかの実施形態では、１つまたは複数の要因に基づき得る。たとえば、ＦＯシステム１１３は、製品に対する過去の需要（たとえば、その製品が期間中に何回注文されたか）、製品に対する予想される需要（たとえば、来るべき期間中にその製品を注文するために何人の顧客が予想されるか）、期間中にいくつの製品が注文されたかを示すネットワーク全体の過去の需要、来るべき期間中にいくつの製品が注文されることが予想されるかを示すネットワーク全体の予想される需要、各製品を格納する各フルフィルメントセンタ２００に格納された製品の１つまたは複数のカウント、その製品に対する予想された、または、現行の注文などに基づいて、製品に対するＰＤＤを計算し得る。

いくつかの実施形態では、ＦＯシステム１１３は、定期的に（たとえば、１時間ごとに）製品ごとにＰＤＤを決定し、検索、または他のシステム（たとえば、外部フロントエンドシステム１０３、ＳＡＴシステム１０１、出荷および注文追跡システム１１１）への送信のためにデータベースに記憶し得る。他の実施形態では、ＦＯシステム１１３が、１つまたは複数のシステム（たとえば、外部フロントエンドシステム１０３、ＳＡＴシステム１０１、出荷および注文追跡システム１１１）から電子的な要求を受信し、オンデマンドでＰＤＤを計算し得る。

フルフィルメントメッセージングゲートウェイ（ＦＭＧ）１１５は、いくつかの実施形態では、ＦＯシステム１１３などのシステム１００内の１つまたは複数のシステムから１つのフォーマットまたはプロトコルで要求または応答を受信し、それを別のフォーマットまたはプロトコルに変換し、変換されたフォーマットまたはプロトコルで、ＷＭＳ１１９、または第三者フルフィルメントシステム１２１Ａ、１２１Ｂ、または１２１Ｃなどの他のシステムに転送し、その逆も同様であるコンピュータシステムとして実施され得る。

サプライチェーン管理（ＳＣＭ）システム１１７は、いくつかの実施形態では、予測機能を実行するコンピュータシステムとして実施され得る。たとえば、ＳＣＭシステム１１７は、たとえば、製品に対する過去の需要、製品に対する予想される需要、ネットワーク全体の過去の需要、ネットワーク全体の予想される需要、各フルフィルメントセンタ２００に格納されたカウント製品、各製品に対する予想された、または現行の注文などに基づいて、特定の製品に対する需要のレベルを予測し得る。予測されたレベルと、すべてのフルフィルメントセンタにわたるそれぞれの製品の量に応じて、ＳＣＭシステム１１７は、特定の製品に対する予測された需要を満たすのに充分な量を購入し、ストックするための１つまたは複数の購入注文を生成し得る。

労働力管理システム（ＷＭＳ）１１９は、いくつかの実施形態では、ワークフローを監視するコンピュータシステムとして実施され得る。たとえば、ＷＭＳ１１９は、個別イベントを示す個々のデバイス（たとえば、デバイス１０７Ａ－１０７Ｃまたは１１９Ａ－１１９Ｃ）からイベントデータを受信し得る。たとえば、ＷＭＳ１１９は、荷物をスキャンするために、これらのデバイスのうちの１つの使用を示すイベントデータを受信し得る。フルフィルメントセンタ２００および図２に関して以下で論じるように、フルフィルメントプロセス中に、荷物識別子（たとえば、バーコードまたはＲＦＩＤタグデータ）は、特定の段階においてマシン（たとえば、自動またはハンドヘルドバーコードスキャナ、ＲＦＩＤリーダ、高速カメラ、タブレット１１９Ａやモバイルデバイス／ＰＤＡ１１９Ｂやコンピュータ１１９Ｃなどのデバイス）によってスキャンまたは読み取られ得る。ＷＭＳ１１９は、荷物識別子、時刻、日時、位置、ユーザ識別子、または他の情報とともに、荷物識別子のスキャンまたは読取りを示す各イベントを、対応するデータベース（図示せず）に記憶し得、この情報を他のシステム（たとえば、出荷および注文追跡システム１１１）に提供し得る。

ＷＭＳ１１９は、いくつかの実施形態では、１つまたは複数のデバイス（たとえば、デバイス１０７Ａ－１０７Ｃまたは１１９Ａ－１１９Ｃ）を、システム１００に関連付けられた１つまたは複数のユーザに関連付ける情報を記憶し得る。たとえば、いくつかの状況では、ユーザ（パートまたはフルタイムの従業員など）は、ユーザがモバイルデバイスを所有する（たとえば、モバイルデバイスがスマートフォンである）という点で、モバイルデバイスに関連付けられ得る。他の状況では、ユーザは、ユーザが一時的にモバイルデバイスの管理下にある（たとえば、ユーザは日の始めにモバイルデバイスを借り、日中にそれを使用し、日の終わりにそれを返す）という点で、モバイルデバイスに関連付けられ得る。

ＷＭＳ１１９は、いくつかの実施形態では、システム１００に関連付けられた各ユーザの作業ログを維持し得る。たとえば、ＷＭＳ１１９は、任意の割り当てられたプロセス（たとえば、トラックの荷降ろし、ピックゾーンからのアイテムのピッキング、リビンウォールワーク、アイテム梱包）、ユーザ識別子、位置（たとえば、フルフィルメントセンタ２００内のフロアまたはゾーン）、従業員によってシステム内を移動されたユニットの数（たとえば、ピックアップされたアイテムの数、梱包されたアイテムの数）、デバイスに関連付けられた識別子（たとえば、デバイス１１９Ａ－１１９Ｃ）などを含む、各従業員に関連付けられた情報を記憶し得る。いくつかの実施形態では、ＷＭＳ１１９は、デバイス１１９Ａ－１１９Ｃにおいて動作するタイムキーピングシステムなどのタイムキーピングシステムからチェックインおよびチェックアウト情報を受信し得る。

第三者フルフィルメント（３ＰＬ）システム１２１Ａ－１２１Ｃは、いくつかの実施形態では、物流および製品の第三者プロバイダに関連付けられたコンピュータシステムを表す。たとえば、（図２に関して以下で説明するように）一部の製品がフルフィルメントセンタ２００に格納されている間、他の製品は、オフ地点に格納され得、オンデマンドで製造され得るか、またはそうでなければ、フルフィルメントセンタ２００に格納するために利用できなくてもよい。３ＰＬシステム１２１Ａ－１２１Ｃは、ＦＯシステム１１３から（たとえば、ＦＭＧ１１５を介して）注文を受信するように構成され得、製品および／またはサービス（たとえば、配送または設置）を顧客に直接提供し得る。いくつかの実施形態では、３ＰＬシステム１２１Ａ－１２１Ｃのうちの１つまたは複数は、システム１００の一部であり得る一方、他の実施形態では、３ＰＬシステム１２１Ａ－１２１Ｃのうちの１つまたは複数は、システム１００の外部であり得る（たとえば、第三者プロバイダによって所有または運営される）。

フルフィルメントセンタ認証システム（ＦＣ認証）１２３は、いくつかの実施形態では、様々な機能を有するコンピュータシステムとして実施され得る。たとえば、いくつかの実施形態では、ＦＣ認証１２３は、システム１００における１つまたは複数の他のシステムのためのシングルサインオン（ＳＳＯ）サービスとして動作し得る。たとえば、ＦＣ認証１２３は、ユーザが、内部フロントエンドシステム１０５を介してログインすることを可能にし、ユーザが出荷および注文追跡システム１１１においてリソースにアクセスするための同様の特権を有していることを判定し、ユーザが２回目のログイン処理を必要とせずに、それらの特権にアクセスすることを可能にし得る。他の実施形態では、ＦＣ認証１２３は、ユーザ（たとえば、従業員）が、自分自身を、特定のタスクに関連付けることを可能にし得る。たとえば、従業員の中には、電子デバイス（デバイス１１９Ａ－１１９Ｃなど）を有さず、代わりに、１日の過程中に、フルフィルメントセンタ２００内でタスクからタスクへ、およびゾーンからゾーンへ移動し得る。ＦＣ認証１２３は、それらの従業員は、彼らがどのタスクを実行しているか、および彼らが一日のうちの様々な時刻にどのゾーンにいるかを示すことを可能にするように構成され得る。

