JP2023184035A - 集塵装置及び作業機 - Google Patents

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【課題】集塵性能を向上する。【解決手段】集塵装置50の集塵部70では、フィルタ室90が、集塵室80のサイクロン機構81の後側に配置されており、サイクロン機構81によって塵埃が分離された空気流ARが、排気筒86内を後側へ流れて、フィルタ室90の入口開口90Cからフィルタ室90に流入される。また、フィルタ室90の内部には、入口開口90Cの後側において、フィルタ部92が設けられている。フィルタケース96は、前側へ開口され且つ入口開口90Cと前後方向に対向するケース入口部96Dと、上側へ開口されたケース出口部96Fと、を有している。これにより、フィルタ室90に流入された空気流ARを、フィルタケース96内に良好に流入させて、フィルタ94を通過させることができる。その結果、フィルタ94によって空気流AR中の塵埃を除去することができる。したがって、集塵装置50の集塵性能を向上することができる。【選択図】図5

Description

本発明は、集塵装置及び作業機に関するものである。
下記特許文献1に記載の穿孔工具(作業機)では、集塵ファンが、モータの出力軸に一体回転可能に設けられており、穿孔工具には、集塵装置が装着される。穿孔加工時には、集塵ファンが回転することで、空気流が生成され、穿孔加工時に生じる塵埃を当該空気流によって集塵装置の内部に吸引する。集塵装置の内部に吸引された塵埃を含む空気流は、フィルタによって塵埃と空気とに分離され、塵埃の除去された空気が穿孔工具側へ流れる。
特開2010-201526号公報
ところで、集塵装置では、例えば、フィルタの上流側にサイクロン機構を設けることで、フィルタの上流側において、塵埃と空気とを分離することができる。これにより、フィルタの目詰まりを抑制することができる。この場合、例えば、集塵装置の小型化を目的として、サイクロン機構とフィルタとを接近させた構造にすると、集塵装置内における空気流の通路が複雑な形状になり、空気流に対する流路抵抗が増加する虞がある。この場合には、集塵装置の集塵性能が低下する可能性がある。
本発明は、上記事実を考慮して、集塵性能を向上することができる集塵装置及び作業機を提供することを目的とする。
本発明の1又はそれ以上の実施形態は、作業機本体に着脱可能に取り付けられ、前記作業機本体の加工時に生じる塵埃を吸引する集塵装置であって、外部から前記塵埃を含む空気を吸引するノズル部と、排気筒を内部に有し、前記ノズル部から吸引された空気を前記排気筒の中心軸を中心として旋回させると共に、前記空気を前記排気筒の軸方向の一方側端部から排出させる旋回室と、前記排気筒の軸方向の一方側に設けられ、前記排気筒の軸方向の一方側端部と接続された入口開口を有するフィルタ室と、前記フィルタ室の内部に設けられ、前記入口開口の前記軸方向の一方側に配置されたフィルタ部と、を備え、前記フィルタ部は、フィルタと、前記フィルタを収容するケースと、前記ケースに形成され、前記軸方向の他方側へ開口され、前記軸方向において前記入口開口に対向して配置されると共に、前記空気を前記ケースの内部へ流入させるケース入口部と、前記ケースに形成され、前記軸方向と交差する交差方向の一方側に開口され、前記フィルタを通過した空気を前記作業機本体側へ流出させるケース出口部と、を含んで構成されている集塵装置である。
本発明の1又はそれ以上の実施形態は、前記集塵装置は、前記旋回室と前記フィルタ室とを区画する区画壁を有しており、前記入口開口が前記区画壁に形成されており、前記ケースが前記区画壁の前記軸方向の一方側に隣接して配置されている集塵装置である。
本発明の1又はそれ以上の実施形態は、前記ケースは、前記交差方向に延在された筒状に形成され、前記ケース出口部が、前記ケースの前記交差方向の一方側端部に形成されて、前記ケース入口部が、前記ケースにおける前記軸方向の両側壁の前記交差方向の他方側部分にそれぞれ形成されている集塵装置である。
本発明の1又はそれ以上の実施形態は、前記フィルタは、前記中心軸よりも前記交差方向の一方側に配置されている集塵装置である。
本発明の1又はそれ以上の実施形態は、前記フィルタの一部は、前記ケース入口部によって前記ケースの外部に視認可能に露出されると共に、前記軸方向から見て前記入口開口の一部と重なる位置に配置されている集塵装置である。
本発明の1又はそれ以上の実施形態は、前記フィルタは、シート状に形成されると共に、前記交差方向の一方側を山とし前記交差方向の他方側を谷とするように、プリーツ状に折り畳まれている集塵装置である。
本発明の1又はそれ以上の実施形態は、前記フィルタ部が、前記中心軸よりも前記交差方向の一方側に配置されている集塵装置である。
本発明の1又はそれ以上の実施形態は、モータと、前記モータの駆動力を先端工具に伝達する伝達機構と、を含んで構成された作業機本体と、上記構成の集塵装置と、を備えた作業機である。
