JP2023013550A - 集塵装置、作業機、及び作業機システム - Google Patents

集塵装置、作業機、及び作業機システム Download PDF

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Abstract

Figure 2023013550000001
【課題】作業性を向上する。
【解決手段】ハンマドリル10では、集塵装置40が、ハンマドリル本体11に着脱可能に組付けられており、集塵装置40の本体用アウトレット部42Bが、ハンマドリル本体11の本体側吸気口13Aに接続されている。ここで、集塵装置40は、集塵機用アウトレット部58を有しており、集塵機用アウトレット部58は、集塵機90の接続ホース95と接続可能に構成されている。このため、ハンマドリルシステムS1は、ハンマドリル10の集塵装置40に集塵機90を接続した状態で加工作業を行う第1作業形態と、ハンマドリル10単体で加工作動を行う第2作業形態と、に切替可能に構成されている。すなわち、作業者が、作業内容に応じて、ハンマドリルシステムS1の形態を選択することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、集塵装置、作業機、及び作業機システムに関するものである。
ハンマドリル等の作業機では、集塵装置が作業機に取付けられて、作業機の加工時に生じる塵埃を集塵装置によって吸引する。例えば、下記特許文献1に記載の集塵装置では、作業機の内部に設けられたファンによって生じる空気流によって、作業機の加工時に生じる塵埃を集塵装置によって吸引する。また、下記特許文献2に記載の集塵装置では、集塵装置の内部に設けられたファンによって生じる空気流によって、作業機の加工時に生じる塵埃を集塵装置によって吸引する。そして、吸引された塵埃が、集塵装置の集塵室に溜められ、集塵室に溜められた塵埃を作業者が廃棄処理を行う。
特開2010-201526号公報 特開2018-69397号公報
ここで、作業機の作業では、作業形態によって、加工時に生じる塵埃の量が多い場合がある。この場合には、集塵室内の塵埃が早期に満杯になるため、作業者の廃棄処理回数が増加する傾向になる。このため、作業が煩雑になり、作業性が低下する可能性がある。
本発明は、上記事実を考慮して、作業性を向上することができる集塵装置、作業機、及び作業機システムを提供することを目的とする。
本発明の1又はそれ以上の実施形態は、作業機本体に着脱可能に取り付けられ、前記作業機本体の加工時に生じる塵埃を吸引する集塵装置であって、前記塵埃を含む空気を外部から吸引する吸引部と、前記吸引部から吸引された前記空気を外部に排出する第1排出部と、前記吸引部と前記第1排出部との間を接続する空気通路と、前記空気通路に設けられたフィルタ部と、前記空気通路に接続され、前記作業機本体とは別の集塵機と接続可能に構成された第2排出部と、を備えた集塵装置である。
本発明の1又はそれ以上の実施形態は、前記空気通路は、前記フィルタ部よりも前記吸引部側の部分を構成する上流側空気通路と、前記フィルタ部よりも前記第1排出部側の部分を構成する下流側空気通路と、を含んで構成されており、前記第2排出部は前記上流側空気通路に接続されている集塵装置である。
本発明の1又はそれ以上の実施形態は、前記上流側空気通路には、塵埃を溜めるための集塵室が設けられており、前記第2排出部が前記集塵室に接続されている集塵装置である。
本発明の1又はそれ以上の実施形態は、前記フィルタ部は、フィルタを収容するフィルタ室を有しており、前記集塵室及び前記フィルタ室が、区画壁によって区画されている集塵装置である。
本発明の1又はそれ以上の実施形態は、前記第2排出部は、前記集塵室及び前記フィルタ室の両方に接続されている集塵装置である。
本発明の1又はそれ以上の実施形態は、前記集塵室は、第1集塵室と、前記空気通路上において前記第1集塵室と前記フィルタ室との間に設けられる第2集塵室とを含み、前記第2排出部は、前記第1集塵室、前記第2集塵室及び前記フィルタ室の全てに接続されている集塵装置である。
本発明の1又はそれ以上の実施形態は、前記上流側空気通路には、サイクロン部が設けられており、前記サイクロン部によって、前記吸引部から吸引された空気と塵埃とを分離し、分離された塵埃を前記集塵室に排出すると共に、分離された空気を前記フィルタ室へと排気する集塵装置である。
本発明の1又はそれ以上の実施形態は、前記集塵室、前記フィルタ室、前記第1排出部、及び前記第2排出部によって集塵ケース部を構成すると共に、前記吸引部を有する吸気ノズル部が、前記集塵ケース部から延出しており、前記第2排出部が、前記フィルタ部よりも前記吸気ノズル部の延出方向側に配置される集塵装置である。
本発明の1又はそれ以上の実施形態は、前記第2排出部を開閉可能な蓋部を備える集塵装置である。
本発明の1又はそれ以上の実施形態は、前記第1排出部は、前記作業機本体の本体側吸気口と接続され、前記作業機本体の本体側送風部により生じる空気流によって、前記作業機本体の加工時に生じる塵埃を吸引する集塵装置である。
本発明の1又はそれ以上の実施形態は、前記空気通路に設けられて、前記吸引部から前記第1排出部へ流れる空気流を発生させる送風部を備えることを特徴とする集塵装置である。
本発明の1又はそれ以上の実施形態は、上記構成の集塵装置と、本体側モータと、前記本体側モータの駆動力により駆動する先端工具と、前記本体側モータの駆動力により回転する本体側送風部と、を含んで構成される作業機本体と、を備えた作業機である。
本発明の1又はそれ以上の実施形態は、前記本体側送風部は、前記本体側モータの駆動軸に取付けられている作業機である。
本発明の1又はそれ以上の実施形態は、上記構成の作業機と、集塵機側モータと、前記集塵機側モータの駆動力により駆動する集塵機側ファンと、前記集塵装置の前記第2排出部に接続され且つ前記集塵機側ファンによって発生する空気流により前記集塵装置の内部の空気を吸引する集塵機側接続部と、を含んで構成された集塵機と、を備えた作業機システムである。
本発明の1又はそれ以上の実施形態によれば、作業性を向上することができる。
第1実施形態に係るハンマドリルシステムを示す側面図である。 図1に示されるハンマドリルシステムのハンマドリルを示す左側から見た側面図である。 図2に示されるハンマドリルの内部を示す左側から見た断面図である。 図3に示されるハンマドリル本体のサイクロン部の後端部内を示す前側から見た断面図(図3の4-4線断面図)である。 図3に示されるハンマドリル本体の集塵部を示す上側から見た断面図(図3の5-5線断面図)である。 図1に示されるハンマドリルシステムの集塵機の内部を示す断面図である。 第2実施形態に係るハンマドリルシステムのハンマドリルを示す断面図である。 図1に示されるハンマドリルシステムの集塵装置の変形例を模式的に示す説明図である。
(第1実施形態)
以下、図1~図6を用いて、第1実施形態に係る作業機システムとしてのハンマドリルシステムS1について説明する。図1に示されるように、ハンマドリルシステムS1は、作業機としてのハンマドリル10と、集塵機90と、を含んで構成されている。また、ハンマドリル10は、作業機本体としてのハンマドリル本体11と、集塵装置40と、を含んで構成されており、集塵装置40がハンマドリル本体11に組付けられている。ハンマドリルシステムS1は、加工内容に応じて、集塵機90の接続ホース95を集塵装置40に取付けた状態で加工作業を行う第1作業形態と、集塵機90の接続ホース95を集塵装置40から取外し且つハンマドリル10単体で加工作業を行う第2作業形態と、の2つの加工形態に切替可能に構成されている。そして、第1加工形態では、加工時に生じる塵埃を集塵機90に溜めるようになっている。一方、第2加工形態では、加工時に生じる塵埃を集塵装置40に溜めるようになっている。以下、ハンマドリルシステムS1の各構成について説明する。