労務管理システム（ＬＭＳ）１２５は、いくつかの実施形態では、（フルタイムおよびパートタイムの従業員を含む）従業員のための出勤および残業情報記憶するコンピュータシステムとして実施され得る。たとえば、ＬＭＳ１２５は、ＦＣ認証１２３、ＷＭＡ１１９、デバイス１１９Ａ－１１９Ｃ、輸送システム１０７、および／またはデバイス１０７Ａ－１０７Ｃから情報を受信し得る。

図１Ａに示される特定の構成は、単なる例である。たとえば、図１Ａは、ＦＯシステム１１３に接続されたＦＣ認証システム１２３を示すが、すべての実施形態が、この特定の構成を必要とする訳ではない。実際、いくつかの実施形態では、システム１００におけるシステムは、インターネット、イントラネット、ＷＡＮ（広域ネットワーク）、ＭＡＮ（メトロポリタンエリアネットワーク）、ＩＥＥＥ ８０２．１１ａ／ｂ／ｇ／ｎ規格に準拠する無線ネットワーク、専用線などを含む１つまたは複数の公衆またはプライベートネットワークを介して互いに接続され得る。いくつかの実施形態では、システム１００内のシステムの１つまたは複数は、データセンタ、サーバファームなどにおいて実施される１つまたは複数の仮想サーバとして実施され得る。

図２は、フルフィルメントセンタ２００を示す。フルフィルメントセンタ２００は、注文時に顧客に出荷するためのアイテムを格納する物理的な位置の実例である。フルフィルメントセンタ（ＦＣ）２００は、おのおのが図２に示される多数のゾーンに分割され得る。これらの「ゾーン」は、いくつかの実施形態では、アイテムを受け取り、アイテムを格納し、アイテムを検索し、アイテムを出荷する処理の様々な段階の間の仮想的な区分と考えることができる。したがって、「ゾーン」は図２に示されているが、ゾーンの他の区分も可能であり、いくつかの実施形態では、図２のゾーンは、省略、複製、または変更され得る。

インバウンドゾーン２０３は、図１Ａのシステム１００を使用して製品を販売しようとする販売者からアイテムを受け取るＦＣ２００の領域を表す。たとえば、販売者は、トラック２０１を使用してアイテム２０２Ａおよび２０２Ｂを配送し得る。アイテム２０２Ａは、それ自体の出荷パレットを占有するのに十分な大きさの単一のアイテムを表し得る一方、アイテム２０２Ｂは、空間を節約するために同じパレット上にともに積み重ねられた１組のアイテムを表し得る。

作業者は、インバウンドゾーン２０３でアイテムを受け取り、任意選択で、コンピュータシステム（図示せず）を使用して、アイテムの破損および正確性を検査し得る。たとえば、作業者は、コンピュータシステムを使用して、アイテム２０２Ａおよび２０２Ｂの数量を、アイテムの注文数量と比較し得る。数量が一致しない場合、その作業者は、アイテム２０２Ａまたは２０２Ｂのうちの１つまたは複数を拒否し得る。数量が一致すれば、作業者は、それらのアイテムを、バッファゾーン２０５まで（たとえば、台車、ハンドトラック、フォークリフト、手動で）移動させることができる。バッファゾーン２０５はたとえば、予測される需要を満たすのに十分な量のアイテムがピッキングゾーンにあるため、ピッキングゾーンで現在必要とされていないアイテムのための一時格納エリアとすることができる。いくつかの実施形態では、フォークリフト２０６は、バッファゾーン２０５の周り、およびインバウンドゾーン２０３とドロップゾーン２０７との間でアイテムを移動させるように動作する。（たとえば、予想される需要のために）ピッキングゾーンにアイテム２０２Ａまたは２０２Ｂが必要な場合、フォークリフトは、アイテム２０２Ａまたは２０２Ｂをドロップゾーン２０７に移動させることができる。

ドロップゾーン２０７は、アイテムがピッキングゾーン２０９に移動される前にそれらを格納するＦＣ２００の領域であり得る。ピッキングタスクに割り当てられた作業者（「ピッカ」）は、ピッキングゾーンにおけるアイテム２０２Ａおよび２０２Ｂに接近し、モバイルデバイス（たとえば、デバイス１１９Ｂ）を使用して、ピッキングゾーンのバーコードをスキャンし、アイテム２０２Ａおよび２０２Ｂに関連付けられたバーコードをスキャンし得る。その後、ピッカは、アイテムを（たとえば、カート上に置くか、または運搬することによって）ピッキングゾーン２０９まで運ぶことができる。

ピッキングゾーン２０９は、アイテム２０８が格納ユニット２１０に格納されるＦＣ２００の領域であり得る。いくつかの実施形態では、格納ユニット２１０は、物理的な棚、本棚、箱、運搬箱、冷蔵庫、冷凍庫、低温倉庫などのうちの１つまたは複数を備え得る。いくつかの実施形態では、ピッキングゾーン２０９は、複数のフロアに体系化され得る。いくつかの実施形態では、作業者またはマシンは、たとえば、フォークリフト、エレベータ、コンベヤベルト、カート、ハンドトラック、台車、自動ロボットもしくはデバイス、または手動を含む多数の手法で、ピッキングゾーン２０９内にアイテムを移動させることができる。たとえば、ピッカは、アイテム２０２Ａおよび２０２Ｂを、ドロップゾーン２０７において手押し車または台車に載せ、アイテム２０２Ａおよび２０２Ｂを、歩いてピッキングゾーン２０９まで送ることができる。

ピッカは、格納ユニット２１０における特定の空間のようなピッキングゾーン２０９内の特定のスポットに、アイテムを配置する（または「収納する」）命令を受け取ることができる。たとえば、ピッカは、モバイルデバイス（たとえば、デバイス１１９Ｂ）を使用して、アイテム２０２Ａをスキャンし得る。デバイスは、たとえば、通路、棚、および位置を示すシステムを使用して、ピッカがアイテム２０２Ａを収納すべき場所を示し得る。デバイスは、その後、アイテム２０２Ａをその位置に収納する前に、その位置でバーコードをスキャンするようにピッカを促し得る。デバイスは（たとえば、ワイヤレスネットワークを介して）図１ＡにおけるＷＭＳ１１９のようなコンピュータシステムにデータを送信し、ユーザがデバイス１１９Ｂを使用することによって、アイテム２０２Ａがその位置に収納されたことを示すことができる。

ユーザが注文すると、ピッカは、格納ユニット２１０から、１つまたは複数のアイテム２０８を検索するための命令をデバイス１１９Ｂにおいて受け取ることができる。ピッカは、アイテム２０８を検索し、アイテム２０８上のバーコードをスキャンし、搬送機構２１４の上に置くことができる。搬送機構２１４は、スライドとして表されているが、いくつかの実施形態では、搬送機構は、コンベヤベルト、エレベータ、カート、フォークリフト、ハンドトラック、台車、カートなどのうちの１つまたは複数として実施され得る。その後、アイテム２０８は、パッキングゾーン２１１に到達し得る。

