JP2023502465A - 電磁作動機構 - Google Patents

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Abstract

電磁作動機構(10)が、軸方向(46)に沿って延びている磁極スリーブ(34)と、磁極スリーブ(34)の径方向内側に配置された電機子(32)とを含み、磁極スリーブ(34)は、第1の軸方向端部(48)および第2の軸方向端部(50)を有し、電機子(32)は、磁極スリーブ(34)の内部へガイドされている。磁極スリーブ(34)は、軸方向端部(48、50)の間にある領域(56)に凹部(62)を有し、この凹部(62)の輪郭が、軸方向(46)に沿ってそれぞれ変化していることが提案される。

Description

本発明は、請求項1のプリアンブルに基づく電磁作動機構に関する。
乗用車の自動変速機では、ギアチェンジのために、油圧で作動するクラッチが用いられ、クラッチでの油圧は、油圧スライド弁によって調整される。スライド弁は、パイロット弁(プレ制御)を介してまたは直接的に、電磁作動機構によって作動され得る。このような作動機構の場合、実際には磁極チューブまたは磁極スリーブを備えた実施形態に定評があり、つまり、磁石電機子が磁極チューブ内へガイドされる。開発の重要な焦点は、できるだけ高い磁力レベル(大きなストローク仕事量)を獲得することであり、つまり、磁気効率を高いレベルに引き上げなければならない。このような磁極チューブを備えた作動機構は、DE102012223430A1から公知であり、この場合、磁極チューブは、薄肉旋盤箇所として形成されている「磁気的切り離し」を有する。この薄く旋盤加工された箇所は、低い磁束レベルで既に飽和し、その後は磁気バリアとして作用する。ただしこの磁気的切り離しの形成は、製造の際にある程度の費用がかかる。
本発明の基礎となる問題は、請求項1の特徴を有する電磁作動機構によって解決される。本発明の有利な変形形態は従属請求項に提示されている。
本発明によれば、軸方向に沿って延びている磁極スリーブと、磁極スリーブの径方向内側に配置された電機子とを有する電磁作動機構が提案される。
磁極スリーブは、第1の軸方向端部および第2の軸方向端部を有する。電機子は、磁極スリーブの内部へガイドされている。磁極スリーブは、実質的に円筒形に形成されていてもよい。「実質的に円筒形」は、磁極スリーブが、フランジ、段部、溝、壁厚の変化などを含むことができ、しかし全体としては円筒形またはスリーブ状に形成されていることを意味する。電機子は、直接的または間接的に、磁極スリーブの内部に例えば滑りばめによってガイドされ得る。電磁作動機構のアクティブ化により、例えば電磁コイルのアクティブ化により、電磁作動機構内で電機子がその長手方向に沿って移動し得る。これは、電磁作動機構の古典的な構成に相応している。
磁極スリーブは、軸方向端部の間にある領域(間にある領域またはプランジャ段部領域)に凹部を有し、この凹部の輪郭は、軸方向に沿ってまたは平行に、それぞれ変化している。これは、凹部の輪郭が、例えば凹部内で互いに向かい合って互いに対して角度をつけた2つの壁により、軸方向に沿って拡張または先細りし得ることを意味する。凹部は、磁極スリーブの周方向に沿って規則的に、例えば磁極スリーブの周面に沿って規則的に配置された4つの凹部の形態で、配置されていてもよい。これらの凹部は、(貫通していない)凹部(材料厚が減少したエンボス加工領域)として、またはその代わりに貫通孔として形成されていてもよい。
磁極スリーブ内に形成された凹部の輪郭が軸方向に沿ってそれぞれ変化することにより、この領域(プランジャ段部領域)での磁極スリーブの磁気的に有効な材料断面(材料体積)が、磁極スリーブの長手軸に沿って変貌する。これにより、磁気抵抗を的確に変化させることができ、それにより磁力特性曲線が相応に成形される。
磁気効率が改善された磁極スリーブ磁石が安価に提供され得る。費用のかかる作製プロセスは回避でき、安価なコンポーネントが使用され得る。磁極スリーブの提案された形態により、磁気効率を最適化でき、磁束が、磁極スリーブによって既に主な部分が伝達され得る。
電機子、磁極スリーブ(磁石スリーブ)、およびとりわけ電磁コイルも、互いに(軸方向に)重なり合って配置されていてもよい。この電磁作動機構は、とりわけ電磁調節部材または電磁アクチュエータ(「電磁石」)であり得る。