本発明の1又はそれ以上の実施形態は、作業機本体に着脱可能に取り付けられ、前記作業機本体の加工時に生じる塵埃を吸引する集塵装置であって、外部から前記塵埃を含む空気を吸引するノズル部と、排気筒を内部に有し、前記ノズル部から吸引された空気を前記排気筒の中心軸を中心として旋回させると共に、前記空気を前記排気筒の軸方向の一方側端部から排出させる旋回室と、前記排気筒の軸方向の一方側に設けられ、前記排気筒の軸方向一方側端部と接続された入口開口を有するフィルタ室と、前記フィルタ室の内部に設けられ、前記空気に残存する塵埃を除去すると共に、前記軸方向から見て前記中心軸と重ならない位置に配置されたフィルタ部と、を備えた集塵装置である。
本発明の1又はそれ以上の実施形態によれば、集塵性能を向上することができる。
本実施形態に係るハンマドリルを示す右側から見た側面図である。 図1に示されるハンマドリルの内部を示す右側から見た断面図である。 図2に示される集塵装置におけるサイクロン機構の後部周辺を示す後側から見た断面図(図2の3-3線断面図)である。 図2に示される集塵装置におけるサイクロン機構の周辺を示す上側から見た断面図(図2の4-4線断面図)である。 図2に示される集塵装置のフィルタ室を示す後側から見た断面図(図2の5-5線断面図)である。 図2に示される集塵装置における集塵部のリヤケースにフィルタケースが組付けられた状態を示す右斜め後方側から見た一部破断した斜視断面図である。 図6に示されるフィルタケースを示す右斜め前方から見た斜視図である。
以下、図面を用いて、本実施形態に係る作業機としてのハンマドリル1について説明する。図1及び図2に示されるように、ハンマドリル1は、作業機本体としてのハンマドリル本体10と、集塵装置50と、を含んで構成されており、集塵装置50がハンマドリル本体10に着脱可能に装着されている。そして、ハンマドリル本体10に装着された先端工具Tの周囲の空気を集塵装置50によって吸引するようになっている。なお、図面に適宜示される矢印UP、矢印FR、矢印RHは、ハンマドリル1の上側、前側、右側を示している。以下の説明において、上下、前後、左右の方向を用いて説明するときには、特に断りのない限り、ハンマドリル1の上下方向、前後方向、左右方向を示すものとする。以下、先に、ハンマドリル本体10について説明し、次いで、集塵装置50について説明する。
(ハンマドリル本体10について)
ハンマドリル本体10は、被加工材に対して穿孔加工等を行う電動工具として構成されている。ハンマドリル本体10は、ハウジング20と、モータ34と、モータ34の駆動力を先端工具Tに伝達する伝達機構40と、を含んで構成されている。
(ハウジング20について)
ハウジング20は、ハンマドリル本体10の外郭を構成している。ハウジング20は、ハウジング20の前部を構成する本体ハウジング21と、ハウジング20の後部を構成するハンドルハウジング24と、を含んで構成されている。本体ハウジング21は、右側から見て略逆L字形状に形成されている。具体的には、本体ハウジング21は、本体ハウジング21の下部を構成するロアハウジング部22と、本体ハウジング21の上部を構成するアッパハウジング部23と、を含んで構成されている。アッパハウジング部23の後端部が、ロアハウジング部22の上端部に接続されており、アッパハウジング部23は、ロアハウジング部22よりも前側へ突出している。ロアハウジング部22の上端部における前壁には、集塵口22Aが前後方向に貫通形成されている。アッパハウジング部23の後端部における左右の側壁には、それぞれ複数(本実施形態では、5箇所)の排気口23Aが貫通形成されている。排気口23Aは、前後方向を長手方向とする略長孔状に形成されて、上下方向に並んで配置されている。
ハンドルハウジング24は、上下方向に延在されており、ハンドルハウジング24の上端部及び下端部が、前側へ屈曲されて、本体ハウジング21の後端部に連結されている。なお、ロアハウジング部22の下端部は、ハンドルハウジング24よりも下側へ突出している。
ハンドルハウジング24の上端部には、トリガ30が設けられている。トリガ30は、ハンドルハウジング24から前側へ突出しており、後側へ引き操作可能に構成されている。ハンドルハウジング24には、トリガ30の後側において、スイッチ機構31が設けられている。スイッチ機構31は、トリガ30によって操作されるスイッチ(図示省略)を有している。当該スイッチは、ロアハウジング部22の下端部に設けられたコントローラ32に電気的に接続されており、トリガ30の操作状態に応じた出力信号をコントローラ32に出力する。ハンドルハウジング24の下端部には、バッテリパック33が装着されており、バッテリパック33から、後述するモータ34及びコントローラ32に電力が供給される。
(モータ34について)
モータ34は、3相のブラシレスモータとして構成されており、本体ハウジング21におけるロアハウジング部22内に収容されている。具体的には、モータ34は、コントローラ32の上側に配置されて、コントローラ32に電気的に接続されている。モータ34は、上下方向を軸方向とする出力軸34Aを有している。出力軸34Aの下端部が、ロアハウジング部22に固定されたモータ軸受35に回転可能に支持されており、出力軸34Aの上端側部分が、後述する伝達機構40におけるインナハウジング41の軸受保持部41Aに保持されたモータ軸受36に回転可能に支持されている。出力軸34Aの上端部には、ピニオンギヤ34Bが形成されている。