パッキングゾーン２１１は、アイテムがピッキングゾーン２０９から受け取られ、最終的に顧客に出荷するために箱またはバッグに梱包されるＦＣ２００の領域であり得る。パッキングゾーン２１１において、アイテムを受け取るように割り当てられた作業者（「リビン作業者」）は、ピッキングゾーン２０９から、アイテム２０８を受け取り、それがどの注文に対応するかを判定する。たとえば、リビン作業者は、アイテム２０８上のバーコードをスキャンするために、コンピュータ１１９Ｃなどのデバイスを使用し得る。コンピュータ１１９Ｃは、どの注文アイテム２０８が関連付けられているかを視覚的に示すことができる。これは、たとえば、注文に対応する壁面２１６上の空間または「セル」を含み得る。注文が完了すると（たとえば、セルが、注文のためのすべてのアイテムを含むので）、リビン作業者は、注文が完了したことを梱包作業者（または「パッカ」）に示すことができる。パッカは、セルからアイテムを検索し、輸送のために箱または袋に入れることができる。その後、パッカは、たとえば、フォークリフト、カート、台車、ハンドトラック、コンベヤベルトによって、または他の方法で、箱または袋をハブゾーン２１３に送ることができる。

ハブゾーン２１３は、パッキングゾーン２１１から、すべての箱または袋（「荷物」）を受け取るＦＣ２００の領域であり得る。ハブゾーン２１３における作業者および／またはマシンは、荷物２１８を検索し、それぞれの荷物が行こうとする配送領域の部分を決定し、荷物を、適切なキャンプゾーン２１５にルーティングし得る。たとえば、配送領域が、２つの、より小さいサブ領域を有する場合、荷物は２つのキャンプゾーン２１５のうちの１つに進む。いくつかの実施形態では、作業者またはマシンは、（たとえば、デバイス１１９Ａ－１１９Ｃのうちの１つを使用して）荷物をスキャンして、その最終的な宛先を決定し得る。荷物をキャンプゾーン２１５にルーティングすることは、たとえば、荷物が向けられている地理的エリアの部分を（たとえば、郵便番号に基づいて）決定することと、地理的エリアの部分に関連付けられたキャンプゾーン２１５を決定することとを備え得る。

キャンプゾーン２１５は、いくつかの実施形態では、１つまたは複数の建物、１つまたは複数の物理的な空間、または１つまたは複数のエリアを備えることができ、荷物は、ルートおよび／またはサブルートに分類するために、ハブゾーン２１３から受け取られる。いくつかの実施形態では、キャンプゾーン２１５は、ＦＣ２００から物理的に分離されているが、他の実施形態では、キャンプゾーン２１５がＦＣ２００の一部を形成し得る。

キャンプゾーン２１５内の作業者および／またはマシンは、たとえば、目的地と、現存するルートおよび／またはサブルートとの比較、ルートおよび／またはサブルートごとの作業負荷の算出、時刻、出荷方法、荷物２２０を出荷するための費用、荷物２２０内のアイテムに関連付けられたＰＤＤなどに基づいて、荷物２２０がどのルートおよび／またはサブルートに関連付けられるべきかを決定し得る。いくつかの実施形態では、作業者またはマシンは、（たとえば、デバイス１１９Ａ－１１９Ｃのうちの１つを使用して）荷物をスキャンして、その最終的な宛先を決定し得る。荷物２２０が、特定のルートおよび／またはサブルートに割り当てられると、作業者および／またはマシンは、出荷される荷物２２０を移動させることができる。例示的な図２において、キャンプゾーン２１５は、トラック２２２、車２２６、および配送作業者２２４Ａおよび２２４Ｂを含む。いくつかの実施形態では、トラック２２２は、配送作業者２２４Ａによって運転され得、配送作業者２２４Ａは、ＦＣ２００の荷物を配送するフルタイムの従業員であり、トラック２２２は、ＦＣ２００を所有し、リースし、または運営する同じ会社によって所有、リース、または運営される。いくつかの実施形態では、車２２６は、配送作業者２２４Ｂによって運転され得、配送作業者２２４Ｂは、必要に応じて（たとえば、季節的に）配送する「フレックス」または臨時の作業者である。車２２６は、配送作業者２２４Ｂによって所有され、リースされ、または運転され得る。

図３は、作業者の行動品質管理スキームを実施するためのコンピュータ化されたシステム３００の例示的な実施形態を示す概略ブロック図を示す。例示的な実施形態は、情報のソースとして機能するコンプライアンス監視システム３４０、顧客サービス（ＣＳ）報告システム３３０、およびクイック評価（ＯＲ）コンパイルシステム３２０とともに、配送作業者評価システム３１０と、配送作業者評価システム３１０からの出力を利用する人事システム３５０および物流オペレーションシステム３６０とを含む。

いくつかの実施形態では、図３に示す要素のおのおのは、システムのグループ、システムのネットワーク内の個々のシステム、システム内の機能ユニットもしくはモジュール、またはそれらの任意の組合せを表し得る。また、いくつかの実施形態では、要素のおのおのは、インターネット、イントラネット、ＷＡＮ（広域ネットワーク）、ＭＡＮ（メトロポリタンエリアネットワーク）、ＩＥＥＥ ８０２．１１ａ／ｂ／ｇ／ｎ規格に準拠する無線ネットワーク、有線などを含む１つまたは複数の公衆またはプライベートネットワークを介して互いに通信し得る。

配送作業者評価システム３１０は、いくつかの実施形態では、配送ログデータおよび配送品質データを集約し、それらを処理して配送作業者評価を判定し、評価を他のシステムおよびデバイスに送信するコンピュータシステムとして実施され得る。本明細書で使用される場合、配送ログデータは、配送作業者によって実行された配送に関連付けられたデータを備え得る。リストはまた、配送を実行した配送作業者の配送作業者識別子、配送地点の住所、配送のために配送された荷物の荷物識別子など、配送に関連付けられた様々なパラメータを格納し得る。配送品質データは、配送ログデータに格納された、配送中に発生した（以下に定義される）品質違反に関連付けられたデータを備え得る。

いくつかの実施形態では、配送作業者評価システム３１０は、１つまたは複数のプロセッサ３１１、１つまたは複数のメモリ３１２（すなわち、非一時的コンピュータ可読媒体）と、配送作業者データベース３１３とを備え得る。配送作業者評価システム３１０は、サーバ、汎用コンピュータ、メインフレームコンピュータ、専用コンピューティングデバイス、分散コンピューティングシステムなどの形態をとり得る。配送作業者評価システム３１０は、スタンドアロンシステムであり得るか、または、より大きなシステムの一部であり得るサブシステムの一部であり得る。

配送作業者データベース３１３は、配送作業者およびその評価の現在および過去の記録のリポジトリとして機能するように構成されたデータベースとして実施され得る。いくつかの実施形態では、配送作業者データベース３１３は、１つまたは複数のハードディスクドライブ、１つまたは複数のソリッドステートドライブ、１つまたは複数の非一時的メモリ、またはそれらの任意の組合せを備え得る。いくつかの実施形態では、配送作業者データベース３１３はまた、冗長性、ストレージ容量の増加、および／または複数のユーザを同時にサポートする能力を提供するデータベースの分散ネットワークを備え得る。

いくつかの実施形態では、配送作業者データベース３１３は、記憶されたデータが、たとえば、配送作業者、配送タスク、または配送地点を表す１つまたは複数の表に体系化されたリレーショナルデータベースであり得る。例として、配送作業者を表す表は、配送作業者の名前、従業員識別子、従業員タイプ（たとえば、フルタイムまたはパートタイム）、配送優先希望など、各配送作業者に起因する様々なパラメータを備え得る。別の例として、配送作業者のパフォーマンスを表す表は、配送作業者が完了した配送タスクの履歴リストを備え得る。リストは、対応する配送地点の住所、配送地点識別子、配送地点タイプ（たとえば、１世帯住宅、コンドミニアム、アパート、企業、建物）、配送された荷物の識別子、識別された任意の品質違反など、各配送に起因する様々なパラメータを含み得る。配送作業者データベース３１３はまた、必要に応じて、品質管理処理のニーズを満たすのに適した他の表または記録を格納し得る。