(ハンマドリル10について)
図2~図5を用いて、ハンマドリル10の構成について説明する。なお、図面に適宜示される矢印UP、矢印FR、矢印RHは、ハンマドリル10の上側、前側、右側を示している。以下の説明において、上下、前後、左右の方向を用いて説明するときには、特に断りのない限り、ハンマドリル10の上下方向、前後方向、左右方向を示すものとする。上述のように、ハンマドリル10は、ハンマドリル本体11及び集塵装置40を有しており、集塵装置40がハンマドリル本体11に組付けられている。
(ハンマドリル本体11について)
ハンマドリル本体11は、被加工材に対して穿孔加工等を行う電動工具として構成されている。図2及び図3に示されるように、ハンマドリル本体11は、ハウジング12と、本体側モータ20と、本体側モータ20の駆動力によって駆動する駆動機構部30と、バッテリパック34と、を含んで構成されている。以下、ハンマドリル本体11の各構成について説明する。
(ハウジング12について)
ハウジング12は、左側から見た側面視で、中空の略逆L字形状に形成されている。具体的には、ハウジング12は、前後方向に延在された本体ハウジング13と、本体ハウジング13の後端部から下側へ延出されたハンドルハウジング14と、を含んで構成されている。
本体ハウジング13の前後方向中間部の下壁には、本体側吸気口13A(図3参照)が貫通形成されており、本体側吸気口13Aは左右方向に延在された略矩形状に形成されている。また、本体ハウジング13の前後方向中間部における右壁には、複数(本実施の形態では、8箇所)の本体側排気口13B(図3参照)が貫通形成されている(図3では、便宜上、最上段に配置された本体側排気口13Bのみに符号を付している)。本体側排気口13Bは、上下方向を長手方向とする長孔状に形成されている。4箇所の本体側排気口13Bが、上下方向に並んで配置されており、上下方向に並ぶ本体側排気口13Bを1組として、2組の本体側排気口13Bが前後方向に並んで配置されている。さらに、本体側排気口13Bは、本体側吸気口13Aに対して、若干後側に配置されている。
本体ハウジング13の左右の側壁の下端部には、本体側吸気口13Aの後側において、後述するアダプタ41を係止するための係止凹部13C(図2参照)が形成されている。係止凹部13Cは、前後方向に延在されると共に、左右方向外側へ開放された凹状に形成されている。
ハンドルハウジング14の上部は、作業者が把持するハンドル部14Aとして構成されている。ハンドル部14Aの上端部には、トリガ15が設けられている。トリガ15は、ハンドル部14Aから前側へ突出しており、後側へ引き操作可能に構成されている。ハンドル部14Aには、トリガ15の後側において、スイッチ機構16が設けられている。スイッチ機構16は、トリガ15によって操作されるスイッチ(図示省略)を有している。当該スイッチは、ハンマドリル本体11の制御部(図示省略)に電気的に接続されており、トリガ15の操作状態に応じた出力信号を制御部に出力する。
ハンドルハウジング14の下端部は、後述するバッテリパック34を装着するためのバッテリ装着部14Bとして構成されている。バッテリ装着部14Bは、ハンドルハウジング14の下端部から前側へ突出されると共に、下側へ屈曲されている。また、バッテリ装着部14Bには、バッテリパック34と接続されるバッテリターミナル17が設けられている。
(本体側モータ20について)
図3に示されるように、本体側モータ20は、3相のブラシレスモータとして構成されており、本体ハウジング13の後部内に収容されると共に、制御部に電気的に接続されている。本体側モータ20は、前後方向を軸方向とする駆動軸21を有している。駆動軸21の前端側部分が、本体ハウジング13に固定された前側軸受18によって回転可能に支持されており、駆動軸21の後端部が、本体ハウジング13に固定された後側軸受19によって回転可能に支持されている。また、駆動軸21の前端部には、ピニオンギヤ21Aが形成されている。
駆動軸21の前端側部分には、本体側送風部としての本体側ファン23が一体回転可能に設けられている。本体側ファン23は、全体として、前後方向を厚み方向とする円盤状に形成されると共に、遠心ファンとして構成されている。本体側ファン23は、本体ハウジング13の本体側吸気口13Aの後側に配置されており、本体ハウジング13の本体側排気口13Bが、本体側ファン23の径方向外側に配置されている。そして、駆動軸21と共に本体側ファン23が回転すると、本体側ファン23の前側の空気が本体側ファン23の前部の中央部から本体側ファン23の内部に流入され、流入された空気が、本体側ファン23の径方向外側へ流れるように構成されている。これにより、第2作業形態では、本体側吸気口13Aから本体ハウジング13内に流入する空気流AR1(図3参照)が発生し、空気流AR1が、本体側ファン23の径方向外側へ流れて、本体側排気口13Bから排気されるようになっている。
(駆動機構部30について)
駆動機構部30は、本体側モータ20の回転力を先端工具Tに伝達して、先端工具Tを駆動する機構部として構成されている。駆動機構部30は、本体ハウジング13の前端部内に収容されている。詳しくは、駆動機構部30は、本体側吸気口13Aよりも前側に配置されている。駆動機構部30は、中間軸31及び伝達部32を含んで構成されている。
中間軸31は、前後方向を軸方向とする略円柱状に形成されて、本体ハウジング13に固定された軸受(図示省略)によって回転可能に支持されている。中間軸31の後端部には、ギヤ(図示省略)が一体回転可能に設けられており、当該ギヤが、駆動軸21のピニオンギヤ21Aに噛合されている。これにより、本体側モータ20が駆動して駆動軸21が回転することで、中間軸31が自身の軸回りに回転する構成になっている。中間軸31には、運動変換部材(図示省略)が設けられており、運動変換部材は、中間軸31の回転運動を前後方向の往復運動に変換して、後述する伝達部32に伝達する構成になっている。
伝達部32は、中間軸31の上側において前後方向に延在されている。そして、伝達部32の前端部に、先端工具Tが装着されている。先端工具Tは、前後方向を軸方向とする略円柱状に形成されて、先端工具Tの後端部が、伝達部32に装着されている。また、伝達部32は、中間軸31に連結されている。これにより、本体側モータ20の回転力が先端工具Tに伝達されて、先端工具Tが自身の軸回りに回転して、被加工材に対する穿孔加工を施す。
(バッテリパック34について)
図2及び図3に示されるように、バッテリパック34は、略直方体に形成されている。そして、バッテリパック34が、ハンドルハウジング14のバッテリ装着部14Bに、後側から装着されている。バッテリパック34は、図示しないコネクタを有しており、当該コネクタがバッテリターミナル17に接続されて、バッテリパック34から本体側モータ20に電力が供給される。また、バッテリパック34は、一対のロック部材34Aを有しており、ロック部材34Aは、バッテリパック34の左右の側部に設けられている。そして、ロック部材34Aがハンドルハウジング14に係合して、バッテリパック34の後側への移動が制限されている。
(集塵装置40について)
図1に示されるように、集塵装置40は、集塵装置本体45と、集塵装置本体45をハンマドリル本体11に取り付けるためのアダプタ41と、を含んで構成されている。また、集塵装置本体45は、後述する集塵機90の接続ホース95を取付可能に構成されている。