出力軸34Aの上下方向中間部には、ファン37が一体回転可能に設けられている。ファン37は、全体として、上下方向を厚み方向とする略円盤状に形成されると共に、遠心ファンとして構成されている。ファン37は、前述の本体ハウジング21の集塵口22Aの後斜め下側に配置されている。そして、ファン37が出力軸34Aと共に回転すると、ファン37の上側の空気がファン37の上部の中央部からファン37の内部に流入され、流入された空気が、ファン37の径方向外側且つ上側へ流れて、排気口23Aから排気されるように構成されている。これにより、集塵口22Aから本体ハウジング21内に流入する空気流ARが発生するようになっている。
(伝達機構40について)
伝達機構40は、モータ34の回転力を先端工具Tに伝達して、先端工具Tを駆動する機構部として構成されている。伝達機構40は、インナハウジング41と、中間軸42と、伝達部47と、を含んで構成されて、本体ハウジング21におけるアッパハウジング部23内に収容されると共に、排気口23Aの前側に配置されている。
インナハウジング41は、前側へ開放された略有底楕円筒状に形成されている。インナハウジング41は、モータ34の上側において、アッパハウジング部23の後端部を前後方向に仕切るように配置されている。具体的には、インナハウジング41が、排気口23Aの前側に近接して配置されている。インナハウジング41の下端部には、軸受保持部41Aが形成されており、軸受保持部41Aは、下側へ開放された略段付円筒状に形成されている。そして、モータ34の出力軸34Aの上端部が軸受保持部41Aに挿入され、モータ軸受36が軸受保持部41Aに保持されている。
中間軸42は、前後方向を軸方向とする略円柱状に形成されており、中間軸42の前端部及び後端部が、本体ハウジング21に固定された軸受43及び軸受44によって回転可能に支持されている。中間軸42の後端部には、ベベルギヤ45が一体回転可能に設けられており、ベベルギヤ45が、出力軸34Aのピニオンギヤ34Bに噛合されている。これにより、モータ34が駆動して出力軸34Aが回転することで、中間軸42が自身の軸回りに回転する構成になっている。中間軸42には、運動変換部材46が設けられており、運動変換部材46は、中間軸42の回転運動を前後方向の往復運動に変換して、後述する伝達部47に打撃力を付与する構成になっている。
伝達部47は、中間軸42の上側において前後方向に延在されている。そして、伝達部47の前端部に、先端工具Tが装着されている。先端工具Tは、前後方向を軸方向とする略円柱状に形成されて、先端工具Tの後端部が、伝達部47に装着されている。また、伝達部47は、中間軸42に連結されている。これにより、モータ34の回転力が先端工具Tに伝達されて、先端工具Tが自身の軸回りに回転して、被加工材に対する穿孔加工を施す。また、運動変換部材46による打撃力が付与されて、先端工具Tに打撃力が付与される。
(集塵装置50について)
図1及び図2に示されるように、集塵装置50は、全体として略矩形箱状に形成されている。集塵装置50は、本体ハウジング21のロアハウジング部22の前側に配置されて、本体ハウジング21に組付けられている。集塵装置50は、排出部52と、カバー56と、空気流入部60と、集塵部70と、を含んで構成されている。
(排出部52について)
図2に示されるように、排出部52は、集塵装置50の上部における後端部を構成している。排出部52は、後側へ開放された筒状に形成されており、排出部52の後端部が、ハンマドリル本体10の集塵口22Aに前側から差し込まれている。排出部52の前端部は、下側へ屈曲すると共に、下側へ開口している。排出部52の前端部は、後述するフィルタケース96のケース出口部96Fの上側に配置されて、フィルタケース96(フィルタ室90)と排出部52の内部とが連通している。排出部52の前側には、連結管54が設けられており、連結管54は、排出部52と一体に形成されている。連結管54は、前後方向を軸方向とする略円筒状に形成されており、連結管54の後端部が下側へ屈曲している。
(カバー56について)
図1~図5に示されるように、カバー56は、集塵装置50の上部の外郭を構成している。カバー56は、左右方向に2分割されたカバー部材によって構成されており、分割されたカバー部材を互いに組み付けることでカバー56が形成されている。具体的には、カバー部材が、排出部52を左右方向両側から挟み込んで排出部52を固定している。また、カバー56の後端部は、ハンマドリル本体10のロアハウジング部22の左右方向両側に配置されるように、後述する集塵部70よりも後側に突出している。
カバー56の前部には、前後方向を軸方向とする略筒状のカバー筒部56Aが形成されている。カバー筒部56Aの前端部は、ハンマドリル本体10より前側に配置されている。カバー筒部56Aの下端部には、分割されたカバー部材同士を連結するための連結部56Bが形成されており、連結部56Bは、左右方向を軸方向とする略円筒状に形成されている。
