JP2023182275A - 遊技場用システム - Google Patents

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Masaki Yamada
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Hiroyuki Seguchi
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Abstract

【課題】複数種類の遊技機に対して適切に遊技装置を兼用可能にする。【解決手段】第1遊技装置と第2遊技装置とにより、搬送タイプの遊技装置2(1)(2)とストックタイプの遊技装置2(3)として対応可能であり、遊技島における貨幣搬送路を考慮する必要性の高い搬送タイプの遊技装置2(1)(2)は、貨幣搬送路に対応すべく当該装置2(1)(2)自体の入替え或いは改造による変更を伴う一方、貨幣搬送路を考慮する必要性の低いストックタイプの遊技装置2(3)は、当該装置2(3)自体を変更することなく更新処理による対応が可能となり、複数種類の遊技機に対して適切に遊技装置2(1)~(3)を兼用可能となる。【選択図】図7

Description

本発明は、遊技場用システムに関する。
遊技場では例えばパチンコ機とスロットマシンといったように複数種類の遊技機が設置されているが、従来は、各々専用の遊技装置を併設していた。ここで、例えば特許文献1では複数種類の遊技機に共通する遊技装置を併設して兼用し、何れの種類の遊技機に対応するかを設定して区分することが提案されている。
遊技装置は遊技者から受入れた貨幣を対価として遊技価値を付与する役割を担うが、特許文献1のようなプリペイドカード対応や所謂封入式のように遊技装置から遊技機へデータで遊技価値を付与する構成であれば、遊技媒体を払出す所謂ノズルに代表される物理的に付与するための機構を省略可能であり、兼用化に障害はない。
特開2007-215859号公報
しかしながら、遊技装置は受入れた貨幣を回収するための機構も必要であり、従来から以下の2種類が採用されている。即ち、受入れた貨幣を遊技場の従業員が営業中や閉店後等に回収するまでストックするストック機構を有するタイプ、及び受入れた貨幣を遊技島に設置される貨幣搬送路へ搬送機構により搬送するタイプの2種類である。
このうち、ストック機構を採用する場合、貨幣搬送路を考慮する必要性が低いことから遊技装置を兼用しても問題ない。一方で、搬送機構を採用する場合、貨幣詰りのようなメンテナンスを考慮して遊技島内に設けられる搬送路が、開閉容易なパチンコ機に対応するのであれば遊技機と同程度の高さに設置されるものの、開閉困難なスロットマシンに対応するのであれば遊技機よりも上方の高さに設置される傾向があるため以下の問題が生ずる。
即ち、搬送機構を採用する場合、パチンコ機に対応するのであれば遊技装置内に紙幣受入機構を設ける一方、スロットマシンに対応するのであれば上方の搬送路に紙幣を搬送するため、遊技装置とは別体で紙幣受入機構を遊技島上部に設ける必要があり、遊技装置の兼用が難しい。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、複数種類の遊技機に対して適切に遊技装置を兼用可能な遊技場用システムを提供することにある。
請求項1の発明は、機内の記憶部に記憶された遊技価値に基づく遊技が行われる遊技機に対応して設置される遊技装置を備えた遊技場用システムにおいて、
前記遊技機は、予め機内に封入された循環遊技媒体を使用する第1遊技機(例えば循環パチンコ玉を使用する封入式のパチンコ機1p)と、当該循環遊技媒体を使用しない第2遊技機(例えばメダルレス式のスロットマシン1s)とを含み、
前記遊技装置として、遊技者により投入された貨幣を外部へ導くことが可能な搬送機構を有する第1遊技装置(例えば図6、図7に示す1号機の遊技装置2(1)及び2号機の遊技装置2(2))と、内部に前記貨幣をストックするストック部を有する第2遊技装置(例えば同図に示す3号機の遊技装置2(3))との設置に対応可能であり、
遊技場における遊技機の入替えであって、前記第1遊技機と前記第2遊技機との間での入替えが行われる場合に、前記遊技装置に対応する遊技機の種別の設定を更新する更新処理を実行する更新手段(例えば遊技装置2(1)~(3)及び管理装置6)を備え、
前記第2遊技装置は、当該第2遊技装置の入替えを行うことなく前記更新処理に応じて遊技機の入替えに対応可能である一方、前記第1遊技装置は、前記更新処理の対象とならない、或いは当該第1遊技装置の入替えを行わなければ前記更新処理に応じた遊技機の入替えに対応不能である。
請求項1の発明によれば、第1遊技装置と第2遊技装置とに対応可能であり、対応する遊技機が異なる種別に入替られた場合、対応する遊技装置が、第1遊技装置であれば遊技装置の入替え或いは改造による変更を伴う一方、第2遊技装置であれば遊技装置の入替え或いは改造による変更を伴わずに種別の設定を更新する更新処理を行うので、複数種類の遊技機に対して適切に遊技装置を兼用可能となる。
一実施形態における遊技場用システムの構成を示す概略図 遊技機及び遊技装置の正面図 遊技装置を中心に示す電気的ブロック図 パチンコ島を貨幣搬送路と共に示す外観図 スロット島を貨幣搬送路と共に示す外観図 遊技装置の形式と具体的構成を一覧表で示す説明図 遊技装置本体と背面側の取付フレームをタイプ別に示す斜視図 遊技機島、遊技機及び遊技装置の対応関係を示す説明図(その1) 遊技機島及び遊技装置の対応関係を示す説明図(その2) 遊技装置の表示部の表示画面の一例であって、(a)は従来、(b)は本発明の表示態様で示す図
以下、一実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、遊技場用システムの全体構成を示す概略図を示しており、図4及び図5は、パチンコ機1pが設置されたパチンコ島、及びスロットマシン1sが設置されたスロット島を示している。このように、遊技場内にはパチンコ機1p及びスロットマシン1sを含む多数の遊技機1が設置されており、それら遊技機1各々と1対1で対応して、遊技装置2及び情報表示装置3が付設されている。なお、「遊技機1」は、パチンコ機1p及びスロットマシン1sの総称であり、「遊技機1p,1s」とも称する。
図1に示すように、遊技機1、遊技装置2及び情報表示装置3は、2台ずつ中継装置4に接続され、中継装置4は、LAN5を介して管理装置6と接続されている。管理装置6は、遊技機1における遊技状況を示す遊技情報を受信することにより、遊技機1毎に遊技情報を管理する。この場合、遊技機1における遊技情報は、当該遊技機1側から遊技装置2、中継装置4を順次経由して管理装置6にて受信される。一方、管理装置6において管理される各種設定情報(後述する種別情報を含む)は、当該管理装置6側から中継装置4を経由して遊技装置2にて受信される。
遊技場には、景品交換端末(以下、POS)7や、図示しない精算機も設置されており、LAN5を介して管理装置6と接続されている。