(アダプタ41について)
図2~図4に示されるように、アダプタ41は、ハンマドリル本体11の本体ハウジング13に着脱可能に組付けられて、後述する集塵装置本体45をハンマドリル本体11に連結するための連結部材として構成されている。アダプタ41は、アダプタ本体42と、左右一対のアダプタ係止部材43(図2参照)と、を含んで構成されている。
アダプタ本体42は、上下方向を厚み方向とし且つ前後方向を長手方向とする略矩形板状に形成されている。アダプタ本体42の下面には、後述する集塵装置本体45を取付けるための取付凹部42A(図4参照)が形成されており、取付凹部42Aは、下側且つ前側へ開放された凹状に形成されている。アダプタ本体42の前後方向中間部には、第1排出部としての本体用アウトレット部42B(図3参照)が形成されている。本体用アウトレット部42Bは、上下方向を軸方向とし且つ左右方向に延在された略矩形筒状に形成されている。本体用アウトレット部42Bは、上下方向に貫通しており、本体用アウトレット部42Bの内部と取付凹部42Aの内部とが連通されている。本体用アウトレット部42Bの上端部は、アダプタ本体42よりも上側へ突出し、ハンマドリル本体11の本体側吸気口13A内に嵌入されて、本体用アウトレット部42Bと本体側吸気口13Aとが接続されている。
アダプタ係止部材43は、全体として左右方向を板厚方向とする略T字形板状に形成されている。そして、アダプタ係止部材43の下端部が、アダプタ本体42の後端部の左右方向両側に配置され、前後方向を軸方向としてアダプタ本体42に回転可能に連結されている。アダプタ係止部材43の上端部には、図示しない係止フックが設けられており、係止フックが、本体ハウジング13の係止凹部13C内に挿入されて、アダプタ係止部材43が本体ハウジング13に係止されている。これにより、アダプタ41がハンマドリル本体11に取付けられている。なお、アダプタ係止部材43は、図示しない付勢バネによって付勢されており、アダプタ41のハンマドリル本体11への取付状態が維持されている。
(集塵装置本体45について)
図2~図5に示されるように、集塵装置本体45は、全体として前後方向に延在されると共に、本体ハウジング13の下側に隣接して配置されている。集塵装置本体45は、被取付部46と、集塵ハウジング50と、空気流入部52と、集塵部56と、を含んで構成されている。
(被取付部46について)
図3及び図4に示されるように、被取付部46は、集塵装置本体45の上部の後端部を構成している。そして、被取付部46の上端部が、アダプタ本体42の取付凹部42A内に前側から装着されて、集塵装置本体45がアダプタ41に連結されている。また、被取付部46の後側には、ロック部材48(図3参照)が左右方向にスライド可能に設けられている。そして、ロック部材48がスライド操作されることで、ロック部材48とアダプタ41とが前後方向に係合して、集塵装置本体45のアダプタ41からの取外しが阻止されている。
図3に示されるように、被取付部46には、後述するフィルタ室71と本体用アウトレット部42Bとを連通するための連通部46Aが上下方向に貫通形成されている。連通部46Aは、上下方向から見て略矩形状に形成されており、連通部46Aの面積が上側へ向かうに従い小さくなるように設定されている。連通部46Aの上側開口部の形状は、本体用アウトレット部42Bの内部の形状と略一致しており、連通部46Aが、本体用アウトレット部42Bの下側に隣接して配置されている。
また、被取付部46には、連通部46Aの前側において、インレット部47が一体に形成されている。インレット部47は、前後方向を軸方向とする略円筒状に形成されている。インレット部47の後端部には、下側へ突出したインレット出口部47Aが形成されている。インレット出口部47Aは、略矩形筒状に形成されており、インレット部47の内部とインレット出口部47Aの内部とが連通されている。
(集塵ハウジング50について)
図2~4に示されるように、集塵ハウジング50は、集塵装置本体45の上部の外郭を構成している。集塵ハウジング50は、下側へ開放された略箱状に形成されている。集塵ハウジング50は、左右方向に2分割されたハウジング部材によって構成されており、分割されたハウジング部材を組み付けることで集塵ハウジング50が形成されている。具体的には、ハウジング部材が、被取付部46を覆うように被取付部46に締結固定されている。そして、前述したロック部材48が集塵ハウジング50にスライド可能に支持されている。なお、集塵ハウジング50の上部後端部には、下側へ一段下がった段差部50C(図2及び図4参照)が形成されており、アダプタ41が段差部50C内に配置されている。
集塵ハウジング50の前部には、前後方向を軸方向とする筒状の支持筒部50Aが形成されている。支持筒部50Aの内部には、インレット部47が収容されており、支持筒部50Aの前端部が、ハンマドリル本体11の本体ハウジング13より前側に配置されている。支持筒部50Aの下端部には、分割されたハウジング部材同士を連結するための連結部50B(図3参照)が形成されており、連結部50Bは、左右方向を軸方向とする略円筒状に形成されている。
(空気流入部52について)
図2及び図3に示されるように、空気流入部52は、集塵装置本体45の前側の上部を構成している。また、空気流入部52は、先端工具Tの前端部の周囲の空気を流入して、後述する集塵部56へ空気を流出する機構部として構成されている。空気流入部52は、スライドアーム53と、吸引部54と、吸気管55と、を含んで構成されている。
スライドアーム53は、前後方向を軸方向とする筒状に形成されている。スライドアーム53は、集塵ハウジング50の支持筒部50Aに前後方向にスライド可能に連結されており、スライドアーム53の前端部が支持筒部50Aよりも前側へ突出している。
吸引部54は、上下方向を軸方向とする筒状に形成されている。吸引部54の下端部には、後側へ屈曲された接続筒部54Aが一体に形成されており、接続筒部54Aは、スライドアーム53の前端部内に配置される共に、スライドアーム53に連結されている。
吸引部54の上側開口部は、吸引口54Bとして構成されている。また、吸引部54の上端部には、工具挿通部54Cが形成されている。工具挿通部54Cは、前後方向を軸方向とする略円筒状に形成されており、吸引口54Bが、工具挿通部54Cの径方向内側へ開口している。そして、集塵装置本体45のハンマドリル本体11への取付状態では、先端工具Tの先端部が工具挿通部54Cの内部に挿入されている。これにより、吸引口54Bによって、先端工具Tの周囲の空気を吸引部54内に流入するように構成されている。
吸気管55は、前後方向を軸方向とする略円筒状に形成されている。また、吸気管55は、伸縮性を有するゴム材などによって形成されて、前後方向に伸縮可能に構成されている。吸気管55は、スライドアーム53の内部に配置されており、吸気管55の前端部が吸引部54の接続筒部54Aに連結され、吸気管55の後端部がインレット部47の前端部に連結されている。よって、吸引口54Bから吸引部54内に吸入された空気が、吸気管55内を後側へ流れて、インレット部47のインレット出口部47Aから下側へ流出される構成になっている。
(集塵部56について)
図2~図6に示されるように、集塵部56は、略直方体箱状に形成されると共に、インレット部47の下側において、集塵ハウジング50に着脱可能に取付けられている。すなわち、集塵部56は、吸引部54の後側に配置されている。換言すると、空気流入部52が集塵部56よりも前側に突出している。