いくつかの実施形態では、配送作業者評価システム３１０は、ＱＲコンパイルシステム３２０、ＣＳ報告システム３３０、およびコンプライアンス監視システム３４０によって供給される配送品質データからの複数の品質違反を、配送作業者データベース３１３に格納し得る。各品質違反は、特定の配送作業者によって実行される特定の配送タスクに関連付けられ得る。本明細書で使用される場合、配送タスクは、１つまたは複数の荷物を、（たとえば、住所によって表されるような）配送地点に配送する配送作業者の動作を指すことができる。

品質違反とは、配送作業者に起因するとして特定されたガイドラインの違反を指す場合がある。いくつかの実施形態では、ＱＲコンパイルシステム３２０、ＣＳ報告システム３３０、およびコンプライアンス監視システム３４０は、品質違反を、１つまたは複数のカテゴリ、たとえば、住所関連違反、荷物条件関連違反、作業者行動関連違反、受取方法関連違反、および他の違反に分割し得る。いくつかの実施形態では、配送作業者評価システム３１０はさらに、以下の表１－５に例示するように、各カテゴリを異なる違反タイプに分割し得る。そのような実施形態では、各違反タイプに所定量のペナルティを割り当てることができ、これは、以下で説明するように、評価を判定するために使用することができる。以下に示す違反タイプは例示的であり、非限定的であることが理解されるべきである。以下に特定されるもの以外の違反タイプも考えられる。

いくつかの実施形態では、各違反タイプは、所定のペナルティ量に関連付けられ得る。ペナルティは、様々な要因、たとえば、配送作業者側の違反の意図および／または違反の重大性に基づいて、管理者によって事前設定され得る。たとえば、最大または完璧な評価が５．０のスコアで表される場合、ペナルティ量は、０．０１から１．００の間の範囲であり得る。さらなる実施形態では、配送作業者評価システム３１０は、必要に応じてペナルティ量を変更するためのＵＩを含み得る。

各ソースシステム、たとえば、ＱＲコンパイルシステム３２０、ＣＳ報告システム３３０、およびコンプライアンス監視システム３４０について以下に説明する。

ＱＲコンパイルシステム３２０は、外部フロントエンドシステム１０３を介して各配送タスクについて、顧客フィードバックを受信するように構成されたコンピュータシステムとして実施され得る。たとえば、外部フロントエンドシステム１０３は、受取人の満足または不満を示すために、受取人が肯定的または否定的な評価（たとえば、親指の上下、５段階スコアなど）を発行できるモバイルアプリまたはウェブサイトを備え得る。外部フロントエンドシステム１０３はまた、所定の理由リストから評価の理由を示すように受取人に要求することができ、これは、評価を、適切なサブカテゴリに体系化するのに役立ち得る。ＱＲコンパイルシステム３２０は、各否定的評価および付随する理由を、品質違反に変換するように構成され得る。例として、所定の理由リスト内の各理由は、違反タイプにマッピングされ得、否定的評価を品質違反に変換することは、対応する違反タイプの品質違反を生成することを備え得る。たとえば「製品未受領（ＱＲ）」、「破損製品到着（ＱＲ）」、および「非フレンドリー（ＱＲ）」のように、ＱＲコンパイルシステム３２０によって報告される例示的な違反タイプは表１－表３の最後に列挙される。品質違反が生成されると、ＱＲコンパイルシステム３２０は、それらを配送品質データとして配送作業者評価システム３１０に送信し得る。そのような送信は、各品質違反が発生すると、定期的にまたはリアルタイムで行われ得る。

ＣＳ報告システム３３０は、顧客サービス担当者を使って、顧客からの苦情を受け付けるように構成されたコンピュータシステムとして実施され得る。ＣＳ報告システム３３０は、そのような苦情を、自動的にまたは顧客サービス担当者の助けを借りて、苦情とともに提出された理由に基づいて品質違反に変換し得る。ＣＳ報告システム３３０によって報告されるいくつかの例示的な違反タイプが表１に列挙される。品質違反が生成されると、ＣＳ報告システム３３０は、それらを配送品質データとして、配送作業者評価システム３１０に送信し得る。そのような送信は、各品質違反が発生すると、定期的にまたはリアルタイムで行われ得る。

コンプライアンス監視システム３４０は、配送作業者デバイス３４０Ａ－３４０Ｃからの配送ログデータを集約し、配送ログデータを分析して、その後、配送作業者評価システム３１０に送信され得る配送品質データを決定するように構成されたコンピュータシステムとして実施され得る。いくつかの実施形態では、コンプライアンス監視システム３４０は、スタンドアロンシステム、ネットワーク化されたシステムのグループ内のメンバシステム、または輸送システム１０７などの別のシステム内の機能ユニットであり得る。

いくつかの実施形態では、コンプライアンス監視システム３４０の構成および機能は、輸送システム１０７またはその一部の構成および機能と実質的に同様であり得る。図１Ａに関して上述したように、正社員、臨時社員、または交替社員であり得る配送作業者は、配送作業者デバイス３４０Ａ－３４０Ｃ（たとえば、モバイルデバイス１０７Ａ－１０７Ｃ）を利用して、顧客によって注文された製品を含む荷物の配送を行うことができる。配送場所に到着すると、配送作業者は、（たとえば、トラックの後部に、または荷物のクレートにおいて）１つまたは複数の荷物を発見し、適切な入力デバイス（たとえば、画像センサ、バーコードリーダ、ＲＦＩＤリーダ）を含み得る配送作業者デバイス（たとえば、３４０Ａ）を使用して、１つまたは複数の荷物上の識別子（たとえば、バーコード、画像、文字列、ＲＦＩＤタグなど）に関連付けられたデータをスキャンまたはキャプチャし、（たとえば、玄関ドアに置いておく、警備員に渡す、受取人に手渡すなどして）１つまたは複数の荷物を配送し得る。いくつかの実施形態では、配送作業者は、１つまたは複数の荷物の１つまたは複数の写真をキャプチャし得る得か、および／または、配送作業者デバイス３４０Ａを使用して受取人（たとえば、顧客、警備員など）からの署名を取得し得る。配送作業者デバイス３４０Ａは、たとえば、時刻や、日付や、ＧＰＳ位置や、写真や、配送作業者に関連付けられた識別子や、配送作業者デバイス３４０Ａに関連付けられた識別子などを含む、配送に関する情報を含む情報を、輸送システム１０７へ送信し得る。

いくつかの実施形態では、コンプライアンス監視システム３４０は、配送タスクの完了後に、配送作業者デバイス３４０Ａからの情報を使用して、ガイドラインに基づいて、所定の条件の遵守を判定するように構成され得る。たとえば、配送作業者は、荷物を直接受け取る受取人が存在しない場合、配送された荷物の写真を発行することを要求され得る。そのような場合、コンプライアンス監視システム３４０は、配送作業者デバイス３４０Ａ－３４０Ｃから受信したすべての配送完了データを解析して、受取人が存在しなかった配送タスクを識別し、対応する配送完了データが写真を含まない違反を検出し得る。コンプライアンス監視システム３４０によって報告される同様の違反タイプは、追加の例として表５に列挙される。品質違反が生成されると、コンプライアンス監視システム３４０は、それらを配送品質データとして配送作業者評価システム３１０に送信し得る。そのような送信は、各品質違反が発生すると、定期的にまたはリアルタイムで行われ得る。