POS7は、遊技装置2で発行された会員カードや一般カードといったICカード10により特定される持玉や貯玉等の遊技価値に基づいて景品交換処理を実行する。POS7は、景品交換処理する場合、遊技者が獲得した持玉や持メダルをICカード10から読取ったり、景品交換を希望する会員を特定することで当該会員としての遊技者が遊技場へ預入れた貯蓄価値(貯玉、貯メダル)を管理装置6からオンラインで取得することで景品交換可能な遊技価値を特定したりする。
図示は省略するが、前記精算機は、ICカード10がカード挿入口に挿入されると、挿入されたICカード10を受付け当該ICカード10に記録されている入金残高(貨幣価値、以下「残高」と略す)をカードリーダ(図示せず)により読取り、その読取った入金残高に対応する紙幣や硬貨を返却口から返却する。また、精算機には、紙幣が投入される紙幣投入口が設けられており、ICカード10に記録されている入金残高に投入金額を加算可能となっている。
ここで、ICカード10として図3に示す会員カード10aと一般カード10bは、遊技価値と貨幣価値とのうち少なくとも一方である有価価値を特定可能な記録媒体である。一般カード10bは、不特定多数の一般遊技者に対して発行される一般記録媒体であり、予め会員登録を行った会員に対して発行される会員カード10aと区別される。
なお、パチンコ機1pで用いられる遊技価値(遊技媒体)はパチンコ玉であり、スロットマシン1sで用いられる遊技価値はメダルであるが、何れも機内の記憶部に記憶される遊技価値であり、従来の払出式の遊技機とは異なり、実際の玉やメダルは払出されず、遊技に応じて記憶部の遊技価値が増減される。
図1に示す管理装置6は、遊技場内の例えば事務室等に設置された管理手段であり、遊技場の管理者が操作するキーボード14、モニタ15、図示しないプリンタ等を備える。詳しい図示は省略するが、管理装置6の制御部は、CPU、ROMやRAMといった記憶部を有するマイクロコンピュータを主体に構成されている。
管理装置6において、制御主体となる制御部(単に「管理装置6」と称す)には、キーボード14、モニタ15、前記プリンタが接続されるとともに、遊技機側(遊技機1や遊技装置2)等との間で各種信号を送受信する送受信部等が接続される。なお、図1では図示を省略したが、実際には例えば数百台の遊技機1が管理装置6の管理対象となっている。管理装置6は、遊技場内に設置された遊技機1、遊技装置2、POS7、精算機等の稼動状況を管理する。
本実施形態のパチンコ機1pとスロットマシン1sは、何れも機内の記憶部に記憶された遊技価値に基づく遊技が行われる遊技機1であり、パチンコ機1pは、予め機内に封入された循環遊技媒体(例えば循環パチンコ玉)を使用する第1遊技機、スロットマシン1sは、当該循環遊技媒体を使用しない第2遊技機に相当する。
以下では、封入式の遊技機1としてパチンコ機1pを中心に説明するものとし、スロットマシン1sについては実際のメダルを使用せずに遊技を可能とする周知のメダルレス式のスロットマシンの構成を採用していることから、その詳細な説明を省略する。
パチンコ機1pは、遊技者が所有する残金や、持玉、貯玉を換算した遊技玉を記憶・管理している管理遊技機であり、その機内の記憶部に記憶している遊技玉(遊技価値)が残っていることを条件として内部の循環パチンコ玉(単に「玉」とも称する)を発射装置に供給して盤面に発射し、入賞して遊技者が遊技玉を獲得すると、遊技玉を払出すことなくデータ上の獲得玉として加算するといったように、その増減につき主となって管理する。なお、これに対してスロットマシン1sは周知のとおり、メダルのような遊技媒体は循環せず、入賞した場合、所謂クレジットのように機内データ上の獲得メダルとして加算するといったように、その増減につき主となって管理する。
図2に示すように、パチンコ機1pは、パチンコ玉が発射される盤面1a、発射装置を構成する操作ハンドル16、残高を遊技玉に換算するための貸出釦17、会員カード10aや一般カード10bを発行するための返却釦18、残高を表示する残高表示部19、遊技玉を持玉に換算するための計数釦20、遊技玉数を表示する遊技玉表示部21を有する。盤面1aには、普図表示部22、普図保留表示部23、特図表示部24、普図入賞口25、一般入賞口26,27、第1保留数表示部28、第2保留数表示部29、第1始動口30、第2始動口31、大入賞口32を有する。また、計数釦20及び遊技玉表示部21の下方に、装飾用パネル33を有する。
パチンコ機1pは以下のように動作する。
(a)第1始動口30は入賞率が変動しない入賞口(所謂ヘソ入賞口)であり、第2始動口31は入賞率が変動する入賞口(所謂電チュー)である。各始動口30,31への入賞(始動入賞)に応じて大当り抽選を行い、抽選結果を特図表示部24にて行う図柄変動(単位遊技)にて報知し、その変動結果に応じて大当りとなる。
(b)図柄変動中に始動入賞した場合には所定の保留上限値(例えば各4つ)まで図柄変動を累積的に保留し、図柄変動終了後に保留している図柄変動を開始する。なお、保留している図柄変動数(保留数)が上限値である状態で始動入賞した場合、図柄変動は保留されない。
(c)遊技機設定値(モード)が6段階で設けられている。このモードにより、大当り抽選の当選確率(大当り確率)を通常遊技状態(通常状態、通常)と確変状態(確変状態、確変)とを対象として調整可能となっている。大当りがその後に確変となる大当り(確変大当り)となる割合である確変率(例えば66%で全モード共通)も定められている。また、通常状態と確変の大当り確率は、高設定ほど高い確率に設定されているが、当該大当り確率をモードにより不変とする一方、確変率を調整可能とするように、通常状態と確変の大当り確率や確変率、後述するラウンド振分率等の少なくとも1つがモードにより調整可能であればよい。
(d)大当りが発生すると対応するラウンド(R)分だけ大入賞口32を開放する。1Rの上限入賞数は10個、上限開放期間は30秒であり、上限入賞数又は上限開放期間の何れか満たされた場合に1Rを終了する。対応するラウンドも大当り抽選と同様に抽選され、その振分率は、第1始動口30に入賞した場合は、2Rが10%、8Rが50%、15Rが40%であるが、第2始動口31に入賞した場合は、8Rが10%、15Rが90%であり、入賞に応じた図柄変動の保留消化優先順位は第1始動口30よりも第2始動口31の方が高く設定される。
(e)確変中は大当り確率が向上すると共に、第2始動口31の入賞率が高くなる時短状態(時短)になる。また、確変大当りでない大当り(通常大当り)が発生した場合は大当り後に確変でない時短(単独時短)となり、所定の時短回数(例えば100回)分の図柄変動を行うか大当りが発生するまで時短を継続し、大当りが発生せずに時短回数分の図柄変動を行うと通常状態に戻る。
(f)第2始動口31は普図入賞口25への入賞に応じて変動する普通図柄(普図)が当りとなった場合に通常の状態よりも入賞率の高い開放状態となる。この場合、普図1回の変動期間は通常状態では30秒であり、時短状態では3秒である。又、開放期間は通常状態では0.3秒であり、時短では5秒である。即ち、時短では通常状態と比較して普図変動期間が短くなる一方、開放期間が長くなることで開放状態になり易くなり、第2始動口31の入賞率が高くなる。