集塵部56は、集塵部56の前部を構成するサイクロン部60と、集塵部56の後端側部分を構成するフィルタ部70と、を有している。また、集塵部56は、サイクロン部60の外郭を構成する第1ケース56Aと、フィルタ部70の外郭を構成する第2ケース56Bと、有しており、第1ケース56A及び第2ケース56Bが互いに組付けられている。第1ケース56Aは、前後方向に貫通された筒状に形成されており、第2ケース56Bは、上側へ開放された略箱状に形成されている。そして、第1ケース56Aの後側開口部が、第2ケース56Bによって閉塞されている。これにより、第2ケース56Bの前壁が、サイクロン部60とフィルタ部70とを区画する区画壁56Cとして構成されている。
また、第1ケース56Aの前端部には、集塵蓋57が開閉可能に設けられており、集塵蓋57は、前後方向を板厚方向とする略矩形板状に形成されている。そして、集塵蓋57の下端部が、左右方向を軸方向として第1ケース56Aの前端下端部に回転可能に連結されており、集塵蓋57の上端部が、第1ケース56Aに係止されている。これにより、集塵蓋57によって第1ケース56Aの前側開口部が閉塞されている。また、集塵蓋57の上端部には、前側へ開放された係止溝57A(図3参照)が形成されている。そして、集塵部56の集塵ハウジング50への取付状態では、集塵ハウジング50の連結部50Bが係止溝57A内に配置されて、集塵部56の前端部が連結部50Bに係止されている。これにより、集塵部56の集塵ハウジング50への取付状態では、集塵蓋57の閉塞状態が維持される構成になっている。
また、集塵蓋57には、第2排出部としての集塵機用アウトレット部58が形成されている。すなわち、集塵機用アウトレット部58が、後述するフィルタ部70よりも前側に配置されている。集塵機用アウトレット部58は、円筒状に形成されており、集塵機用アウトレット部58の軸方向中間部が略直角に屈曲されている。具体的には、集塵機用アウトレット部58は、集塵蓋57から前側へ延出されており、集塵機用アウトレット部58の軸方向中間部が下側へ屈曲されている。
また、集塵機用アウトレット部58の先端部には、蓋部としての排出蓋59が設けられている。排出蓋59は、上側へ開放された略有底円筒状に形成されている。そして、排出蓋59は、集塵機用アウトレット部58の先端部に着脱可能に構成されており、ハンマドリルシステムS1の第2作業形態では、排出蓋59が集塵機用アウトレット部58の先端部に取付けられる。一方、ハンマドリルシステムS1の第1作業形態では、排出蓋59を集塵機用アウトレット部58の先端部から取り外すようになっている。
排出蓋59の開口部には、上側へ延出された引掛けアーム59Aが形成されており、引掛けアーム59Aは弾性変形可能に構成されている。引掛けアーム59Aの先端部には、枠状の係止部59Bが形成されており、係止部59Bは、集塵機用アウトレット部58の外周部に形成されたフック部58Aに係止されている。これにより、排出蓋59の集塵機用アウトレット部58から取外し時における、排出蓋59の紛失防止を図る構成になっている。
(サイクロン部60について)
サイクロン部60の外壁は、前述の第1ケース56Aによって構成されている。サイクロン部60は、左右一対のサイクロン外筒61と、左右一対のサイクロン入口部64と、左右一対の排気内筒65と、を有している。
(サイクロン外筒61について)
一対のサイクロン外筒61は、第1ケース56Aの内部に配置されると共に、集塵装置本体45の左右方向中央に対して左右対称の位置に配置されている。サイクロン外筒61は、全体として、前後方向を軸方向とする略円筒状に形成されており、サイクロン外筒61の中心軸をサイクロン軸61Cとしている。また、サイクロン外筒61は、サイクロン外筒61の後部を構成するリヤ外筒62と、サイクロン外筒61の前部を構成するフロント外筒63と、を含んで構成されている。
リヤ外筒62は、サイクロン軸61Cを中心とする円筒状に形成されると共に、区画壁56Cから前側へ突出している。換言すると、リヤ外筒62は、前側へ開放された有底円筒状に形成されると共に、リヤ外筒62の後端部(軸方向一方側端部)が、区画壁56Cによって閉塞されている。また、リヤ外筒62の内径は、前後方向において、一定に設定されている。すなわち、リヤ外筒62の内周面が、サイクロン軸61Cと平行に配置されている。
フロント外筒63は、サイクロン軸61Cを中心とする略円筒状に形成されており、フロント外筒63の側壁が、前側へ向かうに従いサイクロン軸61Cに接近する方向に傾斜している。フロント外筒63は、第1ケース56Aと一体に形成されて、フロント外筒63の一部が、第1ケース56Aの左右の側壁の一部を構成している。フロント外筒63の後端部の内径は、リヤ外筒62の内径よりも大きく設定されており、リヤ外筒62の前端部が、フロント外筒63の後端部の内部に配置されている。すなわち、前後方向において、リヤ外筒62の前端部とフロント外筒63の後端部とが、重なっており、サイクロン外筒61には、リヤ外筒62の前端部とフロント外筒63の後端部との間において、開口部61Aが形成されている。開口部61Aは、フロント外筒63及びリヤ外筒62の周方向の全体に亘って、後側へ開放されている。さらに、左右一対のフロント外筒63の後端部同士が、集塵装置本体45の左右方向中央側の部位において、接続されている。そして、サイクロン外筒61の内部が、旋回室61Bとして構成されており、第1ケース56Aの内部における旋回室61B以外の部分が、集塵室60Aとして構成されている。これにより、集塵機用アウトレット部58が集塵室60Aに接続されて、集塵機用アウトレット部58の内部と集塵室60Aの内部とが連通している。
(サイクロン入口部64について)
図3及び図4に示されるように、サイクロン入口部64は、左右一対のリヤ外筒62の後端部にそれぞれ設けられている。サイクロン入口部64は、上下方向を軸方向とする略矩形筒状に形成されて、リヤ外筒62から上側へ延出されると共に、インレット部47のインレット出口部47Aの下側に隣接して配置されている。具体的には、サイクロン入口部64は、リヤ外筒62の左右方向内側(集塵装置本体45の左右方向中央側)の部分から上側へ延出しており、リヤ外筒62の内部とサイクロン入口部64の内部とが連通されている。すなわち、サイクロン入口部64は、サイクロン軸61Cに対して、集塵装置本体45の左右方向中央側にずれた位置に配置されている。
また、サイクロン入口部64の左右方向内側の側壁は、ガイド壁64Aとして構成されると共に、ガイド壁64Aの内周面がガイド面64Bとして構成されている。ガイド面64Bは、前側から見た正面視で、上側へ向かうに従い左右方向内側へ傾斜しており、ガイド面64Bの下端が、リヤ外筒62の内周面に接続されている。具体的には、正面視で、ガイド面64Bは、ガイド面64Bの下端からリヤ外筒62の内周面の接線方向に沿って上側へ延出している。なお、左右一対のサイクロン入口部64では、ガイド壁64Aの上端同士が接続されている。
そして、サイクロン入口部64の内部がサイクロン入口孔64Cとして構成されており、インレット出口部47Aからサイクロン入口孔64Cに流入される空気が、ガイド面64Bに沿ってリヤ外筒62内に流入される構成になっている。すなわち、リヤ外筒62内に流入された空気が、リヤ外筒62の内周面に沿って旋回しながら前側へ流れるように構成されている。また、リヤ外筒62の前端部からフロント外筒63の内部に流出された空気が、フロント外筒63の内周面に沿って旋回しながら前側へ流れるように構成されている。これにより、旋回室61B内において、空気と塵埃とが分離され、当該塵埃がフロント外筒63の前端開口部から排出される。そして、詳細については後述するが、ハンマドリルシステムS1の第2作業形態では、フロント外筒63の前端開口部から排出された塵埃が、集塵室60Aの下面に溜まるようになっている。一方、ハンマドリルシステムS1の第1作業形態では、フロント外筒63の前端開口部から排出された空気流が、集塵機用アウトレット部58から後述する集塵機90へ流出されるようになっている。