別の例では、一部の受取人は、セキュアな共同玄関を有するマルチユニット構造（たとえば、集合住宅、建物）で生活し得る。そのような場合、マルチユニット構造の管理者は、マスターキーを提供するように出荷会社と合意している場合があり得るか、または、マルチユニット構造内にいる受取人の中には、ドアに荷物を配送する明示的な要求を（たとえば、外部フロントエンドシステム１０３を介して）行い、個人アクセスコードを提供する者もいる。そのような場合、ガイドラインは、配送作業者に対して、マスターキーまたは個人アクセスコードを使用して、それぞれの受取人のドアに配送するように指示することができる。しかしながら、そのような受取人に配送した配送作業者のデバイス３４０Ａ－３４０Ｃから受信した配送完了データを解析すると、コンプライアンス監視システム３４０は、特定の配送タスクに関連付けられたＧＰＳ位置データが、適切な／所望の配送地点（すなわち、受取人のユニット）に対応していないことを検出し得る。追加的または代替的に、コンプライアンス監視システム３４０は、画像認識アルゴリズムまたはランダムサンプルのマニュアルレビューを適用して、特定の配送タスクに関連付けられた写真が、シングルユニットのドアを示していないことを判定し得る。どちらの場合も、コンプライアンス監視システム３４０は、違反を検出し、それを品質違反として記録し得る。追加の例として、同様の違反タイプが表４に列挙される。

さらなる実施形態では、コンプライアンス監視システム３４０は、複数の条件に基づいてカスタム違反タイプを作成するように構成可能であり得る。たとえば、コンプライアンス監視システム３４０は、（１）受取人が自分のユニットに荷物を配送するように明示的な要求を行った、（２）しかし、写真は、代わりに共同玄関に荷物を置いたことが示され、（３）通常の営業時間内に配送が完了した場合、違反を検出し得る。この場合、コンプライアンス監視システム３４０が違反を検出するためには、３つの条件すべてを満たさなければならない。条件が１つでも欠落している場合（たとえば、通常の営業時間外に配送が完了した場合）は、共同玄関を通過することができず、共同玄関に荷物を置いて行くことを強いられたことを示している可能性がある。

上述したように、コンプライアンス監視システム３４０によって検出され、ＣＳ報告システム３３０によって受信された顧客苦情で報告されたか、またはＱＲコンパイルシステム３２０によって否定的指摘として受信された各品質違反は、それぞれのシステムによって配送品質データに体系化され得る。配送作業者評価システムは、その後、コンプライアンス監視システム３４０から配送ログデータとともに配送品質データを受信し、それらを配送作業者データベース３１３に格納し得る。

そのような処理は、各システムが新しいデータ（たとえば、配送作業者デバイス３４０Ａ－３４０Ｃからの新しい配送完了データ、新しい顧客の苦情、新しい否定的指摘）を受信したときにリアルタイムで起こり得る。これにより、迅速なフィードバックサイクルが可能になり、配送作業者は、自分たちが行った可能性のある違反を通知され得る。そのような迅速なフィードバックは、配送作業者の行動の迅速な修正、および配送作業者の行動の全体的な是正を促進し得る。

配送作業者評価システム３１０が、ソースシステムからのすべての配送ログデータおよび配送品質データを処理し、配送作業者について判定された評価を処理すると、配送作業者評価システム３１０は、評価を、配送作業者デバイス３４０Ａ－３４０Ｃ、人事システム３５０、および物流オペレーションシステム３６０などの様々なシステムに送信し得る。

いくつかの実施形態では、配送作業者評価システム３１０は、評価を、それぞれの配送作業者デバイス３４０Ａ－３４０Ｃに送信することによって、対応する配送作業者に評価を送信し得る。代替的または追加的に、配送作業者評価システム３１０は、評価をそれぞれの配送作業者の所望のデバイス（たとえば、パーソナルモバイル電話）に送信し得る。評価を表示し、配送作業者の入力を受信するためのユーザインターフェース（ＵＩ）の例示的な実施形態を、図５に関して以下に説明する。

配送作業者評価システム３１０はまた、配送作業者が過去の配送タスクをレビューできるように、配送タスクのリストおよびそれらの関連する違反を、それぞれの配送作業者デバイス３４０Ａ－３４０Ｃに送信し得る。そのような透明性を提供することにより、配送作業者自身が、どのようにレビューされているかを知らないことに伴う不安や混乱を軽減することができる。

いくつかの実施形態では、人事システム３５０および物流オペレーションシステム３６０は、図１Ａに示す１つまたは複数のシステムと構成および機能が同様であり得る。他の実施形態では、人事システム３５０および物流オペレーションシステム３６０はおのおの、配送作業者の評価を使用して、配送作業者の品質をレビューし、必要に応じて配送作業者に賞／ペナルティを与える能力を管理者に提供するなど、他のビジネスニーズを満たすように構成された１つまたは複数のコンピュータシステムであり得る。いくつかの実施形態では、管理者は、人事システム３５０を介してインセンティブ付与およびパフォーマンス評価を行うために、または、物流オペレーションシステム３６０を介して警告を発するために、評価を使用し得る。

さらなる実施形態では、物流オペレーションシステム３６０は、評価を使用して、それらの評価および配送エリアに基づいて、配送作業者をランク付けし得る。物流オペレーションシステム３６０は、その後、ランク情報を使用して、配送作業者の配送タスク割当に優先順位を付け得る。たとえば、より高い評価を有する配送作業者は、彼らの所望の領域に沿ったより多くの配送タスクを受け取ることができる一方、より低い評価を有する配送作業者は、彼らの所望の領域外にある配送タスクを受け取り得る。

図４は、作業者の行動品質管理スキームの例示的な処理４００のフローチャートを示す。いくつかの実施形態では、処理４００は、上記のコンピュータ化されたシステム３００に示される他のシステムの助けを借りて、配送作業者評価システム３１０によって実行され得る。

ステップ４０１－４０３において、配送作業者評価システム３１０は、ＱＲコンパイルシステム３２０を介して、顧客の否定的評価から抽出された配送品質データを、ＣＳ報告システム３３０を介して、顧客の苦情から抽出された配送品質データを、および、コンプライアンス監視システム３４０から、配送ログデータおよび配送品質データを受信し得る。いくつかの実施形態では、配送ログデータおよび配送品質データは、上述した方式でそれぞれのシステムによって収集および準備され得る。

ステップ４０４において、配送作業者評価システム３１０は、個々の配送作業者の配送ログデータを、配送地点によって体系化された、配送地点記録に変換し得る。本明細書で使用される場合、配送作業者の配送地点記録は、配送に関連付けられた品質違反があるか否かに関わらず、配送作業者が少なくとも１つの荷物を配送した配送地点のリストを備え得る。配送作業者の配送地点記録内の各配送地点はまた、配送作業者が配送地点に対して完了した配送タスクのリストを備えることができ、その結果、対応する品質違反がある場合、対応する品質違反を、以下に説明する方式で正しく割り当てることができる。

配送作業者評価システム３１０は、配送地点記録を配送作業者データベース３１３に格納し得る。いくつかの実施形態では、この配送地点記録のセットは、配送作業者のパフォーマンスが測定されるベースデータセットとして機能し得る。配送作業者データベース３１３が配送地点記録の確立されたデータベースを既に有するさらなる実施形態では、配送作業者評価システム３１０は、配送ログデータに含まれる新しい情報を含むように既存の配送地点記録を更新または追加し得る。

ステップ４０５において、配送作業者評価システム３１０は、３つのソースシステム（すなわち、ＱＲコンパイルシステム３２０、ＣＳ報告システム３３０、コンプライアンス監視システム３４０）から受信した配送品質データから、品質違反を抽出し得る。配送作業者評価システム３１０は、その後、ステップ４０６において、違反記録を配送地点記録のデータベースに組み込み、各品質違反を、違反が発生した対応する配送地点記録に関連付け得る。いくつかの実施形態では、配送作業者評価システム３１０は、配送地点、配送作業者、および違反記録のタイムスタンプのうちの１つまたは複数を、配送地点記録間のエントリと照合することによって、各違反記録を組み込み得る。