(g)大入賞口32や第2始動口31が盤面1aの右側にあることから時短中や大当り中には盤面1aの右側を狙って打つ所謂右打ちが行われる。以上は機種Aを例にして説明したが、例示した値は例えば機種Bであればラウンドの振分が異なる等、機種に応じて様々な値となり、遊技性も異なる。また、遊技機1の構成については、カード10の発行時に操作される返却釦18を遊技装置2側に設ける等、適宜変更しうるものである。
パチンコ機1pは、遊技者による玉の打ち込みや各始動口30,31への始動入賞等の遊技の進行に伴って、以下に示すデータ項目を出力する。
・アウト=前回データ送信時からの消費(使用、打込)価値(アウト)を1玉単位で示す信号。
・セーフ=前回データ送信時からの入賞に応じて付与された入賞付与価値(セーフ)を1玉単位で示す信号。
・S入賞(回数)=前回データ送信時からの始動入賞(S入賞)を1回単位で示す信号。
・スタート(回数)=前回データ送信時からのS入賞により作動(変動)する役物(特図表示部24)のスタート(図柄変動数、役物作動数、単位遊技数)を示す信号。確定した時点で計数されるが、開始した時点で計数してもよい。
・作動中(状態)=データ送信時に図柄変動中等の役物が作動中であればON、非作動中ならOFFを示す信号であり、ONとなってからOFFとなるまでの期間が役物作動中として特定される。
・大当り(回数)=前回データ送信時から発生した大当り数を1回単位で示す信号。発生した時点で計数されるが、終了した時点で計数してもよい。
・大当り(状態)=データ送信時に大当り状態の発生中であればON、大当り状態の発生中でなければOFFを示す信号であり、ONとなってからOFFとなるまでの期間が大当り中として特定される。
・甘中(状態)=データ送信時に、特別状態中(甘中)或いは大当り状態の発生中であればON、それ以外であればOFFを示す信号であり、ONとなってからOFFとなるまでの期間が甘中或いは大当り中として特定される。例えば甘中(状態)がONの場合、大当り(状態)がONであれば大当り中、OFFなら甘中と特定される。また、大当り(状態)と甘中(状態)のいずれもOFFであれば通常状態と特定される。なお、大当り中では、甘中が必ずしもONにならなくてもよい。甘中は、上記した時短や確変といった特別状態に対応しており、甘中或いは大当り中は、特賞中に相当する。
・遊技玉数=パチンコ機1pの記憶部にて記憶している遊技玉数であって、当該パチンコ機1pでの遊技に使用可能な遊技玉の数を1玉単位で示す信号。
上記のデータ項目たる遊技信号は、これを特定可能な電文のようなデータ信号として、前回送信時からの累計データ(更新データ)がパチンコ機1pから遊技装置2に対し一定間隔(例えば200ミリ秒毎)で送信され、上記のデータ項目以外の不正情報等も出力対象となる。
さて、「背景技術」で述べたように、遊技装置2は遊技者から受入れた貨幣(例えば紙幣)を対価として遊技価値を付与する役割を担うが、上記した封入式或いはメダルレス式のような払出式ではない遊技機1に対応するものであれば、当該遊技機1に対してデータで遊技価値を付与することから、遊技媒体を払出す所謂ノズル等の物理的な機構を省略可能である。それ故、係る遊技装置2であれば、封入式のパチンコ機1pとメダルレス式のスロットマシン1sとに共通する装置として兼用化し、遊技機1の種別或いは遊技価値の種別に係わりなく設置できるとも考えられる。
しかしながら、遊技装置2は、遊技者により投入された貨幣を回収するための機構も必要であり、従業員が閉店後等に回収するまで自装置2内部にストックするストック部を有するストックタイプのもの(第2遊技装置)と、投入された貨幣を外部の貨幣搬送路100p,100s(図4、図5参照)へ導くことが可能な搬送機構を有する搬送タイプのもの(第1遊技装置)がある。
搬送タイプの遊技装置2は、対応する遊技機1が払出式のタイプでなくとも、パチンコ機1pとスロットマシン1sとに共通して兼用化することは困難である。これは、以下に説明するように、貨幣搬送路100p,100sの配置形態がパチンコ島(P島)とスロット島(S島)とで大きく異なること等を理由とする。
それ故、従来の遊技装置は、図6の表の上半部に示すように、パチンコ機1p専用の「201」「202」号機と、スロットマシン1s専用の「251」「252」号機とが、「搬送」タイプと「ストック」タイプとの別に設定され、P島とS島とに分けて設置されていた。また、同図に示すように、従来の遊技装置は、その「設置位置」や「設置場所」はもとより「幅」寸法や「ソフト」も、パチンコ機1pとスロットマシン1sとで夫々異なる専用の設定とされていた。
なお、251号機における「ビルバリ」は、遊技装置本体に内蔵していないものの、外付けの周辺機器(後述する図5の貨幣投入口35sを含む)として組込まれる。また、取付フレームたる「設定フレーム」は、201号機と202号機とで異なり(図6参照)、251号機と252号機では用いられない。このため、パチンコ機1pとスロットマシン1sとの間で遊技機1の入替えが行われる場合、遊技装置自体の入替のみならず設定フレームの着脱に係る作業等も随伴することとなる。
そこで、本実施形態の遊技場用システムは、遊技装置2として各種の遊技機1p、1sに共通する「共通ユニット」(例えば図6の1号機、2号機、3号機)が用いられことにより、搬送タイプの第1遊技装置とストックタイプの第2遊技装置との設置に対応可能であり、遊技場における遊技機1の入替えであって例えば払出式ではないパチンコ機1pとスロットマシン1sとの間で相互に入替えが行われる場合に、遊技機1p、1sの種別の設定を更新する更新処理を実行する更新手段を備え、ストックタイプの第2遊技装置は、当該第2遊技装置の入替えを行うことなく更新処理に応じて遊技機1の入替えに対応可能である一方、搬送タイプの第1遊技装置は、更新処理の対象とならない、或いは当該第1遊技装置の入替えを行わなければ更新処理に応じた遊技機1の入替えに対応不能な構成としている。
以下では「1.遊技島と貨幣搬送路」、「2.遊技装置のタイプと構成」、「3.遊技機の入替えと遊技装置の更新処理」の順に、図3以降の図面も参照しながら説明する。
<1.遊技島と貨幣搬送路>
図4及び図5は、遊技島たるパチンコ島及びスロット島における、夫々の貨幣搬送路100p及び100s、遊技機1p及び1s、並びに遊技装置2の貨幣投入口35及び35sの関係を示している。
即ち、P島には、図4(a)に破線で示す貨幣搬送路100pが設けられている。貨幣搬送路100pは、パチンコ機1pの真裏にあって且つ貨幣投入口35の存する遊技装置2上部の裏面側の位置に配置され、パチンコ機1pの並ぶ左右方向を搬送方向(P島の長手方向)として、同方向に延びるように延設されている。これにより、同図(a)の遊技装置2が搬送タイプであれば、貨幣投入口35へ投入された貨幣は、その裏側の貨幣搬送路100pへ導かれて搬送される。