(空気流入部60について)
図1及び図2に示されるように、空気流入部60は、集塵装置50の上部における前部を構成している。空気流入部60は、先端工具Tの前端部の周囲の空気を吸引して、後述する集塵部70へ空気を流出する機構部として構成されている。空気流入部60は、スライドアーム62と、ノズル連結部材64と、吸気管66と、ノズル部としての吸引ノズル68と、を含んで構成されている。
スライドアーム62は、前後方向を軸方向とする略矩形筒状に形成されている。スライドアーム62は、カバー56のカバー筒部56A内に収容されると共に、カバー筒部56Aに前後方向にスライド可能に連結されており、スライドアーム62の前端部がカバー筒部56Aよりも前側へ突出している。
ノズル連結部材64は、上下方向を軸方向とする略矩形筒状に形成されている。ノズル連結部材64の下端部は、後側へ屈曲しており、後側から見て略円筒状に形成されている。そして、ノズル連結部材64の下端部が、スライドアーム62の前端部内に配置されると共に、スライドアーム62に固定されている。
吸気管66は、前後方向を軸方向とする略円筒状に形成されている。吸気管66は、伸縮性を有するゴム材などによって形成されて、前後方向に伸縮可能に構成されている。吸気管66は、スライドアーム62の内部に配置されており、吸気管66の前端部がノズル連結部材64の下端部に連結され、吸気管66の後端部が連結管54の前端部に連結されている。
吸引ノズル68は、ノズル本体68Aと、ノズル排気部68Bと、を含んで構成されている。ノズル本体68Aは、前後方向を軸方向とする円筒状に形成されている。ノズル本体68Aは、先端工具Tと同軸上に配置されて、先端工具Tの先端部がノズル本体68A内を挿通している。ノズル排気部68Bは、上下方向を軸方向とする略矩形筒状に形成されて、ノズル本体68Aから下側へ延出している。そして、ノズル排気部68Bの内部とノズル本体68Aの内部とが連通している。ノズル排気部68Bは、ノズル連結部材64内に上側から嵌入され、爪篏合によってノズル連結部材64に組付けられている。これにより、ハンマドリル本体10の作動時に生じる空気流ARによって、ノズル本体68A内の空気を、ノズル排気部68Bから吸気管66へ排気して、集塵部70へ送るように構成されている。
(集塵部70について)
図1~図6に示されるように、集塵部70は、略直方体箱状に形成されると共に、連結管54の下側において、カバー56に着脱可能に取付けられている。集塵部70は、集塵部70の前部の外郭を構成するフロントケース72と、集塵部70の後部の外郭を構成するリヤケース74と、集塵部70の前端部の外郭を構成する集塵蓋76と、を有している。フロントケース72及びリヤケース74が互いに組付けられており、組付状態のフロントケース72及びリヤケース74は、前側へ開放された略箱状に形成されている。集塵蓋76は、フロントケース72の前端部に開閉可能に設けられている。集塵蓋76は、略前後方向を板厚方向とする略矩形板状に形成されている。そして、集塵蓋76の下端部が、左右方向を軸方向としてフロントケース72の前端下端部に回転可能に連結されており、集塵蓋76の上端部が、フロントケース72の上壁に係止されている。これにより、集塵蓋76によってフロントケース72の前側開口部が閉塞されている。また、集塵蓋76の上端部には、前側へ開放された係止溝76Aが形成されている。そして、集塵部70のカバー56への取付状態では、カバー56の連結部56Bが係止溝76A内に配置されて、集塵部70の前端部がカバー56に係止されている。
また、集塵部70は、前述した排出部52及び連結管54に接続されており、連結管54から集塵部70に空気流ARが流入され、集塵部70を通過した空気流ARが、排出部52へ排出されるようになっている。集塵部70は、集塵室80及びフィルタ室90を有しており、空気流ARが集塵室80及びフィルタ室90を通過することで、集塵部70において空気流AR内の塵埃を集塵するようになっている。つまり、集塵室80が、集塵部70内における上流部を構成し、フィルタ室90が、集塵部70内における下流部を構成している(図2参照)。
フィルタ室90は、集塵部70の上部における後部を構成しており、集塵室80が、集塵部70のフィルタ室90以外の部分を構成している。すなわち、フィルタ室90の前壁90A及び下壁90Bが、集塵部70の内部に形成されており、フィルタ室90の前壁90A及び下壁90Bによって、フィルタ室90と集塵室80とが区画されている(図6参照)。前壁90Aは、本発明の区画壁に対応しており、前壁90A及び下壁90Bは、リヤケース74に形成されている。
(集塵室80について)
集塵室80の上部には、フィルタ室90の前側において、サイクロン機構81が設けられている。サイクロン機構81は、左右一対のサイクロン外筒82と、サイクロン入口部85と、左右一対の排気筒86と、を有している。
(サイクロン外筒82について)