(排気内筒65について)
図4及び図5に示されるように、排気内筒65は、一対のリヤ外筒62の内部にそれぞれ設けられている。排気内筒65は、サイクロン軸61Cを中心とする円筒状に形成されて、区画壁56Cから前側へ突出している。また、排気内筒65は、前後方向に貫通している。すなわち、排気内筒65の後端部には、区画壁56Cを貫通するサイクロン出口孔66が形成されており、サイクロン部60の内部と、後述するフィルタ部70の内部とが、サイクロン出口孔66によって連通されている。そして、ハンマドリルシステムS1の第2作業形態では、塵埃と分離された空気が、サイクロン外筒61の中央部を後側へ流れると共に、排気内筒65内を後側へ流れて、後述するフィルタ部70に流出される構成になっている。
(フィルタ部70について)
図2、図3、及び図5に示されるように、フィルタ部70の外郭は、前述の第2ケース56Bによって構成されている。第2ケース56Bの左側部には、集塵係止部材68が設けられており、集塵係止部材68は、左右方向を板厚方向とする略矩形板状に形成されている。集塵係止部材68の下端部は、前後方向を軸方向として第2ケース56Bに回転可能に連結されている。そして、集塵部56の集塵ハウジング50への取付状態では、集塵係止部材68の上端部が、集塵ハウジング50の左壁の内側面に係合している。
フィルタ部70の内部は、フィルタ室71として構成されており、前述したサイクロン出口孔66によって、排気内筒65とフィルタ室71とが連通している。フィルタ室71の上部には、上下方向中間部において、フィルタ72が設けられている。フィルタ72は、シート状に形成されて、プリーツ状に折り畳まれている。具体的には、側面視で、フィルタ72の山折りにされた折目部が、フィルタ72の上端部を構成し、フィルタ72の谷折りにされた折目部が、フィルタ72の下端部を構成するように、フィルタ72がプリーツ状に折り畳まれて、前後方向に重なっている。
また、フィルタ室71は、被取付部46の連通部46Aの下側に配置されている。したがって、サイクロン部60からフィルタ室71内に流入された空気が、上側へ流れて、フィルタ72を通過し、フィルタ72を通過した空気が、本体側排出口74から本体ハウジング13内に流入される構成になっている。
以上により、集塵装置40には、吸引部54と本体用アウトレット部42Bとの間を接続する空気通路80が、空気流入部52、集塵部56(サイクロン部60及びフィルタ部70)、及び被取付部46の連通部46Aによって構成されている。また、空気通路80におけるフィルタ部70よりも吸引部54側(入口側)である上流側空気通路81が、空気流入部52及びサイクロン部60によって構成され、空気通路80におけるフィルタ部70よりも本体用アウトレット部42B側(出口側)である下流側空気通路82が、被取付部46によって構成されている。また、被取付部46及び集塵部56が、本発明の集塵ケース部に対応し、空気流入部52が、本発明の吸気ノズル部に対応している。そして、空気流入部52が、集塵部56よりも前側へ延出しており、集塵機用アウトレット部58が、フィルタ部70よりも前方側(空気流入部52の延出方向側)に配置されている。
(集塵機90について)
図1及び図6に示されるように、集塵機90は、集塵機90の外郭を構成する集塵ハウジング91と、集塵機側接続部としての接続ホース95と、集塵ハウジング91内に設けられた集塵機側モータ96と、を含んで構成されている。集塵ハウジング91内の下部には、送風路92が形成されている。送風路92は、送風路92の入口部分を構成する送風路入口部92Aと、送風路92の中間部を構成する送風路中間部92Bと、送風路92の出口部分を構成する送風路出口部92Cと、を含んで構成されている。送風路入口部92Aの内部は、集塵室93として構成されている。また、送風路入口部92Aと送風路中間部92Bとの間には、フィルタ94が設けられている。
接続ホース95は、円筒状に形成されている。接続ホース95の一端部は、集塵ハウジング91に取付けられており、集塵室93と接続ホース95との内部が連通している。接続ホース95の他端部は、ホース接続部95Aとして構成されており、ホース接続部95Aは、集塵装置40の集塵機用アウトレット部58の先端部に接続可能に構成されている。具体的には、ホース接続部95Aを集塵機用アウトレット部58の先端部に外挿させることで、集塵機90と集塵装置40とが接続されるようになっている。
集塵機側モータ96は、上下方向を軸方向として集塵ハウジング91内に収容されている。集塵機側モータ96は、上下方向を軸方向とする駆動軸96Aを有しており、駆動軸96Aの下端部には、集塵機側ファン97が一体回転可能に設けられている。集塵機側ファン97は、送風路中間部92B内に配置されると共に、遠心ファンとして構成されている。そして、集塵機側モータ96が駆動して、集塵機側ファン97が回転すると、送風路92内を送風路入口部92Aから送風路出口部92Cへ流れる空気流AR2が生じるようになっている。これにより、集塵装置40におけるサイクロン部60の集塵室60A内の塵埃が集塵機用アウトレット部58から接続ホース95を介して集塵機90内に吸引されて、集塵機90の集塵室93内に溜まるようになっている。
なお、集塵機90には、バッテリ98が設けられており、バッテリ98から集塵機側モータ96に電力が供給される。また、集塵機90には、図示しない操作部が設けられており、作業者によって操作部が操作されることで、集塵機側モータ96が駆動して、集塵機90が作動する。さらに、集塵機側モータ96の駆動トルクが、ハンマドリル本体11の本体側モータ20の駆動トルクよりも大幅に高くなっている。これにより、集塵機90の集塵機側ファン97が回転することで発生する空気流AR2の流速が、ハンマドリル本体11の本体側ファン23が回転することで発生する空気流AR1の流速よりも高くなっている。すなわち、集塵機90の集塵装置40に対する吸い込み力が、ハンマドリル本体11の集塵装置40に対する吸い込み力よりも高くなっている。
(作用効果)
次に、ハンマドリルシステムS1の第1作業形態及び第2作業形態における動作について説明しつつ、本実施の形態の作用及び効果について説明する。以下、先に、ハンマドリルシステムS1の第2作業形態での動作について説明し、次いで、ハンマドリルシステムS1の第1作業形態での動作について説明する。
(ハンマドリルシステムS1の第2作業形態での動作について)
ハンマドリルシステムS1の第2作業形態では、集塵機90が集塵装置40に接続されていない。このため、集塵装置40では、排出蓋59によって集塵機用アウトレット部58が閉塞されている。そして、作業者がハンマドリル本体11のトリガ15を引き操作することで、本体側モータ20が駆動し、先端工具Tが自身の軸回りに回転する。これにより、被加工材に対して穿孔加工を施すことができる。具体的には、先端工具Tを被加工材側へ押し付けて、被加工材に対して穿孔加工を施す。
また、本体側モータ20の駆動時には、本体側モータ20の駆動軸21と共に、本体側ファン23が回転する。これにより、本体側ファン23によって、集塵装置40からハンマドリル本体11へ向かう空気流AR1(図3参照)が発生する。具体的には、集塵装置本体45の吸引口54Bにおいて、工具挿通部54Cの径方向内側の空気を吸引部54の内部へ引き込む空気流AR1が発生する。