また、図4(b)に示すように、パチンコ機1pは全体として比較的薄型な板状をなしており、例えば貨幣詰りのようなトラブル発生時には、当該パチンコ機1p左端側の回動軸(図示略)の周りに回動させることにより、貨幣搬送路100pを覗かせる開放状態にして、その搬送路100p側で生じたトラブルに対処することができる。
一方、S島には、図5(a)に破線で示す貨幣搬送路100sが設けられている。貨幣搬送路100sは、スロットマシン1s上方における幕板101の裏面側の位置に配置され、スロットマシン1sの並ぶ左右方向を搬送方向として、同方向に延びるように延設されている。また、同図(a)に示すように、貨幣投入口35sは幕板101の前面側にあって、対応する情報表示装置3の右側部に配置されている。
なお、貨幣投入口35sは、幕板101上方やS島の天井に配置される場合もあり、その貨幣投入口35sの配置に応じて、貨幣搬送路100sも幕板101の真裏以外の箇所に配置されることもあるが、何れにしても貨幣搬送路100sへのアクセス乃至メンテナンス性を考慮してスロットマシン1sよりも上方に設置される傾向にある。これにより、同図(a)の遊技装置2が搬送タイプであれば、貨幣投入口35sへ投入された貨幣は、その裏側の貨幣搬送路100sへ導かれて搬送される。
スロットマシン1sは全体としてパチンコ機1pに比して比較的厚みのある箱状をなしており、当該スロットマシン1s前面を左端側の回動軸(図示略)の周りに回動させたとしても、機内にしかアクセスできない(裏側を開放できない)ことから、図5(b)に示すように、幕板101を上縁の回動軸(図示略)の周りに回動させることにより、貨幣搬送路100pを覗かせる開放状態にして、その搬送路100p側で生じたトラブルに対処することができる。
<2.遊技装置のタイプと構成>
本実施形態の遊技装置2として、上記した遊技島における貨幣搬送路100p,100sや貨幣投入口35,35sの形態に対応し、且つ搬送タイプ或いはストックタイプといったタイプ別に適用される1号機、2号機、或いは3号機を備える(図6参照)。
以下では、係る1号機、2号機、3号機の遊技装置2について、符号「2(1)」、「2(2)」、「2(3)」を夫々付することにより相互に区別する。つまり、図7に示すように1号機を「遊技装置2(1)」、2号機を「遊技装置2(2)」、3号機を「遊技装置2(3)」と称する。
図6に示すように、遊技装置2(1)~(3)は、何れも同じ「幅」寸法(例えば40mmで、従来の201号機や202号機と同じ幅寸法)を有し、遊技機1p,1sの「左側」に配置される。
また、同図の太枠で示すように、遊技装置2(1)(2)は、搬送タイプの第1遊技装置であり、「P島」への設置に対応可能な1号機と、「S島」への設置に対応可能な2号機とに区分される。遊技装置2(3)は、ストックタイプの第2遊技装置であり、「P島」及び「S島」の双方への設置に対応可能な3号機として区分される。なお、同図の「ソフト」の欄に示すように、各遊技装置2(1)~(3)では共通のソフトを用いることができ、設定によりパチンコ機1p用とスロットマシン1s用の切替えが可能である(更新処理が実行される)が、詳しくは後述する。
遊技装置2(1)~(3)は、正面視にて同様の外観を呈することから(図7参照)、説明の便宜上、図1、図2、図4、図5の遊技装置に符号「2」のみを付して表しているが、図6における「設置場所」と「搬送・ストック」タイプの対応関係により、該当する遊技装置2(1)~(3)が設置されるものとする。また、遊技装置2(1)~(3)は、何れもパチンコ機1pとスロットマシン1sとの双方に対応するよう共通化が図られており、共通の構成を備えることから、実質的に同じ構成要素には同じ符号を付して説明を簡単化する。
図2、図7に示すように、遊技装置2(1)~(3)は、遊技機1p,1sの遊技状態や遊技装置2の状態(後述のエラー状態等)を示す状態表示灯34、貨幣(例えば紙幣)が投入される貨幣投入口35、遊技者からの操作入力を受付けると共に後述する各種の遊技データを表示するタッチパネル式の液晶表示部36、持玉(会員であれば貯玉も含む)を払出すための遊技釦37、会員カード10a或いは一般カード10bが挿入されるカード挿入口38、遊技者の顔を含む上半身を撮影するカメラ39(図3にのみ図示)、従業員が携帯して操作する従業員リモコン42(図1参照)からの信号を受信するリモコン受光部41等を有する。
このうち、遊技装置2(1)は、搬送タイプで図4のP島に設置されることから、貨幣投入口35から投入された貨幣を外部の搬送路100pへ導く搬送機構(図6の「搬送」参照)と、その搬送経路の途中部で貨幣の真贋を判定する貨幣処理部35a(図3、図6の「ビルバリ」参照)とを当該装置2(1)本体に内蔵する。なお、搬送機構は、例えば図示しない貨幣(紙幣)搬送用の複数のローラとその駆動モータとを含み、当該貨幣を搬送路100p側(背面側)へ導くガイド部を含む周知の構成のものである。
遊技装置2(2)は、搬送タイプで図5のS島に設置されることから、同図5の貨幣投入口35sから投入された貨幣を外部の搬送路100sへ導く搬送機構(図示略)と、その搬送経路の途中部に設けられた貨幣処理部35aとが、外付けの周辺機器として接続される(図6の「外付ビルトレイ」参照)。なお、当該装置2(2)本体の貨幣投入口35は使用しないため、図7に示す封止用の蓋45で覆われている。この場合、貨幣投入口35は、蓋45の係止部45aが差し込まれるようにして着脱可能に係止される(封止される)。
また、図7の右側に示すように、設定フレーム50(1)(2)は、遊技装置2(1)(2)の背面側に配設される共通の取付フレームであり、従来の搬送タイプ用と同じものを流用する(図6の201号機用をそのまま使用する)ことができる。即ち、遊技装置2(1)或いは遊技装置2(2)は、何れも同じ設定フレーム50(1)(2)を介してP島或いはS島に設置されるようになっており、パチンコ機1pとスロットマシン1sとの間で遊技機1の入替えが行われる場合でも、設定フレーム50(1)(2)を取替える必要がない。
設定フレーム50(1)(2)は、その垂直部を本体部として上辺部51と下辺部52とで遊技装置2(1)(2)を保持する。設定フレーム50(1)(2)の本体部には、遊技装置2(1) における貨幣投入口35の真裏側から貨幣搬送路100p側へ貨幣を通す貨幣排出口50aと、コネクタ部53とが設けられ、S島に設置される場合にはワイヤーハーネス55が設けられる(図6の「備考」のハーネス或いはワイヤー参照)。ワイヤーハーネス55は、前記外付けの周辺機器に対する配線を含ませることができ、その配線をコネクタ部53を介して電気的に接続することができる。
一方、遊技装置2(3)は、P島及びS島の双方へ設置可能で、図7に示すストック部47と図3に示す貨幣処理部35aを内蔵する。それ故、遊技装置2(3)において、貨幣投入口35から投入された貨幣を内部のストック部47にストックするため当該ストック部47部分がやや嵩張る形態をなす一方、貨幣搬送路100p,100sへの搬送機構は不要とされる。