磁極スリーブ(磁石スリーブ)は、下記の役割の1つまたは複数を担い得る。すなわち、(好ましくは一体的な)磁極スリーブ内への電機子のガイド、的確な、とりわけ電機子ストロークに応じた材料断面変化(例えば凹部)による磁力特性曲線の成形、電機子内への磁束の誘導、とりわけ電機子内への磁束の径方向の誘導、および/または磁気的切り離し領域での高い磁気抵抗の獲得による、磁束が電機子内への移行。電機子磁極に対する反対磁極の提供のため、磁極スリーブ内に円筒形の部品、つまり磁極コアが取り付けられ得る。
一変形形態によれば、凹部または貫通孔はV字形の輪郭を有することができ、好ましくは、V字形の輪郭は第1の軸方向端部に向かって先細りしている。これにより、幾何的に簡単に製造できて簡単に検査もできる形状による、磁力特性曲線の成形が提供されている。
一変形形態によれば、磁極スリーブは、周方向に延びている細長い窪みを有することができ、この細長い窪みは周方向に1列に配置されており、凹部または貫通孔がそれぞれこの細長い窪みから出て軸方向に沿って延びている。したがって、それぞれ1つの細長い窪みと1つの凹部または貫通孔が互いに通じており、つまり窪みまたは貫通孔は、細長い窪みの第1の軸方向端部に面した側面から軸方向に沿ってまたは平行に延びている。これにより磁極スリーブに磁気的切り離し領域がもたらされ、高い磁気抵抗を獲得するため、材料は比較的少量である。それにより、大きな磁束が電機子内へガイドされる。細長い窪みはそれぞれ、(貫通していない)窪みとして、またはその代わりに(貫通している)長孔として形成されていてもよい。
一変形形態によれば、細長い窪みまたは長孔(周方向に隣接する2つの細長い窪みまたは長孔)は周方向において、それぞれブリッジによって互いから分離されていてもよく、このブリッジは、(隣り合う領域での磁極スリーブの材料厚に対して)それぞれ減少した材料厚を有する。これは、磁気的切り離し領域での高い磁気抵抗に寄与する。これは、磁気的切り離しに有利に働く。材料厚、例えば板金厚はブリッジ領域で減らされてもよく、任意選択でエンボス加工されてもよい。材料厚は、磁極スリーブの外周面から減らされてもよい。これは、磁極スリーブの内面はブリッジ領域内でも繋がっていられるので、磁極スリーブの内部への電機子のガイドに有利に働く。
一変形形態によれば、磁極スリーブは、パンチング加工されてからローリング加工によってその形状にされたスリーブとして形成されていてもよく(パンチング曲げ部品)、好ましくは、磁極スリーブは少なくとも部分的にエンボス加工によって形成されている。これにより磁極スリーブは安価に製造可能な部品であり、多くの機能が磁極スリーブに組み込まれ得る。作製および取り付けの手間は比較的少ない。ローリング加工に起因して、スリーブはその側面に継目を有する(自由端の間の継目;継目のあるスリーブ)。凹部もしくは貫通孔および/または細長い窪みもしくは長孔は、任意選択で、スリーブの母材、例えば板金からの、磁極スリーブのパンチング加工の際に直接的に一緒に形成され得る(打ち抜き)。これは製造に有利に働く。スリーブ継目は、磁極スリーブの軸方向に沿って延び得る(軸方向に位置合わせされた継目)。
示唆したように、磁極スリーブの製造の際、追加のプロセスとして、任意選択で、例えば材料厚を減少させたブリッジの形成のために、エンボス加工が行われ得る。よってブリッジも安価に製造可能である。これに加え、エンボス加工により、例えば切削加工によって製造されたブリッジの場合にそうであろうより小さい壁厚が獲得せられる。獲得可能な小さな材料断面により、これは磁気的切り離しに有利に働く。
一変形形態によれば、(例えばローリング加工された)磁極スリーブが、開いた継目を伴って形成されていてもよい。これは、固定要素およびその形成をなくせるので、製造に有利に働く。これに加え、開いた継目は場合によってはさらなる機能を果たすことができ、例えば流路として役立つ。
その代わりに磁極スリーブは、継目で、とりわけ係合または溶接によって結合されていてもよい(継目縁を係合または溶接)。これは、磁極スリーブの安定性または寸法安定性を高める。スリーブの内側での鋭いエッジをもつ突起のリスクがこれによって低減されている。これは、電機子のガイドに有利に働く。係合部は、任意選択で、磁極スリーブの原材料、例えば板金からの、磁極スリーブのパンチング加工の際に直接的に一緒に形成され得る。係合部は、磁極スリーブの一方の継目縁に突起を、および磁極スリーブのもう一方の継目縁に、突起と対応している、とりわけ相補的な凹部を有し得る(パズルの形式での噛み合い)。