これにより、先端工具Tにおける先端部の周囲の空気が、吸引口54Bによって集塵装置本体45の内部に吸引される。すなわち、穿孔加工時に生じる粉塵を含む先端工具Tの周囲の塵埃が、空気と共に、吸引口54Bから吸引部54の内部に流入される。なお、被加工材に対する穿孔加工時には、穿孔加工が経過するに従いハンマドリル本体11が被加工材に接近して、集塵装置本体45の工具挿通部54Cが被加工材に当接する。このため、ハンマドリル本体11の穿孔加工時には、被加工材によって吸引部54が後側へ押圧される。これにより、空気流入部52の吸気管55が収縮して、スライドアーム53及び吸引部54が後側へ変位する。
吸引部54内に流入された空気流AR1は、吸気管55内を後側へ流れて、インレット部47を通過し、サイクロン入口部64からサイクロン外筒61のリヤ外筒62内に流入される。リヤ外筒62内に流入された空気流AR1は、リヤ外筒62の内周面に沿ってサイクロン軸61Cの軸回りを旋回しながら前側へ流れると共に、リヤ外筒62の前端部からフロント外筒63の内部に流出される(図4及び図5の空気流AR1を参照)。フロント外筒63の内部に流出された空気流AR1は、フロント外筒63の内周面に沿ってサイクロン軸61Cの軸回りを旋回しながら前側へ流れる(図5の空気流AR1を参照)。これにより、旋回室61B内において、空気及び塵埃が分離され、分離された塵埃が、フロント外筒63の前端開口部から集塵室60Aの下面に落下する。また、分離された空気流AR1は、サイクロン外筒61の略中央部を後側へ流れて、排気内筒65内に流入される(図5の空気流AR1を参照)。そして、排気内筒65内に流入された空気流AR1が、サイクロン出口孔66からフィルタ部70のフィルタ室71内に流入される。
フィルタ室71内に流入された空気流AR1は、集塵装置本体45の本体側排出口74側へ流れる。すなわち、フィルタ室71内において、空気流AR1が上側へ流れると共に、フィルタ72を通過して、連通部46Aへ流れる(図3の空気流AR1を参照)。これにより、空気流AR1に残存した塵埃がフィルタ72によって除去されて、塵埃を除去した空気流AR1が、本体用アウトレット部42Bからハンマドリル本体11の本体ハウジング13内に流入される。
本体ハウジング13内に流入された空気流AR1は、本体側ファン23の径方向外側へ流れて、本体側排気口13Bから排出される。以上により、集塵装置40によって、先端工具Tの周囲の空気を吸引して、当該空気に含まれる塵埃を分離すると共に、分離した塵埃を集めることができる。
(ハンマドリルシステムS1の第1作業形態での動作について)
ハンマドリルシステムS1の第1作業形態では、集塵機90が集塵装置40に接続されている。すなわち、集塵機90の接続ホース95が、排出蓋59の代わりに、集塵装置40の集塵機用アウトレット部58の先端部に外挿されている。そして、上述と同様に、作業者がハンマドリル本体11のトリガ15を引き操作することで、先端工具Tが自身の軸回りに回転して、被加工材に対する穿孔加工が施される。また、このときには、作業者の操作によって集塵機90を作動させることで、集塵機用アウトレット部58から集塵機90側へ流れる空気流AR2(図3の空気流AR2を参照)が生じる。
これにより、上述と同様に、先端工具Tにおける先端部の周囲の空気が、吸引口54Bによって集塵装置本体45の内部に吸引される。また、吸引部54内に流入された空気流AR2は、上述と同様に、サイクロン部60に流入されると共に、サイクロン部60におけるフロント外筒63の前端開口部から流出される(図4及び図5に示される空気流AR2を参照)。そして、フロント外筒63の前端開口部から流出された空気流AR2が、集塵機用アウトレット部58内に流入され、集塵機用アウトレット部58から接続ホース95を介して集塵機90の集塵室93内に流出される(図2に示される空気流AR2を参照)。
集塵室93内に流出された空気流AR2は、集塵機90のフィルタ94を通過して集塵機90の送風路出口部92C側へ流れる。これにより、空気流AR2の塵埃がフィルタ94によって除去され、塵埃を除去した空気流AR2が、集塵機90の送風路出口部92Cから集塵機90外に排出される。これにより、集塵機90によって、先端工具Tの周囲の空気を吸引して、当該空気に含まれる塵埃を集塵室93に溜めることができる。
なお、ハンマドリル本体11のトリガ15を引き操作することで、ハンマドリル本体11の本体側ファン23が回転する。このため、本体側ファン23が回転することで、集塵装置40から集塵機90側へ流れる空気流AR1が発生しようとする。ここで、集塵機90によって発生される空気流AR2の流速が、ハンマドリル本体11によって発生する空気流AR1の流速よりも速い。このため、集塵機90による吸い込み力(吸引力)が、ハンマドリル本体11による吸い込み力(吸引力)よりも高い。これにより、第1作業形態では、集塵装置40からハンマドリル本体11側へ流れる空気流AR1が生じずに、ハンマドリル本体11から集塵装置40側へ向かう空気流AR2(図2に示される空気流AR2を参照)が生じる。すなわち、ハンマドリルシステムS1の第1作業形態では、空気流AR2によって、ハンマドリル本体11における本体側ファン23の周辺空間が負圧になる。これにより、本体側ファン23が回転するときの空気抵抗を低くすることができる。したがって、本体側モータ20の駆動時におけるハンマドリル本体11の消費電力を低減することができる。
以上説明したように、ハンマドリル10では、集塵装置40が、ハンマドリル本体11に着脱可能に組付けられており、集塵装置40の本体用アウトレット部42Bが、ハンマドリル本体11の本体側吸気口13Aに接続されている。そして、ハンマドリル10の単体での使用時には、塵埃を含む空気を集塵装置40内に吸引して、塵埃を集塵装置40に溜めることができる。ここで、集塵装置40は、集塵機用アウトレット部58を有しており、集塵機用アウトレット部58は、集塵機90の接続ホース95と接続可能に構成されている。このため、ハンマドリルシステムS1は、ハンマドリル10の集塵装置40に集塵機90を接続した状態で加工作業を行う第1作業形態と、ハンマドリル10単体で加工作動を行う第2作業形態と、に切替可能に構成されている。すなわち、作業者が、作業内容に応じて、ハンマドリルシステムS1の形態を選択することができる。例えば、加工時において比較的多い粉塵が発生する場合には、ハンマドリルシステムS1を第1作業形態にすることで、塵埃を含む空気を集塵装置40介して集塵機90側へ流して、塵埃を集塵機90に溜めることができる。その結果、集塵装置40内に塵埃が溜まることを抑制することができる。すなわち、ハンマドリルシステムS1の第1作業形態では、集塵装置40内に溜まった塵埃に対する廃棄処理を頻繁に行うことを抑制できる。以上により、作業者に対する作業性を向上することができる。
また、集塵装置40では、空気通路80が、フィルタ部70よりも入口側の部分を構成する上流側空気通路81と、フィルタ部70よりも出口側の部分を構成する下流側空気通路82と、を含んで構成されており、集塵機用アウトレット部58が上流側空気通路81に接続されている。これにより、ハンマドリルシステムS1の第1作業形態では、集塵装置40の吸引部54から流入された空気流AR2を、フィルタ部70の上流側において、集塵機90側へ流出させることができる。すなわち、吸引部54から流入された空気流AR2を、フィルタ部70内を通過させることなく、集塵機90側へ流出させることができる。このため、第1作業形態での作業時に、塵埃がフィルタ部70のフィルタ72に付着することを抑制できる。よって、フィルタ72の目詰まりを抑制することができると共に、フィルタ72の交換頻度を少なくすることができる。したがって、作業者に対する作業性を一層向上することができる。