ステップ４０７において、配送作業者評価システム３１０は、配送作業者の評価を判定する準備をするために、配送地点記録をフィルタリングし得る。いくつかの実施形態では、配送地点記録をフィルタリングすることは、所定の期間（たとえば、過去６０日、日付の範囲）内に入る記録の一部を識別することを備え得る。これは、評価が最近の品質違反のみを反映することを可能にし、その結果、配送作業者の現在の行動のより正確な表現をもたらし得る。追加的または代替的に、配送地点記録をフィルタリングすることは、所定数を超える（たとえば、４０を超える）配送地点に配送した配送作業者に関連付けられた記録の一部を識別することを備え得る。これにより、配送数が不足している配送作業者を判断することができず、それぞれの評価が歪む可能性がある。

ステップ４０８において、配送作業者評価システム３１０は、品質違反の各カテゴリを統合して、配送地点および配送作業者ごとに、各カテゴリから、１つの品質違反を識別し得る。いくつかの実施形態では、識別された品質違反は、同じ配送作業者および同じカテゴリによる同じ配送地点での他の品質違反と比較して、最高のペナルティ量に関連付けられ得る。

表３に戻って示すように、たとえば、ある日の特定の配送地点への配送中に、配送作業者が所有物に破損を与え、別の日の同じ配送地点への配送中に駐車違反を受け、さらに別の日の同じ配送地点への配送中に交通事故にあった状況を考える。この状況では、配送作業者は、特定の配送地点に関連付けられた３つの品質違反、すなわち、「所有物の破損」、「敷地内での運転／駐車マナー」、および「交通事故」をそれぞれ有する可能性がある。いくつかの実施形態では、３つの違反タイプは、それぞれ０．７５、０．８０、および１．００のペナルティに関連付けられ得る。しかしながら、配送作業者評価システム３１０は、ステップ４０８において、最高のペナルティの違反タイプ（たとえば、交通事故）に関連付けられた品質違反を識別し、３つの品質違反を、識別された１つの品質違反のみに統合し得る。

ステップ４０９において、配送作業者評価システム３１０は、各カテゴリから識別された品質違反に基づいて、配送作業者の評価を判定し得る。配送作業者が複数回の訪問で特定の配送地点に複数の荷物を配送する場合、配送作業者は各訪問中に同じ品質違反を行う可能性がある。そのような場合、配送作業者評価システム３１０は、同じ配送地点に対して同じ配送作業者によってなされた重複違反を無視し得る。同様に、配送作業者が複数の配送地点に荷物を配送し、各配送地点で同じ品質違反をした場合、配送作業者評価システム３１０は、評価を判定する際に、１つの品質違反のみを考慮し得る。そのような処理により、１つのミスによる配送作業者の品質の急激な低下を阻止し得る。

評価を判定する処理は、表６に記載された例示的なシナリオを使用して、以下により詳細に説明される。表６における特定の違反のタイプ、ペナルティ量および評価は、例示のみを目的として提示される。

表６は、配送作業者の例示的な品質違反および対応するペナルティ量を表す。この例では、配送作業者は、１５０の異なる地点に配送し、上記の３つの異なる地点（すなわち、地点Ａ、地点Ｂ、地点Ｃ）において３つのカテゴリの品質違反（すなわち、住所関連違反、荷物条件関連違反、および受取方法関連違反）をした。各カテゴリ内で、配送作業者は、示されているような品質違反をし、他の品質違反はしなかった。合計ペナルティを計算する際に考慮されるペナルティ量が強調表示され、それらの合計が最も右側の列および最下行に表示される。示されている品質違反は、上記のステップ４０７において配送地点記録をフィルタリングし、ステップ４０８において各カテゴリおよび配送地点について、最高のペナルティに関連付けられた違反を特定した後に残っているものを表す。

住所関連カテゴリでは、地点Ａの２つの品質違反の間の「誤住所」違反のみが、ペナルティの計算に考慮される。地点Ｂの「破損製品到着（ＱＲ）」違反も同様の理由で無視される。一方、地点Ａの「誤住所」違反と地点Ｂの「破損製品到着（ＱＲ）」違反は両方とも、２つの異なるカテゴリであるため、合計ペナルティに加算される。さらに、配送作業者が地点Ａおよび地点Ｂについて「破損製品到着（ＱＲ）」違反を行ったとしても、異なる配送地点についての重複違反は無視されるので、それらのうちの１つのみが合計ペナルティに加算される。

最終的に、配送作業者評価システム３１０は、ペナルティを加算して合計ペナルティに到達し、これはその後、評価を判定するための式に入力される。いくつかの実施形態において、この式は、（完璧な評価）－（合計ペナルティ）／（選択された期間における別個の配送地点の合計数）×１００）によって与えられ得る。他の式またはアルゴリズムも考えられる。ここで選択された期間は、上記のステップ４０７において配送地点記録をフィルタリングするために使用される期間を指す。ここで、評価は、５－２．７５／１５０×１００＝３．１７であり得る。いくつかの実施形態では、最小数の配送地点を満たさなかった配送作業者は、０の評価を与えられ得る。

ステップ４１０において、すべての評価が判定されると、配送作業者評価システム３１０は、それぞれの配送作業者デバイス（たとえば、３４０Ａ－３４０Ｃ）、人事システム３５０、物流オペレーションシステム３６０などに評価を送信し得る。

いくつかの実施形態では、配送作業者評価システム３１０は、所定の間隔（たとえば、１日１回、数時間ごと）で、または新しい配送品質データおよび配送ログデータが利用可能になると、コンピュータ化された処理４００を実行し得る。

図５は、配送作業者デバイス（たとえば、３４０Ａ）上に評価を表示するための評価表示ＵＩ５００の例示的な実施形態を示す。評価表示ＵＩ５００は、評価部５１０、履歴記録部５２０、および優先希望設定部５３０を備えるインターフェースを示す。

いくつかの実施形態では、評価部５１０は、現在の評価の数値表示５１１と、完璧なスコア（たとえば、５．００）に対する現在の評価を示す棒グラフ５１２とを備え得る。評価部５１０は、比較のためにすべての配送作業者の平均、および／または評価が最後に更新された時間をさらに表示し得る。いくつかの実施形態では、棒グラフは、現在の評価５１１のレベルに基づいてその色を変更することができ、緑色に近い色は高い評価を示すことができ、赤色に近い色は低い評価を示すことができる。さらなる実施形態では、評価部５１０はまた、階層情報（図６に関して後述する）を表示するための階層ボタン５１３、および／または、評価を改善するためのアドバイスを表示するためのアドバイスボタン５１４を備え得る。

いくつかの実施形態では、アドバイスは、評価がどのように計算されるかの説明、および／または、可能性のある品質違反項目の説明を含み得る。追加的または代替的に、アドバイスは、特定のタイプの違反に関するカスタマイズされたアドバイスを含み得る。たとえば、配送作業者評価システム３１０または配送作業者デバイス（たとえば、３４０Ａ）は、配送作業者の過去の品質違反に関する統計分析を実行し、品質違反の数が最も多い、または修正が比較的容易な違反タイプまたはカテゴリを識別し得る。

いくつかの実施形態では、履歴記録部５２０は、ユーザ入力に応答して、配送作業者の過去の配送記録、過去の品質違反、過去の通知などのうちの１つまたは複数を表示し得る。評価表示ＵＩ５００を介して利用可能な詳細レベルは、管理者によって調整可能であり得、単に品質違反および配送タスクの数を示すことから、限定されないが、品質違反をもたらした顧客の苦情、配送完了データなど、利用可能なすべての情報を示すことまで及び得る。高レベルの詳細を提供することは、透明性を提供し、配送作業者が自分の長所と短所を評価することを可能にし得る。