図7の右側に示す、遊技装置2(3)用の設定フレーム50(3)は、従来のストックタイプ用(図6の202号機用)と同じものである。設定フレーム50(3)は、その上辺部51´側を設定フレーム50(1)(2)に比して薄型とし、ストック部47の外形に合わせて凹ませた形状としている。また、設定フレーム50(3)は、貨幣排出口50aや前記配線用のコネクタ部53を不要としている。
なお、詳しい図示は省略するが、遊技装置2(3)をP島或いはS島へ取付ける場合、先に設定フレーム50(3)を取付け固定し(又は既設の202号機用のものを流用し)、当該遊技装置2(3)背面側のコネクタを、設定フレーム50(3)のコネクタに嵌め込むようにして設置する。
また、遊技装置2(1)或いは(2)を、P島或いはS島へ取付ける場合、先に設定フレーム50(1)(2)を取付け固定し(又は既設の201号機用のものを流用し)、当該遊技装置2(1)或いは(2)の背面側のコネクタを、設定フレーム50(1)(2)のコネクタに嵌め込むようにして設置する。
上記した遊技装置2(1)~(3)の電気的構成について、図3のブロック図を参照しながら説明する。遊技装置2(1)~(3)の制御部40は、何れもCPU40a、ROM40bやRAM40cといった記憶部、I/O40d等を有するマイクロコンピュータを主体に構成されている。
制御部40には、上記した状態表示灯34を構成するLED、液晶表示部36及び当該表示部36上に設けられたタッチパネル36a、遊技釦37、リモコン受光部41が接続されている。また、制御部40には、管理装置6や遊技機側との間で各種信号や各種データを送受信するI/F部40e(遊技装置2(2)では前記配線用のコネクタ部53を含む)、前記貨幣処理部35a(遊技装置2(2)では外付け)、カード挿入口38に挿入されたカード10a,10bに記録されている各種情報を読取ったり、書込んだりするカードRW(リーダライタ)38a、複数枚の一般カード10bをストック可能なカードストック部38b等が接続されている。
続いて、遊技装置2(1)~(3)の動作(ここではパチンコ機1pに対応して設置される遊技装置2(1)(3)の動作)について説明する。
(a)貨幣を受付けると(貨幣受付処理)、遊技機1pと遊技装置2(1)(3)との双方に入金額を残高に加算して表示し、残高がある状態で遊技機1pの貸出釦17の押下(貸出操作)が行われると、貸出1単位(例えば125玉)分を貸出玉として遊技機1pから払出し(貸出処理、対価付与処理)、遊技レートに応じた対価分を残高から引落とす。なお、貨幣は複数回の対価付与処理の対応分を受付可能である(例えば1万円まで)。
(b)遊技機1pでは遊技玉を管理しており、盤面1aへの玉の打出し(使用)に応じて遊技玉を減算し、入賞に応じて遊技玉を加算する。遊技装置2(1)(3)は持玉を管理し、持玉は直接的には遊技に使用できないが、遊技釦37の押下(再プレイ操作、付与操作)に応じて払出1単位分の持玉を遊技玉に変換する付与処理(再プレイ処理)を行う。この場合、換算率を別途設けてもよい(以下の計数処理についても同様)。
(c)遊技に応じて遊技機1pの遊技玉が増加した場合、遊技機1pの計数釦20の押下(計数操作)に応じて遊技玉を持玉へ変換する計数処理を行う。この場合、1回の押下に応じて1玉を換算対象とするが、押下した状態を継続させると連続的、且つ加速的に換算可能となる。このようにして遊技玉と持玉とを更新し、遊技装置2(1)(3)では残高や持玉が残存する状態で遊技機1pの返却釦18を押下する等の発行操作を行うと、その残高や持玉を特定可能な一般カード10bを発行する(発行処理)。
(d)一般カード10bが挿入口38に挿入されている状態で返却釦18が押下されたときには、その挿入口38に挿入されている一般カード10bに残高及び持玉の情報を記録して発行し、一般カード10bが挿入口38に挿入されていない状態で返却釦18が押下されたときには、カードストック部38bにストックしているカード10bをカードRW38a側に繰出して残高及び持玉を記録する(対応付ける)ことで、一般カード10bとして挿入口38外側へ繰り出して発行する(発行処理)。一般カード10bを発行すると、自装置2(1)(3)を特定可能な情報(遊技装置ID)、発行した一般カード10bを特定可能な情報(カードID)、一般カード10bに記録した残高や持玉の情報等を含む発行情報を管理装置6に送信する。なお、残高や持玉の一部を発行対象とする分割発行も可能とする。
(e)発行処理には遊技機1pにおける遊技玉に応じた発行条件が設けられている。例えば、一般カード10bの発行条件は、残高があり又は持玉が発行基準値(例えば25玉)に達している場合であって、遊技玉が残存基準値(例えば1玉)に達して(残存して)いない場合に成立する。
なお、係る発行条件の例外として、分割発行のときには遊技玉が残存していても一般カード10bの発行を許容するように設定されている。また、発行された一般カード10bは遊技装置2(1)(3)にて受付可能である。
(f)遊技機1pから送信される遊技情報には、遊技への使用や計数処理等により遊技玉が「0」になった旨の情報も含むことから、遊技装置2(1)(3)における、発行条件の成否の判定や、遊技玉並びにこれと持玉を合算した保有玉の特定をも可能としている。
(g)中継装置4とのシリアル通信により管理装置6にて貨幣受付処理や対価付与処理、残高や持玉、貸出玉数、換算(変換)玉数、入金額、計数玉数や貸出玉数や貸出玉の対価となる売上額、及び持玉券(カード10b)の受付や発行処理等の各種情報を特定可能とするが、これらをパルス信号(例えば入金1000円毎に1パルス、売上100円毎に1パルス等)にて特定可能としてもよい。
(h)従業員リモコン42からの指令をリモコン受光部41で受信(受光)し、指令内容に応じた各種処理(エラー解除等)を実行する。
<3.遊技機の入替えと遊技装置の更新処理>
図8は、上記した各遊技島(P島、S島)における遊技装置2(1)~(3)並びに遊技機1p、1sを夫々設置する場合の対応関係を示しており、図9は、各遊技島における遊技装置2(1)~(3)の設置について、対応不能な関係を「×」印で表している。
このうち、図8において左側に示す「1号機」の遊技装置2(1)は、搬送タイプとしてP島であれば設置自体はパチンコ機1pとスロットマシン1sとに共通して対応可能であるが、上記したメンテナンス性(スロットマシン1s裏側を開放できない)等を考慮するとスロットマシン1sに対応させることは難しい。
図8中央の「2号機」の遊技装置2(2)は、S島のように貨幣搬送路100sが遊技機上方に有る遊技島に対応する搬送タイプであることから、図5(a)の如く貨幣投入口35s(ビルトレイ)を遊技装置2(2)と分離して上部に設ける場合は、パチンコ機1pとスロットマシン1sとに共通して対応可能であるが、従来からパチンコ機1pでは貨幣投入口35が遊技装置本体に設けられていることから、遊技者に違和感や不便さが生ずるため、パチンコ機1pに対応させるのは望ましくない。
図8右側の「3号機」の遊技装置2(2)は、ストックタイプとしてパチンコ機1pとスロットマシン1sとに共通して対応可能である。