また、集塵装置40の上流側空気通路81には、塵埃を溜めるための集塵室60Aが設けられており、集塵機用アウトレット部58が集塵室60Aに接続されている。このため、ハンマドリルシステムS1の第1作業形態での加工時において、仮に、集塵機用アウトレット部58から集塵機90側へ流出されなかった塵埃を、集塵装置40の集塵室60Aに溜めることができる。
また、集塵装置40の集塵部56では、区画壁56Cによって集塵室60Aとフィルタ室71とが区画されている。これにより、ハンマドリルシステムS1の第1作業形態での加工時において、集塵部56内に流入された塵埃がフィルタ室71側へ流れることを、区画壁56Cによって効果的に抑制できる。
また、集塵装置40の上流側空気通路81には、サイクロン部60が設けられている。そして、ハンマドリルシステムS1の第2作業形態での加工時には、サイクロン部60によって、吸引部54から吸引された空気及び塵埃を分離し、分離された塵埃が集塵室60Aに排出されると共に、塵埃と分離された空気がフィルタ室71へと排気される。これにより、ハンマドリルシステムS1の第2作業形態において、塵埃を集塵室60Aに溜めつつ、塵埃と分離された空気をフィルタ部70において浄化することができる。
また、集塵装置40では、集塵機用アウトレット部58がフィルタ部70よりも前側に配置されており、吸引部54がフィルタ部70よりも前側に配置されている。これにより、ハンマドリルシステムS1の第1作業形態での加工時において、床等の被加工材に対して穿孔加工を施すときには、集塵装置40内に流入される塵埃を、集塵機用アウトレット部58を介して集塵機90側へ良好に流出させることができる。すなわち、床等の被加工材に対する穿孔加工時には、ハンマドリル10の前後方向を、鉛直方向と一致させ、先端工具Tの先端部を鉛直方向下方側の床に当てる。このため、集塵機用アウトレット部58がフィルタ部70の鉛直方向下方側に配置される。これにより、サイクロン部60から鉛直方向下側へ排出された塵埃を、集塵機用アウトレット部58を介して集塵機90側へ良好に流出させることができる。また、サイクロン部60から鉛直方向下側へ排出された塵埃が、鉛直方向上方側のフィルタ部70へ流れることを一層効果的に抑制することができる。
(第2実施形態)
以下、図7を用いて、第2実施形態に係る作業機システムとしてのハンマドリルシステムS2について説明する。ハンマドリルシステムS2は、第1実施形態のハンマドリルシステムS1で用いられた集塵機90と、作業機としてのハンマドリル100と、を含んで構成されている。ハンマドリル100は、作業機本体としてのハンマドリル本体110と、集塵装置120と、を含んで構成されている。以下、ハンマドリル100について説明する。なお、図7では、ハンマドリル本体110及び集塵装置120において、第1実施形態と同様に構成された部分には、同一の符号を付している。
ハンマドリル本体110では、本体側モータ20がバッテリパック34の前側において上下方向を軸方向として配置されている。駆動機構部30は、本体側モータ20の上側に配置されており、本体側モータ20の駆動力を先端工具Tへ伝達する。ハンマドリル本体110では、第1実施形態の本体側吸気口13Aが省略されており、ハンマドリル本体110の内部と集塵装置120の内部とが連通されていない。
集塵装置120は、集塵装置120の外郭を構成するハウジング122と、ハウジング122内に収容された集塵モータ132と、を含んで構成されている。
ハウジング122は、右側から見て、中空の略クランク状に形成されている。ハウジング122の後端部における上部は、被取付部122Aとして構成されており、被取付部122Aが、ハンマドリル本体110の下端部に着脱可能に取付けられている。
ハウジング122の上端部には、円筒状のインレット部124が収容されている。そして、インレット部124に、第1実施形態の集塵装置40に用いられた空気流入部52が接続されて、空気流入部52がハウジング122から前側に突出している。ハウジング122内におけるインレット部124の下側空間が、集塵室126として構成され、集塵室126の後側の空間が、フィルタ部としてのフィルタ室128として構成されている。集塵室126とフィルタ室128とは、区画壁122Bによって区画されており、区画壁122Bには、集塵室126及びフィルタ室128とを連通するための連通孔122Cが貫通形成されている。
そして、第2排出部としての集塵機用アウトレット部130が、集塵室126の前壁に形成されている。具体的には、集塵機用アウトレット部130が、集塵室126の前壁から前側へ延出すると共に、下側へ屈曲している。
フィルタ129がフィルタ室128内に設けられており、フィルタ129の後側に集塵モータ132が配置されている。集塵モータ132は、前後方向を軸方向として配置されており、集塵モータ132の駆動軸(図示省略)の前端部には、送風部としてのファン134が一体回転可能に設けられている。ファン134は、遠心ファンとして構成されている。また、集塵モータ132は、ハンマドリル100の制御部に電気的に接続されており、ハンマドリル100のトリガ15への引き操作によって集塵モータ132が駆動する。これにより、集塵モータ132が駆動することで、フィルタ129を後側へ通過した空気が、ファン134の径方向外側へ流れて、ハウジング122に形成された第1排出部としての排出口122Dからハウジング122の外部に排気される。
そして、第2実施形態においても、ハンマドリルシステムS2の第2作業形態では、集塵機用アウトレット部130に排出蓋59を取り付けることで、先端工具T周辺の空気を集塵装置120内に吸引して、塵埃を集塵装置120に溜めることができる。具体的には、ファン134によって生じる空気流AR1が、空気流入部52から集塵装置120内に流入される。集塵装置120内に流入された空気流AR1は、集塵室126及び連通孔122Cを通過してフィルタ室128に流入される。そして、フィルタ129によって塵埃が除去されて、塵埃の除去された空気が、排出口122Dからハウジング122の外部に排気される。
一方、ハンマドリルシステムS2の第1作業形態では、集塵機90の接続ホース95を集塵機用アウトレット部130に接続し、集塵装置120を作動させることで、先端工具T周辺の空気を、集塵装置120内に吸引すると共に、集塵装置120から集塵機90側へ流出させることができる。以上により、第2実施形態においても、作業者が、作業内容に応じて、ハンマドリルシステムS2の作業形態を選択することができる。したがって、集塵モータ132及びファン134を有する集塵装置120であっても、作業者に対する作業性を向上することができる。
なお、第1実施の形態のハンマドリルシステムS1では、1箇所の集塵機用アウトレット部58が集塵装置40に設けられており、集塵機90が1箇所の集塵機用アウトレット部58に接続可能に構成されている。これに代えて、集塵装置において、複数の集塵機用アウトレット部を設けて、複数の集塵機用アウトレット部に集塵機90を接続できるように構成してもよい。以下、この点について、図8を用いて、ハンマドリルシステムS1の変形例として説明する。
この図に示されるように、ハンマドリルシステムS1の変形例では、集塵装置40の代わりに集塵装置200がハンマドリル本体11に組付けられる。集塵装置200では、集塵部210が、第1集塵部212と、第2集塵部214と、第3集塵部216と、を含んで構成されている。第2集塵部214は、第1実施の形態の集塵装置40のサイクロン部60と同様に構成され、第3集塵部216は、第1実施の形態のフィルタ部70と同様に構成されている。すなわち、集塵装置200では、第1実施の形態の集塵装置40のサイクロン部60の上流側(入口側)に第1集塵部212を追加した構成になっている。