いくつかの実施形態では、優先希望設定部５３０は、ユーザ入力に応答して、配送作業者が自分の優先希望を伝える際に指定することができる１つまたは複数のカスタマイズ可能なパラメータを表示し得る。たとえば、配送作業者は、優先して配送したい郵便番号や、作業したいシフトなどを指定できる。

いくつかの実施形態では、評価表示ＵＩ５００はさらに、配送作業者の評価が他の配送作業者に対してどのようになっているかに関する情報を表示するように構成されたゲーム部（図示せず）をさらに備え得る。そのような実施形態では、配送作業者は、競争設定において他の配送作業者と競争することができ、配送作業者は、自分の同僚の評価を見ることができ、賞を得ようと競争することなどができ得る。そのような競争システムは、単に高評価または低評価のために、配送作業者に報酬を与えるまたはペナルティを課すよりも、より自己動機を提供することができる。

図６は、配送作業者の評価を管理するための管理ツールＵＩ６００の例示的な実施形態を示す。いくつかの実施形態では、管理ツールＵＩ６００は、階層分布グラフ６０１、詳細分布部６０２、評価システム設定部６１１、配送作業者記録表６２１、および表閲覧設定部６２２を備え得る。

いくつかの実施形態では、階層分布グラフ６０１および詳細分布部６０２は、配送作業者の分布を１つまたは複数の階層に分割して表示し得る。配送作業者評価システム３１０は、配送作業者を、それぞれの評価に基づいて、１つまたは複数の階層に分割し得る。たとえば、管理ツールＵＩ６００は、完璧、極めて良好、良好、ほど良い、および不良を含む５つの階層を示す。５つの階層が示されているが、階層の数はそのように限定されず、管理ツールＵＩ６００は、任意の数の階層を示すことができる。いくつかの実施形態では、配送作業者評価システム３１０は、階層を大まかに釣鐘曲線に従うように分割することができる。他の実施形態では、システムは、所定の割合または階層ごとの配送作業者の数に基づいて階層を分割することができる。

図６に示すように、階層分布グラフ６０１は、すべての配送作業者の階層分布を単一の円グラフで示すことができるが、他のタイプのグラフまたは表現も考えられる。詳細分布部６０２は、階層ごとにより多くの詳細を示してもよいし、異なる配送作業者タイプ（たとえば、フルタイムまたはパートタイム）間の階層分布を示す複数のグラフを示してもよい。

いくつかの実施形態では、評価システム設定部６１１は、ユーザが評価を判定するためのパラメータを調整すること、または調べたい配送作業者記録を指定することを可能にする、１つまたは複数のＵＩ要素を含み得る。たとえば、評価システム設定部６１１は、ユーザが、たとえば、期間、配送地点最小数、異なる違反タイプに関連付けられたペナルティ量など（評価システム設定部６１１におけるＵＩ要素の第１の行）に基づいて、配送地点記録をフィルタリングするためのパラメータを調整することを可能にする。また、評価システム設定部６１１は、配送作業者記録の一部（評価システム設定部６１１におけるＵＩ要素の第２の行）を表示するための検索基準をユーザが指定できるようにしてもよい。

いくつかの実施形態では、ＵＩ要素の第１の行を使用してパラメータを調整することで、新しいパラメータに基づいて、異なる評価および階層情報のセットを返すことができる。階層分布部６０１、詳細分布部６０２、および表６２１は、新たな情報を示すように更新され得る。

いくつかの実施形態では、表６２１は、評価システム設定部６１１を使用して設定された検索基準を満たす配送作業者および関連する配送品質のリストを表示し得る。表閲覧設定部６２２は、別の程度のカスタマイズ可能性を追加することができ、ユーザが配送作業者の選択リストを閲覧することを可能にする。いくつかの実施形態では、表６２１は、各カテゴリのそれぞれの評価、階層情報、および違反数とともに、自分の名前、サービスエリア、および従業員識別子を含む各配送作業者情報を表示し得る。さらなる実施形態では、表６２１は、各カテゴリを選択するユーザ入力に応答して、各違反タイプでの違反数を示すように、または表６２１の感嘆符ボタンを選択するユーザ入力に応答して、配送作業者に関連付けられた品質違反のリストを示すように拡張できる。

本開示は、その特定の実施形態を参照して示され、説明されたが、本開示は変更なしに、他の環境において実施され得ることが理解されるのであろう。前述の説明は、例示の目的で提示されている。これは、網羅的ではなく、開示された正確な形態または実施形態に限定されない。当業者には、開示された実施形態の明細書および実践を考慮することによって、変更および適合が明らかになるのであろう。さらに、開示された実施形態の態様はメモリに格納されるものとして記載されているが、当業者はこれらの態様が、二次記憶デバイス、たとえば、ハードディスクまたはＣＤ－ＲＯＭ、または他の形態のＲＡＭまたはＲＯＭ、ＵＳＢ媒体、ＤＶＤ、Ｂｌｕ－ｒａｙ（登録商標）、または他の光学駆動媒体などの他のタイプのコンピュータ可読媒体に格納されることを理解するであろう。

記述された説明および開示された方法に基づくコンピュータプログラムは、熟練した開発者の技術の範囲内である。様々なプログラムまたはプログラムモジュールは、当業者に知られている技法のいずれかを使用して作成することができるか、または既存のソフトウェアに関連して設計することができる。たとえば、プログラム部またはプログラムモジュールは、．Ｎｅｔ Ｆｒａｍｅｗｏｒｋ、．Ｎｅｔ Ｃｏｍｐａｃｔ Ｆｒａｍｅｗｏｒｋ（およびＶｉｓｕａｌ Ｂａｓｉｃ、Ｃなどの関連言語）、Ｊａｖａ、Ｃ＋＋、Ｏｂｊｅｃｔｉｖｅ－Ｃ、ＨＴＭＬ、ＨＴＭＬ／ＡＪＡＸの組合せ、ＸＭＬ、またはＪａｖａアプレットを含むＨＴＭＬの中で、またはそれによって設計することができる。

さらに、例示的な実施形態が本明細書で説明されたが、本開示に基づいて当業者によって理解されるように、いかなる実施形態の範囲も同等の要素、変更、省略、（たとえば、様々な実施形態にわたる態様の）組合せ、適応、および／または変更を有する。特許請求の範囲における限定は、特許請求の範囲に適用されている文言に広く基づいて解釈されるものとし、本明細書において、または出願手続中に記載されている例に限定されるものではない。例は、非排他的であると解釈されるべきである。さらに、開示された方法のステップは、ステップを並べ替えること、および／またはステップを挿入または削除することを含む、任意の方式で変更され得る。したがって、本明細書および例は単に例示的なものとみなされ、真の範囲および精神は、以下の特許請求の範囲およびそれらの均等物の全範囲によって示されることが意図される。

Claims (20)