以上のことから、遊技場における遊技機1p、1sの入替えに伴い遊技島が変更される場合、遊技装置2(1)~(3)の改造や入替等が必要となる。つまり、図9の「×」印で示すように、遊技装置2(1)~(3)は設置環境が異なる遊技島への互換性は認められず、異なる遊技島へ移動される場合、貨幣搬送路100p,100sの「有」「無」或いはP島とS島との別に対応したものが設置される。従って、この場合、対応する遊技装置2(1)~(3)となるように1号機~3号機を相互に入替えたり、或いは1号機~3号機の形式に合致するように改造する(図6の「ビルバリ」や「備考」欄等参照)ことを要する。
ここで、本実施形態の遊技装置2(1)~(3)の「入替え」とは、1号機~3号機の相互間での入替えの他、入替前の遊技装置に改造を加える等して再配置することを含む概念である。
そして、図8の右側欄でも示したように、本実施形態の遊技装置2(3)はストックタイプであり、当該遊技装置2(3)の入替えを行うことなくソフト、或いは設定情報の更新処理に応じて遊技機1p、1s間の入替えに対応可能である。一方、遊技装置2(1)(2)は搬送タイプであり、ソフト、或いは設定情報の更新処理の対象とならない、或いは当該遊技装置2(1)(2)の入替えを行わなければソフト、或いは設定情報の更新処理に応じた遊技機1p、1s間の入替えに対応不能である(特には図8の左側欄参照)。
図6に示したように、遊技装置2(1)~(3)では「共用ソフト」を用いており、切替操作により遊技機1p,1sに対応する種別の設定を更新する(切替える)更新処理が実行されることから、遊技機1p、1s間の入替えに伴うバージョンアップやソフト入替えの必要がない。
また、管理装置6は、遊技装置2(1)~(3)のソフトの更新処理に関して、当該遊技装置単位で遊技価値の種別を示す情報であって、パチンコ機1pとスロットマシン1sとの間での入替えが行われる場合に切替操作を必要とする種別情報を管理する。この種別情報は、各遊技機1p,1sの種別を特定可能な情報であり、パチンコ機1pとスロットマシン1sとの何れに対応するかを示す。
図10(b)は、遊技装置2(1)~(3)の液晶表示部36(単に「表示部36」と称す)に表示される画面63p,63sであって、共用ソフトにより表示される遊技機1p、1s別の表示画面63p,63sを示している。
ここで、遊技装置2(3)においては、当該遊技装置の入替えを行うことなくソフトの更新処理に応じて遊技機1p、1s間の入替えに対応可能であることから、図10(b)の表示画面63p,63sは、当該遊技装置の表示部36における表示画面の一例として説明する(以下、遊技装置2(3)を中心に説明する)。なお、図10(a)は、従来の専用ソフト(図6参照)による表示画面61,62として、パチンコ機1p用の表示画面61とスロットマシン1s用の表示画面62を示している。
即ち、図10(b)に示す表示画面63p及び63sは、パチンコ機1p及びスロットマシン1sへの入替えに対応した更新処理後の画面であり、何れも貸出処理時に表示される画面63p,63sを例示するものとする。
同図(b)に示すように、表示画面63p,63s夫々の下部欄61b,62bにおける「持玉」及びその「玉」数、並びに「持メダル」及びその「枚」数といったフォント(文字データ)は、種別に応じて異なる表示態様をとる第1表示情報とされている。これに対し、同表示画面63p,63sにおいて共通画像63a,63aとして示す「払出中」の画像部分は、何れも貨幣や遊技媒体を同じ図柄で表し、対応する玉やメダルといった種別に係わりなく共通する表示態様(同じ画像63a,63a)をとる第2表示情報とされている。
このように、更新処理においては、文字データ等の比較的小容量のデータを第1表示情報として更新対象とする一方、種別に係わりなく共通する画像を用いることで比較的大容量の画像データについては第2表示情報として更新対象としない更新処理を含むものとしている。それ故、更新処理においては、図10(a)に示す従来の個別の画像61a,62aとすることなく、更新対象を限定的とする(前記記憶部に第1表示情報を使用効率よく記憶する)ことができる。
なお、更新処理により更新対象となる表示画面は、図10(b)の貸出処理時の表示画面63p,63sに限定するものではない。図示は省略するが、例えば待機中の表示画面等においても、上記の文字データについては第1表示情報として表示分けを行う(更新対象とする)一方、各種アニメーション画像(映像)については第2表示情報として共通化する(更新対象としない)ことができる。
遊技装置2(3)における更新処理の更新対象は、上記の表示画面の他、遊技装置2(3)において内部定義されていた遊技価値に関する設定値(記憶部に記憶されていた基準値)を含む。
例えば非稼動状態において、遊技装置2(3)側で記憶される残高や遊技価値(例えば前記遊技玉或いはこれと持玉を合算した保有玉)が予め定められた基準値に達している場合に、所謂バリュー忘れとして残高や遊技価値を使用する処理を抑制するセーフモードに移行させる構成において、更新処理により遊技価値の基準値を種別に応じた値(例えばメダルに対応する基準値)に更新する。
また、遊技装置2(3)は、例えば開店時における通常の営業モード(通常モード)とは異なる試打ちモードであって、閉店時において貨幣投入口35へ貨幣を投入することなく(貨幣を対価とすることなく)遊技価値を付与可能な状態となる試打ちモードへ移行可能に構成されていて、更新処理は、試打ちモードにおいて付与対象となる遊技価値の付与条件の設定を更新する更新処理を含む。
具体的には、遊技装置2(3)での試打ちモードにおける、パチンコ機1pに対応する遊技価値の付与条件は、当該モードへの移行時(開始時)に基準単位(例えば125)分の遊技玉を付与し、遊技玉が所定値(例えば50)に達しなくなったら基準単位分を付与する処理を繰返すというものである。一方、スロットマシン1sに対応する遊技価値の付与条件は、遊技釦37の釦操作に応じて基準単位(例えば50)をクレジットに付与するというものである。
更新処理は、遊技機1p、1sの入替えに対応して実行されるものであるため、その入替後のパチンコ機1p或いはスロットマシン1s(の遊技価値)に合致する付与条件の設定に更新される。これにより、上記の何れの付与条件でも、試打ちモードでは、通常モードと異なり貨幣の投入(対価)がなくとも夫々の設定に応じた付与処理を行うことができる。
また、試打ちモードにおいて、上記の如く付与条件を異なる設定としているのはパチンコ機1pとスロットマシン1sとで試打ち方法が異なるためである。即ち、パチンコ機1pは操作ハンドル16を固定することで無人であっても試打ちが可能であり、遊技価値がなくなった場合に操作が必要になると不自由である一方、スロットマシン1sはレバー操作や釦操作を適切なタイミングで行う必要があるため有人での試打ちとなり、付与条件に遊技釦37の操作を要するとしても不自由がないためである。
遊技装置2(3)におけるパチンコ機1p用とスロットマシン1s用との切替え、つまり種別の設定の更新は、上位の管理装置6からの設定(管理装置6での種別の切替操作)を正として行い、管理装置6から遊技装置2(3)にパチンコ機1pとスロットマシン1sとの何れに対応するかを示す前記の種別情報を送信する。