そして、第1集塵部212の内部が、第1集塵室212Aとして構成されている。また、第2集塵部214の内部における第1実施形態の集塵室60Aに対応する空間が、第2集塵室214Aとして構成されている。さらに、第3集塵部216の内部における第1実施形態のフィルタ室71に対応する空間が、第3集塵室216Aとして構成されている。そして、第3集塵部216には、フィルタ72が設けられている。
第1集塵部212には、第2排出部としての第1集塵機用アウトレット部220が設けられており、第1集塵機用アウトレット部220は、第1集塵室212Aと連通されている。第2集塵部214には、第2排出部としての第2集塵機用アウトレット部222が設けられており、第2集塵機用アウトレット部222は、第2集塵室214Aと連通されている。第3集塵部216には、第2排出部としての第3集塵機用アウトレット部224が設けられており、第3集塵機用アウトレット部224は、第3集塵室216Aと連通されている。
また、集塵機90の接続ホース95の他端側部分は、3股状に分岐されて、接続ホース95が第1~第3集塵機用アウトレット部220,222,224に接続可能に構成されている。そして、第1加工形態では、接続ホース95が、第1~第3集塵機用アウトレット部220,222,224にそれぞれ接続されている。これにより、ハンマドリルシステムS1の変形例における第1加工形態では、ハンマドリルシステムS1よりも、集塵性能を高くすることができると共に、集塵装置200において特定の集塵室に塵埃が残留することを抑制することができる。
なお、ハンマドリルシステムS1の変形例では、集塵装置200において3つの集塵室を設けて、全て集塵室と集塵機90とを接続しているが、集塵機90と接続する集塵装置200の集塵室は任意に設定することができる。例えば、集塵機90の接続ホース95を第1集塵機用アウトレット部220及び第2集塵機用アウトレット部222にそれぞれ接続してもよい。また、第1~3集塵室212A、214A、216Aの全てに連通する(つまり、第1~第3集塵機用アウトレット部220,222,224が結合した)1つのアウトレット部が集塵部210に設けられ、これに接続する接続ホース95も他端側部分が分岐されず単一の吸引口のみを有する構成としてもよい。ハンマドリルシステムS1の変形例では、第3集塵機用アウトレット部224をフィルタ72よりも吸引口54B側に配置したが、フィルタ72よりも本体用アウトレット部42B側に配置してもよい。
10 ハンマドリル(作業機)
11 ハンマドリル本体(作業機本体)
13A 本体側吸気口
20 本体側モータ
23 本体側ファン(本体側送風部)
42B 本体用アウトレット部(第1排出部)
52 空気流入部(吸気ノズル部)
54 吸引部
56C 区画壁
58 集塵機用アウトレット部(第2排出部)
59 排出蓋(蓋部)
60 サイクロン部
60A 集塵室
70 フィルタ部
71 フィルタ室
72 フィルタ
80 空気通路
81 上流側空気通路
82 下流側空気通路
90 集塵機
95 接続ホース(集塵機側接続部)
96 集塵機側モータ
97 集塵機側ファン
100 ハンマドリル(作業機)
110 ハンマドリル本体(作業機本体)
120 集塵装置
122B 区画壁
122D 排出口(第1排出部)
126 集塵室
128 フィルタ室(フィルタ部)
129 フィルタ
130 集塵機用アウトレット部(第2排出部)
134 ファン(送風部)
200 集塵装置
220 第1集塵機用アウトレット部(第2排出部)
222 第2集塵機用アウトレット部(第2排出部)
224 第3集塵機用アウトレット部(第2排出部)
S1 ハンマドリルシステム(作業機システム)
S2 ハンマドリルシステム(作業機システム)
T 先端工具

Claims (14)

  1. 作業機本体に着脱可能に取り付けられ、前記作業機本体の加工時に生じる塵埃を吸引する集塵装置であって、
    前記塵埃を含む空気を外部から吸引する吸引部と、
    前記吸引部から吸引された前記空気を外部に排出する第1排出部と、
    前記吸引部と前記第1排出部との間を接続する空気通路と、
    前記空気通路に設けられたフィルタ部と、
    前記空気通路に接続され、前記作業機本体とは別の集塵機と接続可能に構成された第2排出部と、
    を備えた集塵装置。
  2. 前記空気通路は、
    前記フィルタ部よりも前記吸引部側の部分を構成する上流側空気通路と、
    前記フィルタ部よりも前記第1排出部側の部分を構成する下流側空気通路と、
    を含んで構成されており、
    前記第2排出部は前記上流側空気通路に接続されている請求項1に記載の集塵装置。
  3. 前記上流側空気通路には、塵埃を溜めるための集塵室が設けられており、
    前記第2排出部が前記集塵室に接続されている請求項2に記載の集塵装置。
  4. 前記フィルタ部は、フィルタを収容するフィルタ室を有しており、
    前記集塵室及び前記フィルタ室が、区画壁によって区画されている請求項3に記載の集塵装置。
  5. 前記第2排出部は、前記集塵室及び前記フィルタ室の両方に接続されている請求項4に記載の集塵装置。
  6. 前記集塵室は、第1集塵室と、前記空気通路上において前記第1集塵室と前記フィルタ室との間に設けられる第2集塵室とを含み、
    前記第2排出部は、前記第1集塵室、前記第2集塵室及び前記フィルタ室の全てに接続されている請求項5に記載の集塵装置。
  7. 前記上流側空気通路には、サイクロン部が設けられており、
    前記サイクロン部によって、前記吸引部から吸引された空気と塵埃とを分離し、分離された塵埃を前記集塵室に排出すると共に、分離された空気を前記フィルタ室へと排気する請求項6に記載の集塵装置。
  8. 前記集塵室、前記フィルタ室、前記第1排出部、及び前記第2排出部によって集塵ケース部を構成すると共に、前記吸引部を有する吸気ノズル部が、前記集塵ケース部から延出しており、
    前記第2排出部が、前記フィルタ部よりも前記吸気ノズル部の延出方向側に配置される請求項4~請求項7の何れか1項に記載の集塵装置。
  9. 前記第2排出部を開閉可能な蓋部を備える請求項1~請求項8の何れか1項に記載の集塵装置。
  10. 前記第1排出部は、前記作業機本体の本体側吸気口と接続され、前記作業機本体の本体側送風部により生じる空気流によって、前記作業機本体の加工時に生じる塵埃を吸引する請求項1~請求項9の何れか1項に記載の集塵装置。
  11. 前記空気通路に設けられて、前記吸引部から前記第1排出部へ流れる空気流を発生させる送風部を備えることを特徴とする請求項1~請求項9の何れか1項に記載の集塵装置。
  12. 請求項1~請求項11の何れか1項に記載の集塵装置と、
    本体側モータと、前記本体側モータの駆動力により駆動する先端工具と、前記本体側モータの駆動力により回転する本体側送風部と、を含んで構成される作業機本体と、
    を備えた作業機。
  13. 前記本体側送風部は、前記本体側モータの駆動軸に取付けられている請求項12に記載の作業機。
  14. 請求項12又は請求項13に記載の作業機と、
    集塵機側モータと、前記集塵機側モータの駆動力により駆動する集塵機側ファンと、前記集塵装置の前記第2排出部に接続され且つ前記集塵機側ファンによって発生する空気流により前記集塵装置の内部の空気を吸引する集塵機側接続部と、を含んで構成された集塵機と、
    を備えた作業機システム。
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