一変形形態によれば、電機子のガイドのため、磁極スリーブと電機子との径方向の間に、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)でコーティングされたガラス織布フィルムが配置され得る。これにより、電機子のためのガイド要素が提供されており、有利な滑り特性が獲得される。PTFEでコーティングされたガラス織布フィルムは、例えばスリーブへとローリング加工されていてもよい。コーティングされたガラス織布フィルムは、例えば磁極スリーブの内周面で、例えば接着によって固定されていてもよい。
一変形形態によれば、磁極スリーブがその内周面に、および/または電機子がその外周面に、電機子のガイドのため、少なくとも部分ごとに、好ましくは全体的に、磁気を通さないコーティング、とりわけニッケル層またはニッケル-リン層を有し得る。これによっても有利な滑り特性が獲得される。
一変形形態によれば、磁極スリーブが、磁気を通す鋼から、とりわけ炭素含有量0.15パーセント未満(<0.15%炭素含有量)の磁気を通す非合金鋼から形成されていてもよい。これにより、磁気をよく通す材料からの磁極スリーブの形成が達成され得る。これは、好適な磁気特性に寄与する。
一変形形態によれば、磁極スリーブは、1~4ミリメートルの間の材料厚(板金厚)を有し得る。これにより、比較的安定した磁極スリーブが達成される。これに加え、そのような寸法決定により、磁束が少なくとも大部分で、磁極スリーブによって伝達され得る。
一変形形態によれば、磁極スリーブの径方向外側に電磁コイルが配置されていることがある。この電磁コイルは、電機子のための作動要素として働く。
一変形形態によれば、磁極スリーブが一体的に形成されていてもよい。これにより、複数の部分から成る解決策に対し、取り付けおよび位置合わせの手間が減る。これに加え、この一体的な解決策により、プランジャ段部領域での電機子の中心のずれが、したがって短手方向の力が、小さく保たれ得る。
この電磁作動機構はさらなるコンポーネントを有し得る。つまりこの電磁作動機構は、作動機構のコンポーネントが収納されているハウジング(磁石ハウジング)を備え得る。一方の端面、とりわけ磁極コアに面した端面では、作動機構が、磁束ディスクであり得る閉鎖片によって閉じられていてもよい。反対側の端面、とりわけ磁極コアに面していない端面では、作動機構が、蓋、例えば磁極ディスクによって閉じられていてもよい。
電磁作動機構の接続のため、電磁コイルと電気的に接続されている電気接触部、例えばハウジングに取り付けられたコンセント区間またはプラグ区間が設けられていてもよい。磁極コア内には、作動要素、例えば磁極コア内に同軸に形成された通路によってガイドされている作動ピンが嵌め込まれていてもよい。作動要素は、シャフト区間および径方向に拡張したヘッド区間を有することができ、このシャフト区間で、作動要素が通路の内面で磁極コアに当接する。
電機子は、電機子ボルトが押し込まれている中心の軸方向通路を有し得る。電機子ボルトは、作動ピンと、とりわけ作動ピンのヘッド区間と協働し得る。径方向内側から径方向外側へと、コンポーネントは下記:電機子、磁極スリーブ、コイル、磁石ハウジング、のように配置されていてもよい。
好ましくは一体的に、パンチング曲げ部品として形成された磁極スリーブは、(第1の軸方向端部から第2の軸方向端部へ順番に)複数の軸方向領域、磁束を誘導するための(第1の)領域、プランジャ段部領域、磁気的切り離し領域、および磁束を誘導するための(第2の)領域を有し得る。
磁束を誘導するための領域は、できるだけ低い磁気抵抗を有する。これらの領域は、開口部、貫通孔、凹部、またはその類似物がないことが好ましい(構造化されていない領域)。プランジャ段部領域には、輪郭が軸方向に沿って変化する凹部または貫通孔が配置されている。これにより、磁力特性曲線が成形される。磁気的切り離し領域には、細長い窪みまたは長孔が存在する。材料厚が減らされたブリッジも、磁気的切り離し領域に配置されている。磁気的切り離し領域では、磁極スリーブの磁気的切り離し領域に隣り合う領域を確実に結合するために十分に材料が存在しているべきであり、ただし、高い磁気抵抗を獲得するためにできるだけ少ない材料が存在しているべきである。