このように、遊技装置2(3)は、管理装置6との間で通信を行うことにより、受信した種別情報と更新処理の対象となる種別の設定(元々設定されていた自装置2(3)の種別情報)との間で対応関係がないと判定可能である場合に、エラー状態となる。遊技装置2(3)は、自装置2(3)の入替えを行うことなく遊技機1p、1s間の入替えに対応するために、受信した種別情報と自装置2(3)の種別情報とが一致しないからである。
遊技装置2(3)においてエラー状態となった場合、電源OFFやリセット操作による再起動を条件としてエラー状態を解除し、受信した種別情報に基づきパチンコ機1p用とスロットマシン1s用とを切替える更新処理を実行する。なお、エラー状態は、その解除をリモコン42等を用いて、或いは管理装置6のような遊技装置2(3)以外の装置に対する解除操作により行うようにしてもよく、遊技場の従業員或いは管理者による解除操作を条件として解除されることとなる。
このように、遊技機1p、1s間での入替えが行われる場合の種別情報に係る切替操作として、管理装置6での切替操作や、遊技装置2(3)での電源OFFやリセット操作、或いはエラー解除操作を必要とし、管理装置6及び遊技装置2(3)は、当該装置2(3)において更新処理を実行するための更新手段として機能する。
また別途、遊技装置2(3)において、遊技機1p、1sからも種別情報を受信し、その受信した種別情報と自装置2(3)の有効化している種別情報とが異なると判定した場合はエラー表示する。このように、遊技機1p、1sとの間で通信を行うことにより取得された種別情報(種別を示す情報)と、更新処理の対象となる種別の設定(元々設定されていた自装置2(3)の種別情報)との間で対応関係がないと判定可能である場合に、遊技装置2(3)をエラー状態として検知することができる。
なお、遊技装置2(3)が新たに導入された場合(初期導入時)など、自装置2(3)において種別情報が未設定の状態であれば遊技機1p、1sとの通信を行わないことでエラー状態となるのを回避する。即ち、遊技装置2(3)において、種別の設定の更新がなされていない場合、遊技機1p、1sとの間での種別情報に関する通信を抑制するように構成されていて、種別情報の設定を条件として遊技機1p、1sとの通信を許容している。
また、遊技装置2(3)において遊技機1p、1sとの通信によりエラー状態となった場合、そのエラー状態も、上記した解除操作により解除が可能である。更に、遊技装置2(3)におけるエラー状態は、上記した状態表示灯34でのエラー表示に限らず、表示部36やブザーを鳴動させること等により報知してもよい。
以上説明した実施形態によれば、次のような効果を奏する。
遊技場用システムは、遊技場における遊技機1p、1sの入替えであって、第1遊技機(例えば封入式のパチンコ機1p)と第2遊技機(例えばメダルレス式のスロットマシン1s)との間での入替えが行われる場合に、遊技装置2(1)~(3)に対応する遊技機1p、1sの種別の設定を更新する更新処理を実行する更新手段(例えば遊技装置2(1)~(3)や管理装置6)を備え、第2遊技装置(例えばストックタイプの遊技装置2(3))は、当該第2遊技装置の入替えを行うことなく更新処理に応じて遊技機1p、1sの入替えに対応可能である一方、第1遊技装置(例えば搬送タイプの遊技装置2(1)(2))は、更新処理の対象とならない、或いは当該第1遊技装置の入替えを行わなければ更新処理に応じた遊技機の入替えに対応不能である。
これによれば、第1遊技装置と第2遊技装置とにより、例えば搬送タイプの遊技装置2(1)(2)とストックタイプの遊技装置2(3)として対応可能であり、遊技島における貨幣搬送路100p,100sを考慮する必要性の高い搬送タイプの遊技装置2(1)(2)は、貨幣搬送路100p,100sに対応すべく当該装置2(1)(2)自体の入替え或いは改造による変更を伴う一方、貨幣搬送路100p,100sを考慮する必要性の低いストックタイプの遊技装置2(3)は、当該装置2(3)自体を変更することなく更新処理による対応が可能となり、複数種類の遊技機1p、1sに対して適切に遊技装置2(1)~(3)を兼用可能となる。
遊技装置2(1)~(3)単位で種別を示す情報であって、第1遊技機と第2遊技機との間での入替えが行われる場合に切替操作を必要とする種別情報を管理する管理装置6を備え、第2遊技装置(例えばストックタイプの遊技装置2(3))は、管理装置6との間で通信を行うことにより、種別情報と更新処理の対象となる種別の設定との間で対応関係がないと判定可能である場合に、エラー状態となる。
これによれば、例えば種別を切替える切替操作を管理装置6にて行い、管理装置6から送信される種別情報と元々設定していた遊技装置2(3)における種別情報とが異なる場合に解除操作が必要なエラー状態となるので、遊技機1を入替えることなく誤って種別の設定だけを変更した場合であっても、切替操作だけでなくエラーの解除操作による2段階の確認により誤操作を防止できる。
遊技機1p、1sとの間で通信を行うことにより取得された種別を示す情報と、更新処理の対象となる種別の設定との間で対応関係がないと判定可能である場合に、第2遊技装置(例えばストックタイプの遊技装置2(3))をエラー状態として検知する。これによれば、遊技機1p、1sから受信した種別を示す情報が遊技装置2(3)における種別情報と異なる場合にエラー状態として検知されるので、誤った種別情報や設定更新されていない種別情報が遊技装置2(3)に設定されている場合に適切に対応可能となる。
前記エラー状態は、解除操作を条件として解除されることから、エラー状態となった場合に例えば、遊技装置2(3)に対する解除操作を条件としてエラー解除することができ、遊技装置2(3)を実際に確認した上で種別情報を変更するような運用を適切にサポート可能になる。
また、例えば遊技装置2(3)は、更新手段による種別の設定の更新がなされていない場合、遊技機1p,1sとの間での種別を示す情報に関する通信を抑制する。これによれば、遊技装置2(3)は、遊技機1p,1sとの通信により種別を示す情報を受信する一方、自装置2(3)において種別が未設定の場合は遊技機1p,1sとの通信を抑制することから、遊技装置2(3)の初期導入時といった種別が未設定の状態で、遊技機1p,1sから種別を示す情報を受信することによる不必要なエラーが生じる虞を低減できる。
更に、例えば遊技装置2(3)は、遊技価値に関する表示情報であって、種別に応じて異なる表示態様をとる第1表示情報と、種別に係わりなく共通する表示態様をとる第2表示情報と、を表示可能な表示部36を有し、更新処理は、第1表示情報を更新対象とする一方、第2表示情報を更新対象としない更新処理を含む。
これによれば、例えば上記した文字データ等の比較的小容量の情報を第1表示情報として更新処理により切替えることで遊技者に適切な表示が行える一方、画像データ等の比較的大容量は第2表示情報として、異なる種別で兼用して利用することにより、遊技装置2(3)の記憶容量を逼迫させる虞を低減することができ、係る記憶部の記憶容量を考慮した上で適切な表示情報を採用可能となる。