一対のサイクロン外筒82は、集塵部70の左右方向中央に対して左右対称の位置に配置されている。サイクロン外筒82は、全体として、前後方向を軸方向とする略円筒状に形成されており、サイクロン外筒82の中心軸をサイクロン軸82Aとしている。また、サイクロン外筒82は、サイクロン外筒82の後部を構成するリヤ外筒83と、サイクロン外筒82の前部を構成するフロント外筒84と、を含んで構成されている。
リヤ外筒83は、サイクロン軸82Aを中心とする円筒状に形成されると共に、フィルタ室90の前壁90Aから前側へ突出している。リヤ外筒83の内径は、前後方向において、一定に設定されており、リヤ外筒83の内周面が、サイクロン軸82Aと平行に配置されている。
フロント外筒84は、サイクロン軸82Aを中心とする略円筒状に形成されており、フロント外筒84の側壁が、前側へ向かうに従いサイクロン軸82Aに接近する方向に傾斜している。フロント外筒84は、フロントケース72と一体に形成されている。具体的には、フロント外筒84の外周部が、フロントケース72の左右の側壁に接続されており、左右一対のフロント外筒84の後端部同士が、集塵部70の左右方向中央側の部位において、接続されている。フロント外筒84の後端部の内径は、リヤ外筒83の内径よりも大きく設定されており、リヤ外筒83の前端部が、フロント外筒84の後端部内に配置されている。そして、サイクロン外筒82の内部が、旋回室82Bとして構成されている。
(サイクロン入口部85について)
サイクロン入口部85は、上下方向を軸方向とする略矩形筒状に形成されて、左右一対のリヤ外筒83の後端部の左右方向内側(集塵部70の左右方向中央側)の部分から上側へ延出されると共に、連結管54の後端開口部の下側に隣接して配置されている。また、サイクロン入口部85の内部が、リヤ外筒83に連通している。
そして、連結管54の後端開口部からサイクロン入口部85を介してリヤ外筒83内に空気が流入されると、リヤ外筒83内に流入された空気が、リヤ外筒83の内周面に沿って旋回しながら前側へ流れるように構成されている。また、リヤ外筒83の前端部からフロント外筒84の内部に流出された空気が、フロント外筒84の内周面に沿って旋回しながら前側へ流れるように構成されている。これにより、旋回室82B内において、空気と塵埃とが分離され、当該塵埃がフロント外筒84の前端開口部から排出されて、集塵室80の下面に溜まるようになっている。
(排気筒86について)
排気筒86は、一対のリヤ外筒83の内部にそれぞれ設けられている。排気筒86は、サイクロン軸82Aを中心とする円筒状に形成されて、フィルタ室90の前壁90Aから前側へ突出している。すなわち、サイクロン軸82Aが排気筒86の中心軸を構成している。また、排気筒86は、前後方向に貫通している。つまり、フィルタ室90の前壁90Aには、排気筒86とフィルタ室90とを接続する入口開口90Cが貫通形成されており、入口開口90Cによって、集塵室80とフィルタ室90とが連通している。そして、旋回室82Bにおいて塵埃と分離された空気が、排気筒86内を後側へ流れて、フィルタ室90に流入される構成になっている。
(フィルタ室90について)
フィルタ室90は、サイクロン機構81の後側(サイクロン軸82Aの軸方向一方側)に配置されている。すなわち、フィルタ室90と集塵室80(旋回室82B)とがフィルタ室90の前壁90Aによって前後に区画され、フィルタ室90と集塵室80とがフィルタ室90の下壁90Bによって上下に区画されている。フィルタ室90の下壁90Bは、前後方向から見て、凹凸状に形成されて、リヤ外筒83に接続されている。具体的には、上側へ開放された略半円状の凹部が下壁90Bに形成されており、下壁90Bが、リヤ外筒83の下部と滑らかに接続されている。また、フィルタ室90は、全体として上側へ開放された箱状に形成されている。すなわち、フィルタ室90の上端部には、上側へ開放された出口開口90Dが形成されており、出口開口90Dが、排出部52の前端開口部の下側に配置されている。
フィルタ室90には、フィルタ部92が設けられている。フィルタ部92は、フィルタ94と、フィルタ部92の外郭を構成し且つフィルタ94を収容するケースとしてのフィルタケース96と、を含んで構成されている。図7にも示されるように、フィルタケース96は、上下方向を軸方向とし且つ左右方向を長手方向とする略矩形筒状に形成されている。そして、フィルタケース96が、フィルタ室90の出口開口90Dから上側から挿入されて、フィルタ室90の上部に組付けられている。フィルタケース96のフィルタ室90への組付状態では、フィルタケース96の外周面が、フィルタ室90の内周面の内側に隣接配置されるように、フィルタケース96の外形が設定されている。すなわち、フィルタ部92が、フィルタ室90の上部を埋めるように、フィルタ室90に設けられている。
フィルタケース96には、左右方向外側において、左右一対の係合プレート96Aが設けられている。係合プレート96Aは、左右方向を板厚方向とし且つ上下方向を長手方向とする略矩形プレート状に形成されており、係合プレート96Aの上端部が、フィルタケース96の左右方向内側へ屈曲されて、フィルタケース96の上端部に接続されている。そして、係合プレート96Aが、フィルタ室90の左右の側壁の外側に配置され、係合プレート96Aの下端部が、爪篏合にて当該側壁に係合されて、フィルタケース96の組付状態が維持されている。