以下では、図面を参照しながら本発明の可能な実施形態を解説する。
電磁作動機構の概略的な断面図である。 図1からの作動機構の磁極スリーブの側面図である。
図1では、電磁作動機構に全体として符号10が付いている(以下に「作動機構10」)。このような作動機構10は、例えば自動車の伝動技術において、とりわけ自動変速機のクラッチを制御するために用いられる。このために例えば、図1では符号12が付されている箱によって概略的にのみ示唆されている油圧弁が、作動機構10によって作動される。
作動機構10はハウジング14を有し、ハウジング14内には作動機構10のコンポーネントが配置されている。作動機構10は、ボビン18および巻線20を備えた電磁コイル16を有する。第1の端面22では、ハウジング14が、閉鎖片24、例えば磁束ディスク24によって閉じられている。第2の端面26では、ハウジング14が、蓋28、例えば磁極ディスク28によって閉じられている。ハウジング14には、電磁コイル16と電気的に接続されている電気接触部30が設けられている。
作動機構10はこれに加え、電機子32(磁石電機子)、磁極スリーブ34(磁石スリーブ)、および磁極コア35を有する。磁極コア35は中心の通路38を有し、この中心の通路38によって作動要素40がガイドされており(作動ピン)、この作動ピンが油圧弁12に作用する。作動要素40は、シャフト区間42および径方向に拡張したヘッド区間44を有し得る。
電機子32は、磁極スリーブ34の径方向内側に配置されている。磁極スリーブ34の径方向外側には電磁コイル16が配置されている。コイル16、電機子32、および磁極スリーブ34は、軸方向46に沿って少なくとも部分的に互いに重なり合う。磁極スリーブ34は、(磁極コア35に面した)第1の軸方向端部48および(磁極コア35に面していない)第2の軸方向端部50を有する。電機子32は、中心の軸方向通路31およびその中に配置された電機子ボルト33を有し、この電機子ボルト33が作動要素40を作動させる。
磁極スリーブ34は、パンチング加工されてからローリング加工によってその形状にされたスリーブとして形成されており(図2を参照)、この磁極スリーブ34は部分的にエンボス加工によっても形成されていてもよい。磁極スリーブ34は、(軸方向に位置合わせされた)継目52を有し、継目52では磁極スリーブ34の継目縁が互いに当接する。
磁極スリーブ34は、(第1の軸方向端部48から第2の軸方向端部50へ順番に)複数の軸方向領域、磁束を誘導するための(第1の)領域54、プランジャ段部領域56、磁気的切り離し領域58、および磁束を誘導するための(第2の)領域60(図2を参照)を有する。
磁極スリーブ34は、軸方向端部48、50の間にある領域(プランジャ段部領域56)に凹部62を有し、凹部62の輪郭は、軸方向46に沿ってそれぞれ変化する。凹部62は、第1の軸方向端部48に向かって先細りするV字形の輪郭を有する。凹部62は、磁極スリーブ34の周面の周りに規則的に分布しており、ここでは例示的に4つの凹部62を備えて図示されている。凹部62は、例えば貫通孔62として、または材料厚が減少したエンボス加工された領域として形成されていてもよい。
磁極スリーブ34は、(磁気的切り離し領域58内で)磁極スリーブ34の周方向に延びている細長い窪み64を有し、この細長い窪み64は周方向に1列に配置されており、これに関しては凹部62がそれぞれ細長い窪み64から出て軸方向46に沿って(第1の軸方向端部48に向かって)延びる。細長い窪み64も、磁極スリーブ34の周面の周りに規則的に分布しており、ここでは例示的に4つの窪み64を備えて図示されている。細長い窪み64は、例えば長孔64として形成されていてもよい。
長孔64、つまり周方向に互いに隣接する2つの長孔64は、磁極スリーブ34の周方向において、それぞれブリッジ66によって互いから分離されている。ブリッジ66はそれぞれ減少した材料厚(減少した板金厚)を有する。ブリッジ66はエンボス加工されていてもよい。