また、例えば遊技装置2(3)は、通常モードとは異なる試打ちモードであって、貨幣を対価とすることなく遊技価値を付与可能な状態となる試打ちモードへ移行可能に構成され、更新処理は、試打ちモードにおいて付与対象となる遊技価値の付与条件の設定を更新する更新処理を含む。これによれば、試打モードにおける遊技価値の付与条件の設定、つまりパチンコ機1p用の設定とスロットマシン1s用の設定とで試打ちの方法が異なる場合であっても、その設定の切替えを含めた更新処理を行うことができ、通常モードのみならず試打ちモードでも遊技装置2(3)を好適に兼用することができ、適切な対応が可能となる。
本発明は、上記実施形態に限定されることなく、次のように変形または拡張するようにしてもよい。
管理装置6での切替操作に基づき(当該切替えの設定操作を正として)、対応する遊技装置2(3)にて更新処理を実行させる構成としたが、これに限定するものではない。例えば、遊技装置2(3)において、遊技機1p,1sから受信した種別情報に基づき更新処理を行い、或いは遊技装置2(3)に予め対応付けられている種別情報に基づき更新処理を行う構成としてもよく、必ずしも切替操作を必要とするものではない。また、遊技装置2(3)は、パチンコ機1p用とスロットマシン1s用とに予め専用のものとしてもよく、更新処理に応じて遊技機1p,1sの入替えに対応可能であればよい。
前記遊技機は、封入式のパチンコ機1pとメダルレス式のスロットマシン1sを例に説明したが、予め機内に封入された循環遊技媒体を使用する第1遊技機と、当該循環遊技媒体を使用しない第2遊技機とを含むものであれよく、上記し或いは図面に例示した以外の態様についても同様に適用することが可能である。
上記した実施形態では、遊技場に第1遊技装置としての遊技装置2(1)(2)と、第2遊技装置としての遊技装置2(3)との双方が設置されていることを前提として説明したが、遊技場では、第1遊技装置だけを設置している場合もあれば第2遊技装置だけを設置している場合もあり、双方の設置或いは入替えに対応可能であれば必ずしも双方が同時期に設置されていることを要しない。
同様に、第1遊技機と第2遊技機についても、第1遊技機だけが設置され或いは第2遊技機だけが設置されている場合もあるが、それら第1遊技機と第2遊技機とが相互に入替えが行われるのであれば本発明を適用することができる。
各設定値は管理者が任意に操作入力により設定しても、予め管理装置6の製造メーカにて設定しても、外部(例えばチェーン店本部等)のサーバから設定情報をダウンロードして設定してもよい。なお、この場合もサーバにて操作入力により入力された設定値となる。また、過去の遊技情報を基準値として設定しても勿論よい。
例示した全ての遊技情報は入力した信号により直接的に特定しても演算式を利用して間接的に特定してもよい。また、遊技信号としてデータ信号を例示したがパルス信号のような他の信号を採用してもよい。
数値、桁数、項目等は例示であり、どのような数値を採用しても良い。また、識別出力についても例示した以外に記号を付ける等、どのような出力態様としてもよく、出力としては印字、表示出力が少なくとも想定される。
以上と超過についてはどちらを採用してもよく、「達した」等の表現は以上となった或いは超過した、の何れにも対応する表現となる。以下と未満についても同様で、「達していない」等の表現は双方に対応する表現となる。
遊技価値のように「価値」と表現しているのは本例のようなデータで管理される獲得価値を包含する概念として表すためである。
管理装置6が行う処理の一部を中継装置4、遊技装置2等にて行ってもよく、どのように構成してもよい。更に例示した構成は変形例も含めて、どのように組合せてもよいし、適宜、採用しない構成を設けてもよい。
図面中、1は遊技機、1pはパチンコ機(第1遊技機)、1sはスロットマシン(第2遊技機)、2は遊技装置、2(1)及び2(2)は遊技装置(第1遊技装置、更新手段)、2(3)は遊技装置(第2遊技装置、更新手段)、6は管理装置(管理手段、更新手段)、36は液晶表示部(表示部)である。

Claims (7)

  1. 機内の記憶部に記憶された遊技価値に基づく遊技が行われる遊技機に対応して設置される遊技装置を備えた遊技場用システムにおいて、
    前記遊技機は、予め機内に封入された循環遊技媒体を使用する第1遊技機と、当該循環遊技媒体を使用しない第2遊技機とを含み、
    前記遊技装置として、遊技者により投入された貨幣を外部へ導くことが可能な搬送機構を有する第1遊技装置と、内部に前記貨幣をストックするストック部を有する第2遊技装置との設置に対応可能であり、
    遊技場における遊技機の入替えであって、前記第1遊技機と前記第2遊技機との間での入替えが行われる場合に、前記遊技装置に対応する遊技機の種別の設定を更新する更新処理を実行する更新手段を備え、
    前記第2遊技装置は、当該第2遊技装置の入替えを行うことなく前記更新処理に応じて遊技機の入替えに対応可能である一方、前記第1遊技装置は、前記更新処理の対象とならない、或いは当該第1遊技装置の入替えを行わなければ前記更新処理に応じた遊技機の入替えに対応不能である遊技場用システム。
  2. 前記遊技装置単位で前記種別を示す情報であって、前記第1遊技機と前記第2遊技機との間での入替えが行われる場合に切替操作を必要とする種別情報を管理する管理手段を備え、
    前記第2遊技装置は、前記管理手段との間で通信を行うことにより、前記種別情報と前記更新処理の対象となる種別の設定との間で対応関係がないと判定可能である場合に、エラー状態となる請求項1に記載した遊技場用システム。
  3. 前記遊技機との間で通信を行うことにより取得された前記種別を示す情報と、前記更新処理の対象となる種別の設定との間で対応関係がないと判定可能である場合に、前記第2遊技装置をエラー状態として検知する請求項1に記載した遊技場用システム。
  4. 前記エラー状態は、解除操作を条件として解除される請求項2又は3に記載した遊技場用システム。
  5. 前記第2遊技装置は、前記更新手段による前記種別の設定の更新がなされていない場合、前記遊技機との間での前記種別を示す情報に関する通信を抑制する請求項3に記載した遊技場用システム。
  6. 前記第2遊技装置は、遊技価値に関する表示情報であって、前記種別に応じて異なる表示態様をとる第1表示情報と、前記種別に係わりなく共通する表示態様をとる第2表示情報と、を表示可能な表示部を有し、
    前記更新処理は、前記第1表示情報を更新対象とする一方、前記第2表示情報を更新対象としない更新処理を含む請求項1から3の何れか一項に記載した遊技場用システム。
  7. 前記第2遊技装置は、通常モードとは異なる試打ちモードであって、前記貨幣を対価とすることなく前記遊技価値を付与可能な状態となる試打ちモードへ移行可能に構成され、
    前記更新処理は、前記試打ちモードにおいて付与対象となる前記遊技価値の付与条件の設定を更新する更新処理を含む請求項1から3の何れか一項に記載した遊技場用システム。
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