フィルタケース96の下端面は、上下方向において、サイクロン軸82Aよりも上側で且つ入口開口90Cの上端の下側に位置している(図5参照)。フィルタケース96の前壁96B及び後壁96Cの下部には、下側へ開放された凹状に切り欠かれたケース入口部96Dが形成されており、ケース入口部96Dは、フィルタケース96の左右方向の略全体に亘って形成されている。すなわち、フィルタケース96の前壁96B及び後壁96Cの下部が、ケース入口部96Dによって抉られて、前後方向外側へ開口している。ケース入口部96Dの上端は、入口開口90Cよりも上側に配置されている(図5及び図6参照)。これにより、ケース入口部96Dの下端部と入口開口90Cの上端部とが前後方向に対向して配置されている。
フィルタケース96は、前述のように上下方向を軸方向とする略矩形筒状に形成されている。このため、フィルタケース96の下端部には、下側へ開口した下端開口部96Eが形成されており、フィルタケース96の上端部には、上側へ開口したケース出口部96Fが形成されている。すなわち、ケース出口部96Fは、サイクロン軸82Aとは交差する交差方向(本実施の形態では、上下方向)の一方側(上側)へ開口している。フィルタケース96の上端部は、フィルタ室90の出口開口90Dから上側へ突出しており、ケース出口部96Fが排出部52の前端開口部と上下方向に対向して配置されている。また、フィルタケース96の左右の側壁の下端部には、左右方向内側へ突出し且つ前後方向に延在された保持リブ96Hが形成されている。前後方向から見て、保持リブ96Hは、入口開口90Cの径方向外側に配置されて、保持リブ96Hと入口開口90Cとが重ならないようになっている(図5参照)。さらに、フィルタケース96は、自身の前後方向中間部に対して前後対称に構成されている。すなわち、フィルタケース96を前後方向に反転した状態でも、フィルタケース96をフィルタ室90に組付けできるように構成されている。
フィルタ94は、不織布等によって構成され、シート状に形成されると共に、プリーツ状に折り畳まれている。具体的には、側面視で、フィルタ94の山折りにされた折目部が、フィルタ94の上端部を構成し、フィルタ94の谷折りにされた折目部が、フィルタ94の下端部を構成するように、フィルタ94がプリーツ状に折り畳まれて、前後方向に重なっている。フィルタ94は、フィルタケース96内に収容されると共に、保持リブ96Hの上側に配置されている。フィルタ94の下端部は、フィルタケース96のケース入口部96Dによって前後方向外側へ視認可能に露出され、下端開口部96Eによって下側へ視認可能に露出されている。前述のように、フィルタケース96の下端面が、サイクロン軸82Aよりも上側に配置されているため、フィルタ94の全体が、サイクロン軸82Aよりも上側に配置されている。また、フィルタ94の下端部は、入口開口90Cの上端よりも下側に配置され、前後方向から見て、フィルタ94の下端部と入口開口90Cの上端部とが重なっている(図5参照)。
そして、フィルタ室90の入口開口90Cからフィルタ室90内に流入された空気流ARが、フィルタケース96のケース入口部96D及び下端開口部96Eによって、直接的にフィルタケース96の下端部内に流入される。また、空気流ARが、フィルタ94を通過して、フィルタケース96のケース出口部96Fから排出部52へ流れて、ハンマドリル本体10の本体ハウジング21内に流入される。
(作用効果)
上記のように構成されたハンマドリル1の穿孔加工時には、作業者がハンマドリル本体10のトリガ30を引き操作することで、モータ34が駆動し、先端工具Tが自身の軸回りに回転する。これにより、被加工材に対して穿孔加工を施すことができる。具体的には、先端工具Tを被加工材側へ押し付けて、被加工材に対して穿孔加工を施す。
また、モータ34の駆動時には、モータ34の出力軸34Aと共に、ファン37が回転する。これにより、ファン37によって、集塵装置50からハンマドリル本体10へ向かう空気流ARが発生する。具体的には、集塵装置50における吸引ノズル68において、ノズル本体68A内の空気をノズル排気部68Bへ引き込む空気流ARが発生する(図2参照)。
これにより、先端工具Tにおける先端部の周囲の空気が、集塵装置50の内部に吸引される。すなわち、穿孔加工時に生じる粉塵を含む先端工具Tの周囲の塵埃が、空気と共に、吸引ノズル68から吸気管66を介して連結管54に流入される。連結管54に流入された空気流ARは、連結管54の後端部から集塵部70のサイクロン入口部85に流入されて、サイクロン入口部85からサイクロン外筒82内に流入される(図3参照)。サイクロン外筒82内に流入された空気流ARは、サイクロン外筒82の内周面に沿ってサイクロン軸82Aの軸回りを旋回しながら前側へ流れる(図4参照)。これにより、サイクロン外筒82内において、空気と塵埃とが分離され、分離された塵埃が、サイクロン外筒82の前端開口部から吐き出されて、集塵室80の下面に落下する。また、サイクロン外筒82の前側開口部から流出した空気流ARは、サイクロン外筒82の略中央部を後側へ流れて、排気筒86内に流入される。そして、排気筒86内に流入された空気流ARが、フィルタ室90の入口開口90Cからフィルタ室90内に流入される(図4参照)。