磁極スリーブ34は、開いた継目52を伴って形成されていてもよく、または継目52で、例えば係合もしくは溶接(不図示)によって結合されていてもよい。
電機子32のガイドのため、磁極スリーブ34と電機子32との径方向の間に、PTFEでコーティングされたガラス織布フィルム70が配置されていてもよい(電機子32のための軸受要素)。その代わりに、磁極スリーブ34がその内周面に、または電機子32がその外周面に、少なくとも部分ごとに、好ましくは全体的に、磁気を通さないコーティング、とりわけニッケル層またはニッケル-リン層を有してもよい。
磁極スリーブ34は、磁気を通す鋼から、とりわけ炭素含有量0.15パーセント未満の磁気を通す非合金鋼から形成されている。磁極スリーブ34は、1~4ミリメートルの間の材料厚(板金厚)を有する。磁極スリーブ34は一体的に形成されている。

Claims (10)

  1. 軸方向(46)に沿って延びている磁極スリーブ(34)と、前記磁極スリーブ(34)の径方向内側に配置された電機子(32)とを備えた電磁作動機構(10)であって、前記磁極スリーブ(34)が、第1の軸方向端部(48)および第2の軸方向端部(50)を有し、前記電機子(32)が、前記磁極スリーブ(34)の内部へガイドされている電磁作動機構(10)において、前記磁極スリーブ(34)が、前記軸方向端部(48、50)の間にある領域(56)に凹部(62)を有し、前記凹部(62)の輪郭が、前記軸方向(46)に沿ってそれぞれ変化していることを特徴とする電磁作動機構(10)。
  2. 前記凹部(62)がV字形の輪郭を有し、好ましくは、前記V字形の輪郭が前記第1の軸方向端部(48)に向かって先細りしていることを特徴とする、請求項1に記載の電磁作動機構(10)。
  3. 前記磁極スリーブ(34)が、周方向に延びている細長い窪み(64)を有し、前記細長い窪み(64)が周方向に1列に配置されており、これに関しては前記凹部(62)がそれぞれ前記細長い窪み(64)から出て前記軸方向(46)に沿って延びていることを特徴とする、請求項1または2に記載の電磁作動機構(10)。
  4. 前記細長い窪み(64)が周方向において、それぞれブリッジ(66)によって互いから分離されており、前記ブリッジ(66)がそれぞれ減少した材料厚を有することを特徴とする、請求項3に記載の電磁作動機構(10)。
  5. 前記磁極スリーブ(34)が、パンチング加工されてからローリング加工によってその形状にされたスリーブとして形成されており、好ましくは、前記磁極スリーブ(34)が少なくとも部分的にエンボス加工によって形成されていることを特徴とする、請求項1から4のいずれか一項に記載の電磁作動機構(10)。
  6. 前記磁極スリーブ(34)が開いた継目(52)を伴って形成されていること、または前記磁極スリーブ(34)が継目(52)で、とりわけ係合または溶接によって結合されていることを特徴とする、請求項1から5のいずれか一項に記載の電磁作動機構(10)。
  7. 前記電機子(32)のガイドのため、磁極スリーブ(34)と電機子(32)との径方向の間に、PTFEでコーティングされたガラス織布フィルム(70)が配置されていることを特徴とする、請求項1から6のいずれか一項に記載の電磁作動機構(10)。
  8. 前記磁極スリーブ(34)がその内周面に、および/または前記電機子(32)がその外周面に、前記電機子(32)のガイドのため、少なくとも部分ごとに、好ましくは全体的に、磁気を通さないコーティング、とりわけニッケル層またはニッケル-リン層を有することを特徴とする、請求項1から6のいずれか一項に記載の電磁作動機構(10)。
  9. 前記磁極スリーブ(34)が、磁気を通す鋼から、とりわけ炭素含有量0.15パーセント未満の磁気を通す非合金鋼から形成されていることを特徴とする、請求項1から8のいずれか一項に記載の電磁作動機構(10)。
  10. 前記磁極スリーブ(34)が1~4ミリメートルの間の材料厚を有すること、および/または前記磁極スリーブ(34)の径方向外側に電磁コイル(16)が配置されていること、および/または前記磁極スリーブ(34)が一体的に形成されていることを特徴とする、請求項1から9のいずれか一項に記載の電磁作動機構(10)。
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