1. 作業者の行動の品質管理のためのコンピュータ実装システムであって、
   前記システムは、
   命令を記憶するメモリと、
   前記命令を実行するように構成された少なくとも１つのプロセッサと、
   を備え、
   前記命令は、
   複数の違反を複数の配送地点に関連付けるデータセットを受信することであって、前記複数の違反の各違反は、前記配送地点に関連付けられ、前記違反は、１つまたは複数の違反カテゴリに体系付けられる、前記受信することと、
   現在の作業者の行動を反映する違反のサブセットを取得するために前記データセットをフィルタリングすることと、
   違反カテゴリごとに、前記違反カテゴリに関連付けられた前記フィルタリングされたデータセットから、第１の違反を識別することであって、前記第１の違反は、最高のペナルティに関連付けられる、前記識別することと、
   違反カテゴリごとに、識別された前記第１の違反に基づいて評価を判定することと、
   前記違反に責任のある配送作業者に関連付けられた遠隔デバイスに前記評価を送信することと、
   を含む、コンピュータ実装システム。
2. 前記データセットを受信することは、
   前記遠隔デバイスから、配送確認画像データを受信することであって、前記配送確認画像データは、特定の配送地点の配送の完了を示す、前記受信することと、
   前記配送確認画像データに埋め込まれたメタデータから位置データを取得することと、
   前記位置データが、前記特定の配送地点に関連付けられた所定のパラメータと一致しない場合、前記データセットにエントリを追加することと、
   を含む、請求項１に記載のコンピュータ実装システム。
3. 前記データセットを受信することは、
   前記遠隔デバイスから配送確認画像データを受信することであって、前記配送確認画像データは、特定の配送地点の配送の完了を示す、前記受信することと、
   前記配送確認画像データが、前記特定の配送地点に関連付けられた正しい位置を示しているか否かを判定するために画像認識アルゴリズムを使用することと、
   前記配送確認画像データが前記正しい位置を示していない場合、前記データセットにエントリを追加することと、
   を含む、請求項１に記載のコンピュータ実装システム。
4. 前記データセットをフィルタリングすることは、
   所定の期間外のタイムスタンプを有する前記データセットの一部を削除することを含む、請求項１に記載のコンピュータ実装システム。
5. 前記評価を判定することは、
   前記フィルタリングされたデータセット内の前記配送地点の数が、所定のしきい値未満である場合、前記評価を０として設定することを含む、請求項４に記載のコンピュータ実装システム。
6. 前記命令はさらに、
   前記１つまたは複数の違反カテゴリのうち、各違反カテゴリに関連付けられた違反数に基づいて、第１の違反カテゴリを識別することと、
   前記第１の違反カテゴリに基づいてメッセージを生成することと、
   前記違反に責任のある前記配送作業者に関連付けられた前記遠隔デバイスに、前記メッセージを送信すること、
   を含む、請求項１に記載のコンピュータ実装システム。
7. 前記命令はさらに、
   最も頻繁に発生する違反を識別するために、前記フィルタリングされたデータセットに対して統計分析を実行することを含む、請求項１に記載のコンピュータ実装システム。
8. 前記命令はさらに、
   前記評価が、所定のしきい値を下回る場合、前記遠隔デバイスに通知を送信することを含む、請求項１に記載のコンピュータ実装システム。
9. 前記命令はさらに、
   配送作業者のための複数の評価を記憶するデータベースに前記評価を送信することを含む、請求項１に記載のコンピュータ実装システム。
10. 前記評価を判定することは、
    前記複数の配送作業者評価に対する前記評価に基づいて、階層を決定することを含む、請求項９に記載のコンピュータ実装システム。
11. 作業者の行動の品質管理のためのコンピュータ実装方法であって、
    前記方法は、
    複数の違反を複数の配送地点に関連付けることに関連するデータセットを受信することであって、前記複数の違反における各違反が、配送地点に関連付けられ、前記複数の違反が、１つまたは複数の違反カテゴリに体系化される、前記受信することと、
    現在の作業者の行動を反映する違反のサブセットを取得するために前記データセットをフィルタリングすることと、
    違反カテゴリごとに、前記違反カテゴリに関連付けられた前記フィルタリングされたデータセットから、第１の違反を識別することであって、前記第１の違反は、最高のペナルティに関連付けられる、前記識別することと、
    違反カテゴリごとに識別された前記第１の違反に基づいて評価を判定することと、
    前記複数の違反に責任のある配送作業者に関連付けられた遠隔デバイスに前記評価を送信することと、
    を含む、コンピュータ実装方法。
12. 前記データセットを受信することは、
    前記遠隔デバイスから、配送確認画像データを受信することであって、前記配送確認画像データは、特定の配送地点の配送の完了を示す、前記受信することと、
    前記配送確認画像データに埋め込まれたメタデータから位置データを取得することと、
    前記位置データが、前記特定の配送地点に関連付けられた所定のパラメータと一致しない場合、前記データセットにエントリを追加することと、
    を含む、請求項１１に記載のコンピュータ実装方法。
13. 前記データセットを受信することは、
    前記遠隔デバイスから配送確認画像データを受信することであって、前記配送確認画像データは、特定の配送地点の配送の完了を示す、受信することと、
    前記配送確認画像データが、前記特定の配送地点に関連付けられた正しい位置を示しているか否かを判定するために画像認識アルゴリズムを使用することと、
    前記配送確認画像データが前記正しい位置を示していない場合、前記データセットにエントリを追加することと、
    を含む、請求項１１に記載のコンピュータ実装方法。
14. 前記データセットをフィルタリングすることは、
    所定の期間外のタイムスタンプを有する前記データセットの一部を削除することを含む、請求項１１に記載のコンピュータ実装方法。
15. 前記評価を判定することは、
    前記フィルタリングされたデータセット内の前記配送地点の数が、所定のしきい値未満である場合、前記評価を０として設定することを含む、請求項１４に記載のコンピュータ実装方法。
16. 前記方法はさらに、
    前記１つまたは複数の違反カテゴリのうち、各違反カテゴリに関連付けられた違反数に基づいて、第１の違反カテゴリを識別することと、
    前記第１の違反カテゴリに基づいてメッセージを生成することと、
    前記違反に責任のある前記配送作業者に関連付けられた前記遠隔デバイスに、前記メッセージを送信することと、
    を含む、請求項１１に記載のコンピュータ実装方法。
17. 前記方法はさらに、
    最も頻繁に発生する違反を識別するために、前記フィルタリングされたデータセットに対して統計分析を実行することを含む、請求項１１に記載のコンピュータ実装方法。
18. 前記方法はさらに、
    前記評価が、所定のしきい値を下回る場合、前記遠隔デバイスに通知を送信することを含む、請求項１１に記載のコンピュータ実装方法。
19. 前記方法はさらに、
    配送作業者のための複数の評価を記憶するデータベースに前記評価を送信することを含む、請求項１１に記載のコンピュータ実装方法。
20. 作業者の行動の品質管理のためのコンピュータ実装システムであって、
    前記システムは、モバイルデバイスと、サーバと、を備え、
    前記モバイルデバイスは、
    画像センサと、
    第１の命令を記憶する第１のメモリと、
    前記第１の命令を実行するように構成された少なくとも１つの第１のプロセッサと、
    を備え、
    前記第１の命令は、
    前記画像センサを介して、第１の配送地点に関連付けられた識別子をスキャンすることと、
    前記画像センサを介して画像データを生成することであって、前記画像データは、前記第１の配送地点に関連付けられた位置データを含むメタデータを備える、前記生成することと、
    前記配送地点への配送の完了を確認する前記モバイルデバイスとのユーザインタラクションを受信することと、
    前記画像データを前記サーバに送信することと、
    を含み、
    前記サーバは、
    第２の命令を格納する第２のメモリと、
    前記第２の命令を実行するように構成された少なくとも１つの第２のプロセッサと、
    を備え、
    前記第２の命令は、
    複数の違反を複数の配送地点に関連付けるデータセットを受信することであって、前記複数の違反の各違反は、配送地点に関連付けられ、前記複数の違反は、１つまたは複数の違反カテゴリに体系化され、前記データセットは、第１の違反を、前記第１の配送地点に関連付けるデータを含む、前記受信することと、
    作業者の行動を反映する違反のサブセットを取得するために前記データセットをフィルタリングすることと、
    違反カテゴリごとに、前記違反カテゴリに関連付けられた前記フィルタリングされたデータセットから、第１の違反を識別することであって、前記第１の違反は、最高のペナルティに関連付けられる、前記識別することと、
    違反カテゴリごとに識別された前記第１の違反に基づいて、評価を判定することと、
    前記評価を前記モバイルデバイスに送信することと、
    を含む、コンピュータ実装システム。

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