フィルタ室90内に流入された空気流ARは、フィルタケース96のケース入口部96D及び下端開口部96Eからフィルタケース96の内部に流入され、フィルタケース96のフィルタ94を通過しながら上側(ケース出口部96F側)へ流れる。そして、空気流ARがフィルタケース96のケース出口部96Fから排出部52に流れて、ハンマドリル本体10の本体ハウジング21内に流入される(図2参照)。これにより、空気流ARにおいて残存した塵埃がフィルタ94によって除去される。
ここで、集塵装置50の集塵部70では、フィルタ室90が、集塵室80のサイクロン機構81の後側に配置されており、サイクロン機構81によって塵埃が分離された空気流ARが、排気筒86内を後側へ流れて、フィルタ室90の入口開口90Cからフィルタ室90に流入される。また、フィルタ室90の内部には、入口開口90Cの後側において、フィルタ部92が設けられている。フィルタ部92の外郭を構成するフィルタケース96は、前側へ開口され且つ入口開口90Cと前後方向に対向するケース入口部96Dと、上側へ開口されたケース出口部96Fと、を有している。これにより、フィルタ室90に流入された空気流ARを、フィルタケース96内に良好に流入させて、フィルタ94を通過させることができる。その結果、フィルタ94によって空気流AR中の塵埃を除去することができる。したがって、集塵装置50の集塵性能を向上することができる。
すなわち、例えば、フィルタケース96においてケース入口部96Dを省略した場合には、フィルタケース96の前壁96Bによって入口開口90Cの一部が塞がれる。また、空気流ARが入口開口90Cからフィルタ室90に流入されるときに、空気流ARの向きが、フィルタケース96の前壁96Bによって、一旦下側へ変更された後に、上側へ変更される。すなわち、空気流ARが、フィルタケース96の下側へ回り込む(迂回する)するような流れになる。このため、フィルタ室90における空気流ARに対する流路抵抗が大きくなり、フィルタ室90に流入された空気流ARがフィルタ94を良好に通過することができなくなる可能性がる。この場合には、集塵装置50の集塵性能が低下する可能性がある。
これに対して、本実施形態の集塵装置50では、上述のように、フィルタケース96は、前側へ開口され且つ入口開口90Cに前後方向に対向するケース入口部96Dと、上側へ開口されたケース出口部96Fと、を有している。このため、フィルタケース96の前壁96Bが入口開口90Cを塞ぐことを、ケース入口部96Dによって抑制しつつ、空気流ARを入口開口90Cからフィルタケース96内に直接的に取り込むことができる。また、空気流ARのフィルタケース96の下側への回り込みが抑制されて、フィルタケース96内に流入された空気流ARを、ケース出口部96Fへ向けて良好に流すことができる。その結果、フィルタ室90に流入された空気流ARを、フィルタケース96内に良好に流入させて、フィルタ94を通過させることができる。したがって、集塵装置50の集塵性能を向上することができる。
また、上述のように、フィルタ部92が、入口開口90Cの後側に設けられている。具体的には、フィルタ部92の下端部が、入口開口90Cの上端部の後側に配置されて、後側から見て、フィルタ部92(フィルタ94)の下端部と、入口開口90Cの上端部と、が重なっている。このため、上下方向において、フィルタ94及び入口開口90Cが重ならないように、サイクロン機構81を下側へずらして配置した構成と比べて、集塵装置50における上下方向の体格の小型化に寄与することができる。
また、集塵部70におけるフィルタ室90の前壁90Aが、フィルタ室90と集塵室80とを前後方向に区画しており、入口開口90Cが前壁90Aに形成されている。そして、フィルタケース96が前壁90Aの後側に隣接配置されている。すなわち、フィルタ部92と前壁90Aとが前後方向において隙間なく配置されている。このため、フィルタ部92と前壁90Aとの間に隙間を形成するように、前壁90Aをフィルタケース96に対して前側へ離間して配置する構成と比べて、前後方向における集塵装置50の体格の小型化を図ることができる。
また、フィルタケース96は、上下方向を軸方向とする矩形筒状に形成されており、ケース入口部96Dが、フィルタケース96の前壁96B及び後壁96Cの下端部のそれぞれに形成されている。これにより、フィルタケース96を前後に反転させた状態に組付けても、入口開口90Cとケース入口部96Dとを前後に対向配置させて、フィルタケース96の下端部が入口開口90Cを塞ぐことを抑制できる。したがって、フィルタケース96の誤組付を防止することができると共に、フィルタケース96の組付性を向上できる。また、上述のように、フィルタケース96は、上下方向を軸方向とする矩形筒状に形成されているため、フィルタケース96の下端部の略全体を下側へ開口させることができる。したがって、入口開口90Cからフィルタ室90内に流入された空気流ARをフィルタケース96の下端開口部96Eからフィルタケース96内に流入させることができる。
また、フィルタ94は、サイクロン軸82A(すなわち、排気筒86及び入口開口90Cの中心軸)よりも上側に配置されている。このため、例えば、フィルタ94が、サイクロン軸82Aよりも下側に配置される構成と比べて、フィルタ室90に流入される空気流ARの流路抵抗を小さくすることができる。したがって、入口開口90Cからフィルタ室90内に流入された空気流ARをフィルタ94に良好に通過させて、空気流ARの塵埃をフィルタ94によって除去することができる。
また、フィルタ94の下端部は、ケース入口部96Dによって前側へ視認可能に露出されると共に、後側から見て、入口開口90Cの上端部と重なる位置に配置されている。このため入口開口90Cからフィルタ室90に流入された空気流ARを直接的に、フィルタ94の下端部に流入させることができる。
1 ハンマドリル(作業機)
10 ハンマドリル本体(作業機本体)
34 モータ
40 伝達機構
68 吸引ノズル(ノズル部)
82A サイクロン軸(中心軸)
82B 旋回室
86 排気筒
90 フィルタ室
90A 前壁(区画壁)
90C 入口開口
92 フィルタ部
94 フィルタ
96 フィルタケース(ケース)
96D ケース入口部
96F ケース出口部

Claims (9)

  1. 作業機本体に着脱可能に取り付けられ、前記作業機本体の加工時に生じる塵埃を吸引する集塵装置であって、
    外部から前記塵埃を含む空気を吸引するノズル部と、
    排気筒を内部に有し、前記ノズル部から吸引された空気を前記排気筒の中心軸を中心として旋回させると共に、前記空気を前記排気筒の軸方向の一方側端部から排出させる旋回室と、
    前記排気筒の軸方向の一方側に設けられ、前記排気筒の軸方向の一方側端部と接続された入口開口を有するフィルタ室と、
    前記フィルタ室の内部に設けられ、前記入口開口の前記軸方向の一方側に配置されたフィルタ部と、
    を備え、
    前記フィルタ部は、
    フィルタと、
    前記フィルタを収容するケースと、
    前記ケースに形成され、前記軸方向の他方側へ開口され、前記軸方向において前記入口開口に対向して配置されると共に、前記空気を前記ケースの内部へ流入させるケース入口部と、
    前記ケースに形成され、前記軸方向と交差する交差方向の一方側に開口され、前記フィルタを通過した空気を前記作業機本体側へ流出させるケース出口部と、
    を含んで構成されている集塵装置。
  2. 前記集塵装置は、前記旋回室と前記フィルタ室とを区画する区画壁を有しており、前記入口開口が前記区画壁に形成されており、
    前記ケースが前記区画壁の前記軸方向の一方側に隣接して配置されている請求項1に記載の集塵装置。
  3. 前記ケースは、前記交差方向に延在された筒状に形成され、
    前記ケース出口部が、前記ケースの前記交差方向の一方側端部に形成されて、
    前記ケース入口部が、前記ケースにおける前記軸方向の両側壁の前記交差方向の他方側部分にそれぞれ形成されている請求項2に記載の集塵装置。
  4. 前記フィルタは、前記中心軸よりも前記交差方向の一方側に配置されている請求項3に記載の集塵装置。
  5. 前記フィルタの一部は、前記ケース入口部によって前記ケースの外部に視認可能に露出されると共に、前記軸方向から見て前記入口開口の一部と重なる位置に配置されている請求項4に記載の集塵装置。
  6. 前記フィルタは、シート状に形成されると共に、前記交差方向の一方側を山とし前記交差方向の他方側を谷とするように、プリーツ状に折り畳まれている請求項5に記載の集塵装置。
  7. 前記フィルタ部が、前記中心軸よりも前記交差方向の一方側に配置されている請求項6に記載の集塵装置。
  8. モータと、前記モータの駆動力を先端工具に伝達する伝達機構と、を含んで構成された作業機本体と、
    請求項1~請求項7の何れか1項に記載の集塵装置と、
    を備えた作業機。
  9. 作業機本体に着脱可能に取り付けられ、前記作業機本体の加工時に生じる塵埃を吸引する集塵装置であって、
    外部から前記塵埃を含む空気を吸引するノズル部と、
    排気筒を内部に有し、前記ノズル部から吸引された空気を前記排気筒の中心軸を中心として旋回させると共に、前記空気を前記排気筒の軸方向の一方側端部から排出させる旋回室と、
    前記排気筒の軸方向の一方側に設けられ、前記排気筒の軸方向一方側端部と接続された入口開口を有するフィルタ室と、
    前記フィルタ室の内部に設けられ、前記空気に残存する塵埃を除去すると共に、前記軸方向から見て前記中心軸と重ならない位置に配置されたフィルタ部と、
    を備えた集塵装置。
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